JP2015077668A - Cmp装置の制御装置及び方法 - Google Patents

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智紀 田中
賢治 ▲吉▼川
賢治 ▲吉▼川
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Abstract

【課題】化学機械研磨装置の複数の部品の累積使用時間に応じて、研磨条件を随時調整できる制御装置及び方法を提供する。【解決手段】第1押圧機構に与える第1の圧力の標準値と第2押圧機構に与える第2の圧力の標準値とを含むレシピデータを記憶したレシピ記憶部と、第3部品の累積使用時間と第4部品の累積使用時間とを記憶した使用時間記憶部と、第3部品の累積使用時間及び第4部品の累積使用時間に基づいて第1の係数を決定し、第3部品の累積使用時間及び第4部品の累積使用時間に基づいて第2の係数を決定する係数決定部と、第1の係数と第1の圧力の標準値とに基づいて第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、第2の係数と第2の圧力の標準値とに基づいて第2押圧機構に与える第2の圧力を算出する算出部と、第1の圧力及び第2の圧力を化学機械研磨装置に出力する出力部と、を具備する。【選択図】図4

Description

本発明は、CMP装置の制御装置及び方法に関する。
半導体デバイスの製造工程において、表面を平坦化する技術が重要となっている。半導体デバイスの表面の凹凸が大きくなると、その上に形成される薄膜の一部が薄くなったり、配線の断線部が生じたりする可能性がある。また、リソグラフィー工程において、露光光学系の焦点が部分的に合わなくなり、微細パターンの形成が難しくなる可能性がある。近年、半導体デバイスがますます微細化されて素子構造が複雑になり、多層配線の層数も増えてきており、表面を平坦化する技術の重要性が増している。
代表的な平坦化技術として、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)が知られている。化学機械研磨を行う化学機械研磨装置(CMP装置)においては、研磨パッドを回転させ、研磨パッドの表面に砥粒を含むスラリーを供給しながら、半導体のウエハーを研磨パッドの表面に押し付ける。CMP装置は、所望の研磨加工を実現するために、各種の圧力条件を調整することができるようになっている。
下記の特許文献1には、CMP装置におけるウエハーの研磨時間を予測し、且つ、ウエハーの実際の研磨時間を測定し、その測定値などに基づいて研磨条件の管理を行うことが開示されている。さらに、この特許文献1には、研磨時間の測定値と予測値との差に基づいて研磨条件を補正又は変更することが開示されている。
特開2008−258510号公報
しかしながら、上述の特許文献1においては、実際に研磨を行ったときの測定値に基づいて研磨条件を補正又は変更するので、この測定値が得られなければ最適な研磨条件を得ることができない。例えば、研磨パッドや後述のリテーナーリングなどの複数の部品が使用期間に応じて劣化し、あるいは、複数の部品のうちの1つの部品を新品に取り換えたような場合に、最適な研磨条件はその都度変わる可能性がある。そのような場合に、特許文献1においては、測定値が得られなければ最適な研磨条件を得ることができない。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の幾つかの態様は、CMP装置の複数の部品の累積使用時間に応じて、研磨条件を随時調整できる制御装置及び方法を提供することに関連している。
本発明の幾つかの態様において、制御装置は、第1部品と、第2部品と、第1部品に第1の圧力を付与する第1押圧機構と、第2部品に第2の圧力を付与する第2押圧機構と、第3部品と、第4部品と、を備える化学機械研磨装置を制御する制御装置であって、第1押圧機構に与える第1の圧力の標準値と第2押圧機構に与える第2の圧力の標準値とを含むレシピデータを記憶したレシピ記憶部と、第3部品の累積使用時間と第4部品の累積使用時間とを記憶した使用時間記憶部と、第3部品の累積使用時間及び第4部品の累積使用時間に基づいて第1の係数を決定し、第3部品の累積使用時間及び第4部品の累積使用時間に基づいて第2の係数を決定する、係数決定部と、第1の係数と第1の圧力の標準値とに基づいて、第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、第2の係数と第2の圧力の標準値とに基づいて、第2押圧機構に与える第2の圧力を算出する算出部と、算出部によって算出された第1の圧力及び第2の圧力を、化学機械研磨装置に出力する出力部と、を具備する。
