JP2015112375A - スプリンクラー用配管と、該配管の取外方法 - Google Patents

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岩崎 雅也
Masaya Iwasaki
雅也 岩崎
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Abstract

【課題】スプリンクラー用配管を取り換えのため該配管を取外す際、スプリンクラーシステムを停止させることなく工事のための断水を工事部位の建屋の一部だけにとどめることができるようにした構造のスプリンクラー用配管を提供する。
【解決手段】給水用主管から分岐する分岐管8と、ヘッダー4とをスクイズオフ用の樹脂管16を介して接続する。スプリンクラー用配管を取換えのため取外すときには、樹脂管16をスクイズオフ用工具を用いてスクイズオフしたのち、スクイズオフした箇所よりヘッダー側の樹脂管16を切断する。
【選択図】図5

Description

本発明は、建屋に配設される既設のスプリンクラー設備において、管や継手など一部の配管を取換えるための工事が全体のスプリンクラーシステムを停止させることなく、当該一部の配管を断水するだけで行えるように構成したスプリンクラー用配管と、当該一部の配管取換のために該配管を取外す方法に関する。
スプリンクラー設備は一般に、給水用主管を有し、該主管に取付けたヘッダーに巻出し管を取付けて天井裏に這わせ、巻出し管の管端部に天井に設置されるスプリンクラーヘッドを備えたヘッド取付管を接続してなるもので、消防法の改正により近年、巻出し管や補助管又はヘッダーに架橋ポリエチレン等の樹脂製のものが多用されるようになってきている。
図1は、特許文献1に開示されるスプリンクラーシステムの一部を構成するスプリンクラー用配管の一例を示すもので、給水用主管1に接続され、接続口3を多数備えたヘッダー4と、天井に設置されるスプリンクラー用ヘッド5を備えたヘッド取付管6と、前記ヘッダー4の接続口3とヘッド取付管6とを接続し、天井裏に這わせた巻出し管7よりなり、ヘッダー4と巻出し管7は樹脂、例えばポリエチレン製で、給水用主管1から分岐する金属例えば鋼製の分岐管8と、前記ヘッダー4とがフランジ継手2を介して接続されている。具体的には図2に示すように主管1より分岐する分岐管8端にヘッダー4をパッキン9を介在させて付き合わせた状態で、分岐管8に取付けたフランジ10とヘッダー4に取付けたフランジ11とをボルト12にて連結している。図中、13はフランジ10の抜け止めのため分岐管端に形成されるフランジ止めであり、14はフランジ11の抜け止めのためヘッダー端に形成されるフランジ止めである。なお、図2においてヘッダー4の接続口3に接続される巻出し管7は図示省略してある。
特開2012−110487号
スプリンクラー設備は、例えば建屋の模様替や増改築などによって配置替したり増設せねばならないことがあり、既存の設備では追加などによって対応できないときには、ヘッダーからヘッド取付管に至るまでのスプリンクラー用配管を取り換えねばならないことがある。
既設のスプリンクラー設備には、常時水が通してあって内圧が掛っているため、スプリンクラー用配管の取換えのためフランジ継手でスプリンクラー用配管を取外すと、水が噴出して給水用主管内の内圧が下がるが、内圧が下がると、スプリンクラーシステムでは警報機と送水用のポンプが稼働するようになっているため、工事でスプリンクラー用配管を取り外すときには、事前に警報機やポンプを停止させておく必要がある。警報機やポンプを停止させるには、建屋全体のスプリンクラーシステムを停止させねばならず、システムを停止させると、建屋全体が火災に対し非警戒領域となり、入居する店舗等の営業に支障を来たすようになる。そこで従来こうした工事を行うときの対処法としては、係員が消火器を持って各エリアで待機したりしている。
本発明は、スプリンクラーシステムを停止させることなく工事のための断水を工事部位だけにとどめることができるようにした構造のスプリンクラー用配管と、該配管取換えのための配管の取外方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、スプリンクラー設備を構成し、天井裏に配設されるするスプリンクラー用配管であって、給水用主管に接続されるヘッダーと、該ヘッダーに取付けられる巻出し管と、該巻出し管の管端部に接続され、天井に設置されるスプリンクラーヘッドを備えたヘッド取付管とよりなるスプリンクラー用配管において、前記給水用主管とヘッダーとの接続部分には、スクイズオフ用の樹脂管が設けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、スクイズオフ用の樹脂管は両側にフランジ止めを有すると共に、一対の金属製のフランジをフランジ管の軸方向にスライド可能に取付け、一対のフランジのうち、一方のフランジを主管より分岐する分岐管の金属製のフランジにボルトにて連結すると共に、他方のフランジをヘッダーに取付けた金属製のフランジにボルトにて連結し、フランジ止めに係止して抜止めされた状態でのフランジ間の樹脂管の長さlは、樹脂管の呼び径をDとすると、l>2Dであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明のスプリンクラー用配管を取換えのために取外す方法であって、スクイズオフ用の樹脂管をスクイズオフしたのち、スクイズオフした箇所よりヘッダー側に位置する箇所の樹脂管を切断し、ヘッダーよりヘッド取付管に至るスプリンクラー用配管を取外すことを特徴とし、
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に係る発明のスプリンクラー用配管を取換えのために取外す方法であって、スクイズオフ用の樹脂管を軸方向の2箇所でスクイズオフしたのち、スクイズオフした2箇所の間の樹脂管を切断し、ヘッダーよりヘッド取付管に至るスプリンクラー用配管を取外すことを特徴とする。
