JP2015090694A - Voice communication system, and relay device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、無線LANなどのネットワークを用いた音声通信システムに関し、特に、端末装置のプログラムの更新に関する。 The present invention relates to a voice communication system using a network such as a wireless LAN, and more particularly to updating a program of a terminal device.
近年の電子機器の多くは、マイクロコンピュータを搭載し、マイクロコンピュータで動作制御を行っている。マイクロコンピュータの動作プログラム(ファームウェア)は、外部から更新可能になっているものが多い。そして、インターネットに接続される電子機器であれば、適宜にセンタと通信して自動でファームウェアを更新することが可能である。 Many of recent electronic devices are equipped with a microcomputer, and the operation is controlled by the microcomputer. Many microcomputer operation programs (firmware) can be updated from the outside. If the electronic device is connected to the Internet, the firmware can be automatically updated by communicating with the center as appropriate.
しかし、インターネットに接続されない電子機器の場合、自身の機能でファームウェアをダウンロードすることができないため、インターネットに接続される別の機器に接続して新たなファームウェアをダウンロードしたり、外部メモリを接続してファームウェアをコピーするなど通常とは異なる操作が必要であった。 However, in the case of an electronic device that is not connected to the Internet, the firmware cannot be downloaded with its own functions, so it can be connected to another device that is connected to the Internet to download new firmware, or an external memory can be connected. Unusual operations such as copying firmware were necessary.
また、特許文献1のように充電器にネットワークと通信する機能を備え、充電器を介してファームウェアをダウンロードするなど周辺機器に特別な機能が必要であった。
Further, as in
この発明は、通信ネットワークを経由して端末装置相互が通信する音声通信システムにおいて、端末装置の動作プログラムの更新を容易にした音声通信システムを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a voice communication system that facilitates updating of an operation program of a terminal device in a voice communication system in which terminal devices communicate with each other via a communication network.
本発明の音声通信システムは、通信ネットワークを介して相互に接続される中継装置と複数台の端末装置とを有する。端末装置は、電源オン時に中継装置に対してログイン要求を送信する。中継装置は、端末装置から受信したログイン要求を受け付けて、そのログインを登録する。中継装置は、ログインしている端末装置から受信した音声信号を他のログインしている端末装置に転送する。中継装置は、端末装置の動作プログラムを更新する更新プログラムを記憶する。端末装置は、ログイン時に中継装置から更新プログラムをダウンロードして自身の動作プログラムを更新する。なお、更新プログラムは、動作プログラムそのものであるファームウェアであってもよく、動作プログラムの一部を修正するパッチプログラムであってもよい。 The voice communication system of the present invention includes a relay device and a plurality of terminal devices connected to each other via a communication network. The terminal device transmits a login request to the relay device when the power is turned on. The relay device receives the login request received from the terminal device and registers the login. The relay device transfers the audio signal received from the logged-in terminal device to another logged-in terminal device. The relay device stores an update program for updating the operation program of the terminal device. The terminal device downloads the update program from the relay device at the time of login and updates its operation program. The update program may be firmware that is the operation program itself, or may be a patch program that corrects a part of the operation program.
端末装置が、自身の動作プログラムのバージョンを記憶してもよい。そして、端末装置が、中継装置から更新プログラムのバージョン情報を受信して自身の動作プログラムと一致するか否かを判断し、一致しない場合に中継装置から更新プログラムをダウンロードしてもよい。 The terminal device may store the version of its operation program. Then, the terminal device may receive the version information of the update program from the relay device, determine whether or not it matches with its own operation program, and if not, download the update program from the relay device.
中継装置が、インターネットを介して端末装置の動作プログラムを管理するセンタ装置と通信し、このセンタ装置から更新プログラムを取得してもよい。 The relay device may communicate with a center device that manages an operation program of the terminal device via the Internet, and obtain an update program from the center device.
本発明の中継装置は、通信ネットワークを介して複数台の端末装置を含む機器と通信する通信部と、端末装置から受信したログイン要求を受け付けてそのログインを登録する登録処理部と、ログインしている端末装置から受信した音声信号を他のログインしている端末装置に転送する転送処理部と、端末装置の動作プログラムを更新する更新プログラムを記憶する記憶部と、端末装置からのダウンロード要求に応じて端末装置に対して更新プログラムを送信するプログラム送信部と、を備えたことを特徴とする。 The relay device of the present invention includes a communication unit that communicates with a device including a plurality of terminal devices via a communication network, a registration processing unit that receives a login request received from the terminal device and registers the login, and logs in In response to a download request from a terminal device, a transfer processing unit that transfers an audio signal received from a terminal device that is logged in to another terminal device that is logged in, a storage unit that stores an update program that updates an operation program of the terminal device And a program transmission unit for transmitting the update program to the terminal device.
インターネットを介して端末装置の動作プログラムを管理するセンタ装置と通信し、このセンタ装置から前記更新プログラムを取得する更新プログラム取得部をさらに備えてもよい。 An update program acquisition unit that communicates with the center device that manages the operation program of the terminal device via the Internet and acquires the update program from the center device may be further provided.
この発明によれば、通信を中継する中継装置を介して更新プログラムがダウンロードされるため、日常の運用の中で動作プログラムを更新することができ、端末装置の動作プログラムの管理が容易になる。 According to the present invention, since the update program is downloaded via the relay device that relays communication, the operation program can be updated during daily operation, and the operation program of the terminal device can be easily managed.
