JP2015095883A - 校正装置、校正方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、環境光下にある物体の反射光のスペクトルは環境光のスペクトル分布の変化に応じて変化するが、人間は、その変化(反射光のスペクトルの変化)を補正して同一の物体は同一の色と認識する色順応と呼ばれる視覚機能を有している。色順応により、人間は、XYZカラーモデルでは異なる色度座標の色であっても、それらの色を同じ色と認識することがある。具体的には、環境光の変化に応じた色順応により、人間は、XYZカラーモデルでは色度座標が異なる色であっても、同じ色と認識する。逆に、色順応により、人間は、XYZカラーモデルでは色度座標が同じ色であっても、異なる色と認識することもある。
このような人間の視覚特性を盛り込んだ、新しいカラーモデルも提案されてきている。具体的には、CIEのCAMと呼ばれるカラーモデル等が提案されてきている。
そのようなキャリブレーションの方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
そのため、従来の方法では、キャリブレーションを行う度に、白色紙で反射した反射光
を測定する作業を行わなければならず、キャリブレーションのための作業(視環境の情報を取得する作業)が煩雑である。
表示装置の表示色のキャリブレーションを行う校正装置であって、
表示用画像が前記表示装置の画面に表示されている状態で前記画面と前記表示装置の周囲とを含む領域が撮影された撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記撮影画像から、前記画面の内側の色である第1の色と、前記表示装置の周囲の色である第2の色と、を取得する色取得手段と、
前記第2の色に基づいて前記第1の色の目標色を決定する決定手段と、
前記第1の色が前記目標色と一致するように前記キャリブレーションを行う校正手段と、
を有することを特徴とする校正装置である。
表示装置の表示色のキャリブレーションを行う校正方法であって、
表示用画像が前記表示装置の画面に表示されている状態で前記画面と前記表示装置の周囲とを含む領域が撮影された撮影画像を取得する画像取得ステップと、
前記撮影画像から、前記画面の内側の色である第1の色と、前記表示装置の周囲の色である第2の色と、を取得する色取得ステップと、
前記第2の色に基づいて前記第1の色の目標色を決定する決定ステップと、
前記第1の色が前記目標色と一致するように前記キャリブレーションを行う校正ステップと、
を有することを特徴とする校正方法である。
以下に、本発明の実施例1に係る校正装置と校正方法について説明する。本実施例に係る校正装置は、表示装置の表示色のキャリブレーションを行う。
図1は、本実施例に係る表示装置の使用状況の一例を示す図である。
図1の例では、表示装置100が壁面200を背にして机の上に配置されている。そのため、表示装置100のユーザが表示装置100の画面を見た場合には、表示装置100の画面だけでなく、表示装置100の背景である壁面200もユーザの目に入る。表示装置100と壁面200は、照明光源300によって照明されている。
本実施例では、簡単のため、壁面200が単純な反射特性を有するものとする。具体的には、壁面200の色は白色であり、壁面200は可視光領域において完全にフラット(一定)な分光反射率を有するものとする。また、壁面200の分光反射率が100%であり、照明光源300からの光は壁面200で完全拡散反射するものとする。
図2に示すように、本実施例では、キャリブレーションを行う際に、表示装置100の画面(表示面)101にテスト用カラーパッチ101−aが表示される。テスト用カラーパッチ101−aは、キャリブレーション用の画像であり、第1の所定色を有する基準画像である。
そして、テスト用カラーパッチ101−aが表示された状態で、デジタルカメラ400により画面101が撮影される。デジタルカメラ400は、キャリブレーションを行う際の測色器として使用される。デジタルカメラ400は、内部に複数の画素を有する撮像素子を有しており、撮像素子上に画面101と表示装置100の周辺とを含む領域の画像が結像されるように配置されている。即ち、デジタルカメラ400は、画面101と表示装置100の周辺とを含む領域が撮影されるように配置されている。図3は、デジタルカメラ400で撮影された撮影画像の一例を示す図である。図3の例では、撮影画像401の中央に表示装置100が写っており、画面101にテスト用カラーパッチ101−aが表示されている。また、撮影画像401には、表示装置100の周囲も写っている。具体的には、表示装置100の背景である壁面200が写っている。
