JP2015109146A - 照明装置 - Google Patents

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Naoki Kimura
直樹 木村
正利 米山
Masatoshi Yoneyama
正利 米山
淳弥 若原
Junya Wakahara
淳弥 若原
伸哉 三木
Shinya Miki
伸哉 三木
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Abstract

【課題】直列接続された発光モジュールをパルス駆動する構成において、電源へ与える影響を比較的簡単な構成で低減する。【解決手段】照明装置100は、定電流源212と、定電流源212から出力される電流を周期的に断続するためのドライバ214とを含む電源210と、電源210に直列接続された、第1の発光モジュール230_1および第2の発光モジュール230_2とを備える。第1の発光モジュール230_1および第2の発光モジュール230_2の各々は、発光素子を含む。制御回路232_1は、第1の発光モジュール230_1への電流供給が開始されてから第1の時間が経過した後に、対応する並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。【選択図】図5

Description

本発明は、照明装置に関し、特に、パルス駆動される照明装置の制御に関する。
近年、OLED(Organic Light Emitting Diode)やLED(Light Emitting Diode)といった発光素子で構成された照明装置が普及しつつある。一般的に、このような照明装置では、発光ムラを低減するために、複数個の発光素子を直列に接続し、これらをパルス駆動するように構成される。これらの発光素子をパルス駆動する理由は、パルス波のDuty比を制御することでこれらの発光素子を一括して調光することが可能なためである。
このような直列接続された発光素子をパルス駆動する構成として、たとえば、特開2008−91311号公報(特許文献1)は、電源への負荷を時間的に分割するためのLED駆動装置を開示している([要約]参照)。当該LED駆動装置は、並列に接続された複数のLEDの各々に制御信号を送る。そして、各LEDは、当該制御信号に基づいて発光する。これにより、当該LED駆動装置は、各LEDの発光周期をずらし、電源への負荷を時間的に分割する。このような構成を採用することで、ノイズの発生を低減すると共に全体として明るい発光を行なわせ、またLEDを急に明るくするときの電流変動でも安定した作動を行なうことができる。
特開2008−91311号公報
しかしながら、特許文献1が開示しているLED駆動装置は、各LEDの発光周期をずらすために、各LEDに供給される駆動信号を生成するPWM制御部と、駆動信号を伝送するための配線とを必要とする。このため、当該LED駆動装置は、比較的複雑な構成とならざるを得ず、コスト的にも不利である。
この開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、直列接続された発光モジュールをパルス駆動する構成において、電源へ与える影響を比較的簡単な構成で低減することで、より安定した発光を可能にする照明装置を提供することである。
一実施の形態に従うと、照明装置は、定電流源と、定電流源から出力される電流を周期的に断続するためのドライバとを含む電源と、電源に直列接続された、第1の発光モジュールおよび第2の発光モジュールとを備える。第1の発光モジュールおよび第2の発光モジュールの各々は、発光素子を含む。第1の発光モジュールは、さらに、発光素子の両端に電気的に接続された並列経路と、並列経路に介挿されたスイッチと、スイッチを駆動して、並列経路を導通状態と非導通状態との間で切り替えるための制御回路とを含む。第1の発光モジュールに含まれる制御回路は、第1の発光モジュールへの電流供給が開始されてから第1の時間が経過した後に、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える。
好ましくは、第2の発光モジュールは、さらに、発光素子の両端に電気的に接続された並列経路と、並列経路に介挿されたスイッチと、スイッチを駆動して、並列経路を導通状態と非導通状態との間で切り替えるための制御回路とを含む。第2の発光モジュールに含まれる制御回路は、第2の発光モジュールへの電流供給が開始されてから、第1の時間とは異なる第2の時間が経過した後に、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える。
好ましくは、第1の発光モジュールに含まれる制御回路は、第1の発光モジュールに供給される電流の一部を第1の時定数で充電するとともに、当該充電により生じた電位差が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える。第2の発光モジュールに含まれる制御回路は、第2の発光モジュールに供給される電流の一部を第1の時定数とは異なる第2の時定数で充電するとともに、当該充電により生じた電位差が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える。
好ましくは、第1の発光モジュールおよび第2の発光モジュールの各々に含まれる制御回路は、対応する並列経路とは別に、対応する発光素子の両端に電気的に接続された第1のキャパシタと、第1のキャパシタの電源側の電位が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替えるための信号をスイッチに出力する第1の比較器とを含む。
好ましくは、第1の発光モジュールおよび第2の発光モジュールの各々に含まれる制御回路は、第1の時定数および予め定められた値のいずれか一方が変更可能に構成される。
好ましくは、第2の発光モジュールの各々に含まれる制御回路は、第1の発光モジュールが電源に与える負荷に応じて第2の時間を変更可能に構成される。
好ましくは、第1の発光モジュールに含まれる制御回路は、第1の発光モジュールへの電流供給が開始されると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第1の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える。第2の発光モジュールに含まれる制御回路は、第2の発光モジュールへの電流供給が開始されると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第2の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える。
好ましくは、第1の発光モジュールに含まれる制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わってから第3の時間が経過した後に、当該並列経路を非導通状態から導通状態に切り替える。第2の発光モジュールに含まれる制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わってから第3の時間が経過した後に、当該対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替える。
好ましくは、第1の発光モジュールおよび第2の発光モジュールの各々に含まれる制御回路は、対応する並列経路を非導通に維持する期間が互いに重複しないように構成される。
好ましくは、第1の発光モジュールおよび第2の発光モジュールの各々に含まれる制御回路は、対応する並列経路とは別に、対応する発光素子の両端に電気的に接続された第2のキャパシタと、第2のキャパシタの電源側の電位が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替えるための信号を出力する第2の比較器とを含む。
好ましくは、第1の発光モジュールに含まれる制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第3の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替えるように構成される。第2の発光モジュールに含まれる制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第3の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替えるように構成される。
上述の一実施の形態によれば、直列接続された発光モジュールをパルス駆動する構成において、電源へ与える影響を比較的簡単な構成で低減することで、より安定した発光を実現できる。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