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。この音声通信システムは、Wi−Fiなどの無線LAN16を用いて、端末装置14相互の通信を可能にした音声通信システムである。端末装置14は、無線通信用のハンディトランシーバに似た形状をしており、図2に示すようにPTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ220を備えているが、機能的には、無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。中継装置であるサーバ装置11は、有線LAN15および無線LAN16を経由した端末装置14相互の通信を中継する。なお、以下、有線LAN15および無線LAN16を総称してネットワーク17と呼ぶ。
The voice communication system of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a configuration diagram of a voice communication system according to an embodiment of the present invention. This voice communication system is a voice communication system that enables communication between
有線LAN15として、Ethernet(登録商標)などが適用可能である。また、無線LAN16として、Wi−FiなどIEEE802.11に準拠した通信方式などが適用可能である。端末装置14と無線アクセスポイント13とは、この通信方式で通信する。
Ethernet (registered trademark) or the like is applicable as the wired LAN 15. In addition, as the wireless LAN 16, a communication method based on IEEE 802.11 such as Wi-Fi can be applied. The
無線アクセスポイント13は、複数設置されている。各無線アクセスポイント13は、たとえば、ビルの異なるフロア、異なる部屋などにそれぞれ設置される。これにより、端末装置14がどの無線アクセスポイント13と通信しているかによって、その端末装置14がどのフロア/部屋にいるかを推定することができる。
A plurality of
有線LAN15にはルータ50が接続されている。ルータ50は、ネットワーク17をインターネット52に接続する機器である。サーバ装置11は、インターネット52を介してセンタ装置51に接続される。センタ装置51は、端末装置14およびサーバ装置11の供給元(ベンダー)が設置したコンピュータ装置であり、サーバ装置11および端末装置14のファームウェア(動作プログラム)を提供する。サーバ装置11は、定期的にセンタ装置51にアクセスしてサーバ装置用のファームウェアのリリースを確認し、新たなファームウェアがリリースされていれば、それをダウンロードして自装置のファームウェアを更新する。
A
さらに、サーバ装置11は、定期的にセンタ装置51にアクセスして端末装置用のファームウェアのリリースを確認し、新たなファームウェアがリリースされていればそれをダウンロードし、配下の端末装置14からのダウンロード要求に応じて、送信できるようにする。ファームウェアは、通常は、端末装置14が直接センタ装置51にアクセスしてダウンロードするものであるが、この音声通信システムでは、サーバ装置11がセンタ装置51からファームウェアをダウンロードし、センタ装置51に代わって端末装置14に対する送信を行う。これにより、端末装置14はインターネット52にアクセスする必要がなくなる。また、センタ装置51は多くの端末装置14からの直接のアクセスを受け付ける必要がなくなる。
Further, the
また、有線LAN15には、管理装置12が接続されている。管理装置12は、たとえば、管理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータなどで構成されている。管理装置12は、管理者の操作に応じてサーバ装置11にアクセスし、サーバ装置11に図6(A)、(B)に示すテーブルなどを設定する。また、管理装置12は、1台の端末装置としても機能し、他の端末装置14との通信が可能である。
A
端末装置14は、ユーザの通話音声信号を音声パケット(RTPパケット)にしてサーバ装置11に送信する。サーバ装置11は、この音声信号を通信相手の端末装置14に転送する。通信の形態は、1対1の個別通信、3台以上が相互に通信するグループ通信があり、端末装置14からの要求に応じた形態の通信セッションをサーバ装置11が確立する。
The
サーバ装置11は、ネットワーク17上で通信に使用される端末装置14を予め端末テーブル301(図6(A)参照)に登録している。各端末装置14は、ユーザによって電源がオンされると、まずサーバ装置11にログインする。ログインは、端末装置14からサーバ装置11に対してレジスト要求のパケットが送信されることによって行われる。ログインによって、サーバ装置11は、その端末装置14がアクティブ(運用中)であることを認識し、音声パケットの送信先である端末装置14を通信相手として扱う。
The
サーバ装置11は、端末装置14からレジスト要求を受信したとき、端末テーブル301のその端末装置14のアクティブフラグをセットし、その端末装置14の運用開始を記憶する。そして、運用に必要な設定データを端末装置14に対して送信する。サーバ装置11が送信する設定データは、たとえば、現在アクティブな他の端末装置14の端末番号、この端末装置14に通信が許可されるグループの番号などである。
When the
また、サーバ装置11は、上述したように、端末装置14の動作プログラムを更新するファームウェアをセンタ装置51からダウンロードして記憶する。端末装置14はログイン時にサーバ装置11に対してファームウェアの最新のバージョンを確認し、新たなファームウェアがサーバ装置11にダウンロードされていれば、それをダウンロードして、自装置のファームウェアを更新する。これにより、端末装置14は、通常の運用のログイン時にファームウェアの確認、ダウンロードおよび更新が可能になり、ユーザに何ら特別の操作を要求することなく、ファームウェアの更新が可能になる。
Further, as described above, the
図2は、端末装置14のブロック図である。上述したように、端末装置14は、機能的には、無線LANの無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。装置の動作を制御する制御部20はマイクロプロセッサで構成される。制御部20は、各種のデータが記憶される記憶部21を有している。この記憶部21には、図3に示すように、ファームウェアおよびそのバージョン情報、現在接続中の無線アクセスポイント13のほか、サーバ装置11からダウンロードされたデータが記憶される。サーバ装置11かダウンロードされるデータは、上述した、現在アクティブな他の端末装置14の端末番号、この端末装置14に通信が許可されるグループの番号などの設定データやファームウェアなどである。
FIG. 2 is a block diagram of the
制御部20には、操作部22、表示部23、オーディオ回路24および無線LAN通信部25が接続されている。操作部22は、PTTスイッチ220などのキースイッチを含み、ユーザの操作を受け付けてその操作信号を制御部20に入力する。表示部23は液晶ディスプレイを含む。液晶ディスプレイには、ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号や着信した通信相手の識別番号などが表示される。
An
