JP2015092218A - 立体映像を映す鏡体 - Google Patents

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【課題】華麗な色彩の立体感ある映像を映し出す立体映像を映す鏡体と其の使用方法を提供する。【解決手段】内部横断面が円形の一部をカットした形状又はU字形状の何れか一つの形状をなし横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される曲面鏡1において、曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を回転させる回転器11を設ける、或いは曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を照射するライト2を設ける、或いは曲面鏡の映像観賞面より下に位置する曲面鏡の下部鏡面と対面し合わせ鏡を形成する対面鏡6を設ける、或いは曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物の全部又は一部にカラー反射機能又は暗所発光機能の少なくとも何れか一つを設ける、或いは曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を隠す目隠し板を設ける、或いは曲面鏡の円周内部に両面で異なる表現がなされる二面表示体又は二面造形体を設ける鏡体とする。【選択図】図1

Description

本発明は華麗な色彩の立体感ある映像を映し出す立体映像を映す鏡体と其の使用方法に関するものである。
本発明で準備する曲面鏡は、内部横断面が円形の一部をカットした形状か、又はU字形状である内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡であり、以後は曲面鏡と記載する。
曲面鏡の特徴は、曲面鏡の焦点箇所に展示物を設置し、且つ、展示物を斜め上方45度位の位置より見ると、曲面鏡には展示物の虚像が実物の上方に浮かび上がった状態で、虚像の鮮明な映像が立体的に映し出される。
そして、展示物との視点を上下に移動させると、呼応して、虚像が浮沈子のように、上下に浮き沈みして上下移動する映像が見られ、平面鏡や多面鏡では見られない不思議な現象が見られる。
本発明に関する従来技術として、科学館などに展示されているものであり、全身を映す縦長タイプの、鏡面が横方向の外側に少し湾曲する姿見用鏡と、鏡面が横方向の内側に少し湾曲する姿見用鏡の、二種類の鏡が配置され、夫々の鏡の前に立って、自分自身を映して見ると、二枚の鏡には、歪みのある横幅のある身体像と、歪みのある細長な身体像が映し出されるものが見受けられる。
この場合、鏡と正面から向き合って、鏡面前にいる自分自身を見ているために、映像は歪みのある立体感の無いものになっている。
次に、科学館などに展示されているもので、特許文献1と同構造の、浮き上がる虚像を見せる科学教材として、お椀のような凹面鏡を2枚重ね合わせた側面が楕円状の球体の上面に穴を開けて開口面とし、球体内部の底面に噴水が設置されている構造であり、開口面に噴水の虚像がくっきりと浮かび上がって見える噴水の虚像発生装置が見受けられる。
従来、上述の曲面鏡は、太陽熱集熱装置、熱線検知装置、脱臭装置等に応用されているが、曲面鏡の内部に展示物を設置して観賞する映像観賞に応用されているものは見受けられない。
なお、本発明は特許文献1ないし4と構造的に全く異なるものである。
特開 H7−21474号公報 特開 2001−299881号公報 特開 2006−343436号公報 特開 2013−119171号公報
華麗な色彩の立体感ある映像を映し出す立体映像を映す鏡体と其の使用方法を提供する。
上記課題を解決する手段(1)〜(9)について述べる。
(1)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を回転させる回転器を設ける立体映像を映す鏡体とする。
上述の、本発明で準備する曲面鏡は、内部横断面が、円形の一部をカットした形状か、又はU字形状である内の何れかの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡であり、円形のカット率はおよそ20〜80%の範囲内で可能であるが、好ましくは40%位のカットが最適である。
曲面鏡の横断面外側の枠体の形状は曲面状、角形状など適宜なものであってかまわない。
曲面鏡の鏡面構造は、鏡面を枠体に固着する構造か、或いは、枠体に着脱可能な鏡面シートを装着し、必要に応じて取り替えられる構造であるか、或いは、直接枠体に鏡面加工するなど適宜な鏡面構造のものを用いる。
