JP2015136030A - 撮像装置及び電子機器 - Google Patents

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宏美 冨井
学 小野里
Manabu Onozato
学 小野里
寿 田井
Hisashi Tai
寿 田井
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Ryo Hasobe
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Masaichi Sekiguchi
政一 関口
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誠 今水
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隆之 大江
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Abstract

【課題】外部機器との連携におけるユーザの利便性を向上する。
【解決手段】撮像装置は、撮像部(201)が撮像したスルー画像を外部機器(10)に送信可能な通信部(207)と、前記通信部と前記外部機器との通信が成立し、前記撮像部が前記スルー画像を撮像した場合でも、前記撮像部が撮像した前記スルー画像の送信を待機させる制御部(213)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び電子機器に関する。
従来より、ユーザの目の近傍で画像を表示する表示装置と、撮像装置とを連携させたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−263324号公報
しかしながら、上記特許文献1では、表示装置と撮像装置とが連携して被写体を撮像する場合の使い勝手について、十分に考慮されているとはいえない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、外部機器との連携におけるユーザの利便性を向上することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。また、撮像装置との連携におけるユーザの利便性を向上することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置(20)は、撮像部(201)が撮像したスルー画像を外部機器(10)に送信可能な通信部(207)と、前記通信部と前記外部機器との通信が成立し、前記撮像部が前記スルー画像を撮像した場合でも、前記撮像部が撮像した前記スルー画像の送信を待機させる制御部(213)と、を備える。
この場合において、本発明の撮像装置は、撮像に関連するユーザの動作もしくは操作を検出する検出部(209,211,212)を備え、前記制御部は、前記検出部により検出した前記ユーザの動作もしくは操作に基づいて、前記スルー画像を送信することとしてもよい。また、前記制御部は、前記外部機器の操作に応じて、前記スルー画像を送信することとしてもよい。また、前記制御部は、前記撮像部のレリーズ操作に基づいて、前記スルー画像を送信することとしてもよい。
また、前記制御部は、被写体の目の情報と、前記被写体の表情との少なくとも1つに基づき、前記撮像部を制御することとしてもよい。また、前記検出部は、前記ユーザが前記撮像装置のグリップ部分を握る動作、前記ユーザがレリーズボタンに指をかける動作、及び、前記ユーザが前記撮像装置を一定の姿勢で所定時間保持する動作の少なくとも1つを検出することとしてもよい。
本発明の撮像装置(20)は、撮像部201の撮像方向を入力する第1入力部(208,213)と、ユーザが装着する外部機器(10)の向いている方向を入力する第2入力部(207,213)と、前記第1入力部が入力した前記撮像方向と前記第2入力部が入力した方向とに基づいて、前記撮像部を制御する制御部(213)と、を備える。
この場合において、本発明の撮像装置は、前記外部機器に前記撮像部が撮像したスルー画像を送信する送信部(207,213)を備え、前記制御部は、前記撮像方向と前記外部機器の向いている方向とが異なるときに前記撮像部が撮像したスルー画像を前記送信部により前記外部機器に送信することとしてもよい。また、前記制御部は、前記撮像方向と前記外部機器の向いている方向とが異なるときに前記撮像部に関する設定を変更することとしてもよい。
本発明の電子機器(10)は、ユーザが装着する電子機器であって、撮像装置(20)の撮像方向を入力する第1入力部(108,109)と、前記電子機器の向いている方向を入力する第2入力部(105,109)と、前記ユーザからの入力を受け付ける入力受付部(103,104)と、前記第1入力部が入力した前記撮像方向と前記第2入力部が入力した方向とに基づいて、前記入力受付部が受け付けた入力を、前記撮像装置の操作に関する情報として前記撮像装置に送信する送信部(108,109)と、を備える。
この場合において、本発明の電子機器は、前記撮像方向と前記電子機器の向いている方向とが異なるときに、前記撮像装置により撮像されたスルー画像を受信する受信部(108,109)、を備えていてもよい。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、上記においては一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させても良い。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
本発明の撮像装置は、外部機器との連携におけるユーザの利便性を向上することができるという効果を奏する。また、本発明の電子機器は、撮像装置との連携におけるユーザの利便性を向上することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る撮像システムの構成を示すブロック図である。 図2(A)は、装着型機器の一例を示す斜視図であり、図2(B)は、撮像装置の一例を示す斜視図である。 図3(A)は、第1の実施形態に係る撮像装置が実行する処理の一例を示すフローチャートであり、図3(B)は第1の実施形態に係る装着型機器が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかる撮像システムを利用している状況を表す図である。 第2の実施形態に係る撮像装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかる撮像システムを利用している状況を表す図である。 第3の実施形態に係る装着型機器が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態について、図1〜図4に基づいて、詳細に説明する。図1には、第1の実施形態に係る撮像システム500の構成がブロック図にて示されている。図1に示すように、撮像システム500は、装着型機器10と、撮像装置20と、を備える。
