JP2015082220A - 情報処理装置、プログラム、および情報処理装置の操作処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、および情報処理装置の操作処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】閉曲線操作により、所定の処理内容を実行できる、操作性のよい情報処理装置、プログラム、および情報処理装置の操作処理方法を提供する。【解決手段】情報処理装置100は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得する操作検出部102と、閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持するルール情報保持部106と、ルール情報保持部106に保持されるルール情報に基づいて、操作検出部102により検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する決定部104と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、および情報処理装置の操作処理方法に関する。
タッチスクリーンを備えるタッチスクリーンディスプレイの一例が特許文献1に記載されている。この文献に記載のスマートフォンは、タッチスクリーンディスプレイをフロントフェイスに有し、操作者の指がタッチスクリーンに接触したままで移動するジェスチャをスワイプとして判別する。さらに、スマートフォンのロック画面において、操作経路と操作点を含むオブジェクトを表示し、操作経路上を操作者の指がスワイプした時のスワイプの移動距離、継続時間、または方向に応じて、表示領域に表示されている画像を他の画像に切り替える。
また、特許文献2に記載される文字入力装置は、ユーザが入力した文字列に基づいて、確定文字列の候補として推測した複数の候補文字列を、複数の候補文字列から確定文字列をユーザが選択可能に表示する。そして、入力面に対してユーザが行った閉曲線状の軌跡の入力操作を検出し、検出された入力操作と連動して、入力文決定エリアに表示する1つの候補文字列を順次入れ替えながら、複数の候補文字列を表示する。この入力部上での回転操作の回転方向(時計回り/反時計回り)と速度(位置情報の単位時間あたりの変化量)とを検出する。そして、回転操作と連動して、候補文字列を円形に一覧提示する選択インタフェースを回転させる。
特許文献3に記載されるユーザインタフェースは、タッチパネル上にGUI(Graphical User Interface)エレメントとして、スクロールホイールを表示する。そして、ユーザはスクロールホイールに対して操作を行うことで、画面のスクロール操作を行うことができる。
また、特許文献4には、表示されている画像中の認識対象文字を含む認識対象画像領域を、ペンを用いて不定形閉曲線で囲うことにより認識対象画像データを抽出し、抽出された認識対象画像データ中の文字を認識し、認識した文字列を表示する文字認識装置が記載されている。
特開2013−134695号公報 特開2013−3803号公報 米国特許第8239748号明細書 特開平6−131111号公報
上述した各文献記載の技術は、回転操作用GUI(操作経路の画像、回転板やホイール画像)をタッチパネル上で回転操作またはスワイプ操作することで、画像や候補文字列の切り替えや、画面スクロール操作などの所定の操作を行うものであった。
ところで、スマートフォンやタブレット端末等のタッチパネルはサイズが小さく、表示および操作領域に制約がある。このような制約の元、回転操作用のGUIを表示するのではなく、単純閉曲線軌道を描く操作で、閉曲線操作の部数の属性の各に対応付けられた処理を実行させるという発想は、上述した各文献記載の技術にはなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、閉曲線操作により、所定の処理内容を実行できる、操作性のよい情報処理装置、プログラム、および情報処理装置の操作処理方法を提供することにある。
本発明の情報処理装置は、
単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得する操作検出手段と、
前記閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する保持手段と、
前記保持手段に保持される前記ルール情報に基づいて、前記操作検出手段により検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する決定手段と、
を備える。
本発明のコンピュータプログラムは、
情報処理装置を実現させるためのコンピュータに、
単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する手順、
閉曲線操作を検出し、その属性を取得する手順、
保持されるルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する手順、を実行させるためのプログラムである。
本発明の情報処理装置の操作処理方法は、
情報処理装置が、
単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する記憶部を有し、
前記情報処理装置が、
単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得し、
前記閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持し、
保持される前記ルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の操作処理方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の操作処理方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の操作処理方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、閉曲線操作により、所定の処理内容を実行できる、操作性のよい情報処理装置、プログラム、および情報処理装置の操作処理方法が提供される。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明における単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るルール情報の例を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置を実現するスマートフォンの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の他の論理的な構成の要部を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の論理的な構成の要部を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。 本発明のルール情報の実施例を説明するための図である。 本発明の実施例の情報処理装置における、閉曲線操作と動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置100は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得する操作検出部102と、閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持するルール情報保持部106と、ルール情報保持部106に保持されるルール情報に基づいて、操作検出部102により検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する決定部104と、を備える。
図2は、本発明における単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作を説明するための図である。
図2(a)に示すように、閉曲線操作とは、その軌道R1の終点P2が、軌道R1の開始点P1に戻るような、円または円弧を描く軌道を示す操作である。
なお、本発明では、単純閉曲線軌道(円)を描く操作を閉曲線操作と言う。単純閉曲線軌道を完全に描く前の中間軌道(円弧)を描く操作は、後述するように、その中間軌道が単純閉曲線軌道となり得ると判別された場合に、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得ると認識される。また、操作が示す円または円弧の軌道の始点と終点は、必ずしも同じ位置にならなくてもよく、円弧のように終点が始点に届かなくてもよいし、円弧の始点と終点付近で交差してもよいし、円の終点が始点を超えてもよい。
閉曲線操作では、操作を繰り返す場合に、一操作(実線で示す)後の次の操作(破線で示す)の開始点P3を前の操作(実線で示す)の終点P2と同じ位置とすることができるので、操作者は、一操作後に途切れなく続けて次の操作を開始できる。
図2(b)に示すフリックのように、その軌道R11の終点P12が開始点P11に戻らないような他の操作では、一操作毎に、次の操作のために、軌道R13の開始位置(開始点P13)に戻す動作が必要となる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置100は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を認識し、操作に対応する処理を行う構成としたので、操作者は、フリック等の操作で必要だった一操作後に次の操作のために操作開始位置に戻す動作を行う必要がなく、同じ場所でくるくると単純閉曲線軌道を描くジェスチャを行うことで、連続的に操作を繰り返すことができる。
なお、図2では、タッチパネル76上での手指によるタッチ操作を例に説明しているが、本発明の閉曲線操作は、タッチパネルやタッチスクリーンへの手指やタッチペン等を用いたタッチ操作に限定されるものではない。閉曲線操作は、タッチパネル76とは非接触のホバー操作も含む。さらに、タッチ操作以外に、ディスプレイ上に表示されるキャレットやポインタ等を、タッチパッド、トラックパッド、マウス、タッチペン、またはトラックボール等のポインティングデバイス等を用いて動かして行う操作も含むことができる。
操作検出部102は、タッチパネル、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックパッド、マウス、タッチペン、トラックボール等のポインティングデバイスからの入力信号、あるいは、アプリケーションプログラムが受け付けた、前記ポインティングデバイスによる操作情報をアプリケーションプログラムから取得し、取得した信号または情報に基づいて閉曲線操作を検出する。
本発明において、閉曲線操作に関する属性とは、たとえば、単純閉曲線軌道の長さ(または、円弧の大きさ(直径または半径))、旋回方向、単純閉曲線軌道を描くのにかかる時間、および単純閉曲線軌道の終点の速度の変化(加速度)等の少なくともいずれか1つ、またはこれらの組み合わせを含むことができる。詳細については、後述する実施形態で説明する。なお、本発明の閉曲線操作に関する属性とは、これらに限定されるものではなく、単純閉曲線軌道を描く割合等、様々な属性を含むことができる。たとえば、単純閉曲線軌道を描く割合が、前半の半円部分まで描いたときと、後半の半円部分を描いたときとで異なる処理内容を対応付けることができる。
図3は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置100を実現するコンピュータ60の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置100を実現するコンピュータ60は、たとえば、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)62と、ROM(Read Only Memory)64と、RAM(Random Access Memory)66と、I/O(Input/Output)68と、を備える。
