JP2015142354A - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リアルタイム性が要求されるデータを、確実に送信先に送り、高応答性を得ること。【解決手段】送信元から伝達されるデータを含む通信フレームが転送される複数経路と接続され、経路はそれぞれ独立した通信ネットワークとする通信装置であって、各経路とそれぞれ接続される複数の接続点22a,22bと、送信先のIPアドレスと、送信元から伝達されるデータの属性に応じて決定されるメモリアドレスに基づいて送信元が生成した通信フレームを取得する受信回路21a,21bとを具備し、複数の経路のうち少なくとも二つの経路を介して、それぞれ共通のデータを含む通信フレームを取得する。【選択図】図5

Description

本発明は、通信装置及び通信システムに関するものである。
従来、送信元と送信先との通信装置を接続する通信ネットワークにおいて、通信を確実に行う方式が提案されている。
下記特許文献1では、ルータを2重化させるネットワークシステムにおいて、周期的にARP(Address Resolution Protocol)リクエストメッセージを送信し、現用ルータからARPレスポンスメッセージが送られてこなければ障害が発生したとされたときに予備ルータに切り替えて通信を行うことが記載されている。
特開平9−321789号公報
ところで、プラント等におけるネットワークにおいては、安定操業の要求から高信頼性かつ、リアルタイム性(高応答性)が求められている。
しかしながら、従来の通信システムでは、IP(Internet Protocol)フラングメンテーションによって他の通信に与える影響を低減させたり、TCP(Transmission Control Protocol)による再送処理によってデータ転送の信頼性を高めたりしているが、これらはOS(Operation System)の一部に組み込まれているプロトコルスタックにより実現される機能であり、処理の負荷が増大することから高応答性が得られず、さらに、ネットワーク帯域やCPU負荷の圧迫を強いることになるという問題があった。また、上記特許文献1の方法では、ルータを二重化することで信頼性は高められても、周期的な問合せメッセージを行っているので、プラント等のようなリアルタイム性が求められる環境において高応答性を得るという課題は解決できなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、リアルタイム性が要求されるデータを、確実に送信先に送り、高応答性が得られる通信装置及び通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、送信元から伝達されるデータを含む通信フレームが転送される複数経路と接続され、前記経路はそれぞれ独立した通信ネットワークとする通信装置であって、各前記経路とそれぞれ接続される複数の接続点と、送信先アドレスと、前記送信元から伝達される前記データの属性に応じて決定されるメモリアドレスとに基づいて前記送信元が生成した前記通信フレームを取得するフレーム取得手段とを具備し、複数の前記経路のうち少なくとも二つの前記経路を介して、それぞれ共通の前記データを含む前記通信フレームを取得する通信装置を提供する。
このような構成によれば、送信元から転送される通信フレームが、独立した通信ネットワークである複数経路を介して転送され、各経路とそれぞれ接続される接続点を介して送信先に到達する。送信元で生成された通信フレームは、送信先アドレスと、送信元から伝達されるデータの属性に応じて決定されるメモリアドレスとを含んでおり、複数の経路のうち少なくとも二つの経路を介してそれぞれ共通のデータを含む通信フレームが取得される。
本発明によれば、送信元から送信先に複数経路設けられるネットワークを介して、共通のデータを含む通信フレームが送信されることによって確実にデータが転送される。また、通信フレームにおいて、データの属性に応じて決定されるメモリアドレスが送信元で指定されるようになっているので、送信先(データの受信側)でデータの属性に応じたメモリの振り分け処理を簡便化することができる。
また、本発明は、プラント等のリアルタイム性、周期性、確実性が要求される装置の制御装置に用いて好適である。
上記通信装置の前記フレーム取得手段は、前記通信フレームが転送される前記経路を識別するための経路識別情報を含んだ前記通信フレームを取得することとしてもよい。
