JP2015103018A - 行動パターン分析装置および行動パターン分析方法 - Google Patents

行動パターン分析装置および行動パターン分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザなどの分析対象の行動履歴データを分析し、その時系列の行動パターンを容易に分類して分析できる行動パターン分析装置および行動パターン分析方法の提供。【解決手段】サーバ装置20は、分析対象の行動が検出された時刻を示す時刻情報と、前記分析対象の状況を特定可能な分類情報とを含む行動履歴データを取得するログ取得手段231と、前記ログ取得手段231が取得した行動履歴データを分析し、分析対象に応じたグループ数で行動パターンをグループ化するクラスタリング手段232とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、サーバへのアクセスログや情報端末における操作ログ等の行動履歴データに基づいてユーザの行動パターンを分析する行動パターン分析装置および行動パターン分析方法に関する。
WEBサイトへの閲覧などのユーザの情報参照行動によって動的に変化する状態を捉えることで、状態変化と目的行動との関係を捉え、ユーザの状態の変化が商品購入行動にどのように関連するのかを把握する利用者状態推定システムが知られている(特許文献1参照)。
この利用者状態推定システムは、ユーザの一連のアクセスにおける行動を、予め定義された複数の行動パターンのうちのいずれかに決定する。そして、決定された行動パターンと、予め記録された遷移条件データが示す状態間の遷移の条件となる行動パターンとを照合し、ユーザの状態の遷移先を決定する。そして、各状態において、目的行動を行ったユーザの割合を一定期間ごとに計算する。
特開2009−48227号公報
しかしながら、特許文献1では、行動パターンを予め定義し、実際のアクセス行動が定義された行動パターンのいずれに該当するかを判定しているため、定義されていない行動パターンを判定することができない。
また、判定した行動パターンは、商品購入時のユーザの状態に関する遷移条件に該当するか否かを判定するために用いられるものである。このため、ユーザの1日の生活行動パターンのような時刻に連動するような行動パターンの分析には適さないという問題がある。
本発明は、ユーザ等の分析対象の行動履歴データを分析し、分析対象の時系列の行動パターンを容易に分類して分析できる行動パターン分析装置および行動パターン分析方法を提供することを目的とする。
本発明は、分析対象の行動が検出された時刻を示す時刻情報と、前記分析対象の状況を特定可能な分類情報とを含む行動履歴データを取得する行動履歴取得手段と、前記行動履歴取得手段が取得した行動履歴データを分析し、分析対象に応じたグループ数で行動パターンをグループ化するクラスタリング手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、クラスタリング手段は、ユーザ等の分析対象の行動履歴データを分析し、分析対象に応じたグループ数で行動パターンをグループ化する。このため、分析対象に適したグループ数で行動パターンをグループ化できるため、分析対象の時系列の行動パターンを容易に分類して分析できる。
実施形態に係る行動パターン分析システムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係るアクセスログの一例を示す図である。 実施形態に係る行動パターン分析処理を示すフローチャートである。 (A)は1時間毎のアクセス回数の推移を示す図、(B)は1時間毎のアクセスの有無を示す2値化した行動パターンを示す図、(C)は類似するパターンをグループ化した行動グループを示す図である。 (A)はユーザAの行動グループの代表パターンを示す図、(B)は各行動グループが該当する日を示す図である。 (A)はユーザBの行動グループの代表パターンを示す図、(B)は各行動グループが該当する日を示す図である。 (A)は2つのデバイスにおける1時間毎のアクセス回数の推移を示す図、(B)は1時間毎のアクセスの有無を示す2値化した行動パターンを示す図である。 (A)はユーザCの行動グループの代表パターンを示す図、(B)は各行動グループが該当する日を示す図である。 利用サービス毎の1時間毎のアクセスの有無を示す2値化した行動パターンを示す図である。 (A)はユーザDの行動グループの代表パターンを示す図、(B)は各行動グループが該当する日を示す図である。 (A)はユーザEの行動グループの代表パターンを示す図、(B)は各行動グループが該当する日を示す図である。
[実施形態]
以下、本発明に係る実施形態の行動パターン分析装置を備えた行動パターン分析システムについて、図面に基づいて説明する。
[行動パターン分析システムの全体構成]
図1は、本実施形態の行動パターン分析システム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、行動パターン分析システム1は、ユーザ端末10と、本発明の行動パターン分析装置およびサービス提供装置として機能するサーバ装置20と、を備え、これらのユーザ端末10及びサーバ装置20がネットワーク(例えばインターネット等のWAN(Wide Area Network))5を介して通信可能に接続されている。
行動パターン分析システム1では、ユーザ端末10からサーバ装置20に対してアクセスがあった際に、サーバ装置20は、そのアクセスログ(行動ログ)を検出して蓄積する。そして、サーバ装置20は、蓄積したアクセスログに基づいて、ユーザ端末10の操作者であるユーザの行動パターンを分析する。以下、各構成について詳細に説明する。
