JP2010036719A - Vehicle seat - Google Patents
Vehicle seat Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010036719A JP2010036719A JP2008201725A JP2008201725A JP2010036719A JP 2010036719 A JP2010036719 A JP 2010036719A JP 2008201725 A JP2008201725 A JP 2008201725A JP 2008201725 A JP2008201725 A JP 2008201725A JP 2010036719 A JP2010036719 A JP 2010036719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- vehicle
- seat cushion
- cushion pad
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat.
従来、車両用シートにアジャスタ機構を設けることにより、乗員が着座するシートクッションの前後長を乗員の体格に対応して変化させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, a technique has been proposed in which an adjuster mechanism is provided in a vehicle seat to change the longitudinal length of a seat cushion on which an occupant is seated according to the physique of the occupant (see, for example, Patent Document 1).
前記アジャスタ機構は、操作ノブに設けたピニオンギア、このピニオンギアに噛合するセクタギア、シートクッションの前部および後部にそれぞれ設けたリンクプレート、セクタギアと後方のリンクプレートとを連結するリンクバー等を備えて構成される。そして、操作ノブの操作によりセクタギアを迫り上がり揺動させてリンクバーを前方に引っ張り、これに伴って後方のリンクプレートが後方に迫り上がり移動することにより、前方のリンクプレートを後方に迫り上がり移動させる。 The adjuster mechanism includes a pinion gear provided on the operation knob, a sector gear meshing with the pinion gear, link plates provided on the front and rear portions of the seat cushion, a link bar connecting the sector gear and the rear link plate, and the like. Configured. Then, by operating the operation knob, the sector gear is swung up and swung to pull the link bar forward, and the rear link plate is pushed back and moved accordingly, so that the front link plate is pushed back and moved. Let
これにより、シートクッションを後方に位置ずれさせつつ迫り上がり移動し、シートクッションの後部側がシートバックの下側に潜り込みつつ後退することにより、シートクッションの座面高さおよび座面長さを調整するようになっている。
かかる従来の車両用シートは、小柄の乗員がアジャスタ機構を作動して座面高さを高くする際、アジャスタ機構の作動に伴ってシートクッションが後方に移動して座面長さを短縮できる。 In such a conventional vehicle seat, when a small occupant operates the adjuster mechanism to increase the seat surface height, the seat cushion moves rearward along with the operation of the adjuster mechanism, and the seat surface length can be shortened.
しかしながら、このアジャスタ機構は複雑なギヤ機構を用いているため、車両用シートを構成する部品の点数が多く、構造が複雑であった。 However, since this adjuster mechanism uses a complicated gear mechanism, the number of parts constituting the vehicle seat is large and the structure is complicated.
そこで、本発明は、簡単な構造で、シートクッションの座面長さを変更することができる車両用シートを提供するものである。 Therefore, the present invention provides a vehicle seat that can change the seating surface length of a seat cushion with a simple structure.
本発明は、乗員が着座するシートクッションを車体フロアに支持するシートスライド装置と、該シートスライド装置にシートリフタを介して昇降可能に取り付けたクッションパンと、該クッションパンの上側に敷設して座面にクッション性を持たせるクッションパッドと、該クッションパッドの表面を被覆するシート表皮と、を備えた車両用シートであって、前記シートリフタの昇降に伴って前記クッションパッドの前後方向の変形量を変化させる座面長可変機構を設け、該クッションパッドの変形量をシートリフタの上昇時に増大させるとともに、シートリフタの下降時に減少させることを最も主要な特徴とする。 The present invention relates to a seat slide device for supporting a seat cushion on which a passenger is seated on a vehicle body floor, a cushion pan attached to the seat slide device through a seat lifter so as to be lifted and lowered, and a seat surface laid on the upper side of the cushion pan. A cushion for a vehicle having a cushioning pad and a seat skin covering the surface of the cushion pad, and the amount of deformation in the front-rear direction of the cushion pad changes as the seat lifter moves up and down The main feature is that a seat surface length variable mechanism is provided, and the deformation amount of the cushion pad is increased when the seat lifter is raised, and is decreased when the seat lifter is lowered.
