JP2015140018A - 水性インクジェットブランケット - Google Patents
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Abstract
【課題】インクを十分に広げることができ、かつ、乾燥させた後にブランケットからインクを容易に剥離することができる水性インクジェットプリンタの転写部材を提供する。【解決手段】転写部材12は、フルオロポリマーおよび3−アミノプロピルトリメトキシシランを含む表面層を含み、3−アミノプロピルトリメトキシシランは、約1重量%〜約10重量%の量で存在する。【選択図】図1
Description
本開示は、一般的に、インクジェット転写固定装置および方法に関する。特に、本明細書には、インクジェットプリンタにおける水性ラテックスインクの濡れ能および剥離能を高める組成物が開示される。
液体インクまたは溶融した固体インクがインク放出口(例えば、ノズル、スリットおよび多孔性膜)から放出されるインクジェットシステムは、例えば、粒径が小さく、低コストであるという特徴に起因して、多くのプリンタで用いられている。それに加え、インクジェットプリンタは、紙基材だけではなく、例えば、繊維製品、ゴムなどの種々の他の基材にも印刷することができる。
印刷プロセス中、種々の中間媒体(例えば、転写ベルト、中間ブランケットまたはドラム)を使用し、生成した画像を最終基材に転写してもよい。中間転写固定プロセスでは、水性ラテックスインクを、転写部材または中間ブランケットにインク放出し、熱または流れる空気またはその両方を用い、インク膜を乾燥させる。その後、乾燥した画像を最終的な紙基材に転写固定する。このプロセスを適切に行うために、転写部材またはブランケットは、2つの矛盾する要求事項を満たさなければならない。第1の要求事項は、転写部材にインクを十分に広げなければならないことであり、第2の要求事項は、乾燥させた後に、ブランケットからインクを剥離すべきことである。水性インクが大量の水を含むため、このようなインク組成物は、高エネルギー(すなわち、40mJ/m2より大きい)親水性基材に非常によく濡れ、広がる。しかし、このような基材への高い親和性に起因して、水性インクは、これらの基材から十分に剥離しない。低い表面エネルギー(すなわち、約20mJ/m2以下)を有するシリコーンゴムは、この剥離の問題から逃れられる。しかし、シリコーンゴムの主な欠点は、水に対する親和性が低いため、これらの基材にインクが濡れず、広がらないことである。したがって、転写固定プロセスに理想的な転写部材は、良好な品質の画像を生成するような最適な広がりと、紙に対し、画像を転写固定させるための最適な剥離特性とを有するだろう。ある解決策、例えば、インクに界面活性剤を添加し、インクの表面張力を下げることが提案されているが、これらの解決策には、さらなる問題がある。例えば、界面活性剤によって、インクの制御できない広がりが生じ、1ピクセルの線の縁が望ましくないほど波形になる。さらに、水性印刷ヘッドは、良好な吐出性能を満たさなければならない特定の最小表面張力を必要としている(すなわち、20mN/mより大きい)。
したがって、転写固定プロセスにおいて直面する上の問題に対処するために、水性インクに望ましい広がり性および剥離特性を与える手法が必要である。
本明細書には、水性インクジェットプリンタに使用するための転写部材が開示される。転写部材は、フルオロポリマーおよび3−アミノプロピルトリメトキシシランを含む表面層を含み、3−アミノプロピルトリメトキシシランは、約1重量%〜約10重量%の量で存在する。
本明細書には、インクジェットプリンタに使用するための転写部材を製造するための方法が開示される。この方法は、基材を与えることと;フルオロポリマー、3−アミノプロピルトリメトキシシランおよび溶媒を含む混合物を基材にコーティングすることを含む。コーティングされた混合物を、溶媒を除去し、フルオロポリマーを硬化させ、基材の上に表面層を作成するのに十分な時間、120℃以上の温度に加熱する。
本明細書には、フルオロポリマーおよび3−アミノプロピルトリメトキシシランを含む表面層を含む転写部材を含み、3−アミノプロピルトリメトキシシランは、転写部材の重量を基準として約1重量%〜約10重量%の量で存在する、インクジェットプリンタが開示される。インクジェットプリンタは、水性インク液滴を転写部材表面に放出し、インク画像を作成するための、転写部材に隣接する印刷ヘッドを含む。インクジェットプリンタは、前記転写部材に隣接し、前記印刷ヘッドの下流にある転写固定ステーションを含み、転写固定ステーションは、転写固定ステーションで転写部材とともに転写固定爪を形成する。インクジェットプリンタは、記録媒体を転写固定爪に運ぶための輸送デバイスを含み、インク画像が記録媒体に転写され、固定される。
添付する図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成するが、本教示のいくつかの実施形態を示し、本記載とともに、本教示の原理を説明するのに役立つ。
厳格な構造の正確さ、詳細および縮尺を維持するのではなく、図面のいくつかの詳細を単純化し、実施形態を理解しやすくするように描かれることを注記すべきである。
本教示の実施形態を詳細に参照し、その例は、添付の図面に示される。可能な場合はどれも、図面全体で同じ部品または同様の部品を指すために同じ参照番号が使用されるであろう。
以下の記載では、記載の一部を形成する添付の図面を参照し、本教示を実施し得る具体的で例示的な実施形態を示すことによって示される。これらの実施形態を、当業者が本教示を実施することができるように十分に詳細に記載し、他の実施形態を利用してもよく、本教示の範囲を逸脱することなく変更を行ってもよいことが理解されるべきである。したがって、以下の記載は単なる例示である。
1つ以上の実施例の観点で示してきたが、添付の特許請求の精神および範囲から逸脱することなく、示されている実施例に対し、変更および/または改変を行ってもよい。それに加え、具体的な特徴が、いくつかの実施例の1つのみに対して開示されていてもよいが、このような特徴を、所望なように、任意の所与の機能または具体的な機能に有利な他の実施例の1つ以上の他の特徴と組み合わせてもよい。さらに、「〜を含む(including)」、「含む(include)」、「〜を有する(having)」、「有する(has)」、「伴う(with)」という用語またはこれらの変形語をいずれかの詳細な記載および特許請求の範囲に使用する程度まで、このような用語は、「〜を含む(comprising)」という語句と同様の様式で包括的であることを意図している。「〜の少なくとも1つ」という用語は、列挙した項目の1つ以上が選択可能であることを意味するために用いられる。
