JP2015086386A - 熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法 - Google Patents

熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015086386A
JP2015086386A JP2014199247A JP2014199247A JP2015086386A JP 2015086386 A JP2015086386 A JP 2015086386A JP 2014199247 A JP2014199247 A JP 2014199247A JP 2014199247 A JP2014199247 A JP 2014199247A JP 2015086386 A JP2015086386 A JP 2015086386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
lava
field crops
agricultural products
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014199247A
Other languages
English (en)
Inventor
武井 文夫
Fumio Takei
文夫 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOGAN KENKYUSHO KK
Original Assignee
YOGAN KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOGAN KENKYUSHO KK filed Critical YOGAN KENKYUSHO KK
Priority to JP2014199247A priority Critical patent/JP2015086386A/ja
Publication of JP2015086386A publication Critical patent/JP2015086386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

【課題】多量要素のミネラルのみならず、微量金属元素・超微量金属元素をもバランスよく含んだ肥料を散布し農産物や花きに摂取させることにより、農産物等がバランスよく土壌中の養分を吸収させて好適な育成をすることを図るとともに、病原菌やウイルスに対する殺菌作用を発揮させる農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法の提供。【解決手段】農産物花きの栽培用の土壌に混入して用いる農産物用土壌改良剤であって、火山地帯で採取される熔岩石を粉砕して微粉末状にした熔岩粉末を主成分とする熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤。前記熔岩粉末の95%以上が粒径1.0μm未満である熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤。肥料に対して重量比で13%〜20%の前記農産物用土壌改良剤を混ぜ、土壌1a当りに前記農産物用土壌改良剤を2〜3kgを散布する土壌改良方法。【選択図】なし

