JP2015090359A - ボルト締めトルク体感装置 - Google Patents

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岡 美 樹 松
Miki Matsuoka
岡 美 樹 松
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Abstract

【課題】低コストで、様々なボルト径に容易に対応することができるボルト締めトルク体感装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、上方回動許容部及び下方回動許容部が設けられた柱体と、上方回動許容部の回りを回動可能な上側回動部材と、下方回動許容部の回りを回動可能な下側回動部材と、前記上側回動部材と前記下側回動部材との間に挟持されたロードセルと、を備え、上側回動部材には、それぞれ対応する所定の回動位置においてボルト案内孔上に位置する複数のボルト上側案内孔が設けられており、下側回動部材には、それぞれ対応する所定の回動位置において前記ボルト案内孔下に位置する複数のボルトネジ孔が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができるボルト締めトルク体感装置に関する。
ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができるボルト締めトルク体感装置として、特許文献1に、「ボルトの軸力トレーニング装置」が開示されている。
特許文献1に開示された装置101の概略を、図6に示す。図6に示すように、当該装置101においては、圧縮ロードセル104が2枚の挟持部材102、103の間に介在し、ロードセル104の貫通部に挿通された被試験ボルト105を締め付ける際に、当該ボルト105の軸力を測定できるようになっている。
また、当該装置101においては、ボルト用の挿通孔を有する穴ブロック109と、ボルト用のネジ孔(タップ孔)を有するタップブロック124とが、ボルトの径にあわせて、それ以外の構成部分に対して着脱可能となっている。これにより、当該装置101は、様々なボルト径に対応することができる。
特開平10−138083
しかしながら、特許文献1に開示された装置101では、ボルト径にあわせて、穴ブロック109及びタップブロック124の着脱を行う必要がある。これは、手間がかかる作業である。
また、ボルト径にあわせて、穴ブロック及びタップブロックを複数組用意しておく必要があるが、それらの製造コストも問題となり得る。
本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、低コストで、様々なボルト径に容易に対応することができるボルト締めトルク体感装置を提供することである。
本発明は、上方回動許容部及び下方回動許容部が設けられた柱体と、前記上方回動許容部によって貫通され、当該上方回動許容部の回りを回動可能な上側回動部材と、前記下方回動許容部によって貫通され、当該下方回動許容部の回りを回動可能な下側回動部材と、前記上側回動部材と前記下側回動部材との間に挟持され、当該上側回動部材と当該下側回動部材との間に作用する荷重を測定するロードセルと、を備え、前記ロードセルには、前記上側回動部材側から前記下側回動部材側まで貫通するボルト案内孔が設けられており、前記上側回動部材には、それぞれ対応する所定の回動位置において前記ボルト案内孔上に位置する複数のボルト上側案内孔が設けられており、前記下側回動部材には、それぞれ対応する所定の回動位置において前記ボルト案内孔下に位置する複数のボルトネジ孔が設けられていることを特徴とするボルト締めトルク体感装置である。
本発明によれば、上側回動部材の複数のボルト上側案内孔のそれぞれが、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔上に位置することができ、下側回動部材の複数のボルトネジ孔のそれぞれが、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔下に位置することができるため、上側回動部材及び下側回動部材をそれぞれ所望に回動させることにより、各対のボルト上側案内孔とボルトネジ孔とをボルト案内孔の上下に容易に位置決めすることができる。
そして、各対のボルト上側案内孔とボルトネジ孔とがボルト案内孔の上下に位置された各々の状態において、対応するボルトをボルト案内孔に挿通してボルトネジ孔に締めていく(ボルト締め作業を行う)ことにより、当該ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができる。
