JP2015142275A - 画像処理装置、画像処理方法、表示装置、表示方法、及び、プログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、表示装置、表示方法、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015142275A JP2015142275A JP2014014515A JP2014014515A JP2015142275A JP 2015142275 A JP2015142275 A JP 2015142275A JP 2014014515 A JP2014014515 A JP 2014014515A JP 2014014515 A JP2014014515 A JP 2014014515A JP 2015142275 A JP2015142275 A JP 2015142275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- image data
- input
- difference data
- base image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims abstract description 140
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 116
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title claims description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 97
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 abstract 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 14
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 10
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 5
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 4
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000011946 reduction process Methods 0.000 description 2
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
Description
Range)画像データを扱う機会が増している。また、HDR画像データのフォーマットとして、JPEG−HDRが提案されている。
JPEG−HDRは、HDR画像データをベース画像データと差分データで表現したフォーマットである。差分データは、例えば、輝度差分データ、色差分データ、又は、それら両方を含む。
ベース画像データは、HDR画像データをダウンサンプリング(階調圧縮)したJPEG規格の画像データである。ベース画像データは、例えば、Y値、Cb値、及び、Cr値のそれぞれが8ビット相当の階調値である画像データである。なお、HDR画像データは、YCbCrデータであってもよいし、RGBデータであってもよい。
データの表示と、HDR画像データの表示との両方を行うことが可能となる(特許文献1)。従来から使用されているJPEG規格の画像データは、例えば、Y値、Cb値、及び、Cr値のそれぞれが8ビット相当の階調値である画像データである。従来から使用されているJPEG規格の画像データを表示したい場合には、ベース画像データを表示すればよい。HDR画像データを表示したい場合には、ベース画像データと差分データを用いてHDR画像データを復元し、復元したHDR画像データを表示すればよい。より具体的には、ベース画像データと、輝度差分データ及び色差分データの少なくとも一方と、を用いてHDR画像データが復元されてもよい。
また、撮影現場に限らず、JPEG−HDRのデータが画像処理装置から表示装置に送られることが考えられる。そして、表示装置が、取得したJPEG−HDRのデータからHDR画像データを復元し、復元したHDR画像データを表示することが考えられる。
SDIケーブルを使用することにより、既存のケーブルが使用できるというメリットと、デイジーチェーンで複数の機器を接続できるというメリットと、を得ることができる。
しかし、SDIケーブルではJPEG−HDRファイル(ファイル形式のJPEG−HDRのデータ)を伝送することは出来ない。
また、HDR対応機(HDR画像データに対応した表示装置)ではHDR画像データを適切に表示することができるが、HDR非対応機(HDR画像データに対応していない表示装置)ではHDR画像データを適切に表示することはできない。そのため、HDR画像データを表示装置に出力するよりも、JPEG−HDRのデータを表示装置に出力することが望ましい。
なお、様々な差分データを用いれば、様々なHDR画像データを得ることができ、様々なHDR画像データを確認することが可能となる。
そして、ベース画像データのダイナミックレンジだけでなくバックライトの発光輝度を差分データに基づいて制御することができれば、液晶パネルの透過率を制御するだけでは
表示しきれなかった輝度をバックライトの発光輝度に割り当てることができる。その結果、よりダイナミックレンジが広い表示画像を得ることができる。例えば、表示装置で表示可能な階調値のビット数が10ビットである場合に、10ビット相当のダイナミックレンジよりもダイナミックレンジが広い表示画像を得ることができる。
このような観点から、JPEG−HDRのデータを表示装置に出力することが望ましい。
特許文献2に開示の技術では、輝度(Y)データと色(C)データを足し合わせて圧縮符号化することにより、4:1:1の圧縮画像データ(第1圧縮画像データ)が生成される。
また、特許文献2に開示の技術では、色(C)データがアップコンバートされる。そして、輝度(Y)データとアップコンバートされた色(C)データを足し合わせて圧縮符号化することにより、4:2:2の圧縮画像データ(第2圧縮画像データ)が生成される。その後、第1圧縮画像データと第2圧縮画像データの差分が、エンハンスメントデータとして取得される。
そして、特許文献2に開示の技術では、生成された第1圧縮画像データとエンハンスメント画像データが伝送される。
しかしながら、特許文献2に開示の技術を用いた場合、ベース画像データと差分データからHDR画像データを復元する際に、誤った差分データが使用され、HDR画像データが正確に復元されないことがある。複数のデータを受け付ける装置に、ベース画像データA1に対応する差分データA2と、ベース画像データB1に対応する差分データB2と、が入力されることがある。そして、そのような場合に、ベース画像データA1と差分データB2を使用して誤ったHDR画像データが復元されてしまうことがある。また、ベース画像データB1と差分データA2を使用して誤ったHDR画像データが復元されてしまうことがある。誤った差分データを使用してしまうと、表示画像の品質が低下してしまう。
