JP2015103987A - 伝送装置の終端手段、伝送装置、伝送方法および終端手段のプログラム - Google Patents

伝送装置の終端手段、伝送装置、伝送方法および終端手段のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特許文献1の技術では、装置が受信した早着データのタイミング情報を基にデータをネットワークへ送信しており、オペレータが指定した伝送路の到着タイミングで優先的に送出できない。
【解決手段】2以上の伝送路からデータを受信し、データに付与された順序番号を基にデータの転送或いは廃棄の判定する受信判定手段と、優先する伝送路を指定する優先指定手段と、受信判定手段が判定するときに参照する受信期待番号を有する受信期待番号メモリと、受信したデータを格納するデータバッファと、データバッファに格納されるデータの入出力を制御し、かつデータバッファからデータを転送する或いは受信判定手段からデータを転送するバッファ制御手段と、転送されたデータの順序番号を基に送信を許可する送信判定手段と、転送されたデータの送信を許可するときに参照する送信許可番号を有する送信許可番号メモリと、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、伝送装置の終端手段、伝送装置、伝送方法および終端手段のプログラムに関する。
ネットワークを構成する伝送装置やパケットスイッチでは、装置故障や伝送路の劣化が発生した場合においても、ユーザがサービスを継続できるように1+1や1by1の冗長化の構成がとられる。1+1冗長構成の場合は、ネットワーク経路に2つの同一データを送信することで、一方の伝送路でデータロスが発生した場合も他方のデータを無瞬断(データロス、重複、順序反転なし)で補填を行い、データロスによるサービスへの影響を回避することができる。
1+1冗長構成は、冗長区間外へ選択された一方の伝送路のデータを出力し、他方のデータを出力しない。冗長区間の終端を行う装置は、2つの送伝路のデータを処理できる処理能力、回路、データバッファ容量を備えている。冗長区間の装置の使用リソースや機能配備は、重複する構成となっている。
データバッファ容量を削減する技術としては、特許文献1(特開2009−147579号公報)に開示されている。
特許文献1の技術は、送信データにタイムスタンプを付与して、2つの送伝路の受信データのタイミングを制御して、ネットワークへ送出を行い、共用のデータバッファを備えることで、データバッファ容量を削減することができる。
特開2009−147579号公報
特許文献1の技術では、装置の終端手段が受信した早着データのタイミング情報を基にデータをネットワークへ送信しており、オペレータが指定した伝送路の到着タイミングで優先的に送出することができない。
本発明の目的は、オペレータが指定した伝送路の到着タイミングで優先的に送出できる伝送装置の終端手段、伝送装置、伝送方法および終端手段のプログラムを提供することにある。
本発明は、2以上の伝送路からデータを受信し、データに付与された順序番号を基にデータの転送或いは廃棄の判定する受信判定手段と、2以上の伝送路の中から優先する伝送路を指定する優先指定手段と、前記受信判定手段が判定するときに参照する受信期待番号を有する受信期待番号メモリと、受信したデータを格納するデータバッファと、前記データバッファに格納されるデータの入出力を制御し、かつ前記データバッファからデータを転送する或いは前記受信判定手段からデータを転送するバッファ制御手段と、転送されたデータの順序番号を基に送信を許可する送信判定手段と、転送されたデータの送信を許可するときに参照する送信許可番号を有する送信許可番号メモリと、を備え、優先指定された伝送路のデータが前記受信判定手段に到着したとき送信許可番号が更新され、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号が更新されることを特徴とする。
本発明は、2以上の伝送路へ送信するデータに順序番号を付与する順序手段と、2以上の伝送路からデータを受信し、データに付与された順序番号を基にデータの転送或いは廃棄の判定する受信判定手段と、2以上の伝送路の中から優先する伝送路を指定する優先指定手段と、前記受信判定手段が判定するときに参照する受信期待番号を有する受信期待番号メモリと、受信したデータを格納するデータバッファと、前記データバッファに格納されるデータの入出力を制御し、かつ前記データバッファからデータを転送する或いは前記受信判定手段からデータを転送するバッファ制御手段と、転送されたデータの順序番号を基に送信を許可する送信判定手段と、転送されたデータの送信を許可するときに参照する送信許可番号を有する送信許可番号メモリと、を備え、優先指定された伝送路のデータが前記受信判定手段に到着したとき送信許可番号が更新され、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号が更新されることを特徴とする。
