JP2015140938A - 太陽熱集熱装置およびその調整方法 - Google Patents

太陽熱集熱装置およびその調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数台連結した太陽熱コレクタを用いて高効率に太陽光を集熱することができる太陽熱集熱装置を提供する。
【解決手段】太陽光を反射し集光する集光ミラー21および該集光した太陽光から集熱する集熱管30を含んでなる複数の太陽熱コレクタ20と、回転軸を介して太陽熱コレクタを回転する回転機構と、集熱管内の流体の出入口の温度を計測する温度センサと、回転軸と太陽熱コレクタの軸受部との間に、回転軸の周方向に太陽熱コレクタを回動し角度調整する角度調整機構90と、太陽と正対する太陽熱コレクタの軌道を検出する際に、該軌道に基づき所定時間の間は一定の角度で停止する制御を行い、温度センサの計測値に基づく太陽熱コレクタごとの集熱管30の流体の出入口の温度差を計算し、該流体の温度差が最大値となる時刻を求め、太陽熱コレクタごとの該時刻が同じとなるように角度調整機構の回動調整量を求める制御装置80とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光を集光集熱して熱媒体を介してエネルギを入手する太陽熱集熱装置およびその調整方法に関するものである。
近年、地球規模での異常気象が問題となり、この異常気象の原因は温暖化現象であると考えられている。その為、温暖化現象の主原因である環境負荷の多い石油に代わり、環境負荷が少なく地球に優しい新エネルギが注目されている。その中で特に現実的に利用されているもののひとつが、太陽光エネルギである。
太陽光を利用したクリーンエネルギシステムには、アモルファスや結晶シリコンによる太陽電池によって太陽光を電気エネルギに変換する方式と、太陽光を鏡によって集光し、熱媒体によって熱エネルギに変換する方式とがある。
太陽光を集光して熱エネルギに変換する方式のひとつとしてトラフ式の太陽熱集熱装置がある。トラフ式とは、雨樋状の曲面鏡を用いて、鏡の前に設置されたパイプに太陽光を集中させ、パイプ内を流れる熱媒体(水やオイルなど)を加熱して、熱エネルギに変換する方式である。
また、太陽光の反射損失を低下させることで光/電変換効率を向上させた太陽電池を利用した太陽光発電システムの発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、本発明者らは、高効率に太陽光を利用できるように、太陽の位置に合わせた曲面鏡の回転制御ができる太陽光集熱装置(太陽熱集熱装置)を開発している(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−003999号公報 特開2013−76507号公報
太陽光の集熱を高効率で行うためには、太陽の位置にあわせて集光ミラーを回転制御する必要があり、集光ミラーの高精度な回転制御と太陽の位置検出が最重要になってくる。この点については、特許文献2で精度よい回転制御の効果をすでに確認している。
特許文献2において集光ミラーが単体の場合について示した。しかしながら、複数台連結して集光ミラーを制御する場合には、各集光ミラーの角度のずれが集熱装置全体の集熱量に影響を与えるため、各集熱ミラー間で角度のずれが発生しないように制御する必要がある。また、施工時にどうしてもある程度の角度のずれが初期値として発生してしまい、そのずれを調整する必要がある。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、複数台連結した集光ミラーを用いて高効率に太陽熱を集熱することができる太陽熱集熱装置およびその調整方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の太陽熱集熱装置は、太陽光を反射し集光する集光ミラーおよび該集光した太陽光から集熱する集熱管を含んでなる複数の太陽熱コレクタと、回転軸を介して太陽熱コレクタを回転する回転機構(例えば、駆動装置50)と、集熱管の内部を流れる流体の入口と出口の温度を計測する温度センサと、回転軸と太陽熱コレクタの軸受部との間に、回転軸の周方向に太陽熱コレクタを回動し角度調整する角度調整機構と、太陽と正対する太陽熱コレクタの軌道を検出する際に、該軌道に基づき所定時間の間は一定の角度で停止する制御をし、温度センサの計測値に基づく太陽熱コレクタごとの集熱管の流体の入口と出口の温度差を計算し、該流体の温度差が最大値となる時刻を求め、太陽熱コレクタごとの該時刻が同じとなるように角度調整機構の回動調整量を求める制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数台連結した集光ミラーを用いて高効率に太陽熱を集熱することができる。
