JP2015085149A - メガホンおよび拍子木としても利用できる、立体保持部分を持つリーズナブルな型抜き団扇。 - Google Patents

メガホンおよび拍子木としても利用できる、立体保持部分を持つリーズナブルな型抜き団扇。 Download PDF

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Abstract

【課題】平面状の(2Dの)団扇から、全体を筒状の3D製品に変化させ膨らませる事で、内部に作られる音の共鳴空間を創造し、この共鳴空間を利用したメガホン、拍子木として利用できる携帯性に優れた3WAY応援グッズとした。また古紙配合の板紙を使う事で、地球に優しい商品とする。
【解決手段】板紙に対して抜き型を斜めに配置する事で、つくりだされる部分を利用し、3次元の保持部分を作ることにした。また2枚の折り返し部分を挟み込みで組み合わせることで、固定された保持部分とした。また3折形状の団扇を利用し、折筋から左右の圧迫する力を加える事で、平面状の(2Dの)団扇から、全体を筒状の3D製品に変化させ膨らませる事で、内部に作られる音の共鳴空間を創造し、この共鳴空間を利用したメガホン、拍子木として利用できる携帯性に優れた3WAY応援グッズとした。
【選択図】図70

Description

第1の場面では、本発明は、メガホンおよび拍子木よしても利用できる、固定することもできる立体保持機能を持つリーズナブルな型抜き団扇に関する。
第2の場面では、本発明は、型抜きメガホン兼拍子木兼団扇に関する。
第1の場面では、従来から団扇、メガホン、拍子木に関しては、様々な観点から改良が重ねられている。(特許文献1乃至2乃至3参照)。特に、近年においては、省電力、エコが日常生活のあらゆる場面で求められることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。
また省資源のエコ製品が求められる中、ひとつの製品が複数の利用方法ができる、つまり多目的利用の商品の開発で優れたものは少ない。
また型抜き団扇に関しては、丸い板紙に小さな丸い穴が指穴用に開いているだけのものが多く、平面状に指を置くしかなく、使いにくい物がほとんどである。
また使いやすくするために、手持ちの重ね部分を設けたものも出されてはいるが、丸団扇以外に別途スペースを取る形なので、1枚のシートへの面付け数も減り、コストアップになり、あまり普及していない。
第2の場面では、
従来からメガホン、拍子木、団扇に関しては、様々な観点から改良が重ねられている。(特許文献1乃至2乃至3参照)。特に、近年においては、省電力、エコが日常生活のあらゆる場面で求められることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。
また省資源のエコ製品が求められる中、ひとつの製品が複数の利用方法ができる、つまり多目的商品の開発も資源のエコに繋がる。
メガホン、拍子木、団扇に関しては、単独製品または2種類が利用できるものはあるが、3種類を同時に利用できて、更に携帯性のいいものは今までにない。
特に携帯性がいいという価値も、省資源につながり、エコに繋がる大きな価値である。

前述した特許文献1には、いわゆるメガホンが開示されている。また、特許文献2には、拍子木が開示されている。また下記特許文献3には、3折団扇が開示されている。
下記文献の中で、特許文献3特開2013−13428号公報は、小生が発明し、特許出願したものであるが、今回の発明出願は、この発明(団扇)に似ているが、全く異なる機能(メガホン及び拍子木)が中心であり(特にメガホン、拍子木利用のためのフックの機能目的)、この異なる発明に更に新機能を加え補強し、また更に団扇としても使えるように配慮したもので、全く新しし特許願いとして出願したものである。
特開2001−282248号公報 特開2005−18004号公報 特開2013−13428号公報
第1の場面では、型抜き団扇で立体保持機能がついて、さらにその立体保持機能が固定化されているもの、更に生産コストが上がらないものを開発したい。
また団扇、メガホン、拍子木の3種類を同時に利用できて、更に携帯性のいいものを作りたい。
第2の場面では、
型抜きメガホン兼拍子木兼団扇で、3種類を1つの製品の中で利用できて、更に携帯性のいいもので、さらにエコなもの、またさらに、一回の抜き作業で生産できるもの、またさらに、スポーツのカタログ、日程表、大会PRや、商品宣伝に利用しやすい、印刷性のいいものを開発したい。
また限られた資材でのみ作れるというものではなく、例えば板紙における縦目、横目どちらでも使える「斜め目」等の設計をして、横目でも縦目でもどちらでも利用できる製品に仕上げたい。
またメガホン、拍子木、団扇で、3種類を同時に利用できて、更に携帯性のいいものでさらにエコなもの、またさらに、一回の抜き作業で生産できるもの、またさらに、スポーツのカタログ、日程表、大会PRや、商品宣伝に利用しやすい、印刷性のいいものが今までなかった。
また限られた資材でのみ作れるというものではなく、広くいろんな資材で作れるエコな製品を開発したい。
第1の場面では、シートを打ち抜くことで完成する団扇であって、団扇の根元部に折り返し部が設けられ、さらに折り返し部の反対側に離れた新たな折り返し部が対向するように設けられていて、当該2つの折り返し部を完全に折り返したときに、互いに重なる部分を持つことを特徴とする団扇JJJが望ましい。

団扇JJJにおいて、2つの折り返し部の一方の折り返し部に他方の折り返し部の先端部を挟み込むための切込み線が入れられていて、
他方の折り返し部の先端部が挟み込まれたとき、当該切り込み線の位置が折り返し部分の根元部より高い位置にあることを特徴とする団扇KKKが望ましい。

団扇JJJあるいは団扇KKKにおいて、団扇の先端部より根元部折線に向かって団扇を3折りするための2本の折り線が入れられていて、3折に折りたたんだとき、最上面の下に位置する折りたたみ部分上に切り込み線が入れられていて、当該切り込み線は、上面にある折りたたみ部の周縁部のラインを形取ったライン上の2点間を、当該面を構成する折筋から遠ざかるように膨らんで結ばれていることを特徴とする団扇LLLが望ましい。

団扇JJJあるいは団扇KKKあるいは団扇LLLにおいて、シートに対して正対した状態では必要な複数の面付けが不可能なときに、同数の面付けが可能となるように、当該団扇を斜めに回転して面付けすることで生産された団扇であることにより、団扇の紙目が斜めになっていることを特徴とする団扇MMMが望ましい。

団扇LLLあるいは団扇MMMにおいて、3折りされた状態の団扇を団扇の先端部から下辺折筋に向かって入れられた2本の折筋を、互いの折筋が近づくように圧迫する事により、3折りされた平面状の団扇が筒状に立体化し筒状の内部に共鳴空間が生まれることを特徴とする、メガホンや拍子木となる団扇NNNが望ましい。