(装着型機器10)
装着型機器10は、ユーザが顔に装着する眼鏡型の端末である。装着型機器10は、図1に示すように、撮像部101と、表示部102と、操作部103と、マイク104と、方位センサ105と、スピーカ106と、記憶部107と、通信部108と、制御部109と、を備える。なお、図2(A)には、装着型機器10が斜視図にて示されている。図2(A)に示すように、装着型機器10は、眼鏡型のフレーム120を備えている。なお、図1において図示され、図2(A)において図示されていない装着型機器10の構成は、フレーム120の内部や、フレーム120の一部に設けられているものとする。
撮像部101は、レンズ、撮像素子、画像処理部などを備え、静止画や動画を撮像するものである。撮像部101は、図2(A)に示すようにフレーム120の端部近傍(ユーザの右目近傍)に設けられている。このため、ユーザが装着型機器10を装着した状態では、ユーザが向いている(見ている)方向の画像を撮像することができる。
表示部102は、フレーム120内部又はフレーム120近傍に設けられたプロジェクタと、プロジェクタからの投影像をユーザの目に導くためのプリズムとを有している。表示部102は、制御部109の制御の下、各種情報を表示する。
操作部103は、フレーム120に設けられたタッチパッドであり、ユーザの指の動きを検知して、ユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作情報を制御部109に送信する。なお、撮像部101、表示部102、操作部103などについては、例えば米国公開特許2013/0044042号にもその詳細が開示されている。
マイク104は、フレーム120に設けられ、ユーザが発した音声を収集する。マイク104が収集した音声は、不図示の音声認識部により音声認識され、音声認識結果は、制御部109に送信される。制御部109は、音声認識結果に基づく処理(例えば、コマンドの実行処理など)を実行する。なお、制御部109が音声認識を実行してもよい。
方位センサ105は、たとえば地磁気に基づいて、装着型機器10が向いている方向を検出する。本実施形態では、方位センサ105は、装着型機器10の撮像部101が向いている方向、すなわち、装着型機器10を装着したユーザが向いている(見ている)方向を検出する。方位センサ105は、検出結果を制御部109に出力する。
スピーカ106は、例えば、フレーム120に設けられ、制御部109の制御の下、音声を出力する音声出力装置である。なお、スピーカ106としては、イヤホンやヘッドホンのほか、指向性があり、主に装着型機器10を装着するユーザの耳に向けて音声情報を提供することが可能なスピーカなどを採用することができる。
記憶部107は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、撮像部101が撮像した画像データや、表示部102に表示する表示データなどを記憶する。
通信部108は、他の機器と無線通信(携帯電話回線や無線LAN(Local Area Network)等を用いた通信)を行う。本第1の実施形態では、通信部108は、撮像装置20との間で通信を行うものとする。なお、通信部108は他の機器と、例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)などの近接通信を行ってもよい。また、通信部108は、他の機器との通信に、ユーザ(人体)を介して通信する人体通信を用いてもよい。人体通信には、人体に微弱な電流を流して、その電流を変調して情報を伝達する電流方式や、人体の表面に誘起する電界を変調して情報を伝達する電界方式などがあり、いずれの方式を用いることも可能である。
制御部109は、装着型機器10全体を統括的に制御する。制御部109は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。制御部109が実行する処理の詳細については、後述する。
(撮像装置20)
撮像装置20は、例えば、カメラや、撮像機能を有する携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などである。本実施形態では、撮像装置20は、カメラであるものとして説明を行う。なお、図2(B)には、撮像装置20が斜視図にて示されている。撮像装置20は、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、およびコンパクトカメラのいずれであってもよいが、本実施形態では、図2(B)に示すように、コンパクトカメラであるものとする。また、撮像装置20は、装着型機器10と連携せず撮像装置20単体で撮像を行う“通常撮影モード”と、装着型機器10と連携して撮像を行う“連携撮影モード”とを備える。本第1の実施形態において、撮像装置20が“連携撮影モード”にある場合、撮像部201が撮像するスルー画像の装着型機器10への送信が可能となる。また、撮像装置20は、ユーザの操作に基づいてだけではなく、自動で被写体を撮像することが可能となる。
撮像装置20は、図1及び図2(B)に示すように、撮像部201、表示部202、操作部203、マイク204、スピーカ205、記憶部206、通信部207、方位センサ208、圧力センサ209、視線検出部210、静電センサ211、加速度センサ212、及び制御部213を備える。
撮像部201は、レンズ、撮像素子、画像処理部などを備え、静止画や動画を撮像するものである。
表示部202は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)であり、撮像部201のレンズと反対側の面に設けられる。表示部202は、撮像装置20に対する各種の設定情報や、撮像装置20を操作するための操作メニュー、アイコンなどを表示する。また、表示部102は、撮像部201が撮像するスルー画像(ライブビュー画像)や、後述する記憶部206に記録されている静止画像や動画像を表示する。
