JP2015145911A - 表示装置、表示装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のLSIに対するフレーム同期補正を、信号線数を増やさずに行う為の技術を提供すること。【解決手段】 LSI_1は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号をLSI_2に送信する。LSI_j(2≰j≰N−1)は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号を生成し、該生成したパルス信号を、LSI_(j−1)から受信したパルス信号に重畳させてからLSI_(j+1)に送信する。LSI_Nは、LSI_(N−1)から受信したパルス信号に含まれている複数個のパルスのうち最近のパルスを特定し、該特定したパルスに対応するLSIと同期させるべくLSI_1〜LSI_Nの動作を制御する。【選択図】 図1
Description
本発明は、表示技術に関するものである。
従来より、液晶やプラズマディスプレイに代表される、大画面で高精細なディスプレイが普及している。画素数の多いディスプレイでは表示に係る処理が重いため、複数の制御LSIを使用して表示制御する例がある。これらは表示画面を複数の短冊状の領域に分割し、各制御LSIが一つずつの短冊画面を分担して表示制御する。映像データは予め領域毎に分割され、各制御LSIに入力される。画面を形成するには各領域が同じ映像コマを表示しなければならないので、各制御LSIは同期して表示を行なう。
送出側の機器の性能によっては、分割された映像データそれぞれの位相が異なっている場合がある。短冊状の表示領域間でティアリングが発生する事態を避けるためには、分割された映像ソースの位相を調べ、適切なタイミングで表示を開始する必要がある。そのために各制御LSIは、分割された映像ソースから同期信号を取り出してマスタ制御LSIに伝送する。マスタ制御LSIは、各映像ソースの同期信号を比較し、到着が最も遅い映像ソースに合わせて表示を行なっていた。
図8は、従来の表示装置の構成を示すブロック図である。81は表示システム、82は画像ソース機器、83は映像データケーブルである。映像データは田の字状に4つに分割され、4本のケーブルで伝送される。
表示システム81において、84はマスタLSI、85〜87はスレーブLSI、88は表示パネル、89は表示データ線、90は参照信号線である。4本のケーブル(映像データケーブル83)を介して表示システム81に入力された映像データは、スレーブLSI85〜87に入力されて処理が行われる。スレーブLSI85〜87は表示パネル88を駆動するデータを作成して、表示データ線89に出力する。表示パネル88は、表示データ線89を介して伝送されたデータに基づく表示を行なう。
スレーブLSI85〜87からの3本の参照信号線90はマスタLSI84に接続されている。ティアリングのない表示を行なうため、スレーブLSI85〜87は映像データの垂直同期信号を参照信号線90に出力する。マスタLSI84は、スレーブLSI85〜87と自身に入力される垂直同期信号の位相を比較し、到着が最も遅い映像ソースに合わせて表示に使う同期信号を生成して出力する。
装置又は制御LSI間で同期信号を伝達するための方法として、例えば次のような方法が考案されている。即ち、フィールドの周波数値か周期値をコード化し、コード化信号を垂直同期信号に同期したタイミングで送信し、コード化信号から垂直同期信号に同期した信号を生成する方法が考案されている(特許文献1)。
しかしながら、上記従来例においては、各制御LSIに入力された同期信号をマスタ制御LSIに伝送するため、マスタ制御LSIには接続されるLSIと同数の入力ピンが必要となるという課題があった。然るに、構成するLSIが増えるほど多数の入力ピンが必要となる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、複数のLSIに対するフレーム同期補正を、信号線数を増やさずに行う為の技術を提供する。
本発明の一様態は、画像信号を受けると該画像信号に応じた画像を表示パネルに表示させるための制御信号を生成して出力するLSI_1〜LSI_N(Nは2以上の整数)を有する表示装置であって、LSI_1は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号をLSI_2に送信し、LSI_j(2≦j≦N−1)は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号を生成し、該生成したパルス信号を、LSI_(j−1)から受信したパルス信号に重畳させてからLSI_(j+1)に送信し、LSI_Nは、LSI_(N−1)から受信したパルス信号に含まれている複数個のパルスのうち最近のパルスを特定し、該特定したパルスに対応するLSIと同期させるべくLSI_1〜LSI_Nの動作を制御することを特徴とする。
