JP2015099983A - 時刻同期システム、時刻同期方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

時刻同期システム、時刻同期方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ノード間においてマスターノード又はスレーブノードの状態変化が生じた場合における時刻同期の精度低下を抑えること。【解決手段】マスターノードは、マスターノード又はスレーブノードの状態変化が検出されると、スレーブノードにおける時刻をマスターノードにおける時刻に同期させるための処理である時刻同期処理の実行間隔を制御するタイミング制御部と、スレーブノードとの間で時刻同期処理に使用される制御メッセージの送受信を行う通信部と、を備え、スレーブノードは、マスターノードと制御メッセージの送受信を行う通信部と、制御メッセージを送受信した際に取得される時刻情報に基づいてスレーブノードの時刻をマスターノードの時刻に同期させる時刻同期処理部と、を備える時刻同期システム。【選択図】図2

Description

本発明は、時刻同期の技術に関する。
従来、ネットワーク接続された複数の機器の時刻をマイクロ秒以下の精度で同期させる技術として、IEEE1588で定義されたPTP(Precision Time Protocol)が知られている。PTPでは、マスターノードとスレーブノードとの間で時刻情報を含むメッセージが定期的に交換される。スレーブノードは、マスターノード及びスレーブノードにおけるメッセージが送受信された時刻情報から、マスターノードに対するスレーブノードの時刻のずれ(Offset)を計算する。そして、スレーブノードは、計算したOffsetに基づいてスレーブノードの時刻を補正して、スレーブノードの時刻をマスターノードの時刻に同期させる。
また、上述した方法より高精度にマスターノードとスレーブノードとの間での同期機能を実現するため、物理層で得られたクロックを用いてPTPによるハイブリットな周波数・時刻同期手法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。このようなハイブリットな周波数・時刻同期手法では、Sync−E(Synchronous Ethernet(登録商標):同期イーサネット(登録商標))等により高精度に周波数同期したクロックが用いられるため、ノード間で高精度に時刻同期が実現される。
田代隆義、外6名、"モバイルバックホール適用に向けた周波数・時刻同期機能対応10G−EPONシステム"、社団法人電子情報通信学会、平成25年3月1日、p.321-329
しかしながら、上述した周波数・時刻同期手法において、Sync−Eの基準となるクロックの故障等によって正確なクロックが伝送できなくなった場合やクロックを抽出する装置の故障等によって正確なクロックを抽出できなくなった場合にはノード間における周波数同期の精度が劣化してしまう。その結果、ノード間で高精度な時刻同期が実現できなくなってしまうという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、ノード間においてマスターノード又はスレーブノードの状態変化が生じた場合における時刻同期の精度低下を抑えることができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、双方向通信を行うマスターノードとスレーブノードとを備え、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させる時刻同期システムであって、前記マスターノードは、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化が検出されると、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させるための処理である時刻同期処理の実行間隔を制御するタイミング制御部と、前記タイミング制御部の制御に従って、前記スレーブノードとの間で前記時刻同期処理に使用される制御メッセージの送受信を行う通信部と、を備え、前記スレーブノードは、前記マスターノードと前記制御メッセージの送受信を行う通信部と、前記通信部が前記制御メッセージを送受信した際に取得される時刻情報に基づいて前記スレーブノードの時刻を前記マスターノードの時刻に同期させる時刻同期処理部と、を備える時刻同期システムである。
本発明の一態様は、前記マスターノードは、自装置の動作基準となる周波数の異常を検出する検出部を更に備え、前記タイミング制御部は、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化として自装置の動作基準となる周波数の異常が検出されると、前記時刻同期処理の実行間隔を制御する。
前記スレーブノードは、周波数の精度の劣化を検出する検出部を更に備え、前記タイミング制御部は、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化として周波数の精度の劣化が検出されると、前記時刻同期処理の実行間隔を制御する。
本発明の一態様は、双方向通信を行うマスターノードとスレーブノードとを備え、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させる時刻同期システムが行う時刻同期方法であって、前記マスターノードが、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化が検出されると、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させるための処理である時刻同期処理の実行間隔を制御するタイミング制御ステップと、前記マスターノードが、前記タイミング制御ステップにおける制御に従って、前記スレーブノードとの間で前記時刻同期処理に使用される制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、前記スレーブノードが、前記マスターノードと前記制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、前記スレーブノードが、前記通信ステップにおいて前記制御メッセージを送受信した際に取得される時刻情報に基づいて前記スレーブノードの時刻を前記マスターノードの時刻に同期させる時刻同期処理ステップと、を有する時刻同期方法である。
