JP2015130660A

JP2015130660A - 効率的なグループ定義及びマルチユーザｍｉｍｏ送信のために多重定義すること

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Publication number: JP2015130660A
Application number: JP2014256466A
Authority: JP
Inventors: サントシュ・ポール・アブラハム; paul abraham Santosh; サミーア・ベルマニ; Vermani Sameer; ヘマンス・サンパス; Hemanth Sampath
Original assignee: Qualcomm Inc
Current assignee: Qualcomm Inc
Priority date: 2010-04-27
Filing date: 2014-12-18
Publication date: 2015-07-16
Anticipated expiration: 2031-04-27
Also published as: EP2564515A1; EP2637320A2; RU2523435C1; WO2011137195A1; IL222505A0; US9160431B2; CN102859897B; KR20130014689A; KR101466767B1; ZA201208898B; CA2795969A1; JP2013529011A; HK1180119A1; EP2637320A3; RU2012150434A; US20120039266A1; CN102859897A; JP6117173B2

Abstract

【課題】無線通信において、効率的なグループ定義のための技術及びダウンリンクマルチユーザ多入力多出力（ＭＵ−ＭＩＭＯ）送信のための多重定義を提供する。【解決手段】プリアンブル４００は、オムニレガシー部分４０２及びプレコードされた８０２．１１ａｃ（ＶＨＴ：超高スループット）部分４０４を含む。レガシー部分４０２は、Ｌ−ＳＴＦ４０６（レガシーショートトレーニングフィールド)、Ｌ−ＬＴＦ４０８（レガシーロングトレーニングフィールド）、Ｌ−ＳＩＧ４１０（レガシー信号)、ＶＨＴＳＩＧＡ４１２（ＶＨＴ信号タイプＡフィールド）に関する２つのＯＦＤＭシンボル４１２、４１４のうちの少なくとも１つを含む。ＶＨＴ−ＳＩＧＡフィールド４１２、４１４は、オムニ指向的に送信され、複数のＳＴＡの組合せへの多くの空間ストリームの割当てを示す。【選択図】図４

Description

現開示のある態様は、一般に、無線通信、特に、効率的なグループ定義のための方法及びマルチユーザ多入力多出力（ＭＵ−ＭＩＭＯ）送信のために多重定義すること(overloading)に関する。

35 U.S.C. §119の下での優先権の主張
本特許出願は、２０１０年４月２７日に提出され、この譲受人に譲渡され、参照によりこの中に明白に組み込まれる「効率的なグループ定義及びマルチユーザＭＩＭＯ送信のために多重定義すること」と題する米国仮特許出願番号６１／３２８，３１４号の優先権を主張する。

無線通信システムのために要求された帯域幅条件の増加する問題を扱うために、様々なスキームは、複数のユーザ端末が高データスループットを達成する間にチャネルリソースを共有することにより、シングルアクセスポイントと通信することを可能にするように開発されている。多入力多出力（ＭＩＭＯ）技術は、次世代通信システム用の一般的な技術として出現している１つのそのようなアプローチを象徴する。ＭＩＭＯ技術は、電気電子学会（ＩＥＥＥ）８０２．１１規格のようないくつかの新たな無線通信規格に採用されている。ＩＥＥＥ８０２．１１は、短距離通信（例えば、１０メートルから数百メートルまで）に関するＩＥＥＥ８０２．１１委員会によって開発された１セットの無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）エアインターフェース規格を意味する。

ＩＥＥＥ８０２．１１ＷＬＡＮ規格団体は、毎秒１ギガビットより大きな総計のスループットをターゲットとする６０ＧＨｚ（つまりＩＥＥＥ８０２．１１ａｄ仕様）の搬送周波数を使用した、または、５ＧＨｚ（つまりＩＥＥＥ８０２．１１ａｃ仕様）の搬送周波数を使用した高スループット（ＶＨＴ）アプローチに基づく送信に関する仕様を定めた。ＶＨＴ５ＧＨｚ仕様を可能にする技術の１つは、８０ＭＨｚの帯域幅について２つの４０ＭＨｚのチャネルを接合して、ＩＥＥＥ８０２．１１ｎ規格と比較してコストにおいて無視できる増加を備えた物理層（ＰＨＹ）データレートを２倍にする、より広いチャネル帯域幅である。

ＭＩＭＯシステムは、データ送信のために、多数（Ｎ_Ｔ）の送信アンテナを使用し、多数（Ｎ_Ｒ）の受信アンテナを使用する。Ｎ_Ｔ本の送信アンテナ及びＮ_Ｒ本の受信アンテナによって形成されるＭＩＭＯチャネルは、さらに空間チャネルと呼ばれるＮ_Ｓ個の独立したチャネルに分解され得る。ここで、Ｎ_Ｓ≦ｍｉｎ｛Ｎ_T, Ｎ_R｝である。Ｎ_Ｓ個の独立したチャネルの各々は、１次元に相当する。ＭＩＭＯシステムは、多数の送信アンテナ及び受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用される場合、改善された性能（例えば、より高いスループット及び／またはより大きな信頼性）を提供し得る。

単一のアクセスポイント（ＡＰ）及び多数のユーザ局（ＳＴＡｓ）を備えた無線ネットワークにおいて、同時(concurrent)送信は、アップリンク及びダウンリンク方向の両方で、異なる局への多重チャネルで生じ得る。多くの課題がそのようなシステムの中に存在する。

現開示のある態様は、無線通信のための方法を提供する。前記方法は、一般的に、１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、複数の装置のうちの装置それぞれに知らせることと、同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成することと、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送に先行して、第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を複数の装置に送信することとを含み、ここで、１セットの中の各装置への同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及びグループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される。

現開示のある態様は、無線通信装置を提供する。前記装置は、一般的に、１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、複数の装置のうちの装置それぞれに知らせるように構成された第１の回路と、同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するように構成された第２の回路と、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送に先行して、第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を複数の装置に送信するように構成された送信機とを含み、ここで、１セットの中の各装置への同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及びグループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される。

現開示のある態様は、無線通信装置を提供する。前記装置は、一般的に、１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、複数の装置のうちの装置それぞれに知らせるための手段と、同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するための手段と、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送に先行して、第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を複数の装置に送信するための手段とを含み、ここで、１セットの中の各装置への同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及びグループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される。

現開示のある態様は、無線通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。前記コンピュータプログラムプロダクトは、１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、複数の装置のうちの装置それぞれに知らせることと、同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成することと、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送に先行して、第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を複数の装置に送信することを実行可能な命令を備え、ここで、１セットの中の各装置への同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及びグループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される。

現開示のある態様は、通信デバイスを提供する。前記通信デバイスは、一般的に、少なくとも１つのアンテナと、１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、複数の装置のうちの装置それぞれに知らせるように構成された第１の回路と、同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するように構成された第２の回路と、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送に先行して、第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を複数の装置に送信するように構成された送信機とを含み、ここで、１セットの中の各装置への同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及びグループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される。

現開示のある態様は、無線通信方法を提供する。前記方法は、一般的に、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、複数の装置のうちの装置において得ることと、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信することと、同時データ伝送の１以上の空間ストリームが装置に割り当てられているか否かを、プリアンブルの一部分及びグループに属する装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定することとを含む。

現開示のある態様は、無線通信装置を提供する。前記装置は、一般的に、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、複数の装置のうちの装置において得るように構成された第１の回路と、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するように構成された受信機と、同時データ伝送の１以上の空間ストリームが装置に割り当てられているか否かを、プリアンブルの一部分及びグループに属する装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するように構成された第２の回路とを含む。

現開示のある態様は、無線通信装置を提供する。前記装置は、一般的に、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、複数の装置のうちの装置において得るための手段と、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するための手段と、同時データ伝送の１以上の空間ストリームが装置に割り当てられているか否かを、プリアンブルの一部分及びグループに属する装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するための手段とを含む。

現開示のある態様は、無線通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。前記コンピュータプログラムプロダクトは、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、複数の装置のうちの装置において得ることと、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信することと、同時データ伝送の１以上の空間ストリームが装置に割り当てられているか否かを、プリアンブルの一部分及びグループに属する装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定することを実行可能な命令を備える。

現開示のある態様は、無線ノードを提供する。前記無線ノードは、一般的に、少なくとも１つのアンテナと、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、複数の装置のうちの装置において得るように構成された第１の回路と、グループから選択された１セットの複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するように構成された受信機と、同時データ伝送の１以上の空間ストリームが装置に割り当てられているか否かを、プリアンブルの一部分及びグループに属する装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するように構成された第２の回路とを含む。

現開示の上記特徴が詳細に理解できるように、上述のように簡潔に要約されたより多くの特定の記述は、添付図面に描かれているいくつかの態様を参照することにより分かる。しかしながら、添付図面がこの開示のある典型的な態様のみ描いており、それゆえに、その範囲の限定とみなされるべきではなく、描写に関して他の均等に有効な態様を認め得ることは、留意されたい。

図１は、現開示のある態様に従う無線通信ネットワークの図を示す。図２は、現開示のある態様に従う一例となるアクセスポイントとユーザ端末のブロック図を示す。図３は、現開示のある態様に従う一例となる無線デバイスのブロック図を示す。図４は、現開示のある態様に従うアクセスポイントから送信され得る一例となるプリアンブルの構造を示す。図５は、現開示のある態様に従う提案された向上されたグループ識別スキームの一例となるグラフの性能を示す。図６は、現開示のある態様に従うグループ識別のためにアクセスポイントで実行され得る一例となる動作を示す。図６Ａは、図６に示される動作を実行することが可能な一例となる構成要素を示す。図７は、現開示のある態様に従うユーザ局で実行され得る一例となる動作を示す。図７Ａは、図７に示される動作を実行することが可能な一例となる構成要素を示す。

