JP2015118213A - 画像処理装置およびそれを備えた撮像装置、画像処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置およびそれを備えた撮像装置、画像処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡の撮影に有利な画像処理装置を提供すること。【解決手段】画像処理装置は、撮像手段(210,221)から撮影画像を取得する画像取得手段(224)と、前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測する予測手段(272)と、天体座標の情報を記憶する記憶手段(245)と、前記記憶された天体座標の情報と前記予測された天体座標とを比較し、前記撮影画像に写る天体の天体座標を特定する特定手段(273)と、シミュレーションにおける露光時間を設定する露光時間設定手段(206)と、前記露光時間に基づいて前記特定された天体の軌跡を演算し、当該軌跡に基づく前記撮影画像に写る天体の軌跡画像を生成する生成手段(274)と、前記生成手段により生成された軌跡画像を撮影画像に合成する合成手段(274)と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特にデジタルカメラの天体撮影における画像処理に関する。
天体は、地球が自転しているために、地球から観測するとあたかも天体がゆっくり動いているかのように見える。この現象を日周運動と呼ぶ。
一般的に、天体を撮影する際には被写体が暗いため、長時間の露光が必要である。従って、撮像装置を固定して露光を続けると、その露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡を撮影することが出来る。この日周運動の軌跡は、天の北極、もしくは北極星を中心とした同心円状のものであり、毎時およそ15度ずつの円弧を描く。故に露光時間によって写る軌跡の長さが変わるため、露光時間及び画角を考慮することにより趣深い写真を撮影することが可能である。
特許文献1には、撮影方向の高度角と方位角、撮影位置及び撮影時期を取得し、これらを用いて特定される地点での自然状況をシミュレーションし、さらにシミュレーションされた自然状況を撮影画像に重畳することについて開示されている。
特開平10−221752号公報
しかしながら、特許文献1には、例えば、所定の露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡を予測するようなシミュレーションプログラムと撮像装置の具体的処理・演算内容については詳細に記述されてはいない。したがって、特許文献1では、所定の露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡を撮影するにあたって、どのくらいの露光時間や画角でどのような軌跡を写すことができるのか容易に把握することができなかった。また、その場合、該撮影においては比較的長い露光時間(長秒露光)が必要であることが多く、失敗したときの時間が無駄になってしまうために、手軽に撮影を行うことができなかった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、所定の露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡の撮影に有利な画像処理装置を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての画像処理装置は、撮像手段から撮影画像を取得する画像取得手段と、前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測する予測手段と、天体座標の情報を記憶する記憶手段と、前記記憶された天体座標の情報と前記予測された天体座標とを比較し、前記撮影画像に写る天体の天体座標を特定する特定手段と、シミュレーションにおける露光時間を設定する露光時間設定手段と、前記露光時間に基づいて前記特定された天体の軌跡を演算し、当該軌跡に基づく前記撮影画像に写る天体の軌跡画像を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された軌跡画像を撮影画像に合成する合成手段と、を有することを特徴とする。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、所定の露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡の撮影に有利な画像処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理のフローチャートである。 図2(a)は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を示すシステムブロック図である。図2(b)は、本発明の一実施形態に係る撮影時情報取得部の構成を示すシステムブロック図である。