請求項1及び2に係る発明によると、スプリンクラー用配管取換のため該配管を取外すときには、スプリンクラーシステム全体を生かしたまま、スクイズオフ用の工具を用いて樹脂管を押し潰したのち工事部位のスプリンクラー用配管のみ断水工事すればよく、したがって火災に対し非警戒領域となるのは建屋全体の一部ですみ、建屋のほとんどは警戒領域が維持される。また樹脂管をスクイズオフすることにより樹脂管の切口が封鎖され、これにより樹脂管の切口から水が噴出するのを防ぐことができ、そのため給水用主管内の水圧が低下して警報機とポンプが稼働する、といった問題が生ずるのを防ぐことができる。
請求項3に係る発明においては、スクイズオフ用の樹脂管をスクイズオフし、該スクイズオフした箇所よりヘッダー側の樹脂管を切断したのちにスクイズオフ用配管が取外されるが、切口より給水用主管側の樹脂管がスクイズオフされることにより切断後、樹脂管の切口から水が噴出するようなことがなく、給水用主管の内圧が維持される。
請求項4に係る発明においては、2箇所でスクイズオフした箇所の間で樹脂管が切断され、スクイズオフ用配管が取外されるが、切断後は給水用主管側の樹脂管及びヘッダー側の樹脂管がいずれもスクイズオフされるため、給水用主管側からの水の噴出はもとより、ヘッダー側の水が樹脂管の切口から滴り落ちるのを防ぐことができる。
従来のスプリンクラー用配管の概略図。 図1に示すスプリンクラー用配管における分岐管とヘッダーの接続構造を示す図。 本発明に係るスプリンクラー用配管で用いるスクイズオフ用樹脂管の正面図。 図3に示す樹脂管を用いた分岐管とヘッダーの接続構造を示す図。 図4に示す接続構造において、樹脂管をスクイズオフした状態を示す概略図。 スクイズオフの別の態様を示す概略図。
図3は、図1に示す主管1より分岐する分岐管8とヘッダー4とを接続するスクイズオフ用の樹脂管16を示すもので、樹脂管16は例えばポリエチレン製で、両側にはフランジ止め17が形成され、金属製、例えば鋼製のフランジ18が一対、樹脂管16の管軸方向にスライド可能に取付けられている。以下には図1に示すスプリンクラー用配管における分岐管8とヘッダー4との接続構造について説明する。図中、図1及び図2に示す構造と同一構造部分は同じ材質であり、同一符号で示してある。
分岐管8とヘッダー4を接続するときには、図4に示すように樹脂管16一端のフランジ止め17を分岐管端のフランジ止め13にパッキン19を介在させて突き合せ、樹脂管一側のフランジ18と分岐管8のフランジ10とをボルト21にて連結する。そしてこれに前後して樹脂管他端のフランジ止め17とヘッダー端のフランジ止め14を同じくパッキン19を介在させて突き合せ、樹脂管他側のフランジ18とヘッダー側のフランジ11とをボルト21にて連結する。
図4は、ヘッダー4と分岐管8を樹脂管16を介して接続した接続構造を示しており、この接続構造において、フランジ18間の樹脂管16の長さlは樹脂管の呼び径をDとすると、l>2Dに形成され、後述するスクイズオフ用の工具を用いてスクイズオフし、かつ切断工具を用いて樹脂管を切断する作業をするのに十分なスペースを確保できるようにしてある。図4において、ヘッダー4の接続口3には巻出し管7が接続されるが、図においては図示省略してある。
図1に示すようなヘッダー4からスプリンクラー用ヘッド5に至るまでのスプリンクラー用配管を取換えのため取外すときには、図5に示すように既知のスクイズオフ用の工具22を用いて樹脂管16を図の矢印方向に押し潰し、スクイズオフする。
その後、スクイズオフした箇所よりヘッダー側の樹脂管16をカッター等の切断工具を用いて切断する。切断後、ヘッダー側の樹脂管16及びフランジ11、18を含むヘッダー4からスプリンクラー用ヘッド5に至るスプリンクラー用配管を取外す。
前記実施形態では、樹脂管切断後、ヘッダー側の水が樹脂管16の切口から洩れ出るようになるが、前記ヘッダー側の樹脂管16の切口から洩れ出る水の量は多くないため、容器で受けるようにしてもよいし、天井裏に水が零れ落ちても通常支障を生ずることはなく、放置しておいてもよい。
その後、ヘッダーからスプリンクラー用ヘッドに至るまでの新たなスプリンクラー用配管を天井裏に設置し、該新たなスプリンクラー用配管の樹脂管をスクイズオフされた状態の分岐管側の樹脂管16の切口にソケット継手を介して接続する。スプリンクラーシステムを一時的に停止できれば、給水用主管1から一旦水を抜くが、樹脂管の切口から水が噴出した状態でも差し支えなければ、スプリンクラーシステムを停止させることなく、フランジ18を取外したのちの分岐管側のフランジ10に新たなスプリンクラー用配管の樹脂管16のフランジを連結するようにしてもよい。なお、新たなスプリンクラー用配管はヘッダーからスプリンクラー用ヘッドに至るまで工場で組付けられ、ユニット化されたものが用いられるが、施工現場で組付けることも可能である。工場で組付けユニット化する場合、樹脂管16も組付けてユニット化しておくのが望ましい。
スプリンクダー用配管の別の取外し方法においては、図6に示すように樹脂管16が二箇所においてスクイズオフされ、樹脂管16の切断はスクイズオフされた箇所の間で行われる。本方法においては、樹脂管16の切断時には切断箇所両側の樹脂管がスクイズオフされているため、給水主管1側の樹脂管16の切口から水が噴出することはなく、またヘッダー側の樹脂管の切口から水洩れすることもない。
1・・給水用主管
2・・フランジ継手
3・・接続口
4・・ヘッダー
5・・スプリンクラー用ヘッド
6・・ヘッド取付管
7・・巻出し管
8・・分岐管
9・・パッキン
10、11、18・・フランジ
12、21・・ボルト
13、14、17・・フランジ止め
16・・スクイズオフ用の樹脂管
22・・スクイズオフ用の工具

