JP2015104600A - 収納型ベッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ベッド本体と、上記ベッド本体の一端側に立設されたベッド収納構造体と、を具備し、上記ベッド本体の一端側を上記ベッド収納構造体に沿って昇降させることにより上記ベッド本体を収納/引き出しするようにすることで、収納/引き出しに要するスペースを縮小させ、室内空間の有効利用を図ることができるようにしたもの。
【選択図】 図7
Description
この壁面収納ベッドは、ベッド本体の一端が壁面に対して回動可能に設置されている。そして、このベッド本体の他端を持ち上げて立てた状態にすることで、上記壁面に設けられたベッド収納用凹部内に収納するようになっている。また、このように収納された状態から、上記ベッド本体の他端側を下側に向けて回動させることで上記ベッド本体を引き出して使用するようにしている。
すなわち、上記壁面に回動可能に設置された一端を中心に他端を回動させることにより、ベッド本体を収納/引き出すように構成されているので、収納/引き出しに広いスペースを要してしまい、室内空間の有効利用を図ることができないという問題があった。
例えば、ベッド本体の他端の回動軌道内に、引き出し棚等の家具が設置されていると、上記ベッド本体の他端を回動させることができなくなってしまい、結局、ベッド本体の他端の回動軌道内の空間がデッドスペースになってしまうものである。
又、請求項2による収納型ベッドは、請求項1記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド収納構造体に上下方向に指向して軌道が設置され、上記軌道に沿ってスライダが昇降可能に設置され、上記スライダに上記ベッド本体の一端が連結され、上記ベッド本体はその一端を上記軌道に沿って上昇せられることによりベッド収納構造体に沿って立てた状態で収納されその一端を上記軌道に沿って降下せられることにより引き出されることを特徴とするものである。
又、請求項3による収納型ベッドは、請求項1又は請求項2記載の収納型ベッドにおいて、上記一端は上記ベッド本体の長手方向の一端であることを特徴とするものである。
又、請求項4による収納型ベッドは、請求項1〜請求項3の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド本体は折曲可能に構成されていて、上記収納と引き出しの途中で折り曲げられてソファとして機能可能に構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による収納型ベッドは、請求項1〜請求項4の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド本体を引き出す場合には衝撃を緩衝するとともに上記ベッド本体を収納する場合には収納操作力を補助する緩衝・補助手段が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6による収納型ベッドは、請求項1〜請求項5の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド本体を収納/引き出しするための駆動手段が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項7による収納型ベッドは、請求項5記載の収納型ヘッドにおいて、上記緩衝・補助手段は定荷重ばねであることを特徴とするものである。
又、請求項8による収納型ベッドは、請求項5記載の収納型ベッドにおいて、上記緩衝・補助手段はカウンターウェイトであることを特徴とするものである。
又、請求項9による収納型ベッドは、請求項6記載の収納型ベッドにおいて、上記駆動手段はモータ駆動のチェーン・スプロケット方式のものであることを特徴とするものである。
又、請求項10による収納型ベッドは、請求項6記載の収納型ベッドにおいて、上記駆動手段はモータ駆動のウィンチ方式のものであることを特徴とするものである。
又、請求項11による収納型ベッドは、請求項6記載の収納型ベッドにおいて、上記駆動手段はモータ駆動のネジ・ナット方式のものであることを特徴とするものである。
又、請求項12による収納型ベッドは、請求項1〜請求項11の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド収納構造体は壁面に沿って設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項2による収納型ベッドによると、請求項1記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド収納構造体に上下方向に指向して軌道が設置され、上記軌道に沿ってスライダが昇降可能に設置され、上記スライダに上記ベッド本体の一端が連結され、上記ベッド本体はその一端を上記軌道に沿って上昇せられることによりベッド収納構造体に沿って立てた状態で収納されその一端を上記軌道に沿って降下せられることにより引き出される構成になっているので、簡単な構成で上記効果を得ることができる。
