JP2015139078A - コンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示端末およびコンテンツ表示プログラム - Google Patents

コンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示端末およびコンテンツ表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのユーザ端末2に適切に表示する。【解決手段】コマンド配信サーバ12は、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを、ユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2は、表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置220に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に表示するコンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示端末およびコンテンツ表示プログラムに関する。
昨今の通信ネットワークおよび情報端末の発達に伴い、コンテンツを配信するための様々な形態が提案されている。例えば、テレビ番組などの即時性を有するプログラムが提供される間、データ放送、ウェブサイト、ソーシャルメディアなどを介して、このプログラムに関連する情報がプログラムに連動して提供される手法が、普及している。
例えば放送伝送路とは別の通信回線を通じて、番組関連情報(コンテンツ)をユーザに配信する方法がある(例えば特許文献1参照。)。特許文献1に記載の方法においてデータベースは、番組関連情報と提供時期とを対応づけて保持する。特許文献1に記載の方法は、番組関連情報を提供するタイミングを算出し、このタイミングで、番組関連情報を送信することにより、視聴中の番組(プログラム)の進捗にタイミングをあわせて、番組関連情報を配信することを可能とする。
またコンテンツ(プログラム)に、電子透かし情報を埋め込む方法もある(例えば特許文献2参照。)。特許文献2に記載の方法においてクライアント装置は、コンテンツにおける電子透かしの検出を契機に、サーバから関連情報(コンテンツ)を取得し、表示する。
特開2011−254301号公報 特開2007−116211号公報
しかしながら、上記のいずれの方法も、コンテンツの配信のタイミングを考慮したものであり、コンテンツを表示するタイミングは考慮されていない。上記のいずれの方法も、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、適切なタイミングで表示できない場合がある。
具体的には、特許文献1に記載の方法では、番組関連情報を提供するタイミングで番組関連情報を配信したとしても、配信先のユーザ数や番組関連情報のデータ量などによっては、伝送遅延が生じる場合がある。従ってユーザが、意図されたタイミングで番組関連情報を閲覧できない場合がある。また特許文献2に記載の方法においても同様に、ユーザが、適切なタイミングで番組関連情報を取得できない場合がある。このようなデータ配信の遅延により、ユーザの端末において、コンテンツを適切に表示できない場合がある。
従って本発明の目的は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に適切に表示することを可能とするコンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示端末およびコンテンツ表示プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に表示するコンテンツ配信方法に関する。本発明の第1の特徴に係るコンテンツ配信方法は、コマンド配信サーバが、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを、コンテンツ表示端末に送信するステップと、コンテンツ表示端末が、表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するステップを備える。
本発明の第2の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に表示するコンテンツ配信システムに関する。本発明の第2の特徴に係るコンテンツ配信システムは、コンテンツ表示端末に、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを、送信するコマンド配信サーバと、表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコンテンツ表示端末とを備える。
ここでコマンド配信サーバは、ダウンロード対象のコンテンツを特定したダウンロードコマンドを、コンテンツ表示端末に送信し、コンテンツ表示端末は、ダウンロードコマンドを受信すると、ダウンロード対象のコンテンツをダウンロードして、記憶装置に記憶しても良い。コマンド配信サーバは、ダウンロード対象のコンテンツを特定したダウンロードコマンドを、コンテンツ表示端末に送信した後、ダウンロード対象のコンテンツを表示対象のコンテンツとして特定した表示コマンドを、コンテンツ表示端末に送信する。
表示コマンドは、複数の表示対象のコンテンツを特定するとともに、各コンテンツの表示条件を特定し、コンテンツ表示端末は、表示コマンドで特定された各コンテンツの表示条件に基づいて、各コンテンツを前記表示装置に表示しても良い。
コンテンツ表示端末は、プログラムの途中で起動または復帰された場合、当該起動または復帰前に送信された表示コマンドを取得しても良い。
コンテンツ表示端末は、当該コンテンツ表示端末の位置情報を保持し、表示コマンドに対応する表示エリアに位置する場合、表示対象のコンテンツを表示しても良い。
コマンド配信サーバは、非表示対象のコンテンツを特定した非表示コマンドを、コンテンツ表示端末に送信し、コンテンツ表示端末は、非表示コマンドを受信すると、非表示対象のコンテンツ以外のコンテンツを、表示装置に表示しても良い。
コンテンツ表示端末は、コンテンツを、処理期限と対応づけて保持し、処理期限が過ぎたコンテンツを削除しても良い。
コンテンツ表示端末は、表示コマンドを受信した後、記憶装置に当該表示対象のコンテンツが記憶されていない場合、当該表示対象のコンテンツをダウンロードして、ダウンロードされたコンテンツを表示装置に表示しても良い。
本発明の第3の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを表示し、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に関する。本発明の第3の特徴に係るコンテンツ表示端末は、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコマンド実行手段を備える。
本発明の第4の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを表示し、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示プログラムに関する。本発明の第4の特徴に係るコンテンツ表示プログラムは、コンピュータを、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコマンド実行手段として機能させる。