また、オーディオ回路24は、マイク240およびスピーカ241を有している。制御部20は、受信した音声パケットをデコードしてオーディオ回路24に入力する。オーディオ回路は、このデコードされたオーディオ信号をアナログ信号に変換してスピーカ241から出力する。また、オーディオ回路24は、マイク240から入力された音声信号をデジタル信号に変換して制御部20に入力する。制御部20は、このデジタルオーディオ信号を音声パケット化して無線LAN通信部25に入力する。無線LAN通信部25は、上述のIEEE802.11に準拠した通信方式で無線通信を行う回路を有し、制御部20から入力されたパケットを無線アクセスポイント13に向けて送信するとともに、無線アクセスポイント13から受信したパケットを制御部20に入力する。
The
ユーザは、通信をしようとするとき、まず端末装置14を操作して通信相手を選択する。このとき、端末装置14の表示部23には通信相手の候補として、上述のアクティブな端末装置14の端末番号、通信が許可されたグループ番号が表示される。表示部は小型であるため、これらの通信相手の候補がキー操作に応じて順次切り換え表示される。ユーザは、表示された候補のなかから所望のものを選択する。
When trying to communicate, the user first operates the
そして、ユーザがPTTスイッチ220を押しながらマイク240に向けて音声を入力すると、端末装置14は、この音声信号を音声パケットに編集してサーバ装置11に送信する。音声パケットは、図4に示すような構成をしている。音声パケットの送信先は、IPアドレスで指定されるサーバ装置11であるが、音声パケットのデータ本体に、デジタル化された音声信号とともに、通信相手の識別番号である転送先端末番号(個別/グループ)および送信元の端末番号(送信元IPアドレスに対応)が付されている。サーバ装置11は、音声パケットを受信すると、この音声パケットからデータ本体を取り出し、通信相手の端末装置14に対して音声信号を転送する。通信相手の識別番号がグループのものである場合、すなわちグループ通信の場合は、そのグループに属する複数の端末装置14に対して音声信号を転送する。
When the user inputs voice toward the
この音声信号の転送に際して、転送先の端末装置14のIPアドレスを送信先アドレス、サーバ11のIPアドレスを送信元アドレスとする新たな音声パケットが作成される。個別通信の場合は、この新たなパケットにおいても、データ本体に書き込まれている転送先端末番号、送信元端末番号は同じである。グループ通信の場合は、この新たなこの新たなパケットにおいて、データ本体に書き込まれている転送先端末番号は同じであるが、送信元端末番号はクリアされて送信される。
When this voice signal is transferred, a new voice packet is created with the IP address of the
このように、この音声通信システムの通信では、各端末装置14は、通信相手を識別番号で指定し、各端末装置14のIPアドレスやグループなどの管理はサーバ装置11が行う。これにより、各端末装置14は通信相手を指定してサーバ装置11に音声パケットを送信するのみでよく、SIP手順などの通話確立手順を行う必要がなくなるため、無線通信のトランシーバと同じような使用感で通信を行うことができる。
As described above, in the communication of this voice communication system, each
なお、端末装置14は、PTTスイッチ220とともにVOX回路を有している。VOX回路とは、マイク240の入力レベルとその持続時間に基づいて通話音声が入力されたか否かを判定し、通話音声が入力されたと判定された場合に装置を送信状態(PTTスイッチオン)に切り換える回路である。端末装置14は、PTTスイッチ220に代えて、または、PTTスイッチ220とともにVOX回路を用いて送信オン/オフの切り換えを行ってもよい。また、一般の無線通信のトランシーバは、無線送信時に無線信号の受信を行うことができないシンプレックス方式の通信であるが、端末装置14は無線LAN16を介したパケット通信であるため、音声パケットの送信と音声パケットの受信を並行して行うことができ、この機能を用いてフルデュプレックス方式の通信が可能である。ただし、フルデュプレックス通信を行う場合であっても、無音の音声パケットを送信し続けることがないように、PTTスイッチ220またはVOX機能により、送信対象の音声信号が入力されたときのみ音声パケットを編集・送信する。
The
サーバ装置11は、ネットワーク17を介して端末装置14から入力される音声パケット(音声信号)を、さらにネットワーク17を介して他の端末装置14に転送する。グループ通信の場合は、そのグループに属する複数の端末装置14に音声信号を転送する。また、グループ通信の場合、複数の端末装置14のユーザが同時に発言し、複数の端末装置14から同時に音声パケットが送信されてくる場合がある。この場合、サーバ装置11は、これら複数の音声パケットの音声信号をミキシングして新たな音声パケットを編集し、この新たな音声パケットを各端末装置14に転送する。なお、音声信号を送信していない端末装置14に対しては、全ての音声信号をミキシングして転送し、音声信号を送信してきた端末装置14に対しては、その端末装置14が送信した音声信号を外して、それ以外の音声信号をミキシングして転送する。これにより、音声信号を送信した端末装置14で自装置が送信した音声信号のエコーが生じないようにしている。
The
図5は、サーバ装置11のブロック図である。上記の処理を行うため、サーバ装置11は、制御部30、記憶部31およびネットワーク通信部32を有している。記憶部31は、たとえばハードディスクやRAMなどで構成され、図6に示す各種のテーブル、端末装置用のファームウェア、各端末装置14の設定データなどが記憶される。制御部30は、音声信号のミキシングや端末装置14の管理などを行う。ネットワーク通信部32は、このサーバ装置11と有線LAN15、インターネット52との通信を制御する。
FIG. 5 is a block diagram of the
図6(A)、図6(B)、および、図6(C)は、サーバ装置11の記憶部31に設けられるテーブルを示す図である。
FIGS. 6A, 6 </ b> B, and 6 </ b> C are diagrams illustrating tables provided in the
図6(A)は、端末テーブル301を示す図である。各端末装置14は、各々ユニークに振られている識別番号(端末番号)で識別される。端末テーブル301には、アクティブフラグ、設定データの格納アドレスおよび各端末装置14のファームウェア送信履歴が記憶されている。アクティブフラグは、端末装置14が、サーバ装置11にログインして通信可能であることを示すフラグである。各端末装置14個別の設定データは、たとえば、自己が所属するグループ、通信が許可される他のグループを記録した電話帳などである。ファームウェア送信履歴は、各端末装置14が最後にダウンロードしたファームウェアのバージョンである。
FIG. 6A shows the terminal table 301. Each
端末装置14は、上述したように、電源がオンされてネットワーク17に接続されたときにログインのための最初のレジスト要求を送信するほか、その後の適当なタイミングに、サーバ装置11に対してレジスト要求を送信する。その後の適当なタイミングとは、たとえば、一定時間毎、接続している無線アクセスポイント13が切り換わったときなどである。
As described above, when the
図6(B)は、グループテーブル302を示す図である。各グループは、各々ユニークに振られている識別番号(グループ番号)で識別される。グループテーブル302には、各グループ番号に対応づけて、そのグループに属する1台以上の端末装置14の端末番号が記憶されている。これら、端末テーブル301およびグループテーブル302は、管理装置12を操作する管理者によって設定される。
FIG. 6B shows the group table 302. Each group is identified by an identification number (group number) uniquely assigned. The group table 302 stores the terminal numbers of one or more