入力画像データに基づいて、前記入力画像データよりもダイナミックレンジと色域の少なくとも一方が狭いベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データと、を生成する生成処理を行う生
成手段と、
前記ベース画像データと前記差分データの少なくとも一方に、前記ベース画像データと前記差分データの対応関係を表す対応情報を付加する付加処理を行う付加手段と、
前記付加処理が行われた後のベース画像データと差分データを個別に出力する出力手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置である。
ベース画像データである入力ベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データである入力差分データと、を個別に取得する取得手段と、
前記入力ベース画像データと前記入力差分データの少なくとも一方に、ベース画像データと差分データの対応関係を表す対応情報が付加されていた場合に、当該対応情報に基づいて、前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであるか否かを判断する判断手段と、
前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであると判断された場合に、前記入力差分データを用いた拡大処理を前記入力ベース画像データに施すことにより、レンジ拡大画像データを生成する生成手段と、
前記レンジ拡大画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
を有する
ことを特徴とする表示装置である。
入力画像データに基づいて、前記入力画像データよりもダイナミックレンジと色域の少なくとも一方が狭いベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データと、を生成する生成処理を行う生成ステップと、
前記ベース画像データと前記差分データの少なくとも一方に、前記ベース画像データと前記差分データの対応関係を表す対応情報を付加する付加処理を行う付加ステップと、
前記付加処理が行われた後のベース画像データと輝度差分データを個別に出力する出力ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法である。
ベース画像データである入力ベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データである入力差分データと、を取得する取得ステップと、
前記入力ベース画像データと前記入力差分データの少なくとも一方に、ベース画像データと差分データの対応関係を表す対応情報が付加されていた場合に、当該対応情報に基づいて、前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであるか否かを判断する判断ステップと、
前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであると判断された場合に、前記入力差分データを用いた拡大処理を前記入力ベース画像データに施すことにより、レンジ拡大画像データを生成する生成ステップと、
前記レンジ拡大画像データに基づく画像を表示する表示ステップと、
を有する
ことを特徴とする表示方法である。
図1は、本実施形態に係る表示システムの一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る表示システムは、画像処理装置100と表示装置120を有する。画像処理装置100と表示装置120は、有線または無線により互いに通信可能に接続されている。図1の例では、SDI(Serial Digital Interface)規格のケーブルであるSDIケーブル140を用いて画像処理装置100と表示装置120が互いに接続されている。また、SDIケーブル150を用いて画像処理装置100と表示装置120が互いに接続されている。
本実施形態では、表示装置120の解像度が水平方向1920画素×垂直方向1080画素(以下、Full−HD)であるものとする。また、本実施形態では、画像処理装置
100が出力する画像データの解像度もFull−HDであるものとする。
なお、図1の例では、データを伝送するために使用するケーブルとしてSDIケーブル(SDIケーブル140,150)が使用されているが、SDIケーブルとは異なるケーブルが使用されてもよい。
なお、表示装置120の解像度はFull−HDより低くても高くてもよい。また、画
像処理装置100が出力する画像データの解像度もFull−HDより低くても高くてもよい。
なお、本実施形態では、画像処理装置100の外部装置が表示装置120である場合の例を説明するが、画像処理装置100の外部装置は表示装置に限らない。例えば、外部装置は、画像処理装置100から出力されたデータを記憶する記憶装置であってもよい。
なお、画像処理装置100は、ベースJPEGエンコーダ103、差分JPEGエンコ
ーダ104、及び、JPEG−HDR生成部105を有していなくてもよい。
なお、本実施形態では、表示装置120が透過型の液晶表示装置であり、表示部130が液晶パネルとバックライトを有する例を説明するが、表示装置120が透過型の液晶表示装置に限らない。例えば、表示装置120は反射型の液晶表示装置であってもよいし、プラズマ表示装置であってもよいし、有機EL表示装置であってもよい。表示装置120は、液晶素子の代わりにMEMS(Micro Electro Mechanical
System)シャッターを用いたMEMSシャッター方式ディスプレイであってもよい。
画像処理装置100の各機能部について、データの流れに従って説明する。
画像処理装置100には、入力画像データとして、Y値、Cb値、及び、Cr値のそれぞれが32ビット相当の階調値であるHDR画像データが入力される。そして、画像処理装置100は、HDR画像データからJPEG−HDRファイルを生成したり、HDR画像データに対応するデータを出力したりする。HDR画像データは、例えば、露出時間を変えながら連続撮影したブラケット画像データから、PCや撮像装置を用いて生成された画像データである。JPEG−HDRファイルは、ベース画像データと差分データが格納されたデータファイルである。ベース画像データは、入力画像データよりもダイナミックレンジと色域の少なくとも一方が狭い画像データである。
。ただし、色差分データは、画素単位(又は所定数の画素からなる領域単位)で、ベース画像データの色差値(Cb値、Cr値)とHDR画像データの色差値(Cb値、Cr値)との比率である色比率を表す色差比率データであってもよい。また、色差分値や色比率は、色差値の代わりに、R値、G値、及びB値を用いて算出された値であってもよい。なお、色域拡大処理は、ベース画像データで表現しきれていない色を再現する処理と言うこともできる。