本発明によれば、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に適切に表示することを可能とするコンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、コンテンツ表示端末およびコンテンツ表示プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成と、ユーザ端末のハードウェア構成および機能構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信方法の概要を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るユーザ端末において表示される画面の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るユーザ端末において表示されるコンテンツの遷移を、模式的に説明する図である。 本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信方法を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態において、複数のコンテンツを表示する表示コマンドによって表示される画面遷移の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態において、ユーザ端末が取得するコマンドメタデータの履歴を説明する図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(コンテンツ配信システム)
本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのユーザ端末2に適切に表示する。
ここで「プログラム」は、ユーザが視聴し、即時性を有するコンテンツである。「プログラム」は、例えば、番組表に従ってリアルタイムに提供されるテレビ番組、劇場やスタジアム等でユーザが臨場して提供される興業や演劇などである。また、プログラムに関連する「コンテンツ」は、プログラムの進行に伴って提供される情報であって、プログラムに関連する情報である。「コンテンツ」は例えば、プログラム内で提供される情報を詳細に紹介する紹介文、詳細が記載されたホームページのURL、プログラム中で紹介された商品の紹介文やURLなど、プログラムに関連するデータである。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5は、図1に示すように、コンテンツ配信制御システム1およびユーザ端末2を備える。コンテンツ配信制御システム1およびユーザ端末2は、インターネットなどの通信ネットワーク3によって、相互に通信可能に接続される。図1に示すコンテンツ配信システム5は、2つのユーザ端末2を備える場合を説明するが、ユーザ端末2の数はこれに限らない。
図2を参照して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5におけるコンテンツ配信方法の概要を説明する。
CMSサーバ11は、ステップS1においてオペレータが配信対象のコマンドメタデータを入力したと判定すると、ステップS2において、コマンドメタデータを配信する条件を満たすか否かを判定する。オペレータによって入力されたコマンドメタデータについて、オペレータが「即時配信」を指定した場合や、オペレータが指定したタイミングや条件を満たした場合、CMSサーバ11は、コマンドメタデータを送信する。CMSサーバ11は、ステップS3においてコンテンツ配信サーバ13に、コマンドメタデータを送信するとともに、ステップS4においてコマンド配信サーバ12に、コマンドメタデータを送信する。コンテンツ配信サーバ13は、ステップS3においてコマンドメタデータを受信すると、コンテンツ配信サーバ13の記憶装置にコマンドメタデータを記憶し、コマンドメタデータの履歴データとして蓄積する。
コマンド配信サーバ12は、ステップS4においてCMSサーバ11からコマンドメタデータを受信すると、ステップS5において、ユーザ端末2にプッシュ通信でコマンドメタデータを送信する。このコマンドメタデータは、ユーザ端末2が実行するコマンド、コマンドの処理対象のコンテンツの識別子などのコマンドのプロパティ、コマンドを実行する条件などを含む。このコマンドを実行する条件は、例えば、コマンドを実行するタイミングや、実行するタイミングを特定可能な情報を含む。コマンドのプロパティは、コマンドの対象となるコンテンツを特定するためのセグメントの識別子やコンテンツの識別子を含む。
ユーザ端末2は、コマンド配信サーバ12からコマンドメタデータを受信すると、ステップS6において、記憶装置220にコマンドメタデータを記憶する。さらにユーザ端末2はステップS7において、記憶装置220に記憶されたコマンドメタデータのうち、コマンドを実行する条件を満たしたコマンドがあるか否かを判定する。実行する条件を満たしたコマンドがある場合、ユーザ端末2は、ステップS8において、このコマンドを実行する。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5において、コンテンツ配信制御システム1は、コンテンツのダウンロード、表示または非表示など、ユーザ端末2における処理動作に関連する各コマンドメタデータを、個別にユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2は、コンテンツ配信制御システム1から送信される各コマンドメタデータに基づいて、動作する。具体的にコンテンツ配信制御システム1は、コンテンツのダウンロードに要する時間を考慮して、コンテンツを表示させるタイミングに先駆けて、ダウンロードコマンドを各ユーザ端末2に送信し、各ユーザ端末2に、コンテンツのダウンロードを促す。その後コンテンツ配信制御システム1は、コンテンツを表示させたいタイミングで、コンテンツの表示コマンドを各ユーザ端末2に送信し、各ユーザ端末2にコンテンツを表示させる。あるいはコンテンツ配信制御システム1は、コンテンツを表示させたいタイミングを指定したコンテンツの表示コマンドを、このタイミングに先駆けて各ユーザ端末2に送信し、各ユーザ端末2に、指定したタイミングでコンテンツを表示させる。
このようにコンテンツ配信システム5は、コンテンツの表示に関するダウンロード、表示、および非表示の各コマンドメタデータを適宜ユーザ端末2に送信して、ユーザ端末2に各コマンドを実行させる。これによりコンテンツ配信システム5は、リアルタイムで進行するプログラムと連携して、遅延することなく、ユーザ端末2において適切なタイミングでコンテンツを表示することを可能とする。
表示コマンドは、画像データ、動画データ、音声データなどの比較的容量の大きいコンテンツは含まないメタデータである。表示コマンドは、このようなコンテンツの識別子を含み、ユーザ端末2は、表示コマンドで特定されたコンテンツの識別子に基づいて、ダウンロードしたコンテンツを抽出して、出力するよう動作する。コンテンツ配信システム5は、コンテンツを含ませることなくコンテンツを表示する表示コマンドを送信することが可能なので、小さいデータ容量で実現することができる。これによりコンテンツ配信システム5は、ユーザ端末2の数を問わず、適切なタイミングで多数のユーザ端末2にコンテンツを表示させることができる。またコンテンツ配信システム5は、ユーザ端末2に、適切なタイミングで、画像、動画、音声などのデータ容量の大きいコンテンツを表示させることができる。特に、表示コマンドは、予めユーザ端末2にダウンロードされたコンテンツの表示を促すものなので、通信ネットワーク上でのコンテンツの送受信を起こさせない。従って、プログラム提供者の意図したタイミングで、ユーザ端末2に、遅滞なくコンテンツを表示させることができる。
(コンテンツ配信制御システム)
コンテンツ配信制御システム1は、CMSサーバ11、コマンド配信サーバ12およびコンテンツ配信サーバ13を備える。コンテンツ配信制御システム1は、LANなどの通信ネットワーク4によって、相互に通信可能に接続される。CMSサーバ11、コマンド配信サーバ12およびコンテンツ配信サーバ13は、それぞれ、一般的なコンピュータが所定の手段として機能させるためのプログラムを実行することにより、所定の機能を実現する。また図1に示すコンテンツ配信制御システム1の装置構成は一例であって、これに限るものではない。例えば、各サーバは、それぞれ複数のコンピュータによって実現されても良いし、複数のサーバの機能は、一つのコンピュータによって実現されても良い。