本発明によれば、座面長可変機構は、シートリフタの昇降に伴ってクッションパッドの前後方向の変形量を変化させるようになっている。つまり、シートリフタの上昇時にクッションパッドの変形量を増大させるとともに、シートリフタの下降時にクッションパッドの変形量を減少させるようになっている。従って、小柄な乗員が着座する際に、体格に合わせてシートリフタを上昇させると、クッションパッドの変形量が大きくなって座面長を短縮することができる。このとき、座面長可変機構は、シートリフタの昇降時にクッションパッドが前後方向に変形するのみであるため、シートクッション自体の前後位置は変化しない。これにより、乗員はシートリフタの調整時に、その都度座り直すという手間を省略できるため、体格に応じた座面の高さおよび長さの調整作業が容易になる。 According to the present invention, the seating surface length varying mechanism changes the amount of deformation in the front-rear direction of the cushion pad as the seat lifter moves up and down. That is, the amount of deformation of the cushion pad is increased when the seat lifter is raised, and the amount of deformation of the cushion pad is decreased when the seat lifter is lowered. Therefore, when a small occupant is seated, if the seat lifter is raised in accordance with the physique, the amount of deformation of the cushion pad increases and the seating surface length can be shortened. At this time, in the seating surface length varying mechanism, the cushion pad only deforms in the front-rear direction when the seat lifter is raised and lowered, so the front-rear position of the seat cushion itself does not change. Thereby, the passenger can omit the trouble of re-sitting each time the seat lifter is adjusted, so that the adjustment work of the height and length of the seating surface according to the physique is facilitated.
また、座面長可変機構は、シートクッション自体の前後位置を変化させずに昇降できるため、シートバックに対する乗員の前後位置をほぼ一定に維持できる。これにより、シートリフタを上昇させる際に乗員がシートバックに押し付けられることが無くなるため、良好な座り心地を維持できる。 Further, since the seat surface length variable mechanism can move up and down without changing the front and rear position of the seat cushion itself, the front and rear position of the occupant relative to the seat back can be maintained substantially constant. Accordingly, when the seat lifter is raised, the occupant is not pressed against the seat back, so that a good sitting comfort can be maintained.
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[第1実施形態]
図1〜図3は本発明にかかる車両用シートの第1実施形態を示し、図1は本発明の第1実施形態にかかる車両用シートを側方から見た断面図、図2は図1のシートリフタを作動させた状態を示す車両用シートの断面図、図3は図2の車両用シートの平面図である。
[First Embodiment]
1 to 3 show a first embodiment of a vehicle seat according to the present invention, FIG. 1 is a sectional view of the vehicle seat according to the first embodiment of the present invention as seen from the side, and FIG. FIG. 3 is a plan view of the vehicle seat shown in FIG. 2, and FIG. 3 is a sectional view of the vehicle seat showing a state where the seat lifter is operated.
