JP2015139062A - 印刷システム、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

印刷システム、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ転送高速化において、イメージを分割し、各ブロックに適した圧縮を行う場合、圧縮方式の違いにより、ブロック同士の隣接部分で段差が発生しうる。【解決手段】情報処理装置であって、イメージデータを分割した複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出手段と、前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する第一の圧縮手段と、前記検出手段にて検出した隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性および当該隣接するブロックそれぞれを圧縮した圧縮方法の差異に基づいて、再圧縮を行うブロックを特定する特定手段と、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法と前記特定されたブロックに隣接するブロックに適用された圧縮方法との差異が、前記特定されたブロックとそれに隣接するブロックとに跨るオブジェクトの属性に対して定義された閾値の範囲内となるように、前記特定されたブロックに対する圧縮方法を決定して圧縮する第二の圧縮手段とを有する。【選択図】 図9

Description

本発明は、印刷システム、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム
に関する。
描画データのイメージ化を行い、イメージをプリンタに送信して印刷を行わせる印刷システムがある。このような印刷システムでは、例えば、マイクロソフト社のOfficeデータやPDF、EPUB、SVG等のプリンタが非サポートの入力データに対し、サーバ上で各種変換処理を行いイメージ化し、更にプリンタがサポートするイメージデータ形式に変換する。また、プリンタが描画できない高度な描画データ(透過描画等)に対しても、サーバ上で変換処理を行ってイメージ化し、プリンタが描画可能なイメージデータに変換するシステムもある。
イメージ化したデータは、プリンタのPDLデータに比べてデータサイズが大きいため、サーバがインターネット上にある場合、プリンタへのインターネット経由でのデータ通信に多くの負荷が掛かってしまう。これに対し、プリンタへのデータ送信の高速化を実現するためには複数セッションを用いたデータ転送が有効であるため、イメージ圧縮によるデータ量の削減とイメージ分割による並行通信が求められている。
従来、分割された各ブロックのイメージデータを圧縮してデバイスに送信する際、圧縮効率を高めるために、予め決められた複数の圧縮方式を用いてブロック毎に圧縮し、最も圧縮効果の高いものを採用する方法がある。この結果、写真画像を多く含むブロックはJPEG圧縮になる場合が多い。しかし、ブロック毎に圧縮方式が異なると、可逆圧縮方式で圧縮されたブロックと非可逆圧縮方式で圧縮されたブロックが隣り合う境界部分において、見た目の段差が発生する(画質の差が目立つ)可能性がある。
画像内の領域間の画質の差を目立たなくするための技術が、例えば特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1で開示された技術では、画像において、特徴領域、特徴領域以外の領域、特徴領域と特徴領域以外の領域との境界領域を特定し、境界領域を特徴領域の圧縮率と特徴領域以外の領域の圧縮率の中間の圧縮率で圧縮する。これにより、領域間の画質の差を目立たなくしている。また、特徴領域の圧縮率は、特徴種類ごとに決められている。
特許文献2で開示された技術では、特定タイルと隣接するか否かを判別し、特定タイルに隣接するタイルの圧縮率を、特定タイルに隣接しないタイルの圧縮率より小さくすることで、タイル間の境界ムラを低減するものである。
特開2009−27457号公報 特開2011−40970号公報
特許文献1は、境界領域に対し中間となる圧縮率で圧縮することで、領域間の差異の発生を小さくしている。しかし、例えば特徴領域と特徴領域以外の差異が大きい場合、境界領域を1つ中間に設けただけでは差異を吸収しきれないため、領域間の差異を完全に解消することはできない。特許文献2も、特定タイルと特定タイルに隣接しないタイルの間に特定タイルに隣接するタイルを1つ設け、そのタイルを中間の圧縮率で圧縮することで差異の発生を低減させただけであり、特許文献1と同様、差異を完全に解消することはできない。また、段差を目立たなくするには非可逆圧縮率を低くすればよいが、可逆圧縮ではデータサイズはあまり小さくならない。
本発明は、イメージの属性に応じて、同じ圧縮率でも段差が目立ちやすい描画と目立ちにくい描画があるという特徴に着目して為されたものであり、画質を保ちつつ、データサイズを抑える技術を提供する。
上記課題を解決するために、本願発明は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置であって、イメージデータを複数のブロックに分割する分割手段と、前記複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出手段と、前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する第一の圧縮手段と、前記検出手段にて検出した隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性、および当該隣接するブロックそれぞれを圧縮した圧縮方法の差異に基づいて、前記複数のブロックの中から再圧縮を行うブロックを特定する特定手段と、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定し、当該決定した圧縮方法にて前記特定されたブロックを圧縮する第二の圧縮手段とを有し、前記複数の圧縮方法それぞれは、圧縮品位に応じた値が割り当てられ、前記第二の圧縮手段は、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法の値と前記特定されたブロックに隣接するブロックに適用された圧縮方法の値との差異が、前記特定されたブロックとそれに隣接するブロックとに跨るオブジェクトの属性に対応付けて定義された閾値の範囲内となるように、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定する。
