JP2015139058A - 駆動回路及びタッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光体へ一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生することを未然に防止できる駆動回路及びタッチパネル装置を提供する。
【解決手段】複数のLEDの何れかに流れる電流を検出するシャント抵抗518と、LED及びシャント抵抗518の間に接続され、電流を調整する第1半導体スイッチ511と、第1半導体スイッチ511に電圧を印加する第1電源部512とを備え、前記複数のLEDを駆動する発光部駆動回路51において、第2電源部515を更に備え、第2電源部515から出力される電圧、及び、シャント抵抗518に流れる電流に応じて第1半導体スイッチ511に印加される電圧を変えて、LEDに電流が流れ始める際、第1電源部512から出力される電圧が第1半導体スイッチ511に印加されることを制限する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の発光体の何れかに流れる電流を検出する検出抵抗と、前記発光体及び検出抵抗の間に接続され、電流を調整する第1半導体スイッチと、該第1半導体スイッチに電圧を印加する電源とを備え、前記複数の発光体を駆動する駆動回路及び該駆動回路を備えるタッチパネル装置に関する。
近年、いわゆる電子ホワイトボードが広く普及されている。該電子ホワイトボードで使用される座標入力、座標検知方法としては、種々の方式が提案されているが、その一つとして赤外線を用いた赤外線遮断方式がある。
斯かる赤外線遮断方式の電子ホワイトボードにおいては、表示部の縦方向の1辺及び横方向の1辺に赤外線の光を発光する多数のLEDを各々1列に等間隔で配列している。また、LEDの列と対向する辺に受光素子(フォトトランジスタ)をLEDの列(LEDアレイ)と同じ間隔で1列に配列している。対向するLEDと受光素子の対を順次走査して、X方向(横)とY方向(縦)について遮断物による赤外線の遮断の有無を検出し、遮断物の位置を入力位置として認識するものである(例えば、特許文献1参照)。
また、このような赤外線遮断方式の電子ホワイトボードには、FET(電界効果トランジスタ)、バイポーラトランジスタ等によるセレクト回路を用いたLEDアレイが使われている。該LEDアレイの駆動には定電圧回路が使われているが、LEDのばらつきにより発光輝度が一定とならない。そこで、定電流回路が使用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−20227号公報 特開2013−62288号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示されている技術では、LEDのパルス駆動を行うと、LED点灯直後にスパイク電流が流れる(オーバーシュート)欠点を有しており、LED光源の信頼性、寿命が低下するという問題を生じる。
図10は従来のLEDアレイ駆動回路を説明する回路図であり、図11は従来のLEDアレイ駆動回路におけるスパイク電流の発生を説明する説明図である。
図10に示す従来のLEDアレイ駆動回路は、複数のLED0,LED1,・・・を順次走査する。複数のLED0,LED1,・・・は、各々FET0,FET1,・・・に接続されており、FET0,FET1,・・・は、電流制限用FETを介して、シャント抵抗に接続されている。
より詳しくは、複数のLED0,LED1,・・・はFET0,FET1,・・・のドレインに接続されており、FET0,FET1,・・・のソースは電流制限用FETのドレインと接続されている。FET0,FET1,・・・は、ゲートに入力されるセレクト信号に応じて、LEDを電流制限用FETに接続させる。
電流制限用FETのソースにはシャント抵抗の一端が接続されており、シャント抵抗の他端はGND(グランド)に接続されている。電流制限用FETは、ゲートに印加される電圧に応じてシャント抵抗側に流れる電流を調整し、シャント抵抗にてLEDに流れる電流を検出できる。
電流制限用FETのゲートには、該ゲートに電圧を印加するゲート電圧回路が接続されている。また、電流制限用FETのゲート及びシャント抵抗の間にはゲート電圧制御用トランジスタ(以下、単にトランジスタという)が接続されている。
すなわち、ゲート電圧回路及び電流制限用FETのゲートの間には、前記トランジスタのコレクタが接続され、トランジスタのエミッタはGNDに接続され、トランジスタのベースはシャント抵抗の一端に接続されている。
このような、定電流回路を使用する従来のLEDアレイ駆動回路では、電流をオンする瞬間に定電流制御が効かない構造になっている。
すなわち、従来のLEDアレイ駆動回路においては、何れかのLEDが選択され、点灯する直前は、前記トランジスタがオフ状態であり、電流制限用FETのゲートにゲート電圧回路より印加される電圧が全て印加されるので、電流制限用FETがオン状態である。
従って、例えば、セレクト信号に応じてFET0がLED0を電流制限用FETに接続させる瞬間、一気に電流が流れることから、図11に示したように、スパイク電流が発生するので(図11の楕円部分参照)、当該LEDが破壊されるおそれがある。
