JP2015093661A - Vehicle seat - Google Patents
Vehicle seat Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015093661A JP2015093661A JP2013236241A JP2013236241A JP2015093661A JP 2015093661 A JP2015093661 A JP 2015093661A JP 2013236241 A JP2013236241 A JP 2013236241A JP 2013236241 A JP2013236241 A JP 2013236241A JP 2015093661 A JP2015093661 A JP 2015093661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion body
- cushion
- seat
- ottoman
- vehicle seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、シートクッションに着座した乗員の脚部を下方から持ち上げて支持するオットマンを備えた車両用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat including an ottoman that lifts and supports a leg portion of an occupant seated on a seat cushion from below.
シートクッションの前端側に設けられたオットマンが、第1のクッション体と第2のクッション体と第3のクッション体とを備え、オットマンの展開時(延長時)には、1つのクッション体を前向きに反転させることで、3つのクッション体が、シートクッションから連続してフラットな面を形成するように構成されたものは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。 An ottoman provided on the front end side of the seat cushion includes a first cushion body, a second cushion body, and a third cushion body. When the ottoman is deployed (extended), one cushion body faces forward. It is conventionally known that the three cushion bodies are configured so as to form a flat surface continuously from the seat cushion by being inverted (see Patent Document 1, for example).
しかしながら、このような構成では、1つのクッション体を前向きに反転させる機構が必要となるため、オットマンの構成部品が多くなって構造が複雑化する。このように、オットマンの展開時(延長時)に、シートクッションから連続してフラットな面を形成するための構造の簡素化には、改善の余地がある。 However, in such a configuration, since a mechanism for reversing one cushion body forward is required, the number of Ottoman components increases and the structure becomes complicated. Thus, there is room for improvement in the simplification of the structure for forming a flat surface continuously from the seat cushion when the ottoman is deployed (when extended).
そこで、本発明は、シートクッションから連続してフラットな面を形成するオットマンの構造を簡素化できる車両用シートを得ることを目的とする。 Then, an object of this invention is to obtain the vehicle seat which can simplify the structure of the ottoman which forms a flat surface continuously from a seat cushion.
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、前記シートクッションの前側に昇降可能に設けられ、上昇して乗員の脚部を支持するとともに前方へスライド可能に構成された第1クッション体と、前記第1クッション体の裏側に収納され、前記第1クッション体が前方へスライドしたときに、前記シートクッションと前記第1クッション体との間に配置される第2クッション体と、前記第1クッション体が前方へスライドしたときに、前記第2クッション体の表面を膨出させる膨出機構と、を備えたことを特徴としている。 In order to achieve the above object, a vehicle seat according to a first aspect of the present invention is provided with a seat cushion on which an occupant is seated and a front side of the seat cushion so as to be movable up and down. A first cushion body configured to support a portion and slidable forward, and housed on a back side of the first cushion body, and when the first cushion body slides forward, the seat cushion and the first cushion A second cushion body disposed between the first cushion body and the cushion body, and a bulging mechanism that bulges the surface of the second cushion body when the first cushion body slides forward. It is said.
請求項1に記載の発明によれば、第1クッション体が前方へスライドしたときに、膨出機構によって表面が膨出された第2クッション体が、シートクッションと第1クッション体との間に配置される。したがって、簡素な構成で、シートクッションから連続してフラットな面が形成される。 According to the first aspect of the present invention, when the first cushion body slides forward, the second cushion body whose surface is bulged by the bulging mechanism is between the seat cushion and the first cushion body. Be placed. Therefore, a flat surface is continuously formed from the seat cushion with a simple configuration.
また、請求項2に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートであって、前記膨出機構は、前記第2クッション体の表面を内部から支持する支持部材と、該支持部材を前記表面側へ付勢する付勢機構と、を含んで構成されていることを特徴としている。
The vehicle seat according to
請求項2に記載の発明によれば、膨出機構が、第2クッション体の表面を内部から支持する支持部材と、その支持部材を表面側へ付勢する付勢機構と、を含んで構成されている。したがって、より簡素な構成で、シートクッションから連続してフラットな面が形成される。
According to the invention described in
また、請求項3に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートであって、前記膨出機構は、前記第2クッション体の内部に充填され、該第2クッション体の表面を内部から支持する弾性体を含んで構成されていることを特徴としている。 The vehicle seat according to claim 3 is the vehicle seat according to claim 1, wherein the bulging mechanism is filled in the second cushion body, and the surface of the second cushion body. It is characterized by including the elastic body which supports from inside.