この態様によれば、化学機械研磨装置の第3部品及び第4部品を含む複数の部品の累積使用時間に応じて、第1部品に付与する第1の圧力及び第2部品に付与する第2の圧力を随時調整することができる。
本発明の他の態様において、制御装置は、研磨パッドと、研磨パッドと接するようにウエハーを保持するウエハー保持部と、研磨パッドをコンディショニングするコンディショナーと、を備え、ウエハー保持部が、ウエハーと接するメンブレンと、メンブレンの周囲を支持するメンブレンサポート板と、メンブレンサポート板の外側に位置してウエハーを囲むリテーナーリングと、リテーナーリングに第1の圧力を付与してリテーナーリングを研磨パッドに向けて押圧する第1押圧機構と、メンブレンサポート板に第2の圧力を付与してウエハーの周囲を研磨パッドに向けて押圧する第2押圧機構と、メンブレンに第3の圧力を付与してウエハーを研磨パッドに向けて押圧する第3押圧機構と、を備える化学機械研磨装置を制御する制御装置であって、第1押圧機構に与える第1の圧力の標準値と第2押圧機構に与える第2の圧力の標準値と第3押圧機構に与える第3の圧力の標準値とを含むレシピデータを記憶したレシピ記憶部と、リテーナーリングの累積使用時間と研磨パッドの累積使用時間とコンディショナーの累積使用時間とを記憶した使用時間記憶部と、少なくともリテーナーリングの累積使用時間、研磨パッドの累積使用時間及びコンディショナーの累積使用時間に基づいて、第1の係数を決定し、少なくともリテーナーリングの累積使用時間に基づいて、第2の係数を決定し、少なくとも研磨パッドの累積使用時間及びコンディショナーの累積使用時間に基づいて、第3の係数を決定する、係数決定部と、第1の係数と第1の圧力の標準値とに基づいて、第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、第2の係数と第2の圧力の標準値とに基づいて、第2押圧機構に与える第2の圧力を算出し、第3の係数と第3の圧力の標準値とに基づいて、第3押圧機構に与える第3の圧力を算出する算出部と、算出部によって算出された第1の圧力、第2の圧力及び第3の圧力を、化学機械研磨装置に出力する出力部と、を具備する。
この態様によれば、研磨パッド、コンディショナー及びリテーナーリングの累積使用時間に応じて、リテーナーリングに付与する第1の圧力、メンブレンサポート板に付与する第2の圧力及びメンブレンに付与する第3の圧力を、随時調整することができる。
上述の態様において、係数決定部は、リテーナーリングの累積使用時間が長くなると第1の圧力が小さくなるように、研磨パッドの累積使用時間が長くなると第1の圧力が小さくなるように、及びコンディショナーの累積使用時間が長くなると第1の圧力が小さくなるように、第1の係数を決定することが望ましい。
これによれば、リテーナーリングの厚みが小さくなったときに、ウエハーの周囲にかかる圧力が大きくなることを抑制する方策をとった場合でも、圧力のバランスを適正化することができる。また、研磨パッドの表面粗さが小さくなったときに、ウエハーの中央付近での研磨レートが低下することを抑制する方策をとった場合でも、圧力のバランスを適正化することができる。
上述の態様において、係数決定部は、リテーナーリングの累積使用時間が長くなると第2の圧力が小さくなるように、第2の係数を決定することが望ましい。
これによれば、リテーナーリングの厚みが小さくなっても、ウエハーの周囲にかかる圧力が大きくなることを抑制できる。
上述の態様において、係数決定部は、研磨パッドの累積使用時間が長くなると第3の圧力が大きくなるように、及びコンディショナーの累積使用時間が長くなると第3の圧力が大きくなるように、第3の係数を決定することが望ましい。
これによれば、研磨パッドの表面粗さが小さくなっても、ウエハーの中央付近での研磨レートが低下することを抑制できる。
上述の態様において、算出部は、第1の係数と第1の圧力の標準値との積に基づいて、第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、第2の係数と第2の圧力の標準値との積に基づいて、第2押圧機構に与える第2の圧力を算出することが望ましい。
これによれば、レシピデータに含まれる標準値と、各部品の累積使用時間によって決定された係数とに基づいて、シンプルな計算で好ましい研磨条件を得ることができる。
上述の態様において、レシピ記憶部は、化学機械研磨装置による研磨メニューごとに、レシピデータを記憶していることが望ましい。
