JP2015122808A - チャネル情報を報告するための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なった通信技術による同じ帯域又は隣接しているチャネル同士での動作によるデバイス内での互いへの干渉を防止する。【解決手段】本発明の或る例としての実施形態によれば、装置は、情報を出力するように構成されている送信器と、デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報を取得するように構成されている処理コアと、を備え、処理コアは、デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報に依存して、第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルへ、少なくとも1つの優先度を割り当てるように構成されており、また、処理コアは、送信器に、当該第1のラジオアクセス技術の基地局への送信に向けて、少なくとも1つの優先度の指示を備えるチャネル情報を出力させるように構成されている。【選択図】図5
Description
本願は、概括的には、マルチラジオ共存及びチャネル使用調整に関する。
近年、移動体通信が増加し、人々は端末の様なワイヤレス通信デバイスを介して接続されることが益々増えてきた。端末は、セルラー技術やローカルエリアネットワーク技術の様な様々なラジオアクセス技術を使用して通信することができる。セルラー技術の例としては、汎欧州デジタル移動電話方式GSM(登録商標)、広帯域符号分割多元接続WCDMA(登録商標)、及びロングタームエボリューションLTEの技術が挙げられる。ローカルエリアネットワーク技術の例としては、ワイヤレスローカルエリアネットワークWLAN又はZigbee(登録商標)(ジグビー)の技術が挙げられる。近距離技術の例としては、Bluetooth(登録商標)(ブルートゥース)又はANT+の技術が挙げられる。
異なった技術はそれぞれ異なった利点を有し、例えば、セルラー技術は広域カバレージまた更には全地球域カバレージをも提供することができるのに対し、ローカルエリア技術は安価で速いデータ伝送を提供することができる。従って、場合に依っては、単一のワイヤレス通信デバイスに2つ以上の技術を使用して通信できる能力を装備させるのが好ましいこともある。例えば全地球測位システムGPS又はGalileo(ガリレオ)コンステレーションを使用する衛星測位の様な一部の技術は、移動体デバイスが当該技術に準じた信号を受信できることだけを要件としているが、一方、他の技術には信号の送信を伴うものもある。
異なった通信技術は、通常、異なったスペクトル部分を使用しているが、時折、異なった技術によって使用されるスペクトルが重複することもある。それら技術が同じ帯域又は隣接しているチャネル同士で動作していて、デバイス内で互いへの干渉を引き起こしてしまうことがあるかもしれない。直接的なスペクトル重複に加え、第1の通信技術がデバイス内に使用中の周波数の内部高調波を発生させるかもしれず、そのせいで同じデバイス内で第2の通信技術によって使用されている周波数帯域にスプリアスエネルギーピークが発生しないとも限らない。
本発明の実施例の様々な態様は、特許請求の範囲に述べられている。
本発明の第1の態様によれば、情報を出力するように構成されている送信器と、デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報を取得するように構成されている処理コアと、を備えている装置において、当該処理コアは、当該デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報に依存して、第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルへ、少なくとも1つの優先度を割り当てるように構成されており、当該処理コアは、送信器に、当該第1のラジオアクセス技術の基地局への送信に向けて、当該少なくとも1つの優先度の指示を備えるチャネル情報を出力させるように構成されている、装置が提供されている。
本発明の第2の態様によれば、デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報を取得する段階と、当該デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報に依存して、第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルへ、少なくとも1つの優先度を割り当てる段階と、送信器に、当該第1のラジオアクセス技術の基地局への送信に向けて、当該少なくとも1つの優先度の指示を備えるチャネル情報を出力させる段階と、を備える方法が提供されている。
本発明の第3の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えている装置において、当該少なくとも1つのメモリ及び当該コンピュータプログラムコードは、当該少なくとも1つのプロセッサと共に、当該装置に、少なくとも、第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルへ割り当てられた少なくとも1つの優先度の指示を備えるチャネル情報を受信することと、当該チャネル情報及び当該チャネル経由で確立されることになる通信に関する情報に依存して、移動局との通信のための当該第1のラジオアクセス技術のチャネルを選定することと、を遂行させるように構成されており、ここに、当該チャネル情報は、少なくとも1つのブロックされたチャネルについての情報と、当該少なくとも1つのブロックされたチャネルに関する優先度の指示と、を備えている、装置が提供されている。
本発明の第4の態様によれば、コンピュータプログラムにおいて、一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体上に具現化されていて、少なくとも1つのコンピュータ上で実行されたときに前記第2の態様による方法が遂行されるよう仕向けるように構成されている、コンピュータプログラムが提供されている。
