JP2015142326A - スイッチ装置および中継システム - Google Patents

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Abstract

【課題】PBB方式を用いて、Point to Pointの効率的な通信を実現可能なスイッチ装置および中継システムを提供する。【解決手段】例えば、コアスイッチ装置SWCは、仮想パステーブル26およびアドレステーブルを有し、PBB動作と仮想パス動作とを選択的に実行する。仮想パステーブル26は、予め設定された、サービスインスタンス識別子ISIDと、複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する。アドレステーブルは、複数のポートと、カプセル化用アドレスBMACと、の対応関係を保持する。コアスイッチ装置SWCは、PBB動作では、アドレステーブルに基づいてカプセル化フレームを中継し、仮想パス動作では、仮想パステーブル26に保持されるサービスインスタンス識別子ISIDを含むカプセル化フレームを、仮想パステーブル26に保持される2個のポートの間で中継する。【選択図】図5

Description

本発明は、スイッチ装置および中継システムに関し、例えば、MAC−in−MAC方式を適用したスイッチ装置および中継システムに関する。
例えば、特許文献1には、PBB網において、サービスインスタンス識別子(ISID)によってブロードキャストドメインを定める方式が示されている。具体的には、PBB網の各スイッチ装置において、サービスインスタンス識別子(ISID)と、それに対応するポートと、の対応関係をテーブルで保持し、これによってサービスインスタンス識別子(ISID)毎のブロードキャストドメインを定める。
特開2010−278814号公報
広域イーサネットを実現する技術として、拡張VLAN方式や、MAC−in−MAC方式等が知られている。拡張VLAN方式は、IEEE802.1adで標準化されており、IEEE802.1Qに基づくカスタマ用のVLAN(Virtual Local Area Network)タグに事業者用のVLANタグを付加することでVLAN数の拡張を図る技術である。MAC−in−MAC方式は、カスタマ用のMAC(Media Access Control)フレームを事業者用のMACフレームでカプセル化することで、拡張VLAN方式によるVLAN数の更なる拡張や、広域網内のスイッチ(所謂コアスイッチ)で学習されるMACアドレス数の低減等を図る技術である。MAC−in−MAC方式の詳細な方式としては、IEEE802.1ahに基づくPBB(Provider Backbone Bridge)方式が知られている。
PBB方式では、通常、PBB網での中継用のVLANとして、事業者によって設定されるバックボーンVLAN識別子(BVID)が用いられる。バックボーンVLAN識別子(BVID)は、一般的に、複数のサービスインスタンス識別子(ISID)を束ねる形で設定され、PBB網でのブロードキャストドメインは、このバックボーンVLAN識別子(BVID)によって定められる。このため、フラッディング等が生じると、PBB網でのトラフィック量が増大する恐れがある。
そこで、例えば、特許文献1に示されるように、PBB網でのブロードキャストドメインをサービスインスタンス識別子(ISID)に基づいて定める方式が考えられる。当該方式は、例えば、同一のサービスインスタンス識別子(ISID)を管理しているエッジスイッチが、比較的、多く存在する場合には有効な手法である。ただし、例えば、同一のサービスインスタンス識別子(ISID)を管理しているエッジスイッチが2台しか存在しないような場合には、無駄が生じ得る。
具体的には、既存のPBB網を利用しつつ、例えば、2台のエッジスイッチ間でPoint to Pointの通信を高速に行いたいような場合がある。特許文献1のような方式では、このようなPoint to Pointの通信であっても、FDB(Forwarding DataBase)に基づきフレームの中継を行う必要があるため、MACアドレスの学習によってFDBのエントリを無駄に消費する恐れがある。さらに、ブロードキャストドメインを定めるためのテーブルが必要となるため、記憶容量の増大も生じ得る。
本発明は、このようなことに鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、PBB方式を用いて、Point to Pointの効率的な通信を実現可能なスイッチ装置および中継システムを提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本実施の形態によるスイッチ装置は、PBB規格に基づく中継が行われるPBB網に設置され、カプセル化フレームを中継するスイッチ装置である。カプセル化フレームは、PBB規格に基づき、サービスインスタンス識別子と、バックボーンVLAN識別子と、PBB網の入口または出口に設置されるエッジスイッチ装置のMACアドレスであるカプセル化用アドレスと、を含む。当該スイッチ装置は、複数のポートと、仮想パステーブルと、アドレステーブルと、PBB動作と、仮想パス動作と、を有する。仮想パステーブルは、予め設定された、第1識別子(サービスインスタンス識別子またはそれに対応して装置内部で割り当てた内部VLAN識別子)と、複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する。アドレステーブルは、複数のポートと、カプセル化用アドレスと、の対応関係を保持する。PBB動作は、アドレステーブルに基づいてカプセル化フレームを中継する動作である。仮想パス動作は、仮想パステーブルに保持される第1識別子を含むカプセル化フレームを、仮想パステーブルに保持される2個のポートの間で中継する動作である。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すると、PBB方式を用いたスイッチ装置および中継システムにおいて、Point to Pointの効率的な通信が実現可能になる。
本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その前提となる構成例および動作例を示す概略図である。 図1の中継システムにおいて、各中継網を流れるフレームの主要部のフォーマット構造例を示す図である。 図1の中継システムにおいて、そのエッジスイッチ装置が備えるアドレステーブルの構成例を示す図である。 図1の中継システムにおいて、そのコアスイッチ装置が備えるアドレステーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その構成例および動作例を示す概略図である。 図5の中継システムにおいて、そのエッジスイッチ装置の主要部の構成例を示すブロック図である。 図6におけるISID/BVID管理テーブルの構成例を示す図である。 図6のエッジスイッチ装置において、そのフレーム受信時の処理内容の一例を示すフロー図である。 図8における仮想パス動作時処理の処理内容の一例を示すフロー図である。 図5の中継システムにおいて、そのコアスイッチ装置の主要部の構成例を示すブロック図である。 図10のコアスイッチ装置において、そのフレーム受信時の処理内容の一例を示すフロー図である。 本発明の実施の形態2による中継システムにおいて、その構成例および動作例を示す概略図である。 本発明の実施の形態2による中継システムにおいて、その構成例および動作例を示す概略図である。 図13の中継システムにおいて、そのエッジスイッチ装置の主要部の構成例を示すブロック図である。 (a)は、図14における内部識別子管理テーブルの構成例を示す図であり、(b)は、図14における外部識別子管理テーブルの構成例を示す図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《中継システム(前提)の概略》
図1は、本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その前提となる構成例および動作例を示す概略図である。図1に示す中継システムは、複数(ここでは6個)のカスタマ網12a〜12fと、カスタマ網12a〜12f間の中継を担う複数(ここでは3個)のPB網11a〜11cと、PB網11a〜11c間の中継を担うPBB網10とを備える。ここでは、PB網11aは、カスタマ網12a,12b間の中継を担い、PB網11bは、カスタマ網12c,12d間の中継を担い、PB網11cは、カスタマ網12e,12f間の中継を担う。
以降、複数のカスタマ網12a〜12fのそれぞれを代表して、カスタマ網12と称し、複数のPB網11a〜11cのそれぞれを代表して、PB網11と称する。PBB網10は、IEEE802.1ah(所謂PBB規格)に基づく中継が行われる中継網である。PB網11は、前述した拡張VLAN方式が適用される中継網である。
カスタマ網12は、複数のカスタマ端末TMを備える。カスタマ網12a,12bと、これらの間を中継するPB網11aとの間の各境界部には、それぞれ、スイッチSWB1,SWB2が設置される。スイッチSWB1,SWB2のそれぞれは、自身の下位リンクに存在する複数のカスタマ端末TM間の中継を担うと共に、各カスタマ端末TMと自身の上位リンクに存在するPB網11aとの間の中継を担う。
同様に、カスタマ網12c,12dとPB網11bとの間の各境界部には、それぞれ、スイッチSWB3,SWB4が設置され、カスタマ網12e,12fとPB網11cとの間の各境界部には、それぞれ、スイッチSWB5,SWB6が設置される。スイッチSWB3〜SWB6のそれぞれは、自身の下位リンクに存在する複数のカスタマ端末TM間の中継を担うと共に、各カスタマ端末TMと自身の上位リンクに存在するPB網11との間の中継を担う。以降、複数のスイッチSWB1〜SWB6のそれぞれを代表して、スイッチSWBと称する。
PB網11a〜11cと、これらの間を中継するPBB網10との間の各境界部(言い換えればPBB網10の入口または出口)には、それぞれ、スイッチ装置(具体的にはエッジスイッチ装置)SWE1〜SWE3が設置される。エッジスイッチ装置SWE1は、自身の下位リンクに存在する複数のスイッチSWB1,SWB2間の中継を担うと共に、各スイッチSWB1,SWB2とPBB網10との間の中継を担う。同様に、エッジスイッチ装置SWE2,SWE3のそれぞれは、自身の下位リンクに存在する複数のスイッチSWB間の中継を担うと共に、各スイッチSWBとPBB網10との間の中継を担う。以降、複数のエッジスイッチ装置SWE1〜SWE3のそれぞれを代表して、エッジスイッチ装置SWEと称する。
エッジスイッチ装置SWEは、n個の下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]と、上位リンク用ポートPuと、を含む複数のポート(第2ポート)を備える。エッジスイッチ装置SWE1の下位リンク用ポートPd[1],Pd[n]は、それぞれ、通信回線13aを介してスイッチSWB1,SWB2に接続される。同様に、エッジスイッチ装置SWE2の下位リンク用ポートPd[1],Pd[n]は、スイッチSWB3,SWB4に接続され、エッジスイッチ装置SWE3の下位リンク用ポートPd[1],Pd[n]は、スイッチSWB5,SWB6に接続される。
