JP2015143064A - バラスト水処理装置 - Google Patents

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智陽 丹下
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Yasuhiko Saito
泰彦 齋藤
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Abstract

【課題】 バラスト水の殺滅処理を確実に且つ効率よく行えるようにするとともに、ランニングコストの低減を図れるようにしたバラスト水処理装置を得る。
【解決手段】 被処理水汲上ポンプ1と被処理水を濾過処理するフィルタ2と濾過処理された処理水を貯留するバラストタンク3を備えたバラスト水処理ライン4と、被処理水を船外排出する被処理水船外排出手段5を備えた被処理水船外排出ライン6と、バラストタンク3内の処理水を汲み上げる処理水汲上ポンプ7と処理水を紫外線処理する紫外線リアクタ8と紫外線処理された処理水を船外排出する処理水船外排出手段9を備えた処理水船外排出ライン10とからなり、処理水の汲み上げ時に、バラストタンク3内の処理水を汲み上げ、紫外線リアクタ8に通して紫外線処理を行い、処理水船外排出ライン10から船外に排出するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、船舶に貯留されるバラスト水を処理するバラスト水処理装置に関する。
タンカー等の船舶において、積み荷の原油等を降ろした後、再度目的地に向けて航行する際、航行中の船舶のバランスを取るため、通常船舶に設けられたバラストタンク内にバラスト水と呼ばれる水を貯留する。バラスト水は基本的に荷上港で取水されて、荷積港で排出されるため、それらの場所が異なっていれば、バラスト水中に含まれるプランクトンや細菌類の微生物が世界中を移動することになる。従って、荷上港と異なる海域の荷積港でバラスト水を排出すると、その港に別の海域の微生物を放出することになり、その海域の生態系を破壊するおそれがある。このバラスト水による海洋環境の破壊を防止するために、国際海事機関(IMO)においては、バラスト水管理条約を締結するとともに、バラスト水排出基準として船外に排出されるバラスト水中に含まれる微生物の含有量を規制している。
このバラスト水排出基準では、プランクトンのサイズにより、50μm以上のプランクトンは10個体/m以下、10〜50μmのプランクトンは10個体/ml以下、とそれぞれ定められており、また、細菌類については、大腸菌類250cfu/100ml未満などと定められている。
このようなことから、バラスト水をバラストタンクに貯留する際に、バラスト水中の微生物等を殺滅処理することが要求されている。
バラスト水中の微生物等を殺滅処理する手段として、バラスト水として汲み上げた被処理水に紫外線を照射して処理する紫外線処理法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようなバラスト水処理装置では、バラスト水として汲み上げた被処理水の紫外線処理は、被処理水の紫外線リアクタ通過時にしか効果がなく、紫外線処理後の処理水の継続的な効果までは望めない。そして、バラストタンクに貯留した処理水の船外排出にあっては、特に処理水の処理は行われないままに排出されている。
しかし、紫外線処理した処理水に殺滅しきれなかった微生物等が残り、これが航海中に増殖するおそれがあるといったことが懸念されることから、処理水の排出時に処理水を再度紫外線処理するといったバラスト水処理装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2011−255365号公報 特開2012−217966号公報
しかしながら、上記の特許文献2で開示されているバラスト水処理装置では、バラスト水の汲上げ時における被処理水と排出時における処理水に対してそれぞれ紫外線処理を行うため、バラスト水の汲上げ時に行う被処理水の紫外線処理に比べ2倍の電力を消費するとともに紫外線ランプの寿命も半減してしまうことになり、ランニングコストの増加を余儀なくされるといった問題がある。