本発明の一態様は、双方向通信を行うマスターノードとスレーブノードとを備え、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させる時刻同期システムとして、前記マスターノードに相当する第1のコンピュータ及び前記スレーブノードに相当する第2のコンピュータを動作させるためのコンピュータプログラムであって、前記第1のコンピュータに対し、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化が検出されると、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させるための処理である時刻同期処理の実行間隔を制御するタイミング制御ステップと、前記タイミング制御ステップにおける制御に従って、前記スレーブノードとの間で前記時刻同期処理に使用される制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、を実行させ、前記第2のコンピュータに対し、前記マスターノードと前記制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、前記通信ステップにおいて前記制御メッセージを送受信した際に取得される時刻情報に基づいて前記スレーブノードの時刻を前記マスターノードの時刻に同期させる時刻同期処理ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明により、ノード間においてマスターノード又はスレーブノードの状態変化が生じた場合における時刻同期の精度低下を抑えることが可能となる。
IEEE1588の時刻同期アルゴリズムによる通信シーケンスの動作を表すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態における時刻同期システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態における時刻同期システム100の時刻同期処理の動作を示すシーケンス図である。 時刻同期システム100の変形例である時刻同期システム100aのシステム構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態の変形例における時刻同期システム100aの時刻同期処理の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態における時刻同期システム100bのシステム構成を示す概略ブロック図である。 第2実施形態における時刻同期システム100bの動作を示すシーケンス図である。 時刻同期システム100bの変形例である時刻同期システム100cのシステム構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、図1を用いてIEEE1588の時刻同期アルゴリズムについて説明する。図1は、IEEE1588の時刻同期アルゴリズムによる通信シーケンスの動作を表すシーケンス図である。図1では、マスターノード10とスレーブノード20とが双方向通信を行っており、スレーブノード20が定期的にマスターノード10の時刻にスレーブノード20の時刻を同期させる。
マスターノード10は、スレーブノード20に対して定期的にSyncメッセージを送信する(ステップS100)。Syncメッセージは、時刻同期化の動作を開始するために送信されるメッセージである。マスターノード10は、Syncメッセージの送信時刻(以下、「Sync送信時刻」という。)Tm(0)を記録する(ステップS101)。次に、マスターノード10は、スレーブノード20に対して、Follow_upメッセージを送信する(ステップS102)。この際、マスターノード10は、Follow_upメッセージの中に、Sync送信時刻Tm(0)を格納する。Follow_upメッセージは、Syncメッセージが送信された後に、Sync送信時刻Tm(0)の時刻情報を通知するために送信されるメッセージである。
スレーブノード20は、Syncメッセージを受信すると、この受信処理をトリガとしてSyncメッセージの受信時刻(以下、「Sync受信時刻」という。)Ts(0)を記録する(ステップS103)。次に、スレーブノード20はFollow_upメッセージを受信し、Follow_upメッセージ中に格納されるSync送信時刻Tm(0)を抽出し記録する。次に、スレーブノード20は、マスターノード10に対して、Delay_Requestメッセージを送信する(ステップS104)。Delay_Requestメッセージは、通信部201がマスターノード10から送信されるFollow_upメッセージを受信した後に、マスターノード10にDelay_Responseメッセージを要求するために送信されるメッセージである。そして、スレーブノード20は、Delay_Requestメッセージの送信時刻(以下、「Delay送信時刻」という。)Ts(1)を記録する(ステップS105)。
マスターノード10は、Delay_Requestメッセージを受信すると、この受信処理をトリガとしてDelay_Requestメッセージの受信時刻(以下、「Delay受信時刻」という。)Tm(1)を記録する(ステップS106)。次に、マスターノード10は、スレーブノード20に対してDelay_Responseメッセージを送信する(ステップS107)。この際、マスターノード10は、Delay_Responseメッセージの中に、Delay受信時刻Tm(1)を格納する。Delay_Responseメッセージは、マスターノード10がスレーブノード20から送信されるPTPメッセージ(制御メッセージ)に応答するために送信されるメッセージである。
スレーブノード20は、Delay_Responseメッセージを受信すると、Delay_Responseメッセージ中に格納されるDelay受信時刻Tm(1)を抽出し記録する。
スレーブノード20は、Sync送信時刻Tm(0)、Sync受信時刻Ts(0)に基づいて、以下の式1によってマスターノード10における時刻(以下、「マスター時刻」という。)とスレーブノード20における時刻(以下、「スレーブ時刻」という。)との差分MS_Diffを算出する。
Figure 2015099983
また、スレーブノード20は、Delay送信時刻Ts(1)、Delay受信時刻Tm(1)に基づいて、以下の式2によってスレーブ時刻とマスター時刻との差分SM_Diffを求める。
Figure 2015099983