そして、曲面鏡の底面は開放されているため、円周内部に、装飾部材を含む展示物或いは回転器を設置するための、曲面鏡と一体構造の底部であるか、または曲面鏡に対応する構造の別体の底部を有することが望ましい。
曲面鏡の円周内部に設置する回転器は、回転速度調整可能なターンテーブル形回転器が適宜であり、回転速度は1分で2回転位が適当である
(2)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を照射するライトを設ける立体映像を映す鏡体とする。
上述のライトにはマルチカラーライトも含まれる。
ライトには複数のカラーで照射可能なマルチカラーライトの使用が適しているが、単色のものでもかまわない。
設置場所は曲面鏡の上方に固定するか、或いは照射効果の良い方法で適宜に配置する。
(3)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の映像観賞面より下方に位置する、該曲面鏡の下部鏡面と対面して、合わせ鏡を形成する対面鏡を設け、
且つ該対面鏡として、複数の平面鏡を接合して形成する多面鏡であるか、或いは横方向に曲がる曲面の内側を鏡面にする曲面鏡であるか、或いは平面鏡であるか、或いはマジックミラーである内の何れか一つを用いる立体映像を映す鏡体とする。
(4)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物の全部または一部に、カラー反射機能を備えるか、或いは暗所発光機能を備える内の、少なくとも何れか一つを備える立体映像を映す鏡体とする。
上述のカラー反射機能を設けるには、ホログラムなど適宜なカラー反射部材を設置するか、或いは反射機能を残して着色したCD、DVD盤などを応用することもできる。
暗所発光機能を設けるには、夜光塗料を応用するもの、光るくらげのDNAを組み込んだ蚕の糸を応用するものなど適宜な部材を用いることができる。
装飾部材には、着色したCD、DVD盤、ホログラム、反射性のある各種のクリスマス用装飾材等を応用することができ、反射性のあるアクセサリーとして応用可能なものであればどのようなものでもかまわない。
円周内部の中心部に配置する主となる展示物にも、装飾部材を用いることができる。
(5)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を隠す目隠し板を設ける立体映像を映す鏡体とする。
上述の目隠し板の形状は、曲面鏡の横断面が円形の一部をカットした形状の場合は、曲面状のものが望ましく、U字形状の場合は、平面状のものが望ましい。
目隠し板の高さ寸法は、人形などの展示物を横から見て人形が完全に隠れる高さ寸法が適当である。
(6)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部の底面に、
写真を含む画像を装着可能にした二面表示体であるか、或いは、両面に互いに異なる写真を含む画像を装着する二面表示体であるの内の、何れか一つを設ける立体映像を映す鏡体とする。
画像には写真、絵画が含まれ、男性と女性、親と子供、冬山と夏山などの異なる画像を裏面どうし合わせた二面表示体にする。
(7)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部の底面に、
二面造形体の手前側面と反対側面の両面において、互いに異なる表現がされている二面造形体を設け、
且つ、該二面造形体として、該二面造形体の手前側面と反対側面の両面の夫々で互いに異なる造形がなされているか、或いは、前記二面造形体の手前側面と反対側面の両面の夫々で互いに異なる画像が描かれているか、或いは、前記二面造形体の手前側面と反対側面の両面で造形と画像が表現されている内の、何れか一つを用いる立体映像を映す鏡体とする。
二面造形体の外郭形状は球状、楕円状、角状など適宜なものでかまわない。
二面造形体には、人物像や山岳風景など適宜なものを造形する。
(8)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を回転器で回転させることを特徴とする立体映像を映す鏡体の使用方法とする。
(9)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物をライトで照射することを特徴とする立体映像を映す鏡体の使用方法とする。
以上が課題を解決する手段に関する。
本発明は、請求項1〜9の記載により、以下のような効果が期待される。
本発明に用いる曲面鏡の特徴は、展示物を曲面鏡の焦点箇所に位置するように配置して映すと、曲面鏡の作用により、実物の展示物の上方に浮かぶ虚像の立体感ある映像が映し出される。
また、見る目の視点の上下移動に関係して、虚像が上下に浮き沈みする物理現象が見られる。