Description

本発明は熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法に関し、特に農産物花き用の土壌を改良する場合及び殺菌効果を有するよう土壌改良を行う場合に適用して有用なものである。
農産物・花き等の植物は、根から水とともに無機成分を吸収して生育する。この植物の生育には、数多くの無機成分が必要とされており、その中でも特に窒素、リン酸、カリウムが多く必要とされている(多量要素)ということで、窒素、リン酸、カリウムを含む無機質又は有機質の肥料に各種添加剤を配合した肥料が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−104827号公報
しかしながら、上述した従来の肥料では、窒素とリン酸とカリウムによるこれまで通りの施肥効果しか得られず、病害虫に対しても格別の効果は期待できなかった。
この一因としては、従来の肥料に対する考え方が、多量要素を重要視して窒素、リン酸、カリウム等の肥料を施肥するばかりであり、多量要素以外に本来植物の育成に必要な微量金属元素、例えば鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅などのミネラルが土壌中に不足してしまうことが原因と言われている。この微量金属元素の重要性については、植物以外に人間等の動物にもあてはまるもので、従来から生体に必要なミネラル(マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素、フッ素、ケイ素、硫黄、塩素、コバルト、モリブデン等)をバランスよく摂取することが健康な体質づくりや免疫力の向上に役立つ。
しかしながら、多種でバランスのよいミネラル(微量金属元素・超微量金属元素)を含む肥料を人工的に製造するにはコストがかかり過ぎる上に、各種ミネラルのバランスよい配合比率も解明されていないという問題がある。
本発明は、上記従来技術に鑑み、多量要素のミネラルのみならず、微量金属元素・超微量金属元素をもバランスよく含んだ肥料を散布し農産物や花きに摂取させることにより、農産物等にバランスよく土壌中の養分を吸収させて好適な育成を図るとともに、病原菌やウイルスに対する殺菌作用を発揮させることができる熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明は、次の知見を基礎とするものである。本発明者は、約30種の豊富なミネラルを含む富士山系の熔岩に着目し、これを土壌改良剤として利用することに思い至った。富士山系熔岩は、約30種の豊富なミネラルを含んでおり、多量要素のほか多くの微量金属元素・超微量金属元素を含んでいる。富士山系熔岩の粉末を浸出させた水溶液(富士山系熔岩水)の各種細菌に対する殺菌効果試験においては、MRSA菌、ピロリ菌、サルモレラ菌、O−157菌、腸菌ビブリオ菌、カンピロバクター菌の不活性、すなわち高い殺菌効果が立証されている。
また、富士山系熔岩の粉末や富士山系熔岩水の経口摂取により、人や動物において免疫力の向上や生体反応のコントロールに寄与することが実証されており、富士山熔岩が成分として含むバランスのよいミネラル成分を植物に適用しても、同様の効果が期待されるものと考えられる。
すなわち、多種の自然のミネラルを含有する富士山の熔岩石の粉末を、農産物等を育てる土壌に混合することにより、農産物等がバランスよく土壌中の養分を吸収し、かつ、殺菌作用を発揮することにより病害虫に強い作物に育てることができるものと考えられる。
そこで、本発明者は、約30種の豊富なミネラルをバランスよく含む富士山の熔岩を土壌改良剤として用いて、多種類のミネラルをバランスよく農産物や花きに摂取させることにより、ミネラル分を豊富に含む農作物を育てるとともに、病原菌やウイルスに対する殺菌作用を発揮させることに思い至った。
かかる知見に基づく本発明の第1の態様は、
農産物花きの栽培用の土壌に混入して用いる農産物用土壌改良剤であって、
火山地帯で採取される熔岩石を粉砕して微粉末状にした熔岩粉末を主成分とすることを特徴とする熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤にある。
本態様によれば、特定のミネラルに偏ることなく約30種類の微量ミネラルがバランスよく含有され、農産物等がバランスよく土壌中の養分を吸収し、病害虫に強い作物に育てることができる土壌改良剤を得ることができる。
本発明の第2の態様は、
第1の態様に記載する熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤において、
前記熔岩粉末の95%以上が粒径1.0μm未満であることを特徴とする熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤にある。
本態様によれば、熔岩粉末の95%以上を粒子径1.0μm未満とすることにより、細かな粒子状の熔岩粉末が含有するミネラル分が水溶して農産物の内部に取り込まれやすくなる。
本発明の第3の態様は、
第1又は第2の態様に記載する農産物用土壌改良剤を農産物花きの栽培用の土壌に混入するよう前記土壌に散布することを特徴とする熔岩粉末を用いた土壌改良方法にある。
本態様によれば、熔岩を粉末にして作った農産物花き用土壌改良剤を、農産物・花きを栽培する土壌に混ぜることにより、特定のミネラルに偏ることなく約30種類の微量ミネラルがバランスよく含有され、農産物等がバランスよく土壌中の養分を吸収し、病害虫に強い作物に育てることができる。
本発明の第4の態様は、
