JP2015139509A - 枕 - Google Patents
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Abstract
【課題】寝返りを打つことによって、血行を良くする枕を提供する。【解決手段】、基部1上の横方向両側に配置される側頭部支持体2、2と、側頭部支持体2、2の間に形成され、縦方向の一端部に配置される保持部3と、基部1上において、保持部3の縦方向他端側に配置され、側頭部支持体2、2の間に嵌る後頭部支持体4とを備える。側頭部支持体2、2は、その上面にマトリクス状に配置された突出部5を有し、硬度の高い軟質ポリウレタンフォームから形成される。後頭部支持体4は、側頭部支持体2、2よりも硬度の小さいゲル状エラストマーから形成される。【選択図】図1
Description
この発明は、使用者の後頭部を支持する後頭部支持体と、その後頭部支持体の両側に設けられた側頭部支持体とを備え、睡眠時に寝返りを打つことにより側頭部をマッサージする枕に関する。
従来、休息あるいは睡眠時において、枕は、適度の柔軟性と反発弾性を備えた素材から形成されたものが使用されていた。近年の健康に対する関心から、頭部及び首部にかかる負担を軽減し、心地よい休息感あるいは安眠感を確保するものが求められている。
そこで、圧力分散に優れ、首部及び頭部の重さを分散して受け止める低反発素材、例えば低反発ポリウレタンフォームからなる枕が提案されている(例えば、特許文献1)。この種の枕は、首部及び頭部の重さを分散して沈み込むことで、これらの部位を均一に支持し、使用者の頭部及び首部にかかる負担を軽減する。
しかし、上記特許文献1に記載の枕は、その素材が低反発性ポリウレタンフォームであるため、その低反発性の特性から、荷重の分散性には優れるが、仰臥または側臥姿勢のいずれの姿勢であっても、頭部の沈み込みが大きくなり、寝返りし難くなるという問題があった。
また、上記特許文献1に記載の枕は、使用者の頭部及び首部にかかる負担を軽減することで、安眠を提供するものであり、通常、頭部へのマッサージを考慮しないものであった。
そこで、この発明の課題は、寝返りを打つことによって、頭部をマッサージする枕を提供することである。
前記の課題を解決するために、この発明に係る枕は、使用者の後頭部を支持する後頭部支持体と、その後頭部支持体の横方向両側に設けられた側頭部支持体とを備え、前記側頭部支持体は、上面に複数の突出部を有する軟質ポリウレタンフォームから形成され、前記後頭部支持体が前記側頭部支持体よりも低い硬度を有する素材から形成された構成を採用したのである。
この枕の後頭部支持体で後頭部を支持する仰臥姿勢から、使用者が寝返りを打ち、頭部を側頭部支持体上に移動させ、側臥姿勢になると、硬度の高い軟質ポリウレタンフォームから形成される側頭部支持体の突出部が側頭部を押圧する。
さらに寝返りを打ち、後頭部支持体で後頭部を支持する仰臥姿勢に戻ると、側頭部支持体の突出部による側頭部への押圧が解除される。このため、使用者が寝返りを打つことにより、側頭部に対する押圧と押圧の解除とが繰り返され、側頭部がマッサージされる。
また、前記側頭部支持体の間に前記後頭部支持体の縦方向一端部を受ける保持部を備え、前記側頭部支持体及び保持部により、前記後頭部支持体が嵌合可能な縦方向の切り欠きが形成された構成を採用することができる。
この構成では、前記側頭部支持体及び保持部により形成された切り欠きに後頭部支持体を嵌め合わせると、保持部が後頭部支持体の縦方向一端部を受け、側頭部支持体が後頭部支持体の横方向両側を受ける。このため、使用時、後頭部支持体は安定し、その位置ずれが防止される。
前記後頭部支持体の上面が前記側頭部支持体の突出部の頂部よりも高く配置される構成を採用することが出来る。ここで、後頭部支持体が側頭部支持体よりも低い硬度を有する素材から形成されている。このため、使用者の頭部の重みで後頭部支持体が沈み、後頭部支持体と側頭部支持体の突出部の頂部との高さが揃う。よって、後頭部支持体から側頭部支持体へと使用者が寝返りを打つとき、落差を感じ難くなり、スムーズに寝返りを打つことができる。
