JP2015118518A - 通信装置 - Google Patents
通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015118518A JP2015118518A JP2013261152A JP2013261152A JP2015118518A JP 2015118518 A JP2015118518 A JP 2015118518A JP 2013261152 A JP2013261152 A JP 2013261152A JP 2013261152 A JP2013261152 A JP 2013261152A JP 2015118518 A JP2015118518 A JP 2015118518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- image
- content
- image data
- external device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
【課題】コンテンツの各データの品質を損なわずに伝送する。【解決手段】外部機器と通信する通信装置は、通信装置を制御する制御部を備える。制御部は、画像データと、当該画像に合成される部品画像のための部品データとを含む複数種類のデータからなるコンテンツについて、各データの種類から当該データの伝送規格を決定し、且つ、各データを決定した規格に従って外部機器に当該データを送信するように構成される。【選択図】図7
Description
本発明は通信装置に関し、特に、外部装置と通信するための通信装置に関する。
無線によって、端末の表示画像等を外部装置に伝送し出力させる場合に、Wi-Fi(登録商標:Wireless Fidelity)Directに従いデータ送信する、Miracast(Wi-Fi Display)という規格が用いられる。
また、静止画や動画といったコンテンツを外部機器とやりとりする技術として、DLNA(Digital Living Network Alliance)の規格が知られている。
画像等の無線通信に関し、特許文献1(特開2012-120218号公報)では、外部ディスプレイ手段を伴う外部装置を接続可能な携帯情報通信装置がWebサーバにアクセスした場合、携帯情報通信装置は、外部ディスプレイ接続状況に応じて、Webサーバから適合性の高いデータを受信することを実現する。特許文献1では、送受信機の環境によって送信コンテンツを変更する。
また、画面の表示画像等のコンテンツの送信に関し、特許文献2(特開2013−179646号公報)、特許文献3(特開2012−74771号公報)、および特許文献4(特開2009−100246号公報)に開示の技術が提案されている。
携帯端末からTV(Television)等の外部機器に対して、携帯端末のプレイヤで再生中の動画/静止画コンテンツを外部機器に送信するケースを想定する。
Miracastの規格を使用して伝送する場合、元コンテンツをデコードした後の画像データをプレイヤのUI(User Interface)部品等の画像と合成し、合成後の画像をエンコード処理してから送信するため、元コンテンツの画質が劣化する。
また、DLNAの規格を使用して伝送する場合には、元コンテンツをそのままストリーム送信できるため画質の劣化はないが、送信できるコンテンツの種類が静止画・動画等、規格上限られているため、プレイヤのUI部品等の画像は送信することができない。
それゆえに本発明の目的は、コンテンツの各データの品質を損なわずに伝送することができる通信装置を提供することである。
この発明のある局面に従う、外部機器と通信する通信装置は、通信装置を制御する制御部を、備え、制御部は、画像データと、当該画像に合成される部品画像のための部品データとを含む複数種類のデータからなるコンテンツについて、各データの種類から当該データの伝送規格を決定し、且つ、各データを決定した規格に従って外部機器に当該データを送信するように構成される。
本発明によれば、コンテンツの品質を損なわずに伝送することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照し詳細に説明する。なお、同一の構成要素には各図において同一の符号を付し、詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態では、コンテンツを伝送するために規定された通信プロトコル、エンコード/デコードの方式、多重化方式等を総称して“規格”と呼ぶ。
本実施の形態では、コンテンツは、画像データと、当該画像に合成されて表示される部品画像のための部品データとを含む複数種類のデータからなり、コンテンツの各データの種類から当該データの伝送規格を決定する。そして、コンテンツを伝送する場合には、各データをそれについて決定した規格に従って送信する。
(ハードウェア構成)
