JP2015109651A - 無線通信システムにおける制御情報の伝送方法及び装置 - Google Patents

無線通信システムにおける制御情報の伝送方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいてPUCCHフォーマット3を用いて制御情報を伝送する方法を提供する。
【解決手段】SCell上のPDCCH信号に対応する一つのPDSCH信号を受信するステップ、PDCCH信号のTPCフィールドの2ビット値に基づいて、一つ以上のPUCCHリソースを決定するステップ、TPCフィールドの2ビット値は、第1のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の第1のセットの1つにマッピングされ、第2のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の第2のセットの1つにマッピングされる。
【選択図】図32

Description

本発明は、無線通信システムに係り、特に、制御情報を伝送する方法及び装置に関する。無線通信システムは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)を支援することができる。
無線通信システムが音声やデータなどのような種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線通信システムは、可用システムリソース(帯域幅、伝送パワーなど)を共有してマルチユーザーとの通信を支援できる多重接続(multiple access)システムである。多重接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
本発明の目的は、無線通信システムにおいて制御情報を効率よく伝送する方法及びそのための装置を提供することにある。本発明の他の目的は、制御情報を効率よく伝送するためのチャネルフォーマット、信号処理、及びそのための装置を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、制御情報を伝送するためのリソースを効率よく割り当てる方法及びそのための装置を提供することにある。
本発明で達成しようとする技術的課題は、以上に言及している技術的課題に制限されるものではなく、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかになるであろう。
Figure 2015109651
Figure 2015109651
Figure 2015109651
好適には、PCell(Primary Cell)上のPDSCH信号のためのPDCCHのTPCフィールドの値は、前記PUCCHフォーマット3のための伝送電力の制御に用いられる。
好適には、前記一つ以上のPDSCH信号がSCell上の複数のPDSCH信号を含む場合に、前記SCell上の複数のPDSCHに対応する複数のPDCCHは、TPCフィールドの値がいずれも同一に設定される。
好適には、前記制御情報は、ダウンリンク伝送に対するHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest Acknowledgement)を含む。
好適には、前記態様は、アンテナポートp0のための複数のPUCCHリソースを指示する割当情報を受信することをさらに含み、アンテナポートp1のための複数のPUCCHリソースを指示する割当情報は、多重アンテナポート伝送が可能であるか、または、前記多重アンテナポート伝送モードが設定された場合にのみさらに受信される。前記上位層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
Figure 2015109651
本発明によれば、無線通信システムにおいて制御情報を効率よく伝送することができる。また、制御情報を効率よく伝送するためのチャネルフォーマット、信号処理方法を提供することができる。また、制御情報伝送のためのリソースを効率よく割り当てることができる。
本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付図面は、本発明に係る実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
無線通信システムの一例である3GPP LTEシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号伝送方法を例示する図である。 無線フレームの構造を例示する図である。 アップリンク信号処理手順を例示する図である。 ダウンリンク信号処理手順を例示する図である。 SC−FDMA方式とOFDMA方式を例示する図である。 単一搬送波特性を満たすための周波数ドメイン上の信号マッピング方式を例示する図である。 クラスタSC−FDMAにおいてDFTプロセス出力サンプルが単一キャリアにマッピングされる信号処理手順を例示する図である。 クラスタSC−FDMAにおいてDFTプロセス出力サンプルがマルチキャリア(multi−carrier)にマッピングされる信号処理手順を例示する図である。 クラスタSC−FDMAにおいてDFTプロセス出力サンプルがマルチキャリアにマッピングされる信号処理手順を例示する図である。 セグメントSC−FDMAにおける信号処理手順を例示する図である。 アップリンクサブフレームの構造を例示する図である。 アップリンクで参照信号(Reference Signal:RS)を伝送するための信号処理手順を例示する図である。 PUSCHのためのDMRS(demodulation reference signal)構造を例示する図である。 PUSCHのためのDMRS構造を例示する図である。 PUCCHフォーマット1a及び1bのスロットレベル構造を例示する図である。 PUCCHフォーマット1a及び1bのスロットレベル構造を例示する図である。 PUCCHフォーマット2/2a/2bのスロットレベル構造を例示する図である。 PUCCHフォーマット2/2a/2bのスロットレベル構造を例示する図である。 PUCCHフォーマット1a及び1bに対するACK/NACKチャネル化を例示する図である。 同一のPRB内でPUCCHフォーマット1/1a/1b及びフォーマット2/2a/2bの混合構造に対するチャネル化を例示する図である。 PUCCH伝送のためのPRB割当を例示する図である。 基地局でダウンリンクコンポーネントキャリアを管理する概念を例示する図である。 端末でアップリンクコンポーネントキャリアを管理する概念を例示する図である。 基地局で一つのMACがマルチキャリアを管理する概念を例示する図である。 端末で一つのMACがマルチキャリアを管理する概念を例示する図である。 基地局で一つのMACがマルチキャリアを管理する概念を例示する図である。 端末で複数のMACがマルチキャリアを管理する概念を例示する図である。 基地局で複数のMACがマルチキャリアを管理する概念を例示する図である。 端末の受信観点で、一つ以上のMACがマルチキャリアを管理する概念を例示する図である。 複数のDL CCと1個のUL CCとがリンクされた非対称キャリアアグリゲーションを例示する図である。 PUCCHフォーマット3の構造及び信号処理手順を例示する図である。 PUCCHフォーマット3の構造及び信号処理手順を例示する図である。 PUCCHフォーマット3の構造及び信号処理手順を例示する図である。 PUCCHフォーマット3の構造及び信号処理手順を例示する図である。 PUCCHフォーマット3の構造及び信号処理手順を例示する図である。 PUCCHフォーマット3の構造及び信号処理手順を例示する図である。 RS多重化容量の増加されたPUCCHフォーマット3の構造と信号処理過程を例示する図である。 RS多重化容量の増加されたPUCCHフォーマット3の構造と信号処理過程を例示する図である。 SORTDのための信号処理ブロック/過程を示す図である。 SORTD動作を概括的に説明するための図である。 本発明に適用されうる基地局及び端末を示す図である。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)とすることができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術とすることができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術とすることができる。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project) LTE(long term evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE−A(Advanced)は、3GPP LTEの進展したバージョンである。説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE−Aを中心に説明するが、これに本発明の技術的思想が制限されることはない。
無線通信システムにおいて、端末は基地局からダウンリンク(Downlink:DL)を通じて情報を受信し、端末は基地局にアップリンク(Uplink:UL)を通じて情報を伝送する。基地局と端末が送受信する情報は、データ及び様々な制御情報を含み、これらが送受信する情報の種類/用途に応じて様々な物理チャネルが存在する。
図1は、3GPP LTEシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号伝送方法を説明するための図である。