本発明では、曲面鏡の焦点箇所に展示物を配置することにより、平面鏡の映像とは全く異なり、近づくと虚像が飛び出してきそうな超立体感のある鮮明な映像を表現することが可能となる。
請求項1の発明のようにすると、曲面鏡の円周内部にセットされる回転器の回転盤に、反射性のある装飾品を含む展示物を設置して回転させると、曲面鏡には反射部材がきらきらと光り、メリーゴーランドのように回りながら打ち上げ花火のような華麗な立体映像が映り、また、線状の反射部材を用いる場合においては、糸を引く筋雲のような独特な立体映像を表現することができる。
装飾品を含む展示物に暗所発光部材を用いると、暗い所では鏡面に映る色彩が幻想的に映る。
請求項2の発明のようにすると、曲面鏡の円周内部に設置される装飾品を含む展示物をライトで照射すると、曲面鏡には冴えた色彩の立体映像を表現することができる。
ライトにマルチライトを使用すると、色彩変化のある華麗な立体映像が映し出される。
請求項3の発明のようにすると、曲面鏡下部は万華鏡のような合わせ鏡構造となり、対面する鏡面同士が反射し合う鏡面作用が起こり、万華鏡作用で反射した反射光が曲面鏡上部に反射して、複雑な立体映像を曲面鏡の上部鏡面に映し出すことができる。
回転器を備える構造のものは、打ち上げ花火のような立体映像を映し出す。
請求項4の発明のようにすると、曲面鏡の円周内部に配置される装飾品を含む展示物にカラー反射機能を備えると、曲面鏡に映る立体映像の色彩が華麗になる。
暗所発光機能を備えるものは、暗くなると幻想的な色彩の立体映像を曲面鏡に映し出すことができる。
請求項5の発明のようにすると、曲面鏡の円周内部に配置される人形などの展示物を隠す目隠し板を設置すると、少し距離が離れていると曲面鏡に映らなかった人形が、近づくと虚像が浮かび上がって来て見えるようになり、また離れると沈んで隠れてしまう面白さがあり、子供たちに興味が持たれそうな立体映像を表現することができる。
請求項6の発明のようにすると、曲面鏡の円周内部に配置される二面表示体は、手前表面の実物の画像の上方に、反対側裏面の虚像が浮き上がって映り、二面を同時に見ることができる。
親子の立体映像、男女の立体映像、冬山と夏山の立体映像、などは一般的に興味が持たれるものと推察される。
請求項7の発明のようにすると、上述の請求項6の発明と同様の効果があり、異なる二体のこけしや、異なる二体のお地蔵さんを用いるものなどが製作できる。
請求項8の発明の方法で行うと、上述の請求項1の発明のようになる。
請求項9の発明の方法で行うと、上述の請求項2の発明のようになる。
以上が発明の効果に関する。
本発明の請求項1,2,3、4,8,9の記載に基づき形成される立体映像を映す鏡体の内部説明の側面斜視図である。
本発明の請求項1、2、4,8,9の記載に基づき形成される立体映像を映す鏡体の内部説明の正面斜視図である。
本発明の請求項4の記載に基づき形成される立体映像を映す鏡体の内部説明の正面斜視図である。
本発明の請求項3の記載に基づき形成される立体映像を映す鏡体の側面斜視図である。
本発明の請求項2、3、4,9に基づき形成される立体映像を映す鏡体の内部説明の側面斜視図である。
本発明の請求項3に記載の対面鏡に用いる多面鏡の正面斜視図である。
本発明の請求項5の記載に基づき形成される立体映像を映す鏡体の側面斜視図である。
本発明の請求項6の記載に基づき形成される二面表示体の正面斜視図である。
本発明の請求項7の記載に基づき形成される二面造形体の側面図である。
本発明の請求項6の記載に基づき形成される二面表示体を曲面鏡に設ける使用参考図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
はじめに、本発明で準備する曲面鏡は、内部横断面が円形の一部がカットされた形状であるか、或いはU字形状である内の何れかの曲面鏡である。
図1の曲面鏡の円形のカット率は50%位になっているが、焦点部分に配置した展示物の鮮明な立体映像が映る最適な円形のカット率は40%位である。
なお、曲面鏡の焦点箇所に置いた展示物の映像を映すには、円形の20〜80パーセントの範囲内でカットされた曲面鏡であれば可能である。
図5の内部横断面がU字形状の曲面鏡は、図1の半円形状の曲面鏡と比べると、奥行きが深いために、より立体感のある映像となる。
曲面鏡の外側の枠体形状は適宜な形状でかまわない。
曲面鏡の鏡面構造は、鏡面を枠体に固着する構造か、或いは、枠体に着脱可能な鏡面シートを装着し、必要に応じて取り替えられる構造であるか、或いは、直接枠体に鏡面加工するなど適宜な鏡面構造のものを用いる。
なお、曲面鏡の底面は開放されているため、円周内部に展示物或いは回転器を設置するための、曲面鏡と一体構造の底部、または曲面鏡に対応する構造の別体の底部を曲面鏡に備えることが望ましい。