関連技術に従う照明装置の回路図である。 関連技術に従う照明装置のタイミングチャートである。 関連技術に従う照明装置のタイミングチャートである。 照明装置の外観を示す図である。 第1の実施の形態に従う照明装置の基本的な構成を示す図である。 第1の実施の形態に従う照明装置のタイミングチャートである。 第1の実施の形態の第1の変形例に従う照明装置の基本的な構成を示す図である。 第1の実施の形態の第1の変形例に従う照明装置のタイミングチャートである。 第1の実施の形態の第2の変形例に従う照明装置の基本的な構成を示す図である。 第1の実施の形態の第2の変形例に従う照明装置のタイミングチャートである。 第1の実施の形態に従う発光モジュールの実装例1を示す回路図である。 第1の実施の形態に従う発光モジュールの実装例2を示す回路図である。 第1の実施の形態に従う発光モジュールの実装例3を示す回路図である。 第2の実施の形態に従う照明装置の基本的な構成を示す図である。 第2の実施の形態に従う照明装置のタイミングチャートである。 第2の実施の形態に従う発光モジュールの実装例1を示す回路図である。 第2の実施の形態の第1の変形例に従う照明装置のタイミングチャートである。 第2の実施の形態の第2の変形例に従う照明装置のタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態、および/または各変形例は、選択的に組み合わされてもよい。
[関連技術]
まず、本発明に係る実施の形態についての理解を深めるために、図1〜図3を参照して、本願に係る関連技術について説明する。図1は、関連技術に従う照明装置50の回路図である。図2および図3は、関連技術に従う照明装置50のタイミングチャートである。
図1に示されるように、照明装置50は、電源40と、電源ライン53と、発光素子55_1〜55_4とを含む。電源40は、発光素子55_1〜55_4をパルス駆動する電力供給部であり、定電流源51と、ドライバ52とを含む。発光素子55_1〜55_4は、定電流源51の出力側に接続された電源ライン53と、グランド電位60との間に直列接続される。
ドライバ52は、定電流源51から出力される一定の電流を周期的に断続することでパルス波を生成する。ドライバ52は、たとえば、パワーMOS−FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などのスイッチングデバイスを主体に構成される。パルス波は、たとえば、100Hz以上の周波数を有する。パルス波は、ドライバ52が駆動されて定電流源51と電源ライン53とが電気的に接続された場合に、Highレベル(Hレベル)となる。また、パルス波は、ドライバ52が駆動されて定電流源51と電源ライン53との電気的な接続が遮断された場合に、Lowレベル(Lレベル)となる。
生成されたパルス波は、発光素子55_1〜55_4のそれぞれに印加される。発光素子55_1〜55_4のそれぞれは、たとえば、LED、OLED、無機ELデバイス、または、その他の電界発光素子などである。発光素子55_1〜55_4のそれぞれは、生成されたパルス波がHレベルのときに発光し、当該パルス波がLレベルのときに消灯する。発光素子55_1〜55_4のそれぞれは、パルス波がHレベルである期間とLレベルである期間とを合計した期間(一周期)に対する、Hレベルである期間の比(すなわち、Duty比)を調整することで調光され得る。Duty比を調整する調光方式は、電流値を調整する調光方式に比べて、発光素子の色度を一定に保つことができる。
なお、キャパシタ57_1〜47_4のそれぞれは、発光素子55_1〜55_4のそれぞれの物理的な構成により生じる浮遊容量を表す。すなわち、キャパシタ57_1〜47_4は、単体で存在する部品ではない。
図2を参照して、図1に示される地点P10〜P14における、時間と電流値との関係との関係について説明する。時間t1において、ドライバ52が駆動されて定電流源51と電源ライン53とが電気的に接続される。これに応じて、発光素子55_1〜55_4のそれぞれに電流が供給される。すなわち、地点P10〜P14におけるパルス波は、同時にLレベルからHレベルになる。このように、発光素子55_1〜55_4に対して同時に一定の電流を供給するために、電源40からは瞬間的に高い電圧を出力しなければならず、このような急激な昇圧動作のために電源40への負担が大きくなる。特に、発光素子の直列数が増えるに従って、電源40が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧が高くなるので、電源40に対する負担がますます増大するという問題が生じ得る。特に、図1に示すような、パルス駆動するような構成を採用した場合には、発光素子を定電流駆動する場合に比較して、電源40が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧がより高くなるので、電源40への負担がさらに大きくなる。
以下で説明する、本発明に係る実施の形態は、このような電源が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧を抑制することにより、電源へ与える影響を低減するものである。
また、図3において、発光素子55_1〜55_4の各々に印加される電流値と時間との関係が示される。発光素子55_1〜55_4に同時にパルス波が印加されると、その高周波成分によって浮遊容量(キャパシタ57_1〜47_4)の影響が顕在化する。より具体的には、発光素子55_1〜55_4のそれぞれに実際に印加される電流は、浮遊容量の影響を受けて、図3に示されるようななだらかな波形になり、電流の印加直後に発光しない「発光遅れ」が各発光素子において生じ得る。すなわち、想定と異なる駆動波形が発光素子に掃引されている状態となり、所望の輝度および色度が得られないという問題が生じる。
特に、OLEDなどは、ピーク電流値によって色度特性が大きく異なる素子であるため、このような現象が発生した場合には、所望の色度が得られない問題が顕著になる。また、OLEDにおいては、そのサイズが大きいため、浮遊容量が大きくなり、発光遅れがより生じやすい。
発光素子55_1〜55_4の発光遅れは、それらの浮遊容量のみに起因するのではなく、電源40にかかる負荷の大きさにも起因する。
以下で説明する実施の形態は、このような設定上の想定と異なる「発光遅れ」を改善することも可能になる。
[第1の実施の形態]
<概要>
(外観)
図4を参照して、第1の実施の形態に従う照明装置100の概要について説明する。図4は、照明装置100の外観を示している。
図4に示されるように、照明装置100は、発光素子120_1と発光素子120_2とを含む。発光素子120_1および発光素子120_2は、たとえば、LED、OLED、無機EL素子、または、その他の電界発光素子などである。典型的には、発光素子120_1および発光素子120_2は、面状の光源である。
また、発光素子120_1および発光素子120_2は、電気的に直列に接続されている。後述する電源210が発光素子120_1および発光素子120_2に電流を印加することにより、発光素子120_1および発光素子120_2は発光する。
(基本構成)
図5を参照して、照明装置100の概要についてさらに説明する。図5は、第1の実施の形態に従う照明装置100の基本的な構成を示す図である。
図5に示されるように、照明装置100は、電源210と、発光モジュール230_1(第1の発光モジュール)と、発光モジュール230_2(第2の発光モジュール)とを含む。電源210は、発光モジュール230_1,230_2をパルス駆動する電力供給部であり、定電流源212と、ドライバ214とを含む。発光モジュール230_1および発光モジュール230_2は、電源210に直列接続される。
ドライバ214は、定電流源212から出力される一定の電流を周期的に断続することによりパルス波を生成する。パルス波は、たとえば、100Hz以上の周波数を有する。パルス波は、ドライバ214が駆動されて、定電流源212とグランド電位250との間の経路(すなわち、電源ライン240)が導通状態になった場合に、Highレベル(Hレベル)となる。また、パルス波は、ドライバ214が駆動されて、電源ライン240が非導通状態になった場合に、Lowレベル(Lレベル)となる。電源210は、生成したパルス波を発光モジュール230_1および発光モジュール230_2に出力する。
発光モジュール230_1は、発光素子120_1と、発光素子120_1の両端に電気的に接続された並列経路233_1と、並列経路233_1に介挿されたスイッチ234_1と、制御回路232_1とを含む。
図5に示す、キャパシタ235_1,235_2のそれぞれは、発光素子120_1,120_2のそれぞれの物理的な構成により生じる浮遊容量を表す。すなわち、キャパシタ235_1,235_2は、単体で存在する部品ではない。
制御回路232_1は、スイッチ234_1を駆動して、並列経路233_1を導通状態と非導通状態との間で切り替える。並列経路233_1が導通状態である場合、電源210から出力されたパルス波は、基本的には、発光素子120_1には流れず並列経路233_1を流れる。並列経路233_1が非導通状態である場合、電源210から出力されたパルス波は、並列経路233_1には流れず発光素子120_1を流れる。すなわち、スイッチ234_1を駆動することで、電源210から見たときに、発光素子120_1が負荷になるか否かを切り替えることができる。
第1の実施の形態に従う照明装置100では、スイッチ234_1を適切なタイミングで駆動し、並列経路233_1の導通状態/非導通状態を切り替えることで、パルス波の立ち上がりタイミングでは、電源210に接続される負荷がより小さくなるように制御する。より具体的には、制御回路232_1は、発光モジュール230_1への電流供給が開始されてから予め定められた第1の時間が経過した後に、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。つまり、発光素子120_1が負荷として電源210に接続されるタイミングを遅らすことで、電源210が出力しなければならない電圧の大きさを低減できる。
