JP2015136845A - オフセンター検出装置およびオフセンター検出方法 - Google Patents
オフセンター検出装置およびオフセンター検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015136845A JP2015136845A JP2014009278A JP2014009278A JP2015136845A JP 2015136845 A JP2015136845 A JP 2015136845A JP 2014009278 A JP2014009278 A JP 2014009278A JP 2014009278 A JP2014009278 A JP 2014009278A JP 2015136845 A JP2015136845 A JP 2015136845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center
- cover
- detection
- detecting
- detection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims abstract description 62
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 20
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims abstract description 16
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 31
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 5
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
【課題】タイヤ成形時のシェ−ピング工程においてオフセンターの発生を精度良く簡便に検出することができるオフセンター検出装置およびオフセンター検出方法を提供する。【解決手段】1stカバーの上に2ndカバーを重ね合わせてシェーピングすることにより成形されたローカバーにおいて、1stカバーのセンターと2ndカバーのセンターとの間のオフセンターを検出するオフセンター検出装置であって、1stカバーのセンター位置に対向するように配置されて、回転するローカバーの2ndカバーのセンター位置を検出する検出手段と、検出手段により検出された2ndカバーのセンター位置と、1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて、1stカバーと2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定するオフセンター判定手段とを備えているオフセンター検出装置。【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤ成形時のシェ−ピング工程において発生する1stカバーのセンターと2ndカバーのセンターとのずれ(オフセンター)を検出するオフセンター検出装置およびオフセンター検出方法に関する。
タイヤは、一般に、シェ−ピング(SHP)工程において1stカバーと2ndカバーとを重ね合わせることにより成形されたローカバーを加硫成形することにより製造される。
即ち、タイヤは、図5に示すように、タイヤの内側を構成するシート状のゴム付繊維の複数層が重ねられた1stカバー50に2ndカバーが重ね合わされて構成されている。そして、2ndカバーは、タイヤの外側を構成するシート状のゴム付スチールコードが複数重ねられているスチールベルト52とタイヤの一番外側を構成しているトレッドゴム54とが重ね合わされて構成されている。
具体的には、1st成形機により成形された1stカバー50と2nd成形機により成形された2ndカバーとが、上記したようにシェ−ピング工程において、2nd成形機により重ね合わされることによりローカバーTが成形される。
このシェーピング工程において、図6(A)に示すように、1stカバー50のセンターに対応する基準線位置と、重ね合わされた2ndカバーのセンターとの間でオフセンターが生じることがある。なお、2ndカバーのセンターとは、具体的には、トレッドゴム54に設けられたトレッド溝55のセンター位置である。また、図6(B)に示すように、2ndカバーのトレッドゴム54が蛇行して1stカバー50に重ね合わされて、前記基準線位置と2ndカバーのセンターとの間でオフセンターが生じることがある。これらのオフセンターが発生していると、加硫後のタイヤにおいてバランス不良が生じる恐れがある。
このため、従来より、シェ−ピング工程において、作業者が目視によって、オフセンターの発生の有無を確認していた。また、通常、目視によるオフセンターの発生の有無の確認は、1本目のローカバー成形時に行われ、その後は、異なるサイズのローカバーの成形に切り替えられるまで、目視による確認を行わずに連続してローカバーの成形が行われていた。
しかしながら、このような目視による確認は、オフセンターの発生の検出精度が低いため、オフセンターが発生しているにも拘わらずオフセンターが発生していないと判定された場合には、不良タイヤが成形されてスクラップとなる恐れがある。また、2本目以降では目視による確認を行っていないため、2本目以降でオフセンターが発生した場合には、大量の不良タイヤが成形されてスクラップとなる恐れがある。