なお、ここでは、便宜上、各エッジスイッチ装置SWEの下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]に2個のスイッチSWBが接続される例を示しているが、実際には3個以上のスイッチSWBが接続可能である。すなわち、エッジスイッチ装置SWEは、3個以上のカスタマ網12を収容可能となっている。
また、PBB網10で複数のエッジスイッチ装置SWEの間には、複数のエッジスイッチ装置SWE間の中継を担うスイッチ装置(具体的にはコアスイッチ装置)SWCが設置される。コアスイッチ装置SWCは、複数のポート(第1ポート)P[1]〜P[3]を備え、各ポートP[1]〜P[3]の先には、通信回線13bを介してエッジスイッチ装置SWEが接続される。図1の例では、ポートP[1]は、エッジスイッチ装置SWE1の上位リンク用ポートPuに通信回線13bを介して接続され、同様に、ポートP[2],P[3]は、それぞれ、エッジスイッチ装置SWE2,SWE3の上位リンク用ポートPuに接続される。
なお、ここでは、便宜上、PBB網10に1個のコアスイッチ装置SWCが設置される例を示しているが、複数のエッジスイッチ装置SWEの間に、複数のコアスイッチ装置SWCが順次設置される構成であってもよい。また、ここでは、各エッジスイッチ装置SWEに1個の上位リンク用ポートPuが設けられる例を示しているが、複数の上位リンク用ポートPuが設けられる構成であってもよい。この場合、複数の上位リンク用ポートPuは、それぞれ異なるコアスイッチ装置SWCに接続されたり、あるいは、複数の上位リンク用ポートPuの一部は、複数のエッジスイッチ装置SWE間でコアスイッチ装置SWCを介さずに直接接続される構成であってもよい。さらに、ここでは、便宜上、3個のエッジスイッチ装置SWEが設置される例を示しているが、4個以上のエッジスイッチ装置SWEが設置される構成であってもよい。
ここで、図1のカスタマ網12b内のカスタマ端末TMからカスタマ網12d内のカスタマ端末TMに向けてフレームを送信する場合を例として、図1の中継システムの動作例を説明する。ここでは、送信元となるカスタマ網12b内のカスタマ端末TMのMACアドレス(カスタマ用アドレス)CMACが「CA31」であり、宛先となるカスタマ網12d内のカスタマ端末TMのMACアドレス(カスタマ用アドレス)CMACが「CA41」であるものとする。また、エッジスイッチ装置SWE1のMACアドレス(カプセル化用アドレス)BMACが「BA1」であり、エッジスイッチ装置SWE2のMACアドレス(カプセル化用アドレス)BMACが「BA2」であるものとする。
図2は、図1の中継システムにおいて、各中継網を流れるフレームの主要部のフォーマット構造例を示す図である。図3は、図1の中継システムにおいて、そのエッジスイッチ装置SWE1が備えるアドレステーブルの構成例を示す図である。図4は、図1の中継システムにおいて、そのコアスイッチ装置SWCが備えるアドレステーブルの構成例を示す図である。
図1および図2に示すように、まず、送信元のカスタマ端末TMは、カスタマ網12b内にフレームFL1を送信する。カスタマ網12b内のフレームFL1は、カスタマVLANタグ17、送信元のカスタマ用アドレスCMAC(SA)および宛先のカスタマ用アドレスCMAC(DA)を含んだ非カプセル化フレームである。当該カスタマ用アドレスCMACは、PBB網10の外部に存在するMACアドレスとなる。ここでは、送信元のカスタマ用アドレスCMAC(SA)は、MACアドレス「CA31」であり、宛先のカスタマ用アドレスCMAC(DA)は、MACアドレス「CA41」である。カスタマVLANタグ17には、カスタマによって任意に設定されるカスタマVLAN識別子CVIDが含まれる。
次いで、図1に示すように、スイッチSWB2は、フレームFL1を受信し、PB網11a内にフレームFL2を送信する。フレームFL2は、拡張VLANフレームであり、図2に示すように、フレームFL1に対してサービスVLANタグ18が付加された非カプセル化フレームである。サービスVLAN(拡張VLAN)タグ18には、事業者等によって任意に設定されるサービスVLAN識別子SVIDが含まれる。スイッチSWB2は、この事業者等の設定に基づいて、フレームFL1に対してサービスVLANタグ18を付加する。
続いて、エッジスイッチ装置SWE1は、フレームFL2を受信し、図3に示すように、その送信元の情報をアドレステーブルFDB1に学習する。具体的には、エッジスイッチ装置SWE1は、フレームFL2に含まれる送信元のカスタマ用アドレスCMAC「CA31」と、フレームFL2に割り当てられるサービスインスタンス識別子ISID(ここでは「BBB」)と、フレームFL2を受信したポート識別子{Pd[n]}と、の対応関係を学習する。本明細書では、{Pd[n]}は、下位リンク用ポートPd[n]の識別子(ID)を表すものとする。以降も同様に、例えば{AA}は、AAの識別子(ID)を表す。
ここで、図3のアドレステーブルFDB1は、便宜上、送信元のカスタマ用アドレスCMAC「CA31」と、カプセル化用アドレスBMAC「BA1」と、の対応関係も保持している。ただし、カプセル化用アドレスBMAC「BA1」は、エッジスイッチ装置SWE1自身のMACアドレスであるため、必ずしもアドレステーブルFDB1で保持される必要性はない。
また、サービスインスタンス識別子ISID「BBB」は、カスタマを識別するための24ビットの領域を持つ識別子であり、事業者等によって予め任意に設定される。代表的な設定方法としては、フレームFL2に含まれる12ビットのサービスVLAN識別子SVIDをサービスインスタンス識別子ISIDに対応付ける方法が挙げられる。この際には、1個のサービスVLAN識別子SVIDを1個のサービスインスタンス識別子ISIDに対応付ける方法や、複数のサービスVLAN識別子SVIDを1個のサービスインスタンス識別子ISIDに対応付ける方法等が用いられる。この24ビットのサービスインスタンス識別子ISIDによって、12ビットのサービスVLAN識別子SVIDの更なる拡張が可能となる。
エッジスイッチ装置SWE1は、フレームFL2を受信した際に、前述したアドレステーブルFDB1の学習に加えて、フレームFL2の宛先の情報に基づいてアドレステーブルFDB1を検索する。ここでは、図3のアドレステーブルFDB1に示すように、エッジスイッチ装置SWE1は、過去の通信によって、カスタマ用アドレスCMAC「CA41」と、サービスインスタンス識別子ISID「BBB」と、カプセル化用アドレスBMAC「BA2」と、上位リンク用ポート識別子{Pu}と、の対応関係を学習しているものとする。
エッジスイッチ装置SWE1は、フレームFL2の宛先のカスタマ用アドレスCMAC「CA41」およびサービスインスタンス識別子ISID「BBB」を検索キーとして、アドレステーブルFDB1を検索する。その結果、宛先のポートは、上位リンク用ポートPuであることが判明する。そこで、エッジスイッチ装置SWE1は、図1に示すように、上位リンク用ポートPuを介してPBB網10内にフレームFL3を送信する。
フレームFL3は、図2に示すように、非カプセル化フレームであるフレームFL2に対して、サービスインスタンス識別子ISID、バックボーンVLANタグ(Bタグ)20、送信元のカプセル化用アドレスBMAC(SA)および宛先のカプセル化用アドレスBMAC(DA)が付加されたカプセル化フレームである。ただし、PBB規格に基づくフレームFL3では、フレームFL2に含まれるサービスVLANタグ18はオプションとなっており、図2のフレームFL3では、フレーム長の削減のためサービスVLANタグ18を含まない構造が示されている。
バックボーンVLANタグ(Bタグ)20は、バックボーンVLAN識別子BVIDを含む。エッジスイッチ装置SWE1は、送信元のカプセル化用アドレスBMAC(SA)に自身のMACアドレス「BA1」を格納し、宛先のカプセル化用アドレスBMAC(DA)に、アドレステーブルFDB1に基づくエッジスイッチ装置SWE2のMACアドレス「BA2」を格納する。
さらに、エッジスイッチ装置SWE1は、図2のサービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDに、予め定められる所定の値をそれぞれ格納する。例えば、サービスインスタンス識別子ISIDは、図3の例に基づくと、「BBB」となる。サービスインスタンス識別子ISIDは、図2に示すように、送信元のカスタマ用アドレスCMAC(SA)および宛先のカスタマ用アドレスCMAC(DA)を含めてサービスインスタンスタグ(Iタグ)19内に含まれる。
バックボーンVLAN識別子BVIDは、事業者等によって予め任意に設定される中継時の経路制御用の識別子であり、12ビットの領域を持つ。PBB網10内でのブロードキャストドメインは、このバックボーンVLAN識別子BVIDによって定められる。代表的な設定方法としては、複数のサービスインスタンス識別子ISIDを1個のバックボーンVLAN識別子BVIDに対応付ける方法等が挙げられる。エッジスイッチ装置SWE1は、図2のフレームFL3において、例えば、このようにサービスインスタンス識別子ISIDに対応付けて予め定められるバックボーンVLAN識別子BVID(ここでは「BB」とする)を格納する。
図1におけるコアスイッチ装置SWCは、このフレームFL3を受信し、図4に示すように、その送信元の情報をアドレステーブルFDB2に学習する。具体的には、コアスイッチ装置SWCは、フレームFL3に含まれる送信元のカプセル化用アドレスBMAC「BA1」と、フレームFL3に割り当てられるバックボーンVLAN識別子BVID(ここでは「BB」)と、フレームFL3を受信したポート識別子{P[1]}と、の対応関係を学習する。
さらに、コアスイッチ装置SWCは、前述したアドレステーブルFDB2の学習に加えて、フレームFL3の宛先の情報に基づいてアドレステーブルFDB2を検索する。ここでは、図4のアドレステーブルFDB2に示すように、コアスイッチ装置SWCは、過去の通信によって、カプセル化用アドレスBMAC「BA2」と、バックボーンVLAN識別子BVID「BB」と、ポート識別子{P[2]}と、の対応関係を学習しているものとする。
コアスイッチ装置SWCは、フレームFL3の宛先のカプセル化用アドレスBMAC「BA2」およびバックボーンVLAN識別子BVID「BB」を検索キーとして、アドレステーブルFDB2を検索する。その結果、宛先のポートは、ポートP[2]であることが判明する。そこで、コアスイッチ装置SWCは、図1に示すように、ポートP[1]で受信したフレームFL3をポートP[2]に中継する。
エッジスイッチ装置SWE2は、図1に示すように、フレームFL3を受信し、その送信元の情報(具体的にはカスタマ用アドレスCMAC「CA31」、サービスインスタンス識別子ISID「BBB」、カプセル化用アドレスBMAC「BA1」、およびポート識別子{Pu})を自身のアドレステーブルに学習する。さらに、エッジスイッチ装置SWE2は、フレームFL3の宛先の情報に基づき自身のアドレステーブルを検索する。ここでは、過去の通信によって、当該宛先の情報がアドレステーブルに学習されているものとする。