なお、本発明を観賞するには展示物の斜め上方を視点とする必要があり、斜め45度位が最適である。
次の実施例は、図1の請求項1ないし4,8,9の記載に基づき、曲面鏡1および回転器11、ライト2、多面鏡形の対面鏡6、反射機能を備える装飾部材8を含む展示物7により構成される立体映像を映す鏡体の実施の形態について述べる。
自動変色するマルチカラーライト2を点灯して、回転器11の回転盤上に配置される反射性の装飾部材8を含む展示物7を回転させと、曲面鏡下部の鏡面と多角形の対面鏡6による合わせ鏡の反射作用により、曲面鏡上部の映像観賞面3には、鏡面4に映る映像の上方部分では、打ち上げ花火のようにきらきら光り、虚像がメリーゴーランドのように回転して多様な色彩に変化する独特の立体映像を映し出す。
回る華麗な色彩の虚像と、合わせ鏡の作用による映像上部の打ち上げ花火のような華麗な映像を観賞することができる。
次の実施例は、図2の請求項1、2、4,8,9の記載に基づき、曲面鏡1および回転器11、ライト2、反射機能を備える装飾部材8を含む展示物7により構成される立体映像を映す鏡体の実施の形態である。
上述の図1と同様に、自動変色するマルチカラーライト2を点灯して、回転器11の回転盤上に配置される反射性の装飾部材8を含む展示物7を回転させと、曲面鏡には虚像がメリーゴーランドのように回転して多様な色彩に変化する独特の立体映像を映し出す。
回る華麗な色彩の虚像と、ライトで華麗に映る展示物を観賞することができる。
次の実施例は、図3の請求項4の記載に基づき、曲面鏡1および暗所発光機能を備える装飾部材を含む展示物14により構成される立体映像を映す鏡体の実施の形態である。
曲面鏡には、明るいところでは鏡面に虚像の立体感ある映像が映し出されているが、暗くなると展示物が発光して幻想的な立体映像を演出する。
次の実施例は、図4の請求項3の記載に基づき、曲面鏡1および曲面鏡形の対面鏡6により構成される立体映像を映す鏡体の実施の形態である。
曲面鏡の円周内部の底面9に装飾部材8を含む展示物7を配置すると、鏡面に映る映像の上方部分では、多面鏡形の対面鏡と比べて大柄な映像が映し出される。
次の実施例は、図5の請求項2、3、4,9の記載に基づき、U字形曲面鏡17およびライト2、平面形対面鏡18、反射機能を備える装飾部材を含む展示物7により構成される立体映像を映す鏡体の実施の形態である。
ライト2を点灯すると、いっそう華麗な色彩になり、曲面鏡下部の鏡面と平面鏡形の対面鏡6による合わせ鏡の反射作用により、曲面鏡上部の映像観賞面3には、独特の複雑な立体映像が映し出される。
華麗な色彩の虚像と、合わせ鏡の作用による映像上部の複雑で華麗な立体映像を観賞することができる。
次の実施例は、図7の請求項5の記載に基づき、曲面鏡1と目隠し板19で構成され、目隠し板は曲面鏡の円周内部の底面9に配置される装飾部材を含む展示物を遮断して隠すものである。
例えば、人形を設置して、離れた位置から鏡面を見ると何も見えないが、近づいて見ると、隠れていた人形の虚像が浮き上がって来て立体的に見え、離れるとまた隠れて見えなくなる。
次の本発明の実施例は、図8、図10の請求項6の記載に基づき、曲面鏡1に設置する二面表示体20であり、曲面鏡に、A面を手前にして二面表示体を設置すると、曲面鏡には、A面の上に、反対側のB面の虚像が浮かんで映る立体的な映像が映し出される。
二面表示体には画像を装着するが、異なる画像どうしを二面表示体の両面に装着してもかまわない。
画像には写真、絵画が含まれ、男性と女性、親と子供などの異なる画像を裏面どうし合わせた二面表示体にすることができる。
次の実施例は、図9の請求項7の記載に基づき、曲面鏡と二面造形体21により構成されるものであり、手前側面と反対側面で互いに異なる表現がされる二面造形体である。
二面造形体の外郭形状は球状、楕円状、角状など適宜なものでかまわない。
二面造形体には、人物像や山岳風景など適宜なものを造形するか、或いは画像を描くことができる。
曲面鏡に二面造形体を設置すると、上記二面表示体と同様の立体的な映像が映し出される。
その他の実施例として、曲面鏡の円周内部に配置される展示物を上下に移動させて演出する昇降手段を設けることもできる。
人は感動すると脳血流がよくなり脳が活性化すると言われている。
認知症は、日常生活において、感動することが無くなって来ると発症し易くなると言われていて、このため、特に高齢者には、本発明鏡体を日常生活に取り入れて観賞すると、手軽に感動することが可能となり、認知症予防の効果が期待される。
以上が発明を実施するための形態に関する。
1 曲面鏡
2 ライト
3 映像観賞面
4 鏡面
5 多面鏡(対面用)
6 対面鏡
7 展示物
8 アクセサリー
9 底部
10 反射板
11 回転器
12 枠体
13 暗所発光板