実施形態に係る太陽熱集熱装置を示す図である。 角度調整機構および位置調整機構を示す図である。 角度調整機構の構造を示す図である。 太陽熱コレクタを4台連結した太陽熱集熱装置を示す図である。 曲面鏡の太陽追尾精度への誤差要因を示す図である。 実施形態に係る太陽熱集熱装置の制御装置を示す図である。 太陽熱コレクタの所定時間の一定制御時の各流体の温度差を示す図である。 太陽熱コレクタの角度調整の処理を示すフローチャートである。 角度調整機構で角度調整後の各流体の温度差を示す図である。 集熱管の位置調整の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1において、太陽熱コレクタ20が単体の場合の太陽熱集熱装置について説明し、複数台の太陽熱コレクタ20を有する太陽熱集熱装置については、図4を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る太陽熱集熱装置を示す図である。太陽熱集熱装置10は、トラフ式の太陽熱集熱装置であり、南北方向である長手方向の両端に設けられた2本の支柱40(40−1,40−2)と、これらの支柱40(40−1,40−2)に回転可能に支持されている太陽熱コレクタ20を有している。実施形態においては、南北方向は長手方向であり、東西方向は短手方向である。
太陽熱コレクタ20は、制御装置80によって制御されている駆動装置50(回転機構)により、回転軸51(図2参照)を介して、太陽の方向に正対するよう回転する。太陽熱コレクタ20が太陽の方向に正対した状態とは、太陽光Lが太陽熱コレクタ20に設けられた集光ミラー21(曲面鏡)によって反射され、集熱管30を焦点として集光されている状態である。
太陽熱コレクタ20は、集光ミラー21と、この集光ミラー21を支える支持部材である5個の支持フレーム22(図1においては1つだけが見えている)と、この支持フレーム22の長手方向の両端と中央部とに配置されている3本の支持バー23とを有している。
太陽と反対方向(図1の北方向)の支持バー23上には、太陽光エネルギ検出部である直達日射計29が設置されている。直達日射計29は、太陽光Lの単位面積あたりの熱エネルギを測定する機能を有し、太陽熱コレクタ20と連動して回転する。更に、太陽と反対方向(図1の北方向)の支持バー23上に固定され、集光ミラー21に対して影を落とさないようになっている。
駆動装置50は、例えばサーボモータであり、太陽熱コレクタ20を回転駆動する機能を有している。回転位置検出器70とは、例えばロータリーエンコーダであり、太陽熱コレクタ20の回転角度Θを測定(実測)する機能を有している。制御装置80は、回転位置検出器70によって測定された実測の回転角度Θが目標回転角度Θtになるまで駆動装置50を回転駆動させ、太陽熱コレクタ20を回転させる。
集光ミラー21は、短手方向に凹状の断面を有し、太陽光Lを集熱部である集熱管30に集光させる。この凹状の断面は集光曲率形状であり、例えば放物面である。更に、この3本の支持バー23には、それぞれ保持脚31が固定されており、筒状の集熱部である集熱管30を保持している。
集熱管30は、太陽光Lを吸収して熱に変換する集熱部であり、例えば水などの熱媒体を内部に有している。集熱管30は、後述する熱媒体往路230−2(図6参照)と熱媒体復路230−1(図6参照)が接続され、これら熱媒体往路230−2と熱媒体復路230−1を介して空調システム200(図6参照)と接続されている。
熱媒体である水は、集熱管30内において太陽光Lによって熱せられて熱水又は水蒸気となり、熱媒体往路230−2によって、空調システム200に導かれて熱源として用いられる。熱媒体は熱源として用いられることで、熱媒体である熱水または水蒸気は放熱して再び水となり、熱媒体復路230−1によって集熱管30に戻る。