より詳しくは、LED0が点灯を開始する瞬間には、電流制限用FETが全開であり、大きな電流が流れる。かつ、バイポーラトランジスタの特性上、斯かる電流がシャント抵抗に流れてトランジスタがオンになるまでにタイムラグがあるため、LED0にはある程度の時間、スパイク電流が流れることになる。このスパイク電流がLEDの定格を超えるとダメージを与える。しかし、上述した特許文献1及び特許文献2に係る技術では、このような問題を解決出来ない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の発光体のうち、選択された何れかの発光体に流れる電流を検出する検出抵抗と、前記発光体及び検出抵抗の間に接続され、前記電流のオンオフ制御を行う第1半導体スイッチと、該第1半導体スイッチに電圧を印加する第1電源部と、前記第1半導体スイッチ及び前記検出抵抗の接続点に一端が接続された第1抵抗と、前記第1抵抗の他端と一端が接続された第2抵抗と、前記第2抵抗の他端に接続され、出力電圧を変更することにより前記電流の制御を行う第2電源部と、前記第1半導体スイッチと、前記第1抵抗及び第2抵抗の接続点との間に設けられた第2半導体スイッチとを備え、前記第2電源部は、何れかの発光体が選択される前に、第1電圧を出力し、何れかの発光体が選択された後に、第1電圧より低い第2電圧を出力することにより、前記発光体に電流が流れ始める際、前記第1電源部が出力する電圧が前記第1半導体スイッチに印加されることを制限して、発光体へ一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生することを未然に防止できる駆動回路及びタッチパネル装置を提供することにある。
本発明に係る駆動回路は、複数の発光体のうち、選択された何れかの発光体に流れる電流を検出する検出抵抗と、前記発光体及び検出抵抗の間に接続され、前記電流のオンオフ制御を行う第1半導体スイッチと、該第1半導体スイッチに電圧を印加する第1電源部と、前記第1半導体スイッチ及び前記検出抵抗の接続点に一端が接続された第1抵抗と、前記第1抵抗の他端と一端が接続された第2抵抗と、前記第2抵抗の他端に接続され、出力電圧を変更することにより前記電流の制御を行う第2電源部と、前記第1半導体スイッチと、前記第1抵抗及び第2抵抗の接続点との間に設けられた第2半導体スイッチとを備え、前記第2電源部は、何れかの発光体が選択される前に、第1電圧を出力し、何れかの発光体が選択された後に、第1電圧より低い第2電圧を出力することを特徴とする。
本発明に係る駆動回路は、前記第1電圧は、前記第2半導体スイッチをオンにする閾値電圧より高い電圧であり、前記第2電圧は、該閾値より低い電圧であることを特徴とする。
本発明に係る駆動回路は、前記第2電源部は、ラダー回路を用いることを特徴とする。
本発明に係る駆動回路は、前記第2抵抗の他端側に接続されたバッファアンプを備えることを特徴とする。
本発明に係る駆動回路は、前記第2電源部は、前記第1電圧を出力する第1定電圧源と、前記第2電圧を出力する第2定電圧源とを備え、前記第1定電圧源又は第2定電圧源の何れかを選択的に出力するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る駆動回路は、前記第2抵抗の一端側に接続されたコンデンサを備えることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、前述の発明の何れか一つに記載の駆動回路と、該駆動回路によって駆動される発光体とを備え、該発光体が発する光を遮光する遮光物の位置を検出することにより、座標入力を受け付けることを特徴とする。
本発明によれば、前記発光体に電流が流れ始める際、前記第1半導体スイッチに対する電圧の印加を制限しておくことにより、該発光体へ一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生することを未然に防止できる。
本発明に係る光学式タッチパネル装置の外観を示す模式図である。 本発明に係る光学式タッチパネル装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の光学式タッチパネル装置に係る発光部及び受光部の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置における、発光部を駆動する発光部駆動回路を説明する回路図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置における、第2電源部の構成を説明する回路図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置の発光部駆動回路におけるシーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る光学式タッチパネル装置における、発光部を駆動する発光部駆動回路を説明する回路図である。 本発明の実施の形態3に係る光学式タッチパネル装置における、発光部を駆動する発光部駆動回路を説明する回路図である。 本発明の実施の形態4に係る光学式タッチパネル装置における、発光部を駆動する発光部駆動回路を説明する回路図である。 従来のLEDアレイ駆動回路を説明する回路図である。 従来のLEDアレイ駆動回路におけるスパイク電流の発生を説明する説明図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るタッチパネル及び駆動回路を、いわゆる赤外線遮光方式の遮光式タッチパネルの機能を有する光学式タッチパネル装置及び該光学式タッチパネル装置が有する発光部駆動回路に適用した場合を例として、図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る光学式タッチパネル装置100の外観を示す模式図である。光学式タッチパネル装置100においては、光学式タッチパネルがディスプレイを覆うように取り付けられており、該ディスプレイの表示面101を指、ペン等(遮光物)でタッチすると、斯かる遮光物がタッチした位置を表す情報が前記光学式タッチパネルからUSBケーブルを介して接続されたPCに送出する。また、該PCからは映像信号がHDMI(登録商標)ケーブルを介して前記ディスプレイに出力される。