本発明によれば、ブロック間の段差の発生を抑え、かつ、圧縮によるデータ送信の高速化が可能なシステムを提供することができる。
システムのハードウェア構成の例を示す図。 システムのソフトウェア構成の例を示す図。 圧縮パラメータの指定値の一例を示す図。 属性ごとの圧縮パラメータ値の許容差を示す図。 イメージをブロック分割する例を説明するための図。 各ブロックの位置を説明するための図。 圧縮パラメータ値およびブロック境界部分の属性の跨りを示す表の例を示す図。 圧縮パラメータ値およびブロック境界部分の属性の跨りを示す表の例を示す図。 データ生成処理を説明するメインフローチャート。 属性跨り検出処理を説明するフローチャート。 再圧縮ブロック検出処理を説明するフローチャート。 再圧縮処理を説明するフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[ハードウェア構成]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムである印刷システムのハードウェア構成の例を示す図である。本実施形態の印刷システムは、イメージデータをプリンタ用のデータに変換するシステムである。図1に示す印刷システムは、クライアント端末110、レンダリングサーバ120、プリンタ130、およびそれらを繋げるネットワーク101の組み合わせで構成される。ネットワーク101は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等であり、有線・無線は問わない。
クライアント端末110は、CPU(Central Processing Unit)111、メモリユニット112、記憶装置113、入力装置114、ディスプレイ装置115、およびネットワークインタフェース116を備える。CPU111は、クライアント端末110全体を制御する。ネットワークインタフェース116は、クライアント端末110をネットワーク101を介してプリンタ130やシステムの他の装置に接続する。メモリユニット112は、例えば、半導体のRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)から構成される。また、記憶装置113は、典型的にハードディスクドライブやフラッシュメモリを含んでおり、OS(Operating System)やプログラムおよびデータの格納に使用する。
また、クライアント端末110は、キーボードやマウスといった入力装置114、表示を行うためのディスプレイ装置115を含む。クライアント端末110は、LINUX(登録商標)やMicrosoft Windows(登録商標)のようなOSや相互接続バス117を介して通信を行うクライアント端末110の各コンポーネント(111〜116)を利用する。
本実施形態におけるクライアント端末110の動作処理を実現するソフトウェアは、例えば上述した記憶装置113を含むコンピュータの可読媒体に格納される。ソフトウェアはコンピュータの可読媒体からコンピュータにロードされ、クライアント端末110のCPU111によって実行される。そのコンピュータでコンピュータプログラム製品を使用することにより印刷操作に有利な装置として作動することができる。
レンダリングサーバ120は、CPU121、メモリユニット122、記憶装置123、入力装置124、ディスプレイ装置125、およびネットワークインタフェース126を備える。CPU121は、レンダリングサーバ120全体を制御する。ネットワークインタフェース126は、レンダリングサーバ120をネットワーク101を介してプリンタ130やシステムの他の装置に接続する。メモリユニット122は、例えば、半導体のRAMやROMから構成される。記憶装置123は、典型的にハードディスクドライブやフラッシュメモリを含み、OSやプログラムおよびデータの格納に使用する。
また、レンダリングサーバ120は、キーボードやマウスといった入力装置124、表示を行うためのディスプレイ装置125を含む。レンダリングサーバ120は、各種OSや相互接続バス127を介して通信を行うレンダリングサーバ120の各コンポーネント(121〜126)を利用する。
本実施形態のレンダリングサーバ120の動作処理を実現するソフトウェアは、例えば上述した記憶装置123を含むコンピュータの可読媒体に格納される。ソフトウェアはコンピュータの可読媒体からコンピュータにロードされ、レンダリングサーバ120のCPU121によって実行される。そのコンピュータでコンピュータプログラム製品を使用することによりデータ変換処理に有利な装置として作動することができる。
プリンタ130は、CPU131、メモリユニット132、記憶装置133、入力装置134、ディスプレイ装置135、印刷装置136、およびネットワークインタフェース137を備える。CPU131は、プリンタ130全体を制御する。ネットワークインタフェース137は、プリンタ130をネットワーク101を介してレンダリングサーバ120やシステムの他の装置につなげることができる。メモリユニット132は、例えば、半導体のRAMやROMから構成される。記憶装置133は、典型的にハードディスクドライブやフラッシュメモリを含んでおり、OSやプログラムおよびデータの格納に使用する。また、プリンタ130は、タッチパネルやボタンといった入力装置134、表示を行うためのディスプレイ装置135、紙に印刷出力を行うための印刷装置136を含んでいる。プリンタ130は、機器組み込み型OSや相互接続バス138を介して通信を行うプリンタ130の各コンポーネント(131〜137)を利用する。