本発明者らは、このような問題を解決すべく試験研究を重ねた結果、バラスト水で問題となるのは、バラスト水を船外に排出するときにバラスト水に存在する微生物等であることに着目し、本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、船舶に貯留されているバラスト水を排出するときにバラスト水に存在する微生物を紫外線処理することにより、バラスト水の殺滅処理を確実に且つ効率よく行えるようにするとともに、ランニングコストの低減を図れるようにしたバラスト水処理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被処理水を汲み上げる被処理水汲上ポンプと汲み上げられた被処理水を濾過処理するフィルタと濾過処理された処理水を貯留するバラストタンクをこの順に備えたバラスト水処理ラインと、汲み上げた被処理水を船外排出する被処理水船外排出手段を備えた被処理水船外排出ラインと、前記バラストタンク内の処理水を汲み上げる処理水汲上ポンプと汲み上げられた処理水を紫外線処理する紫外線リアクタと紫外線処理された処理水を船外排出する処理水船外排出手段を備えた処理水船外排出ラインとからなっており、被処理水の汲み上げ時には、前記被処理水汲上ポンプによる被処理水の汲み上げ開始から所定時間汲み上げた被処理水を前記フィルタを通さずに前記被処理水船外排出手段で前記被処理水船外排出ラインから船外に排出し、所定時間が経過すると、前記被処理水船外排出手段による前記被処理水船外排出ラインからの船外排出を停止し、被処理水を前記フィルタに通して濾過し、濾過処理された処理水を前記バラストタンクへ注水し、処理水の汲み上げ時には、前記処理水汲上ポンプにより前記バラストタンク内の処理水を汲み上げ、汲み上げられた処理水を前記紫外線リアクタに通して紫外線処理を行い、前記処理水船外排出手段で前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴としているバラスト水処理装置である。
請求項1に記載の発明によれば、被処理水の汲み上げ時には、被処理水の汲み上げ開始から所定時間汲み上げた被処理水を前記フィルタを通さずに前記被処理水船外排出手段で前記被処理水船外排出ラインから船外に排出し、所定時間が経過すると、前記被処理水船外排出手段による前記被処理水船外排出ラインからの船外排出を停止し、被処理水を前記フィルタに通して濾過するので、汲み上げ時の濁度による前記フィルタの目詰まりが軽減され、そして、前記フィルタによる濾過処理により被処理水に存在する大型サイズの微生物等が捕捉された処理水を前記バラストタンクへ注水することができ、処理水の汲み上げ時には、汲み上げた処理水を前記紫外線リアクタに通して紫外線処理を行い、前記処理水船外排出手段で前記処理水船外排出ラインから船外へ排出するようにしたので、処理水に存在する小型サイズの微生物や細菌類等を紫外線処理により殺滅して船外に排出することができ、そして、被処理水の汲み上げ時には被処理水の紫外線処理は行わず、処理水の船外排出時に処理水を紫外線処理で殺滅処理し船外へ排出するので、紫外線ランプ等のランニングコストの低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記被処理水船外排出ラインは、前記被処理水汲上ポンプと前記フィルタとの間の前記バラスト水処理ラインに接続し、前記被処理水船外排出ラインには前記被処理水船外排出手段を構成する被処理水船外排出弁を設け、前記被処理水汲上ポンプと前記フィルタとの間に接続した前記被処理水船外排出ラインと前記フィルタとの間の前記バラスト水処理ラインには処理水弁を設けたことを特徴としている請求項1に記載のバラスト水処理装置である。
請求項2に記載の発明によれば、汲み上げた被処理水を前記フィルタを通さずに前記被処理水船外排出ラインから船外へ排出する場合は、前記バラスト水処理ラインに設けた処理水弁を閉じ、前記被処理水船外排出手段を構成する被処理水船外排出弁を開き、そして、所定時間経過後、被処理水の前記被処理水船外排出ラインからの船外排出を停止し、被処理水を前記フィルタに通す場合は、前記バラスト水処理ラインに設けた前記処理水弁を開き、前記被処理水船外排出手段を構成する前記被処理水船外排出弁を閉じるといった簡単な操作により行うことができる。
請求項3に記載の発明は、前記被処理水汲上ポンプの上流側の前記バラスト水処理ラインに被処理水汲上弁を備え、前記被処理水汲上ポンプを前記処理水船外排出ラインに備えた前記処理水汲上ポンプと兼ねさせ、前記処理水船外排出ラインにあっては、一端が前記被処理水汲上弁と前記被処理水汲上ポンプとの間の前記バラスト水処理ラインに接続し、他端が前記バラストタンクに接続した処理水汲上ラインと、一端が前記被処理水汲上ポンプと前記処理水弁との間の前記バラスト水処理ラインに接続した処理水排出ラインとからなり、前記処理水排出ラインに前記紫外線リアクタと前記処理水船外排出手段を備えたことを特徴としている請求項2に記載のバラスト水処理装置である。