図1は、この発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成図である。図1を参照してネットワークシステムは、無線または有線等の伝送路であるネットワーク400、ならびにネットワーク400に接続する携帯端末100、外部機器200およびサーバ300を備える。携帯端末100は、スマートフォン、タブレット端末等の携帯型の情報処理端末を含む。外部機器200は、TV(Television)等の各種の装置を含む。サーバ300はCPU(Central Processing Unit)301、ネットワーク400と通信するためのモデム回路等を含む通信I/F(Interfaceの略)302、および各種のコンテンツを格納したコンテンツデータベース303を備える。
図1は、この発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成図である。図1を参照してネットワークシステムは、無線または有線等の伝送路であるネットワーク400、ならびにネットワーク400に接続する携帯端末100、外部機器200およびサーバ300を備える。携帯端末100は、スマートフォン、タブレット端末等の携帯型の情報処理端末を含む。外部機器200は、TV(Television)等の各種の装置を含む。サーバ300はCPU(Central Processing Unit)301、ネットワーク400と通信するためのモデム回路等を含む通信I/F(Interfaceの略)302、および各種のコンテンツを格納したコンテンツデータベース303を備える。
図2には、携帯端末100のハードウェア構成が示される。通信装置に相当する携帯端末100は、制御部、音声出力のためのスピーカ112、液晶等のディスプレイ111、および指示および指令などを入力するためにユーザにより操作されるキーボード110を備える。制御部は、CPUなどからなる制御プロセッサ101、記憶部に相当するハードディスク(Hard Disc:HD)102、ネットワーク400と通信するためのモデム回路等を含む通信I/F103、および受信信号から各種信号を分離して抽出するための分離部104を含む。さらに、画像信号を処理(拡大、縮小、画像補正、階調処理等)するための画像プロセッサ105、画像プロセッサ105からの処理後の画像信号に基づきディスプレイ111を駆動し、画像を表示させるためのドライブ回路106、音声信号に基づきスピーカ112に音声を出力させるためのオーディオプロセッサ107を備える。
図3には、携帯端末100のハードディスク102に格納されるデータの一例が示される。図3を参照して、ハードディスク102には、複数のコンテンツが格納される。具体的には、静止画または動画等の画像データを格納した複数の画像ファイル50、音声データを格納した複数の音声ファイル60および複数のUI(User Interface)部品70が格納される。画像ファイル50には、当該画像の再生時に出力されるべき音声データを格納した音声ファイル60が関連付けされている。なお、画像と音声のデータは図3のように別ファイルとすることなく、1個のファイルに格納されてもよい。画像ファイル50は、画像データ51および当該画像データ51の種類(静止画、動画の別)を示す種類データ52を含む。ここでは、説明を簡単にするために、1個のコンテンツは、画像ファイル50の画像データ51、これに関連付けされた音声ファイル60の音声データ、および当該画像と合成された表示されるUI部品70のデータを含む。
UI部品70は、コンテンツの画像データ51の表示画面を閲覧中のユーザに対して情報の表示方式またはデータ入力方式を規定するためのデータであって、UI画像71およびUI画像が合成される位置(座標位置)等の補足情報72を含む。UI画像71は、ここでは、プレイヤ(再生装置)の再生・停止・早送り・巻き戻し等の各種操作を受付けるための文字、アイコン等の絵柄を画面に表示するための画像データであるが、これに限定されない。また、補足情報72は表示中の画像(静止画、動画)に、対応のUI画像71を重畳表示されるように合成する場合に、その重畳されるべき座標位置、合成時のサイズ等を示す。
図4には、外部機器200の構成が示される。図4を参照して、外部機器200は制御部、スピーカ212およびディスプレイ211を備える。外部機器200の制御部は、図2に示した携帯端末100と同様の機能構成を有し、CPUなどからなる制御プロセッサ201、ハードディスク202、ネットワーク400とするための通信I/F203、および受信信号に含まれる信号を分離して抽出するための分離部204を含む。さらに、画像信号を処理するための画像プロセッサ205、画像プロセッサ205からの画像信号に基づきディスプレイ211を駆動し、画像を表示させるためのドライブ回路206、音声信号に基づきスピーカ212に音声を出力させるためのオーディオプロセッサ207を備える。携帯端末100と異なる点は、リモコン受信部208を備える点である。リモコン受信部208は、ユーザからの指示および指令などを入力するために操作される図示しないリモコン(リモートコントローラの略)からの信号をデータに変換し制御プロセッサ201に出力する。
(機能構成)
