JP2015087005A - Clutch device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はクラッチ装置に関する。The present invention relates to a clutch device.
クラッチ装置については、これまでに多くの技術が開発されている。その技術開発が産業の発展に寄与していることは周知の通りである。なかでも摩擦式クラッチは自動車で多く使用されている。 Many techniques have been developed for clutch devices. It is well known that the technological development contributes to industrial development. In particular, friction clutches are widely used in automobiles.
しかしながら従来の摩擦式クラッチ装置の場合、外径の大きい摩擦板が不可欠であるため、コンパクト化したり省スペース化したりするのが困難であった。 However, in the case of the conventional friction type clutch device, since a friction plate having a large outer diameter is indispensable, it has been difficult to make it compact or save space.
それゆえ、クラッチ装置としてのコンパクト化および機械部材も増加するので低価格化が困難という問題があった。 Therefore, there is a problem that it is difficult to reduce the price because the size of the clutch device and the mechanical members increase.
この改善策として、下記特許文献1に示す「かみ合い式クラッチ装置」が提供されている。図5は特許文献1の従来型クラッチ装置を示している(図5の符号説明についてはその特許公報を参照することで省略する)。このクラッチ装置の場合も、クラッチ移動手段として電磁コイルをクラッチ板と同心円状に配置しているので、これをよりコンパクト化したり省スペース化したりするのが難しいという問題がある。 As an improvement measure, a “meshing clutch device” shown in Patent Document 1 below is provided. FIG. 5 shows a conventional clutch device of Patent Document 1 (the explanation of the reference numerals in FIG. 5 is omitted by referring to the patent publication). This clutch device also has a problem that it is difficult to make it more compact or save space because the electromagnetic coil is arranged concentrically with the clutch plate as the clutch moving means.
原動機の回転トルクを伝達するクラッチ装置において回転部の外形寸法を小さくする事により 省スペース化を計ると共に構成の簡潔性、剛性の向上、低価格などを満足するクラッチ装置を提供する。 Provided is a clutch device that transmits the rotational torque of a prime mover by reducing the outer dimensions of the rotating part, thereby saving space and satisfying the simplicity of structure, improved rigidity, and low cost.
本発明に係るクラッチ装置は、所期の目的を達成するために下記第1項〜第5項の課題解決手段を特徴とするものである。
〈第1項〉
原動機の回転軸と出力軸との間を連結し、前記回転軸のトルクを出力軸に伝達するためのクラッチ装置であって、
前記回転軸に固定された円板を有すること、および、
前記出力軸上を移動し前記円板と接続される作動位置と前記円板と接続されない非作動位置の間を移動可能にした回転体とを有すること、および、
前記円板と前記回転体との互いに対応する部位には、トルク伝達用として対をなす嵌合部が嵌合自在に相対形成されていること、および、
前記回転体を作動位置に保持するための保持手段を有すること、および、
前記保持手段による付勢力に抗して回転体を非作動位置に移動するための回転体移動手段を有すること
を特徴とするクラッチ装置。
〈第2項〉
前記円板と前記回転体との双方に形成された対をなす嵌合部が一対又は複数対あること
を特徴とする第1項に記載のクラッチ装置。
〈第3項〉
前記回転体の移動手段として、
回転体と連動回転する部材を作動位置に移動させたり元の非作動位置に復帰させたりするための復帰用バネ付き電磁ソレノイドを備えていること
を特徴とする第1項又は第2項に記載のクラッチ装置。
〈第4項〉
前記回転体の移動手段として、
回転体と連動回転する部材を作動位置に移動させたり元の非作動位置に復帰させたりするための往復動式の電磁ソレノイドを備えていること
を特徴とする第1項又は第2項に記載のクラッチ装置。
〈第5項〉
前記円板に形成された嵌合部と前記回転体に形成された形成された嵌合部について、そのいずれか一方の嵌合部が雄型のものであり、そのいずれか他方の嵌合部が雌型のものであること
を特徴とする第1項ないし第4項の何れかに記載のクラッチ装置。The clutch device according to the present invention is characterized by the problem solving means described in the following items 1 to 5 in order to achieve an intended purpose.