その後、撮影された画像(撮影画像)を処理することにより所望の測定データが取得され、取得された測定データに基づいてキャリブレーションが行われる。
キャリブレーションが行われた後に表示装置を使用する際には、校正装置に入力された画像(表示用画像)の各画素値に対して、保存された補正値の中から最適な補正値(表示用画像の画素値に対応する補正値)が読み出され、表示用画像の画素値に適用される。補正値は、必要に応じて適宜演算処理が施された後、画素値に適用される。そして、補正後の表示用画像(補正値を適用する処理が施された後の表示用画像)が表示装置100で表示される。
なお、複数のテスト用カラーパッチは同時に表示されてもよい。また、色や明るさが異なる複数の基準画像からなるストライプ画像が表示されてもよい。
色順応を考慮すると、ユーザが知覚する画面の色は、ユーザが画面を見たときにユーザの目に入る物体(画面の周囲の物体)の色によって決まると考えられる。そこで、本実施例では、ユーザが画面を見たときにユーザの目に入る物体(画面の周囲の物体)の色に基づいて、目標色を決定する。それにより、表示装置の表示色のキャリブレーションを高精度に行うことが可能となる。
以下、キャリブレーションの流れに沿って図5の各機能部の動作を説明する。
なお、本実施例では、校正装置が表示装置100とは別体の装置である場合の例を説明するが、校正装置は表示装置100に内蔵されていてもよい。
なお、データ補正部2は、テスト用カラーパッチの画像データである表示用画像データに対して、前回のキャリブレーション時に保存された補正値を用いた補正を施してもよい。そして、補正後の画像データが表示装置100に出力されてもよい。その場合には、画面101に、前回のキャリブレーション時に保存された補正値を用いた補正後のテスト用カラーパッチが表示される。
なお、テスト用カラーパッチの画像データは外部から入力されてもよいし、校正装置の内部に予め記録されていてもよい。
なお、キャリブレーションを行わない際には、表示用画像データは、データ補正部2に送られ、前回(直前)のキャリブレーション時に保存された補正値を用いて補正され、表示装置100に出力される。
00の周囲とを含む領域が撮影された撮影画像データを、デジタルカメラ400から取得する(画像取得処理)。
そして、エリア判断部5は、撮影画像から、画面101の内側の色(撮影色)である第1の色を表示色情報として取得し、表示装置100の周囲の色(撮影色)である第2の色を視環境情報として取得する(色取得処理)。
本実施例では、エリア判断部5は、画像からパターンを検出する画像認識処理を行うことにより、撮影画像の領域から画面101の領域を検出する(第1検出処理)。そして、エリア判断部5は、第1検出処理で検出された領域(画面101の領域)の内側の色を表示色情報として取得する。具体的には、画面101に表示されているテスト用カラーパッチの色が表示色情報として取得される。本実施例ではテスト用カラーパッチが画面101の所定の領域に表示されるものとする。そのため、第1検出処理の検出結果に基づいてテスト用カラーパッチの領域を判断することができる。
同様に、エリア判断部5は、画像認識処理を行うことにより、撮影画像の領域から表示装置100の周囲の領域を検出する(第2検出処理)。そして、エリア判断部5は、第2検出処理で検出された領域(表示装置100の周囲の領域)の内側の色を視環境情報として取得する。具体的には、第2検出処理で検出された領域の平均色(撮影色の平均値)が視環境情報として取得される。
その後、エリア判断部5は、表示色情報を比較部7に出力し、視環境情報を目標色決定部6に出力する。
なお、画像取得処理、色取得処理、第1検出色、及び、第2検出処理は互いに異なる機能部によって行われてもよい。
本実施例では、画面101の領域を示す第1の所定パターンが画面101に表示されている状態で撮影された撮影画像データが取得される。そして、画像認識処理によって撮影画像から第1の所定パターンが検出され、第1の所定パターンが示す領域が、画面101の領域として検出される。図4の例では、画面101の領域の四隅にパターン101−bが表示された状態で撮影された撮影画像データが取得される。そして、四隅のパターン101−bを結ぶ線によって囲まれた領域401−1が、画面101の領域として検出される。
また、本実施例では、表示装置100が、画面101を囲む枠部材102を有する。そして、画像認識処理によって撮影画像から枠部材102の領域が検出され、枠部材102の領域よりも外側の領域が、表示装置100の周囲の領域として検出される。図4の例では、枠部材102の上左右側の領域401−2が、表示装置100の周囲の領域として検出される。