図1に示すように、本実施形態の車両用シート1は、乗員が着座するシートクッション2と、着座した状態の背もたれとなるシートバック3と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the vehicle seat 1 of the present embodiment includes a
車体フロア4には、断面略ハット状の取付ブラケット41が接合されており、該取付ブラケット41上に、シートスライド装置6が配設されている。該シートスライド装置6は、取付ブラケット41に取り付けられたロアレール61と、該ロアレール61に前後方向に沿ってスライド可能に係合されたアッパレール62と、該アッパレール62に固定されたシートフレーム21とから構成されている。このシートフレーム21の前端部および後端部には、上下方向に伸縮可能なリンク機構51,52からなるシートリフタ5の下端部が軸支されている。該リンク機構51,52は、2本のリンク部材がピンを介して軸支されており、図外の駆動装置を介して上下方向に伸縮可能に構成されている。また、リンク機構51,52の上端部は、クッションパン22の下面を支持している。クッションパン22の前端22fは、下方に向けて略円弧状に湾曲形成されており、この前端22fにリンク機構51の上端部が軸支されている。また、同様に、後側のリンク機構52の上端部は、クッションパン22の後端部の下面を支持している。
A
そして、クッションパン22の上には、弾力性を有するクッションパッド23が敷設されている。該クッションパッド23の前端部23Fは、側面視略J字状に屈曲しており、クッションパン22の前端22fを包み込むように配置されている。
An
さらに、クッションパッド23の外表面は、伸縮性の低い(即ち、伸び縮みしにくい)シート表皮24によって覆われている。シート表皮24としては、皮革や合成皮革あるいは布などの引張力に強い膜状材料を用いることが好ましい。このシート表皮24の前縁部24Fは、クッションパッド23の前端部23Fを覆うと共に、シート表皮24の先端縁24Eは、左右のシートフレーム21の前端同士を車幅方向に連結した連結ロッド30に固定されている。
Furthermore, the outer surface of the
なお、本実施形態においては、座面長可変機構Mを、先端縁24Eが連結ロッド30に取り付けられたシート表皮24の前縁部24Fによって構成している。
In the present embodiment, the seating surface length variable mechanism M is configured by the
次に、図2を用いて、前述した図1のシートリフタ5を作動させたときの座面長の変化を説明する。図2において、破線はシートリフタ5の作動前、実線はシートリフタ5の作動後の状態を示す。
Next, a change in the seating surface length when the above-described
図外のスイッチをONにすると、駆動装置が作動し、前後のリンク機構51,52が上方に伸びる。すると、リンク機構51,52の上端部で支持したクッションパン22が上昇し、これに伴って、クッションパン22の上に敷設したクッションパッド23およびクッションパッド23の外表面を覆ったシート表皮24が上方に移動してシートクッション2の座面2Sが上昇する。
When the switch (not shown) is turned on, the drive device is activated, and the front and
ここで、図3の破線に示すように、連結ロッド30が車幅方向に沿って延設されており、該連結ロッド30における左右両端部P1,P2で、シート表皮24の先端縁24Eが固定されている。従って、座面2Sの上昇時においては、図3に示すように、シート表皮24の先端縁24Eが左右2点のP1,P2で車両後方斜め下方に向けて引っ張られる。
Here, as shown by a broken line in FIG. 3, the connecting
従って、クッションパッド23が上昇すると、座面長可変機構Mが作用し、シート表皮24の前縁部24Fが後方斜め下方に向けて引っ張られ、シート表皮24に張力が作用する。これによって、クッションパッド23の前端部23Fが車両後方に向けて圧縮変形するため、座面2Sの前後長Lが短くなる。
Accordingly, when the
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。 Below, the effect by this embodiment is demonstrated.
(1)本実施形態による座面長可変機構Mは、前記シートリフタ5が上方に伸びてシートクッションパン22、シートクッションパッド23、およびシート表皮24が上昇するに伴い、このシート表皮24の先端縁24Eが下方に引っ張られることによって、前記シートクッションパッド23の前端部23Fが車両後方に圧縮されるように構成されている。従って、簡単な構造で、乗員の体格に応じた座面2Sの高さおよび長さの調整作業が容易になるとともに、良好な座り心地を維持できる。
(1) The seat surface length variable mechanism M according to the present embodiment is configured so that the
(2)前記シートクッションパン22の前端位置を、シートクッションパッド23の前端位置よりも車両後方に配置すると共に、前記シート表皮24の先端縁24Eを、前記シートスライド装置6に取り付けている。従って、シートクッションパン22の前端から前側に配置されているシートクッションパッド23の前端部23Fを効率的に圧縮変形させて、座面2Sの高さおよび長さの調整作業を容易に行うことができる。
(2) The front end position of the
(3)前記シート表皮24の先端縁24Eの車幅方向両側部分を、図3に示すように前記シートスライド装置6に取り付けているため、シートクッションパッド23の前端部23Fを左右均等に下方に引っ張ることによって座面長の左右差を小さくすることができる。
(3) Since both side portions in the vehicle width direction of the front edge 24E of the
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態を説明する。ただし、前記第1実施形態と同一構造の部位については、同一符号を付してその説明を省略する。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. However, parts having the same structure as that of the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図4は車両用シートのシートリフタの上昇状態を模式的に示す側断面図である。 FIG. 4 is a side sectional view schematically showing the lifted state of the seat lifter of the vehicle seat.