<First Item>
A clutch device for connecting a rotating shaft and an output shaft of a prime mover and transmitting torque of the rotating shaft to an output shaft;
Having a disc fixed to the rotating shaft; and
A rotating body that moves on the output shaft and is movable between an operating position connected to the disk and a non-operating position not connected to the disk; and
A pair of fitting portions for transmitting torque are relatively formed on the corresponding portions of the disk and the rotating body so as to be capable of being fitted, and
Having holding means for holding the rotating body in an operating position; and
A clutch device comprising: a rotating body moving means for moving the rotating body to a non-operating position against an urging force of the holding means.
<2nd term>
2. The clutch device according to claim 1, wherein the clutch device includes a pair or a plurality of pairs of fitting portions formed on both the disk and the rotating body.
<Section 3>
As the moving means of the rotating body,
3. An electromagnetic solenoid with a return spring for moving a member that rotates in conjunction with a rotating body to an operating position or to return to an original non-operating position is provided. Clutch device.
<Section 4>
As the moving means of the rotating body,
3. A reciprocating electromagnetic solenoid for moving a member that rotates in conjunction with a rotating body to an operating position or returning to a non-operating position is provided. Clutch device.
<Section 5>
About the fitting part formed in the said disc, and the fitting part formed in the said rotary body, any one fitting part is a male type, The other fitting part The clutch device according to any one of claims 1 to 4, wherein the clutch device is of a female type.
クラッチ装置のトルク伝達を行う回転体部分の移動手段である電磁コイルを回転体の外側に配置したこと、および、トルク伝達を円板や回転体の嵌合部で行うことによりクラッチ回転部の外径を小さくすること、さらに、省スペース化を計ると共に構成上の簡潔性、低価格を満足する高剛性なかみ合い式クラッチ装置を実現することができる。 The electromagnetic coil, which is a moving means of the rotating body portion that transmits torque of the clutch device, is arranged outside the rotating body, and the torque transmission is performed by a disc or a rotating body fitting portion so that the outside of the clutch rotating section is outside. It is possible to realize a highly rigid meshing clutch device that can reduce the diameter, further save space, and satisfy the simplicity of construction and low cost.