電源が消えた状態で再び電源が入ったり、セルに新しく進入したりした端末は、段階S101において、基地局と同期を合わせる等の初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。このために、端末は基地局からプライマリ同期チャネル(P−SCH:Primary Synchronization Channel)及びセカンダリ同期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization Channel)を受信して基地局と同期を合わせ、セルIDなどの情報を獲得する。その後、端末は、基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信してセル内の放送情報を獲得することができる。一方、端末は、初期セル探索段階においてダウンリンク参照信号(Downlink Reference Signal:DL RS)を受信して、ダウンリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、段階S102において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、及び該物理ダウンリンク制御チャネル情報に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Control Channel)を受信して、より具体的なシステム情報を獲得することができる。
その後、端末は基地局への接続を確立するために、段階S103乃至段階S106のようなランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、端末は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を通じてプリアンブルを伝送し(S103)、物理ダウンリンク制御チャネル及びこれに対応する物理ダウンリンク共有チャネルを通じて、プリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S104)。競合ベースランダムアクセスの場合は、追加の物理ランダムアクセスチャネルの伝送(S105)、及び物理ダウンリンク制御チャネル及びこれに対応する物理ダウンリンク共有チャネルの受信(S106)のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
以上の手順を行った端末は、以降、一般的なアップリンク/ダウンリンク信号伝送手順として、物理ダウンリンク制御チャネル/物理ダウンリンク共有チャネルの受信(S107)及び物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)/物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)の伝送(S108)を行うことができる。端末が基地局に伝送する制御情報を総称してアップリンク制御情報(Uplink Control Information:UCI)とする。UCIは、HARQ ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indication)などを含む。本明細書で、HARQ ACK/NACKは、簡単にHARQ−ACKあるいはACK/NACK(A/N)と呼ばれる。HARQ−ACKは、ポジティブACK(簡単に、ACK)、ネガティブACK(NACK)、DTX、及びNACK/DTXのうち少なくとも一つを含む。UCIは、主に、PUCCHを通じて伝送されるが、制御情報とトラフィックデータが同時に伝送されるべき場合は、PUSCHを通じて伝送されてもよい。また、ネットワークの要請/指示によってPUSCHを通じてUCIを非周期的に伝送することもある。
図2は、無線フレームの構造を例示する図である。セルラーOFDM無線パケット通信システムにおいて、アップリンク/ダウンリンクデータパケットの伝送は、サブフレーム(subframe)単位に行われ、1サブフレームは、多数のOFDMシンボルを含む一定時間区間と定義される。3GPP LTE標準では、FDD(Frequency Division Duplex)に適用可能なタイプ1無線フレーム(radio frame)構造と、TDD(Time Division Duplex)に適用可能なタイプ2の無線フレーム構造を支援する。
図2の(a)には、タイプ1無線フレームの構造を例示する。ダウンリンク無線フレームは、10個のサブフレームで構成され、1サブフレームは、時間領域(time domain)において2個のスロット(slot)で構成される。1サブフレームが伝送されるのにかかる時間をTTI(transmission time interval)という。例えば、1サブフレームの長さは1msであり、1スロットの長さは0.5msでよい。1スロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域で複数のリソースブロック(Resource Block;RB)を含む。3GPP LTEシステムでは、ダウンリンクでOFDMAを用いるので、OFDMシンボルが1シンボル区間を表す。OFDMシンボルは、SC−FDMAシンボルまたはシンボル区間と呼ぶこともできる。リソース割当単位としてのリソースブロック(RB)は、1スロットにおいて複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含むことができる。
1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、CP(Cyclic Prefix)の構成(configuration)によって異なることがある。CPには、拡張されたCP(extended CP)と標準CP(normal CP)とがある。例えば、OFDMシンボルが標準CPにより構成された場合に、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は7個でよい。OFDMシンボルが、拡張されたCPにより構成された場合に、1 OFDMシンボルの長さが増加するから、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、標準CPの場合に比べて少なくなる。拡張されたCPの場合に、例えば、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は6個でよい。端末が速い速度で移動する等の場合のように、チャネル状態が安定していない場合に、シンボル間干渉をより低減するために、拡張されたCPを用いることができる。
標準CPが用いられる場合に、1スロットは7個のOFDMシンボルを含むので、1サブフレームは14個のOFDMシンボルを含む。この場合、各サブフレームの先頭の最大3個のOFDMシンボルをPDCCH(physical downlink control channel)に割り当て、残りのOFDMシンボルをPDSCH(physical downlink shared channel)に割り当てることができる。
図2の(b)には、タイプ2無線フレームの構造を例示する。タイプ2無線フレームは、2個のハーフフレーム(half frame)で構成され、各ハーフフレームは、5個のサブフレーム、及びDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(Guard Period、GP)、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)で構成され、1サブフレームは2個のスロットで構成される。DwPTSは、端末での初期セル探索、同期化またはチャネル推定に用いられる。UpPTSは、基地局でのチャネル推定と端末のアップリンク伝送同期を合わせるのに用いられる。保護区間は、アップリンクとダウンリンクとの間にダウンリンク信号の多重経路遅延によりアップリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
上記の無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボルの数は様々に変更することができる。
図3Aは、端末がアップリンク信号を伝送するための信号処理手順を説明するための図である。
アップリンク信号を伝送するために、端末は、スクランブリング(scrambling)モジュール210で端末特定スクランブル信号を用いて伝送信号をスクランブルすることができる。スクランブルされた信号は変調マッパー220に入力され、伝送信号の種類及び/またはチャネル状態に基づいてBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)または16QAM/64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式を用いて複素シンボル(complex symbol)に変調される。変調された複素シンボルを、変換プリコーダ230で処理した後に、リソース要素マッパー240に入力し、リソース要素マッパー240は、複素シンボルを時間−周波数リソース要素にマッピングすることができる。このように処理した信号は、SC−FDMA信号生成器250を経てアンテナから基地局に伝送することができる。
図3Bは、基地局がダウンリンク信号を伝送するための信号処理手順を説明するための図である。
3GPP LTEシステムにおいて、基地局は、ダウンリンクで一つ以上のコードワード(codeword)を伝送することができる。コードワードはそれぞれ、図3Aのアップリンクと同様、スクランブルモジュール301及び変調マッパー302を通じて複素シンボルとすることができる。その後、複素シンボルを、レイヤーマッパー303により複数のレイヤー(Layer)にマッピングし、プリコーディングモジュール304で各レイヤーをプリコーディング行列と掛けて、各伝送アンテナに割り当てることができる。このように処理した各アンテナ別伝送信号のそれぞれを、リソース要素マッパー305で時間−周波数リソース要素にマッピングし、以降、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)信号生成器306を経て各アンテナから伝送することができる。
無線通信システムにおいて端末がアップリンクで信号を伝送する場合は、基地局がダウンリンクで信号を伝送する場合に比べて、PAPR(Peak−to−Average Ratio)が問題となる。そのため、図3A及び図3Bで説明したように、アップリンク信号伝送には、ダウンリンク信号伝送に用いられるOFDMA方式ではなく、SC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)方式が用いられている。