又、請求項3による収納型ベッドによると、請求項1又は請求項2記載の収納型ベッドにおいて、上記一端は上記ベッド本体の長手方向の一端であるので、上記効果をより高めることができる。
又、請求項4による収納型ベッドによると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド本体は折曲可能に構成されていて、上記収納と引き出しの途中で折り曲げられてソファとして機能可能に構成されているので、ベッド本来の機能だけでなくソファとしての機能をも発揮させることができる。
又、請求項5による収納型ベッドによると、請求項1〜請求項4の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド本体を引き出す場合には衝撃を緩衝するとともに上記ベッド本体を収納する場合には収納操作力を補助する緩衝・補助手段が設けられているので、上記ベッド本体の収納/引き出し作業が容易化されることになる。
又、請求項6による収納型ベッドによると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド本体を収納/引き出しするための駆動手段が設けられているので、それによっても、上記ベッド本体の収納/引き出し作業が容易化されることになる。
又、請求項7による収納型ベッドによると、請求項5記載の収納型ヘッドにおいて、上記緩衝・補助手段は定荷重ばねであるので、簡単な構成で上記効果を確実に得ることができる。
又、請求項8による収納型ベッドによると、請求項5記載の収納型ベッドにおいて、上記緩衝・補助手段はカウンターウェイトであるので、この場合も、簡単な構成で上記効果を確実に得ることができる。
又、請求項9による収納型ベッドによると、請求項6記載の収納型ベッドにおいて、上記駆動手段はモータ駆動のチェーン・スプロケット方式のものであるので、簡単な構成で上記効果を確実に得ることができる。
又、請求項10による収納型ベッドによると、請求項6記載の収納型ベッドにおいて、上記駆動手段はモータ駆動のウィンチ方式のものであるので、この場合も、簡単な構成で上記効果を確実に得ることができる。
又、請求項11による収納型ベッドによると、請求項6記載の収納型ベッドにおいて、上記駆動手段はモータ駆動のネジ・ナット方式のものであるので、この場合も、簡単な構成で上記効果を確実に得ることができる。
又、請求項12による収納型ベッドによると、請求項1〜請求項11の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、上記ベッド収納構造体は壁面に沿って設置されているので、より効果的に室内空間の有効利用を図ることができる。
まず、例えば、図1、図2に示すように、本実施の形態による収納型ベッド1は、ベッド収納構造体の一部としての壁側ユニット3と、ベッド収納構造体の一部としてのスライダ5と、ベッド本体7とから構成されている。なお、上記壁側ユニット3と上記スライダ5によって上記ベッド収納構造体が構成されている。
以下、壁側ユニット3の構成から順次詳細に説明していく。
なお、上記フレーム部材9a、図示しないフレーム部材、フレーム部材9c、9dは、その横断面形状が略円形をなしている。
なお、上記ドラムは、上記フレーム部材14aに対して、軸受18、18を介して回転可能に設置されている。
なお、上記フレーム部材23a、23b、25、27は、その横断面形状が略円形をなしている。
なお、上記フレーム部材27、31、33は、その横断面形状が略円形をなしている。
なお、上記フレーム部材73aは上記ベッド本体7の基端側(図5中右側)に設置されており、上記フレーム部材73bは上記ベッド本体7の先端側(図5中左側)に設置されている。
また、上記底部77の図1中左上側の幅方向(図1中左下から右上に向かう方向)両側には、図1中下側に向けて脚部82、82が設置されている。この脚部82は、図2に示すように、鉛直方向(図2中下側)に指向して設置されたフレーム部材82aと、このフレーム部材82aの先端側(図2中下側)と上記底部77のフレーム部材71との間に設置されたフレーム部材82bと、上記フレーム部材82aの先端側(図2中下側)と上記底部77のフレーム部材73aとの間に設置されたフレーム部材82cとから構成される。
また、上記フレーム部材87、87の図1中左上側端部どうしは、フレーム部材91によって接続されている。
また、図1に示すように、このフレーム部材91には、ヘッドボード部93が設置されている。このヘッドボード部93は、U字型フレーム部材95とこのU字型フレーム部材95の高さ方向(図1中上下方向)中央に、水平に(図1中左下から右上に向かう方向に沿って)設置されたフレーム部材97とから構成されている。
なお、形状について特に言及していない場合は、フレーム部材は直線状の形状のものを使用している。