操作部203は、例えば、図2(B)に示すレリーズスイッチ203Aを含む種々のスイッチや、表示部202と同一の面に設けられるタッチパネル等を備える。レリーズスイッチ203Aは、例えば、静止画像の撮像を指示する場合にユーザによって操作される(押される)。タッチパネルは、例えば、表示部202上に設けられ、又は表示部202内に組み込まれ、表示部202の表面に対するユーザの接触操作を検出し、種々の情報入力を受け付ける。
マイク204は、図2(B)に示すように、表示部202の反対側の面に設けられ、静止画や動画を撮影したときの音声を入力する音声入力装置である。スピーカ205は、静止画のデータや動画のデータに関連付けられている音声データに基づいて音声を出力する音声出力装置である。スピーカ205は、例えば、表示部202と同一の面に設けられる。
記憶部206は、例えば、撮像装置20に着脱可能な記憶媒体であるSDカードに接続するコネクタを有し、SDカードに静止画のデータや動画のデータを記憶させる。
通信部207は、他の機器と無線通信(携帯電話回線や無線LAN等を用いた通信)を行う。本実施形態では、通信部207は、撮像装置20との間で通信を行うものとする。なお、上述したように通信部207の通信として近接通信や人体通信を用いてもよい。
方位センサ208は、たとえば地磁気に基づいて、撮像部201が向いている方向を検出し、検出結果を制御部213に出力する。
圧力センサ209は、図2(B)に示すように、ユーザが撮像装置20を用いて撮像を行う際に手で保持する部分(以後、グリップ部分と記載する)に設けられ、グリップ部分にかかる圧力を検出し、検出値を制御部213に出力する。制御部213は、圧力センサ209の検出値に基づき、ユーザがグリップ部分を握ったか否かを判断する。
視線検出部210は、例えば、赤外線LED(Laser Emitting Diode)と赤外線カメラとを備え、赤外線LEDで被写体の顔を照らして、赤外線カメラで被写体の目を写すことにより、角膜反射の位置に対する瞳孔の位置に基づいて、被写体の視線を検出する。視線検出部210は、例えば、図2(B)に示すように、表示部202と反対側の面、すなわちマイク204と同一の面に設けられる。なお、視線検出については、特開2012−115505号公報にもその詳細が開示されている。
静電センサ211は、図2(B)に示すように、レリーズスイッチ203Aに設けられ、静電容量の変化を検出し、検出結果を制御部213に出力する。制御部213は、静電センサ211の検出結果に基づいて、ユーザが、レリーズスイッチ203Aに指をかけたか否かを判断する。
加速度センサ212は、撮像装置20の加速度を検出し、検出値を制御部213に出力する。加速度センサ212には、圧電素子や歪ゲージなどを用いることができる。加速度センサ212の軸数としては1〜3軸のいずれかを適宜選択すればよく、その数も任意に設定することができる。制御部213は、加速度センサ212の検出値に基づいて、ユーザが撮像装置20を一定の姿勢で所定時間保持したか否か、すなわち、撮像の構図を決定したか否かを判断する。
制御部213は、撮像装置20全体を統括的に制御する。制御部213は、CPU、RAM、ROM等を備える。
(撮像システム500の処理)
次に、図3(A)及び図3(B)に基づいて、撮像システム500が実行する処理について説明する。図3(A)は、撮像装置20が実行する処理の一例を示すフローチャートであり、図3(B)は、装着型機器10が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図3(A)及び図3(B)の処理は、撮像装置20及び装着型機器10の電源が入れられたり、撮像装置20と装着型機器10との間で通信が成立すると開始される。なお、撮像装置20は、電源が投入された場合、“通常撮影モード”での動作を開始し、撮像部201はスルー画像の撮像を開始するものとする。なお、本第1の実施形態では、撮像されたスルー画像を撮像装置20の表示部102に表示するものとする。また、撮像装置20と通信する装着型機器10は、例えば装着型機器10と撮像装置20とを接触させたり、近接させたりして予めペアリングされており、ペアリング情報は、撮像装置20と装着型機器10とが保持しているものとする。この場合、前述の近接通信や人体通信の成立によりペアリングを行うようにしてもよい。装着型機器10と撮像装置20との一方の電源がオフのときに近接通信や人体通信の成立により電源がオフの装置の電源をオンするようにしてもよい。なお、本実施形態においてペアリングとは、複数の装置間の協働処理を実行され得る状態にすることである。
図3(A)の処理では、まず、ステップS10において、制御部213は、ユーザの所定の操作を検出したか否かを判断する。例えば、制御部213は、ユーザが、操作部203が備えるタッチパネルを用いて、撮像装置20に対して“連携撮影モード”を設定したか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、制御部213は、ステップS15に移行するが、否定された場合、ステップS11に移行する。
続くステップS11及びステップS12において、制御部213は、ユーザが、被写体を見ずに被写体の撮像を行うよそ見撮影(ノールック撮影)に関する動作をとったか否かを判断する。具体的には、制御部213は、まず、ステップS11において、装着型機器10の方位センサ105から入力した装着型機器10の向いている方向と、方位センサ208から入力した撮像部201の撮像方向とが異なるか否かを判断する。すなわち、ステップS11では、制御部213は、ユーザが撮像装置20の撮像部201を向けている方向(撮像部201のレンズの光軸方向)と、ユーザの向いている方向(ユーザの視線方向)とが異なるか否かを判断している。例えば、制御部213は、装着型機器10が向いている方向と撮像部201の撮像方向とがなす角度を算出し、当該角度が所定値(例えば、5度)以上であれば、装着型機器10が向いている方向と、撮像部201の撮像方向とが異なると判断する。ここで、例えば、図4に示す撮像部201の撮像方向D1と装着型機器10が向いている方向D2(ユーザU10が向いている方向)とがなす角度が、所定値未満であった場合、制御部213は、ステップS10に戻る。