本実施形態の広い範囲を記載する数値範囲およびパラメータは概算値であるが、具体例に記載する数値範囲は、可能な限り正確に報告している。しかし、いかなる数値も、それぞれの試験測定でみられる標準偏差から必然的に生じる特定の誤差を固有に含む。さらに、本明細書に開示するすべての範囲は、その範囲に包含される任意の部分範囲およびあらゆる部分範囲を包含することが理解されるべきである。例えば、「10未満」という範囲は、最小値が0であり、最大値が10である(境界値を含む)任意の部分範囲およびあらゆる部分範囲、すなわち、最小値が0以上であり、最大値が10以下である任意の部分範囲およびあらゆる部分範囲(例えば、1〜5)を含んでいてもよい。特定の場合には、パラメータとして述べられるような数値は、負の値であってもよい。この場合、「10未満」であると述べられる値の例は、負の値、例えば、−1、−2、−3、−10、−20、−30などを想定することができる。
「印刷ヘッド」という用語は、本明細書で使用する場合、画像受け入れ表面にインク液滴を放出するためのインクジェット放出部を備えるように構成されたプリンタ内の要素を指す。典型的な印刷ヘッドは、インクジェット放出部のアクチュエータを操作する発生シグナルに応答し、画像受け入れ表面に1種類以上のインク色のインク液滴を放出する複数のインクジェット放出部を備えている。インクジェットは、1つ以上の列および行に並ぶように配列する。ある実施形態では、インクジェットを、印刷ヘッドの面に沿って千鳥状の斜めになった列に配列する。種々の実施形態のプリンタは、画像受け入れ表面にインク画像を作成する1つ以上の印刷ヘッドを備えている。ある実施形態のプリンタは、印刷ゾーンに配列された複数の印刷ヘッドを備えている。インク画像を保有する画像受け入れ表面(例えば、印刷媒体または中間部材の表面)は、印刷ゾーンの処理方向に印刷ヘッドが通過するように移動する。印刷ヘッド中のインクジェットは、画像受け入れ表面を横切る処理方向に垂直の処理方向を横切る方向に、インク液滴を列になるように放出する。
直接的なプリンタでは、印刷ヘッドは、インク液滴を印刷媒体(例えば、紙シートまたは連続的な媒体ウェブ)に直接放出する。インク液滴を印刷媒体に印刷した後、プリンタは、インク液滴および印刷媒体に対して圧力を加え、場合により熱を加える2つのローラーの間に作られた爪を介して印刷媒体を移動する。1つのローラーは、典型的には、「スプレッダローラー」と呼ばれ、印刷媒体の印刷側と接触する。第2のローラーは、典型的には、「加圧ローラー」と呼ばれ、スプレッダローラーに対して媒体を押し付け、インク液滴を広げ、インクを印刷媒体に固定する。
図1は、高速水性インク画像製造機またはプリンタ10を示す。示されているように、プリンタ10は、転写部材12(ブランケットまたは受け入れ部材または画像作成部材とも呼ばれる)の表面にインク画像を生成し、次いで、転写部材12を用いて作られる爪18を通過する媒体にインク画像を転写する間接的なプリンタである。プリンタ10は、以下に記載する直接的または間接的に動くサブシステムおよび要素を支えるフレーム11を備える。プリンタ10は、ドラムの形態で示される転写部材12を含むが、支持されている終端のないベルトとして構成されていてもよい。転写部材12は、外側表面21を有する。外側表面21は、方向16に移動可能であり、その上でインク画像が作られる。方向17に回転可能な転写固定ローラー19は、転写部材12の表面21に装填され、転写固定爪18を形成し、その中で、表面21に作られたインク画像が、媒体シート49に転写固定される。
転写部材12またはブランケットは、爪18において、転写部材12の表面21から媒体シート49へのインク画像の転写を容易にするために、表面エネルギーが比較的低い材料から作られる。このような材料を以下にさらに詳細に記載する。表面管理ユニット(SMU)92は、インク画像を媒体シート49に転写した後、ブランケット21の表面に残った残留インクを除去する。
SMU92は、固定された容積のコーティング材料を含む容器と弾性供与ローラーとを含むコーティングアプリケータを備えていてもよく、平坦であってもよく、または多孔性であってもよく、コーティング材料と接触させるために、容器に回転可能に取り付けられている。供与ローラーは、アニロックスのような材料から作られるエラストマーローラーであってもよい。コーティング材料をブランケット21の表面に塗布し、ブランケット表面に薄層を作成する。SMU92は、以下にさらに詳細に記載するコントローラ80に操作可能に接続しており、コントローラが、供与ローラー、計量ブレードおよびクリーニングブレードを選択的に操作し、ブランケット表面にコーティング材料を堆積させ、分布させ、ブランケットまたは転写部材12の表面21から、転写されなかったインクピクセルを除去することができる。
一般的な記載を続けると、プリンタ10は、部材12が回転してセンサを通過するにつれて、転写部材12の表面21および表面21に塗布されたコーティングから反射した光を検出するように構成された光学センサ94A(イメージオンドラム(「IOD」)センサとしても知られる)を備えている。光学センサ94Aは、転写部材12の表面21を横切る方向に整列した個々の光学検出器が列になった線状の配列を含む。光学センサ94Aは、表面21から反射した光に対応するデジタル画像データを作成する。光学センサ94Aは、転部材12が方向16に回転し、光学センサ94Aを通るにつれて、「スキャンライン」と呼ばれる一列の画像データを作成する。一実施形態では、光学センサ94Aのそれぞれの光学検出器は、さらに、赤色、緑色、青色(RGB)の反射光の色に対応する光の周波数に感受性の3つの検知要素を含む。また、光学センサ94Aは、表面21に赤色、緑色および青色の光に輝く照射源を含む。光学センサ94Aは、画像受け入れ表面で相補的な色の光が輝き、それぞれの光検出器でRGB要素を用い、異なるインク色を検出することができる。光学センサ94Aによって作られる画像データを、プリンタ10内のコントローラ80または他のプロセッサによって分析し、表面21にあるインク画像および濡れ性を高めるコーティング(以下にさらに詳細に説明する)の厚みおよび被覆面積を特定する。ブランケット表面およびコーティングからの鏡面反射光または拡散光の反射から、厚みおよび被覆を特定することができる。他の光学センサ(例えば、94B、94Cおよび94D)は、類似の構成であり、印刷プロセス中の他のパラメータ、例えば、インクジェットの欠けまたは動作不能、および画像乾燥前のインク画像の作成(94B)、画像転写のためのインク画像の処理(94C)およびインク画像の転写効率(94D)を特定し、評価するために、表面21の周囲の異なる位置に配置されていてもよい。または、ある実施形態は、媒体での画質を評価するために使用可能なさらなるデータを作成するために、光学センサを備えていてもよい(94E)。
