JP2015090520A - 触覚機能付表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】触覚提示のための電極と静電容量方式タッチパネル技術とを組み合わせ、低コストで信頼性の高い触覚機能付表示装置を提供する。
【解決手段】触覚機能付表示装置1は、タッチパネル電極19と、タッチパネル電極19の上に備えられる導電層17と、導電層17の上に備えられる絶縁層18と、ユーザに電気的な触覚を提示するために導電層17とユーザの指20との間の電位差を変化させる制御手段8とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】触覚機能付表示装置1は、タッチパネル電極19と、タッチパネル電極19の上に備えられる導電層17と、導電層17の上に備えられる絶縁層18と、ユーザに電気的な触覚を提示するために導電層17とユーザの指20との間の電位差を変化させる制御手段8とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、例えば情報端末装置などに備えられる触覚機能付表示装置に関する。
近年、例えばスマートフォンなどのように、静電容量方式タッチパネルを指で操作する情報端末装置が多数商品化されている。情報端末装置は、モーター又はアクチュエータなどによりユーザの触覚を刺激する機能を備える場合がある。ユーザの触覚は、例えば、機械的な振動で、又は、電気的に刺激される。
触覚提示の一手法としては、例えば、ディスプレイの表面のいずれかの位置に、触覚提示のための透明導電層(電極)と絶縁層とを備える。
例えば、透明電極にITO(Indium-Tin Oxide)が用いられる。例えば、絶縁層は、厚さ10nm以上、50nm以下の塗布膜により形成される。
また、静電容量方式タッチパネルの電極を、触覚提示用の電極として用いる技術が検討されている。
上記のように、静電容量方式タッチパネルの電極を、触覚提示用の電極として用いる技術を適用すると、製造コストが高くなり、信頼性が低下する場合があり、実用化が困難である。
また、触覚提示用の透明電極の下に、静電容量方式タッチパネルが備えられた場合、触覚提示用の透明電極により静電容量方式タッチパネルの動作が阻害される場合がある。したがって、触覚提示用の透明電極と抵抗膜方式タッチパネルとを組み合わせる場合が多い。
触覚提示用の透明電極と静電容量方式タッチパネルとを組み合わせる場合、触覚提示のための動作を行う期間に、静電容量方式タッチパネルを動作させることができないという制約が生じる。
静電容量方式タッチパネルの一般的な駆動電圧は、例えば1V以上、5V以下であり、稀に20V程度の駆動電圧が用いられる。これに対して、触覚提示のための駆動電圧は、例えば100V以上、1kV以下であり、静電容量方式タッチパネルの駆動電圧よりも大きい。このため、静電容量方式タッチパネル用の保護回路と、触覚提示回路用の保護回路とで、異なる設計とする必要が生じ、周辺回路が複雑化し、製造コストが上がる場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、触覚提示のための電極と静電容量方式タッチパネル技術とを組み合わせ、低コストで信頼性の高い触覚機能付表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る触覚機能付表示装置は、タッチパネル電極と、タッチパネル電極の上に備えられる導電層と、導電層の上に備えられる絶縁層と、ユーザに電気的な触覚を提示するために導電層とユーザの指との間の電位差を変化させる制御手段とを備える。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は実質的に同一の機能及び構成要素については、同一符号を付し、必要に応じて説明を行う。
各実施形態では、表示装置が液晶表示装置の場合を例として説明するが、有機エレクトロルミネッセンス表示装置又は有機発光ダイオード表示装置などのような、他の表示装置であってもよい。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る触覚機能付表示装置1の構成の一例を示す図である。この図1において、表示パネル2は断面図で表されており、駆動制御に関わる各種の構成要素はブロックで表されている。
図1は、本実施形態に係る触覚機能付表示装置1の構成の一例を示す図である。この図1において、表示パネル2は断面図で表されており、駆動制御に関わる各種の構成要素はブロックで表されている。
触覚機能付表示装置1は、表示パネル2、コントローラ3、プロセッサ4、スピーカ5、液晶コントローラ6、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits)7、電圧制御部8を備える。
図1における表示パネル2の上側は、触覚機能付表示装置1の観察者側(外側)であり、表面側である。表示パネル2の下側は、触覚機能付表示装置1の装置内部側(内側)であり、裏面側である。
表示パネル2は、アレイ基板9、対向基板10、液晶層11、偏光板12、導電層13、絶縁層14、静電容量方式タッチパネル15、偏光板16、保護カバー21、導電性のり17、飛散防止フィルム18を備える。