太陽熱集熱装置10は、駆動装置50と回転位置検出器70によって、太陽熱コレクタ20を太陽の方向に正対するように回転する。太陽光Lは、集光部である太陽熱コレクタ20の集光ミラー21によって反射して集熱部である集熱管30に焦点を結び、集熱管30内部の熱媒体の熱量に変換される。
本実施形態に係る太陽熱集熱装置10の特徴として、支持フレーム22および支持バー23と接合されている軸受バー25の上部に、太陽熱コレクタ20の角度を微調整する角度調整機構90と、保持脚31の上部に集熱管30の位置調整機構300を有している。角度調整機構90および位置調整機構300については、図2、図3を参照して説明する。
図2は、角度調整機構および位置調整機構を示す図である。図3は、角度調整機構90の構造を示す図である。具体的には、図2は、図1に示す太陽熱コレクタ20を、回転軸51の方向からみた説明図であり、図3は、角度調整機構90の構造を示すための斜視図である。
角度調整機構90は、回転軸51と太陽熱コレクタ20の軸受部24との間に、回転軸51の周方向に太陽熱コレクタ20を回動し角度調整する機構を有する。具体的には、角度調整機構90は、回転軸51に直交する方向に取り付けられたキー91(調整板)と、太陽熱コレクタ20の軸受部24に設けられた一対の調整ボルト92,93とを備え、キー91を調整ボルト92,93で挟むようにしている。この角度調整機構90により、太陽熱コレクタ20は、数度程度の角度を微調整することができる。
位置調整機構300は、保持脚31(図1参照)の上にU字板320の両端の対向部に貫通穴を有し、貫通穴に集熱管30を挟む一対のネジ部を有するロッド301,302をそれぞれ挿入し、ロッドの位置により集熱管30の位置調整をする機構を有する。ロッド301は、ネジ部に一対のナット321,322を、座金311,312を介して螺着することにより対向部に保持している。同様に、ロッド302は、ネジ部に一対のナット323,324を、座金313,314を介して螺着することにより対向部に保持している。ナット321,322およびナット323,324の取り付け位置を調整することにより、集熱管30の位置が調整できるようになっている。
図4は、太陽熱コレクタを4台連結した太陽熱集熱装置を示す図である。太陽熱集熱装置10Aは、4台の太陽熱コレクタ20(20a,20b,20c,20d)を有している。4台の太陽熱コレクタ20a,20b,20c,20dは、回転軸51で連結されており、駆動装置50により回転する。また、4台の太陽熱コレクタ20a,20b,20c,20dに設けられている集熱管30は連結され、各集熱管30の内部を流れる流体の入口と出口の温度を計測する温度センサ212(212a,212b,212c,212d,212e)を備えている。
図1のトラフ式の太陽熱集熱装置の太陽追尾動作の概略を説明する。
稼働状態において、後述するポンプ220(図6参照)は、集熱管30内に熱媒体である水を送水する。この状態において、制御装置80は、日時と設置場所(経度および緯度、標高)に基づいて、太陽の位置を予測計算して太陽熱コレクタ20の目標回転角度Θtを算出する。制御装置80は、回転位置検出器70によって太陽熱コレクタ20の回転角度Θを検出(実測)しながら、実測の回転角度Θが目標回転角度Θtになるまで、駆動装置50によって太陽熱コレクタ20を回転させる。この一連の動作を繰り返して、太陽熱コレクタ20が有している集光ミラー21で、太陽を常に追尾しながら集光し集熱する。
このとき、太陽熱コレクタ20の目標回転角度Θtを算出する際の算出誤差、太陽熱集熱装置10を構成する部品寸法の誤差、および太陽熱集熱装置10の設置位置の誤差、回転位置検出器70の検出誤差などによって、実測の回転角度Θが予測計算で決定した理論的な目標回転角度Θtになるように制御しても、集熱効率が最大にならない虞がある。そのため、集光効率が最大となる回転角度Θmaxと、理論的な目標回転角度Θtとの差を補正する。特に、太陽熱集熱装置10の設置位置に係る誤差は、重要な誤差要因である。
図5は、曲面鏡の太陽追尾精度への誤差要因を示す図である。適宜図1を参照して説明する。図5(a)には、X軸周りの回転角度、Y軸周り回転角度、Z軸周り回転角度の定義を示し、図5(b)には、X軸(太陽熱コレクタ20の回転軸)方向を示す。誤差パラメータには以下の4つが推定される。
(1)X軸周り:Y軸正方向からZ軸方向に向かう回転角度
(2)Y軸周り:Z軸正方向からX軸方向に向かう回転角度