請求項3に記載の発明によれば、膨出機構が、第2クッション体の内部に充填され、第2クッション体の表面を内部から支持する弾性体を含んで構成されている。したがって、より簡素な構成で、シートクッションから連続してフラットな面が形成される。 According to the invention described in claim 3, the bulging mechanism is configured to include an elastic body that fills the inside of the second cushion body and supports the surface of the second cushion body from the inside. Therefore, a flat surface is continuously formed from the seat cushion with a simpler configuration.
また、請求項4に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートであって、前記膨出機構は、空気が流入されることによって前記第2クッション体の表面を内部から支持する空気袋を含んで構成されていることを特徴としている。 The vehicle seat according to claim 4 is the vehicle seat according to claim 1, wherein the bulging mechanism supports the surface of the second cushion body from the inside when air is introduced. It is characterized by including an air bag.
請求項4に記載の発明によれば、膨出機構が、空気が流入されることによって第2クッション体の表面を内部から支持する空気袋を含んで構成されている。したがって、より簡素な構成で、シートクッションから連続してフラットな面が形成される。 According to the invention described in claim 4, the bulging mechanism is configured to include an air bag that supports the surface of the second cushion body from the inside when air is introduced. Therefore, a flat surface is continuously formed from the seat cushion with a simpler configuration.
また、請求項5に記載の車両用シートは、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用シートであって、前記膨出機構は、前記第1クッション体の前方へのスライドに伴って、前記第2クッション体の表面を後側から順に膨出させるように構成されていることを特徴としている。 Further, the vehicle seat according to claim 5 is the vehicle seat according to any one of claims 1 to 4, wherein the bulging mechanism moves forward of the first cushion body. Along with the slide, the surface of the second cushion body is configured to bulge in order from the rear side.
請求項5に記載の発明によれば、膨出機構が、第1クッション体の前方へのスライドに伴って、第2クッション体の表面を後側から順に膨出させるように構成されている。したがって、第1クッション体の前方へのスライドが途中で停止されても、シートクッションから連続してフラットな面が形成される。 According to the invention described in claim 5, the bulging mechanism is configured to bulge the surface of the second cushion body in order from the rear side as the first cushion body slides forward. Therefore, even if the forward sliding of the first cushion body is stopped halfway, a flat surface is continuously formed from the seat cushion.
以上、説明したように、請求項1に係る発明によれば、シートクッションから連続してフラットな面を形成するオットマンの構造を簡素化することができる。 As described above, according to the first aspect of the invention, the structure of the ottoman that forms a flat surface continuously from the seat cushion can be simplified.
請求項2に係る発明によれば、シートクッションから連続してフラットな面を形成するオットマンの構造を更に簡素化することができる。
According to the invention which concerns on
請求項3に係る発明によれば、シートクッションから連続してフラットな面を形成するオットマンの構造を更に簡素化することができる。 According to the invention which concerns on Claim 3, the structure of the ottoman which forms a flat surface continuously from a seat cushion can further be simplified.
請求項4に係る発明によれば、シートクッションから連続してフラットな面を形成するオットマンの構造を更に簡素化することができる。 According to the invention which concerns on Claim 4, the structure of the ottoman which forms a flat surface continuously from a seat cushion can further be simplified.
請求項5に係る発明によれば、第1クッション体の前方へのスライドが途中で停止されても、シートクッションから連続してフラットな面を形成することができる。 According to the invention which concerns on Claim 5, even if the slide to the front of the 1st cushion body is stopped on the way, a flat surface can be continuously formed from a seat cushion.