図6(C)はミキシングテーブル303を示す図である。ミキシングテーブルは、複数の行を有しており、各行に1つの通信セッションの情報が記憶される。ここで通信セッションとは、サーバ装置11を中継装置として複数の端末装置14間で音声信号を相互に転送している状態のことである。サーバ装置11は、ミキシングテーブル303で各通信セッションに参加している端末装置14を管理する。
FIG. 6C shows the mixing table 303. The mixing table has a plurality of rows, and information on one communication session is stored in each row. Here, the communication session is a state in which audio signals are transferred between a plurality of
通信セッションは、例えば以下の手順で処理される。通信セッションの確立、すなわち、ミキシングテーブルの設定は、端末装置14から通信セッションを確立しようとする最初の呼出音声パケットを受信したとき行われる。1回の(例えば数秒の)発話音声は短い(この実施形態では20ミリ秒)音声パケットに分割されて送受信される。また、通信セッションにおいては、ある発話音声に対する返信の発話音声が他の端末装置から送信されてくる。先の発話音声と返信の発話音声との間隔(無音時間)は、0秒から数秒程度である。通信セッションの保持時間は、一般の通信における無音時間の最大値以上に設定される。
The communication session is processed by the following procedure, for example. The establishment of the communication session, that is, the setting of the mixing table is performed when the first call voice packet for establishing the communication session is received from the
ミキシングテーブル303には、各通信セッションについて、セッション番号、発呼端末番号、参加端末番号、および、残保持時間(T1)が、対応づけて記憶される。参加端末番号の欄に対する端末番号の追加、除外のみでもテーブルの管理が可能である。セッション番号は、この通信セッションを識別する番号である。発呼端末番号は、この通信セッションを立ち上げる最初の呼び出し(音声パケットの送信)をした端末装置14の端末番号である。セッション番号は、上記最初の音声パケットに書き込まれていた通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号)が用いられる。セッション番号として端末番号(たとえば「19」)が登録されている通信セッションが、個別通信の通信セッションである。個別通信とは、1対1の個別の端末装置14同士の通信である。セッション番号としてグループ番号(たとえば「G1」)が登録されている通信セッションが、グループ通信の通信セッションである。グループ通信とは、複数の端末装置14(一般的には3台以上)が相互に音声信号を交換する通信である。したがって、ミキシングテーブルの各行の通信セッションに関する情報は、発呼端末装置が最初の音声パケットをサーバ装置11に送信したことに応じて、サーバ装置11の制御部30によって作成される。
In the mixing table 303, for each communication session, a session number, a calling terminal number, a participating terminal number, and a remaining holding time (T1) are stored in association with each other. The table can be managed only by adding or excluding the terminal number to the participation terminal number column. The session number is a number that identifies this communication session. The calling terminal number is the terminal number of the
参加端末番号は、この通信セッションに参加している端末装置14の端末番号の一覧である。参加端末番号に端末番号が登録されている或る端末装置14から音声パケットが送信されてきた場合、制御部30は、この音声パケットを、参加端末番号に端末番号が登録されている他の端末装置14に転送し、参加端末装置間の相互通信を実現する。
The participating terminal number is a list of terminal numbers of the
グループ通信セッションの場合、参加端末番号は、発呼端末装置の端末番号および通信相手に指名されたグループに属する端末装置14の端末番号となる。ただし、そのグループに所属していてもアクティブでない端末装置14や別の個別通信セッションを行っている端末装置14は、このグループ通信セッションに参加できないため、それらの端末装置14の端末番号は参加端末番号から除外される。また、発呼端末装置が、このグループに所属していない端末装置14であった場合、すなわち、発呼端末装置が、自局の属するグループ以外のグループを呼び出した場合、発呼端末装置の端末番号も参加端末番号として登録される。すなわち、このグループ通信セッションが継続している間は、発呼端末装置はグループに所属する端末装置14と同様に扱われる。
In the case of a group communication session, the participating terminal number is the terminal number of the calling terminal device and the terminal number of the
個別通信セッションの場合、参加端末番号は、発呼端末装置の端末番号と通信相手の端末装置14の端末番号のみである。一対一通信であるため、参加端末番号が追加されたり除外されたりすることはない。
In the case of an individual communication session, the participating terminal numbers are only the terminal number of the calling terminal device and the terminal number of the
また、保持時間は、参加端末装置から音声パケットが送信されてこなくなったのち、この通信セッションを解消せずに保持する時間である。サーバ装置11における各通信セッションの保持時間は、たとえば30秒に設定される。ミキシングテーブル303の保持時間タイマ(TS)は、音声パケットが送信されてこないとき、保持時間の経過をカウントするタイマである。保持時間タイマTSは制御部30の処理動作(図11(A),(B)参照)で、カウントダウンされ、且つ、30秒にリセットされる。参加端末装置から音声パケットが30秒間送られて来ないままタイマTSがタイムアップした場合、この通信セッションは解消され、ミキシングテーブル303からこの通信セッションの情報が消去される。
The holding time is a time for holding the communication session without canceling after the voice packet is not transmitted from the participating terminal devices. The holding time of each communication session in the