[ユーザ端末の構成]
ユーザ端末10としては、例えば、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート側パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の各種デバイスを例示できる。また、図1に示すように、一人のユーザが、デスクトップ型パーソナルコンピュータ(パソコン10A)、スマートフォン10B、タブレット端末10Cの複数のデバイスを所持している場合もある。
一般的なユーザ端末10の概略構成を、図1に示すユーザ端末10Dの構成を示すブロック図で説明する。
ユーザ端末10は、図1に示すように、表示部11と、入力操作部12と、端末通信部13と、端末記憶部14と、端末制御部15と、を含んで構成される。
表示部11は、例えば液晶ディスプレイ等により構成され、端末制御部15の制御の下、所定の画像を表示させる。
入力操作部12は、ユーザ操作による操作信号を端末制御部15に出力する。入力操作部としては、例えば、表示部11と一体に設けられたタッチパネルや、キーボード、マウス等の入力装置等を例示できる。
端末通信部13は、ネットワーク5上の所定の装置と通信する。
端末記憶部14は、例えばメモリ、ハードディスク等のデータ記録装置により構成されている。端末記憶部14には、例えば、ユーザ端末10のデバイスを判定するためのデバイスデータが記憶されている。このデバイスデータとしては、例えばユーザ端末10のデバイス製造会社や、デバイスの機種名、通信会社のキャリア名等が記録される。また、ユーザによるデバイスの使用目的(例えば、私用デバイスであるか、仕事用デバイスであるか等)が記録されていてもよい。
また、端末記憶部14には、その他、ユーザ端末を制御するための各種プログラム等が記憶される。
端末制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路により構成され、ユーザ端末10の各部を制御する。端末制御部15は、端末記憶部14等に記憶されているプログラムの中から所定のアプリケーション等のプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。これにより、端末制御部15は、サーバ装置20に対してネットワーク5を介して通信可能になり、例えば、サーバ装置20が提供する各種サービスを利用することが可能となる。この際、端末制御部15は、サーバ装置20に対して、ユーザ端末10を特定するデバイスデータや、ユーザを特定するためのユーザID等を同時に送信する。
[サーバ装置の構成]
図2は、サーバ装置20の概略構成を示すブロック図である。
サーバ装置20は、コンピュータにより構成され、本発明の行動パターン分析装置として機能するとともに、ユーザ端末10に対して各種サービスを提供するWEBサーバ等のサービス提供装置としても機能する。このサーバ装置20は、サーバ通信部21と、サーバ記憶部22と、サーバ制御部23と、入力装置24と、表示装置25等を含んで構成されている。
サーバ通信部21は、例えばLAN等を介してネットワーク5に接続されており、ユーザ端末10と通信する。
また、入力装置24は、キーボード、タッチパネル、マウス等で構成され、行動パターンの分析者は入力装置24を用いて分析条件等を入力できる。表示装置25は、液晶ディスプレイなどで構成され、分析結果等を表示する。なお、サーバ装置20には、入力装置24および表示装置25を設けずに、サーバ装置20にLAN等を介して分析用端末を接続し、この分析用端末で分析条件を入力したり、分析結果を表示してもよい。
サーバ記憶部22は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。このサーバ記憶部22は、ユーザ端末10の行動履歴データとしてのアクセスログを蓄積し、記憶している。すなわち、サーバ記憶部22は、行動履歴記憶手段として機能する。また、サーバ記憶部22には、サーバ装置20を制御するための各種プログラムが記憶される。
サーバ制御部23は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路により構成され、サーバ記憶部22等に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。そして、サーバ制御部23は、上記各種処理を実行することで、図2に示すように、ログ取得手段231、クラスタリング手段232、代表パターン生成手段233、及びサービス提供手段236等として機能する。
[ログ取得手段]
ログ取得手段231は、ユーザ端末10からアクセスがあった際に、ユーザID、アクセス時刻(時刻情報)、ユーザ端末10のデバイスデータ、アクセス先のサービスである利用サービスデータ等を取得し、これらを関連付けて、図3に示すようなアクセスログとしてサーバ記憶部22に蓄積する。すなわち、アクセスログは、分析対象であるユーザ(ユーザ端末10)のアクセス行動が検出された時刻を示す時刻情報と、前記ユーザの状況を特定可能な分類情報(デバイスデータや利用サービスデータ)とを含む行動履歴データである。従って、ログ取得手段231は、行動履歴データ(アクセスログ)を取得する行動履歴取得手段として機能する。
ユーザIDは、分析対象であるユーザを示す匿名化されたIDである。アクセス時刻は、ユーザ端末10がWEBサーバであるサーバ装置20にアクセスした時刻である。
