JP2015127918A - 情報管理装置、情報管理方法及びプログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】中古車両の点検信頼性を高めさせ得る情報管理装置、情報管理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】本発明の情報管理装置は、点検用端末装置に対して、点検部位の点検項目と、点検部位における模範の状態を示す模範状態情報と、点検項目の評価基準及び注意点を含む点検ガイド情報とを表示させ、点検用端末装置で入力された点検項目の評価を示す評価情報と中古車両を特定する特定情報とを通信部を介して受信し、評価情報と特定情報とを対応付けて前記記憶部に記憶する。【選択図】 図10

Description

本発明は情報管理装置、情報管理方法及びプログラムに関し、中古車両において点検を行う場合及び点検結果を管理する場合に適用して好適なものである。
我が国における中古車両の取引現場では、法で規定められた点検が実施されていることを前提に、JAAI(Japan Auto Appraisal Institute)などにより規定された点検が実施されている。
一方、自動車の車両点検システムとして下記特許文献1が提案されている。この特許文献1の車両点検システムにおいては、予め設定された所要数の点検項目と点検項目ごとの点検結果をそれぞれ複数の区分に分けてそれら各表示事項を記号別でコンピュータの記憶装置に記憶するようになっている。
特開平11−020628号公報
しかしながら、点検項目に関しては、法やJAAIで規定されたものにさらに追加事項を設けてより信頼性の高い点検とすることが好ましい。また、点検者の技量によって点検項目の評価に大きな差異があるため、そのような差異のない点検結果が得られることが好ましい。また、点検は作業効率よく短時間で終了することが好ましい。また、点検が容易で比較的初心者であっても点検可能であることが好ましい。また、これらの点検結果をユーザに公開し、点検結果の正当性をユーザが客観的に確認できる手段が提供されることが好ましい。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、中古車両の点検信頼性を高めさせ得る情報管理装置、情報管理方法及びプログラムを提案しようとするものである。
中古車両における点検部位と点検項目とが対応付けて記憶される記憶部と、 ネットワークを介して点検用端末装置と情報の授受をするための通信部と、前記記憶部及び前記通信部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記点検用端末装置に対して、前記点検項目と、前記点検部位における模範の状態を示す模範状態情報とを表示させ、前記点検用端末装置で入力された前記点検項目の評価を示す評価情報と前記中古車両を特定する特定情報とを前記通信部を介して受信し、前記評価情報と前記特定情報とを対応付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。点検項目とともに点検部位における模範の状態を示す模範状態情報が表示されることにより、評価が容易となる。
また、前記点検項目は、中古車両を複数の車両ブロックに区分し前記中古車両を右回り又は左回りに一回りして各前記車両ブロックが点検可能となる点検順序で表示されることを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。点検項目が、中古車両を複数の車両ブロックに区分し前記中古車両を右回り又は左回りに一回りして各前記車両ブロックが点検可能となる点検順序で表示されることにより、項目落ちのない点検を、効率よく短時間で行うことができる。この結果、従来の点検では不足していた点検項目を追加した場合であっても、短時間で点検が終了する。
前記制御部は、複数の前記点検順序のなかから、前記中古車両の特徴を示す特徴情報に応じた前記点検順序を選択することを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。ここにいう特徴情報とは、自動車が右ハンドルであるか左ハンドルであるか、ツードアであるかフォードアであるか、セダン型であるかワンボックス型であるか、といった特徴情報のことである。点検順序は、これらの特徴情報によって特定できる。複数の前記点検順序のなかから前記中古車両の特徴を示す特徴情報に応じた前記点検順序を選択することにより、点検対象の車両に対し、必ず最適な点検項目及び点検順序が選択される。従来、点検項目と点検順序は自動車の特徴に関わらず一種類のパターンしかなかった。しかし、例えばツードアのものに関しフォードアのものと同じパターンを使うのでは、存在しないドアが点検項目として選定されることになり無駄が生じる。本願では、自動車の特徴情報に応じた点検項目と点検順序が選択されるため、無駄を省くことができる。