(3)Z軸周り:X軸正方向からY軸方向に向かう回転角度
(4)設置場所の緯度、経度の変化
図5(a)において、X軸周り回転角度とは、例えば、太陽熱コレクタ20の回転軸(X軸方向)の曲面鏡の中点からX軸方向をみたYZ平面上の反時計周りの回転角度を意味し、Y軸周り回転角度とは、太陽熱コレクタ20の回転軸(X軸方向)の曲面鏡の中点からY軸方向をみたZX平面上で反時計周りの回転角度を意味し、Z軸周り回転角度とは、太陽熱コレクタ20の回転軸(X軸方向)の曲面鏡の中点からZ軸方向をみたXY平面上で反時計周りの回転角度を意味する。
図5において、太陽熱コレクタ20の回転軸をX軸とし、このX軸が南北軸と一致している場合を通常とする。この状態に対し、曲面鏡の設置時の誤差により回転軸が、(1)、(2)、(3)で示した角度だけずれる可能性がある。この角度が予測計算に誤差をあたえる。また、予測計算時に設置場所の緯度、経度が必要であり、これらの値も実際の値と異なると予測計算に誤差を与える。
図6は、実施形態に係る太陽熱集熱装置の制御装置を示す図である。適宜図1、図4を参照して説明する。太陽熱集熱装置10は、制御装置80と、この制御装置80に接続された回転位置検出器70および駆動装置50と、太陽熱コレクタ20と、太陽熱コレクタ20と連動して回転する直達日射計29と、集熱管30と、集熱管30の両端に設置された温度センサ212(212−1,212−2)と、集熱管30の一端に設置された流量センサ211とを有している。制御装置80は更に、中央処理装置(以下、「CPU」という。)81と、計時部82と、駆動制御部83と、集熱効率算出部84と、記憶部85とを有し、記憶部85は太陽位置テーブル86を記憶している。
図4に示した太陽熱コレクタを4台連結した太陽熱集熱装置10Aの場合、太陽熱コレクタ20a,20b,20c,20dごとの集熱管30の流体の入口と出口の温度差(出入口温度差)は、温度センサ212a,212b,212c,212d,212eによって計測する。例えば、太陽熱コレクタ20aの集熱管30は、温度センサ212a,212bにより計測し、太陽熱コレクタ20bの集熱管30は、温度センサ212b,212cにより計測する。
計時部82は、日付および時刻を生成する機能を有しており、例えば水晶発振器とクロックICで構成される。駆動制御部83は、駆動装置50によって太陽熱コレクタ20を回転すると共に、回転位置検出器70によって実測の回転角度Θが所定の目標回転角度Θtとなったか否かを判断することにより、太陽熱コレクタ20を所定の目標回転角度Θtまで回転する。集熱効率算出部84は、集熱管30が集熱した熱量と、測定した太陽光Lの熱エネルギを測定し、これらに基づいて集熱効率を算出する機能を有している。具体的には、後述する温度センサ212−1,212−2と流量センサ211の測定結果に基づいて、集熱量を計算する。更に直達日射計29が測定した太陽光Lの熱エネルギと集光ミラー21の投影面積にもとづいて、集光ミラー21が集光した太陽光Lの熱エネルギを算出する。この集熱量を、集光ミラー21が集光した太陽光Lの熱エネルギで除算することにより、集熱効率を計算する。
記憶部85は、例えばハードディスクやフラッシュメモリであり、この太陽熱集熱装置10の制御に係る種々のデータを記録している。太陽位置テーブル86は、日付および時刻と、この太陽熱集熱装置10の設置位置(緯度と経度)における太陽位置との関係を示す情報である。
制御装置80は、空調システム200から集熱管30への熱媒体復路230−1の流量を測定する流量センサ211と、熱媒体復路230−1の温度を測定する温度センサ212−1とに接続されている。更に、集熱管30から空調システム200への熱媒体往路230−2の温度を測定する温度センサ212−2に接続されている。
集熱管30は、熱媒体往路230−2を介して空調システム200に接続されている。空調システム200から集熱管30への熱媒体復路230−1には更に、ポンプ220が接続されている。このポンプ220は、集熱管30内に熱媒体である水を送水する。