第2実施形態の車両用シート14は、図4に示すようにシートバック3(図1参照)を省略してシートクッション2のみで示してあり、このシートクッション2は、第1実施形態と同様に、シートフレーム21、クッションパン22、クッションパッド23、シート表皮24およびシートリフタ5を備えている。また、本実施形態にあってもシートスライド装置6を設けてある。そして、上記車両用シート14にあっても、シートリフタ5の昇降に伴ってクッションパッド23の前後方向の変形量を変化させる座面長可変機構Mを設けてある。
As shown in FIG. 4, the
ここで、第2実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、座面長可変機構Mが、第1弾性部材であるバネ部材7および長尺状部材であるワイヤー8から構成されることである。即ち、バネ部材7の一端をクッションパン22の前端22fに取り付けるとともに、他端を押圧部材73に取り付けている。また、ワイヤー8の一端をシートフレーム21に設けた支持部82に取り付けると共に、他端を前記押圧部材73に取り付け、中間部において回転可能に支持されたプーリ81に係止させている。なお、前記押圧部材73は、クッションパッド23の前端部23Fの内側に結合している。
Here, the second embodiment is mainly different from the first embodiment in that the seating surface length varying mechanism M is composed of a spring member 7 that is a first elastic member and a wire 8 that is a long member. It is. That is, one end of the spring member 7 is attached to the
次に、図4を用いて、シートリフタ5を作動させたときの座面長の変化を説明する。
Next, changes in the seating surface length when the
図外のスイッチをONにすると、駆動装置が作動し、前後のリンク機構51,52が上方に伸びる。すると、リンク機構51,52の上端部で支持したクッションパン22が上昇し、これに伴って、クッションパン22の上に敷設したクッションパッド23およびクッションパッド23の外表面を覆ったシート表皮24が上方に移動してシートクッション2の座面2Sが上昇する。
When the switch (not shown) is turned on, the drive device is activated, and the front and
これらリンク機構51,52の上方移動によってワイヤー8に張力が作用するため、バネ部材7を圧縮するように、ワイヤー8の前端に接続された押圧部材73がワイヤー8によって車両後方に向けて引っ張られる。前記押圧部材73は、クッションパッド23の前端部23Fの内側に固定されているため、押圧部材73と共に車両後方に引っ張られる。
Since the tension is applied to the wire 8 by the upward movement of the
このように、クッションパッド23が上昇すると、座面長可変機構Mが作用し、クッションパッド23の前端部23Fが車両後方に向けて圧縮変形するため、座面2Sの前後長が短くなる。
Thus, when the
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。 Below, the effect by this embodiment is demonstrated.
(1)前記座面長可変機構Mは、前記シートクッションパッド23の前端部23Fの内方に、前記シートクッションパン22の前端22fとシートクッションパッド23の前端部23Fの内側とを連結して車両前後方向に伸縮可能な第1弾性部材であるバネ部材7と、一端がバネ部材7の前端に取り付けられ、他端が、前記シートスライド装置6に取り付けられた非伸縮性の長尺状部材であるワイヤー8とからなる。従って、シートリフタ5の上昇に伴うワイヤー8の引張長さがシートリフタ5の上昇高さに対応して正確であるため、シートクッション2の上昇高さに応じた座面長の短縮量を正確に把握することができる。また、前記第1弾性部材は、バネ部材7であるため、シートクッション2の下降時においては、バネ部材7が伸びて、元の座面長に確実に復元させることができる。
(1) The seating surface length varying mechanism M connects the
[第3実施形態]
次いで、本発明の第3実施形態を説明する。ただし、前記第1および第2実施形態と同一構造の部位については、同一符号を付してその説明を省略する。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment of the present invention will be described. However, portions having the same structure as those of the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図5は本発明の第3実施形態を示し、車両用シートのシートリフタの上昇状態を模式的に示す側断面図である。 FIG. 5 shows a third embodiment of the present invention, and is a side cross-sectional view schematically showing a raised state of a seat lifter of a vehicle seat.