一方、撮像部201の撮像方向D1と装着型機器10が向いている方向D2とがなす角度が、所定値以上であった場合、制御部213は、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、制御部213は、ユーザの所定の動作を検出したか否かを判断する。例えば、制御部213は、圧力センサ209、静電センサ211、及び、加速度センサ212の少なくとも1つの出力値に基づいて、ユーザが、撮像に関する動作をとったか否かを判断する。具体的には、制御部213は、圧力センサ209の出力値に基づいて、ユーザが撮像装置20のグリップ部分を保持したか否かを判断する。また、制御部213は、静電センサ211の出力値に基づいて、ユーザがレリーズスイッチ203Aに指をかけたか否かを判断する。また、制御部213は、加速度センサ212の出力値に基づいて、ユーザが撮像装置20を一定の姿勢で所定時間(例えば、3秒)保持したか否か、すなわち、撮像の構図を決定したか否かを判断する。
制御部213は、ユーザが撮像装置20の撮像部201を、ユーザの向いている方向とは異なる方向に向け(ステップS11/YES)、かつ、撮像に関する動作をとった場合(ステップS12/YES)、ユーザがよそ見撮影を行うと判断し、ステップS15に移行する。
制御部213は、ステップS15において、撮像装置20を“連携撮影モード”に移行させる。撮像装置20が“連携撮影モード”に移行すると、通信部207は、ステップS16において、撮像部201が撮像したスルー画像の装着型機器10への送信を開始する。
一方、装着型機器10の制御部109は、図3(B)のステップS32において、撮像装置20からスルー画像を受信したか否かを判断する。ここで、撮像装置20が、ステップS16においてスルー画像の送信を開始している場合には、ステップS32の判断が肯定され、制御部109は、ステップS40に移行し、受信したスルー画像を表示部102に表示し、ステップS32に戻る。これにより、図4に示すように、ユーザ(U10)は、被写体O10や撮像装置20の方に顔を向けなくても、表示部102に表示されたスルー画像を確認しながら撮像を行うことができる。
一方、スルー画像を受信していない場合、制御部109は、ステップS34に移行し、ユーザから、スルー画像の送信要求を受け付けたか否かを判断する。例えば、制御部109は、ユーザが操作部103に対し所定の動作(例えば、タップ)を行ったり、マイク104に対して「よそ見撮影」と発音するなどして所定の音声コマンドを入力したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部109は、ステップS32に戻るが、肯定された場合、ステップS36に移行する。
ステップS36に移行すると、制御部109は、撮像装置20に対し、スルー画像の送信を要求する。スルー画像の送信を要求した後、制御部109は、ステップS38において、スルー画像を受信するまで待機する。
ところで、図3(A)のステップS12において、制御部213は、ユーザの所定の動作を検出しなかった場合(ステップS12/NO)、ステップS14に移行し、装着型機器10から、スルー画像の送信要求を受信したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS10に戻る。一方、装着型機器10の制御部109が、図3(B)のステップS36において、スルー画像の送信を要求した場合、ステップS14の判断が肯定され、制御部213は、上述したステップS15及びS16の処理を実行する。
一方、装着型機器10の制御部109は、図3(B)のステップS38において、スルー画像を受信するまで待機しているので、図3(A)のステップS16の処理が実行されたタイミングで、ステップS40に移行し、受信したスルー画像を表示部102に表示する。ステップS40の終了後は、ステップS32に戻る。図3(B)の処理は、装着型機器10の電源がオフされるまで繰り返される。
ところで、撮像装置20の制御部213は、図3(A)のステップS18において、被写体の状態が所定の状態にあるか否かを判断する。本実施形態では、制御部213は、被写体が撮像装置20を意識していない状態にあるか否かを判断する。例えば、制御部213は、視線検出部210の検出結果に基づき、被写体の視線が、一定時間(例えば、10秒)撮像装置20に向いていないか否かを判断する。被写体の視線が撮像装置20を向いていないということは、被写体が撮像装置20を意識していないと考えられるからである。そして、制御部213は、被写体の視線が一定時間撮像装置20に向いていない場合、ステップS20に移行し、撮像部201による被写体の撮像を自動で実行する。これにより、撮像装置20を意識していない被写体の自然な表情や仕草を撮像することができる。なお、ユーザは、装着型機器10の表示部102に表示されたスルー画像を確認しながら、レリーズスイッチ203Aを操作して、手動で撮像をおこなってもよい。
続くステップS22において、制御部213は、操作部203を介して、ユーザから“連携撮影モード”の終了指示を受け付けたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合に、ステップS18に戻るが、肯定された場合には、制御部213は、ステップS24に移行する。
ステップS24に移行すると、制御部213は、撮像装置20を“通常撮影モード”に移行させ、ステップS10に戻る。撮像装置20が“通常撮影モード”に移行すると、通信部207は、スルー画像の装着型機器10への送信を終了する。図3(A)の処理は、撮像装置20の電源がオフされるまで繰り返される。
以上の処理により、ユーザが撮像装置20あるいは装着型機器10を操作することにより“連携撮影モード”を設定した場合(ユーザがよそ見撮影を意図した場合)、あるいは、ユーザが被写体の方向を見ずに撮像装置20を被写体の方向に向け、撮像に関する動作をとった場合(ユーザがよそ見撮影をする可能性が高い場合)に、撮像部201が撮像したスルー画像が装着型機器10に送信され、それ以外の場合には、装着型機器10にスルー画像は送信されない。これにより、ユーザがよそ見撮影を行う適切なタイミングで、撮像部201が撮像するスルー画像を装着型機器10の表示部102に表示させることができる。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によれば、撮像装置20は、撮像部201が撮像したスルー画像を装着型機器10に送信可能な通信部207と、通信部207と装着型機器10との通信が成立し、撮像部201がスルー画像を撮像した場合でも、撮像部201が撮像したスルー画像の装着型機器10への送信を待機させる制御部213と、を備えるので、装着型機器10と撮像装置20とが連携する場合において、適切なタイミングでスルー画像を撮像装置20から装着型機器10へ送信することができる。これにより、装着型機器10の表示部102に常に撮像部201が撮像したスルー画像が表示されることにより、ユーザが当該スルー画像を目障りに感じる事態を防止できるとともに、装着型機器10の電力消費をおさえることもでき、ユーザの利便性が向上する。