図2(c)は、本発明の一実施形態に係る画像処理部の構成を示すシステムブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の撮影方向の特定する状況を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る撮影画像から天体画素座標を抽出するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る撮影画像に写る天体位置を予測するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る撮影画像から天体の位置を特定するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る撮影範囲を示す図である。 本発明の一実施形態に係る所定の露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡を予測した模式図である。 本発明の一実施形態に係る撮影画像から描画不可能な天体を示した模式図である。 本発明の一実施形態に係る画角外の天体に対する補完処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画角外の天体に対する補完処理を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る画角外の天体に対する補完処理を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る前景部に隠れた天体に対する補完処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るシミュレーション画像と露光時間の設定画面例を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明における画像処理のフローチャートを示す。図2には本発明の実施例における撮像装置のシステム構成を示す。
以下、図2を用いて本発明の実施例における撮像装置の構成について詳細に説明する。
201は撮像装置(本体)である。なお、図2(a)では、撮像装置本体とレンズ装置(撮像光学系)とが一体となった一体型の撮像装置を示しているが、本発明はこれに限らず、レンズ装置が撮像装置本体に対して交換可能(着脱可能)な交換型の撮像装置(撮像システム)にも適用可能である。210は撮像光学系であり、ズームレンズ211a、フォーカスレンズ211b、絞り212、シャッタ213などによって構成される。230は撮像光学系制御部であり、撮像光学系210における各構成部材を駆動させるための制御手段である。撮像光学系制御部230は、ズーム制御部231、フォーカス制御部232、絞り制御部233、シャッター制御部234などで構成されている。221は撮像光学系210を介した光(光学像)を電気信号に変換する撮像素子で、撮像制御部222によってタイミング等を制御される。撮像光学系210および撮像素子221により撮像手段が構成される。223は撮像素子221のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。A/D変換器223から出力される信号は、画像入力部(画像取得手段)224を介して内部メモリ243に格納される。A/D変換器223は、メモリ制御部241及びシステム制御部260により制御される。270は画像処理部であり、A/D変換器223からのデータ或いはメモリ制御部241からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理、そして本発明の天体の軌跡の描画処理を行う。
この画像処理部270は、図2(c)に示されるように、輝点画素座標抽出部(輝点画素抽出手段)271、天体位置予測部(予測手段)272、天体座標位置特定部(特定手段)273、天体軌跡描画部(生成手段・合成手段)274を有している。また、輝点画素座標抽出部271は輝度差分算出部(輝度差分算出手段)275と前景判定部(前景判定手段)276を有しており、天体軌跡描画部274は天体距離算出部277を有している。画像入力部224と画像処理部270は、本発明における画像処理装置として機能する。
250は撮影時情報取得部であり、図2(b)に示されるように、位置情報取得部251、日時情報取得部252、方位情報取得部253、姿勢情報取得部254、画角情報取得部255を有する。
241はメモリ制御部であり、A/D変換器223、画像処理部270、圧縮伸長部242、内部メモリ243を制御し、記録メディア244へのデータの記録も制御する。また、天体情報記憶部245は、地球から見た天体の位置や動きの情報を記憶する。