これにより、いずれの経路によって転送された通信フレームであるかを簡便に識別できる。
上記通信装置は、前記接続点を介して取得した前記通信フレームの前記経路識別情報に基づいて、前記経路毎に当該通信フレームの前記データを保存させるメモリバンクのアドレスを算出し、算出された前記メモリバンクのアドレスに対応する前記メモリバンクに前記データを保存させるメモリバンク保存手段を具備することが好ましい。
経路識別情報に応じて別々のメモリバンクにデータを保存することによって、複数の経路を介して転送されてきた通信フレームが、上書きされることがない。
前記通信装置は、前記接続点を介して取得した前記通信フレームの前記メモリアドレスを前記送信先のローカルメモリ上の実メモリアドレスに変換し、変換後の前記実メモリアドレスで指定されるアドレスに基づいて前記通信フレームの前記データを前記ローカルメモリに書き込む書込手段を具備することが好ましい。
送信先に伝達するデータ(ペイロード)の属性に応じて決定されるメモリアドレスが指定されているので、送信先(通信フレームの受信側)においては、通信フレーム内で指定されたメモリアドレスに基づいて、ローカルメモリにデータ(情報)の書き込みを行なえばよく、送信先のソフトウェアは、ローカルメモリに書き込まれた情報を読み出すことにより処理を継続することができるので高応答性に寄与できる。このように、送信先の処理を簡便化することができる。
本発明は、送信先に伝達するデータを含む通信フレームを転送する複数の経路と接続され、前記経路はそれぞれ独立した通信ネットワークとする通信装置であって、各前記経路とそれぞれ接続される複数の接続点と、前記送信先アドレスと、前記送信先に伝達する前記データの属性に応じて決定されるメモリアドレスとに基づいて前記通信フレームを生成するフレーム生成手段と、前記送信先に前記通信フレームを転送する場合には、複数の前記経路のうち少なくとも二つの前記経路を介してそれぞれ前記通信フレームを転送させる通信装置を提供する。
このような構成によれば、送信先に転送する通信フレームが、独立した通信ネットワークである複数経路を介して転送され、各経路とそれぞれ接続される接続点を介して送信先に到達される。生成する通信フレームは、送信先アドレスと、送信先に伝達するデータの属性に応じて決定されるメモリアドレスとを含んでおり、複数の経路のうち少なくとも二つの経路を介してそれぞれ共通のデータを含む通信フレームが送信先に転送される。
本発明によれば、通信フレームにおいて、送信元から送信先に複数経路設けられるネットワークを介して共通のデータを含む通信フレームを転送できるので、送信元から送信先へのデータ転送の確実性を高められる。
また、通信フレームにおいて、データの属性に応じて決定されるメモリアドレスを送信元において指定しておくので、送信先(データの受信側)でデータの属性に応じた振り分け処理の簡便化に寄与できる。
上記通信装置のフレーム生成手段は、前記通信フレームを転送させる前記経路を識別する経路識別情報を含んだ前記通信フレームを生成することとしてもよい。
これにより、いずれの経路から転送させる通信フレームであるかを簡便に識別できる。
上記通信装置は、生成された前記通信フレームの前記経路識別情報に基づいて、前記経路識別情報に対応付けられる前記接続点から前記通信フレームを送信させるチャンネル選択手段を具備することとしてもよい。
生成された通信フレームの経路識別情報に対応付けられる接続点から通信フレームを適宜送信させることができる。
本発明は、上記いずれかに記載の前記通信フレームの送信先の通信装置である第1通信装置と、上記いずれかに記載の前記通信フレームの送信元の通信装置である第2通信装置とを具備し、前記第1通信装置と前記第2通信装置とが、複数のそれぞれ独立した通信ネットワークで接続される通信システムを提供する。
本発明は、リアルタイム性が要求されるデータを、確実に送信先に送り、高応答性が得られる効果を奏する。
本発明に係る通信システムの概略構成図である。 本発明に係る第2通信装置の機能ブロック図である。 本発明に係るフレーム生成部の機能ブロック図である。 本発明に係る通信フレームのフレームフォーマットである。 本発明に係る第1通信装置の機能ブロック図である。 本発明に係るパケットヘッダデコーダの機能ブロック図である。
以下に、本発明に係る通信装置及び通信システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態における通信装置及び通信システムは、リアルタイム性、周期性、確実性が要求される制御装置に用いて好適であることから、プラントの制御装置に適用される場合を例として説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成図である。