本実施形態のプリンタ130の動作処理を実現するソフトウェアは、例えば上述した記憶装置133を含むコンピュータの可読媒体に格納される。ソフトウェアはコンピュータの可読媒体からコンピュータにロードされ、プリンタ130のCPU131によって実行される。そのコンピュータでコンピュータプログラム製品を使用することにより印刷処理に有利な装置として作動することができる。
[ソフトウェア構成]
図2は、本実施形態に係る印刷システムのソフトウェア構成の例を示す図である。図2に示す印刷システムでは、クライアント端末110で印刷指示を受けたデータをレンダリングサーバ120に送信する。そして、レンダリングサーバ120は、プリンタ130に合わせたデータ生成を行い、生成したデータをプリンタ130に送信する。その後、プリンタ130は、受信したデータに基づいて印刷出力を行う。
図2に示す印刷システムは、印刷指示を行うクライアント端末110、データ生成を行うレンダリングサーバ120、およびプリンタ130を備える。クライアント端末110、レンダリングサーバ120、およびプリンタ130は、ネットワーク101を介して通信する。ネットワーク101は、例えばインターネットやイントラネット等である。
クライアント端末110は、表示部211、通信部212、入力部213、およびデータ取得部214を備える。表示部211は、端末表示を行う。通信部212は、ネットワーク101に接続し、他の機器とネットワーク通信を行う。入力部213は、ユーザの操作に従って、アプリケーションへの指示や印刷指示を入力する。データ取得部214は、ドキュメントデータやアプリケーションが動作するためのデータ取得を行う。
レンダリングサーバ120は、表示部221、通信部222、入力部223、データ取得部224、データ変換部225、およびデータ保存部226を備える。表示部221は、端末表示を行う。通信部222は、ネットワーク101に接続し、他の機器とネットワーク通信を行う。入力部223は、ユーザの操作に従って、データや指示を入力する。データ取得部224は、印刷するデータの取得を行う。データ変換部225は、印刷対象のデータを、出力するプリンタ130に合わせたデータ形式へと変換する。データ保存部226は、データ変換処理中のデータを保存する。データ保存部226は、印刷対象として取得したデータ、ブロック分割したデータ、ブロックを圧縮したデータ、再圧縮すべきブロックを示すデータ、隣接ブロックとの属性跨りを示すデータを保存する。これらのデータの詳細については、後述する。
プリンタ130は、印刷出力を行う印刷装置である。プリンタ130は、通信部231、表示部232、入力部233、印刷部234、およびデータ変換部235を備える。通信部231は、ネットワーク101に接続し、他の機器とネットワーク通信を行う。表示部232は、プリンタ130に表示を行う。入力部233は、ユーザの操作に従って、データや指示を入力する。印刷部234は、データを紙に印刷し、出力する。データ変換部235は、印刷対象のデータを印刷部234が出力可能なデータ形式に変換する処理を行う。
[圧縮パラメータ]
図3は、プリンタごとに品位に応じた圧縮パラメータ値の指定値の一例を示す図である。圧縮パラメータ値は、イメージを分割した各ブロックを非可逆圧縮する時の圧縮品位や圧縮率を制御する値であり、本実施形態では、1〜100の間の値を取り得る。圧縮パラメータ値が小さいと、圧縮率が高く処理され、圧縮後のデータサイズが小さくできるが、イメージの品位が低くなる。一方、圧縮パラメータ値が大きいと、圧縮率が低く処理され、圧縮後のデータサイズが大きくなってしまうが、イメージの品位を高く保つことが出来る。
表300において、枠310を含む縦軸はプリンタの種類を示し、枠311はプリンタ“A”、枠312はプリンタ“B”、枠313はプリンタ“C”を示す。表300にて示す情報は、データ変換部225に保持し、データ変換時に適宜参照する。枠310を含む横軸は品位に応じた圧縮パラメータ値を示し、枠320は“高圧縮時の圧縮パラメータ値”、枠330は“中圧縮時の圧縮パラメータ値”、枠340は“低圧縮時の圧縮パラメータ値”、枠350は“可逆圧縮時の圧縮パラメータ値”を示す。
“高圧縮時の圧縮パラメータ値”は非可逆圧縮による高圧縮を意味し、ブロック圧縮後のデータサイズを小さく抑えることが出来るが、ブロック伸張後の画像品質は低くなる。“低圧縮時の圧縮パラメータ値”は非可逆圧縮による低圧縮を意味し、ブロック圧縮後のデータサイズは大きくなるが、ブロック伸張後の画像品質は高くなる。“中圧縮時の圧縮パラメータ値”は、非可逆圧縮後のデータサイズは、“高圧縮時の圧縮パラメータ値”と“低圧縮時の圧縮パラメータ値”の間で、ブロック伸張後の画像品質も中程度となる。“可逆圧縮時の圧縮パラメータ値”は、圧縮による画像品質の劣化がない可逆圧縮を意味し、ブロックの特性によっては可逆圧縮を用いた方が圧縮後のデータサイズが小さくなることがある。
本実施形態では、可逆圧縮と予め指定された非可逆圧縮を併用し、圧縮後のデータサイズが小さい方の圧縮データを採用している。圧縮パラメータ値は、プリンタによって値が異なる。図3の例では、プリンタ“A”においては、“高圧縮時の圧縮パラメータ値”指定時は圧縮パラメータ値が“70”となる。同様に、“中圧縮時の圧縮パラメータ値”指定時は圧縮パラメータ値が“80”となり、“低圧縮時の圧縮パラメータ値”指定時は圧縮パラメータ値が“90”となる。圧縮パラメータ値は、圧縮方式や圧縮アルゴリズムにより異なるが、一般的には最も高圧縮で低品質である“1”から最も低圧縮で高品質である“100”の値で指定される。なお、圧縮パラメータ値の設定については、図3に示したものに限定するものではなく、例えば、プリンタの機能に応じて、圧縮方法を更に詳細に分類し、使い分けるようにしても構わない。