CPU62は、コンピュータ60の各要素とバス69を介して接続され、各要素とともにコンピュータ60全体を制御する。ROM64は、コンピュータ60を動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶するとともに、各種ユーザデータを記憶する。RAM66は、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を有する。I/O68は、コンピュータ60へのデータまたは制御信号等の入出力を制御する。
なお、前述のROM64およびRAM66は、フラッシュメモリやディスクドライブなど、アプリケーションプログラムおよびプログラムが動作するための設定データや一時保存データ、ユーザデータなどを記憶するための機能を有する他のデバイスであってもよい。
コンピュータ60は、たとえば、キーボードやマウス等の操作入力装置74、ディスプレイなどの表示装置72、入力装置と表示装置が一体となったタッチパネル76(図2)、マイクやスピーカ等の音声入出力装置(不図示)、または、プリンタ等の出力装置(不図示)と接続されるパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、またはそれらに相当するコンピュータにより実現することができる。あるいは、後述する実施形態において、情報処理装置は、たとえば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機、音響電子機器、デジタルカメラ、画像表示装置、またはその他の電子機器等によっても実現できる。
図1に示す情報処理装置100の各構成要素は、図3に示す、CPU62、メモリ(RAM66)、メモリにロードされた図1の構成要素を実現するプログラム(70)、そのプログラム70を格納するハードディスクなどの記憶ユニット(ROM64)、ネットワーク接続用インタフェース(I/O68)を備える任意のコンピュータ60のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。図1は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
本実施形態のコンピュータプログラムは、情報処理装置100を実現させるためのコンピュータ60に、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報をルール情報保持部106に保持する手順、閉曲線操作を検出し、その属性を取得する手順、ルール情報保持部106に保持されるルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する手順、を実行させるように記述されている。
本発明のルール情報は、様々な形式で保持でき、たとえば、テーブル、プログラム、シーケンス、フローチャート、およびテキスト等の少なくともいずれか、あるいは、これらの組み合わせの形式で保持できる。あるいは、ルール情報に基づく動作を情報処理装置に行わせるための手順をプログラムの一部に含め、情報処理装置にプログラムを実行させることで、ルール情報に基づく動作を情報処理装置に実現させてもよい。
本実施形態のコンピュータプログラム70は、コンピュータ60で読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム70は、記録媒体からコンピュータ60のメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータ60にダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
本実施形態のコンピュータプログラム70は、アプリケーションのプラグイン、ライブラリ、OS(Operating System)、ドライバ等のプログラム(または機能を有するチップ)として情報処理装置100に搭載できる。
上述のような構成において、本実施の形態の情報処理装置100の操作処理方法を以下に説明する。図4は、本実施形態の情報処理装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置100の操作処理方法は、情報処理装置100が、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報をルール情報保持部106に保持し(ステップS101)、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得し(ステップS103)、ルール情報保持部106に保持されるルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する(ステップS105)。
詳細には、本実施形態の情報処理装置100において、ルール情報保持部106が、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する(ステップS101)。本実施形態では、たとえば、シーケンシャルに並んだ複数の画像ファイルを数ファイルずつ順に閲覧できるプログラム(たとえば、カルーセルパネル等)において、ユーザが閉曲線操作を行う毎に、画像ファイルを並び順で順に切り替えて表示する処理がルール情報に対応付けられているものとする。なお、このステップS101は、プログラム70において予め定められていてもよいし、初期設定として予め行われていてもよいし、任意のタイミングでルール情報を更新する時に行ってもよい。
そして、操作者が閉曲線操作を行うと、操作検出部102が、閉曲線操作を検出し、その属性を取得する(ステップS103)。そして、決定部104が、ルール情報保持部106に保持されるルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容として、閲覧対象の画像ファイルを次の画像ファイルに切り替えて表示する処理を決定する(ステップS105)。
なお、閉曲線操作が行われている間、たとえば、ポインティングデバイスからの入力信号が入力されている間、情報処理装置100は、ステップS103とステップS105の処理を繰り返し実行する。操作者が、繰り返し閉曲線操作を行う度に閲覧対象の画像ファイルを順に切り替えて表示する処理が繰り返し実行される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る情報処理装置100によれば、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その閉曲線操作の複数の属性(たとえば、方向と曲線の長さ)毎に、処理内容を決定できるので、他のフリック等のようなその軌道が開始点に戻らないような操作とは異なり、一操作後に次の操作のために操作開始位置に戻す動作が不要で連続的な操作を繰り返すことができ、操作性がよい。同じ場所でくるくると繰り返し操作できる。特に、画面領域や操作領域に制約のあるタッチ操作環境では、効果がより顕著になる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置200の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置200は、上記実施形態の単純閉曲線軌道の属性と処理内容の例として、単純閉曲線軌道の長さと操作処理量とを対応付けたルールに従い、処理内容を決定する構成を有する点が特徴である。さらに、本発明の実施の形態に係る情報処理装置200は、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道から単純閉曲線軌道を推定することで、ジェスチャが完了しなくても操作を受け付けることができる構成を有する点が特徴である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置200は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得する操作検出部202と、閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持するルール情報保持部206と、ルール情報保持部206に保持されるルール情報に基づいて、操作検出部202により検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する決定部204と、を備える。さらに、情報処理装置200において、ルール情報は、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道の長さと、操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含む。
操作検出部202は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さを取得する長さ取得部212を含む。
決定部204は、ルール情報保持部206に保持されるルール情報に基づいて、長さ取得部212により取得される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置200において、操作検出部202は、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する曲線判別部210をさらに含む。
さらに、操作検出部202は、曲線判別部210により閉曲線操作となり得ると判定された中間軌道を示す操作を閉曲線操作として検出し、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する。
本発明において、操作検出部による単純閉曲線軌道の検出は、たとえば、以下の手順(ステップS1〜ステップS4)で行うことができるが、これに限定されない。ここでは、タッチパネル上でのスワイプ操作が、単純閉曲線軌道を示すか否かを検出する。
(S1)スワイプの開始点を取得する。
(S2)スワイプ操作の軌道上の最新の3点をとり、その3点を順につなぐ2つの直線がなす角度を算出する。
(S3)ステップS2を繰り返し、角度の正負が一致しているか否かを判定する。
(S4)ステップS3の判定が全て同一、かつ、スワイプの軌道が、ステップS1の開始点を中心とする単純閉曲線領域(長さは任意)に入った場合に、単純閉曲線軌道とみなす。
このように、本発明の操作検出部は、閉曲線操作が一周する前の中間軌道を示す時点においても、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定することができる。そして、操作検出部は、推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する。
本実施形態において、ルール情報保持部206に保持されるルール情報は、図6に示すように、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道の長さと、操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含む。
図6は、本発明の実施の形態に係るルール情報の例を説明するための図である。
たとえば、図6(a)のルール情報の例では、単純閉曲線軌道の長さに、操作対象の閲覧データの移動量(レコード数)が、操作処理量として対応付けられている。このルールに従えば、たとえば、図7(a)に示すように、単純閉曲線軌道の長さが短い時、すなわち、描かく円を小さくすれば1レコードずつ閲覧データ(図中、破線で示す)を移動できる。一方、図7(b)に示すように、単純閉曲線軌道の長さが長くなるにつれ、すなわち、描かく円を大きくするにつれて、閲覧データ(図中、破線で示す)を数〜数10レコード(図7(b)では、3レコード)ずつ移動させることができる。
また、図6(b)のルール情報の例では、単純閉曲線軌道の長さに、操作対象の閲覧データの移動単位(日、週、月、年等の単位)が、操作処理量として対応付けられている。このルールに従えば、たとえば、図8に示すように、単純閉曲線軌道R21の長さが短い時、すなわち、描かく円を小さくすれば1日単位で閲覧データを移動でき(図中、実線で示す)、単純閉曲線軌道R22およびR23の長さが長くなるにつれ、すなわち、描かく円を大きくするにつれて、閲覧データを1週間単位(図中、一点鎖線で示す)、1ヶ月単位(図中、破線で示す)、1年単位(不図示)等、より長い単位で移動させることができる。