本発明の例としての実施形態がより完全に理解されるように、これより、以下の説明を添付図面と関連付けながら参照してゆく。
本発明の或る例としての実施形態及びその見込まれる利点は、図面の図1から図5を参照することによって理解される。
図1は、本発明の実施形態をサポートすることのできる或る例としてのシステムを示している。装置110又は移動体110が示されているが、それは例えば移動電話の様な移動端末としてもよい。移動体110は、基地局120を介してセルラーシステムと通信するように構成されている。基地局120は、例えばWCDMA(登録商標)技術やLTE技術の様な1つ又はそれ以上のセルラー技術に準拠していてもよい。移動体110と基地局120の間の通信は、セルラー技術の様な第1のラジオアクセス技術に準拠しているワイヤレスリンク115によって起こってもよい。リンク115は、移動体110から基地局120へ情報を運ぶためのアップリンクと、基地局120から移動体110へ情報を運ぶためのダウンリンクと、を備えていてもよい。基地局120は、第1のラジオアクセス技術に従ってリンク115を管理するように構成されていてもよく、例えば、基地局120は、例えばラジオチャネル及び/又はタイムスロットの様なラジオリソースをリンク115へ割り振っていてもよい。基地局120が備えられているセルラーネットワークは、図1には示されていない更なるノードを備えていてもよい。更なるノードには、例えば、ゲートウェイ、移動性管理エンティティ、加入者データベース、及びポリシーコントロール機能が含まれよう。移動体110は、リンク115及び基地局120を介してセルラーネットワークのサービスを手に入れることができる。セルラーネットワークサービスには、例えば、音声通話、マルチメディアメッセージング、及びインターネットアクセスが含まれよう。
移動体110は、WLAN又はZigbee(登録商標)の様なローカルエリアネットワーク技術に従って動作しているアクセスポイント130と通信する能力を装備していてもよい。移動体110とアクセスポイント130の間にはリンク125が配設されていて、移動体110とアクセスポイント130を両者の間に双方向通信が可能になるように相互接続している。移動体110は、基地局120及びアクセスポイント130それぞれを相手にリンク115及び125を使用して同時に通信できるように構成されていてもよい。移動体110は、リンク125及びアクセスポイント130を介して、インターネットアクセスやEメールアクセスの様なローカルエリアネットワークサービスを手に入れることができる。
図1には、測位衛星140も示されている。移動体110は、測位衛星140からの信号をワイヤレス衛星リンク135a、136b、及び135cを介して受信することができるようになっていてもよい。追加的又は代替的に、例えば、Iridium(イリジウム)ネットワークの様な電気通信衛星を介した双方向衛星通信も実施可能であろう。図1には3つの衛星が示されているが、移動体110が同時に信号を受信できる又は同時に信号を送信できる衛星の数は必ずしも3つというわけではない。衛星接続性は、従って、移動体110に、実施形態に応じて測位接続性及び/又は衛星音声/データ接続性を提供することができる。
図1には、ワイヤレスヘッドセット101も示されており、それを用いれば、移動体110を、ワイヤレスリンク103を使用して通信するように構成することができよう。ワイヤレスリンク103は、双方向近距離ワイヤレスリンクの様な近距離ワイヤレスリンクであってもよい。近距離リンク103は、例えば、Buluetooth技術又はANT+技術に従って動作していてもよい。ワイヤレスヘッドセット101を使用すれば、移動体110のユーザーは、セルラー接続性、衛星接続性、又はローカルエリア接続性を介した、ハンズフリー音声通信を手に入れることができよう。近距離技術は、更に、例えば、デバイス間ファイル共有、センサからのセンサ値受信、及び/又は音楽のストリーミングの様な、他の目的で使用されることもあろう。
図1は、従って、移動体110が、セルラーシステムとのリンク115を介した通信、ローカルエリアシステムとのリンク125を介した通信、近距離デバイスとのリンク103を介した通信、及び衛星システムとのリンク135a、135b、及び135cを介した通信、をしていることを示している。示されている全てのデバイス及び/又はシステムが本発明の実施形態どれもに存在するというわけではなく、一部の実施形態は、図1に示されていない更なるワイヤレスリンク、例えば近接場型通信NFCリンク、を有しているものもあろう。
移動体110のスペクトル割り振り決定及び技術的特徴に依って、それらリンクのうちの少なくとも1つのリンクの動作が少なくとも1つの他のリンクの使用に干渉することがあり得る。例えば、近距離リンク103を実施可能な周波数又は周波数ホップパターンの1つで使用することが、ローカルエリアリンク125及びセルラーリンク115にとって使用できる周波数帯域の副部分に干渉することにならないとも限らない。別の例として、リンク125を或る特定の予め定義されているやり方で使用すると、リンク135a、135b、及び135c経由の一部の衛星通信がより困難になってしまうかもしれない。リンクは別のリンクと2つ以上のやり方で干渉し合うこともある。例えば、第1のリンクが、第2のリンクが受信と送信の少なくとも一方のために使用しようとしている周波数又はそれに隣接する周波数を使って送信している場合には、第1のリンクが第2のリンクに直接に干渉する可能性がある。或いは、第1のリンクの送受信器チェーンが、第2のリンク又は第2のリンクの送受信器チェーンが使用しているのと同じ周波数を占める中間周波数を生成することがあるかもしれない。第1のリンクでの送信に使用される周波数及び第1のリンクの中間周波数に加え、その様な周波数の調波が、第2のリンクが頼みにしている周波数にスプリアスエネルギーを生じさせる可能性もある。一般的に、移動体110に備えられている1つのリンクからの、移動体110に備えられている別のリンクへの干渉は、デバイス内マルチラジオ干渉と呼ばれている。