前記制御部は、前記点検用端末装置に対して、前記点検項目の評価基準及び注意点を含む点検ガイド情報を表示させることを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。点検用端末装置に対して点検項目の評価基準及び注意点を含む点検ガイド情報を表示させることにより、評価が容易となり、比較的初心者であっても点検が可能となる。
前記制御部は、前記点検用端末装置において、前記点検部位の像を示す撮像データが記憶された場合には前記撮影データを、又は前記点検部位の音声を示す音声データが記憶された場合には前記音声データを、それぞれ前記通信部を介して受信し、前記評価情報と対応付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。評価情報と対応付けて記憶された撮影データや音声データは、点検結果の正当性を裏付けるものとして用いられる。撮影データや音声データは、検査を実際に行ったことを示す証拠としても用いられる。
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記評価情報に基づいて前記中古車両の状態を複数の観点から、事前に登録した関数を用いて自動的に総合評価点数を算出することを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。総合評価点数を自動的に算出することにより、総合評価点数の恣意性が排除できる。また従来の手計算による算出の負担がなくなる。
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記点検項目と、前記評価情報と、前記点検部位における模範の状態を示す前記模範状態情報を、ネットワークを介して閲覧用端末装置に表示することを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。これにより、ユーザは、ネットワークを介して表示され評価情報等を容易に閲覧できる。
前記制御部は、前記総合評価点数と、前記点検部位の像を示す撮像データが記憶された場合には前記撮影データと、前記点検部位の音声を示す音声データが記憶された場合には前記音声データを、ネットワークを介して閲覧用端末装置に表示することを特徴とする情報管理装置によって課題を解決する。
制御部が、点検用端末装置に対して、点検部位の点検項目と、前記点検部位における模範の状態を示す模範状態情報とを表示させるステップと、 前記制御部が、前記点検用端末装置で入力された前記点検項目の評価を示す評価情報と前記中古車両を特定する特定情報とを通信部を介して受信するステップと、前記制御部が、前記評価情報と前記特定情報とを対応付けて記憶部に記憶するステップとを備えることを特徴とする情報管理方法によって課題を解決する。
点検用端末装置に対して、点検部位の点検項目と、前記点検部位における模範の状態を示す模範状態情報とを表示させること、前記点検用端末装置で入力された前記点検項目の評価を示す評価情報と前記中古車両を特定する特定情報とを通信部を介して受信すること、前記評価情報と前記特定情報とを対応付けて記憶部に記憶することを実行させることを特徴とするプログラムによって課題を解決する。
このような情報管理装置、情報管理方法及びプログラムによれば、点検用端末装置を通じて点検者に対して点検項目を点検項目の模範の状態とともに実際の現場で目視させ、かつその点検項目における評価基準や注意点を知らせることができるため、評価結果の個人差を減らすことができる。また、作業動線を考慮した、自動車の特徴要素によってパターン化した点検順序によって、効率良くできるよう点検項目が順に並べられているため、従来の点検では不足していた点検項目を追加しても、点検が短時間で終了する。また、点検用端末に、点検項目の評価基準及び注意点を含む点検ガイドが表示されることにより、点検が容易になり、初心者であっても点検可能となる。また、点検項目における評価基準や注意点を含めた点検情報の全体を電子化してインターネット上で公開することにより、結果の正当性をユーザが客観的に確認することができる。
本実施形態の車両点検システムを示すブロック図である。 点検用端末装置の構成を示す図である。 点検画面例を示す図である。 情報管理装置の構成を示す図である。 車両ブロックの点検順序の例を模式的に示す図である。 データベースの例を示す図である。 レーダーチャートの例を示す図である。 点検項目の決定手順を示すフローチャートである。 点検項目の決定手順を示すフローチャートである。 点検処理手順を示すフローチャートである。