(タイミングチャート)
図6を参照して、照明装置100の図5に示される地点P1,P2のそれぞれの時間と電流値との関係について説明する。図6は、第1の実施の形態に従う照明装置100のタイミングチャートである。
初期状態(時間t0以前)においては、電源ライン240には定電流源212から電流が供給されておらず、発光素子120_1,120_2は消灯している。ここで、スイッチ234_1はONに維持されており、並列経路233_1は導通状態になっている。
照明装置100は、時間t0から時間t20までの間、ドライバ52を駆動して定電流源212からの電流を、電源ライン240を介して発光モジュール230_1,230_2へ供給する。これに応じて、スイッチ234_1の一端と、発光素子120_2に電流が印加される。これにより、発光素子120_2は、時間t0において発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧は、発光素子120_2の発光に必要な電圧(基本的には、順方向電圧降下)のみである。
制御回路232_1は、時間t0から第1の時間が経過した時間t1において、スイッチ234_1をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_1は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_1への電流供給が開始される。そして、発光素子120_1が発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧は、発光素子120_1の発光に必要な電圧(基本的には、順方向電圧降下)のみである。
このように、制御回路232_1は、時間t0から第1の時間が経過した時間t1において、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。すなわち、発光素子120_1は、発光素子120_2よりも遅れて発光する。これにより、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧の増分が時分割されるため、電源210への瞬間的な負荷を軽減することが可能になる。また、このような発光素子を順次駆動することにより、設定上の想定と異なる発光遅れを低減することが可能になる。
時間t20において、照明装置100は、ドライバ52を駆動して定電流源212から電源ライン240への電流供給を遮断する。これに応じて、発光素子120_1,120_2のそれぞれは、消灯すると共に、制御回路232_1は、スイッチ234_1をONに駆動する。すなわち、並列経路233_1は、非導通状態から導通状態に切り替えられる。制御回路232_1は、発光素子120_1のこのような一連の消灯および発光のサイクルを繰り返し行なうことによりパルス駆動を実現する。
なお、上記の説明では、発光素子120_1,120_2のうち電源210により遠い方の発光素子から順次発光する例を説明したが、発光素子120_1,120_2の間での発光する順番は、特に制限されない。
また、発光モジュール230_1および230_2の発光時間の長さは、同一であるのが理想的である。発光時間の長さが互いに異なっていれば、発光モジュール間の明るさの差が視認される可能性があるからである。しかしながら、電流供給から発光が開始されるまでの時間の差が発光している時間(発光素子に電流が供給されている時間)に比べて十分に短ければ、発光モジュールごとの輝度差は僅かとなり、実用上の問題はない。
(第1の変形例)
図7を参照して、照明装置100の第1の変形例についてさらに説明する。図7は、第1の変形例に従う照明装置100の基本的な構成を示す図である。本変形例の照明装置100は、発光モジュール230_2の構成が上述の照明装置100と異なる。その他の点については、同様であるので説明を繰り返さない。
より具体的には、発光モジュール230_2は、発光素子120_2に加えて、発光素子120_2の両端に電気的に接続された並列経路233_2と、並列経路233_2に介挿されたスイッチ234_2と、制御回路232_2とをさらに含む。
制御回路232_2は、スイッチ234_2を駆動して、並列経路233_2を導通状態と非導通状態との間で切り替える。並列経路233_2が導通状態である場合、電源210から出力されたパルス波は、基本的には、発光素子120_2には流れず並列経路233_2を流れる。並列経路233_2が非導通状態である場合、電源210から出力されたパルス波は、並列経路233_2には流れず発光素子120_2を流れる。すなわち、スイッチ234_2を駆動することで、電源210から見たときに、発光素子120_2が負荷になるか否かを切り替えることができる。
第1の変形例に従う照明装置100では、スイッチ234_1,234_2を適切なタイミングで駆動し、それぞれに対応する並列経路233_1,233_2の導通状態/非導通状態を切り替えることで、パルス波の立ち上がりタイミングでは、電源210に接続される負荷がより小さくなるように制御する。より具体的には、制御回路232_1は、発光モジュール230_1への電流供給が開始されてから予め定められた第1の時間が経過した後に、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。一方、制御回路232_2は、発光モジュール230_2への電流供給が開始されてから、第1の時間とは異なる、予め定められた第2の時間が経過した後に、並列経路233_2を導通状態から非導通状態に切り替える。つまり、発光素子120_1および発光素子120_2が負荷として電源210に接続されるタイミングを互いに異ならせることで、電源210が出力しなければならない電圧の大きさを低減できる。
(タイミングチャート)
図8を参照して、照明装置100の図7に示される地点P1,P2のそれぞれの時間と電流値との関係について説明する。図8は、第1の実施の形態の第1の変形例に従う照明装置100のタイミングチャートである。
初期状態(時間t0以前)においては、電源ライン240には定電流源212から電流が供給されておらず、発光素子120_1,120_2は消灯している。ここで、スイッチ234_1,234_2はONに維持されており、並列経路233_1,233_2は導通状態になっている。
照明装置100は、時間t0から時間t20までの間、ドライバ52を駆動して定電流源212からの電流を、電源ライン240を介して発光モジュール230_1,230_2へ供給する。これに応じて、スイッチ234_1,234_2の一端に電流が印加される。
制御回路232_1は、時間t0から第1の時間が経過した時間t1において、スイッチ234_1をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_1は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_1への電流供給が開始される。そして、発光素子120_1が発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧は、発光素子120_1の発光に必要な電圧(基本的には、順方向電圧降下)のみである。
その後、発光素子120_2の発光が開始される。制御回路232_2は、時間t0から第2の時間が経過した時間t2(≠t1)において、スイッチ234_2をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_2は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_2への電流供給が開始される。そして、発光素子120_2が発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない追加の電圧は、発光素子120_2の発光に必要な電圧のみである。
このように、制御回路232_1および制御回路232_2のそれぞれは、並列経路233_1および並列経路233_2のそれぞれを異なるタイミングで導通状態から非導通状態に切り替える。すなわち、発光素子120_1および発光素子120_2のそれぞれが発光を開始するタイミングは、互いに異なったものになっている。これにより、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧の増分が時分割されるため、電源210への瞬間的な負荷を軽減することが可能になる。また、このような発光素子を順次駆動することにより、設定上の想定と異なる発光遅れを低減することが可能になる。
時間t20において、照明装置100は、ドライバ52を駆動して定電流源212から電源ライン240への電流供給を遮断する。これに応じて、発光素子120_1,120_2のそれぞれは、消灯すると共に、制御回路232_1,232_2のそれぞれは、スイッチ234_1,234_2のそれぞれをONに駆動する。すなわち、並列経路233_1,233_2のそれぞれは、非導通状態から導通状態に切り替えられる。