第3実施形態の車両用シート15は、図5に示すようにシートバック3(図1参照)を省略してシートクッション2のみで示してあり、このシートクッション2は、第1実施形態と同様に、シートフレーム21、クッションパン22、クッションパッド23、シート表皮24およびシートリフタ5を備えている。また、本実施形態にあってもシートスライド装置6を設けてある。そして、上記車両用シート15にあっても、シートリフタ5の昇降に伴ってクッションパッド23の前後方向の変形量を変化させる座面長可変機構Mを設けてある。
As shown in FIG. 5, the
ここで、第3実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、座面長可変機構Mを、第2弾性部材である弾性支持部材9と長尺状部材である非伸縮性を有するワイヤー10とから構成したことである。
Here, the third embodiment is mainly different from the first embodiment in that the seating surface length variable mechanism M is made of an
前記弾性支持部材9は、基端部9aをクッションパン22に取り付けるとともに、先端側の上面9uをクッションパッド23の前端部23F下面に接着している。
The
弾性支持部材9は、可撓性を有する合成樹脂によって所定厚さとなる平板状に形成し、その基端部9aをクッションパン22の前端22fに結合することにより、先端部9bが自由端部となるように片持ち状に取り付けてある。このとき、板状に形成した弾性支持部材9は、シートリフタ5の下降状態でほぼ水平方向に配置してある。
The
そして、非伸縮性の長尺状部材であるワイヤー10の一端を弾性支持部材9の先端部9bに結合するとともに、他端をシートフレーム21の弾性支持部材9よりも下方位置に固定したピン91に結合してある。このとき、ワイヤー10は、シートリフタ5が下降位置にあるときに緊張状態で配索してある。
Then, one end of the
以下に、第3実施形態による作用効果を説明する。 Below, the effect by 3rd Embodiment is demonstrated.
第3実施形態の車両用シート15によれば、座面長可変機構Mを、弾性支持部材9とワイヤー10とによって構成したので、シートリフタ5を上昇した際に、弾性支持部材9がクッションパッド23の前端部23Fとともに持ち上がるが、弾性支持部材9の先端部9bはワイヤー10によってシートフレーム21側に拘束されている。
According to the
このため、その弾性支持部材9はワイヤー10を結合した先端部9bが取り残された状態で、基端部9a側が持ち上がるため、全体的に下方に湾曲する。従って、弾性支持部材9に接着したクッションパッド23の前端部23Fは下方かつ後方に引っ張られて、座面長L(図2参照)を短縮する。 これにより、第3実施形態の車両用シート15は、第1実施形態の車両用シート1と同様の作用効果を奏し、体格に応じた座面2Sの高さおよび長さの調整作業が容易になるとともに、良好な座り心地を維持できる。
For this reason, the elastic supporting
特に、本実施形態では、弾性支持部材9がクッションパッド23の前端部23Fを支持できるため、シートリフタ5の昇降位置にかかわらず、常時、シートクッション2の前端の強度を確保して座り心地を向上することができる。
In particular, in this embodiment, since the
なお、本実施形態にあっても、シートリフタ5を下降した際には、ワイヤー10による引張力が無くなるため、弾性支持部材9の弾性力によりクッションパッド23の前端部23Fは初期状態に復帰し、大柄な乗員に沿うように座面長Lが伸長されることになる。
Even in the present embodiment, when the
[第4実施形態]
次いで、本発明の第4実施形態を説明する。ただし、前記第1〜第3実施形態と同一構造の部位については、同一符号を付してその説明を省略する。
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described. However, about the site | part of the same structure as the said 1st-3rd embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図6は本発明の第4実施形態を示し、車両用シートのシートリフタの下降状態を模式的に示す側断面図である。 FIG. 6 is a side sectional view schematically showing a lowered state of the seat lifter of the vehicle seat according to the fourth embodiment of the present invention.