第3の態様に記載する熔岩粉末を用いた土壌改良方法において、
土壌1aあたりに前記農産物用土壌改良剤を2〜3kgを散布することを特徴とする熔岩粉末を用いた土壌改良方法にある。
本発明の第5の態様は、
第3の態様に記載する熔岩粉末を用いた土壌改良方法において、
肥料に対して重量比で13%〜20%の前記農産物用土壌改良剤を混ぜることを特徴とする土壌改良方法にある。
本発明の第6の態様は、
火山地帯で採取される熔岩石を粉砕して微粉末状にしたものを主成分とする農産物用土壌改良剤を、畑を耕す際又は田の代掻きの際に散布する土壌改良方法であって、
土壌1aあたりに前記農産物花き用土壌改良剤2〜3kgを散布することを特徴とする土壌改良方法にある。
本発明の農産物花き用土壌改良剤を散布したことによりつぼみをつけた花きの写真である。 本発明の農産物花き用土壌改良剤を散布したことにより開花した花きの写真である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
地中のマントルは、鉄、ニッケル、コバルト等の金属や鉱物が溶けた高温の状態であり、これが地上に噴出してそれが凝固して熔岩(火成岩)や火山灰となる。そして、熔岩や火山灰は風化し、その成分が雨水や河川に溶け出して、流下した地域における湖底や海底には、熔岩によるミネラル分が豊富に含まることが知られている。
一般的に、富士山系の富士五湖周辺で採取される熔岩石や火山灰は、他の地域の熔岩石に比べて多種のミネラルをバランスよく含んでおり、毒性がない。
この富士山の熔岩を検査した結果を下記の表1に示す。同表は、富士山熔岩50gを河口湖町の水道水2リットルに入れ、24時間放置後、IPC−MSにより微量元素の測定を行った結果を示す。
Figure 2015086386
表1を参照すれば明らかな通り、富士山熔岩を透過した水には30種近い微量ミネラルが検出されており、比較した水道水よりも多くの微量ミネラルが含まれている。
これらの微量ミネラル以外に、富士山の熔岩及び火山灰には、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、塩素を多量に含有している。そして、このような約30種類の微量ミネラルがバランスよく含有されている富士山の熔岩を粉末にして土壌に混合することにより、農産物や花きが特定のミネラルに偏ることなく多種のミネラルをバランスよく摂取することができるとともに、富士山熔岩粉末の優れた殺菌作用を発揮させることができる。
このように、多種のミネラルを摂取することの効果は、各々のミネラル単独での欠点を他のミネラルが補う作用を発揮するものであり、例えばアルミニウムによる生体に対するネガティブな要素に対しては、ケイ素を補う。
上述の如き富士山熔岩粉末を田畑に散布したところ、ミネラルにより、農産物や花きの生育が極めてよくなる上に、その殺菌作用により、いもち病や、その他の病気にかからないという事実が確認された。
また、本発明の富士山の熔岩粉末は、果実類、稲などの農作物に害をもたらす細菌・ウイルスを殺菌し、カビ菌を逃避させることから、果実、農作物、花きを栽培する土壌の殺菌剤として使用可能である。
富士山熔岩粉末の殺菌効果について実験したところ、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、O−157病原性大腸菌、カンピロバクター菌、サルモレラ菌、ヘリコバクターピロリ菌、腸ビブリオ菌、歯周病原菌等に対して、抗生物質も及ばないような優れた殺菌力を有しており、しかも副作用がない。
この場合の実験結果を下記の表2に示す。
Figure 2015086386
表2に示すように、熔岩粉末がインフルエンザウイルスH1N1型のウイルス原液に対しては20時間経過後から、100倍希釈液に対しては試験開始直後から、不活化作用を呈することが確認された。
また、多種のミネラルをバランスよく摂取することが、生体にとって優れた殺菌作用を及ぼすことを示す実例としては、バルビサという動物の存在が知られている。ボルネオに住むイノシシ科のバルビサは、有毒のヒ素を含む果実、パンギノキ(フットボールフルーツ)を常食としているが、泥を食べて多くのミネラルを摂取することにより解毒している例がある。
また、富士山熔岩は、活性酸素を無毒化するスーパーオキシドディスムターゼ(Superoxide dismutase、SOD)の酸化還元酵素のような物質であり、スーパーオキシドアニオン(・O )を酸素と過酸化水素へ不活化して、酸化ストレスを減少させる作用がある。
この富士山熔岩粉末は、水と接触すると過酸化水素水と反応して、電子を奪うオキシフルのような物質が発生する。このため、水道水の中に富士山熔岩粉末又は火山灰を入れておくと、10年経過しても腐敗することがないことが判明した。そして、このような優れた殺菌効果を発揮することから、サプリメント等の健康食品や医薬品に加え、水の浄化剤、水の保存剤としても広く使用することができ、そして富士山熔岩及び火山灰を入れた水を飲むことで胃内に生息するヘリコバクターピロリ菌を退治するなどの実例も検出されている。
富士山熔岩の約30種類のバランスのよいミネラルが作り出す酸化力は、生体内の悪玉菌のみを殺菌し、善玉菌を元気にするものであり、バランスのよいミネラルは毒性がないという事実も実験により得られている。
本発明の農産物花き用の土壌改良剤に用いる富士山熔岩の粉末を製造する工程の一例は、以下の通りである。
[1]熔岩石の採取・調達
火山性の熔岩は日本全国に分布しているが、本実施形態の熔岩粉末の原材料としては、富士山系の富士五湖周辺で採取される熔岩石が好適である。