なお、HDR画像データは、静止画のデータであってもよいし、動画のデータであってもよい。HDR画像データをベース画像データと差分データで表現したフォーマットであるJPEG−HDRは、例えば、MPEG形式やMOTION−JPEG形式の動画データにも適用可能である。各フレームの画像データがベース画像データと差分データで表現されたHDR画像データであるMPEG形式の動画データのフォーマットは、MPEG−HDRと称してもよい。また、画像処理装置100は、HDR画像データに対応するデータを生成して出力する処理を1回だけ行ってもよいし、HDR画像データに対応するデータを次々に生成して出力するストリーミング出力を行ってもよい。
なお、複数のトーンマップが予め用意されており、複数のトーンマップのいずれか1つを用いてベース画像データの階調値が算出されてもよい。
なお、ベース画像データのビット数は8ビットより多くても少なくてもよい。
ータは生成されなくてもよい。
なお、縮小処理で使用されたトーンマップの入力値と出力値を入れ替えた逆トーンマップが、輝度差分データとして生成されてもよい。
差分JPEGエンコーダ104は、差分生成部102で生成された輝度差分データと色差分データを、それぞれJPEG形式のデータにエンコードする。なお、差分生成部102で、輝度差分データと色差分データとしてJPEG形式のデータが生成されてもよい。
JPEG−HDR生成部105は、ベースJPEGエンコーダ103で生成されたJPEG形式のベース画像データと、差分JPEGエンコーダ104で生成されたJPEG形式の輝度差分データ及び色差分データと、を1つのデータファイルに格納する。それにより、JPEG−HDRファイルが生成される。
なお、輝度差分データが生成されなかった場合には、付加処理では、ベース画像データと色差分データの少なくとも一方に対応情報が付加されればよい。その場合、対応情報として、ベース画像データと色差分データの対応関係を表す情報が付加されればよい。色差分データが生成されなかった場合には、付加処理では、ベース画像データと輝度差分データの少なくとも一方に対応情報が付加されればよい。その場合、対応情報として、ベース画像データと輝度差分データの対応関係を表す情報が付加されればよい。
なお、種類情報を付加する処理は省略されてもよい。
なお、本実施形態では、ベース画像データ、輝度差分データ、及び、色差分データのそれぞれに種類情報が付加される例を説明する。しかし、輝度差分データが生成されなかった場合には、ベース画像データと色差分データに種類情報が付加され、色差分データが生成されなかった場合には、ベース画像データと輝度差分データに種類情報が付加される。
差分フラグ付加部107は、差分生成部102が生成した輝度差分データに、輝度差分データであることを表す種類フラグ(種類情報)を付加し、差分生成部102が生成した色差分データに、色差分データであることを表す種類フラグ(種類情報)を付加する。そして、差分フラグ付加部107は、種類フラグが付加された輝度差分データである第1付
加輝度差分データと、種類フラグが付加された色差分データである第1付加色差分データと、をコンテンツ識別フラグ付加部108に出力する。
なお、データを伝送する伝送タイミングを制御する処理は、どの機能部で実行されてもよい。
なお、データ毎に異なる対応情報が付加されてもよい。例えば、ベース画像データには、当該ベース画像データに対応する輝度差分データと色差分データを表す対応情報が付加されてもよい。輝度差分データには、当該輝度差分データに対応するベース画像データと色差分データを表す対応情報が付加されてもよい。そして、色差分データには、当該色差分データに対応するベース画像データと輝度差分データを表す対応情報が付加されてもよい。そのような対応情報を用いれば、ベース画像データ、輝度差分データ、及び、色差分データのいずれか1つにしか対応情報が付加されていなかったとしても、ベース画像データ、輝度差分データ、及び、色差分データの対応関係を判断することができる。
SDIエンコーダ109は、パラレルデータである第2付加ベース画像データをSDIデータであるSDIベース画像データに変換し、SDIベース画像データをSDI出力端子111に出力する。
SDIエンコーダ110は、パラレルデータである第2付加輝度差分データをSDIデータであるSDI輝度差分データに変換し、パラレルデータである第2付加色差分データをSDIデータであるSDI色差分データに変換する。そして、SDIエンコーダ110
は、SDI輝度差分データとSDI色差分データをSDI出力端子112に出力する。
なお、付加処理が行われた後のデータはSDIデータに限らない。
SDI出力端子111は、SDIケーブル140を用いて、SDIベース画像データを外部装置である表示装置120に出力する。
SDI出力端子112は、SDIケーブル150を用いて、SDI輝度差分データとSDI色差分データを表示装置120に出力する。
なお、付加処理が行われた後の各データは同じケーブルを用いて外部装置に出力されてもよい。また、付加処理が行われた後の各データを外部装置に出力するために使用するケーブルはSDIケーブルに限らない。データは、無線通信によって外部装置に出力されてもよい。
なお、付加処理が行われた後の各データを1つのケーブルを用いて外部装置に出力する場合には、上述したHDR識別フラグを対応情報として使用することもできる。例えば、HDR識別フラグが付加されたベース画像データD1と、差分データD2と、がその順番で出力されれば、HDR識別フラグの有無に応じて、差分データD2がベース画像データD1に対応するデータであることを判断することができる。
本実施形態に係る付加処理について、図2を用いて詳しく説明する。
図2は、SDIデータのデータ構造(データマップ)の一例を示す。図2には、Full−HDのデータマップが示されている。
データマップ201は、1ライン分のSDI輝度差分データとSDI色差分データを含むSDIデータのデータマップである。
データマップ202は、1フレーム分のSDIデータのデータマップである。
データマップ200,201の縦軸はビット数を示し、横軸はサンプル番号を示す。本実施形態では、サンプル番号の小さいデータから順番に、データが伝送される。
データマップ202の縦軸はライン番号を示し、横軸はサンプル番号を示す。本実施形態では、ライン番号の小さいデータから順番に、データが伝送される。
LN(Line Number)には、SDIデータのライン番号を監視するためのデ
ータが格納されている。
CRCC(CycliCredundancy Check Code)には、有効画像領域のデータ、EAV、及び、LNの伝送エラーをチェックするためのデータが格納されている。
SAV(Start of Active Video)には、SDIデータのTRSにおける水平/垂直の有効画像領域開始点を表す識別子が格納されている。本実施形態では、SAVには、識別子として、[3FF][000][000][XYZ]の4ワードからなる同期識別コードが格納されている。[XYZ]の内容から、EAV、SAV、フィールド、水平/垂直を識別することができる。
