JP2015110472A - Suction unit and paper supply device including the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、吸引ユニットおよびそれを備える給紙装置に関する。 The present invention relates to a suction unit and a sheet feeding device including the suction unit.
積載されたシート束から最上位の1枚を分離して給送する給紙装置が知られている。この給紙装置には、一般に、エアの力で最上位の1枚を吸着し、搬送方向に送り出す吸引ユニットが搭載される。例えば特許文献1には、最上位の1枚を吸着するための吸引口を有する吸着面と、シート束をばらけさせるとともに最上位の1枚と2枚目以降とを分離させるようエアを吐出する吐出口と、を備える吸引ユニットが提案されている。
2. Description of the Related Art A sheet feeding device that separates and feeds the uppermost sheet from a stacked sheet bundle is known. Generally, the sheet feeding device is equipped with a suction unit that sucks the uppermost sheet by the force of air and sends it out in the transport direction. For example, in
また、材料費の削減や小型化のために、吸引ファンの吸気口を吸引口に連通するとともに、同じ吸引ファンの排気口を吐出口に連通し、1つの吸引ファンに吸引源の機能と吐出源の機能とを兼ねさせた吸引ユニットも提案されている(例えば特許文献2)。 In addition, in order to reduce material costs and reduce size, the suction port of the suction fan is connected to the suction port, and the exhaust port of the same suction fan is connected to the discharge port. A suction unit that also functions as a source has been proposed (for example, Patent Document 2).
特許文献1、2に記載の吸引ユニットは、シートを吸着したときにその吸着したシートが吸引口を塞いでしまうため、吸引源の負荷が増大し、消費電力が高くなる傾向がある。一方で、シート吸着中の吸引経路を確保するために吸引エアの通路に開口を設けると、吸引力が減殺されてシートが十分に吸着できなくなり、空送りが発生する場合がある。
The suction units described in
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、空送りの発生を抑止しつつ、消費電力を低減できる吸引ユニットを提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide a suction unit capable of reducing power consumption while suppressing the occurrence of idle feeding.
上記課題を解決するために、本発明のある態様の吸引ユニットは、エアーの吸引により吸着面にシートを吸着させる吸引ユニットであって、吸着面に設けられる第1吸引口と、吸着面とは異なる部分に設けられる第2吸引口と、を備える。吸引ユニットは、第2吸引口から吸引されたエアが、吸着面に対してシートと反対側の空間を通過するよう構成される。 In order to solve the above problems, a suction unit according to an aspect of the present invention is a suction unit that sucks a sheet on a suction surface by suction of air, and the first suction port provided on the suction surface and the suction surface are: A second suction port provided in a different part. The suction unit is configured such that air sucked from the second suction port passes through a space on the opposite side of the sheet from the suction surface.
この態様によると、第2吸引口から吸引されたエアが、吸着面に対してシートと反対側の空間を通過する。特に、シートが吸着面に吸着し、第1吸引口が塞がれたときにも、第2吸引口からエアが吸引され、当該空間を通過する。 According to this aspect, the air sucked from the second suction port passes through the space opposite to the sheet with respect to the suction surface. In particular, even when the sheet is adsorbed on the adsorption surface and the first suction port is closed, air is sucked from the second suction port and passes through the space.
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。 Note that any combination of the above-described constituent elements, and those obtained by replacing the constituent elements and expressions of the present invention with each other among methods, apparatuses, systems, etc. are also effective as an aspect of the present invention.
本発明によれば、空送りの発生を抑止しつつ、消費電力を低減できる吸引ユニットを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a suction unit capable of reducing power consumption while suppressing the occurrence of idle feeding.
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。 Hereinafter, the same or equivalent components and members shown in the respective drawings are denoted by the same reference numerals, and repeated descriptions thereof are omitted as appropriate. In addition, the dimensions of the members in each drawing are appropriately enlarged or reduced for easy understanding. Also, in the drawings, some of the members that are not important for describing the embodiment are omitted.
実施の形態に係る給紙装置は、丁合装置の給紙装置として好適に用いられる。 The paper feeding device according to the embodiment is suitably used as a paper feeding device for a collation device.
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態に係る給紙装置2を縦方向に多段に配列した丁合装置1を示す正面図、図2は丁合装置1の給紙部29及び給紙搬送部28を示す正面図、図3は同じくその平面図、図4は同じくその右側面図である。図1に示すように、丁合装置1は、1対のフレーム18,19が垂直に立設され、これらのフレーム間に複数の給紙部29及び給紙搬送部28が、縦方向に多段に配列されている。給紙部29には、シート束S0を積載するための給紙トレイ3が、水平に配置され、この給紙トレイ3の給紙方向下流側上方に、吸引ヘッド4が設けられている。シート束S0は、その最上位のシートS1が吸引ヘッド4により1枚ずつ吸引されて図1に示す矢印A方向に搬送される。
(First embodiment)
FIG. 1 is a front view showing a
この給紙部29の給紙方向下流側には給紙搬送部28が配置され、給紙部29において取り出された最上位のシートS1は、給紙搬送部28により更に矢印A方向への搬送が継続される。給紙搬送部28においては、吸引ヘッド4の給紙方向下流側に、軸76(図2,3参照)により同軸的に軸支された複数個の給紙搬送ローラ5と、軸79(図2参照)により同軸的に軸支され給紙搬送ローラ5に下側から圧接する給紙搬送コロ6とが設けられていて、更にその給紙方向下流側に縦搬送駆動ローラ7が配置されている。そして、給紙部29から供給された最上位のシートS1は、給紙搬送ローラ5と給紙搬送コロ6との間に挟持されて送り出され、適当な間隔で配置されたガイド板30,31により、縦搬送駆動ローラ7の外周に沿うようにして下方(図1に示す矢印B方向)に方向を変えて搬送される。また、給紙搬送ローラ5の下流側にはガイド板30,31を挟むようにして、ガイド板30,31の間隙を通過するシートSを検知する検知手段83(図2参照)が設けられている。
A paper feeding / conveying
給紙搬送部28のシート出口側には、縦方向に配列した給紙搬送部28の上端から下端にわたって縦搬送ベルト9が周回していて、各段の縦搬送駆動ローラ7に縦搬送ベルト9を挟んで縦搬送コロ10が圧接している。各段の給紙部29より1枚ずつ送られてきたシートSは、縦搬送ベルト9により下方へ送られながら順次重なっていき、丁合物を形成する。
On the sheet exit side of the sheet feeding / conveying
最下段の給紙部29aの下方には横搬送部11が設けられ、縦搬送ベルト9の下方にはガイド板12が設けられている。縦搬送ベルト9の下端まで搬送された丁合物は、ガイド板12により方向を変えて横搬送部11に達する。横搬送部11には軸方向が搬送方向(図1に示す矢印C方向)と直交する1対の横搬送ローラ13が適宜の間隔をおいて配置され、この横搬送ローラ13に横搬送ベルト14が掛け渡されている。横搬送ベルト14には、上方から複数の横搬送コロ15が圧接していて、丁合物を横搬送ベルト14と横搬送コロ15で挟持して、図1に示す矢印C方向へ搬送する。横搬送部11の出口16から排出された丁合物はシート積載装置17に積載される。
A
このようにして、各段に積載されたシート束S0が、1枚ずつ取り出されて丁合物とする丁合作業が行われる。 In this way, a collation operation is performed in which the sheet bundle S0 stacked on each stage is taken out one by one and used as a collation.