また、本第1の実施形態において、撮像装置20は、撮像に関連するユーザの動作もしくは操作を検出するために圧力センサ209、静電センサ211、及び加速度センサ212を備え、制御部213は、各センサの出力値に基づいてユーザの所定の動作もしくは操作を検出した場合に、スルー画像を装着型機器10に送信する。具体的には、制御部213は、ユーザが、当該ユーザが向いている方向とは異なる方向に撮像装置20の撮像部201を向けており、かつ、圧力センサ209、静電センサ211、及び加速度センサ212の出力値に基づいて、ユーザが撮像装置20のグリップ部分を握る動作、ユーザがレリーズスイッチ203Aに指をかける動作、及び、ユーザが撮像装置20を一定の姿勢で所定時間保持する動作の少なくとも1つを検出した場合に、スルー画像を通信部207を介して装着型機器10に送信する。これにより、ユーザがよそ見撮影を行おうとした段階で、装着型機器10の表示部102にスルー画像を表示させることができる。これにより、ユーザは、被写体や撮像装置20の方に顔を向けなくても、表示部102に表示されたスルー画像を確認しながら、撮像を行うことができる。
また、本第1の実施形態において、制御部213は、装着型機器10においてスルー画像の送信を要求する操作が行われたときに、スルー画像を送信するので、ユーザが所望したタイミングで、装着型機器10の表示部102にスルー画像を表示させることができる。
また、本第1の実施形態において、制御部213は、視線検出部210の検出結果に基づき、被写体の視線が撮像装置20に向いていない場合に、撮像部201による撮像を自動で実行する。これにより、被写体が撮像装置20を意識せず、自然な表情や仕草をしている可能性が高いタイミングで、撮像を実行することができ、被写体の自然な表情や仕草を撮像することができる。
なお、上記第1の実施形態において、撮像装置20の制御部213は、ユーザが、当該ユーザが向いている方向とは異なる方向に撮像装置20の撮像部201を向けており、かつ、ユーザがレリーズスイッチ203Aを半押しし、撮像部201がレリーズ操作を行ったタイミングで、スルー画像を装着型機器10に送信するようにしてもよい。これにより、ユーザがよそ見撮影を行おうとした段階で、装着型機器10の表示部102にスルー画像を表示させることができる。
また、上記第1の実施形態において、撮像装置20が被写体の笑顔を検出する笑顔検出部を備えている場合、制御部213は、当該笑顔検出部が笑顔を検出した場合に、撮像部201による撮像を自動で実行するようにしてもよい。これにより、被写体の自然な表情や仕草を撮像することができる。
なお、上記第1の実施形態において、視線検出部210は、赤外線LEDで被写体の顔を照らして、赤外線カメラで被写体の目を写すことにより、角膜反射の位置に対する瞳孔の位置に基づいて、被写体の視線を検出していたが、これに限れられるものではない。例えば、視線検出部210は、撮像部201が撮像したスルー画像に含まれる被写体の眼球の位置等に基づいて、被写体の視線を検出してもよい。
なお、上記第1の実施形態では、ステップS11において、制御部213は、撮像部201が向いている方向と、ユーザの向いている方向とが異なるか否かを、方位センサ105、方位センサ208の検出値に基づいて判断する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、制御部213は、撮像部201が撮像したスルー画像と、装着型機器10の撮像部101が撮像した画像とを比較することで、撮像部201が向いている方向と、ユーザの向いている方向とが異なるか否かを判断してもよい。この場合、制御部213は、撮像部201が撮像したスルー画像に含まれる主要被写体が、装着型機器10の撮像部101が撮像した画像に含まれるか否かに基づいて判断してもよい。
なお、上記第1の実施形態では、連携撮影モードにおいて、制御部213は、ステップS18、S20の処理及び判断を行う場合について説明したが、これに限らず、ステップS18、S20の処理及び判断を省略してもよい。
なお、上記第1の実施形態では、スルー画像を撮像装置20側から装着型機器10側に送信した場合、撮像装置20の表示部202においてスルー画像の表示を行わないようにしてもよい。これにより、消費電力を低減することが可能となるとともに、被写体に撮像装置20による撮像が行われることを意識させないようにすることができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について、図5に基づいて詳細に説明する。第2の実施形態においても、図4に示すように、ユーザU10が被写体O10を見ないことで、被写体O10の自然な表情や仕草を撮像する場合について説明する。
なお、第2の実施形態に係る撮像システムの構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は同等であるため、図示及び説明を省略する。なお、第2の実施形態において、撮像装置20が“連携撮影モード”にある場合、第1の実施形態と同様、撮像部201が撮像するスルー画像の装着型機器10への送信が行われるとともに、被写体の自動撮像が可能となる。また、これに加えて、被写体の自然な表情や仕草を撮像する確率を高めるために、撮像部201の設定が変更される。
(撮像装置20の処理)
以下、第2の実施形態に係る撮像装置20が実行する処理について説明する。図5は、撮像装置20が実行する処理を示すフローチャートである。なお、本第2の実施形態においても、図5の処理は、撮像装置20及び装着型機器10の電源が入れられ、撮像装置20と装着型機器10との間で通信が成立すると開始されるものとする。なお、撮像装置20は、電源が投入されると、“通常撮影モード”での動作を開始し、撮像部201はスルー画像の撮像及び表示部202への表示を開始するものとする。また、撮像装置20と通信する装着型機器10は、例えば装着型機器10と撮像装置20とを接触させたり、近接させたりして予めペアリングされており、ペアリング情報は、撮像装置20と装着型機器10とが保持しているものとする。
