JP2015112010A5 - 電力供給システム、パワーコンディショナ及び電力供給システムの制御方法 - Google Patents

Description

本発明は、電力供給システム、パワーコンディショナ及び電力供給システムの制御方法に関するものである。

従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、種別の異なるパワーコンディショナ全体により安定した電力を負荷に供給できる電力供給システム、パワーコンディショナ及び電力供給システムの制御方法を提供することにある。

上述した諸課題を解決すべく、第１の観点に係るパワーコンディショナシステムの発明は、
負荷に対して並列に接続されている２つのパワーコンディショナを備える電力供給システムであって、
第１のパワーコンディショナと第２のパワーコンディショナは通信可能に構成され、
前記第１のパワーコンディショナは、自立運転時に前記負荷に供給される供給電力における電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、前記第２のパワーコンディショナに対して通知することを特徴とする
電力供給システムである。

また、第２の観点に係る発明は、第１の観点に係る電力供給システムにおいて、
通信インタフェースを介した同期、又は、前記第１及び第２のパワーコンディショナからの出力電圧の変化若しくは前記出力電圧の周波数による同期、の少なくともいずれかが実行され、
前記第１のパワーコンディショナは、前記同期に基づいて、前記通知を行うことを特徴とするものである。

また、第３の観点に係る発明は、第１又は第２の観点に係る電力供給システムにおいて、
前記第１のパワーコンディショナは、前記負荷への電力供給が停止状態にあることを前記第２のパワーコンディショナに対してさらに通知可能であることを特徴とするものである。

また、第４の観点に係る発明は、第１又は第２の観点に係る電力供給システムにおいて、
前記第１のパワーコンディショナは、自立運転を行い、
前記第２のパワーコンディショナは、前記第１のパワーコンディショナから前記負荷に出力される交流電圧を補うためのパワーコンディショナであることを特徴とするものである。

また、第５の観点に係る発明は、第１又は第２の観点に係る電力供給システムにおいて、
前記第１のパワーコンディショナは、自然エネルギーから電力を出力するものであり、
前記第１のパワーコンディショナが、出力電流を制御している場合、ＭＰＰＴ（Maximum Power Point Tracking）制御による最大出力動作電圧をインバータに入力することを特徴とするものである。

上述したように本発明の解決手段をシステムとして説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当するパワーコンディショナ及び制御方法としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。

例えば、本発明をパワーコンディショナとして実現させた第６の観点に係る発明は、
負荷に対して他のパワーコンディショナとともに接続されているパワーコンディショナであって、
自立運転時の前記負荷への供給電力における電力変換の制御方式を前記他のパワーコンディショナとの間で送受信することを特徴とするパワーコンディショナである。

また、第７の観点に係る発明は、
負荷に対して他のパワーコンディショナとともに並列に接続されているパワーコンディショナであって、
前記他のパワーコンディショナと通信する通信部と、
自立運転時の前記負荷への供給電力における電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、前記通信部により前記他のパワーコンディショナに対して送信する制御部と、
を備えるパワーコンディショナである。
また、第８の観点に係る発明は、
負荷に対して他のパワーコンディショナとともに並列に接続されているパワーコンディショナであって、
前記他のパワーコンディショナと通信する通信部と、
自立運転時の前記他のパワーコンディショナから前記負荷への供給電力における、前記他のパワーコンディショナの電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、前記通信部により前記他のパワーコンディショナから受信する制御部と、を備えるパワーコンディショナである。

また、例えば、本発明を方法として実現させた第９の観点に係る電力制御システムの制御方法の発明は、
負荷に対して並列に接続され、互いに通信可能に構成されている２つのパワーコンディショナを備える電力供給システムの制御方法であって、
第１のパワーコンディショナが、自立運転時に前記負荷に供給される供給電力における電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、第２のパワーコンディショナに対して通知するステップ
を含む、電力供給システムの制御方法である。

上記のように構成された本発明に係る電力供給システム、パワーコンディショナ及び電力供給システムの制御方法によれば、種別の異なるパワーコンディショナ全体により安定した電力を負荷に供給することができる。

Claims (9)

1. 負荷に対して並列に接続されている２つのパワーコンディショナを備える電力供給システムであって、
   第１のパワーコンディショナと第２のパワーコンディショナは通信可能に構成され、
   前記第１のパワーコンディショナは、自立運転時に前記負荷に供給される供給電力における電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、前記第２のパワーコンディショナに対して通知することを特徴とする、電力供給システム。
2. 請求項１に記載の電力供給システムにおいて、
   通信インタフェースを介した同期、又は、前記第１及び第２のパワーコンディショナからの出力電圧の変化若しくは前記出力電圧の周波数による同期、の少なくともいずれかが実行され、
   前記第１のパワーコンディショナは、前記同期に基づいて、前記通知を行うことを特徴とする、電力供給システム。
3. 請求項１又は２に記載の電力供給システムにおいて、
   前記第１のパワーコンディショナは、前記負荷への電力供給が停止状態にあることを前記第２のパワーコンディショナに対してさらに通知可能であることを特徴とする、電力供給システム。
4. 請求項１又は２に記載の電力供給システムにおいて、
   前記第１のパワーコンディショナは、自立運転を行い、
   前記第２のパワーコンディショナは、前記第１のパワーコンディショナから前記負荷に出力される交流電圧を補うためのパワーコンディショナであることを特徴とする電力供給システム。
5. 請求項１に記載の電力供給システムにおいて、
   前記第１のパワーコンディショナは、自然エネルギーから電力を出力するものであり、
   前記第１のパワーコンディショナが、出力電流を制御している場合、ＭＰＰＴ（Maximum Power Point Tracking）制御による最大出力動作電圧をインバータに入力することを特徴とする電力供給システム。
   
6. 負荷に対して他のパワーコンディショナとともに接続されているパワーコンディショナであって、
   自立運転時の前記負荷への供給電力における電力変換の制御方式を前記他のパワーコンディショナとの間で送受信することを特徴とするパワーコンディショナ。
7. 負荷に対して他のパワーコンディショナとともに並列に接続されているパワーコンディショナであって、
   前記他のパワーコンディショナと通信する通信部と、
   自立運転時の前記負荷への供給電力における電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、前記通信部により前記他のパワーコンディショナに対して送信する制御部と、
   を備えるパワーコンディショナ。
8. 負荷に対して他のパワーコンディショナとともに並列に接続されているパワーコンディショナであって、
   前記他のパワーコンディショナと通信する通信部と、
   自立運転時の前記他のパワーコンディショナから前記負荷への供給電力における、前記他のパワーコンディショナの電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、前記通信部により前記他のパワーコンディショナから受信する制御部と、を備えるパワーコンディショナ。
9. 負荷に対して並列に接続され、互いに通信可能に構成されている２つのパワーコンディショナを備える電力供給システムの制御方法であって、
   第１のパワーコンディショナが、自立運転時に前記負荷に供給される供給電力における電力変換の制御方式が電圧制御と電流制御とのいずれで行われているかを、第２のパワーコンディショナに対して通知するステップ
   を含む、電力供給システムの制御方法。