ここで、コンテンツ配信制御システム1内において、ユーザ端末2は、ユーザコードなどのユーザ識別子に基づいて特定される。一方、コマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2がアプリケーションを起動する度に確立されるセッションに割り当てられるトークンIDによって、ユーザ端末2を特定する。コンテンツ配信制御システム1は、ユーザ識別子と、都度割り当てられるトークンIDとを対応づけて保持することにより、個人情報を保護しても良い。
(CMSサーバ)
CMSサーバ11は、オペレータの操作に従って、ユーザ端末2に送信するべきコマンドメタデータに関する情報を保持する。CMSサーバ11は、コマンドメタデータと、このコマンドメタデータをコマンド配信サーバ12に送信する送信条件と、を対応づけて保持する。この送信条件は、送信する時刻や、送信するタイミングを特定可能な情報を含む。またコマンドメタデータは、ユーザ端末2が実行するコマンド、コマンドのプロパティ、コマンドを実行する条件などを含む。CMSサーバ11は、各コマンドメタデータに対応づけられた送信条件を参照して、送信条件を満たしたコマンドメタデータを、コマンド配信サーバ12およびコンテンツ配信サーバ13に送信する。
(コマンド配信サーバ)
コマンド配信サーバ12は、CMSサーバ11からコマンドメタデータが送信されると、送信されたデータコマンドをユーザ端末2に送信する。ここでコマンド配信サーバ12およびユーザ端末2間に、予めセッションが確立される。コマンド配信サーバ12は、確立されたセッションに対してトークンIDを付与し、トークンIDに基づいて、ユーザ端末2を識別する。コマンド配信サーバ12は、確立されたセッションを介して、ユーザ端末2にコマンドメタデータをプッシュ通信で送信する。
ここでコマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2の位置情報を取得して、ユーザ端末2の識別子と取得した位置情報とを対応づけたデータを保持しても良い。この場合コマンド配信サーバ12は、特定エリアのユーザ端末2にのみコマンドメタデータを送信することが指定されたコマンドメタデータについて、この特定エリアの位置情報に対応づけられたユーザ端末2宛に、このコマンドメタデータを送信するように制御されても良い。
またコマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2における操作履歴を取得してログデータとして記憶する。このように収集されたログデータは、プログラムの分析やマーケティング等で参照される。
コマンド配信サーバ12は、例えば、ダウンロードコマンドに対応するコマンドメタデータ、表示コマンドに対応するコマンドメタデータ、非表示コマンドに対応するコマンドメタデータなどを、ユーザ端末2に送信する。ダウンロードコマンドに対応するコマンドメタデータは、ダウンロード対象のコンテンツを特定したプロパティを含む。表示コマンドに対応するコマンドメタデータは、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定したプロパティを含む。非表示コマンドに対応するコマンドメタデータは、非表示対象のコンテンツを特定したプロパティを含む。
ここでコマンド配信サーバ12は、ダウンロード対象のコンテンツを特定したダウンロードコマンドの情報を、ユーザ端末2に送信した後、表示コマンドの情報を、ユーザ端末2に送信する。この表示コマンドの情報において、先のダウンロードコマンドで特定されたダウンロード対象のコンテンツが、表示対象のコンテンツとして特定される。またコマンド配信サーバ12は、表示対象のコンテンツを特定した表示コマンドの情報を、ユーザ端末2に送信した後、非表示コマンドを、ユーザ端末2に送信する。この非表示コマンドの情報においては、先の表示コマンドで特定された表示対象のコンテンツが、非表示対象のコンテンツとして特定される。
ここでコマンド配信サーバ12は、一つのコマンドメタデータについて、複数の表示対象のコンテンツを特定するとともに、各コンテンツの表示条件を特定しても良い。この場合、コマンド配信サーバ12は、一つのコマンドメタデータにおいて一つのセグメントを特定する。コマンド配信サーバ12は、このセグメントに属する複数の表示対象のコンテンツを、それぞれの表示条件を満たしたタイミングでユーザ端末2に表示させることができる。例えば、複数のCMが放送される時間を一つのセグメントとして設定した場合、一つのコマンドメタデータが、各CMにおいて紹介される各商品に関するコンテンツを連続して表示するための表示コマンドの情報を含む。また、プログラム中で放送されるVTRなど、予め配信内容が決められたプログラムの時間においても同様に、この時間を一つのセグメントとして、ユーザ端末2に、複数のコンテンツを連続して表示させても良い。これにより、コンテンツ配信システム5は、コマンドメタデータの送信や処理による遅延を抑制して、ユーザ端末2が適切にコンテンツを表示することを可能とする。
またコマンド配信サーバ12が配信するコマンドメタデータは、通知コマンド、プログラム開始コマンドおよびプログラム終了コマンドの各コマンドの情報を含んでもよい。「通知コマンド」は、プログラムが開始する所定時間前に、ユーザにプログラムの開始を通知する。従って、通知コマンドは、ユーザ端末2において、後述のアプリケーションプログラムが起動されているか否かを問わず、ユーザ端末2が受信および表示可能に送信される。プログラム開始コマンドおよびプログラム終了コマンドは、ユーザ端末2において、後述のアプリケーションプログラムが起動された際、プログラムが現在提供されているか否かを示すために送信される。プログラム開始コマンドが送信されると、ユーザ端末2のアプリケーションプログラムは、プログラムが開始したことを表示し、プログラム終了コマンドが送信されると、プログラムが終了したことを表示する。
(コンテンツ配信サーバ)
コンテンツ配信サーバ13は、ユーザ端末2が表示するコンテンツを保持する。コンテンツ配信サーバ13は特に、ユーザが表示するコンテンツのうち、画像、動画や音声など、比較的容量の大きいコンテンツを保持するように構成されても良い。
コンテンツ配信サーバ13は、各コンテンツをセグメントの識別子およびコンテンツの識別子に対応づけて保持する。「セグメント」は、あるプログラムにおける複数のコンテンツを分割した一区分であって、本発明の実施の形態においては、ユーザ端末2がコンテンツをダウンロードする単位である。一つのセグメントは、連続して放送される複数のCMに関するコンテンツなど、時間的に連続して表示される複数のコンテンツを含んでも良い。また一つのセグメントは、一つのプログラムで、時間的に乖離して放送される一つのコーナーに属する複数のコンテンツなど、意味的に連続して表示される複数のコンテンツを含んでも良い。一つのセグメントに属する複数のコンテンツは、ZIPなどにより圧縮されることが好ましい。また一つのセグメントに属するコンテンツのデータ量の合計は、複数のユーザ端末2がダウンロードする場合でも負担にならない程度のサイズであることが好ましい。
またコンテンツ配信サーバ13は、ユーザ端末2の入出力装置230の解像度毎に、同一内容の複数のコンテンツを保持しても良い。コンテンツ配信サーバ13は、ユーザ端末2からユーザ端末2の解像度の情報とともに、ダウンロード対象を特定したダウンロードリクエストを受信する。コンテンツ配信サーバ13は、この受信に対し、ダウンロード対象の複数のコンテンツのうち、受信した解像度に対応するコンテンツをユーザ端末2に送信する。
またコンテンツ配信サーバ13は、CMSサーバ11が送信したコマンドメタデータの履歴データを保持する。コンテンツ配信サーバ13は、CMSサーバ11から、コマンドメタデータを受信すると、受信したコマンドメタデータを受信日時と対応づけて、履歴データに記憶する。またコンテンツ配信サーバ13は、ユーザ端末2から、コマンドメタデータの履歴が要求されると、要求されたタイミング以前に送信されたコマンドメタデータ群を、ユーザ端末2に送信する。
(ユーザ端末)