以上により、様々なボルト径に容易に対応することができるボルト締めトルク体感装置を、低コストに提供することができる。
例えば、複数のボルト上側案内孔は、上方回動許容部の回りに、周方向に略等間隔に設けられ得るし、複数のボルトネジ孔は、下方回動許容部の回りに、周方向に略等間隔に設けられ得る。
具体的には、ボルト上側案内孔の数及びボルトネジ孔の数が共に5であれば、当該ボルト上側案内孔は、上方回動許容部の回りに、周方向に略72°毎に設けられることが好ましく、ボルトネジ孔も、下方回動許容部の回りに、周方向に略72°毎に設けられることが好ましい。この場合、見た目のデザインバランスがよく、装置の美観に優れる。
また、各対のボルト上側案内孔とボルトネジ孔とがボルト案内孔の上下に位置している各々の状態で、柱体に関してボルト案内孔と反対側において、上側回動部材と下側回動部材との互いの回動を防ぐためのピンボルトが固定されることが好ましい。このため、上側回動部材には、周方向にそれぞれのボルト上側案内孔に対して150°〜210°の位相差、特に好ましくは略180°の位相差、で位置する複数のピンボルト上側案内孔が設けられ、下側回動部材には、周方向にそれぞれのボルトネジ孔に対して150°〜210°の位相差、特に好ましくは略180°の位相差、で位置する複数のピンボルトネジ孔が設けられることが好ましい。
また、下側回動部材には、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔下に位置するタップブロック挿入孔が設けられることが好ましい。当該タップブロック挿入孔には、それぞれ異なるボルトネジ孔を有する複数のタップブロックのいずれかが、選択的に挿入され得る。これにより、対応可能なボルトの種類を更に顕著に増大させることができる。なお、タップブロック挿入孔及びタップブロックの形状としては、ボルト締め作業時に連れ回りが生じない形状、具体的には円筒形や円錐形以外の形状、が採用される。
また、この場合、上側回動部材には、周方向にタップブロック挿入孔に対して略180°の位相差で位置するピンボルト上側案内孔が設けられ、下側回動部材には、周方向にタップブロック挿入孔に対して略180°の位相差で位置するピンボルトネジ孔が設けられることが好ましい。
また、柱体の下部は、万力によって保持可能な万力保持部として構成されていることが好ましい。
本発明によれば、上側回動部材の複数のボルト上側案内孔のそれぞれが、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔上に位置することができ、下側回動部材の複数のボルトネジ孔のそれぞれが、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔下に位置することができるため、上側回動部材及び下側回動部材をそれぞれ所望に回動させることにより、各対のボルト上側案内孔とボルトネジ孔とをボルト案内孔の上下に容易に位置決めすることができる。
そして、各対のボルト上側案内孔とボルトネジ孔とがボルト案内孔の上下に位置された各々の状態において、対応するボルトをボルト案内孔に挿通してボルトネジ孔に締めていく(ボルト締め作業を行う)ことにより、当該ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができる。
以上により、様々なボルト径に容易に対応することができるボルト締めトルク体感装置を、低コストに提供することができる。
本発明の一実施の形態のボルト締めトルク体感装置の概略正面図である。 図1のボルト締めトルク体感装置の概略平面図である。 図1のボルト締めトルク体感装置の概略下面図である。 タップブロック挿入孔が設けられた下側回動部材の一例を示す図であり、(a)が下面図で、(b)がA−A線断面図である。 タップブロックの一例を示す図であり、(a)が平面図で、(b)が縦断面図である。 従来のボルト締めトルク体感装置の概略縦断面図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態のボルト締めトルク体感装置の概略正面図である。図2は、図1のボルト締めトルク体感装置の概略平面図である。図3は、図1のボルト締めトルク体感装置の概略下面図である。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態のボルト締めトルク体感装置1は、大径の頭部2hと台座状の底部2bとを除いて全体に略円筒状の外形(詳細には、上方の小径部と下方の大径部とを有する同軸2段の円筒状)を有する柱体2を備えている。大径の頭部2hは、ストッパとして機能するようになっている。台座状の底部2bは、万力によって保持可能な万力保持部として構成されている。