なお、図8では、曲線の長さが長い程、処理量が大きくなるルールとしているが、これに限定されるものではなく、曲線の長さが長い程、処理量が小さくなるルールとしてもよい。操作対象と処理内容によって適切なルールを定めればよい。
本発明において、閉曲線操作は、様々な操作対象に対する様々な操作処理に適用することができる。以下、例示するが、これらに限定されるものではない。
(a1)リスト、カルーセルパネル等におけるフォーカスアイテムの移動
複数のアイテムを含むリストまたはカルーセルパネル等でフォーカスされているアイテムの移動または切替操作に適用できる。複数のアイテムが階層構造を有していたり、カテゴリで分類されている場合、階層やカテゴリ間の移動操作にも適用できる。アイテムとは、データ、ファイル、シート、列、行、セル、メニューリスト、タブ等である。後述するように、操作者は閉曲線操作の仕方を変えることで、閉曲線操作の属性を変えることができ、移動操作対象のアイテムを、シート単位から行単位、さらにセル単位等に変更することもできる。
(a2)文書、カード式の明細におけるページ(シート)切り替え
複数ページを有する文書において、閲覧ページのめくり操作に適用できる。文書が、章、節または段落等の構造を有している場合、章、節、または段落単位、あるいは、文、文節、単語、リンク等の所定の単位で閲覧箇所の移動操作を行うこともできる。後述するように、操作者は閉曲線操作の仕方を変えることで、閉曲線操作の属性を変えることができ、これらの操作単位を変更したり、あるいは、ページめくり時のアニメーション表示を実行したり、やめたりすることができる。
(a3)操作履歴の操作
操作履歴に含まれる過去の操作の繰り返しまたはやり直し操作に適用できる。
(a4)音楽または動画ファイルの切り替え
リスト等に含まれる複数の音楽または動画ファイルの中で、再生または編集対象として選択するファイルを切り替える操作に適用できる。複数の音楽または動画ファイルが階層構造を有していたり、カテゴリで分類されている場合、階層やカテゴリ間の移動操作にも適用できる。
(a5)再生速度(再生方向)または音量の調整
再生中の音楽または映像の再生速度や音量の調整操作に適用できる。
(a6)アプリケーションの切り替え
たとえば、起動中の複数のアプリケーションの中から、最前面に表示するアプリケーションを切り替える操作に適用できる。
(a7)選択領域の拡大縮小操作
各種アプリケーションにおいて、選択領域の拡大縮小操作に適用できる。
(a8)表示画像の拡大縮小操作
表示されている地図、写真、文字(フォント)等の拡大縮小操作に適用できる。
(a9)GUI操作
GUIを利用した操作ボタン、アイコン、メニュー等の操作に適用できる。
図9は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置200を実現するスマートフォン10の構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態では、スマートフォン10により情報処理装置200が実現される例について説明するが、これに限定されない。情報処理装置200は、たとえば、スマートフォン以外に、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、音響電子機器、デジタルカメラ、画像表示装置、またはその他の電子機器等にも適用できる。
図9に示すように、本実施形態のスマートフォン10は、CPU12と、メモリ14と、I/O(Input/Output)16と、通信制御部18と、操作部22と、操作受付部24と、表示部26と、表示制御部28と、スピーカ32と、マイク34と、音声制御部36と、を備える。
CPU12は、スマートフォン10の各要素とバス40を介して接続され、各要素とともにスマートフォン10全体を制御する。メモリ14は、スマートフォン10を動作させるためのプログラムや、そのプログラムが動作する際に使用する各種設定データ、アプリケーションデータ等を含むユーザデータを記憶するとともに、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を有する。I/O16は、スマートフォン10のCPU12と各要素とのバス40を介した入出力を制御する。
本実施形態では、スマートフォン10は、通信手段として、アンテナ19を介して、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信(所謂Wi−Fi)が可能な他の通信装置と無線LAN通信を行う通信制御部18を備える。あるいは、スマートフォン10は、中継局(不図示)を介して他の通信装置と通信してもよい。また、スマートフォン10は、他の通信手段、たとえば、携帯電話網を介したデータ通信の通信手段(不図示)、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信等の通信手段(不図示)を備えてもよい。
操作部22は、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパッド、タッチパネルなどを含む。操作受付部24は、ユーザによる操作部22の操作を受け付け、CPU12に通知する。表示部26は、LED(Light Emitting Diode)表示器や、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどを含む。表示制御部28は、CPU12からの指示に従い、表示部26に各種画面表示を行う。
スマートフォン10の場合、操作部22の少なくとも一部は表示部26と一体でタッチパネルユニット30により構成される。
スマートフォン10のタッチパネルユニット30としては、タッチパネル、タッチパッド等が挙げられる。操作受付部24は、タッチパネルユニット30の表示部26(タッチパネル)に対する操作者による操作や、操作キー等の操作部22に対する操作者の操作を受け付ける。
音声制御部36は、CPU12からの指示に従い、スピーカ32またはマイク34、あるいは、外部の音響デバイスとの音声入出力を制御する。
上述した図5の情報処理装置200の各構成要素は、スマートフォン10のCPU12、メモリ14、メモリ14にロードされる図5の構成要素を実現するプログラム42、ネットワーク接続用インタフェース(I/O16)を備える任意のコンピュータ(スマートフォン10)のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。図5は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
図5の情報処理装置200の各構成要素は、本実施形態のスマートフォン10を制御するオペレーティングシステム、ドライバ、および、スマートフォン10が実行するアプリケーション等の少なくともいずれかのソフトウェアまたは、スマートフォン10を構成するハードウェアと前記ソフトウェアとの協働によって実現することができる。
本実施の形態の情報処理装置200において、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42に対応する各種の処理動作をスマートフォン10のCPU12が実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42を実行するコンピュータ(スマートフォン10)は、閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持するルール情報保持部206を備える。そして、ルール情報は、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道の長さと、操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含む。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得する手順、ルール情報保持部206に保持されるルール情報に基づいて、操作検出部202により検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。さらに、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、閉曲線操作の属性を取得する手順において、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さを取得する手順をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させ、操作処理内容を決定する手順において、ルール情報保持部206に保持されるルール情報に基づいて、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さを取得する手順で取得される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する手順をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、さらに、閉曲線操作の属性を取得する手順において、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する手順、判別する手順で閉曲線操作となり得ると判定された中間軌道を示す操作を閉曲線操作として検出し、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラム42は、コンピュータ(スマートフォン10)で読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム42は、記録媒体からコンピュータ(スマートフォン10)のメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータ(スマートフォン10)にダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
本実施形態のコンピュータプログラム42は、アプリケーションのプラグイン、ライブラリ、OS(Operating System)、ドライバ等のプログラム(または機能を有するチップ)として情報処理装置200(スマートフォン10)に搭載できる。
上述のような構成において、本実施の形態の情報処理装置200の操作処理方法を以下に説明する。図10は、本実施形態の情報処理装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置200の操作処理方法は、情報処理装置200が、閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報をルール情報保持部206に保持する(ステップS201)。なお、ルール情報保持部206に保持されるルール情報は、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道の長さと、操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含む。
そして、本実施形態の情報処理装置200の操作処理方法は、情報処理装置200が、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さを取得し(ステップS207)、ルール情報保持部206に保持されるルール情報に基づいて、ステップS207で取得される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する(ステップS209)。
さらに、本実施形態の情報処理装置200の操作処理方法は、情報処理装置200が、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別し(ステップS203)、ステップS203で閉曲線操作となり得ると判定された中間軌道を示す操作を閉曲線操作として検出し、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定し(ステップS205)、該推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する(ステップS207)。