図1に示されるように、通信システム1は、第1通信装置(送信先)20と、第2通信装置(送信元)30と、複数経路4a,4bと、第1通信装置20と第2通信装置30との間で各経路4a,4bを介して通信フレーム5a,5bを転送させる中継機器とを備えている。
経路4a,4bは、第1通信装置20と第2通信装置30とを情報の授受可能に接続する通信ネットワークであり、通信フレーム5a,5bが転送される経路である。経路4aと経路4bとは、第1通信装置20と第2通信装置30との通信ネットワークを冗長化する冗長経路(冗長化ネットワーク)である。なお、以下特に明記しない場合には、通信フレームは通信フレーム5として示す。
経路4a,4bは、それぞれ独立した通信ネットワークとする。経路4aは、送信元から送信された通信フレーム5aを〔ルータA〕→〔ネットワークA〕→〔ハブA〕→〔送信先〕の順に転送する経路とし、経路4bは、送信元から送信された通信フレーム5bを、〔ルータB〕→〔ネットワークB〕→〔ハブB〕→〔送信先〕の順に転送する経路とする。
通信ネットワークで用いられるネットワークの種類(物理層及びデータリンク層)は、イーサネット(登録商標)、光ファイバ、無線LAN(Local Area Network)等、特に限定されないが、本実施形態においては、イーサネットである場合を例に挙げて説明する。
また、本実施形態においては、経路が2つである場合を一例として説明するが、経路の数はこれに限定されず、3つ以上の経路を備えていてもよい。
第2通信装置30は、例えば、図示しないCPU(中央演算装置)、RAM(Random Access Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。後述の各種機能を実現するための一連の処理の過程は、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、後述の各種機能が実現される。
第2通信装置30は、第1通信装置20(詳細は後述する)を制御し、プラント全体を制御する制御装置であって、送信先に伝達するデータを含む通信フレーム5a,5bの送信元であり、通信フレーム5a,5bを転送する複数の経路4a,4bと接続される。ここで、通信フレーム5のデータとは、例えば、プラントにおける操作弁やシーケンス装置等に対する制御指令といったプラントへの出力信号の情報であり、プラントの運転制御を行うための情報である。
第2通信装置30は、送信先に通信フレーム5を転送する場合には、複数の経路4a,4bのうち少なくとも二つの経路を介して、それぞれ共通のデータを含む通信フレーム5a,5bを転送する。
図2には、第2通信装置30の機能ブロック図が示されている。
図2に示されるように、第2通信装置30は、フレーム生成部(フレーム生成手段)31と、送信回路32a,32bと、複数の接続点33a,33bとを備えている。
フレーム生成部31は、送信先アドレスと、仮想アドレスの情報とに基づいて、通信フレーム5a,5bを生成し、仮想アドレスの情報に基づいて決定される送信回路32a,32bに出力される。仮想アドレスの情報とは、通信フレーム5a,5bを転送させる経路4a,4bを識別する第1仮想アドレス(経路識別情報)、及び送信先に伝達するデータの属性に応じて決定される第2仮想アドレス(メモリアドレス)を含む。
送信回路32aは、経路4aとなる通信ネットワークと接続される接続点33aを介して、経路4aを介して通信フレーム5aを送信させる回路である。
送信回路32bは、経路4bとなる通信ネットワークと接続される接続点33bを介して、経路4bを介して通信フレーム5bを送信させる回路である。
接続点33aは、ネットワークAと接続される経路4aとの接続点であり、ネットワークAに通信フレーム5aを送信させるためのチャンネルAである。接続点33bは、ネットワークBと接続される経路4bとの接続点であり、ネットワークBに通信フレーム5bを送信させるためのチャンネルBである。
ここで、図3を用いて、フレーム生成部31によって通信フレーム5が生成される流れを説明する。フレーム生成部31は、アドレス変換部311と、仮想アドレス抽出部312と、仮想アドレスセパレータ313と、チャンネル選択信号生成部314と、ヘッダ生成付加部315と、マルチプレクサ(チャンネル選択手段)316とを備えている。