図2は本発明に係る光学式タッチパネル装置100の要部構成を示す機能ブロック図である。
光学式タッチパネル装置100は、複数の発光素子(発光体)を含んでなる発光部5と、複数の受光素子を含んでなる受光部4とを備えている。発光部5はLED制御部3に接続され、LED制御部3は制御部1に接続されている。また受光部4はセンサ制御部2に接続され、センサ制御部2は制御部1に接続されている。更に受光部4はA/Dコンバータ6に接続され、A/Dコンバータ6は制御部1に接続されている。
制御部1(CPU)は、発光素子と受光素子の制御を行う駆動制御部11と、受光素子から取得される情報から前記ディスプレイ上の遮光物の位置(座標)を算出する座標算出部12と、多点入力に対応する場合、各遮光物の位置を管理する遮光物管理部13からなる。
また、図示しないが、制御部1は、光学式タッチパネル装置100の動作に必要な制御プログラムを記憶するメモリ、及び演算に伴う一時的なデータを記憶するメモリ等も有する。
インターフェース部7は、制御部1で算出した座標情報を前記PCへ送出する。インターフェース部7は、例えば、前記PCと光学式タッチパネル装置100とのインターフェースに用いられるUSBを有する。
図3は本発明の光学式タッチパネル装置100に係る発光部5及び受光部4の構成を示す模式図である。矩形状のディスプレイの表示面101の一辺の縁に沿って、複数の発光素子が並んで配置されている。前記発光素子は、赤外光を発光する発光ダイオード(LED)である。図3中には、各発光素子が発光する赤外光の光路を破線で示している。前記発光素子は表示面101のX軸とY軸方向に、すなわち、図中、表示面101の上方及び左方の一辺に配置され、かつ複数の発光素子は、発光する赤外光の光路が表示面101に沿って互いに平行になるように配置されている。
発光部5は、前記複数の発光素子を含んでなる。また、発光部5は、図示しないマルチプレクサを含んでおり、発光素子の夫々は該マルチプレクサに接続されている。
このように、複数の発光素子が配置された表示面101の辺に対向する辺の縁に沿って、複数の受光素子が並んで配置されている。前記発光素子は表示面101のX軸とY軸方向に、すなわち、図中、表示面101の下方及び右方の一辺に配置されている。受光素子は、赤外光を受光するフォトダイオードである。前記発光素子の夫々には、受光素子の何れか一つが対向している。例えば、一の発光素子が発光した赤外光は、一の受光素子で受光され、他の受光素子では受光されない。
受光部4は、前記複数の受光素子を含んでなる。また、受光部4は、図示しないマルチプレクサを含んでおり、受光素子の夫々はマルチプレクサに接続されている。
制御部1は、複数の発光素子を順次スキャンするための信号をLED制御部3へ出力し、複数の受光素子を順次スキャンするための信号をセンサ制御部2へ出力する。
LED制御部3は、制御部1からの信号に応じて、前記複数の発光素子の内の何れかの発光素子を選択する信号を発光部5へ出力する。また、センサ制御部2は、制御部1からの信号に応じて、前記複数の受光素子の内で、選択された発光素子に対向する受光素子を選択する信号を受光部4へ出力する。選択された発光素子は、赤外光を発光し、選択された受光素子は、赤外光を受光し、受光した赤外光の強度を電圧値で示す強度信号をA/Dコンバータ6へ出力する。A/Dコンバータ6は、受光素子からの強度信号を例えば8ビットのデジタル信号へ変換し、変換後の強度信号を制御部1へ出力する。制御部1は、全ての受光素子からの強度信号を取得するように、各受光素子からの強度信号を取得するための処理を順次繰り返す。例えば、制御部1は、X軸方向に配列された発光素子を一端から順次発光させて対向する受光素子から強度信号を取得し、次に、Y軸方向に配列された発光素子を一端から順次発光させて対向する受光素子から強度信号を取得する。
制御部1は、各受光素子から取得した強度信号から、各受光素子での受光量を計算する。ある受光素子での受光量が、予め定められている閾値を超過している場合は、制御部1は、当該受光素子が受光する赤外光の光路は遮断されていないと判定する。ある受光素子での受光量が、予め定められている閾値以下である場合は、制御部1は、当該受光素子が受光する赤外光の光路が遮断されていると判定する。このようにして、制御部1は、受光する赤外光の光路が遮断されている受光素子を特定する。座標算出部12は、特定した受光素子の位置から、前記ディスプレイの表示面101上の遮光物の座標を算出する処理を行う。
図4は本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置100における、発光部5を駆動する発光部駆動回路51を説明する回路図である。発光部駆動回路51(駆動回路)は、定電流回路であり、複数のLED0,LED1,・・・を駆動する。複数のLED0,LED1,・・・は、各々FET0,FET1,・・・に接続されており、FET0,FET1,・・・は、第1半導体スイッチ511を介して、シャント抵抗(検出抵抗)518に接続されている。
第1半導体スイッチ511は、例えば、Nチャンネル又はPチャンネルのFETである。以下においては、説明の便宜上、第1半導体スイッチ511がNチャンネルFETである場合を例として説明する。
すなわち、複数のLED0,LED1,・・・の各々は、対応するFET0,FET1,・・・各々のドレインに接続されており、FET0,FET1,・・・各々のソースは第1半導体スイッチ511のドレインと接続されている。FET0,FET1,・・・は、例えば、LED制御部3に接続されており、LED制御部3から各々のゲートに入力されるセレクト信号に応じて、対応するLEDを第1半導体スイッチ511に接続させる。