なお、表示装置100の周囲の領域は領域401−2に限らない。例えば、枠部材102の上下左右側の領域が表示装置100の周囲の領域として検出されてもよい。また、枠部材102の上側、下側、左側、及び、右側のうちの少なくともいずれかの領域が表示装置100の周囲の領域として検出されてもよい。但し、枠部材102の下側の領域には、画面を見たときにあまり目に入らない色の物体(表示装置100のスタンド、表示装置100が置かれた机、机の上に置かれた小物、など)が存在する。そのような物体の色は色順応にあまり影響を与えないため、考慮しなくてもよい。むしろ、そのような物体の色は、考慮すると高精度な視環境情報が取得できなくなる虞があるため、考慮しないことが好ましい。一方、枠部材102の上左右側の領域には、画面を見たときに目に多く入る色の物体(壁など)が存在する。そして、そのような物体の色は、色順応に大きく影響するため、考慮することが好ましい。
目標色決定部6は、決定した目標色を比較部7に出力する。
なお、本実施例では、表示用画像データの画素値を用いて目標色を決定する例を説明するが、表示用画像データの画素値が予め決まっている場合には、視環境情報のみを用いて目標色を決定することもできる。例えば、表示用画像データの画素値が予め決まっている場合には、視環境情報と目標色の対応関係を示す関数やテーブルを予め用意することができる。そして、そのような関数やテーブルを用いて、エリア判断部5から出力された視環境情報から目標色を決定することができる。
第1の色が目標色に一致しない場合には、補正値決定部8によって補正値が決定される。そして、得られた補正値が補正値決定部8からデータ補正部2に送られ、得られた補正値を用いてテスト用カラーパッチの画像データが補正される。その結果、テスト用カラーパッチの表示色が補正される。その後、デジタルカメラ400による撮影から比較部7による比較までの一連の処理が再び行われる。
第1の色が目標色に一致する場合には、キャリブレーションが終了される。このとき、補正値が得られている場合には、得られた補正値が、テスト用カラーパッチの画素値に適した補正値として、補正値保存部9に保存される。
以下では、表示装置100の各画素が赤色サブピクセル(R)、緑色サブピクセル(G)、青色サブピクセル(R)からなるものとする。また、各サブピクセルに与えられる画像データ(サブピクセル値)が8ビット(0〜255)の値であり、各サブピクセルの発光強度がサブピクセル値の増加に対して線形に増加するものとする。そして、サブピクセル値が255のとき、各サブピクセルから発せられる光束のスペクトル(発光スペクトル)として図6に示すスペクトルが得られるものとする。図6の横軸は波長を示し、縦軸は発光強度を示す。
また、本実施例では、視環境に順応する人間の視覚特性を盛り込んだカラーモデルとしてCIECAM02規格を採用し、CIECAM02規格に則って色順応を考慮した処理を行うものとする。
上述したように、キャリブレーションは、色や明るさが異なる複数の画素値について行われるのが一般的であるが、1つの画素値についてのキャリブレーションを行う場合の例を説明する。具体的には、よく用いられるグレタグ・マクベス社のカラーチャートにおけるLightSkinに相当する色の画素値についてのキャリブレーションを行う場合の例を説明する。
定の条件が決定され、校正装置(校正装置が有する不図示の記憶部)に記録される。本実施例では、キャリブレーションにおいて、所定の条件として、相対的な色の属性であるJ(Lightness)、C(Chroma)、及び、h(Hue)の値が使用される。J、C、及び、hは、“CIECAM02規格による色度座標”であり、“色順応を考慮した「見え」を表す色度座標”である。J、C、及び、hは、キャリブレーションの対象となる複数の画素値のそれぞれについて決定される。即ち、J、C、及び、hは、複数のテスト用カラーパッチの複数の画素値(色)のそれぞれについて決定される。
LightSkinに関しては、標準照明(D65)下の規格色度座標としてx=0.377、y=0.345、及び、Y=35.8[cd/m2]が定められている。図7に、CIEのD65標準光源のスペクトルを示す。LightSkinに関する規格色度座標は、標準照明(D65)下でLightSkinとして知覚される表示色の色度座標である。
そして、基準の白色としてD65標準光源の光源色を用いて、LightSkinに関するJ、C、及び、hが決定(算出)される。本実施例では、LightSkinに関するJとして58.1643が、Cとして21.1202が、及び、hとして34.171が得られたとする。