そこで、オフセンターの発生の有無を検出する種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2)が、検出精度と簡便性の点からは未だ充分とは言えなかった。
本発明は、タイヤ成形時のシェ−ピング工程においてオフセンターの発生を精度良く簡便に検出することができるオフセンター検出装置およびオフセンター検出方法を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題の解決について鋭意検討を行った結果、以下に記載する発明により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
請求項1に記載の発明は、
1stカバーの上に2ndカバーを重ね合わせてシェーピングすることにより成形されたローカバーにおいて、前記1stカバーのセンターと前記2ndカバーのセンターとの間のオフセンターを検出するオフセンター検出装置であって、
前記1stカバーのセンター位置に対向するように配置されて、回転する前記ローカバーの前記2ndカバーのセンター位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記2ndカバーのセンター位置と、前記1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定するオフセンター判定手段とを
備えていることを特徴とするオフセンター検出装置である。
1stカバーの上に2ndカバーを重ね合わせてシェーピングすることにより成形されたローカバーにおいて、前記1stカバーのセンターと前記2ndカバーのセンターとの間のオフセンターを検出するオフセンター検出装置であって、
前記1stカバーのセンター位置に対向するように配置されて、回転する前記ローカバーの前記2ndカバーのセンター位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記2ndカバーのセンター位置と、前記1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定するオフセンター判定手段とを
備えていることを特徴とするオフセンター検出装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記2ndカバーのセンター位置の検出が、2ndカバーのセンターに設けられた溝の位置を検出することにより行われるものであることを特徴とする請求項1に記載のオフセンター検出装置である。
前記2ndカバーのセンター位置の検出が、2ndカバーのセンターに設けられた溝の位置を検出することにより行われるものであることを特徴とする請求項1に記載のオフセンター検出装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記ローカバーの径に応じて、前記検出手段を前記ローカバーの径方向に自在に移動させる駆動ユニットが、前記検出手段に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオフセンター検出装置である。
前記ローカバーの径に応じて、前記検出手段を前記ローカバーの径方向に自在に移動させる駆動ユニットが、前記検出手段に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオフセンター検出装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記検出手段が、前記2ndカバーの表面にレーザー光線を照射することにより、前記2ndカバーのセンターに設けられた溝の位置を検出する2次元変位センサーであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のオフセンター検出装置である。
前記検出手段が、前記2ndカバーの表面にレーザー光線を照射することにより、前記2ndカバーのセンターに設けられた溝の位置を検出する2次元変位センサーであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のオフセンター検出装置である。
請求項5に記載の発明は、
さらに、前記オフセンター判定手段によって、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生していると判定された場合、オフセンターの発生を警告する警告手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のオフセンター検出装置である。
さらに、前記オフセンター判定手段によって、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生していると判定された場合、オフセンターの発生を警告する警告手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のオフセンター検出装置である。
請求項6に記載の発明は、
さらに、前記警告手段からの警告に基づいて、前記ローカバーの成形を停止させる停止手段が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のオフセンター検出装置である。
さらに、前記警告手段からの警告に基づいて、前記ローカバーの成形を停止させる停止手段が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のオフセンター検出装置である。