移動体110には、リンク毎にどの周波数がどの周波数に干渉する可能性があるかという情報が供与されることになる。この情報を潜在的干渉についての情報と呼んでもよい。情報は、何らかの干渉の程度に関わる情報を備えていてもよい。本書に照らし、「干渉」とは、広義には、妨げること、より困難にすること、又は妨害すること、と理解しておきたい。情報は、第1のリンクについての、周波数のリストと、第1のリンクにとって使用できるそれぞれの周波数についての、第1のリンク上での当該周波数の使用が移動体110に備えられている何れかの第2のリンクの動作に干渉し得るかどうかの指示と、を備えていてもよい。情報は、第1のリンク上での当該周波数の使用が干渉を起こす可能性のあるのが、どの第2のリンクでそれのどの周波数かということ及びどの程度までかということを識別することができよう。潜在的干渉についての情報は、移動体110に備えられている全リンクによって引き起こされる潜在的干渉に関わる情報を備えていてもよい。
潜在的干渉についての情報を使用すれば、移動体110は、例えばローカルエリアリンク125上の或る特定の周波数セットを使用することによって、例えばセルラーのリンク115上のどの周波数が干渉され得るかを予測することができる。同様に、セルラーリンク115上の或る特定の(単数又は複数の)チャネルの使用が、衛星140からの衛星測位信号の受信に干渉するかもしれない。必要条件に依って、移動体110は、セルラーリンク115上のどのチャネルを使用すれば好ましいかを基地局120へ通知してもよい。一例として、移動体110は、セルラーリンク115上のどのチャネルが移動体110で現在使用中の他のリンクによって干渉されるかを、基地局120へ通知してもよい。移動体110は、セルラーリンク115上のどのチャネルが他のリンクへの干渉を引き起こす可能性がありそうかを、基地局へ通知してもよい。別の例として、セルラーリンク115経由で経路指定される緊急通話では、衛星140からの測位信号の受信は移動体110の所在地を突き止めるのに重要であろう。従って、移動体110は、基地局120に、衛星リンク135a、135b、及び135cの受信に干渉しないチャネルを割り振るように助言してもよい。同様に、移動体110は、アクセスポイント130及びヘッドセット101の様な他の通信リンクのノードに、それらのシステムのどのチャネルをそれらのリンク上で使用するのが好ましいか又は使用しないのが好ましいかを通知してもよい。
以上のことを考慮に入れ、移動体110は、チャネル情報を備えているメッセージを基地局120へ送信するように構成されていてもよい。基地局120は、チャネル情報を受信し、セルラーリンク115での使用にチャネルを割り振る際にそれを使用する、ように構成されていてもよい。基地局へのメッセージは、測定値報告、状態報告、情報コンテナ、又は他の種類のメッセージ、であってもよい。メッセージは、幾つかの部分として送られてもよい。メッセージは、コントロールチャネル又はデータチャネルで送られてもよく、メッセージは、接続要求の中に、例えばベアラ確立要求又は配属要求の中に、備えられていてもよい。チャネル情報をコンパイルするために、移動体110は、デバイス内マルチラジオ干渉の情報を取得する。デバイス内マルチラジオ干渉についての情報は、以上に論じられている潜在的干渉についての情報に基づくものであってもよい。デバイス内マルチラジオ干渉についての情報は、更に、どのリンクがアクティブであるか及びどの周波数をアクティブなリンクは使用しているかについての情報に基づくものであってもよい。デバイス内マルチラジオ干渉についての情報は、どのアプリケーションが干渉を引き起こすリンクを使用しているかに関わる情報、又はどのアプリケーションが干渉される又は干渉状態になるかもしれないリンクを使用しているかに関わる情報、を備えていてもよい。デバイス内マルチラジオ干渉についての情報は、干渉を測定し、干渉の発生を別のリンクの送信タイミングスキーム又はリンク品質と比較することによって取得されてもよく、第1のリンクが送信しているときに第2のリンクで干渉が検知された場合に第1のリンクは第2のリンクを干渉していると判定されることになる。潜在的デバイス内干渉についての情報は、デバイス内に事前に構成されていてもよいし、又はデバイスは過去の測定によってそれを把握していることもあろう。
チャネル情報は、リンク115で使用できる見込みのあるチャネル、即ちリンク115への全体的な周波数割り振りに含まれていて基地局120による使用に割り振られることになるチャネルへ、移動体110によって割り当てられている優先度の少なくとも1つの指示を備えていてもよい。優先度は、デバイス内マルチラジオ干渉についての情報に依存して割り当てられてもよい。或る実施形態では、移動体110は、或るチャネルへ高い優先度を割り当てるように構成されていてもよく、つまりは、或るチャネルが移動体110で現在使用中の何れのリンクへの干渉も引き起こす可能性がないと移動体110によって判定された場合に移動体110は当該チャネルの使用を推奨する、ということを意味する。移動体110が当該チャネルへは現在使用されているどのリンクも干渉を引き起こさないと判定した場合も、割り当てられる優先度は高くなるであろう。移動体110は、現時点で使用中の別のリンクによって干渉されるか又は現在使用中の別のリンクに干渉する可能性があるかのどちらかであるチャネルへは、より低い優先度を割り当てるように構成されていてもよい。移動体110は、移動体110に備えられている他のリンクの全体的な周波数割り振りを勘案して、移動体110に備えられている何れの他のリンクの何れのチャネル又は何れの周波数にも潜在的に干渉する可能性のない又は当該何れのチャネル又は周波数によっても潜在的に干渉されないチャネルへ最も高い優先度を割り当てるように構成されていてもよい。チャネル情報は、優先度情報を幾つものやり方で備えることができよう。例えば、チャネル情報は、デフォルト優先度レベルではない優先度レベルを有するチャネルに関わる優先度情報だけを備えていてもよい。チャネル情報は、全てのチャネルを優先度順位で一覧にしたものを備えていてもよい。チャネル情報は、それぞれの割り振りできるチャネルについての、及び/又はそれぞれの潜在的に干渉される/干渉するチャネルについての、優先度クラスの指示を備えていてもよい。