ユーザ端末2は、コンテンツ配信制御システム1と連携して、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを表示するコンテンツ表示端末である。ユーザ端末2は、このプログラムを視聴するユーザが利用する。ユーザ端末2は、例えば、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などであって、処理装置210、記憶装置220、入出力装置230および通信制御装置(図示せず)を備える一般的なコンピュータである。ユーザ端末2は、一般的なコンピュータが所定の手段として機能させるためのアプリケーションプログラム(コンテンツ表示プログラム)を実行することにより、所定の機能を実現する。
入出力装置230は、例えば、タッチパネルであって、ユーザの操作を受け付けて、処理装置210に入力するとともに、処理装置210の出力結果を、ユーザが認識可能に出力する。入出力装置230は、マウスとディスプレイなど、入力装置および表示装置の異なる複数の装置として構成されても良い。
記憶装置220は、コマンドメタデータ蓄積部221およびコンテンツデータ蓄積部222を備える。コマンドメタデータ蓄積部221は、コンテンツ配信制御システム1から受信したコマンドメタデータを蓄積する。コンテンツデータ蓄積部222は、コンテンツ配信サーバ13からダウンロードしたコンテンツを蓄積する。コンテンツデータ蓄積部222は、セグメントの識別子やコンテンツの識別子に対応づけて、コンテンツを記憶する。コンテンツデータ蓄積部222の各コンテンツは、処理期限と対応づけて保持されても良い。
処理装置210は、コマンド取得手段211、コマンド実行手段212およびコンテンツ削除手段を備える。
コマンド取得手段211は、コンテンツ配信制御システム1からコマンドメタデータを受信すると、コマンドメタデータ蓄積部221に記憶する。コマンドメタデータは、ユーザ端末2が実行するコマンド、コマンドのプロパティ、コマンドを実行する条件などを含む。コマンドを実行する条件が含まれていない場合、コマンドを即時実行するとの条件が特定されているとして、ユーザ端末2はこのコマンドを即時実行する。
例えば、コマンド取得手段211は、ダウンロード対象のコンテンツを特定したダウンロードコマンドを受信し、コマンドメタデータ蓄積部221に記憶する。またコマンド取得手段211は、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを受信すると、コマンドメタデータ蓄積部221に記憶する。さらにコマンド取得手段211は、非表示対象のコンテンツを特定した非表示コマンドのコマンドメタデータを受信し、コマンドメタデータ蓄積部221に記憶する。
コマンド実行手段212は、コマンドメタデータ蓄積部221を読み出してコマンドを実行する。コマンド実行手段212は、コマンドメタデータにおいてコマンドを実行する条件を含む場合、その条件を満たすか否かを判定し、条件を満たす場合、そのコマンドを実行する。またコマンドメタデータにおいてコマンドを実行する条件が設定されていない場合、そのコマンドを即時実行する。
具体的にはコマンド実行手段212は、ダウンロードコマンドに関して、コンテンツ配信サーバ13からダウンロード対象のコンテンツをダウンロードして、記憶装置220のコンテンツデータ蓄積部222に記憶する。またコマンド実行手段212は、表示コマンドに関して、表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置220のコンテンツデータ蓄積部222に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを入出力装置230に表示する。さらにコマンド実行手段212は、非表示コマンドについて、非表示対象のコンテンツを非表示にし、非表示対象のコンテンツ以外のコンテンツを、入出力装置230に表示する。
ここで表示コマンドの一つのコマンドメタデータについて、一つのセグメントに属する複数の表示対象のコンテンツを特定するとともに、各コンテンツの表示条件を特定される場合がある。この場合コマンド実行手段212は、表示コマンドで特定された各コンテンツの表示条件に基づいて、各コンテンツを入出力装置230に表示する。コマンド実行手段212は、このセグメントに属する複数の表示対象のコンテンツを、それぞれの表示条件を満たしたタイミングで表示する。
コンテンツ削除手段213は、アプリケーションプログラムが実行されたタイミングなどの所定のタイミングで、コンテンツデータ蓄積部222に処理期限を過ぎたコンテンツがあるか否かを判定する。処理期限を過ぎたコンテンツがある場合、コンテンツ削除手段213は、コンテンツデータ蓄積部222から処理期限を過ぎたコンテンツを削除する。
ここで、予めユーザが「お気に入り」や「ブックマーク」に設定したコンテンツや、視聴回数の多いコンテンツ、ユーザが能動的に操作したコンテンツなど、所定条件を満たしたコンテンツは、削除されないように制御されても良い。また、コマンドメタデータ蓄積部221のコマンドメタデータにも、処理期限が対応づけて保持され、所定のタイミングで、処理期限を過ぎたコマンドメタデータが削除されても良い。これにより、ユーザに負担をかけることなく、ユーザ端末2におけるリソースを有効に活用することができる。
ユーザ端末2の処理装置210は、上記の他、様々な処理を実行する。例えば処理装置210は、アプリケーションプログラムが起動された際、コマンド配信サーバ12に接続して、プッシュ通信でコマンドメタデータを受信できるように、セッションを確立する。
また処理装置210は、ユーザ端末2の位置情報を保持し、表示コマンドに対応する表示エリアに位置する場合、表示対象のコンテンツを表示するよう制御されても良い。具体的には処理装置210は、ユーザの手入力によって取得した位置情報、GPS受信機によって測位された位置情報、ユーザ端末2の利用する基地局情報、ユーザ端末2におけるログデータなどの位置情報を保持する。また、コンテンツ配信システム5が、地域に応じて複数のコマンド配信サーバ12を有する場合、各ユーザ端末2は、セッションを確立したコマンド配信サーバ12を特定することにより、ユーザ端末2の位置情報を取得し保持しても良い。
ここで、表示コマンドにおいて表示対象エリアが特定され、ユーザ端末の位置情報が表示対象エリアに属する場合、処理装置210は、この表示コマンドを実行する。また表示コマンドにおいて非表示対象エリアが特定され、ユーザ端末の位置情報が非表示対象エリアに属しない場合、処理装置210は、この表示コマンドを実行する。ユーザ端末2の位置に応じて、配信するコンテンツを適宜変更することができるので、放送されるプログラムが、地域に特化したセグメントを含み、そのセグメントにおいて地域に特化したコンテンツを提供する場合に好適である。具体的には、全国放送のプログラムの一部のセグメントにおいて、地域毎に異なるCMや天気予報が放送される場合などに、好適である。
なお、エリアを特定してコンテンツを表示させる方法として、コマンド配信サーバ12が制御する方法もある。例えば、ユーザ端末2は、保持した位置情報をコマンド配信サーバ12に送信し、コマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2の識別子とこの端末の位置情報とを対応づけて保持する。コマンド配信サーバ12は、特定の表示対象エリアでコンテンツを表示したい場合、表示対象エリアに属するユーザ端末2を特定して、特定されたユーザ端末2に表示コマンドを送信する。またコマンド配信サーバ12は、特定の非表示対象エリアでコンテンツを表示しない場合、非表示対象エリアに属するユーザ端末2を特定して、特定されたユーザ端末2以外のユーザ端末2に表示コマンドを送信する。
また処理装置210は、ユーザが視聴するプログラムの途中で、アプリケーションが起動されたり復帰されたりした場合、プログラムの開始後、この起動または復帰前に、コマンド配信サーバから送信されたコマンドメタデータを、コンテンツ配信サーバ13から取得する。取得したコマンドメタデータは、コマンドメタデータ蓄積部221に蓄積され、コマンド実行手段212によって適宜実行される。