まず、ベッド本体7を、図7(a)に示す引き出し状態から収納する場合について説明する。図7(a)に示す状態から、上記ベッド本体7のスライダ5側(図7(a)中左側)を図示しない作業者が持ち上げると、上記スライダ5がレール11a、11bに沿って図7中上側に移動される。これにより、上記ベッド本体7のスライダ5側(図7(a)中左側)が持ち上げられ、図7(b)に示すような状態となる。
そして、さらに、上記スライダ5が上記レール11a、11bに沿って図7中上側に移動されると、図7(c)に示すように、上記ベッド本体7が壁面20に沿って立った状態で収納される。
本実施の形態による収納型ベッド1は、壁面20に上下方向に指向されたレール11a、11bに沿って移動可能にスライダ5を設置し、このスライダ5に対してベッド本体7の一端(図1中左上側)を回動可能に設置したため、引き出されたベッド本体の上方に障害物(例えば、図7に示す家具113等)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体7を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体7の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内111の空間の有効利用を図ることができるものである。
また、上記定荷重バネ15、41が左右に一つずつ設けられているので、その機能も左右でバランスがとれたものとなり、それによって、ベッド本体7の収納/引き出し動作の円滑化を図ることができる。
また、上記定荷重バネ15、15が上記壁側ユニット3側に設置されており、上記定荷重バネ41、41が上記スライダ5側に設置されているため、上記ベッド本体7を軽くすることができ、これにより、上記ベッド本体7の収納/引き出しを容易にすることができる。
本実施の形態による収納型ベッド201も、例えば、図8乃至図10に示すように、ベッド収納構造体の一部としての壁側ユニット203と、ベッド収納構造体の一部としてのスライダ205と、ベッド本体207とから構成される。なお、上記壁側ユニット203と上記スライダ205によって上記ベッド収納構造体が構成されている。
以下、壁側ユニット203の構成から順次詳細に説明していく。
また、上記レール211a、211bの上端側(図9中上側)どうしは、フレーム部材214によって連結されている。このフレーム部材214は、その横断面形状が略円形をなしている。また、上記フレーム部材214の両端側には、図9に示すように、リング215、215が設置されている。
また、上記レール211bの図9中上側には、接続部材227、227を介してモータ設置部229が設置されている。このモータ設置部223上には、モータ231と軸受233が設置されている。
また、上記軸受225と上記軸受233によって、軸235が回転可能に支持されている。この軸235の図9中左側の端部は、カップリング237を介して、上記モータ231の出力軸に接続されている。
また、上記軸235の両端側(図9中左下から右上に向かう方向の両側)には、スプロケット237a、237bが固着されている。
なお、上記フレーム部材241、243a、243b、247a、247bも、その横断面形状が略円形をなしている。
よって、上記モータ231によって、スプロケット237a、237bが回転されると、上記チェーン257a、チェーン257bによってその回転が伝達され、スプロケット255a、255bも回転される。
なお、上記フレーム部材263a、263b、265も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記フレーム部材271、271、273a、273b、275も、その横断面形状が略円形をなしている。
上記ベースプレート283の図8中下側には、キャスタ289が設置されている。
なお、形状について特に言及していない場合は、フレーム部材は直線状の形状のものを使用している。また、上記U字型フレーム部材303、フレーム部材305、307、308も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記U字型フレーム部材303の両端は脚部311、311となっている。
また、図11に示すように、上記接続用フレーム部材341には、リング設置部材343を介してリング345が設置されている。
また、図11や図12に示すように、上記ベッド側レール351a、351bのスライダ205側端部(図12中右側端部)には、それぞれ、下方(図12中紙面垂直方向手前側)に向けてフレーム部材357が設置されており、このフレーム部材357の先端にはリング359が設置されている。上記フレーム部材357も、その横断面形状が略円形をなしている。
この移動側定荷重バネユニット381には、幅方向(図12中上下方向)に指向されたフレーム部材383と、このフレーム部材383の両端側に前後方向(図12中左右方向)に指向された状態で設置されたフレーム部材385a、385bとから構成された定荷重バネユニット本体387がある。上記フレーム部材383、385a、385bも、その横断面形状が略円形をなしている。