また、前記後頭部支持体が複数の縦壁及び横壁を有し、その縦壁及び横壁は、弾性を有するゲル状エラストマーから形成され、前記後頭部支持体の厚さ方向に対して直交する断面が格子状となるように一体に形成され、隣り合う縦壁及び横壁により形成された空間が前記後頭部支持体の厚さ方向に開放された構成を採用することができる。
このような後頭部支持体は使用者の後頭部を受け、荷重が負荷されると、縦壁、横壁が屈曲または座屈するように弾性変形する。この弾性変形によって、後頭部支持体は、その厚さ方向のみならず、ずれ方向、またはねじれ方向への荷重を吸収することができる。
また、この後頭部支持体は通気性を有するものとなり、後頭部支持体で後頭部を支持する状態では、後頭部支持体と後頭部との間で蒸れが生じ難くなる。
この発明の枕は、毎日の睡眠において、寝返りを打つことで、側頭部支持体の突出部により側頭部がマッサージされるので、側頭部の血行を良くすることができる。
以下、この発明の実施形態に係る枕の第一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
この枕は、板状の基部1と、基部1上の横方向(仰向け姿勢の使用者の左右方向)両側に配置される側頭部支持体2、2と、側頭部支持体2、2の間に形成され、縦方向(使用者の頭頂部から首部へ向かう方向)の一端部に配置される保持部3と、基部1上において、保持部3の縦方向他端側に配置され、側頭部支持体2、2の間に嵌る後頭部支持体4とを備える。
この枕は、板状の基部1と、基部1上の横方向(仰向け姿勢の使用者の左右方向)両側に配置される側頭部支持体2、2と、側頭部支持体2、2の間に形成され、縦方向(使用者の頭頂部から首部へ向かう方向)の一端部に配置される保持部3と、基部1上において、保持部3の縦方向他端側に配置され、側頭部支持体2、2の間に嵌る後頭部支持体4とを備える。
板状の基部1は、横方向の幅が、縦方向の幅よりも長い矩形をなしている。側頭部支持体2、2は、基部1と同じ縦方向の幅に形成され、基部1よりも大きい厚さを有している。側頭部支持体2、2の間の縦方向一端部に保持部3が形成される。
保持部3は、図3に示すように、側頭部支持体2と同じ厚さに形成され、かつ側頭部支持体2、2に対して掛け渡すように一体に形成されている。側頭部支持体2、2及び保持部3は、基部1に対して接着剤等で一体化されている。
また、横方向両側の側頭部支持体2、2は、それぞれ、縦方向の他端側縁部が全長にわたって湾曲している。この湾曲部分が側臥姿勢の使用者の首側面を頭部から肩部にかけて密着する。
側頭部支持体2、2及び保持部3は、図2に示すように、上面に複数の突出部5が形成されている。突出部5は、縦方向及び横方向に間隔をおいて複数箇所、マトリクス状に配置され、側頭部支持体2、2及び保持部3に対して一体に形成されている。
また、突出部5は、使用者の側頭部に対して押圧することができる高さおよび間隔に形成される。突出部5の高さは、例えば、15〜50mmの範囲で、好ましくは20〜30mmとなるように形成することができる。15mmよりも低いと、使用者の側頭部に対する押圧が難しくなり、50mmよりも高いと、側頭部を安定的に支持することが難しい。
また、突出部5の間隔としては、例えば、縦方向及び横方向において、16cmの間に4〜6個となる範囲で配置される、好ましくは4個となるように形成することができる。4個よりも少ないと、突出部5による使用者の側頭部への押圧力が小さくなり過ぎて、マッサージ効果が期待できない。6個より多いと、押圧力が分散してしまい、マッサージ効果が低下する。
横方向両側に配置される側頭部支持体2、2及び保持部3により、縦方向の他端部縁の中央から縦方向に延びる切り欠き6が形成される。切り欠き6は、図2(b)に示すように、側頭部支持体2、2の横方向の間隔と同じ幅aを有し、その内部に後頭部支持体4が嵌合可能となる。
切り欠き6内に後頭部支持体4が嵌合すると、後頭部支持体4の横方向両側に側頭部支持体2、2が設けられる。その側頭部支持体2、2及び保持部3が後頭部支持体4を受けるため、使用時、後頭部支持体4は安定し、その位置ずれが防止される。
基部1、側頭部支持体2、保持部3及び突出部5は、軟質ポリウレタンフォームにより形成されている。軟質ポリウレタンフォームとしては、その成形後において、硬度が180〜210Nのものが使用される。この硬度はJISK6400−2 D法に準拠して測定されるが、測定される検体としては、突出部5を一体に成形したものを測定した。
