JP2015124734A - Vortex flow fan - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、渦流ファンに関する。 The present invention relates to a vortex fan.
従来、送風手段として渦流ファンが知られている。この渦流ファンとして、吸入口と排出口を有する略U字形のケーシングに渦流ファンを駆動するモータと渦流ファンを収納した構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, a vortex fan is known as a blowing means. As this vortex fan, a configuration in which a motor for driving the vortex fan and the vortex fan are housed in a substantially U-shaped casing having a suction port and a discharge port is known (see, for example, Patent Document 1).
渦流ファンは、ケーシングの吸入口から吸入された気体が羽根の先端からケーシングの流路内に放出され、流路内を旋回して羽根根元に帰る流動を繰り返して昇圧する。このため高静圧化・高効率化を図るためにはインペラと気体の接触面積を増やすことが効果的である。接触面積を増やすために、アウターロータ型モータのロータ部にインペラを一体に形成し、インペラの羽根が接触するハブを羽根の軸方向上下に突出させて風量を増やすことができる渦流ファンが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載の渦流ファンは、羽根の中央の仕切りを羽根外周よりも外側に延出させて気体への接触面積を増やしている。
In the vortex fan, the gas sucked from the suction port of the casing is discharged into the flow path of the casing from the tip of the blade, and the pressure returning to the blade root by turning in the flow path is repeatedly increased. For this reason, in order to achieve high static pressure and high efficiency, it is effective to increase the contact area between the impeller and the gas. In order to increase the contact area, an eddy current fan is known in which an impeller is integrally formed on the rotor part of an outer rotor type motor, and a hub that contacts the impeller blades protrudes in the axial direction of the blades to increase the air volume. (For example, refer to Patent Document 2).
The eddy current fan described in
しかしながら、特許文献2に記載の渦流ファンを特許文献1に記載の吸入口と排出口を有する略U字形のケーシングに用いた場合、図8に示すように、インペラ101の羽根102の先端から放出された空気がケーシング103の流路104内で渦を巻くように流動するので、羽根102の基端部分に空気が停滞する場所が発生することがわかった。
このような停滞した空気は入り口側に戻るため常に停滞した状態が続くことになるので、流路104内の空気を十分に生かせないことから、その分、静圧特性が低くなっていると考えられる。
However, when the vortex fan described in
Since such stagnant air returns to the entrance side, the stagnant state will always continue. Therefore, the air in the
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、流路内における空気の停滞を防止し、流路の容量を十分に生かすことで静圧特性を向上した渦流ファンを提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and provides a vortex fan that has improved static pressure characteristics by preventing the stagnation of air in the flow path and sufficiently utilizing the capacity of the flow path. With the goal.
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、
(1)渦流ファンであって、空気を流入する吸気口と前記流入した前記空気を排出する排気口との間を舌部によって離間したケーシングと、前記ケーシングの内側に配置され、ハブの外周中間部に形成された軸方向の上下を仕切る円盤状の仕切りと前記仕切りの外周よりも前記ハブ側の位置であって前記仕切りの上下面に形成された羽根とを有するインペラと、前記インペラを回転させるアウターロータ式モータとを備え、前記羽根が、前記ハブの外周近傍の位置から前記ハブとの接合部まで、前記ハブ側に向かって前記仕切りから離れる方向に軸方向の幅が広がったフィレットまたは傾斜を有する。
(2)上記(1)の発明において、前記ハブの中心に固定されるロータシャフトと、前記ハブの内周面にロータヨークを介して取り付けられるロータマグネットとを備え、前記ハブが前記アウターロータ式モータのロータハウジングとして用いられている。
The present invention has been proposed to achieve the above object,
(1) A vortex fan, a casing that is separated by a tongue portion between an air inlet port through which air flows in and an air outlet port through which the air flows in, and an inner periphery of the hub, An impeller having a disk-shaped partition formed on the upper and lower sides in the axial direction and a blade formed on the upper and lower surfaces of the partition at a position closer to the hub than the outer periphery of the partition; and rotating the impeller An outer rotor type motor, wherein the blades extend from the position near the outer periphery of the hub to the joint with the hub, the fillet having an axial width extending in a direction away from the partition toward the hub side, or Has a slope.