フレーム生成部31は、上位から、送信先に伝達するデータ(ペイロード)と、送信先アドレスの情報と、仮想アドレスの情報とを取得する。
アドレス変換部311は、取得した送信先アドレスをIP(Internet Protocol)アドレスに変換する。例えば、取得した送信先アドレスがドメインによって示される場合には、ドメイン名からIPアドレスを割り出す。また、アドレス変換部311は、テーブル等を用いてIPアドレスに基づいてMAC(Media Access Control)ヘッダで付加するMACアドレスに変換する。
仮想アドレス抽出部312は、上位から取得した仮想アドレスを抽出する。
仮想アドレスセパレータ313は、抽出された仮想アドレスを、経路識別情報を示す第1仮想アドレスと、送信先でデータを処理するメモリアドレスの情報を示す第2仮想アドレスとに分離する。
チャンネル選択信号生成部314は、第1仮想アドレスの情報に基づいて、通信フレーム5a,5bを転送させる経路4a,4bの情報を抽出し、抽出された経路4a,4bに対応付けられる接続点33a,33bに対応するチャンネル選択信号(例えば、チャンネルAまたはチャンネルB)を生成して、生成されたチャンネル選択信号をマルチプレクサ316に出力する。
ヘッダ生成付加部315は、送信先のIPアドレス、送信元のIPアドレス、仮想アドレスの情報をネットワーク層のヘッダとして付加し、さらにMACヘッダを付加して通信フレーム5a,5bを生成する。具体的には、ヘッダ生成付加部315は、仮想アドレスとして、第1仮想アドレスと第2仮想アドレスに対応するビットを割り当て、通信フレーム5a,5bを生成する。
例えば、仮想アドレスの情報は、ネットワーク層のヘッダにおける送信先IPアドレスの情報の次の領域に設ける。具体的には、経路4aとなるネットワークAを「0番」とし、経路4bとなるネットワークBを「1番」とする場合には、第1仮想アドレス(経路識別情報)は、「0」または「1」を示す1ビットによって表わされる。なお、経路が3つ以上である場合には、ビット数を増やすことによって対応できる。例えば、経路が3つまたは4つの場合は、識別情報0番=“00”、1番=“01”、2番=“10”、3番=“11”等と2進数表現で表す。
マルチプレクサ316は、チャンネル選択信号で選択されたチャンネルに制御されると、ヘッダ生成付加部315によって生成された通信フレーム5a,5b(フレームヘッダとフレームデータボディ)を、選択されたチャンネルから送信させる。
図4には、本実施形態に係る通信フレーム5のフレームフォーマットを示している。
本実施形態の通信フレーム5は、MACヘッダの次にネットワーク層のヘッダHを付加して構成される。
ヘッダHは、ネットワーク上の送信先アドレス、仮想アドレス、ネットワーク上の送信元アドレス、及びその他の情報が含まれる。ネットワーク上の送信先アドレスは、例えばTCP/IPで用いられるIPヘッダのDestination IPアドレスに相当し、ネットワーク上の送信元アドレスは、IPヘッダのSource IPアドレスに相当する。
その他の情報とは、例えば、TOS(Type Of Service)等のTCP/IPのIPヘッダに含まれる情報である。
中継機器は、図1に示されるように、ルータ10a、10b、ハブ11a,11b等であり、各経路4a,4bにおいてそれぞれ通信フレーム5a,5bを転送するために用いられる。なお、本実施形態においては、一例としてルータ、ハブを示しているが、経路(通信ネットワーク)を構成する中継機器はこれに限定されない。
第1通信装置20は、例えば、図示しないCPU(中央演算装置)、RAM(Random Access Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。後述の各種機能を実現するための一連の処理の過程は、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、後述の各種機能が実現される。
また、第1通信装置20は、第2通信装置30から伝達されるデータを含む通信フレーム5a,5bが転送される複数経路4a,4bと接続され、複数経路4a,4bのうち少なくとも二つの経路を介して、それぞれ共通のデータを含む通信フレーム5a,5bを取得する。
第1通信装置20は、プラントを構成する機器を制御する制御装置であって、送信元から送られる通信フレーム5の送信先となる。第1通信装置20は、例えば、I/O(Input/Output)モジュールである。