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両用シート10の上方向、矢印FRを車両用シート10の前方向、矢印RIを車両用シート10の右方向とする。また、オットマン20を延長させないとき(後述する第1クッション体22を前方へスライドさせないとき)を「格納時」とし、オットマン20を延長させたとき(後述する第1クッション体22を前方へスライドさせたとき)を「展開時」とする。
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. For convenience of explanation, an arrow UP appropriately shown in each drawing is an upward direction of the
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係る車両用シート10について説明する。図1に示されるように、車両用シート10は、シート本体12を備えている。シート本体12は、乗員が着座するシートクッション14と、シートクッション14の後側に設けられるとともに、リクライニング機構(図示省略)により前後方向に回動可能に構成され、乗員の背部を支持するシートバック16と、シートバック16の上方側端部に設けられ、乗員の頭部を支持するヘッドレスト18と、を有している。
<First Embodiment>
First, the
更に、このシート本体12(車両用シート10)は、シートクッション14の前側で、かつ下側に設けられ、上昇することにより、シートクッション14に着座した乗員の脚部(ふくらはぎ)を下方から持ち上げて支持するオットマン20と、シート本体12の前側下部に設けられ、オットマン20を上下方向に移動(昇降)させる昇降機構50(図2〜図5参照)と、を有している。
Further, the seat body 12 (vehicle seat 10) is provided on the front side and the lower side of the
図2〜図5に示されるように、オットマン20は、第1クッション体22と、格納時に第1クッション体22の裏側(表皮26側とは上下反対側になる下側であり、後述する受部材23側)に収納され、展開時にシートクッション14と第1クッション体22との間に配置されて、シートクッション14から連続してフラットな面を形成する第2クッション体24と、を有している。
As shown in FIGS. 2 to 5, the
そして、このシート本体12(車両用シート10)は、昇降機構50により、シートクッション14の下方側に配置される待機位置からシートクッション14の前方側へ配置される使用位置へ上昇させられた第1クッション体22を更に前方側へスライドさせるスライド機構40と、第1クッション体22の前方側へのスライドに伴って第2クッション体24の表皮(表面)28を上方へ向かって膨出させる膨出機構30と、を有している。
The seat body 12 (vehicle seat 10) is raised by the
図6に示されるように、第2クッション体24の内部に設けられる膨出機構30は、左右方向が長手方向とされた角柱状(例えば断面が平行四辺形状)に弾性体(例えばウレタンフォーム)で形成され、前後方向に複数(例えば4個)並べられることで、第2クッション体24の表皮28を内部から支持する支持部材32と、各支持部材32を表皮28(上方)へ向けて付勢する左右一対の付勢機構34と、を有している。
As shown in FIG. 6, the bulging
各付勢機構34は、各支持部材32の底面32Aにそれぞれ取り付けられた外筒部36と、第2クッション体24の表皮28とは上下反対側に設けられた平板状の受部材33の内面(上面)33Aにそれぞれ取り付けられ、各外筒部36内に挿入される内筒部38と、2重管構造とされた各内筒部38内及び各外筒部36内に跨って設けられた圧縮コイルバネ37と、を有している。
Each urging
詳細に説明すると、外筒部36の一端部(上端部)には、円環板状のフランジ部36Aが一体に形成されており、そのフランジ部36Aが支持部材32の底面32Aに接着剤等の接合手段によって接合されている。同様に、内筒部38の一端部(下端部)には、円環板状のフランジ部38Aが一体に形成されており、そのフランジ部38Aが受部材33の内面33Aに接着剤等の接合手段によって接合されている。
More specifically, an annular plate-
そして、内筒部38内に圧縮コイルバネ37が配置され、その一端部(下端部)37Aが受部材33の内面33Aに支持されるとともに、その内筒部38から突出されている圧縮コイルバネ37の他端部(上端部)37B側及び内筒部38の他端部(上端部)側が、外筒部36の他端部(下端部)内に挿入されて、支持部材32の底面32Aに圧縮コイルバネ37の他端部37Bが当接されている。
A
これにより、各付勢機構34が構成され、各支持部材32と共に、第2クッション体24の内部に設けられるようになっている。すなわち、各付勢機構34によって支持された各支持部材32を上方から被覆するように表皮28が設けられ、その表皮28の周縁部が、受部材33の周縁部に取り付けられることで、クッション感が付与された第2クッション体24が構成されるようになっている。