本開示の種々の態様は、添付図面を参照してより完全に以下に記述される。しかしながら、この開示は、多くの様々な形式で具体化されることができ、この開示の全体にわたって示される如何なる特定の構造に限定されるように解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、この開示が十分であり、完全であろうように提供され、当業者に開示の範囲を十分に伝えるだろう。この中の教示に基づいて、当業者は、本開示の如何なる他の態様と独立に、または、組み合わせて実施されるか否かに関わらず、開示の範囲がこの中で開示されている開示の如何なる態様も保護するように意図されることを認識するべきである。例えば、この中で示される多数の態様を使用して、装置は実施されることができ、方法は、実行されることができる。さらに、本開示の範囲は、この中で示される開示の種々の態様に加えて、または、それ以外に、他の構造、機能性または、構造と機能性を使用して実行されるような装置または方法を保護するように意図される。この中に開示された開示の如何なる態様も請求項の１以上の要素によって具体化できることは理解されるべきである。

用語「典型的な」は、この中で、という単語は「例、事例または実例を提供すること」を意味するために使用される。「典型的な」としてこの中で記載されている如何なる態様も他の態様よりも好ましい、または、有利であるとして必ずしも解釈されるべきではない。

特定の態様がこの中に記載されているが、これらの態様の多くの変化及び置換が本開示の範囲内にある。好ましい態様のいくつかの利益及び利点は言及されるが、本開示の範囲は、特定の利益、用途または目的に制限されるようには意図されない。むしろ、本開示の範囲は、様々な無線技術、システム構成、ネットワークおよび伝送プロトコルに広く適用可能になるように意図され、それらのうちのいくつかは、好ましい態様の以下の記載及び図面で例として示される。詳細な記述及び図面は、添付の請求項及びその等価物によって定義される開示の範囲を限定するというよりも単なる開示の例証である。

一例となる無線通信システム
この中で記述された技術は、直交多重化スキームに基づく通信システムを含む様々なブロードバンド無線通信システムに使用され得る。そのような通信システムの例は、空間分割多元接続（ＳＤＭＡ）、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）システム、シングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）システムなどを含む。ＳＤＭＡシステムは、複数ユーザ端末に属するデータを同時送信するために十分に異なる指示を利用できる。ＴＤＭＡシステムは、複数のユーザ端末が異なる時間スロット内に伝送信号を分けることにより同じ周波数チャネルを共有することを可能にできる。ここで、各時間スロットは異なるユーザ端末に割り当てられる。ＯＦＤＭＡシステムは、システム全体の帯域幅を多数の直交サブキャリアに分割する変調技術である直交周波数分割多重（ＯＦＤＭ）を利用する。これらのサブキャリアは、さらにトーン、ビンなどと呼ばれ得る。ＯＦＤＭで、各サブキャリアは、独立してデータと共に変調され得る。ＳＣ−ＦＤＭＡシステムは、システムの帯域幅を横断して分配されるサブキャリア上で送信するためのインタリーブド(interleaved)ＦＤＭＡ（ＩＦＤＭＡ）、隣接したサブキャリアのブロック上で送信するためのローカライズド(localized)ＦＤＭＡ（ＬＦＤＭＡ）または隣接したサブキャリアの多数のブロック上で送信するためのエンハンスド(enhanced)ＦＤＭＡ（ＥＦＤＭＡ）を利用できる。一般に、変調シンボルは、ＯＦＤＭを備えた周波数領域及びＳＣ−ＦＤＭＡを備えた時間領域で送られる。

この中での教示は、様々な有線または無線装置（例えばノード）内に組み入れられ得る（例えば、内部で実施されるまたはそれによって実行される）。いくつかの態様では、この中の教示にしたがって実施される無線ノードは、アクセスポイントまたはアクセス端末を含むことができる。

アクセスポイント（「ＡＰ」）は、ＮｏｄｅＢ、無線ネットワークコントローラ（「ＲＮＣ」）、ｅＮｏｄｅＢ、基地局コントローラ（「ＢＳＣ」）、基地トランシーバ局（「ＢＴＳ」）、基地局（「ＢＳ」）、トランシーバ機能（「ＴＦ」）、無線ルータ、無線トランシーバ、ベーシックサービスセット（「ＢＳＳ」）、拡張サービスセット（「ＥＳＳ」）、無線基地局（「ＲＢＳ」）またはいつくかの他の用語を含むことができ、これらとして実施されることができ、または、これらとして知られ得る。

アクセス端末（「ＡＴ」）は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ装置、ユーザ局またはいくつかの他の用語を含むことができ、これらとして実施されることができ、または、これらとして知られ得る。いくつかの実施では、アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッションイニシエーションプロトコル（「ＳＩＰ」）電話、ワイヤレスローカルループ（「ＷＬＬ」）局、携帯情報端末（「ＰＤＡ」）、無線接続能力を有するハンドヘルドデバイス、局（「ＳＴＡ」）または無線モデムに接続されたいくつかの他の適切な処理デバイスを含むことができる。

したがって、この中で教示された１以上の態様は、電話（例えば携帯電話またはスマートフォン）、コンピュータ（例えばラップトップ）、携帯通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス（例えばパーソナルデータアシスタント）、エンターテインメントデバイス（例えば音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ）、全地球測位システムデバイス、または、無線または有線媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み入れられ得る。いくつかの態様では、ノードは、無線ノードである。そのような無線ノードは、例えば、有線または無線通信リンクを介してネットワーク（例えばインターネットまたはセルラーネットワークのような広域ネットワーク）に、またはそのために接続性を提供できる。

図１は、アクセスポイント及びユーザ端末を備えるマルチアクセス多入力多出力（ＭＩＭＯ）システム１００を示す。単純化のために、１つのアクセスポイント１１０のみが図１に示される。アクセスポイントは、一般にユーザ端末と通信し、基地局またはいくつかの他の用語として呼ばれ得る固定局である。ユーザ端末は、固定または移動体であり得、移動局、無線デバイスまたはいくつかの他の用語として呼ばれ得る。アクセスポイント１１０は、ダウンリンク及びアップリンク上の所定の瞬間で１つ以上のユーザ端末１２０と通信できる。ダウンリンク（つまりフォワードリンク）は、アクセスポイントからユーザ端末への通信リンクであり、アップリンク（つまりリバースリンク）は、ユーザ端末からアクセスポイントへの通信リンクである。ユーザ端末は、別のユーザ端末とピア・ツー・ピア通信できる。システムコントローラ１３０は、アクセスポイントに連結され、アクセスポイントのための調整及び制御を供給する。

以下の開示の一部は、ある態様に関して、空間分割多元接続（ＳＤＭＡ）によって通信することができるユーザ端末を記述しているかもしれないが、ユーザ端末１２０は、ＳＤＭＡをサポートしないいくつかのユーザ端末をさらに含むこともできる。したがって、そのような態様に関しては、ＡＰ１１０は、ＳＤＭＡと非ＳＤＭＡのユーザ端末の両方と通信するように構成され得る。このアプローチは、新しいＳＤＭＡユーザ端末が適切であると判断されるように導入されることを可能にしている間、ユーザ端末のより古いバージョン（「レガシー」局）がそれらの有用な寿命を拡張して、企業で展開し続けることを都合よく可能にできる。

システム１００は、ダウンリンク及びアップリンク上のデータ伝送のために多数の送信及び多数の受信アンテナを使用する。アクセスポイント１１０はN_ap本のアンテナを装備し、アップリンク伝送用の多入力及びダウンリンク伝送用の多出力（ＭＯ）を表す。１セットのＫ個の選択されたユーザ端末１２０は、ダウンリンク伝送用の多出力及びアップリンク伝送用の多入力を合計で表す。純粋なＳＤＭＡに関しては、K個のユーザ端末に関するデータシンボルストリームがある手段によってコード、周波数または時間で多重化されない場合にN_ap≧K≧1を持つことが望まれる。データシンボルストリームがＴＤＭＡ技術、ＣＤＭＡを備える異なるコードチャネル、ＯＦＤＭを備える互いに交わらないサブバンドのセットなどを使用して多重化され得る場合、Kは、N_apよりも大きくなり得る。各選択されたユーザ端末は、アクセスポイントにユーザ固有データを送信する、及び／またはアクセスポイントからユーザ固有データを受信する。一般に、各選択されたユーザ端末は、１または複数のアンテナ（つまりN_ut≧1）を装備できる。K個の選択されたユーザ端末は、同数または異なる数のアンテナを備えることができる。

ＳＤＭＡシステム１００は、時分割複信（ＴＤＤ）システムまたは周波数分割複信（ＦＤＤ）システムであり得る。ＴＤＤシステムに関しては、ダウンリンク及びアップリンクは同じ周波数帯域を共有する。ＦＤＤシステムに関しては、ダウンリンク及びアップリンクは、異なる周波数帯域を使用する。ＭＩＭＯシステム１００は、さらに、伝送用のシングルキャリアまたは多数のキャリアを利用できる。各ユーザ端末は、（例えばコストダウンを維持するための）単一のアンテナまたは（例えば追加費用がサポートされ得る）多数のアンテナを装備できる。ユーザ端末１２０が異なる時間スロット内に伝送信号を分けることにより同じ周波数チャネルを共有し、各時間スロットが異なるユーザ端末に割り当てられるとすると、システム１００は、さらに、ＴＤＭＡシステムであり得る。