なお、J、C、及び、hを決定する際に使用する基準の白色は、D65標準光源の光源色に限らない。
なお、J、C、及び、hの値は、基準の白色、CIECAM02規格で使用されるパラメータ、などに依って変動しうる。
以下では、LightSkinについてのキャリブレーションを行う場合の例を説明する。
また、以下では、室内の照明光源300のスペクトルが、上述のD65ではなく、CIEのF10標準光源のスペクトルであった場合の例を説明する。図8に、CIEのF10標準光源のスペクトルを示す。
上述したように、本実施例では、壁面200の色は白色であり、壁面200は可視光領域において完全にフラット(一定)な分光反射率を有するものとする。また、壁面200の分光反射率が100%であり、照明光源300からの光は壁面200で完全拡散反射するものとする。
以下では、表示装置100の背景となる壁面200に対する照明光源300の照度が314[lux]であった場合の例を説明する。壁面200に対する照明光源300の照度が314[lux]であった場合、壁面200からの反射光の輝度が100[cd/m2]となる。
ここで使用される基準の白色は、D65標準光源の光源色とは異なる。そのため、J=58.1643、C=21.1202、及び、h=34.171を満たす色度座標(目標色)として、LightSkinの規格色度座標とは異なる色度座標が得られる。具体的には、LightSkinに関する目標色として、x=0.4065、y=0.3650、及び、Y=36.11[cd/m2]が得られる。
エリア判断部5では、さらに、LightSkinのテスト用カラーパッチの表示色である表示色情報が取得される。上述した視環境の下では、LightSkinのテスト用カラーパッチの表示色である表示色情報として、x=0.377、y=0.345、及び、Y=35.8[cd/m2]が取得される。
値(補正係数)が決定されてもよい。
本実施例によれば、表示装置の周囲の色(撮影色)に基づいて目標色が決定され、表示色が目標色と一致するようにキャリブレーションが行われる。このように、本実施例では、表示装置の周囲の色を考慮したキャリブレーションが行われるため、キャリブレーションを高精度に行うことができる。具体的には、表示装置の周囲の色を考慮したキャリブレーションを行うことにより、表示装置を照明する照明光源の変更による知覚色の変化はもちろんのこと、表示装置の周囲に存在する物体の変更による知覚色の変化をも低減することができる。例えば、表示装置の背面側の壁面に貼られている壁紙が、張り替え前の壁紙と異なる色の壁紙に張り替えられたことによる知覚色の変化をも低減することができる。
また、本実施例では、撮影画像から色を取得するという簡単な処理で基準の白色とする色を取得することができ、キャリブレーションの度に白色紙を用意する等の手間を省くことができる。その結果、本実施例では、キャリブレーションを簡便に行うことができる。
以下に、本発明の実施例2に係る校正装置と校正方法について説明する。
なお、各機能部の動作は実施例1と同じであるため、以下では、処理の具体例についてのみ説明する。
壁面200が図9に示す分光反射率特性を有する場合、壁面200に対する照明光源300の照度を319[lux](実施例1よりも少し高い値)とすると、壁面200からの反射光の輝度が100[cd/m2]となる。
照明光源がD65であっても、壁面200の色が白色ではない。そのため、ここでは、D65標準光源の光源色とは異なる色が基準の白色として使用される。その結果、J=58.1643、C=21.1202、及び、h=34.171を満たす色度座標(目標色)として、LightSkinの規格色度座標とは異なる色度座標が得られる。具体的には、LightSkinに関する目標色として、x=0.3840、y=0.3525、及び、Y=35.87[cd/m2]が得られる。
以下、本発明の実施例3に係る校正装置と校正方法について説明する。
なお、以下では、実施例1,2と異なる点について詳しく説明し、実施例1,2と同様の処理については説明を省略する。
本実施例に係る校正装置は、実施例1,2(図5)と同様の構成を有する。
図10に示すように、本実施例では、実施例1,2と同様に、キャリブレーションを行う際に、画面101にテスト用カラーパッチ101−aが表示される。また、表示装置100の近傍に基準物体500が配置される。
そして、画面101にテスト用カラーパッチ101−aが表示され、且つ、表示装置100の近傍に基準物体500が配置された状態で、デジタルカメラ400により画面10