本発明は、2以上の伝送路からデータを受信し、データに付与された順序番号と受信期待番号を基にデータの転送或いは廃棄を判定する手順と、前記順序番号と前記受信期待番号が同じ時に前記受信期待番号を更新する手順と、前記順序番号、送信許可番号およびデータバッファの格納の有無を基にデータの転送、データバッファへ格納或いは廃棄を判定する手順と、優先指定された伝送路のデータを受信したとき前記送信許可番号が更新され、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号が更新される手順と、を含んでいることを特徴とする。
本発明は、2以上の伝送路からのデータに付与された順序番号と受信期待番号を基にデータの転送或いは廃棄を判定し、前記順序番号と前記受信期待番号が同じ時に前記受信期待番号を更新し、前記順序番号、送信許可番号およびデータバッファの格納の有無を基にデータの転送、データバッファへ格納或いは廃棄を判定し、優先指定された伝送路のデータを受信したとき前記送信許可番号を更新し、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号を更新することを特徴とする。
本発明は、オペレータが指定した伝送路の到着タイミングで優先的に送出することができる。
本発明の第1の実施形態における伝送装置の終端手段の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における伝送装置を使ったネットワークの一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における第1伝送装置の動作例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における第2伝送装置の動作例を示すブロック図である。 本発明の終端手段の動作例を示す第1フローチャートである。 本発明の受信期待番号の設定例を示すフローチャートである。 本発明の終端手段の動作例を示す第2フローチャートである。 本発明の送信許可番号の設定例を示すフローチャートである。 本発明の終端手段の動作例を示すブロック図である。 データロスがあった場合の終端手段の動作例を示すブロック図である。 データに優先する伝送路の指定がある場合の終端手段の動作例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における伝送装置の終端手段の一例を示すブロック図である。
図1の伝送装置100は、冗長区間の終端の装置に配置される終端手段108を備える。伝送装置100は、2以上の伝送路からデータを受信し、次の伝送路へデータを送信する。
終端手段108は、順序番号を付与されたデータを受信してデータの転送或いは廃棄の判定をする受信判定手段101と、2以上の伝送路の中から優先する伝送路を指定する優先指定手段107と、受信判定手段101が判定するときに参照する受信期待番号を有する受信期待番号メモリ105と、受信したデータを格納するデータバッファ103と、データバッファ103に格納されるデータの入出力を制御し、かつデータバッファ103からデータを転送する或いは受信判定手段101からデータを転送するバッファ制御手段102と、転送されたデータの順序番号を基に送信を許可する送信判定手段104と、転送されたデータの送信を許可するときに参照する送信許可番号を有する送信許可番号メモリ106と、を備える。
オペレータは、優先指定手段107を操作して、優先指定する伝送路を指定することができる。優先指定された伝送路のデータが受信判定手段101に到着したとき送信許可番号は更新される。
また、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号が更新される。
受信期待番号メモリ105は受信期待番号を有し、データが受信判定手段101に到着したとき受信期待番号は更新される。
以上説明したように、本発明は、オペレータが指定した伝送路の到着タイミングで優先的に送出することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態における伝送装置を使ったネットワークの一例を示すブロック図である。
第2の実施形態において、終端手段108は第1の実施形態と同様の構成を有する。よって、第1の実施形態と同一の構成要素には同一参照数字を付記してその説明を省略する。
図2のネットワークは、第1伝送装置200と、第2伝送装置210と、伝送路230および240で構成されている。
第1伝送装置200は、伝送路230および240へデータを送信する。
第2伝送装置210は、伝送路230および240からデータを受信する。
伝送路230および240は、第1伝送装置200と第2伝送装置210の区間の伝送路である。
第1伝送装置200と第2伝送装置210の区間は、1+1冗長区間である。
1+1冗長区間は、ネットワーク経路に2つの同一データを送信することで、一方の伝送路でデータロスが発生した場合も他方のデータを無瞬断(データロス、重複、順序反転なし)で補填を行い、データロスによるサービスへの影響を回避することができる。