請求項3に記載の発明によれば、前記被処理水汲上ポンプの上流側の前記バラスト水処理ラインに被処理水汲上弁を備え、前記被処理水汲上ポンプを前記処理水船外排出ラインに備えた前記処理水汲上ポンプと兼ねさせたので、構成が簡単となりバラスト水処理装置の小型化が図れる。
請求項4に記載の発明は、前記処理水船外排出ラインにおける前記処理水排出ラインは前記被処理水船外排出ラインと共通となっており、前記被処理水船外排出手段を前記処理水船外排出手段と兼ねさせ、前記被処理水船外排出手段の上流側の前記被処理水船外排出ラインに前記紫外線リアクタを備えたバイパスラインを設け、処理水の汲み上げ時に、前記処理水汲上ポンプを兼ねる前記被処理水汲上ポンプにより前記バラストタンク内の処理水を汲み上げ、汲み上げられた処理水を前記処理水排出ラインを兼ねる前記被処理水船外排出ラインに設けた前記バイパスラインに備える前記紫外線リアクタで紫外線処理を行い、前記処理水船外排出手段を兼ねる前記被処理水船外排出手段で前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴としている請求項3に記載のバラスト水処理装置である。
請求項4に記載の発明によれば、前記処理水船外排出ラインにおける前記処理水排出ラインは前記被処理水船外排出ラインと共通となっており、前記被処理水船外排出手段を前記処理水船外排出手段と兼ねさせ 前記被処理水船外排出手段の上流側の前記被処理水船外排出ラインに前記紫外線リアクタを備えたバイパスラインを設けたので、構成が一層簡単となりバラスト水処理装置の一層の小型化が図れる。
請求項5に記載の発明は、前記紫外線リアクタ内の紫外線照度を測定する紫外線センサを備え、また、前記紫外線リアクタと前記処理水船外排出手段との間の前記処理水船外排出ラインと、前記フィルタの下流側の前記バラスト水処理ラインとを接続し、処理水の汲み上げ時に、処理水を前記紫外線リアクタへ通過させ、前記紫外線リアクタを通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、前記紫外線センサで測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないで前記バラストタンクに戻し、所定照度になったら前記処理水船外排出手段により前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴としている請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバラスト水処理装置である。
請求項5に記載の発明によれば、処理水の汲み上げ時に、処理水を前記紫外線リアクタへ通過させ、前記紫外線リアクタを通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、前記紫外線センサで測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないで前記バラストタンクに戻し、所定照度になったら前記処理水船外排出手段により前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたので、紫外線処理により確実に殺滅処理された処理水を船外に排出することができる。
請求項6に記載の発明は、前記紫外線リアクタ内の紫外線照度を測定する紫外線センサを備え、また、前記紫外線リアクタの下流側の前記バイパスラインと前記フィルタの下流側の前記バラスト水処理ラインとを接続し、処理水の汲み上げ時に、処理水を前記紫外線リアクタへ通過させ、前記紫外線リアクタを通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、前記紫外線センサで測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないで前記バラストタンクに戻し、所定照度になったら前記処理水船外排出手段により前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴としている請求項4に記載のバラスト水処理装置である。
請求項6に記載の発明によれば、処理水の汲み上げ時に、処理水を前記紫外線リアクタへ通過させ、前記紫外線リアクタを通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、前記紫外線センサで測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないで前記バラストタンクに戻し、所定照度になったら前記処理水船外排出手段により前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたので、紫外線処理により確実に殺滅処理された処理水を船外に排出することができる。