団扇NNNにおいて、根元部の折り返し部分に団扇の先端部に向かって、折筋が設けられていることを特徴とする団扇OOOが望ましい。

団扇MMMあるいは団扇NNNあるいは団扇OOOにおいて、団扇の紙目が45度斜めになっていることを特徴とする団扇PPPが望ましい。
メガホンまたは拍子木または団扇Aあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Bあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Cあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Dあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Eあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Fにおいて、板紙が斜め目であることを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Gが望ましい。
シートを打ち抜くことで完成するメガホン兼拍子木兼団扇であって、前記ガホンまたは拍子木または団扇には口当て部と前記メガホンまたは拍子木または団扇の周縁部を結ぶ直線状の折筋が入れられていて、当該折筋に沿って、折りたたむことが可能なことを特徴とするメメガホン兼拍子木兼団扇Aが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aにおおいて、折筋が2本で、折り筋の間隔が周縁部から口当て部に近づくに従って狭くなっていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Bが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメメガホン兼拍子木兼団扇Bにおいて、2本の折筋に囲まれた部分を底面に置き、折筋を軸にして折りたたんだとき、最上面の下に位置する折りたたみ部上に切り込みが入れられていて、当該切り込みは、上面にある折りたたみ部の周縁部のラインを形取ったライン上の2点間を、当該面を構成する折筋から遠ざかるように膨らんで結ばれていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Cがのぞましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Bあるいはメメガホン兼拍子木兼団扇Cにおいて、メガホンとして使用するとき、口当て部分が折り返しになっていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Dが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Dにおいて、口当て部分を構成するための折り返し部分に、メガホン全体の2本の折筋とほぼ平行な折筋が入れられていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Eが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Bあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Cあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Dあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Eにおいて、団扇として使用するときのための指入れ穴が設けられていて、当該指入れ穴は、1か所の折り曲げ部と、折り曲げ部の両端を結ぶミシン目部とで囲まれていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Fが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Bあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Cあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Dあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Eあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Fにおいて、板紙が斜め目であることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Gが望ましい。
第2の場面では、
板紙を利用した3折形状の団扇を利用し、左右から力を加える事で、平面状の(2Dの)団扇から、全体を筒状の3D製品に変化させ膨らませる事で、内部に作られる音の共鳴空間を創造し、この共鳴空間を利用したメガホン、拍子木として利用できる携帯性に優れた3WAY応援グッズとした。
また古紙配合の板紙を使う事で、地球に優しい商品とし、2020年の東京オリンピックで応援グッズ、大会カタログ、大会PR商品として採用しやすい環境を整えた。
また形状の特異性を利用して、選挙の法定ビラ(現状はA4サイズ以内)、法定ポスター、法定のぼり等に利用できるサイズも開発したい。
またこの型抜きメガホン兼拍子木兼団扇の発明であるが、この発明はメガホン単独の商品、拍子木単独の商品、また団扇単独の商品における発明としても意味を持つ発明であり、この3種類の利用方法の中の2つの利用方法の発明としても意味のある発明とする。
シートを打ち抜くことで完成するメガホンまたは拍子木または団扇であって、前記ガホンまたは拍子木または団扇には口当て部と前記メガホンまたは拍子木または団扇の周縁部を結ぶ直線状の折筋が入れられていて、当該折筋に沿って、折りたたむことが可能なことを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Aが望ましい。
メガホンまたは拍子木または団扇Aにおおいて、折筋が2本で、折り筋の間隔が周縁部から口当て部に近づくに従って狭くなっていることを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Bが望ましい。
メガホンまたは拍子木または団扇Aあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Bにおいて、2本の折筋に囲まれた部分を底面に置き、折筋を軸にして折りたたんだとき、最上面の下に位置する折りたたみ部上に切り込みが入れられていて、当該切り込みは、上面にある折りたたみ部の周縁部のラインを形取ったライン上の2点間を、当該面を構成する折筋から遠ざかるように膨らんで結ばれていることを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Cがのぞましい。
メガホンまたは拍子木または団扇Aあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Bあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Cにおいて、メガホンとして使用するとき、口当て部分が折り返しになっていることを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Dが望ましい。
メガホンまたは拍子木または団扇Dにおいて、口当て部分を構成するための折り返し部分に、メガホン全体の2本の折筋とほぼ平行な折筋が入れられていることを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Eが望ましい。
メガホンまたは拍子木または団扇Aあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Bあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Cあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Dあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Eにおいて、団扇として使用するときのための指入れ穴が設けられていて、当該指入れ穴は、1か所の折り曲げ部と、折り曲げ部の両端を結ぶミシン目部とで囲まれていることを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Fが望ましい。
メガホンまたは拍子木または団扇Aあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Bあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Cあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Dあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Eあるいはメガホンまたは拍子木または団扇Fにおいて、板紙が斜め目であることを特徴とするメガホンまたは拍子木または団扇Gが望ましい。
シートを打ち抜くことで完成するメガホン兼拍子木兼団扇であって、前記ガホンまたは拍子木または団扇には口当て部と前記メガホンまたは拍子木または団扇の周縁部を結ぶ直線状の折筋が入れられていて、当該折筋に沿って、折りたたむことが可能なことを特徴とするメメガホン兼拍子木兼団扇Aが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aにおおいて、折筋が2本で、折り筋の間隔が周縁部から口当て部に近づくに従って狭くなっていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Bが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメメガホン兼拍子木兼団扇Bにおいて、2本の折筋に囲まれた部分を底面に置き、折筋を軸にして折りたたんだとき、最上面の下に位置する折りたたみ部上に切り込みが入れられていて、当該切り込みは、上面にある折りたたみ部の周縁部のラインを形取ったライン上の2点間を、当該面を構成する折筋から遠ざかるように膨らんで結ばれていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Cがのぞましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Bあるいはメメガホン兼拍子木兼団扇Cにおいて、メガホンとして使用するとき、口当て部分が折り返しになっていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Dが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Dにおいて、口当て部分を構成するための折り返し部分に、メガホン全体の2本の折筋とほぼ平行な折筋が入れられていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Eが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Bあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Cあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Dあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Eにおいて、団扇として使用するときのための指入れ穴が設けられていて、当該指入れ穴は、1か所の折り曲げ部と、折り曲げ部の両端を結ぶミシン目部とで囲まれていることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Fが望ましい。
メガホン兼拍子木兼団扇Aあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Bあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Cあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Dあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Eあるいはメガホン兼拍子木兼団扇Fにおいて、板紙が斜め目であることを特徴とするメガホン兼拍子木兼団扇Gが望ましい。
第1の場面では、型抜き団扇は一部に丸い指入れ穴が設けられた団扇が大半であり、この型抜き団扇は平面状であり、その事で、利用者は指をその平面状の位置に置くことを強要される。よって非常に持ちにくいといえる。
本願発明により、1つあるいは2つの折り返し部分を指等に挟み持つことにより、団扇の保持方法が平面プラス高さのある保持方法が可能になり、非常に持ちやすくなる。
またこの2つの折り返し部分において、一方の折り返し部分に他方の折り返し部分の先端部を挟み込む為の切込み線を入れる事で「常時立体化された保持部分」が可能になり、持ちやすくなる。
また、抜き型を、例えば45度斜め目に設置する事で、団扇の下辺部に設けられた折り返し部分が、通常の丸団扇と同じ取り都合で作れることにより、1枚のシートに付けられる面付け数を減らすことなく設定でき、「生産コストを全く上げずに、3次元の保持部が構成可能」となる。
このことは、プラスチック柄のほうが持ちやすく型抜き丸団扇は持ちにくいという定評を覆し、新しい便利な使いやすい丸団扇を作れることになる。
また団扇、メガホン、拍子木の3種類が1つの製品の中に含まれていて、(簡単に使用方法が瞬時に切り替えられて)またポケットに入る等、携帯性がよく、また全てがパルプでできている等のプラスチックを一切使わない、エコな商品が生まれる事で社会もエコになり、消費者もより便利になる。
またこの団扇を、メガホンとして、また拍子木として使えることが可能となる。
このような3通りの使い方のできる製品に、オリンピックの大会カタログ、日程案内、試合会場案内の地図、オリンピック啓蒙カタログ、入場券等を印刷すると、大会の告知、PR、宣伝に非常に有効になる。
また大会参加の応援者も、複数のかさばる応援グッズをもつ必要がなくなり、身の回りが整理され、動きやすくなり、また軽快になる。よって大会も人に混雑する場合でも、手荷物が少ないので、大会も非常時にも、会場から観客が逃げ出すときも、逃げやすくなり、より安全になる。
またオリンピック等、全国での大きなPR等で自治体、および公共機関が作成するときにも、作成して準備保管するときの置き場所が増えることがなく、保管に場所をとらず、便利である。また薄い 0、3ミリくらいの板紙の1回抜きでできたものは、一枚の商品が非常に保管に場所をとらず、便利である。
第2の場面では、
メガホン、拍子木、団扇は応援グッズの3大製品である。この3種類が1つの製品の中に含まれていて、(簡単に使用方法が瞬時に切り替えられて)またポケットに入る等、携帯性がよく、また全てがパルプでできている等のプラスチックを一切使わない、エコな商品が生まれる事で社会の認知度が高まり、また評価も高まる。
またこの製品に、オリンピックの大会カタログ、日程案内、試合会場案内の地図、オリンピック啓蒙カタログ、入場券等を印刷すると、大会の告知、PR、宣伝に非常に有効になる。
また大会参加の応援者も、複数のかさばる応援グッズをもつ必要がなくなり、身の回りが整理され、動きやすくなり、また軽快になる。よって大会も人に混雑する場合でも、手荷物が少ないので、大会も非常時にも、会場から観客が逃げ出すときも、逃げやすくなり、より安全になる。
またオリンピック等、全国での大きなPR等で自治体、および公共機関が作成するときにも、作成して準備保管するときの置き場所が増えることがなく、保管に場所をとらず、便利である。また薄い 0、3ミリくらいの板紙の1回抜きでできたものは、一枚の商品が非常に保管に場所をとらず、便利である。
第1の場面では、以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、
図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な 大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した
場合を前提として用いるものとする。
また小生は本発明の出願において、先行して3折団扇の発明の出願を特開2013−13428号として出願したことが公報に記載されている。
本団扇のメガホンまたは拍子木利用の発明の出願における「団扇」の部分の説明内容は、この特開2013−13428号公報を引用し、本出願の説明の引用に利用させてもらうことにする。
特に特開2013−13428号公報におけるチビ貝(指持ち用折り返し部分)についての持ち手機能の詳述と、また斜め目の製品の完成のための斜めの抜型配置詳述はそのまま引用することにする。
また特開2013−13428号に加えて、新たに折り返し部分に切込みを入れる事で「挟みこみによる折り返し部分の立体化、固定化」という発明も得られたが、これは本願発明で詳述する。
第2の場面では、
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、
図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な 大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した
場合を前提として用いるものとする。
また小生は本発明の出願において、先行して3折団扇の発明の出願を特開2013−13428号公報に記載されているように出願した。
本メガホンまたは拍子木または団扇の発明の出願における「団扇」の部分の説明内容は、全てこの特開2013−13428号公報を引用し、本出願の説明の引用に利用させてもらうことにする。
特に特開2013−13428号公報におけるチビ貝についての持ち手機能の詳述と、また斜め目の製品の完成のための斜めの抜型配置詳述はそのまま引用することにする。
発明の実施の実態
第1の場面では、まず今回の重要な発明である団扇としての使い方の中の、「2枚の折り返し部分の存在」(団扇の下辺部の近くの団扇の部分に指入れ穴を形成する折り返し半円と下辺部の折り返し部分)とまた「対向する先端部を挟み込むための切り込み線を自らに設ける事」で、2枚の折り返し部分で「立体化された安定した保持部分」が形成される態様を紹介したい。
この出願の中でシートと板紙は同義語とする。
図67には2枚の折り返し部分xxxa0とxxxb0が設けられた型抜き団扇が示されている。この中の折り返し部分xxxa0を除いた部分が四角形1310a、1310b、1310c、1310dで囲まれている。
図68には、図67の団扇全体を左に45度回転させた図が描かれている。
注目すべきは、この図68であるが、図67で四角形1310a、1310b、1310c、1310dからはみ出していた部分xxxa0が四角形1310a、1310b、1310c、1310dの中にきれいに納まっている、団扇全体がきれいに納まっているということである。
これは抜き型を45度回転させて配置することで「上下に長い団扇」が「板紙に対して取り都合を悪くすることなく」、配置できるということである。
つまり板紙に対しては、団扇の配置数が変わらないので生産コストが上がることはない。
一方はみ出すと、例えば3列2段で6個抜き型を配置できていたものが3列1段しか配置できなくなるので、抜き型は3個しか配置できない。
よって同じ板紙でも作れる団扇の数は半分にしかならない。よって生産単価は、かかった費用を出来上がった製品の数で割るので、単価は2倍になる。
さて、この斜めへの回転配置であるが、従来より小さなナベル等では、1枚の大きなシートに複数の複雑な形状のラベル等を面付けするという技術は従来より行われてきた。ただし小さなラベル等(のりつき)の場合は、製品を納めるとき、剥離紙そのものも一緒に納品することが多いので、面倒はない複数の複雑な形状のラベルが多数ついた1枚のシート全体を作る事で完成である。消費者が、例えば1枚のA4サイズくらいのシートを購入して、多数のラベルを自分ではがして、自分の好きなところに貼るということなので、抜かれたラベルを個別に並べ替えたり、そろえたりすることは必要ない。
団扇の場合は別である。あくまでも1枚の団扇を生産するために、生産効率を上げるために複数の面付けをするのである。よって1枚の大きなシートを印刷して抜いたものを、個別に引き離して、まとめて1種類の商品として納品するしかない。つまり「むしり」という作業が発生する。
よって一定のリズムで印刷データーを配置するしかない。よって1つの抜き面を例えば45度回転させたら、他の抜き面も45度同じ方向に回転させないと。印刷データーの配置の時に、余分な神経を使い。製作が遅れることになる。また団扇の場合、表面を左に45度回転させた場合、裏面は右側に45度回転させなければいけない。
これが個別に回転方向、回転角度が異なっていると、ミステイクが起こることは必然である。
よって、団扇の多面付けの場合、全ての面を同じ方向に同じ角度に回転させるしかない。
そうしなければ、ミステイクが発生し、すりなおしたりして還ってコストアップに繋がる。
図68−1、図68−2には団扇の上下の長さが長くなることへの解決策として45度斜めに解決することを発明したが、この上下に長くなることの一例として 団扇の先端部の長さを解決すること、つまり図からは、VVVが団扇の先端部の課題として描かれていて、45度回転させる事で、見事に解決している様子が描かれている。
図69、また図70には2枚の折り返し部分において、対抗する折り返し部分の先端部を自らの切り込み線に挟むことで、「2枚の折り返し部分による立体化され、固定化されたた団扇の保持部分」が形成される様子が描かれている。
図69は2枚の折り返し部分を完全に折り返した状況を、また図70には立体化された団扇の保持部分が形成された時の状況が描かれている。
図71は図70の態様を左側面から見た態様が示されている。
図72は図71とは切り込みの様子が逆になっている。つまり折り返し部分xxxa0に折り返し部分xxxb0の先端部が挟み込まれている。
この図71と図72では、安定した保持部分の形成ではどちらが優れているか。それは保持部分を指でもつときに、どちらのほうから力を加えるかで決まる。小生は保持するとき、折り返し部分と保持部分を両方から挟み込むような持ち方をするので、図71のほうが安定した保持部分となると考える。
図73、図74には図69と図70に対して、団扇の先端部から下部折り返し直線に対して2本の折筋が入れられている。
この2本の折筋は3折団扇としての折筋であり、団扇の先端部から根元部に近づくに従って間隔が狭くなっている。
この2つの折筋は、折筋同士を互いに近接するように左右から圧迫することで筒状のメガホンになるための折筋でもある。
左右から圧迫すると団扇が立体化し筒の内部に共鳴空間ができるので、メガホンになると同時に拍子木や鳴り物グッズとして利用できる。
さて次に、メガホン、拍子木、団扇のメガホンの機能について説明したい。
図45ではほぼ円形の板紙に、縦(上開き)に2本の押筋mhua-mhudと押し筋mhuh-mhueが互いに先端に向かって先開きに入っている。(下辺部は直線mhuc-mhufになっている)
また、2本の先開きの押筋で分割された部分の折筋左部Aには 3折時に3つの分割された部分を挟み込む切込みフックとして円弧状の切込みmhum-mhun があり、この切り込みは板紙が厚いことから生まれる(小生は420g/mmの板紙を推奨する)端部の丈夫さがある。
この切り込みは、押筋を元に3折に折り返し重ねたとき、図46に示されるように、折筋右部mhuCの円周上の端部を挟み込むためのものである。
図46の時、3折にされた板紙はすべてフラットである。
図46−1は図46を手前正面から見た図である。
つまり、3折にされた図46の状態は3枚重ねとはいえ、フラットな状態である(実際は、紙の厚みで、幾分かは丸まっているだろうが)
この図46−1の状態のものを、向かって左右の筋を、互いの筋に向かって、押し合うと、フラットな板紙が変形してバネを持った板紙であるかのように湾曲する。すると重ねられた3枚の板紙が手前から見ると、楕円形に湾曲して上下にふくらみ、中に3枚の板紙で挟まれた空間ができる。
つまりフラットな3枚重ねの2D状態のフックで固定された板紙を、左右から押し合う事で、フックで固定された状態の板紙を上下に湾曲させ、3D状態の筒状のメガホンや、拍子木に変化させることが主な特徴である。
よってこの場合、丈夫なフックが大きなポイントになる。
つまり小生の出願した特開2013−13428号公報のフックの意味とは形状は似ていても「全く異なる意味」を持つ。
まとめると、特開2013−13428号公報は、押筋を基点にフラットな板紙が変化する事で、3折等の携帯性の付加価値を生み出すことに対して、この本願発明は、板紙の圧迫に対する湾曲しやすいバネ性とこの湾曲した板紙のフラットへの復元性を利用した、メガホン、拍子木、団扇の3WAYの2Dから3Dへの変化自在製品といえる。
この湾曲した状態を真上から見た様子が図47であり、手前上からみた様子が図48である。
この湾曲した状態の図48には手前に楕円形になった3枚重ねの板紙のイメージが書かれてある。
そして大切なことは、湾曲した板紙で、図48の中に、「メガホンの内部空間」が作られるということである。
この「メガホンの内部空間」が作られるときの「湾曲する板紙」が作られる根本の機能は、「丈夫な」フックmhum-mhunであり、この端点mhumとmhunの位置は、図49に示されるように、3折時において、「押筋mhuh-mhueを軸に折り返した円弧mhuh-mhue上に切込みフックmhumm-mhu-nnがある」ことから導き出される。
この湾曲した板紙は図45には、縦筋mhua-mhud、縦筋mhuh-mhue以外は縦筋が入れられていないので、上から押すと、容易に板紙はバネが元に戻るかのようにフラットに復元する。(実際は幾分かの丸みは残る。よって、メガホンとして使い続ける場合、丸く筒状にするための力は、初回ほどには必要ない。これは後述する拍子木として使う場合も同じである。)
フラットに復元する事で、後述する団扇機能にも繋がる。(団扇として使う場合、幾分か丸まった板紙を工夫して持つ事で、その丸まった不便さを解消できる。この方法は後述する。)
図50には、図45の下辺部にメガホンとして使う場合の口元の安全のために、半円deが付けられている。(これは団扇として使う場合にも、手持ち部分が半円がある部分が板紙の厚さが2倍になることの有効性にも繋がる。)
図51にはこの図50の半円部に縦の押筋mhuzzが入れられている。
図48のままで手前直線部mhud-mhueを口に当てると、下辺直線部が抜型の抜き作業でできたでできた「エッジがとがっている切り落とし部、断切部」になっているので、人間の口が湾曲している構造上、強くメガホンの口当て部(切り取り線mhue1-mhud1)を口に、唇に強く押し当てると、使った人の唇、および唇上を切る恐れがあり、非常に危険である。
この口元の安全性の問題を解決したものが実は図50及び図51である。
詳述すると、図50及び図51では直線部mhue-mhu1の下に半円部がつくことで、メガホンの下辺部が、板紙の折り返し部分になり、図48のようなカット線部分がなくなり、口に強く当てても、唇、および唇上を切る恐れがないのである。
さて図50と図51の相違点を述べる。つまり押筋部mhuzzがあるかないかである。
図52に図50の下半円部を押筋mhuzzを軸に、メガホンの中に折り曲げた状態を図50を上下(表裏)にひっくり返した状態を手前上から見た様子を示し、また図53に図51を上下にひっくり返した状態を手前上から見た様子(下半円部を中に折り曲げた状態)を手前上から見た様子を示した。
図47に示されるように、左右の折筋を左右から押すと、図52の場合は、折り返しのない場合に比べて、手前口当て部が半円部分がある事で厚さが2倍になり、結果2枚の板紙があることで、向かって上に「同時に湾曲」しにくくなり、同じように左右から力を加えても、上下あわせて4枚(手前折り返し部半円をあわせると4枚)の板紙で作られるメガホン空間は、図54で示されるように。上下に薄く、結局作られる共鳴空間が小さいことになる。
一方図53の場合は、半円部に折筋がある事で、半円部が筋に沿って上に向かって筋に沿って折り曲げしやすくなり、折り曲げられた筋部分が、図55に示されるように、上方にある板紙を下から押し上げ、湾曲することを助勢することに繋がる。
もっというと、下から押し上げる半円部分の折筋に沿って、強く押し上げられることにより、本来押筋のない板紙が押筋がつくようにまで変形し、4枚の板紙で作られるメガホンの共鳴空間(音を共鳴させ、メガホンの先端方向に向かわせる空間)が図55に示されるように図48より大きく簡単に作られることになる。
このようにできた筒状のメガホンには、内部に声を前方に向かって集約する3枚の(口当て部分の折り返し用のための安全対策の半円部分を含むと4枚)板紙でできる、いわば声の共鳴用空間が生まれることになった。便利である。
またさらに細かい安全性について少し述べると、3折にしてメガホンにした場合、図57および図58に示されるように、口当て部である半円の折り返し部以外に、さらに図57のmhuer, mhudrに示されるように、下辺部の両端の端部を丸くしたほうがいい。
この丸く角丸にした時の展開図が図58である。
さて、ここで、拍子木に利用できることについて説明したい。
図48そのものが拍子木そのものである。
この図48に示されるように、内部に声を前方に向かって集約する3枚の(口当て部分の折り返し用のための安全対策の半円部分を含むと4枚)板紙でできる。
つまり共鳴空間があるので、このメガホン(拍子木)で足のひざ、腕、観客スタンドの足元の椅子等をたたくと、メガホンの板紙と足で作られるぶつかった音が、メガホンの内部の共鳴用空間で音が共鳴し、共鳴する事で音が倍増して大きな音になる。この場合、大きな共鳴空間であるほど、拍子木としての音量は大きくなる。
一般に拍子木は、2枚の厚い固い板をぶつけ合う事で、打楽器としての板の(木の)音が生まれる。
しかし厚い固い板木は重いし、扱いによっては、拍子木をぶつけ合うときに、指を挟んだりして、指、手を怪我する恐れがある。
また携帯するにも、拍子木そのものが厚く、重く、持ち運ぶための大きな容積をの保持空間が必要であり、結局持ち運びに不便になり、邪魔になる。また重いことも、持ち運びに不便な大きな要素である。
一方、この板紙で作られた拍子木(メガホン)は軽い。拍子木で足をたたいても基本は痛くない。(左右の縦の押筋は固いが)。3枚重ねに折りたたむと薄っぺらい軽い小さな板紙であり、サイズによっては胸ポケットにも入る携帯性がある。(全体がA4以内の板紙で作る場合は特に利用価値が高い。)
このメガホン拍子木で特筆することは、1枚のメガホン拍子木団扇で物をたたくと、木の音が出るということである。