プリンタ10は、表面21が、印刷ヘッドモジュール34A〜34Dによって作られる印刷ゾーンに入る直前の位置で、転写部材12の表面21の次に位置する表面エネルギーアプリケータ120をさらに備えていてもよい。表面エネルギーアプリケータ120は、例えば、コロナ放電ユニット、酸素プラズマユニットまたは電子ビームユニットであってもよい。表面エネルギーアプリケータ120は、アプリケータ120と表面21との間に、この2つの構造の間にある空気をイオン化するのに十分な電場を放出し、負に帯電した粒子、正に帯電した粒子、または正および負に帯電した粒子の組み合わせを表面21または転写部材に塗布するような構成である。電場および帯電した粒子は、ブランケット表面の表面エネルギーを高め、以下にさらに詳細に記載する。表面21または転写部材12の表面エネルギーを高めると、その後に、モジュール34A〜34Dの印刷ヘッドによってインク液滴を放出し、表面21または転写部材12に付着させ、融着させることができる。
プリンタ10は、印刷ゾーンへの空気の流れを作り出し、制御する空気流管理システム100を備えている。空気流管理システム100は、印刷ヘッド空気供給部104と、印刷ヘッド空気戻り部108とを備える。印刷ヘッド空気供給部104と戻り部108は、プリンタ10のコントローラ80またはある種の他のプロセッサに操作可能に接続され、コントローラが、印刷ゾーンへ流れる空気を管理することができる。この空気流の制御によって、インク中の蒸発した溶媒および水が印刷ヘッド上で凝集するのを防ぐのに役立ち、印刷ゾーン中の熱を弱め、インクジェット内でインクが乾燥し、インクジェットが詰まり得る可能性を減らすのに役立つ。空気流管理システム100は、さらに、印刷ゾーンの湿度および温度を検出するためのセンサを備えていてもよく、空気供給部104および戻り部108をもっと正確に制御することができ、印刷ゾーン内の最適条件を確保することができる。プリンタ10内のコントローラ80またはある種の他のプロセッサは、さらに、画像領域のインク被覆に関し、システム100の制御を可能にしてもよく、または時間までは、画像が印刷されないときに空気のみが印刷ゾーンを通って流れるように、システム100の操作を可能にしてもよい。
高速水系インクプリンタ10は、さらに、ある色の水系インクの少なくとも1つの供給源22を含む水系インク供給および運搬サブシステム20を備える。示されているプリンタ10が、多色画像製造機である場合、インクを運搬するシステム20は、4種類の異なる色CYMK(シアン、イエロー、マゼンタ、ブラック)の水系インクをあらわす4種類の供給源22、24、26、28を備える。図1の実施形態では、印刷ヘッドシステム30は、印刷ヘッド支持部32を備えており、プリントボックスユニット(34A〜34D)としても知られる複数の印刷ヘッドモジュールを支える。それぞれの印刷ヘッドモジュール34A〜34Dは、中間転写部材12の幅方向にわたって効果的に延び、表面21にインク液滴を放出する。印刷ヘッドモジュールは、1個の印刷ヘッドまたは千鳥状の配列に構成された複数の印刷ヘッドを備えていてもよい。それぞれの印刷ヘッドモジュールは、フレーム(図示せず)に操作可能に接続し、インク液滴を放出するように整列し、表面21の上にインク画像を作成する。印刷ヘッドモジュール34A〜34Dは、1つ以上の印刷ヘッドにインクを供給するために、関連する電子機器、インク容器およびインク経路を備えていてもよい。示した実施形態において、経路(図示せず)は、印刷ヘッドモジュール34A〜34Dに供給源22、24、26および28を操作可能に接続し、モジュール内の1つ以上の印刷ヘッドにインクを供給する。一般的によく知られているように、印刷ヘッドモジュール内の1つ以上の印刷ヘッドは、それぞれ、1色のインクを放出することができる。他の実施形態では、印刷ヘッドは、2色以上のインクを放出するように構成されていてもよい。例えば、モジュール34Aおよび34B中の印刷ヘッドは、シアンおよびマゼンタのインクを放出することができ、一方、モジュール34Cおよび34D中の印刷ヘッドは、イエローおよびブラックのインクを放出することができる。示されているモジュール中の印刷ヘッドは、モジュールによって印刷されるそれぞれの色の分離解像度を高めるために、互いに相殺する(すなわち、千鳥状の)2つの並びに配列される。このような配列によって、たった1色のインクのみを放出する印刷ヘッドの1つの並びを有する印刷システムのみの解像度の2倍で印刷することができる。プリンタ10は、4個の印刷ヘッドモジュール34A〜34Dを備えているが、それぞれ、2つの印刷ヘッドの並びを有し、交互に並ぶ構造は、異なる数の印刷ヘッドモジュールを有するか、またはモジュール内の並びを有する。
表面21の上に印刷される画像が印刷ゾーンから出た後、画像が、画像乾燥部130の下を通る。画像乾燥部130は、赤外線ヒーター134、温風源136および空気戻り部138Aおよび138Bを備える。赤外線型ヒーター134は、転写部材12の表面21に印刷した画像に赤外熱をあて、インク中の水または溶媒を蒸発させる。温風源136は、インクに温風を向かわせ、インクからの水または溶媒の蒸発を補助する。次いで、空気を集め、戻り部138Aおよび138Bによって排気し、印刷領域中の空気の流れと他の要素との干渉を減らす。
さらに示されるように、プリンタ10は、記録媒体を供給し、取り扱うシステム40を備え、例えば、種々の大きさの紙媒体シートの1つ以上の積み重ねを保存する。記録媒体を供給し、取り扱うシステム40は、例えば、シートまたは基材の供給源42、44、46および48を備える。プリンタ10の実施形態では、供給源48は、例えば、切断した媒体シート49の形態で画像受け入れ基材を保存し、供給するための高容量紙供給部またはフィーダである。記録媒体を供給し、取り扱うシステム40は、さらに、基材を取り扱い、輸送するシステム50を備え、媒体プレコンディショナアセンブリ52と媒体ポストコンディショナアセンブリ54とを有する。プリンタ10は、印刷媒体が転写固定爪18を通った後、印刷媒体にさらなる熱および圧力を加えるための任意要素の融合デバイス60を備える。一実施形態では、融合デバイス60は、印刷媒体の上に作られる印刷画像の光沢度を調整する。図1の実施形態では、プリンタ10は、書類保持トレイ72と、書類シートを供給し、回復するデバイス74と、書類を露出させ、スキャンするシステム76とを含む元々の書類フィーダ70を備える。