(2) In the invention of (1), a rotor shaft fixed to the center of the hub, and a rotor magnet attached to an inner peripheral surface of the hub via a rotor yoke, wherein the hub is the outer rotor type motor. It is used as a rotor housing.
本発明の渦流ファンによれば、流路内における空気の停滞を防止し、流路の容量を十分に生かすことで静圧特性を向上した渦流ファンを提供することができる。 According to the vortex fan of the present invention, it is possible to provide a vortex fan that has improved static pressure characteristics by preventing the stagnation of air in the channel and sufficiently utilizing the capacity of the channel.
以下、本発明に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Note that the same reference numerals are given to the same elements throughout the description of the embodiment.
まず、渦流ファンの全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。 First, the overall configuration of the vortex fan will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
[渦流ファン]
図1は、本発明の実施形態に係る渦流ファンの斜視図、図2は、本発明の実施形態に係る渦流ファンの側断面図である。
本発明の実施形態に係る渦流ファン1は、図2に示すように、ケーシング10と、インペラ20と、アウターロータ式モータ30とを備えて構成されている。
[Swirl fan]
FIG. 1 is a perspective view of an eddy current fan according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a side sectional view of the eddy current fan according to an embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 2, the
ケーシング10は、図1に示すように、吸気口11と排気口12を有する略U字形であり、その内側にインペラ20及びアウターロータ式モータ30を収容して、いわゆるアウターロータ型の渦流ファン1が構成されている(図2参照)。ケーシング10の内部には、その中心部であるモータ収容部13と、モータ収容部13の周囲に形成される流路14とが形成されている。
As shown in FIG. 1, the
流路14は、吸気口11と排気口12に連通して略U字形の送風流路を形成している。また、流路14の一部には、吸気口11と排気口12の間で流路14を絞り込む舌部15が形成されており、この舌部15によって排気口12側から吸気口11側への空気の流入を規制している。
The
インペラ20は、アウターロータ式モータ30のロータハウジングとして機能する円筒状のハブ21と、ハブ21の外周から外側方に延出して流路14を上下に仕切る仕切り22と、仕切り22の上下面に突出形成された多数の羽根23とを一体的に備えている。
The
アウターロータ式モータ30は、軸受ハウジング31と、軸受ハウジング31の外周部に固定されるステータ32と、ステータ32の外周部と対向するように配置されるロータ33とを備えている。
The outer
軸受ハウジング31は、内周部に上下一対の軸受34が装着される円筒状の部材であり、ケーシング10の底部に形成される嵌合筒部16に嵌合することにより、ケーシング10の内部中央位置に立設される。
The
ステータ32は、軸受ハウジング31の外周部に固定されるステータコア35と、ステータコア35のコイル巻装部に設けられるインシュレータ36と、インシュレータ36を介してステータコア35に巻装される複数のコイル37とを備えて構成されている。
The
ロータ33は、ハブ21の内側に一体的に設けられるロータヨーク38と、ロータヨーク38の内周部に周方向に装着される複数または単体のロータマグネット39と、ハブ21またはロータヨーク38の中心に固定されるロータシャフト40とを備え、このロータシャフト40が軸受34を介して軸受ハウジング31に支持されることにより、ロータシャフト40を中心として回転するように構成されている。
The
そして、アウターロータ式モータ30は、電源部(図示せず)から所定のタイミングで複数のコイル37に順次電流を供給することにより、ロータ33と一体のインペラ20を回転させる、いわゆるアウターロータ型の渦流ファン1を構成している。
The
つぎに、本発明の要部であるインペラ20の構造について、図3〜図6を参照して説明する。
Next, the structure of the
[インペラ構造]
図3は、本発明の実施形態に係る渦流ファンのインペラを示す斜視図、図4は、本発明の実施形態に係る渦流ファンのインペラを示す側面図、図5は、本発明の実施形態に係る渦流ファンのインペラを示す側断面図、図6は、本発明の実施形態に係る渦流ファンの作用を示す要部側断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態のインペラ20は、ハブ21と、ハブ21の外周中間部に形成された軸方向の上下を仕切る円盤状の仕切り22と、仕切り22の外周22aよりもハブ21側の位置であって仕切り22の上下面に形成された多数の羽根23とを有する。
[Impeller structure]
3 is a perspective view showing an impeller of the vortex fan according to the embodiment of the present invention, FIG. 4 is a side view showing the impeller of the vortex fan according to the embodiment of the present invention, and FIG. 5 is an embodiment of the present invention. FIG. 6 is a side cross-sectional view showing the operation of the eddy current fan according to the embodiment of the present invention.