図5には、携帯端末100と外部機器200との機能が、両者が通信する態様で示される。図5を参照して携帯端末100は、各アプリケーションの動作に従い表示する画像および音声の作成等の処理を行うアプリケーション部1、コンテンツの画像データ、プレイヤのUI部品等の画像データを作成する画像作成部2、およびコンテンツの音声データ、システムのサウンドデータ等の音声データを作成する音声作成部3を備える。作成された画像および音声のデータから、画像ファイル50および音声ファイル60が作成されてハードディスク102に格納される。これらの機能は、制御プロセッサ101に対応する。
図5には、携帯端末100と外部機器200との機能が、両者が通信する態様で示される。図5を参照して携帯端末100は、各アプリケーションの動作に従い表示する画像および音声の作成等の処理を行うアプリケーション部1、コンテンツの画像データ、プレイヤのUI部品等の画像データを作成する画像作成部2、およびコンテンツの音声データ、システムのサウンドデータ等の音声データを作成する音声作成部3を備える。作成された画像および音声のデータから、画像ファイル50および音声ファイル60が作成されてハードディスク102に格納される。これらの機能は、制御プロセッサ101に対応する。
さらに、作成した音声・画像データをどのように合成するか、またどのモードで送信するかを制御する外部出力制御部4、作成した複数の画像データを元に合成処理を行う画像プロセッサ105に対応の画像合成処理部5、および作成した複数の音声データを元に合成処理を行うオーディオプロセッサ107に対応の音声合成処理部6を備える。さらに作成した(またはハードディスク102の)コンテンツをMiracastで送信する処理を行う通信I/F103に対応のMiracast処理部7、作成した(またはハードディスク102の)コンテンツ)をDLNAで送信する処理を行う通信I/F103に対応のDLNA処理部8、画像データを合成処理する場合の配置位置およびサイズ等の付加情報を解釈する画像プロセッサ105に対応の補足付加情報処理部9、およびネットワーク400を介して接続先の装置との間で通信するための通信I/F103に対応の通信部10を備える。
図2の分離部104は、通信I/F103が受信したコンテンツから画像、音声、UI部品70のデータを抽出して分離し、画像とUI部品70は画像プロセッサ105に出力し、音声はオーディオプロセッサ107に出力する。
外部機器200は、各アプリケーションの動作に従い、画面に表示する画像および音声の作成等の処理を行う制御プロセッサ201に対応のアプリケーション部21、コンテンツの画像データまたはプレイヤのUI部品等に従う画像を表示するドライブ回路206に対応の画像表示部22、およびコンテンツの音声データまたはシステムのサウンドデータ等に従う音声を出力させるオーディオプロセッサ107に対応の音声出力部23を備える。
さらに、受信した音声・画像データをどのように表示・出力させるかを制御する外部入力制御部24、受信データを解析後、受信した画像データを元に合成処理を行う画像プロセッサ205に対応の画像合成処理部25、および受信データを解析後、受信した音声データを元に合成処理を行うオーディオプロセッサ207に対応の音声合成処理部26を備える。さらに、Miracastで送信されたデータを受信・解析する処理を行う制御プロセッサ201に対応のMiracast処理部27、DLNAで送信されたデータを受信・解析する処理を行う制御プロセッサ201に対応のDLNA処理部28、補足情報を解釈して画像の表示サイズおよび表示位置を決定する解釈処理を行う画像プロセッサ205に対応の補足付加情報処理部29、およびネットワーク400を介して接続先の装置との間で通信するための通信I/F203に対応の通信部30を備える。
図4の分離部204は、通信I/F203が受信したコンテンツから画像、音声、UI部品70のデータを抽出して分離し、画像とUI部品70は画像プロセッサ205に出力し、音声はオーディオプロセッサ207に出力する。
(パケット構成)
図6には、本発明の実施の形態に係る通信に用いられるパケット80の構成例が示される。パケット80は、ヘッダ部81と送受信するべきデータを格納するデータ部82を含む。ヘッダ部81には、アドレスデータ83および種類84、ならびにパケット番号などが格納される。アドレスデータ83は、当該パケット80の送信元および送信先(宛先)の装置に割当てられたアドレスを示す。種類84は、データ部82に格納されたデータの種類(画像(動画/静止画)、UI画像71、補足情報72等)を示す。
図6には、本発明の実施の形態に係る通信に用いられるパケット80の構成例が示される。パケット80は、ヘッダ部81と送受信するべきデータを格納するデータ部82を含む。ヘッダ部81には、アドレスデータ83および種類84、ならびにパケット番号などが格納される。アドレスデータ83は、当該パケット80の送信元および送信先(宛先)の装置に割当てられたアドレスを示す。種類84は、データ部82に格納されたデータの種類(画像(動画/静止画)、UI画像71、補足情報72等)を示す。