(1)実施形態
以下、本発明における実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。
(1−1)車両点検システムの構成
図1に示すように、本実施形態の車両点検システム1は、1又は2以上の点検用端末装置2と、1又は2以上の閲覧用端末装置3と、情報管理装置4とを主な構成要素として備える。点検用端末装置2及び閲覧用端末装置3と情報管理装置4とは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)などのネットワーク5を介して接続される。
点検用端末装置2は、中古車両における各種点検項目の評価を示す情報(以下、点検評価情報という)をデータ入力し、そのデータをネットワーク5を介して情報管理装置4に送信するためのクライアント端末である。この点検用端末装置2は、携帯電話機あるいはタブレットデバイスなどの携帯型端末とされる。
閲覧用端末装置3は、ネットワーク5を介して情報管理装置4にアクセスし、その情報管理装置4においてデータ管理される点検評価情報などを閲覧するためのクライアント端末である。この閲覧用端末装置3は、点検用端末装置2と同様に携帯型とされていてもよく、パーソナルコンピュータなどの据置型とされていてもよい。
情報管理装置4は、当該情報管理装置4にアクセスした点検用端末装置2に対して、中古車両における各種点検項目を所定の順序で提示させ、当該点検用端末装置2から送信される点検評価情報などをデータ管理するサーバである。
(1−2)点検用端末装置の構成
図2に示すように、点検用端末装置2は、当該点検用端末装置2全体の制御を司る制御部11に対して記憶部12、操作部13、通信部14、表示部15、カメラ16及びマイクロホン17をバス18を介して接続することにより構成される。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの一次記憶装置と、HDD(Hard Disk)などの二次記憶装置とを有する。なお、記憶部12は、DVD(Digital Versatile Disk)などのリムーバブルメディアを有していてもよい。
記憶部12には、ブートローダ及びオペーレティングシステムや、情報管理装置4と各種情報を授受するためのアプリケーションプログラム(以下、端末用点検プログラムという)などの各種プログラムが記憶される。また、記憶部12には、情報管理装置4にアクセスするためのアクセス用識別子などの各種データが記憶される。
アクセス用識別子は、情報管理装置4における運営者によって決められた規約などの各種条件を満たす者に割り当てられる固有の情報であり、例えば情報管理装置4によって発行される。端末用点検プログラムは、このアクセス用識別子を用いて情報管理装置4又はリムーバブルメディアから記憶部12に記憶される。
操作部13は、各種操作子を有し、該操作子に対するユーザの操作に応じた命令、数字又は文字などを示す操作データを生成し、これを制御部11に与える。
制御部11は、操作部13から端末用点検プログラムを起動すべき命令を受けた場合、通信部14を制御し、ネットワーク5を介して情報管理装置4に接続する。そして制御部11は、記憶部12に記憶されたアクセス用識別子を用いて情報管理装置4との間で所定の認証処理を実行し、当該情報管理装置4にアクセスするようになっている。
また、制御部11は、表示部15を制御し、例えば図3に示す点検画面を表示する。この入力画面の最上部には、点検状況の段階を示すマークとして「点検中」が表示されるとともに、当該段階の経過時間が表示される。
図3に点検用画面の例を示す。最上部の下側には、中古車両を特定する特定情報として本実施形態では「メーカー」、「年式」、「車種」、「グレード」、「ナンバー」、「車体番号」が表示される。これら特定情報は操作部13から入力される。特定情報の下側には、端末用点検プログラムの識別番号と、情報管理装置4にアクセスしたアクセス用識別子とが表示される。
識別番号及びアクセス用識別子の下側には、「点検ナンバー」、「全体の点検項目数」が表示されるとともに、点検すべき詳細を示す点検詳細情報として本実施形態では「点検位置」、「装置名」、「点検部位」、「点検項目」が表示される。これら点検詳細情報は情報管理装置4から送信される。なお、「点検位置」は、中古車両を複数の車両ブロックに区分し、当該車両ブロックそれぞれに割り当てた固有の番号を表し、「装置名」は、その点検対象が含まれている装置の、法の点検項目表における分類名を表している。また、「点検部位」は、車両ブロックのなかで点検すべき部位を表し、「点検項目」F0は、点検部位について点検すべき箇所を表している。