1が撮影される。デジタルカメラ400では、画面101と基準物体500を含む領域が撮影される。図11は、デジタルカメラ400で撮影された撮影画像の一例を示す図である。図11の例では、撮影画像401の中央に表示装置100が写っており、画面101にテスト用カラーパッチ101−aが表示されている。また、撮影画像401には、基準物体500も写っている。
その後、撮影された画像(撮影画像)を処理することにより所望の測定データが取得され、取得された測定データに基づいてキャリブレーションが行われる。
なお、本実施例では、基準物体の色が白色であるものとするが、基準物体の色は白色でなくてもよい。但し、基準物体の色は白色に近い色(特に白色)であることが好ましい。
なお、第2の所定パターンは4つのパターン501−bに限らない。例えば、第2の所定パターンは、基準物体500の領域を示していれば、その形状やサイズは特に限定されない。
として取得されてもよい。その場合には、任意の画像の画素値(デフォルトの画素値)に応じて複数の所定の条件のうちの1つ(任意の画像の画素値に対応する条件)が選択され、選択された条件が使用されればよい。
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
5 エリア判断部
6 目標色決定部
7 比較部
8 補正値決定部
9 補正値保存部
Claims (23)
- 表示装置の表示色のキャリブレーションを行う校正装置であって、
表示用画像が前記表示装置の画面に表示されている状態で前記画面と前記表示装置の周囲とを含む領域が撮影された撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記撮影画像から、前記画面の内側の色である第1の色と、前記表示装置の周囲の色である第2の色と、を取得する色取得手段と、
前記第2の色に基づいて前記第1の色の目標色を決定する決定手段と、
前記第1の色が前記目標色と一致するように前記キャリブレーションを行う校正手段と、
を有することを特徴とする校正装置。 - 前記決定手段は、前記第2の色の変化による前記表示用画像の色の見えの変化が抑制された色を、前記目標色として決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の校正装置。 - 前記決定手段は、前記第2の色を基準の白色として用い、前記基準の白色のもとで前記表示用画像を見たときの色の見えが所定の条件を満たすように前記目標色を決定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の校正装置。 - 前記所定の条件は、色順応を考慮した相対的な色の属性で表される
ことを特徴とする請求項3に記載の校正装置。 - 前記画像取得手段は、第1の所定色を有する基準画像が前記画面に表示されている状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記色取得手段は、前記第1の色として前記基準画像の色を取得する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の校正装置。 - 前記画像取得手段は、前記表示装置の周囲に第2の所定色を有する基準物体を置いた状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記色取得手段は、前記第2の色として前記基準物体の色を取得する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の校正装置。 - 画像からパターンを検出する画像認識処理を行うことにより、前記撮影画像の領域から前記画面の領域を検出する第1検出手段をさらに有し、
前記色取得手段は、前記第1検出手段で検出された領域の内側の色を前記第1の色として取得する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の校正装置。 - 前記画像取得手段は、前記画面の領域を示す第1の所定パターンが前記画面に表示されている状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記第1検出手段は、前記第1の所定パターンによって示された領域を、前記画面の領域として検出する
ことを特徴とする請求項7に記載の校正装置。 - 画像からパターンを検出する画像認識処理を行うことにより、前記撮影画像の領域から前記表示装置の周囲の領域を検出する第2検出手段をさらに有し、
前記色取得手段は、前記第2検出手段で検出された領域の内側の色を前記第2の色として取得する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の校正装置。 - 前記表示装置は、前記画面を囲む枠部材を有しており、