つまり、一般の拍子木は、2本の板をぶつけ合う事でのみ音がでる。2枚の板が必ず必要である。1本の板を人間の体、物等にぶつけて音を出すことはできない。いやそれは重くて固い板を物にぶつけることは、危ない。
小生の発明のメガホン団扇は、紙であり軽い。ぶつける部位によっては、人の足、手等に(万一間違って人のおでこをぶっても)ぶつけても、紙だから安全である。(メガホンの左右の固い押筋は固いが、拍子木のような危険性は少ない。)
さてここで、更に2つのメガホン拍子木を使った拍子木としての大きな音の出る使い方を紹介しよう。
前述したが、メガホン拍子木の左右の縦の押筋は固い。型抜き機械で板紙を圧縮して作られるので固い。軽いが固い。
この2本のメガホン拍子木の縦筋同士をぶつけ合うと、コンコンと木の音が出る。板紙はパルプでできている。パルプはもともと木(間伐材)である。
いわば、中に空洞のある非常に軽い木である。
このメガホン拍子木同士をぶつけ合うと、一般の木の拍子木と同じ音が出ることは、ある意味当然であろうか。
2本のメガホン拍子木うちわであるから、2枚とも音が出て、音がそれぞれ倍増する。つまり合計4枚分の音がでて大きくなる。
さて次にメガホン拍子木うちわのうちわとしての利用を述べたい。
もともと、小生は、このメガホン拍子木うちわの団扇としての利用の発明はすでに特許文献2に示したように、特許出願している。よって、この特開2013−13428号公報における出願において、3折携帯団扇はすでに述べられている。
今回、メガホン拍子木団扇における発明での特開2013−13428号公報でのうちわとの違いは、1つ目にメガホン利用の場合の口元安全半円部がそのまま団扇の立体保持部として機能するということである。よって図60におけるmhuAAAと同じ折り返し部分と、メガホン利用の場合の口元安全半円部が「指にかけられる事」で,立体保持が可能となることに加えて、両者を「切り込みと刺し込み方法を利用した固定された立体保持化」で完璧に持ちやすい丸団扇が完成されたことになる。
また2つ目にストッパー(メガホン拍子木うちわの発明における図45の切込みフックmhum-mhun)が、メガホン利用で、左右から押筋を押す力に耐えうる構造の必要があるということが求められたということである。
さらに最低でも「板紙が左右から縦の押筋を押す力に耐えうるように十分厚いこと」も求められる。
また3つ目に、メガホン利用の場合の口元安全半円部の設定のための、3折用の押筋が設定された上での下部半円部の設定(特開2013−13428号公報では、図には折筋のない形での半円部が面積を広く取るための説明のためにだけ図示されている)をしたことが新しい大きな相違点である。
また4つ目に更にその半円部に、4枚重ねになった板紙が湾曲しやすいように、半円部に縦の押筋mhuzzを設けたことが今回は新しい発明である。
また5つ目に、切込みフックmhum-mhun)の両端が、強く圧迫されるときに壊れないように(破れないように)両端に抜き丸を付けたり、(図61)また両端を釣り針上にアールの返しを入れた。(図62)
さてフックの両端部の形状による相違点を、図56−1、図56−2、図56−3として図示した。
図56−1は図42のフックをそのまま拡大表示したものである。先端部の方向が圧迫力g0と同じ方向で、板紙の厚さによっては端部の裂壊の恐れがある。
図56−2は、両端部が小さな丸で抜かれていて、圧迫力g0を端部の小さな丸の円形状全体で受けるので、端部の圧迫力g0で端部が裂壊する可能性は小さい。但し先端部を丸く抜く時、丸い小さなゴミが出るので不便である。
図56−3は、図56−2の丸い小さなゴミが出る欠点を改善したものである。両端部が圧迫力の方向と逆方向に向いている。また図56−2と同じく、圧迫力を丸い円の形状全体で受けるので、裂壊しにくい。
又ここで、図56−1でも、板紙が圧迫力g0に裂壊しないで十分対応できる位厚く丈夫であれば、問題ないとしたが、板紙が薄くても、薄い結果板紙を湾曲させる圧迫力g0も自然小さくなるので、この末端のフックの端部の形状は、各種メーカーの板紙で実験し、図56−1、図56−2、図56−3等、まだ他の仕様も含んで、各板紙で必要に応じて対応工夫すればいいと思う。
またこの切り込みフックを1個から2個3個に増やすことも有効な方法である。
フックにかかる力を分散できるので、フックの両端部が裂壊しにくくなる。
さてこのような相違点の下に、団扇としての特開2013−13428号公報に記述した私の発明の内容を再度記載したい。
X 発明の詳細な説明として
X 技術分野
本発明は、型抜き団扇に関する。
X 背景技術
第1の局面では
従来から型抜き団扇に関しては、様々な観点から改良が重ねられている。(特許文献1乃至2参照)。特に、近年においては、省電力、エコが日常生活のあらゆ
る場面で求められることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。
特許文献1には、いわゆる型抜きの団扇が開示されている。また、特許文献2には、複数枚分の広い団扇を折重ねた団扇が開示されている。
特開2008−220422号公報 特開平8−329号公報上述のように、今日に至っては、型抜き団扇は、生活のあらゆる場面にて使用されているが、手で保持するための部分に、親指等を通す丸く穴が開けられている だけのものや、特許文献1のように、穴の周りの強度を強化するために、独自の折り返し部分を設け工夫しているものがある。ただ折り返しを設けるために必要な部分の面積が広がり、1台の印刷機等の印刷面に設けられる面付けが少なくなり、印刷の効率が悪くなり、結果、生産性が悪くなることが問題である。また折 り返し部分を折り返す作業が強要され、生産時の製作工程が増えて生産効率が悪くなるという欠点がある。また使用者が手で保持する時には、手指で団扇を抑えて使用するが、団扇を振る時の力がダイレクトに仕様車の手指に伝わり、手指が疲れやすいという特徴がある。という問題があげられている。
第二の局面では、従来から型抜き団扇に関しては、様々な観点から改良が重ねられている。(特許文献1乃至2参照)。特に、近年においては、省電力、エコが
日常生活のあらゆる場面で求められることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。
ただ現状は、1枚の板紙を丸く抜き、指抜き穴をくりぬいているものが多く、この指抜き穴に親指を通すと、親指の付け根が痛い。理由は、団扇を振るたびに、直接その力が手指また親指の根元に伝わって痛いのである。
1枚の団扇を作るために、板紙の面積をぜいたくに広く取って、いくつかの部品を複雑に組み合わせて、費用と時間をかければいくらでも使いやすいものができ
るであろう。しかし、それはぜいたくな選択である。あくまでも、費用が安くて、またスピーディーに、生産することを必須条件に、その中で新しい商品開発を 目指したい。日本は省電力、省エネルギーでなるべくエコな商品開発を求められているのである。
また材料となる板紙は大量に既成品が存在する。サイ
ズが数多くあり、また紙目(紙が折り曲げられやすい方向)が分かれている。この紙目が非常に重要である。団扇は持ち手を上下に振って、おり曲がれやすくな い、振る方向に伸びる、縦目のほうが腰があって振りやすい。横目だと振る方向に直角で、折られやすく、腰が弱く、ふにゃふにゃしてよくない。
また限られた資材で求める紙目が常にあるとは限らない。横目でも、縦目でもどちらにも弱くない、つまり横目でも縦目でも「どちらにも強い」団扇の設計を求
めたい。そうすることが、工場の在庫との材料で、スピーディーにつくれるという、経済性、生産性を上げることにつながるのである。
前述した特許文献1には、いわゆる型抜きの団扇が開示されている。また、特許文献2には、複数枚分の広い団扇を折重ねた団扇が開示されている。また下記特許文献3には、2折の団扇が開示されている。
型抜き団扇は、生活のあらゆる場面にて使用されているが、手で保持するための部分に、親指等を通す丸く穴が開けられているだけのものや、特許文献1のよう
に、穴の周りの強度を強化するために、独自の折り返し部分を別途設け工夫しているものがある。ただ折り返しを設けるために必要な部分の面積が広がり、1台 の印刷機等の印刷面に設けられる面付けが少なくなり、印刷の効率が悪くなり、結果、生産性が悪くなることが問題である。
また穴の周りの強度を強化するために、独自の折り返し部分を別途設け工夫しているものでは、折り返し部分を折り返す作業が工場に強要され、生産時の製作工
程が増えて生産効率が悪くなるという欠点がある。また使用者が手で保持する時には、手指で団扇を抑えて使用するが、団扇の平面部分そのものを指でつかむ と、団扇を振る時の効力がダイレクトに使用者の手指に伝わり、手指が疲れやすいという特徴があるという問題があげられている。
またこれらの特許文献1特許文献2の図でも分かるが、依然として、サイズが大きく、これらの型抜き団扇を持ち歩くには不便である。特許文献3には、折りたたみ用の機能が含まれたものが示されている。
但 し、この文献の場合は、折りたたんでも半分の幅にしかならず、前記男性のワイシャツの胸ポケットやジャケットのポケット、また女性のハンドバッグに折りた
たんで入れられるもののサイズにするには不十分だと考える。また独自の折り返し部分を別途設け、前述した生産性、経済性に劣ると言える。
折り数で言うと、最低でも2折り(できれば細身のコンパクトなもの)や、3折は必要なものである。但し4折等、折数が増えると、団扇として振る場合に、こ
の団扇の折りたたみ用の折り目を手や指等で押さえて、折機能が働かなくするようにすることが難しくなり、使いずらいと筆者は考える。また3折だと図21や図27に示されるように、右に1回、左に1回開くだけで、完全に開く仕組みなので、簡単に開閉できる。シンプルな折りたたみ方ができる。
また前述したが、2折り等のもっとシンプルなものまで考えたい。どこまで、シンプルで、使いやすい形態ができるかチャレンジしたい。
折り筋のあるものは、本来の丸い最低限の面積の中で、
おり筋を抑えられるものができないか、検証したい。
X 先行技術文献
X 特許文献
特開2008−220422号公報 特開平8−329号公報 登録実用新案第3145229号X 発明の開示X 発明が解決しようとする課題
第一の局面では、
上 述のように、抜き団扇は、消費者の使い勝手を良くするためには、保持部を太くするために広く折り返し部分を設けて折り返したり、丈夫にするための工夫が必
要であるが、その改良は、1枚の団扇の製作に必要な抜き面積が増えて、多面づけをしたい時に、印刷時の面付け数が減って効率が悪くなったり、1枚の団扇の 製作に必要な折加工工程が増えたりして、生産コストが増えてはならない。必要な最小限の面積(最終団扇の型の面積)を抜くだけで、使用者が簡単に快適に使
用できる物でなくてはならない。また、1枚のシートを抜いただけの抜き団扇では、保持する手の団扇に接触する部分が、すべて1枚の平面上になければならな いという規制を受ける。(団扇の厚さも1〜2ミリと薄いものが多いので、表面裏面も違いがあるとはせよ、ほとんど接触する手の部分がほぼ1平面上になけれ
ばならない。その結果、手また指が器用に動かせない人は、この平面形状の団扇が保持しにくいという不便を感じる。
第二の局面では、1回のプレスで、製品が完成し、折りたたみ機能が伴い、おしゃれで使いやすい、ユーザーフレンドリーな抜き団扇を作りたい。ただ1回のプ
レスとは言っても、1枚の商品を作製するために、資材の面積が広く必要になるようなものではよくない。つまりコストが高くなる商品ではよくない。
ま た折りたたみ機能も、折りたたみ数が多すぎても使いずらくなる。一般的に21センチ直径近辺が団扇の使いやすいサイズとされ、普及していると考えるが、男
性のポケットに入りやすいサイズ(幅)が何センチくらいがいいものか、検証したい。どのような仕様が女性のバッグに入りやすい商品か検証したい。手持ち部 分から遠い位置にある団扇の周縁部分をあおいで使うことになると思うこの手持ち部分と、周縁部分の間を横断する折線はあおぐとき折曲がりやすくなり、使い
づらくなる。一方この手持ち部分と周縁部分をつなぐように入れられた折線(折筋)は、手持ち部分を軸に団扇を仰ぐ方向とは、折線(折筋)の機能が機能しず らく、仰ぐ行為を邪魔しない。よって折りたたむための折線(折筋)は、後者のこの手持ち部分と周縁部分をつなぐように入れられた折線(折筋)が適している。とすれば、その折線(折筋)は何本が適しているか検証したい。また折筋を手で押さえることがもっとつかいやすくなることであるが、手と団扇との間に、
団扇の別の部品があるともっと抑えやすくなるので、なにか構造を工夫したい。(基本的には、例えば21センチ四方の材料の中で、工夫したい)
現状このような後者の折線(折筋)が入れられない団扇をそのまま街頭で配布した場合、受け取った人は、21センチ四方の大きな抜き団扇をポケットにもしま
えず、喜んで受け取るとは思えない。しかし、コンパクトに折線に沿って折られた団扇は、喜んでポケットにバッグに入れて持ち帰るものと思われる。また折り たたんだ場合に、型抜き団扇自体にフック(差し込み)用の切り込みを入れることにより、受け取った人が簡単に開閉の構造を理解し、開閉が繰り返し可能でシ
ンプルな商品であることをよく理解する。
また材料となる板紙は大量に既成品が存在する。材料の大きさ、また紙目が分かれている。この紙目が重要であり、団扇は持ち手を振って振る場合、団扇が縦目のほうが腰があって振りやすい。横目だと振る方向に、折られやすく、腰が弱く、ふにゃふにゃしてよくない。
ただ限られた資材で求める紙目が工場の倉庫に常にあるとは限らない。横目や縦目のどちらの資材で生産しても、振る方向に問題のない、使いやすい団扇の設計をしたい。
また、ユーザーフレンドリーな商品でなければならない。
ユーザーフレンドリーとは、誰でも使いやすく、また携帯性に優れ、例えば電車の中で使用する場合、隣の、周りの人の邪魔にならない、コンパクトなものを含む。(コンパクトな2つ折り)
また、企業宣伝にノベルティーとして使われると、コンパクトに折りたためて小さくなり、あらゆる商品のおまけとして添付できる、いわゆる「ベタづけ」に利
用できる物や、また街頭配布時に、もらったお客が、自身で簡単に折りたためて、男性のワイシャツの胸ポケットやジャケットのポケット、また女性のハンド バッグに折りたたんで入れられるものが優れていると思われる。
またもっとシンプルに2折のものもさらに工夫できないか考えたい。本をめくる時は2折が多い。使用者がシンプルで分かりやすく、受け入れやすく、使いやす
い構造を考えたい。この場合も、2折の折筋を、手だけではなく、何か団扇自体の部品で押さえられるものが工夫できれば、よりベストである。
さて、 生産性の立場での課題点をさらに述べると、上述のように、抜き団扇は、消費者の使い勝手を良くするためには、保持部を太くするために広く折り返し部分を設
けて折り返したり、丈夫にするための工夫が必要であるが、その改良は、1枚の団扇の製作に必要な抜き面積が増えて、多面づけをしたい時に、印刷時の面付け 数が減って効率が悪くなったり、1枚の団扇の製作に必要な折加工工程が増えたりして、生産コストが増えてはならない。
必要な最小限の面積(最終団扇の型の面積であり、団扇の縦横四方の面積)を抜くだけで、使用者が簡単に快適に使用できる物でなくてはならない。また、団扇
の手の保持部分が太くなり手で持ちやすくなることは必要であるが、保持部分以外の風を起こす部分が、持ち手部分と同じ厚さでは、全体が重くなり、手で振り やすくなくなる。また小さい子供には使いずらくなる。
また使用者が団扇を保持する時に、手をふわっと開いた状態で保持できる団扇を目指したい。2次元の平面上の保持点に人間の指を合わせるしかなかった「2D
の保持仕様の持ちかたの団扇」から、手をふわっと開いたときの手指の位置に、団扇の保持点があるような、「人にやさしい3次元の3Dのもち方ができる団 扇」に変化する団扇を作りたい。
また一般にプラスチックの柄のついたものは、家で使う場合にはいいが、電車の中等、外出先で使うには持ち運びに不
向きである。プラスチックという素材そのものがエコではないし(限られた地球資源の石油製品であるから)また従来の抜き団扇も折りたためなくてもらっても 邪魔である。
21センチ四方の板紙は女性のハンドバッグには入りにくい。男性の胸ポケットにはとても入らない。もっと携帯性に優れた、例えば折りたたみ機能の含まれた団扇が求められる。
し かし、折りたたみの筋が増えて、実際広げて使う場合に、団扇の折線が増えて使いずらくなっては困る。よって折線の数もベストなものを検討したい。また新しい発明の実施の形態では、前述した指抜き穴を、くりぬかないで折線形式にした筆者の発明にこだわらず、(もちろんその機能が付いたものがベストではある
が)指抜き穴がないもの(指ぬき穴に指を通さないで、おり筋を抑える機能に添加したもの)もさらに開発したい。
X 課題を解決するための手段
第一の局面では、指入れ穴を有する団扇であって、前記指入れ穴は1か所の折り曲げ部と、折り曲げ部の両端を結ぶミシン目部とで囲まれていることを特徴とす
る団扇Aが望ましい。団扇Aにおいて前記折り曲げ部は、当該指入れ穴の中で、当該団扇の中心部よりもっとも遠い位置にあることを特徴とする団扇Bが望まし い。扇子Aあるいは扇子Bにおいて、前記折曲げ部に折線が入れられていることを特徴とする団扇Cが望ましい。扇子A及び扇子Bあるいは扇子Cにおいて、当
該団扇が、1枚のシート状の素材でできていることを特徴とする団扇Dが望ましい。扇子A及び扇子B及び扇子Cあるいは扇子Dにおいて、当該団扇が、1枚の シート状の素材でできていて抜き型で抜くことで完成させたことを特徴とする団扇Eが望ましい。
第二の局面では、
シートを打ち抜くことで完成する団扇であって、前記団扇には手持ち部と前記団扇の周縁部を結ぶ直線状の折筋が入れられていて、折筋に沿って、折りたたむことが可能なことを特徴とする団扇Oが望ましい。
団扇Oに置いて、前記折筋が2本以下であるあることを特徴とする団扇Pがのぞましい。
団扇Oあるいは団扇Pにおおいて、2本の折筋の場合、折り筋の間隔が周縁部から手持ち部に近づくに従って狭くなっていることを特徴とする団扇Qが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qにおいて、2本の折筋に囲まれた部分を底面に置き、折筋を軸にして折りたたんだとき、最上面の下に位置する団扇部上に
切り込みが入れられていて、当該切り込みは、上面にある団扇の周縁部のラインを形取ったライン上の2点間を、当該面を構成する折筋から遠ざかるように膨らんで結ばれていることを特徴とする団扇Rがのぞましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rにおいて、指入れ穴を有することを特徴とする団扇Sが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sにおいて、指入れ穴は、1か所の折り曲げ部と、折り曲げ部の両端を結ぶミシン目部とで囲まれていることを特徴とする団扇Tが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tにおおいて、当該団扇が、1枚のシート状の素材でできていて、1回の抜き作業で完成させることが可能なことを特徴とする団扇Uが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uにおいて、手持ち部を構成する周縁部が直線状の部分を含むことを特徴とする団扇Vが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vにおいて、
団扇を構成する左右の幅より、手持ち部を含む上下の長さが長く、この団扇を回転させることで、手持ち部以外の団扇部を囲む四方形のラインに、手持ち部がおさまることを特徴とする団扇Wが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vあるいは団扇Wにおいて、団扇を正対したとき、団扇の紙目が縦目や、横目で形成されていず、斜めに形成されていることを特徴とする団扇Xが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vあるいは団扇Wあるいは団扇Yおいて、指入れ穴の折り曲げ部を折り線を軸に折り返したとき、当該折り曲げ部が、折り筋に重なることを特徴とする団扇Zが望ましい。
団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vあるいは団扇Wあるいは団扇Xあるいは団扇Zにおいて、前記指入れ穴は、複数あることを特徴とする団扇ZZが望ましい。
X 発明の効果
第 一の局面では、本発明を実施すると、抜き団扇の面付け数を増やすことなく、手で持ちやすい、また手で振りやすい、使いやすい抜き団扇が簡単に作製できる。
つまり手で保持しにくい、使いにくかった2次元の平面的な団扇を、折り返して重ね合わすとか、生産効率の悪い、コストアップにつながるような方法ではな く、今までくりぬいてゴミとして捨てていた部分を一切捨てないで、切り込み線と折線で、保持部分として再利用させ、機能させ、その結果、使いやすい、画期
的な3次元の立体的な団扇に、バージョンアップをさせたことになる。
第二の局面では、
携帯性に優れた、手でふ
わっと保持しやすい、っての保持方法が3Dの3次元の、人にやさしい抜き団扇が作製できる。また限られた生産資材と生産機械の条件の中で、どんな条件下で も常に生産コストを上げずに、つまり、縦目横目の資材在庫条件に振り回されず、スピーディーに、経済的に、つねに縦目、横目の条件で、うちわの振る方向に
対して強度が弱くなるようなことのない、均一強度の、大量生産できる新しい抜き型団扇ができる。
X 発明を実施するための最良の形態
第一の局面では
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、 図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な
大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した 場合を前提として用いるものとする。
〔一般に普及する型抜き団扇の形態〕一般に普及する型抜き団扇は通常丸く型抜いたものの中に、指を入れるための小さな丸をくりぬいたものである(図1)
しかしこの団扇は、実際親指等を入れて手に持ち振ると、振る時の衝撃がダイレクトに指にかかり、また伝わり、指が痛くなる。団扇自体の素材も厚紙とは言っても1〜2ミリであり、指で両面から持っても持ちにくい。もちろん厚くすれば少しはもちやすくなるであろうが、一般に普及、流通している紙素材を利用しようとすると、それ以上の厚みの板紙はないと言ってよい。コスト面からも紙の素材は厚さ、重さで決まってくるので、特抄きで素材の厚みを追及することは現実
的ではない。
また特抄きにするとなると、小ロットの注文対応もできにくい。特許文献1や特許文献2のように薄い素材を貼り重ねて作る場合もある
が、重ね合わせる分、1枚の団扇を作るのに必要な面積が大きくなり、必要な素材の量も増え、また印刷時の面付け数も減り、トータルで非経済的である。(図2におけるM,Nの長さと図3におけるMM,NNの長さで必要面積の増加が示される)また流通素材はA版、B版等で紙の大きさは決められていることと、印刷機械の版面の大きさは決められていることから、そこから1ミリでも大きくなると生産は不可能になり、面付け数も減らさざるを得ない。
〔第1の発明の実施の形態〕図4は
指入れ用のBBBがくりぬかれていない。つまりBBBは、切り込み線BBB1で一部切れて、折線BBB2を軸に反対面(裏面方向)に回転しながら押し出される仕組みになっている。よって一般の団扇のように、BBBをくりぬかなくていいので、生産時、型貫きしたあと、BBBを取り外す手間が必要なくなるという生産上の利点がある。使用者はこのBBBを、例えば親指H1で押し出し、そのあと親指でBBB11と、中指H3でBBB22を挟み、人差し指H2等てのひら側で団扇全体の淵(周縁部)を支えながら、団扇を振ることになる。
一般的に、この形式を用いない図1の
場合は、使用者が親指を空間Bから通し、親指と人差し指で団扇を挟み、団扇を振ることになるが、Bの穴の淵が1枚の素材(紙)をくりぬいたカット面であ り、手に与える刺激が強く、使用者の手がその部分に触れて痛くなるケースが多い。また、この指抜き部分Bを使わず、他の部分(A1)を指で持ったとして
も、団扇の重心の振られて動く大きな力がダイレクトに指に伝わり、そのあと団扇の振りをコントロールすることに必要な抗力を生み出すための力が指に要求さ れ、指が痛くなる。第一の実施形態において、団扇を保持するための、指で押さえる部分BBBは、団扇本体の重心AAA0とは折線BBB2とのみつながって
いて、BBBにとって、折線は団扇の重心AAA0とは反対方向にある。よってAAA0からBBBにダイレクトに力がかかることはない。
つまり、団扇が振られるときの団扇の重心AAA0から生まれる力は、直接BBBに伝わらず、すべてこの折線で受け止められ安定することになる。このとき、
BBBに伝わる力は、ソフトになる。つまり、振られる団扇の動きと、使用者のBBB11とBBB22の両面から支える指には強い衝撃は直接伝わることはな い。
このことは、人間の手の関節の原理でよくわかる。図4の
AAAが肘から先の骨(P)に当り、BBB2が肘の関節(Q)、またBBBが肘から肩までの骨(R)に当る。Qを軸として関節の向きに合わせて前後に動く
手の、Pの一部そのもの(PP)を第三者の手(W)で抑えても、前後に動くPの力は、抑える第三者の手(W)にダイレクトに伝わり、衝撃が大きい。しか し、第三者の手(W)がRの一部(RR)を抑えると、前後に動くPの力は、全てQで吸収されて、(W)にはほとんど伝わらない。
もちろんこのことは折線が折線として機能する方向の揺れ(振り)に対してのみ有効であり、折線が折線として機能しない揺れ(振り)に対しては有効ではない。(図4で
は左右方向の振り、つまり折線の直線方向の振りには有効ではない)ただ実施例1で団扇が風を起こすための振りは折線を軸にBBBが回転する方向と一緒なの で、問題ない。また、BBBの存在を、軽く指等で押さえることが有効な効果を生むことを他の角度で論じたい。人の指は片手に5本ある。その手の構造は図7の親指H1のグループHH1と人差し指H2以下H3,H4、H5のグループHH2345で分けられる。つまり人の手は、HH1とHH2345の間にものを挟みやすい構造になっている。
よってこの団扇AAAを保持するには、例えば、表面AAA11側にHH1をあて裏面AAA22側に残りHH2を当てるのが自然である。但し、図4の開口されたBBBを通して、親指H1が裏面AAA22側に回ることもあるが。この場合は、親指H1の付け根部や手の平当りで表面から抑えることになるであろう。
私が申し上げたいのは、普通、人間が1枚の団扇を指で挟むときは、団扇の両面から、指で挟まなければならないし、抑えられるのは、例えば、表面では親指H1か親指H1の付け根部近辺の手の平等の1か所であり、残りの指等はすべて裏面にあるということである。
さて、ここで大切なことは、BBBを開口して、裏面側にBBBがあり、それはH1あるいはH2あるいはH3あるいはH4あるいはH5の指の間にまたこれら5本の指の組み合わせの間に挟んで保持できるということである。
その結果、安定的に保持されたBBBの存在で、BBBの折線部BBB2が、一枚の団扇AAAの中で、1か所安定して保持されることになる。
よって本願発明から生まれるBBBをH1からH2あるいはH3あるいはH4あるいはH5の指の組合せの間に保持することにより、BBB2が安定し、その安
定と、AAAの他の箇所を裏面から残りの指で抑えつけることで、2か所の安定した押さえにつながれば、結局AAAが2か所で安定して保持され、団扇AAA を安定して手で振ることができる。
しかも、BBB2は折線である。AAAの動きを上手に折線で吸収し、無理なくBBBの保持につなげられる。このBBBを折線効果にもより、AAAの安定した保持点の一つにできることは大きいと思う。後は、人それぞれの工夫により、手の大きさ等それぞれ違う人々が、好みに合わせて、他の保持点を手の感触で工夫して作り出せばいいのである。またこのことを別の角度で論じよう。図6の右図で分かるように、1枚のほぼ平面的な2次元の存在に近かった団扇が、BBBが右側に回転して飛び出すようになっている。つまり、この開口され、折線BBB2を中心軸に回転しながら動いたBBBの一部を、指等で挟むということは、図1の場合では、常に全ての保持点が1枚の平面的な位置関係の上になければならなかった団扇という制限の中で保持する指に過度の負担を強いられていたものが、図4でいう、BBBという本願発明で、3次元に立体化された団扇の一部BBBを、「3次元の保持方法がふわっと保持できて楽な人間の手」で無理なく保持できるという効果を人間にもたらすことになる。
ここで、有効な別の保持方法も検証しよう。開口され裏面方向に折曲げられたBBBを裏面方向にあるH2からH3あるいはH4あるいはH5の指の間に挟み、
表面からは親指H1でおさえるという方法である。つまりBBBの団扇自体は、前記方法で固定されたているので(BBB2が固定されているので)あとは前記 のように親指H1で押さえて、団扇AAAを固定させるという方法である.
また図8のように使用者が、BBBをBBBXのように完全に折り曲げて、親指で挟んで使用した場合でも、BBB0に親指を通した親指の付け根部は、図1のように1枚の抜きとられた鋭利な断面ではなく、ソフトな折り曲げ面なので、手に優しい持ち方ができる。また団扇の厚さも2倍になっているので、非常に持ちやすい。つまり図3の効果を、面付け数等を減らさずに、今まで切り抜いてすてていた部分を活かすことで簡単に得られることになる。エコな話である。
〔第2の発明の実施の形態〕図9は図3の
BBBがもう一つ増えた図である。この形態利点は親指等1本の指だけでなく、複数の指を入れることが可能となる例えばH2とH3あるいはH1とH2をこの BBBとBBBBBBに入れて使うことが可能になり、いろんな使用者の使い勝手の要望にこたえることができる。この追加できるBBBBBBは2つに限らず
もっと多くしてもいい。使わないときは、折り曲げなくていいのだから、穴が開くことはないので、風を送る力に減少はない。
本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。団扇の形状は任意であり、必ずしも円形に限られない。方体にも限られない。形状は任意であり、キャラ
クターを抜いた複雑な形状でもかまわない。指抜き部分は1つに限られない。複数あってもかまわない。抜き団扇の材質も紙に限定されない。プラスチックの様 なものでも構わない。手で振るような団扇の時に特に有効であるが、足で振るものでも構わない。団扇に限らず、他の物を振る時の保持者の持ち手の衝撃を緩和
するために用いてもかまわない。説明図は右利きの人の使用例で説明されているが、左利きの人の場合にもその効果は同じである。また説明された団扇の使用方 法以外の使い方をした場合でも構わない。
第二の局面では
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、 図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な