本発明の構成によれば、複数のLSIに対するフレーム同期補正を、信号線数を増やさずに行うことができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
先ず、本実施形態に係る表示システムの概略構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。本実施形態では、各フレームの画像を4分割したそれぞれの分割画像の画像信号を独立にLSIでもって処理してから表示パネルに表示する場合について説明する。
先ず、本実施形態に係る表示システムの概略構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。本実施形態では、各フレームの画像を4分割したそれぞれの分割画像の画像信号を独立にLSIでもって処理してから表示パネルに表示する場合について説明する。
図2に示す如く本実施形態に係る表示システムは、各フレームの画像を供給する画像ソース機器2と、画像ソース機器2から供給された各フレームの画像を4分割したそれぞれの分割画像の画像信号を独立に処理して表示パネルに表示する表示装置1とを有する。
先ず、画像ソース機器2について説明する。画像ソース機器2は、各フレームの画像を4分割してそれぞれの分割画像を表示装置1に供給可能な装置であれば如何なる装置であっても良い。例えば、画像ソース機器2は、このような各フレームの画像を保持可能なメモリ装置であっても良いし、このような各フレームの画像を撮像可能な撮像装置であっても良い。
画像ソース機器2から表示装置1に供給される各フレームの画像は4分割され(分割されたそれぞれの画像を分割画像1〜4とする)、分割画像1の画像信号は、4本の信号線3のうち1本を介してスレーブLSI7に入力される。また、分割画像2の画像信号は、4本の信号線3のうち1本を介してスレーブLSI6に入力される。また、分割画像3の画像信号は、4本の信号線3のうち1本を介してスレーブLSI5に入力される。また、分割画像4の画像信号は、4本の信号線3のうち1本を介してマスタLSI4に入力される。この信号線3は、例えば映像データケーブルであり、SDIやHDMI、DVI、ディスプレイポート等の各種インタフェース規格に従って構成される。
次に、表示装置1について説明する。スレーブLSI5〜7及びマスタLSI4のそれぞれは、信号線3を介して供給された画像信号を受けると、該画像信号に応じた画像を表示パネル8に表示させるための制御信号を生成し、該生成した制御信号を信号線9を介して表示パネル8に出力する。その際、スレーブLSI5〜7及びマスタLSI4のそれぞれは、画像信号に対し、各種の高画質化処理も行う。もちろん、画像信号に対して行う処理はこれに限るものではない。表示パネル8は、それぞれのLSIから受けた制御信号に応じた画像を表示する。スレーブLSI5〜7はデイジーチェーン接続されており、画像信号を受けたことに応じて、自身に固有のパルス幅を有するパルス信号を生成して、後段に対して出力する。なお、スレーブLSI5〜7は、前段からパルス信号を受けた場合には、生成したパルス信号を、この受けたパルス信号に重畳させてから出力する。
スレーブLSI7は、信号線3を介して供給された画像信号を受けると、該画像信号に含まれている垂直同期信号を、自身に固有のパルス幅(例えば「1」)を有するパルス信号に整形する。そしてスレーブLSI7は、このパルス信号を、信号線11を介してスレーブLSI6に送出する。
スレーブLSI6は、信号線3を介して供給された画像信号を受けると、該画像信号に含まれている垂直同期信号を、自身に固有のパルス幅(例えば「2」)を有するパルス信号に整形する。そしてスレーブLSI7は、このパルス信号を、スレーブLSI7から受けたパルス信号に重畳させてから、信号線12を介してスレーブLSI5に送出する。
スレーブLSI5は、信号線3を介して供給された画像信号を受けると、該画像信号に含まれている垂直同期信号を、自身に固有のパルス幅(例えば「3」)を有するパルス信号に整形する。そしてスレーブLSI5は、このパルス信号を、スレーブLSI6から受けたパルス信号に重畳させてから、信号線13を介してマスタLSI4に送出する。
マスタLSI4は、信号線3を介して供給された画像信号を受けると、該画像信号に含まれている垂直同期信号と、スレーブLSI5から受けたパルス信号と、の位相を比較する。そしてマスタLSI4は、この比較の結果、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7のうち最も遅いタイミングで画像信号を受け取ったLSIを特定し、以降、該特定したLSIと同期させるべくマスタLSI4及びスレーブLSI5〜7の動作を制御する。