現開示の態様では、伝送フレームのプリアンブルは、ＡＰ１１０で構築され得る。プリアンブルは、ユーザ端末の特定のセットがマルチユーザ(MU)ＭＩＭＯ伝送の空間ストリームを受信するであろうことを、全てのサポートされたユーザ端末１２０に伝えるためのグループ識別フィールドを備え得る。ＡＰ１１０は、無線通信規格のＩＥＥＥ８０２．１１ファミリに従ってユーザ端末１２０にプリアンブルを送信できる。

図２は、ＭＩＭＯシステム１００でのアクセスポイント１１０及び、２つのユーザ端末１２０ｍ及び１２０ｘのブロック図を示す。アクセスポイント１１０は、N_t個のアンテナ２２４ａからアンテナ２２４ｔを装備している。ユーザ端末１２０ｍは、N_{ut, m}個のアンテナ２５２ｍａから２５２ｍｕを装備し、ユーザ端末１２０ｘは、N_ut,xアンテナ２５２ｘａから２５２ｘｕを装備している。アクセスポイント１１０は、ダウンリンク用の送信エンティティ及びアップリンク用受信エンティティである。各ユーザ端末１２０は、アップリンク用の送信エンティティ及びダウンリンク用の受信エンティティである。この中で使用されるように、「送信エンティティ」は、無線チャネルを介してデータを送信することができる独立して操作される装置またはデバイスであり、「受信エンティティ」は、無線チャネルを介してデータを受信することができる独立して操作される装置またはデバイスである。

以下の記述では、添字「dn」は、ダウンリンクを意味し、添字「up」は、アップリンクを意味し、N_up個のユーザ端末は、アップリンク上の同時送信(simultaneous transmission)のために選択され、N_upは、N_dnと同じかもしれないし、同じでないかもしれず、N_dnは、静的な値かもしれないし、各予定間隔で変化できる。ビームステアリング(beem-steering)またはいくつかの他の空間処理技術は、アクセスポイント及びユーザ端末で使用され得る。

アップリンクにおいて、アップリンク伝送に関して選択された各ユーザ端末１２０では、ＴＸデータプロセッサ２８８は、データソース２８６からトラフィックデータを受信し、コントローラ２８０から制御データを受信する。ＴＸデータプロセッサ２８８は、ユーザ端末に関して選択されたレートに関連した符号化及び変調スキームに基づいてユーザ端末に関するトラフィックデータを処理する（例えば、符号化し、インタリーブし、変調する）。ＴＸの空間プロセッサ２９０は、データシンボルストリーム上の空間処理を実行し、N_ut,m個のアンテナに向けてN_ut,m個の送信シンボルストリームを供給する。各送信機ユニット（ＴＭＴＲ）２５４は、アップリンク信号を生成するためにそれぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理する（例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタし、周波数アップコンバートする）。N_ut,m個の送信機ユニット２５４は、N_ut,m個のアンテナ２５２からアクセスポイントへの送信のためのN_ut,m個のアップリンク信号を供給する。

N_up個のユーザ端末は、アップリンク上の同時送信に関してスケジュールされ得る。これらのユーザ端末の各々は、そのデータシンボルストリーム上で空間処理し、アップリンク上の送信シンボルストリームのそのセットをアクセスポイントに送信する。

アクセスポイント１１０において、N_ap個のアンテナ２２４ａから２２４ａｐは、アップリンク上で送信するN_ap個全てのユーザ端末からアップリンク信号を受信する。各アンテナ２２４は、受信信号をそれぞれの受信機ユニット（ＲＣＶＲ）２２２に供給する。各レシーバユニット２２２は、送信機ユニット２５４によって実行されたそれに補足的な処理を実行し、受信シンボルストリームを供給する。ＲＸ空間プロセッサ２４０は、N_ap個の受信機ユニット２２２からのN_ap個の受信シンボルストリーム上の受信機空間処理を実行し、N_up個の復元されたアップリンクデータシンボルストリームを供給する。受信機空間処理は、チャネル相関行列転換（ＣＣＭＩ）、最小平均二乗誤差（ＭＭＳＥ）、ソフト干渉除去（ＳＩＣ）またはいくつかの他の技術に従って実行される。各復元されたアップリンクデータシンボルストリームは、それぞれのユーザ端末によって送信されたデータシンボルストリームの推定である。ＲＸデータプロセッサ２４２は、復号データを得るためにそのストリームに使用されたレートに従って、各復元されたアップリンクシンボルストリームを処理する（例えば、復調し、デインタリーブし、デコードする）。各ユーザ端末の復号データは、記憶用のデータシンク２４４及び／またはさらなる処理用のコントローラ２３０へ供給され得る。

ダウンリンクにおいて、アクセスポイント１１０では、ＴＸデータプロセッサ２１０は、ダウンリンク伝送用にスケジュールされたN_dn個のユーザ端末についてデータソース２０８からトラフィックデータを、コントローラ２３０から制御データを、スケジューラ２３４から恐らく他のデータを受信する。様々なタイプのデータは、異なるトランスポートチャネル上で送信さ得る。ＴＸデータプロセッサ２１０は、そのユーザ端末に関して選択されたレートに基づいて各ユーザ端末に関するトラフィックデータを処理する（例えば、符号化し、インタリーブし、変調する）。ＴＸデータプロセッサ２１０は、N_dn個のユーザ端末にN_dn個のダウンリンクデータシンボルストリームを供給する。ＴＸ空間プロセッサ２２０は、N_dn個のダウンリンクデータシンボルストリーム上で空間処理（現開示に記述されるようなプレコーディングまたはビームフォーミング）を実行し、N_ap個のアンテナにN_ap個の送信シンボルストリームを供給する。各送信機ユニット２２２は、ダウンリンク信号を生成するためにそれぞれの送信シンボルストリームを受信し、処理する。N_ap個の送信機ユニット２２２は、送信用のN_ap個のダウン信号をN_ap個のアンテナ２２４からユーザ端末に供給する。

各ユーザ端末１２０では、N_ut,m個のアンテナ２５２は、アクセスポイント１１０からN_ap個のダウンリンク信号を受信する。各受信機ユニット２５４は、関連するアンテナ２５２からの受信信号を処理し、受信シンボルストリームを供給する。ＲＸ空間のプロセッサ２６０は、N_ut,m個の受信機ユニット２５４からのN_ut,m個の受信シンボルストリーム上で受信機空間処理を実行し、ユーザ端末に復元されたダウンリンクデータシンボルストリームを供給する。受信機空間処理は、ＣＣＭＩ、ＭＭＳＥまたはいくつかの他の技術に従って実行される。ＲＸデータプロセッサ２７０は、ユーザ端末用の復号データを得るために、復元されたダウンリンクデータシンボルストリームを処理する（例えば、復調し、デインタリーブし、デコードする）。

各ユーザ端末１２０では、チャネル推定機２７８は、チャネル利得推定、ＳＮＲ推定、ノイズ変動などを含むことができるダウンリンクチャネル応答を推定し、ダウンリンクチャネル推定を供給する。同様に、チャネル推定機２２８は、アップリンクチャネル応答を推定し、アップリンクチャネル推定を供給する。各ユーザ端末のコントローラ２８０は、典型的には、そのユーザ端末に関するダウンリンクチャネル応答行列(downlink channel response matrix)H_dn,mに基づいて、ユーザ端末に関する空間フィルタ行列を得る。コントローラ２３０は、有効なアップリンクチャネル応答行列(effective uplink channel response matrix)H_up,effに基づいて、アクセスポイントに関する空間フィルタ行列を得る。各ユーザ端末のコントローラ２８０は、アクセスポイントへフィードバック情報（例えば、ダウンリンク及び／またはアップリンク固有ベクトル、固有値、ＳＮＲ推定など）を送信できる。コントローラ２３０及び２８０は、さらに、アクセスポイント１１０及びユーザ端末１２０で各種処理ユニットの動作をそれぞれ制御する。

現開示の態様では、ＡＰ１１０のＴＸデータプロセッサ２１０は、送信フレームのプリアンブルを構築するように構成され得る。プリアンブルは、ユーザ端末のうちの特定のセットがＭＵ−ＭＩＭＯ伝送の空間ストリームを受信するであろうことを、全てのサポートされたユーザ端末１２０に伝えるためのグループ識別フィールドを備え得る。ＡＰ１１０は、無線通信規格のＩＥＥＥ８０２．１１ファミリに従って送信機２２２を介してユーザ端末１２０にプリアンブルを送信できる。ユーザ端末１２０のＲＸデータプロセッサ２７０は、ＭＵ−ＭＩＭＯ伝送の空間ストリームの何れもユーザ端末の専用かどうかを検知する受信プリアンブルを処理するように構成され得る。

図３は、無線通信システム１００内に使用され得る無線デバイス３０２で利用され得る様々な構成要素を示す。無線デバイス３０２は、この中で記述された様々な方法を実施するように構成され得る。無線デバイス３０２は、基地局１０４またはユーザ端末１０６であり得る。

無線デバイス３０２は、無線デバイス３０２の動作を制御するプロセッサ３０４を含み得る。プロセッサ３０４は、さらに、中央処理装置（ＣＰＵ）と呼ばれ得る。読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）及びランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）の両方を含み得るメモリ３０６は、プロセッサ３０４に命令とデータを提供する。メモリ３０６の一部は、さらに、不揮発性ＲＡＭ（ＮＶＲＡＭ）を含み得る。プロセッサ３０４は、典型的にはメモリ３０６内に格納されたプログラム命令に基づいて論理演算及び算術演算を実行する。メモリ３０６中の命令は、この中で記述された方法を実施するのに実行可能であり得る。