具体的には、図5に示されるように、第1通信装置20は、受信回路(フレーム取得手段)21a,21bと、接続点22a,22bと、パケットヘッダデコーダ23とを備える。
接続点22aは、経路4aと接続される接続点であり、ネットワークAから通信フレーム5aを受信するためのチャンネルAである。接続点22bは、経路4bと接続される接続点であり、ネットワークBから通信フレーム5bを受信するためのチャンネルBである。
受信回路21a,21bは、送信先アドレスと経路識別情報とメモリアドレスとに基づいて送信元で生成された通信フレーム5a,5bを取得する。
パケットヘッダデコーダ23は、図6に示されるように、アドレスチェック部231と、仮想アドレス抽出部232と、ヘッダ抽出処理部233と、仮想アドレスセパレータ234と、メモリバンク保存部(メモリバンク保存手段)235と、書込部(書込手段)236とを備えている。
アドレスチェック部231は、取得した通信フレーム5a,5b内のネットワーク層のヘッダに含まれるIPアドレスを参照し、第1通信装置20(自身)のIPアドレスと一致するか否か、ヘッダに含まれるIPアドレスが正しいか否か等をチェックする。
仮想アドレス抽出部232は、ネットワーク層のヘッダから仮想アドレスを抽出する。
仮想アドレスセパレータ234は、抽出した仮想アドレスから第1仮想アドレス(経路識別情報)と第2仮想アドレス(メモリアドレス)とに分離する。
メモリバンク保存部235は、第1仮想アドレスのデコーダであり、接続点22a,22bを介して取得した通信フレーム5a,5bの経路識別情報に基づいて経路4a,4b毎に当該通信フレーム5a,5bのデータを保存させるバンクアドレス(メモリバンクのアドレス)を算出し、算出されたバンクアドレスに対応するメモリバンクにデータを保存させる。メモリバンクは、送信先のデータを蓄積するメモリを区分する。
書込部236は、第2仮想アドレスのデコーダであり、接続点22a,22bを介して取得した通信フレーム5a,5bの第2仮想アドレス(メモリアドレス)を自身のローカルメモリ上の実メモリアドレスに変換し、変換後の実メモリアドレスで指定されるアドレスに基づいて通信フレーム5a,5bのデータをローカルメモリに書き込む。
このように、送信先である第1通信装置20は、取得した通信フレーム5a,5bのデコードによって、データ(I/Oモジュールに対する制御指令)の書き込み先を識別して処理するので、取得したデータの処理の簡便化及び高速化に寄与できる。また、処理が速やかに行われることによって、高応答性も期待できる。
ヘッダ抽出処理部233は、通信プロトコル特有の処理を実行し、パケットデータを出力する。ローカルメモリへ出力する場合には、上述したバンクアドレス及びメモリアドレスで指定されるアドレスを先頭アドレスとしてバーストデータとしてパケットデータをローカルメモリに書き込む。ここで、パケットデータにヘッダを含めるか、データボディのみにするかは適宜選定されることである。
これにより、冗長化ネットワークを用いた通信の送信先(受信端末)において、どの冗長経路を通ったのかの判別が容易となる。また、冗長経路を介して送信されてきた通信フレーム5a,5bのデータが別々のメモリバンクに保存されるため、上書きされることがない。さらに、送信先のソフトウェアは、メモリから情報を読み出すだけでよいため、処理の簡便化が図れ、高応答性に寄与できる。
以下に本実施形態に係る通信システム1の作用を説明する。
プラント監視員によって、所望の制御指令が、第2通信装置30の入力装置を介して入力される。フレーム生成部31の上位(アプリケーション)から、所望の制御指令に応じた制御をするための送信先となるI/Oモジュールの送信先アドレスと、経路識別情報及びメモリアドレスを含む仮想アドレスとがフレーム生成部31に入力され、取得した送信先アドレスがIPアドレスに変換される。
本実施形態においては、2つの経路4a,4bのそれぞれを介して第2通信装置30(送信元)から第1通信装置20(送信先)に、共通のデータを有する通信フレーム5a,5bを送信する。換言すると、通信フレーム5aと通信フレーム5bは、仮想アドレス部分が異なり、I/Oモジュールに対する制御指令となるデータが共通である通信フレームとなる。
仮想アドレスの情報が抽出され、第1仮想アドレスと第2仮想アドレスとに分離される。送信先のIPアドレス、送信元のIPアドレス、仮想アドレスに基づいてネットワーク層のヘッダが構成される。