第1半導体スイッチ511のソースにはシャント抵抗518の一端が接続されており、シャント抵抗518の他端はGNDに接続されている。第1半導体スイッチ511は、ゲートに印加される電圧に応じて、ドレインからソースに流れる電流を調整する。電流が流れると、シャント抵抗518に電圧が発生し、発生した電圧を検出することにより当該LEDに流れる電流を求めることができる。
第1半導体スイッチ511のゲートには、該ゲートに電圧を印加する第1電源部512が接続されている。また、第1半導体スイッチ511のゲート及び第1電源部512の間には、第2半導体スイッチ514が接続されている。
第2半導体スイッチ514は、NPN型又はPNP型のバイポーラトランジスタであり、後述するように、第1半導体スイッチ511のゲートに印加される電圧を制御する。以下においては、説明の便宜上、第2半導体スイッチ514がNPN型のバイポーラトランジスタである場合を例として説明する。
より詳しくは、第1電源部512及び第1半導体スイッチ511のゲートの間には、第2半導体スイッチ514のコレクタが接続され、第2半導体スイッチ514のエミッタはGNDに接続されている。また、第2半導体スイッチ514のベースは第1抵抗517(R1)を介してシャント抵抗518の一端に接続されている。
また、第2半導体スイッチ514のベース及び第1抵抗517の間には第2抵抗516(R2)の一端が接続されている。第2抵抗516の他端にはLEDに流れる電流を制御する第2電源部515が接続され、出力電圧を変えることができるように構成されている。
第1抵抗517及び第2抵抗516は分圧抵抗である。例えば、シャント抵抗518に電流が流れておらず、シャント抵抗518に係る電圧Vshが0Vである場合、第2半導体スイッチ514のベースには、第2電源部515の出力電圧が分圧されたVdivが印加されるように構成されている。
図5は本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置100における、第2電源部515の構成を説明する回路図である。第2電源部515は、いわゆるラダー抵抗回路によるDAC(デジタル/アナログ変換器)を用いて、出力電圧を変更できるように構成されている。以下、ラダー抵抗回路によるDACを、ラダーDACという。また、説明の便宜上、該ラダーDACが3ビットである場合を例として説明するが、これに限るものでなく、8ビットであってもよく10ビットであっても良い。
例えば、第2電源部515は、IOポートRB0〜2の各々に、2kΩの抵抗の一端が接続されており、RB2に接続されている2kΩの抵抗とRB1に接続されている2kΩの抵抗の他端、RB1に接続されている2kΩの抵抗とRB0に接続されている2kΩの抵抗の他端には、1kΩの抵抗が各々接続されている。また、RB0に接続されている2kΩの抵抗及び1kΩの抵抗の接続点には2kΩの抵抗の一端が接続され、該2kΩの抵抗の他端はGNDに接続されている。
このようなラダー抵抗回路を有する第2電源部515は、IOポートRB0〜2を介して3ビットのデジタル信号が入力され、これらのデジタル信号の組み合わせを、0から7までの10進数で表すことができる。すなわち、第2電源部515における最大出力電圧を、8等分して、選択的に出力する制御が可能である。
例えば、第2電源部515における最大出力電圧が5Vである場合は、0V〜4.375Vの範囲において、各々0.625Vの差を有する8つの電圧値を選択的に出力することができる。また、IOポートの数(ビット)を増やすことにより、斯かる差を小さくし、より細かい制御が可能である。
このような構成を有する第2電源部515は、例えば、制御部1によってIOポートRB0〜2へのデジタル信号出力が行われ、抵抗による分圧だけで所定のアナログ電圧が出力できるので、高速応答が可能であり、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧を滑らかに、かつ短時間内に減少又は上昇させることができる。
以上のように、制御部1によって第2電源部515から出力される電圧(Vdac)が制御され、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧が、第2半導体スイッチ514をオンにする閾値以上となる場合、第2半導体スイッチ514がオンとなり、第1電源部512から出力される電圧は第2半導体スイッチ514を介してGNDに落とされる。
一方、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧が、前記閾値以下となる場合は、第2半導体スイッチ514がオフとなり、第1電源部512から出力される電圧が第1半導体スイッチ511のゲートに印加され、第1半導体スイッチ511のドレインからソースに電流が流れる。
また、本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置100においては、セレクト信号により何れかのFET(FET0,FET1,・・・の何れか)がオンになるまで、第2半導体スイッチ514のベースに前記閾値以上の電圧が印加され、第1半導体スイッチ511のゲートに印加される電圧は0Vとなるように構成されている。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置100における発光部駆動回路51は定電流回路であり、前記Vdiv及びVshは下式の関係を有している。
Vdiv={R1/(R1+R2)}・Vdac+{R2/(R1+R2)}・Vsh
従って、上述した同様の方法によって、第2電源部515から出力される電圧を調整することにより、LEDを流れる電流を変更できるように構成されている。
すなわち、上述した式から分かるように、Vdac及びVshは反比例関係にある。換言すれば、シャント抵抗518が一定であるので、Vdacが上昇した場合、LEDを流れる電流が減少し、Vdacが減少した場合、LEDを流れる電流が上昇する。