さらに処理装置210は、ユーザ端末2の入出力装置230に対するユーザの操作履歴を、コマンド配信サーバ12に送信する。このとき、コンテンツ配信システム5が複数のコマンド配信サーバ12を有する場合、特定のコマンド配信サーバ12に処理が集中しないように、各ユーザ端末2は、複数のコマンド配信サーバ12に分散して操作履歴を送信することが好ましい。このとき、送信先のコマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2のOS、コマンド配信サーバ12から割り当てられるトークンIDなどに基づいて、ランダムに、またはシーケンシャルに特定される。また、ユーザ端末2においてアプリケーションプログラムが起動される度に、シーケンシャルに、操作履歴の送信先のコマンド配信サーバ12が特定されても良い。
ここで、図3を参照して、ユーザ端末2が表示する画面の一例を説明する。図3は、3つのコンテンツバーC1、C2およびC3を表示するタイムライン表示部Tを示す。図3に示すタイムライン表示部Tにおいて、新に表示されたコンテンツバーは上部に表示され、古いコンテンツバーは、下部に表示される。図3に示す例においては、コマンド配信サーバ12から、コンテンツバーC1の表示コマンド、コンテンツバーC2の表示コマンド、コンテンツバーC3の表示コマンドの順で表示するようコンテンツメタデータを受信した場合の画面である。各コンテンツバーは、画像、タイトルおよび説明文を対応づけて表示される。タイトルは、各コンテンツバーの最上段に記載されるフレーズで、例えば「ぬいぐるみゲット!」である。また説明文は、各コンテンツバーの2段目以降に記載されるフレーズで、例えば「応募は、ここをクリック!」などである。
なお、コンテンツバーの右上に付された「☆」が選択されると、「お気に入り」のコンテンツとして、コンテンツデータ蓄積部222に記憶される。これにより、「お気に入り」のコンテンツのみを表示させたり、コンテンツの削除対象から除外したりすることができる。
本発明の実施の形態において「コンテンツの識別子」は、図3に示す一つのコンテンツバーに表示するコンテンツを特定する情報である。従って、一つのコンテンツバーにおいて、画像および説明文が表示される場合、この画像および説明文の組み合わせに対して、コンテンツの識別子が与えられる。コンテンツメタデータにおいて、コンテンツの識別子のみが特定される場合、ユーザ端末2は、コンテンツの識別子に対応する画像データ、タイトルおよび説明文をダウンロードし、コンテンツデータ蓄積部222にコンテンツの識別子に対応づけて記憶する。コマンド実行手段212は、コンテンツバーを作成し、コンテンツデータ蓄積部222から、コンテンツの識別子に対応する画像、タイトルおよび説明文を抽出して表示する。
一方、コンンツメタデータにおいて、コンテンツの識別子とともに、タイトルおよび説明文が特定される場合がある。この場合、ユーザ端末2は、コンテンツの識別子に対応する画像データをダウンロードし、コンテンツデータ蓄積部222にコンテンツの識別子に対応づけて記憶する。コマンド実行手段212は、コンテンツバーを作成し、コンテンツデータ蓄積部222から、コンテンツの識別子に対応する画像データを抽出して表示するとともに、コンテンツメタデータで特定されたタイトルおよび説明文を表示する。
なお、コンテンツバーC3において、説明文中にリンクL31が設けられる。ユーザがリンクL31を選択する操作を入力すると、ユーザ端末2は、ウェブブラウザを起動し、リンクが示すURLのデータを表示する。このリンク先のURLの情報は、コンテンツとして、コンテンツ配信サーバ13からダウンロードされても良いし、コンテンツメタデータに含まれても良い。
なお図3の上部の「NOW ON AIR」は、カラー表示されており、現時点でプログラムが放送中であることを示す。即時性のプログラムの放送終了後、「NOW ON AIR」は、白黒表示され、現時点でプログラムが放送されていないことを示す。
次に図4を参照して、ユーザ端末2で表示されるコンテンツバーの遷移を説明する。図4に示す各タイムライン表示部T11、T12、T13およびT14の内部の矩形は、各コンテンツバーを示す。
ユーザ端末2は、10:35:00に、コンテンツの識別子“011”のコンテンツの表示コマンドを実行すると、タイムライン表示部T11を表示する。タイムライン表示部T11は、コンテンツの識別子“011”に対応するコンテンツバーC11を最上段に表示する。その後、10:36:30に、コンテンツの識別子“012”のコンテンツの表示コマンドを実行すると、タイムライン表示部T12を表示する。タイムライン表示部T12は、コンテンツの識別子“012”のコンテンツバーC12を最上段に表示し、コンテンツの識別子“011”に対応するコンテンツバーC11を2段目に表示する。その後、新たな表示コマンドを実行する度に、新たなコンテンツバーがタイムライン表示部の上部に表示され、過去に表示されたコンテンツバーは、下に表示される。表示可能数(図4に示す例では“3”)を越えると、古いコンテンツバーは、表示されない、またはスクロールによって表示されるように、制御される。
(コンテンツ配信方法)
図5を参照して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信方法を説明する。図5は、CMSサーバ11がコマンド配信サーバ12にコマンドメタデータを送信した後の、コマンド配信サーバ12、コンテンツ配信サーバ13およびユーザ端末2の処理を示す。
まずステップS21においてコマンド配信サーバ12は、ダウンロードコマンドを含むコマンドメタデータを、ユーザ端末2に送信する。このコマンドメタデータは、コマンドの識別子、ダウンロード要求先サーバの識別子およびセグメントの識別子の各項目を有する。「コマンドの識別子」に、ダウンロードコマンドの識別子が設定されるので、コマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2に、ダウンロードコマンドのプロパティに基づいてコンテンツをダウンロードさせる。
「ダウンロード要求先サーバの識別子」および「セグメントの識別子」は、ダウンロード対象のコンテンツを特定する情報である。「ダウンロード要求先サーバの識別子」は、コンテンツをダウンロードさせるサーバを特定する情報であって、具体的には、コンテンツ配信サーバ13のURLである。「ダウンロード要求先サーバの識別子」に、サーバ内のディレクトリの情報が含まれても良い。「セグメントの識別子」は、ダウンロード要求先サーバにおいて、ダウンロード対象のコンテンツを特定するセグメントの識別子である。
ユーザ端末2は、ステップS21において受信したコマンドメタデータをコマンドメタデータ蓄積部221に記憶する。一方ユーザ端末2は、コマンドメタデータ蓄積部221を参照して、実行する条件を満たしたコマンドを実行する。なお、ダウンロードコマンドのコマンドメタデータに、ダウンロードを実行する条件が設定されていない場合、ユーザ端末2は、ダウンロードコマンドに関連するコマンドメタデータを受信すると、即時に、ダウンロードコマンドを実行する。
ユーザ端末2は、ステップS22において、「ダウンロード要求先サーバの識別子」で特定されるサーバ、具体的にはコンテンツ配信サーバ13に、ダウンロードリクエストを送信する。このときユーザ端末2は、ダウンロード対象のセグメントを特定する「セグメントの識別子」も、コンテンツ配信サーバ13に送信する。これに対しステップS23においてユーザ端末2は、このセグメントに対応するコンテンツデータをダウンロードする。ステップS24においてユーザ端末2は、コンテンツの識別子と対応づけて、ダウンロード下コンテンツデータをコンテンツデータ蓄積部222に記憶する。
次に、ステップS25においてコマンド配信サーバ12は、表示コマンドを含むコマンドメタデータを、ユーザ端末2に送信する。このコマンドメタデータは、コマンドの識別子、ダウンロード要求先サーバの識別子、セグメントの識別子0および表示コンテンツ情報の各項目を有する。「コマンドの識別子」に、表示コマンドの識別子が設定されるので、コマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2に、表示コマンドのプロパティに基づいてコンテンツを表示させる。
表示コンテンツ情報は、表示対象のコンテンツの識別子と、このコンテンツの表示形式を、特定するための項目である。表示コンテンツ情報は、表示対象のコンテンツの識別子を含む。表示コンテンツ情報に複数の表示対象のコンテンツの識別子が設定される場合、この一つの表示コマンドにおいて、複数のコンテンツバーを表示することを示す。また表示コンテンツ情報は、あるコンテンツを表示した後、コンテンツを変更して表示することを示す変換先コンテンツ情報も設定可能である。変換先コンテンツ情報は、変更後のコンテンツの識別子と、変更する時間を設定する変更時間と、の各項目を備える。