機械またはプリンタ10の種々のサブシステム、要素および機能の操作および制御は、コントローラまたは電子サブシステム(ESS)80の助けを借りて行われる。ESSまたはコントローラ80は、画像受け入れ部材12、印刷ヘッドモジュール34A〜34D(したがって、印刷ヘッド)、基材を供給し、取り扱うシステム40、基材を取り扱い、輸送するシステム50、ある実施形態では、1つ以上の光学センサ94A〜94Eに操作可能に接続する。ESSまたはコントローラ80は、例えば、中央処理ユニット(CPU)82を含む自己内蔵型の専用のミニコンピュータであり、電子記憶部84およびディスプレイまたはユーザインターフェース(UI)86を備える。ESSまたはコントローラ80は、例えば、センサ入力部および制御回路88と、ピクセルの配置および制御回路89とを含む。それに加え、CPU82は、画像入力源、例えば、スキャンシステム76、またはオンラインまたはワークステーションの接続90および印刷ヘッドモジュール34A〜34Dの間の画像データフローを読み取り、捕捉し、作成し、管理する。このように、ESSまたはコントローラ80は、以下に記載する印刷プロセスを含む他の機械サブシステムおよび機能のすべてを操作し、制御するための主なマルチタスクプロセッサである。
コントローラ80は、プログラム化された命令を実行する汎用または特殊用途用のプログラム制御可能なプロセッサで実行することができる。プログラム制御された機能を発揮するのに必要な命令およびデータを、プロセッサまたはコントローラに関連するメモリに保存することができる。プロセッサ、そのメモリおよびインターフェース回路は、以下に記載する操作を行うためのコントローラを構成する。これらの要素は、印刷配線回路カードで与えられてもよく、または特定用途向け集積回路(ASIC)の回路として与えられてもよい。それぞれの回路は、別個のプロセッサを用いて実行されてもよく、または複数の回路が同じプロセッサで実行されてもよい。または、回路を別個の要素で実行してもよく、または超大規模集積(VLSI)回路で与えられる回路で実行してもよい。また、本明細書に記載する回路は、プロセッサ、ASIC、別個の要素またはVLSI回路の組み合わせで実行することができる。
操作中に、印刷ヘッドモジュール34A〜34Dに対する印刷ヘッド制御シグナルの出力を処理し、作成するために、作成すべき画像のための画像データは、スキャンするシステム76から、またはオンラインまたはワークステーションの接続90によってコントローラ80に送られる。さらに、コントローラ80は、例えば、ユーザインターフェース86を介するオペレータの入力から、関連するサブシステムおよび要素の制御を決定し、および/または受け入れ、したがって、このような制御を実行する。結果として、適切な色のための水性インクを印刷ヘッドモジュール34A〜34Dに運ぶ。さらに、表面21に対し、ピクセルの配置制御が行われ、画像データおよび媒体(媒体シート49の形態であってもよい)に対応するインク画像を作成し、供給源42、44、46、48のいずれか1つによって供給され、爪18にタイミングよく運ぶために、記録媒体輸送システム50によって取り扱われる。爪18において、インク画像は、転写部材12の表面21から、転写固定爪18の媒体基材に転写される。
ある印刷操作において、1つのインク画像が、表面21全体を覆ってもよく(シングルピッチ)、または複数のインク画像が、表面21に堆積してもよい(マルチピッチ)。マルチピッチ印刷構造において、転写部材12(画像受け入れ部材とも呼ばれる)の表面21は、複数のセグメントに分けられていてもよく、それぞれのセグメントが、書類ゾーンの全ページ画像(すなわち、シングルピッチ)および表面21に作られる複数のピッチに分けられる書類内のゾーンを含む。例えば、2ピッチの画像受け入れ部材は、表面21の周囲に2つの書類内ゾーンによって分けられる2つの書類ゾーンを含む。同様に、例えば、4ピッチの画像受け入れ部材は、4つの書類ゾーンを含み、それぞれ、表面21を通過または一巡りする間に1つの媒体シートに作られるインク画像に対応する。
1つ以上の画像が、コントローラ80の制御下、表面に作られたら、図示したインクジェットプリンタ10は、プリンタ内の要素を操作し、表面21から媒体へ1つ以上の画像を転写し、固定するためのプロセスを行う。プリンタ10では、コントローラ80は、媒体輸送システム50中の1つ以上のローラー64を動かすためのアクチュエータを操作し、媒体シート49を処理方向Pに転写固定ローラー19に隣接する位置まで移動させ、次いで、転写固定ローラー19と転写部材12の表面21の間にある転写固定爪18を通って移動する。転写固定ローラー19は、転写部材12の表面21に対し、記録媒体49の前側を押すために、記録媒体49の裏側に対して圧力を加える。転写固定ローラー19も加熱してもよいが、図1の実施形態では、転写固定ローラー19は加熱されない。その代わりに、媒体シート49のためのプレヒーターアセンブリ52が、爪に向かう媒体の経路に与えられる。プレコンディショナアセンブリ52は、媒体シート49を所定の温度に慣らし、画像を媒体に転写するのを助け、それによって、転写固定ローラーのデザインを単純化する。加熱した媒体シート49の裏側に対し、転写固定ローラー19によって作られる圧力は、転写部材12から媒体シート49への画像の転写固定(転写および融合)を容易にする。
転写部材12および転写固定ローラー19両方の回転または転がりによって、媒体シート49に画像を転写固定するだけではなく、媒体シート49が爪を通るのにも役立つ。転写部材12は、回転し続け、コーティングおよびブランケット21にあらかじめ塗布されている画像の転写固定プロセスが続く。
上に図示され、記載されるように、転写部材12または画像受け入れ部材は、最初に、インクジェット画像を受け入れる。インクを乾燥させた後、転写部材12は、爪18における転写工程中に、画像を最終的な印刷基材へと剥離する。転写部材12の表面21が比較的低い表面エネルギーを有するとき、転写工程が改良される。しかし、低い表面エネルギーを有する表面21は、転写部材12に対し、望ましい初期のインク濡れ性(広がり)に反するように作用する。残念なことに、転写部材12の表面21には、2つの矛盾する要求事項がある。第1の要求事項は、インクを広げ、濡らす(すなわち、球状に丸まらない)高い表面エネルギーの表面を目標とする。第2の要求事項は、インク画像は、乾燥すると、最大の転写効率(目標は100%)を達成するように、転写部材12の表面21との引力が最小限であることであり、これは、表面21の表面エネルギーを最小にすることによって最もよく達成される。