前記第2検出手段は、前記撮影画像から前記枠部材の領域を検出し、前記枠部材の領域よりも外側の領域を検出する
ことを特徴とする請求項9に記載の校正装置。 - 前記画像取得手段は、前記表示装置の周囲に第2の所定色を有する基準物体を置いた状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記基準物体には、前記基準物体の領域を示す第2の所定パターンが描画されており、
前記第2検出手段は、前記第2の所定パターンによって示された領域を検出する
ことを特徴とする請求項9に記載の校正装置。 - 表示装置の表示色のキャリブレーションを行う校正方法であって、
表示用画像が前記表示装置の画面に表示されている状態で前記画面と前記表示装置の周囲とを含む領域が撮影された撮影画像を取得する画像取得ステップと、
前記撮影画像から、前記画面の内側の色である第1の色と、前記表示装置の周囲の色である第2の色と、を取得する色取得ステップと、
前記第2の色に基づいて前記第1の色の目標色を決定する決定ステップと、
前記第1の色が前記目標色と一致するように前記キャリブレーションを行う校正ステップと、
を有することを特徴とする校正方法。 - 前記決定ステップでは、前記第2の色の変化による前記表示用画像の色の見えの変化が抑制された色を、前記目標色として決定する
ことを特徴とする請求項12に記載の校正方法。 - 前記決定ステップでは、前記第2の色を基準の白色として用い、前記基準の白色のもとで前記表示用画像を見たときの色の見えが所定の条件を満たすように前記目標色を決定する
ことを特徴とする請求項12または13に記載の校正方法。 - 前記所定の条件は、色順応を考慮した相対的な色の属性で表される
ことを特徴とする請求項14に記載の校正方法。 - 前記画像取得ステップでは、第1の所定色を有する基準画像が前記画面に表示されている状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記色取得ステップは、前記第1の色として前記基準画像の色を取得する
ことを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の校正方法。 - 前記画像取得ステップでは、前記表示装置の周囲に第2の所定色を有する基準物体を置いた状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記色取得ステップでは、前記第2の色として前記基準物体の色を取得する
ことを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の校正方法。 - 画像からパターンを検出する画像認識処理を行うことにより、前記撮影画像の領域から前記画面の領域を検出する第1検出ステップをさらに有し、
前記色取得ステップでは、前記第1検出ステップで検出された領域の内側の色を前記第1の色として取得する
ことを特徴とする請求項12〜17のいずれか1項に記載の校正方法。 - 前記画像取得ステップでは、前記画面の領域を示す第1の所定パターンが前記画面に表示されている状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記第1検出ステップでは、前記第1の所定パターンによって示された領域を、前記画面の領域として検出する
ことを特徴とする請求項18に記載の校正方法。 - 画像からパターンを検出する画像認識処理を行うことにより、前記撮影画像の領域から前記表示装置の周囲の領域を検出する第2検出ステップをさらに有し、
前記色取得ステップでは、前記第2検出ステップで検出された領域の内側の色を前記第2の色として取得する
ことを特徴とする請求項12〜19のいずれか1項に記載の校正方法。 - 前記表示装置は、前記画面を囲む枠部材を有しており、
前記第2検出ステップでは、前記撮影画像から前記枠部材の領域を検出し、前記枠部材の領域よりも外側の領域を検出する
ことを特徴とする請求項20に記載の校正方法。 - 前記画像取得ステップでは、前記表示装置の周囲に第2の所定色を有する基準物体を置いた状態で撮影された撮影画像を取得し、
前記基準物体には、前記基準物体の領域を示す第2の所定パターンが描画されており、
前記第2検出ステップでは、前記第2の所定パターンによって示された領域を検出することを特徴とする請求項20に記載の校正方法。 - 請求項12〜22のいずれか1項に記載の校正方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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