本発明に係るバラスト水処理装置によれば、被処理水の汲み上げ時には、被処理水汲上ポンプによる被処理水の汲み上げ開始から所定時間汲み上げた被処理水をフィルタを通さずに船外へ排出し、所定時間が経過すると船外排出を停止し、被処理水をフィルタに通して濾過し、濾過処理された処理水をバラストタンクへ注水するので、汲み上げ時の濁度によるフィルタの目詰まりを軽減することができ、そして、フィルタによる濾過処理により被処理水に存在する大型サイズの微生物等が捕捉された処理水をバラストタンクへ注水することができる。
また、処理水の汲み上げ時には、汲み上げた処理水を紫外線リアクタに通して紫外線処理を行い、船外へ排出するようにしたので、処理水に存在する小型サイズの微生物や細菌類等を紫外線処理により殺滅して船外に排出することができ、そして、被処理水の汲み上げ時には被処理水の紫外線処理は行わず、処理水の船外排出時に処理水を紫外線処理で殺滅処理し船外へ排出するので、紫外線ランプ等のランニングコストの低減を図ることができる。
本発明に係るバラスト水処理装置を実施するための形態の第1例を示す概略構成図である。 本発明に係るバラスト水処理装置を実施するための形態の第2例を示す概略構成図である。 本発明に係るバラスト水処理装置を実施するための形態の第3例を示す概略構成図である。 本発明に係るバラスト水処理装置を実施するための形態の第4例を示す概略構成図である。
以下、本発明に係るバラスト水処理装置を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明に係るバラスト水処理装置の実施の形態の第1例を図1に示す概略構成図により説明する。
本例のバラスト水処理装置は、被処理水を汲み上げる被処理水汲上ポンプ1と汲み上げられた被処理水を濾過処理するフィルタ2と濾過処理された処理水を貯留するバラストタンク3をこの順に備えたバラスト水処理ライン4と、汲み上げた被処理水を船外排出する被処理水船外排出手段5を備えた被処理水船外排出ライン6と、バラストタンク3内の処理水を汲み上げる処理水汲上ポンプ7と汲み上げられた処理水を紫外線処理する紫外線リアクタ8と紫外線処理された処理水を船外排出する処理水船外排出手段9を備えた処理水船外排出ライン10と、被処理水の汲み上げ時には、被処理水汲上ポンプ1による被処理水の汲み上げ開始から所定時間汲み上げた被処理水をフィルタ2を通さずに被処理水船外排出手段5で被処理水船外排出ライン6から船外に排出し、所定時間が経過すると、被処理水船外排出手段5による被処理水船外排出ライン6からの船外排出を停止し、被処理水をフィルタ2に通して濾過し、濾過処理され処理水をバラストタンク3へ注水し、処理水の汲み上げ時には、処理水汲上ポンプ7によりバラストタンク3内の処理水を汲み上げ、処理水を紫外線リアクタ8に通して紫外線処理を行い、処理水船外排出手段9で処理水船外排出ライン10から船外に排出する制御機能を備えた制御装置11を備えている。
本例では、制御装置11に備えたタイマ(図示省略)により被処理水の汲み上げ開始からの経過時間を確認している。
ここでいう被処理水の汲み上げ開始からの所定時間とは、汲み上げによって生じるシーチェスト(図示省略)と呼ばれる汲み上げ口付近の海底(あるいは湖底、川底など)の泥や砂が巻き上げられることによる一時的な濁度の上昇が、汲み上げ開始前の濁度付近まで下がる時間として設定されている。
本例では、被処理水船外排出ライン6は、被処理水汲上ポンプ1とフィルタ2との間のバラスト水処理ライン4に接続しており、被処理水船外排出ライン6には被処理水船外排出手段5を構成する被処理水船外排出弁12が設けられている。被処理水汲上ポンプ1とフィルタ2との間に接続している被処理水船外排出ライン6とフィルタ2との間のバラスト水処理ライン4には処理水弁13が設けられている。また、被処理水汲上ポンプ1の上流側のバラスト水処理ライン4には被処理水汲上弁14が設けられている。また、処理水船外排出ライン10には、処理水船外排出手段9を構成する処理水船外排出弁15が設けられている。
制御装置11による制御は、被処理水船外排出手段5を構成する被処理水船外排出弁12と、処理水弁13と、処理水船外排出手段9を構成する処理水船外排出弁15と、被処理水汲上弁14の開閉を制御して行われる。