式1のMS_Delayはマスターノード10からスレーブノード20への伝送遅延を表し、式2のSM_Delayはスレーブノード20からマスターノード10への伝送遅延を表し、式1及び式2のOffset(オフセット)はマスターノード10に対するスレーブノード20の時刻オフセット(進み)を表す。なお、伝送遅延MS_Delay及びSM_Delayは、マスターノード10とスレーブノード20との間の伝播遅延と、マスターノード10とスレーブノード20との間のネットワーク上の中継ノードで生じるキューイング遅延から構成される。
以上のように、マスターノード10に対するスレーブノード20の時刻のずれであるOffsetに関して、式1及び式2の2つの式が得られる。しかし、この2つの式には、Offsetの他にMS_Delay及びSM_Delayという未知のパラメータが含まれている。したがって、3つの未知のパラメータに対し2つの式しか存在しないため、Offsetを算出することができない。そのため、IEEE1588では、マスターノード10からスレーブノード20への伝送遅延MS_Delayと、スレーブノード20からマスターノード10への伝送遅延SM_Delayとが等しく、いずれの値もDelayであると仮定して、上記の式1及び式2を以下の式3及び式4に変形する。
Figure 2015099983
Figure 2015099983
式3及び式4の連立方程式を解くことによって、以下の式5が導出される。
Figure 2015099983
スレーブノード20は、導出された式5に基づいてOffsetを算出する。スレーブノード20は、算出したOffsetに基づいてスレーブ時刻を補正することによって、スレーブ時刻をマスター時刻に同期させる。以上が、IEEE1588に規定される時刻同期アルゴリズムである。なお、以下の説明では、上述した時刻同期アルゴリズムによる処理を時刻同期処理と称する。
以下、本発明の具体的な構成例(第1実施形態及び第2実施形態)について説明する。
[第1実施形態]
図2は、本発明の第1実施形態における時刻同期システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。第1実施形態における時刻同期システム100は、マスターノード10及びスレーブノード20を備える。マスターノード10及びスレーブノード20は、Sync−E対応の装置であり、Sync−E対応の中継装置(不図示)により通信可能に接続される。
まず、マスターノード10の具体的な機能構成について説明する。マスターノード10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、時刻同期用プログラムを実行する。時刻同期用プログラムの実行によって、マスターノード10は、Sync−E処理部101、検出部102、タイミング制御部103、時刻情報取得部104、パケット生成部105、制御部106、通信部107を備える装置として機能する。なお、マスターノード10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、時刻同期用プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、時刻同期用プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
Sync−E処理部101は、マスターノード10における1秒の時間幅を決定する。具体的には、まず、Sync−E処理部101は、マスターノード10の動作基準となるクロック周波数の情報(以下、「周波数情報」という。)を取得する。そして、Sync−E処理部101は、取得した周波数情報に基づいてマスタークロックを生成することによって、マスターノード10における1秒の時間幅を決定する。Sync−E処理部101は、例えばマスターノード10の外部に設置されている高精度の発振器から周波数情報を取得してもよいし、マスターノード10が高精度の発振器を内部に備えている場合には内部に備えられている高精度の発振器から周波数情報を取得してもよい。
検出部102は、マスターノード10又はスレーブノード20の状態変化を検出する。例えば、検出部102は、マスターノード10又はスレーブノード20の状態変化として周波数情報の異常を検出する。検出部102は、例えばSync−E処理部101によって周波数情報が取得されたか否かに基づいて周波数情報の異常を検出する。状態変化とは、マスターノード10又はスレーブノード20の状態に影響を与える変化であり、例えばマスターノード10に供給される周波数情報の異常やスレーブノード20に供給される周波数の精度の劣化やパケットロスの発生などである。
タイミング制御部103は、検出部102の検出結果に応じて時刻同期処理の実行タイミングの間隔(実行間隔)を制御する。より具体的には、タイミング制御部103は、Syncメッセージの送信タイミングの間隔を制御する。例えば、検出部102によって周波数情報の異常が検出された場合、タイミング制御部103は時刻同期処理の実行タイミングの間隔を、高精度の発振器が正常に動作しているときにマスターノード10が時刻同期処理を実行するタイミングの間隔と比べて短い間隔に変更する。一方、検出部102によって周波数情報の異常が検出されなかった場合、タイミング制御部103は時刻同期処理の実行タイミングの間隔を、高精度の発振器が正常に動作しているときにマスターノード10が時刻同期処理を実行するタイミングの間隔と比べて長い間隔又は現状の間隔に変更する。
時刻情報取得部104は、現在時刻の情報を取得する。時刻情報取得部104は、例えばクロックを備え、クロックから出力される信号に基づいて現在時刻を取得してもよいし、外部装置から時刻を表す信号を受信することによって現在時刻を取得してもよい。
パケット生成部105は、PTPメッセージを生成する。PTPメッセージとは、具体的には、Syncメッセージ、Follow_upメッセージ、Delay_Responseメッセージである。パケット生成部105は、タイミング制御部103の制御に従ってSyncメッセージを生成し、生成したSyncメッセージを通信部107を介してスレーブノード20に送信する。この際、パケット生成部105は、時刻情報取得部104によって取得された現在時刻の情報に基づいてSync送信時刻Tm(0)を記録する。
また、パケット生成部105は、Syncメッセージ送信後に、Sync送信時刻Tm(0)を格納したFollow_upメッセージを生成する。その後、パケット生成部105は、通信部107を介してスレーブノード20にFollow_upメッセージを送信する。パケット生成部105は、通信部107によって受信されるDelay_Requestメッセージの受信時刻(Delay受信時刻)Tm(1)を格納したDelay_Responseメッセージを生成する。その後、パケット生成部105は、通信部107を介してスレーブノード20にDelay_Responseメッセージを送信する。
