JP2015142318A - 無線通信デバイス及び該無線通信デバイスを備えた物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信デバイスにおいて、無線通信用モジュールを精度よくかつ容易に放射導体に搭載し、通信特性の変動を極力防止すること。
【解決手段】無線通信用モジュール20と、接続電極31A,31Bを備えたフレキシブルな基板30と、放射導体41A,41Bとからなる無線通信デバイス。無線通信用モジュール20は、再配線層22を有する無線ICチップ21と、所定の共振周波数を持ち、再配線層22に設けられて無線ICチップ21に接続された給電回路とを備えている。フレキシブル基板30には無線通信用モジュール20が搭載されており、接続電極31A,31Bは略帯状をなし、一端が給電回路に接続され他端が開放端である。放射導体41A,41Bにはフレキシブル基板30が貼着されている。放射導体41A,41Bは、その一端が接続電極31A,31Bの他端に接続されており、給電回路の共振周波数に相当する通信周波数を有する無線信号を送受信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信デバイス、特に、RFID(Radio Frequency Identification)システムに用いられる無線通信デバイス及び該無線通信デバイスを備えた物品に関する。
近年、物品の管理システムとして、誘導電磁界を発生するリーダライタと物品に付された所定の情報を記憶したICタグ(以下、無線通信デバイスと称する)とを非接触方式で通信し、情報を伝達するRFIDシステムが開発されている。RFIDシステムに使用される無線通信デバイスとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1に記載のデバイスは、無線ICチップと、給電回路基板と放射板とによって構成されている。給電回路基板はフレキシブルであり、放射板やその支持基板(キャリアフィルム)もフレキシブルである。よって、このデバイスは、物品の曲面や物品の柔らかい表面にも貼着しやすく、取扱いも容易である。
また、前記デバイスでは、送受信信号の周波数は、給電回路の共振周波数によって決められている。従って、貼着される物品の形状に応じてフレキシブルな給電回路基板に湾曲が生じると、給電回路の共振周波数が変動する場合がある。なお、給電回路基板を小型化すれば、フレキシブルであっても、給電回路基板自体の形状が物品の形状に影響されにくくなる。しかし、給電回路基板の小型化には限界があり、しかも小型化できたとしても、放射板上への搭載に支障が生じる。つまり、小さい物を大きな物に精度よく、かつ、効率よく搭載することは難しい。
特許第4123306号公報
本発明の目的は、無線ICチップや給電回路を含む無線通信用モジュールを精度よくかつ容易に放射導体に搭載することができ、通信特性の変動を極力防止することのできる無線通信デバイス及び物品を提供することにある。
本発明の第1の形態である無線通信デバイスは、
再配線層を有する無線ICチップと、所定の共振周波数を持ち、前記再配線層に設けられて前記無線ICチップに接続された給電回路と、を備えた無線通信用モジュールと、
前記無線通信用モジュールが搭載されていて、一端が前記給電回路に接続され他端が開放端である略帯状の接続電極を備えたフレキシブルな基板と、
前記基板が貼着されていて、一端が前記接続電極の他端に接続されており、前記給電回路の前記共振周波数に相当する通信周波数を有する無線信号を送受信する放射導体と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の形態である物品は、前記無線通信デバイスを備えていることを特徴とする。
前記無線通信デバイスにおいては、給電回路が無線ICチップの再配線層に設けられて無線通信用モジュールを構成し、このモジュールが接続電極を備えたフレキシブルな基板に搭載され、さらに、この基板が放射導体に貼着されている。給電回路が無線ICチップとほぼ同面積の再配線層に設けられるため、モジュールはかなり小さく構成される。この小さなモジュールがそれよりも大きなフレキシブル基板に搭載され、さらにフレキシブル基板がそれよりも大きな放射導体に貼着されている。それゆえ、モジュールを接続電極に対して精度よくかつ容易に搭載でき、かつ、接続電極を放射導体に対して精度よくかつ容易に搭載することができる。また、通信特性に大きな影響をもつ給電回路が無線ICチップの再配線層(微小面積である)に設けられているため、本無線通信デバイスが貼着される物品の表面形状に再配線層が影響を受けることがなく、給電回路の周波数が変動するおそれがなくなる。