また、本例では、紫外線リアクタ8内の紫外線照度を測定する紫外線センサ16を備え、また、紫外線リアクタ8と処理水船外排出手段9との間の処理水船外排出ライン10とフィルタ2の下流側のバラスト水処理ライン4とが処理水戻しライン17を介して接続しており、処理水戻しライン17には処理水戻し弁18が設けられている。そして、制御装置11には、処理水の汲み上げ時に、汲み上げられた処理水を紫外線リアクタ8へ通過させ、紫外線リアクタ8を通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないで、処理水戻しライン17を通過させてバラストタンク3に戻し、所定照度になったら処理水船外排出手段9により処理水船外排出ライン10から船外に排出する制御機能を備えており、この制御機能による制御は、処理水船外排出手段9を構成する処理水船外排出弁15と処理水戻しライン17に設けられた処理水戻し弁18の開閉を制御して行われる。
このように構成された第1例のバラスト水処理装置による被処理水の処理は、次のようにして行われる。
まず、被処理水の汲み上げ時には、処理水弁13を閉じ、被処理水船外排出弁12と被処理水汲上弁14を開き、被処理水汲上ポンプ1を起動する。被処理水汲上ポンプ1の起動により、被処理水は被処理水船外排出ライン6に流れ、フィルタ2を通らずに被処理水船外排出手段5で船外に排出される。
被処理水の汲み上げを開始すると、制御手段11に備えたタイマがカウントを開始する。被処理水の汲み上げ開始から所定時間が経過すると、処理水弁13を開き、被処理水船外排出弁12を閉じ、さらに処理水戻しライン17に設けられた処理水戻し弁18が開いている場合はこれを閉じることにより、被処理水の船外排出が停止し、被処理水はフィルタ2を通り、フィルタ2で濾過処理された処理水がバラスト水としてバラストタンク3へ送り込まれる。
なお、被処理水の船外排出を停止するタイミングは、被処理水の汲み上げ開始から所定時間が経過したことを確認した時点でもよいし、所定時間が経過した後であってもよい。
次に、処理水の汲み上げ時には、処理水戻し弁18を開き、処理水弁13、被処理水汲上弁14、処理水船外排出弁15を閉じ、処理水汲上ポンプ7を起動する。処理水汲上ポンプ7の起動によりバラストタンク3内から汲み上げられた処理水は、処理水船外排出ライン10に流れ、紫外線リアクタ8を通過し、紫外線リアクタ8で紫外線処理され、紫外線処理された処理水は処理水戻しライン17を流れ、バラスト水処理ライン4を流れてバラストタンク3に戻る。
紫外線リアクタ8を通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になったら処理水戻し弁18を閉じ、処理水船外排出弁15を開くことにより、紫外線処理により微生物等が殺滅処理された処理水が船外へ排出される。処理水戻し弁18を閉じ、処理水船外排出弁15を開くタイミングは、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になったことを確認した時点でもよいし、所定照度になった後であってもよい。
次に、本発明に係るバラスト水処理装置の実施の形態の第2例を図2に示す概略構成図により説明する。
本例のバラスト水処理装置は、第1例と基本構成を同じくしており、第1例と同一の構成については同一の符号を付す。また、本例では、第1例と重複する説明を適宜に省略する。
本例では、被処理水汲上ポンプ1を処理水船外排出ライン10に備えた処理水汲上ポンプ7と兼ねさせている。また、処理水船外排出ライン10にあっては、一端が被処理水汲上弁14と被処理水汲上ポンプ1(7)との間のバラスト水処理ライン4に接続し、他端がバラストタンク3に接続した処理水汲上ライン10aと、一端が被処理水汲上ポンプ1(7)と処理水弁13との間のバラスト水処理ライン4に接続した処理水排出ライン10bとからなり、処理水汲上ライン10aの一端と処理水排出ライン10bの一端との間のバラスト水処理ライン4の部分が処理水船外排出ライン10と共通となっている。処理水排出ライン10bには紫外線リアクタ8と処理水船外排出手段9を備えている。また、処理水汲上ライン10aには処理水汲上弁19が設けられている。
本例は、被処理水を被処理水船外排出手段5で被処理水船外排出ライン6から船外に排出する制御機能と、処理水を処理水船外排出手段9で処理水船外排出ライン10から船外に排出する制御機能を備えた制御装置20を備えている。
制御装置20による被処理水を船外に排出する制御と処理水を船外に排出する制御は、被処理水船外排出手段5を構成する被処理水船外排出弁12と、処理水弁13と、処理水船外排出手段9を構成する処理水船外排出弁15と、被処理水汲上弁14と、処理水戻し弁18と、処理水汲上弁19の開閉を制御して行われる。
制御装置20は、第1例の制御装置11と同様にタイマ(図示省略)を備えており、被処理水の汲み上げ開始からの経過時間を確認している。
このように構成された第2例のバラスト水処理装置による被処理水の処理は、次のようにして行われる。