(処理の概要)
本実施の形態では、携帯端末100においてコンテンツをディスプレイ111に表示して再生中に、携帯端末100からTV等の外部機器200に対して表示画面の画像データを送信する。外部機器200は受信した画面の画像データに従う画像をディスプレイ211に表示する。携帯端末100のディスプレイ111での表示中の画像と外部機器200のディスプレイ211の表示中の画像とを同じにすることができる。
本実施の形態では、携帯端末100においてコンテンツをディスプレイ111に表示して再生中に、携帯端末100からTV等の外部機器200に対して表示画面の画像データを送信する。外部機器200は受信した画面の画像データに従う画像をディスプレイ211に表示する。携帯端末100のディスプレイ111での表示中の画像と外部機器200のディスプレイ211の表示中の画像とを同じにすることができる。
ここでは、携帯端末100からコンテンツを送信するとしたが、外部機器200から再生中のコンテンツを携帯端末100宛てに送信するとしてもよい。また、送信対象のコンテンツは再生中のコンテンツとしたが、再生されていないコンテンツを送信するとしてもよい。
コンテンツは、当該コンテンツを構成するデータの種類に応じた規格を用いて伝送する。規格として、DLNAまたはMiracastを用いる。携帯端末100は動画/静止画および音声はDLNAで、またUI画像はMiracastに従いエンコード(圧縮)し、これらを多重化してパケット80を用いて送信する。また、当該UI部品70の補足情報72は、これらとは異なる独自規格に従ってパケット80に格納して送信する。このように、コンテンツの画像および音声に関してはそのままの状態で伝送することで再圧縮によるデータ欠損など劣化のない画像および音声を送信することができる。また、比較的、データ欠損に耐性を有する(データ補完が容易である)UI画像71は圧縮して送信することができる。
(実施の形態1)
本実施の形態1では、携帯端末100のコンテンツを外部機器200に送信する場合を説明する。図7には、携帯端末100から再生対象コンテンツを外部機器200に送信する場合の通信態様の一例が示される。図8は、図7の通信態様に従う通信処理フローチャートであり、携帯端末100側の処理を示す。当該処理フローチャートに従うプログラムは、携帯端末100の記憶部に格納されて、CPUがプログラムを読み出し実行することにより、処理が実現される。
本実施の形態1では、携帯端末100のコンテンツを外部機器200に送信する場合を説明する。図7には、携帯端末100から再生対象コンテンツを外部機器200に送信する場合の通信態様の一例が示される。図8は、図7の通信態様に従う通信処理フローチャートであり、携帯端末100側の処理を示す。当該処理フローチャートに従うプログラムは、携帯端末100の記憶部に格納されて、CPUがプログラムを読み出し実行することにより、処理が実現される。
携帯端末100において、キーボード110からの操作信号に基づきユーザが指定したコンテンツの画像ファイル50と関連の音声ファイル60をHD102から読み出し、画像ファイル50の画像データを画像プロセッサ105に与え、音声ファイル60の音声データをオーディオプロセッサ107に与える。また、CPUはUI部品70をハードディスク102から読み出し、画像プロセッサ105に与える。
画像プロセッサ105は入力する画像データとUI部品70を処理し、UI画像71を補足情報72に従ってコンテンツの画像と合成(重畳)するような画像信号を生成し出力する。ドライブ回路106は、画像プロセッサ105からの画像信号に基づきディスプレイ111にUI画像71が重畳したコンテンツ画像を表示させる。また、オーディオプロセッサ107は音声データに基づきスピーカ212に音声を出力させる。これにより、携帯端末100においてコンテンツが再生される。
上記のように再生する際に、ユーザ操作により外部への出力処理が指示されると、制御プロセッサ101のCPUは、外部機器200に送信するために、ハードディスク102から再生中の画像ファイル50と対応する音声ファイル60とUI部品70を読み出すことにより取得する(ステップS(以下、単にSという)3)。
続いて、取得されたデータについてMiracastで送信すべきデータであるか否かを判定する(S5)。具体的には、ファイルの拡張子またはデータのヘッダの識別子などから、すなわちデータの種類からデータ伝送のための規格を決定する。例えば、Miracastで送信するデータであるか否かを決定する。UI部品70はMiracastで送信すると決定され(S5でYES)、S7に移行するが、画像ファイル50および音声ファイル60はMiracastではない、すなわちDLNAで送信すると決定されて(S5でNO)、S9に移行する。
S7では、Miracast処理部7はUI部品70のUI画像71をMiracast規格に従った送信データを生成し、補足付加情報処理部9は、対応の補足情報72を予め定めた規格(予め決定した規格)に従ってエンコードする。その後、S11に移行する。また、S9では、DLNA処理部28は画像ファイル50の画像データと、音声ファイル60の音声データとを、DLNAで規格に従った送信データを生成する。その後、S11に移行する。