硬度が180Nよりも小さいと、寝返りの際、突出部5が潰れてしまい、側頭部へのマッサージ効果が十分に発揮できず、一方、210Nを超えると、寝返りの際、側頭部に突出部5が食い込み、寝心地が悪くなる。
また、上記軟質ポリウレタンフォームとしては、30〜50%の反発弾性を有するものが適用可能である。この反発弾性は、JISK 6400−3に基づいて測定される。これにより、この軟質ポリウレタンフォームから形成される基部1、側頭部支持体2、保持部3及び突出部5は、反発弾性を有する硬度の高いものとなる。
後頭部支持体4は、図4、図5に示すように、複数の縦壁11及び横壁12を有している。縦壁11及び横壁12は互いに直交し、後頭部支持体4の厚さ方向に対する直交断面が矩形の格子状となるように一体に組み合わされている。
後頭部支持体4の下部は不織布からなるカバーシート15で覆われ、カバーシート15が通気性を有するシート素材から形成されている。なお、カバーシート15は、必ずしも必要ではなく、使用環境等に応じて、用いなくてもよい。
また、隣り合う縦壁11及び横壁12により形成された空間は、その厚さ方向に開放しており、後頭部支持体4は通気性を有するものとなる。このため、使用時、後頭部支持体4で後頭部を受けている状態では、後頭部支持体4と後頭部との間で蒸れが生じ難くなり、頭皮を蒸れのない良好な状態に保つことができる。
後頭部支持体4において、隣り合う縦壁11及び横壁12により形成された空間内の上部に、縦横に直交する十字形の隔壁13が配置される。縦壁11、横壁12及び隔壁13は、後頭部支持体4の厚み方向に対して直交する断面が矩形の格子状となるように一体に組み合わされている。隔壁13により、縦壁11及び横壁12のうち上部が補強されるため、格子状の形状が保持される。
また、縦壁11、横壁12及び隔壁13により形成される空間の上部には、縦横に直交する十字形のリブ14がさらに配置される。縦壁11、横壁12、隔壁13及びリブ14は、後頭部支持体4の厚み方向に対して直交する断面が矩形の格子状となるように一体に組み合わされている。
後頭部支持体4は、切り欠き6内に嵌め合わされた状態で、その上面が突出部5の頂部よりも高く配置されている。突出部5の頂部に対する後頭部支持体4の上面の高さは、後頭部支持体4から側頭部支持体2、2へと使用者が寝返りを打つとき、不快感なく、落差を感じないに高さ設定される。この高さは、例えば、基部1上の切り欠き6内に基部1と同じ材質のシート状部材を載せて、調節することができる。
後頭部支持体4の縦壁11、横壁12、隔壁13及びリブ14は、柔軟性及び弾性を有するゲル状エラストマーから形成される。後頭部支持体4を形成するゲル状エラストマーは、側頭部支持体2を形成する軟質ポリウレタンフォームよりも硬度が低いものが使用される。その硬度は、JISK6400−2 D法に準拠して測定される。
その後頭部支持体4は、その硬度が側頭部支持体2よりも低いので、後頭部がのせられると、仰臥姿勢での良好な寝心地を確保することができる。後頭部支持体4を形成するゲル状エラストマーとしては、例えば、ゲル状で架橋密度が低く軟質で柔軟性及び弾性を有するゲル状エラストマー材料からなるウレタンゲル、シリコーンゲル、フッ素ゲル等を適用することができる。
後頭部支持体4は、使用者の後頭部がのせられ、荷重が負荷されると、主として縦壁11、横壁12の下部が屈曲または座屈するように弾性変形する。この弾性変形によって、後頭部支持体4は、その厚さ方向のみならず、ずれ方向、またはねじれ方向への荷重を吸収することができる。
また、後頭部支持体4は、基部1上の切り欠き6の内部において、縦壁11が縦方向に沿う状態で、かつ横壁12が横方向に沿う状態で嵌められる。切り欠き6の内部に嵌められた状態で、後頭部支持体4の縦方向他端縁は、側頭部支持体2、2の縦方向他端縁と同様に湾曲しており、後頭部支持体4に後頭部をのせた使用者のうなじに密着する。
なお、この第一実施形態は、基部1上に側頭部支持体2、2及び保持部3が一体化されたものであるが、これに限られない。例えば、基部1を備えずに側頭部支持体2、2及び保持部3により形成される切り欠き6に後頭部支持体4を嵌合する状態で、側頭部支持体2、保持部3及び後頭部支持体4を接着剤等により一体化するようにしてもよい。要は、後頭部支持体4の横方向両側に側頭部支持体2、2が配置されていればよい。