アクセスログに含まれるデバイスデータは、上述したように、ユーザ端末10のデバイスの種類である。このデバイスデータは、本発明における分析対象の状況を分類する分類情報(パラメータ)の1つに相当し、多値のいずれかが選択可能なデータとされている。つまり、デバイスデータは、例えば、パソコン10A、スマートフォン10B、タブレット端末10C、あるいはその他の端末といった4値のいずれかが選択されるパラメータとなる。なお、上記例では、デバイスデータは、4値のいずれかの例を示すが、例えば、ユーザに装着して利用するウェアラブル端末からのアクセスがあった場合の値を追加してもよい。さらに、デバイスがスマートフォンである場合に、さらにその機種や、仕事用かプライベート用か等も分類したデータとしてもよい。
アクセスログに含まれる利用サービスデータも、デバイスデータと同様、本発明における分析対象の状況を分類する分類情報の1つに相当し、多値のいずれかが選択可能なデータとなる。つまり、利用サービスデータとしては、例えば、サービス提供手段236が提供するサービスのいずれにアクセスしたかを示すパラメータであり、提供されるサービス数に対応した多値のパラメータとなる。例えば、行動状態を分類したいサービスとして、メール、ヘッドラインニュース、デイリーニュース、オークション、ショッピング、金融、知恵袋、野球、地図、その他の10種類が設定されている場合、前記利用サービスデータは、前記10種類のサービスのいずれかにアクセスしたことを示す10値のいずれかの値に設定される。
なお、アクセスログに含まれる分類情報としては、デバイスデータ、利用サービスデータに限らず、アクセスした場所を示す位置データや、アクセス時の天気、気温、湿度などの気象データなどでもよい。要するに、分類情報の種類は、行動パターンを分析する目的などに応じて設定すればよい。
[クラスタリング手段]
クラスタリング手段232は、サーバ記憶部22に記憶、蓄積されたアクセスログに基づいた各ユーザの行動パターンを、複数種の行動グループ(クラスタ)に分類(クラスタリング)する。
このため、クラスタリング手段232は、分析対象設定部2321と、行動履歴データ抽出手段2322と、行動パターン作成手段2323と、グループ化手段2324とを備える。これらの各手段の詳細は、後述するクラスタリング処理において説明する。
[代表パターン生成手段]
代表パターン生成手段233は、各行動グループの代表的な行動パターンを生成する。
従って、本実施形態では、クラスタリング手段232および代表パターン生成手段233によって、本発明の行動パターン分析装置が構成される。
[サービス提供手段]
サービス提供手段236は、ユーザ端末10からの要求に応じて、WEB上で利用可能なサービスをユーザ端末10に提供する。サービス提供手段236により提供されるサービスとしては、例えば、ニュース等の情報発信サービス、オンライン上での商取引サービス(例えば株取引やオンライショッピング等)、メールサービス等が含まれる。
[行動パターン分析方法]
次に、上記のようなサーバ装置(行動パターン分析装置)20における処理方法について図4のフローチャートも参照して説明する。図4のステップS1〜S4は、蓄積されたアクセスログに基づいて、各ユーザの行動パターンをクラスタリングして行動グループを分類するクラスタリング処理であり、ステップS5はその代表パターンを生成する代表パターン生成処理である。以下、各処理の詳細を説明する。
[クラスタリング処理]
サーバ装置20のクラスタリング手段232によるクラスタリング処理について、図面に基づいて説明する。
分析準備として、クラスタリング手段232の分析対象設定部2321は、行動パターンを分析する際に、どのような状況のユーザの行動を分析するかを指定する分析対象条件を設定する(ステップS1)。具体的には、分析対象とする行動履歴データを収集する収集期間情報と、行動パターンを分析するための期間を示す分析期間情報と、行動パターンを分析する際の単位期間情報と、分析対象として指定する分類情報とを設定する。この設定は、分析者が入力装置24を用いてサーバ装置20に入力することで設定される。
収集期間情報は、サーバ記憶部22に記憶されたアクセスログの分析対象期間を設定するものである。例えば、5月11日から8月18日など、収集期間の始期と終期とで期間情報を設定する。
分析期間情報は、どの程度の期間の行動パターンを分析対象とするかを設定するものである。例えば、1日毎の行動パターンを分析する場合には、前記分析期間情報は1日(例えば、00:00:00から23:59:59)が設定される。また、1週間毎の行動パターンを分析する場合には、前記分析期間情報は1週間(例えば、日曜日から土曜日)が設定される。さらに、6時間毎の行動パターンを分析する場合には、前記分析期間情報は6時間(例えば、00:00:00から05:59:59、06:00:00〜11:59:59、12:00:00から17:59:59、18:00:00〜23:59:59)が設定される。
単位期間情報は、前記分析期間情報よりも短い時間間隔であり、行動(アクセス)の有無を判定する単位時間を設定するものである。例えば、分析期間情報が1日である場合に、単位期間情報は1時間単位(例えば、00:00:00から00:59:59、01:00:00から01:59:59、…、23:00:00から23:59:59)に設定される。なお、単位期間情報は、1時間単位に限定されず、30分単位としてもよいし、2時間単位にしてもよく、行動パターンの分析目的等に応じて設定すればよい。