図1では、例えばバックライトユニットなどのような液晶表示装置における通常の構成要素については省略されている。
アレイ基板9の上側には、液晶層11を挟んで対向基板10が備えられる。アレイ基板9と対向基板10とは、対向している。
アレイ基板9の下側には、偏光板12が備えられる。偏光版12は、特定の方向に偏光した光を透過する。
偏光板12の下側には、導電層13が備えられる。
導電層13の下側には、絶縁層14が備えられる。
対向基板10の上側には、静電容量方式タッチパネル15が備えられる。静電容量方式タッチパネル15は、タッチパネル機能実現のためのタッチパネル電極19を備える。
静電容量方式タッチパネル15の上側には、偏光板16が備えられる。
偏光板16の上側には、保護カバー21が備えられる。保護カバー21としては、例えば強化ガラスが用いられる。
保護カバー21の上側には、導電性のり17により飛散防止フィルム18が貼り付けられる。飛散防止フィルム18は最表面に備えられる。飛散防止フィルム18は、絶縁層とする。
飛散防止フィルム18は、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)で形成される。飛散防止フィルム18は、例えば、10μm以上、100μm以下の厚さとする。
導電性のり17は、導電性を持つ粘着材層である。例えば、導電性のり17は、一般的なアクリル系粘着剤に、導電性粒子を所定の割合で分散して作成される。導電性粒子としては、特に制限はないが、例えば、金属粒子、酸化インジウムスズ(ITO)粒子、高分子導電体を用いることができる。
導電性のり17の抵抗値は、例えば、10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲(1E+6Ω/□〜1E+11Ω/□)とする。Ω/□は、オーム/スクエアであり、単位面積当たりの抵抗値であり、表面抵抗率を示す。導電性のり17の表面抵抗値は、例えば10+10Ω/□程度とする。これにより、導電性のり17が静電容量方式タッチパネル15の動作を妨げることを防止することができる。
液晶表示装置の対向基板10の上側には、タッチパネル電極19を備えた静電容量方式タッチパネル15が備えられている。なお、静電容量方式タッチパネル15は、オンセル型でもよく、インセル型でもよい。上述のように、静電容量方式タッチパネル15のタッチパネル電極19の上側には偏光板16が備えられ、下側には導電層13が備えられる。
静電容量方式タッチパネル15からの信号は、表示パネル2用の液晶コントローラ6とは別のコントローラ3に入力される。
コントローラ3は、静電容量方式タッチパネル15からの信号に基づいて、ユーザによってタッチされたか否かを判断するとともに、タッチされた位置(座標)を算出する。そして、コントローラ3は、タッチ判断結果データ、タッチ位置データをプロセッサ4に出力する。
プロセッサ4は、コントローラ3からのタッチ判断結果データ、タッチ位置データに基づいて、スピーカ5へ音信号を出力し、液晶(LCD)コントローラ6へ映像信号を出力する。
スピーカ5は、音信号に基づいて、音を出力する。
液晶コントローラ6は、プロセッサ4からの映像信号に基づいて、フレキシブルプリント基板7経由で、表示パネル2の表示制御を行う。例えば、液晶コントローラ6は、映像信号を液晶信号に変換する。
コントローラ3は、電圧制御部8へ触覚信号を出力する。
電圧制御部8は、触覚信号に基づいて調整された電圧波形、周波数、振幅の電圧を、フレキシブルプリント基板7経由で、導電層13と導電性のり17とのうちのいずれか一方に印加する。そして、導電層13と導電性のり17とのうちの他方には、グランド(GND)電位が供給される。
本実施形態において、図1では、電圧制御部8は、フレキシブルプリント基板7経由で、導電層13に電圧を印加し、導電性のり17にフレキシブルプリント基板7経由でグランド電位が供給される場合を例として説明している。しかしながら、これとは逆に、電圧制御部8は導電性のり17に電圧を印加し、導電層13にグランド電位が供給されてもよい。
例えば、電圧制御部8が導電性のり17に電圧を印加し、グランド電位が導電層13に供給される場合、指20などの人体は、導電層13と容量結合することによって、電気的にグランドとなる。指20で表示パネル2にタッチする場合、指20は電気的にグランドであるため、指20の表面と導電性のり17との間で電圧波形に基づく刺激が指20に与えられる。これにより、表示パネル2にタッチしている指20の触覚を刺激することができる。この触覚の刺激は、導電層13及び導電性のり17の役割を入れ替えても同様である。
本実施形態において、導電性のり17の抵抗値が、例えば、10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲のいずれかの値のように、タッチパネル電極19と比べて十分に高い場合には、静電容量方式タッチパネル15は、表示パネル2にタッチする指20と静電容量方式タッチパネル15との間の静電容量結合の変化を検出可能であり、検出結果を示す信号をコントローラ3に出力する。この信号に基づいて、コントローラ3は、指20がどこをタッチしているか検出・算出する。
