JP2015101134A - 情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーションや音楽ファイルといった情報を、ユーザごとに切り替えて利用する場合に、小さい記憶容量で済む情報提供装置を提供する。【解決手段】車両の位置情報を受信する第1受信手段320と、ユーザの位置情報を情報端末200から受信する第2受信手段320と、車両の車載機器150をユーザが所望する状態に設定するためのユーザ設定情報を、ユーザごとに記憶している記憶手段330と、車両の位置情報およびユーザの位置情報に基づいて、車両の外部であり、かつ、車両から所定距離の範囲内に存在するユーザを探索する探索手段310と、車両から所定距離の範囲内に存在するユーザが探索された場合に、車両に、探索されたユーザのユーザ設定情報に基づく情報を取得させる制御手段310と、を備えることを特徴とする情報提供装置。【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供装置および情報提供方法に関するものである。
従来より、ユーザごとに、シートポジションなどのユーザ設定情報を記憶しておき、ユーザが車両に乗車した場合に、車両に乗車したユーザのユーザ設定情報に基づいて、シートポジションなどを自動で変更する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特願2007−238058号公報
従来技術は、ユーザが車両に乗車した場合に、予め記憶しておいたユーザ設定情報に基づいて、シートポジションなどを自動で変更する技術であるが、シートポジションに変えて、ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルといった情報を自動で変更することが考えられる。この場合には、アプリケーションや音楽ファイルといった比較的データ容量の大きい情報を、全てのユーザが利用する分だけ、記憶しておく必要があるため、大きい記憶容量が必要となるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、アプリケーションや音楽ファイルといった情報を、ユーザごとに切り替えて利用する場合に、小さい記憶容量で済む情報提供装置を提供することである。
本発明は、車両の車載機器をユーザが所望する状態に設定するためのユーザ設定情報をユーザごとに記憶し、車両の位置情報とユーザの位置情報とに基づいて、車両から所定距離の範囲内に存在するユーザを探索し、車両に、探索されたユーザのユーザ設定情報に基づく情報を取得させることで、上記課題を解決する。
本発明によれば、車両に、車両から所定距離の範囲内に存在するユーザのユーザ設定情報に基づく情報を取得させることができるため、ユーザ設定情報に基づく情報をユーザごとに切り替えて利用する場合に、小さい記憶容量で済ますことができる。
本実施形態に係る情報提供システムを示すブロック構成図である。 車両を使用する可能性が高いユーザを決定する方法を説明するための図である。 車載装置がダウンロードするアプリケーション、音楽ファイルの決定方法を説明するための図である。 本実施形態に係る情報提供処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システムのブロック構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システムは、車載装置100、情報端末200、および情報センター300から構成されており、車載装置100と情報センター300、および、情報端末200と情報センター300はインターネット回線や電話通信回線などを介して、それぞれ情報の授受が可能となっている。また、図1では、説明の便宜上、車載装置100と情報端末200とを一つずつ記載しているが、情報センター300は、複数の車載装置100および複数の情報端末200と通信し、各車載装置100の車載機器に、この車両のユーザの設定を適用することができる。
まず、車載装置100について説明する。車載装置100は、車両に搭載され、図1に示すように、車載制御装置110と、車両位置検出装置120と、車載通信装置130と、記憶装置140と、車載機器150とを備える。
車両位置検出装置120は、GPSユニット、ジャイロセンサ、および車速センサなどから構成されており、GPSユニットにより複数の衛星通信から送信される電波を検出して、自車両の位置情報を周期的に取得するとともに、取得した自車両の位置情報と、ジャイロセンサから取得した角度変化情報と、車速センサから取得した車速とに基づいて、自車両の現在位置を検出する。車両位置検出装置120により検出された自車両の位置情報は、車載制御装置110に送信される。
車載通信装置130は、車両外部に設置された情報センター300と通信し、車載制御装置110から送信された自車両の位置情報と自車両の識別情報とを含む車両情報を、情報センター300に送信する。また、車載通信装置130は、情報センター300から、ユーザ設定情報を受信し、受信したユーザ設定情報を、車載制御装置110に送信する。
ここで、情報センター300から送信されるユーザ設定情報とは、車両の車載機器150を、ユーザが前回乗車時の状態に設定するための情報である。このようなユーザ設定情報として、本実施形態では、車両に乗車したユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルを、車載機器150に設定するための情報を例示して説明する。たとえば、ユーザAが車両に乗車する際には、ユーザAが前回乗車時に利用していたアプリケーションや音楽ファイルを、情報センター300からダウンロードし、車載機器150にインストールするためのダウンロードリストが、ユーザAのユーザ設定情報として送信され、ユーザBが車両に乗車する際には、ユーザBが前回乗車時に利用していたアプリケーションや音楽ファイルを、情報センター300からダウンロードし、車載機器150にインストールするためのダウンロードリストが、ユーザBのユーザ設定情報として送信される。
記憶装置140は、ユーザに提供するためのアプリケーションや音楽ファイルなどの各種情報を記憶する。記憶装置140に記憶されているアプリケーションや音楽ファイルなどの情報は、情報センター300から送信されるダウンロードリストに基づいてダウンロードされ、インストールされる。