[2]選別
ある程度粒状化又は小ブロック化された熔岩石のうち、熔岩以外の成分を除去し、加工に値する熔岩石のみを選別する。
[3]粉末化
粒状化又は小ブロック化した熔岩石を粉末化する。熔岩粉末の粉末化の方法としては、各種の粉砕装置、例えば杵と臼を用いて摺りつぶす方法や、遠心衝撃装置等によって粉砕して粉状に加工する方法がある。これに限らず、熔岩石を種々の用途に加工する工程、例えば熔岩プレートや熔岩ブロックなどの加工工程に際して排出される粉末状の切削屑を利用してもよい。そして、熔岩粉末の95%以上が粒子径1.0μm未満となるようにする。ここで、粉末化の前に熔岩粉末を乾燥させる工程を含めてもよく、更に粉末化の後に不純物を取り除く工程を含めてもよい。
[4]篩かけ
得られた熔岩粉末を篩かけして、所望する粒径範囲の熔岩粉末を分離する。篩かけの方
法としては、所定のメッシュの篩で篩かけする方法のほか、遠心分離装置等によって篩か
けする方法も可能である。
[5]精製
篩かけした熔岩粉末を精製する。精製は、熔岩粉末に含まれる不純物を選別するために行われる。例えば、熔岩粉末を水に沈殿させて浮遊物を取り除いたり、沈殿速度を利用して不純物を除去することにより、熔岩粉末の純度を高めることができる。
[6]散布
このようにして得られた熔岩粉末を、農産物や花きを栽培する土壌に撒いたり、肥料に混合した上で土壌に散布する。あるいは、水耕栽培の用水に混合して利用しても良い。
散布量、散布方法、散布時期、頻度は、土壌や作物によって適度な方法を選択すべきであるが、上述の実施の形態に係る土壌改良剤を利用した下記のような土壌改良方法が導き出される。
1)畑を耕す際又は田の代掻きの際に上記土壌改良剤を散布する。
2)既にある程度育っている作物の根元に上記土壌改良剤を散布する。
3)水耕栽培の用水に混合する。
4)肥料に混ぜて施肥する。ここで、上記土壌改良剤は肥料に対して重量比で13%〜20%混ぜるのが好ましい。
5)大規模農場に散布する場合には、1aあたり2〜3kg散布するのが好ましい。
<実施例>
本発明者は、農産物花き用土壌改良剤の効果を確かめるべく、富士山熔岩粉末を用いた農産物花き用の土壌改良剤を所定の土壌に散布して土壌改良を行い、その土壌で生育した農作物に関する生育状態等のデータを収集した。その結果の一部を以下に記載する。
<試験例1>
本形態の土壌改良剤を、どうだんつつじの根元に直接散布した。
この結果、葉が大きくなり、葉の付きも増した。
<試験例2>
本形態の土壌改良剤を、りんごを生育させる土壌に散布した(10a当たり20〜30kg、木の根元に散布した)。
この結果、ダニの発生が少なく、糖度が上昇して味がよくなった。
<試験例3>
本形態の土壌改良剤を、チンゲン菜、小松菜、白菜の根元に直接散布した。
この結果、葉の色が濃くなった。勢いが良くなった。白菜がしっかり巻けている。
<試験例4>
本形態の土壌改良剤を、鉢植えの花70鉢、レタス、ネギを生育する土壌に散布した。
この結果、それぞれが、かなり良く育っている。ちなみに、約15年間、雑草地だった土地に白菜25株を植えて、その根元に直接散布したところ、まあまあの出来で収穫できた。また、ゴーヤ4株の根元に散布して、約4月の期間で、410本も収穫することができた。
<試験例5>
桃:本形態の土壌改良剤を、木2本の根元にドーナツ状に散布した。この結果、味及び色が改善された。
稲:本形態の土壌改良剤を、代掻き前に水田の水口部に散布した。この結果、倒伏することなく、病気にもかからず、検査でも一等で通った。
<試験例6>
鉢植えの花きに対して、肥料に本形態の土壌改良剤を13%程度混ぜて施肥した。
この結果、根張りに効果があった。また、色艶も少し良くなり、消毒が不要だった。
<試験例7>
キャベツ、ブロッコリー、白菜、柿、ゆずに対して、本形態の土壌改良剤を根元に直接撒いたり、土に混ぜて使用した。
この結果、根張りに効果があった。また、ゆずの収穫量が、前年10個だったのが150個実った。さらに、消毒が改善された。土が軽くなって草取り作業が楽になった。
<試験例8>
本形態の土壌改良剤を、ミニトマト、九条ネギの根元に散布した。
この結果、ミニトマトの実の成りがよく、糖度が上がり、11月10日迄と長く収穫できた。九条ネギは、下仁田ネギのように太く立派にでき、甘みがあって美味しい。消毒が不要で、根の病気に効果があった。
<試験例9>
本形態の土壌改良剤を、庭の花の根元に、肥料10に対し2の割合で混ぜたものを撒いた。
この結果、根張りに効果があり、消毒が不要だった。また、寒くなる時期でも花が元気に咲いた。
<試験例10>
鉢植えの月下美人が枯れかかっていたが、これに本形態の土壌改良剤を、散布したところ、図1に示すような大きなつぼみがついて、図2に示すようにみごとに開花した。
以上の通り、本発明の農産物花き用の土壌改良剤を用いることにより、農作物に対して下記のような顕著な効果を奏することが確認された。
1)根張りがよくなる。
2)なり、茂り、葉つき、色合いがよくなる、倒伏しにくくなる。
3)収穫量が増える、個体が大きくなる。
4)病気にかかりにくくなる、病気になっても回復する。
5)水耕栽培では消毒(塩素剤等)が不要になる、ないしは消毒量が少なくて済む。
6)水耕栽培では殺菌効果が持続するため、水の入れ替え量がごく少なくて済む。または、水を替える必要がなくなる。
7)食味が良くなる
本発明は、主に農業において利用することができるものである。詳しくは、富士山熔岩粉末を稲、野菜、果実栽培等の農産物や、花きの栽培用の土壌に散布することにより、田畑の土壌を改善し、健康によい米、野菜、果実を栽培することができる。