本実施形態では、非可逆圧縮としてJPEG圧縮を用い、さらに圧縮パラメータとして“1”〜“100”を用いる。また、本実施形態では圧縮パラメータ“100”は高品質で劣化が無い“可逆圧縮時の圧縮パラメータ値”とする。図7で後述する例では、プリンタ“C”にて、“中圧縮時の圧縮パラメータ値”での印刷を行う例を示し、枠333の圧縮パラメータ値“70”を使用する。
図4は、描画されるオブジェクトの属性ごとに圧縮パラメータ値のブロック間にて許容できる差異を示す図である。隣接するブロック間においてオブジェクトが跨って描画される場合に、非可逆圧縮時の圧縮パラメータ値が異なることにより発生する段差として許容される最大の圧縮パラメータ値の差がオブジェクトの属性ごとに定義される。表400で示す情報は、データ変換部225に保持され、データ変換時に適宜参照する。
属性410の種類の例として、パターン411、線412、文字413、ベタ塗りつぶし414、自然画415がある。なお、属性の種類についてはこれに限定するものではなく、他の属性を設けて、保持するようにしても良い。また、それぞれの属性に対し、圧縮パラメータ許容差420として、圧縮パラメータ値の差の閾値が枠421〜425で定義されている。尚、パターンとは幾何学的な模様を用いた図形描画であり、ベタ塗りつぶしは単一色で模様のない図形描画である。
[ブロック分割]
図5は、イメージをブロック分割する例を示す図である。図5では、イメージ全体である枠500が、横3ブロック、縦4ブロックに分割されている例を示している。また、枠500で示すイメージには、パターン501、自然画502、文字503、線504、およびベタ塗りつぶし505のオブジェクトが描画されている。
図6は、各ブロックの位置を示す図で、図5で示した各ブロックに対して、ブロック位置を識別するための記号として、“B00”〜“B23”が付与されている。以後の説明で、ブロックの位置を示す場合、“B00”〜“B23”を用いる。
図7は、図6に対応したブロック単位で圧縮後の各ブロックの圧縮パラメータ値およびブロックとその上下左右に隣接するブロックとの境界部分の属性(オブジェクト)の跨りを示す表の一例である。表700は、印刷対象の画像それぞれに対して生成される。なお、本明細書において、「跨り」とは、隣接したブロックにおいて、同じ属性のオブジェクトが連続して配置されていること(すなわち、同じ属性のオブジェクトが複数のブロックに跨って描画されていること)を意味する。
表700は、各ブロックに対する境界の跨りおよび圧縮パラメータ値を示す。図7に示す表の情報は、データ保存部226に保持され、データ変換時に適宜参照更新する。ブロック位置701は、ブロックの位置を示す記号であり、図6のブロック内に記述した記号の位置に対応する。例えば“B11”は、図6の“B11”のブロック位置を示す。圧縮パラメータ値702の列はブロックを圧縮した際の圧縮パラメータ値である。圧縮パラメータ値が“100”の場合、可逆圧縮を意味し、圧縮パラメータ値が“100”未満の場合は、非可逆圧縮を意味する。
枠703の列は隣接する上ブロックとの属性の跨り状況を示す。パターン属性描画の跨りがあるときは“1”、線属性描画の跨りがあるときは“2”、文字属性描画の跨りがあるときは“4”、ベタ塗りつぶし属性描画の跨りがあるときは“8”、自然画属性描画の跨りがあるときは“16”を記述する。また、複数属性の跨りがあるときは、合計の値を記述する。枠704の列は隣接する下ブロックとの属性の跨り状況を示す。枠705の列は隣接する左ブロックとの属性の跨り状況を示す。枠706の列は隣接する右ブロックとの属性の跨り状況を示す。枠704〜706に設定する値の意味は枠703と同じである。例えば、左ブロックとの跨りを示す枠705の列のブロック位置“B11”には、“5”が設定されているが、これは左ブロックである“B01”と、パターン属性描画および文字属性描画の跨りがあることを示している。
図7の例では、プリンタ“C”(図3の枠313)に対し、中圧縮時の圧縮パラメータ値が指定された場合の圧縮パラメータ値として“70”(図3の枠333)を用いて圧縮を行った結果を示している。各ブロックに対し、圧縮パラメータ値“70”による非可逆圧縮と圧縮パラメータ値“100”による可逆圧縮を行い、データサイズの小さい方を採用した結果の一例を示す。圧縮パラメータ値702の列には、“100”あるいは“70”のみが設定されている。そのため、図7の状況では、圧縮パラメータ値の異なるブロックが隣接する部分では、段差が発生する可能性がある。
図8は、図7で説明した圧縮に対して、段差の発生するブロックを検出し、再圧縮を行った際の各ブロックの圧縮パラメータ値およびブロックの上下左右に隣接するブロックとの境界部分の属性の跨りを示す表の一例である。図8は、図7で前述した圧縮パラメータ値を用いて圧縮した結果に対し、隣接するブロックに跨る描画が許容された圧縮パラメータ値の差以内かをチェックして許容範囲を超えるブロックを特定し、その特定したブロックに対し再圧縮した例を示す。表800および表810で示す情報は、データ保存部226に保持され、データ変換時に適宜参照更新する。
図7において、“B01”と“B11”はお互いの跨りを示す値が“5”(=1+4)であり、パターン501および文字503が跨っている。双方の圧縮パラメータ値は“100”と“70”なので圧縮パラメータ差は“30”(=100−70)となり、枠421で示す許容される圧縮パラメータ差“10”および枠423で示す“15”を超える。したがって、“B11”を段差ありとして検出する。
また、図7において“B02”と“B12”はお互いの跨りを示す値が“4”であり、文字503が跨っている。双方の圧縮パラメータ値は“100”と“70”なので圧縮パラメータ差は“30”(=100−70)となり、枠423で示す許容される圧縮パラメータ差“15”を越える。したがって、“B12”を段差ありとして検出する。
