JP2015140122A - ダイヤ計画立案システム及びダイヤ計画立案方法 - Google Patents
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Abstract
Description
s.t 各ダイヤ調整変数≧0
λ、ε:パラメータ(設定値)
ここで、繋がっていないスジとは、ある区間のスジと、別の区間で最も近いスジを繋げてみた時に、駅で必要以上に待つことになるスジを指す。図2の例で区間αβを走行するスジが駅AK着10:10、駅AK発10:11で、区間βγを走行する最も近いスジが、駅AK発10:30であった場合、駅AKにて19分待つことになるため、必要以上に待つスジと考える。
s.t 各ダイヤ調整変数≧0
λ、ε:パラメータ(設定値)
ステップ310では、ステップ309で出力されたダイヤ調整変数の内容をもとに、路線毎のダイヤ分解を実施する。図2を例にすると、先に分岐された区間側から繋がるスジを選んでいく。具体的には図2の区間βγに関するダイヤのスジを選択した後、区間αβのスジを確認し、ダイヤ調整変数で調整された後の地点βでの到着時刻、発車時刻を確認し、最も近いスジを区間βγで選んだスジと同じスジと判定する。
図6は、移動需要入力部103の設定内容を示す図である。60は、移動需要を区間毎に入力するための設定内容を示したものであり、区間ID601、移動人数602、時間帯603から構成される。また61は、移動需要をOD情報として設定する場合の設定内容を示したものである。ここで、OD情報とは、出発(Origin)、到着(Destination)の組み合わせ毎の利用者人数を示したものである。61は、乗車駅ID611、降車駅ID612、移動人数613、時間帯614で構成されており、一旦、移動需要入力部103で入力された後、路線関係入力部102の設定内容50を参考にし、変換して60の設定内容を作成しても良い。
図7は、区間毎運行間隔入力部105の設定内容を示した図であり、区間ID701、最低運行間隔702で構成される。ここで区間毎の最低運行間隔のサービスレベルを先に規定することで、各路線のダイヤを合わせた時に、区間としてのサービスレベルの確保が可能となる。
図8は、交通機関特性入力部107の設定内容を示した図である。80は各駅での遅れ時間を設定したものであり、路線ID801、交通手段802、駅ID803、最大遅れ時間804で構成される。最大遅れ時間については、様々な設定方法が考えられるが、例えば過去一年間の遅れ時間の95%をカバーする遅れ時間を最大遅れ時間と規定することが考えられる。また81は、各路線での車両の定員を示したものであり、路線ID811、交通手段812、定員813で構成される。交通機関特性入力部が存在することで、複数の交通モードが混じった中、区間毎のサービスレベルを考慮したダイヤ計画が可能となる。
図9は、並走区間が含まれた複数路線において、効率の良いダイヤ立案をする場合の、ダイヤ調整変数の設定例を示したものである。901は、地点αにおける車両の発車時刻を示している。同様に902は地点βにおける車両の到着時刻、発車時刻を示し、903は地点γの到着時刻、904は、地点δの発車時刻を示している。また911は区間αβにおけるスジの概要、同様に912は区間βγのスジの概要、913は、区間βδのスジの概要を示している。本例では、地点α→γ行き、および地点α→δ行きの路線を示している。ここで、ダイヤ調整変数は、スジ1本1本に対するもの、および複数のスジに共通にかけるもの、として設定例を示している。スジ1本1本に対しての調整例として、地点βにおける到着時刻の変更で表している。例えば1本目のスジは初期ダイヤ案としては10:10に到着としているが、ダイヤ調整変数AD-1tにて計画変更出来る事を示している。また、複数のスジに対する調整例として、地点βの到着時刻、地点γの到着時刻において、ダイヤ調整変数cにて一度に変更出来る事を示している。同様に地点βの到着時刻、地点δの到着時刻において、ダイヤ調整変数dにて一度に変更出来るようにしている。このダイヤ調整変数を図3のステップ309にて説明した最適化計算にて変数の値を確定させる。なお、ダイヤ調整変数の設定については、図5のダイヤ調整変数タイプにて1本1本でも複数一度でも、その2つの方式の併用でも設定出来る。
s.t 各ダイヤ調整変数≧0
λ、ε:パラメータ(設定値)
最適化計算の具体的処理は、図3のステップ309と同じ解法を使い、解を導く。
101 路線入力部
102 路線関係入力部
103 移動需要入力部
104 サービスレベル設定部
105 区間毎運行間隔入力部
106 乗換時間入力部
107 交通機関特性入力部
108 運行間隔変更算出部
109 乗換制約算出部
110 最適ダイヤ作成部
111 制約違反緩和部
112 ダイヤ出力部
113 データ保持部
Claims (12)