Claims (6)

  1. 農産物花きの栽培用の土壌に混入して用いる農産物用土壌改良剤であって、
    火山地帯で採取される熔岩石を粉砕して微粉末状にした熔岩粉末を主成分とすることを特徴とする熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤。
  2. 請求項1に記載する熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤において、
    前記熔岩粉末の95%以上が粒径1.0μm未満であることを特徴とする熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する農産物用土壌改良剤を農産物花きの栽培用の土壌に混入するよう前記土壌に散布することを特徴とする熔岩粉末を用いた土壌改良方法。
  4. 請求項3に記載する熔岩粉末を用いた土壌改良方法において、
    土壌1aあたりに前記農産物用土壌改良剤を2〜3kgを散布することを特徴とする熔岩粉末を用いた土壌改良方法。
  5. 請求項3に記載する熔岩粉末を用いた土壌改良方法において、
    肥料に対して重量比で13%〜20%の前記農産物用土壌改良剤を混ぜることを特徴とする土壌改良方法。
  6. 火山地帯で採取される熔岩石を粉砕して微粉末状にしたものを主成分とする農産物用土壌改良剤を、畑を耕す際又は田の代掻きの際に散布する土壌改良方法であって、
    土壌1aあたりに前記農産物花き用土壌改良剤2〜3kgを散布することを特徴とする土壌改良方法。
JP2014199247A 2013-09-27 2014-09-29 熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法 Pending JP2015086386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014199247A JP2015086386A (ja) 2013-09-27 2014-09-29 熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202004 2013-09-27
JP2013202004 2013-09-27
JP2014199247A JP2015086386A (ja) 2013-09-27 2014-09-29 熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015086386A true JP2015086386A (ja) 2015-05-07