車載機器150は、たとえばナビゲーション装置であり、記憶装置140に記憶されているアプリケーションや音楽ファイルなどの情報を画面に表示し、実行するものである。このように、本実施形態では、ユーザ設定情報に基づいて、ユーザが前回乗車した際のアプリケーションや音楽ファイルを記憶装置140にダウンロードし、記憶装置140が記憶しているアプリケーションや音楽ファイルを、車載機器150により実行可能な状態とすることで、車載機器150をユーザが前回乗車した状態に設定することができる。
次に、車載制御装置110について説明する。車載制御装置110は、図1に示すように、各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)と、を備えている。
そして、車載制御装置110は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、車両情報取得機能と、車両情報送信機能と、ユーザ認証機能と、受信機能と、車載機器設定機能と、ユーザ設定情報送信機能と、を実現する。以下に、車載装置100の車載制御装置110が実現する各機能について説明する。
車載制御装置110の車両情報取得機能は、自車両の位置情報および自車両を識別するための識別情報を、車両情報として取得する。具体的には、車両情報取得機能は、車両位置検出装置120により検出された自車両の位置情報を、車両情報として、車両位置検出装置120から取得するとともに、車載制御装置110のROMに記憶されている車両を識別するための識別情報を、車両情報として、車載制御装置110のROMから取得する。また、本実施形態において、車両情報取得機能は、記憶装置140の記憶残量をも、車両情報として取得する。
車載制御装置110の車両情報送信機能は、車両情報取得機能により取得された自車両の位置情報、自車両の識別情報、および記憶装置140の記憶残量を含む車両情報を、車載通信装置130を介して、情報センター300に送信する。
車載制御装置110のユーザ認証機能は、車両に乗車したユーザの認証を行う。なお、ユーザの認証方法は特に限定されず、たとえば、車載カメラによりユーザの顔画像を撮像し、登録されているユーザの顔画像と照合することで、ユーザの認証を行う方法など、公知の方法を用いることができる。
車載制御装置110の受信機能は、車載機器150をユーザが前回乗車した状態に設定するための情報を、情報センター300からダウンロードする。たとえば、本実施形態において、受信機能は、ユーザが前回乗車した際に利用したアプリケーション、音楽ファイルを、今回乗車時においても車載機器150で利用できるように、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルの情報を、車載通信装置130を介して情報センター300から受信する。なお、本実施形態では、後述するように、ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルを車載装置100にダウンロードさせるためのダウンロードリストが情報センター300から送信され、受信機能は、このダウンロードリストに基づいて、ダウンロードリストにあるアプリケーション、音楽ファイルを情報センター300からダウンロードする。
車載制御装置110の車載機器設定機能は、受信機能により受信された情報に基づいて、車載機器150を、ユーザが前回乗車した状態に設定する。たとえば、本実施形態において、車載機器設定機能は、受信機能により各ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルを受信した場合に、受信したアプリケーションや音楽ファイルを記憶装置140にインストールすることで、車載機器150であるナビゲーション装置を、ユーザが前回乗車した際に利用したアプリケーション、音楽ファイルが利用可能な状態に設定することができる。
車載制御装置110のユーザ設定情報送信機能は、たとえばユーザが車両から降車する際に、この車両のユーザが設定していた車載機器150の設定情報を、ユーザ設定情報として、車載通信装置130を介して情報センター300に送信する。これにより、情報センター300のデータベース330に、このユーザのユーザ設定情報が登録・更新されることとなる。たとえば、ユーザ設定情報送信機能は、ユーザAが車両aから降車した場合に、ユーザAが利用していたアプリケーションや音楽ファイルのリストを、ユーザ設定情報として、情報センター300に送信することで、情報センター300のデータベース330に、ユーザAが利用するアプリケーションや音楽ファイルなどの情報がユーザ設定情報として登録される。これにより、次回、ユーザAが車両aに乗車する際に、今回降車時に登録されたユーザ設定情報に基づいて、ユーザAが利用するアプリケーションや音楽ファイルなどをダウンロードすることで、ユーザAは、今回、ユーザAが車両aから降車した時と同じアプリケーションや音楽ファイルを、車両aで利用することができる。
次に、情報端末200について説明する。情報端末200は、ユーザが携帯する携帯電話やスマートフォン、携帯タブレットなどの情報端末であり、図1に示すように、端末制御装置210と、端末位置検出装置220と、端末通信装置230と、を備える。
端末位置検出装置220は、GPSユニットから構成されており、GPSユニットにより複数の衛星通信から送信される電波を検出して、情報端末200の位置情報を、周期的に取得する。端末位置検出装置220により検出された情報端末200の位置情報は、情報端末200を携帯するユーザの位置情報として、端末制御装置210に送信される。
端末通信装置230は、車両外部に設置された情報センター300と通信し、端末制御装置210から送信されたユーザの位置情報と、情報端末200のユーザを識別するための識別情報とを含むユーザ情報を、情報センター300に送信する。
端末制御装置210は、車載制御装置110と同様に、CPUと、ROMと、RAMとを備え、ROMに記憶されたプログラムをCPUにより実行することで、位置情報取得機能と、識別情報取得機能と、ユーザ情報送信機能とを実現する。以下、端末制御装置210が実現する各機能について説明する。