制御回路232_1,232_2は、発光素子120_1,120_2のこのような一連の消灯および発光のサイクルを繰り返し行なうことによりパルス駆動を実現する。
なお、上記の説明では、発光素子120_1,120_2のうち電源210により近い方の発光素子から順次発光する例を説明したが、発光素子120_1,120_2の間での発光する順番は、特に制限されない。たとえば、制御回路232_2が発光素子120_2を発光させた後に、制御回路232_1が発光素子120_1を発光させてもよい。また、発光モジュール230_1,230_2のいずれかの、制御回路およびスイッチを削減してもよい。この場合、制御回路およびスイッチを削減された発光モジュールは、電源210からの電流供給が開始されたのと同時に発光する一方で、制御回路およびスイッチを含む発光モジュールは、それに遅延して発光することになる。
また、時間t0から時間t1までの時間の長さと時間t1から時間t2までの時間の長さとは、同じあってもよいし、異なっていてもよい。
(第2の変形例)
照明装置100に含まれる発光モジュールの数は、2つである必要はなく、3つ以上であってもよい。一例として、図9および図10を参照して、発光モジュールの数が4つである場合の例について説明する。図9は、第1の実施の形態の第2の変形例に従う照明装置100の基本的な構成を示す図である。図10は、第1の実施の形態の第2の変形例に従う照明装置100のタイミングチャートである。
照明装置100は、発光モジュール230_1〜230_4を含む。発光モジュール230_1〜230_4に含まれる各構成については、図1の発光モジュール230_1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
制御回路232_1は、時間t0から第1の時間が経過した時間t1において、スイッチ234_1をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_1は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_1への電流供給が開始される。そして、発光素子120_1が発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧は、発光素子120_1の発光に必要な電圧(基本的には、順方向電圧降下)のみである。
その後、発光素子120_2の発光が開始される。制御回路232_2は、時間t0から第2の時間が経過した時間t2(≠t1)において、スイッチ234_2をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_2は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_2への電流供給が開始される。そして、発光素子120_2が発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない追加の電圧は、発光素子120_2の発光に必要な電圧のみである。
その後、発光素子120_3の発光が開始される。制御回路232_3は、時間t0から第3の時間が経過した時間t3(≠t1かつ≠t2)において、スイッチ234_3をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_3は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_3への電流供給が開始される。そして、発光素子120_3が発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない追加の電圧は、発光素子120_3の発光に必要な電圧のみである。
その後、発光素子120_4の発光が開始される。制御回路232_4は、時間t0から第4の時間が経過した時間t3(≠t1かつ≠t2かつ≠t3)において、スイッチ234_4をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_4は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_4への電流供給が開始される。そして、発光素子120_4が発光する。このとき、電源210が瞬間的に昇圧する電圧は、発光素子120_4の発光に必要な電圧のみである。
このように、制御回路232_1〜232_4のそれぞれは、並列経路233_1〜233_4のそれぞれを異なるタイミングで導通状態から非導通状態に切り替えことで、発光素子120_1〜235_4のそれぞれを異なるタイミングで発光させる。これにより、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧の増分が時分割されるため、電源210への瞬間的な負荷を軽減することが可能になる。また、このような発光素子を順次駆動することにより、設定上の想定と異なる発光遅れを低減することが可能になる。
<制御回路の実装例1>
図11を参照して、発光モジュールの実装例およびその動作について説明する。図11は、図7または図9に示される発光モジュール230_1の実装例1を示す回路図である。他の発光モジュール230_2〜230_4についての回路構成は、発光モジュール230_1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
(回路構成)
図11に示されるように、発光モジュール230_1は、発光素子120_1と、制御回路232_1と、並列経路233_1と、スイッチ234_1と、経路701〜704と、抵抗R_0とを含む。制御回路232_1は、抵抗R_1と、コンパレータ236_1と、キャパシタC_1(第1のキャパシタ)とを含む。
経路701は、ノードN1とノードN2との間に電気的に接続される。経路702は、N2とN3との間に電気的に接続される。並列経路233_1は、経路702に並列に接続され、ノードN2とノードN3との間に電気的に接続される。経路704は、ノードN1とノードN3との間に電気的に接続される。
抵抗R_0は、経路701上に電気的に接続される。発光素子120_1は、経路702上に電気的に接続される。スイッチ234_1は、並列経路233_1に電気的に接続される。抵抗R_1およびキャパシタC_1は、ノードN1とノードN3との間に生じる電位差に応じて電荷を蓄えるチャージ回路に相当し、経路704上に互いに直列接続される。キャパシタC_1は、並列経路233_1とは別に、発光素子120_1の両端に電気的に接続される。コンパレータ236_1は、ノードN5とスイッチ234_1との間に電気的に接続される。コンパレータ236_1は、一方のポートに入力された電位と他方のポートに入力された電位とを比較する比較器である。コンパレータ236_1の一方の入力(V1in+)には、ノードN5と電気的に接続される。コンパレータ236_1の他方の入力(V1in-)には、予め定められた電位と接続される。コンパレータ236_1の出力は、スイッチ234_1と電気的に接続される。すなわち、コンパレータ236_1は、キャパシタC_1に蓄えられる電荷によって生じる電位の大きさに応じて、スイッチ234_1をONまたはOFFに駆動する信号を出力する。なお、コンパレータ236_1およびスイッチ234_1の代わりにトランジスタを用いてもよい。
(動作詳細)
図11(A)および図11(B)を参照して、発光モジュールの動作の詳細について説明する。図11(A)には、電源210からの電流が発光モジュール230_1に印加された瞬間の電流の流れが示される。図11(B)には、発光モジュール230_1に電流が印加されてから予め定められた時間(すなわち、第1の時間)が経過した場合の電流の流れが示される。
制御回路232_1は、発光モジュール230_1に供給される電流の一部を、抵抗R_1およびキャパシタC_1の大きさにより定まる時定数(以下、「第1の時定数」ともいう。)で充電する。制御回路232_1は、充電により生じた電位差(つまり、コンパレータ236_1に入力されるV1in+)が予め定められた値(つまり、コンパレータ236_1に入力されるV1in-)を越えると、対応する並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。
より具体的には、電源210からの電流が発光モジュール230_1に印加された瞬間においては、図11(A)に示されるように、スイッチ234_1は、ONになっており、並列経路233_1は導通状態になっている。すなわち、発光素子120_1の両端子間が短絡された状態になっている。
このとき、電源210から出力された電流は、ノードN1で電流IAと電流IBとに分流する。電流IAは、抵抗R_0およびスイッチ234_1を流れる。短絡されている発光素子120_1には、電流が流れない。すなわち、発光素子120_1は発光しない。
電流IBは、抵抗R_1およびキャパシタC_1へ流れる。キャパシタC_1は、電流IBが印加されることで充電される。キャパシタC_1が充電されることで、キャパシタC_1の電源側の電位、すなわち、ノードN5(V1in+)における電位は、時間の経過に伴って高くなる。ノードN5(V1in+)における電位は、コンパレータ236_1の入力端子の一方に入力される。コンパレータ236_1は、N5における電位(V1in+)と、予め定められた電位(V1in-)とを比較する。コンパレータ236_1は、N5における電位(V1in+)が予め定められた電位(V1in-)を越えると、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替えるための信号をスイッチ234_1に出力する。