Claims (4)

  1. スプリンクラー設備を構成し、天井裏に配設されるするスプリンクラー用配管であって、給水用主管に接続されるヘッダーと、該ヘッダーに取付けられる巻出し管と、該巻出し管の管端部に接続され、天井に設置されるスプリンクラーヘッドを備えたヘッド取付管とよりなるスプリンクラー用配管において、前記給水用主管とヘッダーとの接続部分には、スクイズオフ用の樹脂管が設けられることを特徴とするスプリンクラー用配管。
  2. スクイズオフ用の樹脂管は両側にフランジ止めを有すると共に、一対の金属製のフランジをフランジ管の軸方向にスライド可能に取付け、一対のフランジのうち、一方のフランジを主管より分岐する分岐管の金属製のフランジにボルトにて連結すると共に、他方のフランジをヘッダーに取付けた金属製のフランジにボルトにて連結し、フランジ止めに係止して抜止めされた状態でのフランジ間の樹脂管の長さlは、樹脂管の呼び径をDとすると、l>2Dであることを特徴とする請求項1記載のスプリンクラー用配管。
  3. 請求項1又は2に係る発明のスプリンクラー用配管におけるヘッダーからスプリンクラー用ヘッドまでのスプリンクラー用配管を取換えのため取外す方法であって、スクイズオフ用の樹脂管をスクイズオフしたのち、スクイズオフした箇所よりヘッダー側に位置する箇所の樹脂管を切断し、ヘッダーよりヘッド取付管に至るスプリンクラー用配管を取外すことを特徴とするスプリンクラー用配管の取外方法。
  4. 請求項1又は2に係る発明のスプリンクラー用配管におけるヘッダーからスプリンクラー用ヘッドまでのスプリンクラー用配管を取換えのため取外す方法であって、スクイズオフ用の樹脂管を軸方向の2箇所でスクイズオフしたのち、スクイズオフした2箇所の間の樹脂管を切断し、ヘッダーよりヘッド取付管に至るスプリンクラー用配管を取外すことを特徴とするスプリンクラー用配管の取外方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019071948A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 三井化学産資株式会社 分岐ヘッダー

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