次に、マスタLSI4及びスレーブLSI5のそれぞれのより詳細な機能構成例について、図1のブロック図を用いて説明する。なお、図1では、スレーブLSI6〜7の図示は省略しているが、スレーブLSI6〜7についてもスレーブLSI5と同様の構成を有しているものとする。
先ず、スレーブLSI5の機能構成例について説明する。画像入力部50は、画像ソース機器2から、スレーブLSI5に対して供給された画像信号(画像データ)を受信する。
表示制御部51は、画像入力部50が受信した画像信号に応じた画像を表示パネル8に表示させるための制御信号を生成し、該生成した制御信号を信号線9を介して表示パネル8に出力する。
参照信号入力部52は、スレーブLSI6から信号線12を介して送出された信号を参照信号として受信する。この参照信号は、信号線3を介してスレーブLSI6に供給された画像信号中の垂直同期信号をスレーブLSI6に固有のパルス幅のパルス信号に整形したパルス信号を、スレーブLSI6がスレーブLSI7から受けたパルス信号に重畳させた信号である。
タイミングジェネレータ53は、タイミング生成部55、パルス幅エンコード部56、MUX(マルチプレクサ)57、を有する。
タイミング生成部55は、マスタLSI4からゲンロック信号を受けると、同期信号を生成し、該生成した同期信号を表示制御部51に対して出力する。この同期信号には、垂直同期信号や水平同期信号、有効領域を示すデータイネーブル信号等が含まれている。表示制御部51は、この同期信号を受けると、この同期信号に従って上記制御信号を表示パネル8に対して送出する。マスタLSI4は、このようなゲンロック信号を各スレーブLSIに対して一斉に送出するので、各スレーブLSIは同期して制御信号を出力することになる。
パルス幅エンコード部56は、画像入力部50が受信した画像信号に含まれている垂直同期信号を、自身に固有のパルス幅(例えば「3」)を有するパルス信号に整形する。
MUX57は、パルス幅エンコード部56が整形したパルス信号を、参照信号入力部52が受信した参照信号に重畳(多重化)させた信号を生成する。参照信号出力部54は、MUX57によって生成された信号を参照信号としてマスタLSI4に対して送出する。
次に、マスタLSI4の機能構成例について説明する。画像入力部40は、画像ソース機器2から、マスタLSI4に対して供給された画像信号(画像データ)を受信する。
表示制御部41は、画像入力部40が受信した画像信号に応じた画像を表示パネル8に表示させるための制御信号を生成し、該生成した制御信号を信号線9を介して表示パネル8に出力する。
参照信号入力部42は、スレーブLSI5から信号線13を介して送出された信号を参照信号として受信する。この参照信号は、信号線3を介してスレーブLSI5に供給された画像信号中の垂直同期信号をスレーブLSI5に固有のパルス幅のパルス信号に整形したパルス信号を、スレーブLSI5がスレーブLSI6から受けたパルス信号に重畳させた信号である。
タイミングジェネレータ43は、タイミング生成部45、パルス幅デコード・選択部46、フレーム同期補正部47、を有する。パルス幅デコード・選択部46は、画像入力部40が受信した画像信号に含まれている垂直同期信号におけるパルス、参照信号入力部42が入力した参照信号中の複数のパルス、のうち最近のパルスを特定する。そしてパルス幅デコード・選択部46は、該特定したパルスの幅から、該特定したパルスを発したLSIを特定する。例えば、この特定したパルスの幅が「1」であれば、このパルスを発したLSIはスレーブLSI7であると特定できるし、特定したパルスの幅が「2」であれば、このパルスを発したLSIはスレーブLSI6であると特定できる。また、特定したパルスの幅が「3」であれば、このパルスを発したLSIはスレーブLSI5であると特定できる。もちろん、画像入力部40が受信した画像信号に含まれている垂直同期信号におけるパルスが最近のパルスとして特定されたのであれば、パルス幅を参照することなく、マスタLSI4自身を特定する。
フレーム同期補正部47は、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7による制御信号出力を、パルス幅デコード・選択部46が特定したLSIによる制御信号出力と同期させるためのタイミング信号を生成してタイミング生成部45に対して送出する。すなわち、フレーム同期補正部47は、画像信号入力に対してコマ落ちや追越しが発生しないように、タイミング生成部による信号出力タイミングの補正を行なう(フレーム同期補正)。入出力のフレームの位相にずれが発生した場合は、例えば出力フレームのライン数を増減して入力に追従させる。このようなフレーム同期補正部47の動作については周知であるので、フレーム同期補正部47の動作に係る説明は省略する。
タイミング生成部45は、フレーム同期補正部47からタイミング信号を受けると、同期信号及びゲンロック信号を生成し、該生成した同期信号を表示制御部41に対して出力すると共に、該生成したゲンロック信号を各スレーブLSIに対して出力する。これにより、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7のそれぞれは同期して制御信号を出力することになる。