移動体110は、少なくとも1つのチャネルについてのチャネル情報の中に、当該チャネルがブロックされているという指示を含むように構成されていてもよい。ブロックされたチャネルとは、当該チャネルに関しては移動体110内に当該チャネルにかなりな程度干渉するような周波数で動作しているアクティブなリンクがある、とされるチャネルである。チャネルがブロックされているとの指示は、他のチャネルが利用可能である限りは当該ブロックされたチャネルをセルラーリンク上での使用に割り振るべきではないとの指示であると、基地局120に見なされることであろう。移動体110は、チャネルへ低い優先度を割り当てるかどうか、又はチャネルはブロックであると指し示すかどうか、を判定するのに、閾値干渉レベルを適用するように構成されていてもよい。チャネル情報は、ブロックされていると指し示されていないチャネルに関する優先度情報、及び一部のチャネルがブロックされているという指示、を備えていてもよい。代わりに、チャネル情報は、ブロックと指し示されているチャネルに関わる情報のみを備えていてもよい。
一部の実施形態では、移動体110は、チャネルへ優先度を割り当てる際に、どのアプリケーションが干渉を引き起こすリンクを使用しているかに関わる情報、又はどのアプリケーションが干渉される又は干渉されそうなリンクを使用しているかに関わる情報、を考慮してもよい。例えば、セルラーリンク115上に、基地局120が割り振りできる2つのチャネルがあるとして、それらをチャネルA及びチャネルBと呼称することにしよう。チャネルAは、移動体110をワイヤレスヘッドセット101へ接続する近距離リンク103への潜在的干渉源であり、チャネルBはローカルエリアリンク125への潜在的干渉源である。この状況では、移動体110は、チャネルBへより高い優先度を割り当てるように構成されてもよく、というのも、ヘッドセットへの干渉は音声通話の品質に影響を及ぼすであろうがそれはユーザーが知覚するはずであるのに対し、ローカルエリアリンク125への干渉は、ローカルエリアリンク125がEメールを受信するといった様なバックグラウンド型式のアプリケーションで使用されていれば気付かれようがないからである。一般的に、移動体110は、高いアプリケーション優先度を有しているアプリケーションによって使用されているリンクに干渉する可能性のあるチャネルへ低い優先度を割り当てるように構成されよう。移動体110は、第2のチャネルよりも高い度合いまで別のチャネルによって干渉されるか又は別のチャネルに干渉する第1のチャネルへ、より低い優先度を割り当てるように構成されよう。移動体110のユーザーは、移動体110に備えられているアプリケーションに関わるアプリケーション優先度を構成し、それにより、チャネル割り振りに影響を与え、ユーザーが重要であるか又は急を要すると考えているアプリケーションにはラジオリソースへの優先されたアクセスが提供されるようにしてもよい。
アプリケーションに関する情報は、移動体110によって、チャネルがブロックされていることを判定するのにも使用することができるであろう。例えば、チャネルAは測位衛星リンク135a、135b、及び135cに干渉する可能性があり、チャネルBは近距離リンク103に干渉する可能性がある場合、チャネルBは低い優先度を割り当てられ、チャネルAはブロックされていると指し示されることになろう。移動体110がセルラーリンク115を介する緊急通話を申し込んだ場合、測位性能は法定的要件となるか又は少なくとも医療緊急時には極めて望ましいとされることがその理由である。
チャネル情報は、ブロックと指し示されているチャネルについて優先度を定義する優先度情報を備えていてもよい。基地局120は、セルラーリンク115での使用にチャネルを割り振る際に、ブロックと指し示されているチャネルを避けるべきチャネルと見なすことであろう。基地局120がセルラーリンク115経由の接続のためのチャネルを割り振るように要求され、利用できるブロックされていないチャネルが足りない場合、基地局120は接続を拒絶するように構成されていてもよい。代わりに、接続が拒絶されてはならない場合、基地局120は、ブロックと指し示されているチャネルについて優先度を定義している優先度情報を調べてもよい。移動体110がその様に構成されている場合、拒絶されてはならない接続とは、緊急時通信、当局からの通達、又は外へかける音声通話、ということになろう。基地局120がセルラーリンク115経由の接続を構築するのにブロックされたチャネルを頼みにしている場合、基地局120は、ブロックされたチャネルでブロックされていることを別にすれば使用に最も好ましいことを指し示している優先度を有するチャネルを選択するように構成されていてもよい。ブロックされたチャネルを使用することには、ブロックされているチャネルに干渉に打ち勝つのに十分なパワーを持たせて使用することが含まれよう。
セルラーリンク115上の接続にブロックされたチャネルを使用するつもりであるという基地局120からの通告を移動体110が受信したことに応えて、移動体110は、基地局120へ送信されたチャネル情報の中で当該チャネルがブロックと指し示された理由を判定するように構成されていてもよい。理由を判定したことに応えて、移動体110は、当該理由を弱めるように構成されていてもよく、例えば、第1のリンク上の通信がブロックされたチャネルへの干渉を引き起こす場合に移動体110は第1のリンクの送信パワーを削減してもよい。代わりに、移動体110は、第1のリンク上の通信を別の周波数へ移らせてもよく、そうすれば単数又は複数のブロックされたチャネルがそれ以上ブロックされることはない。例えば、セルラーリンク115上で確立されようとしている接続が緊急通話であるとの情報を移動体110が受信した場合、移動体110は第1のリンク上の干渉を発生させる通信を切断してもよい。