図4は、SC−FDMA方式とOFDMA方式を説明するための図である。3GPPシステムは、ダウンリンクではOFDMAを採用し、アップリンクではSC−FDMAを採用する
図4を参照すると、アップリンク信号伝送のための端末及びダウンリンク信号伝送のための基地局は、直列−並列変換器(Serial−to−Parallel Converter)401、副搬送波マッパー403、M−ポイントIDFTモジュール404、並列−直列変換器(Parallel−to−Serial Converter)405及びCP(Cyclic Prefix)付加モジュール406を備えている点では同一である。ただし、SC−FDMA方式で信号を伝送するための端末は、N−ポイントDFTモジュール402をさらに備える。N−ポイントDFTモジュール402は、M−ポイントIDFTモジュール404のIDFT処理影響を一定部分打ち消すことによって、伝送信号が単一搬送波特性(single carrier property)を持つようにする。
図5は、周波数ドメインで単一搬送波特性を満たすための周波数ドメイン上の信号マッピング方式を説明する図である。図5の(a)は、ローカル型マッピング(localized mapping)方式を示し、図5の(b)は、分散型マッピング(distributed mapping)方式を示す。
SC−FDMAの修正された形態であるクラスタ(clustered)SC−FDMAについて説明する。クラスタSC−FDMAは、副搬送波マッピング過程でDFTプロセス出力サンプルを副グループ(sub−group)に分け、これらを周波数ドメイン(あるいは副搬送波ドメイン)に不連続的にマッピングする。
図6は、クラスタSC−FDMAにおいてDFTプロセス出力サンプルが単一キャリアにマッピングされる信号処理手順を示す図である。図7及び図8は、クラスタSC−FDMAにおいてDFTプロセス出力サンプルがマルチキャリア(multi−carrier)にマッピングされる信号処理手順を示す図である。図6は、イントラキャリア(intra−carrier)クラスタSC−FDMAを適用する例であり、図7及び図8は、インターキャリア(inter−carrier)クラスタSC−FDMAを適用する例に該当する。図7は、周波数ドメインで連続的(contiguous)にコンポーネントキャリア(component carrier)が割り当てられた状況において、隣接したコンポーネントキャリア間の副搬送波の間隔(spacing)が整列された場合に、単一のIFFTブロックを通じて信号を生成する例を示す。図8は、周波数ドメインで非連続的(non−contiguous)にコンポーネントキャリアが割り当てられた状況において複数のIFFTブロックを通じて信号を生成する場合を示す。
図9は、セグメント(segmented)SC−FDMAの信号処理手順を示す図である。
セグメントSC−FDMAは、任意個数のDFTと同じ個数のIFFTが適用されてDFTとIFFTとの関係構成が一対一の関係を有すことから、単純に既存SC−FDMAのDFT拡散とIFFTの周波数副搬送波マッピング構成を拡張したもので、NxSC−FDMAまたはNxDFT−s−OFDMAとも表現される。これらを包括して本明細書ではセグメントSC−FDMAと呼ぶ。図9を参照すると、セグメントSC−FDMAは、単一搬送波特性条件を緩和するために、全体時間ドメイン変調シンボルを、N(Nは、1より大きい整数)個のグループにし、グループ単位にDFTプロセスを行う。
図10は、アップリンクサブフレームの構造を示す図である。
図10を参照すると、アップリンクサブフレームは、複数(例、2個)のスロットを含む。スロットは、CP(Cyclic Prefix)の長さによってそれぞれ異なる数のSC−FDMAシンボルを有することができる。一例として、一般(normal)CPの場合は、スロットは7個のSC−FDMAシンボルを有することができる。アップリンクサブフレームは、データ領域と制御領域とに区別される。データ領域は、PUSCHを含み、音声などのデータ信号を伝送するのに用いられる。制御領域は、PUCCHを含み、制御情報を伝送するのに用いられる。PUCCHは、周波数軸においてデータ領域の両端部に位置しているRB対(RB pair)(例、m=0,1,2,3)(例、周波数反射(frequency mirrored)された位置のRB対)を含み、スロットを境界にホッピングする。アップリンク制御情報(すなわち、UCI)は、HARQ ACK/NACK、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indication)などを含む。
図11は、アップリンクで参照信号を伝送するための信号処理手順を説明するための図である。データは、DFTプリコーダを通じて周波数ドメイン信号に変換された後、周波数マッピング後にIFFTを通じて伝送されるのに比べて、RSは、DFTプリコーダを経ることが省かれる。すなわち、周波数ドメインでRSシーケンスが直接生成(S11)された後に、ローカル化マッピング(S12)、IFFT過程(S13)及びCP(Cyclic Prefix)付加過程(S14)を順次に経てRSが伝送される。
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ここで、q番目のルートザドフチュー(Zadoff−Chu)シーケンスは、下記の数学式3により定義できる。
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ここで、qは、下記の数学式4を満たす。
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一方、RSホッピングについて説明すると、下記のとおりである。
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ここで、modは、モジューロ(modulo)演算を表す。
17個の互いに異なるホッピングパターンと30個の互いに異なるシーケンスシフトパターンが存在する。上位層により提供されたグループホッピングを活性化させるパラメータによってシーケンスグループホッピングが可能(enabled)または不可能(disabled)になる。
PUCCHとPUSCHとは、同じホッピングパターンを有するが、互いに異なるシーケンスシフトパターンを有することができる。
Figure 2015109651
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以下、シーケンスホッピングについて説明する。
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PUSCHに対する基準信号は、下記のように決定される。
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PUSCHにおいてアップリンクRSのための物理的マッピング方法は、下記のとおりである。
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図12Aは、標準CP(normal CP)の場合にPUSCHのためのDMRS(demodulation reference signal)構造を示す図であり、図12Bは、拡張CP(extended CP)の場合にPUSCHのためのDMRS構造を示す図である。図12Aでは、4番目と11番目のSC−FDMAシンボルを通じてDMRSが伝送され、図12Bでは、3番目と9番目のSC−FDMAシンボルを通じてDMRSが伝送される。
図13乃至図16は、PUCCHフォーマットのスロットレベル構造を示す例である。PUCCHは、制御情報を伝送するために下記の形式を含む。
(1)フォーマット(Format)1:オン−オフキーイング(On−Off keying)(OOK)変調、スケジューリング要請(Scheduling Request:SR)に使用
(2)フォーマット1aとフォーマット1b:ACK/NACK(Acknowledgment/Negative Acknowledgment)伝送に使用
1)フォーマット1a:1個のコードワードに対するBPSK ACK/NACK
2)フォーマット1b:2個のコードワードに対するQPSK ACK/NACK
(3)フォーマット2:QPSK変調、CQI伝送に使用
(4)フォーマット2aとフォーマット2b:CQIとACK/NACKの同時伝送に使用
表4は、PUCCHフォーマットによる変調方式、及びサブフレーム当たりのビット数を表す。表5は、PUCCHフォーマットによるスロット当たりのRSの個数を表す。表6は、PUCCHフォーマットによるRSのSC−FDMAシンボル位置を表すものである。表4で、PUCCHフォーマット2aと2bは、標準CPの場合に該当する。
Figure 2015109651
Figure 2015109651
Figure 2015109651
図13は、標準CPの場合におけるPUCCHフォーマット1a及び1bを示す。図14は、拡張CPの場合におけるPUCCHフォーマット1a及び1bを示す。PUCCHフォーマット1a及び1bは、同じ内容の制御情報がサブフレーム内でスロット単位に反復される。各端末から、ACK/NACK信号は、CG−CAZAC(Computer−Generated Constant Amplitude Zero Auto Correlation)シーケンスの互いに異なる巡回シフト(cyclic shift:CS)(周波数ドメインコード)と直交カバーコード(orthogonal cover or orthogonal cover code:OC or OCC)(時間ドメイン拡散コード)とから構成された互いに異なるリソースを通じて伝送される。OCは、例えば、ウォルシュ(Walsh)/DFT直交コードを含む。CSの個数が6であり、OCの個数が3であれば、単一アンテナを基準に、総18個の端末が同一のPRB(Physical Resource Block)内で多重化されることが可能である。直交シーケンスw0、w1、w2、w3は、(FFT変調後に)任意の時間ドメインで、または(FFT変調前に)任意の周波数ドメインで適用されるとよい。