また、第一実施形態の後頭部支持体4は、ゲル状エラストマー材料から形成されているが、側頭部支持体2、2よりも硬度が低いものであれば、これに限られない。例えば、後頭部支持体4を、側頭部支持体2、2よりも硬度が低い軟質ポリウレタンフォームから形成することができる。
この発明の第一実施形態に係る枕は上記のように構成され、以下、その使用方法を説明する。
まず、枕は、その横方向が仰臥姿勢の使用者の左右方向となるように配置される。そして、後頭部支持体4に仰臥姿勢の使用者の後頭部をのせる。
まず、枕は、その横方向が仰臥姿勢の使用者の左右方向となるように配置される。そして、後頭部支持体4に仰臥姿勢の使用者の後頭部をのせる。
使用者の頭部の重さによって、後頭部支持体4の縦壁11及び横壁12の下部が屈曲または座屈するように弾性変形する。このような弾性変形により、後頭部支持体4は、厚さ方向のみならず、ずれ方向、またはねじれ方向への荷重を吸収し、使用者の後頭部を安定して支持する。
後頭部支持体4による荷重の吸収によって、後頭部支持体4と後頭部との間では、摩擦やねじれが生じにくくなり、頭皮への不要な刺激が抑制され、頭皮の状態を良好に保つことができる。
頭部を支持する後頭部支持体4に荷重がかかるとき、隔壁13により、縦壁11及び横壁12のうち上部は格子状に保時され、一方で、その下部が屈曲または座屈するように弾性変形して、後頭部支持体4にかかる荷重を分散する。
後頭部支持体4により大きな荷重がかかると、縦壁11及び横壁12の下部が屈曲または座屈し、縦壁11及び横壁12の上部が後頭部支持体4の底部(厚さ方向下部)に達する。このとき、格子状に保持された縦壁11及び横壁12の上部が弾性変形して荷重を受けることができ、頭部の底当たりによる違和感を生じない。
また、後頭部支持体4はその厚さ方向に開放しているので、後頭部を受けている状態では、後頭部支持体4と後頭部との間で蒸れが生じ難くなり、頭皮を蒸れのない良好な状態に保つことができる。
次に、後頭部支持体4により使用者の後頭部を支持する状態で、使用者が寝返りを打つと、使用者の頭部が後頭部支持体4上から横方向両側のうちいずれか一方側の側頭部支持体2上に移動し、その側頭部支持体2により使用者の側頭部が支持される。このとき、使用者の側頭部に対して側頭部支持体2の複数の突出部5が押圧する。
その後、使用者が寝返りを打ち、再び、後頭部支持体4で後頭部が支持されると、側頭部に対する突出部5による押圧が解除される。このように、使用者が寝返りを打つことにより、側頭部に対する押圧と押圧の解除とが繰り返され、継続的に頭皮へのマッサージ効果が発揮される。
次に、この実施形態の枕の効果を確認するために行った第一試験について説明する。この試験は、硬度が異なる3種の軟質ポリウレタンフォームから形成した枕について、側臥姿勢での頭部体圧分散を男性3人分、女性3人分測定したものであり、その測定データを図6に示す。
以下に、実験例1、比較例1〜2のポリウレタンフォームの硬度を示す。
実験例1:200ニュートン品(成形後硬度公差180〜210ニュートン)
比較例1:150ニュートン品(成形後硬度公差140〜160ニュートン)
比較例2:100ニュートン品(成形後硬度公差90〜110ニュートン)
実験例1:200ニュートン品(成形後硬度公差180〜210ニュートン)
比較例1:150ニュートン品(成形後硬度公差140〜160ニュートン)
比較例2:100ニュートン品(成形後硬度公差90〜110ニュートン)
実験例1は、図6に示すように、男性、女性ともに、30mmHgを超える圧力を側頭部に加えることできるものであった。一方、比較例1、比較例2は、男性、女性共に、側頭部に加わる圧力が小さくなり、30mmHgを超える圧力が測定されなかった。
以上より、硬度の高い軟質ポリウレタンフォームから形成した実験例1が、側頭部に対して、効果的に圧力を加えることができることが確認できた。