本発明によれば、無線ICチップや給電回路を含む無線通信用モジュールを精度よくかつ容易に放射導体に搭載することができ、通信特性の変動を極力防止することができる。
物品を示す斜視図及びその一部の拡大図である。 第1実施例である無線通信デバイスを示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。 前記無線通信デバイスを構成する無線ICチップと給電回路を示す等価回路図である。 前記無線ICチップに設けた再配線層を層ごとに示す説明図である。 第1実施例である無線通信デバイスの物品への搭載形態を示す断面図である。 第2実施例である無線通信デバイスを示す断面図である。 第2実施例である無線通信デバイスの物品への搭載形態を示す断面図である。 再配線層に設けたインダクタンス素子の作用を示す説明図であり、(A)は実施例を示し、(B)は比較例を示す。
以下、本発明に係る無線通信デバイス及び物品の実施例について添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施例において共通する部品、部分は同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に物品としての包装箱1を示す。この包装箱1はダンボールからなり、表面の一部、図1における正面側左下部分に無線通信デバイス11が設けられている。無線通信デバイス11は、図2(A),(B)に示すように、無線通信用モジュール20と、一対の接続電極31A,31Bを備えたフレキシブルな基板(以下、キャリアフィルム30と記す)と、放射導体41A,41B(図1参照)とで構成されており、UHF帯のRFIDタグとして機能する。
無線通信用モジュール20は、図3に示すように、再配線層22を有する無線ICチップ21と、所定の共振周波数を持ち、再配線層22に設けられて無線ICチップ21に接続された給電回路29とを備え、キャリアフィルム30上に搭載されている。一対の接続電極31A,31Bは、それぞれ略帯状をなし、一端が給電回路29に接続され(接続部P3,P4)、他端は開放端とされている。放射導体41A,41Bは、前記包装箱1の表面に直接パターニングされており、キャリアフィルム30が貼着されている。詳しくは、放射導体41A,41Bの一端がそれぞれ接続電極31A,31Bの開放側他端に接続されており、給電回路29の共振周波数に相当する通信周波数を有する無線信号を送受信するダイポールタイプのアンテナとして機能する。
なお、接続電極31A,31Bと放射導体41A,41Bとの接続関係は、直接的な電気的接続、容量を介しての接続、磁界を介しての接続、あるいは、電磁界を介して接続のいずれであってもよい。
無線ICチップ21は、UHF帯RFID信号を処理するための半導体集積回路素子であり、必要な情報がメモリされており、情報の書き換えも可能である。給電回路29は、図3に示すように、平面視で隣接配置されたコイル状のインダクタンス素子L1,L2及びL3,L4を含んでいる。インダクタンス素子L1,L2はそれぞれインダクタンス素子L3,L4と直列に接続され、素子L1とL2、素子L3とL4とは磁界が同相であり、素子L1とL3、素子L2とL4とは磁界が同相である。インダクタンス素子L1,L2の一端は無線ICチップ21の入出力端子に接続されている(接続部P1,P2)。インダクタンス素子L1,L3の接続部と、インダクタンス素子L2,L4の接続部は、それぞれ、接続電極31A,31Bの一端に接続されている(接続部P3,P4)。
無線通信用モジュール20は、ICパッケージ、さらに具体的に言うとWL−CSP(Wafer Level Chip Size Package)として構成され、厚み100〜150μmの無線ICチップ21に対して、再配線層22は、例えば100μmの厚みとされている。この再配線層22は、典型的には、薄膜微細加工プロセス(エッチング、フォトリソグラフィ)によって形成されている。再配線層22においてインダクタンス素子L1,L2,L3,L4を形成する導体パターンは、例えば銅であり、各層間絶縁層(レイヤー)は、ポリイミドなどの有機物、SiO2などの無機物で5〜10μmの厚みで形成されている。