図5の処理では、ステップS52において、制御部213は、装着型機器10の方位センサ105から、装着型機器10が向いている方向(図4の例では方向D2)を入力する。また、続くステップS54において、制御部213は、撮像部201の撮像方向(図4の例では方向D1)を、方位センサ208から入力する。なお、ステップS52及びS54の処理順序は逆でもよい。
続くステップS56において、制御部213は、図3(A)のステップS11と同様にして、装着型機器10が向いている方向と、撮像部201の撮像方向とが異なるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部213は、ステップS52に戻る(“通常撮影モード”が維持される)が、肯定された場合、ステップS60に移行する。
ステップS60に移行すると、制御部213は、撮像装置20を“連携撮影モード”に移行する。撮像装置20が“連携撮影モード”に移行すると、ステップS62において、通信部207は、撮像部201が撮像したスルー画像の装着型機器10への送信を開始する。スルー画像を受信した装着型機器10は、表示部102にスルー画像を表示する。これにより、ユーザは、被写体を直接見たり、撮像装置20の表示部202を確認することなく、撮像部201が撮像しているスルー画像を表示部102で確認しながら、撮像のタイミングを待つことができる。
続くステップS64において、制御部213は、撮像部201の設定を変更する。本第2の実施形態では、制御部213は、まず、表示部202の表示をオフにする。ユーザは装着型機器10の表示部102によりスルー画像を確認できるため、撮像装置20の表示部202の表示をオフすることで、撮像装置20の消費電力を減らすことができる。また、制御部213は、手ブレ補正機能の手ブレ補正の強さを強くする。“連携撮影モード”では、図4に示すように、ユーザがカメラを片手で持って撮像を行う可能性が高いため、手ブレ補正の強さを強くすることで、手ブレを起き難くすることができる。また、制御部213は、撮像部201が撮像する際に発生する音を小さくすることができる“静音モード”を設定する。これにより、撮像時に発生する音を抑えることができるため、被写体が撮像されていることを意識しないようにすることができ、被写体の自然な表情や仕草を撮像することが可能となる。さらに、制御部213は、撮像部201による動画の撮像を開始する。これにより、被写体の決定的瞬間を撮り逃してしまう可能性が低減され、さらに、記録した動画から静止画を取り出すことが可能となる。なお、本実施形態の撮像装置20は、動画の撮像中であっても、静止画の撮像が可能であるものとする。
制御部213は、ステップS64の処理が終了すると、図3(A)のステップS18〜S22と同様に、ステップS66〜S70の処理を実行し、ユーザから“連携撮影モード”の終了指示を受け付けた段階で、ステップS72に移行する。
ステップS72に移行すると、制御部213は、撮像装置20を“通常撮影モード”に移行させ、ステップS52に戻る。撮像装置20が“通常撮影モード”に移行すると、通信部207は、装着型機器10へのスルー画像の送信を終了する。図5の処理は、撮像装置20の電源がオフされるまで繰り返される。
以上の処理により、ユーザが被写体の方向を見ずに撮像装置20を被写体の方向に向けている場合、すなわち、ユーザがよそ見撮影を行う可能性が高い場合に、撮像部201の設定が、よそ見撮影に適した設定に自動で変更される。これにより、ユーザは、手動で撮像部201の設定を変更する必要がなく、よそ見撮影に適した設定がなされた撮像装置20を使って、よそ見撮影を行うことができる。
以上、詳細に説明したように、本第2の実施形態によれば、撮像装置20の制御部213は、撮像部201の撮像方向と、ユーザが装着する装着型機器10の向いている方向とを通信部108,207を介して入力し、撮像部201の撮像方向と、装着型機器10の向いている方向とに基づいて、撮像部201を制御するので、撮像装置20と装着型機器10とが連携して動作する可能性が高い場合に、適切に撮像部201を制御することができ、ユーザの利便性が向上する。
また、本第2の実施形態によれば、撮像装置20は、装着型機器10に撮像部201が撮像したスルー画像を送信する通信部207を備え、制御部213は、撮像部201の撮像方向と装着型機器10の向いている方向とが異なるときに、撮像部201が撮像したスルー画像を通信部207を介して装着型機器10に送信するので、ユーザが被写体を見ずに撮像装置20を被写体に向けて撮像を実行する(よそ見撮影を行う)可能性が高いタイミングで、装着型機器10の表示部102にスルー画像を表示することができる。これにより、ユーザは、表示部102に表示されたスルー画像を確認しながら、撮像動作を行えるため、被写体に撮像を行うことを意識させることなく、被写体の自然な表情を撮像することができる。
また、本第2の実施形態において、制御部213は、撮像部201の撮像方向と装着型機器10の向いている方向とが異なるときに、撮像部201に関する設定を変更する。これにより、ユーザは、手動で撮像部201の設定を変更する必要がなく、よそ見撮影に適した設定がなされた撮像装置20を使って、よそ見撮影を行うことができる。
なお、上記第2の実施形態において、例えば、撮像装置20や装着型機器10がGPS(Global Positioning System)モジュールなどの位置検出装置や加速度センサを備えている場合には、該位置検出装置や加速度センサの検出結果に基づいて、“連携撮影モード”を実行することを禁止することとしてもよい。例えば、位置検出装置や加速度センサの検出結果から、ユーザが電車で移動していると判定した場合には、電車内でのよそ見撮影の実行を禁止することで、盗撮を防止することが可能となる。
《第3の実施形態》
次に、第3の実施形態について、図6及び図7に基づいて詳細に説明する。第3の実施形態では、図6に示すように、撮像装置20をユーザU10が保持せずに、被写体O10を撮像可能な位置に設置し、被写体O10の自然な表情や仕草を撮像する場合について説明する。