より詳細には、情報処理装置200において、まず、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道の長さと、操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含むルール情報をルール情報保持部206に保持する(ステップS201)。本実施形態では、たとえば、図6(b)に示すように、閉曲線操作の軌道の長さと、閲覧データの移動単位を対応つけたルール情報がルール情報保持部206に保持されているものとする。なお、このステップS201は、プログラム42において予め定められていてもよいし、初期設定として予め行われていてもよいし、任意のタイミングでルール情報を更新する時に行ってもよい。
そして、操作者が閉曲線操作を行うと、情報処理装置200の曲線判別部210が、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する(ステップS203)。操作検出部202が、ステップS203で閉曲線操作となり得ると判定された中間軌道を示す操作を閉曲線操作として検出し、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定する(ステップS205)。そして、操作検出部202が、該推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する(ステップS207)。
そして、決定部204が、ルール情報保持部206に保持されるルール情報に基づいて、ステップS207で取得される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する(ステップS209)。
なお、閉曲線操作が行われている間、たとえば、ポインティングデバイスからの入力信号が入力されている間、情報処理装置200は、ステップS203〜ステップS209の処理を繰り返し実行する。操作者が、繰り返し閉曲線操作を行う度に、閉曲線操作の軌道の長さに応じた移動量で、閲覧データを切り替えて表示する処理が繰り返し実行される。
たとえば、図6(b)に示すように、閉曲線操作の軌道の長さと、閲覧データの移動単位を対応つけたルール情報を用いる例では、操作検出部202は、閉曲線操作を検出し、その軌道の長さを取得する(ステップS207)。たとえば、図8に示すように、操作検出部202により単純閉曲線軌道R21で示される閉曲線操作が検出された場合、たとえば、決定部204は、閲覧データを1日単位で移動して表示する処理を決定する(ステップS209)。そして、データ閲覧アプリケーション等により、決定された処理が行われ、次の日のデータがスマートフォン10の表示部26に表示される。操作者が、単純閉曲線軌道R21で示される閉曲線操作を繰り返した場合、1日単位で順に閲覧データを移動させて次々表示させることができる。
さらに、操作者が、より大きな単純閉曲線軌道R22またはR23で示される閉曲線操作を行った場合、操作検出部202により単純閉曲線軌道R22またはR23で示される閉曲線操作が検出され、その属性が取得される(ステップS207)。そして、決定部204によりルール情報に従って、閲覧データを1週間または1月単位で移動させて表示する処理が決定される(ステップS209)。そして、データ閲覧アプリケーション等により、決定された処理が行われ、翌週または翌月のデータがスマートフォン10の表示部26に表示される。操作者が、単純閉曲線軌道R23で示される閉曲線操作を繰り返した場合、1週間または1月単位で順に閲覧データを移動させて次々表示させることができる。
なお、本発明において、閉曲線操作に応じて決定部が処理を決定するタイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)単純閉曲線軌道が完全に描かれる前であっても、曲線判別部210により、中間軌道が示す軌道が、閉曲線操作であると判別された時。
(2)閉曲線操作の終点が始点と略同じ位置に戻った時(単純閉曲線軌道が完全に描かれた時)。
(3)閉曲線操作であると判別された後、閉曲線操作の単純閉曲線軌道が所定の長さ以上になった時。
なお、本実施形態では、閉曲線操作により決定された処理を直ぐに実行する構成として説明しているが、これに限定されるものではない。閉曲線操作により決定された処理を実行するタイミングは、処理を実行するプログラム側で制御されるものである。また、決定された処理は、処理を実行する前に、処理を実行するか否かを操作者に問合せ、操作者による確定操作を受け付けた後に実行される構成とすることもできる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る情報処理装置200によれば、上記と同様な効果を奏するとともに、操作者は単純閉曲線軌道の曲線の長さ(円弧の大きさ)を変えてジェスチャするだけで、操作処理の処理量を変更できるので、直感的な操作感で操作を行うことができる。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置300の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置300は、上記実施形態とは、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向と操作方向とを対応付けたルールに従い、処理内容を決定する点で相違する。
本実施形態の情報処理装置300は、操作検出部302と、決定部304と、ルール情報保持部306と、を備える。操作検出部302は、図5の上記実施形態の情報処理装置200の操作検出部202と同様な曲線判別部210を含むとともに、さらに、方向取得部312を含む。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置300において、ルール情報は、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道の旋回方向と、操作対象に対する操作処理内容としての操作処理方向との対応付けを含む。
操作検出部302は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向を取得する方向取得部312をさらに含む。
決定部304は、ルール情報保持部306に保持されるルール情報に基づいて、方向取得部312により取得される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向に対応する操作処理方向を、該操作処理内容として決定する。
本実施形態において、曲線判別部210を含むことで、閉曲線操作が一周する前の中間軌道を示す時点においても、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定することができる。
たとえば、本実施形態では、ルール情報保持部306に保持されるルール情報では、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向が時計回りの場合、閲覧データを1レコードずつ順方向に移動させて表示させる処理を行うこと、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向が反時計回りの場合、閲覧データを1レコードずつ逆方向に移動させて表示させる処理を行うことが、対応付けられているものとする。
このように構成された本実施形態の情報処理装置300の動作について、以下に説明する。
図12は、本実施形態の情報処理装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、本実施形態の情報処理装置300の処理手順は、図10の上記実施形態の情報処理装置200の処理手順と同様なステップS203、およびステップS205を含むとともに、さらに、ステップS301と、ステップS307と、ステップS309とを含む。
本実施形態の図12のステップS301は、上記実施形態の図10のステップS201とは、ルール情報が、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道の旋回方向と、操作対象に対する操作処理内容としての操作方向との対応付けを含む点で相違する。
図12のステップS307は、上記実施形態の図10のステップS207とは、操作検出部302の方向取得部312が、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向を取得する点で相違する。
図12のステップS309は、上記実施形態の図10のステップS207とは、決定部304が、ルール情報保持部306に保持されるルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向に対応する操作方向を、該操作処理内容として決定する点で相違する。
このように、本実施形態の情報処理装置300は、上記実施形態とは、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の属性の種類と、対応付けられる操作処理内容が異なる以外は、上記実施形態と同様な処理を行う。また、後述する他の実施形態においても、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の属性の種類と、対応付けられる操作処理内容の組み合わせ等が異なる以外は、上記実施形態と同様な処理を行う。
本実施形態では、図13に示すように、単純閉曲線軌道R31のように、時計回りの閉曲線操作を操作者が行った場合、操作検出部302の方向取得部312が旋回方向(時計回りの単純閉曲線軌道R31)を取得し(ステップS307)、決定部304がルール情報に従って、Aのように、閲覧データを1レコードずつ順方向に移動させて表示される処理を行うことを決定する(ステップS309)。操作者が、単純閉曲線軌道R32のように、反時計回りに閉曲線操作を行った場合、操作検出部302の方向取得部312が旋回方向(反時計回りの単純閉曲線軌道R32)を取得し(ステップS307)、決定部304がルール情報に従って、Bのように、閲覧データを1レコードずつ逆方向に移動させて表示される処理を行うことを決定する(ステップS309)。
なお、本実施形態の操作検出部302に替えて、情報処理装置300は、図14に示す操作検出部322を備えてもよい。操作検出部322は、操作検出部302の曲線判別部210と方向取得部312に加え、さらに、図5の上記実施形態の情報処理装置200の操作検出部202と同様な長さ取得部212を含む。
この例では、ルール情報は、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さと閲覧データの移動量の対応付けとともに、さらに、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向と閲覧データの移動方向の対応付けとを含む。
この構成では、図12のフローチャートのステップS301で、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さと閲覧データの移動量の対応付けとともに、さらに、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向と閲覧データの移動方向の対応付けを含むルール情報をルール情報保持部306に保持する。そして、図12のステップS307で、操作検出部322の長さ取得部212が単純閉曲線軌道の長さを取得し、方向取得部312がその旋回方向を取得する。そして、図12のステップS309で、決定部304が、ルール情報に従い、ステップS307で取得した単純閉曲線軌道の長さと旋回方向に応じて、操作処理量と操作処理方向を決定する。
図15に示すように、単純閉曲線軌道R33を示す閉曲線操作を操作者が行った場合、操作検出部322が単純閉曲線軌道R33の長さ(たとえば、40ピクセル)と旋回方向(時計回り)を取得し(ステップS307)、決定部304が、ルール情報に従い、閲覧データを順方向に1レコードずつ移動させて表示する処理を決定する(ステップS309)。操作者が単純閉曲線軌道R34を示す閉曲線操作を行った場合、操作検出部322が単純閉曲線軌道R34の長さ(たとえば、40ピクセル)と旋回方向(反時計回り)を取得し(ステップS307)、決定部304が、ルール情報に従い、閲覧データを逆方向に1レコードずつ移動させて表示する処理を決定する(ステップS309)。
