JP2015106390A - 情報入力装置、情報入力システム、情報入力方法及びプログラム - Google Patents
情報入力装置、情報入力システム、情報入力方法及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を実現する。【解決手段】情報入力装置は、制御対象機器に対する情報を入力する情報入力装置であって、ユーザの手指動作を撮影する撮像手段により撮影した画像データから前記ユーザの手領域を抽出し、前記手領域に内包されるリング形状領域の有無により、前記制御対象機器に対する制御コマンドを出力する。【選択図】 図1
Description
本発明は、物理的なキーやマウスなどを用いない情報入力装置、情報入力システム、情報入力方法及びプログラムに関する。
近年、物理的なキーやマウスなどを用いなくてもユーザが手軽にデータ入力あるいは、機器の制御などを行うことができる手法として、カメラを用いたジェスチャー認識によるユーザインタフェースが注目されている。
ジェスチャー認識は、特定の入力器具を必要とせず、ユーザが手軽に操作を行うことができる一方で、従来のジェスチャー認識においては、認識のための解像度があまり高くなく、誤認識が生じることがある。このため、ジェスチャー認識によるユーザインタフェースでは、ジェスチャー認識精度の向上が望まれている。
図10は、特許文献1に示されたジェスチャー入力システムの構成図である。ジェスチャー入力システムは、ユーザ901の主に手902の動作を画像センサ903で撮像し、その撮像された映像に対し、リアルタイムに画像処理、認識を行い、その結果をテレビ、スマートフォン等のスクリーン904に表示することによって、ユーザ901が手902のジェスチャー動作によってテレビ等のデバイスを負荷なく簡単に操作できることを実現する。画像センサ903は、その中に高速画像演算プロセッサが一体に組み込まれ、コンパクトにテレビ等の筺体に装着される。ジェスチャーは、手首より先の動作も可能で、高速画像演算プロセッサはジェスチャー動作の手及び指等の形状を認識する。
このジェスチャーシステムでは、従来この分野では使われていない100FPS以上の高速かつ、640×480以上の高解像度の画像センサ903を採用し、ジェスチャー動作を素早く、正確に認識し、従来にない快適なユーザインタフェースをTV、ゲーム機器等に提供することができる。
しかしながら、特許文献1に示されたジェスチャー入力システムでは、ユーザの手及び指の動作を撮像するために高速度・高解像度の画像センサを用いており、システムが高価なものとなり、汎用性に欠けるという課題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報入力装置は、制御対象機器に対する情報を入力する情報入力装置であって、ユーザの手指動作を撮影する撮像手段により撮影した画像データから前記ユーザの手領域を抽出し、前記手領域に内包されるリング形状領域の有無により、前記制御対象機器に対する制御コマンドを出力する。
また、前記情報入力装置は、前記リング形状領域有りの場合に前記制御対象機器に対する制御コマンドを出力してもよい。
本発明に係る情報入力システムは、上記のいずれかに記載の情報入力装置と、ユーザの手指動作を撮影する撮像手段と、制御対象機器とを備える。
また、前記制御対象機器は、画面に前記制御対象機器に対する制御コマンドに対応した操作を示す操作パネルを表示し、前記ユーザの手の動きに連動して前記画面上にポインタを動画表示するポインタ表示手段を備え、前記ユーザの手指動作により前記操作パネル上の操作の選択及び又は決定を行うこととしてもよい。
本発明に係る情報入力方法は、ユーザの手指動作を撮影する撮像ステップと、前記撮像ステップにて撮影された画像データから、前記ユーザの手領域を抽出する手領域検出ステップと、前記手領域に内包されるリング形状領域の有無を判定する判定ステップと、前記判定ステップにて判定された結果に基づき、制御対象機器に対する制御コマンドを出力する機器制御ステップとを有する。
本発明に係る情報入力プログラムは、ユーザの手指動作を撮影する撮像工程と、前記撮像工程にて撮影された画像データから、前記ユーザの手領域を抽出する手領域検出工程と、前記手領域に内包されるリング形状領域の有無を判定する判定工程と、前記判定工程にて判定された結果に基づき、制御対象機器に対する制御コマンドを出力する機器制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。以下の説明では同一の部材には同一の符号を付してある。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の一実施形態に係る情報入力装置1を含む情報入力システム100の一例を示す機能ブロック図である。情報入力システム100は、情報入力装置1、カメラ2、制御対象機器3を備える。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報入力装置1を含む情報入力システム100の一例を示す機能ブロック図である。情報入力システム100は、情報入力装置1、カメラ2、制御対象機器3を備える。