再配線層22は、具体的には、図4に示す第1層23Aから第6層23Fの積層構造とされている。引回し導体24A,24Bを有する第6層23Fが無線ICチップ21の能動層面上に形成され、その上に引回し導体24C,24Dを有する第5層23Eが形成される。さらに、ループ状導体25A,25B、25C,25D、25E,25Fが平面視で左右に隣接した状態で第4層23D、第3層23C、第2層23Bの順で形成される。ループ状導体25A,25Bの一部がインダクタンス素子L1,L2を形成する。ループ状導体25A,25C,25Eがインダクタンス素子L3を形成し、ループ状導体25B,25D,25Fがインダクタンス素子L4を形成する。最終層として端子電極26A,26Bを有する第1層23Aが形成される。
端子電極26A,26Bは接続電極31A,31Bの一端に接続されるものであり、層間導体を介して素子L1,L2を形成するループ状導体25A,25Bに接続されている。また、ループ状導体25A,25Bは引回し導体24A〜24Dや層間導体を介して接続部P1,P2にて無線ICチップ21の入出力端子に接続されている。素子L3,L4を形成するループ状導体25C〜25Fの一端は第4層24Dで素子L1,L2を形成するループ状導体25A,25Bと接続され、他端は第2層23Bで互いに接続されている(接続部27)。
以上の構成からなる無線通信用モジュール20は、図2(B)に示すように、キャリアフィルム30上の接続電極31A,31Bの一端にはんだ32を介して接続され、接続電極31A,31B上にははんだ32を含めてレジスト層33によって被覆され、第1実施例としての無線通信デバイス11が構成される。この無線通信デバイス11は、図5に示すように、包装箱1の表面にパターニングされた放射導体41A,41Bの一端にキャリアフィルム30が接着剤層42を介して貼着される。
従って、接続電極31A,31Bと放射導体41A,41Bとは接着剤層42とキャリアフィルム30とを介して容量結合される。図示しないリーダライタから放射される高周波信号(例えば、UHF周波数帯)は放射導体41A,41Bで受信され、該放射導体41A,41Bと容量結合している接続電極31A,31Bを介して給電回路29を共振させ、所定の周波数帯の受信信号のみを無線ICチップ21に供給する。つまり、放射導体41A、接続電極31A、インダクタンス素子L3,インダクタンス素子L4、接続電極31B、放射導体41Bにて、電気長λ/2のアンテナが構成されている。このアンテナに流れる信号電流は、インダクタンス素子L1,L2,L3,L4で構成されるループ部にて構成された給電回路29を介して、無線ICチップ21に供給される。一方、無線ICチップ21はこの受信信号から所定のエネルギーを取り出し、このエネルギーを駆動源としてメモリされている情報を、給電回路29にて所定の周波数に整合させ、接続電極31A,31Bを介して放射導体41A,41Bに送信信号を伝え、放射導体41A,41Bからリーダライタに送信する。
前記無線通信デバイス11においては、給電回路29が無線ICチップ21の再配線層22に設けられて無線通信用モジュール20を構成し、このモジュール20が接続電極31A,31Bを備えたキャリアフィルム30に搭載され、さらに、このフィルム30が放射導体41A,41Bを備えた物品(包装箱1)に貼着されている。給電回路29が無線ICチップ21とほぼ同面積の再配線層22に設けられるため、モジュール20はかなり小さく構成される。この小さなモジュール20がそれよりもやや大きなキャリアフィルム30に設けられた接続電極31A,31Bに結合され、さらに接続電極31A,31Bを備えたキャリアフィルム30がそれよりも大きな放射導体41A,41Bを備えた物品に貼着される。それゆえ、モジュール20を接続電極31A,31Bに対して精度よくかつ容易に搭載でき、かつ、接続電極31A,31Bを放射導体41A,41Bに対して精度よくかつ容易に搭載することができる。特に、UHF帯で使用される無線通信デバイス11は、HF帯で使用されるデバイスに比べて、無線ICチップ21を放射導体41A,41Bに対して高い精度で実装する必要がある。本無線通信デバイス11においては、前述のように無線ICチップ21を高い精度で実装することが可能である。
また、通信特性に大きな影響をもつ給電回路29が無線ICチップ21の再配線層22(微小面積である)に内蔵されているため、本無線通信デバイス11が貼着される物品の表面形状やその比誘電率などに再配線層22が影響を受けることがなく、給電回路29の周波数が変動するおそれがなくなる。