さらに、操作者が単純閉曲線軌道R35を示す閉曲線操作を行った場合、操作検出部322が単純閉曲線軌道R35の長さ(たとえば、140ピクセル)と旋回方向(時計回り)を取得し(ステップS307)、決定部304が、ルール情報に従い、閲覧データを順方向に3レコードずつ移動させて表示する処理を決定する(ステップS309)。操作者が単純閉曲線軌道R36を示す閉曲線操作を行った場合、操作検出部322が単純閉曲線軌道R36の長さ(たとえば、140ピクセル)と旋回方向(反時計回り)を取得し(ステップS307)、決定部304が、ルール情報に従い、閲覧データを逆方向に3レコードずつ移動させて表示する処理を決定する(ステップS309)。
この例では、上記実施形態の閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さと、旋回方向の両方を組み合わせて操作処理内容を決定することになる。このように、本発明は、ルール情報が、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向と操作方向との対応付けのみを含む構成も含んでもよく、さらに、後述するように、閉曲線操作の複数の属性を様々に組み合わせた構成を含むことができ、組み合わせ方法も様々考えられる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る情報処理装置300によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、単純閉曲線軌道の旋回方向を変えるジェスチャをするだけで、操作処理方向を変更でき、たとえば、ページを順送りと逆送りを、時計回り操作と反時計回り操作によって実現することができるので、操作者にとって直感的に分かり易い操作で、操作処理を行なわせることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
(操作軌跡の視覚表示)
図16は、他の実施形態の情報処理装置400の要部構成を示す機能ブロック図である。
他の実施の形態の情報処理装置400は、上記実施形態のいずれかの情報処理装置の構成に加え、操作検出部402が曲線判別部210を含み、さらに、軌道表示部420を備える。この構成では、操作者が描いた閉曲線操作の軌道を視覚表示することで、操作が受け付けられたことを操作者に通知できる。なお、情報処理装置400は、決定部104(決定部204、または決定部304)、ルール情報保持部106(ルール情報保持部206、またはルール情報保持部306)、または、操作検出部202の長さ取得部212、および操作検出部302の方向取得部312等の少なくともいずれかを含んでもよいが、ここでは図示していない。
情報処理装置400において、操作検出部402は、上記実施形態と同様な、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する曲線判別部210を少なくとも含む。さらに、曲線判別部210により閉曲線操作となり得ると判定された中間軌道を示す操作を閉曲線操作として検出し、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する。
そして、情報処理装置400は、操作検出部402により求められる(推定される)単純閉曲線軌道の画像を重畳して画面表示する軌道表示部420を備える。
図17に示すように、操作者が、軌道R41を描くと、曲線判別部210が、その軌道が単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する。操作検出部402が、曲線判別部210により閉曲線操作となり得ると判定された中間軌道を示す操作を閉曲線操作として検出し、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する。そして、軌道表示部420が、操作検出部402により求められる(推定される)単純閉曲線軌道の画像R42を重畳して画面表示する。
なお、単純閉曲線軌道の画像は、操作者が描いた軌道のサイズと実質的に同じサイズでもよいが、限定されない。操作者が描いた軌道より、大きなサイズでも小さなサイズでもよい。また、操作者が軌道を描いている途中の中間軌道の画像を重畳して画面表示してもよい。
軌道表示部420が表示する画像は、たとえば、中間軌道の画像の間は、モノクロ等の淡色系の色で描画し、閉曲線操作の終点が始点と略同じ位置に戻った時点で、濃色系の色や強調色(ハイライト表示、ブリンク表示など)で描画して、重畳表示してもよい。表示色等を変更することで、操作が受け付けられたことを操作者に認識させてもよい。
軌道表示部420による画像の表示タイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)操作者が軌道を描いている途中の、中間軌道の画像を重畳表示する。(曲線判別部210により、閉曲線操作と判別されたか否かは、どちらでもよい。)
(2)曲線判別部210により、中間軌道が示す軌道が、閉曲線操作であると判別された時、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前であっても、操作検出部402により推定される単純閉曲線軌道の画像を重畳表示する。
(3)閉曲線操作の終点が始点と略同じ位置に戻った時に、操作検出部402により求められる単純閉曲線軌道の画像を重畳表示する。
(4)決定部により閉曲線操作に基づく処理が決定した時に、任意の単純閉曲線軌道の画像を重畳表示する。(画像は、操作検出部402により求められる単純閉曲線軌道の画像でもよい。)
上記(1)〜(4)を適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
また、単純閉曲線軌道画像を消去するタイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)所定時間経過後。
(2)画面または画像から操作者の手指が離れたことが検出された時。
(3)所定時間以上、画面または画像に対する操作が検出されなかった時。
(4)別途、画像消去指示受け付け用の操作部(操作ボタン、メニュー、アイコン等)を設け、操作部が画像消去指示を受け付けた時。
(5)所定の動作、たとえば、ダブルタップ等を、画像消去指示として受け付けた時。
上記(1)〜(5)は、適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
また、一操作後に、次の閉曲線操作が行われている間、一操作時に表示した単純閉曲線軌道の画像を継続して表示してもよい。操作者は表示されている軌道をなぞることで正しいジェスチャで操作を繰り返すことが可能になる。
この構成によれば、操作者に、ジェスチャを正しくシステムが受け付けられているかどうかを伝えることができる。
(決定処理内容通知)
さらに、他の実施形態において、情報処理装置は、決定部により決定された操作処理内容を、操作者に通知する処理内容通知部(不図示)をさらに備えることができる。
処理内容通知部は、たとえば、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、曲線判別部210により閉曲線操作と判別された場合にも、決定部が決定した操作処理内容を、操作者に通知してもよい。
また、通知は、閉曲線操作の軌道の内側、近傍、および所定の位置の少なくともいずれかに、操作処理内容を示す情報、たとえば、切り替え先のファイル名、切り替え後のページ番号等を表示させることで、操作者に操作処理内容を通知することができる。また、処理内容通知部は、操作処理内容を音声により通知してもよい。
処理内容通知部による処理内容を示す情報の通知タイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)曲線判別部210により、中間軌道が示す軌道が、閉曲線操作であると判別された時、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前であっても、通知する。
(2)閉曲線操作の終点が始点と略同じ位置に戻った時に、通知する。
(3)決定部により閉曲線操作に基づく処理が決定した時に、通知する。
上記(1)〜(3)を適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
また、処理内容通知部による処理内容を示す情報の通知をやめるタイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)所定時間経過後。
(2)画面または画像から操作者の手指が離れたことが検出された時。
(3)所定時間以上、画面に対する操作が検出されなかった時。
(4)別途、通知消去(停止)指示受け付け用の操作部(操作ボタン、メニュー、アイコン等)を設け、操作部が通知消去(停止)指示を受け付けた時。
(5)所定の動作、たとえば、ダブルタップ等を、通知消去(停止)指示として受け付けた時。
上記(1)〜(5)は、適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
図18は、本発明の他の実施の形態に係る情報処理装置における操作処理内容を操作者に通知する方法の例を示す図である。
図18(a)の例では、閉曲線操作によって、1つ次のページに閲覧ページが移動することを操作者に通知している。図18(b)の例では、閉曲線操作によって、ファイル名「点検帳票.xls」のファイルを表示することを操作者に通知している。図18(a)と図18(b)の例では、操作処理内容は、軌道R51の内側に提示されている。図18(c)の例では、閉曲線操作によって、40ページのデータの5ページ目に閲覧ページが移動することを操作者に通知している。この例では、図18(a)と図18(b)と異なり、操作処理内容を、閉曲線操作の軌道R51の内側に表示するのではなく、軌道R51の近傍の他の領域に配置した吹きだし500内に提示している。この例では、吹きだし500の指し位置502は、操作者の操作位置近傍に配置することで、操作者に自分の操作により実行される処理であることを伝わりやすくしている。
この構成によれば、自分が行っている操作により、どのような処理が行われるかを操作者が知ることができる。操作途中で通知できる構成にすれば、操作者は操作途中で操作によりどのような処理が実行されるかを確認できるので、操作ミスを低減できる。または、曲線を最後まで描いた時に決定された処理を通知する構成の場合、操作者は、受け付けられた操作により実行される処理を確認できる。決定された処理を操作者に通知した後、操作者に処理の実行指示の操作をさらに求め、実行指示操作の受け付け確定後に決定された処理を実行し、一方、操作者による実行キャンセルを受け付けることもできる構成としてもよい。あるいは、実行前の操作者への確認は行わずに、実行された処理を操作者に通知する構成としてもよい。
(操作用ホイール画像の表示)
さらに、他の実施形態において、情報処理装置は、さらに、操作検出部により求められる単純閉曲線軌道に対応する操作用のホイール画像を重畳して表示するとともに、操作者のホイール画像に対する操作を、閉曲線操作として受け付けるホイールユーザインタフェース部(不図示)を備えてもよい。
図19に示すように、操作者が、閉曲線操作を行い、曲線判別部210により軌道R61が閉曲線操作であると判別されたとき、操作検出部が軌道R61に対応する単純閉曲線軌道を求める。ホイールユーザインタフェース部は、操作検出部により求められる(推定される)単純閉曲線軌道に対応する操作用のホイール画像600を重畳して表示するとともに、操作者のホイール画像に対する操作を、閉曲線操作として受け付ける。
操作者は、ホイール画像600に対して、回転操作を行うことができ、ホイールユーザインタフェース部は、操作者のホイール画像600に対する操作(R63、R65、R66等)を、閉曲線操作として受け付ける。具体的には、ホイール画像600に対する操作によるホイール画像600の回転量、回転方向、回転速度等の属性値を、閉曲線操作の長さ、旋回方向、描く時間または終点の加速度等の属性値に換算することで、操作検出部は、閉曲線操作の属性を取得することができる。