端末制御装置210の位置情報取得機能は、端末位置検出装置220により検出された情報端末200の位置情報を、端末位置検出装置220から取得する。また、端末制御装置210の識別情報取得機能は、情報端末200のユーザを識別するための識別情報を取得する。たとえば、識別情報取得機能は、情報端末200のIDなどの情報を、ユーザの識別情報として、端末制御装置210のRAMから取得することができる。
端末制御装置210のユーザ情報送信機能は、位置情報取得機能により取得されたユーザの位置情報と、識別情報取得機能により取得されたユーザの識別情報とを、端末通信装置230を介して、情報センター300に送信する。
次に、情報センター300について説明する。情報センター300は、車両の外部に設置され、ユーザが車両に乗車する前に、このユーザのユーザ設定情報を車両に送信するものである。図1に示すように、情報センター300は、センター制御装置310と、センター通信装置320と、データベース330とを備える。
センター通信装置320は、車載装置100および情報端末200と通信する。具体的には、センター通信装置320は、車載装置100から送信される車両情報を受信し、受信した車両情報をセンター制御装置310に送信する。また、センター通信装置320は、情報端末200から送信されたユーザ情報を受信し、受信したユーザ情報をセンター制御装置310に送信する。さらに、センター通信装置320は、センター制御装置310から送信されたユーザ設定情報を、車載装置100に送信する。
データベース330には、各ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルなどのリストが、ユーザ設定情報として格納されている。また、データベース330には、各ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルも格納されている。さらに、データベース330は、車載装置100から送信された車両の位置情報、および、情報端末200から送信されたユーザの位置情報も記憶する。
センター制御装置310は、車載制御装置110および端末制御装置210と同様に、CPUと、ROMと、RAMとを備える。そして、センター制御装置310は、ROMに記憶されたプログラムをCPUにより実行することで、車両情報受信機能と、ユーザ情報受信機能と、ユーザ探索機能と、ユーザ設定情報取得機能と、制御機能と、ユーザ設定情報登録機能とを実現する。以下、センター制御装置310が実現する各機能について説明する。
センター制御装置310の車両情報受信機能は、車両の位置情報、車両の識別情報、および記憶装置140の記憶残量を含む車両情報を、車両に搭載される車載装置100から受信する。また、センター制御装置310のユーザ情報受信機能は、センター通信装置320を介して、ユーザの位置情報およびユーザの識別情報を含むユーザ情報を、情報端末200から受信する。
センター制御装置310のユーザ探索機能は、車両を利用する可能性が高いユーザを探索する。具体的には、ユーザ探索機能は、車載装置100から受信した車両の位置情報と、情報端末200から受信したユーザの位置情報に基づいて、車両から所定距離の範囲内に存在するユーザを探索する。
図2は、ユーザ探索機能によるユーザの探索方法を説明するための図である。図2に示す例では、車両aの周囲に、該車両を使用可能なユーザA、ユーザB、ユーザCの3人が存在する場面を例示している。この場合、ユーザ探索機能は、まず、これら3人の中から、車両aから所定距離の探索範囲内に存在するユーザ、すなわち、ユーザAおよびユーザBを探索する。
さらに、ユーザ探索機能は、車載装置100から受信した車両の識別情報と、情報端末200から受信したユーザの識別情報とに基づいて、車両から所定距離の範囲内に存在するユーザのうち、この車両を使用可能なユーザを、車両を利用する可能性が高いユーザとして決定する。たとえば、図2に示す例では、データベース330において、車両aの識別情報と、この車両aを使用できるユーザの識別情報とが対応付けられたテーブルが格納されており、ユーザ探索機能は、このテーブルを参照することで、ユーザAおよびユーザBがともに車両aを利用可能であると判断し、ユーザAおよびユーザBを、車両aを利用する可能性が高いユーザとして決定することができる。
なお、ユーザ探索機能は、車両の車内に存在するユーザは、探索の対象から除外する構成とすることができる。すなわち、ユーザ探索機能は、車外に存在し、かつ、探索範囲内に存在するユーザを、車両を利用する可能性が高いユーザとして決定する構成とすることができる。
センター制御装置310のユーザ設定情報取得機能は、ユーザ探索機能により探索されたユーザのユーザ設定情報を、データベース330から取得する。本実施形態において、ユーザ設定情報取得機能は、ユーザ探索機能により探索されたユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルのリストを、ユーザ設定情報として、データベース330から取得する。また、センター制御装置310のユーザ設定情報送信機能は、ユーザ設定情報取得機能により取得されたユーザ設定情報を、センター通信装置320を介して、車載装置100に送信する。
センター制御装置310の制御機能は、ユーザ設定情報取得機能により取得されたユーザ設定情報に基づいて、車載装置100に搭載された車載機器150に、ユーザの設定を適用するための制御を行う。具体的には、制御機能は、まず、ユーザ設定情報取得機能により取得されたユーザ設定情報、すなわち、ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルのリストに基づいて、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルに優先度を設定する。そして、制御機能は、設定した優先度に基づいて、車載装置100にダウンロードさせるアプリケーション、音楽ファイルを決定し、決定したアプリケーション、音楽ファイルのリストを、ダウンロードリストとして作成する。