まず、被処理水の汲み上げ時には、処理水弁13、処理水船外排出弁15、処理水戻し弁18、処理水汲上弁19を閉じ、被処理水船外排出弁12と被処理水汲上弁14を開き、被処理水汲上ポンプ1(7)を起動する。被処理水汲上ポンプ1(7)の起動により、被処理水は被処理水船外排出ライン6に流れ、フィルタ2を通らずに被処理水船外排出手段5で船外に排出される。
被処理水の汲み上げを開始すると、制御手段20に備えたタイマがカウントを開始する。被処理水の汲み上げ開始から所定時間が経過すると、処理水弁13を開き、被処理水船外排出弁12を閉じることにより、被処理水の船外排出が停止し、被処理水はフィルタ2を通り、フィルタ2で濾過処理された処理水がバラスト水としてバラストタンク3へ送り込まれる。
なお、被処理水の船外排出を停止するタイミングは、被処理水の汲み上げ開始から所定時間が経過したことを確認した時点でもよいし、所定時間が経過した後であってもよい。
次に、処理水の汲み上げ時には、処理水戻し弁18、処理水汲上弁19を開き、処理水弁13、被処理水汲上弁14、処理水船外排出弁15を閉じ、処理水汲上ポンプ7(1)を起動する。処理水汲上ポンプ7(1)の起動によりバラストタンク3内から汲み上げられた処理水は、処理水汲上ライン10a、処理水汲上ライン10aの一端と処理水排出ライン10bの一端との間のバラスト水処理ライン4の部分、処理水排出ライン10bをこの順で流れ、処理水排出ライン10bに備えられた紫外線リアクタ8で紫外線処理され、紫外線処理された処理水は処理水戻しライン17を流れ、バラスト水処理ライン4を流れてバラストタンク3に戻る。
紫外線リアクタ8を通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になったら処理水戻し弁18を閉じ、処理水船外排出弁15を開くことにより、紫外線処理により微生物等が殺滅処理された処理水が船外へ排出される。処理水戻し弁18を閉じ、処理水船外排出弁15を開くタイミングは、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になったことを確認した時点でもよいし、所定照度になった後であってもよい。
次に、本発明に係るバラスト水処理装置の実施の形態の第3例を図3に示す概略構成図により説明する。
本例のバラスト水処理装置は、第2例と基本構成を同じくしており、第2例と同一の構成については同一の符号を付す。また、本例では、第2例と重複する説明を適宜に省略する。
本例では、処理水船外排出ライン10における処理水排出ライン10bは被処理水船外排出ライン6と共通となっており、被処理水船外排出手段5を処理水船外排出手段9と兼ねさせ、被処理水船外排出手段5(9)の上流側の被処理水船外排出ライン6に紫外線リアクタ8を備えたバイパスライン21を設けている。紫外線リアクタ8の上流側のバイパスライン21にはバイパス弁22を設け、また、被処理水船外排出ライン6におけるバイパスライン21の上流端接続部位と下流端接続部位との間には被処理水弁23を設けている。
また、本例では、処理水戻しライン17は、一端がバイパスライン21の下流端接続部位と処理水船外排出手段9との間の処理水船外排出ライン10b(6)と接続し、他端がフィルタ2の下流側のバラスト水処理ライン4と接続している。
本例は、被処理水を被処理水船外排出手段5で被処理水船外排出ライン6から船外に排出する制御機能と、処理水を処理水船外排出手段9で処理水船外排出ライン10から船外に排出する制御機能を備えた制御装置24を備えている。
制御装置24による被処理水を船外に排出する制御と処理水を船外に排出する制御は、被処理水船外排出手段5を構成する被処理水船外排出弁12と、処理水弁13と、処理水船外排出手段9を構成する処理水船外排出弁15と、被処理水汲上弁14と、処理水戻し弁18と、処理水汲上弁19と、バイパス弁22と、被処理水弁23の開閉を制御して行われる。
制御装置24は、第1例の制御装置11と同様にタイマ(図示省略)を備えており、被処理水の汲み上げ開始からの経過時間を確認している。
このように構成された第3例のバラスト水処理装置による被処理水の処理は、次のようにして行われる。
まず、被処理水の汲み上げ時には、処理水弁13、処理水戻し弁18、処理水汲上弁19、バイパス弁22を閉じ、被処理水船外排出弁12(15)、被処理水汲上弁14、被処理水弁23を開き、被処理水汲上ポンプ1(7)を起動する。被処理水汲上ポンプ1(7)の起動により、被処理水は被処理水船外排出ライン6(10b)に流れ、フィルタ2を通らずに被処理水船外排出手段5(9)で船外に排出される。