第4実施形態の車両用シート16は、図6に示すようにシートバック3(図1参照)を省略してシートクッション2のみで示してあり、このシートクッション2は、第1実施形態と同様に、シートフレーム21、クッションパン22、クッションパッド23、シート表皮24およびシートリフタ5を備えている。また、本実施形態にあってもシートスライド装置6を設けてある。そして、上記車両用シート16にあっても、シートリフタ5の昇降に伴ってクッションパッド23の前後方向の変形量を変化させる座面長可変機構Mを設けてある。
As shown in FIG. 6, the
ここで、第4実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、座面長可変機構Mを、車両前後方向に移動可能に構成されたスライド部材11と、該スライド部材を係合して前後方向に案内するガイド部材とから構成したことである。 Here, the fourth embodiment is mainly different from the first embodiment in that the seat surface length variable mechanism M is engaged with a slide member 11 configured to be movable in the vehicle front-rear direction and the slide member. It is comprised from the guide member guided to the front-back direction.
前記スライド部材11は、車両前後方向沿って配置され、前端部11aに形成した球面状拡径部111の先端面をクッションパッド23の前端部23Fの内側に固定し、そのスライド部材11の後部をクッションパン22よりも後方に延在してガイド部材12の車幅方向内側に配置している。
The slide member 11 is disposed along the vehicle front-rear direction, and the front end surface of the spherical
前記ガイド部材12は、側面視円弧状に湾曲しており、内方にガイド溝121が形成されている。このガイド溝121は、シートリフタ5の上昇に伴ってスライド部材11を後方に移動案内する軌道部として作用する。具体的には、スライド部材11の後部に、側方に突出するガイドピン13が設けられ、該ガイドピン13がガイド部材12のガイド溝121にスライド可能に挿入および係止させている。
The
次に、図6を用いて、シートリフタ5を作動させたときの座面長の変化を説明する。
Next, changes in the seating surface length when the
図外のスイッチをONにすると、駆動装置が作動し、前後のリンク機構51,52が上方に伸びる。すると、リンク機構51,52の上端部で支持したクッションパン22が上昇し、これに伴って、クッションパン22の上に敷設したクッションパッド23およびクッションパッド23の外表面を覆ったシート表皮24が上方に移動してシートクッション2の座面2Sが上昇する。
When the switch (not shown) is turned on, the drive device is activated, and the front and
すると、スライド部材11も共に上昇するが、ガイドピン13がガイド部材12のガイド溝121内に係止されているため、スライド部材11はシートクッション2の上昇に伴って車両後方に移動する。前記球面状拡径部111の先端面はクッションパッド23の前端部23Fの内側に固定されているため、スライド部材11の後方移動によって、シートクッションパッド23の前端部23Fも後方に引っ張られ、シートクッション2の座面長も縮小する。
Then, the slide member 11 also rises. However, since the
以下に、第4実施形態による作用効果を説明する。 Below, the effect by 4th Embodiment is demonstrated.
第4実施形態の車両用シート1は、第1〜第3実施形態と同様の作用効果を奏し、体格に応じた座面2Sの高さおよび長さの調整作業が容易になるとともに、良好な座り心地を維持できる。
The vehicle seat 1 of the fourth embodiment has the same effects as those of the first to third embodiments, makes it easy to adjust the height and length of the
本実施形態にあっても、シートリフタ5を下降した際には、スライド部材11がガイド溝121によって前方に押し出されるので、クッションパッド23の前端部23Fは初期状態に弾性復帰し、大柄な乗員に沿うように座面長Lが伸長されることになる。
Even in the present embodiment, when the
ところで、本発明の車両用シートは前記第1〜第4実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、第2および第3実施形態の長尺状部材は、ワイヤー8、10に限ることなくリンク機構であってもよい。
By the way, although the vehicle seat of the present invention has been described by taking the first to fourth embodiments as examples, the present invention is not limited to these embodiments, and various other embodiments are adopted without departing from the gist of the present invention. be able to. For example, the long member of the second and third embodiments is not limited to the
M…座面長可変機構
1,14,15,16…車両用シート
2…シートクッション
2S…座面
4…車体フロア
5…シートリフタ
6…シートスライド装置
7…バネ部材(第1弾性部材)
8…ワイヤー(長尺状部材)
9…弾性支持部材(第2弾性部材)
10…ワイヤー(長尺状部材)
11…スライド部材
12…ガイド部材
13…ガイドピン
21…シートフレーム(シートスライド装置)
22…シートクッションパン
23…シートクッションパッド
23F…前端部
24…シート表皮
24E…先端縁
30…連結ロッド(シートスライド装置)
51,52…リンク機構
61…ロアレール(シートスライド装置)
62…アッパレール(シートスライド装置)
73…押圧部材
81…プーリ
82…支持部
111…球面状拡径部
121…ガイド溝
M ... Seat surface
8 ... Wire (long member)
9: Elastic support member (second elastic member)
10 ... Wire (long member)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ...