操作者のホイールに対する操作は、ホイールの全周をなぞる動作(図中、破線R63で示す)でもよいが、ホイールの一部分で少しずつ回転させる動作(図中、実線R65、R66で示す)でもよい。ホイールの全周をなぞる動作の場合は、操作者に正しいジェスチャを伝えることができるので、操作ミスや誤認識を低減することができる。ホイールの一部分を少しずつ回転させる動作の場合は、細かい操作を対応させることが可能になり、操作処理内容の適用範囲が広がる。たとえば、閉曲線操作により、音量の調整を行う場合など、少しずつ調整することができる。
ホイール画像600の表示タイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)曲線判別部210により、中間軌道が示す軌道が、閉曲線操作であると判別された時、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前であっても、操作検出部402により推定される単純閉曲線軌道に対応するホイール画像を重畳表示する。
(2)閉曲線操作の終点が始点と略同じ位置に戻った時に、操作検出部402により求められる単純閉曲線軌道に対応するホイール画像を重畳表示する。
(3)閉曲線操作であると判別された後、閉曲線操作の軌道が所定の長さ以上になった(所定の領域に入った)時、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前であっても、操作検出部402により推定される単純閉曲線軌道に対応するホイール画像を重畳表示する。
また、ホイール画像600を消去するタイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)所定時間以上、画面またはホイール画像から操作者の手指が離れたことが検出された時。
(2)所定時間以上、画面またはホイール画像に対する操作が検出されなかった時。
(3)別途設けられた、ホイール消去指示受け付け用の操作部(操作ボタン、メニュー、アイコン等)がホイール消去指示を受け付けた時。
(4)所定の動作、たとえば、ダブルタップ等を、ホイール画像消去指示として受け付けた時。
上記(1)〜(4)は、適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
また、ホイール画像を、多重ホイールとし、ホイール毎に、異なる機能を割り当てたルール情報に保持してもよい。たとえば、カタログのページ送り処理であれば、内側のホイールでページ送り操作を受け付け、外側のホイールでカテゴリの切り替え操作を受け付ける等、異なる機能を割り当ててもよい。
この構成によれば、操作者にジェスチャの正しい軌道を伝えることができるので、操作ミスや誤認識を低減することができる。
(GUIの操作)
さらに、他の実施形態において、情報処理装置は、GUI(Graphical User Interface)を利用した操作ボタン、アイコン、メニュー等の操作に適用できる。たとえば、図20(a)に示すように、画面710には、閲覧ページを前に戻すための戻るアイコン712と、閲覧ページを後ろに進めるための進むアイコン714が設けられている。操作者は、戻るアイコン712と、進むアイコン714を利用した操作指示を、アイコンをクリックして指定する代わりに、本発明の閉曲線操作で行うことができる。たとえば、上述したように、単純閉曲線軌道の長さ等の属性に基づくルールに従い、さらに各属性に応じて、ページ数や階層変更等の処理内容を決定できる。したがって、操作者は、各アイコンに対する操作の曲線の長さ等の属性を変更して単純閉曲線軌道を描くことで、送るページ数、章、カテゴリ等の変更を行うこともできる。
さらに、図20(b)に示すように、画面720には、4つの領域722a、722b、722c、722dが設けられていて、それぞれ異なる操作処理を受け付ける。たとえば、第1領域722aは、閲覧ページを前に戻す操作を受け付ける領域であり、第2領域722bは、閲覧ページを後ろに進める操作を受け付ける領域である。さらに、第3領域722cは、操作履歴の最新の操作処理を元に戻す操作を受け付ける領域であり、第4領域722dは、操作履歴の最新の操作処理をリピートする操作を受け付ける領域である。
たとえば、操作者により閉曲線操作の単純閉曲線軌道R73が描かれたとき、操作検出部は、検出した単純閉曲線軌道の属性を取得し、軌道の中心座標(重心位置)C73を求める。そして、その中心座標C73が、存在する領域を判別(ここでは、第4領域722dと判別)する。そして、決定部104は、第4領域722dに割り当てられている操作のリピート処理を操作処理内容と決定する。本実施形態でも、上述したような、単純閉曲線軌道の長さ等の属性に基づくルールに従い、さらに各属性に応じて、ページ数、階層変更、または履歴操作数(2つ戻す、2回繰り返す等)変更等の処理内容を決定できる。したがって、操作者は、各アイコンに対する操作の曲線の長さ等の属性を変更して単純閉曲線軌道を描くことで、送るページ数、章、カテゴリ、履歴操作数等の変更を行うこともできる。
(切替前後の情報の重畳表示)
さらに、他の実施形態において、情報処理装置は、単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する曲線判別部210をさらに含む。
操作検出部は、曲線判別部210により閉曲線操作となり得ると判定された中間軌道を示す操作を閉曲線操作として検出し、中間軌道に対応する単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から閉曲線操作の属性を取得する。
そして、情報処理装着は、決定部により決定された操作処理内容を実行する前に、実行前および実行後の双方の状態を示す情報を操作者に通知する通知部(不図示)をさらに備える。
図21に示すように、はじめに、画面810に、12月1日の作業履歴情報が表示されているとする。操作者が、画面上で閉曲線操作を開始したとする。このとき、閉曲線操作となり得る軌道R81は、反時計回りであることが検出される。これにより、決定部は、12月1日より過去の11月12日の作業履歴情報を表示する処理を行うことを決定する。このとき、画面820には、12月1日の作業履歴情報に重畳して、12月1日過去の11月12日の作業履歴情報を表示する。そして、閉曲線操作R83が、完全に描かれた時、11月12日の作業履歴情報のみが画面830に表示される。
操作者が、閉曲線操作となりうる軌道R81を描くことによって表示された11月12日の情報を確認した後、操作を取り消すタイミングは、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)操作途中で画面に対する操作が検出されなくなり、所定時間以上経った時。
(2)閉曲線操作を逆に戻す操作が検出された時。
(3)所定の動作、たとえば、ダブルタップ等を、操作取消指示として受け付けた時。
(4)別途設けられた、操作取消指示受け付け用の操作部(操作ボタン、メニュー、アイコン等)が操作取消指示を受け付けた時。
上記(1)〜(4)は、適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
また、閉曲線操作が確定したか否かを判別する条件は、以下に例示するように、様々考えられる。
(1)閉曲線操作が、任意の単純閉曲線領域に達したか否かで判別する。操作が任意の領域を超えた場合、閉曲線操作が確定したと判別する。閉曲線操作が確定した後であれば、手指が画面から離れ、閉曲線操作の途中で操作が検出されなくなった場合でも、閉曲線操作により決定された処理を実行してよい。
(2)閉曲線操作の終点が、その始点とほぼ同じ位置に戻ったか否かで判別する。ほぼ同じ位置に戻った時、閉曲線操作が確定したと判別する。
(3)閉曲線操作が完全に描かれる前であっても、別途設けられた、操作確定指示受け付け用の操作部(操作ボタン、メニュー、アイコン等)が操作確定指示を受け付けた時。
(4)閉曲線操作が完全に描かれる前であっても、所定の動作、たとえば、ダブルタップ等を、操作確定指示として受け付けた時。
上記(1)〜(4)は、適宜矛盾のない範囲で組み合わせてもよい。
重畳表示を行うとき、実行前の情報と、実行後の情報は、色(または濃淡等)を変えたり、文字サイズを変えたりすることで、操作者が視覚的に区別できるようにするのが望ましい。また、実行前の情報をアニメーションでフェードアウト表示し、実行後の情報をアニメーションでフェードイン表示してもよい。
なお、通知部は、表示に限定されるものではなく、音声等で通知してもよい。
このように、本実施形態の情報処理装置によれば、操作途中でも、操作により実行される処理が実行される前と後の状態を示す情報を操作者に通知するので、操作者は実行前後の状態を示す情報を操作途中で確認できるので、実行後の状態を示す情報を確認した後に、操作を確定できるので、操作ミスを減らすことができ、作業効率が向上する。
本発明のルール情報は、図22に示すように、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の様々な属性の各々に、様々な操作処理内容を対応付けることができる。
操作処理内容は、操作対象によって様々考えられる。
(a)旋回方向と移動方向
シーケンシャルな情報を閲覧するアプリケーションに閉曲線操作を適用した場合、閲覧情報を順に切り替えて表示させる操作に、閉曲線操作を用いることができる。
ここで、シーケンシャルな情報とは、所定の配列構造を有する情報で、たとえば、任意のフォルダに含まれる複数の画像ファイルを、所定の順序、たとえば、撮影日時やファイル名等で昇順または降順に並べたような情報を含む。あるいは、複数ページを有する文書データを、文書内のページ、章、節、段落、文等の順序で並べたような情報を含む。
上記実施形態でも既に述べたように、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の旋回方向と、閲覧情報の切り替え移動方向との対応付けをルール情報に含むことができる。旋回方向が時計回りの場合は、閲覧情報を順方向に切り替え、後ろに並ぶ情報を表示させることがきる。一方、旋回方向が反時計回りの場合は、閲覧情報を逆方向に切り替え、前に並ぶ情報を表示させることができる。
さらに、図23に示すように、操作履歴の繰り返し(REDO)、および、やり直し(UNDO)の操作に、閉曲線操作を用いてもよい。
時計回りに操作した場合、操作履歴の最新の操作を操作毎に繰り返し、反時計回りに操作した場合、操作履歴の最新の操作から順に過去の操作をやり直すことができる。
(b)長さと移動量
上記実施形態でも既に述べたように、閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さと、閲覧情報を切り替える際の移動量との対応付けをルール情報に含むことができる。
この例でも、シーケンシャルな情報を閲覧するアプリケーションに閉曲線操作を適用できる。
閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さが200〜300ピクセルの場合、移動量を3レコードとして、閉曲線操作によって、3レコード後ろに並ぶ情報を表示させることができる。(a)と(b)を組み合わせ、反時計回りの閉曲線操作の単純閉曲線軌道の長さが200〜300ピクセルの場合、閉曲線操作によって、3レコード前に並ぶ情報を表示させることもできる。
(c)時間と階層
閉曲線操作の単純閉曲線軌道を描くのにかかる時間と、閲覧情報の階層またはカテゴリを変える処理との対応付けをルール情報に含んでもよい。
ルール情報は、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作にかかる時間の長さと、操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含む。
操作検出部(不図示)は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作にかかる時間の長さを取得する時間取得部(不図示)をさらに含む。
決定部(不図示)は、ルール情報保持部(不図示)に保持されるルール情報に基づいて、時間取得部により取得される閉曲線操作にかかる時間の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する。