既に説明したように、トラフ式の太陽熱集熱装置10の動作として、集熱管30内に熱媒体を送水した状態で、制御装置80内において太陽の位置を予測計算し曲面鏡の角度を出力し、回転位置検出器70で曲面鏡の回転角度を検出しながら曲面鏡を回転させる。この一連の動作を繰り返し曲面鏡で太陽を随時追尾しながら集光集熱を行う。運転中は、集熱効率算出部84は、具体的には、集熱管30の入口側に設置した流量センサ211によって熱媒体の流量Fを測定している。更に、集熱管30の入口側に設置した温度センサ212−1によって入口側の熱媒体の温度Tinを測定し、集熱管30の出口側に設置した温度センサ212−2によって熱媒体の温度Toutを測定し、熱媒体の温度差(Tout−Tin)を算出する。この熱媒体の比熱αと流量Fと温度差(Tout−Tin)の積が集熱量となる。また、直達日射計29で1mあたりの直達日射量(kW/m)を計測する。集熱効率算出部84は、集熱量を、曲面鏡1mあたりの熱量(kW)に換算し、前記の直達日射計29で計測した直達日射量に対する比率を求め、これを集熱効率とする。このとき、計算誤差、前記の曲面鏡の設置誤差、駆動装置の回転誤差などによって予測計算した回転角度設定値が、実際に集光効率が最大となる値とずれる可能性がある。そのため、集光効率が最大となる最適設定値の計算に誤差を与える要因とその要因を補正する。
特に、図4に示した太陽熱コレクタ20を4台連結した太陽熱集熱装置10Aの場合、ある太陽熱コレクタ20の集光効率を最大に設定しても、集光ミラー21(曲面鏡)の設置誤差などで、各太陽熱コレクタ20の最適値が異なる。このため、各太陽熱コレクタ20の設置誤差を補正することが重要となる。
次に角度調整機構90の補正方法について説明する。
図7は、太陽熱コレクタの所定時間の一定制御時(太陽熱コレクタの軌道検出試験時)の各流体の温度差を示す図である。適宜図1、図2、図4、図6を参照する。横軸は時刻、左縦軸は太陽熱コレクタ20の角度(曲面鏡角度)、右縦軸は太陽熱コレクタ20ごとの各集熱管30の内部を流れる流体の入口と出口の温度差を示す。
曲線511aは温度センサ212a,212bの温度差、曲線511bは温度センサ212b,212cの温度差、曲線511cは温度センサ212c,212dの温度差、曲線511dは温度センサ212d、212eの温度差である。
直線501は、太陽熱コレクタ20の軌道検出試験時における制御装置80が設定した角度設定値である。太陽熱コレクタ20の角度設定値は、一定であるが、太陽が東から西に動くため、太陽光が集光する時刻があり、集光する時刻には温度差が大きくなる。さらに、時刻が経過すると太陽光が集光しなくなり、温度が小さくなる。
図7に示す例では、4台の太陽熱コレクタ20の角度が、設置誤差などで少しずれているため、温度差のピークになる時刻にずれが生じている。このような場合、角度調整機構90の調整ボルト92,93を微調整することにより、4台の太陽熱コレクタが同じ角度になるように微調整する必要がある。
図8は、太陽熱コレクタの角度調整の処理を示すフローチャートである。4台の太陽熱コレクタ20が同じ角度(太陽と正対する角度)になるように調整する処理について説明する。
(S1):制御装置80は、4台の太陽熱コレクタ20ごとの各集熱管30の内部を流れる流体の入口と出口の温度差(図7参照)がピーク(例えば、符号521a)になった時刻を検出する。
(S2):制御装置80は、各時刻の太陽の位置から、4台の太陽熱コレクタ20の角度を計算する。
(S3):制御装置80は、1台の太陽熱コレクタ20を基準とし、その他の太陽熱コレクタ20の角度差を計算する。
(S4):制御装置80は、角度差から、調整ボルト92,93の回転数(回動調整量)を計算する。
(S5):角度調整機構90の調整ボルト92,93により、角度差を調整する。
なお、図2では、マニュアル(手動)で調整する方法としているが、調整ボルト92,93に回転機能を有する駆動装置を設けると、オート(自動)で調整することができる。具体的には、制御装置80は、処理S4で計算した回転数を、駆動装置に指令するとよい。以上の処理により、4台の太陽熱コレクタ20の角度が同じとなる。
図9は、角度調整機構で角度調整後の各流体の温度差を示す図である。図9に示すように、4台の太陽熱コレクタ20ごとの各集熱管30の内部を流れる流体の入口と出口の温度差(図7参照)がピークになる時刻を合わせることができる。すなわち、点Bの時刻に、太陽熱コレクタ20を太陽と正対する角度(誤差0度の軌道)に設定すると、温度差および流量に基づいて太陽熱からの集熱量を最大とすることができる。
本実施形態では、処理S1において、集熱管30の流体の入口と出口の温度差(出入口温度差)が最大となる点で説明したが、集熱効率、集熱量としてもよい。