スイッチ234_1は、当該信号を受けると、図11(B)に示されるように、ONからOFFに切り替わる。すなわち、並列経路233_1は、導通状態から非導通状態になり、電流ICが発光素子120_1に印加され、発光素子120_1は発光する。
これにより、照明装置100は、発光モジュール230_1への電流供給が開始されてから、キャパシタC_1の充電電位が予め定められた電位を越えるまでの時間(以下、「遅延時間」ともいう。)だけ、発光素子120_1の発光を遅延させることが可能になる。
キャパシタC_1の充電速度は制御回路232_1の時定数に応じるので、遅延時間も当該時定数に応じる。当該時定数は、キャパシタC_1の静電容量および抵抗R_1の抵抗値に応じて変化する。このため、発光素子120_1の発光を遅延する時間は、キャパシタC_1の静電容量および/または抵抗R_1の抵抗値を適切に設計することで決定できる。また、発光素子120_1の発光の遅延時間は、N5における電位(V1in+)の比較基準であるV1in+によっても決定できる。
発光モジュール230_1とは異なる他の発光モジュール(たとえば、第2の発光モジュール)の制御回路は、制御回路232_1の時定数(第1の時定数)とは異なる時定数(第2の時定数)を有するように設計される。これにより、発光モジュールごとに発光素子の発光時間を異ならせることが可能になる。
<制御回路の実装例2>
図12を参照して、発光モジュールの別の実装例およびその動作について説明する。図12は、図7または図9に示される発光モジュール230_1の実装例2を示す回路図である。本実装例においては、発光モジュール230_1が制御回路232_1の代わりに制御回路232A_1を含む点で、上述の実装例1における発光モジュール230_1とは異なる。他の点については上述の通りであるので詳細な説明は繰り返さない。また、以下では、発光モジュール230_1の制御回路232A_1についての説明を行なうが、他の発光モジュール(たとえば、発光モジュール230_2〜230_4など)の制御回路についても同様の変形が可能である。
制御回路232A_1は、抵抗RA_1と、キャパシタCA_1と、コンパレータ236_1とを含む。本変形例においては、抵抗RA_1の抵抗値、および/または、キャパシタC_1の静電容量が可変に設計される。すなわち、制御回路232A_1の時定数を適宜変更することが可能になる。これにより、電源210のパルス波の周波数、駆動電圧、および/または、発光モジュールの接続数に応じて、各発光モジュールにおける発光素子の発光の遅延時間を変更することができる。
また、コンパレータ236_1の比較基準の電圧(V1in-)が可変に設計されてもよい。コンパレータ236_1の比較基準の電圧(V1in-)の変更は、たとえば、入力端子の一端(V1in-)に可変抵抗を接続することにより可能になる。当該可変抵抗の抵抗値を変更することにより、比較基準の電圧を変更することができる。これにより、発光素子の発光の遅延時間を適宜変更することができる。
また、発光素子の発光の遅延時間を適宜変更することができるので、発光モジュールの数を増加または減少した場合などに適応的に発光の遅延時間を設定することが可能になる。
<制御回路の実装例3>
図13を参照して、発光モジュールのさらに別の実装例およびその動作について説明する。図13は、図7または図9に示される発光モジュール230_1の実装例3を示す回路図である。本実装例においては、発光モジュール230_1が制御回路232_1の代わりに制御回路232B_1を含む点で、上述の実装例1における発光モジュール230_1とは異なる。他の点については上述の通りであるので詳細な説明は繰り返さない。また、以下では、発光モジュール230_1の制御回路232B_1についての説明を行なうが、他の発光モジュール(たとえば、発光モジュール230_2〜230_4など)の制御回路についても同様の変形が可能である。
発光モジュール230_1は、制御回路232B_1を含む。制御回路232B_1は、たとえば、IC(Integrated Circuit)などを主体に構成される。制御回路232B_1は、クロックをカウントする機能を有する。より具体的には、制御回路232B_1は、トリガー発生部、クロック発生部、カウンタ、および比較部を含む。そして、制御回路232B_1は、発光モジュール230_1への電流供給が開始されると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第1の時間に相当する値に到達すると、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。すなわち、制御回路232B_1において、ノードN1における電位の上昇に応答して、トリガー発生部がカウンタを起動する。カウンタは、起動されると、クロック発生部が発生するクロック数のカウントを開始する。比較部は、カウンタのカウント値が予め定められた値に到達するか否かをクロックごとに判断し、カウント値が予め定められた値に到達していれば、スイッチ234_1をOFFに駆動するための信号を出力する。
発光モジュール230_2に含まれる制御回路は、発光モジュール230_2への電流供給が開始されると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第2の時間に相当する値に到達すると、並列経路233_2を導通状態から非導通状態に切り替える。このようにして、発光モジュール230_1および発光モジュール230_2のそれぞれは、発光する時間を異ならせることが可能になる。
<利点>
以上のようにして、本実施の形態に従う照明装置100は、電源210への負荷を時間的に分散することにより、電源210が瞬間的に昇圧する電圧を低減する。また、電源210が瞬間的に昇圧して出力しなければならない電圧が高い場合に備えて、十分な電源容量を有する電源を準備する必要がないため、コストの低減につながる。
さらに、照明装置100は、同期信号などを用いずに電源210への負荷を低減することができる。発光装置を大型化した場合には、同期信号の伝送距離が長くなるため、信号線がノイズの影響を受けやすくなる。照明装置100は、同期信号のための信号線を必要としないため、当該ノイズ対策のための部品も必要ない。また、照明装置100は、同期信号のための信号線が必要ないため、ノイズの影響を受けずに発光タイミングを遅延することができる。
[第2の実施の形態]
<概要>
以下、第2の実施の形態に従う照明装置100Aについて説明する。本実施の形態に従う照明装置100Aは、電源から電流が供給されている期間であっても、発光素子の発光を強制的に中断する機能を有する点で第1の実施の形態に従う照明装置100と異なる。その他の点については、第1の実施の形態に従う照明装置100と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図14を参照して、照明装置100Aの概要について説明する。図14は、第2の実施の形態に従う照明装置100Aの基本的な構成を示す図である。
図14に示されるように、照明装置100Aは、電源210と、発光モジュール230_1〜230_4とを含む。発光モジュール230_1〜230_4は、制御回路232C_1〜232C_4と、スイッチ234_1〜234_4と、発光素子120_1〜120_4とをそれぞれ含む。
制御回路232C_1は、スイッチ234_1を駆動して、並列経路233_1を導通状態と非導通状態との間で切り替える。並列経路233_1が導通状態である場合、電源210から出力されたパルス波は、基本的には、発光素子120_1に流れず並列経路233_1を流れる。並列経路233_2が非導通状態である場合、電源210から出力されたパルス波は、並列経路233_1に流れず発光素子120_1を流れる。
制御回路232C_1は、発光モジュール230_1への電流供給が開始されてから予め定められた時間(すなわち、第1の時間)が経過した後に、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。これにより、発光素子120_1が点灯する。さらに、制御回路232C_1は、並列経路233_1が導通状態から非導通状態に切り替わってから予め定められた(以下、「第3の時間」ともいう。)が経過した後に、並列経路233_1を非導通状態から導通状態に切り替える。これにより、発光素子120_1が消灯する。
制御回路232C_2は、発光モジュール230_1への電流供給が開始されてから、第1の時間とは異なる第2の時間が経過した後に、並列経路233_2を導通状態から非導通状態に切り替える。これにより、発光素子120_2が点灯する。さらに、制御回路232C_2は、並列経路233_2が導通状態から非導通状態に切り替わってから第3の時間が経過した後に、並列経路233_2を非導通状態から導通状態に切り替える。これにより、発光素子120_2が消灯する。
すなわち、発光モジュール230_1における発光素子120_1の点灯期間と、発光モジュール230_2における発光素子120_2の点灯期間とは互いに同一になるように制御される。