全体制御部48は、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7を構成する各機能部の動作制御を行う。なお、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7を構成する全ての機能部をハードウェアで構成した場合には、全体制御部48は、これらハードウェアの動作制御を行うことになる。また、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7を構成する全ての機能部をソフトウェアで構成した場合には、このソフトウェアは不図示のメモリに格納され、全体制御部48はこのソフトウェアを実行することになる。なお、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7を構成する各機能部はハードウェア及びソフトウェアの何れかのみで構成されることに限るものではなく、一部の機能をハードウェア若しくはソフトウェアで構成するようにしても構わない。次に、全体制御部48が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図5を用いて説明する。
ステップS100では、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7のそれぞれの参照信号入力部と、スレーブLSI5〜7の参照信号出力部と、をイネーブル状態にして、マスタLSI4に参照信号が入力されるようにする。
ステップS101では、パルス幅デコード・選択部46を動作させる。これによりパルス幅デコード・選択部46は、画像入力部40が受信した画像信号に含まれている垂直同期信号におけるパルス、参照信号入力部42が入力した参照信号中の複数のパルス、のうち最近のパルスを特定する。
なお、デイジーチェーンの伝送を通る際にはディレイが生じるので、どのパルスが最近かを判断するために各パルスのタイミングの比較を行う際には、それぞれのディレイ(予め測定した値)分を考慮して行なう。例えば、スレーブLSI5は直接マスタLSI4に接続しているのに対し、スレーブLSI7は2段のデイジーチェーンを介してから接続されているので、スレーブLSI7によるパルスのタイミングを測定値に応じた分だけ過去のものとして取り扱うようにする。
ステップS102では、パルス幅デコード・選択部46を動作させる。これによりパルス幅デコード・選択部46は、ステップS101で特定したパルスの幅から、該特定したパルスを発したLSIを特定する。
ステップS103では、フレーム同期補正部47及びタイミング生成部45を動作させる。これによりフレーム同期補正部47は、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7による制御信号出力を、パルス幅デコード・選択部46が特定したLSIによる制御信号出力と同期させるためのタイミング信号を生成してタイミング生成部45に対して送出する。そしてタイミング生成部45は、フレーム同期補正部47からタイミング信号を受けると、同期信号及びゲンロック信号を生成し、該生成した同期信号を表示制御部41に対して出力すると共に、該生成したゲンロック信号を各スレーブLSIに対して出力する。
次に、マスタLSI4及びスレーブLSI5〜7のそれぞれにおける動作タイミングについて、図3のタイミングチャートを用いて説明する。図3では、スレーブLSI5〜7のそれぞれをスレーブ#1〜#3、マスタLSI4をマスタ、としている。
20はスレーブ#3に入力される(画像信号中の)垂直同期信号である。スレーブ#3は、自身に入力する垂直同期信号20のタイミングで、幅「3」のパルス幅のパルス信号21を生成して出力する。
22はスレーブ#2に入力される(画像信号中の)垂直同期信号である。スレーブ#2は、自身に入力する垂直同期信号22のタイミングで、幅「2」のパルス幅のパルス信号を生成し、該生成したパルス信号にスレーブ#3から受信したパルス信号21を重畳させたパルス信号23を生成して出力する。
24はスレーブ#1に入力される(画像信号中の)垂直同期信号である。スレーブ#1は、自身に入力する垂直同期信号24のタイミングで、幅「1」のパルス幅のパルス信号を生成し、該生成したパルス信号にスレーブ#2から受信したパルス信号23を重畳させたパルス信号25を生成して出力する。
26はマスタLSI4に入力される(画像信号中の)垂直同期信号である。マスタLSI4は、この垂直同期信号26と、スレーブ#1から受けたパルス信号25との位相を比較して、最近のパルスを発したLSIを特定する。図3では、垂直同期信号26におけるパルスとパルス信号25における3つのパルスとのうち最近のパルスは、パルス幅「2」のパルスであり、これはスレーブ#2が発したパルス信号におけるものである。然るに、マスタLSI4は、パルス幅「2」のパルスのタイミングのみを抽出し、これをフレーム同期補正用の信号27として使用する。