以上の例では、グループ通信セッションにおいて、参加端末装置に追加される端末装置14は発呼端末装置に限定され、非アクティブな端末装置14および他の通信セッションを行っている端末装置14が参加端末装置から除外されるが、追加および除外される端末装置14はこれらに限定されない。
In the above example, in the group communication session, the
また、通信セッションが継続されるためには、各端末装置14においても保持時間を計時する必要がある。端末装置14の保持時間(T1)は、サーバ装置11の保持時間(TS=30秒)よりも短く、タイマT1には例えば5秒が設定される。
In order to continue the communication session, it is necessary to measure the holding time in each
また、ミキシングテーブル303を、実行中ミキシングテーブルと退避テーブルからなる2つのテーブルに分けてもよい。実行中ミキシングテーブルは、現在ミキシングを行っているセッションが登録されるテーブルであり、高速なメモリ上に形成される。通信(音声信号の送受信)が途絶えたセッションは、200ミリ秒程度の短時間で退避テーブルに転記され、退避テーブルで保持時間(T1)だけ保持される。保持時間中に再度通信(音声信号の送受信)が発生すると、そのセッションは再度実行中ミキシングテーブルに転記され、ミキシングの実行に用いられる。 Further, the mixing table 303 may be divided into two tables including an ongoing mixing table and a save table. The ongoing mixing table is a table in which sessions that are currently being mixed are registered, and is formed on a high-speed memory. A session in which communication (audio signal transmission / reception) is interrupted is transferred to the save table in a short time of about 200 milliseconds, and is held in the save table for the holding time (T1). When communication (audio signal transmission / reception) occurs again during the holding time, the session is transferred again to the executing mixing table and used for executing the mixing.
図7は、端末装置14の電源オン時のレジスト要求(ログイン)処理を示すフローチャートである。この処理は、端末装置14の電源がオンされたとき実行される。一般的に、ハンディ・トランシーバは、使用開始時に電源がオンされ、使用が終了すると電源がオフされる。したがって、通常はこの電源オンが一日一度は行われると考えてよく、以下の動作も一日一度は行われる。
FIG. 7 is a flowchart showing a registration request (login) process when the
最初に記載しているブロックSB1のS26、S27の動作は、後で説明する。まず、サーバ装置11に対してレジスト要求メッセージを送信する(S11)。レジスト要求メッセージは、音声信号と同様にRTPパケット(UDP手順)で送信される。UDP手順は、相手装置(サーバ装置11)の受信確認ができないため、サーバ装置11の受信を確実化するように複数回繰り返し送信する。レジスト要求メッセージには、自装置の端末番号、現在接続している無線アクセスポイント13の識別情報などが含まれる。レジスト要求メッセージ送信ののち、サーバ装置11からの確認メッセージを受信するまで待機する(S12)。サーバ装置11からの確認メッセージを受信すると(S12でYES)、これに続いて送信されてくる設定データを受信し(S13)、この設定データを記憶部21に記憶する(S14)。S12で一定時間待機してもサーバ装置11から確認メッセージが返信されて来ない場合には(S12でNO)、S11にもどって再度レジスト要求を送信する。
The operations of S26 and S27 of the block SB1 described first will be described later. First, a registration request message is transmitted to the server device 11 (S11). The registration request message is transmitted as an RTP packet (UDP procedure) in the same manner as the voice signal. Since the UDP procedure cannot confirm the reception of the counterpart device (server device 11), the UDP procedure is repeatedly transmitted a plurality of times so as to ensure the reception of the
次に、ファームウェアのバージョン確認を行う。まず、サーバ装置11に対して、現在端末装置14に対してリリースされているファームウェアの最新バージョンの情報(ファームウェア情報)を要求するメッセージをサーバ装置11に送信する(S20)。これに対応してサーバ装置11からファームウェア情報が返信されてくる(S21)。このファームウェア情報(ファームウェアのバージョン)と自装置のファームウェアのバージョンとを比較してこれらが一致するかを判断する(S22)。自装置のファームウェアバージョンがサーバ装置11のものと一致している場合には(S22でNO)そのまま処理を終了する。
Next, the firmware version is confirmed. First, a message requesting information on the latest version of firmware (firmware information) released to the
サーバ装置11のファームウェアのバージョンと自装置のファームウェアのバージョンが一致しない場合、すなわち更新が必要な場合には(S22でYES)、サーバ装置11に対してファームウェアダウンロード要求メッセージを送信して(S23)、最新のファームウェアをダウンロードする(S24)。そして、現在自装置を再起動可能か否かを判断する(S25)。再起動が可能な状態とは、例えば、ユーザが再起動可と設定しており、且つ通信中でないなどの条件を満たした場合である。再起動可能の場合には(S25でYES)、再起動して実行中のファームウェアを更新する(S26)。再起動が不可な場合には(S25でNO)、そのまま動作を終了して、他の端末装置14と通信可能な運用状態に移行する。
If the firmware version of the
ファームウェアをダウンロードしたのち、S26の処理が実行されなかった場合には、次の電源オン時に、未適用のファームウェアがあることが判断され(S27でYES)、起動前にファームウェアを更新し(S28)、こののちS11に進む。 If the process of S26 is not executed after downloading the firmware, it is determined that there is unapplied firmware at the next power-on (YES in S27), and the firmware is updated before startup (S28). Then, the process proceeds to S11.