たとえば、閉曲線操作の単純閉曲線軌道を描くのにかかる時間が所定時間より長い場合(たとえば、3秒以上等)、閉曲線操作によって、閲覧情報が所属する1つ上位(または下位)の階層または別のカテゴリ(名前の昇順/降順、または、所定の順序等)に移動して情報を表示させることができる。
なお、単純閉曲線軌道を描くのにかかる時間の長さは、単純閉曲線軌道を描く速度であってもよい。
たとえば、操作対象が報告書であった場合、閲覧情報は日報、週報、月報等の階層構造を有し、閉曲線操作によって、日報、週報、月報の階層間を移動させることが可能になる。そして、各階層、たとえば、月報を閲覧している最中に、上記(a)と(b)のルールを組み合わせて適用することで、単純閉曲線軌道の長さと方向を変えることで、1ヶ月または数ヶ月ずつ月報の月を前後いずれかに移動させて表示させることができる。月報を見ている最中に、3秒以上かけて閉曲線操作の軌道を描いた場合は、週報または日報に階層を移動し、閲覧情報を切り替えて表示させることができる。
(d)加速度と処理機能
閉曲線操作の単純閉曲線軌道の終点の加速度と、切り替わる処理機能との対応付けをルール情報に含んでもよい。
ルール情報は、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の終点の加速度と、操作対象に対する操作処理内容としての、加速度の正負で切り替わる処理機能との対応付けを含む。
操作検出部(不図示)は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の終点の加速度を取得する加速度取得部(不図示)をさらに含む。
決定部(不図示)は、ルール情報保持部(不図示)に保持されるルール情報に基づいて、加速度取得部により取得される閉曲線操作の終点の加速度の正負に対応する処理機能を、該操作処理内容として決定する。
たとえば、操作対象が電子カタログであった場合、閲覧情報のページめくりを、閉曲線操作によって行うことができる。操作者が、閉曲線操作を繰り返すと、電子カタログのページが次々にめくられていくことになる。このとき、操作者が閉曲線操作の終点をゆっくり動かした場合(加速度が負)、電子カタログのページをめくっているアニメーションを表示する。一方、操作者が閉曲線操作の終点を素早く動かした場合(加速度が正)、電子カタログのページをめくっているアニメーションの表示をやめる。
(e)位置と処理
上記実施形態のGUI操作でも述べたように、閉曲線操作が検出される画面上での重心の位置と、画面に設けられたGUI(または領域)の配置に関連付けられる機能との対応付けをルール情報に含んでもよい。
ルール情報は、閉曲線操作に関する属性としての単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の重心の位置と、操作対象に対する操作処理内容としての、GUI(または領域)の配置に関連付けられる機能との対応付けを含む。
操作検出部(不図示)は、単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の画面上での重心の位置を取得する重心位置取得部(不図示)をさらに含む。
決定部(不図示)は、ルール情報保持部(不図示)に保持されるルール情報に基づいて、重心位置取得部により取得される閉曲線操作の重心の位置に配置される、GUI(または領域)に関連付けられる機能を、該操作処理内容として決定する。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 情報処理装置を実現させるためのコンピュータに、
単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する手順、
閉曲線操作を検出し、その属性を取得する手順、
保持されるルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する手順、を実行させるためのプログラム。
2. 1.に記載のプログラムにおいて、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道の長さと、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含み、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の長さを取得する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記決定する手順において、保持される前記ルール情報に基づいて、前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の長さを取得する手順により取得される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
3. 1.または2.に記載のプログラムにおいて、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、前記判別する手順で前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
4. 1.乃至3.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道の旋回方向と、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理方向との対応付けを含み、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の旋回方向を取得する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記決定する手順において、保持される前記ルール情報に基づいて、前記旋回方向を取得する手順において取得される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の旋回方向に対応する操作処理方向を、該操作処理内容として決定する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
5. 1.乃至4.いずれかに記載のプログラムにおいて、
さらに、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作にかかる時間の長さと、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含み、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作にかかる時間の長さを取得する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記決定する手順において、保持される前記ルール情報に基づいて、前記閉曲線操作にかかる時間の長さを取得する手順において取得される前記閉曲線操作にかかる時間の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
6. 1.乃至5.いずれかに記載のプログラムにおいて、
さらに、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の終点の加速度と、前記操作対象に対する操作処理内容としての、前記加速度の正負で切り替わる処理機能との対応付けを含み、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の前記終点の加速度を取得する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記決定する手順において、保持される前記ルール情報に基づいて、前記加速度を取得する手順において取得される前記閉曲線操作の前記終点の加速度の正負に対応する処理機能を、該操作処理内容として決定する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
7. 1.乃至6.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記判別する手順において前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得する手順をコンピュータに実行させ、
さらに、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順により求められる前記単純閉曲線軌道の画像を重畳して画面表示する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
8. 7.に記載のプログラムにおいて、
さらに、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順により求められる前記単純閉曲線軌道に対応する操作用のホイール画像を重畳して表示するとともに、操作者の前記ホイール画像に対する操作を、前記閉曲線操作として受け付ける手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
9. 1.乃至8.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記決定する手順において決定された前記操作処理内容を、操作者に通知する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
10. 1.乃至9.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記閉曲線操作を検出してその属性を取得する手順において、
前記判別する手順において前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得する手順をコンピュータに実行させ、
前記決定する手順において決定された前記操作処理内容を実行する前に、実行前および実行後の双方の状態を示す情報を操作者に通知する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
11. 情報処理装置が、
単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する記憶部を有し、
前記情報処理装置が、
閉曲線操作を検出し、その属性を取得し、
前記閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持し、
保持される前記ルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する、情報処理装置の操作処理方法。
12. 11.に記載の情報処理装置の操作処理方法において、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道の長さと、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含み、
前記情報処理装置が、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の長さを取得し、
保持される前記ルール情報に基づいて、取得される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する、情報処理装置の操作処理方法。
13. 11.または12.に記載の情報処理装置の操作処理方法において、
前記情報処理装置が、
前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別し、
前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得する、情報処理装置の操作処理方法。
14. 11.乃至13.いずれかに記載の情報処理装置の操作処理方法において、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道の旋回方向と、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理方向との対応付けを含み、