SR及び持続的スケジューリング(persistents cheduling)のために、CS、OC及びPRB(Physical Resource Block)で構成されたACK/NACKリソースを、RRC(Radio Resource Control)を通じて端末に与えることができる。動的ACK/NACK及び非持続的スケジューリング(non−persistent scheduling)のために、ACK/NACKリソースを、PDSCHに対応するPDCCHの最小(lowest)のCCE(Control Channel Element)インデックスによって暗黙的に(implicitly)端末に与えることができる。
図15には、標準CPの場合におけるPUCCHフォーマット2/2a/2bを示す。図16は、拡張CPの場合におけるPUCCHフォーマット2/2a/2bを示す。図15及び図16を参照すると、標準CPの場合に、一つのサブフレームは、RSシンボルの他、10個のQPSKデータシンボルで構成される。それぞれのQPSKシンボルは、CSにより周波数ドメインで拡散された後、該当のSC−FDMAシンボルにマッピングされる。SC−FDMAシンボルレベルCSホッピングは、インター・セル干渉をランダム化するために適用することができる。RSは、巡回シフトを用いてCDMにより多重化することができる。例えば、可用CSの個数が12または6であるとすれば、同一のPRB内にそれぞれ12または6個の端末を多重化することができる。要するに、PUCCHフォーマット1/1a/1bと2/2a/2bにおいて、複数の端末を、CS+OC+PRBとCS+PRBによりそれぞれ多重化することができる。
PUCCHフォーマット1/1a/1bのための長さ4と長さ3の直交シーケンス(OC)は、下記の表7及び表8に示すとおりである。
Figure 2015109651
Figure 2015109651
PUCCHフォーマット1a/1bにおいて、RSのための直交シーケンス(OC)は、下記の表9のとおりである。
Figure 2015109651
Figure 2015109651
図18は、同一のPRB内で、PUCCHフォーマット1a/1b及びフォーマット2/2a/2bの混合構造に対するチャネル化を示す図である。
巡回シフト(Cyclic Shift:CS)ホッピングと直交カバー(Orthogonal Cover:OC)再マッピング(remapping)は、下記のように適用可能である。
(1)インター・セル干渉(inter−cell interference)のランダム化のためのシンボルベースのセル特定CSホッピング
(2)スロットレベルCS/OC再マッピング
1)インター・セル干渉ランダム化のために
2)ACK/NACKチャネルとリソース(k)間のマッピングのためのスロットベースの接近
一方、PUCCHフォーマット1a/1bのためのリソース(nr)は、下記の組み合わせを含む。
(1)CS(=シンボルレベルでDFT直交コードと同一)(ncs
(2)OC(スロットレベルで直交カバー)(noc
(3)周波数RB(Resource Block)(nrb
CS、OC、RBを表すインデックスをそれぞれ、ncs、noc、nrbとすれば、代表インデックス(representative index)nrは、ncs、noc、nrbを含む。nrは、nr=(ncs、noc、nrb)を満たす。
CQI、PMI、RI、及びCQIとACK/NACKとの組み合わせは、PUCCHフォーマット2/2a/2bを通じて伝達することができる。リードマラー(Reed Muller:RM)チャネルコーディングを適用することができる。
Figure 2015109651
Figure 2015109651
Figure 2015109651
Figure 2015109651
ここで、i=0,1,2,…,B−1を満たす。
表11は、広帯域報告(単一アンテナポート、送信ダイバーシティ(transmit diversity)または開ループ空間多重化(open loop spatial multiplexing)PDSCH)CQIフィードバックのためのUCI(Uplink Control Information)フィールドを表すものである。
Figure 2015109651
表12は、広帯域に対するCQIとPMIフィードバックのためのUCIフィールドを表し、該フィールドは、閉ループ空間多重化(closed loop spatial multiplexing)PDSCH伝送を報告する。
Figure 2015109651
表13は、広帯域報告のためのRIフィードバックのためのUCIフィールドを表す。
Figure 2015109651
図19は、PRB割当を示す図である。図19に示すように、スロットnsでPUCCH伝送のためにPRBを用いることができる。
マルチキャリアシステムまたはキャリアアグリゲーション(carrier aggregation)システムは、広帯域支援のために目標帯域(bandwidth)よりも小さい帯域を持つ複数のキャリアを統合して用いるシステムのことをいう。目標帯域よりも小さい帯域を持つ複数のキャリアを統合する時に、統合されるキャリアの帯域は、既存システムとの互換(backward compatibility)のために、既存システムで用いる帯域幅に制限されるとよい。例えば、既存のLTEシステムは、1.4、3、5、10、15、20MHzの帯域幅を支援し、LTEシステムから進展したLTE−A(LTE−Advanced)システムは、LTEで支援する帯域幅のみを用いて20MHzよりも大きい帯域幅を支援することができる。または、既存システムで用いる帯域幅にかかわらず、新しい帯域幅を定義してキャリアアグリゲーションを支援してもよい。マルチキャリアは、キャリアアグリゲーション及び帯域幅統合と併用できる名称である。また、キャリアアグリゲーションは、隣接した(contiguous)キャリアアグリゲーションと隣接していない(non−contiguous)キャリアアグリゲーションを総称する。
図20は、基地局でダウンリンクコンポーネントキャリアを管理する概念を示す図であり、図21は、端末でアップリンクコンポーネントキャリアを管理する概念を示す図である。説明の便宜のために、以下では、図20及び図21において、上位層をMACと簡略化して説明する。
図22は、基地局において一つのMACがマルチキャリアを管理する概念を説明する。図23は、端末において一つのMACがマルチキャリアを管理する概念を説明する。
図22及び23を参照すると、一つのMACが一つ以上の周波数キャリアを管理及び運営して送受信を行う。一つのMACにより管理される周波数キャリアは、互いに隣接する必要がないため、リソース管理の側面においてより柔軟(flexible)であるという利点がある。図22及び図23で、一つのPHYは、便宜上、一つのコンポーネントキャリアを意味するとする。ここで、一つのPHYは、必ずしも独立したRF(Radio Frequency)デバイスを意味するわけではない。一般に、一つの独立したRFデバイスは、一つのPHYを意味するが、これに限定されず、一つのRFデバイスは複数のPHYを含むこともできる。
図24は、基地局において複数のMACがマルチキャリアを管理する概念を説明する。図25は、端末において複数のMACがマルチキャリアを管理する概念を説明する。図26は、基地局において複数のMACがマルチキャリアを管理する他の概念を説明する。図27は、端末において複数のMACがマルチキャリアを管理する他の概念を説明する。
図22及び図23に示すような構造に限定されず、図24乃至図27のように、複数のキャリアを、一つのMACではなく複数のMACが制御することもできる。
図24及び図25に示すように、それぞれのキャリアをそれぞれのMACが1:1で制御することもでき、図26及び図27に示すように、一部キャリアについては、それぞれのキャリアをそれぞれのMACが1:1で制御し、残り1個以上のキャリアを一つのMACが制御することもできる。
上記のシステムは、1個〜N個の多数のキャリアを含むシステムであり、各キャリアは隣接して用いられることもあり、非隣接(non−contiguous)して用いられることもある。これは、アップリンク/ダウンリンクを問わずに適用可能である。TDDシステムは、それぞれのキャリア内にダウンリンクとアップリンクの伝送を含むN個の多数キャリアを運営するように構成され、FDDシステムは、多数のキャリアをアップリンクとダウンリンクにそれぞれ用いるように構成される。FDDシステムの場合に、アップリンクとダウンリンクで統合されるキャリアの数及び/またはキャリアの帯域幅が、他の非対称的なキャリアアグリゲーションも支援することができる。
アップリンクとダウンリンクで統合されたコンポーネントキャリアの個数が同一であれば、全てのコンポーネントキャリアを既存システムと互換可能に構成することができる。しかし、互換性を考慮しないコンポーネントキャリアが本発明から排除されるわけではない。
以下では、説明の便宜のために、PDCCHがダウンリンクコンポーネントキャリア#0で伝送された時に、該当のPDSCHはダウンリンクコンポーネントキャリア#0で伝送されるとして説明するが、交差−キャリアスケジュールリング(cross−carrier scheduling)が適用されることで、該当のPDSCHが他のダウンリンクコンポーネントキャリアを通じて伝送されてもよいことは明らかである。「コンポーネントキャリア」という用語は、等価の他の用語(例、セル)にしてもよい。
図28には、キャリアアグリゲーションが支援される無線通信システムにおいて、アップリンク制御情報(Uplink Control Information:UCI)が伝送されるシナリオを例示する。便宜上、本例は、UCIがACK/NACK(A/N)である場合とする。しかし、これは、説明の便宜のためのもので、UCIはチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)(例、CQI、PMI、RI)、スケジューリング要請情報(例、SR)のような制御情報を制限なく含むことができる。