図8(A)は、検出した許容範囲を超える“B11”および“B12”を、許容差内の圧縮パラメータ値で再圧縮した例を示している。ここでの「再圧縮」とは、圧縮したデータに対して再度圧縮するのではなく、圧縮前のデータに対して新たな圧縮パラメータ値で圧縮し直すことを指す。“B11”には、隣接した“B01”からパターン501および文字503が跨っているため、圧縮パラメータ値の許容差は値の小さい方(パターンの許容差)の“10”を適用する。つまり、隣接ブロック(“B01”)の圧縮パラメータ値“100”および許容差“10”に基づき、圧縮パラメータ値“90”(=100−10)と決定し、これを用いて“B11”を再圧縮する。図8(A)の“B11”の圧縮パラメータ値は、再圧縮により“90”に更新される。同様に、“B12”には、隣接した“B02”から文字503が跨っているため、圧縮パラメータ値の許容差“15”を適用する。つまり、隣接ブロック(“B02”)の圧縮パラメータ値“100”および許容差“15”に基づき、圧縮パラメータ値“85”(=100−15)と決定し、これを用いて“B12”を再圧縮する。図8(A)の“B12”の圧縮パラメータ値は、再圧縮により“85”に更新される。
図8(B)は、図8(A)で再圧縮したことにより、新たに許容範囲を超えるブロックを検出し、再圧縮した例を示している。図8(A)で前述した再圧縮により、“B11”の圧縮パラメータ値が“70”から“90”になったことにより、“B11”と“B21”の圧縮パラメータ値の差が“0”から“20”に変更される。“B11”と“B21”はお互いの跨りを示す値が“20”であり、文字503および自然画502が跨っているため、文字の許容差である“15”(枠423)を適用する。双方の圧縮パラメータ値は“90”と“70”なので圧縮パラメータ差は“20”(=90−70)となり、許容される圧縮パラメータ差“15”を超えるため、“B21”を段差ありとして検出する。そして、隣接ブロック(“B11”)の圧縮パラメータ値“90”および許容差“15”に基づき、圧縮パラメータ値を“75”(=90−15)と決定し、これを用いて“B21”を再圧縮する。図8(B)の“B21”の圧縮パラメータ値は、再圧縮により“75”に更新される。
[処理フロー]
印刷システム全体の流れとしては、まずクライアント端末110が、印刷対象プリンタ情報および印刷品位指定情報を含む印刷対象のデータをレンダリングサーバ120に送信する。レンダリングサーバ120において、記憶装置123に記憶されたデータ生成処理モジュール(不図示)が、CPU121によりメモリユニット122にロードされ実行される。これにより、CPU121が、メモリユニット122、記憶装置123、入力装置124、ディスプレイ装置125、およびネットワークインタフェース126を制御することにより、上述した処理内容に基づく図9〜図12のフローチャートの処理を行う。レンダリングサーバ120が生成したデータをプリンタ130に送信し、プリンタ130は、受信したデータに基づいて印刷出力する。
図9は、本実施形態に係るレンダリングサーバ120においてプリンタ130が処理可能な形式のデータの生成を行う処理のフローチャートである。
S901にて、CPU121は、ネットワークインタフェース126を制御し、通信部222により、印刷対象のデータの取得を行う。S902にて、CPU121は、取得した印刷対象のデータをデータ変換部225により、イメージデータに変換する。S903にて、CPU121は、生成したイメージデータをブロック分割し、データ保存部226に保存する。ブロック分割は、システムにおける圧縮に適した画素数単位で行うが、縦横とも通常は8の倍数の値を用いる。図5は、ブロック分割の結果、横3ブロック、縦4ブロックに分割した例を示す。
S904にて、CPU121は、図10で後述する属性跨りの検出処理を行う。S905にて、CPU121は、データ保存部226に保存されたブロックを順次取り出す。S906にて、CPU121は、取得したブロックデータを可逆圧縮する。ここでの可逆圧縮方式はプリンタ130の処理可能な圧縮方式を用いるが、複数の可逆圧縮方式を行い、最もデータサイズが小さい方式を採用することが考えられる。可逆圧縮方式の例としては、パックビッツ圧縮やPNG圧縮が挙げられる。
S907にて、CPU121は、クライアント端末110から受信したデータに含まれる印刷対象プリンタ情報および印刷品位情報から、図3の表に基づき、圧縮パラメータ値を取得する。印刷対象プリンタがプリンタ“C”であり、かつ、印刷品位情報が“中品位”であれば、CPU121は、中圧縮として枠333の圧縮パラメータ値“70”を取得する。さらにCPU121は、ブロックデータを取得した圧縮パラメータ値で非可逆圧縮する。非可逆圧縮の例として、JPEG圧縮が挙げられる。
S908にて、CPU121は、S906で可逆圧縮したデータとS907で非可逆圧縮したデータのサイズを比較し、S909でデータサイズの小さい方をデータ保存部226に保存する。S910にて、CPU121は、データ保存部226に未処理のブロックがあるか否かを判定する。未処理のブロックがある場合は(S910にてYES)S905に戻り、無い場合は(S910にてNO)S911に進む。
S911にて、CPU121は、図11で後述する要再圧縮ブロック検出処理を行う。S912にて、CPU121は、再圧縮すべきブロックがあるか否かを判定する。再圧縮すべきブロックがある場合(S912にてYES)S913へ進み、無い場合は(S912にてNO)S914に進む。再圧縮すべきブロックがあるか否かの判定処理は、S911の処理でデータ保存部226に再圧縮ブロック情報が設定されているか否かで行う。
S913にて、CPU121は、図12で後述する再圧縮処理を行い、S911に戻る。S914にて、CPU121は、データ保存部226に保存した全てのブロックの圧縮データを、印刷するプリンタ130が処理可能なコマンド形式に変換し、通信部222を介してプリンタ130へ出力する。
尚、プリンタ130は、通信部231を介してデータ受信し、データ変換部235および印刷部234により印刷出力処理を行う。
(属性跨り検出処理)
図10は、本実施形態に係るレンダリングサーバ120における属性跨り検出処理であり、図9のS904から呼び出される処理である。