分類情報は、蓄積されたアクセスログから分析対象とする分類情報、つまりどのような状況でアクセスしたユーザの行動パターンを分析するかを設定するものである。例えば、分類情報として、デバイスデータを指定したり、サービスデータを指定することができる。また、デバイスデータとサービスデータのように複数の分類情報を指定することもできる。
さらに、分類情報としては、デバイスデータのうちの1つあるいは複数のデバイスを指定することもできる。例えば、パソコン10Aのみを指定したり、スマートフォン10Bのみを指定してもよいし、スマートフォン10Bおよびタブレット端末10Cの2つのデバイスを指定してもよい。同様に、サービスデータのうちの1つあるいは複数のサービスを指定してもよい。従って分類情報は、分析者が分析目的に応じて設定する。
次に、行動履歴データ抽出手段2322は、分析対象設定部2321で設定された収集期間情報、分析期間情報、単位期間情報に基づいて、アクセスログから分析対象条件に該当する行動履歴データを抽出する(ステップS2)。例えば、収集期間情報が5月11日から8月18日であり、分析期間情報が1日毎であり、単位期間情報が1時間であれば、行動履歴データ抽出手段2322はアクセス時間が上記収集期間内の行動履歴データを取得し、この取得データを1日毎に分割して1日毎の行動履歴データを抽出し、さらに1日毎の行動履歴データを1時間毎に集計する。
図5(A)は、抽出されたユーザの1日分の行動履歴データである。なお、この際、分析対象条件の分類情報には、デバイスデータにパソコンを指定し、利用サービスデータは指定していない。また、1時間毎にアクセス回数が集計されている。このため、図5(A)のグラフは、横軸が1日の時間、縦軸がアクセス数とされた時間毎のアクセス数の推移を示すグラフである。
次に、行動パターン作成手段2323は、抽出された行動履歴データから、単位期間毎(1時間単位)でサーバ装置20に対してアクセスしたか否かを検出し、アクセスがある場合に「1」、無い場合に「0」を返した2値化データを行動パターンとして作成する(ステップS3)。すなわち、行動パターン作成手段2323は、図5(A)に示す各ユーザの1日の毎のアクセス数の推移を、分類情報毎(図5の例ではデバイスデータがパソコンの場合)にベルヌーイ分布に落とし込んで、図5(B)に示す行動パターンのグラフを作成する。
グループ化手段2324は、行動パターン作成手段2323で作成した各ユーザの行動パターンのうち類似パターン同士をグループ化(クラスタリング)する(ステップS4)。
各ユーザの行動パターンは、デバイスデータや、利用アクセスデータ等、多値により表せる複数のパラメータを有する。例えば、分類情報としてデバイスデータを設定した場合、所定の時間単位(例えば1時間単位)毎に、パソコン10Aでのアクセスがあった場合に「1」、スマートフォン10Bでのアクセスがあった場合に「2」、タブレット端末10Cでのアクセスがあった場合に「3」、その時間帯のアクセスログが無く、いずれの端末からもアクセスがなかった場合に「0」に設定すれば、「0〜3」の4値で、アクセスしたデバイスのパラメータを表せる。
同様に利用サービスデータに関しても、アクセスが無かった場合を含めて「対象となるサービスの数+1」の値で、サービスのパラメータを表せる。グループ化手段2324は、これらの多値のパラメータを有する複合ディリクレプロセスモデルを用いて、ノンパラメトリックベイズ法によりクラスタリングを実施する。
これにより、各ユーザに対して、それぞれ最適な数の行動グループが算出され、図5(C)に示すように、行動パターンをクラスタリングした複数個の行動グループを生成することができる。図5(C)は、4つの行動グループが生成された例である。
次に、代表パターン生成手段233は、ステップS4により生成された各行動グループにおける代表パターンを生成する(ステップS5)。
このステップS5では、代表パターン生成手段233は、例えば、各行動グループに含まれる複数の行動パターンの平均値を算出する。図6、7には、代表パターンの一例が示されている。
図6は、あるユーザAの行動パターン分析結果であり、このユーザAでは、図6(A)に示すように、2つの行動グループG1,G2が生成された。各行動グループG1,G2の分類を、収集期間の曜日毎に割り当てると、図6(B)のように2種類に分類される。行動グループG2は、土曜日や火曜日などに該当することが多い。1週間のうちの2日間が該当することが多いため、これらの曜日が休日である職業のユーザであることを推定できる。すなわち、行動グループG2は休日型の行動パターンのグループであると言える。
一方、行動グループG1は、その他の日、つまり勤務日であると推定され、行動グループG1は平日型の行動パターンのグループであると言える。
同様に、図7は、他のユーザBの行動パターン分析結果であり、このユーザBでは、図7(A)に示すように、5つの行動グループG11〜G15が生成された。各行動グループG11〜G15の分類を、収集期間の曜日毎に割り当てると、図7(B)のように5種類に分類される。行動グループG11は、月曜日から金曜日の平日に該当することが多いため、平日型であると言える。他の行動グループG12〜G15は、土曜日や日曜日に該当することが多いため、休日型であると言える。また、8月10日の週は休日型の行動グループG12,G13,G15が該当しているため、夏休み期間であったことが推定できる。
[分類情報:複数のデバイスデータを指定した場合の処理]