ここで、あるLSIと別のLSIとに同時に垂直同期信号が入力される場合について、図4を用いて説明する。図4では、一例として、スレーブ#3とスレーブ#2とに同時に垂直同期信号が入力される場合について示している。
図4において、30はスレーブ#3に入力される(画像信号中の)垂直同期信号、32はスレーブ#2に入力される(画像信号中の)垂直同期信号であり、何れも同じタイミングで入力されている。
上記の通り、スレーブ#3は、自身に入力する垂直同期信号30のタイミングで、幅「3」のパルス幅のパルス信号31を生成して出力する。一方、スレーブ#2は、スレーブ#3から受信したパルス信号31中のパルス34を出力しその後で幅「2」のパルス幅のパルス35を出力するパルス信号33を生成して出力する。何れのパルスを先とするのかについてはこれに限るものではなく、逆でも良い。元々が同着であるから、マスタLSI4はスレーブ#2、#3の何れを特定しても良く、フレーム同期補正機構としては数サイクルの遅延は許容範囲内である。
このように、本実施形態によれば、複数のLSIに対するフレーム同期補正を、信号線数を増やさずに行なうことができる。なお、上記の説明では、それぞれのLSIに画像信号を入力する場合について説明したが、信号の種別は画像信号に限るものではない。
なお、あるLSIと別のLSIとに同時に垂直同期信号が入力される場合、前段LSIからのパルスは無視して、自身のパルスのみを出力するようにしても構わない。また、LSI間で優先度を付け、優先度の高いLSIによるパルスのみを出力するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、各フレームの画像を4分割したそれぞれの分割画像の画像信号を独立にLSIでもって処理してから表示パネルに表示する場合について説明したが、画像の分割数(=LSI数)は4に限るものではない。すなわち、本実施形態において、画像分割数をN(Nは2以上の整数)とした場合、表示装置は、次のような構成を有していればよいことになる。
先ず、表示装置は、画像信号を受けると該画像信号に応じた画像を表示パネルに表示させるための制御信号を生成して出力するLSI_1〜LSI_Nを有することになる。その上で、LSI_1は、画像信号を受けたことに応じて、自身に固有のパルス幅を有するパルス信号をLSI_2に対して送信する。LSI_j(2≦j≦N−1)は、画像信号を受けたことに応じて、自身に固有のパルス幅を有するパルス信号を生成し、該生成したパルス信号を、LSI_(j−1)から受信したパルス信号に重畳させてからLSI_(j+1)に送信する。そしてLSI_Nは、LSI_(N−1)から受信したパルス信号に含まれている複数個のパルスのうち最近のパルスを特定し、該特定したパルスの幅に対応するLSIと同期させるべくLSI_1〜LSI_Nの動作を制御する。
[第2の実施形態]
第1の実施形態の場合、LSIの数が多いと、割り当てるパルス幅も大きくなってしまう。本実施形態では、各スレーブLSIは、自身の識別情報(例えばID)をエンコードした固定ビット長のデータをパルスとして出力する。これにより、LSIの数に関係なく、パルス幅を一定とすることができる。以下では、第1の実施形態との差分について重点的に説明し、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
第1の実施形態の場合、LSIの数が多いと、割り当てるパルス幅も大きくなってしまう。本実施形態では、各スレーブLSIは、自身の識別情報(例えばID)をエンコードした固定ビット長のデータをパルスとして出力する。これにより、LSIの数に関係なく、パルス幅を一定とすることができる。以下では、第1の実施形態との差分について重点的に説明し、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
本実施形態に係る表示システムの機能構成例について、図6のブロック図を用いて説明する。図6において図1に示した機能部と同じ機能部には同じ参照番号を付しており、この機能部に係る説明は省略する。
エンコード部60は、画像入力部50が入力した画像信号に含まれている垂直同期信号及び該スレーブLSI5の識別情報(例えばID)のエンコードを行い、該エンコードにより得られる信号(コード)を参照信号として出力する。エンコード部60によるエンコード結果の一例を図7に示す。
70はプリアンブルであり、自身が含まれている信号が参照信号であることを示す。71はLSIのIDであり、LSI毎にユニークに振られたIDが嵌め込まれる。72はチャネルIDであり、チャネル毎にユニークに振られたIDが嵌め込まれる。チャネルID72は、一つのLSIに2以上の画像信号が入力された場合に使用する。