これらローラ391によって上記定荷重バネユニット本体387は、上記ベッド側レール351a、351bに沿って移動可能となっている。
また、上記フレーム部材385a、385bの基端側(図12中右側)にも、それぞれ、リング設置部材405を介してリング407が設置されている。
また、上記接続部材411の両端にはそれぞれリング413、413が設置されている。
また、所定の長さの図示しないワイヤの両端が、上記リング部材413と前述した定荷重バネユニット381のリング403に固定されている。これにより、上記図示しないワイヤの長さ以上に、上記移動側定荷重バネ395のバネ本体397が引き出されないようになっている。また、上記図示しないワイヤは、前述した上記ベッド側レール351a、351bにフレーム部材357を介して設置されたリング359を貫通している。これにより、上記定荷重バネユニット381が上記ベッド側レール351a、351bに沿って移動しても、上記図示しないワイヤが撓まないようになっている。
まず、ベッド本体207を図15(a)に示す引き出し状態から収納する場合について説明する。図15(a)に示す状態から、モータ231を正転させて、スプロケット237a(237b)、255a(255b)により、チェーン257a(257b)を図15中反時計回り方向に回転させると、スライダ205がレール211a、211bに沿って図15中上側に移動される。これにより、上記ベッド本体207のスライダ205側(図15(a)中左側)が持ち上げられ、図15(b)に示すような状態となる。
そして、さらに、上記スライダ205が上記レール211a、211bに沿って図15中上側に移動されると、図15(c)に示すように、上記ベッド本体207が上記壁面423に沿って立った状態で収納される。
本実施の形態による収納型ベッド201も、壁面423に上下方向に指向されたレール211a、211bに沿って移動可能にスライダ205を設置し、このスライダ205に対してベッド本体207の一端側(図8中左上側)を回動可能に設置したため、引き出された上記ベッド本体207の上方に障害物(例えば、図15に示す家具425)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体207を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体207の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内421の空間の有効利用を図ることができるものである。
また、本実施の形態の場合も、固定側定荷重バネ361、361と移動側定荷重バネ395、395が設置されているため、上記ベッド本体207の収納時に必要な力を小さくすることができ、上記モータ231の駆動に必要な電力を小さくすることができる。なお、上記ベッド本体207を引き出す場合は、上記ベッド本体207が自重により下がっていくため、必要な力が小さなものとなっているとともに、上記固定側定荷重バネ361、361と移動側定荷重バネ395、395の弾性力が適度に抵抗として作用するので、引き出し時の衝撃を緩衝することができる。
また、上記固定側定荷重バネ361と移動側定荷重バネ395が左右に一つずつ設けられているので、その機能も左右でバランスがとれたものとなり、それによって、ベッド本体207の収納/引き出し動作の円滑化を図ることができる。
本実施の形態による収納型ベッド501は、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、固定側定荷重バネ361や移動側定荷重バネユニット381、ベッド側レール351a、351b等が設置されていない。その代わりに、図17に示すように、チェーン257a、257bの、スライダ205が設置された側とは反対側(図17中左下側)に、緩衝・補助手段としてのカウンターウェイト503が設置されている。このカウンターウェイト503によって、スライダ205や後述するベッド本体507のスライダ205側(図16中左上側)を図16中上側に移動させる際に必要な力を小さくしている。
なお、上記フレーム部材504、505a、505b、505cも、上記フレーム部材214と同様、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記フレーム部材519の先端側(図16中右下側)には、図16中上下方向に指向されたフレーム部材523が接続されており、このフレーム部材523には上記フレーム部材515、517が接続されている。
また、上記ベッド本体507の幅方向(図16中左下から右上に向かう方向)の他端側の上記フレーム部材523にも、同様に、フレーム部材525、527が接続されている。上記フレーム部材525と上記フレーム部材527との間にも、化粧板529が設置されている。
また、上記フレーム部材527、527の長さ方向(図16中左上から右下に向かう方向)中央付近どうしは、図示しないフレーム部材によって連結されている。