これによれば、研磨メニューごとに最適な標準値が決められ、さらに、各部品の累積使用時間によって標準値を補正することにより、好ましい研磨条件を得ることができる。
本発明の他の態様において、制御方法は、第1部品と、第2部品と、第1部品に第1の圧力を付与する第1押圧機構と、第2部品に第2の圧力を付与する第2押圧機構と、第3部品と、第4部品と、を備える化学機械研磨装置を制御する制御方法であって、第1押圧機構に与える第1の圧力の標準値と第2押圧機構に与える第2の圧力の標準値とを含むレシピデータを記憶したレシピ記憶部から、第1の圧力の標準値及び第2の圧力の標準値を読み出す工程と、第3部品の累積使用時間と第4部品の累積使用時間とを記憶した使用時間記憶部から、第3部品の累積使用時間と第4部品の累積使用時間とを読み出す工程と、第3部品の累積使用時間及び第4部品の累積使用時間に基づいて第1の係数を決定し、第3部品の累積使用時間及び第4部品の累積使用時間に基づいて第2の係数を決定する工程と、第1の係数と第1の圧力の標準値とに基づいて、第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、第2の係数と第2の圧力の標準値とに基づいて、第2押圧機構に与える第2の圧力を算出する工程と、算出された第1の圧力及び第2の圧力を、化学機械研磨装置に出力する工程と、を具備する。
この態様によれば、化学機械研磨装置の第3部品及び第4部品を含む複数の部品の累積使用時間に応じて、第1部品に付与する第1の圧力及び第2部品に付与する第2の圧力を随時調整することができる。
CMP装置の構成を概念的に示す斜視図。 ウエハー保持部の断面と、圧力を制御する構成とを示す図。 本発明の実施形態に係る制御装置のブロック図。 図3に示される制御装置の動作手順を示すフローチャート。 各部品の累積使用時間に応じた各部の好ましい圧力の例を示す表。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成のすべてが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。また同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略する。
<1.CMP装置>
<1−1.全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置によって制御されるCMP装置の構成を概念的に示す斜視図である。CMP装置100は、ターンテーブル1と、ウエハー保持部2と、コンディショナー4と、スラリー供給部6とを具備している。
ターンテーブル1の上面には、円盤型の研磨パッド7が貼り付けられる。ターンテーブル1は、図示しない駆動部により、矢印A1方向に回転させられる。
ウエハー保持部2は、半導体のウエハーW(図2参照)を保持し、ウエハーの研磨される面すなわち半導体デバイスが形成される面を下に向けて、研磨パッド7に押し付ける。ウエハー保持部2は、図示しない駆動部により、矢印A2方向に回転させられる。また同時に、ウエハー保持部2は、図示しない駆動部により、双方向矢印A3方向すなわち研磨パッド7の半径方向に、研磨パッド7の中心付近の位置と研磨パッド7の端縁付近の位置との間で往復させられる。ウエハー保持部2の構成については、図2を参照しながら後述する。
コンディショナー4は、ダイヤモンド砥粒層を含み、研磨パッド7のコンディショニングを行う。研磨パッド7のコンディショニングは、研磨パッド7に要求される所定の表面粗さを回復させるための研磨パッド7の削り出しを含む。コンディショナー4は、図示しない駆動部により、矢印A4方向に回転させられる。また同時に、コンディショナー4は、図示しない駆動部により、双方向矢印A5方向すなわち研磨パッド7の半径方向に、研磨パッド7の中心付近の位置と研磨パッド7の端縁付近の位置との間で往復させられる。
スラリー供給部6は、砥粒を含むスラリー(懸濁液)を、図示しないタンクから研磨パッド7の表面に滴下する。このスラリーには、ウエハーの表面を化学的に改質するための酸性又はアルカリ性の化学材料も含まれている。研磨パッド7の表面に滴下されたスラリーは、ターンテーブル1の回転と、コンディショナー4の回転及び往復と、ウエハー保持部2の回転及び往復とによって、研磨パッド7の表面に引き伸ばされる。