次に各段の給紙部29及び給紙搬送部28の詳細について説明する。
図2から図4に示すように、水平に設けられた給紙トレイ3の下部にはこれを支える支持アーム20が固定されている。この支持アーム20は、一方のフレーム18に上下方向に形成された角穴18a(図2参照)を通じてフレーム18の外側に延出している延出部20a(図3、図4参照)と、フレーム18の内側において下方に延びた基部20b(図2、図4参照)とを有している。
Next, the details of the
As shown in FIGS. 2 to 4, a
支持アーム20の延出部20aの両面には、軸21を介して1対のコロ22が回転自在に設けられている。また、支持アーム20の基部20bの下端付近の両面には、軸24を介して1対のコロ26が回転自在に設けられ、更に基部20bのフレーム18に対向した面には、上下方向に適宜の間隔をおいて、軸23を介して1対のコロ25が回転自在に設けられている。この1対のコロ25は角穴18aと係合し、支持アーム20が図2に示す矢印F方向に移動自在に設けられている。すなわち、給紙トレイ3は、上下方向に移動可能に設けられている。
A pair of
図4に示すように、支持アーム20は、コロ26の外周面がフレーム18の内側に、そして、コロ22の外周面がフレーム18の外側にそれぞれ接し、給紙トレイ3の自重及びこれに積載されるシート束S0の重量により発生するモーメント(図4に示した矢印D方向)を支えることにより、給紙トレイ3は常に水平姿勢を保つことができる。
As shown in FIG. 4, the
給紙トレイ3及びこれに積載されたシート束S0を支えるため、フレーム18とコロ22,26との間に適宜の補強材を設けても良い。また、給紙トレイ3が人の手等により押し上げられた場合に支持アーム20の1対のコロ25がフレーム18の角穴18aから離脱しないよう、適宜の規制部材が設けられても良い。
An appropriate reinforcing material may be provided between the
図3及び図4に示すように、支持アーム20の延出部20aの端面20fには、ラック34が、そのピッチ線が垂直となるように固定されている。ラック34にはギヤ35が噛合しており、このギヤ35は正逆回転可能なモータ36の出力軸36aに軸支固定されている。このモータ36は、支持部材92を介してフレーム18の外側に固定されている。このモータ36が回転することにより、ラック34が上下方向に移動し、支持アーム20を介して給紙トレイ3が上下方向に移動する。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
フレーム18の内側には、フレーム18と適宜の間隔をおいて平行にサイドフェンス37が設けられている。このサイドフェンス37に係合してガイド部材38が、給紙トレイ3に固定されている。このガイド部材38がサイドフェンス37に案内されることにより、給紙トレイ3の図3に示す矢印E方向への回動を規制している。シート束S0を給紙トレイ3上に積載する時、サイドフェンス37を幅方向の基準として積載する。すなわち、サイドフェンス37は、シートSの通紙幅方向の搬送基準となる。
A
図2に示すように、サイドフェンス37の中央部付近には、アングル39が、2個の軸40,41を介して上下方向に移動自在に支持されている。
As shown in FIG. 2, near the center of the
吸引ヘッド4側のサイドフェンス37先端上方部には、シート束上面検知手段42が設けられている。このシート束上面検知手段42は、軸43がサイドフェンス37に取り付けられており、この軸43はサイドフェンス37に対し、一定の抵抗を持たせて回動可能である。この軸43には遮蔽板46が回動自在に支持されている。また、軸43には固定板44が固定され、その一端にセンサ45が設けられている。シート束S0の上面により遮蔽板46の最下端46aが押し上げられると、遮蔽板46が回動してセンサ45の光軸を遮るように構成されている。また、この固定板44の他端と遮蔽板46の端面46bとが当接することにより、遮蔽板46は一定位置を越えて下方へ移動しないように規制されている。
Sheet bundle upper surface detection means 42 is provided at the upper end of the
軸43はサイドフェンス37に対して、一定の抵抗を持たせて回動可能で、サイドフェンス37に対して軸43の円周方向の設定位置を自在に選択することにより、シート束S0の上面の高さを、積載されたシート束S0の紙質に最も適した高さに設定することができる。この調整方法として、例えば本実施の形態では、固定板44に、上辺44cと斜辺44bとで鋭角の指針を形成した指針部44aが設けられ、この指針部44aの先端が指す位置に合わせ、サイドフェンス37上に適宜の目盛89が設けられている。この目盛89は、指針部44aの上辺44cが水平となる位置で、指針部44aの先端が目盛り89を付した範囲の中間位置を指すように設けられている。
The
次に、給紙装置2について詳細に説明する。図2から図4に示すように、給紙トレイ3の先端部上方に、吸引ヘッド4が設けられている。吸引ヘッド4は、フレーム18、19に対して回転自在に支持された駆動軸47を有し、この駆動軸47には適宜の幅に形成された複数の駆動ローラ48が軸支固定されている。駆動軸47はフレーム19の外側に延出していて、この延出部に電磁クラッチ86が設けられている。電磁クラッチ86を連結することにより、図示しない駆動源より駆動力が駆動軸47に付与される。駆動軸47に対し、給紙方向上流側に適宜の間隔をおいて平行に従動軸49が設けられ、この従動軸49には、駆動ローラ48とほぼ同じ幅に形成された複数の従動ローラ50が、駆動ローラ48に対向する位置に軸支され設けられている。
Next, the
駆動ローラ48と従動ローラ50との間にそれぞれベルト51が掛け渡されており、隣り合うベルト51同士の間には適宜の間隔Lが設けられている。ベルト51は孔等のない無端の平ベルトである。また、駆動ローラ48と従動ローラ50の少なくとも一方を広幅に形成して複数のベルトを掛けるように構成してもよい。ベルト51に囲まれた空間、すなわち駆動ローラ48と従動ローラ50との間隙には、中空の略直方体形状である吸引エアチャンバ52が設けられている。図4に示すように、吸引エアチャンバ52の一端はフレーム18の外側に延出し、この延出部の上面にはエア吸引穴52bが形成され、このエア吸引穴52bの上方に、例えばファンにより構成されたエア吸引源53が固定されている。エア吸引源53の下面にはエア吸引口53aが形成され、エア吸引穴52bと連通するように構成されている。また、吸引エアチャンバ52において、エア吸引穴52bに対向する下面にはエア逃がし穴52cが形成されている。
A
図5は吸引ヘッド4を下方より見た図である。図5に示すように、吸引エアチャンバ52のフレーム18内側における下面には複数の角穴52aが形成されており、この角穴52aは両外側のベルト51の外側及び隣り合うベルト51同士の間隙となる位置に設けられている。また、この吸引エアチャンバ52の他端は、支持部材84に固定されている。この支持部材84は、駆動軸47と従動軸49を回転自在に支持し、更にベルト51の上方を覆うように構成されている。
FIG. 5 is a view of the
図6(a)、(b)は、図2のI−I線による断面図である。図6(a)は吸引ヘッド4にシートS1が吸着していないときを示し、図6(b)は吸引ヘッド4にシートS1が吸着しているときを示す。エア吸引源53から遠い方の吸引エアチャンバ52の側面52dには、水平方向に延在する角穴52eが形成される。本実施の形態では、角穴52eは、側面52dの下端に形成されている。図6(a)に示すように、吸引ヘッド4にシートS1が吸着していないときは、エア吸引源53による吸引により角穴52aに対応するベルト51同士の隙間(以下、「第1吸引口81」とも呼ぶ)、および、角穴52e(以下、「第2吸引口82」とも呼ぶ)から吸引エアチャンバ52内にエアが流入する。第1吸引口81および第2吸引口82から流入したエアは、吸引エアチャンバ52内を水平方向(矢印J方向)に流れる。このエアの流れにより、吸引エアチャンバ52内は負圧になり、シートS1が各ベルト51の下側走行部(以下、「吸着面95」とも呼ぶ)に吸着される。
6A and 6B are cross-sectional views taken along line I-I in FIG. FIG. 6A shows the time when the sheet S1 is not attracted to the