Family

ID=53049537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014199247A Pending JP2015086386A (ja) 2013-09-27 2014-09-29 熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015086386A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107512968A (zh) * 2017-10-20 2017-12-26 桐梓县小水芦柑专业合作社 一种用于水仙花的专用营养肥料
AT16097U1 (de) * 2016-12-16 2019-01-15 Schuller Burkhard Vulkangestein-Streugut für Garten-/Landschaftsbau und Agraranwendungen
CN114907863A (zh) * 2022-06-29 2022-08-16 中国农业科学院烟草研究所 一种烟草专用控氯土壤调理剂及其制备方法与应用

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT16097U1 (de) * 2016-12-16 2019-01-15 Schuller Burkhard Vulkangestein-Streugut für Garten-/Landschaftsbau und Agraranwendungen
CN107512968A (zh) * 2017-10-20 2017-12-26 桐梓县小水芦柑专业合作社 一种用于水仙花的专用营养肥料
CN114907863A (zh) * 2022-06-29 2022-08-16 中国农业科学院烟草研究所 一种烟草专用控氯土壤调理剂及其制备方法与应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101527264B1 (ko) 고칼슘 복숭아 및 그 재배 방법
KR101482038B1 (ko) 유황비료 제조방법 및 이에 의해 제조된 유황비료
Chatzissavvidis et al. Role of algae in agriculture
CN103772037B (zh) 一种瓜果蔬菜抗重茬高产剂
WO2015199733A1 (en) Process for the preparation of humic extracts from fossil sources
KR101502503B1 (ko) 천연 미네랄 성분을 이용한 과일, 채소 또는 곡식 재배방법
CN105660698A (zh) 植物免疫诱抗剂在防治黄瓜猝倒病和立枯病中的应用
KR100612641B1 (ko) 천연광물을 이용한 채소의 재배방법
CN104003811A (zh) 防治十字花科作物根肿病的生根剂、制备方法和用途
JP2015086386A (ja) 熔岩粉末を用いた農産物用土壌改良剤及びこれを用いた土壌改良方法
JP2003226587A (ja) かき殻肥料
Singh et al. Effect of Nano-chitosan, Nano-micronutrients and Bio capsules on Vegetative growth, flowering and fruiting attributes of Strawberry (Fragaria× ananassa) cv
KR101345853B1 (ko) 고비타민디칼슘벼 및 그 재배 방법
JP2008050183A (ja) モズクを含有する肥料と葉面散布剤及び土壌改良剤の製造方法
WO2011070586A1 (en) Organic fertilizer for sustainable crop growth and management
KR20090095122A (ko) 천연 물질을 이용한 무독성 육묘제 제조 방법
Gupta et al. Integrated nutrient management for growth and yield in Glory Lily (Gloriosa superba L.)
Inyang et al. Growth and performance analysis of Amaranthus hybridus L. Enriched with organic (sugarcane bagasse-based) fertilizer
JP6454806B1 (ja) 農業用組成物
KR100791980B1 (ko) 부식산으로 제공되는 잡초 방제제
KR20090057591A (ko) 천연 물질을 이용한 무독성 살균제 제조 방법
KR20060126879A (ko) 파,양파,마늘로 부터 추출한 무공해 농약
CN106538321A (zh) 一种富硒钙柚子树的种植方法
Sundharaiya et al. Exploitation of organic inputs for growth and yield of multiplier onion (Allium cepa var. aggregatum) var. Co (On 5)
Abdel Nabi et al. Effect of organic, bio fertilization and foliar spraying treatments on Artichoke

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150422

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151202

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20151202

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160905