柱体2の上方部は、上方回動許容部2uとして、本実施の形態では内面が円筒状の筒部3aと円板部3bとを有する上側回動部材3を貫通している。上側回動部材3は、上方回動許容部2uの回りを回動可能であって、且つ、当該上方回動許容部2uの軸方向に沿っても移動可能(昇降可能)となっている(後述されるボルト締め作業の際に沈み込むことが可能となっている)。
柱体2の下方部は、下方回動許容部2dとして、本実施の形態では内面が円筒状の筒部筒部4aと円板部4bとを有する下側回動部材4を貫通している。下側回動部材4は、下方回動許容部2dの回りを回動可能である。
下側回動部材4の上面上には、止めピン5によって柱体2に固定された(柱体2に対して回動しない)ロードセル台板6が載置されている。そして、下側回動部材4の円板部4bの上方に、当該ロードセル台板6を介して、上下に貫通するボルト案内孔7aを有する円筒状のロードセル7が載置されており、当該ロードセル7の上面に上側回動部材3が載置されている。これにより、ロードセル7は、上側回動部材3と下側回動部材4との間にロードセル台板6を介して挟持されている。そして、ロードセル7は、上側回動部材3と下側回動部材4との間に作用する荷重を測定するようになっており、信号出力線8を介して、演算装置9に接続されている。
本実施の形態では、ロードセル7の上下に貫通するボルト案内孔7aは、下側回動部材4の円板部4bの径方向略中央位置(径方向に見て内方端と外方端との略中点)の上方に位置している。
上側回動部材3には、それぞれ対応する所定の回動位置においてボルト案内孔7a上に位置する5個のボルト上側案内孔31〜35が設けられている。本実施の形態では、5個のボルト上側案内孔31〜35は、上方回動許容部3の円板部3bの周方向に、略72°毎に設けられている。
下側回動部材4には、それぞれ対応する所定の回動位置においてボルト案内孔7a下に位置する5個のボルトネジ孔41〜45が設けられている。本実施の形態では、5個のボルトネジ孔41〜45は、下方回動許容部4の円板部4bの周方向に、略72°毎に設けられている。
ボルト上側案内孔31とボルトネジ孔41とは、M6のボルトのボルト締め作業に対応できるように、互いに対になっている。ボルト上側案内孔32とボルトネジ孔42とは、M12のボルトのボルト締め作業に対応できるように、互いに対になっている。ボルト上側案内孔33とボルトネジ孔43とは、M8のボルトのボルト締め作業に対応できるように、互いに対になっている。ボルト上側案内孔34とボルトネジ孔44とは、M16のボルトのボルト締め作業に対応できるように、互いに対になっている。ボルト上側案内孔35とボルトネジ孔45とは、M10のボルトのボルト締め作業に対応できるように、互いに対になっている。
また、本実施の形態では、各対のボルト上側案内孔31〜35とボルトネジ孔41〜45とがボルト案内孔7aの上下に位置している各々の状態において、柱体2に関してボルト案内孔7aと反対側に上側回動部材3と下側回動部材4との互いの回動を防ぐためのピンボルト50を固定することができるようになっている。この目的のために、上側回動部材3に、周方向に各ボルト上側案内孔31〜35に対して略180°の位相差で位置する複数の同一径のピンボルト上側案内孔51〜55が設けられており、下側回動部材にも、周方向に各ボルトネジ孔41〜45に対して略180°の位相差で位置する複数の同一モジュールのピンボルトネジ孔61〜65が設けられている。
次に、本実施の形態のボルト締めトルク体感装置1の作用について説明する。
まず、ボルト締めトルク体感の対象としてのボルトを選択する。そして、選択されたボルトに基づいて、ボルト上側案内孔31〜35から対応するモジュールのボルト上側案内孔が決定され、当該ボルト上側案内孔がボルト案内孔7a上に位置決めされるように、上側回動部材3が柱体2に対して回動される。同様に、選択されたボルトに基づいて、ボルトネジ孔41〜45から対応するモジュールのボルトネジ孔が決定され、当該ボルトネジ孔がボルト案内孔7a下に位置決めされるように、下側回動部材4が柱体2に対して回動される。
このように上側回動部材3と下側回動部材4とが位置決めされた状態で、柱体2に関してボルト案内孔7aと反対側に位置しているピンボルト上側案内孔にピンボルト50が挿通され、やはり柱体2に関してボルト案内孔7aと反対側に位置しているピンボルトネジ孔にネジ締めされる。これにより、上側回動部材3と下側回動部材4との互いの回動が効果的に防止される。この状態で、対象のボルトが、先に決定されたボルト上側案内孔及びボルト案内孔7aに挿通され、先に決定されたボルトネジ孔にネジ締めされていく(ボルト締め作業が行われる)。