タッチパネル装置は、縦方向と横方向の長さが異なる場合が多く、このような場合においても、縦方向のLEDと横方向のLEDの受光強度を同様にする必要がある。従って、第2電源部515の出力電圧を制御することにより、タッチパネル装置の縦方向及び横方向に配置するLED駆動回路の構成を共通とした場合でも、縦方向に配置するLEDと横方向に配置するLEDとの駆動電流の値を各々調整することにより、LEDの受光強度が同じとなるようにすることができる。
本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置100における発光部駆動回路51は、以上のような構成を有することから、上述したように、セレクト信号に応じてLEDが点灯する瞬間、一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生する問題に対応することができる。以下、詳しく説明する。
発光部駆動回路51においては、以下のようなシーケンスを実行することにより、電流を一定に調整する。
セレクト信号により何れかのFETがオンになり、第1半導体スイッチ511がオンになった場合、LED電源からシャント抵抗518に電流が流れ始めるので、シャント抵抗518に係る電圧Vshが上昇する(以下、ステップ1という)。この際、上述した式により、Vshの上昇に比例してVdivが上昇するので、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧が上昇する(以下、ステップ2という)。
これにより、第2半導体スイッチ514がオンになると、第1半導体スイッチ511のゲートに印加される電圧が減少するので、第1半導体スイッチ511のドレイン及びソース間を流れる電流が減少し、Vshが減少する(以下、ステップ3という)。
この際、上述した式により、Vshの減少に比例してVdivが減少するので、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧が減少する(以下、ステップ4という)。
これにより、第2半導体スイッチ514がオフになると、第1半導体スイッチ511のゲートに印加される電圧が上昇するので、第1半導体スイッチ511のドレイン及びソース間を流れる電流が上昇し、再びVshが上昇する(ステップ1)。
このようなステップ1〜ステップ4を繰り返すシーケンスにより、発光部駆動回路51は、LEDに流れる電流を一定にする。
しかし、このようなシーケンスの実行による電流調整が開始されるまで、すなわち、第2半導体スイッチ514がオンになるまでにはタイムラグがある。また、従来においては、上述したように、第1半導体スイッチ511が既にオン状態であるので、セレクト信号により何れかのFETがオンになった直後、LEDにスパイク電流が流れる問題が生じる。
これに対して、本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置100においては、発光部駆動回路51が、出力電圧を変えることができる第2電源部515を備えている。第2電源部515は、何れかのFETがオンになるまで第2半導体スイッチ514をオン状態にしておき、セレクト信号により何れかのFETがオンになった後に、第2半導体スイッチ514をオフさせて、第1半導体スイッチ511のゲートに対する、第1電源部512から出力される電圧の印加を許可するように構成されている。
図6(A)は本発明の実施の形態1に係る光学式タッチパネル装置100の発光部駆動回路51におけるシーケンスを示す図である。
上述したように、発光部駆動回路51においては、セレクト信号により何れかのFETがオンになってから始めて、第2半導体スイッチ514をオフにするために、制御部1が第2電源部515の制御を行う。
具体的には、制御部1は、以下の制御を行う。セレクト信号により何れかのFETをオンにする前に、第2電源部515から出力される電圧VdacをV1に設定する。V1は、選択されたLEDに流れる電流を制御する際に第2電源部515から出力される電圧V2よりも高い電圧値である。
セレクト信号により何れかのFETがオンにされる前は、LEDに電流は流れていないので、Vshは0Vである。すなわち、第2電源部515から出力される電圧V1は、第1抵抗517、第2抵抗516により分圧され、分圧された電圧が第2半導体スイッチ514のベースに印加される。上述の分圧された電圧により第2半導体スイッチ514がオンになるように、第1抵抗517、第2抵抗516各々の抵抗値に基づいてV1を設定しておく。今、第2半導体スイッチ514はオンになっているので、第1電源部512から出力される電圧は第2半導体スイッチ514を介してGNDに落とされる。
次に、セレクト信号により何れかのFETがオンにされた後、第2電源部515から出力される電圧VdacをV1からV2に向けて減少させる。
セレクト信号により何れかのFETがオンになったとき、上述したように、第2半導体スイッチ514がオン状態であるので、第1半導体スイッチ511のゲートに印加される電圧は0Vであり、第1半導体スイッチ511のドレイン及びソース間に電流は流れていない。
ここで、第2電源部515から出力される電圧VdacをV1からV2に向けて減少させて行き、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧が閾値(例えば、0.6V)以下に達し、第2半導体スイッチ514がオフ状態になると、第1半導体スイッチ511のゲートに電圧が印加される。第2半導体スイッチ514がオフ状態になるまで、また、第1半導体スイッチ511のドレイン及びソース間に電流が流れるまでの電圧値になるまでにはいくらかの時間が必要である。このような遅延効果は、第2半導体スイッチの寄生容量(入力容量)の作用によるものと考えられる。