無線デバイス３０２は、さらに、無線デバイス３０２と遠隔地との間のデータの送信及び受信を可能にするための送信機３１０及び受信機３１２を含み得る筐体３０８を含み得る。送信機３１０及び受信機３１２は、トランシーバ３１４へ組み合わせられ得る。単一のまたは複数個の送信アンテナ３１６は、筐体３０８に取り付けられ得、トランシーバ３１４に電気的に結合され得る。無線デバイス３０２は、さらに、（図示しない）多数の送信機、多数の受信機及び多数のトランシーバを含み得る。

無線デバイス３０２は、さらに、トランシーバ３１４によって受信される信号のレベルを検知し、定量化する目的で使用され得る信号検出器３１８を含み得る。信号検出器３１８は、総エネルギー、１つのシンボル当たりの１つのサブキャリア当たりのエネルギー、スペクトル密度及び他の信号といった信号を検知し得る。無線デバイス３０２は、さらに、信号の処理に使用されるデジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）３２０を含み得る。

無線デバイス３０２の様々な構成要素は、データバスに加えて電力バス、制御信号バス及びステータス信号バスを含み得るバスシステム３２２によって共に結合され得る。

現開示の態様では、無線デバイス３０２のプロセッサ３０４は、送信フレームのプリアンブルを構築するように構成され得る。プリアンブルは、ユーザ端末の特定のセットがＭＵ−ＭＩＭＯ伝送の空間ストリームを受信するであろうことを、（図示しない）全てのサポートされたユーザ端末に伝えるためのグループ識別フィールドを備え得る。無線デバイス３０２は、無線通信規格のＩＥＥＥ８０２．１１ファミリに従って送信機３１０を介してユーザ端末にプリアンブルを送信し得る。

図１に示されたＷＬＡＮ１００のような次世代無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）では、ダウンリンク（ＤＬ）ＭＵ−ＭＩＭＯ伝送は、全体的なネットワークスループットを増加させるための有望な技術を表わし得る。ＤＬＭＵ−ＭＩＭＯ伝送のほとんどの態様では、アクセスポイントから複数のユーザ局（ＳＴＡ）に送信されるプリアンブルのビームフォーミングされていない部分は、ＳＴＡへの空間ストリームの割当を示す空間ストリーム割当フィールドを搬送し得る。

ＳＴＡ側でこの割当情報を解析するために、各ＳＴＡは、ＭＵ−ＭＩＭＯ伝送を受信するためにスケジュールされた複数のＳＴＡのうちの１セットの複数のＳＴＡにおけるその順序またはＳＴＡ番号を知る必要があり得る。これは、グループの形成を要求し得、プリアンブル中のグループＩＤ（ｇｒｏｕｐＩＤ）フィールドは、複数のＳＴＡに、所定のＭＵ伝送で送信されている１セットの複数のＳＴＡ（及びそれらの順序）を搬送し得る。送信オーバヘッドに加えるプリアンブルビットについて、どのＳＴＡが所定の時間においてＭＵ送信で共にスケジュールされ得るのかに関する柔軟性について犠牲にしていない間、ｇｒｏｕｐＩＤの上のできるだけ少ないビットを消費することは望ましいかもしれない。

グループ定義を備えるプリアンブル構造
図４は、現開示のある態様に従うプリアンブル４００の一例となる構造を示す。プリアンブル４００は、例えば、アクセスポイント（ＡＰ）１１０から、図１に示される無線ネットワーク１００中の複数のＳＴＡ１２０に送信され得る。

プリアンブル４００は、オムニレガシー部分(omni-legacy portion)４０２（つまり、ビームフォーミングされていない部分）及びプレコードされた８０２．１１ａｃＶＨＴ（超高スループット(Very High Throughput)）部分４０４を含み得る。レガシー部分４０２は、レガシーショートトレーニングフィールド(Legacy Short Training Field )（Ｌ−ＳＴＦ）４０６、レガシーロングトレーニングフィールド(Legacy Long Training Field) ４０８、レガシー信号(Legacy Signal) （Ｌ−ＳＩＧ）フィールド４１０、またはＶＨＴ信号タイプＡ（ＶＨＴ−ＳＩＧＡ）フィールドに関する２つのＯＦＤＭシンボル４１２、４１４のうちの少なくとも１つを含み得る。ＶＨＴ−ＳＩＧＡフィールド４１２、４１４は、オムニ指向的に(omni-directionally)送信され、複数のＳＴＡの組合せ（セット）への多くの空間ストリームの割当てを示し得る。

プレコードされた８０２．１１ａｃＶＨＴ部分４０４は、超高スループットショートトレーニングフィールド(Very High Throughput Short Training Field) （ＶＨＴ−ＳＴＦ）４１８、超高スループットロングトレーニングフィールド１(Very High Throughput Long Training Field 1) （ＶＨＴ−ＬＴＦ１）４２０、超高スループットロングトレーニングフィールド(Very High Throughput Long Training Fields) （ＶＨＴ−ＬＴＦｓ）４２２、超高スループット信号タイプＢ(Very High Throughput Signal type B) （ＶＨＴ−ＳＩＧＢ）フィールド４２４、またはデータ部分４２６のうちの少なくとも１つを含み得る。一態様では、ＶＨＴ−ＳＩＧＢフィールドは、１つのＯＦＤＭシンボルを含むことができ、送信され、プレコードされ、ビームフォーミングされ得る。

ロバストなＭＵ−ＭＩＭＯ受信は、ＡＰが全てのサポートされた複数のＳＴＡに全てのＶＨＴ−ＬＴＦ４２２を送信することを必要とし得る。ＶＨＴ−ＬＴＦ４２２は、各ＳＴＡが全てのＡＰアンテナからＳＴＡのアンテナまでのＭＩＭＯチャネルを推定することを可能し得る。ＳＴＡは、他の複数のＳＴＡに対応するＭＵ−ＭＩＭＯストリームから効果的に干渉をゼロにすること(interference nulling)を実行するために、推定チャネルを利用できる。ロバストな干渉除去／ゼロにすることを実行するために、各ＳＴＡは、どの空間ストリームがそのＳＴＡに属するのか、及びどの空間ストリームが他のユーザに属するのかを知ることが要求され得る。

前述のように、グループフィールド４１６は、複数のＳＴＡの特定の１セットがＭＵ−ＭＩＭＯ伝送の空間ストリームを受信するであろうことを、全てのサポートされた複数のＳＴＡに伝えるためにプリアンブル４００に含まれ得る。基本線として、複数のＳＴＡの一意のセットにマッッピングされ得るグループが形成される場合、プリアンブル４００内の非常に多くのグループＩＤビットは、完璧なスケジューリングの柔軟性を必要とするかもしれない。他方、グループＩＤの多重定義が、複数のＳＴＡの複数のセット（組合せ）が１つのグループＩＤにマッピングされ得ることを許可される場合、より大きな柔軟性は、共にスケジュールされ得る多くのＳＴＡ中で達成され得る。

１態様では、多重定義のケースにおいて、複数のＭＵ−ＭＩＭＯ受信者のうちのより少ないセットの前選択は、将来への一定時間のために必要となり得る。この場合、例えば２０ミリ秒毎に潜在的なＭＵ−ＭＩＭＯ受信者を先駆的に決定し、そして、これらの受信者ＭＵ−ＳＴＡＩＤ（局識別子(station identifies)）に割り当てることが必要となり得る。割り当てられた複数のＳＴＡがＭＵ−ＳＴＡＩＤ発表を逃す場合、このアプローチに関する問題が生じ得る。別の態様では、多重定義のケースにおいて、グループ定義メッセージは、非効率的かもしれないが、ＳＴＡの組合せが既存の（多重定義された）グループで見つけられない毎に、アクセスポイントから送信される必要があり得る。

高められた(enhanced)グループ識別スキーム
現開示のある態様は、効率的なグループ定義及び前述の制限を回避するために多重定義することをサポートする。特に、ＭＵ−ＭＩＭＯ送信当たり４つのＳＴＡの典型的なケースについては、各ＳＴＡに送信される１６バイトの一度だけのメッセージ及び６グループＩＤビットのみ使用することによって、提案された技術が瞬間のバッファステータスに依存する複数のＳＴＡの任意の組合せをスケジュールする際にほとんど十分な柔軟性を提供できることが現開示で示される。

現開示は、例えば、複数のＳＴＡのうちの2^y個のグループへのダウンリンク（ＤＬ）ＭＩＭＯ伝送を実行する技術を提案する。ここでｙは、グループＩＤビットの数を表わす。各グループＩＤは、多重定義による複数のＳＴＡの複数のセットへの送信を考慮に入れることができる。言い換えれば、特定のグループＩＤ値によって指定された１つのグループは、複数のＳＴＡの複数の組合せ（セット）に相当し得る。

ＭＵ−ＭＩＭＯの能力のある(capable)ＳＴＡがネットワークに許可される毎に、ＳＴＡ番号は、各グループに属するそのＳＴＡのポジション(position)を伝えるために各グループに割り当てられ得る。例えば、１つのＭＵ−ＭＩＭＯ送信当たり、１６グループ及び４ユーザが存在する場合、ＳＴＡに関連したＳＴＡ番号（１、２、３または４）は、３２ビットメッセージを通じて１６グループの各々に割り当てられ得る。一般に、ＳＴＡ番号、１からＭ、ここで、ＭはＤＬＭＵ−ＭＩＭＯ送信でのユーザの最大値を示す、は、全てのグループについての各ＳＴＡに割り当てられ得る。