S1001にて、CPU121は、ブロック分割されたイメージデータに対応する表(図7)において、全ブロック分の値を“0”で初期化する。S1002にて、CPU121は、データ保存部226から未処理のブロックデータを着目ブロックとして取得する。
S1003にて、CPU121は、取得したブロックの上下左右の隣接ブロックとの境界にパターン属性描画があるか否かを判定する。パターン属性描画の有無の判定は、S902でイメージデータを生成する際に、クライアント端末110から取得したデータにて指定された属性情報を、生成したイメージデータの各画素に対応付けた属性情報として付与しておくことで判定可能となる。また、属性情報を付与する代わりに、ブロックの画素を精査し、予め設定したパターンと一致するか否かで判定してもよい。パターン属性があると判定した場合(S1003にてYES)、S1004にて、CPU121は、表(図7)において、パターン属性がある境界について、パターン属性の跨りを示す値“1”を加え、データ保存部226に保存する。その後、S1005へ進む。一方、パターン属性がないと判定した場合(S1003にてNO)、S1005に進む。
S1005にて、CPU121は、取得したブロックの上下左右の隣接ブロックとの境界に線属性描画があるか否かを判定する。線属性描画の有無の判定は、パターン属性の判定と同様の方法にて行うことができる。線属性があると判定した場合(S1005にてYES)、S1006にて、CPU121は、表(図7)において、線属性がある境界について、線属性の跨りを示す値“2”を加え、データ保存部226に保存する。その後、S1007へ進む。一方、線属性がないと判定した場合(S1005にてNO)、S1007に進む。
S1007にて、CPU121は、取得したブロックの上下左右の隣接ブロックとの境界に文字属性描画があるか否かを判定する。文字属性描画の有無の判定は、パターン属性の判定と同様の方法にて行うことができる。文字属性があると判定した場合(S1007にてYES)、S1008にて、CPU121は、表(図7)において、文字属性がある境界について、文字属性の跨りを示す値“4”を加え、データ保存部226に保存する。その後、S1009へ進む。一方、文字属性がないと判定した場合(S1007にてNO)、S1009に進む。
S1009にて、CPU121は、取得したブロックの上下左右の隣接ブロックとの境界にベタ塗りつぶし属性描画があるか否かを判定する。ベタ塗りつぶし属性描画の有無の判定は、パターン属性の判定と同様の方法にて行うことができる。ベタ塗りつぶし属性描画があると判定した場合(S1009にてYES)、S1010にて、CPU121は、表(図7)において、ベタ塗りつぶし属性がある境界について、ベタ塗りつぶし属性の跨りを示す値“8”を加え、データ保存部226に保存する。その後、S1011へ進む。一方、ベタ塗りつぶし属性がないと判定した場合(S1009にてNO)、S1011に進む。
S1011にて、CPU121は、取得したブロックの上下左右の隣接ブロックとの境界に自然画属性描画があるか否かを判定する。自然画属性描画の有無の判定は、パターン属性の判定と同様の方法にて行うことができる。自然画属性があると判定した場合(S1011にてYES)、S1012にて、CPU121は、表(図7)において、自然画属性がある境界について、自然画属性の跨りを示す値“16”を加え、データ保存部226に保存する。その後、S1013へ進む。一方、パターン属性がないと判定した場合(S1011にてNO)、S1013に進む。
S1013にて、CPU121は、データ保存部226に未処理のブロックがあるか否かを判定する。未処理のブロックがある場合は(S1013にてYES)S1002に戻り、無い場合は(S1013にてNO)図9のS905へ進む。
(再圧縮ブロック検出処理)
図11は、本実施形態に係るレンダリングサーバ120における再圧縮ブロック検出処理であり、図9のS911から呼び出される処理である。
S1101にて、CPU121は、データ保存部226からブロックの圧縮データを着目ブロックとして取得する。S1102にて、CPU121は、取得した着目ブロックとその上下左右に隣接する隣接ブロックとの間に圧縮パラメータ値の差異があるか否かを判定する。差がない、つまり圧縮パラメータ値が等しい場合(S1102にてNO)、S1108へ進む。一方、差がある場合(S1102にてYES)、S1103にて、CPU121は、差のある隣接ブロックと着目ブロックとの間に属性の跨りがあるか否かを、図9のS904にて検出された表(図7)に基づいて判定する。ここで示される情報が“0”でない場合、着目ブロックと隣接ブロックとの境界に跨りがあると判定する。
S1104にて、CPU121は、複数属性の跨りがあるか否かを判定する。複数属性でない場合は(S1104にてNO)S1106へ進み、複数属性である場合は(S1104にてYES)S1105へ進む。複数属性か否かの判定において、表(図7)にて示される値が、各属性に割り当てられた“1”、“2”、“4”、“8”、“16”(図4)のいずれかであれば単数と判定し、それ以外の値であれば複数と判定する。S1105にて、CPU121は、境界に跨る属性を表(図7)に示される値から抽出し、その属性に基づいて圧縮パラメータ値の許容差が最小の値を算出する。例えば、属性の跨りを示す情報が“5”(=1+4)の場合、パターン属性(1)と文字属性(4)の跨りがあることを示す。この場合、パターンの許容差“10”と文字の許容差“15”を比較し、値の小さいパターンの許容差“10”が算出される。
S1106にて、CPU121は、S1102で判定した圧縮パラメータ値の差が、許容差内か否かを判定する。許容差内である場合は(S1106にてYES)S1108へ進み、許容差を超える場合は(S1106にてNO)S1107へ進む。S1107にて、CPU121は、S1101で取得した着目ブロックに対し、再圧縮が必要なブロックを示す再圧縮ブロック情報を付与してデータ保存部226に保存する。S1108にて、CPU121は、データ保存部226に未処理のブロックの圧縮データがあるか否かを判定する。未処理のブロックの圧縮データがある場合は(S1108にてYES)S1101に戻り、無い場合は(S1108にてNO)図9のS912へ進む。