さらに、この実施形態の枕の効果を確認するために行った第二試験について説明する。この試験は、被験者が普段使用している枕(比較例3)を50日間使用した後、続いて、第一実施形態に係る枕(実験例2)を50日間使用し、試験期間として100日間を通して、定刻に体温を測定したものである。試験期間の100日間の体温変化を図7に示す。
実験例2:側頭部支持体 材質:軟質ポリウレタンフォーム
硬度:180〜210N
後頭部支持体 材質:ゲル状エラストマー(ウレタンゲル)
比較例3: 材質:低反発ウレタンフォーム
硬度:180〜210N
後頭部支持体 材質:ゲル状エラストマー(ウレタンゲル)
比較例3: 材質:低反発ウレタンフォーム
図7に示すように、実験例2と比較例3とを比較すると、実験例2の方が、体温の変動幅が小さくなり、また、体温が上昇していることがわかった。このことから、実験例2を使用することで、寝返りによって側頭部に対して指圧効果を奏し、頭部の血行が良好となることが確認できた。
また、複数の被験者に対して第二試験を同様に行った。他の被験者も、上記第二試験の場合と同様、体温の上昇がみられ、寝返りにより側頭部に対して指圧効果を奏し、頭部の血行が良好となることが確認できた。
次に、この発明に係る第二実施形態を図8に基づいて説明する。
この実施形態の枕は、基部1上の横方向両側に配置される側頭部支持体2、2と、側頭部支持体2、2の間に嵌る後頭部支持体4とを備え、側頭部支持体2、2の間に形成される保持部3を備えていない点で、上記第一実施形態と相違する。その他の構成は、前記第一実施形態と同様であり、第一実施形態の構成と同じ構成と考えられるものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の枕は、基部1上の横方向両側に配置される側頭部支持体2、2と、側頭部支持体2、2の間に嵌る後頭部支持体4とを備え、側頭部支持体2、2の間に形成される保持部3を備えていない点で、上記第一実施形態と相違する。その他の構成は、前記第一実施形態と同様であり、第一実施形態の構成と同じ構成と考えられるものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
すなわち、第二実施形態では、基部1上の横方向両側に側頭部支持体2、2が配置され、側頭部支持体2、2の間の縦方向全長に、後頭部支持体4が配置されたものである。
この第二実施形態の枕でも、上述した第一実施形態の枕と同様に、使用者が寝返りを打つことにより、側頭部に対する押圧と押圧の解除とが繰り返され、継続的に頭皮へのマッサージ効果が発揮される。
1 基部
2 側頭部支持体
3 保持部
4 後頭部支持体
5 突出部
6 切り欠き
11 縦壁
12 横壁
13 隔壁
14 リブ
15 カバーシート
2 側頭部支持体
3 保持部
4 後頭部支持体
5 突出部
6 切り欠き
11 縦壁
12 横壁
13 隔壁
14 リブ
15 カバーシート
Claims (5)
- 使用者の後頭部を支持する後頭部支持体(4)と、その後頭部支持体(4)の横方向両側に設けられた側頭部支持体(2)とを備え、前記側頭部支持体(2)は、上面に複数の突出部(5)を有する軟質ポリウレタンフォームから形成され、前記後頭部支持体(4)が前記側頭部支持体(2)よりも低い硬度を有する素材から形成された枕。
- 前記側頭部支持体(2)の間に前記後頭部支持体(4)の縦方向一端部を受ける保持部(3)を備え、前記側頭部支持体(2)及び保持部(3)により、前記後頭部支持体(4)が嵌合可能な縦方向の切り欠きが形成された請求項1に記載の枕。
- 前記後頭部支持体(4)の上面が前記側頭部支持体(2)の突出部(5)の頂部よりも高く配置された請求項1または2に記載の枕。
- 前記後頭部支持体(4)が複数の縦壁(11)及び(12)横壁を有し、その縦壁(11)及び横壁(12)は、弾性を有するゲル状エラストマーから形成され、前記後頭部支持体(4)の厚さ方向に対して直交する断面が格子状となるように一体に形成され、隣り合う縦壁(11)及び横壁(12)により形成された空間が前記後頭部支持体(4)の厚さ方向に開放された請求項1〜3のいずれか1つに記載の枕。
- 前記側頭部支持体の硬度が、180N〜210Nである請求項1〜4のいずれか1つに記載の枕。
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