Thereby, each urging
つまり、各支持部材32が表皮28によって上方から押圧され、各圧縮コイルバネ37の一端部37Aが受部材33の内面33Aに圧接され、各圧縮コイルバネ37の他端部37Bが各支持部材32の底面32Aに圧接されることにより、各支持部材32が各圧縮コイルバネ37の弾性復元力によって上方へ向かって付勢され、表皮28を上方へ向かって膨出させるようになっている。
That is, each
なお、第1クッション体22は、平板状の受部材23の内面(上面)側に、クッション感を有する弾性体(例えばウレタンフォーム)25が設けられ、その弾性体25を上方から被覆するように表皮26が設けられるとともに、その表皮26の周縁部が、受部材23の周縁部に取り付けられることで構成されている。
The
図2〜図5に示されるように、スライド機構40は、第1クッション体22の受部材23が上面に取り付けられる外フレーム42と、外フレーム42を前後方向にスライド可能に支持するとともに、第2クッション体24の受部材33が上面に取り付けられる内フレーム44と、を有している。
As shown in FIGS. 2 to 5, the
更に、このスライド機構40は、外フレーム42に一端部46Aが取り付けられ、他端部46B側が内フレーム44に前後方向を回転軸方向として回転可能に支持されたボールネジ46と、内フレーム44に設けられ、ボールネジ46を正逆両方向に回転させるスライド駆動手段としてのモーターアクチュエーター48と、を有している。
Further, the
詳細に説明すると、外フレーム42は、後方側が開放された平面視略「U」字状に形成されており、その左右両側部には、前後方向に延在するガイドレール42Aが形成されている。そして、内フレーム44の左右両側部には、前後方向に延在するとともに、外フレーム42のガイドレール42Aをスライド可能に支持するガイドレール44Aが形成されている。
More specifically, the
また、ボールネジ46の一端部46Aは、ジョイント45を介して外フレーム42の左右方向中央部に回転自在に取り付けられており、ボールネジ46の他端部46Bは、モーターアクチュエーター48によって正逆両方向に回転するギア(図示省略)に噛合されている。そして、そのギアは、内フレーム44の左右方向略中央部に回転可能に支持されている。
One
したがって、モーターアクチュエーター48の正回転駆動により、ギアを介してボールネジ46が正回転することにより、ガイドレール42Aがガイドレール44Aに支持されつつ、外フレーム42が内フレーム44に対して前方側へスライドする構成になっている。そして、モーターアクチュエーター48の逆回転駆動により、ギアを介してボールネジ46が逆回転することにより、ガイドレール42Aがガイドレール44Aに支持されつつ、外フレーム42が内フレーム44に対して後方側へスライドする構成になっている。
Therefore, when the
なお、第2クッション体24は、第1クッション体22よりも一回り小さく形成されており、格納時には、第2クッション体24が、第1クッション体22の裏側(受部材23側)に収納されるようになっている。すなわち、第1クッション体22の後方側へのスライドに伴い、第2クッション体24が、受部材23によって上方から押圧される(表皮28を介して支持部材32が圧縮コイルバネ37の付勢力に抗して上方から押圧される)ことで扁平状に潰れるようになっている。
The
図2〜図5に示されるように、昇降機構50は、シート本体12の前側下部に固定された支持ブラケット52と、支持ブラケット52の上下方向略中央部に、一端部54Aが左右方向を回動軸方向として回動可能に支持された第1支持ロッド54と、支持ブラケット52の下端部に、一端部56Aが左右方向を回動軸方向として回動可能に支持された第2支持ロッド56と、を有している。
As shown in FIGS. 2 to 5, the elevating
更に、この昇降機構50は、第1支持ロッド54の他端部54Bに一端部55Aが回動可能に取り付けられ、他端部55Bが内フレーム44の前後方向略中央部に回動可能に取り付けられた第1リンク部材55と、第2支持ロッド56の他端部56Bに一端部57Aが回動可能に取り付けられ、他端部57Bが内フレーム44の後部に回動可能に取り付けられた第2リンク部材57と、を有している。
Further, the elevating
そして、第2リンク部材57の中途部57Cは、第1支持ロッド54の中途部に回動可能に取り付けられている。つまり、第1支持ロッド54と、第2支持ロッド56と、第1リンク部材55と、第2リンク部材57と、でリンク機構53が構成されるようになっている。
The
また、この昇降機構50は、第1支持ロッド54の一端部54Aを回動支点として、その他端部54B側を回動(昇降)させる昇降駆動手段としてのモーターアクチュエーター58を有している。モーターアクチュエーター58は、第1支持ロッド54の一端部54A側に取り付けられており、そのモーターアクチュエーター58の回転駆動により、第1支持ロッド54の他端部54B側が昇降するように構成されている。
The elevating
詳細に説明すると、モーターアクチュエーター58の出力軸(図示省略)は、ギア等の減速手段59を介して第1支持ロッド54の一端部54Aに機械的に連結されており、モーターアクチュエーター58の正逆両方向の回転駆動により、第1支持ロッド54の一端部54Aが左右方向を回動軸方向として正逆両方向に回動するように構成されている。