22 ...
51, 52 ...
62 ... Upper rail (seat slide device)
73 ... Pressing
Claims (9)
下端部が前記フロアに設けたシートスライド装置に支持されて車両上下方向に伸縮可能に構成されたシートリフタと、
該シートリフタの上端部に取り付けられると共に、シートクッションの骨格をなすシートクッションパンと、
該シートクッションパン上に設けられ、弾性変形可能なシートクッションパッドと、
該シートクッションパッドを覆うシート表皮と、
前記シート表皮で覆われたシートクッションが上昇したときに、シートクッションの前後長が変化する座面長可変機構とを備え、
前記シートリフタが伸びてシートクッションパン、シートクッションパッド、およびシート表皮が上昇したときに、前記座面長可変機構が作用し、前記シートクッションパッドの前端部が車両後方に向けて圧縮されることによって、シートクッションの前後長さが縮小するように構成したことを特徴とする車両用シート。 A vehicle seat having a seat cushion and a seat back, wherein the seat cushion is configured to be movable up and down with respect to a floor of a vehicle body;
A seat lifter that is supported by a seat slide device provided at the lower end on the floor and configured to be extendable in the vehicle vertical direction;
A seat cushion pan that is attached to the upper end of the seat lifter and forms the skeleton of the seat cushion;
A seat cushion pad provided on the seat cushion pan and elastically deformable;
A seat skin covering the seat cushion pad;
When the seat cushion covered with the seat skin rises, the seat surface length variable mechanism that changes the front and back length of the seat cushion,
When the seat lifter is extended and the seat cushion pan, the seat cushion pad, and the seat cover are raised, the seat surface length variable mechanism acts and the front end of the seat cushion pad is compressed toward the rear of the vehicle. A vehicle seat characterized in that the front and rear length of the seat cushion is reduced.
前記シートリフタが上方に伸びてシートクッションパン、シートクッションパッド、およびシート表皮が上昇するに伴い、このシート表皮の先端縁が下方に引っ張られることによって、前記シートクッションパッドの前端部が車両後方に圧縮されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 The seating surface length variable mechanism is a seat skin covering a front end portion of the seat cushion pad,
As the seat lifter extends upward and the seat cushion pan, seat cushion pad, and seat skin rise, the front edge of the seat cushion pad is compressed rearward by pulling the leading edge of the seat skin downward. The vehicle seat according to claim 1, wherein the vehicle seat is configured as described above.
前記シートクッションパッドの前端部の内方に、前記シートクッションパンの前端とシートクッションパッドの前端部の内側とを連結して車両前後方向に伸縮可能な第1弾性部材と、一端が前記第1弾性部材の前端に取り付けられ、他端が、前記シートスライド装置に取り付けられた非伸縮性の長尺状部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 The seating surface length variable mechanism is
A first elastic member that is extendable in the vehicle front-rear direction by connecting the front end of the seat cushion pan and the inside of the front end of the seat cushion pad inside the front end of the seat cushion pad, and one end of the first cushion member The vehicle seat according to claim 1, wherein the elastic member is attached to a front end, and the other end is a non-stretchable long member attached to the seat slide device.