請求項7に記載の発明は、
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のオフセンター検出装置を用いて、前記1stカバーのセンターと前記2ndカバーのセンターとの間のオフセンターを検出するオフセンター検出方法であって、
前記1stカバーのセンター位置に対向するように配置された検出手段により、回転する前記ローカバーの前記2ndカバーのセンター位置を検出する検出工程と、
前記検出工程において検出された前記2ndカバーのセンター位置と、前記1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定するオフセンター判定工程とを
備えていることを特徴とするオフセンター検出方法である。
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のオフセンター検出装置を用いて、前記1stカバーのセンターと前記2ndカバーのセンターとの間のオフセンターを検出するオフセンター検出方法であって、
前記1stカバーのセンター位置に対向するように配置された検出手段により、回転する前記ローカバーの前記2ndカバーのセンター位置を検出する検出工程と、
前記検出工程において検出された前記2ndカバーのセンター位置と、前記1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定するオフセンター判定工程とを
備えていることを特徴とするオフセンター検出方法である。
本発明によれば、タイヤ成形時のシェ−ピング工程においてオフセンターの発生を精度良く簡便に検出することができるオフセンター検出装置およびオフセンター検出方法を提供することができる。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を参照して説明する。
1.オフセンター検出装置の特徴部
本実施の形態に係るオフセンター検出装置は、前記したように、1stカバーの上に2ndカバーを重ね合わせてシェーピングすることにより成形されたローカバーにおいて、ずれや蛇行により1stカバーのセンターと、2ndカバーのセンターとの間に発生したオフセンターを検出する装置である。
本実施の形態に係るオフセンター検出装置は、前記したように、1stカバーの上に2ndカバーを重ね合わせてシェーピングすることにより成形されたローカバーにおいて、ずれや蛇行により1stカバーのセンターと、2ndカバーのセンターとの間に発生したオフセンターを検出する装置である。
このため、本実施の形態に係るオフセンター検出装置は、2次元変位センサーなどの検出手段を備えると共に、オフセンター判定手段を備えていることを特徴とする。そして、検出手段は、所定の位置まで搬送されたローカバーを回転させながら、2ndカバーのセンター位置として、2ndカバーの最外側に位置するトレッドゴムのセンターに設けられたトレッド溝の位置を検出する。また、オフセンター判定手段は、検出手段により検出された2ndカバーのセンター位置と基準線位置となる1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて1stカバーと2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定する。
図1は、本実施の形態に係るオフセンター検出装置に配置された2次元変位センサーの拡大構成図である。この2次元変位センサー2は、1stカバーのセンター位置と対向するように配置されている。
そして、この2次元変位センサー2から2ndカバーの表面、即ち、トレッドゴム22のトレッド溝23とその近傍に向けて、レーザー光線Lを照射しながら、ローカバーを回転させる。これにより、2次元変位センサー2が、トレッド溝23のセンター位置をローカバーの周方向に亘って検出する。
2次元変位センサー2により検出されたトレッド溝23の位置信号は、センサーアンプ4で増幅処理された後、図示しないオフセンター判定手段に送信される。
オフセンター判定手段は、図2に示すように、受信したトレッド溝23の位置信号に基づいて、トレッド溝23のセンター位置と基準線位置との間の間隔を求めて、その値を基準線位置に対するずれ量とする。
そして、このずれ量が予め設定された許容範囲に入っているか否かを判断し、許容範囲を超えている場合には、1stカバーと2ndカバーとの間にオフセンターが発生していると判定する。
このように、本実施の形態によれば、2次元変位センサー2のような検出手段を用いてオフセンターの発生を検出しているため、高い精度でオフセンターの発生を極めて簡便に検出することができる。
例えば、本実施の形態で用いた2次元変位センサーの場合、基準線位置からのずれ量を0.1mm以下の精度で充分に検出することができる。
また、本実施の形態において、オフセンターの発生の検出は成形される全てのローカバーを対象として容易に行うことができるため、連続したローカバーの成形に際しても、オフセンターの発生を精度良く、早期に検出することができる。
この結果、ずれや蛇行によりオフセンターが発生したローカバーTの成形を未然に防ぐことが可能となり、大量の不良タイヤが成形されてスクラップとなることを防ぐことができる。
そして、オフセンターが発生した場合でも、早期に検出されるため、作業者による手直しが充分可能であり、スクラップとなる不良タイヤの発生をさらに低減させることができる。