S11では、通信部10はステップS7とS9で生成したデータをネットワーク400に送信する。エンコードされた補足情報72は、パケット80によりネットワーク400に送信される。このパケット80のヘッダ部81のアドレスデータ83は、送信元の携帯端末100のアドレスと宛先の外部機器200のアドレスとを含む。また、種類84は“コンテンツ”を示す。このパケット80のヘッダ部81のアドレスデータ83も、送信元の携帯端末100のアドレスと宛先の外部機器200のアドレスとを含むが、種類84は“補足情報”を示す。
ここでは、パケット80を用いたが、フレーム単位で伝送するとしてもよい。
その後、CPUはキーボード110からのユーザ操作内容を示す操作信号に基づき、外部機器200への出力停止要求を受付けたか否かを判定する(S13)。停止要求を受付けたと判定すると(S13でNO)図8の処理を終了するが、停止要求を受付けない間は、S3に戻り以降の処理が繰り返される。
その後、CPUはキーボード110からのユーザ操作内容を示す操作信号に基づき、外部機器200への出力停止要求を受付けたか否かを判定する(S13)。停止要求を受付けたと判定すると(S13でNO)図8の処理を終了するが、停止要求を受付けない間は、S3に戻り以降の処理が繰り返される。
図7を参照して、外部機器200では携帯端末100から受信したデータのうち画像データはコンテンツ画像にUI画像71を補足情報72に従って画像合成処理部25が合成し、また、音声は音声合成処理部26が処理する。合成後の画像はディスプレイ211に表示され、また処理後の音声はスピーカ212に出力される。
本実施の形態1によれば、高い画像品質が要求される動画や静止画のコンテンツ等はDLNA規格を用いてストリームデータで送信し、これ以外のUI画像71についてはMiracast形式で送信し、また、補足情報72も並行して送信する。受信機側の外部機器200では、受信したコンテンツと、対応するUI部品70(UI画像71および補足情報72)を用いて、受信データを合成し、合成後の画像を表示する。外部機器200では、劣化のないコンテンツをプレイヤ画面上に表示することができる。
なお、UI部品70を伝送するための規格はMiracastに限定されず、例えばWiDi、WirelessHDMI(登録商標)等の他の無線伝送規格に変更してもよい。また、DLNAについても他のコンテンツの伝送に関する規格に変更してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、外部機器200のハードディスク202に再生対象のコンテンツが既に格納されている場合を説明する。図9には、再生対象コンテンツが外部機器200のハードディスク202に格納されている場合の通信態様の一例が示される。図10は、図9の通信態様に従う通信処理フローチャートであり、携帯端末100側の処理を示す。当該処理フローチャートに従うプログラムは、携帯端末100の記憶部に格納されて、CPUがプログラムを読み出し実行することにより、処理が実現される。
本実施の形態2では、外部機器200のハードディスク202に再生対象のコンテンツが既に格納されている場合を説明する。図9には、再生対象コンテンツが外部機器200のハードディスク202に格納されている場合の通信態様の一例が示される。図10は、図9の通信態様に従う通信処理フローチャートであり、携帯端末100側の処理を示す。当該処理フローチャートに従うプログラムは、携帯端末100の記憶部に格納されて、CPUがプログラムを読み出し実行することにより、処理が実現される。
図10の処理フローチャートは図8の処理フローチャートと類似する。両者を比較し異なる点は、図10においてステップS1、S2およびS4の処理が追加された点にある。他の処理は図8と同様であり、ここでは説明を繰り返さず、相違する処理を説明する。
まず、携帯端末100のCPUは、再生対象のコンテンツのデータを有するかの問合わせを、通信部10を介して送信するための問合わせ部を有する。問合わせ部は、ネットワーク400を経由して外部機器200宛てに問合わせを送信する(S1)。外部機器200では、問合わせを受信すると制御プロセッサ201はハードディスク202を検索し、対象コンテンツが格納されているかを判定する。判定結果から、当該問合わせに対する応答を生成して送信する。続いて、携帯端末100の制御プロセッサ101は、外部機器200から受信した応答に基づき、外部機器200に対象コンテンツが格納されているか否かを判定する(S2)。格納されていないと判定した場合(S2でNO)は、実施の形態1で説明したS3〜S13の処理が実行される。
一方、応答から外部機器200に対象コンテンツが格納されていると判定した場合(S2でYES)、コンテンツの送信を省略して、対応するUI部品70に従う送信データを作成する(S4)。その後、S11でパケット80に格納して伝送する。