More specifically, the output shaft (not shown) of the
つまり、モーターアクチュエーター58が正回転駆動されると、第1支持ロッド54の他端部54B側が前方側へ上昇して、オットマン20が使用位置へ配置され、モーターアクチュエーター58が逆回転駆動されると、第1支持ロッド54の他端部54B側が下降して、オットマン20が待機位置へ配置されるようになっている。
That is, when the
以上のような構成とされた第1実施形態に係るオットマン20を備えた車両用シート10において、次にその作用について説明する。
Next, the operation of the
オットマン20を使用する際には、乗員がシートクッション14に着座した状態のまま、図示しない操作スイッチを操作する。すると、モーターアクチュエーター58が正回転駆動し、減速手段59及びリンク機構53により、オットマン20がシートクッション14の前方側へ上昇(移動)する。つまり、乗員の脚部(ふくらはぎ)がオットマン20によって下方から支持されつつ持ち上げられる(図2、図3参照)。
When the
その後、例えば身長の高い乗員の場合など、オットマン20を展開(延長)させる(オットマン20の前後方向の長さを調整する)ときには、乗員がシートクッション14に着座した状態のまま、図示しない別の操作スイッチを操作する。すると、モーターアクチュエーター48が正回転駆動し、第1クッション体22が前方側へスライドする。すなわち、ガイドレール42Aがガイドレール44Aに支持されつつ、外フレーム42が内フレーム44に対して前方側へスライドする。
Thereafter, when the
すると、この第1クッション体22の前方側へのスライドに伴って(連動して)、第2クッション体24の表皮28が後方側から順に第1クッション体22による拘束から解放されるので、膨出機構30を構成する付勢機構34(圧縮コイルバネ37:図6参照)により、後方側の支持部材32から順に上方へ向かって付勢され、その表皮28が後方側から順に膨出される。
Then, as the
つまり、第1クッション体22の前方側へのスライドに伴い、第2クッション体24が、その後方側から順に上方へ向けて膨出される(図4参照)。これにより、シートクッション14と第1クッション体22との間に形成される空間が第2クッション体24によって埋められ、シートクッション14から第1クッション体22まで連続してフラットな面が形成される(図1、図5参照)。
That is, as the
なお、第1クッション体22のスライドは、ボールネジ46の回転によって行われるため、乗員の身長に応じて、例えば図4に示される展開途中状態で、第1クッション体22の前方側へのスライドを停止させることもできる。この場合も、第2クッション体24の表皮28が、複数に分割された支持部材32によって支持されていることから、シートクッション14から第1クッション体22まで連続してフラットな面が形成される。
In addition, since the slide of the
このように、第1実施形態に係る車両用シート10によれば、展開(延長)可能なオットマン20を、乗員がシートクッション14に着座した状態のままで、簡単に展開(延長)させることができる。しかも、その展開(延長)時に、乗員の脚部に対するクッション感が損なわれることがなく、見栄えが損なわれることもない。
Thus, according to the
また、オットマン20を構成する第1クッション体22と第2クッション体24との間に設けられるスライド機構40や、第2クッション体24に設けられる膨出機構30は、上記の通り、簡易な構成であるため、オットマン20全体の構成を簡素化することができる。
The
なお、オットマン20を格納するときには、乗員がシートクッション14に着座した状態のまま、図示しない別の操作スイッチを逆方向に操作する。すると、モーターアクチュエーター48が逆回転駆動し、第1クッション体22が後方側へスライドする。すなわち、ガイドレール42Aがガイドレール44Aに支持されつつ、外フレーム42が内フレーム44に対して後方側へスライドする。
When the
すると、この第1クッション体22の後方側へのスライドに伴って、第2クッション体24の表皮28が、第1クッション体22の受部材23によって上方から押圧されるので、第2クッション体24は、付勢機構34(圧縮コイルバネ37)の付勢力に抗して扁平状に潰される。これにより、第2クッション体24は、第1クッション体22の裏側(受部材23側)に収納される(図3参照)。
Then, as the
また、第2クッション体24は、図7に示される構成とされていてもよい。すなわち、各支持部材32を一体化して、第1クッション体22と同様の弾性体(例えばウレタンフォーム)35とし、その弾性体35の底面35Aに、左右一対とされて前後方向に並ぶ複数の付勢機構34を設けて膨出機構30を構成するようにしてもよい。このような構成にしても、上記と同等の作用効果が得られる。
Moreover, the
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車両用シート10について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用を含む)は適宜省略する。
Second Embodiment