(再圧縮処理)
図12は、本実施形態に係るレンダリングサーバ120における再圧縮処理であり、図9のS913から呼び出される処理である。S1201にて、CPU121は、図11の処理にて付与された再圧縮ブロック情報に基づいて、データ保存部226から再圧縮が必要なブロック情報を取得する。S1202にて、CPU121は、該当するブロックの最小の許容差情報から再圧縮に用いる圧縮パラメータ値を算出する。すなわち、属性に応じて定義される許容差の範囲内になるように圧縮パラメータ値(つまり、圧縮方法)が決定される。
S1203にて、CPU121は、算出した圧縮パラメータ値でブロックデータを圧縮する。ここでの圧縮処理については、図9のS906もしくはS907の処理と同じ方法で行われる。S1204にて、CPU121は、データ保存部226に保存されている再圧縮に該当するブロックの圧縮データを再圧縮したデータに差し替えて保存する。また、CPU121は、表(図7)に記録された圧縮パラメータ値も再圧縮時に用いた圧縮パラメータ値に更新する。S1205にて、CPU121は、データ保存部226に未処理の再圧縮が必要なブロック情報があるか否かを判定する。未処理の再圧縮が必要なブロック情報がある場合は(S1205にてYES)S1201に戻り、無い場合は(S1205にてNO)図9のS911へ進む。
以上により、分割した隣り合うブロックが可逆および非可逆と圧縮方式が異なる場合、あるいは、圧縮パラメータ値の異なる可逆圧縮ブロック同士が隣り合う場合のいずれにおいても、それらのブロック間の段差の発生を抑えることが可能となる。その結果、圧縮によるデータ送信の高速化かつ段差の出ない高品位な印刷システムを提供することが可能となる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (16)

  1. イメージデータを複数のブロックに分割する分割手段と、
    前記複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出手段と、
    前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する第一の圧縮手段と、
    前記検出手段にて検出した隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性、および当該隣接するブロックそれぞれを圧縮した圧縮方法の差異に基づいて、前記複数のブロックの中から再圧縮を行うブロックを特定する特定手段と、
    前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定し、当該決定した圧縮方法にて前記特定されたブロックを圧縮する第二の圧縮手段と
    を有し、
    前記複数の圧縮方法それぞれは、圧縮品位に応じた値が割り当てられ、
    前記第二の圧縮手段は、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法の値と前記特定されたブロックに隣接するブロックに適用された圧縮方法の値との差異が、前記特定されたブロックとそれに隣接するブロックとに跨るオブジェクトの属性に対応付けて定義された閾値の範囲内となるように、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第一の圧縮手段は、前記複数のブロックそれぞれを圧縮する際に、前記複数の圧縮方法のうち圧縮後のブロックのデータサイズが最も小さくなる圧縮方法を適用することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特定手段は、着目ブロックとそれに隣接するブロックとに跨るオブジェクトの属性に対応付けて定義された閾値よりも、当該着目ブロックとそれに隣接するブロックそれぞれを圧縮した圧縮方法の値の差異が大きい場合に、当該着目ブロックを再圧縮するとして特定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記特定手段は、隣接するブロック間に複数のオブジェクトが跨る場合、当該複数のオブジェクトの属性それぞれに対応付けて定義された閾値のうち、最も小さい値を用いて特定を行うことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第二の圧縮手段による圧縮の後、再度、前記特定手段による再圧縮を行うブロックの特定を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記オブジェクトの属性は、パターン、線、文字、ベタ塗りつぶし、もしくは自然画のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記オブジェクトの属性に対応付けて定義される閾値は、パターン、線、文字、ベタ塗りつぶし、自然画の順に大きくなることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第一の圧縮手段における複数の圧縮方法は、可逆圧縮と、圧縮率の異なる複数の非可逆圧縮とを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第二の圧縮手段による圧縮方法は、非可逆圧縮であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第一もしくは第二の圧縮手段にて圧縮されたブロックのデータを印刷装置へ送信する送信手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. イメージデータを複数のブロックに分割する分割手段と、
    前記複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出手段と、