14 展示物(暗所発光形)
15 アクセサリー(暗所発光形)
16 曲面鏡(対面用)
17 曲面鏡(U字形)
18 平面鏡(対面用)
19 目隠し板
20 二面表示体
21 二面造形体
22 二面表示体B面虚像
本発明は華麗な色彩の立体感ある映像を映し出す立体映像を映す鏡体に関するものである。
本発明で準備する曲面鏡は、内部横断面が円形の一部をカットした形状か、又はU字形状である内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡であり、以後は曲面鏡と記載する。
曲面鏡の特徴は、曲面鏡の焦点箇所に展示物を設置し、且つ、展示物を斜め上方45度位の位置より見ると、曲面鏡には展示物の虚が実物の上方に浮かび上がった状態で、虚像の鮮明な映像が立体的に映し出される。
そして、展示物との視点を上下に移動させると、呼応して、虚像が浮沈子のように、上下に浮き沈みして上下移動する映像が見られ、平面鏡や多面鏡では見られない不思議な現象が見られる。
本発明に関する従来技術として、科学館などに展示されているものであり、全身を映す縦長タイプの、鏡面が横方向の外側に少し湾曲する姿見用鏡と、鏡面が横方向の内側に少し湾曲する姿見用鏡の、二種類の鏡が配置され、夫々の鏡の前に立って、自分自身を映して見ると、二枚の鏡には、歪みのある横幅のある身体像と、歪みのある細長な身体像が映し出されるものが見受けられる。
この場合、鏡と正面から向き合って、鏡面前にいる自分自身を見ているために、映像は歪みのある立体感の無いものになっている。
次に、科学館などに展示されているもので、特許文献1と同構造の、浮き上がる虚像を見せる科学教材として、お椀のような凹面鏡を2枚重ね合わせた側面が楕円状の球体の上面に穴を開けて開口面とし、球体内部の底面に噴水が設置されている構造であり、開口面に噴水のがくっきりと浮かび上がって見える噴水の虚像発生装置が見受けられる。
従来、上述の曲面鏡は、太陽熱集熱装置、熱線検知装置、脱臭装置等に応用されているが、曲面鏡の内部に展示物を設置して観賞する映像観賞に応用されているものは見受けられない。
なお、本発明は特許文献1ないし4と構造的に全く異なるものである。
特開 H7−21474号公報 特開 2001−299881号公報 特開 2006−343436号公報 特開 2013−119171号公報
華麗な色彩の立体感ある映像を映し出す立体映像を映す鏡体を提供する。
上記課題を解決する手段について述べる。
(1)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の映像観賞面より下方に位置する、該曲面鏡の下部鏡面と対面して、合わせ鏡を形成する対面鏡を設け、
且つ該対面鏡として、複数の平面鏡を接合して形成する多面鏡であるか、或いは横方向に曲がる曲面の内側を鏡面にする曲面鏡であるか、或いは平面鏡であるか、或いはマジックミラーである内の何れか一つを用いる立体映像を映す鏡体とする。
(2)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を隠す目隠し板を設ける立体映像を映す鏡体とする。
上述の目隠し板の形状は、曲面鏡の横断面が円形の一部をカットした形状の場合は、曲面状のものが望ましく、U字形状の場合は、平面状のものが望ましい。
目隠し板の高さ寸法は、人形などの展示物を横から見て人形が完全に隠れる高さ寸法が適当である。
(3)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を回転させる回転器を設ける立体映像を映す鏡体とする。
上述の、本発明で準備する曲面鏡は、内部横断面が、円形の一部をカットした形状か、又はU字形状である内の何れかの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡であり、円形のカット率はおよそ20〜80%の範囲内で可能であるが、好ましくは40%位のカットが最適である。
曲面鏡の横断面外側の枠体の形状は曲面状、角形状など適宜なものであってかまわない。
曲面鏡の鏡面構造は、鏡面を枠体に固着する構造か、或いは、枠体に着脱可能な鏡面シートを装着し、必要に応じて取り替えられる構造であるか、或いは、直接枠体に鏡面加工するなど適宜な鏡面構造のものを用いる。
そして、曲面鏡の底面は開放されているため、円周内部に、装飾部材を含む展示物或いは回転器を設置するための、曲面鏡と一体構造の底部であるか、または曲面鏡に対応する構造の別体の底部を有することが望ましい。
曲面鏡の円周内部に設置する回転器は、回転速度調整可能なターンテーブル形回転器が適宜であり、回転速度は1分で2回転位が適当である
(4)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を照射するライトを設ける立体映像を映す鏡体とする。