図6(b)に示すように、シートS1が吸着面95に吸着しているときは、第1吸引口81が塞がれた状態になる。この場合、エア吸引源53による吸引により第2吸引口82からエアが流入し、吸引エアチャンバ52内を矢印J方向にエアが流れる。つまり、シートS1が吸着面95に吸着しているときは、第1吸引口81からエアを吸引できないものの、第2吸引口82からエアを吸引できるため、エア吸引源53にかかる負荷を軽減できる。また、第1吸引口81からエアを吸引できないものの、第2吸引口82からエアが吸引され、矢印J方向のエアの流れができるため、吸引エアチャンバ52内は負圧に保たれる。そのため、シートS1は吸着面95に吸着されたままになる。
As shown in FIG. 6B, when the sheet S1 is adsorbed to the adsorbing
第2吸引口82は、その開口面積の総和が、第1吸引口81の開口面積の総和よりも小さくなるよう形成されることが望ましい。この場合、第1吸引口81が塞がれ、第2吸引口82だけからエアが吸入されるとき、小さい開口を通ってエアが流入するため、吸引エアチャンバ52内を通過するエアの流速が速くなる。そうすると、吸引エアチャンバ52内の圧力が比較的低くなり、高い吸着力を維持することができる。
The
シートS1が吸着面95に吸着された状態で、吸引エアチャンバ52内に形成される矢印J方向のエアの流れは、吸引エアチャンバ52の下面に形成された角穴52aに沿って形成される方が、シートS1の吸着効果が高いため、角穴52eの位置は側面52dの下端が望ましい。しかし、側面52dの下端になければならないというものではなく、角穴52eの位置は、側面52dの下端に限られない。角穴52eから吸入されるエアが吸引エアチャンバ52内を矢印J方向に流れ、吸引エアチャンバ52が負圧に保たれ、シートS1の吸着状態が維持されればよく、下端から上方に離れた位置に形成されてもよい。また、任意の形状を有してもよく、大きさ、および数も図示の形態には限られない。
In the state where the sheet S1 is adsorbed on the
図4に示すように、エア逃がし穴52cの下方にはソレノイドバルブ54が配置されている。ソレノイドバルブ54は、フレーム18に固定されたソレノイド固定板55に、ソレノイド56が固定されている。ソレノイド56のプランジャ56aにはリンク94の一端が連結されている。リンク94の他端には、略L字形に形成された作動レバー57の一端57aが連結されている。作動レバー57はL字形のほぼ中央部において、ソレノイド固定板55に立設された支点軸59に軸支されていて、この支点軸59を中心として揺動可能である。作動レバー57の他端57bには、支軸87を介して開閉板58が連結されている。開閉板58は支軸87を中心として揺動可能である。開閉板58は、金属板等の剛性部材でできている下層58aと、ポリ塩化ビニルシート等の柔軟性フィルムによりできている上層58bとを有し、この上層58bと下層58aとの中間部58cはスポンジ等の弾性部材でできている。また、作動レバー57の他端とソレノイド固定板55との間にばね60が掛けられていて、このばね60により、作動レバー57の他端57bが下方に付勢されている。
As shown in FIG. 4, a
ソレノイド56が消磁の状態では、ばね60により作動レバー57の他端57bが下方に引張られ、従って作動レバー57は支点軸59を中心に図4において反時計方向に回動する。その結果、作動レバー57の一端57aがソレノイド固定板55の曲げ部55aに当接して停止し、この状態で開閉板58は吸引エアチャンバ52の下面から離間している。従って、吸引エアチャンバ52下面に形成されたエア逃がし穴52cは開放状態であり、エア吸引源53がエア吸引動作を開始しても、エアはエア吸引源53のエア吸引口53aに至近のエア逃がし穴52cを通じて吸引されるので、シート束S0に対向した角穴52aからのエア吸引は行われない。
When the
ソレノイド56が励磁状態になると、プランジャ56aがリンク94とともに図4に示す矢印V方向へ移動し、作動レバー57の一端57aが引張られることにより、作動レバー57が支点軸59を中心として時計方向に回動する。その結果、図4において二点鎖線にて示したように、作動レバー57の他端57bが上方へ移動することにより、開閉板58が上昇して、吸引エアチャンバ52の下面に接触し、エア逃がし穴52cを塞ぐ。エア逃がし穴52cには、弾性部材でできた中間部58cを介して柔軟性フィルムでできた上層58bが密着するので、エア逃がし穴52cは完全に塞がれた状態となり、したがって吸引ヘッド4のベルト51近傍に形成された角穴52aからのエア吸引が行われるようになる。
When the
図2及び図4に示すように、給紙トレイ3の先端部に隣接して、吐出エアチャンバ61が設けられている。吐出エアチャンバ61は中空形状であり、フレーム18,19に固定された基台62上に載置固定されている。この吐出エアチャンバ61と、エア吸引源53のエア排気口53bとは吹出しエア通路77を介して連通している。
As shown in FIGS. 2 and 4, a
図7は図4において一部の部品を除いた模式図、図8は図7の平面図である。図7及び図8に示すように、吐出エアチャンバ61は、基台62に隣接した下面部61aと、この下面部61aの両端より垂直に立設された側面部61b、61cと、この側面部61b、61c上方に接続する上面部61dを有し、更にこの上面部61dには、給紙方向に対して垂直に3ヵ所の凸部61e、61f、61gが並列して設けられている。このうち、給紙方向に向かって右側の凸部61e及び中央の凸部61fは同形状であり、給紙方向にむかって左側の凸部61gのみ、凸部61e、61fに対して形状が異なっている。
7 is a schematic view in which some components are removed from FIG. 4, and FIG. 8 is a plan view of FIG. As shown in FIGS. 7 and 8, the
図9及び図10はそれぞれ図8のG−G線及びH−H線による断面図であり、それぞれ図8の凸部61e、61gにおける断面図である。なお、図8の凸部61fにおける断面図は、凸部61eにおける断面図と実質的に同一である。 9 and 10 are cross-sectional views taken along lines GG and HH in FIG. 8, respectively, and are cross-sectional views taken along the convex portions 61e and 61g in FIG. 8, respectively. Note that the cross-sectional view of the convex portion 61f in FIG. 8 is substantially the same as the cross-sectional view of the convex portion 61e.
図9に示すように、凸部61e(凸部61f)には、給紙トレイ3に積載されているシート束S0の先端面の上層部にエアを吹き込むためのエア吐出口61h(エア吐出口61i)が設けられ、凸部61e(凸部61f)上面にはそれぞれ斜面部61k(斜面部61l)が設けられている。エア吐出口61h(エア吐出口61i)は、側面部61bの上端付近から斜面部61k(斜面部61l)にかけて開口し、シート束S0の端面に向かって水平に、すなわち図9に示す矢印M方向へのエア吹き付けと、ベルト51方向、すなわち斜め上方に向かって、すなわち図9に示す矢印N方向へのエア吹付けが行われる。
As shown in FIG. 9, an air discharge port 61h (air discharge port) for blowing air into the upper layer portion of the front end surface of the sheet bundle S0 stacked on the
矢印M方向のエアにより、シート束S0の上層部のシートS間にエアが吹き込まれてシートSが捌かれる。また、矢印N方向のエアにより、シートSが2枚同時に吸着された場合、最上位のシートS1と次位のシートS2との間にエアを吹き込むことにより次位のシートS2を引き離し、2枚送りを防止する。 The air in the direction of the arrow M blows the sheet S by blowing air between the sheets S in the upper layer portion of the sheet bundle S0. Further, when two sheets S are adsorbed simultaneously by the air in the direction of arrow N, the next sheet S2 is separated by blowing air between the uppermost sheet S1 and the next sheet S2, and the two sheets Prevent feeding.