大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した 場合を前提として用いるものとする。
前述したように、抜き団扇は、消費者の使い勝手を良くするためには、保持部を太くするために広く折り返し部分を設けて折り返したり、丈夫にするための工夫
が必要であるが、その改良は、1枚の団扇の製作に必要な抜き面積が増えて、多面づけをしたい時に、印刷時の面付け数が減って効率が悪くなったり、1枚の団 扇の製作に必要な折加工工程が増えたりして、生産コストが増えてはならない。必要な最小限の面積(最終団扇の型の面積)を抜くだけで、使用者が簡単に快適
に使用できる物でなくてはならない。
また、1枚のシートを抜いただけの抜き団扇では、保持する手の団扇に接触する部分が、すべて1枚の平面上になければならないという規制を受ける。(団扇の
厚さも1〜2ミリと薄いものが多いので、表面裏面も違いがあるとはせよ、ほとんど接触する手の部分が表面、裏面からの保持という違いはあるにせよ、保持点 はほぼ1平面上になければならない。その結果、手また指が器用に動かせない人は、この平面形状の団扇が保持しにくいという不便を感じる。通常の人は、手をふわっと開いた形で、団扇を保持できる方法、つまりふわっと開いた手指の状態に、団扇の保持点があることが望ましい。
本発明を実施すると、抜き団扇の面付け数を増やすことなく、平面上の団扇が立体的な団扇に変化し、手の自然な立体的特徴に合わせた、手で持ちやすい、また
手で振りやすい、使いやすい抜き団扇が簡単に作製できる。つまり手で保持しにくい、使いにくかった2次元の平面的な団扇を、折り返して重ね合わすとか、生 産効率の悪い、コストアップにつながるような方法ではなく、今までくりぬいてゴミとして捨てていた部分を一切捨てないで、切り込み線と折線で、保持部分と
して再利用させ、機能させ、その結果、使いやすい、画期的な3次元の立体的な団扇に、バージョンアップをさせたことになる。また型抜き団扇を例えば3つに 分断するための折線または折筋を入れることで、コンパクトに折りたためる携帯用型抜き団扇ができる。また、折りたたんだ状態が団扇自体の簡単な構造で維持
でき、この状態のオンオフが簡便にできる物(ロック機能)例えばフック機能付きでなくてはならない。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、
図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な 大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した
場合を前提として用いるものとする。
〔一般に普及する型抜き団扇の形態〕一般に普及する型抜き団扇は通常丸く型抜いたものの中に、指を入れるための小さな丸をくりぬいたものである(図1)
しかしこの団扇は、実際親指等を入れて手に持ち振ると、振る時の衝撃がダイレクトに指にかかり、また伝わり、指が痛くなる。団扇自体の素材も厚紙とは言っても1〜2ミリであり、指で両面から持っても持ちにくい。もちろん厚くすれば少しはもちやすくなるであろうが、一般に普及、流通している紙素材を利用しよ
うとすると、それ以上の厚みの板紙はないと言ってよい。コスト面からも紙の素材は厚さ、重さで決まってくるので、特抄きで素材の厚みを追及することは現実 的ではない。
また特抄きにするとなると、小ロットの注文対応もできにくい。特許文献1や特許文献2のように薄い素材を貼り重ねて作る場合もあるが、重ね合わせる分、1
枚の団扇を作るのに必要な面積が大きくなり、必要な素材の量も増え、また印刷時の面付け数も減り、トータルで非経済的である。(図2におけるM,Nの長さと図3に おけるMM,NNの長さで必要面積の増加が示される)また流通素材はA版、B版等で紙の大きさは決められていることと、印刷機械の版面の大きさは決められ
ていることから、そこから1ミリでも大きくなると生産は不可能になり、面付け数も減らさざるを得ない。また紙目も重要である。紙目が振る方向に強い紙目と 弱い紙目がある。資材の紙目(縦目、横目どちらでも問題のおきない生産方法がないか検証したい。
〔第1の発明の実施の形態〕図4は
指入れ用のBBBがくりぬかれていない。つまりBBBは、切り込み線BBB1で一部切れて、折線BBB2を軸に反対面(裏面方向)に回転しながら押し出さ れる仕組みになっている。よって一般の団扇のように、BBBをくりぬかなくていいので、生産時、型貫きしたあと、BBBを取り外す手間が必要なくなるとい
う生産上の利点がある。使用者はこのBBBを、例えば親指H1で押し出し、そのあと親指でBBB11と、中指H3でBBB22を挟み、人差し指H2等ての ひら側で団扇全体の淵(周縁部)を支えながら、団扇を振ることになる。
一般的に、この形式を用いない図1の
場合は、使用者が親指を空間Bから通し、親指と人差し指で団扇を挟み、団扇を振ることになるが、Bの穴の淵が1枚の素材(紙)をくりぬいたカット面であ り、手に与える刺激が強く、使用者の手がその部分に触れて痛くなるケースが多い。また、この指抜き部分Bを使わず、他の部分(A1)を指で持ったとして
も、団扇の重心の振られて動く大きな力がダイレクトに指に伝わり、そのあと団扇の振りをコントロールすることに必要な抗力を生み出すための力が指に要求さ れ、指が痛くなる。第一の実施形態において、団扇を保持するための、指で押さえる部分BBBは、団扇本体の重心AAA0とは、折線BBB2とのみだけでつ
ながっていて、BBBにとって、しかも折線は団扇の重心AAA0とは反対方向にある。よってAAA0からBBBにダイレクトに力がかかることはない。
つまり、団扇が振られるときの団扇の重心AAA0から生まれる力は、直接BBBに伝わらず、すべてこの折線で吸収され、折り線が回転することで、折り線と
つながっているBBBには伝わらず、力は止められことになる。このとき、BBBに伝わる力は、伝わっても非常に微力になる。よって、団扇の動きの力は、使 用者のBBB11とBBB22を両面から支える指には、直接伝わることはない。
このことは、人間の手の関節の原理でよくわかる。図4の
AAAが肘から先の骨(P)に当り、BBB2が肘の関節(Q)にあたり、またBBBが肘から肩までの骨(R)に当る。(Q)を軸として関節の向きに合わせ て前後に動く手の、Pの一部そのもの(PP)を第三者の手(W)で抑えると、前後に動く(P)の力は、抑える第三者の手(W)にダイレクトに伝わり、
(W)の衝撃は強い。しかし、第三者の手(W)が(R)の一部(RR)を抑えると、前後に動く(P)の力は、全て(Q)で吸収されて、(W)にはほとんど 伝わらない。
もちろんこのことは折線が折線として機能する方向の揺れ(振り)に対してのみ有効であり、折線が折線として機能しない揺れ(振り)に対しては有効ではない。(図4では左右方向の振り、つまり折線の直線方向の振りには有効ではない)ただ実施例1で団扇が風を起こすための振りは折線を軸にBBBが回転する方向と一緒なので、問題ない。
また、BBBの存在を、軽く指HH2345の間に軽くはさむことで有効な保持方法が生まれるということを論じたい。
前 述したが、BBBは軽くはさむことで、折り線でつながったAAAの動きに対応できる。つまり大きく揺れ動くAAAの動きに対して、BBBは軽くはさむこと
で、逆に折り線BBB2を安定して保持できる。つまりAAAがいくら大きな動きをしても、BBBを「軽く指の間に挟む」ことで、折り線がしっかり固定され て、もし、他のAAAの箇所(AAAda)を指で挟んだ場合、それに要する力は、半分でいいということになる。
5の指の間にまたこれら5本の指の組み合わせの間に挟んで保持できるということである。
繰り返すが、安定的に保持されたBBBの存在で、BBBの折線部BBB2が、一枚の団扇AAAの中で、1か所安定して保持されることになる。
よっ て本願発明から生まれるBBBをH1からH2あるいはH3あるいはH4あるいはH5の指の組合せの間に保持することにより、BBB2が安定し、その安定
と、AAAの他の箇所を裏面から残りの指で抑えつけることで、2か所の安定した押さえにつながれば、結局AAAが2か所で安定して保持され、団扇AAAを 安定して手で振ることができる。
しかも、BBB2は折線である。AAAの動きを上手に折線で吸収し、無理なくBBBの保持につなげられる。
このBBBを折線効果にもより、AAAの安定した保持点の一つにできることは大きいと思う。後は、人それぞれの工夫により、手の大きさ等それぞれ違う人々が、好みに合わせて、他の保持点を手の感触で工夫して作り出せばいいのである。
またこのことを別の角度で論じよう。図6の右図で分かるように、1枚のほぼ平面的な2次元の存在に近かった団扇が、BBBが右側に回転して飛び出すようになっている。
つまり、この開口され、折線BBB2を中心軸に回転しながら動いたBBBの一部を、指等で挟むということは、図1の場合では、常に全ての保持点が1枚の平面的な位置関係の上になければならなかった団扇という制限の中で保持する指に過度の負担を強いられていたものが、図4でいう、BBBという本願発明で、3次元に立体化された団扇の一部BBBを、「3次元の保持方法がふわっと保持できて楽な人間の手」で無理なく保持できるという効果を人間にもたらすことになる。
図5は第1の実施の形態にかかる型抜き団扇の印刷に必要な部分の広さ(横MMM,縦NNN)が分かる図である。
図6は第1の実施の形態で、BBBを上から押しだし、その状況を側面からみた図である。
図7は第一の実施形態で、型抜き団扇を持つ使用者の持ち手(右手)を上面から見た図である。
こ こで、先に述べた方法の具体的な保持方法も検証しよう。開口され裏面方向に折曲げられたBBBを裏面方向にあるH3とH4の指の間に「軽く挟み」、BBB
の右隣の点を「表面からは親指H1でまた裏面側からはH2でおさえながら団扇をあおぐ」という方法である。この方法では、BBBをH3あるいはH4の指の 間に「軽く挟む」ことで、実は「BBBの折線がしっかり固定されることにつながり」、加えて親指と人差し指で挟んだ1か所を両面からしっかり押さえること
で、合計2か所がしっかり保持されることになり、「指(親指と人差し指)にかかる力は半減し」、安定した楽なあおぎ方ができるということである。(不思議 なくらい大変楽ですよ。その証拠に、H3とH4の指の間に「軽く挟まれた」BBBを離して仰ぐと、親指と人差し指で挟んだ1か所にかかる力は倍増すること
が感じられます。皆さんも実験してみてください)
つまりBBBを軽く挟んだ力は、BBB2の力強い安定につながり、このBBB2が団扇の安定した力強い大きな力での保持点に変換されるということである。
また図8のように使用者が、BBBをBBBXのように完全に折り曲げて、親指で挟んで使用した場合でも、BBB0に親指を通した親指の付け根部は、図1のように1枚の抜きとられた鋭利な断面ではなく、ソフトな折り曲げ面なので、手に優しい持ち方ができる。また団扇の厚さも2倍になっているので、非常に持ちやすい。
つまり図3の効果を、面付け数等を減らさずに、(生産に必要なコストを下げずに)また今まで切り抜いてすてていた部分を活かすことで簡単に得られることになる。非常にエコな話である。
〔第2の発明の実施の形態〕
図9は図3の BBBがもう一つ増えた図である。この形態利点は親指等1本の指だけでなく、複数の指を入れることが可能となる例えばH2とH3あるいはH1とH2をこの
BBBとBBBBBBに入れて使うことが可能になり、いろんな使用者の使い勝手の要望にこたえることができる。この場合の折り線の位置向きは自由でいい。
この追加できるBBBBBBは2つに限らずもっと多くしてもいい。使わないときは、折り曲げなくていいのだから穴が自然に開くことはないので、風を送る力に減少はない。また2つの指入れ穴の折線の位置がさまざまな角度に組み合わされても、面白い保持の仕方ができる。
図10は、 第1の発明の実施の形態を説明するための図で、団扇の重心AAA0とBBBの折線BBB2と使用者の指の保持点BBBTの側面からみた位置関係を示す図で
ある。型抜き団扇が振られることによりその重心が揺れ動いても、すべて折線BBBTを軸にスムーズに回転して、使用者の指の保持点BBBTには直接力がか からないことを示す図である。
図11は、BBBの折線の位置が図4とは180度回転し、型抜き団扇の淵部よりもっとも遠くの位置にあることを示している。
この形状では、使用者のBBBの指の保持点と型抜き団扇の重心の間に折線BBB2が存在し、状況に寄り、重心の揺れが、折線の効果を超えて、間接的に使用者のBBBの指の保持点に伝わる可能性が含まれている。よって、図4のBBBのほうが、図11のBBBより、揺れの力が伝わらないという点では確実に優れている。
〔第3の発明の実施の形態〕
図12では図4の
型抜き団扇に、縦に3つに分断する折筋が付けられている。一般に折筋は、カード紙(一般に厚さ0.5ミリメートルや1ミリメートルあるいは2ミリメートル 等の丈夫な素材)で作られた団扇において、表面あるいは裏面の一方向から、直線状の型(筋)を押すものである。その結果、折ることで表面あるいは裏面の1
方向にのみ、折りやすい効果が生まれる。逆方向に折らなければ、決して表面また裏面ともの両方向に折りやすい効果が生まれるものではない。結構折らなけれ ば団扇の表面のフラットな状態が継続する。つまり折られにくい。この図12に
押される折筋も、あえて折った場合、折った1方向にのみ折られ安くなる構造である。前述したが、最初に折る時は力がいる。また間違って逆に折ってしまった 場合でも、使用者はその方向にのみ、折癖をつけて使用する。よって、折っていない逆方向に自然に折られてしまうことはない。つまり、折っていない方向に
は、折られまいとする十分な抵抗力があるということである。
図4の場合は、この折筋AAAAAAA1と折筋AAAAAAA2は、向かって上方(AAAAAAAOMOTE面)に向かって折りやすい折筋であるものとする。
今、図12の型抜き団扇の表面AAAAAAAOMOTE面を風圧を受ける側におき、(裏面AAAAAAAURA面を風圧を受けない側において)上方から下方に向けて、手で振ると、折筋は、前述したとおり図12の場合は、折筋の折りやすい方向の効果とは真逆であるので、折筋のない通常のフラット状の型抜き団扇として機能する。つまり、折筋のない、型抜き団扇と同等の効果を生み、同じように、風を表面方向に送ることになる。
また、この折筋が入った場合でも、図12のBBBBBBBを完全に折曲げて、抑える支点にしながら、折筋2本を親指の掌と親指でさらに押さえながら保持すれば、BBBBBBBの御蔭で持ち手が厚くなり、持ちやすくなり、団扇を振ることも、問題ない。快い風を起こすことが無理なくできる。
また、図41に示されるように、BBBBBBBBBが団扇の折筋を抑える構造にすれば、折筋の抑えが楽になり安定する。このBBBBBBBBBは図42のように2個用いてもいい。BBBBBBBBBの開く方向、向きは自由である。
図13は、前述したが、図12のBBBBBBBを表面(AAAAAAAMOTE面)から裏面(AAAAAAAURA面)に向けて押し出し折曲げ、完全に裏面に折り返されたもの(BBBBBBBX)を使用者が手で押さえながら型抜き団扇を保持している図である。
特許文献1で苦労していた、手で保持する部分を厚くするための工夫をいとも簡単に形成できて、しっかりとした保持の支えになる。
ただし、図13の
場合、型抜き団扇AAAAAAAの折筋AAAAAAA1とAAAAAAA2の間の長さは、片手の親指の長さより若干短いくらいである。またこの場合、折筋 AAAAAAA1とAAAAAAA2の間隔がほぼ並行である。この点にもう少し工夫の余地がある。具体的に人の手で挟んでいる場合を図14に示した。
図15は図12の折筋に沿って、AAAAAAA111をAAAAAAA000の上に折った図である。
図16は図12の折筋に沿って、AAAAAAA222をさらにAAAAAAA111の上に折った図である。
図17は図16の裏面の図である。ポケットに入れたり、女性のバッグに入れたり、コンパクトになり、携帯に適している状況がよくあらわれている。
〔第4の発明の実施の形態〕
図18は、全体形状がホタテ貝の形状に似ている。つまり全体が円形状であるが、一部底部PPPPPPPPが直線状になっている。使用者は図19のように、手の平の掌部をこのPPPPPPPPに押し当てた場合非常にフィットして持ちやすい。このPPPPPPPPに当る部分が円形状のままだと、掌を押しあてた場合、PPPPPPPPの一部の1点は強く保持できるが(押し当てることができるが)不安定感を感じる。図18の場合は、直線状に当てられ、最低でも直線部PPPPPPPPの両端2点で掌がしっかり当たり、安定した保持感が得られる。
図19は図18に指抜き用折り返し片を加えたものである。また持ち方は親指を折り返し片のミシン目を折り目を折ながら開口し、手の中に入れて持ってもいいし、入れないで持ってもいい。使用者の自由である。
〔第5の発明の実施の形態〕
図20は図19に平行ではなく、互いに斜角をもち周縁部から手元部に向かって近ずいていく折筋2本を入れたものである。こうすることで、手元部で折筋を親指等で押さえつけ、団扇があたかも折筋のないフラットな形状を保ちやすくなる。
図21は2本の折筋に沿って折ったものである。21センチ直径の団扇の幅が約7センチまで狭くなり、ポケットやハンドバッグ等にしまいやすくなり、携帯性に優れることになった。
図22は図21を裏返したものである。上が幅広で下方向が狭くなり、ポケット等に入れやすくなっている。デザイン性もよくなった。
図23は図22で指抜き用折り返し片のないものである。前記と同様の効果がある。
筆 者は今までほぼ円形状の型抜き団扇で説明してきたが、第一の局面でも申し上げた、「本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。団扇の形状は任意
であり、必ずしも円形に限られない。方体にも限られない。形状は任意であり、キャラクターを抜いた複雑な形状でもかまわない」と述べてきたので、ここで図24の場合の説明をしてもっと深い技術的考察をしてみよう。
〔第6の発明の実施の形態〕
図24は、図20に
三つ折り時に、折った団扇が簡単に勝手に開かないように、ロック機能のフックの切り込み(ze)を入れたものである。一般に、抜き団扇の材質である板紙は 厚いものである。よって2本の筋を入れて、上方側に折っても、反発力が強く、フックの切り込みが入っている面も多少、山なりになっていて、また図に示され
るzeは折筋に近いところにあることから、zeで作られた差し込み穴も、図のzeの右側を少し押すと簡単に開口する。よってこのzeにzcの周縁部を差し 込んでも、簡単に入ることが確認できている。差し込んだ状況は図27に示されている。差し込み用の切り込みzeの機能性を心配していたけど、作ってみると全く心配いらなかった。
図25は指抜き部分zdを奥に押し込んで開口し、反対方向に完全に折り返したzdxが示されている。つまりzdxで示される部分は、2枚の重ねあわされた部分になっていて、この部分を手や指で持つと、非常に安定感があり持ちやすい。
図26はzabを軸にzauを右側に折った状態が示されている。
図27は図26に加えて、右側の部分zcを上に折重ねた状態が示されている。
図28は図27を裏返した図である。zduは、開口してないときは、閉じた状態である。
図29はPP袋に入れられた状態である。
街頭で配布する時、スマートな細いサイズで、配りやすい。もらった人もそのままポケットに入れたり、バッグに入れやすく受け取りやすい。袋の中に、PRしたい商品サンプルを同封すれば、いい宣伝になる。
また、底面部に特許文献3のような、下からの横線状の折り筋もないので、開閉がしやすい利点がある。
〔第7の発明の実施の形態〕
図30には指抜き用穴がない。しかし、zfが直線状なので、この直線部分を親指の掌に押し当てれば、安定して保持できる。もしZfが直線状ではなく、円形状のものであれば、掌に押し当てる部分が1点だけに絞られて、不安定さを感じる。つまり手で保持したときの安定感は図30より劣ると言える。しかし、そのことでその商品が使えないということではない。ただ比較して劣るということである。つまり手の保持部の周縁部を直線状にすることで手の親指等の近くの掌を押し当てやすくし、持ちやすくしたということである。
図31は 指抜き部分が丸く切り取られるようになっている。使用者に渡す段階では、切り取られていず、簡単に取り外せるので、消費者の判断で、消費者が自ら切り取る
という判断が選択できるようになっているものもある。また最初から切り取られていて、使用者に配られる場合もある。この場合は、図30に比べて、zddに親指を入れたりしても使える。但し、使用感は図28より劣る。理由は前述されている。
図32は縦n横mのサイズに収まる正円の型抜き団扇である。
図33は図24を左45度に回転させたものである。ここから分かることは、図24が下に手持ち部分が正円から飛び出していると誤解しているかたもいるかと思うが、実は縦n横mのサイズの中にちゃんと入っているのである。
紙は通常縦目、横目のものしか存在しないといっていい。この図33を実施すると、仕上がりが斜めの目の抜き団扇が完成する。不思議なイメージの商品である。要は抜き型の向きを紙やプレス機の流れに対して、斜めに設定すればすればいいだけである。
さて、ではどうしてこのような斜めの紙目のものがいいかをもっと述べよう
前 述したが、材料となる板紙は大量に既成品が存在する。大きさ紙目が分かれている。この紙目が重要であり、団扇は持ち手を振って団扇が縦目のほうが腰があっ
て振りやすい。横目だと振る方向に、腰が弱く、ふにゃふにゃしてよくない。紙目が斜めだと仕上がった団扇は常に前述した横目の仕上がりは一切なく、右上が りの斜めか、左上がりのななめかだけの違いしかなく、仕上がりが横目とかの紙目から生まれる弱点の一切ない、安定した丈夫な団扇ができる。よって、資材の
条件に振り回されなくなり、紙目の違いを一切気にしないで、生産体制ができる。
〔第8の発明の実施の形態〕
図35は縦n横mの正方形の中に、どこまで手持ち部分を広げられるか作図したものである。Zzoをzzolに沿って折り返すと、zzoxとなる。
図36は、図35に加えて、指抜き部分を折り返した状況が分かる図である。zzoxxでは3枚重なっていることが分かる。よって厚くなり、手で保持しやすくなる。
図37と図38と図39は、団扇を正対したとき紙目が斜めになっていることがよく分かる。いくら紙目が斜めになっていても、筋押しの力はプレスの大きな力で紙目を押しつぶすくらいの力なので紙目の力より強く、団扇の折筋の折機能に悪影響を与えることはない。
折筋が3本以上の場合は、手や掌で折筋を抑えてフラットな団扇として機能させるには無理がある。本来なら1本がいいのであろうが、1本だと約21センチの
型抜き団扇を折ったサイズが10センチ以上となり、この大きさでは、男性のシャツの胸ポケットや、女性のハンドバッグに入れるには大きすぎる。以上サイズ と、手で押さえる場合の抑えやすさ、また折られた団扇を開封する時の簡便さ(右を開封し、左を開封する2の作業工程)で、折筋が2本が妥当であると思う。
図40では、図26において、向かって左方向から掌をzabを掌に押し当て、zauを手で持ち、zcを振るという使い方が示されている。折筋が3本以上あると、図26(折筋は2本)において、追加される1本の折筋はzauの下か、またはzcやzbの上にあることになる。zauの下であれば、手で保持する時、折筋が気になり、違和感を覚える。一方zc上にあれば振られるものに折があることになり、折のない図26に比べて、風を起こす力は弱くなる。嫌である。
また狭い電車の車内等に置いて、図27の形状のまま、細い団扇として使うこともできる。つまり、図24のとおり、広い団扇として、また図26のように、少し幅の狭い団扇として、また図27のように、もっとも狭い団扇としての3通りの使い方ができる。
すべて型抜き団扇に折筋をいれ、折りたたみ式の団扇として、型抜き団扇を進化させたので使い方が増えた効果である。
〔第9の発明の実施の形態〕
図43は折筋が1本の時の図である。
こ の場合、風を起こす力は少なくなるが、コンパクトに2折の折りたためて、携帯に便利である。女性のバッグ、胸ポケット、電車の中等、隣の人に、風を起こす
ことで嫌がられることも少なくなる。これはこれで便利でもある。また折り返したBBBBBBBBBBXが折筋を抑えているので折筋を気にしないでも使用で きる。
図44は図43が折りたたまれてフックされている状態である。コンパクトでかさばらず、シンプルで携帯に適している。
本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。団扇の形状は任意であり、必ずしも円形に限られない。方形にも限られない。形状は任意であり、キャラ
クターを抜いた複雑な形状でもかまわない。指抜き部分は1つに限られない。複数あってもかまわない。抜き団扇の材質も紙に限定されない。プラスチックの様 なものでも構わない。手で振るような団扇の時に特に有効であるが、足で振るものでも構わない。団扇に限らず、他の物を振る時の保持者の持ち手の衝撃を緩和
するために用いてもかまわない。説明図は右利きの人の使用例で説明されているが、左利きの人の場合にもその効果は同じである。また説明された団扇の使用方 法以外の使い方をした場合でも構わない。折筋は2本でなく、好みによって、1本でも、3本でも、またそれ以上あってもかまわない。
折筋が、縦横交差していてもかまわない。また折筋が斜めになっていてもかまわない。図18のPPPPPPPPの直線状の長さは短くてもまた長くてもかまわない。任意である。
以上、小生の発明である特開2013−13428号公報を重ねて記述したわけであるが、ここに団扇利用としての持ち方、使い方で、有効な持ち方、振り方を補足説明しよう。
3折団扇は、一度折りたたむと、折癖がついて、フラットになりづらい。そこで、手や指で持つとき、団扇を開いて、折筋と反対方向に開くように手で指で持つと、折筋の反発力で、団扇が手に固定されて持ちやすい。
つまり図45の場合、2つの縦の折筋mhua-mhudと折筋mhuh-mhueを境に3つの部分(mhuAA,mhuBB,mhuCC)に分けられるが、mhuAAを下に押して、mhuBBを下から上の押し上げ、またmhuCCを上から下に押し下げるように指で持つと、折筋で作られた折癖とは反対方向への力が働くので、非常に安定した持ち方ができる。
つまり、団扇を折筋、折癖と反対方向に、そっくり返すように持つと、安定した持ち方ができる。
また次に論じると、団扇の下辺部mhuC-mhufの直線部を手のひらに当てながら持つと、手のひらに載せて、安定感のある持ち方ができる。
下辺部が円弧状であると、団扇の手のひらへの「すわり」が安定しない。
また、図51の下辺部に付けられた半円部を折り曲げて、手で保持する場合の保持部とすると、持ち手部分が2倍の厚さになり、持ちやすい。
図60のチビ貝の折り曲げ部mhuAAAAを完全に下に折り返し、下から上に折り返した半円部と一緒に持つと、厚さが3倍になり、持ち手がしっかりして、持ちやすくなる。
さて、続いては今回出願の本願発明との相違点の2つ目を詳しく説明する。
メガホン拍子木うちわの発明におけるメガホンおよび拍子木において、板紙がメガホンを左右の縦筋から押して板紙を湾曲させるだけの横からの大きな手の力に耐えうるように十分丈夫で厚いことと、または別の角度から論じると、その力にガホン拍子木うちわの発明における図45の切込みフックmhum-mhunが破れないで耐えうることが必要になる。
特開2013−13428号公報においてはそのことは論じられていない。
というのは、団扇では3折した板紙をそのまますぐ開かないようにするストッパーとしての意味のフックであったから、重ねた3枚の板紙が上に自然に開こうとする力を抑えるだけの小さな押さえの意味のストッパーであったから、ごく当然である。
しかし、今回のメガホン及び拍子木の場合は全く異なる。左右から強い力で押し筋を互いの押筋の感覚を縮めようとし、その結果、厚く丈夫なフラットな板紙が湾曲するほど、力を加えるわけであるから、ストッパーは、その力に十分耐えうる構造でなければならない。もしくは、特開2013−13428号公報と同じ形状のストッパーでも、板紙が十分厚く、その力に耐えうる厚さ、丈夫さでなければならない。(小生は、板紙は420g/mmのものであれば、ストッパーの形状が特開2013−13428号公報と同じ形状のものでも、ある程度その力に耐えうり、ストッパーが破壊されることは少ないことを実験から確認している。)
さて小生は、図45の切込みフックmhum-mhunの端部の形状を小さな丸で型抜きすることが無難、また適当であると考える。(図61)
しかし、この小さな丸を抜くと端部に穴が開き、抜かれた丸部分が、ゴミになるという問題が出る。
このゴミが出ないようにするということを解決するために、図62のように釣り針のように端部を丸くカーブさせることをお勧めする。
この事で図45の切り込みフックmhum-mhunの場合よりも、挟まれる周縁部mhumm-mhunnで押される力に強い安定したストッパーとなることができる。
ただし、板紙の厚さが十分あり、左右から押す強い力に対しても、十分端部mhum, mhunが裂けないで耐えうるようであれば、図45のままでもかまわない。
さて、メガホンとして利用するときにおいて、大きいメガホンの場合、左右からの手や指の力でも、サイズが大きいので、厚く大きなサイズの板紙が湾曲しにくい場合、下部半円部の縦筋mhuzzと同じく、図63に示されるように部分的に縦筋を短く入れることが有効である。
この場合、入れられた部分的縦筋が折り曲げられ、メガホンの形状が変化しやすく、メガホンの中に作られる共鳴用空間が小さな力で早く作られやすくなる。図64に形状変化した様子がメガホン先端部の上方より見下ろした様子のイメージが描かれている。
また縦筋そのものを2本から3本以上複数入れることも可能である。
しかしこの場合、左右からの力で板紙がバネのように湾曲し、メガホンになり、またもとのフラットな板紙に復元し、団扇として利用するという繰り返し3種類の使い方(メガホン、拍子木、団扇)を行う原理から、少し異なる。
左右からの力で板紙が湾曲し、メガホンになるという原理では、止めストッパーmhum-mhunが1枚のばねのある板紙を利用してしっかりロックされるが、縦筋が3本以上の場合は、この止めストッパーmhum-mhunにバネの弱い板紙しか当てられず、そのため強い力がストッパーmhum-mhunに働かず、強いストッパーとして働かなくなる。
よって、このストッパーmhum-mhunがおのずとロックされるような、つまり「切込み同士で噛み合わせる構造」を考えなければならない。
但し、ストッパーmhum-mhunを噛み合わせる形でロックできる形状にすると、ロックをかけたり、またはずしたりするのに手間取り、ロックのON、OFFが面倒になる。
よって、メガホン拍子木うちわと異なる3種類の使い方をスムーズに使い分けるには、適さないと思う。
しかし手間を掛けてもかまわないというのであればそれでもいいと考える。
さて、ここで団扇利用としての指入れ穴、また折り返し部を利用した団扇の手持ち部等の、構造の問題に入りたい。
図60に「団扇利用での小さな折り曲げ部分」mhuAAAAが描かれている。