その結果、エッジスイッチ装置SWE2は、宛先のカプセル化用アドレスBMAC(DA)が自身のカプセル化用アドレスBMAC「BA2」であり、サービスインスタンス識別子ISID「BBB」を持つカスタマ用アドレスCMAC「CA41」が下位リンク用ポートPd[n]の先に存在することを認識する。そこで、エッジスイッチ装置SWE2は、フレームFL3をデカプセル化し、サービスVLANタグ18を付加することでフレームFL2に変換し、フレームFL2をスイッチSWB4に向けて送信する。スイッチSWB4は、フレームFL2を受信し、フレームFL2からサービスVLANタグ18を取り除くことでフレームFL1に変換し、フレームFL1を、「CA41」のカスタマ用アドレスCMACを持つカスタマ端末TMに向けて送信する。
なお、ここでは、エッジスイッチ装置SWEは、PB網11との間でフレームFL2の受信または送信を行ったが、場合によっては、カスタマ網12との間でフレームFL1の受信または送信を行うことも可能である。すなわち、エッジスイッチ装置SWEは、図2のフレームFL1をカプセル化することでフレームFL3を生成したり、フレームFL3をデカプセル化することでフレームFL1を生成することも可能である。
また、ここでは、カスタマ網12b内のカスタマ端末TMとカスタマ網12d内のカスタマ端末TMとの間でPBB網10を介して通信が行われる例を示したが、その他の経路を介する通信も、アドレステーブルを用いて適宜行われる。例えば、カスタマ網12b内のカスタマ端末TMからカスタマ網12a内のカスタマ端末TMに向けてPB網11aを介して通信を行う場合、エッジスイッチ装置SWE1は、アドレステーブルFDB1に基づいて、下位リンク用ポートPd[n]で受信した非カプセル化フレームを下位リンク用ポートPd[1]に中継する。
また、前述したように、各エッジスイッチ装置SWEが複数の上位リンク用ポートPuを備え、各エッジスイッチ装置SWE間で上位リンク用ポートPuが直接接続されるような構成の場合、エッジスイッチ装置SWEは、場合によっては、カプセル化フレームの中継を行う。すなわち、エッジスイッチ装置SWEは、自身のアドレステーブルに基づいて、複数の上位リンク用ポートPuの中のいずれかの上位リンク用ポートPuで受信したカプセル化フレームを、他のいずれかの上位リンク用ポートPuに中継する。
《中継システム(前提)における問題点》
以上のように、PBB方式を適用した中継システムでは、エッジスイッチ装置SWEおよびコアスイッチ装置SWCは、自身のアドレステーブルに基づいて非カプセル化フレームまたはカプセル化フレームを中継する。このようなアドレステーブルに基づく方式は、例えば、同一のサービスインスタンス識別子ISIDが割り当てられるカスタマ端末TMが広範囲に存在するような場合には有益となる。例えば、カスタマ網12b,12d,12f内に同一のサービスインスタンス識別子ISIDが割り当てられるカスタマ端末TMが存在するような場合、これらの間でブロードキャストドメインを構築し、アドレステーブルに宛先の情報が未学習の際にはフラッディングを行うといった方式が有益となる。
しかしながら、このような方式は、例えば、同一のサービスインスタンス識別子ISIDが割り当てられるカスタマ端末TMが局所的にしか存在しないような場合には、無駄が生じ得る。例えば、同一のサービスインスタンス識別子ISIDが割り当てられるカスタマ端末TMがカスタマ網12a,12c内にしか存在しないような場合を想定する。このような場合、エッジスイッチ装置SWE1,SWE2およびコアスイッチ装置SWCでは、受信および宛先のポートを一義的に定めることが可能である。
図1に示した方式は、このような場合であっても、アドレステーブルの処理(学習および検索)が必要となるため、MACアドレスの学習によってFDBのエントリを無駄に消費する恐れがある。すなわち、図3に示したように、エッジスイッチ装置SWE1,SWE2では、カスタマ用アドレスCMAC「CA41」および「CA31」のエントリが必要となり、コアスイッチ装置SWCでは、カプセル化用アドレスBMAC「BA1」および「BA2」のエントリが必要となる。
図1では、便宜上、各エッジスイッチ(例えばSWE1)の各下位リンク用ポート(例えばPd[1])には、1個のカスタマ網(12a)が収容される構成となっているが、実際には、複数のカスタマ網12が収容される場合が多い。この場合、複数のカスタマ網12は、サービスVLAN識別子SVIDによって区別される。特にこのような場合、各エッジスイッチSWEのアドレステーブルFDB1には、膨大な数のエントリが必要となるため、これに伴うエントリの消費が問題となる。さらに、実際には、PBB網10には多くのエッジスイッチ装置SWEが収容される場合があり、これに伴い、コアスイッチ装置SWCのアドレステーブルFDB2でも、エントリの消費が問題となる。
また、図1に示した方式は、ブロードキャストドメインを構築するためのテーブルの設定が別途必要であるため、記憶容量の増大も生じ得る。例えば、コアスイッチ装置SWCでは、ポートP[1],P[2]が同一のブロードキャストドメインに属することをテーブルに設定する必要がある。具体的には、テーブルに、バックボーンVLAN識別子BVID「BB」と、ポートP[1],P[2]と、の対応関係を設定する必要があり、特許文献1の方式を用いた場合には、サービスインスタンス識別子ISID「BBB」と、ポートP[1],P[2]と、の対応関係を設定する必要がある。
《中継システム(実施の形態1)の概略》
図5は、本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その構成例および動作例を示す概略図である。図5は、便宜上、図1の示した各構成の中から関連が有る箇所を抽出した図面となっている。主な構成について簡単に説明すると、図5の中継システムは、PBB網10の入口または出口に設置される複数のエッジスイッチ装置SWE1,SWE2と、PBB網10で複数のエッジスイッチ装置SWE1,SWE2の間に設置されるコアスイッチ装置SWCと、を備える。
エッジスイッチ装置SWEは、PBB網10の外部に接続される下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]と、PBB網10に接続される上位リンク用ポートPuと、を含む複数のポート(第2ポート)を備える。前述したように、エッジスイッチ装置SWEは、主として、PBB網10の外部から受信した非カプセル化フレームをカプセル化フレームに変換してPBB網10に中継し、PBB網10から受信したカプセル化フレームを非カプセル化フレームに変換してPBB網10の外部に中継する。一方、コアスイッチ装置SWCは、複数のポート(第1ポート)P[1]〜P[3]を備え、PBB網10内でカプセル化フレームを中継する。
このような構成において、図5では、同一のサービスインスタンス識別子ISIDが割り当てられるカスタマ端末TMがカスタマ網12a,12c内にしか存在しない場合を想定する。そして、カスタマ網12a内でカスタマ用アドレスCMAC「CA11」を持つカスタマ端末TMから、カスタマ網12c内でカスタマ用アドレスCMAC「CA21」を持つカスタマ端末TMに向けて通信が行われる場合を想定する。
図1の場合と同様に、まず、送信元のカスタマ端末TMは、図2のフレームFL1と同じフォーマット構造を持ち、送信元のカスタマ用アドレスCMAC「CA11」および宛先のカスタマ用アドレスCMAC「CA21」を持つフレームFL1aを送信する。これを受けて、スイッチSWB1は、図2のフレームFL2と同じフォーマット構造を持ち、当該フレームFL1aに所定のサービスVLAN識別子SVIDが付加されたフレームFL2aを送信する。
エッジスイッチ装置SWE1は、図1の場合と同様に、当該フレームFL2a(例えば、その中に含まれる所定のサービスVLAN識別子SVID)に対して、予め事業者等によって定められるサービスインスタンス識別子ISID(ここでは「AAA」とする)を割り当てる。ただし、図5では、図1の場合と異なり、予め事業者等によって、さらに、当該サービスインスタンス識別子ISID「AAA」を持つフレームを、図1のようなアドレステーブルに基づいてフレームを中継する動作(以降、PBB動作と呼ぶ)とは別の動作(以降、仮想パス動作と呼ぶ)に対応付けることが定められている。
さらに、図5のエッジスイッチ装置SWE1は、図1の場合と異なり、サービスインスタンス識別子(第1識別子)「AAA」と、エッジスイッチ装置SWE1が持つ複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する仮想パステーブル(第2仮想パステーブル)25を備える。当該仮想パステーブル25の内容は、予め事業者等によって定められる。ここでは、仮想パステーブル25の2個のポート(実際にはポート識別子)として、下位リンク用ポート識別子{Pd[1]}と、上位リンク用ポート識別子{Pu}と、が設定されている。
これらに基づいて、エッジスイッチ装置SWE1は、下位リンク用ポートPd[1]で受信したフレーム(非カプセル化フレーム)FL2aを仮想パス動作に対応付け、仮想パステーブル25に基づいて、フレーム(カプセル化フレーム)FL3aを上位リンク用ポートPuに送信する。すなわち、エッジスイッチ装置SWE1は、仮想パス動作では、仮想パステーブル25に保持されるサービスインスタンス識別子(第1識別子)ISID「AAA」が割り当てられるフレーム(非カプセル化フレームまたはカプセル化フレーム)を、仮想パステーブル25に保持される2個のポートの間で中継する。
ここでは、仮想パス動作によって、非カプセル化フレームFL2aをカプセル化フレームFL3aに変換して中継する場合を例とするが、特に、これに限定されるものではない。仮想パス動作は、カプセル化フレームを非カプセル化フレームに変換して中継する場合や、非カプセル化フレーム間(すなわち下位リンク用ポート間)で中継する場合や、カプセル化フレーム間(すなわち上位リンク用ポート間)で中継する場合にも適用可能である。
図5に示すように、フレームFL3aは、図2のフレームFL3と同じフォーマット構造を持つが、フレームFL3とは異なり、仮想パス動作用の各種値が格納された仮想パス動作用のカプセル化フレームとなっている。具体的には、エッジスイッチ装置SWE1は、まず、図1の場合と同様に、フレームFL3aのサービスインスタンス識別子ISIDに「AAA」を格納する。ただし、エッジスイッチ装置SWE1は、図1の場合と異なり、フレームFL3aのバックボーンVLAN識別子BVID、送信元のカプセル化用アドレスBMAC(SA)および宛先のカプセル化用アドレスBMAC(DA)に、仮想パス動作用の値をそれぞれ格納する。
この例では、エッジスイッチ装置SWE1は、バックボーンVLAN識別子BVIDに、サービスインスタンス識別子ISID「AAA」が仮想パス動作に対応付けられていることを表す仮想パス動作識別子「MM」を格納する。また、エッジスイッチ装置SWE1は、送信元のカプセル化用アドレスBMAC(SA)および宛先のカプセル化用アドレスBMAC(DA)に、必ずしも限定はされないが、マルチキャスト用またはブロードキャスト用のMACアドレスBAmを格納する。
コアスイッチ装置SWCは、エッジスイッチ装置SWE1の場合と同様に、サービスインスタンス識別子「AAA」と、複数のポートの中の2個のポート(ここではポートP[1],P[2])と、の対応関係を保持する仮想パステーブル(第1仮想パステーブル)26を備える。当該仮想パステーブル26の内容は、予め事業者等によって定められる。