上述の遅延効果、及び、第2電源部515の出力電圧の制御によってLEDに流れる電流が徐々に上昇するので(図6(A)の楕円部参照)、本発明の実施の形態1に係る発光部駆動回路51においては、第1半導体スイッチ511がオンになった直後に、スパイク電流が発生することを防止できる。また、斯かる遅延効果が生じている間に、上述したような、電流調整のシーケンスが開始されるので、スパイク電流を防止しつつ、LEDの電流を一定に保つことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る光学式タッチパネル装置100においては、発光部駆動回路51の構成が、実施の形態1における発光部駆動回路51と略同じであるが、第2電源部の構成にて相違する。
図7は本発明の実施の形態2に係る光学式タッチパネル装置100における、発光部5を駆動する発光部駆動回路51を説明する回路図である。
実施の形態2に係る発光部駆動回路51においては、実施の形態1と同様、第1半導体スイッチ511のゲート及び第1電源部512の間に、第2半導体スイッチ514が接続されている。第2半導体スイッチ514は、例えば、NPN型のバイポーラトランジスタであり、第1半導体スイッチ511のゲートに印加される電圧を制御する。
より詳しくは、第1電源部512及び第1半導体スイッチ511のゲートの間には、第2半導体スイッチ514のコレクタが接続されており、第2半導体スイッチ514のエミッタはGNDに接続されている。また、第2半導体スイッチ514のベースは、第1抵抗517を介してシャント抵抗518の一端に接続されている。また、第2半導体スイッチ514のベース及び第1抵抗517の接続点には、第2抵抗516の一端が接続されており、第2抵抗516の他端には第2電源部515Aが接続されている。
第2電源部515Aは、2つの定電圧源5151,5152を有しており、何れかの定電圧源を第2抵抗516の他端側に接続するためのスイッチを更に有している。このスイッチは、例えば、アナログスイッチICで構成される。制御部1により何れかのFETをオンにする選択がなされると、アナログスイッチICにより、定電圧源5151、5152の切り替え制御が行われる。
定電圧源5151から出力される電圧(V1)は、V1>>Vdivの関係にあり、第2電源部515AからV1が出力されている場合は、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧は前記閾値以上となり、第2半導体スイッチ514がオンとなる。(図6参照)
一方、定電圧源5152から出力される電圧(V2)は、V1より小さく、第2電源部515AからV2が出力されている場合は、第2半導体スイッチ514のベースに印加される電圧は前記閾値以下となり、第2半導体スイッチ514はオフ状態になり、第1電源部512から出力される電圧が第1半導体スイッチ511のゲートに印加される。
また、本発明の実施の形態2に係る光学式タッチパネル装置100においては、セレクト信号により何れかのFETがオンになるまで、第2電源部515AからV1が出力されて、第2半導体スイッチ514のベースに前記閾値以上の電圧が印加され、第1半導体スイッチ511のゲートに印加される電圧は0Vとなるように構成されている。
本発明の実施の形態2に係る光学式タッチパネル装置100における発光部駆動回路51は、以上のような構成を有することから、上述したように、セレクト信号に応じてLEDが点灯する瞬間、一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生する問題に対応することができる。以下、詳しく説明する。
本発明の実施の形態2に係る光学式タッチパネル装置100においては、発光部駆動回路51が第2電源部515Aを有しており、セレクト信号により何れかのFETがオンになった後に、第2電源部515Aが前記切替スイッチの接続を定電圧源5151から定電圧源5152に切り替える。従って、セレクト信号により何れかのFETがオンになった後に、第2半導体スイッチ514がオフになり、第1半導体スイッチ511のゲートに対して第1電源部512から出力される電圧が印加される。
この際、上述したように、第1半導体スイッチ511のゲートに印加されている電圧は0Vである。従って、実施の形態2においても、実施の形態1にて説明した遅延効果により、第1半導体スイッチ511のゲートに電圧が印加されて、第1半導体スイッチ511のドレイン及びソース間に電流が流れるまでの電圧値になるまではいくらかの時間が必要である。これによって、LEDに流れる電流が徐々に上昇するので(図6(B)の楕円部参照)、本発明の実施の形態2に係る発光部駆動回路51においても、第1半導体スイッチ511がオンになった直後に発生するスパイク電流を防止できる。
なお、LEDに流れる電流を一定にする調整については、実施の形態1の場合と同様、ステップ1〜ステップ4のシーケンスを繰り返すことにより、行なわれる。以下、詳しい説明を省略する。
以上のように、実施の形態2に係る発光部駆動回路51は、ラダー抵抗回路の代わりに、定電圧源を用いる構成を有することから、制御用ポートが1つで済み、制御を単純(簡易)にすることができる。また、定電圧源は出力インピーダンスが高いので、ラダー抵抗回路のように、バッファアンプを用いる必要がない。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る光学式タッチパネル装置100においては、発光部駆動回路51の構成が、実施の形態2における発光部駆動回路51と略同じであるが、コンデンサを更に備えている。