また、図のように伝送路230および240は、第1伝送装置200と第2伝送装置210の間を結び、データを送信しているが、実際の伝送路はいくつかの伝送装置やスイッチ装置を介したネットワークである。
第1伝送装置200は、データを送受信する複数の送受信手段201、202、203、204と、順序番号を付与する順序手段206と、複数の送受信手段201、202、203、204と順序手段206の間に配置されたスイッチ手段205と、を備える。
順序手段206は、1+1冗長区間に出力するデータに対し、順序番号を付与する。
スイッチ手段205は、複数の送受信手段と順序手段の間のデータの転送とデータのコピーを行う。
第2伝送装置210は、データを送受信する複数の送受信手段211、212、213、214と、冗長区間の終端の装置に配置される終端手段108と、複数の送受信手段211、212、213、214と順序手段107の間に配置されたスイッチ手段215と、を備える。
スイッチ手段215は、複数の送受信手段と順序手段の間のデータの転送を行う。
第1伝送装置200は順序手段206を備え、第2伝送装置210は終端手段108を備えているが、実際の伝送装置は順序手段と終端手段の両方を備えていてもよい。
次に、動作を説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態における第1伝送装置の動作例を示すブロック図である。
送受信手段201は、データ「a」、「b」、「c」を受信し、スイッチ手段205へ送信する。
送受信手段202は、データ「ア」、「イ」を受信し、スイッチ手段205へ送信する。
データ「a」、「b」、「c」およびデータ「ア」、「イ」は、パケット通信などの通信を行うための情報の伝送単位であり、それぞれパケットもしくはフレームと呼ばれる。
スイッチ手段205は、データを順序手段206へ転送する。
スイッチ手段205は、複数のネットワーク端末に対し効率的に通信するクロスバースイッチなどの構造を有する。
順序手段206は、受信したデータの順番でデータ「a」、「b」、「ア」、「c」、「イ」を受信し、受信したデータの順番で各データに順序番号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」を付与する。
順序番号を付与されたデータは、スイッチ手段205でコピーされて、送受信手段203と204へ転送される。
送受信手段203は、データを伝送路230へ送信し、送受信手段204は、データを伝送路240へ送信する。
図4は、本発明の第2の実施形態における第2伝送装置の動作例を示すブロック図である。図4は、第2伝送装置が伝送路203と204からのデータをロスすることなく受信した場合の動作例である。
伝送路の経路差や経由した伝送装置及びスイッチ装置の台数差によって、伝送装置210が伝送路230から受信するデータの到着タイミングと伝送路240から受信するデータの到着タイミングは異なる。
図4は、伝送路230から受信するデータが早着し、伝送路240から受信するデータが後着した一例である。
送受信手段211は、伝送路230から早着のデータ「a」、「b」、「ア」、「c」、「イ」を受信し、スイッチ手段215へ送信する。
送受信手段212は、伝送路240から後着のデータ「a」、「b」、「ア」、「c」、「イ」を受信し、早着のデータより遅れてスイッチ手段215へ送信する。
スイッチ手段205は、受信したデータを到着順に終端手段108へ転送する。
また、伝送路230と240からの受信データが同時に到着した場合、オペレータは、伝送路230からの受信データを早着のデータにするように第2伝送装置を設定しておく。
終端手段108は、順序番号を付与された2つの伝送路からデータを受信して、順序番号が連続するように選択を行い、データをスイッチ手段215へ送信する。
送受信手段213は、スイッチ手段215からのデータ「a」、「b」、「ア」、「c」、「イ」を送信する。
次に、終端手段の動作を説明する。
終端手段108の受信判定手段101は、順序番号を付与されたデータを、受信するか廃棄するかの判定を行う。受信判定手段101の判定は、受信期待番号により行う。
受信期待番号は、既に受信済みの順序番号の次の番号を指している。例として、受信済みの順序番号が「1」のとき、受信期待番号は次の番号の「2」である。
次に、フローチャートを使って、終端手段の動作を説明する。
図5は、本発明の終端手段の動作例を示す第1フローチャートである。
図5に示すように、受信判定手段101にデータが到着する(ステップS501)。
受信判定手段101は、データに付与された順序番号が受信期待番号以上か?を判定する(ステップS502)。
順序番号が受信期待番号以上のとき(Yesの矢印)、受信判定手段101はデータを受付(ステップS503)け、データをバッファ制御手段へ転送する。
順序番号が受信期待番号未満のとき(Noの矢印)、受信判定手段101はデータを廃棄する(ステップS504)。
次に、フローチャートを使って、受信期待番号の設定を説明する。