上述のライトにはマルチカラーライトも含まれる。
ライトには複数のカラーで照射可能なマルチカラーライトの使用が適しているが、単色のものでもかまわない。
設置場所は曲面鏡の上方に固定するか、或いは照射効果の良い方法で適宜に配置する。
(5)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物の全部または一部に、カラー反射機能を備えるか、或いは暗所発光機能を備える内の、少なくとも何れか一つを備える立体映像を映す鏡体とする。
上述のカラー反射機能を設けるには、ホログラムなど適宜なカラー反射部材を設置するか、或いは反射機能を残して着色したCD、DVD盤などを応用することもできる。
暗所発光機能を設けるには、夜光塗料を応用するもの、光るくらげのDNAを組み込んだ蚕の糸を応用するものなど適宜な部材を用いることができる。
装飾部材には、着色したCD、DVD盤、ホログラム、反射性のある各種のクリスマス用装飾材等を応用することができ、反射性のあるアクセサリーとして応用可能なものであればどのようなものでもかまわない。
円周内部の中心部に配置する主となる展示物にも、装飾部材を用いることができる。
(6)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部の底面に、
写真を含む画像を装着可能にした二面表示体であるか、或いは、両面に互いに異なる写真を含む画像を装着する二面表示体であるの内の、何れか一つを設ける立体映像を映す鏡体とする。
画像には写真、絵画が含まれ、男性と女性、親と子供、冬山と夏山などの異なる画像を裏面どうし合わせた二面表示体にする。
(7)
内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
該曲面鏡の円周内部の底面に、
二面造形体の手前側面と反対側面の両面において、互いに異なる表現がされている二面造形体を設け、
且つ、該二面造形体として、該二面造形体の手前側面と反対側面の両面の夫々で互いに異なる造形がなされているか、或いは、前記二面造形体の手前側面と反対側面の両面の夫々で互いに異なる画像が描かれているか、或いは、前記二面造形体の手前側面と反対側面の両面で造形と画像が表現されている内の、何れか一つを用いる立体映像を映す鏡体とする。
二面造形体の外郭形状は球状、楕円状、角状など適宜なものでかまわない。
二面造形体には、人物像や山岳風景など適宜なものを造形する。
以上が課題を解決する手段に関する。
本発明は以下のような効果が期待される。
本発明に用いる曲面鏡の特徴は、展示物を曲面鏡の焦点箇所に位置するように配置して映すと、曲面鏡の作用により、実物の展示物の上方に浮かぶ虚像の立体感ある映像が映し出される。
また、見る目の視点の上下移動に関係して、虚像が上下に浮き沈みする物理現象が見られる。
本発明では、曲面鏡の焦点箇所に展示物を配置することにより、平面鏡の映像とは全く異なり、近づくと虚像が飛び出してきそうな超立体感のある鮮明な映像を表現することが可能となる。
請求項1の発明のようにすると、曲面鏡下部は万華鏡のような合わせ鏡構造となり、対面する鏡面同士が反射し合う鏡面作用が起こり、万華鏡作用で反射した反射光が曲面鏡上部に反射して、複雑な立体映像を曲面鏡の上部鏡面に映し出すことができる。
なお、請求項1の立体映像を映す鏡体に、回転器を備えると、曲面鏡の背景映像として、複雑な打ち上げ花火のような立体映像を映し出す。
請求項1の立体映像を映す鏡体に、マルチライトを備えると、色彩変化のある華麗な立体映像が映し出される。
請求項2の発明のようにすると、曲面鏡の円周内部に配置される人形などの展示物を隠す目隠し板を設置すると、少し距離が離れていると曲面鏡に映らなかった人形が、近づくと虚像が浮かび上がって来て見えるようになり、また離れると沈んで隠れてしまう面白さがあり、子供たちに興味が持たれそうな立体映像を表現することができる。
以上が発明の効果に関する。
本発明の請求項1記載に基づき形成される(曲面鏡に多面鏡型の対面鏡を配置する)立体映像を映す鏡体に、アクセサリーを含む展示物と回転器とライトを配置する側面斜視図である。
曲面鏡に、回転器と展示物とライトを配置する鏡体の参考図である。
曲面鏡に、展示物を配置する鏡体の参考図である。
本発明の請求項1記載に基づき形成される(曲面鏡に曲面鏡型の対面鏡を配置する)立体映像を映す鏡体の側面斜視図である。
本発明の請求項1記載に基づき形成される(U字状曲面鏡に平面鏡型の対面鏡を配置する)立体映像を映す鏡体に、アクセサリーを含む展示物とライトを配置する側面斜視図である。
本発明の請求項1記載の対面鏡に用いる多面鏡の正面斜視図である。