コアスイッチ装置SWCは、フレーム(カプセル化フレーム)FL3aを受信し、そのバックボーンVLAN識別子BVIDに仮想パス動作識別子「MM」が格納されていることから、フレームFL3aに仮想パス動作が対応付けられていることを認識する。そこで、コアスイッチ装置SWCは、サービスインスタンス識別子ISID「AAA」が割り当てられるフレーム(仮想パス動作用のカプセル化フレーム)FL3aを、仮想パステーブル26に保持される2個のポートの間で中継する。すなわち、コアスイッチ装置SWCは、当該2個のポートの中の一方のポートP[1]で受信したフレームFL3aを、他方のポートP[2]に中継する。
この際に、フレームFL3aに含まれるカプセル化用アドレスBMACは、アドレステーブルの処理を伴わないMACアドレス(マルチキャスト用またはブロードキャスト用のMACアドレスBAm)となっている。これによって、コアスイッチ装置SWCに対して、アドレステーブル(第1アドレステーブル)FDB2の処理を確実に禁止することが可能になる。例えば、PBB動作の場合と同様に、カプセル化用アドレスBMACにエッジスイッチ装置SWEのMACアドレスが格納されている場合、コアスイッチ装置SWCの仕様によっては、アドレステーブルFDB2の処理(学習および検索)が実行され、これにより、誤動作が生じる恐れがある。
なお、コアスイッチ装置SWCは、アドレステーブルFDB2の学習(すなわち送信元のカプセル化用アドレスBMAC(SA)の学習)に関しては実行しても特に誤動作は生じないが、この場合、アドレステーブルFDB2に不必要なエントリが生成されるため無駄が生じる。したがって、仮想パス動作の際には、アドレステーブルFDB2の処理を確実に停止するような仕組みを設けることが望ましく、その一例として、エッジスイッチ装置SWE1は、マルチキャスト用またはブロードキャスト用のMACアドレスBAmを格納する。
エッジスイッチ装置SWE2は、コアスイッチ装置SWCの場合と同様にして、フレームFL3aに仮想パス動作が対応付けられていることを認識し、自身の仮想パステーブルに基づいて、ポートPd[1]にフレームFL2aを送信する。当該仮想パステーブルは、図示は省略するが、サービスインスタンス識別子ISID「AAA」と、2個のポート(上位リンク用ポートPuおよび下位リンク用ポートPd[1])と、の対応関係を保持する。ただし、エッジスイッチ装置SWE2は、コアスイッチ装置SWCの場合と異なり、ポートPd[1]にフレームFL2aを送信する際にデカプセル化およびサービスVLANタグ18の付加を行う。以降、スイッチSWB3は、当該フレームFL2aをフレームFL1aに変換し、それをカスタマ用アドレスCMAC「CA21」を持つカスタマ端末TMに送信する。
以上、図5のような仮想パス動作を実装することで、エッジスイッチ装置SWEおよびコアスイッチ装置SWCは、アドレステーブルの処理を実行することなく、仮想パステーブルに基づいて中継を行える。このため、PBB動作の場合と比較して、アドレステーブル(FDB1,FDB2)におけるエントリの消費を抑制することが可能になる。また、場合によっては、中継に伴うレイテンシを小さくすることも可能になる。さらに、ブロードキャストドメイン用のテーブルの設定が不要となるため、記憶容量を低減できる。
これらの結果、PBB方式を用いたスイッチ装置および中継システムにおいて、Point to Pointの効率的な通信が実現可能になる。また、図5の中継システムは、設定(ここではバックボーンVLAN識別子BVIDの設定)によって、図1に示したようなPBB動作を実行することも勿論可能である。
なお、エッジスイッチ装置SWEは、カスタマを識別する際には、前述したサービスVLAN識別子SVIDに限らず、ポートや、レイヤ3の情報や、これらの組み合わせ等、様々な方法を用いることができ、これによって識別されたカスタマに対してサービスインスタンス識別子ISIDを割り当てることができる。したがって、エッジスイッチ装置SWEは、サービスVLAN識別子SVIDの情報に基づいて仮想パスを構築するだけでなく、原理的には、エッジスイッチ装置SWEによって識別可能な任意の装置(すなわちサービスインスタンス識別子ISIDを割り当て可能な装置)間で仮想パスを構築することが可能になる。
例えば、エッジスイッチ装置SWE1,SWE2の所定の下位リンク用ポートにそれぞれ仮想パス動作に対応付けられたサービスインスタンス識別子ISIDを割り当て、当該下位リンク用ポートに接続された任意の装置間で仮想パスを構築することができる。この際に、仮想パス動作では、アドレステーブルの処理が不必要であるため、当該任意の装置は、必ずしもMACアドレスを持つ装置に限らない。
《エッジスイッチ装置の詳細》
図6は、図5の中継システムにおいて、そのエッジスイッチ装置の主要部の構成例を示すブロック図である。図6に示すエッジスイッチ装置SWEは、PBB網10の外部(例えばPB網11)に接続される複数の下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]と、PBB網10に接続される上位リンク用ポートPuと、を含む複数のポート(第2ポート)と、各種処理部および各種テーブルと、を備える。上位リンク用ポートPuは、前述したように、複数設けられてもよい。以下、この各種処理部および各種テーブルに関して説明する。
インタフェース部30は、受信バッファおよび送信バッファを備え、下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]との間で非カプセル化フレームの送信または受信を行い、上位リンク用ポートPuとの間でカプセル化フレームの送信または受信を行う。受信ポート識別部31は、複数のポートのいずれかで受信され、インタフェース部30の受信バッファを介して伝送されたフレームに対して、当該フレームを受信したポートの識別子(受信ポート識別子と呼ぶ)を付加する。
受信ポート識別部31は、当該受信ポート識別子が付加されたフレームをISID/BVID割り当て部32または動作選択部34に送信する。具体的には、受信ポート識別部31は、受信ポート識別子が下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]に該当する場合には、非カプセル化フレームをISID/BVID割り当て部32に送信し、受信ポート識別子が上位リンク用ポートPuに該当する場合には、カプセル化フレームを動作選択部34に送信する。
ISID/BVID割り当て部(識別子割り当て部)32は、予め事業者等によって定められた規則に基づいて、下位リンク用ポートで受信した非カプセル化フレームに、前述したPBB動作か仮想パス動作かの対応付けを含めてサービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDを割り当てる。具体的には、例えば、予め事業者等によって、ISID/BVID管理テーブル33が定められ、ISID/BVID割り当て部32は、これに基づいて割り当てを行う。
図7は、図6におけるISID/BVID管理テーブルの構成例を示す図である。図7の例では、サービスVLAN識別子SVID毎に、対応するサービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDが設定されている。例えば、サービスVLAN識別子SVID「A」に、サービスインスタンス識別子ISID「AAA」を割り当て、図5に示したように、当該サービスインスタンス識別子ISID「AAA」に仮想パス動作を対応付ける場合には、バックボーンVLAN識別子BVIDに仮想パス動作識別子「MM」が設定される。また、サービスVLAN識別子SVID「B」に、サービスインスタンス識別子ISID「BBB」を割り当て、当該サービスインスタンス識別子ISID「BBB」にPBB動作を対応付ける場合には、バックボーンVLAN識別子BVIDに例えば当該「BBB」を束ねる値「BB」が設定される。
ISID/BVID割り当て部(識別子割り当て部)32は、このようにして割り当てたサービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDを、受信ポート識別部31からの非カプセル化フレームに付加して動作選択部34に送信する。動作選択部34は、受信ポート識別部31からのカプセル化フレームに含まれる、あるいは、ISID/BVID割り当て部32によって非カプセル化フレームに付加されたバックボーンVLAN識別子BVIDに、仮想パス動作識別子「MM」が格納されているか否かで仮想パス動作かPBB動作かを選択する。
動作選択部34は、仮想パス動作を選択した場合には、当該フレームを仮想パステーブル処理部36に送信し、PBB動作を選択した場合には、当該フレームをFDB処理部35に送信する。仮想パステーブル処理部36は、動作選択部34からのフレーム(非カプセル化フレームまたはカプセル化フレーム)のサービスインスタンス識別子ISIDと、当該フレームに付加されている受信ポート識別子とを用いて、図5に示したような仮想パステーブル(第2仮想パステーブル)25を検索する。サービスインスタンス識別子ISIDは、動作選択部34からのフレームがカプセル化フレームの場合にはその中に含まれ、非カプセル化フレームの場合には、ISID/BVID割り当て部(識別子割り当て部)32によって付加される。
仮想パステーブル処理部36は、動作選択部34からのフレームに、仮想パステーブル25の検索結果から得られる宛先のポートのポート識別子(宛先ポート識別子と呼ぶ)を付加し、当該フレームを、受信ポート識別子と宛先ポート識別子との対応関係に応じて、異なる処理部に送信する。具体的には、仮想パステーブル処理部36は、受信ポート識別子が上位リンク用ポートに該当し、宛先ポート識別子が下位リンク用ポートに該当する場合には、カプセル化フレームをデカプセル化実行部39に送信する。
また、仮想パステーブル処理部36は、受信ポート識別子が下位リンク用ポートに該当し、宛先ポート識別子が上位リンク用ポートに該当する場合には、非カプセル化フレームを仮想パス動作用カプセル化実行部40に送信する。さらに、仮想パステーブル処理部36は、受信ポート識別子および宛先ポート識別子が共に上位リンク用ポートに該当するか、あるいは共に下位リンク用ポートに該当する場合には、カプセル化フレームまたは非カプセル化フレームを中継実行部41に送信する。
一方、FDB処理部35は、図1で述べたように、動作選択部34からのフレーム(非カプセル化フレームまたはカプセル化フレーム)を対象に、図3に示したようなアドレステーブル(第2アドレステーブル)FDB1の処理(学習および検索)を行う。そして、FDB処理部35は、動作選択部34からのフレームに、アドレステーブルFDB1の検索結果から得られる宛先のポートのポート識別子(宛先ポート識別子)を付加し、当該フレームを、受信ポート識別子と宛先ポート識別子との対応関係に応じて、異なる処理部に送信する。具体的には、FDB処理部35は、受信ポート識別子が上位リンク用ポートに該当し、宛先ポート識別子が下位リンク用ポートに該当する場合には、カプセル化フレームをデカプセル化実行部39に送信する。
また、FDB処理部35は、受信ポート識別子が下位リンク用ポートに該当し、宛先ポート識別子が上位リンク用ポートに該当する場合には、非カプセル化フレームをPBB動作用カプセル化実行部38に送信する。さらに、FDB処理部35は、受信ポート識別子および宛先ポート識別子が共に上位リンク用ポートに該当するか、あるいは共に下位リンク用ポートに該当する場合には、カプセル化フレームまたは非カプセル化フレームを中継実行部41に送信する。