図8は本発明の実施の形態3に係る光学式タッチパネル装置100における、発光部5を駆動する発光部駆動回路51を説明する回路図である。
実施の形態3に係る光学式タッチパネル装置100における、発光部駆動回路51では、第2抵抗516及び第2半導体スイッチ514のベースの間にコンデンサ513の一端が接続されており、コンデンサ513の他端はGNDに接続されている。他の構成については、実施の形態2と同様であり、説明を省略する。
このような構成によって、第2抵抗516はコンデンサ513と共にローパスフィルタを形成するので、第2半導体スイッチ514のゲートに印加される電圧のうち、高周波数成分を除去する。従って、第2半導体スイッチ514における応答がより緩やかになる。
本発明の実施の形態3に係る光学式タッチパネル装置100における発光部駆動回路51は、以上のような構成を有することから、上述したように、セレクト信号に応じてLEDが点灯する瞬間、一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生する問題に対応することができる。
すなわち、本発明の実施の形態3に係る光学式タッチパネル装置100は、実施の形態2に係る光学式タッチパネル装置100と同様、セレクト信号により何れかのFETがオンになった後に、第2電源部515Aが前記切替スイッチの接続を定電圧源5151から定電圧源5152に切り替える。この際、第1半導体スイッチ511のゲートにかかっている電圧は0Vであるので、上述したような遅延効果が得られる。
更に、本発明の実施の形態3に係る光学式タッチパネル装置100においては、第2抵抗516及びコンデンサ513がローパスフィルタを形成して、第2半導体スイッチ514のゲートに印加される電圧のうち、高周波数成分を除去する。これによって、第2半導体スイッチ514における応答がより緩やかになり、これに応じて、第1半導体スイッチ511における応答がより緩やかになり、LEDに流れる電流の立ち上がりを示すスルーレートを緩やかにすることができる。従って、本発明の実施の形態3に係る発光部駆動回路51においても、第1半導体スイッチ511がオンになった直後にスパイク電流が発生することを防止できる。
なお、LEDに流れる電流を一定にする調整については、実施の形態1の場合と同様、ステップ1〜ステップ4のシーケンスを繰り返すことにより、行なわれる。
また、以上の説明においては、実施の形態3に係る発光部駆動回路51が第2電源部515Aを備える場合を例として説明したが、これに限るものでなく、第2電源部515を備えるように構成しても良い。
実施の形態1又は2と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る光学式タッチパネル装置100においては、発光部駆動回路51の構成が、実施の形態1における発光部駆動回路51と略同じであるが、バッファアンプを更に有している。
図9は本発明の実施の形態4に係る光学式タッチパネル装置100における、発光部5を駆動する発光部駆動回路51を説明する回路図である。
実施の形態4に係る光学式タッチパネル装置100における、発光部駆動回路51では、第2抵抗516及び第2電源部515の間にバッファアンプ519が接続されている。他の構成については、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
バッファアンプ519は、第2電源部515の出力インピーダンスを下げる。これによって、第2電源部515の出力インピーダンスによるVdivの低下を防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態4に係る光学式タッチパネル装置100における発光部駆動回路51は、実施の形態1に係る発光部駆動回路51と同様の構成を有しているので、実施の形態1に係る発光部駆動回路51と同様の作用により、セレクト信号に応じてLEDが点灯する瞬間、一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生する問題に対応することができる。以下、詳しい説明を省略する。
なお、LEDに流れる電流を一定にする調整又は変更については、実施の形態1の場合と同様であり、詳しい説明を省略する。
また、以上の記載に限るものでなく、実施の形態3と同様、第2抵抗516及び第2半導体スイッチ514のベースの間にコンデンサ513を更に接続しても良い。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明の実施態様1においては、複数の発光体のうち、選択された何れかの発光体に流れる電流を検出する検出抵抗518と、前記発光体及び検出抵抗518の間に接続され、前記電流のオンオフ制御を行う第1半導体スイッチ511と、該第1半導体スイッチ511に電圧を印加する第1電源部512と、前記第1半導体スイッチ511及び前記検出抵抗518の接続点に一端が接続された第1抵抗517と、前記第1抵抗517の他端と一端が接続された第2抵抗516と、前記第2抵抗516の他端に接続され、出力電圧を変更することにより前記電流の制御を行う第2電源部515,515Aと、前記第1半導体スイッチ511と、前記第1抵抗517及び第2抵抗516の接続点との間に設けられた第2半導体スイッチとを備え、前記第2電源部515,515Aは、何れかの発光体が選択される前に、第1電圧を出力し、何れかの発光体が選択された後に、第1電圧より低い第2電圧を出力することを特徴とする。
本発明によれば、前記第2電源部は、何れかの発光体が選択される前に、第1電圧を出力し、何れかの発光体が選択された後に、第1電圧より低い第2電圧を出力することにより、前記発光体に電流が流れ始める際、前記第1電源部が出力する電圧が前記第1半導体スイッチに印加されることを制限して、発光体へ一気に大きな電流が流れてスパイク電流が発生することを未然に防止することができる。