なお、2次元変位センサー2には、ローカバーTの径に応じて、2次元変位センサー2をローカバーTの径方向に自在に移動させる駆動ユニットが設けられていることが好ましい。これにより、図3(A)に示す小さな外径のローカバーTの場合であっても、また図3(B)に示す大きな外径のローカバーTの場合であっても、レーザー光線Lの焦点がローカバーTのトレッド溝23に合うように、2次元変位センサー2の位置をローカバーTの径方向に容易に調整することができ、異なるサイズのローカバーTの成形にも容易に対応することができる。
なお、上記においては、検出手段として2次元変位センサーを用いているが、トレッド溝のセンター位置を検出することができるものであれば、これに限定されない。
2.オフセンター検出装置の全体構成
以下、本発明に係るオフセンター検出装置の一例の全体構成として、上記した2次元変位センサーが組み込まれているオフセンター検出装置を挙げ、図4に基づいて説明する。
以下、本発明に係るオフセンター検出装置の一例の全体構成として、上記した2次元変位センサーが組み込まれているオフセンター検出装置を挙げ、図4に基づいて説明する。
図4に示すように、このオフセンター検出装置1は、2次元変位センサー2と、センサーアンプ4と、オフセンター判定手段としての第1シーケンサ6と、ローカバーTを搬送するための搬送装置30と、2次元変位センサー2の位置を調整するための駆動ユニット(図示せず)とを備えている。
また、このオフセンター検出装置1は、第1シーケンサ6によりオフセンターが発生していると判定された場合に、オフセンターの発生を警告する警告手段として、第2シーケンサ8と、警告表示灯9とを備えている。
なお、第1シーケンサ6は2次元変位センサー2を制御する役割を兼ねており、第2シーケンサ8は2nd成形機などの成形装置を制御する役割を兼ねている。そして、第1シーケンサ6および第2シーケンサ8には、それぞれに対応した処理を行うためのプログラムが内蔵されている(PLC)。
3.オフセンターの検出
上記の構成のオフセンター検出装置を用いたオフセンターの検出について、具体的に説明する。
上記の構成のオフセンター検出装置を用いたオフセンターの検出について、具体的に説明する。
(1)ローカバーの装着
まず、1st成形機により成形された1stカバー10の上に2nd成形機で2ndカバー20を重ね合わせてシェーピングすることによりローカバーTを成形した後、このローカバーTを、搬送装置30を用いて、1stカバー10の中心位置が2次元変位センサー2の中心位置に対向する位置まで搬送しセットする。
まず、1st成形機により成形された1stカバー10の上に2nd成形機で2ndカバー20を重ね合わせてシェーピングすることによりローカバーTを成形した後、このローカバーTを、搬送装置30を用いて、1stカバー10の中心位置が2次元変位センサー2の中心位置に対向する位置まで搬送しセットする。
これにより、2ndカバー20のセンター位置がオフセンターしていなければ、トレッド溝23が、常に2次元変位センサー2の中心位置に対向する位置に停止するように制御することができる。なお、トレッド溝23の深さは、通常約1mmである。
(2)ずれの測定
次に、前記したように、2次元変位センサー2から2ndカバー20の表面、即ち、トレッドゴム22のトレッド溝23とその近傍に向けて、レーザー光線Lを照射しながら、搬送装置30のロッド軸31を支軸にしてローカバーTを回転させる。これにより、2次元変位センサー2が、トレッド溝23のセンサー位置をローカバーの周方向に亘って検出することができる。
次に、前記したように、2次元変位センサー2から2ndカバー20の表面、即ち、トレッドゴム22のトレッド溝23とその近傍に向けて、レーザー光線Lを照射しながら、搬送装置30のロッド軸31を支軸にしてローカバーTを回転させる。これにより、2次元変位センサー2が、トレッド溝23のセンサー位置をローカバーの周方向に亘って検出することができる。
なお、ローカバーTの種類が変更される場合には、2次元変位センサー2による検出を始める前に、モーター・エンコーダあるいはサーボモータと、ボールネジあるいはタイミングベルトとを備えた駆動ユニット(図示せず)を用いて、前記したように、レーザー光線Lの焦点がローカバーTのトレッド溝23に合うように、2次元変位センサー2の位置をローカバーTの径方向に調整する。
2次元変位センサー2は、検出したトレッド溝23の位置信号を、前記したように、センサーアンプ4に波形信号として送信する。センサーアンプ4は、受信した波形信号に増幅処理を行った後、第1シーケンサ6へアナログ信号S1として送信する。
第1シーケンサ6には、1stカバー10のセンター位置である基準線位置が予め記憶されており、受信したアナログ信号S1に基づいて、トレッド溝23のセンター位置と1stカバー10のセンター位置との間の間隔を求め、基準線位置に対するずれ量とする(図2参照)。
(3)ずれへの対応
第1シーケンサ6は、得られたずれ量に基づいて、1stカバーと2ndカバーとの間でオフセンターが発生しているか否かを判定して、その結果を第2シーケンサ8にOK/NG信号S3として送信する。
第1シーケンサ6は、得られたずれ量に基づいて、1stカバーと2ndカバーとの間でオフセンターが発生しているか否かを判定して、その結果を第2シーケンサ8にOK/NG信号S3として送信する。
具体的には、ずれ量が許容範囲を超えていると第1シーケンサ6が判定した場合には、1stカバーと2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているとして、NG信号を第2シーケンサ8に送信する。
そして、ずれ量の値が回転角度によって変化している場合には、2ndカバーの蛇行によるオフセンターが発生しているとして、NG信号を第2シーケンサ8に送信する。