た同じ部分が「丸く抜かれているmhuBBBB」が描かれている図59が示されている。
この図59のmhuBBBBの場合、丸く抜かれている場合は、メガホン拍子木として使う場合には、音が共鳴空間から丸く抜かれた部分から外に抜けて、音の進行方向の一定方向への規制や拍子木としての音の共鳴効果が減じられ、不都合が発生する。
一方、図60における場合は、このmhuAAAAが団扇としての持ち手になることで非常に有効であるが(特開2013−13428号公報に示してある)、この場合、メガホン及び拍子木として使う場合、このmhuAAAAを閉じれば言い訳で、このmhuAAAAはメガホン拍子木うちわとして3つの利用方法を簡便に使いまわす場合、非常に有効な構造である。
このことは、当然団扇の効用を説いた特開2013−13428号公報にはとかれていない。
メガホン、拍子木の共鳴空間の保持のためのいわば蓋としての効能をはじめて説いたものである。
もちろんこのAAAAやBBBBがないものつまり、図61の場合でも、団扇としての機能を果たす。団扇として持つとき、それなりにもてるので、この図61のままでいいという方は、それでいいと思う。
本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。形状は任意であり、キャラクターを抜いた複雑な形状でもかまわない。フック部分は2個、3個あるいはそれ以上あってもかまわない。材質も紙に限定されない。プラスチックの様なものでも構わない。説明図は右利きの人の使用例で説明されているが、左利きの人の場合にもその効果は同じである。また説明された使用方法以外の使い方をした場合でも構わない。折筋は2本でなく、好みによって、1本でも、3本でも、またそれ以上あってもかまわない。
折筋が、縦横交差していてもかまわない。また折筋が斜めになっていてもかまわない。任意である。
また、使用目的も、団扇、メガホン、拍子木に限られない。
選挙の法定ビラで形状を利用してもかまわない。
選挙ポスターでもかまわない。選挙用のぼりでもかまわない。
図面は類似の図面の記号は略すことにする。類似の図面の変化内容がわかりやすいためである。
よって、記号表示のないものは同一サイズ、同一内容の他の図面を見比べてほしい。