前記情報処理装置が、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の旋回方向を取得し、
保持される前記ルール情報に基づいて、取得される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の旋回方向に対応する操作処理方向を、該操作処理内容として決定する、情報処理装置の操作処理方法。
15. 11.乃至14.いずれかに記載の情報処理装置の操作処理方法において、
さらに、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作にかかる時間の長さと、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含み、
前記情報処理装置が、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作にかかる時間の長さを取得し、
保持される前記ルール情報に基づいて、取得される前記閉曲線操作にかかる時間の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する、情報処理装置の操作処理方法。
16. 11.乃至15.いずれかに記載の情報処理装置の操作処理方法において、
さらに、
前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の終点の加速度と、前記操作対象に対する操作処理内容としての、前記加速度の正負で切り替わる処理機能との対応付けを含み、
前記情報処理装置が、
前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の前記終点の加速度を取得し、
保持される前記ルール情報に基づいて、取得される前記閉曲線操作の前記終点の加速度の正負に対応する処理機能を、該操作処理内容として決定する、情報処理装置の操作処理方法。
17. 11.乃至16.いずれかに記載の情報処理装置の操作処理方法において、
前記情報処理装置が、
前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別し、
前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得し、
さらに、
求められる前記単純閉曲線軌道の画像を重畳して画面表示する、情報処理装置の操作処理方法。
18. 17.に記載の情報処理装置の操作処理方法において、
前記情報処理装置が、さらに、
求められる前記単純閉曲線軌道に対応する操作用のホイール画像を重畳して表示するとともに、操作者の前記ホイール画像に対する操作を、前記閉曲線操作として受け付ける、情報処理装置の操作処理方法。
19. 11.乃至18.いずれかに記載の情報処理装置の操作処理方法において、
前記情報処理装置が、
決定された前記操作処理内容を、操作者に通知する、情報処理装置の操作処理方法。
20. 11.乃至19.いずれかに記載の情報処理装置の操作処理方法において、
前記情報処理装置が、
前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別し、
前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得し、
決定された前記操作処理内容を実行する前に、実行前および実行後の双方の状態を示す情報を操作者に通知する、情報処理装置の操作処理方法。
10 スマートフォン
12 CPU
14 メモリ
18 通信制御部
19 アンテナ
22 操作部
24 操作受付部
26 表示部
28 表示制御部
30 タッチパネルユニット
32 スピーカ
34 マイク
36 音声制御部
40 バス
42 プログラム
60 コンピュータ
62 CPU
64 ROM
66 RAM
68 I/O
69 バス
70 プログラム
72 表示装置
74 操作入力装置
76 タッチパネル
100 情報処理装置
102 操作検出部
102 操作検出部
104 決定部
106 ルール情報保持部
200 情報処理装置
202 操作検出部
204 決定部
206 ルール情報保持部
210 曲線判別部
212 取得部
300 情報処理装置
302 操作検出部
304 決定部
306 ルール情報保持部
312 方向取得部
322 操作検出部
400 情報処理装置
402 操作検出部
412 軌道取得部
420 軌道表示部
502 位置
600 ホイール画像
710 画面
712、714 アイコン
720 画面
722a、722b、722c、722d 領域
810、820、830 画面

Claims (12)

  1. 単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作を検出し、その属性を取得する操作検出手段と、
    前記閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持される前記ルール情報に基づいて、前記操作検出手段により検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する決定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道の長さと、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含み、
    前記操作検出手段は、
    前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の長さを取得する長さ取得部をさらに含み、
    前記決定手段は、前記保持手段に保持される前記ルール情報に基づいて、前記長さ取得部により取得される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
    前記操作検出手段は、
    前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する曲線判別部をさらに含み、
    前記操作検出手段は、前記曲線判別部により前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得する情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の情報処理装置において、
    前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道の旋回方向と、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理方向との対応付けを含み、
    前記操作検出手段は、
    前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の旋回方向を取得する方向取得部をさらに含み、
    前記決定手段は、前記保持手段に保持される前記ルール情報に基づいて、前記方向取得部により取得される前記閉曲線操作の前記単純閉曲線軌道の旋回方向に対応する操作処理方向を、該操作処理内容として決定する情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の情報処理装置において、
    さらに、
    前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作にかかる時間の長さと、前記操作対象に対する操作処理内容としての操作処理量との対応付けを含み、
    前記操作検出手段は、
    前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作にかかる時間の長さを取得する時間取得部をさらに含み、
    前記決定手段は、前記保持手段に保持される前記ルール情報に基づいて、前記時間取得部により取得される前記閉曲線操作にかかる時間の長さに対応する操作処理量を、該操作処理内容として決定する情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の情報処理装置において、
    さらに、
    前記ルール情報は、前記閉曲線操作に関する属性としての前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の終点の加速度と、前記操作対象に対する操作処理内容としての、前記加速度の正負で切り替わる処理機能との対応付けを含み、
    前記操作検出手段は、
    前記単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作の属性として、検出される閉曲線操作の前記終点の加速度を取得する加速度取得部をさらに含み、
    前記決定手段は、前記保持手段に保持される前記ルール情報に基づいて、前記加速度取得部により取得される前記閉曲線操作の前記終点の加速度の正負に対応する処理機能を、該操作処理内容として決定する情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の情報処理装置において、
    前記操作検出手段は、
    前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する曲線判別部をさらに含み、
    前記操作検出手段は、
    前記曲線判別部により前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得し、
    さらに、
    前記操作検出手段により求められる前記単純閉曲線軌道の画像を重畳して画面表示する軌道表示手段を備える情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    さらに、
    前記操作検出手段により求められる前記単純閉曲線軌道に対応する操作用のホイール画像を重畳して表示するとともに、操作者の前記ホイール画像に対する操作を、前記閉曲線操作として受け付けるホイールユーザインタフェース手段を備える情報処理装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載の情報処理装置において、
    前記決定手段により決定された前記操作処理内容を、操作者に通知する処理内容通知手段をさらに備える情報処理装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載の情報処理装置において、
    前記操作検出手段は、
    前記単純閉曲線軌道が完全に描かれる前の中間軌道を示す操作が、前記単純閉曲線軌道を示す閉曲線操作となり得るか否かを判別する曲線判別部をさらに含み、
    前記操作検出手段は、
    前記曲線判別部により前記閉曲線操作となり得ると判定された前記中間軌道を示す前記操作を前記閉曲線操作として検出し、前記中間軌道に対応する前記単純閉曲線軌道を推定し、該推定された単純閉曲線軌道から前記閉曲線操作の属性を取得し、
    前記決定手段により決定された前記操作処理内容を実行する前に、実行前および実行後の双方の状態を示す情報を操作者に通知する通知手段をさらに備える情報処理装置。
  11. 情報処理装置を実現させるためのコンピュータに、
    単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する手順、
    閉曲線操作を検出し、その属性を取得する手順、
    保持されるルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する手順、を実行させるためのプログラム。
  12. 情報処理装置が、
    単純閉曲線軌道を示し得る閉曲線操作に関する複数の属性の各々と、操作対象に対する複数の操作処理内容の少なくともいずれか1つとを対応付けたルール情報を保持する記憶部を有し、
    前記情報処理装置が、
    閉曲線操作を検出し、その属性を取得し、
    保持される前記ルール情報に基づいて、検出される閉曲線操作の属性に対応する少なくとも1つの操作処理内容を決定する、情報処理装置の操作処理方法。
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