次に位置調整機構300について説明する。
図10は、集熱管の位置調整の処理を示すフローチャートである。図10を参照して、集熱管30の集熱量が最大となるように、集熱管30の位置の微調整する処理について説明する。
(S11):制御装置80は、4台の太陽熱コレクタ20ごとの各集熱管30の内部を流れる流体の入口と出口の温度差(図7参照)がピークになった時刻を検出する。
(S12):基準とした太陽熱コレクタ20(例えば、太陽熱コレクタ20b)の角度を計算する。
(S13):他の太陽熱コレクタ20(例えば、太陽熱コレクタ20a,20c,20d)の角度が基準とした太陽熱コレクタの角度とし、温度差のピークの時刻から各集熱管30の位置を計算する。
(S14):各集熱管の位置を微調整する長さ(位置調整量)を計算する。長さは、図2における集熱管30の中心軸からの図面左右方向のずれを意味する。
(S15):微調整する長さからナット321,322、またはナット323,324の回転数を計算する。
(S16):位置調整機構300のナット321,322、またはナット323,324により、集熱管30の位置を調整する。なお、図2では、ナットをマニュアル(手動)で調整する方法としているが、ロッド301,302に回転機能を有する駆動装置を設けると、オート(自動)で調整することができる。
位置調整機構300による集熱管30の位置調整により、4台の太陽熱コレクタ20の集熱時刻を一致させることができる。よって、図9で既に説明したように、4台の太陽熱コレクタ20を有する太陽熱集熱装置10Aにおいて、点Bの時刻に、太陽熱コレクタ20を太陽と正対する角度(誤差0度の軌道)に設定すると、温度差および流量に基づいて太陽熱からの集熱量を最大とすることができる。
本実施形態の太陽熱集熱装置10は、前述したように、集光ミラー21の長手方向の両端に配置され、集光ミラー21の短手方向に集熱管30の位置を調整する位置調整機構300を備え、制御装置80は、太陽と正対する太陽熱コレクタ20軌道を検出する際に、所定時間の間は一定の角度で停止する制御をし、該停止する制御の期間中に、太陽熱コレクタ20ごとの集熱管30の流体の入口と出口の温度差を計算し、該流体の温度差が最大値となる時刻を求め、該時刻が同じとなるように集熱管30ごとの位置調整機構300の位置調整量を求め、位置調整機構300は、位置調整量を調整するようにした。
以上の実施形態で、複数台連結した太陽熱コレクタ20を用いて高効率に太陽光を集熱することができる太陽熱集熱装置について説明したが、これに限定されるものでない。すなわち、太陽熱コレクタ20が単体の場合においても、角度調整機構90および位置調整機構300の調整により、高効率に太陽光を集熱することができる。
例えば、図9に示した温度差がピークの点Bの時刻において、太陽熱コレクタ20が太陽と正対する誤差0度の軌道とずれていた場合に、角度調整機構90または位置調整機構300の調整により、角度設定値を最適にもっていってもよい。
10,10A 太陽熱集熱装置
20,20a,20b,20c,20d 太陽熱コレクタ
21 集光ミラー(曲面鏡)
22 支持フレーム
23 支持バー
24 軸受部
25 軸受バー
29 直達日射計
30 集熱管
31 保持脚
40 支柱
50 駆動装置(回転機構)
51 回転軸
70 回転位置検出器
80 制御装置
81 CPU
82 計時部
83 駆動制御部
84 集熱効率算出部
85 記憶部
86 太陽位置テーブル
90 角度調整機構
91 キー(調整板)
92,93 調整ボルト
200 空調システム
211 流量センサ
212 温度センサ
220 ポンプ
230−1 熱媒体復路
230−2 熱媒体往路
300 位置調整機構
301,302 ロッド
320 U字板
321,322,323,324 ナット

Claims (7)

  1. 太陽光を反射し集光する集光ミラーおよび該集光した太陽光から集熱する集熱管を含んでなる複数の太陽熱コレクタと、
    回転軸を介して前記太陽熱コレクタを回転する回転機構と、
    前記集熱管の内部を流れる流体の入口と出口の温度を計測する温度センサと、
    前記回転軸と前記太陽熱コレクタの軸受部との間に、前記回転軸の周方向に前記太陽熱コレクタを回動し角度調整する角度調整機構と、