これに対して、例えば、導電性のり17の抵抗値が低い場合、例えば表面抵抗が100Ω/□程度の場合、静電容量方式タッチパネル15による検出精度は低下する。なぜなら、導電性のり17がシールド層となって、静電容量方式タッチパネル15のタッチパネル電極19と指20との間の結合容量の変化等が正常に検出されることが妨げられる場合があるためである。
図2は、表示パネル2の一例を示す平面図である。この図2は、時計型の表示パネル2を例示している。
例えば強化ガラスなどの保護カバー21は、表示パネル2の表示エリア22の破壊を防ぐため、この表示エリア22と同じサイズであるか、又は、表示エリア22より大きい。
この図2には図示されていないが、飛散防止フィルム18も、表示エリア22と同じサイズであるか、又は、表示エリア22より大きく、表示エリア22を覆うように貼られる。飛散防止フィルム18は、保護カバー21が割れて飛び散ることを防止する。
さらに、飛散防止フィルム18は、触覚提示のために、静電容量方式タッチパネル15の動作範囲を覆うように貼られる。ここで、静電容量方式タッチパネル15の動作範囲とは、指20のタッチを検出可能な範囲である。
保護カバー21の下側には、対向基板10及びアレイ基板9が備えられる。
フレキシブルプリント基板7の一端は、表示パネル2と電気的に接続される。フレキシブルプリント基板7の他端は、表示パネル2の裏側へ折り曲げられ、周辺回路と電気的に接続される。周辺回路は、例えば、液晶コントローラ6、電圧制御部8を含む。
フレキシブルプリント基板7は、周辺回路からの表示のための液晶信号や電源を、表示パネル2へ供給する。例えば、フレキシブルプリント基板7は、グランド電位を、導電層13と導電性のり17とのうちのいずれか一方に供給し、他方に電圧制御部8からの電圧を印加する。フレキシブルプリント基板7は、銅箔テープなどを用いて導電層13と導電性のり17とのうちのいずれか一方と電気的に接続されるとしてもよい。フレキシブルプリント基板7は、容量結合を経由して表示パネル2と電気的に接続されるとしてもよい。
ここで、導電性のり17の抵抗値について、より詳しく説明する。
静電容量方式タッチパネル15のタッチパネル電極19は、およそ100kHz以上、500kHz以下で駆動される。一方、触覚提示用の電極信号は、およそ数十Hz以上、数百Hz以下で駆動される。そこで、導電性のり17の抵抗値は、およそ100kHz以上、500kHz以下の信号を透過し、およそ数十Hz以上、数百Hz以下の信号で応答するように、決定されるべきである。表示装置の製品に応じて最適化が図られることが好ましいが、およそ3インチ以上、10インチ以下の表示パネル2を備えたスマートフォン又はタブレット型デバイスの場合には、上述のように、導電性のり17の抵抗値は、およそ例えば10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲に属することが好ましい。
なお、本実施形態においては、指20と導電性のり17との間の容量の値は、およそ数pF以上、10pF以下と見積もっているが、この容量の値は個人差がある。
以上説明した本実施形態においては、静電容量方式タッチパネル15のタッチパネル電極19とは別に、静電容量方式タッチパネル15の上方(ユーザ側)に、触覚提示のための電極として導電性のり17が備えられる。上側の電極である導電性のり17を、例えば酸化インジウムスズなどによる低抵抗とするのではなく、例えば10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲に属するようにある程度高抵抗とする。これにより、導電性のり17が静電容量方式タッチパネル15の動作を妨げることを防止することができる。
本実施形態においては、保護カバー21の上側に、導電のり17が備えられる。飛散防止フィルム18は、保護カバー21の上に導電性のり17によりのり付けされる。これにより、表示パネル2の製造工程を簡略化できる。
本実施形態においては、飛散防止フィルム18ののりに導電性粒子を分散させることにより、導電性のり17が形成される。これにより、適切な導電性のり17の抵抗値を実現することができる。
本実施形態においては、導電性のり17とタッチパネル電極19とで抵抗値を変えることにより、触覚提示のための動作を行う期間に、静電容量方式タッチパネル15を動作させることができる。
本実施形態において、電圧制御部8は、触覚信号に基づいて調整された電圧波形、周波数、振幅の電圧を、フレキシブルプリント基板7経由で、導電層13と導電性のり17とのうちのいずれか一方に印加する。そして、導電層13と導電性のり17とのうちの他方には、グランド電位が供給される。これにより、周辺回路が複雑化することを防止し、製造コストが上昇することを防止することができる。
以上のように、本実施形態においては、触覚提示のための電極と静電容量方式タッチパネル技術とを組み合わせることにより、低コストで信頼性の高い触覚機能付表示装置1を提供することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、上記第1の実施形態の変形例であり、インセル方式、かつ、反射型の触覚機能付表示装置について説明する。