また、制御回路232C_3,232C_4の構成についても、上述の制御回路232C_1,232C_2の構成と同様であり、各発光モジュールにおける発光素子の点灯期間は、互いに同一になる。
このように、制御回路232C_1〜232C_4のそれぞれは、各発光素子が点灯してから一定時間経過後に消灯することができる。これにより、すべての発光素子の発光する時間の長さを同じにすることができるため、各発光素子の輝度を合わせることが可能になる。
(タイミングチャート)
図15を参照して、照明装置100Aの図14に示される地点P1〜P4のそれぞれの時間と電流値との関係について説明する。図15は、第2の実施の形態に従う照明装置100Aのタイミングチャートである。
初期状態(時間t0以前)においては、電源ライン240には定電流源212から電流が供給されておらず、発光素子120_1,120_2,120_3,120_4は、いずれも消灯している。ここで、スイッチ234_1,234_2,234_3,234_4は、いずれもONに維持されており、並列経路233_1,233_2,233_3,233_4は、いずれも導通状態になっている。
照明装置100Aは、時間t0から時間t20までの間、ドライバ52を駆動して定電流源212からの電流を、電源ライン240を介して発光モジュール230_1,230_2,230_3,230_4へ供給する。これに応じて、スイッチ234_1,234_2,234_3,234_4の一端に電流が印加される。
制御回路232C_1は、時間t0から予め定められた時間(すなわち、第1の時間)が経過した時間t1において、スイッチ234_1をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_1は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_1への電流供給が開始される。そして、発光素子120_1が発光する。続いて、制御回路232C_1は、時間t1から予め定められた時間(すなわち、第3の時間)が経過した時間t11において、スイッチ234_1をOFFにする。すなわち、制御回路232C_1は、並列経路233_1が導通状態から非導通状態に切り替わってから第3の時間が経過した後に、並列経路233_1を非導通状態から導通状態に切り替える。すると、並列経路233_1は、非導通状態から導通状態に切り替えられ、発光素子120_1は消灯する。
制御回路232C_2は、時間t0から予め定められた時間(すなわち、第2の時間)が経過した時間t2において、スイッチ234_2をOFFに駆動する。すなわち、並列経路233_2は、導通状態から非導通状態に切り替えられ、発光素子120_2への電流供給が開始される。そして、発光素子120_2が発光する。続いて、制御回路232C_2は、時間t2から予め定められた時間(すなわち、第3の時間)が経過した時間t12において、スイッチ234_2をOFFにする。すなわち、制御回路232C_2は、並列経路233_2が導通状態から非導通状態に切り替わってから第3の時間が経過した後に、並列経路233_2を非導通状態から導通状態に切り替える。すると、並列経路233_2は、非導通状態から導通状態に切り替えられ、発光素子120_2は消灯する。
制御回路232C_3,232C_4の動作についても、上述の制御回路232C_1,232C_2の動作と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
このように、制御回路232C_1〜232C_4のそれぞれは、並列経路233_1〜233_4のそれぞれを導通状態から非導通状態に切り替え、発光素子120_1〜235_4のそれぞれを消灯する。このとき、制御回路232C_1〜232C_4のそれぞれは、発光素子120_1〜235_4のそれぞれの発光している時間が同じになるように各発光素子を消灯する。これにより、各発光素子の輝度を合わせることが可能になる。また、発光ムラを低減することが可能になる。
なお、上記の説明では、発光素子120_1〜235_4が電流の上流側から順次消灯する例において説明したが、発光素子120_1〜235_4のそれぞれが消灯する順番は、特に制限されない。
<制御回路の実装例1>
図16を参照して、発光モジュールの実装例およびその動作について説明する。図16は、図14に示される発光モジュール230_1の実装例1を示す回路図である。他の発光モジュール230_2〜230_4についての回路構成は、発光モジュール230_1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
(回路構成)
図16に示されるように、発光モジュール230_1は、発光素子120_1と、制御回路232C_1と、並列経路233_1と、スイッチ234_1と、経路701〜708と、抵抗R_0とを含む。制御回路232C_1は、遅延回路238と、中断回路239とを有する。
経路701は、ノードN1とノードN2との間に電気的に接続される。経路702は、N2とN3との間に電気的に接続される。並列経路233_1は、経路702に並列に接続され、ノードN2とノードN3との間に電気的に接続される。経路704は、ノードN1とノードN4との間に電気的に接続される。経路705は、ノードN4とノードN5との間に電気的に接続される。経路706は、ノードN5とノードN3との間に電気的に接続される。経路707は、経路706と並列に接続され、ノードN5とノードN3との間に電気的に接続される。経路708は、経路705と並列に接続され、ノードN4とノードN3との間に電気的に接続される。
抵抗R_0は、経路701上に電気的に接続される。発光素子120_1は、経路702上に電気的に接続される。スイッチ234_1は、並列経路233_1に電気的に接続される。
遅延回路238は、抵抗R_1と、キャパシタC_1(第1のキャパシタ)と、コンパレータ236_1とを含む。抵抗R_1は、経路705上に電気的に接続される。キャパシタC_1は、経路706上に電気的に接続される。コンパレータ236_1は、ノードN5とスイッチ234_1との間に電気的に接続されるスイッチ234_6は、経路707上に電気的に接続される。
中断回路239は、抵抗R_2と、キャパシタC_2(第2のキャパシタ)と、コンパレータ236_2とを含む。抵抗R_2およびキャパシタC_2は、経路708上に直列接続される。コンパレータ236_2は、ノードN6とスイッチ234_6との間に電気的に接続される。
(動作詳細)
図16(A)〜図16(C)を参照して、発光モジュールの動作の詳細について説明する。図16(A)には、電源210からの電流が発光モジュール230_1に印加された瞬間の電流の流れが示される。図16(B)には、発光モジュール230_1に電流が印加されてから第1の時間が経過した後の電流の流れが示される。図16(C)には、発光モジュール230_1が点灯してから第3の時間が経過した後の電流の流れが示される。
遅延回路238は、発光モジュール230_1に供給される電流の一部を、抵抗R_1およびキャパシタC_1の大きさにより定まる時定数(すなわち、第1の時定数)で充電する。遅延回路238は、充電により生じた電位差が予め定められた値を越えると、対応する並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。これにより、発光素子120_1は点灯する(図16(B)に示す状態)。
中断回路239は、発光モジュール230_1に供給される電流の一部を、抵抗R_2およびキャパシタC_2の大きさにより定まる時定数(以下、「第3の時定数」ともいう。)で充電する。遅延回路238は、充電により生じた電位差(つまり、コンパレータ236_2に入力されるV2in+)が予め定められた値(つまり、コンパレータ236_2に入力されるV2in-)を越えると、スイッチ234_6をONに駆動して、キャパシタC_1の両端を短絡する。これにより、キャパシタC_1が放電されて、その電源210側の電位(V1in+)は予め定められた電位(V1in-)よりも小さくなる。すると、コンパレータ236_1がスイッチ234_1をONに駆動して、並列経路233_1を非導通状態から導通状態に切り替える。これにより、発光素子120_1は消灯する(図16(C)に示す状態)。
より具体的には、電源210からの電流が発光モジュール230_1に印加された瞬間においては、図16(A)に示されるように、スイッチ234_1は、ONになっており、並列経路233_1は導通状態となっている。すなわち、発光素子120_1の両端子間が短絡された状態になっている。また、スイッチ234_6は、OFFになっており、経路707は非導通状態となっている。
このとき、電源210から出力された電流は、ノードN1で電流IAと電流IBとに分流する。電流IAは、抵抗R_0、およびスイッチ234_1を流れる。すなわち、発光素子120_1には、電流が流れないため発光しない。
電流IBは、ノードN4において、電流ICと電流IDとに分流する。電流IDは、抵抗R_1およびキャパシタC_1へ流れる。キャパシタC_1は、電流IBが印加されることで充電される。キャパシタC_1が充電されることで、キャパシタC_1の電源側の電位、すなわち、ノードN5(V1in+)における電位は、時間の経過に伴って高くなる。ノードN5(V1in+)における電位は、コンパレータ236_1の入力端子の一方に入力される。コンパレータ236_1は、ノードN5における電位(V1in+)と、予め定められた電位(V1in-)とを比較する。コンパレータ236_1は、ノードN5における電位(V1in+)が予め定められた電位(V1in-)を越えると、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替えるための信号をスイッチ234_1に出力する。