研磨パッド7が所定の表面粗さを有する場合には、研磨パッド7の表面には、スラリーが保持される微少な溝又は微少な凹部が存在する。CMP装置100においては、スラリーに含まれる砥粒による機械的研磨と、スラリーに含まれる化学材料による化学作用とによって、ウエハーが研磨される。研磨パッド7の表面粗さは、数多くのウエハーを処理する過程で、次第に失われる場合がある。また、コンディショナー4のダイヤモンド砥粒層も、研磨パッド7のコンディショニングをする過程で、次第に失われる場合がある。
<1−2.ウエハー保持部の構成>
図2は、図1に示されるウエハー保持部の断面と、ウエハー保持部の各部に付与される圧力を制御する構成とを概念的に示す。ウエハー保持部2は、駆動ヘッド21と、キャリアヘッド22と、インナーチューブ23と、メンブレンサポート板24と、メンブレン25と、第1シール26と、第2シール27と、リテーナーリング28とを具備している。これらの構成部品は、ほぼ、ウエハー保持部2の回転軸を中心とする軸対称の形状を有している。
駆動ヘッド21は、図示しない駆動部に接続されており、この駆動部により上述の矢印A2方向の回転と双方向矢印A3方向の往復とが行われる。
キャリアヘッド22は、ロッド部22aと、円盤部22bと、を含む。ロッド部22aは、駆動ヘッド21に形成された軸穴に位置し、この軸穴に沿って、駆動ヘッド21に対して上下動できるようになっている。円盤部22bは、駆動ヘッド21より下方に、且つロッド部22aの先端に位置しており、ロッド部22aと一緒に上下動できるようになっている。キャリアヘッド22は、駆動ヘッド21に対して上下動できるが、駆動ヘッド21に対して回転はしない。すなわち、キャリアヘッド22は、駆動ヘッド21の回転と独立に回転することはなく、駆動ヘッド21と一緒に回転する。
キャリアヘッド22と駆動ヘッド21との間には、それらの外縁に沿って第1シール26が配置されている。キャリアヘッド22と、駆動ヘッド21と、第1シール26とによって、第1加圧室R1が画成されている。駆動ヘッド21には、第1加圧室R1の圧力を調整するための空気圧配管H1が形成されている。
インナーチューブ23は、キャリアヘッド22の下方に配置された円管状の弾性体であり、内部に空気圧を導入可能となっている。インナーチューブ23の内部は第2加圧室R2となっている。第2加圧室R2に空気を導入することにより、インナーチューブ23の断面積を大きくすることができ、第2加圧室R2から空気を排出することにより、インナーチューブ23の断面積を小さくすることができる。駆動ヘッド21及びキャリアヘッド22には、第2加圧室R2の圧力を調整するための空気圧配管H2が形成されている。
メンブレンサポート板24は、インナーチューブ23の下方に配置された円盤状の板である。メンブレンサポート板24とキャリアヘッド22との間には、それらの外縁に沿って第2シール27が配置されている。キャリアヘッド22と、メンブレンサポート板24の上面と、第2シール27とによって第3加圧室R3が画成されている。キャリアヘッド22には、第3加圧室R3の圧力を調整するための空気圧配管H3が形成されている。
メンブレンサポート板24は、メンブレン25の周囲に密着した状態でメンブレン25の周囲を支持している。また、メンブレンサポート板24の下面の外縁に沿って、環状凸部24aが形成されている。メンブレンサポート板24の下面と、環状凸部24aと、メンブレン25とによって、第4加圧室R4が画成されている。メンブレンサポート板24には複数の貫通孔H4が形成されており、貫通孔H4によって第3加圧室R3と第4加圧室R4とが連通している。
リテーナーリング28は、キャリアヘッド22の下方に、メンブレンサポート板24及びメンブレン25の外周を囲んで配置されている。リテーナーリング28は、メンブレン25と研磨パッド7との間に配置されたウエハーWがウエハー保持部2から脱落しないように、ウエハーWの外周を囲んでウエハーWを保持する。リテーナーリング28は、キャリアヘッド22と研磨パッド7との間に挟まれて、ウエハー保持部2と同様に回転及び往復するので、使用に応じて磨耗する。
<1−3.ウエハー保持部の圧力調整>
以上の構成により、リテーナーリング28は、キャリアヘッド22によって研磨パッド7に向けて押圧される。その押圧力は、空気圧配管H1を介して第1加圧室R1の圧力を調整することによって、調整される。第1加圧室R1は、第1圧力調節器31に接続されている。第1圧力調節器31は、空気ボンベ34に接続されている。第1圧力調節器31は、空気ボンベ34の圧力を利用して第1加圧室R1の圧力を高くしたり、第1加圧室R1の空気を一部逃がすことによって第1加圧室R1の圧力を低くしたりする。