図6は、本発明の受信期待番号の設定例を示すフローチャートである。図6は、受信判定手段がデータを受信した場合の説明である。
図6に示すように、受信判定手段101にデータが到着する(ステップS601)。
受信判定手段101は、データに付与された順序番号が受信期待番号と一致するか?を判定する(ステップS602)。
順序番号が受信期待番号と一致したとき(Yesの矢印)、受信判定手段101は受信期待番号メモリ105の受信期待番号に1を加え(+1)、受信期待番号を更新(ステップS603)し、受信したデータはバッファ制御手段102へ転送される。
順序番号が受信期待番号と一致しないとき(Noの矢印)、受信判定手段101は受信期待番号メモリ105の受信期待番号を維持(ステップS604)し、受信したデータはバッファ制御手段102へ転送される。
次に、バッファ制御手段の動作を説明する。
バッファ制御手段102は、受信判定手段101から転送されてきたデータを、送信許可手段104に転送するか、データバッファ103へ転送するか、破棄するかの判定を行う。
図7は、本発明の終端手段の動作例を示す第2フローチャートである。
図7に示すように、バッファ制御手段102にデータが到着する(ステップS701)。
バッファ制御手段102は、データに付与された順序番号が送信許可番号と一致するか?を判定する(ステップS702)。
順序番号が送信許可番号と一致したとき(Yesの矢印)、バッファ制御手段102は送信判定手段104へデータを転送する(ステップS703)。この場合、転送されたデータは、送信許可されたデータと判断されて、送信判定手段104から終端手段108の外へ送信される。
送信許可番号は、送信判定手段104から終端手段108の外へ送信を許可するときに参照する番号である。例として、送信許可番号が「1」で、到着したデータの順序番号も「1」のとき、送信判定手段104に転送し、データは送信判定手段104から送信される。
順序番号が送信許可番号と一致しないとき(Noの矢印)、バッファ制御手段102はデータバッファが空か?を判定する(ステップS704)。
データバッファが空のとき(Yesの矢印)、バッファ制御手段102はデータバッファ103へデータを格納する(ステップS705)。
データバッファ103が空ではないとき(Noの矢印)、バッファ制御手段102は順序番号がデータバッファ103に格納した最終データの順序番号に1を加えた(+1)番号と一致するか?を判定する(ステップS706)。
順序番号がデータバッファに格納した最終データの順序番号に1を加えた(+1)番号と一致したとき(Yesの矢印)、バッファ制御手段102はデータバッファ103へデータを格納する(ステップS705)。この場合、終端手段108は、送信期待番号が更新するのを待つ状態か、あるいはデータロスが発生したためロスしたデータの到着を待つ状態である。
順序番号がデータバッファ103に格納した最終データの順序番号に1を加えた(+1)番号と一致しないとき(Noの矢印)、バッファ制御手段102はデータを廃棄する(ステップS707)。
次に、送信判定手段の動作を説明する。
送信判定手段104は、送信許可番号を参照し、送信可能な順序番号のデータを終端手段108の外へ送信を行う。
1+1冗長構成の場合は、2系統の伝送路のうち優先する伝送路の指定が可能である。例えば、ITU−T G.8131に規定されるLockoutやManual Switch指定などの場合がある。
実際の例として、伝送路の工事や伝送路の変更等の予定があって一方の伝送路に通信サービスの瞬断が見込まれる場合、オペレータは優先する伝送路を指定して通信のサービスの瞬断を防ぐことができる。
オペレータは、優先指定手段107を操作して、受信判定手段101に優先する伝送路を指定することができる。例として、オペレータは優先する伝送路を送受信手段212からのデータ、すなわち伝送路240を優先する伝送路に指定することができる。終端手段108の受信判定手段101は、優先する伝送路のデータが到着することで、オペレータが優先指定した伝送路のデータの到着タイミングがわかる。
優先する伝送路の指定が存在する場合、受信判定手段101は、データ実体の受信、廃棄の判定に関わらず、優先指定された伝送路のデータ到着時に送信許可番号を更新する。この操作により、データ実体が優先する伝送路と異なる伝送路のデータである場合も、送信する同一データをデータバッファに持つことができる。優先指定された伝送路のデータ到着時に送信許可番号を更新するので、優先指定された伝送路のデータ到着タイミングに併せたデータ出力が可能である。
次に、フローチャートを使って、送信許可番号の設定を説明する。
図8は、本発明の送信許可番号の設定例を示すフローチャートである。
図8に示すように、伝送装置が動作を開始する。次に、受信判定手段101は、オペレータが優先する伝送路を指定しているか?を判定する(ステップS801)。
優先する伝送路を指定しているとき(Yesの矢印)、受信判定手段101は優先する伝送路からのデータ到着時に送信許可番号を更新する(ステップS802)。