データマップ200に示す「Y」にはY値が格納されており、「Cb」にはCb値が格納されており、「Cr」にはCr値が格納されている。また、「A」にはアルファ値を格納することができる。「Y」、「Cb」、「Cr」、及び、「A」の横に記載されている数値は、サンプル番号である。本実施形態ではアルファ値は使用されないため、「A」にはデータは格納されていない。
ベース画像データの画素値は、SMPTE425Mに準拠した形式でマッピングされているため、HDR画像データに対応していない表示装置でも、ベース画像データを表示することができる。
データマップ201に示す「YR」には輝度比率が格納されており、「CbR」にはCb差分値が格納されており、「CrR」にはCr差分値が格納されている。また、「N/A」は非使用領域である。「YR」、「CbR」、及び、「CrR」の横に記載されている数値は、サンプル番号である。
なお、種類情報や対応情報の格納位置は上記位置に限らない。例えば、水平補助データを格納可能なアンシラリ部(横線で示された領域)ではなく、垂直補助データを格納可能なアンシラリ部(斜め線で示された領域)に種類情報や対応情報が格納されてもよい。
本実施形態では、SDI輝度差分データとSDI色差分データとを含むSDIデータのペイロードIDに表示不可情報が付加される。具体的には、ペイロードIDを構成するデータ識別ワード(DID)に、表示不可情報として、表示装置が解読できないコード(ワード)を格納する。それにより、表示装置でSDI輝度差分データとSDI色差分データとを含むSDIデータが誤って表示されることを抑制することができる。
なお、表示不可情報を付加する処理は省略されてもよい。表示不可情報を付加する処理が省略されたとしても、種類情報が付加されていれば、輝度差分データや色差分データが誤って表示されてしまうことを抑制することができる。
なお、表示不可情報は表示装置が解読できないコードに限らない。表示不可情報は、表示装置での表示ができないことを表す情報であれば、どのような情報であってもよい。
表示装置120の各機能部について、図3のフローチャートを用いて説明する。図3は、表示装置120の動作の流れ(処理フロー)の一例を示すフローチャートである。表示装置120では、メモリ132(ROM)に格納されたプログラムをCPU131が実行する。それにより、図3に示す処理フローで各処理が実行される。
本実施形態では、入力ベース画像データと入力差分データが個別に取得される。
なお、本実施形態では、SDIケーブルを用いてデータを取得する例を説明するが、データを取得するために使用するケーブルはSDIケーブルに限らない。データは、無線通信によって取得されてもよい。
なお、各データは同じケーブルを用いて外部装置から取得されてもよい。また、SDI輝度差分データ、SDI色差分データとは異なる入力端子によって取得されてもよい。
なお、種類情報が付加されていないデータは、不明なデータとして処理の対象から除外されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、種類情報が付加されていないデータは、画像データ(入力ベース画像データ)であると判断されてもよい。
なお、本実施形態では、従来のSDI形式の画像データ(対応する輝度差分データが存在しない画像データ)は、入力ベース画像データであると判断されるものとする。
入力ベース画像データが取得された場合には(S303:YES)、S304に処理が進められ、入力ベース画像データが取得されなかった場合には(S303:NO)、S311に処理が進められる。
入力輝度差分データと入力色差分データの両方が取得された場合には(S304:YES)、S305に処理が進められ、入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が取得されなかった場合には(S303:NO)、S310に処理が進められる。
なお、上述したように、ベース画像データに対応するデータとして、輝度差分データのみが生成され、色差分データが生成されないことがある。その場合には、入力ベース画像データに対応する色差分データは存在しない。また、ベース画像データに対応するデータとして、色差分データのみが生成され、輝度差分データが生成されないことがある。その場合には、入力ベース画像データに対応する輝度差分データは存在しない。そのため、S304では、入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が取得されたか否かが判断されてもよい。そして、入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が取得された場合にS305に処理が進められ、入力輝度差分データと入力色差分データの両方が取得されなかった場合にS310に処理が進められてもよい。
コンテンツ識別フラグ(対応情報)が付加されているか否かが判断される。そして、入力ベース画像データ、入力輝度差分データ、及び、入力色差分データに対応情報が付加されていた場合に、当該対応情報に基づいて、入力輝度差分データと入力色差分データの両方が、入力ベース画像データに対応するデータであるか否かが判断される。具体的には、入力ベース画像データ、入力輝度差分データ、及び、入力色差分データに同じコンテンツ識別フラグが付加されている場合に、入力輝度差分データと入力色差分データの両方が、入力ベース画像データに対応するデータであると判断される。入力輝度差分データに入力ベース画像データと異なるコンテンツ識別フラグが付加されている場合には、入力輝度差分データが入力ベース画像データに対応するデータではないと判断される。そして、入力色差分データに入力ベース画像データと異なるコンテンツ識別フラグが付加されている場合には、入力色差分データが入力ベース画像データに対応するデータではないと判断される。
入力輝度差分データと入力色差分データの両方が、入力ベース画像データに対応するデータであると判断された場合には(S305:YES)、S306に処理が進められる。入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が、入力ベース画像データに対応するデータでないと判断された場合には(S305:NO)、S310に処理が進められる。
なお、入力ベース画像データ、入力輝度差分データ、及び、入力色差分データの少なくともいずれかにコンテンツ識別フラグが付加されていないことにより、S305の判断処理を実行することができない場合には、S306またはS310に処理が進められる。但し、入力ベース画像データに誤った輝度域拡大処理や色域拡大処理が施されることを抑制するために、S310に処理が進められることが好ましい。“誤った輝度域拡大処理”は、入力ベース画像データに対応していない輝度差分データを用いた輝度域拡大処理であり、“誤った色域拡大処理”は、入力ベース画像データに対応していない色差分データを用いた色域拡大処理である。