227は画像表示制御部であり、207はTFT,LCD等から成る画像表示部(表示手段)である。内部メモリ243に書き込まれた表示用の画像データは画像表示制御部227を介して画像表示部207により表示される。内部メモリ243は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、システム制御部260の作業領域としても使用することも可能である。圧縮伸長部242は内部メモリ243に格納された画像データを読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータを再び内部メモリ243に書き込む。
システム制御部260は撮像装置201全体を制御する。202、203、204、205、および206は、システム制御部260の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル等の単数あるいは複数の組み合わせで構成される。202は電源のオン/オフを指示するための電源ボタンである。203はレリーズボタンであり、静止画を記録するためのシャッタを動作させるトリガ信号や、動画記録をスタートやストップさせるためのトリガ信号として使用される。204はズーム操作キーであり、これによりズームレンズ211aを制御し焦点距離を操作する。205は撮像装置201の機能選択や各種設定を行うためのメニュー操作キーである。206は撮像装置の露光時間を設定する露光時間設定ダイヤル(露光時間設定手段)である。
246は電源制御部であり、電源ボタン202の信号をトリガとして電源247より撮像装置201に電源を供給する。
以下、図1のフローチャートを用いて本発明における画像処理の流れを詳細に説明する。
まず、本発明における撮像装置201は、天体情報記憶部(記憶手段)245に、予め記憶された球面座標上の星図データ(天球儀のようなもの)を保持している。この星図データは、実際の地球と天体の距離に関わらず、地球を中心として観測できる天体を半径がRである球面にしるしたものであり、位置と日時を指定することでその時観測される天体の座標を知ることが出来るようになっている。
図1のフローチャートにおいて、始めにステップS100にて撮影を行う。この撮影で得られる画像データは、プレビュー表示での用途を目的としているので、ISO感度を実際の長秒撮影を行うときに設定するISO感度より高くしたり、シャッタースピードを速くしたりすることで時間短縮を図ることが望ましい。ただしこのとき、実際の長秒の天体撮影の際に写る天体を数、明るさ共に再現性高くシミュレートする場合には、実際の長秒撮影を行うときに設定する絞り値、ISO感度に基づいて、例えばつぎのように露出条件を設定するとよい。時間短縮のためにたとえばシャッタースピードは速くしたとしても、絞り値をより開放側に、あるいはISO感度を高感度に露出条件を設定するとよい。また、ライブビュー撮影のように、撮像素子221から順次画像データを取得し画像表示部207に順次表示するモードにおいて、所定の周期で撮像される画像データに基づいて天体の軌跡画像を生成し、表示される各画像に合成してもよい。この場合、姿勢情報取得部(姿勢検出手段)254により撮像装置201の姿勢を検出し、姿勢(画角、撮影範囲)が安定してからシミュレート画像として天体の軌跡画像を合成して表示させるようにしてもよい。
また、本撮影においては撮影のタイミングと同時に撮像装置201に搭載されたGPSセンサ251及び252、方位角センサ253、及び重力センサ254からの出力を取得する。これらは、図2(b)においてそれぞれ位置情報取得部251及び日時情報取得部252、方位情報取得部253、姿勢情報取得部254に相当する。つまり、S100の撮影と同時に、位置情報取得部(位置情報取得手段)251および日時情報取得部(時刻情報取得手段)252から、撮影位置(地上の緯度・経度)及び撮影時刻の情報を取得する。方位情報取得部(方位情報取得手段)253から、撮像装置201の向いている方位φの情報を取得する。姿勢情報取得部(仰角情報取得手段)254から、撮影仰角θの情報を取得する。これによって撮像装置201の光軸方向、即ち撮影方向を一意に特定することが出来る。この模式図を図3に示す。加えて、画角情報取得部(画角情報取得手段)255から、撮像装置201の撮影時の画角の情報を取得する。
ステップS100での処理が終了すると、ステップS101の処理を行う。
ステップS101では、ステップS100にて得られた撮影画像から天体と思われる部分を抽出する。具体的には、画像データから輝点画素座標抽出部271を用いて、エッジの検出を行い前景と天体を判別する。ここで、輝点画素座標抽出部271は、撮影画像に対して所定の輝度値以上の輝点画素を抽出する機能を有する。これを図4のフローチャートに示した。また、ステップS101の天体抽出処理は、現在の撮影画像の撮影範囲に存在する天体のうち、一部しか画面内に写っていないことを前提として、シミュレーションの再現性を高めるために行っているが、これに限らない。すなわち、撮影範囲内(の天体座標)に存在する全ての天体の軌跡をシミュレートする場合は、ステップS101を省略できる。しかし、この場合、実際の撮影では得られない天体の軌跡もシミュレート画像には写ってしまう可能性がある。