ここで、再配線層22に配置されたインダクタンス素子の構造上の特徴点につき説明する。図8(A),(B)は、再配線層22の内部におけるコイル状のインダクタンス素子Lを模式的に示しており、図8(B)に示す比較例のようにインダクタンス素子Lを二つの接続電極31A,31Bを跨ぐように形成すると、本来必要な容量C1,C2以外に、接続電極31A,31B間にも容量C3が形成されてしまう。放射導体41A,41Bは開放された両端の電位差を利用したアンテナとして機能するため、容量C3が形成されてしまうと、空中に放射される電界が少なくなってしまう。
これに対して、本実施例では、図8(A)に示すように、インダクタンス素子Lは平面視で隣接配置され、二つの接続電極31A,31Bを跨がないように形成している。これにて、接続電極31A,31B間に容量C3がほとんど形成されなくなり、空中に放射される電界の減少を防止できる。
また、図4に示したように、インダクタンス素子L1,L3とL2,L4にそれぞれ接続される端子電極26A,26Bはインダクタンス素子L1〜L4のコイル開口を実質的に塞がないように幅狭く形成されており、かつ、引出し部分(層間導体28)がコイルの内側エリアに形成されている。大きなL値を有しQ値の高いコイルパターンを形成するにはコイルパターンを形成するための大きな面積が必要となるが、再配線層22は非常に小さい。小さい面積の再配線層22にできるだけ大きな面積のコイルパターンを形成するには接続電極31A,31Bへの引出し部分をコイルの内側エリアに設けることで可能になる。端子電極26A,26Bは、インダクタンス素子L1〜L4のコイル開口(内径領域)全てと重ならないように配置することが好ましいが、少なくとも、各インダクタンス素子L1〜L4のコイル中心軸と重ならないように配置すればよい。
また、再配線層22には、第5層23E、第6層23Fを間に配置して第2層23B、第3層23C、第4層23Dにインダクタンス素子L1〜L4を形成するようにしている。即ち、第5層23E、第6層23Fの存在によってインダクタンス素子L1〜L4を無線ICチップ21の能動層面から極力離間させることにより、コイルのQ値が小さくなるのを防止することができる。つまり、インダクタンス素子L1〜L4を構成するコイルパターンは、実装面寄りにオフセット配置されていることが好ましい。
なお、無線通信デバイス11が搭載される物品としては、ダンボール箱のような包装箱1以外に、パソコンや各種測定装置などの電化財、机や椅子などの家財、街灯や電柱などの公共財などはば広く選択することができる。また、包装箱1は紙ラベルやシールであってもよい。包装箱1であれば、箱の表面にAgなどで印刷したパターンを放射導体41A,41Bとして使用できる。勿論、放射導体41A,41Bとしては、PETなどのフィルム上にアルミ箔や銅箔を所定形状にパターニングしたアンテナパターンなどを利用できる。
キャリアフィルム30としては、例えば、ポリイミドなどの耐熱性を有するフィルムを用いることができる。接続電極31A,31Bとしては、フィルム上にラミネートされたアルミ箔や銅箔などを所定形状にパターニングしたものを用いることができる。無線通信用モジュール20を接続電極31A,31Bに実装するのに前記はんだ32以外の手段を用いてもよい。例えば、Agナノ接合や超音波接合を利用してもよい。キャリアフィルム30を放射導体41A,41Bに貼着するための接着剤層42としては、通常用いられる絶縁性接着剤であってもよいし、絶縁性両面テープを用いてもよい。
次に、第2実施例である無線通信デバイス12を説明する。この無線通信デバイス12は、第1実施例で示した再配線層22を備えた無線ICチップ21を用いており、図6に示すように、再配線層22の接続部P3,P4(図3参照)を接続電極31A,31Bにはんだ32を介して接続し、接続電極31A,31B上に導電性接合材34を設けるとともに、再配線層22の直下にアンダーフィル35を設けたものである。その他の構成は前記第1実施例と同様である。
前記無線通信デバイス12は、図7に示すように、無線通信用モジュール20を放射導体41A,41Bに向けた状態で、導電性接合材34を放射導体41A,41Bに接合させる。従って、本第2実施例にあっては、接続電極31A,31Bと放射導体41A,41Bとは導電性接合材34を介して直接電気的に接続される。無線通信デバイスのリーダライタとの通信状態は基本的には前記第1実施例で説明したとおりであり、その作用効果も第1実施例と同様である。特に、本第2実施例においては、キャリアフィルム30が外側となるように放射導体41A,41Bに貼着されるため、無線通信用モジュール20の保護性能が向上する。