転写固定プロセスにおいて、図1に示すように、室温(すなわち、20〜27℃)での水性インクが、転写部材12(ブランケットとも呼ばれる)の表面に吐出される。吐出させた後、転写部材12を加熱ゾーン136に移動し、このゾーンでインクを乾燥させ、次いで、乾燥した画像が、転写固定爪19で記録媒体49に転写固定される。転写部材12は、中間媒体、ブランケット、中間転写体および画像化部材とも呼ばれる。
転写部材12は、任意の適切な形状であってもよい。適切な形状の例としては、シート、膜、ウェブ、箔、細長片、コイル、円柱形、ドラム、終端のない細長片、円板、ドレルト(ドラムとベルトの中間形)、終端のないベルトを含むベルト、終端のないつなぎ目がある可とう性ベルトおよび終端のないつなぎ目がある可とう性画像作成ベルトが挙げられる。転写部材12は、単一層または複数層であってもよい。
本明細書には、フルオロポリマーおよび3−アミノプロピルトリメトキシシランを含む中間転写体(ITM)材料コンポジットが開示される(UCT製のAO800)。シランの量は、約1重量%〜約10重量%である。いくつかの実施形態では、シランの量は、転写部材の合計重量を基準として、約2重量%〜約9重量%、または約3重量%〜約7重量%である。
転写部材12のフルオロポリマーの例としては、フルオロエラストマーおよびフルオロプラスチックが挙げられる。本出願に適したフルオロポリマーとしては、(限定されないが)、(a)フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレンおよびテトラフルオロエチレンのうち、2つのコポリマー、(b)フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレンおよびテトラフルオロエチレンのターポリマー、(c)フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレンおよびキュアサイトモノマーのテトラポリマーからなる群から選択されるフルオロエラストマーが挙げられる。例としては、Tecnoflon P959(Solvayから入手可能)が挙げられる。
本明細書で使用するのに適したフルオロプラスチックの例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE);ペルフルオロアルコキシポリマー樹脂(PFA);およびフッ素化エチレンプロピレン(FEP)が挙げられる。FEPは、ヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロエチレンのコポリマーである。
界面活性剤を加えた適切な溶媒系において、フルオロポリマーを十分に混合し、分散物または混合物を作成する。3−アミノプロピルトリメトキシシラン(UCT製のAO800)をこの溶液に加える。次いで、溶液を基材にコーティングし、基材は、接着した中間層を有するステンレス裏打ち層を含んでいてもよい。中間層は、転写に必要な適合性を与え、一方、トップコート配合物は、望ましい濡れ特性および剥離特性を与える。ブランケットに対するトップコートの現行の塗布方法は、フローコーティングによって行われるが、スプレーコーティングまたは射出成型のような他の方法を利用してもよいことが理解される。コーティングを硬化させ、溶媒を除去し、フルオロポリマーを固化させる。コーティング条件は、120℃以上の温度、または140℃以上または160℃以上の温度で、溶液を硬化させるのに十分な時間である。いくつかの実施形態では、時間は、乾燥器中、24時間であった。
適切な界面活性剤としては、約0.1重量%〜約10重量%のAKF290(Wacker)FC−4430(3M)のようなフルオロ界面活性剤が挙げられる。いくつかの実施形態では、界面活性剤の量は、約0.2重量%〜約8重量%、または約0.5重量%〜約7重量%であってもよい。
適切な溶媒としては、ケトン、例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトンその他が挙げられる。本明細書に記載の実施形態では、アセトン、酢酸ブチル、酢酸エチル、テトラヒドロフランを使用する。
物理特性、化学特性、熱特性および/または電気特性に対し、さらに優れた濡れ性および剥離特性を達成するために、他のフィラー材料または添加剤を、転写部材12のこのようなエラストマーマトリックスに加えてもよいことも理解される。これらの添加されたフィラーは、有機、無機または金属の性質を有していてもよく、ミクロンスケールまたはナノスケールの大きさであってもよい。添加剤は、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、二酸化ケイ素、カーボンブラック、酸化亜鉛およびグラファイトからなる群から選択される。
接触角の測定は、この測定基準が、水性インクが表面をどのように濡らし、どのように別の表面に移動するかを示すのに役立つため、転写ブランケット表面を特性決定するのに効果的な手法である。いくつかの実施形態では、中間ブランケットに対するインクの接触角度は、約25°〜約40°、または約29°〜約36°、または約30°〜約35°である。
いくつかの実施形態では、転写部材12は、厚みが約20ミクロン〜約5mm、または約100ミクロン〜約4mm、または約500ミクロン〜約3mmであってもよい。複数層の転写部材の場合、表面層の厚みは約10ミクロン〜約50ミクロンである。