ユーザ端末2は、ステップS25において受信したコマンドメタデータをコマンドメタデータ蓄積部221に記憶する。一方ユーザ端末2は、コマンドメタデータ蓄積部221を参照して、ステップS26において、このコマンドを実行するタイミングであるか否かを判定する。表示コマンドに、表示を実行する条件が設定されていない場合、ユーザ端末2は、ステップS27において、表示コマンドを実行して、コンテンツを表示する。なお、表示コマンドに、表示コマンドを実行する条件が設定されている場合、ユーザ端末2は、ステップS26において条件を満たすか否かを判定し、満たす場合、ステップS27に進む。
ステップS27においてユーザ端末2は、表示コマンドに基づいて、コンテンツバーを生成して、コンテンツを表示する。具体的に、表示コマンドにおいて、コンテンツの識別子“123”のコンテンツを即時に表示した後、変換先コンテンツ情報に基づいて、コンテンツの識別子“124”のコンテンツに変更する指示が設定される場合を説明する。この場合ユーザ端末2は、コンテンツデータ蓄積部222から、コンテンツの識別子“123”および“124”に対応づけられたコンテンツを抽出する。ユーザ端末2は、コンテンツバーを新たに生成して、タイムライン表示部Tの最上段に表示するとともに、既に表示されていたコンテンツバーを、2段目以降に表示する。さらにユーザ端末2は、新たに生成したコンテンツバーに、コンテンツの識別子“123”に対応するコンテンツを表示する。その後表示コマンドの変換先コンテンツ情報として設定された変更時間に、コンテンツの識別子“124”のコンテンツを非表示にするとともに、コンテンツデータ蓄積部222から抽出されたコンテンツの識別子“124”のコンテンツを、生成されたコンテンツバーに表示する。
次に、ステップS28においてコマンド配信サーバ12は、非表示コマンドを含むコマンドメタデータを、ユーザ端末2に送信する。このコマンドメタデータは、コマンドの識別子および非表示コンテンツ情報の各項目を有する。「コマンドの識別子」に、非表示コマンドの識別子が設定されるので、コマンド配信サーバ12は、ユーザ端末2に、非表示コマンドのプロパティに基づいてコンテンツを非表示させる。非表示コンテンツ情報には、非表示にする対象のコンテンツの識別子が設定される。
ユーザ端末2は、ステップS28において受信したコマンドメタデータをコマンドメタデータ蓄積部221に記憶する。一方ユーザ端末2は、コマンドメタデータ蓄積部221を参照して、ステップS29において、このコマンドを実行するタイミングであるか否かを判定する。非表示コマンドに、表示を実行する条件が設定されていない場合、ユーザ端末2は、ステップS30において非表示コマンドを実行して、コンテンツを非表示する。なお、実行する条件が設定されている場合、ユーザ端末2は、ステップS26において条件を満たすか否かを判定し、満たす場合、ステップS27に進む。
ステップS30においてユーザ端末2は、非表示コマンドに基づいて、タイムライン表示部Tに表示されたコンテンツのうち、非表示コンテンツ情報で特定されたコンテンツおよびコンテンツバーを非表示にする。
なお、非表示コマンドにおいて、コンテンツの識別子を設定することにより、非表示対象のコンテンツを特定する場合を説明したが、これに限られない。例えば、非表示コマンドにおいてセグメントの識別子を特定することにより、セグメント単位でコンテンツを非表示にしても良い。
また、図5に示す例では、オペレータが意図した順序、具体的にはダウンロードコマンド、表示コマンドおよび非表示コマンドの順で、コマンドメタデータがユーザ端末2において実行される場合を説明した。しかしながら、オペレータの操作のタイミングや、ネットワーク遅延などによっては、この順序通りにユーザ端末2で処理されない場合がある。例えば表示コマンドを実行する時点で表示対象のコンテンツがダウンロードされていない場合、ユーザ端末2は、ダウンロードコマンドの受信を待たずに、表示対象のコンテンツをコンテンツ配信サーバ13からダウンロードするように制御される。ユーザ端末2は、表示コマンドを受信した後、記憶装置220に当該表示コマンドの表示対象のコンテンツが記憶されていない場合、当該表示対象のコンテンツをダウンロードして、ダウンロードされたコンテンツを入出力装置230に表示する。
次に、表示コマンドの一例として、一つのコマンドメタデータで、複数のコンテンツバーを表示する表示コマンドを説明する。図5を参照して説明した表示コマンドは、一つのコマンドメタデータで一つのコンテンツバーを表示し、このコンテンツバー内で、所定のタイミングで複数のコンテンツを表示可能とするものである。これに対し、一つのコマンドメタデータで複数のコンテンツバーを表示することを可能とする表示コマンドを説明する。例えば、表示コマンドの表示コンテンツ情報は、複数の表示対象のコンテンツの識別子“123”および“456”を備える。従って、表示コマンドによってユーザ端末2は、コンテンツの識別子“123”に対応するコンテンツバーと、コンテンツの識別子“456”に対応するコンテンツバーを表示することを可能とする。
またコンテンツの識別子“123”に対応して、変換先コンテンツ情報として、変更後のコンテンツの識別子“124”および変更時間が設定される場合、コンテンツの識別子“123”に対応するコンテンツバーは、コンテンツの識別子“123”を表示した後、変更時間になると、コンテンツの識別子“123”のコンテンツを非表示にする。さらにこのコンテンツバーは、コンテンツの識別子“124”のコンテンツを表示する。
また表示コマンドにおいて、各コンテンツの識別子に、開始条件プロパティが設定されても良い。開始条件プロパティは、即時実行を示さないコマンドメタデータにおいて付与され、コマンドを実行する条件が設定される。開始条件は、コマンドを実行する絶対時間など、コマンドを実行するタイミングを特定可能な情報が設定されても良い。具体的には、表示コマンドの表示コンテンツ情報として、複数の表示対象のコンテンツの識別子“123”の開始条件として10:35:00が、設定されるとともに、コンテンツの識別子“456”の開始条件として10:36:00が、それぞれ設定される。なお開始条件プロパティは、表示コマンドのみならず、そのほかのコマンドについて設定されても良い。
ユーザ端末2が、上述した表示コマンドを実行することによって、図6に示す画面遷移を実現する。図6に示す画面遷移を実現するための表示コマンドは、最初にコンテンツを表示する10:35:00より前に、ユーザ端末2に送信され、蓄積される。10:35:00になると、ユーザ端末2は、タイムライン表示部T21に示すように、コンテンツの識別子“123”のコンテンツを表示するコンテンツバーC21を表示する。次に変換先コンテンツ情報に基づいて、変更時間の10:35:03になると、ユーザ端末2は、タイムライン表示部T22に示すように、コンテンツの識別子“124”のコンテンツを表示するコンテンツバーC21’を表示する。コンテンツバーC21’は、コンテンツバーC21において表示するコンテンツが変更したものである。さらにユーザ端末2は、タイムライン表示部T23に示すように、10:36:00に、コンテンツの識別子“456”のコンテンツを表示する新たなコンテンツバーC22を表示する。このとき、新たなコンテンツバーC22は、タイムライン表示部T23の最上段に表示され、予め表示されていたコンテンツバーC21’は、コンテンツバーC22の次段に表示される。
ここで、図7を参照して、即時性を有するプログラムが提供されている途中で、ユーザ端末2のアプリケーションプログラムが起動された場合の処理を説明する。本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5は、図7に示すように、即時性を有するプログラムが提供されるタイミングに従って、適宜コマンドN1ないしN4を発行する。通知コマンドN1は、プログラムの放送が開始する所定時間前に、ユーザ端末2に送信される。プログラム開始コマンドN2は、プログラムの放送が開始する時点で、プログラム終了コマンドN4は、プログラムの放送が終了する時点で、それぞれユーザ端末2に送信される。コンテンツ配信コマンドN3は、ダウンロードコマンド、表示コマンド、非表示コマンドなどの、コンテンツの表示に関するコマンドであって、プログラムの放送中に複数回送信される。