ここで、図3に基づいて、アプリケーション、音楽ファイルの優先度の設定方法、および、ダウンロードリストの作成方法について説明する。図3(A)はデータベース330に記憶されているユーザ設定情報、すなわち、ユーザが利用可能なアプリケーション、音楽ファイルのリストの一例を示す図であり、図3(B)は車載装置100にダウンロードさせるアプリケーション、音楽ファイルのダウンロードリストの一例を示す図である。なお、図3に示す例では、図2に示すように、ユーザAとユーザBとが車両aの探索範囲内に存在し、車両aに搭載された記憶装置140の記憶残量の半分が、ユーザAとユーザBとがそれぞれ使用できる記憶容量として割り当てられている場面を例示して説明する。また、図3に示す例では、図3(A)に示すように、データベース330に記憶されているユーザAのユーザ設定情報が、アプリ1〜2と音楽ファイル1〜4であり、データベース330に記憶されているユーザBのユーザ設定情報が、アプリ1,3〜4と音楽ファイル1,5〜6である場面を例示して説明する。
制御機能は、まず、ユーザ探索機能により探索されたユーザが複数人である場合に、これらのユーザが共通して利用するアプリケーション、音楽ファイルの優先度を最も高く設定する。たとえば、図3に示す例では、制御機能は、データベース330に記憶されているユーザAが利用するアプリケーション、音楽ファイルと、データベース330に記憶されているユーザBが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、両者が共に利用するアプリ1および音楽ファイル1の優先度を最も高く設定する。
また、制御機能は、ユーザが共通して利用するアプリケーション、音楽ファイルに次いで、各ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、データ容量が大きいアプリケーション、音楽ファイルほど優先度を高く設定する。たとえば、図3(A)に示す例では、ユーザAが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、アプリ2の容量が5.4M(メガバイト)と最も大きく、次いで、音楽ファイル2の容量が5.1Mと大きいため、アプリ2の優先度が3番目に設定され、音楽ファイル2の優先度が4番目に設定される。
さらに、制御機能は、2以上のアプリケーション、音楽ファイルのデータ容量が同程度の場合には、ユーザに提供された回数(または使用頻度)が高いアプリケーション、音楽ファイルほど優先度を高く設定する。たとえば、図3(A)に示す例では、ユーザAが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、音楽ファイル3と音楽ファイル4のデータ容量は共に同じ4.7Mであるため、使用頻度による優先付けが行われる。すなわち、制御機能は、音楽ファイル3と音楽ファイル4の使用頻度を比べて、使用頻度が高い音楽ファイル4の優先度を、使用頻度を低い音楽ファイルの優先度よりも高く設定する。これにより、ユーザAが利用するアプリケーション、音楽ファイルにおいて、音楽ファイル4の優先度が5番目に設定され、音楽ファイル3の優先度が6番目に設定される。なお、本実施形態では、ユーザ設定情報とともに、アプリケーション、音楽ファイルの使用頻度の情報を車載装置100から受信し、データベース330に記憶しておくことで、アプリケーション、音楽ファイルの使用頻度に基づいて、アプリケーション、音楽ファイルの優先度を設定することができる。
また、図3に示す例においては、ユーザBについても、ユーザAと同様に、ユーザBが利用するアプリケーション、音楽ファイルに優先度が設定される。すなわち、ユーザBが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、ユーザAおよびユーザBが共に利用するアプリ1および音楽ファイル1の優先度が最も高く設定され、次いで、データ容量が大きい音楽ファイル6、アプリ3、音楽ファイル5、アプリ4の順に優先度が設定される。
そして、制御機能は、各ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルに優先度を設定した後に、各ユーザに割り当てられた記憶装置140の記憶容量と、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルのデータ容量とを比較して、ユーザに割り当てられた記憶残量の範囲内において、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルを優先度の順に、ダウンロードリストに追加する。
たとえば、図3に示す例においては、上述したように、ユーザAが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、アプリ1および音楽ファイル1の優先度が最も高く、続いて、アプリ2、音楽ファイル2、音楽ファイル4、音楽ファイル3の順に優先度が設定されている。この場合、制御機能は、図3(B)に示すように、まず、アプリ1および音楽ファイル1のデータ容量と、ユーザAに割り当てられた記憶装置140の記憶残量とを比較し、ユーザAに割り当てられた記憶装置140の記憶残量の方が、アプリ1および音楽ファイル1のデータ容量よりも大きいために、アプリ1および音楽ファイル1を、ダウンロードリストに追加する。次いで、制御機能は、図3(B)に示すように、次に優先度が高いアプリ2のデータ容量と、アプリ1および音楽ファイル1の分を除いた記憶装置140の記憶残量とを比較し、アプリ1および音楽ファイル1の分を除いた記憶装置140の記憶残量の方が、アプリ2のデータ容量よりも大きいため、アプリ2を、ダウンロードリストに追加する。同様に、制御機能は、優先度が高い順に、音楽ファイル2、音楽ファイル4、音楽ファイル3のデータ容量と、記憶装置140の記憶残量とをそれぞれ比較し、既にダウンロードファイルに追加したアプリケーション、音楽ファイルを除いた記憶装置140の記憶残量の方が大きい場合には、音楽ファイル2、音楽ファイル4、音楽ファイル3をダウンロードリストに追加する。なお、図3(B)に示す例では、音楽ファイル3については、記憶装置140の記憶残量が足りないため、ダウンロードリストには追加されず、ユーザAが車両aに乗車した後にダウンロードされることとなる。