移動体110は、ブロックされていないチャネルがその閾数より少ない数しか残っていないと判定したことに応えて、チャネル情報の中にブロックと指し示されている少なくとも1つのチャネルへ優先度を割り当てるように構成されていてもよい。閾数は、リンク115経由で音声通話を確立するのに必要なチャネル又はより一般的にはラジオリソースの最少数に相当していてもよい。閾数は、ユーザー、基地局120、又は図1には示されていない更なるネットワーク要素、によって構成可能であってもよい。
一部の実施形態では、チャネル情報の中にブロックと指し示されているチャネルへ割り当てられる優先度レベルは、緊急通話につき割り込み可と緊急通話につき割り込み不可のうちの少なくとも一方を備えている。例えば、上述の様に、衛星通信リンクは、緊急通話の場合でさえ割り込み不可であろう。従って、潜在的干渉についての情報が、或る一部のチャネルをセルラーリンク115上の接続に使用すれば衛星リンク135a、135b、及び135cの受信に干渉するはずであることを指し示している場合、移動体110は、それらチャネルはブロックされていて緊急通話につき割り込み不可であることを指し示すように構成されていてもよい。
一部の実施形態では、移動体110から基地局120へ送られるチャネル情報は、更に、追加のチャネル情報を備えている。追加の情報は、例えば、チャネルが別のリンクによって干渉されるか又は別のリンクを干渉する可能性があるかどうか、又は干渉の潜在性が相互であるかどうか、又は干渉の時間特性が既知であるかどうか、を指し示していてもよい。追加の情報は、干渉の時間特性として、例えば、干渉信号の周期性、終わり時期、又は始まり時期、を備えていてもよい。
一部の実施形態では、移動体110はチャネルの優先度クラスを報告している。優先度クラスは、クラスに属するチャネルの幾つかの特性を指し示していてもよい。例えば、或る優先度クラスはチャネルが良好であることを指し示し、別の優先度クラスはチャネルが使用可能であることを指し示し、また別の優先度クラスはチャネルが使用をブロックされていることを指し示していてもよい。一部の優先度クラスは、チャネルがパートタイムで動作が実施可能であり時間特性は既知であることを指し示し、また一部の他の優先度クラスは、チャネルがパートタイムで動作が実施可能であり時間特性は既知でないことを指し示していてもよい。
一部の実施形態では、移動体110は、使用できるチャネルを優先度情報付きで報告すること及び/又はブロックされたチャネルを報告することの代わりに、干渉の特性を報告している。例えば、干渉の中心周波数、干渉源、及び干渉レベルの様な、干渉特性が報告の中に含まれていてもよい。干渉特性に加えて、移動体110は、干渉へ優先度を割り当てていてもよい。報告された干渉特性及び干渉優先度から、基地局120は、移動体との通信について、使用できるチャネルの優先度とブロックされたチャネルを判定することができよう。干渉優先度は、先のチャネル優先度と同様に判定されよう。干渉される側のリンクで動作する重要なアプリケーションは、高優先度干渉として指し示されてもよい。その様な場合には、干渉特性は、当該チャネルへの干渉は低いか又は皆無でさえあるが干渉優先度が高いことを指し示すことになろう。これらの実施形態では、干渉優先度は、報告されている干渉を引き起こす又は受けるリンクの重要度を指し示している。
以上は、基地局120がセルラーリンク115上での使用にチャネルを割り振るという観点で論じられているが、本発明の範囲は、更に、基地局120がチャネル情報を受信し、その少なくとも一部を、図1には示されていないがチャネルを割り振るように構成されている更なるネットワークノードへ転送するという実施形態にまで及ぶ。
図3は、本発明の或る例としての実施形態に関する信号伝達線図である。縦軸110は、実質的に図1の移動体110に相当するものとされる移動体110を表す。同様に、120は、実質的に図1の基地局120に相当するものとされる基地局120を表す。横方向の矢印は、セルラーリンク115を介しての移動体110と基地局120の間のメッセージ交換を表す。
メッセージ310は、移動体110から基地局120へ送信される性能情報メッセージであってもよい。性能情報メッセージは、例えば、移動体110が、セルラーリンク115に加え、少なくとも1つのアクティブな又はアクティブにさせることのできるリンクを有するマルチラジオデバイスであることの指示を備えていてもよい。性能情報メッセージは、更に、基地局120又は別のネットワークノードへ、移動体110がセルラーラジオに追加してどのラジオを有しているかを通知していてもよい。メッセージ310は、本発明の実施形態でメッセージ310を備えていない実施形態も存在するという意味では、随意である。
メッセージ320は、ラジオリソース構成メッセージであってもよい。基地局120は、例えばセルラーリンク115について割り振りできるチャネルのセットが変わったという判定に応えて、メッセージ320を送信するように構成されていてもよい。メッセージ320は、移動体110からのチャネル情報を求める明示的又は暗示的な要求を備えていてもよい。チャネル情報を求める明示的又は暗示的な要求は、移動体110にチャネル情報が変わる都度新しいチャネル情報を送信することを求める要求であってもよい。要求は、メッセージ320に備えられている情報要素IEの形式を取っていてもよい。IEは、ReportICO及び/又はReportICOClassのIEであってもよい。要求は、たった1つのチャネルに関していてもよいし、割り振りできる全チャネルのサブセットに関していてもよい。メッセージ320は、本発明の実施形態でメッセージ320を備えていない実施形態も存在するという意味では、随意である。