ここで、動作選択部34、仮想パステーブル処理部36およびFDB処理部35は、中継処理部(第2中継処理部)42を構成する。中継処理部42は、前述したように、PBB動作と、仮想パス動作と、を選択的に実行する。中継処理部42は、PBB動作では、アドレステーブルFDB1に基づいて非カプセル化フレームまたはカプセル化フレームを中継する。一方、中継処理部42は、仮想パス動作では、仮想パステーブル25に保持されるサービスインスタンス識別子ISIDが割り当てられる非カプセル化フレームまたはカプセル化フレームを、仮想パステーブル25に保持される2個のポートの間で中継する。
デカプセル化実行部39は、図1または図5のエッジスイッチ装置SWE2の場合のように、FDB処理部35または仮想パステーブル処理部36からのカプセル化フレームを非カプセル化フレームに変換し、当該非カプセル化フレームを中継実行部41に送信する。この際に、デカプセル化実行部39は、ISID/BVID割り当て部33に基づき、サービスインスタンス識別子ISIDからサービスVLAN識別子SVIDを求め、当該非カプセル化フレームに含まれるサービスVLANタグ18を定める。PBB動作用カプセル化実行部38は、図1のエッジスイッチ装置SWE1の場合のように、非カプセル化フレームを、所定のカプセル化用アドレスBMAC等によってカプセル化フレームに変換し、当該カプセル化フレームを中継実行部41に送信する。
仮想パス動作用カプセル化実行部40は、前述したように、下位リンク用ポートで受信した非カプセル化フレームが仮想パス動作に対応付けられ、仮想パステーブル25に基づいて、当該非カプセル化フレームの宛先のポートが上位リンク用ポートである場合に、動作する。この場合、仮想パス動作用カプセル化実行部40は、図5のエッジスイッチ装置SWE1で述べたように、非カプセル化フレームを、仮想パス動作用の各種値によって仮想パス動作用のカプセル化フレームに変換し、当該カプセル化フレームを中継実行部41に送信する。
仮想パス動作用カプセル化実行部40は、このカプセル化フレームへの変換の際に、サービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDに、ISID/BVID割り当て部32によって非カプセル化フレームに付加された値を格納することができる。また、仮想パス動作用カプセル化実行部40は、このカプセル化フレームへの変換の際に、カプセル化用アドレスBMACに、予め定めたマルチキャスト用またはブロードキャスト用のMACアドレスBAmを格納することが望ましい。
中継実行部41は、前述した各処理部からのフレーム(非カプセル化フレームまたはカプセル化フレーム)を、インタフェース部30内の所定の送信バッファに向けて送信する。この所定の送信バッファは、当該フレームに付加されている宛先ポート識別子に対応するバッファである。インタフェース部30内の送信バッファは、中継実行部41からのフレームを受けて、対応するポート(すなわち当該宛先ポート識別子に該当する下位リンク用ポートまたは上位リンク用ポート)にフレームを送信する。
図8は、図6のエッジスイッチ装置において、そのフレーム受信時の処理内容の一例を示すフロー図である。図8のフレーム受信処理において、エッジスイッチ装置SWE(具体的には受信ポート識別部31)は、受信したポートが下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]であるか否かを判定する(ステップS101)。下位リンク用ポートでない場合(すなわち上位リンク用ポートPuである場合)、エッジスイッチ装置SWEは、ステップS103へ移行する。一方、下位リンク用ポートである場合、エッジスイッチ装置SWE(具体的にはISID/BVID割り当て部32)は、ISID/BVID管理テーブル33に基づき、サービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDを割り当て、ステップS103へ移行する(ステップS102)。
ステップS103において、エッジスイッチ装置SWE(具体的には動作選択部34)は、仮想パス動作か否かを選択する。具体的には、エッジスイッチ装置SWE(動作選択部34)は、バックボーンVLAN識別子BVIDに仮想パス動作識別子「MM」が格納されているか否かで仮想パス動作か否かを選択する。エッジスイッチ装置SWEは、仮想パス動作を選択した場合には、ステップS104の仮想パス動作時処理を実行する。一方、エッジスイッチ装置SWEは、仮想パス動作を選択しない場合には、PBB動作を選択し、図1および図6で述べたようなアドレステーブル(第2アドレステーブル)FDB1の処理(学習および検索)を含む所定の処理を実行する(ステップS105)。
図9は、図8における仮想パス動作時処理の処理内容の一例を示すフロー図である。図9の仮想パス動作時処理(図8のステップS104)において、エッジスイッチ装置SWE(具体的には仮想パステーブル処理部36)は、サービスインスタンス識別子ISIDを検索キーとして仮想パステーブル(第2仮想パステーブル)25を検索し(ステップS201)、検索結果がヒットしたか否かを判定する(ステップS202)。
ここで、検索結果のヒットとは、フレームに対応するサービスインスタンス識別子ISIDが仮想パステーブル25に保持され、かつ、当該サービスインスタンス識別子ISIDに対応付けられる2個のポートの一方が、当該フレームを受信したポートに一致する場合を意味する。なお、サービスインスタンス識別子ISIDは、図6で述べたように、カプセル化フレームに含まれるか、または図8のステップS102によって非カプセル化フレームに付加される。また、フレームを受信したポートは、図6で述べたように、受信ポート識別部31で付加される。
ステップS202で検索結果がヒットの場合、エッジスイッチ装置SWE(仮想パステーブル処理部36)は、フレームを受信したポートと、仮想パステーブル(第2仮想パステーブル)25に基づいて得られる宛先のポート(前述した2個のポートの他方)と、の関係に基づき、中継経路を判定する(ステップS203)。一方、ステップS202で検索結果がミスヒットの場合、エッジスイッチ装置SWEは、例えば、フレームを破棄する(ステップS207)。
ステップS203に伴い下位リンク用ポート(Pd)から上位リンク用ポート(Pu)への中継と判定された場合(ステップS204)、エッジスイッチ装置SWE(具体的には仮想パス動作用カプセル化実行部40)は、非カプセル化フレームを仮想パス動作用のカプセル化フレームに変換したのちステップS206へ移行する(ステップS205)。ステップS203に伴い上位リンク用ポート(Pu)から下位リンク用ポート(Pd)への中継と判定された場合(ステップS208)、エッジスイッチ装置SWE(具体的にはデカプセル化実行部39)は、カプセル化フレームを非カプセル化フレームに変換したのちステップS206へ移行する(ステップS209)。
また、ステップS203に伴い上位リンク用ポート(Pu)間、または、下位リンク用ポート(Pd)間の中継と判定された場合(ステップS204,S208)、エッジスイッチ装置SWEは、ステップS206へ移行する。ステップS206において、エッジスイッチ装置SWE(具体的には中継実行部41)は、フレームをステップS203で得られた宛先のポートに送信する。当該フレームは、ステップS205に伴う仮想パス動作用のカプセル化フレームか、ステップS209に伴う非カプセル化フレームか、ステップS208の「No」に伴うカプセル化フレームまたは非カプセル化フレームである。
《コアスイッチ装置の詳細》
図10は、図5の中継システムにおいて、そのコアスイッチ装置の主要部の構成例を示すブロック図である。図10に示すコアスイッチ装置SWCは、PBB網10に接続される複数のポート(第1ポート)P[1]〜P[m]と、各種処理部および各種テーブルと、を備える。以下、この各種処理部および各種テーブルに関して説明する。
インタフェース部45は、受信バッファおよび送信バッファを備え、複数のポートP[1]〜P[m]との間でカプセル化フレームの送信または受信を行う。受信ポート識別部46は、複数のポートのいずれかで受信され、インタフェース部45の受信バッファを介して伝送されたカプセル化フレームに対して、当該カプセル化フレームを受信したポートの識別子(受信ポート識別子)を付加する。
動作選択部47は、受信ポート識別部46からのカプセル化フレームに含まれるバックボーンVLAN識別子BVIDに、仮想パス動作識別子「MM」が格納されているか否かで仮想パス動作かPBB動作かを選択する。動作選択部47は、仮想パス動作を選択した場合には、当該カプセル化フレームを仮想パステーブル処理部49に送信し、PBB動作を選択した場合には、当該カプセル化フレームをFDB処理部48に送信する。
仮想パステーブル処理部49は、動作選択部47からのカプセル化フレームに含まれるサービスインスタンス識別子ISIDと、当該カプセル化フレームに付加されている受信ポート識別子とを用いて、図5に示したような仮想パステーブル(第1仮想パステーブル)26を検索する。そして、仮想パステーブル処理部49は、当該カプセル化フレームに、仮想パステーブル26の検索結果から得られる宛先のポートのポート識別子(宛先ポート識別子)を付加し、それを中継実行部50に送信する。
FDB処理部48は、図1で述べたように、動作選択部47からのカプセル化フレームを対象に、図4に示したようなアドレステーブル(第1アドレステーブル)FDB2の処理(学習および検索)を行う。そして、FDB処理部48は、動作選択部47からのカプセル化フレームに、アドレステーブルFDB2の検索結果から得られる宛先のポートのポート識別子(宛先ポート識別子)を付加し、それを中継実行部50に送信する。
ここで、動作選択部47、FDB処理部48および仮想パステーブル処理部49は、中継処理部(第1中継処理部)51を構成する。中継処理部51は、前述したように、PBB動作と、仮想パス動作と、を選択的に実行する。中継処理部51は、PBB動作では、アドレステーブルFDB2に基づいてカプセル化フレームを中継する。一方、中継処理部51は、仮想パス動作では、仮想パステーブル26に保持されるサービスインスタンス識別子ISIDが割り当てられるカプセル化フレームを、仮想パステーブル26に保持される2個のポートの間で中継する。
中継実行部50は、FDB処理部48または仮想パステーブル処理部49からのカプセル化フレームを、インタフェース部45内の所定の送信バッファに向けて送信する。この所定の送信バッファは、当該カプセル化フレームに付加されている宛先ポート識別子に対応するバッファである。インタフェース部45内の送信バッファは、中継実行部50からのカプセル化フレームを受けて、対応するポート(すなわち当該宛先ポート識別子に該当するポート)にカプセル化フレームを送信する。
図11は、図10のコアスイッチ装置において、そのフレーム受信時の処理内容の一例を示すフロー図である。図11のフレーム受信処理において、コアスイッチ装置SWC(具体的には動作選択部47)は、仮想パス動作か否かを選択する(ステップS301)。具体的には、コアスイッチ装置SWC(動作選択部47)は、バックボーンVLAN識別子BVIDに仮想パス動作識別子「MM」が格納されているか否かで仮想パス動作か否かを選択する。