第2シーケンサ8は、NG信号を受信、即ち、オフセンターが発生しているとの信号を受信した場合、警告信号S5を警告表示灯9に送信する。警告表示灯9は警告信号S5の受信に対応して点灯され、周囲にオフセンターの発生を知らせる。
このとき、第2シーケンサ8は、警告信号S5に併せてシェーピング工程を停止させる停止信号S6を送信することが好ましい。この停止信号S6により、自動的に成形設備を停止させることができるため、オフセンターの発生に対して、すばやく対応することができる。なお、停止信号S6を発信することに替え、警告表示灯9の点灯に合わせて、作業者が成形設備を停止させてもよい。
一方、ずれ量が許容範囲を超えていないと第1シーケンサ6が判定した場合には、1stカバーと2ndカバーとの間にオフセンターが発生していないとして、OK信号を第2シーケンサ8に送信する。
第2シーケンサ8は、OK信号を受信、即ち、オフセンターが発生していないとの信号を受信した場合、2次元変位センサー2に次の回転角度における位置信号の収集を促すために、第1シーケンサ6へ一次波形取得トリガー信号S4を送信する。一次波形取得トリガー信号S4を受信した第1シーケンサ6は、センサーアンプ4に二次波形取得トリガー信号S2を送信し、センサーアンプ4を介して、2次元変位センサー2に次の回転角度における位置信号の収集を行うように指示する。
そして、全周に亘ってOKと判定されたローカバーTはセットを解除し、搬送装置30を用いて次工程に搬送すると共に、次のローカバーTをセットして同様にオフセンターの検出を行う。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
1 オフセンター検出装置
2 2次元変位センサー
4 センサーアンプ
6 第1シーケンサ
8 第2シーケンサ
9 警告表示灯
10、50 1stカバー
20、56 2ndカバー
22、54 トレッドゴム
23、55 トレッド溝
30 搬送装置
31 ロッド軸
52 スチールベルト
L レーザー光線
S1 アナログ信号
S2 二次波形取得トリガー信号
S3 OK/NG信号
S4 一次波形取得トリガー信号
S5 警告信号
S6 停止信号
T ローカバー
2 2次元変位センサー
4 センサーアンプ
6 第1シーケンサ
8 第2シーケンサ
9 警告表示灯
10、50 1stカバー
20、56 2ndカバー
22、54 トレッドゴム
23、55 トレッド溝
30 搬送装置
31 ロッド軸
52 スチールベルト
L レーザー光線
S1 アナログ信号
S2 二次波形取得トリガー信号
S3 OK/NG信号
S4 一次波形取得トリガー信号
S5 警告信号
S6 停止信号
T ローカバー
Claims (7)
- 1stカバーの上に2ndカバーを重ね合わせてシェーピングすることにより成形されたローカバーにおいて、前記1stカバーのセンターと前記2ndカバーのセンターとの間のオフセンターを検出するオフセンター検出装置であって、
前記1stカバーのセンター位置に対向するように配置されて、回転する前記ローカバーの前記2ndカバーのセンター位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記2ndカバーのセンター位置と、前記1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定するオフセンター判定手段とを
備えていることを特徴とするオフセンター検出装置。 - 前記2ndカバーのセンター位置の検出が、2ndカバーのセンターに設けられた溝の位置を検出することにより行われるものであることを特徴とする請求項1に記載のオフセンター検出装置。
- 前記ローカバーの径に応じて、前記検出手段を前記ローカバーの径方向に自在に移動させる駆動ユニットが、前記検出手段に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオフセンター検出装置。
- 前記検出手段が、前記2ndカバーの表面にレーザー光線を照射することにより、前記2ndカバーのセンターに設けられた溝の位置を検出する2次元変位センサーであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のオフセンター検出装置。
- さらに、前記オフセンター判定手段によって、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生していると判定された場合、オフセンターの発生を警告する警告手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のオフセンター検出装置。
- さらに、前記警告手段からの警告に基づいて、前記ローカバーの成形を停止させる停止手段が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のオフセンター検出装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のオフセンター検出装置を用いて、前記1stカバーのセンターと前記2ndカバーのセンターとの間のオフセンターを検出するオフセンター検出方法であって、
前記1stカバーのセンター位置に対向するように配置された検出手段により、回転する前記ローカバーの前記2ndカバーのセンター位置を検出する検出工程と、