この「点検項目」F0がタッチされると、後述する模範の状態との差をどのように評価すべきかの説明文、及び点検における注意点を含む点検ガイド情報が表示される。この点検ガイド情報は情報管理装置4から送信される。
点検詳細情報の下側には、点検項目おける模範の状態を示す模範状態情報を表示するための状態提示枠F1が設けられ、当該状態提示枠F1内には例えば点検項目の正常状態の像が表示される。この像は情報管理装置4から送信される。
状態提示枠F1の下側には、点検評価情報を入力するための各種評価入力枠が表示される。本実施形態の場合、評価入力枠の1つ目として、点検項目における点検評価情報を5段階で表した5段階枠F2が表示される。これら段階の番号のいずれかがタッチされるとそのタッチされた番号の色が他の番号の色と異なる色に変わるようになっている。
また、評価入力枠の2つ目として、点検項目における評価コメントを入力するための評価コメント枠F3が5段階枠F2の下側に設けられる。この評価コメント枠F3内には操作部13から入力される評価コメントが表示される。
さらに、評価入力枠の3つ目として、点検部位の像を示す撮像データを付す画像枠F4と、当該点検部位から発する音を示す音声データを付す音声枠F5とが評価コメント枠F3の下側に設けられる。
この画像枠F4がタッチされると表示部15が撮像モードに移行して被写体を表示するようになっており、当該画像枠F4内にはカメラ16によって撮像された撮像データの識別子が表示される。また、音声枠F5がタッチされるとマイクロホン17が録音モードに移行して集音するようになっており、当該音声枠F5内にはマイクロホン17によって集音された音声データの識別子が表示される。なお、上記、評価コメント枠F3、画像枠F4及び音声枠F5は、オプションであり、必要に応じて用いられる。
画像枠F4及び音声枠F5の下側には書込ボタンB1が設けられる。この書込ボタンB1がタッチされると制御部11は5段階枠F2に入力された点検評価情報を、中古車両の特定情報とともに情報管理装置4に送信する。なお、評価コメント枠F3内に評価コメントが入力されている場合、画像枠F4内に撮像データが付されている場合、又は、音声枠F5内に音声データが付されている場合には、これらも点検評価情報として情報管理装置4に送信される。
書込ボタンB1の下側には、点検ナンバー戻しボタンB2、検査トップ画面遷移ボタンB3、点検ナンバー送りボタンB4が設けられる。点検ナンバー戻しボタンB2がタッチされると、制御部11は、現在表示している点検ナンバーよりも1つ前の点検ナンバーの点検詳細情報を情報管理装置4に要求し、当該情報管理装置4から送信される1つ前の点検ナンバーの点検詳細情報を現在表示中の点検詳細情報に代えて表示する。これに対して点検ナンバー送りボタンB4がタッチされると、制御部11は、現在表示している点検ナンバーよりも1つ後の点検ナンバーの点検詳細情報を情報管理装置4に要求し、当該情報管理装置4から送信される1つ後の点検ナンバーの点検詳細情報を現在表示中の点検詳細情報に代えて表示する。
このように制御部11は、点検部位おける点検項目を、模範の状態とともに表示部15に表示し、また点検項目F0に対する操作に応じて点検項目の評価基準及び注意点を含む点検ガイド情報も表示し、その点検項目の評価として入力される点検評価情報を情報管理装置4に送信する。
また、制御部11は、点検部位における点検項目の評価としてコメントが入力された場合、あるいは、当該点検部位の撮像データ又は音声データが付された場合には、これらを情報管理装置4に送信するようになっている。
(1−3)情報管理装置の構成
図4に示すように、情報管理装置4は、当該情報管理装置4全体の制御を司る制御部21に対して記憶部22及び通信部23をバス24を介して接続することにより構成される。なお、制御部21に対して操作部や表示部がバス24を介して接続されていてもよい。
記憶部22は、ROMやRAMなどの一次記憶装置と、HDDなどの二次記憶装置とを有する。なお、記憶部22は、DVDなどのリムーバブルメディアを有していてもよい。
記憶部22には、ブートローダ及びオペーレティングシステムや、点検評価情報などをデータ管理するためのプログラム(以下、点検管理プログラムという)、またアクセス用識別子を発行する発行プログラムなどの各種プログラムが記憶される。
また、記憶部22には、車両ブロックの点検順序を示す点検順序情報がデータとして記憶される。この点検順序情報は、中古車両の特徴を示す特徴要素に応じて8通りを有する。