同様に、図3に示す例においては、上述したように、ユーザBが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、アプリ1および音楽ファイル1の優先度が最も高く、続いて、音楽ファイル6、アプリ3、音楽ファイル5、アプリ4の順に優先度が設定されている。そこで、制御機能は、優先度が高い順に、アプリ1、音楽ファイル1、音楽ファイル6、アプリ3、音楽ファイル5、およびアプリ4のデータ容量と、記憶装置140の記憶残量とをそれぞれ比較し、アプリ1、音楽ファイル1、音楽ファイル6、アプリ3、および音楽ファイル5をダウンロードリストに追加する。一方、アプリ4については、記憶装置140の記憶残量が足りないため、ダウンロードリストには追加されず、ユーザBが車両aに乗車した後にダウンロードされることとなる。
このように、制御機能は、ユーザのユーザ設定情報、すなわち、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルのリストに基づいて、車載装置100にダウンロードさせるアプリケーション、音楽ファイルのダウンロードリストを作成し、作成したダウンロードリストを車載装置100に送信する。これにより、車載装置100により、ダウンロードリストに追加されたアプリケーション、音楽ファイルのダウンロードが開始され、制御機能は、ダウンロードリストに追加されたアプリケーション、音楽ファイルを、センター通信装置320を介して車載装置100に送信する。
センター制御装置310のユーザ設定情報登録機能は、たとえばユーザが車両から降車した際に、ユーザが設定していたアプリケーションや音楽ファイルの情報を、ユーザ設定情報として、車載装置100から受信し、受信したユーザ設定情報を、データベース330に記憶する。これにより、データベース330に、各ユーザが前回乗車時に設定したユーザ設定情報が格納されることとなる。
続いて、図4を参照して、本実施形態に係る情報提供処理について説明する。図4は、本実施形態に係る情報提供処理を示すフローチャートである。なお、以下においては、ユーザが車両に乗車する前に、ユーザのユーザ設定情報に基づいて、車載機器150の設定を行う場面を例示して説明する。
ステップS101では、センター制御装置310の情報取得機能により、車両の位置情報、車両の識別情報、および記憶装置140の記憶残量を含む車両情報と、ユーザの位置情報およびユーザの識別情報を含むユーザ情報の取得が行われる。なお、情報センター300は、複数の車載装置100および複数の情報端末200と通信可能となっており、複数の車載装置100から複数の車両情報を取得するとともに、複数の情報端末200から複数のユーザ情報を取得する。
ステップS102では、センター制御装置310のユーザ探索機能により、ステップS101で取得された車両の位置情報およびユーザの位置情報に基づいて、車両を使用する可能性の高いユーザの探索が行われる。具体的には、ユーザ探索機能は、まず、図2に示すように、車両の位置情報およびユーザの位置情報に基づいて、車両外部に存在し、かつ、車両から所定距離の探索範囲内に存在するユーザを探索する。さらに、ユーザ探索機能は、車両の識別情報とユーザの識別情報とに基づいて、探索範囲内に存在するユーザの中から、この車両を利用可能なユーザを探索し、探索したユーザを対象ユーザとして特定する。
ステップS103では、センター制御装置310の制御機能により、前回処理時に探索された対象ユーザと、今回処理時に探索された対象ユーザとが異なるか否かの判断が行われる。前回処理時に探索された対象ユーザと、今回処理時に探索された対象ユーザとが全て同じ場合には、ステップS101に戻り、ステップS101〜S103の処理が繰り返し行われる。一方、前回処理時に探索された対象ユーザと、今回処理時に探索された対象ユーザとが一部でも異なる場合には、ステップS104に進む。
ステップS104では、前回処理時に探索された対象ユーザと、今回処理時に探索された対象ユーザとが異なると判断されているため、センター制御装置310の制御機能により、今回処理時において対象ユーザから外れたユーザが存在するか否かの判断が行われる。
今回処理時に対象ユーザから外れたユーザが存在する場合には、ステップS105に進み、制御機能により、今回処理時に対象ユーザから外れたユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルが記憶装置140から削除される。具体的には、制御機能は、今回処理時において対象ユーザから外れたユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルの削除命令を、車載装置100に送信する。これにより、車載装置100の車載制御装置110により、記憶装置140に記憶されているアプリケーション、音楽ファイルのうち、今回処理時において対象ユーザから外れたユーザのアプリケーション、音楽ファイルが削除される。たとえば、図2に示す例において、ユーザAが車両aの探索範囲から外れた場合には、車両aの記憶装置140から、ユーザAのアプリケーション、音楽ファイルが削除される。
一方、ステップS104で、今回処理時に対象ユーザから外れたユーザが存在しない場合には、ステップS105の処理を行わないで、ステップS106に進む。ステップS106では、センター制御装置310の制御機能により、今回処理時において対象ユーザに新たに加わったユーザが存在するか否かの判断が行われる。今回処理時に対象ユーザに新たに加わったユーザが存在する場合には、ステップS107に進み、一方、今回処理時に対象ユーザに新たに加わったユーザが存在しない場合には、ステップS101に戻り、ステップS101〜S105の処理を繰り返す。
ステップS107では、新たに加わった対象ユーザが存在すると判断されているため、センター制御装置310の制御機能により、新たに加わった対象ユーザのユーザ設定情報が、情報センター300のデータベース330から取得される。また、ステップS108では、センター制御装置310の制御機能により、ステップS101で取得した車両情報に含まれる記憶装置140の記憶残量に基づいて、記憶装置140の記憶残量が特定される。