情報入力装置1は、カメラ2から入力された画像に基づいて、ユーザUの手指動作を認識し、認識した手指動作に応じた操作を制御対象機器3に実行させるものである。ここでのユーザUとは、手指動作を行う主体であり、手指動作により制御対象機器3の操作を行う使用者である。また、手指動作とは、手の移動、指によるリング形状形成及び解除、またはそれらの組み合わせのことである。
カメラ2は、ユーザUを撮像素子等により撮影し、撮影した画像の画像データを出力する撮像手段である。ユーザUは、例えば、制御対象機器3の使用者であり、情報入力装置1に対して情報入力を行うものである。また、カメラ2は、画像データを連続的に生成して、動画像データとして出力してもよいし、所定間隔で、あるいは非定期的に画像データを生成して、静止画像として出力してもよい。
制御対象機器3は、情報入力装置1からの制御信号に従って当該機器の動作を制御する制御部31を備える。制御対象機器3は、例えば、テレビ、エアコン、照明、パソコン等の電気機器である。
以下、情報入力装置1について詳細に説明する。情報入力装置1は、記憶部10及び制御部20を備える。
記憶部10は、閾値テーブル11及び制御テーブル12を備え、ここに制御部20が参照するプログラムや各種データを格納する。
閾値テーブル11は、後述する制御部20における画像処理を行う際に参照される閾値データである。制御テーブル12は、送出すべき制御信号と、画像処理におけるリング形状領域の抽出結果を対応付けるテーブルである。
制御部20は、記憶部10から一時記憶部(図示せず)に読み出されたプログラムを実行することにより各種演算を行うとともに、情報入力装置1が備える各部を統括的に制御するものである。制御部20は、画像取得部21、画像処理部22、機器制御指示部23を備える。制御部20を構成する各機能ブロック(21〜23)は、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)等で構成された記憶装置に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等で構成された一時記憶部に読み出して実行することで実現できる。
画像取得部21は、カメラ2が出力する画像データを取得するとともに、取得した画像データを画像処理部22に供給する。
画像処理部22は、カメラ2より供給された画像データに対し、種々の画像処理を行い、リング形状領域の抽出結果を機器制御指示部23に通知する。
機器制御指示部23は、リング形状領域の抽出結果に応じた制御信号を生成し、制御対象機器3に対して出力する。機器制御指示部23は、制御テーブル12を参照してリング形状領域の抽出結果に対応付けられている制御信号を生成する。また、機器制御指示部23は、生成した制御信号を制御対象機器3の制御部31に対して出力する。
図2(a)は、本実施形態に係る情報入力システム100を示す概略図、図2(b)は、ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザUに見えているディスプレイの表示画面である。ユーザUは、情報入力装置1とディスプレイを備えたヘッドマウントディスプレイを装着し、ユーザUの手指動作に応じて、ディスプレイ画面のページ送りを操作する。本実施形態において、ディスプレイが制御対象機器3となる。ヘッドマウントディスプレイには、カメラ2としてRGBカメラが搭載されている。
ユーザUの手指動作をRGBカメラにて撮影し、撮影した画像の画像データを情報入力装置1に出力し、情報入力装置1においては、RGBカメラより供給された画像データに対し、種々の画像処理を行い、リング形状領域の抽出結果に基づき、制御信号を出力することでディスプレイのページ送りを制御する。
図3は、情報入力装置1の処理の一例を示すフローチャートである。本図を用いて情報入力の処理の流れを説明する。なお、図におけるSは各処理のステップを表す。
まず、ユーザUの手指動作をカメラ2により撮影し、撮影した画像の画像データを情報処理装置1に出力する。画像取得部21は、カメラから出力された画像データを取得するとともに取得した画像データを画像処理部22に供給する(S301)。
次に、画像処理部22において、以下、S302〜S307の処理を行う。
まず、RGBカメラで撮影された画像データの色情報をRGB方式からHSV方式に色空間変換する(S302)。次に、閾値テーブル11にあらかじめ記憶されたHSV方式の肌色である範囲の値に応じた領域(肌色領域)を抽出する(S303)。次に、抽出された肌色領域を1(黒)、それ以外を0(白)として2値化処理を行う(S304)。
図4は、カメラ2で撮影されたユーザUの手指形状を2値化した画像41の一例である。図4(a)に示す画像データ41は、領域411〜414よりなり、ユーザUは親指と人差し指を接触させ、リング形状を形成している状態を示している。なお、リング形状の形成は親指と人差し指を接触させる方法に限らず、親指と中指の接触などその他の方法で形成されても構わない。また、図4(b)に示す画像データ42は、領域421〜423よりなり、親指と人差し指を離して、リング形状を解消した状態を示している。領域については後述する。