本実施形態では、特徴要素は、左ハンドルか右ハンドルかを示すハンドルの位置と、セダン型又はワンボックス型を示す中古車両形状と、2ドアか4ドアかを示すドア数との3要素とされる。この3要素に応じた8通りの点検順序情報(すなわち、左ハンドル/セダン型/2ドア、左ハンドル/セダン型/4ドア、右ハンドル/セダン型/2ドア、右ハンドル/セダン型/4ドア、右ハンドル/ワンボックス型/2ドア、右ハンドル/ワンボックス型/4ドア、の8とおり)がある。例えば図5に示すケースは右ハンドル/セダン型/4ドアである。丸数字の1から14で示す車両ブロックに分け、点検を行う者は、1から順に移動して各車両ブロックで点検すべき項目を点検する。各車両ブロックで点検すべき項目は、例えば図6の表の「点検位置」に示す通りである。例えば車両ブロック1では「ハンドルの操作具合」、「パワーステアリング装置の電子制御系(油圧、蛇角など)」、「ブレーキペダルにおいてブレーキの効き具合」、「ABSの電子制御系(油圧、車検検出など)」、「クラッチのペダルの遊び、切れた時の床板とのすき間」、等が点検すべき項目である。また、車両ブロック3では「かじ取り装置のロッド、アーム類におけるポールジョイントのダストブーツの亀裂と損傷」、「制御装置のマスタシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリバにおける液漏れ」、「制御装置のマスタシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリバにおける機能、摩耗、損傷」、等が点検すべき項目である。点検をする者が最後の車両ブロック14まで順に移動して、車両ブロック14のおける点検すべき項目の点検が終了すると、この車両の点検が終了する。このような、車両ブロックの番号とそのブロックで点検するべき点検項目が、8通り作成されておりいずれも、中古車両を右回り又は左回りに一回りして各車両ブロックを順に回ることにより、全ての点検項目の点検が終了するようになっている。
点検項目の決定手順のフローチャートを図8、図9に示す。
さらに、記憶部22には、例えば図6に示すように、装置名と点検部位と点検項目と点検位置と模範状態情報と点検ガイド情報とを対応付けたデータベースや、点検用端末装置2から送信される点検評価情報と特定情報とを対応付けたデータベースなどの各種データが記憶される。
制御部21は、閲覧用端末装置3から通信部23を介してアクセス要求を受けた場合、記憶部22に記憶されたアクセス用識別子を用いて閲覧用端末装置3との間で所定の認証処理を実行する。そして制御部21は、認証処理結果として正当性を確認した場合には、記憶部22に記憶されるデータベースの点検評価情報と特定情報とを所定の表示態様で閲覧用端末装置3の表示部に表示させるようになっている。
また、制御部21は、正当性が確認された状態にある閲覧用端末装置3から中古車両の状態を点数化すべき命令を受けた場合、記憶部22の記憶されたデータベースの点検評価情報に基づいて中古車両の状態を複数の観点から、事前に登録された関数を用いて自動的に点数化する。このようにして得られた点数を総合評価点数という。そして制御部21は、例えば図7に示すようなレーダーチャートを閲覧用端末装置3の表示部に表示させるようになっている。
さらに、制御部21は、点検用端末装置2から通信部23を介してアクセス要求を受けた場合、記憶部22に記憶されたアクセス用識別子を用いて点検用端末装置2との間で所定の認証処理を実行する。そして制御部21は、認証処理結果として正当性を確認した場合には、記憶部22に記憶される点検管理プログラムに基づいて点検処理を実行するようになっている。
(1−4)点検処理手順
上述の点検処理は、図10に示すフローチャートに従って実行される。すなわち、制御部21は、アクセス要求を受けた点検用端末装置2からの正当性が確認された場合、点検処理を開始し、ステップSP1に進む。
制御部21は、ステップSP1では、中古車両の特徴を示す特徴要素を送信すべき命令を点検用端末装置2に送信し、ステップSP2に進んで、当該特徴要素を受信するまで待機する。
これに対して制御部21は、ステップSP2で特徴要素を受信した場合には、ステップSP3に進んで、記憶部22に記憶される8通りの点検順序情報のなかから、ステップSP2で受信した特徴要素に応じた点検順序情報を選択し、ステップSP4に進む。