制御部106は、マスターノード10の各機能部を制御する。例えば、検出部102によって周波数情報の異常が検出された場合、制御部106は周波数情報の異常が検出されたことを通知するためのメッセージ(以下、「通知用メッセージ」という。)を生成する。また、例えば、制御部106は、マスタークロックの情報を通知するためのメッセージ(以下、「同期用メッセージ」という。)を生成する。また、例えば、制御部106は、時刻同期処理の実行タイミングの変更を通知するためのメッセージ(以下、「タイミング変更通知」という。)を生成する。
通信部107は、スレーブノード20との間で通信を行う。例えば、通信部107は、スレーブノード20からDelay_Requestメッセージを受信し、パケット生成部105に転送する。また、通信部107は、各種メッセージをスレーブノード20に送信する。通信部107が送信する各種メッセージとは、通知用メッセージ、同期用メッセージ、タイミング変更通知、Syncメッセージ、Follow_upメッセージ及びDelay_Responseメッセージなどである。
次に、スレーブノード20の具体的な機能構成について説明する。スレーブノード20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、時刻同期用プログラムを実行する。時刻同期用プログラムの実行によって、スレーブノード20は、通信部201、制御部202、Sync−E処理部203、同期処理部204を備える装置として機能する。なお、スレーブノード20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、時刻同期用プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、時刻同期用プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部201は、マスターノード10との間で通信を行う。例えば、通信部201は、各種メッセージをマスターノード10から受信する。通信部201が受信する各種メッセージとは、通知用メッセージ、同期用メッセージ、タイミング変更通知、Syncメッセージ、Follow_upメッセージ及びDelay_Responseメッセージなどである。また、通信部201は、Delay_Requestメッセージをマスターノード10に送信する。
制御部202は、スレーブノード20の各機能部を制御する。制御部202は、Delay_Requestメッセージを生成する。この際、制御部202は、Delay送信時刻Ts(1)を記録する。また、制御部202は、Syncメッセージが通信部201から転送された際にSync受信時刻Ts(0)を記録する。また、制御部202は、Follow_upメッセージ中に格納されているSync送信時刻Tm(0)を抽出し記録する。また、制御部202は、Delay_Responseメッセージ中に格納されているDelay受信時刻Tm(1)を抽出し記録する。その後、制御部202は、各時刻情報(Sync送信時刻Tm(0)、Sync受信時刻Ts(0)、Delay送信時刻Ts(1)、Delay受信時刻Tm(1))に基づいてOffsetを算出する。そして、制御部202は、算出したOffsetに基づいてスレーブノード20の時刻を補正する。
Sync−E処理部203は、スレーブノード20における1秒の時間幅を決定する。具体的には、Sync−E処理部203は、通信部201によって受信された同期用メッセージに格納されるマスタークロックの情報に基づいてスレーブクロックを生成することによって、スレーブノード20における1秒の時間幅を決定する。
図3は、第1実施形態における時刻同期システム100の時刻同期処理の動作を示すシーケンス図である。なお、図3では、マスターノード10に供給される周波数情報に異常があった場合の動作について説明する。
検出部102は、マスターノード10に供給される周波数情報の異常を検出する(ステップS201)。例えば、Sync−E処理部101によって周波数情報が取得されなかった場合、検出部102は周波数情報に異常があったと検出する。制御部106は、通知用メッセージを生成する(ステップS202)。通信部107は、生成された通知用メッセージをスレーブノード20に送信する(ステップS203)。
スレーブノード20の通信部201は、マスターノード10から送信された通知用メッセージを受信する(ステップS204)。
タイミング制御部103は、時刻同期処理の実行タイミングの間隔を制御する(ステップS205)。具体的には、タイミング制御部103は時刻同期処理の実行タイミングの間隔を、高精度の発振器が正常に動作しているときにマスターノード10が時刻同期処理を実行するタイミングの間隔と比べて短い間隔に変更する。その後、制御部106は、タイミング変更通知を生成する(ステップS206)。通信部107は、生成されたタイミング変更通知をスレーブノード20に送信する(ステップS207)。
スレーブノード20の通信部201は、マスターノード10から送信されたタイミング変更通知を受信する(ステップS208)。その後、通信部201は、タイミング変更通知を受信したことを示す受信確認信号(ACK信号)を生成し、生成した受信確認信号をマスターノード10に送信する(ステップS209)。
マスターノード10の通信部107は、スレーブノード20から受信確認信号を受信する(ステップS210)。パケット生成部105は、タイミング制御部103の制御に従ってPTPメッセージ(Syncメッセージ)を生成する(ステップS211)。通信部107がPTPメッセージ(Syncメッセージ)をスレーブノード20に送信した後、マスターノード10とスレーブノード20との間で時刻同期処理が実行される(ステップS212)。その後、パケット生成部105がタイミング制御部103の制御タイミングでPTPメッセージ(Syncメッセージ)を生成することにより、マスターノード10とスレーブノード20との間で時刻同期処理が繰り返し実行される(ステップS213)。
以上のように構成された時刻同期システム100によれば、マスターノード10に供給される周波数基準が失われた場合に、マスターノード10とスレーブノード20との間において高精度の発振器が正常に動作しているときよりも短い間隔で時刻同期処理が実行される。したがって、時間の経過とともにマスターノード10とスレーブノード20との時刻のずれが大きくなってしまう前に、定期的にスレーブノード20の時刻をマスターノード10の時刻に同期させることができる。そのため、ノード間においてマスターノード10の状態変化が生じた場合における時刻同期の精度低下を抑えることが可能になる。