現開示の態様では、ＳＴＡ番号の割当は、全てのＭＵ−ＭＩＭＯの能力のある複数のＳＴＡに送信されるブロードキャストメッセージの利用によって達成され得る。別の態様では、ＳＴＡ番号は、アクセスポイントからＭＵ−ＭＩＭＯの能力のあるＳＴＡの各々に異なるユニキャストメッセージを送信することにより割り当てられ得る。例えば、ユニキャストメッセージは、アクセスポイントにＭＵ−ＭＩＭＯの能力のあるＳＴＡを関連させる手順の間に送信され得る。

現開示の態様では、全てのグループに関するＳＴＡ番号は、全てのＭＵ−ＭＩＭＯの能力のある複数のＳＴＡに無作為に割り当てられ得る。無作為に割り当てられたＳＴＡ番号（つまり、ストリーム割当に関するグループ中で無作為に割り当てられたポジション）の各々は、対応するＳＴＡＩＤ（局識別子）の関数によって起源とされる擬似乱数ジェネレータを使用して計算され得る。現開示の別の態様では、ＳＴＡ番号の割当は、全てのグループに属する１ペアのＳＴＡに同じＳＴＡ番号を与えないようにするように、つまり、１ペアのＳＴＡが少なくとも１つのグループに属するストリーム割当に関する異なるポジションを持つことができるように、実行され得る。

ｙビットがプリアンブルのグループＩＤフィールドについて利用され、例えば、各グループＩＤに関して、１つのＭＵ−ＭＩＭＯ送信当たり４つのサポートされたＳＴＡが存在するば、その場合、各グループＩＤについて、複数のＳＴＡの全セットは、４つのサブセットに分割され得る。各サブセットは、１つのＳＴＡ番号に相当し得る。１グループ当たりのサポートされたＳＴＡの組合せの合計数は、(N/4)⁴とほぼ等しくなり得る。ここで、Nは、サポートされたＳＴＡの数である。一態様では、トラフィックの到着は、無作為であり得る。この典型的なケースでは、可能なＳＴＡの組合せの合計数は、N_C4と等しく、つまり、N個の要素からの4つの要素の組み合わせの数と等しくなり得る。

一態様では、無作為に選ばれたＳＴＡの組合せがグループＩＤによって指定されたグループ中で見つからない確率は、

として与えられることができ、大きなＮについては１−２４／２５６にほぼ等しくなり得る。無作為に選ばれたＳＴＡの組合せがグループＩＤによって指定され得る任意のグループ中で見つからない可能性は、

に等しくなり得る。

図５は、グループＩＤビットｙの異なる数に関して、サポートされた複数のＳＴＡの合計数Nの関数として式（２）から与えられる確率のグラフ５００を示す。ここで、４つのＳＴＡは、一度に無作為にスケジュールされ得る。１００個のＭＵ−ＭＩＭＯの能力のあるＳＴＡ及び４ビットのグループＩＤ（つまり、Ｎ＝１００及びｙ＝４）を備えた基本サービスセット（ＢＳＳ）については、特定のＳＴＡの組合せが見つからないおよそ１８％の可能性（図５中のプロット５０２）があり得ることは、図５から観察され得る。この確率は、５ビットのグループＩＤで４％未満（図５中のプロット５０４）、６ビットのグループＩＤでおよそ０．１％（図５中のプロット５０６）まで減らされ得る。

図６は、現開示のある態様に従って、グループＩＤに関してアクセスポイントで実行され得る一例となる動作を示す。６０２で、アクセスポイントは、１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数のＳＴＡから成る各グループに属するＳＴＡのポジションを、複数のＳＴＡのうちのＳＴＡそれぞれに知らせ得る。６０４では、アクセスポイントは、同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成し得る。一態様では、第１のフィールドは、グループＩＤフィールドを含み得る。６０６では、アクセスポイントは、グループから選択された１セットの複数のＳＴＡに向けられた同時データ伝送に先行して、第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を複数のＳＴＡに送信し得、ここで、１セットの中の各ＳＴＡへの同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及びグループに属するそのＳＴＡの知らされたポジションによって、特定される。

一態様では、複数のグループの各々は、複数のＳＴＡの複数のセットを含み得る。一態様では、プリアンブルの一部分は、１セットの中の各ＳＴＡに割り当てられる空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含み得る。ここで、第２のフィールドは、信号（ＳＩＧ）フィールド（例えば、ＶＨＴ−ＳＩＧＡフィールド）を含み得る。一態様では、複数のＳＴＡのうちの１つへのポジションの知らせ(indication)は、そのＳＴＡがメンバーである2^y個のグループのサブセットのためにのみ実行され得る。一態様では、知らせは、そのＳＴＡへのメッセージ（ブロードキャストメッセージまたはユニキャストメッセージ）を送信することを含み得る。さらに、サブセットは、2^yビットのビットマップを使用して、メッセージ中で識別され得る。

図７は、現開示のある態様に従って、複数のＳＴＡのうちの１つのＳＴＡで実行され得る一例となる動作７００を示す。７０２では、ＳＴＡは、アクセスポイントから、複数のグループの中の複数のＳＴＡから成る各グループに属するＳＴＡのポジションについての知らせを、複数のＳＴＡのうちのＳＴＡにおいて得ることができる。７０４では、ＳＴＡは、グループから選択された１セットの複数のＳＴＡに向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信することができる。一態様では、第１のフィールドは、グループＩＤフィールドを含み得る。７０６では、ＳＴＡは、同時データ伝送の１以上の空間ストリームがＳＴＡに割り当てられているか否かを、プリアンブルの一部分及びグループに属するＳＴＡの知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定することができる。一態様では、１以上の空間ストリームがＳＴＡに割り当てられているか否かを決定することは、第１のフィールドの値及びグループに属する装置の知らされたポジションと、ＳＴＡの識別子とを比較することを含む。

一態様では、第１のフィールドは、グループに属する複数のＳＴＡの複数のセットを識別できる。一態様では、受信プリアンブルの一部分は、１セットの中の各ＳＴＡに割り当てられる同時データ伝送の空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含み得る。ここで、第２のフィールドは、信号（ＳＩＧ）フィールド（例えばＶＨＴ−ＳＩＧＡフィールド）を含み得る。一態様では、ＳＴＡのポジションに関する知らせは、ＳＴＡがメンバーである2^yグループのサブセットのみと関連し得る。一態様では、ポジションに関する知らせは、メッセージ（ブロードキャストメッセージまたはユニキャストメッセージ）中で得ることができる。さらに、サブセットは、2^yビットのビットマップを使用して、メッセージ中で識別され得る。

一態様では、ＳＴＡは、知らせに応答して、１以上の空間ストリームを割り当てるために、グループ中のポジションが同一グループ中の他のポジションと異なることを識別するメッセージを送信できる。ここで、そのポジション及び他のポジションは、異なる装置によって割り当てられた。メッセージは、さらに、装置が既にメンバーである複数のグループのサブセットまたはサブセット中の複数のグループに関連した装置の空間ストリームポジションのうちの少なくとも１つについての情報をさらに備え得る。

要約すると、現開示のある態様は、追加のメッセージを必要としないであろう多重定義、グループ定義及びアクセスポイントと関連付けられたユーザＳＴＡに関してサポートする。ＳＴＡのほぼあらゆる組合せは、送信プリアンブルの６ビットのグループＩＤフィールド及びすべてのＳＴＡに（例えば、関連手順中に）送信される一度だけのメッセージでサポートされ得る。一態様では、アクセスポイントは、全てのＳＴＡ、つまり、全てのグループ中のそのＳＴＡに関するＳＴＡ番号についての単純な記録を維持することのみが必要とされ得る。提案された技術の適用によって、ＭＵ−ＭＩＭＯ受信者を前もって予測することは、必要とされないであろう。

上述の方法の様々な動作は、対応する機能を実行することか可能な任意の適切な手段によって実行され得る。手段は、様々なハードウェア及び／またはソフトウェア構成要素及び／またはモジュールを含み得るが、回路、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）またはプロセッサに限定されない。一般的に、図に示された動作があるが、これらの動作が、類似の番号が付された対応する同等の手段プラス機能の構成要素を有していてもよい。例えば、図６及び７に示された動作６００及び７００は、図６Ａおよび７Ａの中で示されるコンポーネント６００Ａ及び７００Ａに相当する。

この中で使用されるように、用語「決定すること」は、種々様々の動作を包含する。例えば、「決定すること」は、計算すること、演算すること、処理すること、導き出すこと、調査すること、検索すること（例えば、テーブル、データベースまたは他のデータ構造を検索すること）、確認することなどを含み得る。さらに、「決定すること」は、受信すること（例えば、情報を受信すること）、アクセスすること（例えば、メモリ中のデータにアクセスすること）などを含み得る。さらに、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含み得る。

この中で使用されているように、アイテムのリスト「のうちの少なくとも１つ」と言われる句は、単一の構成を含むこれらのアイテムの任意の組み合わせを指す。例として、「ａ、ｂまたはｃのうちの少なくとも１つ」は、ａ、ｂ、ｃ、ａ−ｂ、ａ−ｃ、ｂ−ｃ及びａ−ｂ−ｃを包含するように意図される。

上述の方法の様々な動作は、様々なハードウェア及び／またはソフトウェア構成要素、回路及び／またはモジュールのような動作を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行され得る。一般的に、図に示される任意の動作は、動作を実行可能な対応する機能的な手段によって実行され得る。