制御部21は、ステップSP4では、n(nは整数)番目に点検すべき点検詳細情報(装置名、点検部位、点検項目、点検位置、模範状態情報及び点検ガイド情報)を点検用端末装置2の表示部15に表示させる。すなわち、制御部21は、ステップSP3で選択した点検順序情報を用いて、1番目に点検すべき車両ブロック、もしくは、現在点検中の1つ前又は次の車両ブロックを認識し、その車両ブロックの番号に対応付けられる点検詳細情報のデータをデータベースから読み出す。次いで、制御部21は、データベースから読み出したデータと、当該データを表示すべき命令とを点検用端末装置2に送信した後、ステップSP5に進む。
制御部21は、ステップSP5では、カウンタを1つ繰り上げるか繰り下げてカウンタを変更した後にステップSP6に進む。制御部21は、ステップSP6では、現在点検中の1つ前又は次の点検詳細情報の取得要求を点検用端末装置2から受けたかを判定する。
このステップSP6において肯定結果が得られた場合、制御部21はステップSP4に移って上述の処理を繰り返す。一方、ステップSP6において否定結果が得られた場合、制御部21はステップSP7に進んで、点検用端末装置2から点検評価結果を受けたかを判定する。
このステップSP7において否定結果が得られた場合、制御部21はステップSP6に移って上述の処理を繰り返す。一方、ステップSP7において肯定結果が得られた場合、制御部21はステップSP8に進んで、ステップSP7で受けた点検評価結果と、当該点検評価結果とともに送信される中古車両の特定情報とをデータベースに登録した後、ステップSP9に進む。
制御部21は、ステップSP9では、ステップSP3で選択した点検順序情報に示される車両ブロックの順序が最後となっているかを判定する。このステップSP9において否定結果が得られた場合、制御部21はステップSP4に戻って上述の処理を繰り返す。一方、ステップSP9において肯定結果が得られた場合、制御部21は点検処理を終了する。
このように制御部21は、点検処理を実行することによって、点検用端末装置2の表示部15に対して、点検順序情報に示される車両ブロックの順序に沿って点検詳細情報を表示させるようになっている。
(2)本実施形態の動作及び効果
以上のとおり、本実施形態の車両点検システム1では、情報管理装置4の制御部21が、点検用端末装置2に対して、点検項目を、模範の状態を示す模範状態情報とともに表示させる。また、制御部21は、点検項目の評価基準及び注意点を含む点検ガイド情報も表示させる。
そして制御部21は、点検用端末装置2で入力された点検項目の評価を示す評価情報と中古車両を特定する特定情報とを通信部23を介して受信し、当該評価情報と特定情報とを対応付けて記憶部22に記憶する。
このような情報管理装置4によれば、点検用端末装置2を通じて点検者に対して点検項目を模範の状態とともに実際の現場で目視させ、かつその点検項目における評価基準や注意点を知らせることができるため、評価結果の個人差を減らすことができる。
したがって情報管理装置4は、点検用端末装置2を通じて点検項目を模範の状態とともに実際の現場で目視させない場合に比べて、当該点検項目の評価に大きな差異が生じることを低減することができる。こうして、中古車両の点検信頼性を高めさせ得る情報管理装置4が提供される。
また、本実施形態における制御部21は、中古車両を複数の車両ブロックに区分し、当該中古車両を右回り又は左回りに一回りした際に各車両ブロックを交差することなく点検可能となる点検順序で、点検項目を表示させる。
したがって情報管理装置4は、車両ブロックが交差したりランダムな順序で点検項目を表示させる場合に比べて、当該点検者が点検項目を見落とすことを低減させることができる。また、車両ブロックが交差したりランダムな順序で点検項目を表示させる場合に比べて、点検者に対する負担を緩和させ、点検時間を短縮することができる。
また、本実施形態における制御部21は、複数の点検順序のなかから、中古車両の特徴を示す特徴情報(ハンドル位置、車体形状及びドア数)に応じた点検順序を選択するようになっている。
したがって情報管理装置4は、様々な車種であっても、中古車両を右回り又は左回りに一回りした際に各車両ブロックを交差することなく点検可能となる点検順序で、点検者に点検させることができる。
また、本実施形態における制御部21は、点検用端末装置2で点検部位の像を示す撮像データが撮像された場合、当該撮像データを通信部23を介して受信し、評価情報と対応付けて記憶部22に記憶する。
したがって情報管理装置4は、点検評価後に、当該評価が正しいか否かを解析させることができ、この結果、中古車両の点検信頼性をより一段と高めさせることが可能となる。
また、本実施形態における制御部21は、記憶部22に記憶された評価情報に基づいて中古車両の状態を複数の観点から、事前に登録した関数を用いて自動的に点数化する。したがって情報管理装置4は、中古車両の点検評価を分かり易く、かつ、点検信頼性を高めさせることが可能となる(図7参照)。