なお、本実施の形態によるベッド本体507の全長(図16中左上から右下に向かう方向の長さ)は、前述した第2の実施の形態におけるベッド本体207の全長(図9中左上から右下に向かう方向の長さ)と同じに設定されている。また、上記フレーム部材513、515、517、519、523、525、527、531、533も、その横断面形状が略円形をなしている。
まず、ベッド本体507を、図19(a)に示す引き出し状態から収納する場合について説明する。図19(a)に示す状態から、モータ231を正転させて、スプロケット237a(237b)、255a(255b)により、チェーン257a(257b)を図19中反時計回り方向に回転させると、スライダ205がレール211a、211bに沿って図19中上側に移動される。これにより、上記ベッド本体507のスライダ205側(図19(a)中左側)が持ち上げられ、図19(b)に示すような状態となる。また、このとき、カウンターウェイト503により、上記スライダ205や上記ベッド本体507のスライダ205側(図19(a)中左側)を持ち上げようとする力が生じる。
そして、さらに、上記スライダ205が上記レール211a、211bに沿って図19中上側に移動されると、図19(c)に示すように、上記ベッド本体507が上記壁面423に沿って立った状態で収納される。
本実施の形態による収納型ベッド501も、壁面423に上下方向に指向されたレール211a、211bに沿って移動可能にスライダ205を設置し、このスライダ205に対してベッド本体507の一端側(図16中左上側)を回動可能に設置したため、引き出された上記ベッド本体507の上方に障害物(例えば、図19に示す家具425)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体507を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体507の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内421の空間の有効利用を図ることができるものである。
また、本実施の形態の場合は、カウンターウェイト503により上記ベッド本体507の収納時に必要な力を小さくすることができ、上記モータ231の駆動に必要な電力を小さくすることができる。なお、上記ベッド本体507を引き出す場合は、上記ベッド本体507が自重により下がっていくため、必要な力が小さなものとなっているとともに、上記カウンターウェイト503が適度に抵抗として作用するので、引き出し時の衝撃を緩衝することができる。
なお、本実施の形態の説明は、前述した第2の実施の形態と共通する構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略している。
本実施の形態による収納型ベッド601は、前述した第3の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、ベッド本体603を中央付近で折れ曲がるようにしている。また、スプロケット237a(237a)、255a(255b)、チェーン257a(257b)、及び、カウンターウェイト503は設置されているが、モータ231や軸235、軸受225、233等は設置されていない。
また、上記フレーム部材611の図20中上側にはフレーム部材623が平行に設置されており、上記フレーム部材613の図20中上側にはフレーム部材625が平行に設置されており、上記フレーム部材615の図20中上側にはフレーム部材627が平行に設置されている。上記フレーム部材623、625、627も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記フレーム部材633の図20中上側にはフレーム部材647が平行に設置されており、上記フレーム部材635の図20中上側にはフレーム部材649が平行に設置されており、上記フレーム部材637の図20中上側にはフレーム部材651が平行に設置されている。上記フレーム部材647、649、651も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記ベッド後部607側上方(図20中右側)に指向された図示しないフレーム部材の先端にも、同様に、上記軸受667が接続されている。
また、図20に示すように、上記接続部609には、上記したような、フレーム部材661、663、665や軸受667等による構造物が、複数組(本実施の形態の場合は2組)設置されている。
また、上記フレーム部材681は、接続部材683、683、683によって、上記ベッド前部605の最もベッド後部607側(図20中右下側)のフレーム部材617に接続されている。これにより、上記ベッド前部605と上記接続部609とが回動可能に接続されている。上記フレーム部材681も、その横断面形状が略円形をなしている。
また、上記フレーム部材685は、接続部材687、687、687によって、上記ベッド後部607の最もベッド前部605側(図20中左上側)のフレーム部材641に接続されている。これにより、上記ベッド後部607と上記接続部609とが回動可能に接続されている。