S4では、制御プロセッサ101は対象コンテンツ(画像ファイル50)に関連付けされたUI部品70をハードディスク102から読み出す。読み出したUI部品70のうちUI画像71はMiracast規格に従った形式でデータが生成され、また対応の補足情報72は予め定めた規格に従ってエンコードされる。また、このとき、再生対象のコンテンツを指定する“コンテンツ指定情報”もエンコードする。その後、S11に移行して、これらエンコードされたデータはパケット80に格納されてネットワーク400を経由し、外部機器200に送信される。
図9を参照して、外部機器200では、制御プロセッサ201は携帯端末100から受信したUI部品70のデータと“コンテンツ指定情報”とをデコードする。コンテンツ指定情報に基づきハードディスク202から読み出した再生対象コンテンツをデコードする。画像プロセッサ205はデコード後のコンテンツとUI部品70を合成して、ディスプレイ211に画像を表示させる。
実施の形態1において外部機器200は、携帯端末100から受信したコンテンツをハードディスク202に格納しておくことにより、次回以降は、実施の形態2に示すように携帯端末100から当該コンテンツを取得する処理(S3〜S9)を省略することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、サーバ300から再生対象のコンテンツを取得する場合を説明する。図11には、再生対象コンテンツがサーバ300に格納されている場合の通信態様の一例が示される。図12は、図10の通信態様に従う通信処理フローチャートであり、携帯端末100側の処理を示す。当該処理フローチャートに従うプログラムは、携帯端末100の記憶部に格納されて、CPUがプログラムを読み出し実行することにより、処理が実現される。
本実施の形態3では、サーバ300から再生対象のコンテンツを取得する場合を説明する。図11には、再生対象コンテンツがサーバ300に格納されている場合の通信態様の一例が示される。図12は、図10の通信態様に従う通信処理フローチャートであり、携帯端末100側の処理を示す。当該処理フローチャートに従うプログラムは、携帯端末100の記憶部に格納されて、CPUがプログラムを読み出し実行することにより、処理が実現される。
図12の処理フローチャートは図8の処理フローチャートと類似する。両者を比較し異なる点は、図8のステップS1とS3の処理をS0の処理に変更した点にある。他の処理は図8と同様であり、ここでは説明を繰り返さず、相違する処理を説明する。
まず、携帯端末100のCPUのサーバ問合わせ部は、S0において、サーバ300に対し、再生対象となるコンテンツの有無を問い合わせ、サーバ300から受信する応答に基づき当該コンテンツがサーバ300に格納されているかを判定する。
サーバ300に格納されていると判定したとき(S0でYES)、S4a以降の処理が実行され、格納されていないと判定したとき(S0でNO)、S3以降の処理が上述と同様に実行される。
S4aでは、制御プロセッサ101は対象コンテンツ(画像ファイル50)に関連付けされたUI部品70をハードディスク102から読み出す。読み出したUI部品70のうちUI画像71はMiracast規格に従った形式でデータが生成され、また対応の補足情報72は予め定めた規格に従ってエンコードされる。また、このとき、外部機器200に画像ファイル50等をサーバ300から取得するように要求する指示、すなわち“コンテンツ指定情報”もエンコードする。“コンテンツ指定情報”は、例えばURL(Uniform Resource Locator)アドレスを示す。その後、S11に移行して、これらエンコードされたデータはパケット80に格納されてネットワーク400を経由し、外部機器200に送信される。
図11を参照して、外部機器200では、制御プロセッサ201は携帯端末100から受信したUI部品70のデータと“コンテンツ指定情報”とをデコードする。そして、““コンテンツ指定情報”に基づきサーバ300から再生対象コンテンツをダウンロードしデコードする。デコード後のコンテンツとUI部品70とを合成処理して、ディスプレイ211に表示する。
実施の形態3において外部機器200は、サーバ300から受信したコンテンツをハードディスク202に格納しておく。これにより、次回以降の当該コンテンツの再生では、実施の形態2に示すように携帯端末100(またはサーバ300)から当該コンテンツを取得する処理を省略することができる。
(実施の形態4)
携帯端末100と外部機器200と間でコンテンツ再生に関して、同期をとることができる。外部機器200は、Miracastに従う受信データに含まれる時間情報(UI画像71が表示されるべきコンテンツ画像のフレーム番号等)に基づき、DLNAで受信したコンテンツ画像に、当該UI画像71を重畳するように合成する。または、携帯端末100で同期を取るようにしてもよい。
携帯端末100と外部機器200と間でコンテンツ再生に関して、同期をとることができる。外部機器200は、Miracastに従う受信データに含まれる時間情報(UI画像71が表示されるべきコンテンツ画像のフレーム番号等)に基づき、DLNAで受信したコンテンツ画像に、当該UI画像71を重畳するように合成する。または、携帯端末100で同期を取るようにしてもよい。