次に、前述した分析条件において、複数のデバイスデータが分類条件として設定された場合の例について説明する。具体的には、スマートフォンと、タブレット端末とを用いたアクセスを分析する。
この場合、行動履歴データ抽出手段2322は、サーバ記憶部22に記憶されたアクセスログからデバイスデータがスマートフォンおよびタブレット端末に該当する行動履歴データを抽出し、図8(A)に示す1時間毎のアクセス数の推移を示す1日分の行動履歴データを作成する(ステップS2)。なお、図8(A)では、がスマートフォンによる各時間帯のアクセス数の推移を実線51で示し、タブレット端末でのアクセス数の推移を点線52で示す。
次に、行動パターン作成手段2323は、図8(A)に示すアクセス数の推移を、各デバイスのアクセスの有無を示す2値化データとして、図8(B)に示す行動パターンのグラフを作成する。図8(B)では、スマートフォンによる各時間帯のアクセスの有無を実線53で示し、タブレット端末でのアクセスの有無を点線54で示す。
この際、単位時間(1時間毎)毎に、アクセスが有ることを示す「1」の値は、いずれか1つのデバイスのみに設定され、同時間帯の他のデバイスは「0」となるように設定している。例えば、図8(A)の15時のアクセス数は、スマートフォンが「20」であり、タブレット端末が「2」である。このため、いずれのデバイスもサーバ装置20にアクセスしているが、図8(B)の15時のアクセスの有無を示す2値化データは、アクセス数の多いスマートフォンを「1」とし、タブレット端末を「0」としている。すなわち、同時間帯に複数のデバイスでアクセスした場合、各デバイス(分類情報)の行動(アクセス)を評価する評価指標の情報に基づいて選択されたデバイスのみを「1」に設定し、他のデバイスは「0」に設定する。
これにより、デバイスデータなどの多値のパラメータを有する複合ディリクレプロセスモデルを用いてノンパラメトリックベイズ法でクラスタリングする処理を容易に実行できる。
なお、前記デバイスなどの分類情報毎の行動を評価する評価指標は、分類情報の種類などに応じて適宜設定すればよい。例えば、行動の評価指標としては、(A)占有時間、(B)回数、(C)変化率や密度、(D)障害後の回復であるか等を設定できる。これらの評価指標の情報に基づいて「1」に設定するデバイスを選択する一例を以下に示す。
(A)占有時間を評価指標とした場合は、同時間帯に複数のデバイスがアクセスした場合に、アクセスしている時間が最も長いデバイスのみを「1」に設定すればよい。
(B)回数を評価指標とした場合は、同時間帯に複数のデバイスがアクセスした場合に、アクセス回数が最も多いデバイスのみを「1」に設定すればよい。
(C)変化率や密度を評価指標とした場合は、例えば、単位時間当たりのアクセス回数が最も高いデバイスのみを「1」に設定すればよい。すなわち、一方のデバイスが30分間に5回アクセスしており、他方のデバイスが10分間に5回している場合には、5回/30分<5回/10分であるため、他方のデバイスのみを「1」に設定すればよい。
(D)障害後の回復であるかを評価指標とした場合には、例えば、ネットワーク障害直後に再アクセスしたデバイスを評価して「1」に設定すればよい。
なお、これらの評価指標や、「1」に設定する条件は一例であり、行動分析の目的などに応じて設定すればよい。
グループ化手段2324は、行動パターン作成手段2323で作成した各ユーザの行動パターンのうち類似パターン同士をグループ化(クラスタリング)する(ステップS4)。これにより、各ユーザに対して、それぞれ最適な数の行動グループが算出される。
次に、代表パターン生成手段233は、ステップS4により生成された各行動グループにおける代表パターンを生成する(ステップS5)。
図9は、あるユーザCの行動パターン分析結果であり、このユーザCでは、図9(A)に示すように、3つの行動グループG21〜G23が生成された。なお、図9(A)に示す代表パターンの実線56はスマートフォンによるアクセスの代表パターンであり、点線57はタブレット端末によるアクセスの代表パターンである。
各行動グループG21〜G23の分類を、収集期間の曜日毎に割り当てると、図9(B)のように3種類に分類される。行動グループG21は、平日に該当することが多いため、平日型1の行動パターンのグループであると言える。また、行動グループG22は、土日の休日に該当することが多いため、休日型の行動パターンのグループであると言える。
さらに、行動グループG23は、火曜日や水曜日の平日に多く該当するが、夕方や夜にスマートフォンでアクセスしたり、タブレットでアクセスすることが多いため、前記平日型1とは異なる平日型2の行動パターンのグループであると言える。この平日型2は、夕食の時間帯にタブレット等でのアクセスが多いため、料理レシピを参考に調理していることが予測できる。
[分類情報:複数の利用サービスデータを指定した場合の処理]
次に、前述した分析条件において、複数の利用サービスデータが分類条件として設定された場合の例について説明する。具体的には、前述した10種類のサービスにアクセスしたかを分析する。
この場合、行動履歴データ抽出手段2322は、サーバ記憶部22に記憶されたアクセスログから利用サービスデータが前記10種類のサービスに該当する行動履歴データを抽出し、1時間毎のアクセス数の推移を示す1日分の行動履歴データを作成する(ステップS2)。