そして、このように、上記接続部609を介して、上記ベッド前部605と上記ベッド後部607とが、回動可能に接続されている。
本実施の形態の場合も、収納型ベッド601は部屋421内に設置される。また、上記収納型ベッド601の壁側ユニット203は、上記部屋421の壁面423に設置される。
まず、ベッド本体603を図21(a)に示すような引き出し状態から収納する場合について説明する。図21(a)に示す状態から、上記ベッド前部605のスライダ205側(図21(a)中左側)を図示しない作業者が持ち上げると、上記スライダ205がレール211a、211bに沿って図21中上側に移動される。このとき、カウンターウェイト503により、上記スライダ205や上記ベッド前部605のスライダ205側(図21(a)中左側)を持ち上げようとする力が生じる。これにより、上記ベッド前部605のスライダ205側(図21(a)中左側)が持ち上げられ、図21(b)に示すような状態となる。
本実施の形態による収納型ベッド601も、壁面423に上下方向に指向されたレール211a、211bに沿って移動可能にスライダ205を設置し、このスライダ205に対してベッド本体603の一端側(図20中左上側)を回動可能に設置したため、引き出された上記ベッド本体603の上方に障害物(例えば、図21に示す家具425)があるような狭い空間内であっても、上記ベッド本体603を収納/引き出しすることができる。つまり、ベッド本体207の収納/引き出しに要するスペースを縮小させて室内421の空間の有効利用を図ることができるものである。
なお、本実施の形態の説明は、前述した第2の実施の形態と共通する構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略している。
本実施の形態による収納型ベッド701は、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、モータ231、スプロケット237a、237b、チェーン257a、257b、スプロケット支持部239、スプロケット255a、255b等が設置されていない。その代わりに、壁側ユニット203の図22中下側には、ウィンチ703が設置されている。また、上記スプロケット237a、237bの代わりに軸235にプーリ705a、705bが設置されている。上記プーリ705aには上記チェーン257aの代わりにワイヤ707aが巻回されており、上記プーリ705bには上記チェーン257bの代わりにワイヤ707bが巻回されている。
また、上記軸717にはべベルギア719が固着されている。このべベルギア719は上記べベルギア715と歯合されていて、上記モータ711によって上記軸717が回転されるようになっている。
本実施の形態による収納型ベッド801は、前述した第2の実施の形態による収納型ベッド201と略同様の構成であるが、モータ231、スプロケット237a、237b、チェーン257a、257b、スプロケット支持部239、スプロケット255a、255b、軸235等が設置されていない。その代わり、本実施の形態の場合には、ボールネジ機構803が設置されており、このボールネジ機構803によってスライダ205を図24中上下方向に移動させるようになっている。
上記下側ボールネジ支持部809の基板815には支持部材821を介してモータ823が設置されている。このモータ823の出力軸にはべベルギア825が固着されている。このべベルギア825は、上記ボールネジ805に固着されたべベルギア819に歯合されており、上記モータ823によって上記ボールネジ805が回転されるようになっている。
また、上記ボールナット827は、上記ボールネジ805が上記モータ823によって回転されると、図24中上下方向に移動される。
例えば、第4の実施の形態における収納型ベッド601を、第2の実施の形態のようにモータによって駆動するようにしてもよい。また、上記収納型ベッド601にカウンターウェイト503ではなく、第1の実施の形態のように、定荷重バネを設置するようにしてもよい。
また、前記第1〜第6の実施の形態の場合には、ベッド収納構造体の一部である壁側ユニットを室の壁に沿って設置した構成を例に挙げて説明しているが、それに限定されるものではなく、壁から離間した場所に設置する構成も想定されるし、又、壁に凹みを設けてそこに全部又は一部を内装する構成も想定される。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 壁側ユニット(ベッド収納構造体の一部)
5 スライダ(ベッド収納構造体の一部)
7 ベッド本体
11a レール
11b レール
15 定荷重バネ(緩衝・補助手段)
41 定荷重バネ(緩衝・補助手段)
201 収納型ベッド
203 壁側ユニット(ベッド収納構造体の一部)
205 スライダ(ベッド収納構造体の一部)
207 ベッド本体
211a レール
211b レール
361 固定側定荷重バネ
395 移動側定荷重バネ
501 収納型ベッド
503 カウンターウェイト(緩衝・補助手段)