なお、第3の実施形態に係る撮像システムの構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は同等であるため、図示及び説明を省略する。なお、本第3の実施形態において、撮像装置20が“連携撮影モード”にある場合、撮像装置20は、撮像部201が撮像したスルー画像の装着型機器10への送信が可能となるのに加えて、ユーザの操作部203に対する操作に基づいてだけでなく、装着型機器10から受信した指示に基づいても動作するようになっている。
(装着型機器10の処理)
以下、第3の実施形態に係る装着型機器10が実行する処理について説明する。図7は、装着型機器10が実行する処理を示すフローチャートである。なお、本第3の実施形態においても、図7の処理は、撮像装置20及び装着型機器10の電源が入れられ、撮像装置20と装着型機器10との間で通信が成立し、かつ撮像装置20が設置されたことを検出した場合に開始されるものとする。なお、制御部109は、撮像装置20が設置されたことを、撮像装置20に設けられた不図示の加速度センサの検出値が所定時間変動しなくなったことや、撮像装置20に三脚が固定されたことを検出するセンサの出力に基づいて検出することができる。
なお、撮像装置20は、電源が投入されると、“通常撮影モード”で動作し、撮像部201はスルー画像の撮像及び表示部202への表示を開始するものとする。また、撮像装置20と通信する装着型機器10は、例えば装着型機器10と撮像装置20とを接触させたり、近接させたりして予めペアリングされており、ペアリング情報は、撮像装置20と装着型機器10とが保持しているものとする。
図7の処理では、まず、ステップS103において、制御部109は、撮像装置20の方位センサ208から、撮像部201の撮像方向(図6の例では方向D3)を入力し、続くステップS105において、方位センサ105から、装着型機器10が向いている方向(図6の例では方向D2)を入力する。なお、ステップS103とS105の処理順序は逆でもよい。
続くステップS107において、制御部109は、図3(A)のステップS11と同様に、装着型機器10が向いている方向と、撮像装置20の撮像部201の撮像方向とが異なるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部109は、ステップS103に戻る(“通常撮影モード”を維持する)が、肯定された場合、ステップS109に移行する。
ステップS109に移行すると、制御部109は、装着型機器10の操作部103を用いて撮像装置20を操作するか否かをユーザに尋ねるメッセージを表示部102に表示する。例えば、制御部109は、「装着型機器を用いて、撮像装置を操作しますか」といったメッセージを表示部102に表示する。なお、制御部109は、同様のメッセージをスピーカ106から出力してもよい。
続くステップS111において、制御部109は、操作部103の操作対象を撮像装置20に切り替える切替指示をユーザから受け付けたか否かを判断する。本実施形態では、制御部109は、ステップS109で表示したメッセージに対し、ユーザが操作部103に対し所定の動作(例えば、2回タップ)を行った場合や、マイク104に対して「YES」と発音した場合に、切替指示を受け付けたと判断する。ステップS111の判断が否定された場合、制御部109は、ステップS103に戻る(“通常撮影モード”を維持する)が、肯定された場合、ステップS112に移行する。
ステップS112に移行すると、制御部109は、撮像装置20に対し、“連携撮影モード”に移行するよう要求する。当該要求を受け付けた撮像装置20は、“連携撮影モード”に移行し、撮像部201が撮像するスルー画像の装着型機器10への送信を開始する。
続くステップS113において、制御部109は、スルー画像を撮像装置20から受信し、表示部202に表示する。これにより、ユーザは、表示部202に表示されたスルー画像を確認しながら、撮像のタイミングを待つことができる。
続くステップS115において、制御部109は、ユーザから操作を受け付けたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、ステップS119に移行するが、肯定された場合、ステップS117に移行する。
ステップS117に移行すると、制御部109は、操作部103に対する操作や、マイク104を介して入力された音声コマンドに基づく指示を撮像装置20に送信する。例えば、制御部109は、ユーザが操作部103に対して所定の動作(例えば、タップ)をしたり、マイク104に対して「撮影」と発音したりした場合に、静止画の撮像指示を撮像装置20に送信する。撮像指示を受信した撮像装置20は、被写体O10の撮像を行う。これにより、表示部202に表示されたスルー画像を確認しながら、ユーザU10が、被写体O10が自然な表情や仕草をしていると感じたときに、装着型機器10から撮像装置20を操作して、撮像装置20による撮像を実行することができる。なお、制御部109は、ユーザが操作部103上で指を前方向にスワイプした場合、撮像装置20にズーム倍率を上げるよう指示し、指を後方向にスワイプした場合、撮像装置20にズーム倍率を下げるように指示してもよい。さらに、制御部109は、操作部103上の上下方向のスワイプに応じて、露出や絞りの値を変更するよう撮像装置20に指示してもよい。また、制御部109は、ユーザがマイク104に対して「動画撮影」と発音した場合に、動画の撮像指示を撮像装置20に送信してもよい。なお、制御部109は、装着型機器10がユーザの目の動作を検出する検出部を備える場合には、当該検出部がユーザのウインクを検出した場合に、撮像指示を撮像装置20に送信するようにしてもよい。
続くステップS119において、制御部109は、装着型機器10を用いた撮像装置20の操作を終了する指示をユーザから受け付けたか否かを判断する。例えば、制御部109は、ユーザがマイク104に対して「連携撮影モード終了」と発音した場合に、装着型機器10を用いた撮像装置20の操作を終了する指示をユーザから受け付けたと判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部109は、ステップS115に戻るが、肯定された場合、ステップS121に移行する。