次に、行動パターン作成手段2323は、サービス毎のアクセス数の推移を、各サービスへのアクセスの有無を示す2値化データとし、図10に示す行動パターンのグラフを作成する(ステップS3)。図10は、各時間帯の各サービスへのアクセスの有無を示し、メールサービスへのアクセスの有無を実線61で示し、オークションサービスへのアクセスの有無を点線62で示し、ヘッドラインニュースへのアクセスの有無を一点鎖線63で示し、金融サービスへのアクセスの有無を二点鎖線64で示し、野球情報のサービスへのアクセスの有無を点線65で示し、その他のサービスへのアクセスの有無を細線66で示す。
この際、前記図8(B)のデバイスデータの場合と同じく、単位時間(1時間毎)毎に、アクセスが有ることを示す「1」の値は、いずれか1つのサービスのみに設定され、同時間帯の他のサービスへのアクセスは「0」となるように設定し、クラスタリングを容易に処理できるようにしている。
グループ化手段2324は、行動パターン作成手段2323で作成した各ユーザの行動パターンのうち類似パターン同士をグループ化(クラスタリング)する(ステップS4)。これにより、各ユーザに対して、それぞれ最適な数の行動グループが算出される。
次に、代表パターン生成手段233は、ステップS4により生成された各行動グループにおける代表パターンを生成する(ステップS5)。
図11は、あるユーザDの行動パターン分析結果であり、このユーザDでは、図11(A)に示すように、2つの行動グループG31、G32が生成された。なお、図11(A)に示す代表パターンの実線71はメールサービスへのアクセスの代表パターンである。その他のサービスへのアクセスの代表パターンは、メールサービスへのアクセスに比べると頻度が少なく、特徴的なパターンは見いだせなかった。
各行動グループG31、G32の分類を、収集期間の曜日毎に割り当てると、図11(B)のように2種類に分類される。行動グループG32は、週に2日間(日曜日と水曜日など)に該当することが多いため、休日型の行動パターンのグループであると言える。
一方、行動グループG31は、その他の日付に該当することが多いため、平日型の行動パターンのグループであると言える。
さらに、行動グループG32は、日曜日と水曜日に該当しているため、開業医などの医療関係者である可能性がある。また、休日型の行動グループG32では、メールサービスへのアクセスを18時頃には終わらせている。一方、平日型の行動グループG31では、夜遅くまでメールサービスへアクセスしていることが分析できる。
図12は、他のユーザEの行動パターン分析結果であり、このユーザEでは、図12(A)に示すように、4つの行動グループG41〜G44が生成された。なお、図12(A)に示す代表パターンの実線81は金融サービスへのアクセスの代表パターンであり、点線82はその他のサービスへのアクセスの代表パターンである。他のサービスへのアクセスは、頻度が少なく、特徴的なパターンは見いだせなかった。
各行動グループG41〜G44の分類を、収集期間の曜日毎に割り当てると、図12(B)のように4種類に分類される。このユーザEは、金融サービスへのアクセスが多いため、トレーダーのような金融関係の仕事を行っていると推定できる。また、平日は1週間毎に行動パターンが大きく相違し、特に金融サービスへのアクセス時間が異なることから、日勤と夜勤とを交互に行っていることが推定できる。さらに、日曜日は一日中、金融サービスにアクセスする傾向にあった。
[作用効果]
本実施形態のサーバ装置20は、ユーザ毎のアクセスログを蓄積するサーバ記憶部22を備える。そして、アクセスログには、ユーザIDの他に、分類情報としてデバイスデータや利用サービスデータも記憶されているので、ユーザがどのような状況(シチュエーション)でサーバ装置20にアクセスしているのかを記録できる。
そして、サーバ装置20のクラスタリング手段232は、前記分類情報毎に行動パターンを分析するため、ユーザのアクセス状況を踏まえて行動パターンをクラスタリングでき、各ユーザの行動パターンのグループを精度良く分類できる。
すなわち、分類情報としてデバイスデータを用いた場合には、各ユーザがどのようなデバイスでアクセスしているかを踏まえて行動パターンを分類できる。従って、同じ時間帯にメールサービスなどの同じサービスにアクセスしていても、利用しているデバイスがスマートフォンのように外出中にも使用できるデバイスであるのか、あるいはパソコンのように自宅で使用しているデバイスであるのかによって、行動パターンを区別できる。従って、各ユーザの行動パターンを適切にグループ分けでき、各ユーザの行動を精度良く分析できる。
同様に、分類情報として利用サービスデータを用いた場合には、各ユーザがどのようなサービスにアクセスしているかを踏まえて行動パターンを分類できる。従って、同じ時間帯にアクセスしていても、地図サービスのように外出中に使用される頻度が高いサービスであるのかなどによって、行動パターンを区別できる。従って、各ユーザの行動パターンを適切にグループ分けでき、各ユーザの行動を精度良く分析できる。
また、クラスタリング手段232のグループ化手段2324は、行動パターンをクラスタリングする際に、多値の分類情報による複合型ディリクレモデルを用いたノンパラメトリックベイズ法により、行動パターンをクラスタリングする。
このようなクラスタリングでは、各ユーザのそれぞれに対して、最適な行動グループの数を設定でき、精度よく、ユーザの行動を分類することができる。例えば、前記ユーザA〜Eは、各ユーザの行動履歴データの相違により、行動グループの数を2〜5に自動的に設定できる。このため、各ユーザA〜Eの行動パターンを精度よく分類できる。
したがって、例えば、予めグループの数を3個などと設定しておき、ユーザの行動パターンをこれらのグループのいずれかに属するかを判定する場合に比べて、各ユーザの固有の行動パターンに合わせた最適なクラスタリングを実施できる。