    前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する圧縮手段と
    を有し、
    前記複数の圧縮方法それぞれは、圧縮品位に応じた値が割り当てられ、
    前記圧縮手段は、隣接するブロックそれぞれに適用する圧縮方法の値の差異が、前記検出手段にて検出される当該隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性に応じて定義される閾値の範囲内となるように、前記複数のブロックそれぞれを前記複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮することを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置と、前記情報処理装置から出力される圧縮データを用いて印刷処理を行う印刷装置を含む印刷システム。
  13. イメージデータを複数のブロックに分割する分割工程と、
    前記複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出工程と、
    前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する第一の圧縮工程と、
    前記検出工程にて検出した隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性、および当該隣接するブロックそれぞれを圧縮した圧縮方法の差異に基づいて、前記複数のブロックの中から再圧縮を行うブロックを特定する特定工程と、
    前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定し、当該決定した圧縮方法にて前記特定されたブロックを圧縮する第二の圧縮工程と
    を有し、
    前記複数の圧縮方法それぞれは、圧縮品位に応じた値が割り当てられ、
    前記第二の圧縮工程において、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法の値と前記特定されたブロックに隣接するブロックに適用された圧縮方法の値との差異が、前記特定されたブロックとそれに隣接するブロックとに跨るオブジェクトの属性に対応付けて定義された閾値の範囲内となるように、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. イメージデータを複数のブロックに分割する分割工程と、
    前記複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出工程と、
    前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する圧縮工程と
    を有し、
    前記複数の圧縮方法それぞれは、圧縮品位に応じた値が割り当てられ、
    前記圧縮工程において、隣接するブロックそれぞれに適用する圧縮方法の値の差異が、前記検出工程にて検出される当該隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性に応じて定義される閾値の範囲内となるように、前記複数のブロックそれぞれを前記複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  15. コンピュータを、
    イメージデータを複数のブロックに分割する分割手段、
    前記複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出手段、
    前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する第一の圧縮手段、
    前記検出手段にて検出した隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性、および当該隣接するブロックそれぞれを圧縮した圧縮方法の差異に基づいて、前記複数のブロックの中から再圧縮を行うブロックを特定する特定手段、
    前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定し、当該決定した圧縮方法にて前記特定されたブロックを圧縮する第二の圧縮手段
    として機能させ、
    前記複数の圧縮方法それぞれは、圧縮品位に応じた値が割り当てられ、
    前記第二の圧縮手段は、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法の値と前記特定されたブロックに隣接するブロックに適用された圧縮方法の値との差異が、前記特定されたブロックとそれに隣接するブロックとに跨るオブジェクトの属性に対応付けて定義された閾値の範囲内となるように、前記特定されたブロックに対する再圧縮の圧縮方法を決定することを特徴とするプログラム。
  16. コンピュータを、
    イメージデータを複数のブロックに分割する分割手段、
    前記複数のブロックにおいて、隣接するブロック間に跨るオブジェクトを検出する検出手段、
    前記複数のブロックそれぞれを複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮する圧縮手段
    として機能させ、
    前記複数の圧縮方法それぞれは、圧縮品位に応じた値が割り当てられ、
    前記圧縮手段は、隣接するブロックそれぞれに適用する圧縮方法の値の差異が、前記検出手段にて検出される当該隣接するブロック間に跨るオブジェクトの属性に応じて定義される閾値の範囲内となるように、前記複数のブロックそれぞれを前記複数の圧縮方法のいずれかにて圧縮することを特徴とするプログラム。
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