仮想パス動作を選択しない場合、コアスイッチ装置SWCは、PBB動作を選択し、図1および図10で述べたようなアドレステーブル(第1アドレステーブル)FDB2の処理(学習および検索)を含む所定の処理を実行する(ステップS305)。一方、仮想パス動作を選択した場合、コアスイッチ装置SWC(具体的には仮想パステーブル処理部49)は、サービスインスタンス識別子ISIDを検索キーとして仮想パステーブル(第1仮想パステーブル)26を検索し(ステップS302)、検索結果がヒットしたか否かを判定する(ステップS303)。
ここで、検索結果のヒットとは、カプセル化フレームに含まれるサービスインスタンス識別子ISIDが仮想パステーブル26に保持され、かつ、当該サービスインスタンス識別子ISIDに対応付けられる2個のポートの一方が、当該カプセル化フレームを受信したポートに一致する場合を意味する。カプセル化フレームを受信したポートは、図10で述べたように、受信ポート識別部46で付加される。
ステップS303で検索結果がヒットの場合、コアスイッチ装置SWC(具体的には中継実行部50)は、仮想パステーブル26に基づいて得られる宛先のポート(前述した2個のポートの他方)に、カプセル化フレームを送信する(ステップS304)。すなわち、コアスイッチ装置SWCは、仮想パステーブル26に保持されるサービスインスタンス識別子を含むカプセル化フレームを、仮想パステーブル26に保持される2個のポートの間で中継する。一方、ステップS303で検索結果がミスヒットの場合、コアスイッチ装置SWCは、例えば、フレームを破棄する(ステップS306)。
以上、本実施の形態1のスイッチ装置および中継システムを用いることで、代表的には、Point to Pointでの効率的な通信が実現可能になる。
(実施の形態2)
《中継システム(変形例[1])の概略》
図12は、本発明の実施の形態2による中継システムにおいて、その構成例および動作例を示す概略図である。図12の中継システムは、前述した図5の中継システムとほぼ同様の構成を備える。ただし、図12では、サービスインスタンス識別子ISIDに仮想パス動作またはPBB動作を対応付ける方法と、これに伴う仮想パス動作かPBB動作かの選択方法が図5の場合とは異なっている。これ以外に関しては、図5の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施の形態2の方式では、実施の形態1の方式と異なり、サービスインスタンス識別子ISIDの一部の範囲が仮想パス動作用として予約されている。これに基づき、エッジスイッチSWE1(具体的には、図6のISID/BVID割り当て部(識別子割り当て部)32)は、非カプセル化フレームに割り当てるサービスインスタンス識別子ISIDを、当該一部の範囲に定めるか否かで仮想パス動作かPBB動作かの対応付けを行う。したがって、図12では、図5の場合と異なり、エッジスイッチSWE1は、上位リンク用ポートPuから送信するフレーム(仮想パス動作用のカプセル化フレーム)FL3bにおいて、そのバックボーンVLAN識別子BVIDに任意の値を格納すればよい。
図12のコアスイッチ装置SWCは、複数のポートP[1]〜P[3]のいずれか(ここではP[1])でフレームFL3bを受信した際に、図5の場合と異なり、サービスインスタンス識別子ISIDが前述した一部の範囲に含まれるか否かで仮想パス動作かPBB動作かを選択する。この選択は、図10の動作選択部47によって行われる。また、エッジスイッチ装置SWE2も、図6の動作選択部34によって同様の選択を行う。
以上、本実施の形態2のスイッチ装置および中継システムを用いることでも、実施の形態1で述べた各種効果と同様の効果が得られ、代表的には、Point to Pointでの効率的な通信が実現可能になる。実施の形態1の方式と実施の形態2の方式を比較すると、実施の形態1の方式では、バックボーンVLAN識別子BVIDの中から仮想パス動作識別子「MM」に該当する所定値を予約する必要があるのに対して、実施の形態2の方式では、サービスインスタンス識別子ISIDの中から所定の範囲を予約する必要がある。したがって、バックボーンVLAN識別子BVIDおよびサービスインスタンス識別子ISIDの各ビット領域における利用効率や、仮想パス動作に対応付ける仮想パス数の拡張性等の観点からは、実施の形態1の方式の方が望ましい。
(実施の形態3)
《中継システム(変形例[2])の概略》
図13は、本発明の実施の形態2による中継システムにおいて、その構成例および動作例を示す概略図である。図13の中継システムは、前述した図5の中継システムとほぼ同様の構成を備える。ただし、図13では、仮想パステーブル55,56がサービスインスタンス識別子ISIDの代わりに内部VLAN識別子IVIDを含む点と、エッジスイッチ装置SWEおよびコアスイッチ装置SWCが識別子管理テーブル57,58を含む点とが、図5の場合とは異なっている。これ以外に関しては、図5の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
エッジスイッチ装置SWEおよびコアスイッチ装置SWCでは、装置内部の中継を、実施の形態1のようにサービスインスタンス識別子ISIDを直接用いて管理するのではなく、一旦、内部VLAN識別子IVIDに変換した上で管理する方が望ましい場合がある。例えば、内部VLAN識別子IVIDは、サービスインスタンス識別子ISIDよりも短いビット長を持ち、これにより、アドレステーブルの容量低減や装置内部での処理の容易化および処理負荷の低減等が図れる。
図13において、エッジスイッチ装置SWE1は、仮想パステーブル55および識別子管理テーブル57を備える。識別子管理テーブル57は、予め、事業者等の設定に基づき、内部VLAN識別子IVIDと、サービスVLAN識別子SVIDと、サービスインスタンス識別子ISIDと、バックボーンVLAN識別子BVIDと、の対応関係を保持する。エッジスイッチ装置SWE1は、例えば、下位リンク用ポートPd[1]でフレームFL2aを受信した際に、識別子管理テーブル57に基づき、当該フレームFL2aに含まれるサービスVLAN識別子SVID(ここでは「A」)を内部VLAN識別子IVID(ここでは「aaa」)に変換する。
仮想パステーブル55は、内部VLAN識別子IVIDと、エッジスイッチ装置SWE1が持つ複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する。図13の例では、内部VLAN識別子IVID「aaa」に、下位リンク用ポート識別子{Pd[1]}および上位リンク用ポート識別子{Pu}が対応付けられている。エッジスイッチ装置SWE1は、当該仮想パステーブル55に基づき、下位リンク用ポートPd[1]で受信したフレームFL2aを上位リンク用ポートPuに中継する。この際に、エッジスイッチ装置SWE1は、識別子管理テーブル57に基づき、図5の場合と同様に、サービスインスタンス識別子ISID(ここでは「AAA」)およびバックボーンVLAN識別子BVID(ここでは仮想パス動作識別子「MM」)を用いてカプセル化を行う。
同様に、コアスイッチ装置SWCも、仮想パステーブル56および識別子管理テーブル58を備える。識別子管理テーブル58は、予め、事業者等の設定に基づき、内部VLAN識別子IVIDと、サービスインスタンス識別子ISIDと、の対応関係を保持する。コアスイッチ装置SWCは、例えば、ポートP[1]でフレームFL3aを受信した際に、識別子管理テーブル58に基づき、当該フレームFL3aに含まれるサービスインスタンス識別子ISID(ここでは「AAA」)を内部VLAN識別子IVID(ここでは「aaa」)に変換する。
仮想パステーブル56は、内部VLAN識別子IVIDと、コアスイッチ装置SWCが持つ複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する。図13の例では、内部VLAN識別子IVID「aaa」に、ポート識別子{P[1]}およびポート識別子{P[2]}が対応付けられている。コアスイッチ装置SWCは、図5の場合と同様に、バックボーンVLAN識別子BVID(仮想パス動作識別子「MM」)によって仮想パス動作であることを認識し、仮想パステーブル56に基づき、ポートP[1]で受信したフレームFL3aをポートP[2]に中継する。
図13および前述した図5等から判るように、仮想パステーブルは、第1識別子と、複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する。第1識別子は、サービスインスタンス識別子ISIDまたはそれに対応して装置内部で割り当てた内部VLAN識別子IVIDである。そして、仮想パス動作では、仮想パステーブルに保持される第1識別子を含む非カプセル化フレームまたはカプセル化フレームが、仮想パステーブルに保持される2個のポートの間で中継される。
《エッジスイッチ装置(変形例[2])の詳細》
図14は、図13の中継システムにおいて、そのエッジスイッチ装置の主要部の構成例を示すブロック図である。図15(a)は、図14における内部識別子管理テーブルの構成例を示す図であり、図15(b)は、図14における外部識別子管理テーブルの構成例を示す図である。
図14に示すエッジスイッチ装置SWEは、前述した図6の構成例と比較して、図6のISID/BVID割り当て部(識別子割り当て部)32の代わりに、内部識別子割り当て部60(および内部識別子管理テーブル61)と、外部識別子割り当て部62(および外部識別子管理テーブル63)と、を備えた構成となっている。また、これに伴い、前述した図6の構成例と比較して、PBB動作用カプセル化実行部64、デカプセル化実行部65、および仮想パス動作用カプセル化実行部66の動作が、若干異なっている。これら以外の構成および動作に関しては、図6の場合とほぼ同様であるため、以降、図6との相違点に着目して説明を行う。
内部識別子割り当て部60は、受信ポート識別部31の後段に設けられ、複数のポート(下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]または上位リンク用ポートPu)で非カプセル化フレームまたはカプセル化フレームを受信した際に、内部識別子管理テーブル61に基づき内部識別子の割り当てを行う。具体的には、内部識別子割り当て部60は、非カプセル化フレームに含まれるサービスVLAN識別子SVID、または、カプセル化フレームに含まれるサービスインスタンス識別子ISIDを、内部VLAN識別子IVIDに変換する。
内部識別子管理テーブル61は、図15(a)に示すように、受信ポート識別子と、サービスVLAN識別子SVIDまたはサービスインスタンス識別子ISIDとに、内部VLAN識別子IVIDを対応付けて保持している。また、この例では、内部VLAN識別子IVIDに加えて仮想パス動作識別子も対応付けて保持している。ここでは、PBB動作と仮想パス動作との識別を図5に示した方式で行う場合を例としているが、図12に示した方式で行う場合、当該仮想パス動作識別子は、不要である。