被処理水の汲み上げを開始すると、制御手段24に備えたタイマがカウントを開始する。被処理水の汲み上げ開始から所定時間が経過すると、処理水弁13を開き、被処理水船外排出弁12(15)を閉じることにより、被処理水の船外排出が停止し、被処理水はフィルタ2を通り、フィルタ2で濾過処理された処理水がバラスト水としてバラストタンク3へ送り込まれる。
なお、被処理水の船外排出を停止するタイミングは、被処理水の汲み上げ開始から所定時間が経過したことを確認した時点でもよいし、所定時間が経過した後であってもよい。
次に、処理水の汲み上げ時には、処理水戻し弁18、処理水汲上弁19、バイパス弁22を開き、処理水弁13、被処理水汲上弁14、被処理水弁23を閉じ、処理水汲上ポンプ7(1)を起動する。処理水汲上ポンプ7(1)の起動によりバラストタンク3内から汲み上げられた処理水は、処理水汲上ライン10a、処理水汲上ライン10aの一端と処理水排出ライン10b(6)の一端との間のバラスト水処理ライン4の部分、処理水排出ライン10b(6)の一端とバイパスライン21の上流端接続部位との間の部分、バイパスライン21をこの順で流れ、バイパスライン21に備えられた紫外線リアクタ8で紫外線処理され、紫外線処理された処理水は処理水戻しライン17へと流れ、バラスト水処理ライン4を流れてバラストタンク3に戻る。
紫外線リアクタ8を通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になったら、処理水戻し弁18を閉じ、処理水船外排出弁15(12)を開くことにより、紫外線処理により微生物等が殺滅処理された処理水が船外へ排出される。処理水戻し弁18を閉じ、処理水船外排出弁15(12)を開くタイミングは、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になったことを確認した時点でもよいし、所定照度になった後であってもよい。
次に、本発明に係るバラスト水処理装置の実施の形態の第4例を図4に示す概略構成図により説明する。
本例のバラスト水処理装置は、第3例と基本構成を同じくしており、第3例と同一の構成については同一の符号を付す。また、本例では、第3例と重複する説明を適宜に省略する。
本例では、処理水戻しライン17は、一端が紫外線リアクタ8の下流側のバイパスライン21と接続し、他端がフィルタ2の下流側のバラスト水処理ライン4と接続している。他の構成は第3例と同一である。
このように構成された第4例のバラスト水処理装置による被処理水の処理は、第3例と同様に、制御装置24に制御されて、被処理水を被処理水船外排出手段5で被処理水船外排出ライン6から船外に排出し、また、処理水を処理水船外排出手段9で処理水船外排出ライン10から船外に排出する。
なお、前記した本発明に係るバラスト水処理装置の実施の形態の第1例〜第4例では、いずれも処理水の汲み上げ時に、紫外線リアクタ8を通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、紫外線センサ16で測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないでバラストタンク3に戻し、所定照度になったら処理水船外排出手段9により処理水船外排出ライン10から船外に排出するようにしているが、他例として、汲み上げ時に、紫外線リアクタ8を通る処理水に紫外線処理を行い、紫外線処理された処理水をバラストタンク3に戻さないで処理水船外排出手段9により処理水船外排出ライン10から船外に排出するようにしてもよい。
1 被処理水汲上ポンプ
2 フィルタ
3 バラストタンク
4 バラスト水処理ライン
5 被処理水船外排出手段
6 被処理水船外排出ライン
7 処理水汲上ポンプ
8 紫外線リアクタ
9 処理水船外排出手段
10 処理水船外排出ライン
10a 処理水汲上ライン
10b 処理水排出ライン
11、20、24 制御装置
12 被処理水船外排出弁
13 処理水弁
14 被処理水汲上弁
16 紫外線センサ
21 バイパスライン

Claims (6)

  1. 被処理水を汲み上げる被処理水汲上ポンプと汲み上げられた被処理水を濾過処理するフィルタと濾過処理された処理水を貯留するバラストタンクをこの順に備えたバラスト水処理ラインと、
    汲み上げた被処理水を船外排出する被処理水船外排出手段を備えた被処理水船外排出ラインと、
    前記バラストタンク内の処理水を汲み上げる処理水汲上ポンプと汲み上げられた処理水を紫外線処理する紫外線リアクタと紫外線処理された処理水を船外排出する処理水船外排出手段を備えた処理水船外排出ラインとからなっており、