本発明の実施形態とともに使用可能なインク組成物は、水に分散したポリマーまたはラテックスインクである。このようなインクは、溶媒インクとしてほとんど同じ耐久性を有すると言われる水性インクであるため、このようなインクを使用することが望ましい。一般的に、これらのインクは、水に分散した1種類以上のポリマーを含む。本明細書に開示されるインクは、着色剤も含む。着色剤は、染料、顔料、またはこれらの混合物であってもよい。適切な染料の例としては、アニオン染料、カチオン染料、非イオン性染料、両性イオン性染料などが挙げられる。適切な染料の具体例としては、食用染料、例えば、Food Black No.1、Food Black No.2、Food Red No.40、Food Blue No.1、Food Yellow No.7など、FD & C染料、Acid Black染料(No.1、7、9、24、26、48、52、58、60、61、63、92、107、109、118、119、131、140、155、156、172、194など)、Acid Red染料(No.1、8、32、35、37、52、57、92、115、119、154、249、254、256など)、Acid Blue染料(No.1、7、9、25、40、45、62、78、80、92、102、104、113、117、127、158、175、183、193、209など)、Acid Yellow染料(No.3、7、17、19、23、25、29、38、42、49、59、61、72、73、114、128、151など)、Direct Black染料(No.4、14、17、22、27、38、51、112、117、154、168など)、Direct Blue染料(No.1、6、8、14、15、25、71、76、78、80、86、90、106、108、123、163、165、199、226など)、Direct Red 染料(No.1、2、16、23、24、28、39、62、72、236など)、Direct Yellow染料(No.4、11、12、27、28、33、34、39、50、58、86、100、106、107、118、127、132、142、157など)、反応性染料、例えば、Reactive Red染料(No.4、31、56、180など)、Reactive Black染料(No.31など)、Reactive Yellow染料(No.37など);アントラキノン染料、モノアゾ染料、ジアゾ染料、フタロシアニン誘導体(種々のフタロシアニンスルホネート塩を含む)、アザ(18)アヌレン、ホルマザン銅錯体、トリフェノジオキサジンなど;およびこれらの混合物が挙げられる。染料は、インク組成物中に、任意の望ましい量または有効な量で、一実施形態では、インクの約0.05〜約15重量%、別の実施形態では、インクの約0.1〜約10重量%、さらに別の実施形態では、インクの約1〜約5重量%存在するが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
適切な顔料の例としては、黒色顔料、白色顔料、シアン顔料、マゼンタ顔料、イエロー顔料などが挙げられる。さらに、顔料は、有機粒子または無機粒子であってもよい。適切な無機顔料としては、例えば、カーボンブラックが挙げられる。しかし、他の無機顔料は、酸化チタン、コバルトブルー(CoO−AI2O3)、クロムイエロー(PbCrO4)および酸化鉄のような適切なものであってもよい。適切な有機顔料としては、例えば、ジアゾ顔料およびモノアゾ顔料を含むアゾ顔料、多環状顔料(例えば、フタロシアニン顔料、例えば、フタロシアニンブルーおよびフタロシアニングリーン)、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、ピラントロン顔料およびキノフタロン顔料)、不溶性染料キレート(例えば、塩基性染料型キレートおよび酸性染料型キレート)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アンサントロン顔料、例えば、PR168などが挙げられる。フタロシアニンブルーおよびフタロシアニングリーンの代表例としては、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニングリーン、およびこれらの誘導体(Pigment Blue 15、Pigment Green 7およびPigment Green 36)が挙げられる。キナクリドンの代表例としては、Pigment Orange 48、Pigment Orange 49、Pigment Red 122、Pigment Red 192、Pigment Red 202、Pigment Red 206、Pigment Red 207、Pigment Red 209、Pigment Violet 19およびPigment Violet 42が挙げられる。アントラキノンの代表例としては、Pigment Red 43、Pigment Red 194、Pigment Red 177、Pigment Red 216およびPigment Red 226が挙げられる。ペリレンの代表例としては、Pigment Red 123、Pigment Red 149、Pigment Red 179、Pigment Red 190、Pigment Red 189およびPigment Red 224が挙げられる。チオインジゴイドの代表例としては、Pigment Red 86、Pigment Red 87、Pigment Red 88、Pigment Red 181、Pigment Red 198、Pigment Violet 36およびPigment Violet 38が挙げられる。ヘテロ環イエローの代表例としては、Pigment Yellow 1、Pigment Yellow 3、Pigment Yellow 12、Pigment Yellow 13、Pigment Yellow 14、Pigment Yellow 17、Pigment Yellow 65、Pigment Yellow 73、Pigment Yellow 74、Pigment Yellow 90、Pigment Yellow 110、Pigment Yellow 117、Pigment Yellow 120、Pigment Yellow 128、Pigment Yellow 138、Pigment Yellow 150、Pigment Yellow 151、Pigment Yellow 155およびPigment Yellow 213が挙げられる。このような顔料は、粉末またはプレスケーキの形態で、BASF Corporation、Engelhard Corporation、Sun Chemical Corporationを含む多くの供給業者から市販される。使用可能な黒色顔料の例としては、炭素顔料が挙げられる。炭素顔料は、許容範囲の光学密度および印刷特徴を与えるほとんどの市販される炭素顔料であってもよい。本システムおよび方法で使用するのに適した炭素顔料としては、限定されないが、カーボンブラック、グラファイト、ガラス状炭素、石炭、およびこれらの組み合わせが挙げられる。