これに対し、凸部61gにおいては、図10に示すように、側面部61bにのみエア吐出口61jが開口し、図10に示す矢印M方向へのエア吹付けのみが行われる。凸部61g上方には斜面部61mが設けられているが、この斜面部61mは斜面に限られず、例えば水平面であってもよい。
On the other hand, as shown in FIG. 10, in the convex part 61g, the air discharge port 61j is opened only in the
図7に示すように、吐出エアチャンバ61の側面部61bには、複数の溝が上下方向に設けられている。本実施例では2ヵ所の溝61n、61pが上下方向に設けられている。この溝61n、61pに収容されるように2枚送り防止部材68,69が設けられている。この2枚送り防止部材68,69は、基台部68a、69aと、この基台部68a,69aに貼付固定され、基台部68a、69aに対して上方に突出したウレタン等の弾性部材68b、69bとを有している。また、この基台部68a,69aは、吐出エアチャンバ61の溝61n、61pに固定された軸66、67を介して、溝61n、61pに案内されて上下動可能に構成されている。2枚送り防止部材68、69のうち、シートSの搬送基準側、すなわち図7において右側の弾性部材68bは、その上端部近傍に凹部68dを有している。また、弾性部材68bは特に凹部68dを設けたものに限定されるものではなく、弾性部材68bに弾性部材69bよりも弾性力の小さな材質を使用してもよい。これに対して他方、すなわち図7において左側の弾性部材69bには、凹部は存在しない。このように構成された2枚送り防止部材68,69は、図4に示すように、ベルト51の下方に配置されている。
As shown in FIG. 7, a plurality of grooves are provided on the
また、図7に示すように、基台部68a、69aの下方には適切な厚みを持った傾斜部材70が設けられていて、この傾斜部材70には、基台62に給紙方向に対して直角に固定された軸71が挿通されており、この軸71に案内されて傾斜部材70は図7における矢印Z方向に移動可能である。傾斜部材70には第1のリンク72の一端が回動可能に連結され、この第1のリンク72はフレーム19の外側へ延出し、その延出部における第1のリンク72の他端は、回動自在の接点を介して第2のリンク88の一端に接続されている。この第2のリンク88の他端は回動軸73に回動可能に支持されている。
Further, as shown in FIG. 7, an
図21及び図22は2枚送り防止部材68、69の調整動作を示す模式図である。回動軸73は、フレーム19外側より立設した固定板93に回転自在に支持されている。この回動軸73を手動で回転させることにより、リンク機構72を介して傾斜部材70が水平方向に移動する。この移動により、傾斜部材70と2枚送り防止部材68,69との接触点が、傾斜部材70の底部70aから頂部70bに移動すると、2枚送り防止部材68,69は押し上げられて上方へ移動する。この時、上方への移動の途上で弾性部材68b、69bの上端はベルト51に接触し、最も上方に達した時には更に圧接するようになっている。また、傾斜部材70と2枚送り防止部材68,69との接触点が、傾斜部材70の頂部70bから底部70aに移動すると、2枚送り防止部材68,69は下方へ移動する。また、2枚送り防止部材68、69の側方に突出部68c、69c(図7,8参照)を設け、この突出部68c、69cに板バネ74、75(図7,8参照)を係合させることにより、2枚送り防止部材68、69が下方に付勢されるように構成してもよい。このように、2枚送り防止部材68,69の上端とベルト51との隙間又は圧接力は回動軸73の操作によって調整可能である。また、この回動軸73にツマミ90を固定し、その外側に適宜の目盛91を設けてもよい。
21 and 22 are schematic views showing the adjusting operation of the two-sheet
図2に示すように、吐出エアチャンバ61と給紙トレイ3との隙間に、給紙トレイ3に対して垂直にシャッター64が設けられている。図4に示すように、シャッター64は、下辺部付近に適宜の間隔をおいて複数形成された長穴64cと、この長穴64cに係合し、基台62に固定された複数の軸65を介して、図4における矢印Q方向に移動可能である。シャッター64の一端はフレーム19の外側に延出していて、延出部にはラック64aが形成されている。このラック64aにはピニオン85が噛合していて、このピニオン85を図示しないツマミによって手動で回転させることにより、シャッター64を移動させる。このシャッター64の移動により、エア吐出口61h、61i、61jの開口面積が変化するため、薄いシート又は小型のシートを処理する場合は、エア吐出量を少なく、すなわち開口面積が小さくなるように設定し、厚いシート又は大型のシートを処理する場合は、エア吐出量を多く、すなわち開口面積が大きくなるように設定することにより、種々のサイズ・質のシートに対し、最適な吐出エアが得られる。また、給紙トレイ3にシート束S0を積載する際、このシャッター64にシート束S0の先端面を当接させて積載する。すなわち、シャッター64はシート束S0積載の基準となる。
As shown in FIG. 2, a
次に、給紙搬送部28において、シートを導くガイド板31について詳細に説明する。図2に示すように、給紙部29より給紙搬送部28に供給されたシートSを給紙搬送ローラ5と給紙搬送コロ6とのニップ部へ導く下方のガイド板31は、下方への曲げ角度の小さい小曲げ部31aと、下方への曲げ角度の大きい大曲げ部31bとを有し、図3に示すように、小曲げ部31aは給紙方向に向かって右寄りであって、吸引ヘッド4が存在する範囲に形成され、大曲げ部31bは給紙方向に向かって左寄りであって、吸引ヘッド4が無い範囲に形成されている。吸引ヘッド4の幅を大きく上回るような幅が大きく薄いシートSを処理する場合、給紙方向左寄りの吸引が行われない部分が垂れることがある。しかし、本実施例においては、ガイド板31の小曲げ部31aにて、吸引ヘッド4により吸着されたシートSを給紙搬送ローラ5と給紙搬送コロ6とのニップ部へ導くと同時に、ガイド板31の大曲げ部31bにて、幅の大きなシートにおいて吸引しない部分が垂れたような場合でも問題なく給紙することができる。
Next, the
次に、このように構成された本実施の形態に係る給紙装置2の動作について図面を参照して説明する。
Next, the operation of the
先ず、シート束上面検知手段42、シャッター64、2枚送り防止部材68,69を、それぞれ初期位置に設定する。図2に示すように、シート束上面検知手段42においては軸43を回動調整し、固定板44の指針部44aの先端が目盛り89の付された範囲の中間を指す位置、すなわち指針部44aの上辺44cが水平となる位置に設定する。
First, the sheet bundle upper surface detecting means 42, the
シャッター64においては、ピニオン85(図4参照)を回動させるための図示しないツマミの周囲に図示しない目盛が、例えばエア吐出口61h、61i、61jの開口面積が最も小さい場合に「1」、最も大きい場合に「7」をツマミの指針が指し、その中間部を等分して付番するように設けられている。その場合、目盛「2」、すなわちエア吐出口61h、61i、61jがわずかに開口した位置を初期位置として設定する。
In the
更に、2枚送り防止部材においては、図21,22に示すように、ツマミ90の周囲には、例えば2枚送り防止部材が最上部に達した場合に「1」、最下部に達した場合に「7」をツマミ90の指針が指し、その中間部を等分して付番するように設けられている。その場合、目盛「3」、すなわち、2枚送り防止部材68,69の上端がベルト51の下面に、押圧しない程度に接触している位置を初期位置として設定する。
Further, in the two-sheet feed prevention member, as shown in FIGS. 21 and 22, around the
上記設定に要した目盛は上記例に限られるものではなく、シート束上面検知手段42、シャッター64、2枚送り防止部材68,69が所定位置に設定されるものであればどのような目盛でも良く、若しくは目盛が存在しなくとも良い。
The scale required for the setting is not limited to the above example, and any scale can be used as long as the sheet bundle upper surface detecting means 42, the
図11から図21は本実施の形態に係る給紙装置2の動作を示す模式図である。図11に示すように、本実施の形態に係る給紙装置2にて処理しようとするシートを積み重ねて束としたシート束S0を、給紙トレイ3上に積載する。このとき、シート束S0の先端面をシャッター64に突き当てて前方の基準とし、シート束S0の給紙方向に向かって右側の端面をサイドフェンス37に突き当てて搬送基準とする。
11 to 21 are schematic views showing the operation of the