<変形例>
1台のマスターノード10に対して複数台のスレーブノード20が接続されるように構成されてもよい。
また、本実施例では、マスターノード10とスレーブノード20との間で送受信されるメッセージとしてPTPメッセージを示したが、これに限定される必要はない。例えば、NTP(Network Time Protocol)メッセージやSNTP(Simple Network Time Protocol)メッセージなどのメッセージが用いられてもよいし、その他のメッセージが用いられてもよい。
本実施形態では、検出部102は、Sync−E処理部101によって周波数情報が取得されなかった場合に周波数情報の異常を検出する構成を示したが、その他の方法で周波数情報の異常を検出するように構成されてもよい。例えば、検出部102は、マスターノード10に新たに供給された周波数情報に基づいて生成されるマスタークロックと、マスターノード10が動作している現時点のマスタークロックとのずれが閾値以上である場合に周波数情報に異常があると検出してもよい。
本実施形態では、状態変化の具体例として、検出部102が自装置の周波数の異常を検出する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、検出部102は、トラフィックの輻輳や中継装置(不図示)の異常等によるパケットロスの発生を状態変化として検出してもよいし、その他の情報を状態変化として検出してもよい。
第1実施形態では、Sync−E処理部101、検出部102、タイミング制御部103、時刻情報取得部104、パケット生成部105、制御部106、通信部107の全ての機能部が1台の装置(マスターノード10)に備えられる構成を示したが、これに限定される必要はない。図4は、時刻同期システム100の変形例である時刻同期システム100aのシステム構成を示す概略ブロック図である。図4に示されるように、マスターノード10は、例えばSync−Eマスタ11及びPTPマスタ12の2つの装置で構成されてもよい。このように構成される場合、Sync−Eマスタ11はSync−E処理部111、検出部112、制御部113及び通信部114を備え、PTPマスタ12は通信部121、制御部122、タイミング制御部123、パケット生成部124、時刻情報取得部125及びSync−E処理部126を備える。
なお、Sync−Eマスタ11が備えるSync−E処理部111、検出部112、制御部113及び通信部114は、図2のSync−E処理部101、検出部102、制御部106及び通信部107に相当する。また、PTPマスタ12が備える通信部121、制御部122、タイミング制御部123、パケット生成部124、時刻情報取得部125及びSync−E処理部126は、図2の通信部107、制御部106、タイミング制御部103、パケット生成部105、時刻情報取得部104及びSync−E処理部101に相当する。また、Sync−Eマスタ11、PTPマスタ12及びスレーブノード20aは、Sync−E対応の装置である。なお、時刻同期システム100aにおけるSync−Eマスタ11とPTPマスタ12との順番は、図4の例に限定される必要はない。例えば、Sync−Eマスタ11とPTPマスタ12との順番が逆であってもよい。すなわち、図4に示される例では、Sync−Eマスタ11、PTPマスタ12、スレーブノード20aの順番であるが、PTPマスタ12、Sync−Eマスタ11、スレーブノード20aの順番で構成されてもよい。このように構成される場合、PTPマスタ12は必ずしもSync−E対応の装置である必要はない。
以下、図5を用いて時刻同期システム100aの時刻同期処理の動作について具体的に説明する。
図5は、第1実施形態の変形例における時刻同期システム100aの時刻同期処理の動作を示すシーケンス図である。なお、図5では、Sync−Eマスタ11に供給される周波数情報に異常があった場合の動作について説明する。
Sync−Eマスタ11の検出部112は、周波数情報の異常を検出する(ステップS301)。例えば、Sync−E処理部111によって周波数情報が取得されなかった場合、検出部112は周波数情報に異常があったと検出する。制御部113は、通知用メッセージを生成する(ステップS302)。通信部114は、生成された通知用メッセージをPTPマスタ12に送信する(ステップS303)。
PTPマスタ12の通信部121は、通知用メッセージをSync−Eマスタ11から受信し、受信した通知用メッセージをスレーブノード20aに転送する(ステップS304)。
スレーブノード20aの通信部201aは、通知用メッセージをPTPマスタ12から受信する(ステップS305)。制御部202aは、通知用メッセージを生成する(ステップS306)。通信部201aは、生成された通知用メッセージをPTPマスタ12に送信する(ステップS307)。
PTPマスタ12の通信部121は、通知用メッセージをスレーブノード20aから受信する(ステップS308)。タイミング制御部123は、スレーブノード20aから通知用メッセージが受信されると、時刻同期処理の実行タイミングの間隔を制御する(ステップS309)。具体的には、タイミング制御部123は、時刻同期処理の実行タイミングの間隔を、高精度の発振器が正常に動作しているときにPTPマスタ12が時刻同期処理を実行するタイミングの間隔と比べて短い間隔に変更する。その後、制御部122は、タイミング変更通知を生成する(ステップS310)。通信部121は、生成されたタイミング変更通知をスレーブノード20aに送信する(ステップS311)。
スレーブノード20aの通信部201aは、PTPマスタ12から送信されたタイミング変更通知を受信する(ステップS312)。通信部201aは、受信確認信号(ACK信号)を生成し、生成した受信確認信号をPTPマスタ12に送信する(ステップS313)。
PTPマスタ12の通信部121は、受信確認信号をスレーブノード20aから受信する(ステップS314)。その後、パケット生成部124は、タイミング制御部123の制御に従ってPTPメッセージ(Syncメッセージ)を生成する(ステップS315)。通信部121がパケット生成部124によって生成されたPTPメッセージ(Syncメッセージ)をスレーブノード20aに送信した後、PTPマスタ12とスレーブノード20aとの間で時刻同期処理が実行される(ステップS316)。その後、パケット生成部124がタイミング制御部123の制御タイミングでPTPメッセージ(Syncメッセージ)を生成することにより、PTPマスタ12とスレーブノード20aとの間で時刻同期処理が繰り返し実行される。