プログラムの放送開始時、すなわちAのタイミングでアプリケーションプログラムが起動された場合、ユーザ端末2は、プログラムの放送に連携して、リアルタイムにコンテンツを表示することができる。しかしながら、プログラムの放送中、すなわちBのタイミングでアプリケーションが起動された場合、ユーザ端末2は、プログラムの放送後、Bのタイミングまでにコマンド配信サーバ12が配信したコマンドメタデータを受信することができない。また、プログラムの放送後、すなわちCのタイミングでアプリケーションが起動された場合、ユーザ端末2は、プログラムの放送中にコマンド配信サーバ12が配信したコマンドメタデータを受信することができない。これにより、途中からプログラムを視聴したり、プログラムを見逃したりすることにより、プログラムを楽しめない場合が考えられる。
そこで、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5は、ユーザ端末2が、過去に送信されたコマンドメタデータを取得可能に構成される。具体的には、CMSサーバ11が、コマンドメタデータをコマンド配信サーバ12に送信する際、コンテンツ配信サーバ13に送信し、コンテンツ配信サーバ13は、受信したコマンドメタデータを、受信日時に対応づけて履歴データに記憶する。これによりユーザ端末2においてアプリケーションプログラムが起動されると、ユーザ端末2のコマンド取得手段211は、コンテンツ配信サーバ13に、既に送信されたコマンドメタデータの有無を問い合わせる。コンテンツ配信サーバ13は、このユーザ端末2が受信していないコマンドメタデータをユーザ端末2に送信する。コマンド取得手段211は、受信したコマンドメタデータを、コマンドメタデータ蓄積部221に蓄積する。さらにユーザ端末2のコマンド実行手段212は、コマンドメタデータ蓄積部221に記憶されたコマンドを実行する。
そのときユーザ端末2は、アプリケーションプログラムが起動されたタイミングに近い時間に送信されたコマンドメタデータのコマンドから順に、実行するのが好ましい。これにより、プログラムの放送中にユーザがアプリケーションを起動した場合でも、ユーザ端末2は、起動後に放送されるプログラムについて、リアルタイムに関連情報を取得し表示することができる。また、アプリケーションプログラムが起動されたタイミングに近い時間に送信されたコマンドメタデータのコマンドから順に、実行することにより、ユーザ端末2は、視聴するプログラムにおいて送信されたコマンドメタデータのコマンドを、実行することができる。
以上説明した通り、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5は、即時性を有するプログラムに連動して、コンテンツのダウンロード、表示および非表示を、異なるコマンドメタデータとしてユーザ端末2に適宜実行させるので、ユーザ端末2に、プログラムの関連情報をリアルタイムに提供することができる。また、即時性を有するプログラムの提供者が意図したタイミングで、ユーザに、プログラムに関連する情報を提供することができるので、関連情報との相乗効果により、エンターテイメント性の高いプログラムを提供することができる。
具体的には、コンテンツ配信システム5は、ユーザ端末2に、ユーザ端末2が実行するコマンドを特定するコマンドメタデータを送信し、コマンドによる処理対象のコンテンツは、別途ユーザ端末2が取得する構成とする。ユーザ端末2は、コンテンツの表示コマンドの受信に先駆けて、コンテンツのダウンロードコマンドの受信を契機に、コンテンツ配信サーバ13にアクセスしてコンテンツをダウンロードする。これによりコンテンツのデータ容量が多い場合でも、表示のリアルタイム性を損なわないように構成され、またリッチなコンテンツを表示させることができる。またネットワーク負荷の高いダウンロードコマンドを、表示コマンドに先駆けて実行させ、さらに各ユーザ端末2において実行タイミングをずらすことにより、コンテンツ配信システム5全体においてネットワーク遅延を生じにくく構成することができる。
このように本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム5は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのユーザ端末2に適切に表示することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 コンテンツ配信制御システム
2 ユーザ端末
3、4 通信ネットワーク
5 コンテンツ配信システム
11 CMSサーバ
12 コマンド配信サーバ
13 コンテンツ配信サーバ
210 処理装置
211 コマンド取得手段
212 コマンド実行手段
213 コンテンツ削除手段
220 記憶装置
221 コマンドメタデータ蓄積部
222 コンテンツデータ蓄積部
230 入出力装置
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に表示するコンテンツ配信方法に関する。本発明の第1の特徴に係るコンテンツ配信方法は、コマンド配信サーバが、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを、コンテンツ表示端末に送信するステップと、コンテンツ表示端末が、表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するステップと、表示するステップを実行させるためのコンテンツ表示プログラムが、即時性を有するプログラムの途中で起動または復帰した場合、コンテンツ表示端末が、当該起動または復帰前にコマンド配信サーバが送信した表示コマンドを取得するステップを備える。
コンテンツ表示端末は、コマンド配信サーバが送信した表示コマンドを、コンテンツ表示プログラムの起動または復帰したタイミングに近い順に、実行しても良い。
本発明の第2の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に表示するコンテンツ配信システムに関する。本発明の第2の特徴に係るコンテンツ配信システムは、コンテンツ表示端末に、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを、送信するコマンド配信サーバと、表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコマンド実行手段を備えるコンテンツ表示端末とを備え、コマンド実行手段として機能させるためのコンテンツ表示プログラムが、即時性を有するプログラムの途中で起動または復帰した場合、コンテンツ表示端末が、当該起動または復帰前にコマンド配信サーバが送信した表示コマンドを取得する。
コンテンツ表示端末は、コマンド配信サーバが送信した表示コマンドを、コンテンツ表示プログラムの起動または復帰したタイミングに近い順に、実行しても良い。
本発明の第3の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを表示し、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に関する。本発明の第3の特徴に係るコンテンツ表示端末は、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコマンド実行手段を備え、コマンド実行手段として機能させるためのコンテンツ表示プログラムが、即時性を有するプログラムの途中で起動または復帰した場合、当該起動または復帰前にコマンド配信サーバが送信した表示コマンドを取得する。
コマンド配信サーバが送信した表示コマンドを、コンテンツ表示プログラムの起動または復帰したタイミングに近い順に、実行しても良い。