所望の制御指令に応じたデータにネットワーク層のヘッダが付加され、さらに送信元MACアドレス、送信先MACアドレス等の情報を含むMACヘッダが付加され、通信フレーム5a,5bが生成される。
共通の制御指令に関するデータをペイロードとして含む通信フレーム5は、経路4aを介する転送用とする通信フレーム5aと、経路4bを介する転送用とする通信フレーム5bとの2種類が生成される。
第1仮想アドレスに割り当てられるビットに基づいて経路に相当するチャンネル(ネットワークA,Bに対応するチャンネル)が選択され、通信フレーム5a,5bを転送する経路が選択される。マルチプレクサ316は、通信フレーム5aの場合には、対応するチャンネルとしてチャンネルA(接続点33a)から送信されるようにスイッチ処理し、通信フレーム5bの場合には、対応するチャンネルとしてチャンネルB(接続点33b)から送信されるようにスイッチ処理する。
こうして、通信ネットワークAに送信される通信フレーム5aは、送信回路32aを介して第1通信回路20に出力され、通信ネットワークBに送信される通信フレーム5bは,送信回路32bを介して第1通信回路20に出力される。
受信回路21aは、ネットワークAから接続点22aを介して通信フレーム5aを取得し、受信回路21bは、ネットワークBから接続点22bを介して通信フレーム5bを取得する。取得した通信フレーム5はMACヘッダの情報が読み出された後、送信先アドレスが正しいか否かのチェックがなされる。パケットの情報から仮想アドレスが抽出され、第1仮想アドレスと第2仮想アドレスとに分離される。第1仮想アドレスに基づいて、ネットワークA,Bのいずれから取得したデータであるかを判別するとともに、取得したネットワークA,B毎のアドレスのメモリバンクに記録される。
また、取得した通信フレーム5から抽出される第2仮想アドレスに基づいて、送信先(自身)端末内のメモリアドレスを判別して、ローカルメモリにデータを書き込む。通信プロトコル特有の処理を実行し、パケットデータを出力し、データに含まれる制御指令に応じた処理が、I/Oモジュールによって実行される。
このように本実施形態では、通信フレーム5の送信元(第2通信装置30)において、送信先(第1通信装置20)でデータを処理するメモリアドレスが指定されているので、通信フレーム5の送信先(受信側)においてメモリに書き込む処理を簡便化できるので、高応答性に寄与できる。
以上説明してきたように、本実施形態に係る第1通信装置20、第2通信装置30及び通信システム1によれば、送信元から転送される通信フレーム5a,5bが、独立した通信ネットワークである2つの経路4a,4bを介して転送され、各経路4a,4bとそれぞれ接続される接続点22a,22bを介して送信先に到達する。送信元で生成された通信フレーム5a,5bは、送信先IPアドレスと、データの属性に応じて決定されるメモリアドレスを含ませることによって、送信先(受信側)で通信フレーム5a,5bを取得した場合のデータの属性に関する振り分け処理を簡便化することができる。このように、振り分け処理が簡便化できることによって、高応答性に寄与できる。
また、通信フレーム5a,5bは、転送される経路4a,4bを識別する経路識別情報を含んでおり、冗長経路を構成して少なくとも二つの経路を介してそれぞれ共通のデータを含む通信フレーム5a,5bが送信元から送信先に転送されるので、送信元から送信先への通信フレーム5の転送をより確実に行うことができる。
従来、通信ネットワークの冗長経路が複数系統ある場合、通信フレームのヘッダに記された送信先アドレスのうち、送信先IPアドレスは最終到達点であり、MACアドレスは次に転送する中継機器等のアドレスであるため、通信フレームが転送される経路を選択することはできなかった。本発明によれば、通信フレーム5において、転送させる経路を指定できるようになっており、冗長経路を示すアドレスによって経路が明示的に指定されるので、送信元から送信先に複数経路設けられるネットワークであっても、いずれの経路によって転送される通信フレーム5であるかを送信元で簡便に識別できる。これにより、通信フレーム5の送信元における処理の簡便化に繋がり、結果として通信システム全体の高応答性、高速化に寄与する。
なお、本発明は、ネットワーク層におけるヘッダにおいて冗長経路やメモリアドレスの指定がされているので、上位層(トランスポート層以上)の処理を実施するよりも処理が簡便である。