給紙トレイ3にシート束S0を積載した状態で、図示しないスタートスイッチを押すと、図12に示すように、給紙搬送ローラ5、給紙搬送コロ6及び縦搬送駆動ローラ7が矢印方向に回転を開始し、また、縦搬送ベルト9が矢印方向に周回移動し、縦搬送コロ10が矢印方向に回転を開始する。続いて、モータ36が図示矢印J方向に回転することにより、ギヤ35とラック34との噛み合いによりラック34が上昇し、このラック34を固定した支持アーム20を介して給紙トレイ3が上昇する。給紙トレイ3の上昇により、シート束S0の上面が遮蔽板46に接触し、給紙トレイ3が更に上昇すると、遮蔽板46がシート束S0の上面に押し上げられて回動し、センサ45の光軸が遮蔽板46により遮られる。
When a start switch (not shown) is pressed while the sheet bundle S0 is stacked on the
そうすると、図13に示すように、モータ36が図示しない制御機構により一定時間だけ図示矢印K方向に回転し、給紙トレイ3が下降し、シート束S0の上面はエア吐出口61h、61i、61j(図9、図10参照)の下端付近で停止するように制御される。
Then, as shown in FIG. 13, the
続いて、図14に示すように、給紙トレイ3の下降が停止すると同時に、エア吸引源53が動作を開始する。これにより、エア排気口53bおよびエア通路77(図4参照)を介して吐出エアチャンバ61内部に吐出圧が発生し、エア吐出口61h、61i、61j(図9、図10参照)からエアの吹き出しが開始する。このとき、吐出エアはシート束S0よりも上部に向けて吹付けられている。この時点では、ソレノイド56がOFF(消磁)となっているため、エア逃がし穴52cは開放されている。そのため、エア吸引源53はエア逃がし穴52cから外気を吸入することになる。したがって、吸引エアチャンバ52内に負圧は形成されず、第1吸引口81および第2吸引口82からのエア吸引は発生しない。
このように、本実施の形態では、エア吸引源53は、エアを吐出させるための吐出源としても機能する。
Subsequently, as shown in FIG. 14, the
Thus, in the present embodiment, the
その後、図15に示すように、モータ36が矢印J方向に断続的に回転して給紙トレイ3が断続的に上昇する。この上昇動作により、シート束S0の上層部のシート間にエアが吹き込まれシート束S0の上層部が浮きあがって1枚ずつに捌かれる。このとき、給紙トレイ3が断続的に上昇することにより、シート束S0の上層部の先端面が少しずつ段階的にエア吐出口61h、61i、61jに面するように動作する。その各段階で確実にエアを吹き込むことにより、上層部のシートを確実に捌くことができる。浮き上がった最上部のシートS1が、再び遮蔽板46を押し上げて回動させ、再びセンサ45の光軸が遮られると、モータ36が停止し、すなわち給紙トレイ3の上昇動作が停止する。この時、アングル39がシート束S0の上面を押さえることにより、シート束S0の上面がばたついてセンサ45による高さの検知が安定しなくなるのを防止している。
Thereafter, as shown in FIG. 15, the
図16に示すように、遮蔽板46によりセンサ45の光軸がさえぎられると、ソレノイドバルブ54のソレノイド56がONとなり(図4参照)、吸引エアチャンバ52のエア逃がし穴52cが塞がれ、吸引エアチャンバ52内を減圧し、シート束S0の上面に対向した吸着面95に設けられた第1吸引口81と、吸着面95に隣接する面であって、その法線が吸着面の法線と交差する側面52dに形成された第2吸引口82からエアの吸引が行われる(図6(a)、(b)参照)。この吸引エアの流れにより、すでに吹き込みエアにより捌かれたシート束S0上層部のうち、最上位のシートS1のみをベルト51の下側走行部(吸着面95)に吸着する。シートS1により第1吸引口81が塞がれても、第2吸引口82からのエアの吸引は継続される。この吸引エアの流れにより、吸引エアチャンバ52内の負圧は維持され、シートS1は吸着面に吸着し続けるとともに、エア通路77を介して吐出エアチャンバ61に十分にエアが供給されるため、吐出エアチャンバ61からの吐出エアによる用紙束のサバキ効果も維持される。
As shown in FIG. 16, when the optical axis of the
図17に示すように、シートS1吸着後、一定時間後に電磁クラッチ86(図3乃至図4参照)がONとなり、図示しない駆動源より駆動軸47に駆動力が付与され、駆動ローラ48が回転を開始する。この回転により、ベルト51がシートS1を吸着したまま、図示矢印P方向に周回移動し、従ってシートS1は図示矢印P方向へ移動、搬送される。
As shown in FIG. 17, the electromagnetic clutch 86 (see FIGS. 3 to 4) is turned on after a certain period of time after the sheet S1 is attracted, driving force is applied to the driving
次に、図18に示すように、取り出されたシートS1の先端が給紙搬送ローラ5と給紙搬送コロ6に挟持された後、電磁クラッチ86(図3および図4参照)がOFFとなり、駆動軸47は回転を停止する。電磁クラッチ86はONとなってから一定時間t1経過後にOFFとなるように制御されており、この一定時間t1は、シートS1の先端が給紙搬送ローラ5と給紙搬送コロ6に挟持された後に電磁クラッチ86がOFFとなるように、設定されている。また、この一定時間t1は図示しない操作パネルを操作することにより一定の範囲で可変である。表面の摩擦係数が小さく、ベルト51に対してすべりが起きやすいシートを処理する場合でも、このt1を長く設定することによって、安定した給紙を得ることができる。電磁クラッチ86がOFFとなると同時にソレノイドバルブ54のソレノイド56がOFFとなり、エア逃がし穴52cが開放され(図4参照)、第1吸引口81および第2吸引口82からのエア吸引が停止する。
Next, as shown in FIG. 18, after the leading edge of the taken sheet S1 is sandwiched between the
続いて、図19に示すように、シートS1はガイド板30,31により下方に方向を変え、縦搬送駆動ローラ7と縦搬送ベルト9に挟持されて下方へ搬送される。その際、検知手段83によりシートS1の通過が検知されると、再びソレノイドバルブ54のソレノイド56がONとなり、エア逃がし穴52cが塞がれ、次位のシートS2を吸着し、続いて一定時間経過後に電磁クラッチ86がONとなり、次位のシートが搬送される。この動作を繰り返すことにより、給紙動作が継続して行われる。
Subsequently, as shown in FIG. 19, the sheet S <b> 1 changes its direction downward by the
上記給紙動作が進行することにより、シート束S0の枚数が徐々に減少すると、シート束S0の上面の高さが徐々に低くなる。その結果、遮蔽板46が徐々に回動し、センサ45の光軸を塞がなくなると、図20に示すように、モータ36が矢印J方向に正回転して給紙トレイ3を上昇させ、再び遮蔽板46がセンサ45の光軸を遮ると、上昇が停止する。従って、シート束S0の上面の高さは常に給紙動作に適した高さに保たれる。
As the number of sheet bundles S0 gradually decreases due to the progress of the sheet feeding operation, the height of the upper surface of the sheet bundle S0 gradually decreases. As a result, when the shielding
この給紙動作中、万一吸着時に最上位のシートS1と次位のシートS2とが分離されなかった場合、2枚送り防止部材68、69に当接することにより引き離され、最上位のシートS1のみが搬送される。しかしながら、万一複数枚重なって給紙された場合、図21に示すように、ツマミ90により、2枚送り防止部材68,69を上昇させ、弾性部材68b、69bをベルト51に近接させ、若しくは当接させるか、又はベルト51に対する押圧力を強めるように調整することにより、次位以降のシートを確実に当接させ、最上位のシートS1のみを搬送できるように、調整することができる。また、シート束上面検知手段42の軸43を回動させ、給紙動作中の給紙トレイ3の停止位置を若干下げることにより、吸引ヘッド4への吸着が確実に1枚ずつ行われるように調整することができる。更に、シャッター64を図示しないツマミによって移動させることにより、エア吐出口61h、61i、61jの開口面積を拡大し、多くのエアを送り込むことにより、吹き込みエアにより捌きを確実に行い、吸引ヘッド4への吸着が1枚ずつ行われるようにすることができる。
During the sheet feeding operation, if the uppermost sheet S1 and the next sheet S2 are not separated at the time of suction, the uppermost sheet S1 is separated by coming into contact with the two-sheet
更に、上記給紙動作中に万一最上位のシートS1が搬送されず、空送りが発生した場合には、図22に示すように、ツマミ90により、2枚送り防止部材68,69を下降させ、弾性部材68b、69bのベルト51への押圧力を弱めるか、若しくはベルト51から離間させるように調整することにより、空送りの発生を防止することができる。また、シート束上面検知手段42の軸43を回動させ、給紙動作中の給紙トレイ3の停止位置を若干上昇させ、最上位のシートS1を吸引ヘッド4の下面へ近づけることにより、吸引ヘッド4への吸着が確実に行われるようにすることができる。