As shown in these drawings, the
多数の羽根23は、ハブ21の外周24から放射方向に延出しており、隣接する羽根23との間には、空気が流入する溝状の空間が形成されている。なお、本実施形態の羽根23は、ハブ21の外周24から放射方向に沿って先端側が回転方向下流側に湾曲するように延出されているが、直線的に延出する羽根形状としてもよいし、時には上流側に湾曲するように延出していてもよい。
The
上記のように構成されたインペラ20を回転させると、吸気口11からケーシング10の流路14に進行した空気は、インペラ20の羽根23による搬送昇圧作用を受けて排気口12に向けて搬送される。排気口12の近傍まで搬送された空気は、舌部15によって吸気口11側への戻りが規制され、排気口12から排出される。
When the
羽根23による搬送昇圧作用は、流路14内の空気が、インペラ20の回転に応じて羽根23の先端から流路14内に放出され、流路14内を旋回して再び羽根23の基端側に帰るという流動を繰り返すことにより行われる。このとき、図8に示す従来例のように、羽根102の高さが一定であると、流路104内の空気が上手く攪拌されず、羽根102の基端部分に空気が停滞する場所が発生する。その結果、流路104の容量を十分に生かすことができず、渦流ファンの高静圧化や高効率化を図ることが困難になる。
The carrier pressure increasing action by the
そこで、本発明の実施形態に係る渦流ファン1のインペラ20では、羽根23が、ハブ21の外周24近傍の位置からハブ21との接合部まで、ハブ21側に向かって仕切り22から離れる方向に湾曲して軸方向の幅が広がったフィレット23aを有する構成とした。
Therefore, in the
このような羽根23を備えたインペラ20によれば、図6に示すように、羽根23はハブ21の接合部に近づくにつれて、上側の羽根23は上方(軸方向)に幅が広がり、下側の羽根23は下方(軸方向)に幅が広がるので、羽根23の基端部に停滞していた空気を撹拌することが可能となり、その結果、流路14内における空気の停滞を防止し、流路14の容量を十分に生かした効率の良い送風を行なうことができる。
According to the
本実施形態のインペラ20では、仕切り22の上下面に羽根23を形成するにあたり、仕切り22の上面に形成される羽根23と、仕切り22の下面に形成される羽根23の両方にフィレット23aを形成しているが、上下いずれか一方の羽根23にフィレット23aを形成するようにしてもよい。
In the
尚、本実施形態の羽根23は、ハブ21の外周24近傍の位置からハブ21との接合部まで、ハブ21側に向かって仕切り22から離れる方向に湾曲して軸方向の幅が広がったフィレット23aを有しているが、湾曲せずに軸方向の幅が広がった傾斜を有していてもよい。
The
以上に述べた実施形態の渦流ファン1によれば、空気を流入する吸気口11と流入した空気を排出する排気口12との間を舌部15によって離間したケーシング10と、ケーシング10の内側に配置され、ハブ21の外周中間部に形成された軸方向の上下を仕切る円盤状の仕切り22と仕切り22の外周よりもハブ21側の位置であって仕切り22の上下面に形成された羽根23とを有するインペラ20と、インペラ20を回転させるアウターロータ式モータ30とを備え、羽根23が、ハブ21の外周24近傍の位置からハブ21との接合部まで、ハブ21側に向かって仕切り22から離れる方向に軸方向の幅が広がったフィレット23aまたは傾斜を有するので、流路14内における空気の停滞を防止し、流路14の容量を十分に生かした効率の良い送風を行なうことができる。
According to the
また、本実施形態の渦流ファン1は、ハブ21の中心に固定されるロータシャフト40と、ハブ21の内周面にロータヨーク38を介して取り付けられるロータマグネット39とを備え、ハブ21がアウターロータ式モータ30のロータハウジングとして用いられているので、インペラ20に対して、そのインペラ20を回転させるための、アウターロータ式モータを別途設ける場合に比べ、アウターロータ式モータの構造をコンパクトに構成することができる。
Further, the
つぎに、本発明の実施例及び比較例について、図7を参照して説明する。 Next, examples and comparative examples of the present invention will be described with reference to FIG.