また、無線通信用モジュール20に形成された再配線層22が無線ICチップ21を介して物品に接するため、再配線層22が物品による浮遊容量の影響を受けにくくなり、再配線層22のインダクタンス値も物品の金属部の影響を受けにくくなる。
なお、導電性接合材34としては、導電性接着剤や導電性テープを用いることができる。
(他の実施例)
なお、本発明に係る無線通信デバイスや物品は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、再配線層の細部の構造、接続電極や放射導体の形状などは任意である。特に、放射導体は前記実施例に示したミアンダ形状に限定するものではない。
以上のように、本発明は、RFIDシステムに用いられる無線通信デバイスに有用であり、特に、無線通信用モジュールを精度よくかつ容易に放射導体に搭載でき、通信特性の変動を極力防止できる点で優れている。
1…包装箱
11,12…無線ICデバイス
20…無線通信用モジュール
21…無線ICチップ
22…再配線層
29…給電回路
30…キャリアフィルム
31A,31B…接続電極
41A,41B…放射導体
L1〜L4…インダクタンス素子

Claims (7)

  1. 再配線層を有する無線ICチップと、所定の共振周波数を持ち、前記再配線層に設けられて前記無線ICチップに接続された給電回路と、を備えた無線通信用モジュールと、
    前記無線通信用モジュールが搭載されていて、一端が前記給電回路に接続され他端が開放端である略帯状の接続電極を備えたフレキシブルな基板と、
    前記基板が貼着されていて、一端が前記接続電極の他端に接続されており、前記給電回路の前記共振周波数に相当する通信周波数を有する無線信号を送受信する放射導体と、
    を備えたことを特徴とする無線通信デバイス。
  2. 前記基板は前記無線通信用モジュールが搭載された面とは反対側面が前記放射導体側となるように前記放射導体に貼着されており、
    前記接続電極と前記放射導体とは前記基板を介した容量結合によって接続されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信デバイス。
  3. 前記基板は前記無線通信用モジュールが搭載された面が前記放射導体側となるように前記放射導体に貼着されており、
    前記接続電極と前記放射導体とは導電性接合材を介して接続されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信デバイス。
  4. 前記給電回路は平面視で隣接配置された二つのコイル状のインダクタンス素子を含み、
    前記再配線層の表面には前記二つのインダクタンス素子にそれぞれ接続された二つの入出力端子が形成されており、
    前記二つの入出力端子は前記二つのインダクタンス素子のコイル開口を実質的に塞がないように配置されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信デバイス。
  5. 前記再配線層の少なくとも第1層には前記二つのインダクタンス素子のコイル開口を実質的に塞がない引回し導体が配置されていること、を特徴とする請求項4に記載の無線通信デバイス。
  6. 無線通信デバイスを備えた物品であって、
    前記無線通信デバイスは、
    再配線層を有する無線ICチップと、所定の共振周波数を持ち、前記再配線層に設けられて前記無線ICチップに接続された給電回路と、を備えた無線通信用モジュールと、
    前記無線通信用モジュールが搭載されていて、一端が前記給電回路に接続され他端が開放端である略帯状の接続電極を備えたフレキシブルな基板と、
    前記基板が貼着されていて、一端が前記接続電極の他端に接続されており、前記給電回路の前記共振周波数に相当する通信周波数を有する無線信号を送受信する放射導体と、
    を備えたこと、
    を特徴とする物品。
  7. 前記放射導体が物品本体に形成されていること、を特徴とする請求項6に記載の物品。
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