次に、2値化された画像についてOpenCVのcvFindContours関数等による領域分割を行う(S305)。これにより、図5に示すような領域内包関係を示すツリー構造が得られる。
図5(a)は、図4(a)に示した画像データ41を領域分割したものであり、図5(b)は図4(b)に示した画像データ42を領域分割したものである。まず、1階層目に黒領域である領域411、412、421、422が分割され、2階層目に白領域である領域413、414、423が分割される。
次に、領域分割した黒領域から、手領域検出処理を行う(S306)。手領域検出処理の閾値は、閾値テーブル11にあらかじめ登録しておき、このパラメータに基づき手領域を検出する。例えば、パラメータ0<α<1とし、領域411、412、421、422について面積計算を行い、その面積が画像全体の面積×αより大きい領域のみ、手領域であるとして次のリング形状抽出処理に移る。適切にαの値を設定することで、領域412、422のようなノイズによる微小肌色領域を排除することができる。
次に、上記S306にて手領域であると認識された領域において、それぞれに内包される2階層目の白領域すべてについて、リング形状領域を抽出する(S307)。例えば、パラメータ0<β<1とし、領域413、414、423について面積計算を行い、その面積が元の手領域の面積×βより大きい場合、その領域はリング形状領域であるとする。βを適切な値に設定することにより、領域413、423のようなノイズによる手領域内微小空白領域が排除され、手領域内の親指と人差し指接触によるリング形状領域である領域414を抽出することができる。
よって、領域411、421は手領域、領域412、422はノイズによる微小肌色検知領域、領域413、423はノイズによる手領域内微小空白領域、領域414は手領域内の親指・人差し指接触によるリング形状領域となる。リング形状領域の有無を示す抽出結果は機器制御指示部23に送られる。
最後に、リング形状領域抽出の有無により、機器制御指示部23が制御テーブル12に基づいて制御信号を生成し、制御対象機器3に対して出力する(S308)。
上記のような手順でリング形状領域の有無を判定し、例えば、リング形状領域が有りの場合には、ディスプレイのページ送りの指示をマウスのクリック、ボタンの押し下げなどと対応させることができる。
このような方法によれば、簡単な画像処理で機器を制御できるので、高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を実現することができる。
〔実施形態2〕
次に実施形態2について説明する。本実施形態では、カメラ2として赤外カメラを用い、照明器具3aを制御対象機器3とした例を説明する。それ以外の構成は上記実施形態と同じであり、詳細な説明は省略する。
次に実施形態2について説明する。本実施形態では、カメラ2として赤外カメラを用い、照明器具3aを制御対象機器3とした例を説明する。それ以外の構成は上記実施形態と同じであり、詳細な説明は省略する。
図6は、本実施形態に係る情報入力システム200を示す概略図である。ユーザUは、赤外カメラに向かって手指動作を行い、ユーザUの手指動作に応じて、照明器具3aを操作する例を示している。本実施形態において、照明器具3aが制御対象機器となる。ユーザUの手指動作を撮影するカメラは赤外カメラ2aが用いられる。
ユーザUの手指動作を赤外カメラ2aが撮影し、撮影した画像の画像データを情報入力装置1aに出力し、情報入力装置1aにおいては、赤外カメラより供給された画像データに対し、実施形態1で示したのと同様の画像処理を行い、リング形状領域の抽出結果に基づき、制御信号を出力することで照明器具3aのON/OFFを制御する。ここで、情報入力装置1a、赤外カメラ2a、照明器具3aは、必ずしも隣接している必要はなく、ユーザUの使用状況に応じて適宜配置されればよい。
図7は、情報入力装置1aの処理の一例を示すフローチャートである。本図を用いて情報入力の処理の流れを説明する。なお、図におけるSは各処理のステップを表す。
まず、ユーザUの手指動作を赤外カメラ2aにより撮影し、撮影した画像の画像データを情報処理装置1aに出力する。画像取得部21は、カメラから出力された画像データを取得するとともに取得した画像データを画像処理部22に供給する(S701)。
次に、画像処理部22において、以下、S702〜S705の処理を行う。
まず、赤外カメラ2aで撮影された画像データを1(黒)、それ以外を0(白)として2値化処理を行う(S702)。
次に、2値化された画像についてOpenCVのcvFindContours関数等による領域分割を行い(S703)、その後、領域分割した黒領域から、手領域である領域検出処理を行う(S704)。次に、S704にて手領域であると認識された領域において、それぞれに内包される2階層目の白領域すべてについて、実施形態1と同様にして、リング形状領域を抽出する(S705)。リング形状領域の有無を示す抽出結果は機器制御指示部23に送られる。