このような炭素顔料は、例えば、チャネル法、コンタクト法、ファーネス法、アセチレン法または加熱法を含む種々の既知の方法によって製造することができ、Cabot Corporation、Columbian Chemicals Company,Evonik、E.I.DuPont de Nemours and Companyのような販売者から市販される。適切なカーボンブラック顔料としては、限定されないが、Cabot顔料、例えば、MONARCH 1400、MONARCH 1300、MONARCH 1100、MONARCH 1000、MONARCH 900、MONARCH 880、MONARCH 800、MONARCH 700、CAB−O−JET 200、CAB−O−JET 300、REGAL、BLACK PEARLS、ELFTEX、MOGULおよびVULCAN顔料;Columbian顔料、例えば、RAVEN 5000およびRAVEN 3500;Evonik顔料、例えば、Color Black FW 200、FW 2、FW 2V、FW 1、FW18、FW S160、FW S170、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、Special Black 4、PRINTEX U、PRINTEX 140U、PRINTEX VおよびPRINTEX 140Vが挙げられる。上のリストの顔料としては、改質されていない顔料粒状物、低分子が接続した顔料粒状物、ポリマーが分散した顔料粒状物が挙げられる。他の顔料およびその混合物を選択することもできる。顔料の粒径は、液体媒剤中で粒子の安定なコロイド懸濁物を可能にし、サーマルインクジェットプリンタまたは圧電インクジェットプリンタでインクを用いるときにインクの経路が詰まるのを防ぐために、できる限り小さいことが望ましい。
本明細書に開示するインク組成物の中で、顔料は、望ましい着色度を達成するのに有効な量で存在し、一実施形態では、インクの約0.1〜約15重量%の量で、別の実施形態では、インクの約1〜約10重量%の量で、さらに別の実施形態では、インクの約2〜約7重量%の量で存在するが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
本明細書に開示するインクは、界面活性剤も含有する。インク中でポリウレタンエラストマーのエマルションを形成する任意の界面活性剤を使用することができる。適切な界面活性剤の例としては、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、双性イオン系界面活性剤など、およびこれらの混合物が挙げられる。適切な界面活性剤の例としては、アルキルポリエチレンオキシド、アルキルフェニルポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシドブロックコポリマー、アセチレン系ポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシド(ジ)エステル、ポリエチレンオキシドアミン、プロトン化されたポリエチレンオキシドアミン、プロトン化されたポリエチレンオキシドアミド、ジメチコーンコポリオール、置換アミンオキシドなど(具体的な例として、一級、二級および三級のアミン塩化合物、例えば、ラウリルアミン、ココナツアミン、ステアリルアミン、ロジンアミンの塩酸塩、酢酸塩を含む);四級アンモニウム塩型化合物、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリドなど;ピリジニウム塩型化合物、例えば、セチルピリジニウムクロリド、セチルピリジニウムブロミドなど;非イオン系界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、アセチレンアルコール、アセチレングリコール;および他の界面活性剤、例えば、2−ヘプタデセニル−ヒドロキシエチルイミダゾリン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン、ステアリルジメチルベタイン、およびラウリルジヒドロキシエチルベタイン;フルオロ界面活性剤など、およびこれらの混合物が挙げられる。非イオン系界面活性剤のさらなる例としては、ポリアクリル酸、メタロース、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ジアルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール(Rhone−PoulencからIGEPAL CA−210(商標)、IGEPAL CA−520(商標)、IGEPAL CA−720(商標)、IGEPAL CO−890(商標)、IGEPAL CO−720(商標)、IGEPAL CO−290(商標)、IGEPAL CA−210(商標)、ANTAROX 890(商標)およびANTAROX 897(商標)として入手可能)が挙げられる。適切な非イオン系界面活性剤の他の例としては、ポリエチレンオキシドとポリプロピレンオキシドのブロックコポリマーが挙げられ、SYNPERONIC PE/F、例えば、SYNPERONIC PE/F 108として市販されているものが挙げられる。適切なアニオン系界面活性剤の他の例としては、サルフェートおよびスルホネート、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルナフタレン硫酸ナトリウム、ジアルキルベンゼンアルキルサルフェートおよびスルホネート、酸、例えば、Aldrichから入手可能なアビエチン酸、第一工業製薬株式会社から入手可能なNEOGEN R(商標)、NEOGEN SC(商標)、これらの組み合わせなどが挙げられる。適切なアニオン系界面活性剤の他の例としては、Dow Chemical Company製のアルキルジフェニルオキシドジスルホネートDOWFAX(商標)2A1、および/またはTayca Corporation(日本)製の分枝鎖ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、TAYCA POWER BN2060が挙げられる。通常は正に帯電している適切なカチオン系界面活性剤の他の例としては、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルベンゼンアルキルアンモニウムクロリド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムブロミド、ベンザルコニウムクロリド、セチルピリジニウムブロミド、C12,C15,C17トリメチルアンモニウムブロミド、四級化したポリオキシエチルアルキルアミンのハロゲン化物塩、ドデシルベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、MIRAPOL(商標)およびALKAQUAT(商標)(Alkaril Chemical Companyから入手可能)、Kao Chemicalから入手可能なSANIZOL(商標)(ベンザルコニウムクロリド)など、およびこれらの混合物が挙げられる。任意の2種類以上の界面活性剤の混合物を使用してもよい。界面活性剤は、任意の望ましい量または効果的な量で、一実施形態では、インクの少なくとも約0.01重量%、一実施形態では、インクの約5重量%以下の量で存在するが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。ある場合には、界面活性剤を分散剤と呼ぶことを注記しておくべきである。