そして、ステップS109では、制御機能により、ステップS108で特定された記憶装置140の記憶残量に基づいて、新たに加わった対象ユーザが使用可能な記憶容量の算出が行われる。たとえば、制御機能は、ステップS108で取得した記憶装置140の記憶残量を、新たに加わった対象ユーザの人数で割った容量を、各対象ユーザが使用できる記憶容量として算出する。すなわち、新たに加わった対象ユーザのユーザ数が1人である場合には、記憶装置140の記憶残量がそのまま、対象ユーザが使用できる記憶容量として算出され、また、新たに加わった対象ユーザのユーザ数が2人である場合には、ステップS108で取得した記憶装置140の記憶残量を2で割った容量が、新たに加わった対象ユーザが使用できる記憶容量として算出される。
ステップS110では、センター制御装置310の制御機能により、ステップS107で取得された対象ユーザのユーザ設定情報、すなわち、対象ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルなどのリストに基づいて、車載装置100にダウンロードさせるアプリケーションおよび音楽ファイルの決定が行われる。具体的には、制御機能は、ユーザ設定情報にリストアップされているアプリケーションおよび音楽ファイルに優先度を設け、優先度の高いアプリケーション、音楽ファイルが優先してダウンロードされるように、ダウンロードリストを作成する。
たとえば、制御機能は、図3に示すように、ユーザ探索機能により探索されたユーザが複数人である場合には、これらのユーザが共通して使用するアプリケーション、音楽ファイルの優先度を最も高く設定する。次いで、制御機能は、対象ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、データ容量が大きいアプリケーション、音楽ファイルほど優先度を高く設定し、データ容量が同程度のアプリケーション、音楽ファイルについては、使用頻度の高いアプリケーション、音楽ファイルほど優先度を高く設定する。
そして、制御機能は、対象ユーザに割り振られた記憶装置140の記憶残量と、優先度が設定されたアプリケーション、音楽ファイルのデータ容量とを比較し、対象ユーザに割り振られた記憶装置140の記憶残量内において、車載装置100が優先度の高いアプリケーション、音楽ファイルが優先してダウンロードされるように、車載装置100がダウンロードするアプリケーション、音楽ファイルを決定し、決定したアプリケーション、音楽ファイルのリストを、ダウンロードリストとして作成する。
そして、ステップS111において、センター制御装置310の制御機能により、ステップS110で作成されたダウンロードリストが、車載装置100に送信され、車載装置100により受信される。これにより、続くステップS112において、車載制御装置110の受信機能により、ステップS111で受信したダウンロードリストに基づいて、対象ユーザに新たに加わったユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルが情報センター300からダウンロードされ、車載制御装置110の車載機器設定機能により、ダウンロードされたアプリケーション、音楽ファイルが、記憶装置140にインストールされる。これにより、車載機器150であるナビゲーション装置を、対象ユーザに新たに加わったユーザが、前回乗車した際に利用していたアプリケーション、音楽ファイルを利用できる状態に設定することができる。
なお、ステップS112において、記憶装置140の記憶残量の不足のため、対象ユーザが利用する全てのアプリケーション、音楽ファイルが記憶できない場合には、対象ユーザが車両に乗車した後に、車両に乗車していない他の対象ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルを記憶装置140から削除することで、車両に乗車した対象ユーザが利用する残りのアプリケーション、音楽ファイルを記憶装置140にダウンロード、インストールすることができる。
以上のように、本実施形態では、車両から所定範囲内に存在するユーザを、この車両を使用する可能性が高いユーザである対象ユーザとして探索し、探索された対象ユーザが車両に乗車する前に、対象ユーザのユーザ設定情報に基づいて、車載機器150を対象ユーザが前回乗車した際の状態に設定するための情報をダウンロードさせ、車載機器150を対象ユーザが前回乗車した際の状態に設定させる。これにより、本実施形態では、ユーザが利用するユーザ設定情報に基づく情報のうち、車両を使用する可能性が高いユーザが利用する情報のみを記憶装置140に記憶させることができるため、ユーザ設定のために、記憶容量が不足してしまうことを有効に抑制することができる。
また、従来では、ユーザが前回乗車した際に利用していたアプリケーションや音楽ファイルを、今回乗車時にユーザが車載機器150で利用できるように設定する場合には、アプリケーションや音楽ファイルを記憶装置140に予め記憶しておく必要があったが、アプリケーションや音楽ファイルのデータ容量は大きいために、ユーザが利用する全てのアプリケーション、音楽ファイルを記憶装置140に予め記憶しておくことができず、車載機器150をユーザが前回乗車した状態に設定することができない場合があった。また、このような記憶容量の不足を解決するためには、乗員が車両に乗車した場合に、車両に乗車したユーザを認証し、認証したユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルを情報センター300からダウンロードする必要があるが、この場合、アプリケーション、音楽ファイルをダウンロード、インストールしている時間、ユーザがアプリケーション、音楽ファイルを利用できないという問題があった。これに対して、本実施形態では、ユーザが前回乗車した際に利用していたアプリケーション、音楽ファイルを、ユーザが車両に乗車する前に、車載装置100にダウンロードしておくことで、アプリケーションや音楽ファイルなどの比較的データ容量の大きい情報を車載機器150に適用する場合でも、ユーザが車両に乗車して直ぐに、これらのアプリケーションや音楽ファイルを車載機器150で利用することができる。