電流ICは、抵抗R_2およびキャパシタC_2へ流れる。キャパシタC_2は、電流ICが印加されることで充電される。キャパシタC_2が充電されることで、キャパシタC_2の電源210側の電位、すなわち、ノードN6(V2in+)における電位は、時間の経過に伴って高くなる。ノードN6(V2in+)における電位は、コンパレータ236_2の入力端子の一方に入力される。コンパレータ236_2は、ノードN6における電位(V2in+)と、予め定められた電位(V2in-)とを比較する。コンパレータ236_2は、ノードN6における電位(V2in+)が予め定められた電位(V2in-)を越えると、経路707を非導通状態から導通状態に切り替えるための信号をスイッチ234_6に出力する。
ここで、V2in+がV2in-を越える時は、V1in+がV1in-を越える時よりも遅くなるように、遅延回路238および中断回路239のそれぞれの時定数を調整する必要がある。V1in+がV1in-を越えると、スイッチ234_1は、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える信号を受ける。これにより、スイッチ234_1は、図16(B)に示されるように、ONからOFFに切り替わる。すなわち、並列経路233_1は、導通状態から非導通状態になり、電源210から出力される電流は、ノードN1において電流IEと電流IFとに分流する。電流IEは、発光素子120_1に印加され、発光素子120_1が発光する。
電流IFは、抵抗R_2およびキャパシタC_2に印加される。キャパシタC_2は、電流IFが印加されることでさらに充電される。V2in+がV2in-を越えると、スイッチ234_6は、経路707を非導通状態から導通状態に切り替える信号を受ける。
スイッチ234_6は、当該信号を受け付けると、図16(C)に示されるように、経路707を非導通状態から導通状態に切り替わる。経路707が導通状態になると、キャパシタC_1の両端は短絡され、キャパシタC_1の電源210側の電位、すなわち、V1in+は、V1in-よりも低くなる。これにより、コンパレータ236_1は、並列経路233_1を非導通状態から導通状態に切り替えるための信号をスイッチ234_1に出力する。スイッチ234_1は、当該信号を受けると、並列経路233_1を非導通状態から導通状態に切り替える。
この結果、電源210から出力される電流は、ノードN1において電流IGと電流IHとに分流する。電流IGは、発光素子120_1に印加されないため、発光素子120_1は消灯する。以上のようにして、中断回路239は、発光素子120_1が発光してから予め定められた時間(すなわち、第3の時間)が経過した後に消灯することが可能になる。
なお、キャパシタC_1の充電速度は遅延回路238の時定数に応じるので、遅延時間は当該時定数に応じる。また、キャパシタC_2の充電速度は中断回路239の時定数に応じるので、中断時間は当該時定数に応じる。上述したように、V2in+がV2in-を越える時は、V1in+がV1in-を越える時よりも遅くなるように、遅延回路238および中断回路239のそれぞれの時定数を調整する必要がある。すなわち、抵抗R_1の抵抗値、抵抗R_2の抵抗値、キャパシタC_1の静電容量、および/または、キャパシタC_2の静電容量を調整する必要がある。なお、照明装置100Aは、コンパレータ236_1の基準電圧(V1in-)、および/または、コンパレータ236_2の基準電圧(V2in-)を調整して、発光素子120_1の発光を遅延する時間および中断する時間を調整できるように構成されてもよい。
また、発光モジュール230_1の発光時間と、他の発光モジュール(たとえば、発光モジュール230_2など)の発光時間とが同じになるように、他の発光モジュールに含まれる遅延回路および中断回路の時定数は調整される。
<制御回路の実装例2>
上述の図13において、第1の実施の形態に従う発光モジュールの実装例3として例示した制御回路232B_1を用いることで、上述した本実施の形態に従う遅延機能および中断機能を実現することができる。
すなわち、本変形例に従う制御回路は、たとえば、IC(Integrated Circuit)などを主体に構成され、クロックをカウントする機能を有する。
発光モジュール230_1の制御回路は、発光モジュール230_1への電流供給が開始されると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第1の時間に相当する値に到達すると、スイッチ234_1をOFFに駆動して、並列経路233_1を導通状態から非導通状態に切り替える。これにより、発光素子120_1が点灯する。
また、発光モジュール230_1の制御回路は、並列経路233_1が非導通状態から導通状態に切り替わると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第3の時間に相当する値に到達すると、並列経路233_1を非導通状態から導通状態に切り替えるための信号を出力する。これにより、発光素子120_1が消灯する。
他の発光モジュール230_2〜230_4の制御回路の構成についても、発光モジュール230_1の制御回路と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
上述のような構成を採用することで、発光モジュール230_1〜230_4の間において、発光している時間の長さを互いに同一にすることが可能になる。また、時間をクロックでカウントすることで容易に発光素子の制御を実現することが可能になる。
<第1の変形例>
図17を参照して、照明装置100Aの変形例について説明する。図17は、第1の変形例に従う照明装置100Aのタイミングチャートである。本変形例においては、発光モジュール230_1〜230_4のそれぞれが発光している時間が重複しないように制御される点が第2の実施の形態に従う照明装置100Aとは異なる。他の点については上述と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図17に示されるように、発光モジュール230_1の遅延回路は、時間t1において、発光モジュール230_1の発光素子を点灯する。発光モジュール230_1の中断回路は、時間t11において、発光モジュール230_1の発光素子を消灯する。
発光モジュール230_2の遅延回路は、時間t11よりも後の時間t2において、発光素子を点灯する。発光モジュール230_2の中断回路は、時間t12において、発光素子を消灯する。
発光モジュール230_3の遅延回路は、時間t12よりも後の時間t3において、発光素子を点灯する。発光モジュール230_3の中断回路は、時間t13において、発光素子を消灯する。
発光モジュール230_4の遅延回路は、時間t13よりも後の時間t4において、発光素子を点灯する。発光モジュール230_4の中断回路は、時間t14において、発光素子を消灯する。
発光モジュール230_1〜230_4のそれぞれの発光時間は、たとえば、発光モジュール230_1〜230_4のそれぞれに含まれる遅延回路および中断回路の時定数を設定することで調整される。
上述のような発光モジュール230_1〜230_4における発光時間の制御は、図16に示す実装例1においては、遅延回路238および中断回路239における、キャパシタの静電容量、抵抗値、コンパレータに入力される基準電圧のうち、1つまたは複数を適切に設計することで実現される。また、上述の実装例2においては、カウンタによるカウント値と比較する比較部に入力されるしきい値を適切に設定することで実現できる。
このように、各発光モジュールの発光時間が重複しないようにすることで、電源210が供給する電圧を常に低く抑えることができ電力を削減することができる。また、電源210への負荷を低減することもできる。
<第2の変形例>
図18を参照して、照明装置100Aの別の変形例について説明する。図18は、第2の変形例に従う照明装置100Aのタイミングチャートである。本変形例においては、発光モジュール230_1〜230_4のそれぞれが発光している時間の長さが違う点が第2の実施の形態に従う照明装置100Aとは異なる。他の点については上述と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
本変形例に従う照明装置100Aにおいては、発光モジュールが電源に与える負荷の大きさに応じて遅延時間および消灯時間が調整される。たとえば、複数の発光素子を含む発光モジュールは、1つの発光素子を含む発光モジュールよりも電源に大きな負荷を与える。