    被処理水の汲み上げ時には、前記被処理水汲上ポンプによる被処理水の汲み上げ開始から所定時間汲み上げた被処理水を前記フィルタを通さずに前記被処理水船外排出手段で前記被処理水船外排出ラインから船外に排出し、所定時間が経過すると、前記被処理水船外排出手段による前記被処理水船外排出ラインからの船外排出を停止し、被処理水を前記フィルタに通して濾過し、濾過処理された処理水を前記バラストタンクへ注水し、処理水の汲み上げ時には、前記処理水汲上ポンプにより前記バラストタンク内の処理水を汲み上げ、汲み上げられた処理水を前記紫外線リアクタに通して紫外線処理を行い、前記処理水船外排出手段で前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴とするバラスト水処理装置。
  2. 前記被処理水船外排出ラインは、前記被処理水汲上ポンプと前記フィルタとの間の前記バラスト水処理ラインに接続し、前記被処理水船外排出ラインには前記被処理水船外排出手段を構成する被処理水船外排出弁を設け、
    前記被処理水汲上ポンプと前記フィルタとの間に接続した前記被処理水船外排出ラインと前記フィルタとの間の前記バラスト水処理ラインには処理水弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載のバラスト水処理装置。
  3. 前記被処理水汲上ポンプの上流側の前記バラスト水処理ラインに被処理水汲上弁を備え、
    前記被処理水汲上ポンプを前記処理水船外排出ラインに備えた前記処理水汲上ポンプと兼ねさせ、
    前記処理水船外排出ラインにあっては、一端が前記被処理水汲上弁と前記被処理水汲上ポンプとの間の前記バラスト水処理ラインに接続し、他端が前記バラストタンクに接続した処理水汲上ラインと、一端が前記被処理水汲上ポンプと前記処理水弁との間の前記バラスト水処理ラインに接続した処理水排出ラインとからなり、
    前記処理水排出ラインに前記紫外線リアクタと前記処理水船外排出手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のバラスト水処理装置。
  4. 前記処理水船外排出ラインにおける前記処理水排出ラインは前記被処理水船外排出ラインと共通となっており、前記被処理水船外排出手段を前記処理水船外排出手段と兼ねさせ、
    前記被処理水船外排出手段の上流側の前記被処理水船外排出ラインに前記紫外線リアクタを備えたバイパスラインを設け、
    処理水の汲み上げ時に、前記処理水汲上ポンプを兼ねる前記被処理水汲上ポンプにより前記バラストタンク内の処理水を汲み上げ、汲み上げられた処理水を前記処理水排出ラインを兼ねる前記被処理水船外排出ラインに設けた前記バイパスラインに備える前記紫外線リアクタで紫外線処理を行い、前記処理水船外排出手段を兼ねる前記被処理水船外排出手段で前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のバラスト水処理装置。
  5. 前記紫外線リアクタ内の紫外線照度を測定する紫外線センサを備え、また、前記紫外線リアクタと前記処理水船外排出手段との間の前記処理水船外排出ラインと、前記フィルタの下流側の前記バラスト水処理ラインとを接続し、
    処理水の汲み上げ時に、処理水を前記紫外線リアクタへ通過させ、前記紫外線リアクタを通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、前記紫外線センサで測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないで前記バラストタンクに戻し、所定照度になったら前記処理水船外排出手段により前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバラスト水処理装置。
  6. 前記紫外線リアクタ内の紫外線照度を測定する紫外線センサを備え、また、前記紫外線リアクタの下流側の前記バイパスラインと前記フィルタの下流側の前記バラスト水処理ラインとを接続し、
    処理水の汲み上げ時に、処理水を前記紫外線リアクタへ通過させ、前記紫外線リアクタを通る処理水に紫外線処理を開始して紫外線照度を調整し、前記紫外線センサで測定した照度が所定照度になるまで処理水を船外排出させないで前記バラストタンクに戻し、所定照度になったら前記処理水船外排出手段により前記処理水船外排出ラインから船外に排出するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のバラスト水処理装置。
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