図28には、5個のDL CCが1個のUL CCとリンクされた非対称キャリアアグリゲーションを例示する。例示した非対称キャリアアグリゲーションは、UCI伝送の観点で設定したものでよい。すなわち、UCIのためのDL CC−UL CCリンケージとデータのためのDL CC−UL CCリンケージとを、異なるように設定することができる。便宜上、一つのDL CCが最大2個のコードワードを伝送できるとすれば、UL ACK/NACKビットも、少なくとも2ビットが必要である。この場合、5個のDL CCを通じて受信したデータに対するACK/NACKを一つのUL CCを通じて伝送するには、少なくとも10ビットのACK/NACKビットが必要である。DL CC別にDTX状態も支援するためには、ACK/NACK伝送のために少なくとも12ビット(=55=3125=11.61ビット)が必要である。既存のPUCCHフォーマット1a/1bは2ビットまでACK/NACKを送ることができるため、この構造では、増加したACK/NACK情報を伝送することができない。UCI情報の量が増加する原因としてキャリアアグリゲーションを挙げたが、アンテナ個数の増加、TDDシステム、リレーシステムにおけるバックホールサブフレームの存在などにも起因する。ACK/NACKと同様に、複数のDL CCと関連した制御情報を一つのUL CCを通じて伝送すべき場合にも、伝送されるべき制御情報の量が増加する。例えば、複数のDL CCに対するCQI/PMI/RIを伝送しなければならない場合に、UCIペイロードが増加することがある。
DLプライマリCCは、ULプライマリCCとリンケージされたDL CCと規定できる。ここで、リンケージは、暗黙的(implicit)、明示的(explicit)リンケージ(linkage)の両方を包括する。LTEでは、一つのDL CCと一つのUL CCが固有にペアリングされている。例えば、LTEペアリングにより、ULプライマリCCとリンケージされたDL CCを、DLプライマリCCと称することができる。これを暗黙的リンケージということができる。明示的リンケージは、ネットワークがあらかじめリンケージを構成(configuration)することを意味し、RRCなどでシグナリングできる。明示的リンケージにおいて、ULプライマリCCとペアリングされているDL CCをプライマリDL CCと称することができる。ここで、ULプライマリ(またはアンカー)CCは、PUCCHが伝送されるUL CCでよい。あるいは、ULプライマリCCは、PUCCHあるいはPUSCHを通じてUCIが伝送されるUL CCでもよい。または、DLプライマリCCは、上位層シグナリングを通じて構成されてもよい。または、DLプライマリCCは、端末が初期接続を行ったDL CCでもよい。また、DLプライマリCC以外のDL CCは、DLセカンダリCCと呼ぶことができる。同様に、ULプライマリCC以外のUL CCは、ULセカンダリCCと呼ぶことができる。
LTE−Aは、無線リソースを管理するためにセル(cell)の概念を用いる。セルは、ダウンリンクリソースとアップリンクリソースとの組み合わせで定義され、アップリンクリソースは必須要素ではない。そのため、セルは、ダウンリンクリソース単独、またはダウンリンクリソース及びアップリンクリソースで構成することができる。キャリアアグリゲーションが支援される場合に、ダウンリンクリソースのキャリア周波数(または、DL CC)とアップリンクリソースのキャリア周波数(または、UL CC)間のリンケージ(linkage)は、システム情報により指示されるとよい。プライマリ周波数(またはPCC)上で動作するセルをプライマリセル(Primary Cell、PCell)と呼び、セカンダリ周波数(またはSCC)上で動作するセルをセカンダリセル(Secondary Cell、SCell)と呼ぶことができる。簡単に、DL CC及びUL CCはそれぞれ、DLセル及びULセルと呼ぶことができる。また、アンカー(あるいは、プライマリ)DL CC及びアンカー(あるいは、プライマリ)UL CCはそれぞれ、DL PCell(Primary Cell)及びUL PCellと呼ぶことができる。PCellは、端末が初期接続確立(initial connection establishment)手順を行ったり、接続再−確立手順を行うのに用いられる。PCellは、ハンドオーバー過程で指示されたセルでもよい。SCellは、RRC接続が確立された後に構成可能であり、追加的な無線リソースを提供するのに用いることができる。PCellとSCellはサービングセルと総称することもできる。したがって、RRC_CONNECTED状態にあるが、キャリアアグリゲーションが設定されていないか、または、キャリアアグリゲーションを支援しない端末の場合に、PCellのみで構成されたサービングセルが一つのみ存在する。一方、RRC_CONNECTED状態にあり、かつ、キャリアアグリゲーションが設定されている端末の場合は、一つ以上のサービングセルが存在し、全体サービングセルにはPCell及び全体SCellが含まれる。キャリアアグリゲーションのために、ネットワークは、初期保安活性化(initial security activation)過程が開始された後、接続確立過程で初期に構成されるPCellに加えて、一つ以上のSCellをキャリアアグリゲーションを支援する端末のために構成することができる。
DL−ULペアリングは、FDDに限るものでよい。TDDは、同じ周波数を用いるため、DL−ULペアリングを別に定義しなくてもよいわけである。また、DL−ULリンケージは、SIB2のUL EARFCN(E−UTRA Absolute Radio Frequency Channel Number)情報を通じてULリンケージから決定することができる。例えば、DL−ULリンケージを、初期接続時にSIB2デコーディングを通じて獲得し、それ以外はRRCシグナリングを通じて獲得することができる。そのため、SIB2リンケージのみ存在し、他のDL−ULペアリングは明示的に定義されなくてもよい。例えば、図28の5DL:1ULの構造において、DL CC#0とUL CC#0とはSIB2リンケージ関係にあり、残りのDL CCは、当該端末に設定されていない他のUL CCとSIB2リンケージ関係を有することができる。
図28のようなシナリオを支援するためには新しい方法が必要である。以下、キャリアアグリゲーションを支援する通信システムにおいて、UCI(例、多重A/Nビット)をフィードバックするためのPUCCHフォーマットを、CA PUCCHフォーマット(あるいは、PUCCHフォーマット3)と呼ぶ。例えば、PUCCHフォーマット3は、多重DLサービングセルから伝送されるPDSCH(あるいはPDCCH)に相応するA/N情報(DTX状態を含んでもよい。)を伝送するのに用いられる。
図29A乃至図29Fには、PUCCHフォーマット3の構造及び信号処理手順を例示する。
図29Aには、PUCCHフォーマット3をPUCCHフォーマット1(標準CP)の構造に適用する場合を例示する。図29Aを参照すると、チャネルコーディングブロック(channel coding block)は、情報ビットa_0、a_1、…、a_M−1(例、多重ACK/NACKビット)をチャネルコーディングして、コーディングビット(coded bit or coding bit)(またはコードワード)b_0、b_1,…,b_N−1を生成する。Mは、情報ビットのサイズを表し、Nは、コーディングビットのサイズを表す。情報ビットは、アップリンク制御情報(UCI)、例えば、複数のDL CCを通じて受信した複数のデータ(またはPDSCH)に対する多重ACK/NACKを含む。ここで、情報ビットa_0、a_1、…、a_M−1は、情報ビットを構成するUCIの種類/個数/サイズにかかわらずにジョイントコーディングされる。例えば、情報ビットが複数のDL CCに対する多重ACK/NACKを含む場合に、チャネルコーディングは、DL CC別、個別ACK/NACKビット別に行わずに、全体ビット情報に対して行われ、これにより単一コードワードが生成される。チャネルコーディングには、これに限定されるものではないが、単純反復(repetition)、単純コーディング(simplex coding)、RM(Reed Muller)コーディング、パンクチャリングされたRMコーディング、TBCC(Tail−biting convolutional coding)、LDPC(low−density parity−check)あるいはターボ・コーディングを用いることができる。図示してはいないが、コーディングビットは、変調次数とリソース量を考慮してレートマッチング(rate−matching)されるとよい。レートマッチング機能は、チャネルコーディングブロックの一部として含まれてもよく、別の機能ブロックによって行われてもよい。例えば、チャネルコーディングブロックは、複数の制御情報に(32,0)RMコーディングを行って単一コードワードを獲得し、このコードワードに循環バッファレート−マッチングを行うことができる。
変調器(modulator)は、コーディングビットb_0,b_1,…,b_N−1を変調して、変調シンボルc_0,c_1,…,c_L−1を生成する。Lは、変調シンボルのサイズを表す。変調は、伝送信号のサイズと位相を変形することによってなされる。変調方法は、例えば、n−PSK(Phase Shift Keying)、n−QAM(Quadrature Amplitude Modulation)を含む(nは、2以上の整数)。具体的に、変調方法には、BPSK(Binary PSK)、QPSK(Quadrature PSK)、8−PSK、QAM、16−QAM、64−QAMなどを用いることができる。
分周器(divider)は、変調シンボルc_0,c_1,…,c_L−1を各スロットに分周する。変調シンボルを各スロットに分周する順序/パターン/方式は特に制限されない。例えば、分周器は、変調シンボルを前から順にそれぞれのスロットに分周することができる(ローカル型方式)。この場合、図示のように、変調シンボルc_0,c_1,…,c_L/2−1はスロット0に分周し、変調シンボルc_L/2,c_L/2+1,…,c_L−1は、スロット1に分周できる。また、変調シンボルをそれぞれのスロットへの分周時にインタリービング(またはパーミュテーション)することができる。例えば、偶数番目の変調シンボルは、スロット0に分周し、奇数番目の変調シンボルはスロット1に分周することができる。変調過程と分周過程との順序を入れ替えてもよい。