    太陽と正対する前記太陽熱コレクタの軌道を検出する際に、所定時間の間は一定の角度で停止する制御をし、前記温度センサの計測値に基づく前記太陽熱コレクタごとの集熱管の前記流体の入口と出口の温度差を計算し、該流体の温度差が最大値となる時刻を求め、前記太陽熱コレクタごとの該時刻が同じとなるように前記角度調整機構の回動調整量を求める制御装置とを備える
    ことを特徴とする太陽熱集熱装置。
  2. 前記角度調整機構は、前記回転軸に直交する方向に取り付けられた調整板と、前記太陽熱コレクタの軸受部に設けられた一対の調整ボルトとを備え、
    前記調整板を前記調整ボルトで挟むように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽熱集熱装置。
  3. 前記太陽熱集熱装置は、さらに、
    前記太陽熱コレクタの長手方向の両端に配置され、前記太陽熱コレクタの短手方向に前記集熱管の位置を調整する位置調整機構を備え、
    前記制御装置は、前記角度調整機構の回動調整量を求める代わりに、前記停止する制御の期間での前記太陽熱コレクタごとの集熱管の前記流体の入口と出口の温度差が最大値となる時刻が同じとなるように、前記集熱管ごとの前記位置調整機構の位置調整量を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽熱集熱装置。
  4. 前記位置調整機構は、U字板の両端の対向部に貫通穴を有し、前記貫通穴に前記集熱管を挟む一対のネジ部を有するロッドをそれぞれ挿入し、前記ネジ部に一対のナットを螺着することにより前記対向部に保持し、前記ナットの取り付け位置を調整することにより、前記集熱管の位置が調整される
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽熱集熱装置。
  5. 太陽光を反射し集光する集光ミラーおよび該集光した太陽光から集熱する集熱管を含んでなる太陽熱コレクタと、前記太陽熱コレクタを回転する回転機構とを備えた太陽熱集熱装置であって、
    前記太陽熱コレクタは、一対の支柱の対向する方向に設けられた前記回転機構により回転される一対の回転軸に回動可能に支持されており、
    前記回転軸と前記太陽熱コレクタの軸受部との間に、前記回転軸の周方向に前記太陽熱コレクタを回動し角度調整する角度調整機構を備える
    ことを特徴とする太陽熱集熱装置。
  6. 太陽光を反射し集光する集光ミラーおよび該集光した太陽光から集熱する集熱管を含んでなる複数の太陽熱コレクタと、前記太陽熱コレクタを回転する回転機構と、前記回転機構を制御する制御装置とを備えた太陽熱集熱装置の調整方法であって、
    前記太陽熱コレクタは、一対の支柱の対向する方向に設けられた前記回転機構により回転される一対の回転軸に回動可能に支持されており、
    前記太陽熱集熱装置は、
    前記回転軸と前記太陽熱コレクタの軸受部との間に、前記回転軸の周方向に前記太陽熱コレクタを回動し角度調整する角度調整機構と、
    前記集熱管の内部を流れる流体の入口と出口の温度を計測する温度センサと、を備えており、
    前記制御装置は、
    太陽と正対する前記太陽熱コレクタを検出する際に、所定時間の間は一定の角度で停止する制御をし、該停止する制御の期間中に、前記太陽熱コレクタごとの集熱管の前記流体の入口と出口の温度差を計算し、該流体の温度差が最大値となる時刻を求める処理と、
    前記時刻が同じとなるように前記太陽熱コレクタごとの前記角度調整機構の回動調整量を求める処理と、
    前記角度調整機構が前記回動調整量を調整する処理と、を有する
    ことを特徴とする太陽熱集熱装置の調整方法。
  7. 前記太陽熱集熱装置は、さらに、
    前記太陽熱コレクタの長手方向の両端に配置され、前記太陽熱コレクタの短手方向に前記集熱管の位置を調整する位置調整機構を備えており、
    前記制御装置は、前記角度調整機構の回動調整量を求める代わりに、前記時刻を求める処理で求めた時刻が同じとなるように、前記集熱管ごとの前記位置調整機構の位置調整量を求める処理と、
    前記位置調整機構が前記位置調整量を調整する処理と、を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の太陽熱集熱装置の調整方法。
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