なお、S24のファームウェアのダウンロード処理中に、端末装置14の電源がオフされてしまった場合でも、再度電源をオンすれば、端末装置14は、図8の動作を最初からやり直して、再度ファームウェアをダウンロードするため、誤操作や電池切れなどの事故があった場合でもファームウェアの更新が行われなくなることがない。
Even if the power of the
また、S24のダウンロードによって取得された新たなファームウェアは、端末装置14の動作プログラム領域に記憶される実行用ファームウェアの書き換えが完了するまで、フラッシュROMである記憶部21に格納されているため、もし、ファームウェアの更新中に端末装置14の電源がオフされてしまった場合でも、再度電源をオンすれば、端末装置14は、IPLによって起動され、再度ファームウェアの更新が行われるため、誤操作や電池切れなどの事故があった場合でも端末装置14が動かなくなってしまうことはない。
In addition, since the new firmware acquired by downloading in S24 is stored in the
図7で説明した処理は、起動時のレジスト要求の処理であるが、端末装置14は、起動時以外でも、例えば、移動等により接続する無線アクセスポイント13が変わったとき、定期的(たとえば5分毎)に、サーバ装置11の端末テーブル301の登録内容を更新するため、および、自装置の設定データを更新するため、サーバ装置11に対してレジスト要求メッセージを送信する。その場合のレジスト要求処理は、図7のS11からS14までの処理である。端末装置14として運用中には、ファームウェアの確認は行わないようにしているが、行うようにしてもよい。
The processing described with reference to FIG. 7 is registration request processing at the time of activation, but the
図8は、サーバ装置11のレジスト処理を示すフローチャートである。端末装置14からレジスト要求のメッセージを受信すると(S30)、端末テーブル301にそのレジスト要求の情報を登録する(S31)。登録は、レジスト要求に含まれている端末番号のアクティブフラグをセットする、接続中の無線アクセスポイント13の識別情報を書き込むなどの処理である。そして、レジスト要求を受信した旨の確認メッセージを返信する(S32)。続いて、その端末装置14向けの設定データを送信する(S33)。設定データは、たとえば、現在アクティブな他の端末装置14の端末番号、この端末装置14に通信が許可されるグループの番号などである。
FIG. 8 is a flowchart showing registration processing of the
こののち、端末装置14からファームウェア情報を要求するメッセージが送られてくるか否かを判断する(S34)。メッセージが送られてこない場合には(S34でNO)、そのまま動作を終了する。ファームウェア情報を要求するメッセージを受信した場合には(S34でYES)、最新のファームウェア情報を送信する(S35)。そして、端末装置14からファームウェアの送信要求があるか否かを判断する(S36)。送信要求がない場合には(S36でNO)、そのまま動作を終了する。ファームウェア送信要求があった場合には(S36でYES)、要求に応じてファームウェアを送信する(S37)。そして、その端末装置14に対するファームウェア送信履歴を更新する(S38)。
Thereafter, it is determined whether a message requesting firmware information is sent from the terminal device 14 (S34). If no message is sent (NO in S34), the operation is terminated. If a message requesting firmware information is received (YES in S34), the latest firmware information is transmitted (S35). Then, it is determined whether there is a firmware transmission request from the terminal device 14 (S36). If there is no transmission request (NO in S36), the operation is terminated as it is. If there is a firmware transmission request (YES in S36), the firmware is transmitted in response to the request (S37). Then, the firmware transmission history for the
図9は、サーバ装置11のファームウェア管理動作を示すフローチャートである。この動作は、定期的(例えば一日1回)に実行される。センタ装置51へ端末装置14のファームウェア情報の送信を要求し(S41)、センタ装置51から端末装置14のファームウェア情報を受信する(S42)。ファームウェアの最新バージョンが更新された場合、すなわち、新たなファームウェアのリースがあった場合には(S43でYES)、新たにリリースされたファームウェアをダウンロードして記憶する(S44)。そして、ファームウェア情報、すなわち、自装置が記憶している最新のファームウェアのバージョン情報を更新する(S45)。センタ装置51でファームウェアの更新がない場合には(S43でNO)、そのまま終了する。
FIG. 9 is a flowchart showing the firmware management operation of the
以上の動作により、各端末装置14は、直接センタ装置にアクセスしなくても、日常の運用開始時、サーバ装置11へのログインによってファームウェアを更新して、動作・機能を最新の状態を保つことができる。
Through the above operation, each
上記実施形態では、サーバ装置11は、端末装置14用のファームウェアをセンタ装置51からダウンロードしているが、他の方法で取得してもよい。たとえば、USBなどのメディアインタフェースに接続される外付け記憶デバイスから取得してもよい。また、外付け記憶デバイスをファームウェアの記憶装置としてサーバ装置11に接続したままにしてもよい。この場合、外付け記憶デバイスを記憶部31に優先させ、外付け記憶デバイスが接続されている場合には、図8の動作で端末装置14に対して外付け記憶デバイスに記憶されているファームウェアを送信してもよい。サーバ装置11の記憶部31に標準のファームウェアが記憶されている場合に、外付け記憶デバイスにカスタマイズされたファームウェアやバージョンを落としたファームウェアを記憶し、このカスタマイズされたファームウェアやバージョンを落としたファームウェアで音声通信システムを運用しようとする場合に有効である。
In the above embodiment, the
なお、サーバ装置11自身のファームウェアの確認および更新は、これとは別の処理で別途行えばよい。
Note that the firmware of the
次に、端末装置14の運用モードにおける端末装置14およびサーバ装置11の動作について説明する。
Next, operations of the
図10は端末装置14の制御部20の通信制御動作を示すフローチャートである。この処理動作は20ミリ秒毎に繰り返し実行される。この処理動作では、PTTスイッチ220のオン/オフや音声パケット(RTPパケット)の受信に応じて、現在の通信の状態(ステータス)を割り出す。ここで、このフローチャートに登場するフラグ、タイマ類は以下のとおりである。
FIG. 10 is a flowchart showing the communication control operation of the
PTT:プッシュ・トゥ・トーク・スイッチ(PTTスイッチ)220の略記であるが、PTTスイッチ220のオン/オフに限定されず、VOX回路による送信信号のオン/オフも含んでいる。
NC0:ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号)
NC1:セッション番号、実行中の通信セッションを識別する番号、通信セッションが確立される最初の音声パケットに書き込まれていた通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号)が用いられる。
FC:通信セッションフラグ(この端末装置14が通信セッションに参加していることを示すフラグ)
FT:通信中フラグ(音声パケットの送信中または受信中であることを示すフラグ)
T1:保持時間タイマ(通信セッションの保持時間(5秒)を計時するタイマ)
PTT: An abbreviation for push-to-talk switch (PTT switch) 220, but is not limited to ON / OFF of the
NC0: Communication partner identification number selected by user operation (terminal number / group number)
NC1: A session number, a number for identifying an ongoing communication session, and an identification number (terminal number / group number) of a communication partner written in the first voice packet with which the communication session is established are used.