前記検出工程において検出された前記2ndカバーのセンター位置と、前記1stカバーのセンター位置との間隔に基づいて、前記1stカバーと前記2ndカバーとの間にオフセンターが発生しているか否かを判定するオフセンター判定工程とを
備えていることを特徴とするオフセンター検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014009278A JP2015136845A (ja) | 2014-01-22 | 2014-01-22 | オフセンター検出装置およびオフセンター検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014009278A JP2015136845A (ja) | 2014-01-22 | 2014-01-22 | オフセンター検出装置およびオフセンター検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015136845A true JP2015136845A (ja) | 2015-07-30 |
Family
ID=53768191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014009278A Pending JP2015136845A (ja) | 2014-01-22 | 2014-01-22 | オフセンター検出装置およびオフセンター検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015136845A (ja) |
-
2014
- 2014-01-22 JP JP2014009278A patent/JP2015136845A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8342223B2 (en) | Method of and apparatus for fitting or removing a motor vehicle tyre | |
EP2332749B1 (en) | Method of and apparatus for determining geometrical dimension of a vehicle wheel comprising optical sensors | |
JP6378755B2 (ja) | 成形板金部品の製造方法および製造装置 | |
EP2353890A1 (en) | Apparatus and method of determing geometrical dimensions of a tyre with optical sensors | |
JP2015221443A5 (ja) | ||
JP2015221443A (ja) | スピニング加工装置、タンク鏡部の製造方法、タンク胴部の製造方法、タンクの製造方法、及びタンク | |
JP5825400B1 (ja) | 円筒状部材の検査方法および装置 | |
JP2012193990A (ja) | タイヤ形状検査装置、及びタイヤ形状検査方法 | |
EP3558653B1 (en) | Method for checking the formation of beads of tyres and related station | |
US11872782B2 (en) | Method for building tyres and transfer device of an apparatus for building tyres for vehicle wheels | |
CN105058138B (zh) | 一种高效轮圈回旋式自动定位装置 | |
WO2015186299A1 (ja) | 計測装置 | |
US7895887B2 (en) | Method and apparatus for coaxially aligning tire with support rims | |
JP2011140162A (ja) | 生タイヤ製造装置のモニタリングシステム | |
US10067036B2 (en) | Tire inspection device and tire posture detection method | |
KR20160070764A (ko) | 성형드럼 상에 타이어 부품의 부설을 제어하는 방법 및 기기 | |
JP2015136845A (ja) | オフセンター検出装置およびオフセンター検出方法 | |
JP2019174450A (ja) | タイヤ試験機におけるリムサイズの管理方法 | |
KR102067779B1 (ko) | 원형 부재의 내주 길이 측정 방법 | |
US9188975B2 (en) | Method for controlling the movement of building members of a tyre in a process for manufacturing tyres for vehicle wheels | |
JP6346741B2 (ja) | 密封容器の検査装置および検査方法 | |
JP2017187396A (ja) | 金型内周面測定装置 | |
US20100072648A1 (en) | Aligned supply apparatus and aligned supply method for green tires | |
JP6054250B2 (ja) | 接合部材の検査方法及び検査装置 | |
JP2007320216A (ja) | 支持リムとタイヤとの芯ずれ検出方法および装置 |