以下本発明の「クラッチ装置」の実施例について図面を参照しつつ説明する。 Embodiments of the “clutch device” of the present invention will be described below with reference to the drawings.
クラッチ装置の全体構造や部分を示す図1〜図4において、原動機110は電動モータが一般的ではあるが内燃機関でも良く回転軸111の先端に回転円板120が圧入又は図示していないクランプ部材で回転軸に固定されており、さらに回転円板120の端面122にはトルク伝達部材たる嵌合部121が1ヶ又は複数個設けられている。この嵌合部121は、凸形状(凸起形状)・突出形状・隆起形状・ピン形状など任意形状の雄型をなすものでであればよい。 1 to 4 showing the entire structure and parts of the clutch device, the
一方、出力軸140上には回転体130が軸方向に移動自在に はめ込まれており軸方向の移動とトルク伝達を同時に行う。このため出力軸140と回転体130の中心部135はスプライン軸とスプラインナットを構成している。スプラインとしてはボールスプラインが一般的であるが角形スプライン、インボリュートスプラインが適用される場合もある。 On the other hand, a rotating
回転体130の回転円板120側の端面134にはトルク伝達部材としての嵌合部121と係合してトルクを伝達するための嵌合部131が嵌合部121に対応して1ヶ又は複数個設けられている。この嵌合部131は、凹形状・陥入形状・ホール形状(穴形状)など任意形状の雌型をなすものであればよい。さらに回転体130の中央部付近には溝132が設けられており、この溝中にはまり込む様に部材152にピン150で固定されたベアリング151が溝132の壁面133と回転自在に設けられている。ベアリング151はボールベアリングの様に外周が回転するものが望ましいが摺動抵抗が少ない金属又はプラスチックでもよい。さらに部材152は電磁ソレノイド160の中心にある可動軸163にネジ153で固定されている。 The
ここで電磁ソレノイド160について説明すると、構成部材としてケーシング161電磁マグネット162、可動軸163、復帰用バネ165およびバネ受け166で構成されており、可動軸163の先端には部材152を固定するネジ153用のタップ穴が設けられている。 Here, the
図1は電磁マグネット162に通電していない作動前の状態を示しバネ165の伸長により可動軸163の吸着面164が電磁マグネット162から離れている。 FIG. 1 shows a state before the
図3は電磁マグネット162に通電した作動後の状態を示し電磁マグネット162に可動軸163の吸着面164が密着しバネ165が圧縮された状態となる。
このように電磁マグネット162に通電すると移動軸163は電磁マグネットの方へ移動し、非通電時はバネ165の伸長により移動軸163は電磁マグネット162から離れる方向に移動する。FIG. 3 shows a state after the
When the
ここでクラッチ装置100としての全体の動作内容を説明する。 Here, the entire operation content of the
図1はクラッチ装置の作動前の状態を示し原動機110の回転軸111とクラッチ装置の出力軸は完全に切り離されているので原動機110が回転しても出力軸140は回転しないのでトルク伝達は行われない。 FIG. 1 shows a state before the operation of the clutch device, and since the
原動機110を回転させた状態で電磁ソレノイドの電磁マグネット162に通電すると移動軸163はバネ165を圧縮しながら電磁マグネットの方向に移動するので部材152に連結されたベアリング151が回転体130の溝壁面133を押すことにより回転体130は円板120に近づく方向に移動して図2の状態になる。When the
円板120は回転しているので ただちに回転体の嵌合部131が円板120の嵌合部121と嵌合しない。
ここで嵌合部121の先端と回転体の端面134は摺動状態となる。この段階では可動軸163は電磁マグネット162に中間まで吸着された状態でバネ165も同じく中間まで圧縮された状態となっている。Since the
Here, the front end of the
原動機軸111がさらに回転すると円板120の嵌合部121が回転体130の嵌合部131と位相が一致する位置となり図3に示す様に可動軸163の吸着部164が電磁マグネット162により完全に吸着されてバネ165は最大限圧縮されると共に回転体130の凹部が嵌合部121嵌合する様になり原動機110の回転トルクが出力軸140に伝達されて出力軸140が回転する。即ち、原動機110が回転している状態で電磁ソレノイドを作動すると原動機の回転トルクが出力軸に伝達されてクラッチ接続の動作が完了する。 When the
原動機110と出力軸140の動力伝達を切り離す場合は電磁ソレノイド160の電磁コイル162への通電を遮断する事によりバネ165の伸長力により回転体130が円板120と離れる方向に移動するので嵌合部121が回転体130の嵌合部131の嵌合から外れ原動機と出力軸の動力伝達が遮断される。 When the power transmission between the
本発明に係るクラッチ装置の他の実施形態を以下説明する。 Another embodiment of the clutch device according to the present invention will be described below.