この際に、当該ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力が、上側回動部材3と下側回動部材4との間に作用する荷重としてロードセル7によって測定され、信号出力線8を介して演算装置9に伝送される。演算装置9は、例えば測定値を表示装置(不図示)に表示させる。これにより、作業者は、ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができる。これにより、ボルト締め作業のトレーニングを行うことができる。
次に、ボルト締めトルク体感の対象としてのボルトが変更された場合について説明する。変更されたボルトに基づいて、ボルト上側案内孔31〜35から新たに対応するボルト上側案内孔が決定され、当該ボルト上側案内孔がボルト案内孔7a上に位置決めされるように、上側回動部材3が柱体2に対して回動される。同様に、変更されたボルトに基づいて、ボルトネジ孔41〜45から新たに対応するボルトネジ孔が決定され、当該ボルトネジ孔がボルト案内孔7a下に位置決めされるように、下側回動部材4が柱体2に対して回動される。
このように上側回動部材3と下側回動部材4とが位置決めされた状態で、柱体2に関してボルト案内孔7aと反対側に位置しているピンボルト上側案内孔にピンボルト50が挿通され、やはり柱体2に関してボルト案内孔7aと反対側に位置しているピンボルトネジ孔にネジ締めされる。これにより、上側回動部材3と下側回動部材4との互いの回動が効果的に防止される。この状態で、変更されたボルトが、新たに決定されたボルト上側案内孔及びボルト案内孔7aに挿通され、新たに決定されたボルトネジ孔にネジ締めされていく(ボルト締め作業を行われる)。
この際に、当該ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力が、上側回動部材3と下側回動部材4との間に作用する荷重としてロードセル7によって測定され、信号出力線8を介して演算装置9に伝送される。演算装置9は、例えば測定値を表示装置(不図示)に表示させる。これにより、作業者は、ボルト締め作業によって変更されたボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができる。これにより、変更されたボルトのボルト締め作業のトレーニングを行うことができる。
以上の通り、本実施の形態によれば、上側回動部材3の複数のボルト上側案内孔31〜35のそれぞれが、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔7a上に位置することができ、下側回動部材4の複数のボルトネジ孔41〜45のそれぞれが、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔7a下に位置することができるため、上側回動部材3及び下側回動部材4をそれぞれ所望に回動させることにより、各対のボルト上側案内孔31〜35とボルトネジ孔41〜45とをボルト案内孔7aの上下に容易に位置決めすることができる。
そして、各対のボルト上側案内孔31〜35とボルトネジ孔41〜45とがボルト案内孔7aの上下に位置された各々の状態において、対応するボルトをボルト案内孔7aに挿通してボルトネジ孔に締めていく(ボルト締め作業を行う)ことにより、当該ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができる。
従って、様々なボルト径に容易に対応することができるボルト締めトルク体感装置1を低コストに提供することができる。
なお、以上の実施の形態において、下側回動部材4には、対応する所定の回動位置においてボルト案内孔7a下に位置するタップブロック挿入孔が設けられていてもよい。そのような場合の一例を、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、平面視で略長方形状のタップブロック挿入孔46が設けられた下側回動部材4の一例を示す図であり、(a)が下面図で、(b)がA−A線断面図である。また、図5は、図4のタップブロック挿入孔46に挿入されるタップブロックの一例を示す図であり、(a)が平面図で、(b)が縦断面図である。