メッセージ330は、移動体110から基地局120へ送信される報告メッセージであってもよい。報告メッセージは、以上に図1に関連付けて説明されているチャネル情報を備えていてもよい。移動体110は、例えば、メッセージ320を受信したことに応えて、タイマーが満了したことに応えて、チャネル情報の変更に応えて、又は新しい基地局120へ配属になったことに応えて、メッセージ330を送信するように構成されていてもよい。一部の実施形態では、メッセージ330は、干渉の中心周波数が随意的には干渉のスペクトル形状及び干渉の優先度に関わる情報と併せて報告される、という間接的な形式のチャネル情報を備えていてもよい。間接的な情報に基づき、基地局120は、どのチャネルがどの程度まで干渉されるかを推測する。チャネル情報が間接的な形式である場合、別個の優先度情報及び/又はブロックされたチャネルについての情報はチャネル情報から省かれていてもよい。
メッセージ340は、基地局120から移動体110へ送信される接続構成メッセージであってもよい。メッセージ340は、基地局120又は他のノードによってセルラーリンク115上の接続に対して割り振られる少なくとも1つのチャネルについての情報を備えていてもよい。割り振りは、メッセージ330中に受信されるチャネル情報に少なくとも幾分依存していてもよい。メッセージ340は、接続に関する情報、例えば接続は緊急時通信又は公的通信をセルラーリンク115経由で運ぶためであるという指示、を備えていてもよい。
図4は、潜在的干渉についての情報を示している。例えば図1の移動体110の様なデバイスは、潜在的干渉についての情報を、工場出荷時の事前構成を介して供与されるか、又は動的に、例えば潜在的干渉についての情報の知見が発現したときに、無線通信を経由して供与されるか、どちらかのやり方で供与される。
図4は、移動体110上に備えられている一対のリンク、例えばセルラーリンク115とBluetooth(登録商標)の様な近距離リンク103に関わる潜在的干渉についての情報を示している。横軸には、セルラー周波数、例えばロングタームエボリューション中心周波数が、そして縦軸には、近距離周波数が、示されている。周波数標示はメガヘルツ単位による。示されている表中のデータは、セルラーリンク115が近距離リンク103にどこまで干渉するかの程度を開示している。例えば、セルラーリンク115がチャネル中心周波数2365メガヘルツで動作しているとき、示されている例では、近距離リンク103の感受性は、近距離リンク103がチャネル中心周波数2410メガヘルツで動作しているときは55デシベル低減され、近距離リンク103がチャネル中心周波数2420メガヘルツで動作しているときは7デシベル低減され、周波数2450メガヘルツに中心のある近距離リンク103チャネルは全く干渉されない。
移動体110に備えられている潜在的干渉についての情報は、他方の方向への同様の情報、即ち近距離リンク103によって引き起こされるセルラーリンク115への干渉、及び移動体110に備えられている全てのリンク対についての各々双方向の情報、を備えていてもよい。更に、情報はゼロを備えることもあろうことから、他リンクによって干渉されないリンク及び更には潜在的に他リンクを干渉しないリンクには、潜在的干渉についての情報が関連付けられていない、ということもあり得る。一部の実施形態では、デシベル値の代わりに、チャネル対には、無干渉、軽度の干渉、及び重度の干渉、の様な類別が割り当てられている。
図5は、本発明の或る例としての実施形態による方法のフローチャートである。段階510では、デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報が取得される。これは、例えば、潜在的干渉についての情報及び現時点で使用中のリンク及び周波数についての情報から取得できよう。潜在的干渉についての情報及び現在使用中のリンク及び周波数についての情報は、例えば、移動体110に格納されていて内部的に取得されてもよい。
段階520では、少なくとも1つのチャネル、例えばセルラーリンク115上のチャネルへ、少なくとも1つの優先度が割り当てられる。一部の実施形態では、2つ以上のチャネルが優先度を割り当てられる。割り当てる段階には、少なくとも1つのチャネルがブロックであると指し示されることが含まれていてもよく、また割り当てる段階には、少なくとも1つのブロックされたチャネルが、優先度、例えば優先度クラス、を割り当てられることが含まれていてもよい。
段階530では、割り当てられた少なくとも1つの優先度を備えるチャネル情報が、例えば基地局120へ、送信されるか、又は送信されるように仕向けられる。チャネル情報を送信させる段階は、プロセッサ又はチップに備えられている送信器から、チャネル情報のエンコードされている信号を、移動体110に備えられているラジオ送信器へ送ることが含まれていてもよい。
図2は、本発明の実施形態をサポートすることのできる或る例としての装置201を示している。装置は、例えば、装置110又は基地局120に相当するものであってよい。装置は、物理的に実体のある物体であって、例えば、移動電話、パーソナルデジタルアシスタント、データドングル、又は類似のデバイスである。装置は、制御装置210、例えば、デジタル信号プロセッサDSP、プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA、特定用途向け集積回路ASIC、チップセット、又はコントローラ、を備えていてもよい。装置は、更に、装置201を他装置へ接続させられるように構成されている送信器及び/又は受信器210aを備えていてもよい。送信器と受信器の組合せは送受信器と呼んでもよい。装置は、情報、例えばチャネル情報を、格納するように構成されているメモリ210bを備えていてもよい。メモリは、ソリッドステートメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリDRAM、磁気メモリ、ホログラフィックメモリ、又は他の種類メモリ、であってもよい。装置は、メモリ210bにアクセスするように、そして送信器及び/又は受信器210aを制御するように、構成されている論理回路構成210cを備えていてもよい。論理回路構成210cは、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組合せ、として実装することができよう。論理回路構成は、処理コアを備えていてもよい。