図1の例では円板120に動力伝達部材として雄型嵌合部121を設け、一方の回転体130の端面134に雌型嵌合部131を設けて、雌型嵌合部131が雄型嵌合部121に被さる様に結合した時にトルク伝達が行われるが、図4に示す様に、原動機110の軸111に固定した円板120側の嵌合部121として雌型嵌合部を設け、これとは逆に、出力軸140上を移動する回転体130側の嵌合部131として雄型嵌合部を設けてもよい。トルク伝達部材である嵌合部121、131は充分に剛性を有する形状にする事が容易なのでクラッチの外形寸法を小型化しても伝達トルクを大きくできる。 In the example of FIG. 1, a male
円板120や回転体130に互いに対応してそれぞれ設けられる複数の各嵌合部121・131については、これらが放射状の配列をなすものであってもよい。 The plurality of
トルク伝達部材である嵌合部121や嵌合部131の形状については、テーパ状をなす凸形やテーパ状をなす凹形とすることにより、クラッチ装置としての伝達トルクの接続と切り離しがスムーズに行える。 About the shape of the
回転体130の移動手段として電磁ソレノイド160のほか、直線運動を行うシリンダを設けてもよい。 In addition to the
又、回転体130を移動するための手段として電磁ソレノイドと部材152を結合する他にリンク機構を介在して回転体を移動してもよい。この場合リンク機構のテコ作用による倍力機構で電磁ソレノイドの容量を低下する事も可能である。 Further, as a means for moving the
本発明に係るクラッチ装置は回転部の外形寸法を小さくして省スペース化を計った上に伝達トルクが大きく低価格を満足させるものなので、産業上の利用可能性が高いものである。 The clutch device according to the present invention has high industrial applicability because it reduces the outer dimension of the rotating portion and saves space, and has a large transmission torque and satisfies a low price.
100 クラッチ装置
110 原動機
111 原動機回転軸
120 回転板
121 嵌合部(雄型)
130 回転体
131 嵌合部(雌型)
140 出力軸
151 ベアリング
160 電磁ソレノイド
162 電磁マグネット
163 可動軸
165 バネ100
130
140
Claims (5)
前記回転軸に固定された円板を有すること、および、
前記出力軸上を移動し前記円板と接続される作動位置と前記円板と接続されない非作動位置の間を移動可能にした回転体とを有すること、および、
前記円板と前記回転体との互いに対応する部位には、トルク伝達用として対をなす嵌合部が嵌合自在に相対形成されていること、および、
前記回転体を作動位置に保持するための保持手段を有すること、および、
前記保持手段による付勢力に抗して回転体を非作動位置に移動するための回転体移動手段を有すること
を特徴とするクラッチ装置。A clutch device for connecting a rotating shaft and an output shaft of a prime mover and transmitting torque of the rotating shaft to an output shaft;
Having a disc fixed to the rotating shaft; and
A rotating body that moves on the output shaft and is movable between an operating position connected to the disk and a non-operating position not connected to the disk; and
A pair of fitting portions for transmitting torque are relatively formed on the corresponding portions of the disk and the rotating body so as to be capable of being fitted, and
Having holding means for holding the rotating body in an operating position; and
A clutch device comprising: a rotating body moving means for moving the rotating body to a non-operating position against an urging force of the holding means.
を特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。2. The clutch device according to claim 1, wherein the clutch device includes a pair or a plurality of pairs of fitting portions formed on both the disk and the rotating body.
回転体と連動回転する部材を作動位置に移動させたり元の非作動位置に復帰させたりするための復帰用バネ付き電磁ソレノイドを備えていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のクラッチ装置。As the moving means of the rotating body,
The clutch according to claim 1 or 2, further comprising an electromagnetic solenoid with a return spring for moving a member that rotates in conjunction with the rotating body to an operating position or returning to an original non-operating position. apparatus.
回転体と連動回転する部材を作動位置に移動させたり元の非作動位置に復帰させたりするための往復動式の電磁ソレノイドを備えていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のクラッチ装置。As the moving means of the rotating body,
The clutch according to claim 1 or 2, further comprising a reciprocating electromagnetic solenoid for moving a member that rotates in conjunction with the rotating body to an operating position or to return to a non-operating position. apparatus.
を特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のクラッチ装置。About the fitting part formed in the said disc, and the fitting part formed in the said rotary body, any one fitting part is a male type, The other fitting part The clutch device according to any one of claims 1 to 4, wherein is a female type.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013235420A JP2015087005A (en) | 2013-10-28 | 2013-10-28 | Clutch device |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017207197A (en) * | 2016-05-17 | 2017-11-24 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | Electromechanical decoupler |
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2013
- 2013-10-28 JP JP2013235420A patent/JP2015087005A/en active Pending
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