第2の場面では、
まず最初に、メガホン、拍子木、団扇のメガホンの機能について説明したい。
図45ではほぼ円形の板紙に、縦(上開き)に2本の押筋mhua-mhudと押し筋mhuh-mhueが互いに先端に向かって先開きに入っている。(下辺部は直線mhuc-mhufになっている)
また、2本の先開きの押筋で分割された部分の折筋左部Aには 3折時に3つの分割された部分を挟み込む切込みフックとして円弧状の切込みmhum-mhun があり、この切り込みは板紙が厚いことから(小生は420g/mmの板紙を推奨する)生まれる端部の丈夫さがある。
この切り込みは、押筋を元に3折に折り返し重ねたとき、図46に示されるように、折筋右部mhuCの円周上の端部を挟み込むためのものである。
図46の時、3折にされた板紙はすべてフラットである。
図46−1は図46を手前正面から見た図である。
つまり、3折にされた図46の状態は3枚重ねとはいえ、フラットな状態である(実際は、紙の厚みで、幾分かは丸まっているだろうが)
この図46−1の状態のものを、向かって左右の筋を、互いの筋に向かって、押し合うと、フラットな板紙が変形してバネを持った板紙であるかのように湾曲する。すると重ねられた3枚の板紙が手前から見ると、楕円形に湾曲して上下にふくらみ、中に3枚の板紙で挟まれた空間ができる。
つまりフラットな3枚重ねの2D状態のフックで固定された板紙を、左右から押し合う事で、フックで固定された状態の板紙を上下に湾曲させ、3D状態の筒状のメガホンや、拍子木に変化させることが主な特徴である。
よってこの場合、丈夫なフックが大きなポイントになる。
つまり小生の出願した特開2013−13428号公報のフックの意味とは形状は似ていても「全く異なる意味」を持つ。
まとめると、特開2013−13428号公報は、押筋を基点にフラットな板紙が変化する事で、3折等の携帯性の付加価値を生み出すことに対して、この本願発明は、板紙の圧迫に対する湾曲しやすいバネ性とこの湾曲した板紙のフラットへの復元性を利用した、メガホン、拍子木、団扇の3WAYの2Dから3Dへの変化自在製品といえる。
この湾曲した状態を真上から見た様子が図47であり、手前上からみた様子が図48である。
この湾曲した状態の図48には手前に楕円形になった3枚重ねの板紙のイメージが書かれてある。
そして大切なことは、湾曲した板紙で、図48の中に、「メガホンの内部空間」が作られるということである。
この「メガホンの内部空間」が作られるときの「湾曲する板紙」が作られる根本の機能は、「丈夫な」フックmhum-mhunであり、この端点mhumとmhunの位置は、図49に示されるように、3折時において、「押筋mhuh-mhueを軸に折り返した円弧mhuh-mhue上に切込みフックmhumm-mhu-nnがある」ことから導き出される。
この湾曲した板紙は図45には、縦筋mhua-mhud、縦筋mhuh-mhue以外は縦筋が入れられていないので、上から押すと、容易に板紙はバネが元に戻るかのようにフラットに復元する。(実際は幾分かの丸みは残る。よって、メガホンとして使い続ける場合、丸く筒状にするための力は、初回ほどには必要ない。これは後述する拍子木として使う場合も同じである。)
フラットに復元する事で、後述する団扇機能にも繋がる。(団扇として使う場合、幾分か丸まった板紙を工夫して持つ事で、その丸まった不便さを解消できる。この方法は後述する。)
図50には、図45の下辺部にメガホンとして使う場合の口元の安全のために、半円deが付けられている。(これは団扇として使う場合にも、手持ち部分が半円がある部分が板紙の厚さが2倍になることの有効性にも繋がる。)
図51にはこの図50の半円部に縦の押筋mhuzzが入れられている。
図48のままで手前直線部mhud-mhueを口に当てると、下辺直線部が抜型の抜き作業でできたでできた「エッジがとがっている切り落とし部、断切部」になっているので、人間の口が湾曲している構造上、強くメガホンの口当て部(切り取り線mhue1-mhud1)を口に、唇に強く押し当てると、使った人の唇、および唇上を切る恐れがあり、非常に危険である。
この口元の安全性の問題を解決したものが実は図50及び図51である。
詳述すると、図50及び図51では直線部mhue-mhu1の下に半円部がつくことで、メガホンの下辺部が、板紙の折り返し部分になり、図48のようなカット線部分がなくなり、口に強く当てても、唇、および唇上を切る恐れがないのである。
さて図50と図51の相違点を述べる。つまり押筋部mhuzzがあるかないかである。
図52に図50の下半円部を押筋mhuzzを軸に、メガホンの中に折り曲げた状態を図50を上下(表裏)にひっくり返した状態を手前上から見た様子を示し、また図53に図51を上下にひっくり返した状態を手前上から見た様子(下半円部を中に折り曲げた状態)を手前上から見た様子を示した。
図47に示されるように、左右の折筋を左右から押すと、図52の場合は、折り返しのない場合に比べて、手前口当て部が半円部分がある事で厚さが2倍になり、結果2枚の板紙があることで、向かって上に「同時に湾曲」しにくくなり、同じように左右から力を加えても、上下あわせて4枚(手前折り返し部半円をあわせると4枚)の板紙で作られるメガホン空間は、図54で示されるように。上下に薄く、結局作られる共鳴空間が小さいことになる。
一方図53の場合は、半円部に折筋がある事で、半円部が筋に沿って上に向かって筋に沿って折り曲げしやすくなり、折り曲げられた筋部分が、図55に示されるように、上方にある板紙を下から押し上げ、湾曲することを助勢することに繋がる。
もっというと、下から押し上げる半円部分の折筋に沿って、強く押し上げられることにより、本来押筋のない板紙が押筋がつくようにまで変形し、4枚の板紙で作られるメガホンの共鳴空間(音を共鳴させ、メガホンの先端方向に向かわせる空間)が図55に示されるように図48より大きく簡単に作られることになる。
このようにできた筒状のメガホンには、内部に声を前方に向かって集約する3枚の(口当て部分の折り返し用のための安全対策の半円部分を含むと4枚)板紙でできる、いわば声の共鳴用空間が生まれることになった。便利である。
またさらに細かい安全性について少し述べると、3折にしてメガホンにした場合、図57および図58に示されるように、口当て部である半円の折り返し部以外に、さらに図57のmhuer, mhudrに示されるように、下辺部の両端の端部を丸くしたほうがいい。
この丸く角丸にした時の展開図が図58である。
さて、ここで、拍子木に利用できることについて説明したい。
図48そのものが拍子木そのものである。
この図48に示されるように、内部に声を前方に向かって集約する3枚の(口当て部分の折り返し用のための安全対策の半円部分を含むと4枚)板紙でできる。
つまり共鳴空間があるので、このメガホン(拍子木)で足のひざ、腕、観客スタンドの足元の椅子等をたたくと、メガホンの板紙と足で作られるぶつかった音が、メガホンの内部の共鳴用空間で音が共鳴し、共鳴する事で音が倍増して大きな音になる。この場合、大きな共鳴空間であるほど、拍子木としての音量は大きくなる。
一般に拍子木は、2枚の厚い固い板をぶつけ合う事で、打楽器としての板の(木の)音が生まれる。
しかし厚い固い板木は重いし、扱いによっては、拍子木をぶつけ合うときに、指を挟んだりして、指、手を怪我する恐れがある。
また携帯するにも、拍子木そのものが厚く、重く、持ち運ぶための大きな容積をの保持空間が必要であり、結局持ち運びに不便になり、邪魔になる。また重いことも、持ち運びに不便な大きな要素である。
一方、この板紙で作られた拍子木(メガホン)は軽い。拍子木で足をたたいても基本は痛くない。(左右の縦の押筋は固いが)。3枚重ねに折りたたむと薄っぺらい軽い小さな板紙であり、サイズによっては胸ポケットにも入る携帯性がある。(全体がA4以内の板紙で作る場合は特に利用価値が高い。)
このメガホン拍子木で特筆することは、1枚のメガホン拍子木団扇で物をたたくと、木の音が出るということである。
つまり、一般の拍子木は、2本の板をぶつけ合う事でのみ音がでる。2枚の板が必ず必要である。1本の板を人間の体、物等にぶつけて音を出すことはできない。いやそれは重くて固い板を物にぶつけることは、危ない。
小生の発明のメガホン団扇は、軽い。ぶつける部位によっては、人の足、手等に(万一間違って人のおでこをぶっても)ぶつけても、紙だから安全である。(メガホンの左右の固い押筋は固いが、拍子木のような危険性は少ない。)
さてここで、更に2つのメガホン拍子木を使った拍子木としての大きな音の出る使い方を紹介しよう。
前述したが、メガホン拍子木の左右の縦の押筋は固い。型抜き機械で板紙を圧縮して作られるので固い。軽いが固い。
この2本のメガホン拍子木の縦筋同士をぶつけ合うと、コンコンと木の音が出る。板紙はパルプでできている。パルプはもともと木(間伐材)である。
いわば、中に空洞のある非常に軽い木である。
このメガホン拍子木同士をぶつけ合うと、一般の木の拍子木と同じ音が出ることは、ある意味当然であろうか。
2本のメガホン拍子木うちわであるから、2枚とも音が出て、音がそれぞれ倍増する。つまり合計4枚分の音がでて大きくなる。
さて次にメガホン拍子木うちわのうちわとしての利用を述べたい。
もともと、小生は、このメガホン拍子木うちわの団扇としての利用の発明はすでに特許文献2に示したように、特許出願している。よって、この特開2013−13428号公報における出願において、3折携帯団扇はすでに述べられている。
今回、メガホン拍子木団扇における発明での特開2013−13428号公報でのうちわとの違いは、1つ目に、ストッパー(メガホン拍子木うちわの発明における図45の切込みフックmhum-mhun)が、メガホン利用で、左右から押筋を押す力に耐えうる構造の必要があるということが求められたということである。
さらに最低でも「板紙が左右から縦の押筋を押す力に耐えうるように十分厚いこと」も求められる。
また2つ目に、メガホン利用の場合の口元安全半円部の設定のための、3折用の押筋が設定された上での下部半円部の設定(特開2013−13428号公報では、図には折筋のない形での半円部が面積を広く取るための説明のためにだけ図示されている)をしたことが新しい大きな相違点である。
また3つ目に更にその半円部に、4枚重ねになった板紙が湾曲しやすいように、半円部に縦の押筋mhuzzを設けたことが今回は新しい発明である。
また4つ目に、切込みフックmhum-mhun)の両端が、強く圧迫されるときに壊れないように(破れないように)両端に抜き丸を付けたり、(図61)また両端を釣り針上にアールの返しを入れた。(図62)
さてフックの両端部の形状による相違点を、図56−1、図56−2、図56−3として図示した。
図56−1は図42のフックをそのまま拡大表示したものである。先端部の方向が圧迫力g0と同じ方向で、板紙の厚さによっては端部の裂壊の恐れがある。
図56−2は、両端部が小さな丸で抜かれていて、圧迫力g0を端部の小さな丸の円形状全体で受けるので、端部の圧迫力g0で端部が裂壊する可能性は小さい。但し先端部を丸く抜く時、丸い小さなゴミが出るので不便である。
図56−3は、図56−2の丸い小さなゴミが出る欠点を改善したものである。両端部が圧迫力の方向と逆方向に向いている。また図56−2と同じく、圧迫力を丸い円の形状全体で受けるので、裂壊しにくい。
又ここで、図56−1でも、板紙が圧迫力g0に裂壊しないで十分対応できる位厚く丈夫であれば、問題ないとしたが、板紙が薄くても、薄い結果板紙を湾曲させる圧迫力g0も自然小さくなるので、この末端のフックの端部の形状は、各種メーカーの板紙で実験し、図56−1、図56−2、図56−3等、まだ他の仕様も含んで、各板紙で必要に応じて対応工夫すればいいと思う。
さてこのような相違点の下に、団扇としての特開2013−13428号公報に記述した私の発明の内容を再度記載したい。
X 発明の詳細な説明として
X 技術分野
本発明は、型抜き団扇に関する。
X 背景技術
第1の局面では
従来から型抜き団扇に関しては、様々な観点から改良が重ねられている。(特許文献1乃至2参照)。特に、近年においては、省電力、エコが日常生活のあらゆ
る場面で求められることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。
特許文献1には、いわゆる型抜きの団扇が開示されている。また、特許文献2には、複数枚分の広い団扇を折重ねた団扇が開示されている。
特開2008−220422号公報 特開平8−329号公報上述のように、今日に至っては、型抜き団扇は、生活のあらゆる場面にて使用されているが、手で保持するための部分に、親指等を通す丸く穴が開けられている だけのものや、特許文献1のように、穴の周りの強度を強化するために、独自の折り返し部分を設け工夫しているものがある。ただ折り返しを設けるために必要な部分の面積が広がり、1台の印刷機等の印刷面に設けられる面付けが少なくなり、印刷の効率が悪くなり、結果、生産性が悪くなることが問題である。また折 り返し部分を折り返す作業が強要され、生産時の製作工程が増えて生産効率が悪くなるという欠点がある。また使用者が手で保持する時には、手指で団扇を抑えて使用するが、団扇を振る時の力がダイレクトに仕様車の手指に伝わり、手指が疲れやすいという特徴がある。という問題があげられている。第二の局面では、従来から型抜き団扇に関しては、様々な観点から改良が重ねられている。(特許文献1乃至2参照)。特に、近年においては、省電力、エコが日常生活のあらゆる場面で求められることもあり、この点を考慮したよりユーザーフレンドリーな構造を消費者に提案することが強く望まれている。ただ現状は、1枚の板紙を丸く抜き、指抜き穴をくりぬいているものが多く、この指抜き穴に親指を通すと、親指の付け根が痛い。理由は、団扇を振るたびに、直接その力が手指また親指の根元に伝わって痛いのである。1枚の団扇を作るために、板紙の面積をぜいたくに広く取って、いくつかの部品を複雑に組み合わせて、費用と時間をかければいくらでも使いやすいものができるであろう。しかし、それはぜいたくな選択である。あくまでも、費用が安くて、またスピーディーに、生産することを必須条件に、その中で新しい商品開発を 目指したい。日本は省電力、省エネルギーでなるべくエコな商品開発を求められているのである。また材料となる板紙は大量に既成品が存在する。サイズが数多くあり、また紙目(紙が折り曲げられやすい方向)が分かれている。この紙目が非常に重要である。団扇は持ち手を上下に振って、おり曲がれやすくな い、振る方向に伸びる、縦目のほうが腰があって振りやすい。横目だと振る方向に直角で、折られやすく、腰が弱く、ふにゃふにゃしてよくない。また限られた資材で求める紙目が常にあるとは限らない。横目でも、縦目でもどちらにも弱くない、つまり横目でも縦目でも「どちらにも強い」団扇の設計を求めたい。そうすることが、工場の在庫との材料で、スピーディーにつくれるという、経済性、生産性を上げることにつながるのである。前述した特許文献1には、いわゆる型抜きの団扇が開示されている。また、特許文献2には、複数枚分の広い団扇を折重ねた団扇が開示されている。また下記特許文献3には、2折の団扇が開示されている。型抜き団扇は、生活のあらゆる場面にて使用されているが、手で保持するための部分に、親指等を通す丸く穴が開けられているだけのものや、特許文献1のように、穴の周りの強度を強化するために、独自の折り返し部分を別途設け工夫しているものがある。ただ折り返しを設けるために必要な部分の面積が広がり、1台 の印刷機等の印刷面に設けられる面付けが少なくなり、印刷の効率が悪くなり、結果、生産性が悪くなることが問題である。また穴の周りの強度を強化するために、独自の折り返し部分を別途設け工夫しているものでは、折り返し部分を折り返す作業が工場に強要され、生産時の製作工程が増えて生産効率が悪くなるという欠点がある。また使用者が手で保持する時には、手指で団扇を抑えて使用するが、団扇の平面部分そのものを指でつかむ と、団扇を振る時の効力がダイレクトに使用者の手指に伝わり、手指が疲れやすいという特徴があるという問題があげられている。またこれらの特許文献1特許文献2の図でも分かるが、依然として、サイズが大きく、これらの型抜き団扇を持ち歩くには不便である。特許文献3には、折りたたみ用の機能が含まれたものが示されている。但 し、この文献の場合は、折りたたんでも半分の幅にしかならず、前記男性のワイシャツの胸ポケットやジャケットのポケット、また女性のハンドバッグに折りたたんで入れられるもののサイズにするには不十分だと考える。また独自の折り返し部分を別途設け、前述した生産性、経済性に劣ると言える。折り数で言うと、最低でも2折り(できれば細身のコンパクトなもの)や、3折は必要なものである。但し4折等、折数が増えると、団扇として振る場合に、この団扇の折りたたみ用の折り目を手や指等で押さえて、折機能が働かなくするようにすることが難しくなり、使いずらいと筆者は考える。また3折だと図21や図27に示されるように、右に1回、左に1回開くだけで、完全に開く仕組みなので、簡単に開閉できる。シンプルな折りたたみ方ができる。また前述したが、2折り等のもっとシンプルなものまで考えたい。どこまで、シンプルで、使いやすい形態ができるかチャレンジしたい。折り筋のあるものは、本来の丸い最低限の面積の中で、おり筋を抑えられるものができないか、検証したい。 X 先行技術文献X 特許文献 特開2008−220422号公報 特開平8−329号公報 登録実用新案第3145229号X 発明の開示X 発明が解決しようとする課題第一の局面では、上 述のように、抜き団扇は、消費者の使い勝手を良くするためには、保持部を太くするために広く折り返し部分を設けて折り返したり、丈夫にするための工夫が必要であるが、その改良は、1枚の団扇の製作に必要な抜き面積が増えて、多面づけをしたい時に、印刷時の面付け数が減って効率が悪くなったり、1枚の団扇の 製作に必要な折加工工程が増えたりして、生産コストが増えてはならない。必要な最小限の面積(最終団扇の型の面積)を抜くだけで、使用者が簡単に快適に使用できる物でなくてはならない。また、1枚のシートを抜いただけの抜き団扇では、保持する手の団扇に接触する部分が、すべて1枚の平面上になければならな いという規制を受ける。(団扇の厚さも1〜2ミリと薄いものが多いので、表面裏面も違いがあるとはせよ、ほとんど接触する手の部分がほぼ1平面上になければならない。その結果、手また指が器用に動かせない人は、この平面形状の団扇が保持しにくいよいう不便を感じる。第二の局面では、1回のプレスで、製品が完成し、折りたたみ機能が伴い、おしゃれで使いやすい、ユーザーフレンドリーな抜き団扇を作りたい。ただ1回のプレスとは言っても、1枚の商品を作製するために、資材の面積が広く必要になるようなものではよくない。つまりコストが高くなる商品ではよくない。ま た折りたたみ機能も、折りたたみ数が多すぎても使いずらくなる。一般的に21センチ直径近辺が団扇の使いやすいサイズとされ、普及していると考えるが、男性のポケットに入りやすいサイズ(幅)が何センチくらいがいいものか、検証したい。どのような仕様が女性のバッグに入りやすい商品か検証したい。手持ち部 分から遠い位置にある団扇の周縁部分をあおいで使うことになると思うこの手持ち部分と、周縁部分の間を横断する折線はあおぐとき折曲がりやすくなり、使いづらくなる。一方この手持ち部分と周縁部分をつなぐように入れられた折線(折筋)は、手持ち部分を軸に団扇を仰ぐ方向とは、折線(折筋)の機能が機能しず らく、仰ぐ行為を邪魔しない。よって折りたたむための折線(折筋)は、後者のこの手持ち部分と周縁部分をつなぐように入れられた折線(折筋)が適している。とすれば、その折線(折筋)は何本が適しているか検証したい。また折筋を手で押さえることがもっとつかいやすくなることであるが、手と団扇との間に、 団扇の別の部品があるともっと抑えやすくなるので、なにか構造を工夫したい。(基本的には、例えば21センチ四方の材料の中で、工夫したい) 現状このような後者の折線(折筋)が入れられない団扇をそのまま街頭で配布した場合、受け取った人は、21センチ四方の大きな抜き団扇をポケットにもしまえず、喜んで受け取るとは思えない。しかし、コンパクトに折線に沿って折られた団扇は、喜んでポケットにバッグに入れて持ち帰るものと思われる。また折り たたんだ場合に、型抜き団扇自体にフック(差し込み)用の切り込みを入れることにより、受け取った人が簡単に開閉の構造を理解し、開閉が繰り返し可能でシンプルな商品であることをよく理解する。また材料となる板紙は大量に既成品が存在する。材料の大きさ、また紙目が分かれている。この紙目が重要であり、団扇は持ち手を振って振る場合、団扇が縦目のほうが腰があって振りやすい。横目だと振る方向に、折られやすく、腰が弱く、ふにゃふにゃしてよくない。ただ限られた資材で求める紙目が工場の倉庫に常にあるとは限らない。横目や縦目のどちらの資材で生産しても、振る方向に問題のない、使いやすい団扇の設計をしたい。また、ユーザーフレンドリーな商品でなければならない。ユーザーフレンドリーとは、誰でも使いやすく、また携帯性に優れ、例えば電車の中で使用する場合、隣の、周りの人の邪魔にならない、コンパクトなものを含む。(コンパクトな2つ折り)また、企業宣伝にノベルティーとして使われると、コンパクトに折りたためて小さくなり、あらゆる商品のおまけとして添付できる、いわゆる「ベタづけ」に利用できる物や、また街頭配布時に、もらったお客が、自身で簡単に折りたためて、男性のワイシャツの胸ポケットやジャケットのポケット、また女性のハンド バッグに折りたたんで入れられるものが優れていると思われる。またもっとシンプルに2折のものもさらに工夫できないか考えたい。本をめくる時は2折が多い。使用者がシンプルで分かりやすく、受け入れやすく、使いやすい構造を考えたい。この場合も、2折の折筋を、手だけではなく、何か団扇自体の部品で押さえられるものが工夫できれば、よりベストである。さて、 生産性の立場での課題点をさらに述べると、上述のように、抜き団扇は、消費者の使い勝手を良くするためには、保持部を太くするために広く折り返し部分を設けて折り返したり、丈夫にするための工夫が必要であるが、その改良は、1枚の団扇の製作に必要な抜き面積が増えて、多面づけをしたい時に、印刷時の面付け 数が減って効率が悪くなったり、1枚の団扇の製作に必要な折加工工程が増えたりして、生産コストが増えてはならない。必要な最小限の面積(最終団扇の型の面積であり、団扇の縦横四方の面積)を抜くだけで、使用者が簡単に快適に使用できる物でなくてはならない。また、団扇の手の保持部分が太くなり手で持ちやすくなることは必要であるが、保持部分以外の風を起こす部分が、持ち手部分と同じ厚さでは、全体が重くなり、手で振り やすくなくなる。また小さい子供には使いずらくなる。また使用者が団扇を保持する時に、手をふわっと開いた状態で保持できる団扇を目指したい。2次元の平面上の保持点に人間の指を合わせるしかなかった「2Dの保持仕様の持ちかたの団扇」から、手をふわっと開いたときの手指の位置に、団扇の保持点があるような、「人にやさしい3次元の3Dのもち方ができる団 扇」に変化する団扇を作りたい。また一般にプラスチックの柄のついたものは、家で使う場合にはいいが、電車の中等、外出先で使うには持ち運びに不向きである。プラスチックという素材そのものがエコではないし(限られた地球資源の石油製品であるから)また従来の抜き団扇も折りたためなくてもらっても 邪魔である。21センチ四方の板紙は女性のハンドバッグには入りにくい。男性の胸ポケットにはとても入らない。もっと携帯性に優れた、例えば折りたたみ機能の含まれた団扇が求められる。し かし、折りたたみの筋が増えて、実際広げて使う場合に、団扇の折線が増えて使いずらくなっては困る。よって折線の数もベストなものを検討したい。また新しい発明の実施の形態では、前述した指抜き穴を、くりぬかないで折線形式にした筆者の発明にこだわらず、(もちろんその機能が付いたものがベストではある が)指抜き穴がないもの(指ぬき穴に指を通さないで、おり筋を抑える機能に添加したもの)もさらに開発したい。X 課題を解決するための手段第一の局面では、指入れ穴を有する団扇であって、前記指入れ穴は1か所の折り曲げ部と、折り曲げ部の両端を結ぶミシン目部とで囲まれていることを特徴とする団扇Aが望ましい。団扇Aにおいて前記折り曲げ部は、当該指入れ穴の中で、当該団扇の中心部よりもっとも遠い位置にあることを特徴とする団扇Bが望まし い。扇子Aあるいは扇子Bにおいて、前記折曲げ部に折線が入れられていることを特徴とする団扇Cが望ましい。扇子A及び扇子Bあるいは扇子Cにおいて、当該団扇が、1枚のシート状の素材でできていることを特徴とする団扇Dが望ましい。扇子A及び扇子B及び扇子Cあるいは扇子Dにおいて、当該団扇が、1枚の シート状の素材でできていて抜き型で抜くことで完成させたことを特徴とする団扇Eが望ましい。第二の局面では、シートを打ち抜くことで完成する団扇であって、前記団扇には手持ち部と前記団扇の周縁部を結ぶ直線状の折筋が入れられていて、折筋に沿って、折りたたむことが可能なことを特徴とする団扇Oが望ましい。団扇Oに置いて、前記折筋が2本以下であるあることを特徴とする団扇Pがのぞましい。団扇Oあるいは団扇Pにおおいて、2本の折筋の場合、折り筋の間隔が周縁部から手持ち部に近づくに従って狭くなっていることを特徴とする団扇Qが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qにおいて、2本の折筋に囲まれた部分を底面に置き、折筋を軸にして折りたたんだとき、最上面の下に位置する団扇部上に切り込みが入れられていて、当該切り込みは、上面にある団扇の周縁部のラインを形取ったライン上の2点間を、当該面を構成する折筋から遠ざかるように膨ら んで結ばれていることを特徴とする団扇Rがのぞましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rにおいて、指入れ穴を有することを特徴とする団扇Sが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sにおいて、指入れ穴は、1か所の折り曲げ部と、折り曲げ部の両端を結ぶミシン目部とで囲まれていることを特徴とする団扇Tが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tにおおいて、当該団扇が、1枚のシート状の素材でできていて、1回の抜き作業で完成させることが可能なことを特徴とする団扇Uが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uにおいて、手持ち部を構成する周縁部が直線状の部分を含むことを特徴とする団扇Vが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vにおいて、団扇を構成する左右の幅より、手持ち部を含む上下の長さが長く、この団扇を回転させることで、手持ち部以外の団扇部を囲む四方形のラインに、手持ち部がおさまることを特徴とする団扇Wが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vあるいは団扇Wにおいて、団扇を正対したとき、団扇の紙目が縦目や、横目で形成されていず、斜めに形成されていることを特徴とする団扇Xが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vあるいは団扇Wあるいは団扇Yおいて、指入れ穴の折り曲げ部を折り線を軸に折り返したとき、当該折り曲げ部が、折り筋に重なることを特徴とする団扇Zが望ましい。団扇Oあるいは団扇Pあるいは団扇Qあるいは団扇Rあるいは団扇Sあるいは団扇Tあるいは団扇Uあるいは団扇Vあるいは団扇Wあるいは団扇Xあるいは団扇Zにおいて、前記指入れ穴は、複数あることを特徴とする団扇ZZが望ましい。X 発明の効果第 一の局面では、本発明を実施すると、抜き団扇の面付け数を増やすことなく、手で持ちやすい、また手で振りやすい、使いやすい抜き団扇が簡単に作製できる。つまり手で保持しにくい、使いにくかった2次元の平面的な団扇を、折り返して重ね合わすとか、生産効率の悪い、コストアップにつながるような方法ではな く、今までくりぬいてゴミとして捨てていた部分を一切捨てないで、切り込み線と折線で、保持部分として再利用させ、機能させ、その結果、使いやすい、画期的な3次元の立体的な団扇に、バージョンアップをさせたことになる。第二の局面では、携帯性に優れた、手でふわっと保持しやすい、っての保持方法が3Dの3次元の、人にやさしい抜き団扇が作製できる。また限られた生産資材と生産機械の条件の中で、どんな条件下で も常に生産コストを上げずに、つまり、縦目横目の資材在庫条件に振り回されず、スピーディーに、経済的に、つねに縦目、横目の条件で、うちわの振る方向に対して強度が弱くなるようなことのない、均一強度の、大量生産できる新しい抜き型団扇ができる。X 発明を実施するための最良の形態第一の局面では以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、 図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した 場合を前提として用いるものとする。〔一般に普及する型抜き団扇の形態〕一般に普及する型抜き団扇は通常丸く型抜いたものの中に、指を入れるための小さな丸をくりぬいたものである(図1)しかしこの団扇は、実際親指等を入れて手に持ち振ると、振る時の衝撃がダイレクトに指にかかり、また伝わり、指が痛くなる。団扇自体の素材も厚紙とは言っ ても1〜2ミリであり、指で両面から持っても持ちにくい。もちろん厚くすれば少しはもちやすくなるであろうが、一般に普及、流通している紙素材を利用しようとすると、それ以上の厚みの板紙はないと言ってよい。コスト面からも紙の素材は厚さ、重さで決まってくるので、特抄きで素材の厚みを追及することは現実 的ではない。また特抄きにするとなると、小ロットの注文対応もできにくい。特許文献1や特許文献2のように薄い素材を貼り重ねて作る場合もあるが、重ね合わせる分、1枚の団扇を作るのに必要な面積が大きくなり、必要な素材の量も増え、また印刷時の面付け数も減り、トータルで非経済的である。(図2におけるM,Nの長さと図3におけるMM,NNの長さで必要面積の増加が示される)また流通素材はA版、B版等で紙の大きさは決められていることと、印刷機械の版面の大きさは決められていることから、そこから1ミリでも大きくなると生産は不可能になり、面付け数も減らさざるを得ない。〔第1の発明の実施の形態〕図4は指入れ用のBBBがくりぬかれていない。つまりBBBは、切り込み線BBB1で一部切れて、折線BBB2を軸に反対面(裏面方向)に回転しながら押し出さ れる仕組みになっている。よって一般の団扇のように、BBBをくりぬかなくていいので、生産時、型貫きしたあと、BBBを取り外す手間が必要なくなるという生産上の利点がある。使用者はこのBBBを、例えば親指H1で押し出し、そのあと親指でBBB11と、中指H3でBBB22を挟み、人差し指H2等ての ひら側で団扇全体の淵(周縁部)を支えながら、団扇を振ることになる。一般的に、この形式を用いない図1の場合は、使用者が親指を空間Bから通し、親指と人差し指で団扇を挟み、団扇を振ることになるが、Bの穴の淵が1枚の素材(紙)をくりぬいたカット面であ り、手に与える刺激が強く、使用者の手がその部分に触れて痛くなるケースが多い。また、この指抜き部分Bを使わず、他の部分(A1)を指で持ったとしても、団扇の重心の振られて動く大きな力がダイレクトに指に伝わり、そのあと団扇の振りをコントロールすることに必要な抗力を生み出すための力が指に要求さ れ、指が痛くなる。第一の実施形態において、団扇を保持するための、指で押さえる部分BBBは、団扇本体の重心AAA0とは折線BBB2とのみつながっていて、BBBにとって、折線は団扇の重心AAA0とは反対方向にある。よってAAA0からBBBにダイレクトに力がかかることはない。つまり、団扇が振られるときの団扇の重心AAA0から生まれる力は、直接BBBに伝わらず、すべてこの折線で受け止められ安定することになる。このとき、BBBに伝わる力は、ソフトになる。つまり、振られる団扇の動きと、使用者のBBB11とBBB22の両面から支える指には強い衝撃は直接伝わることはな い。 このことは、人間の手の関節の原理でよくわかる。図4のAAAが肘から先の骨(P)に当り、BBB2が肘の関節(Q)、またBBBが肘から肩までの骨(R)に当る。Qを軸として関節の向きに合わせて前後に動く手の、Pの一部そのもの(PP)を第三者の手(W)で抑えても、前後に動くPの力は、抑える第三者の手(W)にダイレクトに伝わり、衝撃が大きい。しか し、第三者の手(W)がRの一部(RR)を抑えると、前後に動くPの力は、全てQで吸収されて、(W)にはほとんど伝わらない。もちろんこのことは折線が折線として機能する方向の揺れ(振り)に対してのみ有効であり、折線が折線として機能しない揺れ(振り)に対しては有効ではない。(図4では左右方向の振り、つまり折線の直線方向の振りには有効ではない)ただ実施例1で団扇が風を起こすための振りは折線を軸にBBBが回転する方向と一緒なの で、問題ない。また、BBBの存在を、軽く指等で押さえることが有効な効果を生むことを他の角度で論じたい。人の指は片手に5本ある。その手の構造は図7の親指H1のグループHH1と人差し指H2以下H3,H4、H5のグループHH2345で分けられる。つまり人の手は、HH1とHH2345の間にものを挟みやすい構造になっている。よってこの団扇AAAを保持するには、例えば、表面AAA11側にHH1をあて裏面AAA22側に残りHH2を当てるのが自然である。但し、図4の開口されたBBBを通して、親指H1が裏面AAA22側に回ることもあるが。この場合は、親指H1の付け根部や手の平当りで表面から抑えることになるであろう。私が申し上げたいのは、普通、人間が1枚の団扇を指で挟むときは、団扇の両面から、指で挟まなければならないし、抑えられるのは、例えば、表面では親指H1か親指H1の付け根部近辺の手の平等の1か所であり、残りの指等はすべて裏面にあるということである。さて、ここで大切なことは、BBBを開口して、裏面側にBBBがあり、それはH1あるいはH2あるいはH3あるいはH4あるいはH5の指の間にまたこれら5本の指の組み合わせの間に挟んで保持できるということである。その結果、安定的に保持されたBBBの存在で、BBBの折線部BBB2が、一枚の団扇AAAの中で、1か所安定して保持されることになる。よって本願発明から生まれるBBBをH1からH2あるいはH3あるいはH4あるいはH5の指の組合せの間に保持することにより、BBB2が安定し、その安定と、AAAの他の箇所を裏面から残りの指で抑えつけることで、2か所の安定した押さえにつながれば、結局AAAが2か所で安定して保持され、団扇AAA を安定して手で振ることができる。しかも、BBB2は折線である。AAAの動きを上手に折線で吸収し、無理なくBBBの保持につなげられる。このBBBを折線効果にもより、AAAの安定した保持点の一つにできることは大きいと思う。後は、人それぞれの工夫により、手の大きさ等それぞれ違う人々が、好みに合わせて、他の保持点を手の感触で工 夫して作り出せばいいのである。またこのことを別の角度で論じよう。図6の右図で分かるように、1枚のほぼ平面的な2次元の存在に近かった団扇が、BBBが右側に回転して飛び出すようになっている。つまり、この開口され、折線BBB2を中心軸に回転しながら動いたBBBの一部を、指等で挟むということは、図1の場合では、常に全ての保持点が1枚の平面的な位置関係の上になければならなかった団扇という制限の中で保持する指に過度の負担を強いられていたものが、図4でいう、BBBという本願発明で、3次元に立体化された団扇の一部BBBを、「3次元の保持方法がふわっと保持できて楽な人間の手」で無理なく保持できるという効果を人間にもたらすことになる。ここで、有効な別の保持方法も検証しよう。開口され裏面方向に折曲げられたBBBを裏面方向にあるH2からH3あるいはH4あるいはH5の指の間に挟み、表面からは親指H1でおさえるという方法である。つまりBBBの団扇自体は、前記方法で固定されたているので(BBB2が固定されているので)あとは前記 のように親指H1で押さえて、団扇AAAを固定させるという方法である.また図8のように使用者が、BBBをBBBXのように完全に折り曲げて、親指で挟んで使用した場合でも、BBB0に親指を通した親指の付け根部は、図1のように1枚の抜きとられた鋭利な断面ではなく、ソフトな折り曲げ面なので、手に優しい持ち方ができる。また団扇の厚さも2倍になっているので、非常に持ちやすい。つまり図3の効果を、面付け数等を減らさずに、今まで切り抜いてすてていた部分を活かすことで簡単に得られることになる。エコな話である。〔第2の発明の実施の形態〕図9は図3のBBBがもう一つ増えた図である。この形態利点は親指等1本の指だけでなく、複数の指を入れることが可能となる例えばH2とH3あるいはH1とH2をこの BBBとBBBBBBに入れて使うことが可能になり、いろんな使用者の使い勝手の要望にこたえることができる。この追加できるBBBBBBは2つに限らずもっと多くしてもいい。使わないときは、折り曲げなくていいのだから、穴が開くことはないので、風を送る力に減少はない。 本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。団扇の形状は任意であり、必ずしも円形に限られない。方体にも限られない。形状は任意であり、キャラクターを抜いた複雑な形状でもかまわない。指抜き部分は1つに限られない。複数あってもかまわない。抜き団扇の材質も紙に限定されない。プラスチックの様 なものでも構わない。手で振るような団扇の時に特に有効であるが、足で振るものでも構わない。団扇に限らず、他の物を振る時の保持者の持ち手の衝撃を緩和するために用いてもかまわない。説明図は右利きの人の使用例で説明されているが、左利きの人の場合にもその効果は同じである。また説明された団扇の使用方 法以外の使い方をした場合でも構わない。第二の局面では以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、 図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した 場合を前提として用いるものとする。前述したように、抜き団扇は、消費者の使い勝手を良くするためには、保持部を太くするために広く折り返し部分を設けて折り返したり、丈夫にするための工夫が必要であるが、その改良は、1枚の団扇の製作に必要な抜き面積が増えて、多面づけをしたい時に、印刷時の面付け数が減って効率が悪くなったり、1枚の団 扇の製作に必要な折加工工程が増えたりして、生産コストが増えてはならない。必要な最小限の面積(最終団扇の型の面積)を抜くだけで、使用者が簡単に快適に使用できる物でなくてはならない。また、1枚のシートを抜いただけの抜き団扇では、保持する手の団扇に接触する部分が、すべて1枚の平面上になければならないという規制を受ける。(団扇の厚さも1〜2ミリと薄いものが多いので、表面裏面も違いがあるとはせよ、ほとんど接触する手の部分が表面、裏面からの保持という違いはあるにせよ、保持点 はほぼ1平面上になければならない。その結果、手また指が器用に動かせない人は、この平面形状の団扇が保持しにくいという不便を感じる。通常の人は、手をふわっと開いた形で、団扇を保持できる方法、つまりふわっと開いた手指の状態に、団扇の保持点があることが望ましい。 本発明を実施すると、抜き団扇の面付け数を増やすことなく、平面上の団扇が立体的な団扇に変化し、手の自然な立体的特徴に合わせた、手で持ちやすい、また手で振りやすい、使いやすい抜き団扇が簡単に作製できる。つまり手で保持しにくい、使いにくかった2次元の平面的な団扇を、折り返して重ね合わすとか、生 産効率の悪い、コストアップにつながるような方法ではなく、今までくりぬいてゴミとして捨てていた部分を一切捨てないで、切り込み線と折線で、保持部分として再利用させ、機能させ、その結果、使いやすい、画期的な3次元の立体的な団扇に、バージョンアップをさせたことになる。また型抜き団扇を例えば3つに 分断するための折線または折筋を入れることで、コンパクトに折りたためる携帯用型抜き団扇ができる。また、折りたたんだ状態が団扇自体の簡単な構造で維持でき、この状態のオンオフが簡便にできる物(ロック機能)例えばフック機能付きでなくてはならない。 以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な 大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。〔一般に普及する型抜き団扇の形態〕一般に普及する型抜き団扇は通常丸く型抜いたものの中に、指を入れるための小さな丸をくりぬいたものである(図1)しかしこの団扇は、実際親指等を入れて手に持ち振ると、振る時の衝撃がダイレクトに指にかかり、また伝わり、指が痛くなる。団扇自体の素材も厚紙とは言っ ても1〜2ミリであり、指で両面から持っても持ちにくい。もちろん厚くすれば少しはもちやすくなるであろうが、一般に普及、流通している紙素材を利用しようとすると、それ以上の厚みの板紙はないと言ってよい。コスト面からも紙の素材は厚さ、重さで決まってくるので、特抄きで素材の厚みを追及することは現実 的ではない。また特抄きにするとなると、小ロットの注文対応もできにくい。特許文献1や特許文献2のように薄い素材を貼り重ねて作る場合もあるが、重ね合わせる分、1枚の団扇を作るのに必要な面積が大きくなり、必要な素材の量も増え、また印刷時の面付け数も減り、トータルで非経済的である。(図2におけるM,Nの長さと図3に おけるMM,NNの長さで必要面積の増加が示される)また流通素材はA版、B版等で紙の大きさは決められていることと、印刷機械の版面の大きさは決められていることから、そこから1ミリでも大きくなると生産は不可能になり、面付け数も減らさざるを得ない。また紙目も重要である。紙目が振る方向に強い紙目と 弱い紙目がある。資材の紙目(縦目、横目どちらでも問題のおきない生産方法がないか検証したい。