一例として、内部識別子割り当て部60は、下位リンク用ポートPd[1]で受信した、サービスVLAN識別子SVID「A」を含む非カプセル化フレームを処理対象とする。図15(a)の内部識別子管理テーブル61の例では、予め、下位リンク用ポートPd[1]およびサービスVLAN識別子SVID「A」に、内部VLAN識別子IVID「aaa」が対応付けられ、かつ、仮想パス動作識別子「MM」が対応付けられている。これに基づき、内部識別子割り当て部60は、当該非カプセル化フレームに含まれるサービスVLAN識別子SVID「A」を内部VLAN識別子IVID「aaa」に変換し、かつ、仮想パス動作識別子「MM」を付加して中継処理部42に送信する。
また、他の例として、内部識別子割り当て部60は、上位リンク用ポートPuで受信した、サービスインスタンス識別子ISID「AAA」を含むカプセル化フレームを処理対象とする。図15(a)の内部識別子管理テーブル61の例では、予め、上位リンク用ポートPuおよびサービスインスタンス識別子ISID「AAA」に、内部VLAN識別子IVID「aaa」が対応付けられている。これに基づき、内部識別子割り当て部60は、当該カプセル化フレームに含まれるサービスインスタンス識別子ISID「AAA」を内部VLAN識別子IVID「aaa」に変換して中継処理部42に送信する。
中継処理部42は、図6の場合と同様に、アドレステーブルFDB1または仮想パステーブル55に基づいて所定の処理を行う。ただし、当該アドレステーブルFDB1または仮想パステーブル55は、図6の場合と異なり、サービスインスタンス識別子ISIDの代わりに内部VLAN識別子IVIDを保持している。これに伴い、中継処理部42は、内部VLAN識別子IVIDを用いて図6の場合と同様の処理を行う。
一方、外部識別子割り当て部62は、中継実行部41の前段に設けられ、複数のポート(下位リンク用ポートPd[1]〜Pd[n]または上位リンク用ポートPu)から非カプセル化フレームまたはカプセル化フレームを送信する際に、外部識別子管理テーブル63に基づき外部識別子の割り当てを行う。具体的には、外部識別子割り当て部62は、内部VLAN識別子IVIDを、非カプセル化フレームに含まれるサービスVLAN識別子SVID、または、カプセル化フレームに含まれるサービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDに変換する。
外部識別子管理テーブル63は、図15(b)に示すように、送信ポート識別子と、内部VLAN識別子IVIDとに、サービスVLAN識別子SVIDか、サービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDかを対応付けて保持している。
一例として、外部識別子割り当て部62は、下位リンク用ポートPd[1]から送信する、内部VLAN識別子IVID「aaa」が対応付けられた非カプセル化フレームを処理対象とする。図15(b)の外部識別子管理テーブル63の例では、予め、下位リンク用ポートPd[1]および内部VLAN識別子IVID「aaa」に、サービスVLAN識別子SVID「A」が対応付けられている。これに基づき、外部識別子割り当て部62は、当該非カプセル化フレームに含まれる内部VLAN識別子IVID「aaa」をサービスVLAN識別子SVID「A」に変換して中継実行部41に送信する。
また、他の例として、外部識別子割り当て部62は、上位リンク用ポートPuから送信する、内部VLAN識別子IVID「aaa」を含むカプセル化フレームを処理対象とする。図15(b)の外部識別子管理テーブル63の例では、予め、上位リンク用ポートPuおよび内部VLAN識別子IVID「aaa」に、サービスインスタンス識別子ISID「AAA」およびバックボーンVLAN識別子BVID「MM」(すなわち仮想パス動作識別子)が対応付けられている。これに基づき、外部識別子割り当て部62は、当該カプセル化フレームに含まれる内部VLAN識別子IVID「aaa」を、サービスインスタンス識別子ISID「AAA」およびバックボーンVLAN識別子BVID「MM」に変換して中継実行部41に送信する。
このような動作に伴い、PBB動作用カプセル化実行部64および仮想パス動作用カプセル化実行部66は、図6の場合と異なり、サービスインスタンス識別子ISIDおよびバックボーンVLAN識別子BVIDの設定は行わず、カプセル化用アドレスBMACの設定等を行う。また、デカプセル化実行部65も、図6の場合と異なり、サービスVLAN識別子SVIDの設定は行わず、カプセル化用アドレスBMACの削除等を行う。
なお、図15(a)および図15(b)では、内部識別子管理テーブル61および外部識別子管理テーブル63のそれぞれを1個のテーブルで構成したが、下位リンク用ポートか上位リンク用ポートかに応じて検索キーや検索結果が異なるため、このポートの種別に応じてテーブルを分割して管理することも可能である。また、図示は省略するが、コアスイッチ装置SWCに関しても、図14の場合と同様に、内部識別子割り当て部および外部識別子割り当て部を備える。例えば、内部識別子割り当て部は、サービスインスタンス識別子ISIDを内部VLAN識別子IVIDに変換し、外部識別子割り当て部は、内部VLAN識別子IVIDをサービスインスタンス識別子ISIDに変換する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、実施の形態1において、仮想パス動作時のサービスインスタンス識別子ISIDは、必ずしも、24ビット全てを使用する必要はなく、例えば、下位の12ビットといったように一部のビットを使用する方式であってもよい。これにより、仮想パス動作に対応付けが可能な仮想パス数は、少なくなるが、その分、仮想パステーブル25,26の記憶容量を削減できる。
また、前述した実施の形態では、仮想パステーブル25,26の検索方法に関し、サービスインスタンス識別子ISIDを検索キーとして2個のポートを取得し、この2個のポートの中から受信ポート識別子に対応しない側を選択して、それを宛先のポートとした。ただし、これに限らず、例えば、サービスインスタンス識別子ISIDおよび受信ポート識別子を検索キーとして宛先のポートを取得するような方式であってもよい。この場合、例えば、図5の仮想パステーブル25を例として、「AAA」および{Pd[1]}の組み合わせからなるエントリと、「AAA」および{Pu}の組み合わせからなるエントリが必要となる。このため、前述した実施の形態の検索方式と比較して、仮想パステーブルの容量が増大し得るが、2個のポートの中から宛先のポートを選択する処理が不要となるため、仮想パステーブルの検索速度は早くなる。
10 PBB網
11,11a〜11c PB網
12,12a〜12f カスタマ網
13a,13b 通信回線
17 カスタマVLANタグ
18 サービスVLANタグ
19 サービスインスタンスタグ(Iタグ)
20 バックボーンVLANタグ(Bタグ)
25,26,55,56 仮想パステーブル
30,45 インタフェース部
31,46 受信ポート識別部
32 ISID/BVID割り当て部
33 ISID/BVID管理テーブル
34,47 動作選択部
35,48 FDB処理部
36,49 仮想パステーブル処理部
38,64 PBB動作用カプセル化実行部
39,65 デカプセル化実行部
40,66 仮想パス動作用カプセル化実行部
41,50 中継実行部
42,51 中継処理部
57,58 識別子管理テーブル
60 内部識別子割り当て部
61 内部識別子管理テーブル
62 外部識別子割り当て部
63 外部識別子管理テーブル
BMAC カプセル化用アドレス
BVID バックボーンVLAN識別子
CMAC カスタマ用アドレス
CVID カスタマVLAN識別子
FDB1,FDB2 アドレステーブル
FL1〜FL3,FL1a〜FL3a,FL3b フレーム
ISID サービスインスタンス識別子
P[1]〜P[m] ポート
Pd[1]〜Pd[n] 下位リンク用ポート
Pu 上位リンク用ポート
SVID サービスVLAN識別子
SWB,SWB1〜SWB6 スイッチ
SWC コアスイッチ装置
SWE,SWE1〜SWE3 エッジスイッチ装置
TM カスタマ端末

Claims (16)

  1. PBB規格に基づく中継が行われるPBB網に設置され、カプセル化フレームを中継するスイッチ装置であって、
    前記カプセル化フレームは、前記PBB規格に基づき、サービスインスタンス識別子と、バックボーンVLAN識別子と、カプセル化用アドレスと、を含み、
    前記スイッチ装置は、
    複数のポートと、
    予め設定された、第1識別子と、前記複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する仮想パステーブルと、
    前記複数のポートと、前記カプセル化用アドレスと、の対応関係を保持するアドレステーブルと、
    前記アドレステーブルに基づいて前記カプセル化フレームを中継するPBB動作と、前記仮想パステーブルに保持される前記第1識別子を含む前記カプセル化フレームを、前記仮想パステーブルに保持される前記2個のポートの間で中継する仮想パス動作と、を選択的に実行する中継処理部と、
    を有し、
    前記第1識別子は、前記サービスインスタンス識別子または前記サービスインスタンス識別子に対応して装置内部で割り当てた内部VLAN識別子である、
    スイッチ装置。
  2. 請求項1記載のスイッチ装置において、
    前記仮想パス動作で中継される前記カプセル化フレームは、前記バックボーンVLAN識別子に、予め定められた、前記仮想パス動作を表す仮想パス動作識別子が格納され、
    前記中継処理部は、前記複数のポートのいずれかで前記カプセル化フレームを受信した際に、前記バックボーンVLAN識別子に前記仮想パス動作識別子が格納されているか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かを選択する動作選択部を有する、
    スイッチ装置。
  3. 請求項1記載のスイッチ装置において、
    前記第1識別子は、一部の範囲が前記仮想パス動作用として予約され、
    前記中継処理部は、前記複数のポートのいずれかで前記カプセル化フレームを受信した際に、前記第1識別子が前記一部の範囲に含まれるか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かを選択する動作選択部を有する、
    スイッチ装置。
  4. 請求項2または3記載のスイッチ装置において、
    前記仮想パス動作で中継される前記カプセル化フレームは、前記カプセル化用アドレスに、マルチキャスト用またはブロードキャスト用のアドレスが格納される、
    スイッチ装置。
  5. PBB規格に基づく中継が行われるPBB網の入口または出口に設置され、前記PBB網の外部から受信した非カプセル化フレームをカプセル化フレームに変換して前記PBB網に中継し、前記PBB網から受信した前記カプセル化フレームを前記非カプセル化フレームに変換して前記PBB網の外部に中継するスイッチ装置であって、
    前記非カプセル化フレームは、カスタマ用アドレスを含み、
    前記カプセル化フレームは、前記PBB規格に基づき、前記非カプセル化フレームに対して、サービスインスタンス識別子と、バックボーンVLAN識別子と、カプセル化用アドレスと、が付加された構造を持ち、
    前記スイッチ装置は、
    前記PBB網の外部に接続される下位リンク用ポートと、前記PBB網に接続される上位リンク用ポートと、を含む複数のポートと、