本実施形態においては、上記第1の実施形態の変形例であり、インセル方式、かつ、反射型の触覚機能付表示装置について説明する。
図3は、本実施形態に係る触覚機能付表示装置23の構成の一例を示す図である。この図3では、表示パネル24のみを図示しており、周辺回路などについては省略している。
表示パネル24は、アレイ基板9、対向基板25、液晶層11、静電容量方式タッチパネル電極26、偏光板16、保護カバー21、導電性のり17、飛散防止フィルム18を備える。
本実施形態において、対向基板25は、例えばカラーフィルタを備えるカラーフィルタ基板とする。
アレイ基板9と対向基板25とは、例えばおよそ2μm以上、5μm以下の所定の間隔で対向するように配置される。
アレイ基板9と対向基板25との間には、液晶材料が封入され、液晶層11が形成される。
対向基板25の上側には、静電容量方式タッチパネル電極26が形成される。静電容量方式タッチパネル電極26は、図3では省略されている図1のコントローラ3と電気的に接続される。
静電容量方式タッチパネル電極26の形成されている対向基板25の上側には、偏光板16が形成される。
偏光板16の上側には、保護カバー21が備えられる。保護カバー21は、偏光板16に接着されてもよく、偏光板16の上方に空気層を介して備えられてもよい。
保護カバー21の上側には、導電性のり17を用いて飛散防止フィルム18が貼られる。
以上説明した本実施形態においては、インセル方式、かつ、反射型の触覚機能付表示装置23についても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態においては、上記第1の実施形態の変形例であり、触覚機能付表示装置の上面(表面)側及び下面(裏面)側に、それぞれ保護カバーを備え、さらに、飛散防止フィルムを導電性のりで貼り付けている。なお、本実施形態と同様の構成は、上記第2の実施形態でも同様に適用可能である。
本実施形態においては、上記第1の実施形態の変形例であり、触覚機能付表示装置の上面(表面)側及び下面(裏面)側に、それぞれ保護カバーを備え、さらに、飛散防止フィルムを導電性のりで貼り付けている。なお、本実施形態と同様の構成は、上記第2の実施形態でも同様に適用可能である。
図4は、本実施形態に係る触覚機能付表示装置27の構成の一例を示す図である。
表示パネル28の裏側筐体は、例えば強化ガラスなどのような保護カバー29で構成される。導電層13及び絶縁層14の下側に、保護カバー29が備えられる。
保護カバー29の下面には、導電性のり30を用いて飛散防止フィルム31が貼られる。
導電層13と導電性のり30は、保護カバー29を挟んで対向しており、静電容量を形成する。導電層13に駆動電圧を印加したり、グランド電位を供給すると、静電容量を介して、導電性のり30及び飛散防止フィルム31に駆動電圧を印加したり、グランド(一定)電位を供給することができる。
以上説明した本実施形態においては、上記第1及び第2の実施形態と同様の効果に加えて、触覚機能付表示装置27の裏側でも触覚提示を行なうことができる。
(第4の実施形態)
本実施形態においては、上記第1の実施形態の変形例であり、保護カバー及び飛散防止フィルムを備えていない触覚機能付表示装置について説明する。なお、本実施形態と同様の構成は、上記第2及び第3の実施形態でも同様に適用可能である。
本実施形態においては、上記第1の実施形態の変形例であり、保護カバー及び飛散防止フィルムを備えていない触覚機能付表示装置について説明する。なお、本実施形態と同様の構成は、上記第2及び第3の実施形態でも同様に適用可能である。
図5は、本実施形態に係る触覚機能付表示装置32の構成の一例を示す図である。
表示パネル33は、静電容量方式タッチパネル15の上に、導電性のり17を用いて偏光板16が貼られる。偏光板16は、絶縁層とする。
この表示パネル33の上面側には、保護カバーが備えられない。ユーザの指20は、偏光板16に直接タッチすることになる。
本実施形態に係る導電性のり17の電気的抵抗値は、上記第1の実施形態の場合と同様に、静電容量方式タッチパネル15の動作を妨げない10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲に属するとする。
以上説明した本実施形態においては、上記第1乃至第3の実施形態と同様の効果に加えて、保護カバーが備えられない分、薄型軽量化することができる。
(第5の実施形態)
本実施形態においては、上記第1乃至第4の実施形態の変形例であり、導電性のり17の抵抗値について説明する。
本実施形態においては、上記第1乃至第4の実施形態の変形例であり、導電性のり17の抵抗値について説明する。
図6は、導電性のり17の抵抗値の分布の一例を示す平面図である。
導電性のり17は、飛散防止フィルム18又は偏光板16を他の部材に貼り付ける。
導電性のり17のうち、静電容量方式タッチパネル15の動作が重要なアクティブエリア17aでは、導電性のり17の抵抗値は、静電容量方式タッチパネル15の動作を妨げない10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲に属するとする。