FC: Communication session flag (a flag indicating that this
FT: Communication flag (flag indicating that a voice packet is being transmitted or received)
T1: Holding time timer (timer for measuring the holding time (5 seconds) of the communication session)
S50〜S61は音声パケットの送信管理処理である。制御部20は、PTTスイッチ220の状態を判断する(S50)。制御部20は、PTTスイッチ220がオンしている場合、処理をS51に進める。PTTスイッチ220がオンしていない場合、処理をS60に進める。
S50 to S61 are voice packet transmission management processes. The
S51では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S51でNO)、今回の音声パケットは呼出音声パケットであり、この音声パケットの送信により、サーバ装置により通信セッションが開始される。制御部20は、通信セッションフラグFC、および、音声パケットを送受信中であることを示す通信中フラグFTをセットする(S52)。そして、制御部20は、ユーザによって選択された通信相手番号NC0を通信セッション番号NC1に転記し(S53)、この通信セッション番号NC1が音声信号とともにデータ本体に書き込まれた音声パケットをサーバ装置11宛に送信する(S54)。そして保持時間タイマT1を5秒にリセットする(S55)。こののち、制御部20は、S70以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
In S51, the
S51で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S51でYES)、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否か、すなわち、現在音声パケットの送信または受信中であるかを判断する(S56)。通信中フラグFTがセットされていない場合(S56でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをセットする(S57)。処理がS51→S56→S57に進むのは、以前に開始された通信セッションが維持されており、今回新たに音声パケット(ユーザの通話音声)の送信を開始するという状況である。こののち、S54に処理を進める。
If the communication session flag FC is already set in S51 (YES in S51), the
S50において、PTTスイッチ220がオンされていない場合(S50でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをリセットする(S60)。なお、通信中フラグFTが既にリセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、S70以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
If the
制御部20は、S70で、ネットワーク17を介して音声パケットを受信したか否かを判断する。制御部20は、音声パケットを受信した場合、処理をS71に進める。音声パケットを受信していない場合、処理をS80に進める。
In S70, the
S71では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S71でNO)、今回新たな通信セッションが確立され、その最初の音声パケットが送信されてきたと判断し、通信セッションフラグFC、および、音声パケットを送受信中であることを示す通信中フラグFTをセットする(S73)。そして、制御部20は、その音声パケットに含まれている通信相手番号を通信セッション番号NC1に転記する(S74)。そして、制御部20は、音声パケットをオーディオ回路24に出力し(S75)、保持時間タイマT1を5秒にリセットする(S76)。
In S71, the
S71で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S71でYES)、制御部20は、今回の音声パケットの受信に対応して通信中フラグFTをセットする(S72)。なお、通信中フラグFTが既にセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、処理をS75に進める。
If the communication session flag FC is already set in S71 (YES in S71), the
S70において、音声パケットを受信しなかった場合(S70でNO)、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する(S80)。通信セッションフラグFCがセットされている場合(S80でYES)、制御部20は、S81以下の処理を実行する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S80でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
In S70, when no voice packet is received (NO in S70), the
S81では、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否かを判断する。通信中フラグFTがセットされている場合(S81でYES)、制御部20は、そのまま処理を終了する。通信中フラグFTがセットされていない場合(S81でNO)、すなわち、通信中フラグFTはリセットされているが通信セッションフラグFCがセットされた状態の場合、制御部20は、保持時間タイマT1を1カウント(20ミリ秒分)減算する(S82)。そして、この減算で保持時間タイマT1が0になったか否かを判断する(S83)。保持時間タイマT1が0になった場合(S83でYES)、制御部20は、通信セッションが解消されたとして、通信セッションフラグFCをリセットする(S84)。S83において、保持時間タイマT1が未だ0よりも大きい場合(S83でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
In S81, the
図11(A)、(B)はサーバ装置の動作を示すフローチャートである。図11(A)は、音声パケット受信時の処理動作を示している。図11(B)は、ミキシングテーブル管理処理動作を示している。 11A and 11B are flowcharts showing the operation of the server apparatus. FIG. 11A shows a processing operation when receiving a voice packet. FIG. 11B shows a mixing table management processing operation.