例えば、送信するための手段は、例えばアクセスポイント１１０の図２からの送信機２２２または無線デバイス３０２の図３からの送信機３１０である送信機を含み得る。示すための手段は、アクセスポイント１１０の図２からのプロセッサ２１０、無線デバイス３０２の図３からの送信機２２２、プロセッサ３０４または送信機３１０である特定用途向け集積回路を含み得る。生成するための手段は、例えばプロセッサ２１０またはプロセッサ３０４である特定用途向け集積回路を含み得る。受信するための手段は、例えば、ユーザー端末１２０の図２からの受信機２５４または無線デバイス３０２の図３からの受信機３１２である受信機を含み得る。取得するための手段は、例えば、ユーザ端末１２０の図２からのプロセッサ２７０、受信機２５４、プロセッサ３０４または受信機３１２である特定用途向け集積回路を含み得る。決定するための手段は、例えば、プロセッサ２７０またはプロセッサ３０４である特定用途向け集積回路を含み得る。比較するための手段は、例えば、プロセッサ２１０またはプロセッサ３０４である特定用途向け集積回路を含み得る。

現開示に関連して記述された様々な実例となる論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号（ＦＰＧＡ）または他のプログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、個別のゲートまたはトランジスター論理、個別のハードウェア構成要素またはこの中で記述された機能を実行するために設計される任意の組み合わせによって実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代案としては、そのプロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたはステートマシンである得る。プロセッサは、さらに、コンピューティングデバイス、例えば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連動する１以上のマイクロプロセッサまたは任意の他のそのような構成の組合せとして実施され得る。

現開示に関連して記述された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールまたは２つの組合せで直接具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、技術的に知られている記憶媒体の任意の形式に存在し得る。使用され得る記憶媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、フラッシュメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭなどを含む。ソフトウェアモジュールは、単一命令または多くの命令を含むことができ、異なるプログラム内で、及び多数の記憶媒体を横断して、いくつかの異なる命令セグメント上に分散され得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出せる、及び記憶媒体に情報を書き込めるようにプロセッサに繋がれ得る。代案では、記憶媒体は、プロセッサに統合し得る。

この中で開示された方法は、記述された方法を達成するための１以上のステップまたはアクションを含む。方法ステップ及び／またはアクションは、請求項の範囲から外れることなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されなければ、順序、及び／または、特定のステップ及び／またアクションの使用は、請求項の範囲から外れることなく変更され得る。

記述された関数は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組合せ中で実施され得る。ソフトウェア中で実施される場合、関数は、コンピュータ可読媒体上で１以上の指示またはコードとして格納または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及びある場所から別の場所へコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含み得。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。一例として、そのようなコンピュータは、限定されないが、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または、希望のプログラムコードを命令またはデータ形式で運ぶまたは格納するために使用される、または、コンピュータよってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。さらに、任意の接続は、適切にコンピュータ可読媒体と名付けられる。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線（ＤＳＬ）、または、赤外線（ＩＲ）、無線及びマイクロ波のような無線技術を使用してウェブサイトサーバまたは他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または、赤外線（ＩＲ）、技術及びマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。この中で使用されるようなディスク(Disk)及びディスク(Disc)は、コンパクトディスク（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）、光ディスク、ディジタルバーサタイルディスク（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスクおよびブルーレイ（登録商標）ディスクを含み、ここで、ディスク(Disks)は、通常、時期的にデータを再生し、ディスク(Discs)は、レーザーでデータを光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的non-transitory ()なコンピュータ可読媒体（例えば、タンジブル媒体(tangible media)）を含み得る。さらに、他の態様に関して、コンピュータ可読媒体は、一時的な(transitory)コンピュータ可読媒体（例えば、信号）を含み得る。上記の組合せは、さらに、コンピュータ可読媒体の範囲内で含まれるべきである。

したがって、ある態様は、この中で示される動作を実行するためのコンピュータプログラムプロダクトを含み得る。例えば、そのようなコンピュータプログラムプロダクトは、そこに格納（及び／または符号化された）命令を有するコンピュータ可読媒体を含み得る。命令は、この中で記述された動作を実行するための１以上のプロセッサによって実行可能である。ある態様に関して、コンピュータプログラムプロダクトは、包装材料(packaging material)を含み得る。

ソフトウェアまたは命令は、さらに、伝送媒体上で送信され得る。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線（ＤＳＬ）、または、赤外線（ＩＲ）、無線及びマイクロ波のような無線技術を使用してウェブサイトサーバまたは他の遠隔ソースから送信される場合、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線（ＤＳＬ）、または、赤外線（ＩＲ）、無線及びマイクロ波のような無線技術は、伝送媒体の定義に含まれ得る。

さらに、この中に記述された方法及び技術を実行するためのモジュール及び／または他の適切な手段がダウンロードされ得、及び／または、そうでなければ、適用可能なものとしてユーザ端末及び／または基地局によって得られ得ることは、認識されるべきである。例えば、そのようなデバイスは、この中に記述されている方法を実行するための手段の転送を容易にするために、サーバに繋がれ得る。あるいは、ユーザ端末及び／または基地局がデバイスに記憶手段をつなぐ、または提供する様々な方法を得られ得るように、この中に記述された様々な方法は、記憶手段（例えば、ＲＡＭ、ＲＯＭ、コンパクトディスク（ＣＤ）またはフロッピーディスクのような物理的な記憶媒体など）によって提供さる得る。さらに、この中に記述されている方法及び技術をデバイスに提供するための任意の他のふさわしい技術は、利用され得る。

さらに、現開示に記述された方法及び技術を実行するための通信デバイスは、装置において送信される、または受信される信号に基づく機能を実行する様々な構成要素を含み得る。いくつかの態様では、通信デバイスは、アクセスポイント、スマートフォン、タブレット、テレビジョンディスプレイ、フリップカム(flip-cam)、セキュリティビデオカメラ、ディジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）、セットトップボックスキオスクまたはメディアセンタを含み得る。現開示の態様によれば、通信装置は、無線通信規格のＩＥＥＥ８０２．１１ファミリにしたがって動作し得る。

請求項が上記示された正確な構成及び構成要素に制限されないことは理解されるべきである。様々な変更、変化及びバリエーションは、請求項の範囲から外れることなく、上述された方法及び装置の並び、動作及び詳細でなされ得る。

前述のものが現開示の態様に導かれているが、開示の他の及びさらなる態様は、その基礎的な範囲から外れることなしに考案されることができ、その範囲は、以下の請求項によって決定される。