導電性のり17のアクティブエリア17aを囲む額縁エリア17bでは、導電性のり17の抵抗値を例えば1kΩ/□以下とする。
このように、導電性のり17の抵抗値を、アクティブエリア17aで高抵抗とし、額縁エリア17bで低抵抗とし、アクティブエリア17aと額縁エリア17bとで変化させることにより、導電性のり17の全体が10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲に属する抵抗値を持つ場合と比べて、電圧制御部8からアクティブエリア17aの手前の額縁エリア17bまでの抵抗値を下げることができる。このため、より面積の大きい表示装置に、上記第1乃至第4の実施形態を適用可能である。
(第6の実施形態)
本実施形態では、上記第1乃至第5の実施形態に係る触覚機能付表示装置の適用例について説明する。本実施形態においては、上記図4に示される第3の実施形態に係る触覚機能付表示装置27の適用例について説明するが、他の実施形態に係る触覚機能付表示装置1,23,32についても同様に適用可能である。
本実施形態では、上記第1乃至第5の実施形態に係る触覚機能付表示装置の適用例について説明する。本実施形態においては、上記図4に示される第3の実施形態に係る触覚機能付表示装置27の適用例について説明するが、他の実施形態に係る触覚機能付表示装置1,23,32についても同様に適用可能である。
図7は、本実施形態に係る触覚機能付表示装置27の一例を示す図である。
図8は、図7のA−A断面図である。
触覚機能付表示装置27は、腕時計型であり、ユーザの腕34にバンド35で固定される。例えば、長辺が1.5インチ程度のサイズの表示パネル28は、ベゼル36内に備えられる。表示パネル28の表面側及び裏面側には、それぞれ保護カバー21,29が備えられる。保護カバー21の表面側には、図7及び図8で図示しない飛散防止フィルム18が導電性のり17で貼り付けられる。保護カバー21の裏面側には、図7及び図8で図示しない飛散防止フィルム31が導電性のり30で貼り付けられる。
このような本実施形態においては、腕時計型のモバイル機器に、触覚機能を搭載することができる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,23,27,32…触覚機能付表示装置、2,24,28,33…表示パネル、3…コントローラ、4…プロセッサ、5…スピーカ、6…液晶コントローラ、7…フレキシブルプリント基板、8…電圧制御部、9…アレイ基板、10,25…対向基板、11…液晶層、12,16…偏光板、13…導電層、14…絶縁層、15…静電容量方式タッチパネル、17,30…導電性のり、18,31…飛散防止フィルム、19…タッチパネル電極、20…指、21,29…保護カバー、22…表示エリア、26…静電容量方式タッチパネル電極、36…ベゼル。
Claims (5)
- タッチパネル電極と、
前記タッチパネル電極の上に備えられる導電層と、
前記導電層の上に備えられる絶縁層と、
ユーザに電気的な触覚を提示するために前記導電層と前記ユーザの指との間の電位差を変化させる制御手段と
を具備することを特徴とする触覚機能付表示装置。 - 前記絶縁層は、飛散防止フィルムであり、
前記導電層は、導電性のりである
ことを特徴とする請求項1記載の触覚機能付表示装置。 - 前記絶縁層は、偏光板であり、
前記導電層は、導電性のりである
ことを特徴とする請求項1記載の触覚機能付表示装置。 - 前記導電層の抵抗値は、10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲に属することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の触覚機能付表示装置。
- 前記導電層のアクティブエリアの抵抗値は、10+6Ω/□以上、10+11Ω/□以下の範囲に属し、前記導電層の額縁エリアの抵抗値は、1kΩ/□以下である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の触覚機能付表示装置。
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JP2013229333A JP2015090520A (ja) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | 触覚機能付表示装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2576628A (en) * | 2018-07-19 | 2020-02-26 | Lg Display Co Ltd | Display apparatus with touch sensor |
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- 2013-11-05 JP JP2013229333A patent/JP2015090520A/ja active Pending
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