本発明は、車両を取り扱う産業において利用可能である。
1……車両点検システム
2……点検用端末装置
3……閲覧用端末装置
4……情報管理装置
11,21……CPU
12,22……記憶部
13……操作部
14,23……通信部
15……表示部
16……カメラ
17……マイクロホン
18,24……バス

Claims (10)

  1. 中古車両における点検部位と点検項目とが対応付けて記憶される記憶部と、
    ネットワークを介して点検用端末装置と情報の授受をするための通信部と、
    前記記憶部及び前記通信部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記点検用端末装置に対して、前記点検項目と、前記点検部位における模範の状態を示す模範状態情報とを表示させ、
    前記点検用端末装置で入力された前記点検項目の評価を示す評価情報と前記中古車両を特定する特定情報とを前記通信部を介して受信し、前記評価情報と前記特定情報とを対応付けて前記記憶部に記憶する
    ことを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記点検項目は、中古車両を複数の車両ブロックに区分し前記中古車両を右回り又は左回りに一回りして各前記車両ブロックが点検可能となる点検順序で表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記制御部は、
    複数の前記点検順序のなかから、前記中古車両の特徴を示す特徴情報に応じた前記点検項目及び前記点検順序を選択することを特徴とする請求項2に記載の情報管理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記点検用端末装置に対して、前記点検項目の評価基準及び注意点を含む点検ガイド情報を表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記点検用端末装置において、前記点検部位の像を示す撮像データが記憶された場合には前記撮影データを、又は前記点検部位の音声を示す音声データが記憶された場合には前記音声データを、それぞれ前記通信部を介して受信し、前記評価情報と対応付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記評価情報に基づいて前記中古車両の状態を複数の観点から、事前に登録した関数を用いて自動的に総合評価点数を算出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記点検項目と、
    前記評価情報と、
    前記点検部位における模範の状態を示す前記模範状態情報を、
    ネットワークを介して閲覧用端末装置に表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報管理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記総合評価点数と、
    前記点検部位の像を示す撮像データが記憶された場合には前記撮影データと、
    前記点検部位の音声を示す音声データが記憶された場合には前記音声データを、
    ネットワークを介して閲覧用端末装置に表示することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の情報管理装置。
  9. 制御部が、点検用端末装置に対して、点検部位の点検項目と、前記点検部位における模範の状態を示す模範状態情報とを表示させるステップと、
    前記制御部が、前記点検用端末装置で入力された前記点検項目の評価を示す評価情報と前記中古車両を特定する特定情報とを通信部を介して受信するステップと、
    前記制御部が、前記評価情報と前記特定情報とを対応付けて記憶部に記憶するステップと
    を備えることを特徴とする情報管理方法。
  10. 点検用端末装置に対して、点検部位の点検項目と、前記点検部位における模範の状態を示す模範状態情報とを表示させること、
    前記点検用端末装置で入力された前記点検項目の評価を示す評価情報と前記中古車両を特定する特定情報とを通信部を介して受信すること、及び
    前記評価情報と前記特定情報とを対応付けて記憶部に記憶すること
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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