前記シートクッションパッドの前端部に、下方に弾性変形可能に構成された第2弾性部材と、一端が前記第2弾性部材の前端に取り付けられ、他端が、前記シートスライド装置に取り付けた非伸縮性の長尺状部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 The seating surface length variable mechanism is
A second elastic member configured to be elastically deformable downward at a front end portion of the seat cushion pad, and one end attached to the front end of the second elastic member and the other end attached to the seat slide device The vehicular seat according to claim 1, wherein the vehicular seat is made of an elongated member having a property.
前記シートクッションパッドの前端部の内方に、車両前後方向に沿って移動可能に設けられると共に、その前端がシートクッションパッドの前端部の内側に取り付けられたスライド部材と、該スライド部材をスライド可能に支持すると共に、前記シートリフタが伸びるに伴ってスライド部材をスライドさせて車両後方に移動させるガイド部材とからになることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 The seating surface length variable mechanism is
A slide member that is provided inside the front end portion of the seat cushion pad so as to be movable in the longitudinal direction of the vehicle, and whose front end is attached to the inside of the front end portion of the seat cushion pad, and the slide member can be slid The vehicle seat according to claim 1, further comprising: a guide member that is supported by the guide member and that slides the slide member as the seat lifter extends and moves the slide member toward the rear of the vehicle.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008201725A JP2010036719A (en) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | Vehicle seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008201725A JP2010036719A (en) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | Vehicle seat |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010036719A true JP2010036719A (en) | 2010-02-18 |
Family
ID=42009716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008201725A Pending JP2010036719A (en) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | Vehicle seat |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010036719A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014034261A (en) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Toyota Boshoku Corp | Vehicular seat |
WO2014115788A1 (en) * | 2013-01-23 | 2014-07-31 | 株式会社デルタツーリング | Vehicle seat |
WO2023130658A1 (en) * | 2022-01-10 | 2023-07-13 | 延锋国际汽车技术有限公司 | Adjustment device for vehicle seat, seat cushion framework, and vehicle seat |
-
2008
- 2008-08-05 JP JP2008201725A patent/JP2010036719A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014034261A (en) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Toyota Boshoku Corp | Vehicular seat |
WO2014115788A1 (en) * | 2013-01-23 | 2014-07-31 | 株式会社デルタツーリング | Vehicle seat |
WO2023130658A1 (en) * | 2022-01-10 | 2023-07-13 | 延锋国际汽车技术有限公司 | Adjustment device for vehicle seat, seat cushion framework, and vehicle seat |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10640011B2 (en) | Seat assembly having an extendable thigh support | |
JP5343363B2 (en) | Seat cushion adjustment device | |
US7597398B2 (en) | Vehicular seat with adjustable thigh support | |
US8708411B2 (en) | Vehicle seat | |
CN107284312B (en) | Composite decorative extension linkage system for thigh extensions of articulating machines | |
US10457167B2 (en) | Seatback structure having pivotable upper seatback support | |
JP2007216751A (en) | Driving posture adjusting device | |
US11077782B2 (en) | Vehicle seat with extendable and retractable ottoman | |
US20150375647A1 (en) | Vehicle seat, in particular for a motor vehicle | |
RU2671797C2 (en) | Seat assembly for vehicle (versions) | |
JP2023064925A (en) | seat cushion | |
CN102092316B (en) | There is the seat of deformable backrest | |
JP2008143364A (en) | Vehicular seat | |
CN109987006A (en) | Adjustable thigh support part for vehicle seat | |
JP2010036719A (en) | Vehicle seat | |
US11440450B2 (en) | Thigh support and seat | |
EP2567861A1 (en) | Vehicle seat | |
JP2013132942A (en) | Vehicle seat with ottoman | |
CN207241507U (en) | Seat for vehicle | |
US11970090B2 (en) | Railless variable seatback type rear seat | |
JP2015058750A (en) | Air type actuator for vehicle seat | |
JP4834730B2 (en) | Armchair with telescopic legrest | |
JP2013184507A (en) | Vehicle seat | |
JP2015093661A (en) | Vehicle seat | |
JP6547502B2 (en) | Folded seat back |