さらに、本実施形態では、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、使用するユーザ数が多いアプリケーションや音楽ファイルを優先して、車載装置100にダウンロードさせる。使用するユーザ数が多いアプリケーション、音楽ファイルは、車両に乗車したユーザも利用するアプリケーション、音楽ファイルである可能性が高いため、ユーザが実際に車両に乗車した後に、残りのアプリケーションや音楽ファイルをダウンロードする場面において、ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルが既にダウンロードされている可能性を高くすることができ、これにより、残りのアプリケーションや音楽ファイルをダウンロードするための時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、データ容量が大きいアプリケーションや音楽ファイルを優先して、車載装置100にダウンロードさせることで、ユーザが実際に車両に乗車した後に、残りのアプリケーションや音楽ファイルをダウンロードする場面において、残りのアプリケーションや音楽ファイルのデータ容量は小さくなるため、その分、ダウンロード、インストールに係る時間を短縮することができる。
加えて、本実施形態では、ユーザが利用するアプリケーション、音楽ファイルのうち、使用頻度が高いアプリケーションや音楽ファイルを優先して、車載装置100にダウンロードさせることで、ユーザが実際に車両に乗車した後に、残りのアプリケーションや音楽ファイルをダウンロードする場面において、ユーザがよく利用するアプリケーションや音楽ファイルは既に利用できる状況のため、ユーザがアプリケーションや音楽ファイルを利用するために、アプリケーション、音楽ファイルがダウンロードされるのを待つ時間が生じることを軽減することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述した実施形態では、車載機器150として、ユーザにアプリケーションや音楽ファイルなどの情報を提供するナビゲーション装置を例示して説明したが、車載機器150はこれに限定されず、たとえば、室内ミラー、室外ミラー、電動シートポジション調節機構、電動チルトハンドル機構などであってもよい。この場合、情報センター300のデータベース330には、ユーザのミラーポジション、シートポジション、およびステアリングポジションなどの情報がユーザ設定情報として記憶されており、車載装置100は、これらのユーザ設定情報に基づく情報として、ユーザのミラーポジション、シートポジション、およびステアリングポジションなどの情報を、これらの情報センター300から受信する。これにより、ユーザが車両に乗車する前に、室内ミラーおよび室外ミラーの回転動作、運転席シートのポジションの調整動作、車両のステアリングホイール(ハンドル)のポジションの調整動作を行うことができ、その結果、ユーザは車両に乗車して直ぐに、ユーザが設定したポジションでこれらの車載機器150を利用することができる。
また、上述した実施形態では、情報センター300が、車載装置100にダウンロードさせるアプリケーション、音楽ファイルのダウンロードリストを作成し、作成したダウンロードリストを車載装置100に送信することで、車載装置100にアプリケーション、音楽ファイルをダウンロードさせる構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、情報センター300が車載装置100に送信するアプリケーション、音楽ファイルを決定し、ダウンロードリストを作成することなく、決定したアプリケーション、音楽ファイルを車載装置100に送信することで、車載装置100にアプリケーション、音楽ファイルをダウンロードさせる構成としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、ユーザが車両から降車した際に、車載機器150で利用可能なアプリケーション、音楽ファイルの情報を、ユーザ設定情報として、情報センター300に送信することで、情報センター300においてユーザ設定情報を記憶する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、ユーザが携帯する情報端末200や、ユーザの自宅やオフィスなどに設定された情報端末から、ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルの情報を、ユーザ設定情報として、情報センター300に送信することで、情報センター300においてユーザ設定情報を記憶する構成としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、ユーザが移動して車両の探索範囲内に進入した場面を例示して説明したが、たとえば、ユーザ(同乗予定者)を迎えるために、車両が移動してユーザに近づくことで、ユーザが車両の探索範囲内に入った場合も、上記の情報提供処理は行われる。この場合も、迎えられたユーザが車内に乗車して直ぐに、ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルを利用することが可能となる。
また、上述した実施形態では、ユーザが利用するアプリケーションや音楽ファイルの情報を、ユーザ設定情報として例示して説明したが、これに限定されず、たとえば、ユーザが利用する静止画像や動画像の情報を、ユーザ設定情報とする構成としてもよい。
なお、上述した実施形態のデータベース330は本発明の記憶手段に、センター制御装置310の車両情報受信機能は本発明の第1受信手段およびセンター受信手段に、センター制御装置310のユーザ情報受信機能は本発明の第2受信手段およびセンター受信手段に、センター制御装置310のユーザ探索機能は本発明の探索手段に、センター制御装置310の制御機能は本発明の制御手段に、車載制御装置110の車両情報取得機能は本発明の車両情報取得手段に、車載制御装置110の車両情報送信機能は本発明の車両情報送信手段に、車載制御装置110の受信機能は本発明の車載受信手段に、車載制御装置110の車載機器設定機能は本発明の適用手段に、端末制御装置210の位置情報取得機能は本発明のユーザ情報取得手段に、端末制御装置210のユーザ情報送信機能は本発明のユーザ情報送信手段に、それぞれ対応する。