DFTプリコーダ(precoder)は、単一搬送波波形(single carrier waveform)を生成するために、それぞれのスロットに分周された変調シンボルに対してDFTプリコーディング(例、12−ポイントDFT)を行う。同図で、スロット0に分周された変調シンボルc_0,c_1,…,c_L/2−1は、DFTシンボルd_0,d_1,…,d_L/2−1としてDFTプリコーディングされ、スロット1に分周された変調シンボルc_L/2,c_L/2+1,…,c_L−1は、DFTシンボルd_L/2,d_L/2+1,…,d_L−1としてDFTプリコーディングされる。DFTプリコーディングは、相応する他の線形演算(linear operation)(例、walsh precoding)に代替可能である。
拡散ブロック(spreading block)は、DFTされた信号を、SC−FDMAシンボルレベルで(時間ドメイン)拡散する。SC−FDMAシンボルレベルの時間ドメイン拡散は、拡散コード(あるいは、拡散シーケンス)を用いて行われる。拡散コードは、準直交コードと直交コードを含む。準直交コードは、これに制限されるわけではないが、PN(Pseudo Noise)コードを含む。直交コードは、これに制限されるわけではないが、ウォルシュコード、DFTコードを含む。直交コード(Orthogonal Code、OC)は、直交シーケンス(orthogonal sequence)、直交カバー(Orthogonal Cover、OC)、直交カバーコード(Orthogonal Cover Code、OCC)と混用されてもよい。本明細書は、説明の容易性のために、拡散コードの代表例として直交コードを挙げて説明するが、これは例示であり、直交コードは準直交コードに代替可能である。拡散コードサイズ(または、拡散因子(Spreading Factor:SF))の最大値は、制御情報伝送に用いられるSC−FDMAシンボルの個数によって制限される。一例として、1スロットで4個のSC−FDMAシンボルが制御情報伝送に用いられる場合に、スロット別に長さ4の(準)直交コードw0,w1,w2,w3を用いることができる。SFは、制御情報の拡散度を意味し、端末の多重化次数(multiplexinig order)またはアンテナ多重化次数と関連を持つことができる。SFは、1、2、3、4、…のように、システムの要求条件によって可変でき、基地局と端末間にあらかじめ定義されたり、DCIあるいはRRCシグナリングを通じて端末に知らせられたりすることができる。例えば、SRSを伝送するために、制御情報用SC−FDMAシンボルのうちの一つをパンクチャリングする場合に、当該スロットの制御情報にはSFの縮小した(例、SF=4の代わりにSF=3)拡散コードを適用することができる。
上の過程を経て生成された信号は、PRB内の副搬送波にマッピングされた後に、IFFTを経て時間ドメイン信号に変換される。時間ドメイン信号にはCPが付加され、生成されたSC−FDMAシンボルはRF端を通じて伝送される。
5個のDL CCに対するACK/NACKを伝送する場合を挙げて、各過程をより具体的に説明する。それぞれのDL CCが2個のPDSCHを伝送できる場合に、これに対するACK/NACKビットは、DTX状態を含む場合に12ビットでよい。QPSK変調とSF=4時間拡散を想定する場合に、(レートマッチング後の)コーディングブロックサイズは48ビットでよい。コーディングビットは24個のQPSKシンボルに変調され、生成されたQPSKシンボルは12個ずつ各スロットに分周される。各スロットで12個のQPSKシンボルは12−ポイントDFT演算を通じて12個のDFTシンボルに変換される。各スロットにおいて12個のDFTシンボルは時間ドメインでSF=4拡散コードを用いて4個のSC−FDMAシンボルに拡散されてマッピングされる。12個のビットが[2ビット*12個の副搬送波*8個のSC−FDMAシンボル]を通じて伝送されるので、コーディングレートは0.0625(=12/192)である。また、SF=4の場合に、1PRB当たり最大4個の端末を多重化することができる。
図29Aを参照して説明した信号処理手順は単なる例示であり、図29AでPRBにマッピングされた信号は、等価の様々な信号処理手順を通じて得られてもよい。図29B乃至図29Fを参照して、図29Aに例示したものと等価の信号処理手順を説明する。
図29Bは、図29AにおいてDFTプリコーダと拡散ブロックとの処理順序を入れ替えたものである。図29Aにおいて拡散ブロックの機能は、DFTプリコーダから出力されたDFTシンボル列にSC−FDMAシンボルレベルで特定の定数をかけるに等しいものあるから、これらの順序を入れ替えても、SC−FDMAシンボルにマッピングされる信号の値は同一である。したがって、PUCCHフォーマット3のための信号処理手順は、チャネルコーディング、変調、分周、拡散、DFTプリコーディングの順にすることができる。この場合、分周過程と拡散過程は一つの機能ブロックにより行われてもよい。一例として、変調シンボルをそれぞれのスロットに交互に分周しながら、それぞれの変調シンボルを分周と同時にSC−FDMAシンボルレベルで拡散させることができる。他の例として、変調シンボルをそれぞれのスロットに分周する時にそれぞれの変調シンボルを拡散コードのサイズに対応するようにコピーし、これらの変調シンボルと拡散コードの各元素を1対1にかけることができる。そのため、スロット別に生成された変調シンボル列は、SC−FDMAシンボルレベルで複数のSC−FDMAシンボルに拡散される。その後、それぞれのSC−FDMAシンボルに対応する複素シンボル列は、SC−FDMAシンボル単位にDFTプリコーディングされる。
図29Cは、図29Aにおいて変調器と分周器との処理順序を入れ替えたものである。そのため、PUCCHフォーマット3のための処理手順は、サブフレームレベルでジョイントチャネルコーディングと分周が行われ、それぞれのスロットレベルで変調、DFTプリコーディング、拡散の順に行われる。
図29Dは、図29Cにおいて、DFTプリコーダと拡散ブロックとの処理順序をさらに入れ替えたものである。前述したように、拡散ブロックの機能は、DFTプリコーダから出力されたDFTシンボル列にSC−FDMAシンボルレベルで特定の定数をかけるに等しいものであるから、それらの順序を入れ替えても、SC−FDMAシンボルにマッピングされる信号の値は同一である。したがって、PUCCHフォーマット3のための信号処理手順は、サブフレームレベルでジョイントチャネルコーディングと分周が行われ、それぞれのスロットレベルで変調が行われる。スロット別に生成された変調シンボル列は、SC−FDMAシンボルレベルで複数のSC−FDMAシンボルに拡散され、それぞれのSC−FDMAシンボルに対応する変調シンボル列は、SC−FDMAシンボル単位にDFTプリコーディング順になる。この場合、変調過程と拡散過程は、一つの機能ブロックにより行われてもよい。一例として、コーディングビットを変調しながら、生成された変調シンボルを直ちにSC−FDMAシンボルレベルで拡散させることができる。他の例として、コーディングビットの変調時に生成された変調シンボルを拡散コードのサイズに対応するようにコピーし、これらの変調シンボルと拡散コードの各元素を1対1にかけることができる。
図29Eは、PUCCHフォーマット3をPUCCHフォーマット2(標準CP)の構造に適用する場合を示し、図29Fは、PUCCHフォーマット3をPUCCHフォーマット2(拡張CP)の構造に適用する場合を示す。基本的な信号処理手順は、図29A乃至図29Dを参照して説明した通りである。既存LTEのPUCCHフォーマット2構造を再使用することから、PUCCHフォーマット3でUCI SC−FDMAシンボル及びRS SC−FDMAシンボルの個数/位置が、図29Aとは異なってくる。
表14には、図示のPUCCHフォーマット3でRS SC−FDMAシンボルの位置を示す。標準CPの場合に、スロットにおけるSC−FDMAシンボルは7個(インデックス:0〜6)であり、拡張CPの場合に、スロットにおけるSC−FDMAシンボルは6個(インデックス:0〜5)であるとする。
Figure 2015109651
ここで、RSは、既存LTEの構造を継承することができる。例えば、RSシーケンスを、基本シーケンスの巡回シフトにより定義することができる(数学式1参照)。
Figure 2015109651
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図31には、多重化容量が増加した他のPUCCHフォーマット3の構造を示す。もし、スロット−レベル周波数ホッピングをしないとすれば、スロット単位に拡散またはカバリング(例、ウォルシュカバリング)をさらに行って多重化容量をまた2倍増加させることができる。スロット−レベル周波数ホッピングがある場合に、スロット単位にウォルシュカバリングを適用すると、各スロットで経験するチャネル条件の相違によって直交性が崩れることがある。RSのためのスロット単位拡散コード(例、直交コードカバー)としては、これに制限されるものではないが、[x1 x2]=[1 1]、[1 −1]のウォルシュカバー、またはその線形変換形態(例、[j j][j −j]、[1 j][1 −j]等)を含む。x1は、1番目のスロットに適用され、x2は、2番目のスロットに適用される。同図には、スロットレベルの拡散(またはカバリング)があった後に、SC−FDMAシンボルレベルで拡散(またはカバリング)が行われることが示されているが、これらの順序は入れ替えてもよい。
PUCCHフォーマット3の信号処理過程を、数学式を用いて説明する。便宜上、長さ−5のOCCを用いる場合(例、図29E〜図32)を取り上げる。
Figure 2015109651
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ブロック拡散された複素シンボルセットは、下記の式によって巡回シフトされるとよい。
Figure 2015109651