    予め設定された、第1識別子と、前記複数のポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する仮想パステーブルと、
    前記複数のポートと、前記カスタマ用アドレスと、前記カプセル化用アドレスと、の対応関係を保持するアドレステーブルと、
    前記アドレステーブルに基づいて前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを中継するPBB動作と、前記仮想パステーブルに保持される前記第1識別子が割り当てられる前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを、前記仮想パステーブルに保持される前記2個のポートの間で中継する仮想パス動作と、を選択的に実行する中継処理部と、
    予め定められた規則に基づいて、前記下位リンク用ポートで受信した前記非カプセル化フレームに、前記第1識別子および前記バックボーンVLAN識別子を割り当てる識別子割り当て部と、
    を有し、
    前記第1識別子は、前記サービスインスタンス識別子または前記サービスインスタンス識別子に対応して装置内部で割り当てた内部VLAN識別子である、
    スイッチ装置。
  6. 請求項5記載のスイッチ装置において、
    前記識別子割り当て部は、前記非カプセル化フレームに割り当てる前記バックボーンVLAN識別子を、前記仮想パス動作を表す仮想パス動作識別子に定めるか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かの対応付けを行う、
    スイッチ装置。
  7. 請求項5記載のスイッチ装置において、
    前記第1識別子は、一部の範囲が前記仮想パス動作用として予約され、
    前記識別子割り当て部は、前記非カプセル化フレームに割り当てる前記第1識別子を、前記一部の範囲に定めるか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かの対応付けを行う、
    スイッチ装置。
  8. 請求項6または7記載のスイッチ装置において、さらに、
    前記下位リンク用ポートで受信した前記非カプセル化フレームが前記仮想パス動作に対応付けられ、前記仮想パステーブルに基づいて、当該非カプセル化フレームの宛先のポートが前記上位リンク用ポートである場合に、前記非カプセル化フレームを前記仮想パス動作用のカプセル化フレームに変換する仮想パス動作用カプセル化実行部を有し、
    前記仮想パス動作用カプセル化実行部は、前記仮想パス動作用のカプセル化フレームの前記カプセル化用アドレスに、マルチキャスト用またはブロードキャスト用のアドレスを格納する、
    スイッチ装置。
  9. 請求項6記載のスイッチ装置において、
    前記中継処理部は、前記上位リンク用ポートで前記カプセル化フレームを受信した際に、前記バックボーンVLAN識別子に前記仮想パス動作識別子が格納されているか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かを選択する動作選択部を有し、
    前記スイッチ装置は、さらに、前記動作選択部で前記仮想パス動作が選択され、前記仮想パステーブルに基づいて、前記カプセル化フレームの宛先のポートが前記下位リンク用ポートである場合に、当該カプセル化フレームを前記非カプセル化フレームに変換するデカプセル化実行部を有する、
    スイッチ装置。
  10. 請求項5記載のスイッチ装置において、
    前記第1識別子は、前記内部VLAN識別子であり、
    前記非カプセル化フレームは、さらに、サービスVLAN識別子を含み、
    前記識別子割り当て部は、
    前記複数のポートで前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを受信した際に、前記非カプセル化フレームに含まれる前記サービスVLAN識別子、または、前記カプセル化フレームに含まれる前記サービスインスタンス識別子を、前記内部VLAN識別子に変換する内部識別子割り当て部と、
    前記複数のポートから前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを送信する際に、前記内部VLAN識別子を、前記非カプセル化フレームに含まれる前記サービスVLAN識別子、または、前記カプセル化フレームに含まれる前記サービスインスタンス識別子および前記バックボーンVLAN識別子に変換する外部識別子割り当て部と、
    を有する、
    スイッチ装置。
  11. PBB規格に基づく中継が行われるPBB網と、
    前記PBB網の入口または出口に設置され、前記PBB網の外部から受信した非カプセル化フレームをカプセル化フレームに変換して前記PBB網に中継し、前記PBB網から受信した前記カプセル化フレームを前記非カプセル化フレームに変換して前記PBB網の外部に中継する複数のエッジスイッチ装置と、
    前記PBB網で前記複数のエッジスイッチ装置の間に設置され、前記カプセル化フレームを中継するコアスイッチ装置と、
    を有する中継システムであって、
    前記非カプセル化フレームは、カスタマ用アドレスを含み、
    前記カプセル化フレームは、前記PBB規格に基づき、前記非カプセル化フレームに対して、サービスインスタンス識別子と、バックボーンVLAN識別子と、カプセル化用アドレスと、が付加された構造を持ち、
    前記コアスイッチ装置は、
    複数の第1ポートと、
    予め設定された、第1識別子と、前記複数の第1ポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する第1仮想パステーブルと、
    前記複数の第1ポートと、前記カプセル化用アドレスと、の対応関係を保持する第1アドレステーブルと、
    前記第1アドレステーブルに基づいて前記カプセル化フレームを中継するPBB動作と、前記第1仮想パステーブルに保持される前記第1識別子を含む前記カプセル化フレームを、前記第1仮想パステーブルに保持される前記2個のポートの間で中継する仮想パス動作と、を選択的に実行する第1中継処理部と、
    を有し、
    前記第1識別子は、前記サービスインスタンス識別子または前記サービスインスタンス識別子に対応して装置内部で割り当てた内部VLAN識別子である、
    中継システム。
  12. 請求項11記載の中継システムにおいて、
    前記複数のエッジスイッチ装置のそれぞれは、
    前記PBB網の外部に接続される下位リンク用ポートと、前記PBB網に接続される上位リンク用ポートと、を含む複数の第2ポートと、
    予め設定された、前記第1識別子と、前記複数の第2ポートの中の2個のポートと、の対応関係を保持する第2仮想パステーブルと、
    前記複数の第2ポートと、前記カスタマ用アドレスと、前記カプセル化用アドレスと、の対応関係を保持する第2アドレステーブルと、
    前記第2アドレステーブルに基づいて前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを中継するPBB動作と、前記第2仮想パステーブルに保持される前記第1識別子が割り当てられる前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを、前記第2仮想パステーブルに保持される前記2個のポートの間で中継する仮想パス動作と、を選択的に実行する第2中継処理部と、
    予め定められた規則に基づいて、前記下位リンク用ポートで受信した前記非カプセル化フレームに、前記第1識別子および前記バックボーンVLAN識別子を割り当てる識別子割り当て部と、
    を有する中継システム。
  13. 請求項12記載の中継システムにおいて、
    前記複数のエッジスイッチ装置のそれぞれの前記識別子割り当て部は、前記非カプセル化フレームに割り当てる前記バックボーンVLAN識別子を、前記仮想パス動作を表す仮想パス動作識別子に定めるか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かの対応付けを行い、
    前記コアスイッチ装置の前記第1中継処理部は、前記複数の第1ポートのいずれかで前記カプセル化フレームを受信した際に、前記バックボーンVLAN識別子に前記仮想パス動作識別子が格納されているか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かを選択する、
    中継システム。
  14. 請求項12記載の中継システムにおいて、
    前記第1識別子は、一部の範囲が前記仮想パス動作用として予約され、
    前記複数のエッジスイッチ装置のそれぞれの前記識別子割り当て部は、前記非カプセル化フレームに割り当てる前記第1識別子を、前記一部の範囲に定めるか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かの対応付けを行い、
    前記コアスイッチ装置の前記第1中継処理部は、前記複数の第1ポートのいずれかで前記カプセル化フレームを受信した際に、前記第1識別子が前記一部の範囲に含まれるか否かで前記仮想パス動作か前記PBB動作かを選択する、
    中継システム。
  15. 請求項13または14記載の中継システムにおいて、
    前記複数のエッジスイッチ装置のそれぞれは、さらに、前記下位リンク用ポートで受信した前記非カプセル化フレームが前記仮想パス動作に対応付けられ、前記仮想パステーブルに基づいて、当該非カプセル化フレームの宛先のポートが前記上位リンク用ポートである場合に、前記非カプセル化フレームを前記仮想パス動作用のカプセル化フレームに変換する仮想パス動作用カプセル化実行部を有し、
    前記仮想パス動作用カプセル化実行部は、前記仮想パス動作用のカプセル化フレームの前記カプセル化用アドレスに、マルチキャスト用またはブロードキャスト用のアドレスを格納する、
    中継システム。
  16. 請求項12記載の中継システムにおいて、
    前記第1識別子は、前記内部VLAN識別子であり、
    前記非カプセル化フレームは、さらに、サービスVLAN識別子を含み、
    前記複数のエッジスイッチ装置のそれぞれの前記識別子割り当て部は、
    前記複数の第2ポートで前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを受信した際に、前記非カプセル化フレームに含まれる前記サービスVLAN識別子、または、前記カプセル化フレームに含まれる前記サービスインスタンス識別子を、前記内部VLAN識別子に変換する内部識別子割り当て部と、
    前記複数の第2ポートから前記非カプセル化フレームまたは前記カプセル化フレームを送信する際に、前記内部VLAN識別子を、前記非カプセル化フレームに含まれる前記サービスVLAN識別子、または、前記カプセル化フレームに含まれる前記サービスインスタンス識別子および前記バックボーンVLAN識別子に変換する外部識別子割り当て部と、
    を有する、
    中継システム。
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