(実施の形態の構成)
外部機器200と通信する通信装置の携帯端末100の制御部は、画像データ(画像ファイル50)と、当該画像に合成される部品画像のための部品データ(UI部品70)とを含む複数種類のデータからなるコンテンツについて、各データの種類から当該データの伝送規格を決定し(S5)、且つ、各データを決定した規格に従って前記外部機器に当該データを送信するように構成される。
外部機器200と通信する通信装置の携帯端末100の制御部は、画像データ(画像ファイル50)と、当該画像に合成される部品画像のための部品データ(UI部品70)とを含む複数種類のデータからなるコンテンツについて、各データの種類から当該データの伝送規格を決定し(S5)、且つ、各データを決定した規格に従って前記外部機器に当該データを送信するように構成される。
したがって、コンテンツ伝送は、当該コンテンツを構成する各データの種類に応じた伝送規格に従って送信することができ、データ損失などを回避できる規格を決定して送信できる。
上記の部品データは、ユーザ操作を受付けるためのUI画像71と、合成のための情報である補足情報72とを含む。
また、画像データについて決定される伝送規格は、データをそのまま伝送する規格(DLNA)であり、UI画像データについて決定される伝送規格は、データを圧縮し伝送する規格(Miracast)である。
上記の制御部は、外部機器200に対して画像データを有するかを問合わせる問合わせ部を含み、制御部は、問合わせに対し、画像データを有するとの応答を受信した場合には、当該画像データの送信は省略するが、UI画像データと、合成のための情報とを決定した伝送規格に従って送信するように構成される。
また、制御部は、サーバ300に対してコンテンツの画像データを有するかを問合わせるサーバ問合わせ部を含み、制御部は、サーバ300から画像データを有するとの応答を受信した場合には、当該画像データの外部機器200への送信は省略するが、外部機器200に画像データをサーバ300から取得するように要求する指示を送信し、UI画像データと合成のための情報とを、これについて決定した伝送規格に従って外部機器200へ送信するように構成される。
上記のコンテンツの伝送は、通信端末である携帯端末100において、当該コンテンツが再生して表示されている場合に実施される。
(実施の形態の効果)
携帯端末100から外部機器200へコンテンツを伝送する場合に、コンテンツを構成するデータの種類(特性)に応じて当該データに対応した伝送のための規格を用いて伝送する。コンテンツに関して劣化のない伝送が可能となり、携帯端末100のプレイヤ画面でコンテンツ再生(表示)している場合に、当該コンテンツの画質および音質を劣化させることなく外部機器200側へ送信することが可能となる。
携帯端末100から外部機器200へコンテンツを伝送する場合に、コンテンツを構成するデータの種類(特性)に応じて当該データに対応した伝送のための規格を用いて伝送する。コンテンツに関して劣化のない伝送が可能となり、携帯端末100のプレイヤ画面でコンテンツ再生(表示)している場合に、当該コンテンツの画質および音質を劣化させることなく外部機器200側へ送信することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
50 画像ファイル、51 画像データ、52 種類データ、60 音声ファイル、70 UI部品、71 UI画像、72 補足情報、100 携帯端末、101,201 制御プロセッサ、200 外部機器、300 サーバ、303 コンテンツベース、400 ネットワーク。
Claims (5)
- 外部機器と通信する通信装置であって、
前記通信装置を制御する制御部を、備え、
前記制御部は、
画像データと、当該画像に合成される部品画像のための部品データとを含む複数種類のデータからなるコンテンツについて、各データの種類から当該データの伝送規格を決定し、且つ、
各データを、当該データについて決定した規格に従って前記外部機器に送信するように構成される、通信装置。 - 前記部品データは、ユーザ操作を受付けるためのUI(ユーザインターフェィス)画像データと、前記合成のための情報とを含む、請求項1に記載の通信装置。
- 前記画像データについて決定される前記伝送規格は、合成前のデータをそのまま伝送する規格であり、前記UI画像データについて決定される前記伝送規格は、合成後のデータを伝送する規格である、請求項2に記載の通信装置。
- 前記制御部は、
前記外部機器に対して前記画像データを有するかを問合わせる問合わせ部を含み、
前記制御部は、
問合わせに対し、前記画像データを有するとの応答を受信した場合には、当該画像データの送信は省略し、且つ、
前記UI画像データと前記合成のための情報とを、これらについて決定した前記伝送規格に従って送信するように構成される、請求項2または3に記載の通信装置。 - 前記制御部は、
サーバ装置に対して前記画像データを有するかを問合わせるサーバ問合わせ部を含み、