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図32には、SORTDのための信号処理ブロック/過程を例示する。多重アンテナ伝送のためのプロセス以外の基本過程は、図29〜図31を参照して説明した通りである。図32を参照すると、変調シンボルc_0,…,c_23は、DFTプリコーディング後に、アンテナポート別に与えられたリソース(例、OC、PRBまたはこれらの組み合わせ)を通じて伝送される。本例の場合、複数のアンテナポートのために一回のDFT演算を行うことが示されているが、それぞれのアンテナポート別にDFT演算を行うこともできる。また、DFTプリコーディングされたシンボルd_0,…,d_23は、コピーされたまま2番目のOC/PRBを通じて伝送されることが例示されているが、DFTプリコーディングされたシンボルd_0,…,d_23の変形された形態(例、共役複素またはスケーリング)が2番目のOC/PRBを通じて伝送されてもよい。例えば、異なるアンテナポートを介して伝送されるPUCCH信号間に直交性を保障するために、[OC(0)≠OC(1);PRB(0)=PRB(1)]、[OC(0)=OC(1);PRB(0)≠PRB(1)]、[OC(0)≠OC(1);PRB(0)≠PRB(1)]が可能である。ここで、上付き文字は、アンテナポート番号またはそれに対応する値を表す。
図33は、SORTD動作を概括的に説明する図である。図33を参照すると、端末は、第1のリソースインデックス及び第2のリソースインデックスを獲得する(S3310)。ここで、リソースインデックス(あるいは、リソース値)は、PUCCHリソースインデックス(あるいは、PUCCHリソース値)、好ましくは、PUCCHフォーマット3リソースインデックス(あるいは、PUCCHフォーマット3リソース値)のことを指す。段階S3310は、時間的に異なる複数の段階で構成されてもよい。第1のリソースインデックス及び第2のリソースインデックス獲得方法の詳細については後述する。続いて、端末は、PUCCH信号を、第1のリソースインデックスに対応するPUCCHリソースを用いて伝送し、第1のアンテナ(ポート)を介して伝送する(S3320)。また、端末は、PUCCH信号を、第2のリソースインデックスに対応するPUCCHリソースを用いて伝送し、第2のアンテナ(ポート)を介して伝送する(S3330)。段階S3320及びS3330は同一のサブフレームで行われる。
PUCCH信号は、HARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest Acknowledgement)を含むことができる。HARQ−ACKは、ダウンリンク信号に対する応答(例、ACK、NACK、DTXまたはNACK/DTX)を含む。PUCCH信号がHARQ−ACKを含む場合に、図示してはいないが、図33の過程は、ダウンリンク信号を受信する過程をさらに含む。ダウンリンクを受信する過程は、ダウンリンクスケジューリングのためのPDCCHを受信し、該PDCCHに対応するPDSCHを受信することを含む。PUCCHフォーマット3伝送のために、PDCCH及びPDSCHの少なくとも一方をSCell上で受信することができる。
図32及び図33を参照して説明した通り、多重アンテナ(ポート)伝送(例、SORTD)は、単一アンテナ(ポート)伝送に比べて多量の直交リソースを要求する。例えば、2Tx SORTD伝送時は、単一アンテナ(ポート)伝送対比2倍の直交リソースを要求する。そのため、アンテナ(ポート)伝送モードは、PUCCHのためのリソース領域内に多重化できる端末の数、すなわち、多重化容量(multiplexing capacity)と直結される。したがって、基地局は、通信している端末の数に従って流動的にアンテナ(ポート)伝送モードを設定する必要がある。例えば、基地局が収容すべき端末数が少ない場合は、多重−リソースを使用する多重アンテナ(ポート)伝送モード(例、SORTDモード)をそれぞれの端末に構成すればよく、もし収容すべき端末数が多い場合は、単一リソースを使用する単一アンテナ(ポート)伝送モードを構成すればよい。PUCCH伝送のためのアンテナ(ポート)伝送モードを、RRCシグナリングによって設定することができる。また、アンテナ(ポート)伝送モードをPUCCHフォーマット別に独立して設定することができる。
以下、本発明では、PUCCHフォーマット3で多重アンテナ(ポート)伝送のために多重リソースを使用する環境におけるリソース割当方法(図33、段階S3310参照)について様々な方案を提案する。例えば、2Tx SORTDをPUCCHフォーマット3に適用する場合には2個の直交リソースが必要であるため、2個の直交リソースに対する割当規則が必要となる。
Figure 2015109651
具体的に、RRCによりA/NのためのPUCCHリソースがあらかじめ予備的に割り当てられた場合に、実際PUCCH伝送に用いられるリソースを下記のように決定することができる。
− SCell(s)上のPDSCHに対応するPDCCH(あるいは、PDSCHに対応するSCell(s)上のPDCCH)は、RRCにより構成されたPUCCHリソースのいずれか一つを、ARI(すなわち、HARQ−ACKリソース値)を用いて指示する。
− SCell(s)上のPDSCHに対応するPDCCH(あるいは、PDSCHに対応するSCell(s)上のPDCCH)が検出されず、PDSCHがPCell上で受信された場合に、下記のいずれかを適用することができる:
・ 既存3GPP Rel−8に基づく暗黙的A/N PUCCHリソース(すなわち、PDCCHを構成する最小のCCEを用いて得られたPUCCHフォーマット1a/1bリソース)が用いられる。
・ PCell上のPDSCHに対応するPDCCH(あるいは、PDSCHに対応するPCell上のPDCCH)が、RRCにより構成されたリソースのいずれか一つを、ARI(すなわち、HARQ−ACKリソース値)を用いて指示する。
− 端末は、SCells上のPDSCHに対応するPDCCH(あるいは、PDSCHに対応するSCell(s)上のPDCCH)がいずれも同一のARI(すなわち、HARQ−ACKリソース値)を有すると仮定する。
ARI(すなわち、HARQ−ACKリソース値)はXビットでよく、SCell PDCCHのTPCフィールドを再使用する場合にはX=2でよい。便宜上、X=2とする。
以下、PUCCHフォーマット3を用いて制御情報を伝送する場合に、様々なアンテナ(ポート)伝送モードを支援するためのリソース割当方法について説明する。
Figure 2015109651
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ここで、HARQ−ACKは、ダウンリンク伝送ブロックに対するHARQ ACK/NACK/DTX応答を表す。HARQ ACK/NACK/DTX応答は、ACK、NACK、DTX、NACK/DTXを含む。
ARI(すなわち、HARQ−ACKリソース値)がSCell PDCCHのTPCフィールドを用いて伝送されるとすれば、端末がPCellでのみPDSCHを受信(あるいは、PCellでのみPDCCHを受信)する場合に、ARI、及びARIと関連したPUCCHリソース値を把握できない問題がある。そのため、当該イベントが発生した場合には、既存の3GPP Rel−8/9 PUCCHリソースとRel−8/9 PUCCHフォーマット1a/1bを用いてフォールバック(fall-back)を適用すればよい。
次に、送信ダイバーシティ(例、SORTD)のための複数の直交リソースを割り当てるための方法を説明する。便宜上、2つの直交リソースが用いられる場合を仮定する。
以下の説明で、多重アンテナポート伝送のためにさらに必要とされるリソース(セット)は、端末の能力を考慮して割り当てられたり、端末の実際伝送モードを考慮して割り当てられるとよい。例えば、端末が多重アンテナポート伝送を支援する場合に、基地局は端末に、単一アンテナポート伝送のための第1のリソース(セット)と共に、多重アンテナポート伝送のための第2のリソース(セット)をあらかじめ割り当てておくことができる。その後、端末は、単一アンテナポート伝送モードで動作する場合には第1のリソース(セット)を用い、多重アンテナポート伝送モードで動作する場合には第1のリソース(セット)及び第2のリソース(セット)を用いることができる。また、基地局は、端末の現在伝送モードを考慮して多重アンテナポート伝送のための第2のリソース(セット)を割り当ててもよい。例えば、基地局は端末に多重アンテナポート伝送モードで動作するように指示した後に、該端末のための第2のリソース(セット)を割り当てることができる。すなわち、端末は、第1のリソース(セット)を割り当てられた状態で、多重アンテナポート伝送モードに設定された後に限って、第2のリソース(セット)をさらに割り当てられてる。
例えば、端末は、アンテナポートp0のための複数のPUCCHリソースを指示する割当情報を基本的に受信し、多重アンテナポート伝送が可能である、または、多重アンテナポート伝送モードが設定された場合にのみ、アンテナポートp1のための複数のPUCCHリソースを指示する割当情報をさらに受信することができる。
Figure 2015109651
多重アンテナポート伝送モードの場合、一つのARIが複数のPUCCHリソース値を指示するのに用いられる。ARIにより指示された複数のPUCCHリソース値はそれぞれ、該当のアンテナポートのためのPUCCHリソースにマッピングされる。そのため、アンテナポート伝送モードが単一アンテナポートモードか、または多重アンテナポートモードかによって、ARIは一つまたは複数のPUCCHリソース値を指示することができる。表17に、上述の方案を例示する。
Figure 2015109651
Figure 2015109651
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これに制限されるわけではないが、上述したように、端末はアンテナポートp0のための複数のPUCCHリソースを指示する割当情報を基本的に受信し、多重アンテナポート伝送が可能である、または、多重アンテナポート伝送モードが設定された場合にのみ、アンテナポートp1のための複数のPUCCHリソースを指示する割当情報をさらに受信することができる。
Figure 2015109651
Figure 2015109651
Figure 2015109651