図4に示す例では、上側回動部材3に、周方向にタップブロック挿入孔46に対して略180°の位相差で位置するピンボルト上側案内孔が設けられ、下側回動部材4には、周方向にタップブロック挿入孔に対して略180°の位相差で位置するピンボルトネジ孔66が設けられている。
また、図4及び図5の例では、タップブロック挿入孔46の平面視形状として略長方形が採用され、タップブロックの形状として円筒形の一部が面取りされた形状が採用されている。これにより、ボルト締め作業時にタップブロックないしタップブロック挿入孔46が不所望に連れ回ることが完全に防止されるようになっている。
また、図5の例のタップブロックでは、ボルトネジ孔の長さ(厚み)が、ブロック全体の厚み(タップブロック挿入孔46の厚みと略同じ、すなわち、下側回動部材4の円板部4bの厚みと略同じ)の半分程度となっている。
次に、このような場合のボルト締めトルク体感装置1の作用について説明する。
まず、ボルト締めトルク体感の対象としてのボルトを選択する。そして、選択されたボルトに基づいて、ボルト上側案内孔31〜35から対応するボルト上側案内孔が決定され、当該ボルト上側案内孔がボルト案内孔7a上に位置決めされるように、上側回動部材3が柱体2に対して回動される。
そして、選択されたボルトに基づいて、ボルトネジ孔41〜45から対応するボルトネジ孔が決定できるならば、タップブロック挿入孔46及びタップブロックは特に必要無い。しかし、場合によって、ボルトネジ孔の仕様(厚みや材質など)を所望に変更したい場合があり得る。そのような特別の場合に、所望のボルトネジ孔の仕様を具現したタップブロックが用意され、当該タップブロックのボルトネジ孔がボルト案内孔7a下に位置決めされるように、当該タップブロックがタップブロック挿入孔46内に挿入固定されて下側回動部材4が柱体2に対して回動される。具体的に、図5の例では、下側回動部材4の円板部4bの略半分の厚みのボルトネジ孔の仕様を具現したタップブロックが用意され、当該タップブロックのボルトネジ孔がボルト案内孔7a下に位置決めされるように、当該タップブロックがタップブロック挿入孔46内に挿入固定されて下側回動部材4が柱体2に対して回動される。
このように上側回動部材3と下側回動部材4とが位置決めされた状態で、柱体2に関してボルト案内孔7aと反対側に位置しているピンボルト上側案内孔にピンボルト50が挿通され、やはり柱体2に関してボルト案内孔7aと反対側に位置しているピンボルトネジ孔にネジ締めされる。これにより、上側回動部材3と下側回動部材4との互いの回動が効果的に防止される。この状態で、対象のボルトが、先に決定されたボルト上側案内孔及びボルト案内孔7aに挿通され、タップブロックのボルトネジ孔にネジ締めされていく(ボルト締め作業が行われる)。
この際に、当該ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力が、上側回動部材3と下側回動部材4との間に作用する荷重としてロードセル7によって測定され、信号出力線8を介して演算装置9に伝送される。演算装置9は、例えば測定値を表示装置(不図示)に表示させる。これにより、作業者は、ボルト締め作業によってボルトに与えられるボルト軸力と、当該ボルト締め作業時に作業者が与えるトルクと、の相対関係を体感することができる。これにより、ボルト締め作業のトレーニングを行うことができる。
なお、タップブロック挿入孔46には、下側回動部材4とは異なる材質からなるタップブロックが挿入されてもよい。あるいは、タップブロック挿入孔46には、異なるモジュールのボルトネジ孔を有するタップブロックが挿入されてもよい。互いに異なるボルトネジ孔を有する複数のタップブロックが用意されていれば、対応可能なボルト締めトルク体感の種類を顕著に増大させることができる。
1 ボルト締めトルク体感装置
2 柱体
2h 頭部
2b 底部
2u 上方回動許容部
2d 下方回動許容部
3 上側回動部材
3a 筒部
3b 円板部
31〜35 ボルト上側案内孔
4 下側回動部材
4a 筒部
4b 円板部
41〜45 ボルトネジ孔
46 タップブロック孔
5 止めピン
6 ロードセル台板
7 ロードセル
7a ボルト案内孔
8 信号出力線
9 演算装置
50 ピンボルト
51〜55 ピンボルト上側案内孔
61〜65 ピンボルトネジ孔
101 従来のボルトの軸力トレーニング装置
102、103 挟持部材
104 ロードセル
105 被試験ボルト
109 穴ブロック
124 タップブロック

Claims (8)

  1. 上方回動許容部及び下方回動許容部が設けられた柱体と、
    前記上方回動許容部によって貫通され、当該上方回動許容部の回りを回動可能な上側回動部材と、