また、本実施形態においてはイーサネットによって通信ネットワークが構成された場合を例に挙げていたが、上述してきたように、本発明は、ネットワーク層におけるヘッダにおいて仮想アドレスを指定することによって経路の選択及び識別ができるようになっているので、下位層(物理層及びデータリンク層)に依存せず用いることができる。つまり、下位層は有線ネットワークだけでなく、無線ネットワーク(例えば、IEEE802.11の無線LAN等)であってもよい。
例えば、無線LANであれば、送信元と送信先とで同一チャンネル番号を設定することによって同一の通信ネットワークを構成するが、送信元と送信先とで冗長化ネットワークを構成するに当たり、一方の経路とそれ以外の経路とが電波干渉を生じないように構成することは、一般的な無線LANと同様である。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 通信システム
4a,4b 経路
20 第1通信装置
21a,21b 受信回路(フレーム取得手段)
22a,22b 第1通信回路の接続点
30 第2通信装置
31 フレーム生成部(フレーム生成手段)
33a,33b 第2通信回路の接続点
235 メモリバンク保存部(メモリバンク保存手段)
236 書込部(書込手段)
316 マルチプレクサ(チャンネル選択手段)

Claims (8)

  1. 送信元から伝達されるデータを含む通信フレームが転送される複数経路と接続され、前記経路はそれぞれ独立した通信ネットワークとする通信装置であって、
    各前記経路とそれぞれ接続される複数の接続点と、
    送信先アドレスと、前記送信元から伝達される前記データの属性に応じて決定されるメモリアドレスとに基づいて前記送信元が生成した前記通信フレームを取得するフレーム取得手段とを具備し、
    複数の前記経路のうち少なくとも二つの前記経路を介して、それぞれ共通の前記データを含む前記通信フレームを取得する通信装置。
  2. 前記フレーム取得手段は、前記通信フレームが転送される前記経路を識別するための経路識別情報を含んだ前記通信フレームを取得する請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記接続点を介して取得した前記通信フレームの前記経路識別情報に基づいて、前記経路毎に当該通信フレームの前記データを保存させるメモリバンクのアドレスを算出し、算出された前記メモリバンクのアドレスに対応する前記メモリバンクに前記データを保存させるメモリバンク保存手段を具備する請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記接続点を介して取得した前記通信フレームの前記メモリアドレスを前記送信先のローカルメモリ上の実メモリアドレスに変換し、変換後の前記実メモリアドレスで指定されるアドレスに基づいて前記通信フレームの前記データを前記ローカルメモリに書き込む書込手段を具備する請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 送信先に伝達するデータを含む通信フレームを転送する複数の経路と接続され、前記経路はそれぞれ独立した通信ネットワークとする通信装置であって、
    各前記経路とそれぞれ接続される複数の接続点と、
    前記送信先アドレスと、前記送信先に伝達する前記データの属性に応じて決定されるメモリアドレスとに基づいて前記通信フレームを生成するフレーム生成手段と、
    前記送信先に前記通信フレームを転送する場合には、複数の前記経路のうち少なくとも二つの前記経路を介してそれぞれ前記通信フレームを転送させる通信装置。
  6. 前記フレーム生成手段は、前記通信フレームを転送させる前記経路を識別する経路識別情報を含んだ前記通信フレームを生成する請求項5に記載の通信装置。
  7. 生成された前記通信フレームの前記経路識別情報に基づいて、前記経路識別情報に対応付けられる前記接続点から前記通信フレームを送信させるチャンネル選択手段を具備する請求項6に記載の通信装置。
  8. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の前記通信フレームの送信先の通信装置である第1通信装置と、
    請求項5から請求項7のいずれかに記載の前記通信フレームの送信元の通信装置である第2通信装置とを具備し、
    前記第1通信装置と前記第2通信装置とが、複数経路のそれぞれ独立した通信ネットワークで接続される通信システム。
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