Next, the
図8〜図10に示されるように、この第2実施形態に係る車両用シート10では、第2クッション体24の内部に設けられる膨出機構30が、樹脂バネ60で構成されている点だけが、上記第1実施形態と異なっている。
As shown in FIGS. 8 to 10, in the
樹脂バネ60は、極細とされた多数の繊維状の樹脂材が互いに絡み合うことで構成された3次元の繊維状弾性体であり、ベッドのマットレスパッド等に広く使用されている公知の弾性体である。この樹脂バネ60が受部材33と表皮28との間に充填されることにより(樹脂バネ60の弾性復元力により)、クッション感を有する第2クッション体24が構成されるようになっている。
The
このような構成の第2クッション体24を備えたオットマン20を展開(延長)させる(オットマン20の前後方向の長さを調整する)と、第1クッション体22の前方側へのスライドに伴って(連動して)、第2クッション体24の表皮28が後方側から順に第1クッション体22による拘束から解放されるので、膨出機構30を構成する樹脂バネ60により、その表皮28が後方側から順に膨出される(図9参照)。
When the
つまり、第1クッション体22の前方側へのスライドに伴い、第2クッション体24が、その後方側から順に上方へ向けて膨出される。これにより、シートクッション14と第1クッション体22との間に形成される隙間が第2クッション体24によって埋められ、シートクッション14から第1クッション体22まで連続してフラットな面が形成される(図10参照)。
That is, as the
このように、第2実施形態に係る車両用シート10によれば、第2クッション体24に設けられる膨出機構30が樹脂バネ60で構成されているので、その膨出機構30を、上記第1実施形態に係る車両用シート10の第2クッション体24に設けられる膨出機構30よりも、更に簡易に構成することができる。よって、オットマン20全体の構成を更に簡素化することができる。
Thus, according to the
なお、オットマン20の格納時には、第1クッション体22の後方側へのスライドに伴って、第2クッション体24の表皮28が、第1クッション体22の受部材23によって上方から押圧されるので、第2クッション体24は、樹脂バネ60の弾性復元力に抗して扁平状に潰される。これにより、第2クッション体24は、第1クッション体22の裏側(受部材23側)に収納される。
When the
<第3実施形態>
最後に、第3実施形態に係る車両用シート10について説明する。なお、上記第1実施形態及び第2実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用を含む)は適宜省略する。
<Third Embodiment>
Finally, the
図11〜図13に示されるように、この第3実施形態に係る車両用シート10では、第2クッション体24の内部に設けられる膨出機構30における付勢機構34が、ゴム等の弾性材で成形されたブラダー(空気袋)70で構成されている点だけが、図7に示される上記第1実施形態の変形例と異なっている。
As shown in FIGS. 11 to 13, in the
ブラダー70は、弾性体35と受部材33との間に配置され、空気が流入されて膨らむことで、弾性体35を表皮28(上方)へ向けて付勢するようになっている。つまり、ブラダー70内に空気が流入されることにより、第2クッション体24が膨出し、第2クッション体24にクッション感が付与されるようになっている。
The
なお、ブラダー70内に空気を流入させる(及びブラダー70内から空気を排出させる)構成としては、例えば図14に示される構成が挙げられる。すなわち、オットマン20を展開・格納させるシート制御装置(シートECU)62と、ブラダー70内に空気を流入させる(及びブラダー70内から空気を排出させる)エアー制御装置(ニューマティックECU)64と、がワイヤーハーネス63によって、電気的に接続されている。
In addition, as a structure which flows in air into the bladder 70 (and discharges air from the inside of the bladder 70), the structure shown by FIG. 14 is mentioned, for example. That is, a seat control device (seat ECU) 62 for deploying and storing the
更に、エアー制御装置64と、ポンプ66及びバルブ68と、がそれぞれワイヤーハーネス65によって電気的に接続されている。そして、ポンプ66とバルブ68とがチューブ67によって連通接続され、バルブ68とブラダー70とがチューブ69によって連通接続されている。
Further, the
このような構成によれば、シート制御装置62によってオットマン20の展開(第1クッション体22の前方側へのスライド)が制御されることに連動して、エアー制御装置64によってポンプ66の作動及びバルブ68の作動が制御されることにより、ブラダー70内に空気が流入される。したがって、第2クッション体24は、第1クッション体22の前方側へのスライドによって解放される後方側から順に膨出される。
According to such a configuration, the operation of the