    前記下方回動許容部によって貫通され、当該下方回動許容部の回りを回動可能な下側回動部材と、
    前記上側回動部材と前記下側回動部材との間に挟持され、当該上側回動部材と当該下側回動部材との間に作用する荷重を測定するロードセルと、
    を備え、
    前記ロードセルには、前記上側回動部材側から前記下側回動部材側まで貫通するボルト案内孔が設けられており、
    前記上側回動部材には、それぞれ対応する所定の回動位置において前記ボルト案内孔上に位置する複数のボルト上側案内孔が設けられており、
    前記下側回動部材には、それぞれ対応する所定の回動位置において前記ボルト案内孔下に位置する複数のボルトネジ孔が設けられている
    ことを特徴とするボルト締めトルク体感装置。
  2. 前記複数のボルト上側案内孔は、前記上方回動許容部の回りに、周方向に略等間隔に設けられており、
    前記複数のボルトネジ孔は、前記下方回動許容部の回りに、周方向に略等間隔に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボルト締めトルク体感装置。
  3. 前記ボルト上側案内孔の数は、5であって、当該ボルト上側案内孔は、前記上方回動許容部の回りに、周方向に略72°毎に設けられており、
    前記ボルトネジ孔の数も、5であって、当該ボルトネジ孔は、前記下方回動許容部の回りに、周方向に略72°毎に設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のボルト締めトルク体感装置。
  4. 各対のボルト上側案内孔とボルトネジ孔とが前記ボルト案内孔の上下に位置している各々の状態において、前記柱体に関して前記ボルト案内孔と反対側に前記上側回動部材と前記下側回動部材との互いの回動を防ぐためのピンボルトを固定することができるように、
    前記上側回動部材には、周方向にそれぞれのボルト上側案内孔に対して150°〜210°の位相差で位置する複数のピンボルト上側案内孔が設けられており、
    前記下側回動部材には、周方向にそれぞれのボルトネジ孔に対して150°〜210°の位相差で位置する複数のピンボルトネジ孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のボルト締めトルク体感装置。
  5. 前記上側回動部材には、周方向にそれぞれのボルト上側案内孔に対して略180°の位相差で位置する複数のピンボルト上側案内孔が設けられており、
    前記下側回動部材には、周方向にそれぞれのボルトネジ孔に対して略180°の位相差で位置する複数のピンボルトネジ孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載のボルト締めトルク体感装置。
  6. 前記下側回動部材には、対応する所定の回動位置において前記ボルト案内孔下に位置するタップブロック挿入孔が設けられており、
    前記タップブロック挿入孔には、それぞれ異なるボルトネジ孔を有する複数のタップブロックのいずれかが選択的に挿入可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のボルト締めトルク体感装置。
  7. 前記上側回動部材には、周方向にタップブロック挿入孔に対して略180°の位相差で位置するピンボルト上側案内孔が設けられており、
    前記下側回動部材には、周方向にタップブロック挿入孔に対して略180°の位相差で位置するピンボルトネジ孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載のボルト締めトルク体感装置。
  8. 前記柱体の下部は、万力によって保持可能な万力保持部として構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のボルト締めトルク体感装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190011281A (ko) 2016-06-30 2019-02-01 주식회사 발카 체결 실습 장치, 체결 실습 방법, 체결 실습 프로그램 및 체결 실습 시스템
JP2019124070A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 道三 市原 支持層到達確認方法および起振装置

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