以上のコードを使用することで、多くのLSIを接続した場合にも最小限の信号長で参照信号を伝送することが可能になる。例えば、チャネルID72を8ビットで構成した場合、256台までのスレーブLSIは8ビット幅のチャネルIDで伝送できる。すなわち、本実施形態によれば、参照信号の幅が所定長以上に増えないようにすることができる。
デコード・選択部61は、参照信号入力部42が入力した参照信号中のそれぞれのパルスに相当するコードをデコードし、最近のパルスに対応するコードに対応するLSIを特定する。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (7)
- 画像信号を受けると該画像信号に応じた画像を表示パネルに表示させるための制御信号を生成して出力するLSI_1〜LSI_N(Nは2以上の整数)を有する表示装置であって、
LSI_1は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号をLSI_2に送信し、
LSI_j(2≦j≦N−1)は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号を生成し、該生成したパルス信号を、LSI_(j−1)から受信したパルス信号に重畳させてからLSI_(j+1)に送信し、
LSI_Nは、LSI_(N−1)から受信したパルス信号に含まれている複数個のパルスのうち最近のパルスを特定し、該特定したパルスに対応するLSIと同期させるべくLSI_1〜LSI_Nの動作を制御する
ことを特徴とする表示装置。 - LSI_1〜LSI_Nはデイジーチェーン接続されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- LSI_1は、画像信号に含まれている垂直同期信号を、自身に固有のパルス幅を有するパルス信号に整形してLSI_2に対して送信し、
LSI_j(2≦j≦N−1)は、画像信号に含まれている垂直同期信号を、自身に固有のパルス幅を有するパルス信号に整形し、該整形したパルス信号を、LSI_(j−1)から受信したパルス信号に重畳させてからLSI_(j+1)に送信する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - LSI_Nは、画像信号に含まれている垂直同期信号におけるパルス、LSI_(N−1)から受信したパルス信号に含まれている複数個のパルス、のうち最近のパルスが該複数個のパルスの何れかであれば、該最近のパルスの幅に対応するLSIと同期させるべくLSI_1〜LSI_Nの動作を制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - LSI_1は、画像信号に含まれている垂直同期信号及び自身の識別情報をエンコードしたパルス信号をLSI_2に対して送信し、
LSI_j(2≦j≦N−1)は、画像信号に含まれている垂直同期信号及び自身の識別情報をエンコードしたパルス信号を生成し、該生成したパルス信号を、LSI_(j−1)から受信したパルス信号に重畳させてからLSI_(j+1)に送信する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - LSI_Nは、画像信号に含まれている垂直同期信号におけるパルス、LSI_(N−1)から受信したパルス信号に含まれている複数個のパルス、のうち最近のパルスが該複数個のパルスの何れかであれば、該最近のパルスをデコードして得られる識別情報に対応するLSIと同期させるべくLSI_1〜LSI_Nの動作を制御する
ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。 - 画像信号を受けると該画像信号に応じた画像を表示パネルに表示させるための制御信号を生成して出力するLSI_1〜LSI_N(Nは2以上の整数)を有する表示装置の制御方法であって、
LSI_1は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号をLSI_2に送信し、
LSI_j(2≦j≦N−1)は、画像信号を受けたことに応じてパルス信号を生成し、該生成したパルス信号を、LSI_(j−1)から受信したパルス信号に重畳させてからLSI_(j+1)に送信し、
LSI_Nは、LSI_(N−1)から受信したパルス信号に含まれている複数個のパルスのうち最近のパルスを特定し、該特定したパルスに対応するLSIと同期させるべくLSI_1〜LSI_Nの動作を制御する
ことを特徴とする表示装置の制御方法。
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2014
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