なお、上述したように、入力ベース画像データに対応する輝度差分データと色差分データの一方が存在しないことがある。そのため、入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が入力ベース画像データに対応するデータであると判断された場合にS306に処理が進められてもよい。そして、入力輝度差分データと入力色差分データの両方が入力ベース画像データに対応するデータでないと判断された場合にS310に処理が進められてもよい。入力ベース画像データに対応する輝度差分データと色差分データが生成されているにも拘らず、入力ベース画像データに対応する入力色差分データが取得されていない場合には、画質の観点からS310に処理が進められることが好ましい。入力ベース画像データに対応する輝度差分データと色差分データが生成されているにも拘らず、入力ベース画像データに対応する入力輝度差分データが取得されていない場合にも、画質の観点からS310に処理が進められることが好ましい。
輝度域拡大処理と色域拡大処理が行われた後の画像データ(処理画像データ)のビット数が、表示装置120で表示可能な階調値のビット数よりも多い場合には、表示装置で表示可能なビット数まで処理画像データのビット数が低減される。それにより、レンジ拡大画像データが生成される。即ち、表示装置で表示可能な画像データのダイナミックレンジまで処理画像データのダイナミックレンジを縮小することにより、レンジ拡大画像データ
が生成される。表示装置120で表示可能な階調値のビット数は、例えば、画像処理部129で処理可能な階調値のビット数である。
なお、HDR画像データのビット数は32ビットより多くても少なくてもよい。
なお、入力ベース画像データに対応する入力輝度差分データが存在しなかったり取得されなかったりしている場合には、S306において輝度域拡大処理は行われない。また、入力ベース画像データに対応する入力色差分データが存在しなかったり取得されなかったりしている場合には、S306において色域拡大処理は行われない。
レンジ拡大画像データを生成する処理に要する時間(処理時間)が閾値以下である場合には(S307:YES)、S308に処理が進められ、処理時間が閾値より長い場合には、S310に処理が進められる。
なお、処理時間と比較する閾値は、メーカーによって予め定められた値であってもよいし、ユーザが設定や変更をすることのできる値であってもよい。閾値は、表示装置の使用環境、ベース画像データの種類、用途、等に応じて表示装置が自動で決定してもよい。
なお、ベース画像データのダイナミックレンジや色域だけでなくバックライトの発光が差分データに基づいて制御されてもよい。具体的には、入力差分データがBL制御部128に入力されてもよい。そして、BL制御部128が、入力差分データに基づいてバックライトの発光を制御してもよい。それにより、液晶パネルの透過率を制御するだけでは表示しきれなかった輝度をバックライトの発光輝度に割り当てることができ、液晶パネルの透過率を制御するだけでは表示しきれなかった色をバックライトの発光色に割り当てることができる。その結果、ダイナミックレンジや色域がより広い表示画像(画面に表示された画像)を得ることができる。例えば、表示装置で表示可能な階調値のビット数が10ビットである場合に、10ビット相当のダイナミックレンジよりもダイナミックレンジが広い表示画像を得ることができる。
ータと入力色差分データの両方が取得されていると判断される。SDIケーブル150が表示装置120から取り外された場合には、入力輝度差分データと入力色差分データの両方が取得されなくなったと判断される。
入力輝度差分データと入力色差分データの両方が取得されている場合には(S309:NO)、本フローが終了される。入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が取得されなくなった場合には(S309:YES)、レンジ拡大画像データの生成が行えなくなるため、S310に処理が進められる。
本実施形態では、以下の場合1〜3に、入力ベース画像データに基づく画像が表示されることとなる。場合1,2では、レンジ拡大画像データを生成する処理が行われずに、入力ベース画像データに基づく画像が表示される。場合3では、レンジ拡大画像データを生成する処理が行われるが、入力ベース画像データに基づく画像が表示される。
場合1:入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が取得されなかった場合(S304:NOとS309:YES)
場合2:入力輝度差分データと入力色差分データの少なくとも一方が入力ベース画像データに対応するデータでないと判断された場合(S305:NO)
場合3:レンジ拡大画像データを生成する処理に要する時間が閾値よりも長い場合(S307:NO)
S310の処理を行うことにより、レンジ拡大画像データに基づく画像が表示できない場合にも画像の表示を行うことができる。
なお、表示装置は、レンジ拡大画像データを生成する処理が行われ、且つ、入力ベース画像データに基づく画像が表示される場合(例えば場合3)に、ユーザへの通知を行う第2通知部を有していてもよい。第2通知部では、例えば、レンジ拡大画像データを生成する処理の実行中であることがユーザに通知される。第2通知部によって、入力ベース画像データに基づく画像が表示されること、表示装置の全処理負荷が高いこと、等が通知されてもよい。
第1通知部や第2通知部による通知が行われることにより、ベース画像データが表示される原因をユーザに把握させることができる。ユーザへの通知は、例えば、音声や光を用いて行うことができる。具体的には、通知内容に応じた画像(メッセージ、アイコン、等
)を画面に表示することで、ユーザへの通知を行うことができる。また、通知内容に応じた音声を発したり、通知内容に応じた点滅パターン(連続点灯を含む)や色で画面外に設けられた光源を点灯させたりすることにより、ユーザへの通知を行うことができる。
第1通知部と第2通知部の処理は同じ機能部によって実現されてもよいし、第1通知部の処理は第2通知部の処理を実現する機能部とは異なる機能部によって実現されてもよい。第1通知部と第2通知部の処理は、例えば、CPU131によって行われる。
また、本実施形態によれば、ベース画像データと差分データの少なくとも一方に対応情報が付加される。それにより、ベース画像データに対して誤った拡大処理が施されることを抑制することが可能となる。その結果、ベース画像データと差分データを用いてHDR画像データを正確に復元することが可能となる。具体的には、本実施形態に係る表示装置によれば、対応情報からデータの対応関係が判断され、入力差分データが入力ベース画像データに対応するデータである場合に限ってHDR画像データが復元される。それにより、本実施形態に係る表示装置によれば、HDR画像データを正確に復元することができる。
また、本実施形態によれば、ベース画像データと差分データが個別に伝送される。それにより、HDR対応機とHDR非対応機のどちらであっても適切な画像表示ができるようにストリーム形式のHDR画像データを伝送することができる。具体的には、HDR対応機(HDR画像データに対応した表示装置)では、ベース画像データと差分データから正確なHDR画像データを復元し、復元したHDR画像データを表示することができる。そして、HDR非対応機(HDR画像データに対応していない表示装置)では、ベース画像データを表示することができる。具体的には、ベース画像データが従来のSDIフォーマットと同様のフォーマットで伝送されるため、HDR非対応機でも、ベース画像データを取得し、表示することができる。