507 ベッド本体
601 収納型ベッド
603 ベッド本体
701 収納型ベッド
801 収納型ベッド
Claims (12)
- ベッド本体と、上記ベッド本体の一端側に立設されたベッド収納構造体と、を具備し、
上記ベッド本体の一端側を上記ベッド収納構造体に沿って昇降させることにより上記ベッド本体を収納/引き出しするようにしたことを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項1記載の収納型ベッドにおいて、
上記ベッド収納構造体に上下方向に指向して軌道が設置され、
上記軌道に沿ってスライダが昇降可能に設置され、
上記スライダに上記ベッド本体の一端が連結され、
上記ベッド本体はその一端を上記軌道に沿って上昇せられることによりベッド収納構造体に沿って立てた状態で収納されその一端を上記軌道に沿って降下せられることにより引き出されることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項1又は請求項2記載の収納型ベッドにおいて、
上記一端は上記ベッド本体の長手方向の一端であることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、
上記ベッド本体は折曲可能に構成されていて、上記収納と引き出しの途中で折り曲げられてソファとして機能可能に構成されていることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、
上記ベッド本体を引き出す場合には衝撃を緩衝するとともに上記ベッド本体を収納する場合には収納操作力を補助する緩衝・補助手段が設けられていることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、
上記ベッド本体を収納/引き出しするための駆動手段が設けられていることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項5記載の収納型ヘッドにおいて、
上記緩衝・補助手段は定荷重ばねであることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項5記載の収納型ベッドにおいて、
上記緩衝・補助手段はカウンターウェイトであることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項6記載の収納型ベッドにおいて、
上記駆動手段はモータ駆動のチェーン・スプロケット方式のものであることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項6記載の収納型ベッドにおいて、
上記駆動手段はモータ駆動のウィンチ方式のものであることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項6記載の収納型ベッドにおいて、
上記駆動手段はモータ駆動のネジ・ナット方式のものであることを特徴とする収納型ベッド。 - 請求項1〜請求項11の何れかに記載の収納型ベッドにおいて、
上記ベッド収納構造体は壁面に沿って設置されていることを特徴とする収納型ベッド。
Priority Applications (1)
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JP2013248994A JP2015104600A (ja) | 2013-12-02 | 2013-12-02 | 収納型ベッド |
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JP2013248994A JP2015104600A (ja) | 2013-12-02 | 2013-12-02 | 収納型ベッド |
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ID=53435090
Family Applications (1)
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Citations (4)
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JPS4881665A (ja) * | 1970-09-02 | 1973-11-01 | ||
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JPH0537165U (ja) * | 1991-10-29 | 1993-05-21 | 三和シヤツター工業株式会社 | 昇降ベツド |
-
2013
- 2013-12-02 JP JP2013248994A patent/JP2015104600A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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