Further, if the uppermost sheet S1 is not transported during the paper feeding operation and the idle feeding occurs, the two-sheet
更に、吐出エア量が多すぎてシート束上層部が均一に浮くことができず、特定のシート間に吐出エアがかたよって空間ができ、この空間において空送りが発生した場合、シャッター64を図示しないツマミによって移動させることによりエア吐出口61h、61i、61jの開口面積を縮小し、送り込むエアを少なくすることにより、空送りを防止することができる。 Furthermore, when the amount of discharge air is too large, the upper layer portion of the sheet bundle cannot be floated uniformly, and there is a space due to the discharge air between specific sheets. It is possible to prevent idle feeding by reducing the opening area of the air discharge ports 61h, 61i, 61j by moving with a knob that does not, and reducing the air to be fed.
上記のように構成された本実施の形態に係る給紙装置によれば、吸着面にシートが吸着し、吸着面に形成された第1吸引口が塞がれても、第2吸引口からのエアの吸引は継続されるため、吸引エアチャンバ内の圧力が下がり過ぎてエア吸引源が過負荷状態になることが抑止される。そのため、エア吸引源の寿命を延ばすことができるとともに、消費電力を下げることができる。 According to the sheet feeding device according to the present embodiment configured as described above, even if the sheet is sucked to the suction surface and the first suction port formed on the suction surface is blocked, the second suction port Since the air suction is continued, it is possible to prevent the air suction source from being overloaded because the pressure in the suction air chamber is too low. Therefore, the life of the air suction source can be extended and the power consumption can be reduced.
ここで、最上位の用紙を確実に分離浮上させるためには、十分なエアを吐出口から常時吐出させておくことが望ましい。これに対し本実施の形態に係る給紙装置によれば、吸着面にシートが吸着し、吸着面に形成された第1吸引口が塞がれても、第2吸引口からエアが吸引されるため、吸引源と吐出源とを共通化した場合、すなわち吸引源に吐出源の機能を兼ねさせた場合でも、吐出エアが弱くなるのを抑えられ、シートの分離が不十分であることに起因する重送を抑えられる。逆に言うと、本実施の形態に係る給紙装置によれば、吸引源と吐出源とを共通化することができる。これにより、部品点数が減り、装置の軽量化、低コスト化を図ることができる。 Here, in order to reliably separate and float the uppermost sheet, it is desirable that sufficient air is constantly discharged from the discharge port. On the other hand, according to the sheet feeding device according to the present embodiment, air is sucked from the second suction port even if the sheet is sucked on the suction surface and the first suction port formed on the suction surface is blocked. Therefore, even when the suction source and the discharge source are made common, that is, even when the suction source also serves as the function of the discharge source, it is possible to prevent the discharge air from being weakened and the sheet separation is insufficient. The resulting double feed can be suppressed. In other words, according to the sheet feeding device according to the present embodiment, the suction source and the discharge source can be shared. Thereby, the number of parts can be reduced, and the weight and cost of the apparatus can be reduced.
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係る丁合装置と第2の実施の形態に係る丁合装置との主な違いは、第2吸引口が設けられる位置である。
図23は、第2の実施の形態に係る丁合装置の給紙部29及び給紙搬送部28を示す正面図、図24は同じくその右側面図である。図23、24は、それぞれ図2、4に対応する。図25(a)、(b)は吸引ヘッド4の断面図である。図25(a)は図23のL−L線による断面図であり、図25(b)は図24のK−K線による断面図である。
(Second Embodiment)
The main difference between the collating apparatus according to the first embodiment and the collating apparatus according to the second embodiment is the position where the second suction port is provided.
FIG. 23 is a front view showing the
本実施の形態では、図6(a)、(b)の角穴52eに対応する角穴52fが、吸引エアチャンバ52の給紙方向の前後の端面52gに形成されている。つまり、第2吸引口82が端面52gに形成されている。本実施の形態では、吸引エアチャンバ52の下面に形成された複数の角穴52aのそれぞれに対応する位置に、角穴52fが形成されている。なお、角穴52fは、前後の端面52gのいずれか一方の端面にだけ形成されてもよい。なお、図示の例では、角穴52fは角穴52aと連続するように形成されているが、別々の穴として形成されてもよい。
In the present embodiment,
図26は、図25(a)、(b)において吸着面95にシートが吸着しているときの吸引エアチャンバ52内のエアの流れを説明するための図である。図26は、図25(a)のT−T線による断面図である。シートが吸着面95(図26では不図示)に吸着しているときは、第1吸引口81(図26では不図示)が塞がれた状態になり、第1吸引口81に対応する位置に設けられた角穴52aからエアを吸引できなくなる。この場合、エア吸引源53による吸引により端面52gに形成された第2吸引口82から吸引エアチャンバ52内にエアが流入し、その結果、水平方向でかつ端面52gに略平行な方向(矢印U方向)にエアが流れる。つまり、第1の実施の形態と同様、第1吸引口81が塞がっても第2吸引口82からエアが流入し、吸引エアチャンバ52内にエアの流れができ、吸引エアチャンバ52内は負圧に保たれる。
FIG. 26 is a view for explaining the flow of air in the
本実施の形態に係る給紙装置によれば、第1の実施の形態に係る丁合装置によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。 According to the paper feeding device according to the present embodiment, the same operational effects as the operational effects exhibited by the collating apparatus according to the first embodiment are exhibited.