100…車載装置
110…車載制御装置
120…車両位置検出装置
130…車載通信装置
140…記憶装置
150…車載機器
200…情報端末
210…端末制御装置
220…端末位置検出装置
230…端末通信装置
300…情報センター
310…センター制御装置
320…センター通信装置
330…データベース

Claims (9)

  1. 車両外部に設置され、前記車両および前記車両のユーザが携帯する情報端末と互いに情報の授受が可能な情報提供装置であって、
    前記車両の位置情報を前記車両から受信する第1受信手段と、
    前記ユーザの位置情報を前記情報端末から受信する第2受信手段と、
    前記車両の車載機器を前記ユーザが所望する状態に設定するためのユーザ設定情報を、前記ユーザごとに記憶している記憶手段と、
    前記車両の位置情報および前記ユーザの位置情報に基づいて、前記車両の外部であり、かつ、前記車両から所定距離の範囲内に存在する前記ユーザを探索する探索手段と、
    前記探索手段により前記車両から所定距離の範囲内に存在するユーザが探索された場合に、前記車両に、前記探索されたユーザのユーザ設定情報に基づく情報を取得させる制御手段と、を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の情報提供装置であって、
    前記車載機器は、アプリケーション、音楽ファイル、画像ファイル、および映像ファイルのうち少なくとも1つを含む情報を、前記ユーザに提供するための機器であり、
    前記ユーザ設定情報に基づく情報とは、前記車載機器が前記ユーザに提供する情報であることを特徴とする情報提供装置。
  3. 請求項2に記載の情報提供装置であって、
    前記制御手段は、前記車載機器が前記ユーザに提供する情報のうち、データ容量が大きい情報ほど優先して、前記車両に取得させることを特徴とする情報提供装置。
  4. 請求項2または3に記載の情報提供装置であって、
    前記制御手段は、前記探索手段により探索された前記ユーザが2以上である場合に、前記車載機器が前記ユーザに提供する情報のうち、前記探索されたユーザが共通して使用する情報を優先して、前記車両に取得させることを特徴とする情報提供装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の情報提供装置であって、
    前記記憶手段は、前記車両の車両機器により、前記ユーザに提供する情報が前記ユーザに提供された回数を記憶しており、
    前記制御手段は、前記車載機器が前記ユーザに提供する情報のうち、前記回数の多い情報ほど優先して、前記車両に取得させることを特徴とする情報提供装置。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載の情報提供装置であって、
    前記制御手段は、前記探索手段により探索された前記ユーザが2以上であり、かつ、前記車両において前記ユーザに提供する情報を記憶する記憶容量が不足している場合に、前記探索された一部のユーザが前記車両に乗車したことが特定された場合には、前記車両に、前記車両に乗車していないユーザに提供する情報を削除させ、前記車両に乗車したユーザに提供する残りの情報を取得させることを特徴とする情報提供装置。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載の情報提供装置であって、
    前記制御手段は、前記車両から所定の距離の範囲内に前記ユーザが進入したタイミングで、前記車載機器が前記ユーザに提供する情報を、前記車両に取得させることを特徴とする情報提供装置。
  8. 車両に搭載される車載装置と、前記車両のユーザが携帯する情報端末と、前記車両外部に設置される情報センターとからなる情報提供システムであって、
    前記車載装置は、
    前記車両の位置情報を取得する車両情報取得手段と、
    前記車両の位置情報を送信する車両情報送信手段と、を備え、
    前記情報端末は、
    前記情報端末の位置情報を、前記ユーザの位置情報として取得するユーザ情報取得手段と、
    前記ユーザの位置情報を送信するユーザ情報送信手段と、を備え、
    前記情報センターは、
    前記車両の位置情報および前記ユーザの位置情報を受信するセンター受信手段と、
    前記車両の車載機器を前記ユーザが所望する状態に設定するためのユーザ設定情報を、ユーザごとに記憶している記憶手段と、
    前記車両の位置情報および前記ユーザの位置情報に基づいて、前記車両の外部であり、かつ、前記車両から所定距離の範囲内に存在する前記ユーザを探索する探索手段と、
    前記探索手段により前記車両から所定距離の範囲内に存在するユーザが探索された場合に、前記車載装置に、前記探索されたユーザのユーザ設定情報に基づく情報を取得させる制御手段と、を備え、
    前記車載装置は、
    前記ユーザのユーザ設定情報に基づく情報を、前記情報センターから取得する車載受信手段と、
    前記車載受信手段により取得した前記ユーザ設定情報に基づく情報を、前記車載機器に適用することで、前記車載機器を前記ユーザが所望する状態に設定する適用手段と、をさらに備えることを特徴とする情報提供システム。
  9. 前記車両の車載機器を前記ユーザが所望する状態に設定するためのユーザ設定情報をユーザごとに記憶し、前記車両の位置情報と、前記ユーザの位置情報とに基づいて、前記車両の外部であり、かつ、前記車両から所定距離の範囲内に存在する前記ユーザを探索し、前記探索されたユーザのユーザ設定情報に基づく情報を、前記車両に取得させることを特徴とする情報提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019176120A1 (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 三菱電機株式会社 アプリケーション管理装置、車載システム、アプリケーション管理方法及びアプリケーション管理プログラム

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