図18に示されるように、発光モジュール230_1の遅延回路は、時間t1において、発光モジュール230_1の発光素子を点灯する。発光モジュール230_1の中断回路は、時間t11において、発光モジュール230_1の発光素子を消灯する。発光モジュール230_2の遅延回路は、時間t2において、発光素子を点灯する。発光モジュール230_2の中断回路は、時間t12において、発光素子を消灯する。発光モジュール230_3の遅延回路は、時間t3において、発光素子を点灯する。発光モジュール230_3の中断回路は、時間t13において、発光素子を消灯する。発光モジュール230_4の遅延回路は、時間t4において、発光素子を点灯する。発光モジュール230_4の中断回路は、時間t14において、発光素子を消灯する。
本変形例に従う照明装置100Aは、たとえば、電源に与える負荷に応じて次に発光させる発光モジュールの遅延時間を変更する。典型的には、次に発光させる発光モジュールの遅延時間は、前に発光させた発光モジュールが電源に与える負荷が大きいほど遅延時間を長くする。
たとえば、発光モジュール230_1が電源210に与える負荷の大きさは、発光モジュール230_2が電源210に与える負荷の大きさよりも小さいものとする。この場合、発光モジュール230_1の次に発光する発光モジュール230_2の遅延時間(=t2−t1)よりも、発光モジュール230_2の次に発光する発光モジュール230_3の遅延時間(=t3−t2)がより長くなるように設計される。
上述のような発光モジュール230_1〜230_4における発光時間の制御は、図16に示す実装例1においては、遅延回路238および中断回路239における、キャパシタの静電容量、抵抗値、コンパレータに入力される基準電圧のうち、1つまたは複数を適切に設計することで実現される。また、上述の実装例2においては、カウンタによるカウント値と比較する比較部に入力されるしきい値を適切に設定することで実現できる。
本変形例によれば、複数の発光素子を含む発光モジュールの間で電源に与える負荷の大きさにばらつきがある場合などであっても、それによる電源へ与える影響を低減できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
40,210 電源、50,100,100A 照明装置、51,212 定電流源、52,214 ドライバ、53,240 電源ライン、55,120,120_1〜120_4 発光素子、60,250 グランド電位、230,230_1〜230_4 発光モジュール、232,232A〜232D 制御回路、233 並列経路、234,234_1〜234_4 スイッチ、236 コンパレータ、238 遅延回路、239 中断回路、701〜708 経路。

Claims (11)

  1. 定電流源と、前記定電流源から出力される電流を周期的に断続するためのドライバとを含む電源と、
    前記電源に直列接続された、第1の発光モジュールおよび第2の発光モジュールとを備え、前記第1の発光モジュールおよび前記第2の発光モジュールの各々は、発光素子を含み、
    前記第1の発光モジュールは、さらに、
    前記発光素子の両端に電気的に接続された並列経路と、
    前記並列経路に介挿されたスイッチと、
    前記スイッチを駆動して、前記並列経路を導通状態と非導通状態との間で切り替えるための制御回路とを含み、
    前記第1の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、前記第1の発光モジュールへの電流供給が開始されてから第1の時間が経過した後に、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える、照明装置。
  2. 前記第2の発光モジュールは、さらに、
    前記発光素子の両端に電気的に接続された並列経路と、
    前記並列経路に介挿されたスイッチと、
    前記スイッチを駆動して、前記並列経路を導通状態と非導通状態との間で切り替えるための制御回路とを含み、
    前記第2の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、前記第2の発光モジュールへの電流供給が開始されてから、前記第1の時間とは異なる第2の時間が経過した後に、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、前記第1の発光モジュールに供給される電流の一部を第1の時定数で充電するとともに、当該充電により生じた電位差が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替え、
    前記第2の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、前記第2の発光モジュールに供給される電流の一部を前記第1の時定数とは異なる第2の時定数で充電するとともに、当該充電により生じた電位差が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える、請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1の発光モジュールおよび前記第2の発光モジュールの各々に含まれる前記制御回路は、
    対応する並列経路とは別に、対応する発光素子の両端に電気的に接続された第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタの前記電源側の電位が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替えるための信号を前記スイッチに出力する第1の比較器とを含む、請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記第1の発光モジュールおよび前記第2の発光モジュールの各々に含まれる前記制御回路は、前記第1の時定数および前記予め定められた値のいずれか一方が変更可能に構成される、請求項3または4に記載の照明装置。
  6. 前記第2の発光モジュールの各々に含まれる前記制御回路は、前記第1の発光モジュールが前記電源に与える負荷に応じて前記第2の時間を変更可能に構成される、請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記第1の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、前記第1の発光モジュールへの電流供給が開始されると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が前記第1の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替え、
    前記第2の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、前記第2の発光モジュールへの電流供給が開始されると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が前記第2の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を導通状態から非導通状態に切り替える、請求項2に記載の照明装置。
  8. 前記第1の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わってから第3の時間が経過した後に、当該並列経路を非導通状態から導通状態に切り替え、
    前記第2の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わってから前記第3の時間が経過した後に、当該対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替える、請求項2〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記第1の発光モジュールおよび前記第2の発光モジュールの各々に含まれる前記制御回路は、対応する並列経路を非導通に維持する期間が互いに重複しないように構成される、請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記第1の発光モジュールおよび前記第2の発光モジュールの各々に含まれる前記制御回路は、
    対応する並列経路とは別に、対応する発光素子の両端に電気的に接続された第2のキャパシタと、
    前記第2のキャパシタの前記電源側の電位が予め定められた値を越えると、対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替えるための信号を出力する第2の比較器とを含む、請求項8または9に記載の照明装置。
  11. 前記第1の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第3の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替えるように構成され、
    前記第2の発光モジュールに含まれる前記制御回路は、対応する並列経路が導通状態から非導通状態に切り替わると、予め定められた周期でのカウントを開始し、カウント後のカウント値が第3の時間に相当する値に到達すると、対応する並列経路を非導通状態から導通状態に切り替えるように構成される、請求項2〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
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