最後に、リング形状領域抽出の有無により、機器制御指示部23が制御テーブル12に基づいて制御信号を生成し、照明器具3aに対して出力する(S706)。
上記のような手順でリング形状領域の有無を判定し、照明器具3aのON/OFFの指示をマウスのクリック、ボタンの押し下げなどと対応させることができる。
図8は、本実施形態に係る照明器具3aの制御の一例について説明するフローチャートである。ここでは、リング形状領域が有りと判定されると、照明器具3aに対してONあるいはOFFの指示が交互になされる例を示している。
まず、ユーザUの手指動作を赤外カメラ2aにより撮像し、画像データを取得する(S801)。次に、上記で示した画像処理により、リング形状領域の有無の判定が行われる(S802)。リング形状領域が無しの場合(S801にてNoの場合)は、引き続き赤外カメラ2aによる画像データ取得が行われる。一方、リング形状領域が有りの場合(S801にてYesの場合)は、機器制御指示部23が制御信号を生成し、照明器具3aに対して出力することにより、照明器具3aはONとなる(S803)。
引き続き、ユーザUの手指動作を赤外カメラ2aにより撮像し、画像データを取得する(S804)。次に、画像処理により、リング形状領域の有無の判定が行われる(S805)。リング形状領域が無しの場合(S805にてNoの場合)は、引き続き赤外カメラ2aによる画像データ取得が行われる。一方、リング形状領域が有りの場合(S805にてYesの場合)は、機器制御指示部23が制御信号を生成し、照明器具3aに対して出力することにより、照明器具3aはOFFとなる(S806)。
このように、リング形状領域が有りの場合には、照明器具3aをON/OFF交互に制御することができる。このため、ユーザUがリモコンなどの機器を所持しなくても手指動作だけで簡単に機器の制御が可能となる。
上記実施形態では、リング形状領域が有りの場合に照明器具3aをON/OFFする制御の流れを示したが、これに限られない。例えば、最初にリング形状領域が有りの場合には、照明器具3aがON(強)となり、次にリング形状領域が有りの場合には、照明器具3aがON(弱)となり、その次にリング形状領域が有りの場合には、照明器具3aがOFFとなるような制御順としても構わない。このような制御内容をあらかじめ制御テーブル12に記憶させておくことで、種々のパターンの制御が可能となる。
このような方法によれば、実施形態1と同様、簡単な画像処理で機器を制御できるので、高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を実現することができる。
〔実施形態3〕
次に実施形態3について説明する。本実施形態では、テレビを制御対象機器3とし、手指動作に対して、手の動きを検出する移動検出機能を備えた例を説明する。それ以外の構成は上記実施形態と同じであり、詳細な説明は省略する。
次に実施形態3について説明する。本実施形態では、テレビを制御対象機器3とし、手指動作に対して、手の動きを検出する移動検出機能を備えた例を説明する。それ以外の構成は上記実施形態と同じであり、詳細な説明は省略する。
手の動きの検出は、画像処理部22にて行われる。動きを検出する方法としては、例えば手領域の重心を求め、これの動きを検出することで実現される。
取得された画像データに対し、図3における手領域検出処理(S306)にて、手領域を検出し、検出された手領域の重心Pを求める。重心の求める方法としては、例えば、OpenCVのcvMomentsを用いることができる。この重心を表示画面にポインタ表示することで、手の動きに連動してポインタが動画表示される。表示画面には、制御コマンドに対応した操作を示す操作パネルが表示されており、所望の位置で手の動きを止めて、指でリング形状を形成することで、あたかも、表示画面上のポインタをマウスで移動させてクリックするのと同様の操作を行うことができる。
図9は、本実施形態に係るディスプレイの表示画面の一例を示している。図9(a)に示すように、ユーザUは、手指動作としてまず、手を移動させてポインタPをYes又はNo(終了)の位置に動かし、ここで手の移動を止めて親指と人差し指でリング形状を形成することで、表示画面の次ページを表示させたり、画面表示を終了させたりすることができる。
また、図9(b)に示すように、ページ送りの指示を前ページ及び次ページとして、表示させる方法でも構わない。あるいは、図9(c)に示すように、ページの数字を直接指示する方法でも構わない。テレビにおいてはチャンネルに対して、同様の指示方法を行える。
その他の実施形態として、まず、指でリング形状を形成した状態で手を移動させることで、マウスのドラッグ機能やタッチパネルのフリック機能と同様の操作を行うことも可能である。
このような方法によれば、実施形態1、2と同様、簡単な画像処理で機器を制御できるので、高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を実現することができる。さらに、本実施形態によれば、手の動きの情報を加えることでより操作性を高めることが可能となる。
〔実施形態4〕