以上のように構成された時刻同期システム100aによれば、スレーブノード20aと時刻同期を行うPTPマスタ12がSync−Eマスタ11から伝送される高精度の周波数に同期するため、高精度な時刻同期を行うことができる。
時刻同期システム100aでは、PTPマスタ12がスレーブノード20aから通知用メッセージを受信した場合に、時刻同期処理の実行タイミングを変更する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、Sync−Eマスタ11の検出部112が周波数情報の異常を検知した場合に、Sync−Eマスタ11からPTPマスタ12宛てに通知用メッセージを送信し、PTPマスタ12が受信した通知用メッセージに基づいて時刻同期処理の実行タイミングを変更するように構成されてもよい。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態における時刻同期システム100bのシステム構成を示す概略ブロック図である。第2実施形態における時刻同期システム100bは、マスターノード10b及びスレーブノード20bを備える。マスターノード10b及びスレーブノード20bは、Sync−E対応の装置であり、Sync−E対応の中継装置(不図示)により通信可能に接続される。
まず、マスターノード10bの具体的な機能構成について説明する。マスターノード10bは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、時刻同期用プログラムを実行する。時刻同期用プログラムの実行によって、マスターノード10bは、Sync−E処理部101b、タイミング制御部103b、時刻情報取得部104b、パケット生成部105b、制御部106b、通信部107bを備える装置として機能する。なお、マスターノード10bの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、時刻同期用プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、時刻同期用プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
Sync−E処理部101bは、マスターノード10bにおける1秒の時間幅を決定する。具体的には、まず、Sync−E処理部101bは周波数情報を取得する。そして、Sync−E処理部101bは、取得した周波数情報に基づいてマスタークロックを生成することによって、マスターノード10bにおける1秒の時間幅を決定する。Sync−E処理部101bは、例えばマスターノード10bの外部に設置されている高精度の発振器から周波数情報を取得してもよいし、マスターノード10bが高精度の発振器を内部に備えている場合には内部に備えられている高精度の発振器から周波数情報を取得してもよい。
タイミング制御部103bは、時刻同期処理の実行タイミングの間隔を制御する。より具体的には、タイミング制御部103bは、Syncメッセージの送信タイミングの間隔を制御する。例えば、スレーブノード20bから通知用メッセージが受信されると、タイミング制御部103bは時刻同期処理の実行タイミングの間隔を、高精度の発振器が正常に動作しているときにマスターノード10bが時刻同期処理を実行するタイミングの間隔と比べて短い間隔に変更する。一方、スレーブノード20bから通知用メッセージが受信されなかった場合、タイミング制御部103bは時刻同期処理の実行タイミングの間隔を、高精度の発振器が正常に動作しているときにマスターノード10bが時刻同期処理を実行するタイミングの間隔と比べて長い間隔又は現状の間隔に変更する。
時刻情報取得部104bは、現在時刻の情報を取得する。時刻情報取得部104bは、例えばクロックを備え、クロックから出力される信号に基づいて現在時刻を取得してもよいし、外部装置から時刻を表す信号を受信することによって現在時刻を取得してもよい。
パケット生成部105bは、PTPメッセージを生成する。パケット生成部105bは、タイミング制御部103bの制御に従ってSyncメッセージを生成し、生成したSyncメッセージを通信部107bを介してスレーブノード20bに送信する。この際、パケット生成部105bは、時刻情報取得部104bによって取得された現在時刻の情報に基づいてSync送信時刻Tm(0)を記録する。
また、パケット生成部105bは、Syncメッセージ送信後に、Sync送信時刻Tm(0)を格納したFollow_upメッセージを生成する。その後、パケット生成部105bは、通信部107bを介してスレーブノード20bにFollow_upメッセージを送信する。パケット生成部105bは、通信部107bによって受信されるDelay_Requestメッセージの受信時刻(Delay受信時刻)Tm(1)を格納したDelay_Responseメッセージを生成する。その後、パケット生成部105bは、通信部107bを介してスレーブノード20bにDelay_Responseメッセージを送信する。
制御部106bは、マスターノード10bの各機能部を制御する。例えば、制御部106bは、同期用メッセージを生成する。また、例えば、制御部106bは、タイミング変更通知を生成する。
通信部107bは、スレーブノード20bとの間で通信を行う。
次に、スレーブノード20bの具体的な機能構成について説明する。スレーブノード20bは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、時刻同期用プログラムを実行する。時刻同期用プログラムの実行によって、スレーブノード20bは、通信部201b、制御部202b、Sync−E処理部203b、検出部204bを備える装置として機能する。なお、スレーブノード20bの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、時刻同期用プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、時刻同期用プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部201bは、マスターノード10bとの間で通信を行う。例えば、通信部201bは、マスターノード10bとの間でPTPメッセージの送受信を行う。