つまり、第1クッション体22の前方側へのスライドに伴って(連動して)、ブラダー70内に空気が流入されるので、弾性体35を介して第2クッション体24の表皮28が後方側から順に上方へ向けて膨出される(図12参照)。これにより、シートクッション14と第1クッション体22との間に形成される隙間が第2クッション体24によって埋められ、シートクッション14から第1クッション体22まで連続してフラットな面が形成される(図13参照)。
That is, as the
このように、第3実施形態に係る車両用シート10によれば、第2クッション体24に設けられる付勢機構34(膨出機構30)がブラダー70で構成されているので、その付勢機構34(膨出機構30)を、上記第1実施形態に係る車両用シート10の第2クッション体24に設けられる付勢機構34(膨出機構30)よりも、更に簡易に構成することができる。よって、オットマン20全体の構成を更に簡素化することができる。
As described above, according to the
また、この第3実施形態に係る車両用シート10の場合は、エアー制御装置64の制御により、ブラダー70内に流入させる空気量を調整することができる。したがって、第2クッション体24のクッション感(弾性体35に対する下方側からの付勢力)を乗員の好みに合わせて調整することができるメリットがある。
In the case of the
なお、オットマン20の格納時には、第1クッション体22の後方側へのスライドに連動して、エアー制御装置64によってポンプ66の作動及びバルブ68の作動が制御されることにより、ブラダー70内から空気が排出される(吸い出される)。これにより、第2クッション体24は、扁平状に潰され、第1クッション体22の裏側(受部材23側)に収納される。
When the
以上、本実施形態に係る車両用シート10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両用シート10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば第1実施形態において、支持部材32と表皮26との間にウレタンフォーム等の弾性体(図示省略)を設ける構成にしてもよく、この場合には、支持部材32を弾性体で構成しなくてもよい(例えば支持部材32を固い樹脂材で構成してもよい)。
Although the
また、第1実施形態において、付勢機構34は、図示のものに限定されるものではなく、各支持部材32をそれぞれ独立して付勢できる構成になっていればよい。また、第2実施形態において、膨出機構30を構成する繊維状弾性体は、樹脂バネ60に限定されるものではなく、例えば極細とされた多数の繊維状の金属材が互いに絡み合うことで構成された金属バネとされていてもよい。更に、第3実施形態において、第2クッション体24の内部に、弾性体35と同等のクッション感を有するブラダー70を設けてもよく、この場合は、弾性体35を省略することができる。
Further, in the first embodiment, the urging
10 車両用シート
14 シートクッション
22 第1クッション体
24 第2クッション体
28 表皮(表面)
30 膨出機構
32 支持部材
34 付勢機構
60 樹脂バネ(弾性体)
70 ブラダー(空気袋)
DESCRIPTION OF
30
70 bladder (air bag)
Claims (5)
前記シートクッションの前側に昇降可能に設けられ、上昇して乗員の脚部を支持するとともに前方へスライド可能に構成された第1クッション体と、
前記第1クッション体の裏側に収納され、前記第1クッション体が前方へスライドしたときに、前記シートクッションと前記第1クッション体との間に配置される第2クッション体と、
前記第1クッション体が前方へスライドしたときに、前記第2クッション体の表面を膨出させる膨出機構と、
を備えた車両用シート。 A seat cushion on which an occupant sits,
A first cushion body configured to be movable up and down on the front side of the seat cushion, configured to rise and support the occupant's legs, and to slide forward;
A second cushion body housed on the back side of the first cushion body and disposed between the seat cushion and the first cushion body when the first cushion body slides forward;
A bulging mechanism that bulges the surface of the second cushion body when the first cushion body slides forward;
Vehicle seat equipped with