メンブレンサポート板24は、インナーチューブ23内の第2加圧室R2の圧力によって押圧され、その押圧力は、空気圧配管H2を介して調整される。メンブレンサポート板24が押圧されることにより、メンブレンサポート板24の環状凸部24aが、ウエハーWの周囲を押圧する。インナーチューブ23内の第2加圧室R2は、第2圧力調節器32に接続されている。第2圧力調節器32は、空気ボンベ35に接続されている。第2圧力調節器32は、空気ボンベ35の圧力を利用して第2加圧室R2の圧力を高くしたり、第2加圧室R2の空気を一部逃がすことによって第2加圧室R2の圧力を低くしたりする。
メンブレン25は、ウエハーWの上面のほぼ全体、特に、ウエハーWの上面の中心付近を押圧する。メンブレン25による押圧力は、第4加圧室R4の圧力を調整することによって、調整される。第4加圧室R4は、第3加圧室R3及び空気圧配管H3を介して、第3圧力調節器33に接続されている。第3圧力調節器33は、空気ボンベ36に接続されている。第3圧力調節器33は、空気ボンベ36の圧力を利用して第4加圧室R4の圧力を高くしたり、第4加圧室R4の空気を一部逃がすことによって第4加圧室R4の圧力を低くしたりする。
なお、研磨開始前、あるいは研磨終了後に、第4加圧室R4の圧力を負圧とすることによって、メンブレン25がウエハーWを吸着し、ウエハー保持部2がウエハーWを持ち上げて移動させることもできる。その場合には、第3圧力調節器33は、図示しない排気ポンプを利用して第4加圧室R4の圧力を負圧とする。
第1圧力調節器31、第2圧力調節器32及び第3圧力調節器33は、制御装置10によって制御される。以下、本発明の実施形態に係る制御装置10について、図3〜図5を参照しながら説明する。
<2.制御装置>
<2−1.制御装置の構成>
図3は、本発明の実施形態に係る制御装置のブロック図である。制御装置10は、コンピューター装置によって構成される。制御装置10は、通常のコンピューター装置と同様の、プロセッサー、ストレージ、入出力装置、通信装置などを含む。制御装置10を、その機能の面から説明すると、以下の通りである。
制御装置10は、入力部11と、使用時間記憶部12と、レシピ記憶部13と、係数決定部14と、算出部15と、出力部16とを含んでいる。使用時間記憶部12及びレシピ記憶部13は、コンピューター装置のストレージが所定のデータを記憶することによって実現される。係数決定部14及び算出部15は、コンピューター装置のプロセッサーが、ストレージに記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
入力部11は、CMP装置100のオペレーターによって入力されるデータを受け付け、あるいは、CMP装置100から送信されるデータを受信する装置である。入力部11が受け付け又は受信するデータには、例えば、CMP装置100にセットされた各部品の累積使用時間のデータが含まれる。各部品の例としては、リテーナーリング28、研磨パッド7、コンディショナー4などの消耗品が挙げられる。
あるいは、入力部11は、各部品の使用履歴のデータを受け付け又は受信してもよい。この場合には、制御装置10が、使用履歴のデータに基づいて各部品の累積使用時間を算出する。
使用時間記憶部12は、各部品の累積使用時間のデータを記憶する。このデータは、入力部11が受け付け又は受信したデータに基づいて、随時更新される。なお、累積使用時間のデータは、各部品を用いてCMP処理を行った処理時間によって表されても良いし、各部品を用いてCMP処理を行ったウエハーWの枚数によって表されても良い。ある部品が新品に交換された場合には、当該部品の累積使用時間は、0にリセットされる。
レシピ記憶部13は、CMP装置100に与えられる処理条件であるレシピデータを記憶する。レシピデータは、ウエハーWの研磨メニューに応じて、種々のバリエーションがあり得る。例えば、平坦化しようとする層の材質、層の厚さ、それぞれの層に求められる平坦化の品質などにより、最適な処理条件が異なる。上述の入力部11は、CMP装置100のオペレーターによって入力される研磨メニューの選択を受け付けてもよい。制御装置10は、オペレーターによって選択された研磨メニューに従って、レシピデータを読み出してもよい。
本実施形態において、レシピデータは、リテーナーリング28に付与する第1の圧力の標準値P1、メンブレンサポート板24に付与する第2の圧力の標準値P2、及び、メンブレン25に付与する第3の圧力の標準値P3を含む。これらの各部品に付与する第1〜第3の圧力の最適値は、ウエハーWの研磨メニューに応じて異なるだけではなく、各部品の使用履歴によっても異なることがある。そこで、以下の構成により、標準値P1〜P3を補正して、第1〜第3の圧力X1〜X3を算出する。