〔第1の発明の実施の形態〕図4は指入れ用のBBBがくりぬかれていない。つまりBBBは、切り込み線BBB1で一部切れて、折線BBB2を軸に反対面(裏面方向)に回転しながら押し出さ れる仕組みになっている。よって一般の団扇のように、BBBをくりぬかなくていいので、生産時、型貫きしたあと、BBBを取り外す手間が必要なくなるという生産上の利点がある。使用者はこのBBBを、例えば親指H1で押し出し、そのあと親指でBBB11と、中指H3でBBB22を挟み、人差し指H2等ての ひら側で団扇全体の淵(周縁部)を支えながら、団扇を振ることになる。一般的に、この形式を用いない図1の場合は、使用者が親指を空間Bから通し、親指と人差し指で団扇を挟み、団扇を振ることになるが、Bの穴の淵が1枚の素材(紙)をくりぬいたカット面であ り、手に与える刺激が強く、使用者の手がその部分に触れて痛くなるケースが多い。また、この指抜き部分Bを使わず、他の部分(A1)を指で持ったとしても、団扇の重心の振られて動く大きな力がダイレクトに指に伝わり、そのあと団扇の振りをコントロールすることに必要な抗力を生み出すための力が指に要求さ れ、指が痛くなる。第一の実施形態において、団扇を保持するための、指で押さえる部分BBBは、団扇本体の重心AAA0とは、折線BBB2とのみだけでつながっていて、BBBにとって、しかも折線は団扇の重心AAA0とは反対方向にある。よってAAA0からBBBにダイレクトに力がかかることはない。 つまり、団扇が振られるときの団扇の重心AAA0から生まれる力は、直接BBBに伝わらず、すべてこの折線で吸収され、折り線が回転することで、折り線とつながっているBBBには伝わらず、力は止められことになる。このとき、BBBに伝わる力は、伝わっても非常に微力になる。よって、団扇の動きの力は、使 用者のBBB11とBBB22を両面から支える指には、直接伝わることはない。このことは、人間の手の関節の原理でよくわかる。図4のAAAが肘から先の骨(P)に当り、BBB2が肘の関節(Q)にあたり、またBBBが肘から肩までの骨(R)に当る。(Q)を軸として関節の向きに合わせ て前後に動く手の、Pの一部そのもの(PP)を第三者の手(W)で抑えると、前後に動く(P)の力は、抑える第三者の手(W)にダイレクトに伝わり、(W)の衝撃は強い。しかし、第三者の手(W)が(R)の一部(RR)を抑えると、前後に動く(P)の力は、全て(Q)で吸収されて、(W)にはほとんど 伝わらない。もちろんこのことは折線が折線として機能する方向の揺れ(振り)に対してのみ有効であり、折線が折線として機能しない揺れ(振り)に対しては有効ではない。(図4では左右方向の振り、つまり折線の直線方向の振りには有効ではない)ただ実施例1で団扇が風を起こすための振りは折線を軸にBBBが回転する方向と一緒なので、問題ない。また、BBBの存在を、軽く指HH2345の間に軽くはさむことで有効な保持方法が生まれるということを論じたい。前 述したが、BBBは軽くはさむことで、折り線でつながったAAAの動きに対応できる。つまり大きく揺れ動くAAAの動きに対して、BBBは軽くはさむことで、逆に折り線BBB2を安定して保持できる。つまりAAAがいくら大きな動きをしても、BBBを「軽く指の間に挟む」ことで、折り線がしっかり固定され て、もし、他のAAAの箇所(AAAda)を指で挟んだ場合、それに要する力は、半分でいいということになる。5の指の間にまたこれら5本の指の組み合わせの間に挟んで保持できるということである。繰り返すが、安定的に保持されたBBBの存在で、BBBの折線部BBB2が、一枚の団扇AAAの中で、1か所安定して保持されることになる。よっ て本願発明から生まれるBBBをH1からH2あるいはH3あるいはH4あるいはH5の指の組合せの間に保持することにより、BBB2が安定し、その安定と、AAAの他の箇所を裏面から残りの指で抑えつけることで、2か所の安定した押さえにつながれば、結局AAAが2か所で安定して保持され、団扇AAAを 安定して手で振ることができる。しかも、BBB2は折線である。AAAの動きを上手に折線で吸収し、無理なくBBBの保持につなげられる。このBBBを折線効果にもより、AAAの安定した保持点の一つにできることは大きいと思う。後は、人それぞれの工夫により、手の大きさ等それぞれ違う人々が、好みに合わせて、他の保持点を手の感触で工夫して作り出せばいいのである。またこのことを別の角度で論じよう。図6の右図で分かるように、1枚のほぼ平面的な2次元の存在に近かった団扇が、BBBが右側に回転して飛び出すようになっている。つまり、この開口され、折線BBB2を中心軸に回転しながら動いたBBBの一部を、指等で挟むということは、図1の場合では、常に全ての保持点が1枚の平面的な位置関係の上になければならなかった団扇という制限の中で保持する指に過度の負担を強いられていたものが、図4でいう、BBBという本願発明で、3次元に立体化された団扇の一部BBBを、「3次元の保持方法がふわっと保持できて楽な人間の手」で無理なく保持できるという効果を人間にもたらすことになる。図5は第1の実施の形態にかかる型抜き団扇の印刷に必要な部分の広さ(横MMM,縦NNN)が分かる図である。図6は第1の実施の形態で、BBBを上から押しだし、その状況を側面からみた図である。図7は第一の実施形態で、型抜き団扇を持つ使用者の持ち手(右手)を上面から見た図である。こ こで、先に述べた方法の具体的な保持方法も検証しよう。開口され裏面方向に折曲げられたBBBを裏面方向にあるH3とH4の指の間に「軽く挟み」、BBBの右隣の点を「表面からは親指H1でまた裏面側からはH2でおさえながら団扇をあおぐ」という方法である。この方法では、BBBをH3あるいはH4の指の 間に「軽く挟む」ことで、実は「BBBの折線がしっかり固定されることにつながり」、加えて親指と人差し指で挟んだ1か所を両面からしっかり押さえることで、合計2か所がしっかり保持されることになり、「指(親指と人差し指)にかかる力は半減し」、安定した楽なあおぎ方ができるということである。(不思議 なくらい大変楽ですよ。その証拠に、H3とH4の指の間に「軽く挟まれた」BBBを離して仰ぐと、親指と人差し指で挟んだ1か所にかかる力は倍増することが感じられます。皆さんも実験してみてください)つまりBBBを軽く挟んだ力は、BBB2の力強い安定につながり、このBBB2が団扇の安定した力強い大きな力での保持点に変換されるということである。また図8のように使用者が、BBBをBBBXのように完全に折り曲げて、親指で挟んで使用した場合でも、BBB0に親指を通した親指の付け根部は、図1のように1枚の抜きとられた鋭利な断面ではなく、ソフトな折り曲げ面なので、手に優しい持ち方ができる。また団扇の厚さも2倍になっているので、非常に持ちやすい。つまり図3の効果を、面付け数等を減らさずに、(生産に必要なコストを下げずに)また今まで切り抜いてすてていた部分を活かすことで簡単に得られることになる。非常にエコな話である。〔第2の発明の実施の形態〕図9は図3の BBBがもう一つ増えた図である。この形態利点は親指等1本の指だけでなく、複数の指を入れることが可能となる例えばH2とH3あるいはH1とH2をこのBBBとBBBBBBに入れて使うことが可能になり、いろんな使用者の使い勝手の要望にこたえることができる。この場合の折り線の位置向きは自由でいい。この追加できるBBBBBBは2つに限らずもっと多くしてもいい。使わないときは、折り曲げなくていいのだから穴が自然に開くことはないので、風を送る力に減少はない。また2つの指入れ穴の折線の位置がさまざまな角度に組み合わされても、面白い保持の仕方ができる。図10は、 第1の発明の実施の形態を説明するための図で、団扇の重心AAA0とBBBの折線BBB2と使用者の指の保持点BBBTの側面からみた位置関係を示す図である。型抜き団扇が振られることによりその重心が揺れ動いても、すべて折線BBBTを軸にスムーズに回転して、使用者の指の保持点BBBTには直接力がか からないことを示す図である。図11は、BBBの折線の位置が図4とは180度回転し、型抜き団扇の淵部よりもっとも遠くの位置にあることを示している。この形状では、使用者のBBBの指の保持点と型抜き団扇の重心の間に折線BBB2が存在し、状況に寄り、重心の揺れが、折線の効果を超えて、間接的に使用者のBBBの指の保持点に伝わる可能性が含まれている。よって、図4のBBBのほうが、図11のBBBより、揺れの力が伝わらないという点では確実に優れている。〔第3の発明の実施の形態〕図12では図4の型抜き団扇に、縦に3つに分断する折筋が付けられている。一般に折筋は、カード紙(一般に厚さ0.5ミリメートルや1ミリメートルあるいは2ミリメートル 等の丈夫な素材)で作られた団扇において、表面あるいは裏面の一方向から、直線状の型(筋)を押すものである。その結果、折ることで表面あるいは裏面の1方向にのみ、折りやすい効果が生まれる。逆方向に折らなければ、決して表面また裏面ともの両方向に折りやすい効果が生まれるものではない。結構折らなけれ ば団扇の表面のフラットな状態が継続する。つまり折られにくい。この図12に押される折筋も、あえて折った場合、折った1方向にのみ折られ安くなる構造である。前述したが、最初に折る時は力がいる。また間違って逆に折ってしまった 場合でも、使用者はその方向にのみ、折癖をつけて使用する。よって、折っていない逆方向に自然に折られてしまうことはない。つまり、折っていない方向には、折られまいとする十分な抵抗力があるということである。図4の場合は、この折筋AAAAAAA1と折筋AAAAAAA2は、向かって上方(AAAAAAAOMOTE面)に向かって折りやすい折筋であるものとする。今、図12の型抜き団扇の表面AAAAAAAOMOTE面を風圧を受ける側におき、(裏面AAAAAAAURA面を風圧を受けない側において)上方から下方に向けて、手で振ると、折筋は、前述したとおり図12の場合は、折筋の折りやすい方向の効果とは真逆であるので、折筋のない通常のフラット状の型抜き団扇として機能する。つまり、折筋のない、型抜き団扇と同等の効果を生み、同じように、風を表面方向に送ることになる。また、この折筋が入った場合でも、図12のBBBBBBBを完全に折曲げて、抑える支点にしながら、折筋2本を親指の掌と親指でさらに押さえながら保持すれば、BBBBBBBの御蔭で持ち手が厚くなり、持ちやすくなり、団扇を振ることも、問題ない。快い風を起こすことが無理なくできる。また、図41に示されるように、BBBBBBBBBが団扇の折筋を抑える構造にすれば、折筋の抑えが楽になり安定する。このBBBBBBBBBは図42のように2個用いてもいい。BBBBBBBBBの開く方向、向きは自由である。図13は、前述したが、図12のBBBBBBBを表面(AAAAAAAMOTE面)から裏面(AAAAAAAURA面)に向けて押し出し折曲げ、完全に裏面に折り返されたもの(BBBBBBBX)を使用者が手で押さえながら型抜き団扇を保持している図である。特許文献1で苦労していた、手で保持する部分を厚くするための工夫をいとも簡単に形成できて、しっかりとした保持の支えになる。ただし、図13の場合、型抜き団扇AAAAAAAの折筋AAAAAAA1とAAAAAAA2の間の長さは、片手の親指の長さより若干短いくらいである。またこの場合、折筋 AAAAAAA1とAAAAAAA2の間隔がほぼ並行である。この点にもう少し工夫の余地がある。具体的に人の手で挟んでいる場合を図14に示した。図15は図12の折筋に沿って、AAAAAAA111をAAAAAAA000の上に折った図である。図16は図12の折筋に沿って、AAAAAAA222をさらにAAAAAAA111の上に折った図である。図17は図16の裏面の図である。ポケットに入れたり、女性のバッグに入れたり、コンパクトになり、携帯に適している状況がよくあらわれている。〔第4の発明の実施の形態〕図18は、全体形状がホタテ貝の形状に似ている。つまり全体が円形状であるが、一部底部PPPPPPPPが直線状になっている。使用者は図19のように、手の平の掌部をこのPPPPPPPPに押し当てた場合非常にフィットして持ちやすい。このPPPPPPPPに当る部分が円形状のままだと、掌を押しあてた場合、PPPPPPPPの一部の1点は強く保持できるが(押し当てることができるが)不安定感を感じる。図18の場合は、直線状に当てられ、最低でも直線部PPPPPPPPの両端2点で掌がしっかり当たり、安定した保持感が得られる。図19は図18に指抜き用折り返し片を加えたものである。また持ち方は親指を折り返し片のミシン目を折り目を折ながら開口し、手の中に入れて持ってもいいし、入れないで持ってもいい。使用者の自由である。〔第5の発明の実施の形態〕図20は図19に平行ではなく、互いに斜角をもち周縁部から手元部に向かって近ずいていく折筋2本を入れたものである。こうすることで、手元部で折筋を親指等で押さえつけ、団扇があたかも折筋のないフラットな形状を保ちやすくなる。図21は2本の折筋に沿って折ったものである。21センチ直径の団扇の幅が約7センチまで狭くなり、ポケットやハンドバッグ等にしまいやすくなり、携帯性に優れることになった。図22は図21を裏返したものである。上が幅広で下方向が狭くなり、ポケット等に入れやすくなっている。デザイン性もよくなった。図23は図22で指抜き用折り返し片のないものである。前記と同様の効果がある。筆 者は今までほぼ円形状の型抜き団扇で説明してきたが、第一の局面でも申し上げた、「本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。団扇の形状は任意であり、必ずしも円形に限られない。方体にも限られない。形状は任意であり、キャラクターを抜いた複雑な形状でもかまわない」と述べてきたので、ここで図24の場合の説明をしてもっと深い技術的考察をしてみよう。〔第6の発明の実施の形態〕図24は、図20に三つ折り時に、折った団扇が簡単に勝手に開かないように、ロック機能のフックの切り込み(ze)を入れたものである。一般に、抜き団扇の材質である板紙は 厚いものである。よって2本の筋を入れて、上方側に折っても、反発力が強く、フックの切り込みが入っている面も多少、山なりになっていて、また図に示されるzeは折筋に近いところにあることから、zeで作られた差し込み穴も、図のzeの右側を少し押すと簡単に開口する。よってこのzeにzcの周縁部を差し 込んでも、簡単に入ることが確認できている。差し込んだ状況は図27に示されている。差し込み用の切り込みzeの機能性を心配していたけど、作ってみると全く心配いらなかった。図25は指抜き部分zdを奥に押し込んで開口し、反対方向に完全に折り返したzdxが示されている。つまりzdxで示される部分は、2枚の重ねあわされた部分になっていて、この部分を手や指で持つと、非常に安定感があり持ちやすい。図26はzabを軸にzauを右側に折った状態が示されている。図27は図26に加えて、右側の部分zcを上に折重ねた状態が示されている。図28は図27を裏返した図である。zduは、開口してないときは、閉じた状態である。図29はPP袋に入れられた状態である。街頭で配布する時、スマートな細いサイズで、配りやすい。もらった人もそのままポケットに入れたり、バッグに入れやすく受け取りやすい。袋の中に、PRしたい商品サンプルを同封すれば、いい宣伝になる。また、底面部に特許文献3のような、下からの横線状の折り筋もないので、開閉がしやすい利点がある。〔第7の発明の実施の形態〕図30には指抜き用穴がない。しかし、zfが直線状なので、この直線部分を親指の掌に押し当てれば、安定して保持できる。もしZfが直線状ではなく、円形状のものであれば、掌に押し当てる部分が1点だけに絞られて、不安定さを感じる。つまり手で保持したときの安定感は図30より劣ると言える。しかし、そのことでその商品が使えないということではない。ただ比較して劣るということである。つまり手の保持部の周縁部を直線状にすることで手の親指等の近くの掌を押し当てやすくし、持ちやすくしたということである。図31は 指抜き部分が丸く切り取られるようになっている。使用者に渡す段階では、切り取られていず、簡単に取り外せるので、消費者の判断で、消費者が自ら切り取るという判断が選択できるようになっているものもある。また最初から切り取られていて、使用者に配られる場合もある。この場合は、図30に比べて、zddに親指を入れたりしても使える。但し、使用感は図28より劣る。理由は前述されている。図32は縦n横mのサイズに収まる正円の型抜き団扇である。図33は図24を左45度に回転させたものである。ここから分かることは、図24が下に手持ち部分が正円から飛び出していると誤解しているかたもいるかと思うが、実は縦n横mのサイズの中にちゃんと入っているのである。紙は通常縦目、横目のものしか存在しないといっていい。この図33を実施すると、仕上がりが斜めの目の抜き団扇が完成する。不思議なイメージの商品である。要は抜き型の向きを紙やプレス機の流れに対して、斜めに設定すればすればいいだけである。さて、ではどうしてこのような斜めの紙目のものがいいかをもっと述べよう前 述したが、材料となる板紙は大量に既成品が存在する。大きさ紙目が分かれている。この紙目が重要であり、団扇は持ち手を振って団扇が縦目のほうが腰があって振りやすい。横目だと振る方向に、腰が弱く、ふにゃふにゃしてよくない。紙目が斜めだと仕上がった団扇は常に前述した横目の仕上がりは一切なく、右上が りの斜めか、左上がりのななめかだけの違いしかなく、仕上がりが横目とかの紙目から生まれる弱点の一切ない、安定した丈夫な団扇ができる。よって、資材の条件に振り回されなくなり、紙目の違いを一切気にしないで、生産体制ができる。〔第8の発明の実施の形態〕図35は縦n横mの正方形の中に、どこまで手持ち部分を広げられるか作図したものである。Zzoをzzolに沿って折り返すと、zzoxとなる。図36は、図35に加えて、指抜き部分を折り返した状況が分かる図である。zzoxxでは3枚重なっていることが分かる。よって厚くなり、手で保持しやすくなる。図37と図38と図39は、団扇を正対したとき紙目が斜めになっていることがよく分かる。いくら紙目が斜めになっていても、筋押しの力はプレスの大きな力で紙目を押しつぶすくらいの力なので紙目の力より強く、団扇の折筋の折機能に悪影響を与えることはない。折筋が3本以上の場合は、手や掌で折筋を抑えてフラットな団扇として機能させるには無理がある。本来なら1本がいいのであろうが、1本だと約21センチの型抜き団扇を折ったサイズが10センチ以上となり、この大きさでは、男性のシャツの胸ポケットや、女性のハンドバッグに入れるには大きすぎる。以上サイズ と、手で押さえる場合の抑えやすさ、また折られた団扇を開封する時の簡便さ(右を開封し、左を開封する2の作業工程)で、折筋が2本が妥当であると思う。図40では、図26において、向かって左方向から掌をzabを掌に押し当て、zauを手で持ち、zcを振るという使い方が示されている。折筋が3本以上あると、図26(折筋は2本)において、追加される1本の折筋はzauの下か、またはzcやzbの上にあることになる。zauの下であれば、手で保持する時、折筋が気になり、違和感を覚える。一方zc上にあれば振られるものに折があることになり、折のない図26に比べて、風を起こす力は弱くなる。嫌である。 また狭い電車の車内等に置いて、図27の形状のまま、細い団扇として使うこともできる。つまり、図24のとおり、広い団扇として、また図26のように、少し幅の狭い団扇として、また図27のように、もっとも狭い団扇としての3通りの使い方ができる。すべて型抜き団扇に折筋をいれ、折りたたみ式の団扇として、型抜き団扇を進化させたので使い方が増えた効果である。〔第9の発明の実施の形態〕図43は折筋が1本の時の図である。こ の場合、風を起こす力は少なくなるが、コンパクトに2折の折りたためて、携帯に便利である。女性のバッグ、胸ポケット、電車の中等、隣の人に、風を起こすことで嫌がられることも少なくなる。これはこれで便利でもある。また折り返したBBBBBBBBBBXが折筋を抑えているので折筋を気にしないでも使用で きる。図44は図43が折りたたまれてフックされている状態である。コンパクトでかさばらず、シンプルで携帯に適している。本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。団扇の形状は任意であり、必ずしも円形に限られない。方形にも限られない。形状は任意であり、キャラクターを抜いた複雑な形状でもかまわない。指抜き部分は1つに限られない。複数あってもかまわない。抜き団扇の材質も紙に限定されない。プラスチックの様 なものでも構わない。手で振るような団扇の時に特に有効であるが、足で振るものでも構わない。団扇に限らず、他の物を振る時の保持者の持ち手の衝撃を緩和するために用いてもかまわない。説明図は右利きの人の使用例で説明されているが、左利きの人の場合にもその効果は同じである。また説明された団扇の使用方 法以外の使い方をした場合でも構わない。折筋は2本でなく、好みによって、1本でも、3本でも、またそれ以上あってもかまわない。折筋が、縦横交差していてもかまわない。また折筋が斜めになっていてもかまわない。図18のPPPPPPPPの直線状の長さは短くてもまた長くてもかまわない。任意である。以上、小生の発明である特開2013−13428号公報を重ねて記述したわけであるが、ここに団扇利用としての持ち方、使い方で、有効な持ち方、振り方を補足説明しよう。3折団扇は、一度折りたたむと、折癖がついて、フラットになりづらい。そこで、手で指で持つとき、団扇を開いて、折筋と反対方向に開くように手で指で持つと、折筋の反発力で、団扇が手に固定されて持ちやすい。つまり図45の場合、2つの縦の折筋mhua-mhudと折筋mhuh-mhueを境に3つの部分(mhuAA,mhuBB,mhuCC)に分けられるが、mhuAAを下に押して、mhuBBを下から上の押し上げ、またmhuCCを上から下に押し下げるように指で持つと、折筋で作られた折癖とは反対方向への力が働くので、非常に安定した持ち方ができる。つまり、団扇を折筋、折癖と反対方向に、そっくり返すように持つと、安定した持ち方ができる。また次に論じると、団扇の下辺部mhuC-mhufの直線部を手のひらに当てながら持つと、手のひらに載せて、安定感のある持ち方ができる。下辺部が円弧状であると、団扇の手のひらへの「すわり」が安定しない。また、図51の下辺部に付けられた半円部を折り曲げて、手で保持する場合の保持部とすると、持ち手部分が2倍の厚さになり、持ちやすい。図60のチビ貝の折り曲げ部mhuAAAAを完全に下に折り返し、下から上に折り返した半円部と一緒に持つと、厚さが3倍になり、持ち手がしっかりして、持ちやすくなる。さて、続いては今回出願の本願発明との相違点の1つ目を詳しく説明する。メガホン拍子木うちわの発明におけるメガホンおよび拍子木において、板紙がメガホンを左右の縦筋から押して板紙を湾曲させるだけの横からの大きな手の力に耐えうるように十分丈夫で厚いことと、または別の角度から論じると、その力にガホン拍子木うちわの発明における図45の切込みフックmhum-mhunが破れないで耐えうることが必要になる。特開2013−13428号公報においてはそのことは論じられていない。というのは、団扇では3折した板紙をそのまますぐ開かないようにするストッパーとしての意味のフックであったから、重ねた3枚の板紙が上に自然に開こうとする力を抑えるだけの小さな押さえの意味のストッパーであったから、ごく当然である。しかし、今回のメガホン及び拍子木の場合は全く異なる。左右から強い力で押し筋を互いの押筋の感覚を縮めようとし、その結果、厚く丈夫なフラットな板紙が湾曲するほど、力を加えるわけであるから、ストッパーは、その力に十分耐えうる構造でなければならない。もしくは、特開2013−13428号公報と同じ形状のストッパーでも、板紙が十分厚く、その力に耐えうる厚さ、丈夫さでなければならない。(小生は、板紙は420g/mmのものであれば、ストッパーの形状が特開2013−13428号公報と同じ形状のものでも、ある程度その力に耐えうり、ストッパーが破壊されることは少ないことを実験から確認している。)さて小生は、図45の切込みフックmhum-mhunの端部の形状を小さな丸で型抜きすることが無難、また適当であると考える。(図61)しかし、この小さな丸を抜くと端部に穴が開き、抜かれた丸部分が、ゴミになるという問題が出る。このゴミが出ないようにするということを解決するために、図62のように釣り針のように端部を丸くカーブさせることをお勧めする。この事で図45の切り込みフックmhum-mhunの場合よりも、挟まれる周縁部mhumm-mhunnで押される力に強い安定したストッパーとなることができる。ただし、板紙の厚さが十分あり、左右から押す強い力に対しても、十分端部mhum, mhunが裂けないで耐えうるようであれば、図45のままでもかまわない。さて、メガホンとして利用するときにおいて、大きいメガホンの場合、左右からの手や指の力でも、サイズが大きいので、厚く大きなサイズの板紙が湾曲しにくい場合、下部半円部の縦筋mhuzzと同じく、図63に示されるように、部分的に縦筋を短く入れることが有効である。この場合、入れられた部分的縦筋が折り曲げられ、メガホンの形状が変化しやすく、メガホンの中に作られる共鳴用空間が小さな力で早く作られやすくなる。図64に形状変化した様子がメガホン先端部の上方より見下ろした様子のイメージが描かれている。また縦筋そのものを2本から3本以上複数入れることも可能である。しかしこの場合、左右からの力で板紙がバネのように湾曲し、メガホンになり、またもとのフラットな板紙に復元し、団扇として利用するという繰り返し3種類の使い方(メガホン、拍子木、団扇)を行う原理から、少し異なる。左右からの力で板紙が湾曲し、メガホンになるという原理では、止めストッパーmhum-mhunが1枚のばねのある板紙を利用してしっかりロックされるが、縦筋が3本以上の場合は、この止めストッパーmhum-mhunにバネの弱い板紙しか当てられず、そのため強い力がストッパーmhum-mhunに働かず、強いストッパーとして働かなくなる。よって、このストッパーmhum-mhunがおのずとロックされるような、つまり「切込み同士で噛み合わせる構造」を考えなければならない。但し、ストッパーmhum-mhunを噛み合わせる形でロックできる形状にすると、ロックをかけたり、またはずしたりするのに手間取り、ロックのON、OFFが面倒になる。よって、メガホン拍子木うちわと異なる3種類の使い方をスムーズに使い分けるには、適さないと思う。しかし手間を掛けてもかまわないというのであればそれでもいいと考える。さて、ここで団扇利用としての指入れ穴、また折り返し部を利用した団扇の手持ち部等の、構造の問題に入りたい。図60に「団扇利用での小さな折り曲げ部分」mhuAAAAが描かれている。また同じ部分が「丸く抜かれているmhuBBBB」が描かれている図59が示されている。この図59のmhuBBBBの場合、丸く抜かれている場合は、メガホン拍子木として使う場合には、音が共鳴空間から丸く抜かれた部分から外に抜けて、音の進行方向の一定方向への規制や拍子木としての音の共鳴効果が減じられ、不都合が発生する。一方、図60における場合は、このmhuAAAAが団扇としての持ち手になることで非常に有効であるが(特開2013−13428号公報に示してある)、この場合、メガホン及び拍子木として使う場合、このmhuAAAAを閉じれば言い訳で、このmhuAAAAはメガホン拍子木うちわとして3つの利用方法を簡便に使いまわす場合、非常に有効な構造である。このことは、当然団扇の効用を説いた特開2013−13428号公報にはとかれていない。メガホン、拍子木の共鳴空間の保持のためのいわば蓋としての効能をはじめて説いたものである。もちろんこのAAAAやBBBBがないものつまり、図61の場合でも、団扇としての機能を果たす。団扇として持つとき、それなりにもてるので、この図61のままでいいという方は、それでいいと思う。 本発明の実施の形態は、上述したものに限定されない。形状は任意であり、キャラクターを抜いた複雑な形状でもかまわない。フック部分は2個、3個あるいはそれ以上あってもかまわない。材質も紙に限定されない。プラスチックの様なものでも構わない。説明図は右利きの人の使用例で説明されているが、左利きの人の場合にもその効果は同じである。また説明された使用方法以外の使い方をした場合でも構わない。折筋は2本でなく、好みによって、1本でも、3本でも、またそれ以上あってもかまわない。 折筋が、縦横交差していてもかまわない。また折筋が斜めになっていてもかまわない。任意である。また、使用目的も、メガホン、拍子木、団扇に限られない。選挙の法定ビラで形状を利用してもかまわない。選挙ポスターでもかまわない。選挙用のぼりでもかまわない。図面は類似の図面の記号は略すことにする。類似の図面の変化内容がわかりやすいためである。よって、記号表示のないものは同一サイズ、同一内容の他の図面を見比べてほしい。第2の場面では、
一般に普及する型抜き団扇で、指抜き部分(B)をぬきとっている図である。 図1で印刷に必要な部分の広さ(横M,縦N)が分かる図である。 図1に加え、手持ち部分を強化するために折り返し部分(CC1)を加えた図であり、印刷に必要な部分の広さ(横MM,縦NN)が分かる図である。 第1の実施の形態にかかる型抜き団扇の図である。 第1の実施の形態にかかる型抜き団扇の印刷に必要な部分の広さ(横MMM,縦NNN)が分かる図である。 第1の実施の形態で、BBBを上から押しだし、その状況を側面からみた図である。 第1の実施形態で、型抜き団扇を持つ使用者の持ち手(右手)を上面から見た図である。 第1の実施形態で、型抜き団扇のBBBを上から押し出し反対面に折り曲げた部分(BBBBBB)が分かる図である 第2の実施形態で、型抜き団扇のBBBを2つ設定した図である 第1の実施形態で、型抜き団扇のBBBの指の保持点と団扇の重心、またBBBの折線の位置を説明するための図である。 第1の実施形態で、型抜き団扇のBBBの折線の位置を図4とは逆に、団扇の中心部に近い位置に置いた図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第4の実施形態の一部形状を説明するためのである。 第4の実施形態の一部形状を説明するためのである。 第4の実施形態を説明する図である。 第4の実施形態を説明する図である。 第4の実施形態を説明する図である。 第4の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態を説明する図である。 第7の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態を説明する関連図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第8の実施形態を説明する図である。 第5、第6の実施形態での特殊な持ち方を説明する図である。 第8の発明の実施の形態に関連する図である。折筋を団扇の部品で抑える方法を示している。 第8の発明の実施の形態に関連する図である。折筋を団扇の部品で抑える方法を示している。 第9の発明の実施の形態に関する図である。 第9の発明の実施の形態に関する図である。 3折形状でフックのついているほぼ円形の板紙 図45を3折にして、そのままフックをかけた状態 図46を裏返して左右の押筋を両方から圧迫することの説明図 図46を裏返して、左右の押筋を両方から圧迫し、板紙が湾曲した状態を真上から見た図 図47を手前上から見下ろした斜視図 本願発明のほぼ完成形で、口元部に口元の安全のために半円の折り返しをつけ、また半円部も湾曲しやすいように、縦の折筋を入れて、中面に折り込んだ様子の図 図49で半円の中に縦の折筋のないものの平面図 図49の平面図 図50を3折した様子を手前上から見下ろした斜視図 図49を3折した様子を手前上から見下ろした斜視図 図50を3折した上、左右から圧迫した様子を手前上から見下ろした斜視図 図49を3折した上、左右から圧迫し、共鳴空間が大きく作られた様子を手前上から見下ろした斜視図 切り込みフックの端部形状図 切り込みフックの端部形状図 切り込みフックの端部形状図 下辺部両端を角丸にした図 下辺部両端を角丸にした図の展開図 団扇利用のための指入れ部分を丸く抜いた図 団扇利用のための指入れ部分を折り返し、持ち手の補助部とした図 ストッパーの両端部を小さな丸で穴をあけたもの ストッパーの両端部を釣り針上にアール状にしたもの メガホン、拍子木利用で、一部に縦の押筋を入れた図 図63を先端部斜め上から見下ろした俯瞰図 自立式とめフックの形状例(はずしにくい) メガホンで口元当て部を円弧状に抜いたもの(カット線) 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部の説明図 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部が45度回転することの状況を説明する図 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部や先端部から先端にさらに延びる最先端部分が45度回転することでの状況を説明する図 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部や先端部から先端にさらに延びる最先端部分が45度回転することの状況を説明する図 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部の説明図 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部の説明図 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部の側面から見た説明図 団扇の下辺部の折り直線から延びる折り返し部の側面から見た説明図 図69に3折筋が入れられた図 図70に3折筋が入れられた図
A:一般に現在普及している型抜き団扇
A0:一般に現在普及している型抜き団扇の重心
A1:一般に現在普及している型抜き団扇をもつときの親指等の中心指で支える部分B:一般に現在普及している型抜き団扇の指入れ用くりぬき部分
M:一般に現在普及している型抜き団扇の横の長さ
N:一般に現在普及している型抜き団扇の縦の長さ
AA:一般に現在普及している型抜き団扇に手持ち部分を強化した型抜き団扇
BB:一般に現在普及している型抜き団扇に手持ち部分を強化した型抜き団扇の指入れ用くりぬき部分
CC1:一般に現在普及している型抜き団扇に手持ち部分を強化した型抜き団扇の折り返し用部分
CC2:一般に現在普及している型抜き団扇に手持ち部分を強化した型抜き団扇の折り返し用部分を折り返した部分
MM:一般に現在普及している型抜き団扇に手持ち部分を強化した型抜き団扇を生産する時の必要な横の長さ
NN:一般に現在普及している型抜き団扇に手持ち部分を強化した型抜き団扇を生産する時の必要な縦の長さ
AAA:第一の実施形態における団扇
BBB:第一の実施形態における団扇の指入れ用部分
BBB1:第一の実施形態における団扇の指入れ用部分のミシン目部分
BBB2:第一の実施形態における団扇の指入れ用部分の折線部分
MMM:第一の実施形態における団扇の横の長さ
NNN:第一の実施形態における団扇の縦の長さ
AAA0:第一の実施形態における団扇の中心部分(重心)
AAA1:第一の実施形態における団扇をもつときの親指等の中心指で支える部分
BBB11:第一の実施形態における団扇の指入れ用部分の手前からみた表面(親指等の入口面)
BBB22:第一の実施形態における団扇の指入れ用部分の手前からみた裏面(BBB11は逆面)
BBB33:第一の実施形態におけるBBBを反対面(裏面)に完全に折り曲げた時の折曲げ面
BBB0:第一の実施形態における団扇の指入れ用部分を手前から押し出し空間になった部分
BBBX:第一の実施形態における団扇の指入れ用部分を手前から押し出し反対面(裏面)に完全に折った部分BBBT:第一の実施形態における団扇のBBBを保持する時の使用者の指(親指等)の位置
BBBBBB:第二の実施形態で2つ目の指入れ用部分
BBBBBBOL:BBBの折線の位置を側面から見た位置H:使用者の手を上面(手前面)からみた図
H1:使用者の手を上面(手前面)からみた親指
H2:使用者の手を上面(手前面)からみた人差し指
H3:使用者の手を上面(手前面)からみた中指H4:使用者の手を上面(手前面)からみた薬指
H5:使用者の手を上面(手前面)からみた小指
AAAAAAA:円形型抜き団扇
AAAAAAA000:円形型抜き団扇の中央部分
AAAAAAA111:円形型抜き団扇の右部分
AAAAAAA222:円形型抜き団扇の左部分
BBBBBBB:円形型抜き団扇の指入れ用部分
BBBBBBBMISIN:円形型抜き団扇の指入れ用部分のミシン目部分
BBBBBBBORI:円形型抜き団扇の指入れ用部分の折部分
BBBBBBBX:円形型抜き団扇の指入れ用部分を反対面に折り返した部分
PPPPPPPP:ホタテガイ形状団扇の底部直線部分
za:ホタテ貝形状の団扇の左部分
zb:ホタテ貝形状の団扇の中央部分
zc:ホタテ貝形状の団扇の右部分
zd:ホタテ貝形状の団扇の指入れ用部分
ze:ホタテ貝形状の団扇のロック機能用フックのための切り込み部分
zf:ホタテ貝形状の団扇の直線部分
zab:ホタテ貝形状の団扇の左側にある筋折線
zbc:ホタテ貝形状の団扇の右側にある筋折線
zdo:ホタテ貝形状の団扇の指入れ用部分の折線
zdm:ホタテ貝形状の団扇の指入れ用部分のミシン目
zdx:ホタテ貝形状の団扇の指入れ用部分を反対側面に折り返した部分
zau:ホタテ貝形状の団扇の左部分の裏面部分
zbu:ホタテ貝形状の団扇の中央部分の裏面部分
zcu:ホタテ貝形状の団扇の右部分の裏面部分
zdmu:ホタテ貝形状の団扇の指入れ用部分の裏面部分
zdmu:ホタテ貝形状の団扇の指入れ用部分のミシン目部分の裏面部分
zdou:ホタテ貝形状の団扇の指入れ用部分の折線部分の裏面部分
zfu:ホタテ貝形状の団扇の直線部分の裏面部分
zp:折りたたんでフックを掛けたホタテ貝形状の団扇を入れるPP袋
m:円形の型抜き団扇の横サイズ
n:円形の型抜き団扇の縦サイズ
zzo:図35の手持ち部分を作製するための折り返し部分
zzol:図35の手持ち部分を作製するための折り線部分
zzox:図35の手持ち部分を作製するための折り返された部分
zzoxx:図36において、手持ち部分を作製するための折り返された部分と指入れ用部分が反対側に完全に折り返された部分とが重なる部分。よってこの部分は3枚重ねになる。
mhuAA:図45からみて2本の押筋で3つに分割されている中の左側の部分
mhuBB:図45からみて2本の押筋で3つに分割されている中の中央の部分
mhuCC:図45からみて2本の押筋で3つに分割されている中の右側の部分
mhua-mhud:図45からみて2本の押筋の向かって左側の押筋
mhuh-mhue:図45からみて2本の押筋の向かって右側の押筋
mhua:2本の押筋の向かって図45からみて左側の押筋の上の端部
mhud:2本の押筋の向かって図45からみて左側の押筋の下の端部
mhuh:2本の押筋の向かって図45からみて右側の押筋の上の端部
mhue:2本の押筋の向かって図45からみて右側の押筋の下の端部
mhukf:切り込みフック(3折ストッパー)
mhum:切り込みフックの端部
mhun:切り込みフックの端部
mhub:円周上の1点
mhug:円周上の1点
mhua-mhud:押筋
mhuh-mhue:押筋
mhuc:下辺直線部端部
mhuf:下辺直線部端部
mhumm:mhumの裏面に対応する点
mhunn:mhunの裏面に対応する点
mhuhh: mhuhの裏面に対応する点
mhuaa:mhuaの裏面に対応する点
mhuhh1:mhuhhが左から圧迫されて移動した点(筒状になる事で移動した点)
mhuaa1:mhuaaが右から圧迫されて移動した点(筒状になる事で移動した点)
mhue1:mhueが左から圧迫されて筒状になる事で移動した点
mhud1:mhudが左から圧迫されて筒状になる事で移動した点
mhum0:mhumとmhummの垂線が折筋と直交する点
mhun0:mhunとmhunnの垂線が折筋と直交する点
mhummmmm: mhummが折筋mhuh-mhueを軸に反対側に反転した点
mhunnnn: mhunnが折筋mhuh-mhueを軸に反対側に反転した点
mhuxx:メガホン利用の口元の安全の為に 付けられた折返し半円用直線押筋
mhuyy:メガホン利用の口元の安全の為に 付けられた折返し半円
mhuzz:メガホン利用の口元の安全の為に 付けられた折返し半円が折られやすくするための縦の押筋
kmkk:メガホン、拍子木の共鳴空間
g0:切り込みフック(3折ストッパー)を圧迫する板紙の力
g1:切り込みフック(3折ストッパー)の端部
g2:切り込みフック(3折ストッパー)の端部
g2:切り込みフック(3折ストッパー)の端部分
mhuer:メガホンの口元部直線の端部角丸
mhudr:メガホンの口元部直線の端部角丸
mhuaaaa:団扇利用時の指入部分
mhuAAAA:団扇利用時の持ち手補助に利用できる折り返し部分
mhuxy:団扇利用時の持ち手補助に利用できる折り返用押筋
mhumarunuki:切り込みフックの端部形状、丸抜き状端部
mhuturibari:切り込みフックの端部形状、釣り針状端部
gggg:メガホンのshuBBにメガホン先端部より短く入れられた押筋
mhuosuji:3折の用押筋以外に縦に入れられた押筋
mhujrst:自立組み立てストッパー、一度フックがかかるとはずしにくい
mhukm:角丸形状で口元に滑らかな形状
xxxa0:下辺折り返し部
xxxa1:下辺折り返し部の端部
xxxa2:下辺折り返し部の中間端部
xxxa3:下辺折り返し部の中央先端部
xxxa4:下辺折り返し部の端部
xxxa5:下辺折り返し部の端部
xxxb0:チビ貝
xxxb1:チビ貝周縁部切り込み線の端部
xxxb2:差込用切り込み線端部
xxxb3:チビ貝周縁部切り込み線の中央先端部
xxxb4:差込用切り込み線端部
xxxb5:チビ貝周縁部切り込み線の端部
vvv:団扇の先端部で突出した部分