図11(A)において、制御部30は、音声パケットを受信すると、発信元端末番号および通信相手番号で識別される通信セッションが、既にミキシングテーブル303に登録されているかを判断する(S90)。通信セッションが既にミキシングテーブル303に登録されている場合(S90でYES)、制御部30は、ミキシングテーブル303の参加端末番号に基づき、受信した音声パケットの音声信号を通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S96)。そして、ミキシングテーブル303の保持時間タイマTSを30秒にリセットする(S97)。
In FIG. 11A, when receiving the voice packet, the
受信した音声パケットの通信セッションが、ミキシングテーブル303に登録されていない場合(S90でNO)、すなわち、この音声パケットが呼出音声パケットであった場合、この新たな通信セッションをミキシングテーブル303に登録する(S91)。このとき、通信相手番号がセッション番号として登録され、この音声パケットの送信元の端末装置14の端末番号が発呼端末番号として登録される。参加端末番号としては、個別通信セッションの場合、通信相手番号および発呼端末番号が登録され、グループ通信セッションの場合、発呼端末番号および通信相手番号のグループに所属する端末装置14の端末番号が登録される。また、発呼端末装置がグループに所属していない場合には、発呼端末番号は追加端末番号にも登録される。さらに、グループに所属している端末装置14のうち、非アクティブ、他の通信セッションに参加中などでこの通信セッションに参加できないものがある場合、その端末番号は参加端末番号の欄から除外される。
If the communication session of the received voice packet is not registered in the mixing table 303 (NO in S90), that is, if this voice packet is a calling voice packet, this new communication session is registered in the mixing table 303. (S91). At this time, the communication partner number is registered as the session number, and the terminal number of the
制御部30は、受信した音声パケットの音声信号を、ミキシングテーブル303の参加端末番号に基づき、通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S92)。
The
図11(B)の処理動作は、定期的(たとえば20ミリ秒毎)に繰り返し実行される。制御部30は、まずミキシングテーブル303の先頭行の通信セッションを指定する(S100)。制御部30は、指定された通信セッションの保持時間タイマTSを1カウント(20ミリ秒分)減算し(S101)、この減算で保持時間タイマTSが0になったか否かを判断する(S102)。保持時間タイマTSが0になった場合(S102でYES)、制御部30は、この通信セッションは終了したとして、この行の通信セッションを消去する(S103)。
The processing operation of FIG. 11B is repeatedly executed periodically (for example, every 20 milliseconds). The
制御部30は、以上の処理をミキシングテーブル303の最終行になるまで順次行うことで(S104、S105)、ミキシングテーブル303の管理を行う。
The
この実施形態では、動作プログラム本体であるファームウェアをダウンロードする場合について説明したが、動作プログラムの一部を修正するパッチプログラムについても同様の処理でよい。 In this embodiment, the case of downloading the firmware that is the operation program main body has been described, but the same processing may be applied to a patch program that corrects a part of the operation program.
11 サーバ装置(中継装置)
12 管理装置
13 無線アクセスポイント
14 端末装置
51 センタ装置
301 端末テーブル
11 Server device (relay device)
12
Claims (5)
前記端末装置は、電源オン時に前記中継装置に対してログイン要求を送信し、
前記中継装置は、前記端末装置から受信したログイン要求を受け付けて、そのログインを登録し、
さらに、前記中継装置は、ログインしている端末装置から受信した音声信号を他のログインしている端末装置に転送する
音声通信システムであって、
前記中継装置は、前記端末装置の動作プログラムを更新する更新プログラムを記憶し、
前記端末装置は、前記ログイン時に、前記中継装置から前記更新プログラムをダウンロードして前記動作プログラムを更新する
音声通信システム。 A relay device and a plurality of terminal devices connected to each other via a communication network;
The terminal device transmits a login request to the relay device at power-on,
The relay device accepts a login request received from the terminal device, registers the login,
Further, the relay device is a voice communication system for transferring a voice signal received from a logged-in terminal device to another logged-in terminal device,
The relay device stores an update program for updating an operation program of the terminal device,
The terminal device downloads the update program from the relay device and updates the operation program at the time of login.
自身の動作プログラムのバージョンを記憶し、
前記中継装置から前記更新プログラムのバージョン情報を受信して前記自身の動作プログラムと一致するか否かを判断し、一致しない場合に前記中継装置から前記更新プログラムをダウンロードする
請求項1に記載の音声通信システム。 The terminal device
Remembers the version of its operating program,
The audio according to claim 1, wherein the update program receives version information of the update program from the relay device, determines whether or not it matches the own operation program, and downloads the update program from the relay device if they do not match. Communications system.
前記端末装置から受信したログイン要求を受け付けて、そのログインを登録する登録処理部と、
ログインしている端末装置から受信した音声信号を、他のログインしている端末装置に転送する転送処理部と、
前記端末装置の動作プログラムを更新する更新プログラムを記憶する記憶部と、
前記端末装置からのダウンロード要求に応じて、前記端末装置に対して前記更新プログラムを送信するプログラム送信部と、
を備えた中継装置。 A communication unit that communicates with a device including a plurality of terminal devices via a communication network;
A registration processing unit that accepts a login request received from the terminal device and registers the login;
A transfer processing unit for transferring an audio signal received from a logged-in terminal device to another logged-in terminal device;
A storage unit for storing an update program for updating the operation program of the terminal device;
In response to a download request from the terminal device, a program transmission unit that transmits the update program to the terminal device;
A relay device comprising:
The relay apparatus according to claim 4, further comprising an update program acquisition unit that communicates with a center apparatus that manages an operation program of the terminal apparatus via the Internet and acquires the update program from the center apparatus.
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