本発明の実施態様2においては、前記第1電圧は、前記第2半導体スイッチをオンにする閾値電圧より高い電圧であり、前記第2電圧は、該閾値より低い電圧であることを特徴とする。
本発明によれば、前記第2電源部が、前記閾値電圧より高い第1電圧、及び、該閾値より低い第2電圧を出力し、これに応じて、前記第2半導体スイッチがオンオフされることにより、前記発光体に電流が流れ始める際、前記第1電源部が出力する電圧が前記第1半導体スイッチに印加されることを防止することができる。
本発明の実施態様3においては、前記第2電源部515,515Aは、ラダー回路を用いることを特徴とする。
本発明によれば、前記第2電源部がラダー回路を有することから、抵抗による分圧だけで所定のアナログ電圧が出力できるので、高速応答ができ、第2半導体スイッチのベースに印加される電圧を滑らかにし、かつ短時間内に減少又は上昇させることができる。
本発明の実施態様4においては、前記第2抵抗516の他端側に接続されたバッファアンプ519を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記バッファアンプが前記第2電圧部の出力インピーダンスを下げて、可変電圧部の出力インピーダンスにより第2半導体スイッチに印加される電圧が低下することを防ぐことができる。
本発明の実施態様5においては、前記第2電源部515,515Aは、前記第1電圧を出力する第1定電圧源5151と、前記第2電圧を出力する第2定電圧源5152とを備え、前記第1定電圧源又は第2定電圧源の何れかを選択的に出力するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記第2電源部が第1定電圧源又は第2定電圧源からの電圧を選択的に出力し、これに応じて、前記第2半導体スイッチがオンオフされることにより、前記発光体に電流が流れ始める際、前記第1電源部が出力する電圧が前記第1半導体スイッチに印加されることを防止することができる。
本発明の実施態様6においては、前記第2抵抗516の一端側に接続されたコンデンサ513を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記第2抵抗及びコンデンサがローパスフィルタを形成して、前記第2半導体スイッチのゲートに印加される電圧のうち、高周波数成分を除去し、該第2半導体スイッチにおける応答を緩やかにすることができる。
本発明の実施態様7においては、前述した何れかに記載の駆動回路51と、該駆動回路51によって駆動される発光体とを備え、該発光体が発する光を遮光する遮光物の位置を検出することにより、座標入力を受け付けることを特徴とする。
本発明によれば、前記駆動回路によって駆動される発光体が発する光が遮光されることにより、斯かる遮光物の位置が検出され、検出された遮光物の位置が入力された座標として認識することができる。
1 制御部
51 発光部駆動回路
100 光学式タッチパネル装置
511 第1半導体スイッチ
512 第1電源部
513 コンデンサ
514 第2半導体スイッチ
515,515A 第2電源部
516 第2抵抗
517 第1抵抗
518 シャント抵抗
519 バッファアンプ

Claims (7)

  1. 複数の発光体のうち、選択された何れかの発光体に流れる電流を検出する検出抵抗と、
    前記発光体及び検出抵抗の間に接続され、前記電流のオンオフ制御を行う第1半導体スイッチと、
    該第1半導体スイッチに電圧を印加する第1電源部と、
    前記第1半導体スイッチ及び前記検出抵抗の接続点に一端が接続された第1抵抗と、
    前記第1抵抗の他端と一端が接続された第2抵抗と、
    前記第2抵抗の他端に接続され、出力電圧を変更することにより前記電流の制御を行う第2電源部と、
    前記第1半導体スイッチと、前記第1抵抗及び第2抵抗の接続点との間に設けられた第2半導体スイッチとを備え、
    前記第2電源部は、何れかの発光体が選択される前に、第1電圧を出力し、何れかの発光体が選択された後に、第1電圧より低い第2電圧を出力することを特徴とする駆動回路。
  2. 前記第1電圧は、前記第2半導体スイッチをオンにする閾値電圧より高い電圧であり、前記第2電圧は、該閾値より低い電圧であることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記第2電源部は、ラダー回路を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動回路。
  4. 前記第2抵抗の他端側に接続されたバッファアンプを備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の駆動回路。
  5. 前記第2電源部は、前記第1電圧を出力する第1定電圧源と、前記第2電圧を出力する第2定電圧源とを備え、前記第1定電圧源又は第2定電圧源の何れかを選択的に出力するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動回路。
  6. 前記第2抵抗の一端側に接続されたコンデンサを備えることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の駆動回路。
  7. 請求項1から6の何れかに記載の駆動回路と、
    該駆動回路によって駆動される発光体とを備え、
    該発光体が発する光を遮光する遮光物の位置を検出することにより、座標入力を受け付けることを特徴とするタッチパネル装置。

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