- 複数の路線のダイヤ計画立案を行うダイヤ計画立案システムであって、
ダイヤを作成するための情報が入力される入力部と、
サービスレベルに基づき、各路線での乗換時間を最小化するダイヤ案を立案し、全体として乗換時間の少ないダイヤを作成する処理部と、
前記処理部によって、作成された前記ダイヤを出力する出力部と、を有する
ダイヤ計画立案システム。 - 請求項1に記載のダイヤ計画立案システムにおいて、
前記処理部は、前記複数の路線のうち、路線が並走された並走区間は、前記並走区間に属する複数の路線のサービスレベルを合わせることにより、ダイヤを作成する
ダイヤ計画立案システム。 - 請求項1に記載のダイヤ計画立案システムにおいて、
前記処理部は、区間毎に設定されたサービスレベルを超過した場合、どのダイヤのスジがサービスレベルを超過しているか判定する、ダイヤ計画立案システム。 - 請求項1のダイヤ計画立案システムにおいて、
前記処理部は、設定されたサービスレベル内容が区間毎に不整合がある場合、不整合部分について折り返しダイヤを作成することで解消するダイヤ計画立案システム。 - 請求項1のダイヤ計画立案システムにおいて、
設定されたサービスレベル内容が区間毎に不整合がある場合、前記処理部は、スジが不足している区間についてサービスレベルが超過しても実行可能なダイヤ案を作成する、ダイヤ計画立案システム。 - 請求項1に記載のダイヤ計画立案システムにおいて、
前記複数の路線は、ネットワーク状に構成されている
ダイヤ計画立案システム。 - 複数の路線のダイヤ計画立案を行うダイヤ計画立案システムのダイヤ計画立案方法であって、
入力部により、ダイヤを作成するための情報を受信し、
処理部が前記情報を読み出し、サービスレベルに基づき、各路線での乗換時間を最小化するダイヤ案を立案し、全体として乗換時間の少ないダイヤを作成し、
出力部により、前記処理部によって、作成された前記ダイヤを出力する
ダイヤ計画立案方法。 - 請求項7に記載のダイヤ計画立案方法において、
前記処理部は、前記複数の路線のうち、路線が並走された並走区間は、前記並走区間に属する複数の路線のサービスレベルを合わせることにより、ダイヤを作成する
ダイヤ計画立案方法。 - 請求項7に記載のダイヤ計画立案方法において、
前記処理部は、区間毎に設定されたサービスレベルを超過した場合、どのダイヤのスジがサービスレベルを超過しているか判定する、ダイヤ計画立案方法。 - 請求項7のダイヤ計画立案システムにおいて、
前記処理部は、設定されたサービスレベル内容が区間毎に不整合がある場合、不整合部分について折り返しダイヤを作成することで解消するダイヤ計画立案方法。 - 請求項7のダイヤ計画立案方法において、
設定されたサービスレベル内容が区間毎に不整合がある場合、前記処理部は、スジが不足している区間についてサービスレベルが超過しても実行可能なダイヤ案を作成する、ダイヤ計画立案方法。 - 請求項7に記載のダイヤ計画立案方法において、
前記複数の路線は、ネットワーク状に構成されている
ダイヤ計画立案方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018022488A (ja) * | 2016-08-01 | 2018-02-08 | エヌイーシー ヨーロッパ リミテッドNec Europe Ltd. | 輸送システム及びその輸送サービスの頻度割り当て方法関連出願の相互参照 |
JPWO2021124527A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011116300A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Railway Technical Research Institute | 列車ダイヤ作成方法、プログラム及び列車ダイヤ作成装置 |
JP2014203124A (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-27 | 株式会社日立製作所 | バス運行管理システム、装置、および方法 |
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2014
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WO2021124527A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 三菱電機株式会社 | 問題分解装置、問題分解方法、及び、問題分解プログラム |
JP7090816B2 (ja) | 2019-12-19 | 2022-06-24 | 三菱電機株式会社 | 問題分解装置、問題分解方法、及び、問題分解プログラム |
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