[実施例及び比較例]
図7は、実施例及び比較例の測定結果を示すグラフである。
実施例においては、図2〜図6に示す本発明のインペラを備えた渦流ファンを使用し、比較例においては、図8に示す従来のインペラを備えた渦流ファンを使用してP−Q特性(静圧−風量特性)の測定を行った。インペラの回転数は、5900rpmとした。
[Examples and Comparative Examples]
FIG. 7 is a graph showing measurement results of Examples and Comparative Examples.
In the embodiment, the vortex fan having the impeller of the present invention shown in FIGS. 2 to 6 is used, and in the comparative example, the vortex fan having the conventional impeller shown in FIG. (Static pressure-air volume characteristics) were measured. The rotation speed of the impeller was 5900 rpm.
図7に示すように、実施例においては、比較例に比べて、最大静圧が約40Pa上昇し、中域(0.15m3/min)付近での消費電力が約0.25Wほど低下した。停滞した空気は、空気の流れを阻害することから、インペラの回転に対する空気抵抗として作用していた可能性があり、本発明では、この停滞する空気を減少させているので消費電力を低減するという効果も合わせて得られたものと推察される。
このように、本発明による渦流ファンは、静圧特性を向上すると共に、消費電力の低減も可能であることが確認できた。
As shown in FIG. 7, in the example, the maximum static pressure increased by about 40 Pa and the power consumption in the vicinity of the middle range (0.15 m 3 / min) decreased by about 0.25 W compared to the comparative example. . Since the stagnant air hinders the air flow, there is a possibility that it has acted as an air resistance against the rotation of the impeller. In the present invention, this stagnant air is reduced, so that power consumption is reduced. It is inferred that the effect was also obtained.
As described above, it was confirmed that the vortex fan according to the present invention can improve the static pressure characteristics and reduce the power consumption.
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications may be made within the scope of the gist of the present invention described in the claims. It can be changed.
1 渦流ファン
10 ケーシング
11 吸気口
12 排気口
13 モータ収容部
14 流路
15 舌部
16 嵌合筒部
20 インペラ
21 ハブ
22 仕切り
22a 外周
23 羽根
23a フィレットまたは傾斜
24 外周
30 アウターロータ式モータ
31 軸受ハウジング
32 ステータ
33 ロータ
34 軸受
35 ステータコア
36 インシュレータ
37 コイル
38 ロータヨーク
39 ロータマグネット
40 ロータシャフト
DESCRIPTION OF
Claims (2)
空気を流入する吸気口と前記流入した前記空気を排出する排気口との間を舌部によって離間したケーシングと、
前記ケーシングの内側に配置され、ハブの外周中間部に形成された軸方向の上下を仕切る円盤状の仕切りと前記仕切りの外周よりも前記ハブ側の位置であって前記仕切りの上下面に形成された羽根とを有するインペラと、
前記インペラを回転させるアウターロータ式モータとを備え、
前記羽根が、前記ハブの外周近傍の位置から前記ハブとの接合部まで、前記ハブ側に向かって前記仕切りから離れる方向に軸方向の幅が広がったフィレットまたは傾斜を有することを特徴とする渦流ファン。 An eddy current fan,
A casing that is separated by a tongue portion between an air inlet port through which air flows and an exhaust port through which the air flows in;
A disk-shaped partition that is arranged inside the casing and that is formed in the outer peripheral middle portion of the hub and that partitions the upper and lower sides in the axial direction, and is formed on the upper and lower surfaces of the partition at a position closer to the hub than the outer periphery of the partition. An impeller having a blade,
An outer rotor type motor that rotates the impeller,
The blade has a fillet or an inclination having an axial width extending in a direction away from the partition toward the hub side from a position near the outer periphery of the hub to a joint portion with the hub. fan.
前記ハブの内周面にロータヨークを介して取り付けられるロータマグネットとを備え、
前記ハブが前記アウターロータ式モータのロータハウジングとして用いられていることを特徴とする請求項1に記載の渦流ファン。 A rotor shaft fixed to the center of the hub;
A rotor magnet attached to the inner peripheral surface of the hub via a rotor yoke,
The vortex fan according to claim 1, wherein the hub is used as a rotor housing of the outer rotor type motor.
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