前述のものが現開示の態様に導かれているが、開示の他の及びさらなる態様は、その基礎的な範囲から外れることなしに考案されることができ、その範囲は、以下の請求項によって決定される。
以下出願当初に特許請求の範囲に記載されていた請求項を付記する。
［１］１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせることと、
同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成することと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信することと、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
無線通信のための方法。
［２］前記複数のグループの各々は、前記複数の装置のセットを複数含む、［１］記載の方法。
［３］前記プリアンブルの一部分は、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含む、［１］記載の方法。
［４］前記知らせは、前記複数の装置の全てへブロードキャストメッセージを送信すること、またはユニキャストメッセージを送信することの少なくとも１つを含む、［１］記載の方法。
［５］前記ユニキャストメッセージは、前記ユニキャストメッセージを受信する対象の前記複数の装置のうちの１つと関連させる手順の間に送信される、［４］記載の方法。
［６］前記装置のポジションは、前記複数のグループの全てについて無作為に割り当てられる、［１］記載の方法。
［７］前記無作為に割り当てられたポジションの各々は、前記装置の識別子の関数によって起源とされる擬似乱数ジェネレータを使用して計算される、［６］記載の方法。
［８］前記知らせは、前記複数の装置の１ペアに、前記複数のグループの少なくとも１つの中で異なるポジションを知らせることを含む、［１］記載の方法。
［９］前記複数の装置の１つへの前記ポジションの知らせは、その装置がメンバーである前記２ ^ｙグループのサブセットのためにのみ実行される、［１］記載の方法。
［１０］前記知らせは、その装置へメッセージを送信することを含み、前記サブセットは、２ ^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、［９］記載の方法。
［１１］１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせるように構成された第１の回路と、
同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するように構成された第２の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信するように構成された送信機と、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
無線通信装置。
［１２］前記複数のグループの各々は、前記複数の他の装置のセットを複数含む、［１１］記載の装置。
［１３］前記プリアンブルの一部分は、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含む、［１１］記載の装置。
［１４］前記第１の回路は、さらに、前記複数の他の装置の全てへブロードキャストメッセージまたはユニキャストメッセージの少なくとも１つを送信するように構成されている、［１１］記載の装置。
［１５］前記ユニキャストメッセージは、前記ユニキャストメッセージを受信する対象の前記複数の他の装置のうちの１つと関連させる手順の間に送信される、［１４］記載の装置。
［１６］前記他の装置のポジションは、前記複数のグループの全てについて無作為に割り当てられる、［１１］記載の装置。
［１７］前記無作為に割り当てられたポジションの各々は、前記他の装置の識別子の関数によって起源とされる擬似乱数ジェネレータを使用して計算される、［１６］記載の装置。
［１８］前記第１の回路は、さらに、前記複数の他の装置のペアに、前記複数のグループの少なくとも１つの中で異なるポジションを知らせるように構成されている、［１１］記載の装置。
［１９］前記複数の他の装置のうちの１つへの前記ポジションの知らせは、その他の装置がメンバーである前記２ ^ｙグループのサブセットのためにのみ実行される、［１１］記載の装置。
［２０］前記第１の回路は、さらに、その他の装置へメッセージを送信するように構成され、前記サブセットは、２ ^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、［１９］記載の装置。
［２１］１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせるための手段と、
同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するための手段と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信するための手段と、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
無線通信装置。
［２２］前記複数のグループの各々は、前記複数の他の装置のセットを複数含む、［２１］記載の装置。
［２３］前記プリアンブルの一部分は、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含む、［２１］記載の装置。
［２４］前記知らせるための手段は、前記複数の他の装置の全てへブロードキャストメッセージを送信するための手段またはユニキャストメッセージを送信するための手段の少なくとも１つ含む、［２１］記載の装置。
［２５］前記ユニキャストメッセージは、前記ユニキャストメッセージを受信する対象の前記複数の他の装置のうちの１つと関連させる手順の間に送信される、［２４］記載の装置。
［２６］前記他の装置のポジションは、前記グループの全てについて無作為に割り当てられる、［２１］記載の装置。
［２７］前記無作為に割り当てられたポジションの各々は、前記他の装置の識別子の関数によって起源とされる擬似乱数ジェネレータを使用して計算される、［２６］記載の装置。
［２８］前記知らせるための手段は、さらに、前記複数の他の装置のペアに、前記複数のグループの少なくとも１つの中で異なるポジションを知らせるための手段を含む、［２１］記載の装置。
［２９］前記複数の他の装置のうちの１つへの前記ポジションの知らせは、その他の装置がメンバーである前記２ ^ｙグループのサブセットのためにのみ実行される、［２１］記載の装置。
［３０］前記知らせるための手段は、さらに、その他の装置へメッセージを送信するように構成され、前記サブセットは、２ ^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、［２９］記載の装置。
［３１］１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせることと、
同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成することと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信することと、を実行可能な命令を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
コンピュータ可読媒体を備える無線通信のためのコンピュータプログラムプロダクト。
［３２］少なくとも１つのアンテナと、
１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせるように構成された第１の回路、
同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するように構成された第２の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信するように構成された送信機と、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
通信デバイス。
［３３］複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得ることと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信することと、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定することと、
を備える、無線通信のための方法。
［３４］決定することは、前記第１のフィールドの値または前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションの少なくとも１つと前記装置の識別子とを比較する、［３３］記載の方法。
［３５］前記プリアンブルの一部分内で、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記同時データ伝送の空間ストリームの数を示す第２のフィールドを受信することをさらに含む、［３３］記載の方法。
［３６］前記複数のグループの全てに属する前記装置のポジションについての前記知らせを備えるメッセージを受信することをさらに含み、前記メッセージは、前記複数の装置の全てにより受信されるブロードキャストメッセージまたは前記装置によってのみ受信されるユニキャストメッセージの少なくとも１つを含む、［３３］記載の方法。
［３７］前記ユニキャストメッセージは、前記装置の関連手順の間に受信される、［３６］記載の方法。
［３８］前記装置のポジションに関する前記知らせは、前記装置がメンバーである前記２ ^ｙグループのサブセットのみと関連する、［３３］記載の方法。
［３９］ポジションについての前記知らせは、メッセージ中で得られ、前記サブセットは、２ ^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、［３８］記載の方法。
［４０］前記知らせに応答して、前記１以上の空間ストリームを割り当てるために、前記グループの中の前記ポジションが同一グループの中の前記装置の他のポジションと異なることを示すメッセージを送信することをさらに備え、前記ポジション及び前記他のポジションは、異なる装置によって割り当てられていた、
［３３］記載の方法。
［４１］前記メッセージは、前記装置がメンバーである前記複数のグループのサブセットの少なくとも１つについての情報または前記サブセット中の複数のグループと関連した前記装置の空間ストリームポジションを含む、［４０］記載の方法。
［４２］複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得るように構成された第１の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するように構成された受信機と、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するように構成された第２の回路と、
を備える、無線通信装置。
［４３］前記第２の回路は、さらに、前記第１のフィールドの値または前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションの少なくとも１つと前記装置の識別子とを比較するように構成されている、［４２］記載の装置。
［４４］前記受信機は、さらに、前記プリアンブルの一部分内で、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記同時データ伝送の空間ストリームの数を示す第２のフィールドを受信するように構成され、前記装置は、さらに、前記第２のフィールド及び前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションに基づいて前記装置に割り当てられた前記１以上の空間ストリームを決定するように構成された第３の回路を備える、［４２］記載の装置。
［４５］前記第１の回路は、さらに、前記複数のグループの全てに属する前記装置のポジションについての前記知らせを備えるメッセージを受信するように構成され、前記メッセージは、全ての前記複数の装置により受信されるブロードキャストメッセージまたは前記装置によってのみ受信されるユニキャストメッセージの少なくとも１つを含む、［４２］記載の装置。
［４６］前記ユニキャストメッセージは、前記装置の関連手順の間に受信される、［４５］記載の装置。
［４７］前記装置のポジションに関する前記知らせは、前記装置がメンバーである前記２ ^ｙグループのサブセットにのみ関連する、［４２］記載の装置。
［４８］ポジションについての前記知らせは、メッセージ内で得られ、前記サブセットは、２ ^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、［４７］記載の装置。
［４９］前記知らせに応答して、前記１以上の空間ストリームを割り当てるために、前記グループの中の前記ポジションが同一グループの中の前記装置の他のポジションと異なることを示すメッセージを送信するように構成された送信機をさらに備え、前記ポジション及び前記他のポジションは、異なる装置によって割り当てられていた、［４２］記載の装置。
［５０］前記メッセージは、前記装置がメンバーである前記複数のグループのサブセットの少なくとも１つについての情報または前記サブセット中の複数のグループと関連付けられた前記装置の空間ストリームポジションを含む、［４９］記載の装置。
［５１］複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得るための手段と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するための手段と、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するための手段と、
を備える、無線通信装置。
［５２］前記決定するための手段は、前記第１のフィールドの値または前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションの少なくとも１つと前記装置の識別子とを比較するための手段を含む、請求項５１記載の装置。
［５３］前記受信するための手段は、さらに、前記プリアンブルの一部分内で、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記同時データ伝送の空間ストリームの数を示す第２のフィールドを受信するように構成され、前記装置は、さらに、前記第２のフィールド及び前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションに基づいて前記装置に割り当てられた前記１以上の空間ストリームを決定するための手段を備える、請求項５１記載の装置。
［５４］前記複数のグループの全てに属する前記装置のポジションについての前記知らせを備えるメッセージを受信するための手段をさらに備え、前記メッセージは、前記複数の装置の全てにより受信されるブロードキャストメッセージまたは前記装置によってのみ受信されるユニキャストメッセージの少なくとも１つを含む、［５１］記載の装置。
［５５］前記ユニキャストメッセージは、前記装置の関連手順の間に受信される、［５４］記載の装置。
［５６］前記装置のポジションに関する前記知らせは、前記装置がメンバーである前記２ ^ｙグループのサブセットにのみ関連する、［５１］記載の装置。
［５７］ポジションについての前記知らせは、メッセージ内で得られ、前記サブセットは、２ ^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、［５６］記載の装置。
［５８］前記知らせに応答して、前記１以上の空間ストリームを割り当てるために、前記グループの中の前記ポジションが同一グループの中の前記装置の他のポジションと異なることを示すメッセージを送信するための手段をさらに備え、前記ポジション及び前記他のポジションは、異なる装置によって割り当てられていた、［５１］記載の装置。
［５９］前記メッセージは、前記装置がメンバーである前記複数のグループのサブセットの少なくとも１つについての情報または前記サブセット中の複数のグループと関連付けられた前記装置の空間ストリームポジションを含む、［５８］記載の装置。
［６０］複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得ることと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信することと、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定することと、
を実行可能な命令を備えるコンピュータ可読媒体を備える無線通信のためのコンピュータプログラムプロダクト。
［６１］少なくとも１つのアンテナと、
複数の無線ノードのうちの無線ノードにおいて、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得るように構成された第１の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２ ^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するように構成された受信機と、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するように構成された第２の回路と、
を備える、無線ノード。