論理回路構成210cは、メモリ210bに格納されているプログラムコードを実行して、装置201の機能行使を制御し、装置201に本発明の実施形態に関する機能を遂行させる。論理回路構成210cは、装置201の機能、例えばデータ単位を送信器及び/又は受信器210aを介して送ること、を開始させるように構成されていてもよい。論理回路構成210cは、制御回路構成であってもよい。送信器及び/又は受信器210a、メモリ210b、及び/又は論理回路構成210cは、制御装置210に備えられているハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を備えていてもよい。メモリ210bは、制御装置210に備えられていてもよいし、制御装置210に対して外部であってもよいし、又は制御装置210に対して外部でもありまた内部でもあって外の部分と内の部分に分割された格好であってもよい。装置201が制御装置210を備えていない場合、送信器及び/又は受信器210a、メモリ210b、及び論理回路構成210cは、集積回路の様なハードウェア要素又は他の電子的な構成要素として装置に備えられていてもよい。装置201が、実際に制御装置210を備えてはいるが、制御装置210には、送信器及び/又は受信器210a、メモリ210b、及び論理回路構成210cの幾つか又は全てが備えられていない場合にも同じことが該当する。装置201が移動式ユーザー機器である実施形態では、装置201は少なくとも1つのアンテナを備えていてもよい。
付随の特許請求の範囲の、範囲、解釈、又は適用を何ら限定することなく、ここに開示されている例としての実施形態の1つ又はそれ以上の実施形態の技術上の効果は、チャネルの様なラジオリソースの使用が更に効率化されることである。ここに開示されている例としての実施形態のうちの1つ又はそれ以上の実施形態の別の技術上の効果は、移動端末でのマルチラジオ共存が円滑化されることである。ここに開示されている例としての実施形態のうちの1つ又はそれ以上の実施形態の別の技術上の効果は、緊急時通信の成功率が向上することである。
本発明の実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーション論理、又はソフトウェアとハードウェアとアプリケーション論理の組合せ、に実装することができよう。ソフトウェア、アプリケーション論理、及び/又はハードウェアは、例えば、制御装置210、論理回路構成210c、又はメモリ210b上に、常駐していてもよい。或る例としての実施形態では、アプリケーション論理、ソフトウェア、又は命令セットは、様々な従来型コンピュータ可読媒体の何れか1つの媒体上に維持されている。本書に照らし、「コンピュータ可読媒体」とは、図2に一例として記載され描かれているコンピュータの様な命令実行システム、装置、又はデバイスによって又は関連付けて使用されるように命令を収容、格納、通信、伝播、又は輸送することのできる何らかの媒体又は手段とされる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読非一時的記憶媒体であって、コンピュータの様な命令実行システム、装置、又はデバイスによって又は関連付けて使用されるように命令を収容又は格納することのできる何らかの媒体又は手段であってもよいとされるコンピュータ可読非一時的記憶媒体を備えていてもよい。本発明の範囲は、本発明の実施形態による方法を遂行させるように構成されているコンピュータプログラムを備えている。
所望に応じ、ここに論じられている異なった機能は、異なった順序で及び/又は互いに同時に遂行されてもよい。また、所望に応じ、上述の機能の1つ又はそれ以上は、随意とされてもよいし、組み合わされてもよい。
本発明の様々な態様が独立請求項に述べられているが、本発明の他の態様は、記載の実施形態及び/又は従属請求項からの特徴と独立請求項の特徴との他の組合せを備えるものであり、請求項に明示的に述べられている組合せのみを備えるものではない。
以上には本発明の例としての実施形態が説明されているが、これらの説明は制限を課す意味で考察されてはならないこともここに指摘しておく。むしろ、付随の特許請求の範囲に定義されている本発明の範囲から逸脱することなく幾つかの変型及び修正がなされる余地があろう。
101 ワイヤレスヘッドセット
103 近距離ワイヤレスリンク
110 装置又は移動体
115 セルラーリンク
120 基地局
125 ローカルエリアリンク
130 アクセスポイント
135a、135b、135c ワイヤレス衛星リンク
140 測位衛星
201 装置
210 制御装置
210a 送信器及び/又は受信器
210b メモリ
210c 論理回路構成
310、320、330、340 メッセージ
103 近距離ワイヤレスリンク
110 装置又は移動体
115 セルラーリンク
120 基地局
125 ローカルエリアリンク
130 アクセスポイント
135a、135b、135c ワイヤレス衛星リンク
140 測位衛星
201 装置
210 制御装置
210a 送信器及び/又は受信器
210b メモリ
210c 論理回路構成
310、320、330、340 メッセージ
Claims (19)
- 情報を出力するように構成されている送信器と、
デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報を取得するように構成されている処理コアと、を備えている装置において、
前記処理コアは、前記デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報に依存して、第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルへ、少なくとも1つの優先度を割り当てるように構成されており、
前記処理コアは、前記送信器に、前記第1のラジオアクセス技術の基地局への送信に向けて、前記少なくとも1つの優先度の指示を備えるチャネル情報を出力させるように構成されている、装置。 - 前記チャネル情報は、前記第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルがブロックされているという指示を備えている、請求項1に記載の装置。