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュ
ータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
101 ダイナミックレンジ縮小部
102 差分生成部
108 コンテンツ識別フラグ付加部
111,112 SDI出力端子
120 表示装置
121,122 SDI入力端子
126 コンテンツ識別フラグ解析部
127 拡大処理部
130 表示部
Claims (30)
- 入力画像データに基づいて、前記入力画像データよりもダイナミックレンジと色域の少なくとも一方が狭いベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データと、を生成する生成処理を行う生成手段と、
前記ベース画像データと前記差分データの少なくとも一方に、前記ベース画像データと前記差分データの対応関係を表す対応情報を付加する付加処理を行う付加手段と、
前記付加処理が行われた後のベース画像データと差分データを個別に出力する出力手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記ベース画像データと前記差分データの両方に対応情報が付加される
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記ベース画像データに付加された対応情報と同じ対応情報が前記差分データに付加される
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記差分データは、画像データのダイナミックレンジを拡大する輝度域拡大処理で使用される輝度差分データと、画像データの色域を拡大する色域拡大処理で使用される色差分データと、を含み、
前記付加処理では、前記ベース画像データ、前記輝度差分データ、及び、前記色差分データの少なくともいずれかに、前記ベース画像データ、前記輝度差分データ、及び、前記色差分データの対応関係を表す対応情報が付加され、
前記出力手段は、前記付加処理が行われた後のベース画像データ、輝度差分データ、及び、色差分データを出力する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記ベース画像データ、前記輝度差分データ、及び、前記色差分データの全てに対応情報が付加される
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記ベース画像データに付加された対応情報と同じ対応情報が前記輝度差分データと前記色差分データに付加される
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記出力手段は、前記付加処理が行われた後のベース画像データを、前記付加処理が行われた後の差分データとは異なるケーブルを用いて、外部装置に出力する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記出力手段は、前記付加処理が行われた後のベース画像データと差分データを、SDIケーブルを用いて外部装置に出力する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記付加処理が行われた後のデータとしてSDIデータが生成され、
前記対応情報は、SDIデータのアンシラリ部に格納される
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記生成処理で生成されたベース画像データと差分データに、データの種類を表す種類情報が付加される
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記生成処理で生成された差分データに、表示装置での表示ができないことを表す表示不可情報が付加される
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記付加処理では、前記付加処理が行われた後のデータとしてSDIデータが生成され、
前記表示不可情報は、SDIデータのペイロードIDに格納される
ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。 - 前記表示不可情報は、前記表示装置が解読できないコードである
ことを特徴とする請求項11または12に記載の画像処理装置。 - ベース画像データである入力ベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データである入力差分データと、を個別に取得する取得手段と、
前記入力ベース画像データと前記入力差分データの少なくとも一方に、ベース画像データと差分データの対応関係を表す対応情報が付加されていた場合に、当該対応情報に基づいて、前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであるか否かを判断する判断手段と、
前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであると判断された場合に、前記入力差分データを用いた拡大処理を前記入力ベース画像データに施すことにより、レンジ拡大画像データを生成する生成手段と、
前記レンジ拡大画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
を有する
ことを特徴とする表示装置。 - 前記入力差分データは、画像データのダイナミックレンジを拡大する輝度域拡大処理で使用される輝度差分データである入力輝度差分データと、画像データの色域を拡大する色域拡大処理で使用される色差分データである入力色差分データと、を含み、
前記判断手段は、前記入力ベース画像データ、前記入力輝度差分データ、及び、前記入力色差分データの少なくともいずれかに、ベース画像データ、輝度差分データ、及び、色差分データの対応関係を表す対応情報が付加されていた場合に、当該対応情報に基づいて、前記入力輝度差分データと前記入力色差分データの両方が前記入力ベース画像データに対応するデータであるか否かを判断し、
前記生成手段は、前記入力輝度差分データと前記入力色差分データの両方が前記入力ベース画像データに対応するデータであると判断された場合に、前記入力輝度差分データを用いた輝度域拡大処理と前記入力色差分データを用いた色域拡大処理とを前記入力ベース画像データに施すことにより、前記レンジ拡大画像データを生成する
ことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。 - 前記取得手段で前記入力差分データが取得されなかった場合に、
前記生成手段は、前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行わず、
前記表示手段は、前記入力ベース画像データに基づく画像を表示する
ことを特徴とする請求項14または15に記載の表示装置。 - 前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータでないと判断された場合に、