表17〜19は、多重アンテナポートのためのPUCCHリソース値の割当のうち、p=p0部分が、単一アンテナポートの場合と同一に構成された場合を例示する。すなわち、表17〜19は、入れ子(nested)構造を仮定する。そのため、一つの共通テーブルにより単一/多重アンテナポート伝送の両方を支援することができる。
表18を参照して、入れ子構造についてより具体的に例示する。入れ子構造では一つの共通テーブルを用いることができる。表20に、単一/多重アンテナポート伝送モードのための共通テーブルを例示する。
Figure 2015109651
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本発明のさらに他の様態として、TDD CAの場合にDAI(Downlink Assignment Index)フィールドを用いる方法を説明する。DAIは、スケジューリングされるPDCCHを時間ドメインでカウントする値で、CAではセル(あるいは、CC)ドメインに拡張可能である。PUCCHフォーマット3ではDAI値を必要とせず、DAIを本発明の用途に活用することができる。
一例として、第1のアンテナポート(p=p0)のためのPUCCHフォーマット3リソースはARIを用いて割当/決定し、第2のアンテナポート(p=p1)のためのPUCCHフォーマット3リソースはDAIを用いて割当/決定することができる。少なくとも一つのサービングセルのPDCCH検出に失敗する場合に備えて、サービングセルのPDCCHはいずれもDAI値を有するように制限することができる。一方、PCellでのみPDSCHがスケジューリングされた場合、端末は、該PDSCHに対応するPCell PDCCHのDAI値を無視し、単一アンテナポートモードにフォールバックしてPUCCHを伝送すればよい。
Figure 2015109651
表25に、上述した方案を例示する。
Figure 2015109651
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Figure 2015109651
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図34は、本発明の一実施例に適用されうる基地局及び端末を示す図である。無線通信システムにリレーが含まれる場合に、バックホールリンクで通信は基地局とリレー間に行われ、アクセスリンクで通信はリレーと端末間に行われる。そのため、同図の基地局または端末は、状況に応じてリレーに代えてもよい。
図34を参照すると、無線通信システムは、基地局(BS)110及び端末(UE)120を含む。基地局110は、プロセッサ112、メモリー114及び無線周波数(Radio Frequency:RF)ユニット116を含む。プロセッサ112は、本発明で提案した手順及び/または方法を具現するように構成することができる。メモリー114は、プロセッサ112に接続し、プロセッサ112の動作と関連した様々な情報を記憶する。RFユニット116は、プロセッサ112に接続し、無線信号を送信及び/または受信する。端末120は、プロセッサ122、メモリー124及びRFユニット126を含む。プロセッサ122は、本発明で提案した手順及び/または方法を具現するように構成することができる。メモリー124は、プロセッサ122に接続し、プロセッサ122の動作と関連した様々な情報を記憶する。RFユニット126は、プロセッサ122に接続し、無線信号を送信及び/または受信する。基地局110及び/または端末110は、単一アンテナまたは多重アンテナを有することができる。
以上説明してきた実施例は、本発明の構成要素及び特徴を所定形態に結合したものである。各構成要素または特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することもでき、一部の構成要素及び/または特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は、別の実施例に含まれることもでき、別の実施例の対応する構成または特徴に取って代わることもできる。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めたりすることができることは明らかである。
本文書で、本発明の実施例は、端末と基地局間のデータ送受信関係を中心に説明されている。このような送受信関係は、端末とリレー間、または基地局とリレー間の信号送受信にも同一/類似に拡張される。本文書で基地局により行われるとした特定動作は、場合によっては、その上位ノード(upper node)により行われてもよい。すなわち、基地局を含む多数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局または基地局以外の別のネットワークノードにより実行できることは明らかである。基地局は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、アクセスポイント(access point)などの用語に代替可能である。また、端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)などの用語に代替可能である。
本発明による実施例は様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶されて、プロセッサにより駆動されるようにすることができる。メモリユニットは、プロセッサの内部または外部に設けられ、既に公知の様々な手段によりプロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で別の特定の形態に具体化可能であるということは、当業者にとっては自明である。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈により決定すべきであり、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
本発明は、無線移動通信システムにおける端末機、基地局、またはその他の装備に適用可能である。特に、本発明は、アップリンク制御情報を伝送する方法及びそのための装置に適用可能である。

Claims (4)

  1. 無線通信システムにおいて通信装置がPUCCHフォーマット3を用いて制御情報を伝送する方法であって、
    前記PUCCHフォーマット3に対する4つのPUCCHリソース値の第1のセットを含むRRCメッセージを受信するステップと、
    一つのPDCCH信号を検出するステップと、
    SCell上の前記PDCCH信号に対応する一つのPDSCH信号を受信するステップと、
    前記PDCCH信号のTPCフィールドの2ビット値に基づいて、一つ以上のPUCCHリソースを決定するステップと、
    を有し、
    単一アンテナポート伝送モードがPUCCHフォーマット3伝送に対して設定された場合に、前記RRCメッセージは、前記PUCCHフォーマット3に対する4つのPUCCHリソース値の更なるセットを持たず、前記TPCフィールドの前記2ビット値は、第1のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の前記第1のセットの1つにマッピングされ、
    多重アンテナポート伝送モードが前記PUCCHフォーマット3伝送に対して設定された場合に、前記RRCメッセージは、4つのPUCCHリソース値の第2のセットを更に有し、前記TPCフィールドの前記2ビット値は、前記第1のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の前記第1のセットの1つにマッピングされ、第2のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の前記第2のセットの1つにマッピングされる、方法。
  2. 前記一つ以上の決定されたPUCCHリソースを用いて、前記制御情報を伝送するステップを更に有し、
    前記制御情報は、前記PDSCH信号に対するHARQ−ACKを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 無線通信システムにおいてPUCCHフォーマット3を用いて制御情報を伝送するように構成された通信装置であって、
    無線周波数ユニットと、
    プロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、前記PUCCHフォーマット3に対する4つのPUCCHリソース値の第1のセットを含むRRCメッセージを受信し、一つのPDCCH信号を検出し、SCell上の前記PDCCH信号に対応する一つのPDSCH信号を受信し、前記PDCCH信号のTPCフィールドの2ビット値に基づいて、一つ以上のPUCCHリソースを決定するように構成され、
    単一アンテナポート伝送モードがPUCCHフォーマット3伝送に対して設定された場合に、前記RRCメッセージは、前記PUCCHフォーマット3に対する4つのPUCCHリソース値の更なるセットを持たず、前記TPCフィールドの前記2ビット値は、第1のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の前記第1のセットの1つにマッピングされ、
    多重アンテナポート伝送モードが前記PUCCHフォーマット3伝送に対して設定された場合に、前記RRCメッセージは、4つのPUCCHリソース値の第2のセットを更に有し、前記TPCフィールドの前記2ビット値は、前記第1のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の前記第1のセットの1つにマッピングされ、第2のアンテナポートに対して、4つのPUCCHリソース値の前記第2のセットの1つにマッピングされる、通信装置。
  4. 前記プロセッサは、前記一つ以上の決定されたPUCCHリソースを用いて、前記制御情報を伝送するよう更に構成され、
    前記制御情報は、前記PDSCH信号に対するHARQ−ACKを含む、請求項3に記載の通信装置。
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