制御部202bは、スレーブノード20bの各機能部を制御する。例えば、制御部202bは、通信部201bがマスターノード10bとの間でPTPメッセージを送受信した際に取得される時刻情報((Sync送信時刻Tm(0)、Sync受信時刻Ts(0)、Delay送信時刻Ts(1)、Delay受信時刻Tm(1))に基づいてOffsetを算出する。そして、制御部202bは、算出したOffsetに基づいてスレーブノード20bの時刻を補正する。 Sync−E処理部203bは、スレーブノード20bにおける1秒の時間幅を決定する。具体的には、Sync−E処理部203bは、通信部201bによって受信された同期用メッセージに格納されるマスタークロックの情報に基づいてスレーブクロックを生成することによって、スレーブノード20bにおける1秒の時間幅を決定する。
検出部204bは、マスターノード10b又はスレーブノード20bの状態変化を検出する。例えば、検出部204は、マスターノード10b又はスレーブノード20bの状態変化として周波数の精度の劣化を検出する。より具体的には、検出部204bは、Sync−E処理部203bによって生成されたスレーブクロックと、スレーブノード20bが動作している現時点のスレーブクロックとのずれが閾値以上であるか否かに応じて周波数の精度の劣化を検出する。ずれが閾値以上である場合、検出部204bは周波数の精度が劣化していると検出する。つまり、検出部204bは、マスターノード10bに供給される周波数情報の異常を検出する。具体的には、マスターノード10bに供給される周波数情報が、マスターノード10bの動作基準となるクロック周波数の情報であり、当該周波数情報に含まれるクロック周波数に基づいてスレーブノード20bのスレーブクロックがマスターノード10bのマスタークロックに同期される。しかし、マスターノード10bに供給される周波数情報に異常が発生した場合(例えば、高精度な周波数情報が取得できない場合)、周波数の精度が劣化する。検出部204bは、このような周波数精度の劣化を検出する。検出部204bが周波数の精度の劣化を検出した場合、制御部202bは周波数の精度が劣化した旨の通知を通知用メッセージとして生成する。状態変化とは、マスターノード10b又はスレーブノード20bの状態に影響を与える変化であり、例えばマスターノード10bに供給される周波数情報の異常やスレーブノード20bに供給される周波数の精度の劣化やパケットロスの発生などである。
図7は、第2実施形態における時刻同期システム100bの動作を示すシーケンス図である。なお、図7では、スレーブノード20bの周波数の劣化が検出された場合の動作について説明する。また、図2と同様の処理については、図7において図2と同様の符号を付して説明を省略する。
スレーブノード20bの検出部204bは、周波数の精度の劣化を検出する(ステップS401)。制御部202bは、通知用メッセージを生成する(ステップS402)。通信部201bは、生成された通知用メッセージをマスターノード10bに送信する(ステップS403)。
マスターノード10bの通信部107bは、スレーブノード20bから通知用メッセージを受信する(ステップS404)。その後、ステップS205からステップS213までの処理が実行される。
以上のように構成された時刻同期システム100bによれば、スレーブノード20bの周波数の精度の劣化が検出された場合に、マスターノード10bとスレーブノード20bとの間において高精度の発振器が正常に動作しているときよりも短い間隔で時刻同期処理が実行される。したがって、時間の経過とともにマスターノード10とスレーブノード20との時刻のずれが大きくなってしまう前に、定期的にスレーブノード20の時刻をマスターノード10の時刻に同期させることができる。そのため、ノード間においてスレーブノード20bの状態変化が生じた場合における時刻同期の精度低下を抑えることが可能になる。
<変形例>
1台のマスターノード10bに対して複数台のスレーブノード20bが接続されるように構成されてもよい。
また、本実施例では、マスターノード10bとスレーブノード20bとの間で送受信されるメッセージとしてPTPメッセージを示したが、これに限定される必要はない。例えば、NTP(Network Time Protocol)メッセージやSNTP(Simple Network Time Protocol)メッセージなどのメッセージが用いられてもよいし、その他のメッセージが用いられてもよい。
本実施形態では、状態変化の具体例として、検出部204bが周波数の精度の劣化を検出する構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、検出部204bは、トラフィックの輻輳や中継装置(不図示)の異常等によるパケットロスの発生を状態変化として検出してもよいし、その他の情報を状態変化として検出してもよい。
第2実施形態では、Sync−E処理部101b、タイミング制御部103b、時刻情報取得部104b、パケット生成部105b、制御部106b、通信部107bの全ての機能部が1台の装置(マスターノード10b)に備えられる構成を示したが、これに限定される必要はない。図8は、時刻同期システム100bの変形例である時刻同期システム100cのシステム構成を示す概略ブロック図である。図8に示されるように、マスターノード10bは、例えばSync−Eマスタ11c及びPTPマスタ12cの2つの装置で構成されてもよい。このように構成される場合、Sync−Eマスタ11cはSync−E処理部111c、制御部113c及び通信部114cを備え、PTPマスタ12cは通信部121c、制御部122c、タイミング制御部123c、パケット生成部124c、時刻情報取得部125c及びSync−E処理部126cを備える。
なお、Sync−Eマスタ11cが備えるSync−E処理部111c、制御部113c及び通信部114cは、図6のSync−E処理部101b、制御部106b及び通信部107bに相当する。また、PTPマスタ12cが備える通信部121c、制御部122c、タイミング制御部123c、パケット生成部124c、時刻情報取得部125c及びSync−E処理部126cは、図6の通信部107b、制御部106b、タイミング制御部103b、パケット生成部105b、時刻情報取得部104b及びSync−E処理部101bに相当する。また、Sync−Eマスタ11c、PTPマスタ12c及びスレーブノード20cは、Sync−E対応の装置である。なお、時刻同期システム100cにおけるSync−Eマスタ11cとPTPマスタ12cとの順番は、図8の例に限定される必要はない。例えば、Sync−Eマスタ11cとPTPマスタ12cとの順番が逆であってもよい。すなわち、図8に示される例では、Sync−Eマスタ11c、PTPマスタ12c、スレーブノード20cの順番であるが、PTPマスタ12c、Sync−Eマスタ11c、スレーブノード20cの順番で構成されてもよい。このように構成される場合、PTPマスタ12cは必ずしもSync−E対応の装置である必要はない。