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態に係る丁合装置と第3の実施の形態に係る丁合装置との主な違いは、第2吸引口が設けられる位置、吸引エアチャンバの形状、およびエア流の方向である。
図27は、第3の実施の形態に係る丁合装置の給紙部29及び給紙搬送部28を示す正面図、図28は同じくその右側面図である。図27、28は、それぞれ図2、4に対応する。図29(a)、(b)は図27のO−O線による断面図である。図29(a)、(b)は図6(a)、(b)に対応する。
(Third embodiment)
The main differences between the collating apparatus according to the first embodiment and the collating apparatus according to the third embodiment are the position where the second suction port is provided, the shape of the suction air chamber, and the direction of the air flow. It is.
FIG. 27 is a front view showing the
エア吸引源53から遠い方の吸引エアチャンバ52の側面52dには、水平方向に延在する角穴52eが形成される。加えて、本実施の形態では、エア吸引源53に近い方の吸引エアチャンバ52の側面52hにも角穴52iが形成される。この場合、図29(a)に示すように、シートS1が吸着していないときは、角穴52aおよび両サイドの角穴52e、52iからエアが流入し、吸引エアチャンバ52内を上方(矢印P方向)にエアが流れる。図29(b)に示すように、シートS1が吸着されているときは、両サイドの角穴52e、52iからエアが流入し、図29(a)の場合と同様、吸引エアチャンバ52内を矢印P方向にエアが流れる。
A
本実施の形態に係る給紙装置によれば、第1の実施の形態に係る丁合装置によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。 According to the paper feeding device according to the present embodiment, the same operational effects as the operational effects exhibited by the collating apparatus according to the first embodiment are exhibited.
(第4の実施の形態)
第3の実施の形態に係る丁合装置と第4の実施の形態に係る丁合装置との主な違いは、第2吸引口およびエア吸引源が設けられる位置である。
図30は、第4の実施の形態に係る丁合装置の給紙部29及び給紙搬送部28を示す正面図である。図30は、図27に対応する。図31(a)、(b)は図30のR−R線による断面図である。図31(a)、(b)は図29(a)、(b)に対応する。
本実施の形態では、エア吸引源53は、ベルト51に囲まれた空間、すなわち駆動ローラ48と従動ローラ50との間隙であって、吸引エアチャンバ52の上方に配置される。
(Fourth embodiment)
The main difference between the collating apparatus according to the third embodiment and the collating apparatus according to the fourth embodiment is the position where the second suction port and the air suction source are provided.
FIG. 30 is a front view showing the
In the present embodiment, the
本実施の形態に係る給紙装置によれば、第3の実施の形態に係る丁合装置1によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態に係る丁合装置によれば、吸引エアチャンバ52とエア吸引源53とを連通するエア通路が不要となるため、丁合装置1は比較的簡単な構成となり、製造が容易となる。
According to the paper feeding device according to the present embodiment, the same operational effects as the operational effects exhibited by the collating
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態に係る丁合装置と第1〜第4の実施の形態に係る丁合装置との主な違いは、吸引ヘッドのベルトの有無である。
図32は、第5の実施の形態に係る丁合装置の吸引ユニットを示す側面図である。図33は、吸引ユニットを下方より見た図である。図34は、図32のV−V線による断面図である。吸引ユニットは、吸引ヘッド4と、エア吸引源53と、吐出エアチャンバ61と、を含む。
(Fifth embodiment)
The main difference between the collating apparatus according to the fifth embodiment and the collating apparatus according to the first to fourth embodiments is the presence or absence of the belt of the suction head.
FIG. 32 is a side view showing the suction unit of the collating apparatus according to the fifth embodiment. FIG. 33 is a view of the suction unit as viewed from below. 34 is a cross-sectional view taken along the line VV in FIG. The suction unit includes a
吸引ヘッド4は、第1下面部78aと、第1下面部78aに隣接し給紙方向の下流側が上方になるよう傾斜した第2下面部78bと、第1下面部78aおよび第2下面部78bの両端より垂直に立設された側面部78cと、第1下面部78aの給紙方向後端から斜め上方に向かって立設された後面部78dと、を有する。本実施の形態では、吸引ヘッド4は、ベルト51を有しない。そのため吸引ヘッド4は、言わば第1〜4の実施の形態に係る吸引ヘッド4の吸引エアチャンバ52が剥き出しになった構成を有する。
The
第1下面部78aには、給紙方向に延在する複数の穴78e形成されている。また、第2下面部78bにも、給紙方向に延在する複数の穴78fが形成されている。穴78eと穴78fとは給紙方向に直交する方向の幅が略等しくなるよう形成されている。なお、穴78eおよび穴78fは、連続するよう、すなわち穴78eと穴78fとが連なった穴となるよう形成されてもよい。後面部78dとエア吸引源53との間には隙間80が設けられている。第1下面部78aの下面、複数の穴78e、複数の穴78fおよび隙間80は、それぞれ第1〜第4の実施の形態に係る丁合装置の吸着面95、第1吸引口81、第2吸引口82に対応する。
A plurality of
エア吸引源53は吸引ヘッド4の上方に設けられており、このエア吸引源53に隣接して吐出エアチャンバ61が設けられている。吐出エアチャンバ61は、エア通路を介さずに、エア吸引源53のエア排気口53bと連通している。吐出エアチャンバ61にはエア吐出口61qが設けられており、このエア吐出口61qから、エア吸引源53が排出したエアが吐出する。特に、エア吐出口61qは、シート束に対してサイドからエアを吹き込むように設けられる。つまり、第1〜4の実施の形態では、シート束に対して給紙方向下流側からエアを吹き込んでいたが、本実施の形態では第1〜4の実施の形態の場合と略直交する方向からエアを吹き込む。
The
次に、このように構成された吸引ユニットの動作について説明する。図35から図40は吸引ユニットの動作を示す模式図である。なお、図35〜図40は、図16〜図18のタイミングで行われる。なお、図35から図40では、説明をより明瞭とするため吐出エアチャンバ61の表示は省略する。
Next, the operation of the suction unit configured as described above will be described. 35 to 40 are schematic views showing the operation of the suction unit. 35 to 40 are performed at the timings shown in FIGS. 35 to 40, the display of the
図35に示すように、エア吸引源53はエアを吸引する。これにより、第1吸引口81および第2吸引口82からエアが吸引され、吸着面95にシートS1が吸着されるとともに、吐出口(図35では不図示)からエアが吐出される。本実施の形態では、第2下面部78bが第1下面部78aに対して所定角度(ここでは10度)傾いているため、吸着面95に吸着された最上位のシートS1と次位のシートS2との間にエアが入りやすくなっている。すると、吸着面95にシートS1が吸着される。なお、吸着面95にシートS1が吸着されるときの吸着面95の位置(図35の吸着面95の位置)を吸着位置と称す。
As shown in FIG. 35, the
シート束S0が当接する給紙トレイ3のガイド3aの上端には、セパレータ3bが設けられている。セパレータ3bは、例えばウレタンゴム等の弾性体で形成される。セパレータ3bは、吸引ユニットが給紙搬送ローラ5から離れた位置にあるときは、上方を向いている。
A
図36に示すように、不図示の駆動装置により、吸引ユニットは給紙搬送ローラ5および給紙搬送コロ6側に、別の言い方をすると吸着位置よりも搬送路に近い位置に移動する。吸引ユニットが移動してくると、セパレータ3bは吸引ユニットに押されて屈曲するとともに、シートを第2下面部78bに押し付ける。このときに2枚以上のシートが吸着している場合は、2枚目以下はセパレータ3bに前進を阻止され、最上位の1枚(すなわちシートS1)と分離される。そして、シートS1だけが吸引ユニットともに前進を続ける。
As shown in FIG. 36, the suction unit is moved to the position closer to the conveyance path than the suction position by the drive unit (not shown) toward the