優先する伝送路を指定していないとき(Noの矢印)、受信判定手段101は受信済みデータの順序番号を基に送信許可番号を更新する(ステップS803)。送信許可番号を更新することで、早着のデータを優先指定された伝送路のデータ到着タイミングに併せてデータ出力する動作が可能となる。
次に、送受信手段211、212からデータが入力されたときの終端手段の動作例を説明する。
図9は、本発明の終端手段の動作例を示すブロック図である。
図9は、受信判定手段101に入力されたデータに優先する伝送路の指定がなく、送受信手段211と212からのデータをロスすることなく受信し、早着したデータを出力する場合の動作例である。
送受信手段211からのデータは、送受信手段212からのデータより早く受信判定手段101に到着している。送受信手段211からのデータは早着のデータであり、送受信手段212からの同一データは後着のデータである。
まず、受信判定手段101は、送受信手段211からの早着のデータを受信する。
受信期待番号メモリ105の受信期待番号(例えば、受信期待番号が「1」のとき)は、早着のデータ(例えば、順序番号が「1」のとき)を受信すると、受信期待番号に1(+1)を加えられ、更新される(受信期待番号は「1」から「2」に更新される)。
受信判定手段101は、既に受信済みであるため、送受信手段212からの後着のデータを廃棄する。
受信判定手段101は、優先する伝送路の指定がないため、受信したデータの順序番号(例えば、順序番号が「1」のとき)を送信許可番号メモリ106の送信許可番号に更新する(送信許可番号は「1」に更新される)。
受信判定手段101からバッファ制御手段102に到着したデータは、送信判定手段104に転送される。終端手段108は、2つの伝送路のデータを受信するが、早着の伝送路のデータを選択し、順序番号どおりのデータを送信判定手段104から送出する。
図10は、データロスがあった場合の終端手段の動作例を示すブロック図である。
図10は、図9の条件と同じであるが、送受信手段211の順序番号「3」のデータがロスしている場合の動作例である。
受信判定手段101は、送受信手段211からの順序番号「1」、「2」の早着のデータを受信する。順序番号「1」、「2」の早着のデータは、バッファ制御手段102から送信判定手段104へ転送され、送信判定手段104から順序番号どおり送信される。受信期待番号は、「1」から「3」に更新される。
次に、受信期待番号は「3」であるため、「3」より大きい順序番号「4」、「5」の早着のデータを受付ける。順序番号「4」、「5」の早着のデータは、バッファ制御手段102へ転送される。バッファ制御手段102は、データバッファ103が空であるため、順序番号「4」、「5」の早着のデータをデータバッファへ格納する。
送受信手段212からの順序番号「1」、「2」の後着のデータは、既に受信済みであるため、廃棄される。
順序番号「3」のデータは、受信期待番号と一致するため、バッファ制御手段102へ転送される。
この時、送信許可番号は「3」に更新され、受信期待番号は、既にデータバッファ103に格納されている「5」に更新される。(図10には、受信期待番号「5」を図示していない。)
バッファ制御手段に到着した順序番号「3」のデータは、送信許可番号と一致するため、送信判定手段104から送信される。
受信期待番号が「5」に更新されたため、送信許可番号も「5」に更新される。これに伴い、データバッファ103に格納されている「4」、「5」は、送信可能と判定される。「3」に続いて、「4」、「5」は、バッファ制御手段102から送信判定手段104へ転送され、送信判定手段104から送信される。
以上の動作をすることで、終端手段108は、送受信手段211からのデータがデータロスしていても、送受信手段212からデータの補填を行い、順序番号どおりのデータを送出する。
図11は、データに優先する伝送路の指定がある場合の終端手段の動作例を示すブロック図である。
図11は、図9の条件と同じであるが、送信判定手段101において、優先する伝送路に送受信手段212側が指定された場合の動作例である。
受信判定手段101が受信および廃棄するデータについては、図9の動作例と同じである。
バッファ制御手段102は、送受信手段211からのデータが転送されてきたとき、優先する伝送路の送受信手段212側からのデータは未到着で、送信許可番号が更新されていないため、データをデータバッファ103へ格納する。
つまり、優先する伝送路が指定されている場合、優先する伝送路からのデータが到着しない限り、送信許可番号を更新しない。(図9のように、優先する伝送路が指定されていない場合、早着のデータが到着すると、送信許可番号を更新する。)
次に、受信判定手段101は、優先する伝送路の送受信手段212側からのデータを受信したとき、データの廃棄を行い、到着したデータの順序番号を送信判定手段104に通知し、送信許可番号を更新する(例えば、送信許可番号は、図示のように「1」に更新される)。
送信許可番号が更新されると、データバッファ103に格納していたデータは、送信許可番号まで送信が開始される。