前記生成手段は、前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行わず、
前記表示手段は、前記入力ベース画像データに基づく画像を表示する
ことを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記取得手段で前記入力輝度差分データと前記入力色差分データの少なくとも一方が取得されなかった場合に、
前記生成手段は、前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行わず、
前記表示手段は、前記入力ベース画像データに基づく画像を表示する
ことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。 - 前記入力輝度差分データと前記入力色差分データの少なくとも一方が前記入力ベース画像データに対応するデータでないと判断された場合に、
前記生成手段は、前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行わず、
前記表示手段は、前記入力ベース画像データに基づく画像を表示する
ことを特徴とする請求項15または18に記載の表示装置。 - 前記生成手段が前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行わず、且つ、前記表示手段が前記入力ベース画像データに基づく画像を表示する場合に、前記レンジ拡大画像データを生成する処理に必要なデータが取得されていないことをユーザに通知する第1通知手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項16〜19のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記生成手段が前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行い、且つ、前記レンジ拡大画像データを生成する処理に要する時間が閾値よりも長い場合に、前記表示手段は、前記入力ベース画像データに基づく画像を表示する
ことを特徴とする請求項16〜20のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記生成手段が前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行い、且つ、前記レンジ拡大画像データを生成する処理に要する時間が閾値よりも長い場合に、前記表示手段は、前記レンジ拡大画像データが生成された後に、前記入力ベース画像データに基づく画像から前記レンジ拡大画像データに基づく画像へ表示を切り替える
ことを特徴とする請求項21に記載の表示装置。 - 前記生成手段が前記レンジ拡大画像データを生成する処理を行い、且つ、前記表示手段が前記入力ベース画像データに基づく画像を表示する場合に、前記レンジ拡大画像データを生成する処理の実行中であることをユーザに通知する第2通知手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項21または22に記載の表示装置。 - 前記取得手段で前記入力ベース画像データが取得されなかった場合に、前記取得手段で取得されたデータが表示できないデータであることをユーザに通知する第3通知手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項14〜23のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記取得手段は、前記入力ベース画像データを、前記入力差分データとは異なるケーブルを用いて、外部装置から取得する
ことを特徴とする請求項14〜24のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記取得手段は、SDIケーブルを用いて外部装置からデータを取得する
ことを特徴とする請求項14〜25のいずれか1項に記載の表示装置。 - 入力画像データに基づいて、前記入力画像データよりもダイナミックレンジと色域の少なくとも一方が狭いベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データと、を生成する生成処理を行う生成ステップと、
前記ベース画像データと前記差分データの少なくとも一方に、前記ベース画像データと前記差分データの対応関係を表す対応情報を付加する付加処理を行う付加ステップと、
前記付加処理が行われた後のベース画像データと輝度差分データを個別に出力する出力ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - ベース画像データである入力ベース画像データと、画像データのダイナミックレンジと色域の少なくとも一方を拡大する拡大処理で使用される差分データである入力差分データと、を取得する取得ステップと、
前記入力ベース画像データと前記入力差分データの少なくとも一方に、ベース画像データと差分データの対応関係を表す対応情報が付加されていた場合に、当該対応情報に基づいて、前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであるか否かを判断する判断ステップと、
前記入力差分データが前記入力ベース画像データに対応するデータであると判断された場合に、前記入力差分データを用いた拡大処理を前記入力ベース画像データに施すことにより、レンジ拡大画像データを生成する生成ステップと、
前記レンジ拡大画像データに基づく画像を表示する表示ステップと、
を有する
ことを特徴とする表示方法。 - 請求項27に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項28に記載の表示方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014014515A JP6355345B2 (ja) | 2014-01-29 | 2014-01-29 | 画像処理装置、画像処理方法、表示装置、表示方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014014515A JP6355345B2 (ja) | 2014-01-29 | 2014-01-29 | 画像処理装置、画像処理方法、表示装置、表示方法、及び、プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015142275A true JP2015142275A (ja) | 2015-08-03 |
JP6355345B2 JP6355345B2 (ja) | 2018-07-11 |
Family