まず、ステップS401において撮影した画像のエッジの検出を行う。ステップS401が終わると、ステップS402の処理を行う。ステップS402は天体と前景とを分離するために隣接画素間の差分を算出する。一般的に、隣接画素間で輝度値(信号値)の差分が小さい部分においては前景、反対に隣接画素間での輝度値の差分が大きい部分に関しては天体と認識できる。本実施例においては、ステップS403において輝度値の差分に対して、あるしきい値以上である(所定レベルより大きい)部分を検出し、このエッジ部に囲まれた部分を天体と認識する。ステップS403において、そのしきい値以上であった場合(ステップS403のYES)、ステップS404にて、その部分を天体と認識し輝点画素の座標位置を記憶する。一方、しきい値以下と判定された場合(ステップS403のNO)、ステップS405にて、この領域を前景と認識し記憶する。以上で図4に示したフローチャートを終了する。ステップS101での処理が終わるとステップS102の処理を行う。
ステップS102では撮影画像に映る天体の天体位置(天体座標)を求める。これにはステップS100にて撮影時に取得した撮像装置201の撮影方向の情報と画角情報を使用する。これを図5のフローチャートに示す。以下図5を用いて詳しく説明する。
まず、ステップS501において、GPSセンサから緯度、経度及び撮影時刻、方位角センサから撮影方位、重力センサから撮影仰角を取得する。このステップS501で取得した情報を用いて、ステップS502において撮影範囲を算出する処理を行う。
いま、GPSセンサ、方位角センサ及び重力センサから得られた任意の撮影方向ベクトル(r,θ,φ)を考える。なお、θは仰角、φは方位に当たるものとする。これを図7(a)に示す。
また、この時の撮影範囲を図7(b)に示す。緯度方向の画角をdφ、経度方向の画角をdθとおき、A,B、C、Dの4点に囲まれた領域を撮影範囲とすると、それぞれの点の座標は前述のパラメータを用いて、
と表すことが出来る。ただし、本実施例において上記の値は撮像装置201が緯度及び経度に対してそれぞれ平行である時の撮影範囲の座標を割り出している。しかし、撮像装置201が緯度及び経度に関して平行でない場合でも、撮像装置201の姿勢を重力センサによって検知可能であれば、同様にして撮影範囲A、B、C、Dの座標を求めることが可能である。
この撮影範囲を求めることで、ステップS101において抽出した天体と認識された部分の画素座標を線形的に予測することが出来る。この撮影範囲にステップS101(ステップS503)において抽出した輝点画素の座標位置を反映し、画像内の全ての天体の天体座標を予測する。これでステップS102にて撮影画像内の天体の天体座標の予測が完了し図5のフローチャートが完了する。次に、ステップS103の処理を行う。
ステップS103においては、ステップS102において撮影画像における予測した天体座標と、星図データの天体座標とを照合し、撮影画像内の天体座標の位置を特定する。これを図6のフローチャートに示した。図6において、まずステップS601では、ステップS502にて求めた撮影範囲を星図データに適応し、撮影範囲の天体データを取得する。ステップS601の処理が終了したら、ステップS602の処理を行う。ステップS602では、ステップS102(ステップS503)において予測した天体座標をステップS601で取得した星図データの天体座標と比較し、特定する処理を行う。ステップS602の処理の終了後図6のフローチャートを終える。
星図データと照合し画像内の天体座標が特定されたことで、撮影画像中に北極星が存在しなくともこの座標値を用いて軌跡を描画することが可能となる。ステップS103の処理が終了するとステップS104の処理を行う。
ステップS104においては、ユーザーに対して撮像時に露光時間の設定を行う際に用いる露光時間設定ダイヤル206により軌跡を撮影する際のシミュレートする露光時間の設定を促す。ここで、ユーザーにより設定された所定の露光時間をTとおく。ステップS104にて露光時間Tが設定されると、ステップS105の処理に進む(S104のYES)。露光時間が設定されていない場合、露光時間Tの設定を促す(S104のNO)。
ステップS105ではステップS103において座標の割り出された天体に関して軌跡の演算処理を行う。これについて以下に詳しく述べる。
まず、北極星S(あるいは天の北極)の座標を(r,θ,0)、軌跡を描く天体Sの座標を(r,θ,φ)と仮定する。
演算の都合上、xyz座標系で考える。
上記の文字を使用すると、xyz座標系において各天体の位置は、
北極星S=(rcosθ ,0 ,rsinθ
天体S=(rcosθcosφ ,rcosθsinφ ,rsinθ
と表すことが出来る。
天体の日周運動は北極星Sをほぼ中心として回転する。そこで北極星Sをz軸上に移動し、z軸を中心に回転させることを考える。
初めに北極星S(rcosθ ,0 ,rsinθ)を(0 ,0 ,r )に移動する必要があるため、y軸を中心に負の方向へ(90°−θ)回転移動させる。この座標変換をDとおくと、
となる。
北極星Sの移動に伴い、同様に天体Sも回転変換する。移動後の天体Sの位置をS’とおくと、x、y、zの各成分S’x,S’y,S’zは、
’x = rcosθcosφsinθ−rsinθcosθ
’y = rcosθsinφ
’z = rcosθcosφcosθ−rsinθsinθ
となる。
次に、北極星Sを中心とした同心円状の軌跡を描く。
描く軌跡の中心角は、ステップS101においてユーザーが定めた所定の露光時間Tの値によって決まる。
天体Sは北極星Sを中心に1時間に15度の速度で回転する。従ってωを単位時間当たりの回転角度とおくと、時刻tにおいてS´の位置にある天体が回転移動した位置R(S´,t)は、
これを解いて、
Rax = S’xcosωt−S’ysinωt
Ray = S’xsinωt+S’ycosωt
Raz = S’z
となる。
この値から先程移動した座標変換Dを戻すことで、日周運動によって回転した際の時刻tにおける天体Saの位置を予測できる。従って、時刻tにおける天体Sの位置S(t)は、R(Sa´,t)をy軸周りに正の方向に(90°−θ)回転変換すればよく、これを解いて、
(t)x = Rax sinθ−Raz cosθ
(t)y = Ray
(t)z = Rax cosθ+Raz sinθ
となる。
この時刻tを0から露光時間Tまで変化させ、演算を行うことで天体Saの軌跡を予測することが可能となる。
本実施例において、所定の露光時間に応じた天体の日周運動の軌跡を予測した模式図を図8に示した。北極星を日周運動の回転中心とすると、この露光時間Tと北極星と対象天体との距離によって軌跡の長さが決定する。図8において、Tは露光時間、ωは日周運動の角速度、即ち15[度/時間]を示している。北極星からの距離が大きいL1の地点にある天体の軌跡は、北極星からの距離がL1よりも小さいL2の地点にある天体の軌跡よりも長くなる。
しかし、上記の演算方法では、撮影時に露光された天体については軌跡を算出可能であるが、撮影時に露光されなかった天体に関しては軌跡を描くことが出来ない。これに関しては、主に2つのケースがあり、1つ目は撮影時に画角外(撮影範囲以外(撮影範囲周辺)の領域)にあった天体で、露光時間中に画角内に入り込んでくるものである。2つ目は、撮影時に前景に隠れており、露光時間中に現れたものである。これを図9に示す。
そこで、両者に対して別途以下の軌跡補完処理を行う。
まず前者の画角外に存在する天体に対して行う処理を補完処理1とする。補完処理1は露光時間T中に撮影範囲に入り込むと予測できる天体に関して、星図データより画角外の天体座標を取得し、軌跡を補完する処理を行う。つまり、本発明では、露光時間Tに応じて、撮影範囲に入り込む、画角外(撮影範囲以外の領域)にある天体の軌跡の演算も行う。この処理を図10のフローチャートに示し、以下詳細に説明する。
図3において北極星Sの座標を(r,θ,φ)とおき、方位φは北から西へ向かう向きを正とする。はじめに、ステップS1001において撮影画像内に北極星Sが存在するかを判定する。判定手段として図1のステップS103において撮影画像内の天体が特定されているので、それを利用すればよい。
北極星Sが撮影画像内に入っている場合、補完対象の辺、即ち天体が画角外から日周運動によって画角内に入り込んでくる可能性のある辺は画角の4辺全てである。従って以下のような方法で補完領域を定める。
撮影画像内に北極星Sが存在する時、ステップS1002の処理に進む(S1001のYES)。ステップS1002では撮影範囲を示す4点(頂点)の中で、北極星Sから一番遠い点を求める。これを(r,θ,φ)として、この2点間の距離をLmとする。ステップS1002の処理が終了したら、ステップS1003の処理を行う。
ステップS1003では、北極星を中心として半径を線分Lmとした円領域Rcを算出する。この後にステップS1004において、円領域Rcかつ点A、B、C、Dで囲まれた撮影範囲(画角領域)以外の共通範囲を求め、これを補完領域とする。これを図11に図示する。また、計算の過程を以下に示す。
いま、北極星Sから画角の4つの頂点で一番遠い頂点の座標を(r,θ,φ)とすると、北極星Sと該北極星Sから一番遠い頂点との距離Lmは、
となる。
ここでr≒∞であることから円の公式を利用して、求める円領域Rcは、
を満たす(r,θ,φ)である。
図11においては、(r,θ,φ)を、
に置き換えればよい。
次に、ステップS1001において、北極星Sが画角内に入っていないと判断された場合を考える(ステップS1001のNO)。この時の補完対象の辺を図12(a)に示す。図12(a)において、矢印は天体の日周運動の回転方向を示し、斜線は補完すべき辺を示している。この補完すべき辺に関しては、図1のステップS103において特定された天体の位置の情報を用いればよい。これがステップS1005の処理である。
次にステップS1006において、撮影範囲を示す点A、B、C、Dのうち、これらの辺に含まれる頂点に関して下記の計算を行い、補完処理を行う領域を求める。
具体的には、補完対象である辺の各点と北極星Sとを結ぶ線分を半径、ステップS104において設定された露光時間をTと、日周運動の角速度をωとして、北極星Sを中心に負の方向にωT回転させる処理を行う。ステップS1007において、この時に補完対象である辺が通った部分を補完領域とする。
例えば、撮影範囲が図12(a)のPに示す位置であった場合を考える。同図より、補完対象となる辺は図7(b)に示されるところの辺AB及び辺BCである。これらの辺に含まれる頂点A、B及びCの座標について、北極星Sの座標を中心にωT、負の方向に回転させる。
いま、対象となる点の座標をS(r,θ,φ)とおく。回転の中心は北極星Sであるため、前述の通りxyz座標系において
北極星S(rcosθ ,0 ,rsinθ)を(0 ,0 ,r )に移動する。
北極星Sの移動に伴い、同様にSも移動させる。移動後の座標をS’とおくと、各xyz成分は、
’x = rcosθcosφsinθ−rcosθcosθ
’y = rcosθsinφ
’z = rcosθcosφcosθ+rsinθsinθ
となる。
次に、北極星Sを中心として上記の座標を負の方向にωT回転する。
求める回転移動後の座標R(Sp´,t)は、
これを解いて、
Rpx = S’xcosωt+S’ysinωt
Rpy = −S’xsinωt+S’ycosωt
Rpz = S’z
となる。
この値から先程y軸を中心に回転移動したDを戻して、
(T)x = Rpx sinθ−Rpz cosθ
(T)y = Rpy
(T)z = Rpx cosωT+S’z sinθ
となる。
これを図12(b)で説明する。補完対象である辺AB及び辺BCの各点A、B、Cに適用して、上記の式によって算出される点を上記の演算によって求めた点を各々A´、B´、C´とおくと、補完領域はAA´B´C´CBによって囲まれる領域である。
そして、補完処理1では、S1008にて、ステップS1004とステップS1007にて設定した補完領域に関して、星図データより存在しうる天体の座標を補完する。そして、ステップS1009にて補完された天体に対して前述の軌跡演算処理を行い、図10のフローチャートを終える。
次に後者の前景部に隠れる天体に対して行う処理を補完処理2として、図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS1301では、図4のステップS405にて前景と判定された領域を取得する。ステップS1301の処理が終わると、ステップS1302の処理を行う。ステップS1302では星図データより前景の領域に隠れた天体の座標を補完する。その後、このステップS1302で補完した座標に対してステップS1303にて、前述の軌跡演算処理を行い、図13のフローチャートを終える。
以上ステップS105において軌跡の予測演算が終わると、ステップS106にて撮影画像に予測した軌跡画像の生成処理を行う。具体的には、ステップS105において予測した3次元で表現された軌跡を2次元表現(座標)に変換し、ステップS101にて抽出された各天体の信号レベルに基づいて各軌跡の明るさを設定して軌跡画像を生成する。または実際の撮影のために設定されている露出条件に基づいて各軌跡の明るさを決めてもよい。
生成された軌跡画像は撮影画像に合成(重畳)する。ここで、軌跡画像はMR(Mixed Reality)画像であることを知らしめるために、撮影画像に重畳するのではなく、所定の合成比率で合成して、透過表示させてもよい。
この時に、ステップS105にて予測した軌跡がステップS101にて分離した前景と重複する箇所が発生する場合があるが、その場合は前景の画素データを優先する。ステップS106の処理が終わると、ステップS107の処理を行う。
ステップS107においては、ステップS106にて描画処理された画像データを画像表示部207にプレビュー表示する。
後に、ステップS108においてユーザーはこのプレビューされた画像を見て、シミュレートとして設定した露光時間Tが適当であるかの判断を行う。適当と判断されると、天体の軌跡予測処理は終了する(ステップS108のYES)。ユーザーが露光時間Tは適当でないと判断した場合にはステップS104に戻り、露光時間Tを設定し直す(ステップS108のNO)。
ここで、ステップS104の露光時間Tを設定する他の設定例を説明する。図14(a)(b)は、再生画像または撮像素子221から順次取得されるライブビュー画像について軌跡シミュレーションを行っているときの画像と設定画面の画像表示部207での表示例を説明する図である。撮像画像に対して現在設定されているシミュレートする露光時間Tに基づいて算出された軌跡が合成されている。図14(a)の画面下部の設定画面では、シミュレートする露光時間1401、露光時間1401を調整するためのマイナスアイコンとプラスアイコンの調整アイコン1402、軌跡シミュレーションモードであることを示すモード表示1403で構成されている。露光時間1401はプルダウンや直接入力で露光時間を設定することもできる。調整アイコン1402は物理キー、タッチ等でアイコンを選択することでそれぞれ露光時間をマイナス、あるいはプラス側に所定幅単位で調整可能である。調整アイコン1402の操作時に調整される露光時間の調整幅は固定でもよいし、可変でもよい。例えば、現在撮影されている天体と撮影位置の情報から、画面上で調整の前後で変化がわかる程度に軌跡が所定の長さ以上変化するように露光時間の調整幅を設定してもよい。調整アイコン1402としては他にもバーアイコンなどが考えられる。図14(b)は、図14(a)で露光時間を設定できた調整アイコン1402の代わりに、軌跡の長さで設定する調整アイコン1404を備える例である。調整アイコン1404では、軌跡の長さを短、中、長などの複数段階で設定可能とし、各設定に対応する露光時間は露光時間1401に表示される。また、調整アイコン1404についてもバーアイコンで設定可能としてもよい。
これにより、本発明によれば、撮影される日周運動の軌跡が本撮影(長秒露光)前に把握可能(予測可能)であるため、構図等の失敗を防止することができる。
本実施形態では、ステップS105の軌跡の予測演算の際に軌跡演算する対象となる天体を絞り込むため、上記のように北極星を検出する処理や画角外、前景で隠れた天体がないかの検出処理を行った。しかし、これに限らず、撮影範囲から所定範囲(割合)分大きな範囲において存在する天体の軌跡を算出し、撮影範囲内に入るかどうかを軌跡の座標から判定するなどしてもよい。さらには、前景に隠れた天体や画角外の天体が存在し、露光時間の設定によっては撮影範囲内に軌跡が表れることをユーザに知らしめるために、撮影範囲の周囲の所定範囲の領域も表示領域とし、そこに存在する軌跡も併せて表示してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。また、前述した実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム又は装置に供給する場合も本発明に含む。また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
本発明は、天体の日周運動の軌跡を撮影可能なデジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置に好適に利用できる。
206 露光時間設定ダイヤル
224 画像入力部
245 天体情報記憶部
272 天体位置予測部
273 天体座標位置特定部
274 天体軌跡描画部

Claims (21)

  1. 撮像手段から撮影画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測する予測手段と、
    天体座標の情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶された天体座標の情報と前記予測された天体座標とを比較し、前記撮影画像に写る天体の天体座標を特定する特定手段と、
    シミュレーションにおける露光時間を設定する露光時間設定手段と、
    前記露光時間に基づいて前記特定された天体の軌跡を演算し、当該軌跡に基づく前記撮影画像に写る天体の軌跡画像を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された軌跡画像を撮影画像に合成する合成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 撮像手段から撮影画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測する予測手段と、
    天体座標の情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶された天体座標の情報と前記予測された天体座標とを比較し、前記撮影画像に写る天体の天体座標を特定する特定手段と、
    シミュレーションにおける天体の軌跡の長さを設定する設定手段と、
    前記特定された天体座標と、前記シミュレーションにおける天体の軌跡の長さに基づいて、前記撮影画像に写る天体の軌跡画像を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された軌跡画像を撮影画像に合成する合成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記予測手段は、撮影位置および撮影方位から、前記撮影画像を撮像する際の前記撮像手段の撮影範囲を特定し、前記撮影範囲に基づいて前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記予測手段は、撮影仰角、撮影時の画角に基づいて前記撮影範囲を特定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 撮影時刻を取得する時刻情報取得手段を有し、
    前記予測手段は、前記撮影時刻及び前記撮影範囲に基づいて前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測することを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮影画像に対して信号レベルが所定レベルより大きい輝点画素を抽出する輝点画素抽出手段を有し、
    前記予測手段は、抽出された前記輝点画素の座標位置に基づいて前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記予測手段は、前記記憶された天体座標の情報から前記撮影画像を撮像する際の前記撮像手段の撮影範囲を特定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 前記生成手段は、露光時間の設定に応じて、前記撮影画像を撮像する際の前記撮像手段の撮影範囲周辺の領域にある天体の天体座標を特定し、軌跡を演算することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 前記撮影画像内で画素間の信号値の差分を算出する差分算出手段と、
    前記差分に基づいて前記撮影画像における前景部の判定を行う前景判定手段と、を有し、
    前記生成手段は、露光時間に応じて、前記撮影画像のうち前記前景部と判定された領域にある天体の軌跡を算出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  10. 前記合成手段は、前記軌跡と前記前景部とが重複する箇所は、前記前景部に、より大きな重みをつけて合成することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記予測手段が前記天体座標の予測に用いる撮影画像は、シミュレーションする撮影の露出条件に基づいた露出条件で撮像された画像であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  12. 前記予測手段が前記天体座標の予測に用いる撮影画像の絞り値及びISO感度は、シミュレーションする撮影の絞り値よりも開放側か、シミュレーションする撮影のISO感度よりも高感度であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  13. 前記軌跡画像が合成された撮影画像を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  14. 前記表示手段は、前記撮像手段が所定の周期で撮像する撮影画像に前記軌跡画像が合成された撮影画像を順次表示することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記表示手段は、露光時間の調整をプラスあるいはマイナスに所定幅単位で指示でき、当該指示のためのアイコンを表示することを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 前記所定幅は前記軌跡が調整の前後で所定の長さ以上変化するように設定されることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 撮像手段と、
    撮影位置を取得する位置情報取得手段と、
    撮影方位を取得する方位情報取得手段と、
    請求項13乃至16のいずれか1つに記載の画像処理装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  18. 撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段を有し、
    前記表示手段は、前記姿勢検出手段により検出される姿勢が安定してから前記軌跡画像が合成された撮影画像を表示することを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 撮像手段から撮影画像を取得する画像取得ステップと、
    前記撮影画像に写る天体の天体座標を予測する予測ステップと、
    天体座標の情報を記憶する記憶手段から得られる前記天体座標の情報と前記予測された天体座標とを比較し、前記撮影画像に写る天体の天体座標を特定する特定ステップと、
    シミュレーションにおける露光時間を設定する露光時間設定ステップと、
    前記露光時間に基づいて前記特定された天体の軌跡を演算し、当該軌跡に基づく前記撮影画像に写る天体の軌跡画像を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された軌跡画像を撮影画像に合成する合成ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  20. 請求項19に記載の画像処理方法の手順が記述されたコンピュータで実行可能なプログラム。
  21. コンピュータに、請求項19に記載の画像処理方法の各工程を実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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