図9との動作の違いを補足説明すると、図11の場合は送信許可番号の更新が優先された伝送路からのデータの到着に固定されている。逆にいうと、優先されていない伝送路からのデータが到着しても、送信許可番号は更新されない。(仮に、優先する伝送路に送受信手段211側に指定していた場合、図9と同じ動作になる。)
以上の動作をすることで、終端手段108は、優先指定された送受信手段212のデータの到着のタイミングで順序番号どおりデータを送出する。
以上説明したように、本発明の伝送装置の終端手段、伝送装置、伝送方法および終端手段のプログラムは、オペレータが指定した伝送路の到着タイミングで優先的に送出することができる。また、終端手段のデータバッファは、1つの伝送路分の処理能力を持つ回路で実現することが出来るので、複数の伝送路分の回路を必要としない。
尚、本願発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することが出来る。
100 伝送装置
101 受信判定手段
102 バッファ制御手段
103 データバッファ
104 送信判定手段
105 受信期待番号メモリ
106 送信許可番号メモリ
107 優先指定手段
108 終端手段
200 第1伝送装置
201、202、203、204 送受信手段
205 スイッチ手段
206 順序手段
210 第2伝送装置
211、212、213、214 送受信手段
215 スイッチ手段
230、240 伝送路

Claims (6)

  1. 2以上の伝送路からデータを受信し、データに付与された順序番号を基にデータの転送或いは廃棄の判定する受信判定手段と、2以上の伝送路の中から優先する伝送路を指定する優先指定手段と、前記受信判定手段が判定するときに参照する受信期待番号を有する受信期待番号メモリと、受信したデータを格納するデータバッファと、前記データバッファに格納されるデータの入出力を制御し、かつ前記データバッファからデータを転送する或いは前記受信判定手段からデータを転送するバッファ制御手段と、転送されたデータの順序番号を基に送信を許可する送信判定手段と、転送されたデータの送信を許可するときに参照する送信許可番号を有する送信許可番号メモリと、を備え、優先指定された伝送路のデータが前記受信判定手段に到着したとき送信許可番号が更新され、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号が更新されることを特徴とする伝送装置の終端手段。
  2. 前記データバッファは、1つの伝送路分のデータを格納する回路であることを特徴とする請求項1記載の伝送装置の終端手段。
  3. 2以上の伝送路へ送信するデータに順序番号を付与する順序手段と、2以上の伝送路からデータを受信し、データに付与された順序番号を基にデータの転送或いは廃棄の判定する受信判定手段と、2以上の伝送路の中から優先する伝送路を指定する優先指定手段と、前記受信判定手段が判定するときに参照する受信期待番号を有する受信期待番号メモリと、受信したデータを格納するデータバッファと、前記データバッファに格納されるデータの入出力を制御し、かつ前記データバッファからデータを転送する或いは前記受信判定手段からデータを転送するバッファ制御手段と、転送されたデータの順序番号を基に送信を許可する送信判定手段と、転送されたデータの送信を許可するときに参照する送信許可番号を有する送信許可番号メモリと、を備え、優先指定された伝送路のデータが前記受信判定手段に到着したとき送信許可番号が更新され、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号が更新されることを特徴とする伝送装置。
  4. 前記データバッファは、1つの伝送路分のデータを格納する回路であることを特徴とする請求項3記載の伝送装置。
  5. 2以上の伝送路からデータを受信し、データに付与された順序番号と受信期待番号を基にデータの転送或いは廃棄を判定する手順と、前記順序番号と前記受信期待番号が同じ時に前記受信期待番号を更新する手順と、前記順序番号、送信許可番号およびデータバッファの格納の有無を基にデータの転送、データバッファへ格納或いは廃棄を判定する手順と、優先指定された伝送路のデータを受信したとき前記送信許可番号が更新され、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号が更新される手順と、を含んでいることを特徴とする伝送方法。
  6. 2以上の伝送路からのデータに付与された順序番号と受信期待番号を基にデータの転送或いは廃棄を判定し、前記順序番号と前記受信期待番号が同じ時に前記受信期待番号を更新し、前記順序番号、送信許可番号およびデータバッファの格納の有無を基にデータの転送、データバッファへ格納或いは廃棄を判定し、優先指定された伝送路のデータを受信したとき前記送信許可番号を更新し、優先指定された伝送路がない場合、受信済みの順序番号を基に送信許可番号を更新することを、終端手段に実行させるプログラム。
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