Claims

１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせることと、
同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成することと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信することと、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
無線通信のための方法。
前記複数のグループの各々は、前記複数の装置のセットを複数含む、請求項１記載の方法。
前記プリアンブルの一部分は、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含む、請求項１記載の方法。
前記知らせは、前記複数の装置の全てへブロードキャストメッセージを送信すること、またはユニキャストメッセージを送信することの少なくとも１つを含む、請求項１記載の方法。
前記ユニキャストメッセージは、前記ユニキャストメッセージを受信する対象の前記複数の装置のうちの１つと関連させる手順の間に送信される、請求項４記載の方法。
前記装置のポジションは、前記複数のグループの全てについて無作為に割り当てられる、請求項１記載の方法。
前記無作為に割り当てられたポジションの各々は、前記装置の識別子の関数によって起源とされる擬似乱数ジェネレータを使用して計算される、請求項６記載の方法。
前記知らせは、前記複数の装置の１ペアに、前記複数のグループの少なくとも１つの中で異なるポジションを知らせることを含む、請求項１記載の方法。
前記複数の装置の１つへの前記ポジションの知らせは、その装置がメンバーである前記２^ｙグループのサブセットのためにのみ実行される、請求項１記載の方法。
前記知らせは、その装置へメッセージを送信することを含み、前記サブセットは、２^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、請求項９記載の方法。
１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせるように構成された第１の回路と、
同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するように構成された第２の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信するように構成された送信機と、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
無線通信装置。
前記複数のグループの各々は、前記複数の他の装置のセットを複数含む、請求項１１記載の装置。
前記プリアンブルの一部分は、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含む、請求項１１記載の装置。
前記第１の回路は、さらに、前記複数の他の装置の全てへブロードキャストメッセージまたはユニキャストメッセージの少なくとも１つを送信するように構成されている、請求項１１記載の装置。
前記ユニキャストメッセージは、前記ユニキャストメッセージを受信する対象の前記複数の他の装置のうちの１つと関連させる手順の間に送信される、請求項１４記載の装置。
前記他の装置のポジションは、前記複数のグループの全てについて無作為に割り当てられる、請求項１１記載の装置。
前記無作為に割り当てられたポジションの各々は、前記他の装置の識別子の関数によって起源とされる擬似乱数ジェネレータを使用して計算される、請求項１６記載の装置。
前記第１の回路は、さらに、前記複数の他の装置のペアに、前記複数のグループの少なくとも１つの中で異なるポジションを知らせるように構成されている、請求項１１記載の装置。
前記複数の他の装置のうちの１つへの前記ポジションの知らせは、その他の装置がメンバーである前記２^ｙグループのサブセットのためにのみ実行される、請求項１１記載の装置。
前記第１の回路は、さらに、その他の装置へメッセージを送信するように構成され、前記サブセットは、２^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、請求項１９記載の装置。
１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせるための手段と、
同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するための手段と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信するための手段と、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
無線通信装置。
前記複数のグループの各々は、前記複数の他の装置のセットを複数含む、請求項２１記載の装置。
前記プリアンブルの一部分は、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記空間ストリームの数を示す第２のフィールドを含む、請求項２１記載の装置。
前記知らせるための手段は、前記複数の他の装置の全てへブロードキャストメッセージを送信するための手段またはユニキャストメッセージを送信するための手段の少なくとも１つ含む、請求項２１記載の装置。
前記ユニキャストメッセージは、前記ユニキャストメッセージを受信する対象の前記複数の他の装置のうちの１つと関連させる手順の間に送信される、請求項２４記載の装置。
前記他の装置のポジションは、前記グループの全てについて無作為に割り当てられる、請求項２１記載の装置。
前記無作為に割り当てられたポジションの各々は、前記他の装置の識別子の関数によって起源とされる擬似乱数ジェネレータを使用して計算される、請求項２６記載の装置。
前記知らせるための手段は、さらに、前記複数の他の装置のペアに、前記複数のグループの少なくとも１つの中で異なるポジションを知らせるための手段を含む、請求項２１記載の装置。
前記複数の他の装置のうちの１つへの前記ポジションの知らせは、その他の装置がメンバーである前記２^ｙグループのサブセットのためにのみ実行される、請求項２１記載の装置。
前記知らせるための手段は、さらに、その他の装置へメッセージを送信するように構成され、前記サブセットは、２^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、請求項２９記載の装置。
１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせることと、
同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成することと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信することと、を実行可能な命令を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
コンピュータ可読媒体を備える無線通信のためのコンピュータプログラムプロダクト。
少なくとも１つのアンテナと、
１以上の空間ストリームを割り当てるために、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションを、前記複数の装置のうちの前記装置それぞれに知らせるように構成された第１の回路、
同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含むプリアンブルを生成するように構成された第２の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた前記同時データ伝送に先行して、前記第１のフィールドを備える少なくともプリアンブルの一部分を前記複数の装置に送信するように構成された送信機と、を備え、
ここで、前記１セットの中の各装置への前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームの割当は、プリアンブルの一部分によって、及び前記グループに属するその装置の知らされたポジションによって、特定される、
通信デバイス。
複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得ることと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信することと、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定することと、
を備える、無線通信のための方法。
決定することは、前記第１のフィールドの値または前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションの少なくとも１つと前記装置の識別子とを比較する、請求項３３記載の方法。
前記プリアンブルの一部分内で、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記同時データ伝送の空間ストリームの数を示す第２のフィールドを受信することをさらに含む、請求項３３記載の方法。
前記複数のグループの全てに属する前記装置のポジションについての前記知らせを備えるメッセージを受信することをさらに含み、前記メッセージは、前記複数の装置の全てにより受信されるブロードキャストメッセージまたは前記装置によってのみ受信されるユニキャストメッセージの少なくとも１つを含む、請求項３３記載の方法。
前記ユニキャストメッセージは、前記装置の関連手順の間に受信される、請求項３６記載の方法。
前記装置のポジションに関する前記知らせは、前記装置がメンバーである前記２^ｙグループのサブセットのみと関連する、請求項３３記載の方法。
ポジションについての前記知らせは、メッセージ中で得られ、前記サブセットは、２^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、請求項３８記載の方法。
前記知らせに応答して、前記１以上の空間ストリームを割り当てるために、前記グループの中の前記ポジションが同一グループの中の前記装置の他のポジションと異なることを示すメッセージを送信することをさらに備え、前記ポジション及び前記他のポジションは、異なる装置によって割り当てられていた、
請求項３３記載の方法。
前記メッセージは、前記装置がメンバーである前記複数のグループのサブセットの少なくとも１つについての情報または前記サブセット中の複数のグループと関連した前記装置の空間ストリームポジションを含む、請求項４０記載の方法。
複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得るように構成された第１の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するように構成された受信機と、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するように構成された第２の回路と、
を備える、無線通信装置。
前記第２の回路は、さらに、前記第１のフィールドの値または前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションの少なくとも１つと前記装置の識別子とを比較するように構成されている、請求項４２記載の装置。
前記受信機は、さらに、前記プリアンブルの一部分内で、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記同時データ伝送の空間ストリームの数を示す第２のフィールドを受信するように構成され、前記装置は、さらに、前記第２のフィールド及び前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションに基づいて前記装置に割り当てられた前記１以上の空間ストリームを決定するように構成された第３の回路を備える、請求項４２記載の装置。
前記第１の回路は、さらに、前記複数のグループの全てに属する前記装置のポジションについての前記知らせを備えるメッセージを受信するように構成され、前記メッセージは、全ての前記複数の装置により受信されるブロードキャストメッセージまたは前記装置によってのみ受信されるユニキャストメッセージの少なくとも１つを含む、請求項４２記載の装置。
前記ユニキャストメッセージは、前記装置の関連手順の間に受信される、請求項４５記載の装置。
前記装置のポジションに関する前記知らせは、前記装置がメンバーである前記２^ｙグループのサブセットにのみ関連する、請求項４２記載の装置。
ポジションについての前記知らせは、メッセージ内で得られ、前記サブセットは、２^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、請求項４７記載の装置。
前記知らせに応答して、前記１以上の空間ストリームを割り当てるために、前記グループの中の前記ポジションが同一グループの中の前記装置の他のポジションと異なることを示すメッセージを送信するように構成された送信機をさらに備え、前記ポジション及び前記他のポジションは、異なる装置によって割り当てられていた、請求項４２記載の装置。
前記メッセージは、前記装置がメンバーである前記複数のグループのサブセットの少なくとも１つについての情報または前記サブセット中の複数のグループと関連付けられた前記装置の空間ストリームポジションを含む、請求項４９記載の装置。
複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得るための手段と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するための手段と、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するための手段と、
を備える、無線通信装置。
前記決定するための手段は、前記第１のフィールドの値または前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションの少なくとも１つと前記装置の識別子とを比較するための手段を含む、請求項５１記載の装置。
前記受信するための手段は、さらに、前記プリアンブルの一部分内で、前記１セットの中の各装置に割り当てられる前記同時データ伝送の空間ストリームの数を示す第２のフィールドを受信するように構成され、前記装置は、さらに、前記第２のフィールド及び前記グループに属する前記装置の前記知らされたポジションに基づいて前記装置に割り当てられた前記１以上の空間ストリームを決定するための手段を備える、請求項５１記載の装置。
前記複数のグループの全てに属する前記装置のポジションについての前記知らせを備えるメッセージを受信するための手段をさらに備え、前記メッセージは、前記複数の装置の全てにより受信されるブロードキャストメッセージまたは前記装置によってのみ受信されるユニキャストメッセージの少なくとも１つを含む、請求項５１記載の装置。
前記ユニキャストメッセージは、前記装置の関連手順の間に受信される、請求項５４記載の装置。
前記装置のポジションに関する前記知らせは、前記装置がメンバーである前記２^ｙグループのサブセットにのみ関連する、請求項５１記載の装置。
ポジションについての前記知らせは、メッセージ内で得られ、前記サブセットは、２^ｙビットのビットマップを使用して、前記メッセージ中で識別される、請求項５６記載の装置。
前記知らせに応答して、前記１以上の空間ストリームを割り当てるために、前記グループの中の前記ポジションが同一グループの中の前記装置の他のポジションと異なることを示すメッセージを送信するための手段をさらに備え、前記ポジション及び前記他のポジションは、異なる装置によって割り当てられていた、請求項５１記載の装置。
前記メッセージは、前記装置がメンバーである前記複数のグループのサブセットの少なくとも１つについての情報または前記サブセット中の複数のグループと関連付けられた前記装置の空間ストリームポジションを含む、請求項５８記載の装置。
複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得ることと、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信することと、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定することと、
を実行可能な命令を備えるコンピュータ可読媒体を備える無線通信のためのコンピュータプログラムプロダクト。
少なくとも１つのアンテナと、
複数の無線ノードのうちの無線ノードにおいて、複数のグループの中の複数の装置から成る各グループに属する装置のポジションについての知らせを、前記複数の装置のうちの前記装置において得るように構成された第１の回路と、
前記グループから選択された１セットの前記複数の装置に向けられた同時データ伝送を受信するための２^ｙまでの前記複数のグループに属するグループを識別するｙビットの第１のフィールドを含む少なくともプリアンブルの一部分を受信するように構成された受信機と、
前記同時データ伝送の１以上の空間ストリームが前記装置に割り当てられているか否かを、前記プリアンブルの一部分及び前記グループに属する前記装置の知らされたポジションの少なくとも一部に基づいて、決定するように構成された第２の回路と、
を備える、無線ノード。