本発明の請求項2記載に基づき形成される(曲面鏡に目隠し板を配置する)立体映像を映す鏡体の側面斜視図である。
曲面鏡に配置する二面表示体の説明図である。
曲面鏡に配置する表裏両面で異なる造形にした二面造形体の説明図である。
曲面鏡に二面表示体を配置する参考図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施例1は、本発明で準備する曲面鏡は、内部横断面が円形の一部がカットされた形状であるか、或いはU字形状である内の何れかの曲面鏡である。
図1の曲面鏡の円形のカット率は50%位になっているが、焦点部分に配置した展示物の鮮明な立体映像が映る最適な円形のカット率は40%位である。
なお、曲面鏡の焦点箇所に置いた展示物の映像を映すには、円形の20〜80パーセントの範囲内でカットされた曲面鏡であれば可能である。
図5の内部横断面がU字形状の曲面鏡は、図1の半円形状の曲面鏡と比べると、奥行きが深いために、より立体感のある映像となる。
曲面鏡の外側の枠体形状は適宜な形状でかまわない。
曲面鏡の鏡面構造は、鏡面を枠体に固着する構造か、或いは、枠体に着脱可能な鏡面シートを装着し、必要に応じて取り替えられる構造であるか、或いは、直接枠体に鏡面加工するなど適宜な鏡面構造のものを用いる。
なお、曲面鏡の底面は開放されているため、円周内部に展示物或いは回転器を設置するための、曲面鏡と一体構造の底部、または曲面鏡に対応する構造の別体の底部を曲面鏡に備えることが望ましい。
なお、本発明を観賞するには展示物の斜め上方を視点とする必要があり、斜め45度位が最適である。
実施例2は、図1の、曲面鏡1と多面鏡形の対面鏡6により形成される請求項1記載に基づく立体映像を映す鏡体に、回転器11、ライト2、反射機能を備える装飾部材8を含む展示物7を別個配置する立体映像を映す鏡体の実施形態である。
自動変色するマルチカラーライト2を点灯して、回転器11の回転盤上に配置される反射性の装飾部材8を含む展示物7を回転させと、曲面鏡下部の鏡面と多角形の対面鏡6による合わせ鏡の反射作用により、曲面鏡上部の映像観賞面3には、鏡面4に映る映像の上方部分では、打ち上げ花火のようにきらきら光り、虚像がメリーゴーランドのように回転して多様な色彩に変化する独特の立体映像を映し出す。
回る華麗な色彩の虚像と、合わせ鏡の作用による映像上部の打ち上げ花火のような華麗な映像を観賞することができる。
実施例3は、図2の、曲面鏡1および回転器11、ライト2、反射機能を備える装飾部材8を含む展示物7により構成される立体映像を映す鏡体の実施形態である。
上述の図1と同様に、自動変色するマルチカラーライト2を点灯して、回転器11の回転盤上に配置される反射性の装飾部材8を含む展示物7を回転させと、曲面鏡には虚像がメリーゴーランドのように回転して多様な色彩に変化する独特の立体映像を映し出す。
回る華麗な色彩の虚像と、ライトで華麗に映る展示物を観賞することができる。
実施例4は、図3の、曲面鏡1および暗所発光機能を備える装飾部材を含む展示物14により構成される鏡体の実施形態である。
曲面鏡には、明るいところでは鏡面に虚像の立体感ある映像が映し出されているが、暗くなると展示物が発光して幻想的な立体映像を演出する。
実施例5は、図4は、請求項1記載に基づき、曲面鏡1および曲面鏡形の対面鏡6により構成される立体映像を映す鏡体の実施形態である。
曲面鏡の円周内部の底面9に、装飾部材8を含む展示物7を配置すると、鏡面に映る映像の上方部分では、多面鏡形の対面鏡と比べて大柄な映像が映し出される。
実施例6は、図5の、U字形曲面鏡17と平面形対面鏡18により形成される本発明請求項1記載に基づく、立体映像を映す鏡体に、ライト2、反射機能を備える装飾部材8を含む展示物7を別個配置する立体映像を映す鏡体の実施形態である。
ライト2を点灯すると、いっそう華麗な色彩になり、曲面鏡下部の鏡面と平面鏡形の対面鏡6による合わせ鏡の反射作用により、曲面鏡上部の映像観賞面3には、独特の複雑な立体映像が映し出される。
華麗な色彩の虚像と、合わせ鏡の作用による映像上部の複雑で華麗な立体映像を観賞することができる。
次の実施例7は、図7の、請求項2記載に基づき、曲面鏡1と目隠し板19で構成され、目隠し板は曲面鏡の円周内部の底面9に配置される装飾部材を含む展示物を遮断して隠すものである。
例えば、人形を設置して、離れた位置から鏡面を見ると何も見えないが、近づいて見ると、隠れていた人形の虚像が浮き上がって来て立体的に見え、離れるとまた隠れて見えなくなる。
実施例8は、図8は二面表示体20であり、図10は曲面鏡1に二面表示体20を配置するものであり、図10のように、曲面鏡に、A面を手前にして二面表示体を設置すると、曲面鏡には、A面の上に、反対側のB面の虚像が浮かんで映る立体的な映像が映し出される。