インクに対する他の任意要素の添加剤としては、殺生物剤、抗真菌剤、pH制御剤、例えば、酸または塩基、リン酸塩、カルボン酸塩、亜硫酸塩、アミン塩、バッファー溶液など、捕捉剤、例えば、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、粘度調整剤、レベリング剤など、およびこれらの混合物が挙げられる。
本明細書に記載のインクを、以下の実施例でさらに示す。特に指示のない限り、あらゆる部およびパーセントは、重量基準である。
具体的な実施形態を詳細に記載する。これらの例は、実例であることを意図しており、これらの実施形態に記載される材料、条件または処理パラメータに限定されない。あらゆる部は、特に指示のない限り、固体重量を基準とするパーセントである。
開示する中間転写部材について、膜安定性試験を行った。Tecnoflon P959を溶媒に溶解することによって調製した中間転写部材について、膜安定性試験を行った。約5重量%の3−アミノプロピルトリメトキシシラン(UCT製のAO−800)を上の溶液に加えた。この溶液で基材をコーティングし、硬化させた。硬化条件は、120℃以上の温度、または140℃以上または160℃以上の温度で、溶液を硬化させるのに十分な時間である。いくつかの実施形態では、硬化時間は、乾燥器中、24時間であった。
アニロックスロールを使用し、上述の中間転写部材にほぼ300マイクロリットルのインクを広げ、薄い均一な層を作成した。ビデオカメラを使用し、0秒、2秒および5秒の時間に薄膜の安定性をとらえた。図2および図3に示されるように、薄いインク膜は、ブランケットを均一に濡らし、なんら後退する効果はなく、少なくとも5秒間ブランケットの上で安定である。図2では、表面層を140℃で24時間硬化させた。図3では、表面層を120℃で24時間項硬化させた。
紙に対するインクの転写試験:インクは、樹脂の軟化点がほぼ85℃の樹脂系インクである。ホットメルト転写機によって、このインクを転写部材またはブランケットから紙へと転写した。このプロセスにおいて、ブランケットを異なる温度まで加熱し、まず、図4〜9に示すように、インクをブランケットからDCEGに転写し、残ったインクをスコッチテープに転写した。図4〜9に示されるように、インク中の樹脂の軟化点より高い90℃を超えるブランケット温度で、ホットメルト試験で、インクをブランケットから首尾良く転写することができる。
本明細書には、水性インクジェット機のための中間転写体またはブランケット中、表面層として使用するための材料が開示される。ブランケットは、インクで濡らしたとき、水性インクの広がりおよびブランケットへの固定を改良する。ブランケット上のインク膜は、膜が壊れたり、小さな液滴に丸まったりすることなく、膜として留まる。良好な広がりおよび固定に加え、乾燥したインクも、ブランケットから紙へと十分に剥離する。
種々の上に開示した特徴および機能の改変物またはその代替物、および他の特徴および機能の改変物またはその代替物は、他の異なるシステムまたは用途に組み込まれてもよいことが理解されるだろう。種々の現時点でわかっていないか、または予想されていない代替物、改変、変形または改良は、当業者によって後でなされてもよく、これらも以下の特許請求の範囲に包含される。
Claims (10)
- 水性インクジェットプリンタに使用するための転写部材であって、フルオロポリマーおよび3−アミノプロピルトリメトキシシランを含む表面層を含み、3−アミノプロピルトリメトキシシランは、約1重量%〜約10重量%の量で存在する、転写部材。
- フルオロポリマーは、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレンのうち、2つのコポリマー、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレンおよびテトラフルオロエチレンのターポリマー、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレンおよびキュアサイトモノマーのテトラポリマーからなる群から選択される、請求項1に記載の転写部材。
- フルオロポリマーは、ポリテトラフルオロエチレン、ペルフルオロアルコキシポリマー樹脂、およびフッ素化エチレンプロピレンからなる群から選択される、請求項1に記載の転写部材。
- 表面層が、さらに、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、二酸化ケイ素、カーボンブラック、酸化亜鉛およびグラファイトからなる群から選択される添加剤を含む、請求項1に記載の転写部材。
- 表面層は、フルオロ界面活性剤からなる群から選択される界面活性剤をさらに含む、請求項1に記載の転写部材。
- 厚みが約20ミクロン〜約5mmである、請求項1に記載の転写部材。
- 表面層は、厚みが約10ミクロン〜約50ミクロンである、請求項1に記載の転写部材。
- 表面層が配置される基材層をさらに含む、請求項1に記載の転写部材。
- インクジェットプリンタに使用するための転写部材を製造するための方法であって、この方法は、
基材を与えることと;
フルオロポリマー、3−アミノプロピルトリメトキシシランおよび溶媒を含む混合物を基材にコーティングすることと;
この混合物を、溶媒を除去し、フルオロポリマーを硬化させ、基材の上に表面層を作成するのに十分な時間、120℃以上の温度に加熱することとを含む、方法。 - 基材が、その上に適合可能な中間層が配置されたステンレス裏打ち層を含む、請求項9に記載の方法。
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