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013236241A JP2015093661A (en) | 2013-11-14 | 2013-11-14 | Vehicle seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013236241A JP2015093661A (en) | 2013-11-14 | 2013-11-14 | Vehicle seat |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015093661A true JP2015093661A (en) | 2015-05-18 |
Family
ID=53196344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013236241A Pending JP2015093661A (en) | 2013-11-14 | 2013-11-14 | Vehicle seat |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015093661A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018095141A (en) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 株式会社ホンダアクセス | Leg receiving cushion |
DE202021102959U1 (en) | 2021-05-31 | 2021-06-25 | Faurecia Autositze Gmbh | Motor vehicle seat |
-
2013
- 2013-11-14 JP JP2013236241A patent/JP2015093661A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018095141A (en) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 株式会社ホンダアクセス | Leg receiving cushion |
DE202021102959U1 (en) | 2021-05-31 | 2021-06-25 | Faurecia Autositze Gmbh | Motor vehicle seat |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5892138B2 (en) | Shoulder support adjuster and vehicle seat | |
RU2699966C1 (en) | Front seat berth mode and function thereof | |
CN108909559A (en) | The seat adjusted with pneumatic headrest and thigh | |
CN111391732B (en) | Neck brace module for a vehicle seat headrest | |
US10829017B2 (en) | Self-adjusting rear seat cushion for comfort and storage | |
EP3275724A2 (en) | Variable-shape seat back for a vehicle seat | |
CN109927592B (en) | Seat device for vehicle | |
CN108688524B (en) | H-point lifting option of reclining type seat | |
US20180099583A1 (en) | Vehicle seat | |
JP2010188989A (en) | Headrest for automobile | |
JP2015093661A (en) | Vehicle seat | |
JP5488706B2 (en) | Vehicle seat | |
KR101307280B1 (en) | Leg rest apparatus for vehicle seat | |
JP2022166794A (en) | Support driver for seat and support assembly including same | |
CN108621872B (en) | Leg support options for recumbent seats | |
US9119472B2 (en) | Movable seat insert | |
JP2010036719A (en) | Vehicle seat | |
JP4830405B2 (en) | Vehicle seat device | |
JP7331577B2 (en) | ottoman device | |
JP6179291B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2012105780A (en) | Chair-type massage machine | |
JP7096477B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2008073214A (en) | Seat device | |
JP2024019283A5 (en) | ||
JP2024023161A (en) | vehicle seat |