- 前記処理コアは、前記少なくとも1つのチャネルへのデバイス内マルチラジオ干渉を引き起こすアプリケーションに依存して、前記少なくとも1つのチャネルへ、前記少なくとも1つの優先度を割り当てるように構成されており、それにより、重要と考えられているアプリケーションにはラジオリソースへの優先されたアクセスが与えられる、請求項1又は請求項2に記載の装置。
- 前記チャネル情報は、前記少なくとも1つのブロックされたチャネルについて、優先度の指示を備えている、請求項2又は請求項3に記載の装置。
- 前記処理コアは、ブロックされていないチャネルの数が所定の閾数より少ないと判定したことに応えて、前記少なくとも1つのブロックされたチャネルへ、前記少なくとも1つの優先度を割り当てるように構成されている、請求項4に記載の装置。
- 前記少なくとも1つのブロックされたチャネルの前記優先度は、緊急通話につき割り込み可と緊急通話につき割り込み不可のうちの少なくとも一方を備えている、請求項4に記載の装置。
- 前記チャネル情報は追加の情報を備えており、前記追加の情報は、前記少なくとも1つのチャネルについての少なくとも1つの方向のデバイス内マルチラジオ干渉と干渉の時間特性のうちの少なくとも一方に関わる情報を備えている、請求項1に記載の装置。
- 前記装置は移動通信デバイスを備え、前記装置は更に送受信器へ連結されているアンテナを備え、前記送受信器は前記送信器へ連結されていて、前記アンテナは前記送受信器へ信号を提供するように構成されている、請求項1に記載の装置。
- デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報を取得する段階と、
前記デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報に依存して、第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルへ、少なくとも1つの優先度を割り当てる段階と、
送信器に、前記第1のラジオアクセス技術の基地局への送信に向けて、前記少なくとも1つの優先度の指示を備えるチャネル情報を出力させる段階と、を備えている方法。 - 前記チャネル情報は、前記第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルがブロックされているという指示を備えている、請求項9に記載の方法。
- 前記割り当てる段階は、前記少なくとも1つのチャネルへのデバイス内マルチラジオ干渉を引き起こすアプリケーションに依存して、前記少なくとも1つのチャネルへ、前記少なくとも1つの優先度を割り当てる段階を備えており、それにより、重要と考えられているアプリケーションにはラジオリソースへの優先されたアクセスが与えられる、請求項9又は請求項10に記載の方法。
- 前記チャネル情報は、前記少なくとも1つのブロックされたチャネルについて、優先度の指示を備えている、請求項10又は請求項11に記載の方法。
- 前記割り当てる段階は、ブロックされていないチャネルの数が所定の閾数より少ないと判定したことに応えて、前記少なくとも1つのブロックされたチャネルへ、前記少なくとも1つの優先度を割り当てる段階を備えている、請求項12に記載の装置。
- 前記少なくとも1つのブロックされたチャネルの前記優先度は、緊急通話につき割り込み可と緊急通話につき割り込み不可のうちの少なくとも一方を備えている、請求項12に記載の方法。
- 前記チャネル情報は追加の情報を備えており、前記追加の情報は、前記少なくとも1つのチャネルについての少なくとも1つの方向のデバイス内マルチラジオ干渉と干渉の時間特性のうちの少なくとも一方に関わる情報を備えている、請求項9に記載の方法。
- 少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えている装置において、
前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、前記装置に、少なくとも次のこと、即ち、
第1のラジオアクセス技術の少なくとも1つのチャネルへ割り当てられた少なくとも1つの優先度の指示を備えるチャネル情報を受信することと、
前記チャネル情報及び前記チャネル経由で確立されることになる通信に関する情報に依存して、移動局との通信のための前記第1のラジオアクセス技術のチャネルを選定することと、を遂行させるように構成されており、ここに、前記チャネル情報は、少なくとも1つのブロックされたチャネルについての情報と、前記少なくとも1つのブロックされたチャネルに関する優先度の指示と、を備えている、装置。 - 少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたときに、請求項9から請求項15の何れかに記載の方法が遂行されるよう仕向けるように構成されている、コンピュータプログラム。
- コンピュータと共に使用されるようにコンピュータプログラムコードを具現化させて担持する非一時的コンピュータ可読媒体上に具現化されている請求項17に記載のコンピュータプログラム。
- デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報を取得する段階と、
前記デバイス内マルチラジオ干渉に関わる情報に依存して、第1のラジオアクセス技術についての少なくとも1つの干渉へ、少なくとも1つの優先度を割り当てる段階と、
送信器に、前記第1のラジオアクセス技術の基地局への送信に向けて、前記少なくとも1つの優先度の指示を備える干渉情報を出力させる段階と、を備えている方法。
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2015
- 2015-03-16 JP JP2015052495A patent/JP2015122808A/ja active Pending
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