ID=53772359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014014515A Active JP6355345B2 (ja) | 2014-01-29 | 2014-01-29 | 画像処理装置、画像処理方法、表示装置、表示方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6355345B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017060084A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 株式会社東芝 | 電子機器、及び表示方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001186484A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタル信号の処理方法 |
JP2008236194A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Sony Corp | 映像表示装置及び映像表示システム |
WO2011099273A1 (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-18 | パナソニック株式会社 | コンテンツ通信装置及びコンテンツ加工装置並びにコンテンツ通信システム |
WO2012142471A1 (en) * | 2011-04-14 | 2012-10-18 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Multiple color channel multiple regression predictor |
-
2014
- 2014-01-29 JP JP2014014515A patent/JP6355345B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001186484A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタル信号の処理方法 |
JP2008236194A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Sony Corp | 映像表示装置及び映像表示システム |
WO2011099273A1 (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-18 | パナソニック株式会社 | コンテンツ通信装置及びコンテンツ加工装置並びにコンテンツ通信システム |
WO2012142471A1 (en) * | 2011-04-14 | 2012-10-18 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Multiple color channel multiple regression predictor |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017060084A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 株式会社東芝 | 電子機器、及び表示方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6355345B2 (ja) | 2018-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6706846B2 (ja) | 表示装置、変換装置、表示方法、および、コンピュータプログラム | |
US11829405B2 (en) | Image display device and image display system | |
KR102617258B1 (ko) | 이미지 프로세싱 방법 및 장치 | |
JP2019513323A (ja) | 高ダイナミックレンジピクチャを符号化する方法及び装置、対応する符号化方法及並びに符号化装置 | |
KR20190117686A (ko) | 높은 동적 범위 이미지를 디코딩하기 위한 방법 및 디바이스 | |
JP2016127520A (ja) | 画像符号化復号システムおよびその診断方法 | |
JP5904754B2 (ja) | 情報処理システム、情報処理装置、それらの制御方法、およびプログラム | |
CN111131654B (zh) | 一种水印嵌入方法、装置及编解码器 | |
CN114501023A (zh) | 视频处理方法、装置、计算机设备、存储介质 | |
JP2015154270A (ja) | 画像処理装置、データ作成装置、画像処理方法、及びデータ作成方法 | |
US20200389634A1 (en) | Video processing apparatus, video processing method, and program | |
JP6355345B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、表示装置、表示方法、及び、プログラム | |
KR101981161B1 (ko) | 신호 처리장치, 신호 처리방법 및 촬상장치 | |
CN108737877B (zh) | 图像处理的方法、装置和终端设备 | |
CN106063243B (zh) | 生成关于图像/视频信号的方法、携带特定信息数据的比特流以及获得该特定信息的方法 | |
US20230319347A1 (en) | Method, apparatus, and program product for authoring video content using stream embedded indicators | |
JP2008271572A (ja) | 特定の色空間を利用した画像再生 | |
KR20150067707A (ko) | 영상 처리 장치, 영상 처리 방법, 및 촬영 장치 | |
JP2009296042A (ja) | テレシネ変換画像判定装置および方法 | |
CN117478896A (zh) | 一种图像编码、解码方法、装置、设备及系统 | |
JP2019122029A5 (ja) | ||
JP2020102785A (ja) | 画像出力装置 | |
JP2009284092A (ja) | 画像符号化装置、画像符号化方法、画像符号化プログラムおよび記録媒体 | |
NO325934B1 (no) | Fremgangsmate for a velge komprimeringsalgoritme for komprimering av data | |
JP2013198097A (ja) | 電子機器、方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180612 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6355345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |