JP2015115690A - 通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイ - Google Patents
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Abstract
Description
(Subscriber Profile Repository)と連動することで呼のPCCルール(Policy and Charging Control Rule、特にQoSポリシー/課金制御)を動的に制御するPCRF(Policy and Charging Rules Function)と呼ばれる装置がある。このPCRFは、SGW(Serving GateWay)およびPGW(Packet data network GateWay)と呼ばれるEPCゲートウェイと、DRA(Diameter Routing Agent)を介したContro−Planeインタフェースを持っている。なお、PCCルール制御には、PCRFと連携した動的制御と、PCRFとは連携せずに、事前に各EPCゲートウェイに設定したPCCルールを適用する静的制御がある。以降、動的制御モードをPCC連携モード、静的制御モードをPCC非連携モードと呼ぶ。
本技術分野の背景技術として、3GPP TS203.007(非特許文献1)およびWO2011/099523(特許文献1)がある。TS203.007には、「PCRF障害時に、PDN(Packet Data Network)コネクションを張り直す為に、EPCゲートウェイ主導で既存呼の切断を行う。」ことが記載されている。また、PCC連携モードにおいて、PCRF/DRAからのPCCルール取得に失敗した場合、EPCゲートウェイは呼接続要求を拒否する。
WO2011/099523には、「PCRF障害の一時的なサービス停止の発生時に、ベアラに影響を与えることなく、PCRFセッションを復旧可能とする。PCRFがPCCセッション情報をPCRFクライアント(SGW/PGW)に送信し、PCRFクライアントはPCCセッション情報を保持し、PCRFの再開発生時、PCRFクライアントは再開を検出し、PCRFへのセッション復旧要求メッセージでPCCセッション情報を送信、PCRFはPCCセッション情報の復旧を行う。」と記載されている(要約参照)。
通信システムであって、
ゲートウェイと、
ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
を備え、
前記ゲートウェイは、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
通信システムが提供される。
通信システムにおける輻輳回避方法であって、
前記通信システムは、
ゲートウェイと、
ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
を備え、
前記ゲートウェイは、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
輻輳回避方法が提供される。
ゲートウェイであって、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
ゲートウェイが提供される。
本実施例では、例えば、EPCゲートウェイ(SGW/PGW)は、PCRFのリブートやDRA障害を検知した場合でも、当該PCRF/DRAに括りつく既存呼を維持することができる。また、本実施例では、EPCゲートウェイは、DRA障害中に呼接続要求を受信した場合や、PCRF/DRAの輻輳(無応答)等によりPCCルール取得に失敗した場合でも、呼単位に自動でPCC連携モードを切り替えることで呼接続要求を許容することができる。
図1は、LTEシステムの構成図の例である。LTEシステムは、無線端末であるUE(User Equipment)(101)、Accessネットワーク装置における無線基地局であるeNB(Evolved Packet Core)(102)、EPC装置、加入者情報を管理するSPR(109)、EPC装置を保守監視するEPC監視装置(110)を備える。EPC装置は、無線端末の位置情報管理、ページング制御、無線端末の認証等を行うMME(Mobility Management Entity)(103)、EPCゲートウェイの中でもデータ転送制御を司るSGW(104)、EPCゲートウェイの中でもHome Agent機能を持ち無線端末にIPアドレスを割り当てるPGW(105)、認証・認可・課金プロトコルであるDiameterプロトコルのメッセージを転送するDRA(転送装置)(106)、SPR(109)と連動してPCCルールを制御するPCRF(ポリシー制御装置)(107)を備える。特に、PCRF(107)/DRA(106)は、GxcというControl−PlaneインタフェースによってSGWと接続し、GxというControl−PlaneインタフェースによってPGWと接続している為、呼接続/呼切断時にControl−Planeの負荷が集中する構成となっている。なお、User−Planeは、UE、eNB、SGW、PGW、PDN(108)間で転送され、MME、DRA、PCRFを介すことはない。また、SGWとPGWは、S5/S8というControl−PlaneおよびUser−Planeのインタフェースにて接続している。
PCRFが起動し、Origin−State−Idが10であったと仮定する(401)。シーケンス402〜405は、図2のシーケンス202〜205と同様である。PCRFは、Origin−State−Idが10であることを、通常呼接続のDiameterメッセージを用いて各EPCゲートウェイへ通知する。図4では、PCCルール取得要求であるCredit Control Request(404および405)に対する応答Credit Control Answer(406)で各EPCゲートウェイに通知している。但し、その他Diameterメッセージ(たとえばPCRF主導切断メッセージ)で通知しても構わない。各EPCゲートウェイは、呼の情報(たとえば、無線端末のIDや電話番号など)を管理するテーブルを保持しており、受信したOrigin−State−Idについても同テーブルにて呼毎に管理しておく(407)。SGWは、Create Session Response(408)をMMEへ返信することで、呼接続要求を正常に受け入れたことを通知する。
図10は、DRA障害中に受信した呼接続要求を拒否する関連技術のシーケンスの例である。SGWは、MMEから呼接続要求であるCreate Session Request(1002)を受信した際、DRA障害を検知していれば、Create Session Response(Reject)(1003)をMMEへ即返信することで、呼接続要求を拒否する。
本実施例によると、PCRF/DRA障害または輻輳時でも既存呼を維持し、かつ呼接続を許容することで、端末からの一斉再接続を回避でき、システム全体が輻輳に陥ることを防ぐことが可能となる。
また、本実施例によると、システム全体のトラフィック量を抑制できるため、輻輳に陥っていたPCRF/DRAの早期障害回復を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
102 LTEシステムにおける無線基地局
103 LTEシステムにおける無線端末の位置情報管理装置
104 LTEシステムにおけるデータ転送制御を担うEPCゲートウェイ
105 LTEシステムにおける無線端末のIPアドレスを管理するEPCゲートウェイ
106 LTEシステムにおけるPCRF負荷分散装置
107 LTEシステムにおけるQoSポリシー・課金制御装置
108 LTEシステムにおけるIP Network網
109 LTEシステムにおける加入者情報管理装置
110 LTEシステムにおける保守・監視装置
Claims (10)
- 通信システムであって、
ゲートウェイと、
ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
を備え、
前記ゲートウェイは、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
通信システム。
- 請求項1に記載の通信システムであって、
認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置
をさらに備え、
前記ゲートウェイは、
連携モードに設定されている場合、呼接続要求を受信した際、前記転送装置の障害を検知していれば、前記呼を非連携モードとして扱うことで、呼接続要求を許容し、
非連携モードとして扱う前記呼に対して、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を適用する
ことを特徴とする通信システム。
- 請求項1に記載の通信システムであって、
認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置
をさらに備え、
前記ゲートウェイは、
連携モードに設定されている場合、呼接続要求を受信した際、ポリシー制御ルール取得要求を、前記ポリシー制御装置及び/又は前記転送装置へ送信し、
規定回数以上ポリシー制御ルール取得要求の再送を行っても前記ポリシー制御装置及び/又は前記転送装置から応答が無い場合、前記呼を非連携モードとして扱うことで、呼接続要求を許容し、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を適用する
ことを特徴とする通信システム。
- 請求項1に記載の通信システムであって、
前記ゲートウェイは、サービングゲートウェイ(SGW)と、パケットネットワークゲートウェイ(PGW)とを備え、
前記SGWは、連携モードに設定されている場合、呼接続要求を受信した際、前記PGWに対して呼接続要求を送信すると共に、ポリシー制御ルール取得要求を、前記ポリシー制御装置へ送信し、
前記PGWは、前記SGWから呼接続要求を受信すると、ポリシー制御ルール取得要求を、前記ポリシー制御装置へ送信し、
前記ポリシー制御装置は、前記SGWからの要求は受信したが、一定時間以上前記PGWからの要求をドロップしてしまった場合、ポリシー制御ルール取得要求を受信できていた前記SGWに対して、ポリシー制御ルール取得失敗の返信を抑止することにより、前記SGW及び前記PGWは、前記呼を非連携モードとして扱うことで、接続要求を許容し、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を適用する
ことを特徴とする通信システム。
- 請求項1に記載の通信システムであって、
前記ゲートウェイは、非連携モードで呼接続を許容した場合、前記呼に対して予め設定した切断待ちタイマが満了すると、前記ゲートウェイの主導で呼切断を行うことを特徴とする通信システム。
- 請求項1に記載の通信システムであって、
監視装置と、
認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置と
をさらに備え、
前記ゲートウェイは、前記転送装置の障害を検知すると、前記監視装置に対して警報を通知し、
前記監視装置は、前記警報を受信すると、前記ゲートウェイに対して非連携モード化を指示し、
非連携モード化指示を受信した前記ゲートウェイは、自身のシステムパラメータを非連携モードに変更する
ことを特徴とする通信システム。
- 請求項6に記載の通信システムであって、
前記ゲートウェイは、非連携モードで呼接続を許容した場合、非連続モードで呼接続したことを前記監視装置に通知し、
前記ゲートウェイは、前記転送装置の障害復旧を検知した際、前記監視装置に対して警報回復を通知し、
前記監視装置は、警報回復を受信すると、前記ゲートウェイに対して、連携モード化を指示すると共に、非連携モードで接続している既存呼の切断を指示し、
前記ゲートウェイは、一斉切断とならないように、呼毎に切断タイミングを分散させて非連携モードで接続している呼の切断を行い、
前記ゲートウェイは、再接続要求を受信した場合、連携モードでの呼接続を行う
ことを特徴とする通信システム。
- 請求項1に記載の通信システムであって、
認証又は課金プロトコルのメッセージを転送するための転送装置
をさらに備え、
前記ゲートウェイは、前記転送装置の死活監視を行い、前記転送装置に障害が発生したことを検知すると、前記監視装置に警報を発出して既存呼を維持し、
前記ゲートウェイは、前記転送装置の障害復旧を検知した場合、前記監視装置に対して警報回復を指示し、維持された既存呼の通信を継続する
ことを特徴とする通信システム。
- 通信システムにおける輻輳回避方法であって、
前記通信システムは、
ゲートウェイと、
ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置と
を備え、
前記ゲートウェイは、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、前記ポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
輻輳回避方法。
- ゲートウェイであって、
呼接続要求を受信し、
非連携モードに設定されている場合は、自身のシステムパラメータとして予め設定されていた非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼接続要求の呼に適用し、呼接続を行い、
連携モードに設定されている場合は、ポリシー制御又は課金制御のためのポリシー制御装置に対してポリシー制御ルール取得要求を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得が成功すれば、前記ポリシー制御装置から受信した連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用し、呼接続を行い、
前記ポリシー制御装置からのポリシー制御ルール取得に失敗した場合は、前記呼を非連携モードに切り替え、予め設定されていた前記非連携ポリシー制御ルール情報を前記呼に適用することで、呼接続を行う
ゲートウェイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013254903A JP2015115690A (ja) | 2013-12-10 | 2013-12-10 | 通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013254903A JP2015115690A (ja) | 2013-12-10 | 2013-12-10 | 通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015115690A true JP2015115690A (ja) | 2015-06-22 |
Family
ID=53529148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013254903A Ceased JP2015115690A (ja) | 2013-12-10 | 2013-12-10 | 通信システム、輻輳回避方法、ゲートウェイ |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015115690A (ja) |
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2013
- 2013-12-10 JP JP2013254903A patent/JP2015115690A/ja not_active Ceased
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