さらに、本実施形態では、代表パターン生成手段233で行動グループの代表パターンを生成しているので、分析者は各ユーザの行動パターンを容易に分析できる。特に、図6,7,9,11,12の(A)に示すように、行動グループに含まれる各行動パターンの平均値などで代表パターンを生成しているので、各ユーザの代表的な行動パターンを可視化でき、ユーザの行動パターンを容易に把握できる。さらに、図6,7,9,11,12の(B)に示すように、分類した各行動パターンを色分けなどしてカレンダー表示することで、曜日毎の行動パターンの特徴をユーザ毎に判定できる。このため、ユーザ毎の休日なども精度良く判定できる。
そして、各ユーザの行動パターンを精度良く判定できることで、各ユーザに適したサービスや情報をユーザに対して提供することができ、ユーザの利便性も向上できる。
行動パターン作成手段2323は、各ユーザにおいて分類情報毎の行動パターンを作成する場合に、単位期間(1時間毎)のアクセスの有無で2値化したデータで設定し、かつ、複数の分類情報が同期間にアクセスしている場合には、アクセス回数が多い分類情報のみをアクセス有りに設定し、他の分類情報はアクセス無しに設定している。このため、グループ化手段2324で、多値の複合型ディリクレモデルによるノンパラメトリックベイズ法によって行動パターンをクラスタリングする際に、計算処理を簡略化でき、容易にグループ化できる。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
分析対象設定部2321は、分類情報として、デバイスデータを設定する場合と、利用サービスデータを設定する場合とを例示したが、デバイスデータおよび利用サービスデータの両方を設定してもよい。この場合、分類情報としては、スマートフォンによるメールサービスへのアクセス、スマートフォンによるニュースサービスへのアクセス、パソコンによるメールサービスへのアクセスのように、デバイスと利用サービスとを組み合わせたものをパラメータとすれば良い。
また、分類情報としては、アクセス時の現在地を示す位置データや、アクセス時の天気、気温、湿度などを示す気象データ等を利用してもよい。
位置データは、ユーザ端末10がサーバ装置20にアクセスした際のユーザ端末10の現在位置を示すデータであり、アクセスログに記憶すればよい。この位置データとしては、例えば、現在位置の都道府県を示すパラメータ等に設定した場合は、都道府県数に対応した多値のパラメータとなる。
なお、ユーザ端末10がGPSセンサー等の位置計測手段を備えている場合には、位置計測手段で計測された位置情報(緯度、経度)を前記位置データとして記録すればよい。また、ユーザ端末10が位置計測手段を備えていない場合には、ユーザ端末10が通信する基地局の位置情報(緯度および経度または住所データ)を前記位置データとして記録すればよい。
このような位置データを分類情報として用いれば、ユーザのアクセス時のシチュエーションとして、例えば、自宅でのアクセスか、会社でのアクセスか、あるいは通勤中のアクセスであるかなどのアクセス場所による分類情報に基づいて行動パターンを分析できる。従って、各ユーザの行動パターンをより精度よく分類できる。
さらに、気象データは、ユーザ端末10がアクセスした基地局に設けられた環境センサーのデータ等を用いて記録すればよい。
このような気象データを分類情報として用いれば、ユーザのアクセス時のシチュエーション、例えば、天気が晴れで湿度が60%以下の場合の行動パターンも分類できる。従って、各ユーザの行動パターンが天候にどのように影響されるのかなどを高精度に分析することができる。
また、分類情報のデバイスデータとしては、パソコン、スマートフォン、タブレット端末のように、デバイスの種類を示すデータを記録していたが、例えば各デバイスの機種名が記録されていてもよく、その他、デバイスの使用目的(仕事目的、プライベート目的等)が記録されてもよい。
同様に、利用サービスデータとしても前記実施形態で例示した10種類に限らない。
要するに、分類情報にどのようなパラメータを設定するかは、行動パターンの分析目的などに応じて設定すればよい。
前記実施形態の行動パターン作成手段2323は、同時間帯に複数のデバイスでアクセスが有った場合に、アクセス数が最も多いデバイス(アクセス行動の占有時間が最も長いデバイス)のみを「1」とし、他を「0」としていたが、複数のデバイスでのアクセス状態も判別できるような行動パターンを作成してもよい。例えば、第1および第2の2つのデバイスがあった場合に、2つのデバイスともにアクセスしている場合は中間状態A、第1のデバイスのみアクセスしている場合は中間状態B、第2のデバイスのみアクセスしている場合は中間状態C、両方ともアクセスしていない場合は中間状態Dというように設定すれば、前記実施形態と同様に処理することができる。このように設定すれば、複雑なパターンを表現できる利点がある。
前記実施形態の代表パターン生成手段233は、行動グループに含まれる各行動パターンの平均値、つまり各単位期間の「0,1」の値を単位期間毎に平均したもので代表パターンを生成していたが、他の方法で生成してもよい。例えば、単位期間毎に「0,1」のいずれか最頻値によって代表パターンを生成してもよい。さらに、同じグループ内の各行動パターンの類似度を計算して、似通っているものをまとめる再クラスタリングを行い、まとめられた複数の行動パターンの類似度の中間点によって代表パターンを生成してもよい。