ステップS121に移行すると、制御部109は、撮像装置20に対し、“通常撮影モード”に移行するよう要求し、ステップS103に戻る。当該要求を受け付けた撮像装置20は、“通常撮影モード”に移行し、装着型機器10へのスルー画像の送信を終了する。図7の処理は、装着型機器10の電源がオフされるまで繰り返される。
このように、装着型機器10の制御部109は、ユーザがよそ見撮影を行う可能性が高い場合に、操作部103やマイク104を用いてユーザが操作する対象を撮像装置20に切替え、ユーザの操作に基づく指示を撮像装置20に送信する。また、制御部109は、撮像装置20からスルー画像を受信し、表示部102に表示する。これにより、ユーザは、表示部102に表示されたスルー画像を確認しながら、撮像装置20を装着型機器10から遠隔操作して、被写体の自然な表情や仕草を撮像することができる。
以上、詳細に説明したように、本第3の実施形態によれば、ユーザが装着する装着型機器10の制御部109は、撮像装置20の撮像方向と、装着型機器10の向いている方向とを入力し、当該撮像方向と装着型機器10の向いている方向とに基づいて、操作部103やマイク104が受け付けた入力を、撮像装置20の操作に関する情報として撮像装置20に送信するので、装着型機器10と撮像装置20とが連携して撮像を実行する可能性が高い場合に、装着型機器10を用いて撮像装置20の操作を行うことができ、ユーザの利便性が向上する。
また、本第3の実施形態によれば、装着型機器10は、制御部109は、撮像装置20の撮像方向と装着型機器10の向いている方向とが異なるときに、通信部207を介して撮像装置20により撮像されたスルー画像を受信するので、ユーザは、被写体を見ることなく表示部102に表示されたスルー画像を見ながら、撮像装置20に対し撮像等を指示することができる。
なお、図6では、撮像装置20を三脚に固定する場合を図示したが、これに限らず、撮像装置20は、テーブル等に載置してもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置(CPU)が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。また、第1〜第3の実施形態の構成の一部又は全部を組み合わせてもよい。例えば、撮像装置20の撮像部201の撮像方向と、装着型機器10の向いている方向とが異なる場合に、撮像装置20は、スルー画像の装着型機器10への送信を開始し、撮像部201の設定を変更すると共に、装着型機器10からの操作指示を受付けるようにしてもよい。また、撮像装置20は、装着型機器10からの操作指示に基づいて動作する場合においても、被写体の状態が所定の状態にある場合に、自動で被写体の撮像を行うようにしてもよい。
また、装着型機器10としては、眼鏡型の端末に限らず時計型の端末に適用してもよい。また、撮像装置20として表示部202を有していないタイプにも上述の実施の形態を適用するようにしてもよく、この場合、操作部203からタッチパネルを省略するなどしてより簡略化してもよい。
10 装着型機器
20 撮像装置
101 撮像部
102 表示部
103 操作部
104 マイク
105 方位センサ
108 通信部
109 制御部
201 撮像部
207 通信部
208 方位センサ
209 圧力センサ
211 静電センサ
212 加速度センサ
213 制御部

Claims (11)

  1. 撮像部が撮像したスルー画像を外部機器に送信可能な通信部と、
    前記通信部と前記外部機器との通信が成立し、前記撮像部が前記スルー画像を撮像した場合でも、前記撮像部が撮像した前記スルー画像の送信を待機させる制御部と、
    を備える撮像装置。
  2. 撮像に関連するユーザの動作もしくは操作を検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出部により検出した前記ユーザの動作もしくは操作に基づいて、前記スルー画像を送信する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記外部機器の操作に応じて、前記スルー画像を送信する請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記撮像部のレリーズ操作に基づいて、前記スルー画像を送信する請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、被写体の目の情報と、前記被写体の表情との少なくとも1つに基づき、前記撮像部を制御する請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記検出部は、前記ユーザが前記撮像装置のグリップ部分を握る動作、前記ユーザがレリーズボタンに指をかける動作、及び、前記ユーザが前記撮像装置を一定の姿勢で所定時間保持する動作の少なくとも1つを検出する請求項2記載の撮像装置。
  7. 撮像部の撮像方向を入力する第1入力部と、
    ユーザが装着する外部機器の向いている方向を入力する第2入力部と、
    前記第1入力部が入力した前記撮像方向と前記第2入力部が入力した方向とに基づいて、前記撮像部を制御する制御部と、
    を備える撮像装置。
  8. 前記外部機器に前記撮像部が撮像したスルー画像を送信する送信部を備え、
    前記制御部は、前記撮像方向と前記外部機器の向いている方向とが異なるときに前記撮像部が撮像したスルー画像を前記送信部により前記外部機器に送信する請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記撮像方向と前記外部機器の向いている方向とが異なるときに前記撮像部に関する設定を変更する請求項7又は8に記載の撮像装置。
  10. ユーザが装着する電子機器であって、
    撮像装置の撮像方向を入力する第1入力部と、
    前記電子機器の向いている方向を入力する第2入力部と、
    前記ユーザからの入力を受け付ける入力受付部と、
    前記第1入力部が入力した前記撮像方向と前記第2入力部が入力した方向とに基づいて、前記入力受付部が受け付けた入力を、前記撮像装置の操作に関する情報として前記撮像装置に送信する送信部と、
    を備える電子機器。
  11. 前記撮像方向と前記電子機器の向いている方向とが異なるときに、前記撮像装置により撮像されたスルー画像を受信する受信部を備える請求項10記載の電子機器。
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