図37に示すように、シートS1の先端が給紙搬送ローラ5と給紙搬送コロ6との間に挟持されたら、吸引ユニット下部の後面寄りにある支点軸を中心に吸引ユニットを回動させ、吸引ユニットの先端を上方に持ち上げ傾斜させる。これにより、第2下面部78bはセパレータ3bから離間する。セパレータ3bは屈曲した状態から上を向いた状態に戻る。なお、シートS1が給紙搬送ローラ5と給紙搬送コロ6との間に挟持され、かつ、吸引ユニットの先端が上方に持ち上がったときの吸着面95の位置(図37の吸着面95の位置)を、シートS1を搬送路に送り出す送出し位置と称す。
As shown in FIG. 37, when the leading edge of the sheet S1 is sandwiched between the paper feeding / conveying
次に、図38に示すように、シートS1の後端が吸引ユニットの吸着面95に到達する前に、吸引ユニットを、その先端が持ち上げられた状態を維持しながら給紙搬送ローラ5から遠ざかる方向に移動させる。図39に示すように、シートS1の後端が吸引ユニットの吸着面95を走行する。そして、図40に示すように、シートS1の後端が吸着面95より前方に到達したら、吸引ユニットを吸着位置に戻す。
Next, as shown in FIG. 38, before the trailing end of the sheet S1 reaches the
本実施の形態に係る丁合装置によれば、第1〜第4の実施の形態に係る丁合装置によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態に係る丁合装置によれば、吸引ユニットは、その先端が持ち上げられた状態で送出し位置から吸着位置に移動する。これにより、シートが搬送路に送り出されるときに吸着面と摺動する面積を小さくすることができ、シートが傷つく可能性を低減することができる。 According to the collating apparatus according to the present embodiment, the same operational effects as the operational effects exhibited by the collating apparatus according to the first to fourth embodiments are exhibited. In addition, according to the collating apparatus according to the present embodiment, the suction unit moves from the delivery position to the suction position in a state where the tip is lifted. As a result, the area sliding with the suction surface when the sheet is sent out to the conveyance path can be reduced, and the possibility of the sheet being damaged can be reduced.
以上、実施の形態に係る回転機器の構成と動作について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。 The configuration and operation of the rotating device according to the embodiment have been described above. It is to be understood by those skilled in the art that these embodiments are exemplifications, and that various modifications can be made to combinations of the respective components, and such modifications are within the scope of the present invention.
(変形例1)
図41は、第1、2の実施の形態の変形例に係る丁合装置を示す右側面図である。図41は、図4に対応する。本変形例では、ベルト51に、複数の開口部51bが形成されている。特に、複数の開口部51bは、それぞれ角穴52aに対応する位置に形成される。この開口部51bは第1吸引口81に対応する。また、吸引エアチャンバ52には、第1の実施の形態の角穴52eまたは第2の実施の形態の角穴52fのいずれかに対応する穴(不図示)、すなわち第2吸引口が形成されている。本変形例によれば、第1、2の実施の形態に係る丁合装置によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。
(Modification 1)
FIG. 41 is a right side view showing a collating apparatus according to a modification of the first and second embodiments. FIG. 41 corresponds to FIG. In this modification, the
1 丁合装置、 2 給紙装置、 3 給紙トレイ、 4 吸引ヘッド、 28 給紙搬送部、 29 給紙部、 30,31 ガイド板、 31a 小曲げ部、 31b 大曲げ部、 42 シート束上面検知手段、 45 センサ、 46 遮蔽板、 51 ベルト、 52 吸引エアチャンバ、 52a 角穴、 52e 角穴、 53 エア吸引源、 61 吐出エアチャンバ、 61h,61i,61j エア吐出口、 64 シャッター、 68,69 2枚送り防止部材、 68b,69b 弾性部材、 68c,69c 突出部、 S0 シート束、 S1 シート、 S2 シート。
DESCRIPTION OF
Claims (9)
前記吸着面に設けられる第1吸引口と、
前記吸着面とは異なる部分に設けられる第2吸引口と、を備え、
前記吸引ユニットは、
前記第2吸引口から吸引されたエアが、前記吸着面に対して前記シートと反対側の空間を通過するよう構成されることを特徴とする吸引ユニット。 A suction unit that sucks a sheet on the suction surface by sucking air,
A first suction port provided in the suction surface;
A second suction port provided in a portion different from the suction surface,
The suction unit is
A suction unit configured to allow air sucked from the second suction port to pass through a space opposite to the sheet with respect to the suction surface.
請求項1から4のいずれかに記載の吸引ユニットと、
前記吸引ユニットに吸着したシートを搬送する搬送路と、を備え、
前記吸引ユニットは、前記シート束のうち最上位のシートを吸着するよう配置され、
前記吸引ユニットは、前記シート束の端面に吹き付けられるエアが吐出する吐出口を含むことを特徴とする給紙装置。 A stacking means for stacking sheet bundles;
The suction unit according to any one of claims 1 to 4,
A conveyance path for conveying the sheet adsorbed to the suction unit,
The suction unit is arranged to suck the uppermost sheet of the sheet bundle,
The sheet feeding device, wherein the suction unit includes a discharge port through which air blown to an end surface of the sheet bundle is discharged.
前記吸引ファンの排気口は、前記吐出口に連通していることを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。 The suction unit includes a suction fan that sucks air from the first suction port and the second suction port;
The sheet feeding device according to claim 5, wherein an exhaust port of the suction fan communicates with the discharge port.
前記第1吸引口は、前記ベルトに形成された穴であり、
シートが前記ベルトに吸着した状態で、前記ベルトを周回駆動することにより、前記シートは搬送路へ送り出されることを特徴とする請求項5または6に記載の給紙装置。 The suction surface is an outer peripheral surface of a belt that is looped around at least two pulleys;
The first suction port is a hole formed in the belt;
7. The sheet feeding device according to claim 5, wherein the sheet is sent out to a conveyance path by driving the belt around in a state where the sheet is adsorbed to the belt. 8.
第1吸引口は、ベルトとベルトの隙間であり、
シートが前記複数のベルトに吸着した状態で、前記複数のベルトを周回駆動することにより、前記シートは搬送路へ送り出されることを特徴とする請求項5または6に記載の給紙装置。 The suction surface is an outer peripheral surface of a plurality of belts arranged around each other and wound around two pulleys.
The first suction port is a gap between the belt,
7. The sheet feeding device according to claim 5, wherein the sheet is sent out to a conveyance path by driving the plurality of belts while the sheet is adsorbed to the plurality of belts. 8.
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