二面表示体には画像を装着するが、異なる画像どうしを二面表示体の両面に装着してもかまわない。
画像には写真、絵画が含まれ、男性と女性、親と子供などの異なる画像を裏面どうし合わせた二面表示体にすることができる。
実施例9は、図9の、曲面鏡に付設する二面造形体21であり、手前側面と反対側面で互いに異なる表現を施す二面造形体である。
二面造形体の外郭形状は球状、楕円状、角状など適宜なものでかまわない。
二面造形体には、人物像や山岳風景など適宜なものを造形するか、或いは画像を描くことができる。
曲面鏡に二面造形体を設置すると、上記二面表示体と同様の立体的な映像が映し出される。
その他の実施例として、曲面鏡の円周内部に配置される展示物を上下に移動させて演出する昇降手段を設けることもできる。
人は感動すると脳血流がよくなり脳が活性化すると言われている。
認知症は、日常生活において、感動することが無くなって来ると発症し易くなると言われていて、このため、特に高齢者には、本発明鏡体を日常生活に取り入れて観賞すると、手軽に感動することが可能となり、認知症予防の効果が期待される。
以上が発明を実施するための形態に関する。
1 曲面鏡
2 ライト
3 映像観賞面
4 鏡面
5 多面鏡(対面用)
6 対面鏡
7 展示物
8 アクセサリー
9 底部
10 反射板
11 回転器
12 枠体
13 暗所発光板
14 展示物(暗所発光形)
15 アクセサリー(暗所発光形)
16 曲面鏡(対面用)
17 曲面鏡(U字形)
18 平面鏡(対面用)
19 目隠し板
20 二面表示体
21 二面造形体
22 二面表示体B面虚像












Claims (9)

  1. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を回転させる回転器を設ける立体映像を映す鏡体。
  2. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を照射するライトを設ける立体映像を映す鏡体。
  3. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    該曲面鏡の映像観賞面より下方に位置する、該曲面鏡の下部鏡面と対面して、合わせ鏡を形成する対面鏡を設け、
    且つ該対面鏡として、複数の平面鏡を接合して形成する多面鏡であるか、或いは横方向に曲がる曲面の内側を鏡面にする曲面鏡であるか、或いは平面鏡であるか、或いはマジックミラーである内の何れか一つを用いる立体映像を映す鏡体。
  4. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物の全部または一部に、カラー反射機能を備えるか、或いは暗所発光機能を備える内の、少なくとも何れか一つを備える立体映像を映す鏡体。
  5. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を隠す目隠し板を設ける立体映像を映す鏡体。
  6. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    該曲面鏡の円周内部の底面に、
    写真を含む画像を装着可能にした二面表示体であるか、或いは、両面に互いに異なる写真を含む画像を装着する二面表示体であるの内の、何れか一つを設ける立体映像を映す鏡体。
  7. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    該曲面鏡の円周内部の底面に、
    二面造形体の手前側面と反対側面の両面において、互いに異なる表現がされている二面造形体を設け、
    且つ、該二面造形体として、該二面造形体の手前側面と反対側面の両面の夫々で互いに異なる造形がなされているか、或いは、前記二面造形体の手前側面と反対側面の両面の夫々で互いに異なる画像が描かれているか、或いは、前記二面造形体の手前側面と反対側面の両面で造形と画像が表現されている内の、何れか一つを用いる立体映像を映す鏡体。
  8. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物を回転器で回転させることを特徴とする立体映像を映す鏡体の使用方法。
  9. 内部横断面が円形の一部をカットした形状またはU字形状の内の何れか一つの形状をなして、横方向に曲がる曲面の内側に鏡面が形成される鏡面形状よりなる曲面鏡において、
    少なくとも、該曲面鏡の円周内部に配置される装飾部材を含む展示物をライトで照射することを特徴とする立体映像を映す鏡体の使用方法。
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