Claims (7)

  1. シートを打ち抜くことで完成する団扇であって、団扇の根元部に折り返し部が設けられ、さらに折り返し部の反対側に離れた新たな折り返し部が対向するように設けられていて、当該2つの折り返し部を完全に折り返したときに、互いに重なる部分を持つことを特徴とする団扇。
  2. 請求項1の団扇におおいて、2つの折り返し部の一方の折り返し部に他方の折り返し部の先端部を挟み込むための切込み線が入れられていて、他方の折り返し部の先端部が挟み込まれたとき、当該切り込み線の位置が折り返し部分の根元部より高い位置にあることを特徴とする団扇。
  3. 請求項1あるいは請求項2の団扇において、団扇の先端部より根元部折線に向かって団扇を3折りするための2本の折り線が入れられていて、3折に折りたたんだとき、最上面の下に位置する折りたたみ部分上に切り込み線が入れられていて、当該切り込み線は、上面にある折りたたみ部の周縁部のラインを形取ったライン上の2点間を、当該面を構成する折筋から遠ざかるように膨らんで結ばれていることを特徴とする団扇。
  4. 請求項1あるいは請求項2あるいは請求項3の団扇において、シートに対して正対した状態では必要な複数の面付けが不可能なときに、同数の面付けが可能となるように、当該団扇を斜めに回転して面付けすることで生産された団扇であることにより、団扇の紙目が斜めになっていることを特徴とする団扇。
  5. 請求項3あるいは請求項4の団扇において、3折りされた状態の団扇を団扇の先端部から下辺折筋に向かって入れられた2本の折筋を、互いの折筋が近づくように圧迫する事により、3折りされた平面状の団扇が筒状に立体化し筒状の内部に共鳴空間が生まれることを特徴とする、メガホンや拍子木となる団扇。
  6. 請求項5の団扇において、根元部の折り返し部分に団扇の先端部に向かって、折筋が設けられていることを特徴とする団扇。
  7. 請求項4あるいは請求項5あるいは請求項6の団扇において、団扇の紙目が45度斜めになっていることを特徴とする団扇。
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