本発明の第4の特徴は、即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを表示し、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示プログラムに関する。本発明の第4の特徴に係るコンテンツ表示プログラムは、コンピュータを、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコマンド実行手段として機能させ、当該コンテンツ表示プログラムが、即時性を有するプログラムの途中で起動または復帰した場合、当該起動または復帰前にコマンド配信サーバが送信した表示コマンドを取得する。
コマンド配信サーバが送信した表示コマンドを、当該コンテンツ表示プログラムの起動または復帰したタイミングに近い順に、実行しても良い。
ステップS27においてユーザ端末2は、表示コマンドに基づいて、コンテンツバーを生成して、コンテンツを表示する。具体的に、表示コマンドにおいて、コンテンツの識別子“123”のコンテンツを即時に表示した後、変換先コンテンツ情報に基づいて、コンテンツの識別子“124”のコンテンツに変更する指示が設定される場合を説明する。この場合ユーザ端末2は、コンテンツデータ蓄積部222から、コンテンツの識別子“123”および“124”に対応づけられたコンテンツを抽出する。ユーザ端末2は、コンテンツバーを新たに生成して、タイムライン表示部Tの最上段に表示するとともに、既に表示されていたコンテンツバーを、2段目以降に表示する。さらにユーザ端末2は、新たに生成したコンテンツバーに、コンテンツの識別子“123”に対応するコンテンツを表示する。その後表示コマンドの変換先コンテンツ情報として設定された変更時間に、コンテンツの識別子“123”のコンテンツを非表示にするとともに、コンテンツデータ蓄積部222から抽出されたコンテンツの識別子“124”のコンテンツを、生成されたコンテンツバーに表示する。

Claims (12)

  1. 即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に表示するコンテンツ配信方法であって、
    コマンド配信サーバが、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを、コンテンツ表示端末に送信するステップと、
    前記コンテンツ表示端末が、前記表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの前記表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから前記表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するステップ
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信方法。
  2. 即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末に表示するコンテンツ配信システムであって、
    コンテンツ表示端末に、表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを、送信するコマンド配信サーバと、
    前記表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの前記表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから前記表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコンテンツ表示端末と
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  3. 前記コマンド配信サーバは、ダウンロード対象のコンテンツを特定したダウンロードコマンドを、コンテンツ表示端末に送信し、
    前記コンテンツ表示端末は、前記ダウンロードコマンドを受信すると、ダウンロード対象のコンテンツをダウンロードして、前記記憶装置に記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記コマンド配信サーバは、ダウンロード対象のコンテンツを特定したダウンロードコマンドを、前記コンテンツ表示端末に送信した後、前記ダウンロード対象のコンテンツを前記表示対象のコンテンツとして特定した表示コマンドを、前記コンテンツ表示端末に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記表示コマンドは、複数の表示対象のコンテンツを特定するとともに、各コンテンツの表示条件を特定し、
    前記コンテンツ表示端末は、前記表示コマンドで特定された各コンテンツの表示条件に基づいて、各コンテンツを前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記コンテンツ表示端末は、前記プログラムの途中で起動または復帰された場合、当該起動または復帰前に送信された表示コマンドを取得する
    ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記コンテンツ表示端末は、当該コンテンツ表示端末の位置情報を保持し、前記表示コマンドに対応する表示エリアに位置する場合、前記表示対象のコンテンツを表示する
    ことを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  8. 前記コマンド配信サーバは、非表示対象のコンテンツを特定した非表示コマンドを、コンテンツ表示端末に送信し、
    前記コンテンツ表示端末は、前記非表示コマンドを受信すると、前記非表示対象のコンテンツ以外のコンテンツを、前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  9. 前記コンテンツ表示端末は、前記コンテンツを、処理期限と対応づけて保持し、処理期限が過ぎたコンテンツを削除する
    ことを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  10. 前記コンテンツ表示端末は、表示コマンドを受信した後、前記記憶装置に当該表示コマンドの表示対象のコンテンツが記憶されていない場合、当該表示対象のコンテンツをダウンロードして、ダウンロードされたコンテンツを前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする請求項2ないし9のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  11. 即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを表示し、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示端末であって、
    表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの前記表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから前記表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコマンド実行手段
    を備えることを特徴とするコンテンツ表示端末。
  12. 即時性を有するプログラムに連動して、当該プログラムに関連するコンテンツを表示し、当該プログラムを視聴するユーザのコンテンツ表示プログラムであって、
    コンピュータを、
    表示対象のコンテンツと当該表示対象のコンテンツの表示条件を特定した表示コマンドを受信し、当該表示コマンドの前記表示条件を満たすと、記憶装置に記憶されたコンテンツから前記表示対象のコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツを表示装置に表示するコマンド実行手段
    として機能させることを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
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