その他の実施形態として、指によるリング形状形成を1回行うことで例えばマウスのクリック、リング形状形成を2回連続して行うことでマウスのダブルクリックと同様の動作を行うように構成されてもよい。さらには、例えば、リング形成が1回の場合はON、2回の場合はページ送り、3回の場合はOFFといったように、連続して行うリング形成の回数に応じて、制御対象機器3に対する指示内容を設定しても構わない。
その他の実施形態として、指によるリング形状形成を1回行うことで例えばマウスのクリック、リング形状形成を2回連続して行うことでマウスのダブルクリックと同様の動作を行うように構成されてもよい。さらには、例えば、リング形成が1回の場合はON、2回の場合はページ送り、3回の場合はOFFといったように、連続して行うリング形成の回数に応じて、制御対象機器3に対する指示内容を設定しても構わない。
このような方法によれば、上記実施形態と同様、簡単な画像処理で機器を制御できるので、高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を実現することができる。さらに、リング形成の連続回数の使い分けにより、制御対象機器3に対する指示内容のバリエーションが広がり、よりユーザの操作性を高めることができる。
以上、それぞれの実施形態で説明したとおり、本発明の情報入力装置及び方法によれば、簡単な画像処理で機器を制御できるので、高価な画像センサを用いることなく、高精度で安価な入力装置を実現することが可能となる。
本明細書で開示する技術によれば、パーソナル・コンピュータやテレビ、音楽再生プレイヤー、照明器具等の家電製品など、さまざまな機器を制御対象として、手指動作による操作を実現することができる。
1、1a 情報入力装置
2 カメラ
3 制御対象機器
10 記憶部
11 閾値テーブル
12 制御テーブル
20 制御部
21 画像取得部
22 画像処理部
23 機器制御指示部
31 制御部
41、42 画像データ
100、200 情報入力システム
2 カメラ
3 制御対象機器
10 記憶部
11 閾値テーブル
12 制御テーブル
20 制御部
21 画像取得部
22 画像処理部
23 機器制御指示部
31 制御部
41、42 画像データ
100、200 情報入力システム
Claims (6)
- 制御対象機器に対する情報を入力する情報入力装置であって、
ユーザの手指動作を撮影する撮像手段により撮影した画像データから前記ユーザの手領域を抽出し、前記手領域に内包されるリング形状領域の有無により、前記制御対象機器に対する制御コマンドを出力する情報入力装置。 - 前記情報入力装置は、
前記リング形状領域有りの場合に前記制御対象機器に対する制御コマンドを出力する請求項1記載の情報入力装置。 - 請求項1または2に記載の情報入力装置と、
前記ユーザの手指動作を撮影する撮像手段と、
前記制御対象機器と、
を備えた情報入力システム。 - 前記制御対象機器は、
画面に前記制御対象機器に対する制御コマンドに対応した操作を示す操作パネルを表示し、
前記ユーザの手の動きに連動して前記画面上にポインタを動画表示するポインタ表示手段と、
を備え、
前記ユーザの手指動作により前記操作パネル上の操作の選択及び又は決定を行う請求項3記載の情報入力システム。 - ユーザの手指動作を撮影する撮像ステップと、
前記撮像ステップにて撮影された画像データから、前記ユーザの手領域を抽出する手領域検出ステップと、
前記手領域に内包されるリング形状領域の有無を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにて判定された結果に基づき、制御対象機器に対する制御コマンドを出力する機器制御ステップと、
を有する情報入力方法。 - ユーザの手指動作を撮影する撮像工程と、
前記撮像工程にて撮影された画像データから、前記ユーザの手領域を抽出する手領域検出工程と、
前記手領域に内包されるリング形状領域の有無を判定する判定工程と、
前記判定工程にて判定された結果に基づき、制御対象機器に対する制御コマンドを出力する機器制御工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013249703A JP2015106390A (ja) | 2013-12-03 | 2013-12-03 | 情報入力装置、情報入力システム、情報入力方法及びプログラム |
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JP2017027115A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | 平賀 高市 | ジェスチャによるポインティング方法 |
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- 2013-12-03 JP JP2013249703A patent/JP2015106390A/ja active Pending
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