以上のように構成された時刻同期システム100cにおける時刻同期処理の動作については、図7と同様の処理が行なわれる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10、10b…マスターノード,11、11c…Sync−Eマスタ,12、12c…PTPマスタ, 20、20a、20b、20c…スレーブノード, 101、101b…Sync−E処理部, 102…検出部, 103、103b…タイミング制御部, 104、104b…時刻情報取得部, 105、105b…パケット生成部, 106、106b…制御部, 107、107b…通信部, 111、111c…Sync−E処理部, 112、112c…検出部, 113、113c…制御部, 114、114c…通信部, 121、121c…通信部, 122、122c…制御部, 123、123c…タイミング制御部, 124、124c…パケット生成部, 125、125c…時刻情報取得部, 126、126c…Sync−E処理部, 201、201a、201b、201c…通信部, 202、202a、202b、202c…制御部(時刻同期処理部), 203、203a、203b、203c…Sync−E処理部, 204b、204c…検出部

Claims (5)

  1. 双方向通信を行うマスターノードとスレーブノードとを備え、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させる時刻同期システムであって、
    前記マスターノードは、
    前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化が検出されると、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させるための処理である時刻同期処理の実行間隔を制御するタイミング制御部と、
    前記タイミング制御部の制御に従って、前記スレーブノードとの間で前記時刻同期処理に使用される制御メッセージの送受信を行う通信部と、
    を備え、
    前記スレーブノードは、
    前記マスターノードと前記制御メッセージの送受信を行う通信部と、
    前記通信部が前記制御メッセージを送受信した際に取得される時刻情報に基づいて前記スレーブノードの時刻を前記マスターノードの時刻に同期させる時刻同期処理部と、
    を備える時刻同期システム。
  2. 前記マスターノードは、
    自装置の動作基準となる周波数の異常を検出する検出部を更に備え、
    前記タイミング制御部は、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化として自装置の動作基準となる周波数の異常が検出されると、前記時刻同期処理の実行間隔を制御する、請求項1に記載の時刻同期システム。
  3. 前記スレーブノードは、
    周波数の精度の劣化を検出する検出部を更に備え、
    前記タイミング制御部は、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化として周波数の精度の劣化が検出されると、前記時刻同期処理の実行間隔を制御する、請求項1に記載の時刻同期システム。
  4. 双方向通信を行うマスターノードとスレーブノードとを備え、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させる時刻同期システムが行う時刻同期方法であって、
    前記マスターノードが、前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化が検出されると、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させるための処理である時刻同期処理の実行間隔を制御するタイミング制御ステップと、
    前記マスターノードが、前記タイミング制御ステップにおける制御に従って、前記スレーブノードとの間で前記時刻同期処理に使用される制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、
    前記スレーブノードが、前記マスターノードと前記制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、
    前記スレーブノードが、前記通信ステップにおいて前記制御メッセージを送受信した際に取得される時刻情報に基づいて前記スレーブノードの時刻を前記マスターノードの時刻に同期させる時刻同期処理ステップと、
    を有する時刻同期方法。
  5. 双方向通信を行うマスターノードとスレーブノードとを備え、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させる時刻同期システムとして、前記マスターノードに相当する第1のコンピュータ及び前記スレーブノードに相当する第2のコンピュータを動作させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記第1のコンピュータに対し、
    前記マスターノード又は前記スレーブノードの状態変化が検出されると、前記スレーブノードにおける時刻を前記マスターノードにおける時刻に同期させるための処理である時刻同期処理の実行間隔を制御するタイミング制御ステップと、
    前記タイミング制御ステップにおける制御に従って、前記スレーブノードとの間で前記時刻同期処理に使用される制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、
    を実行させ、
    前記第2のコンピュータに対し、
    前記マスターノードと前記制御メッセージの送受信を行う通信ステップと、
    前記通信ステップにおいて前記制御メッセージを送受信した際に取得される時刻情報に基づいて前記スレーブノードの時刻を前記マスターノードの時刻に同期させる時刻同期処理ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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