前記制御部は、
前記サーバ装置から前記画像データを有するとの応答を受信した場合には、当該画像データの送信は省略し、且つ、
前記外部機器に前記画像データを前記サーバ装置から取得するように要求する指示を送信し、前記UI画像データと前記合成のための情報を、これらについて決定した前記伝送規格に従って送信するように構成される、請求項2または3に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013261152A JP2015118518A (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013261152A JP2015118518A (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015118518A true JP2015118518A (ja) | 2015-06-25 |
Family
ID=53531191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013261152A Pending JP2015118518A (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015118518A (ja) |
-
2013
- 2013-12-18 JP JP2013261152A patent/JP2015118518A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101810496B1 (ko) | 무선 통신 시스템의 비디오 스트리밍 | |
CN107197340B (zh) | 使用无线局域网来传送和接收数据的无线通信装置和方法 | |
KR102284721B1 (ko) | 무선 통신 시스템에서 어플리케이션 데이터를 디스플레이하기 위한 방법 및 장치 | |
JP2014523207A (ja) | ワイヤレス3dストリーミングサーバ | |
US20140280446A1 (en) | Distribution control system, distribution system, distribution control method, and computer-readable storage medium | |
US11743520B2 (en) | Information processing apparatus, information processing method, and program | |
US9445142B2 (en) | Information processing apparatus and control method thereof | |
US11943515B2 (en) | Methods, systems, and media for presenting media content | |
JP6116240B2 (ja) | 送信装置、送信方法、及びプログラム | |
WO2014207899A1 (ja) | 通信装置および通信方法 | |
US9245528B2 (en) | Communication system, method, and apparatus | |
JP6193569B2 (ja) | 受信装置、受信方法、及びプログラム、撮像装置、撮像方法、及びプログラム、送信装置、送信方法、及びプログラム | |
US10104422B2 (en) | Multimedia playing control method, apparatus for the same and system | |
US11533348B2 (en) | Information processing apparatus, information processing method, and program | |
KR20140117889A (ko) | 클라이언트 장치, 서버 장치, 멀티미디어 리디렉션 시스템 및 그 방법 | |
JP4970912B2 (ja) | 動画分割サーバおよびその制御方法 | |
JP2015118518A (ja) | 通信装置 | |
JP6400163B2 (ja) | 受信装置、受信方法、送信装置、送信方法、及びプログラム | |
WO2016107174A1 (zh) | 多媒体文件数据的处理方法及系统、播放器和客户端 | |
JP5470407B2 (ja) | 通信制御装置及びプログラム | |
JP4325697B2 (ja) | 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム | |
JP6412893B2 (ja) | 動画配信システム、動画送信装置、通信端末、及びプログラム | |
KR20170039916A (ko) | 애플리케이션의 구동을 처리하는 클라우드 서버, 미디어 재생 장치 및 컴퓨터 프로그램 |