前記実施形態では、分析対象として、個々のユーザを例示したが、これに限定されない。例えば、分析対象として、共通の状態を有する複数のユーザのグループであってもよい。例えば、同じ職場や同じ学校等、ユーザが属する団体を1つのグループとして、その団体における個々のユーザの行動パターンから、団体に属するユーザの平均的な行動パターンをクラスタリングし、団体に属するユーザの平均的な行動予測を行ってもよい。
また、分析対象の行動は、前記実施形態のサーバ装置20へのアクセスに限定されず、時系列のデータとして取得できるものであればよい。例えば、ユーザの運動状態などを分析対象としてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。例えば、サーバ装置20を分散システムで構成し、アクセスログが蓄積されるサーバ記憶部22を備えるサーバなどのコンピューターと、ログ取得手段231、クラスタリング手段232、代表パターン生成手段233等を備える行動パターンの分析を行うコンピューターとを別々に設けてもよい。
10…ユーザ端末、20…サーバ装置(行動パターン分析装置)、21…サーバ通信部、22…サーバ記憶部、23…サーバ制御部、231…ログ取得手段(行動履歴取得手段)、232…クラスタリング手段、2321…分析対象設定部、2322…行動履歴データ抽出手段、2323…行動パターン作成手段、2324…グループ化手段、233…代表パターン生成手段、236…サービス提供手段。

Claims (8)

  1. 分析対象の行動が検出された時刻を示す時刻情報と、前記分析対象の状況を特定可能な分類情報とを含む行動履歴データを取得する行動履歴取得手段と、
    前記行動履歴取得手段が取得した行動履歴データを分析し、分析対象に応じたグループ数で行動パターンをグループ化するクラスタリング手段とを備えることを特徴とする行動パターン分析装置。
  2. 請求項1に記載の行動パターン分析装置において、
    前記クラスタリング手段は、
    指定された前記分類情報に基づく前記行動履歴データを所定の分析期間毎に抽出し、前記指定された分類情報毎の行動パターンを作成する行動パターン作成手段と、
    前記行動パターンを分析し、前記分析対象毎のグループ数を自動的に推定して類似パターン同士をグループ化するグループ化手段と、
    を備える
    ことを特徴とする行動パターン分析装置。
  3. 請求項2に記載の行動パターン分析装置において、
    前記クラスタリング手段は、前記グループ化手段でグループ化された行動パターンの代表パターンを生成する代表パターン生成手段を備えることを特徴とする行動パターン分析装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の行動パターン分析装置において、
    前記行動パターン作成手段は、
    前記分類情報毎の行動の有無を示す2値データを単位期間毎に設定し、かつ、同期間に複数の分類情報の行動が有りと設定された場合には、分類情報毎の行動を評価する評価指標の情報に基づいて選択された分類情報の行動のみを有りに設定し、他の分類情報の行動は無しに設定することを特徴とする行動パターン分析装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の行動パターン分析装置において、
    前記行動履歴データの分類情報は、前記分析対象が所定のサービス提供装置に対してアクセスしたデバイスを示すデバイスデータを有し、
    前記行動パターン作成手段は、指定されたデバイス毎に行動パターンを作成し、
    前記グループ化手段は、所定の分析期間毎の各デバイスの行動パターンに基づいて、前記分析対象毎のグループ数を自動的に推定してグループ化することを特徴とする行動パターン分析装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれかに記載の行動パターン分析装置において、
    前記行動履歴データの分類情報は、所定のサービス提供装置が提供するサービスのうち、前記分析対象がどのサービスにアクセスしたかを示す利用サービスデータを有し、
    前記行動パターン作成手段は、指定されたサービス毎に行動パターンを作成し、
    前記グループ化手段は、所定の分析期間毎の各サービスの行動パターンに基づいて、前記分析対象毎のグループ数を自動的に推定してグループ化することを特徴とする行動パターン分析装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の行動パターン分析装置において、
    前記行動履歴データは、前記分類情報を示す複数のパラメータに対して多値のいずれかが選択される多値モデルであり、
    前記クラスタリング手段は、多値のディレクリプロセスモデルを用いた、ノンパラメトリックベイズ法によるクラスタリング処理を実施することで、前記行動履歴データをクラスタリングする
    ことを特徴とする行動パターン分析装置。
  8. コンピュータにより行動パターン分析処理を実施する行動パターン分析方法であって、
    前記コンピュータは、
    分析対象の行動が検出された時刻を示す時刻情報と、前記分析対象の状況を特定可能な分類情報とを含む行動履歴データを取得し、
    前記行動履歴データを分析し、分析対象に応じたグループ数で行動パターンをグループ化する
    ことを特徴とする行動パターン分析方法。
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