係数決定部14は、使用時間記憶部12に記憶された各部品の累積使用時間のデータに基づいて、第1〜第3の圧力X1〜X3を算出するための係数を決定する。係数決定部14は、例えば、リテーナーリング28に付与する第1の圧力X1を算出するための係数C1を、各部品の累積使用時間に基づいて決定する。係数C1は、リテーナーリング28、研磨パッド7、コンディショナー4の3つの部品の累積使用時間に依存して決定されるものでもよいし、これらのうち1つ又は2つの部品の累積使用時間に依存して決定されるものでもよい。第1の圧力X1を算出するために、複数の部品の累積使用時間に基づいて係数C1を算出するのが好ましい。
係数決定部14は、メンブレンサポート板24に付与する第2の圧力X2を算出するための係数C2も、各部品の累積使用時間に基づいて決定する。係数決定部14は、メンブレン25に付与する第3の圧力X3を算出するための係数C3も、各部品の累積使用時間に基づいて決定する。
算出部15は、係数決定部14によって決定された係数C1〜C3と、レシピ記憶部13に記憶された圧力の標準値P1〜P3とに基づいて、第1〜第3の圧力X1〜X3を算出する。
出力部16は、算出部15によって算出された第1〜第3の圧力X1〜X3を出力する。例えば、出力部16は、第1〜第3の圧力X1〜X3をCMP装置100に送信する。これにより、図2を参照しながら説明した第1〜第3圧力調節器31〜33は、それぞれ受信した第1〜第3の圧力X1〜X3に従って、各部の圧力を調節し、好適な研磨条件を達成することができる。
<2−2.制御装置の動作>
図4は、図3に示される制御装置の動作手順を示すフローチャートである。制御装置10は、以下のように動作する。
まず、ステップS1において、算出部15が、レシピ記憶部13から、ウエハーWの研磨メニューに応じた圧力の標準値を読み込む。圧力の標準値は、リテーナーリング28に付与する第1の圧力の標準値P1、メンブレンサポート板24に付与する第2の圧力の標準値P2、及び、メンブレン25に付与する第3の圧力の標準値P3を含む。
次に、ステップS2において、係数決定部14が、使用時間記憶部12から、各部品の累積使用時間を読み込む。累積使用時間は、リテーナーリング28の累積使用時間T1、研磨パッド7の累積使用時間T2、コンディショナー4の累積使用時間T3を含む。
次に、ステップS3において、係数決定部14が、各部品の累積使用時間T1〜T3に基づいて、第1の圧力X1を算出するための係数C1と、第2の圧力X2を算出するための係数C2と、第3の圧力X3を算出するための係数C3とを決定する。係数決定部14は、累積使用時間T1〜T3を変数とする関数F1によって、係数C1を決定してもよい。同様に、関数F2によって係数C2が決定され、関数F3によって係数C3が決定されてもよい。
あるいは、累積使用時間T1〜T3をキーとする第1のルックアップテーブルを用意しておき、係数決定部14が、第1のルックアップテーブルからデータを取り出すことにより、係数C1を決定してもよい。同様に、第2のルックアップテーブルから係数C2が決定され、第3のルックアップテーブルから係数C3が決定されてもよい。
次に、ステップS4において、算出部15が、係数C1と標準値P1とに基づいて、第1の圧力X1を算出する。具体的には、係数C1と標準値P1との積により、第1の圧力X1が算出される。同様に、係数C2と標準値P2とに基づいて、第2の圧力X2が算出され、係数C3と標準値P3とに基づいて、第3の圧力X3が算出される。
次に、ステップS5において、出力部16が、算出部15によって算出された第1〜第3の圧力X1〜X3をCMP装置100に送信する。
<2−3.累積使用時間に応じた好ましい圧力の例>
図5は、各部品の累積使用時間に応じた各部の好ましい圧力の例を示す表である。この表においては、リテーナーリング28の累積使用時間T1、研磨パッド7の累積使用時間T2、コンディショナー4の累積使用時間T3に応じて、各部に付与する好ましい圧力X1〜X3がどのように変化するかが示されている。累積使用時間が「短い」というのは各部品が新しいことを示し、累積使用時間が「長い」といのは各部品が古くなってきたことを示す。各部の圧力については、「大」→「中」→「小」、あるいは「大」→「中−大」→「中−小」→「小」の順で、「大」に近いほど圧力を大きく、「小」に近いほど圧力を小さくするのが好ましいことを示す。
例えば、リテーナーリング28の累積使用時間T1が長くなると、リテーナーリング28が研磨パッド7によって削られて、リテーナーリング28の厚みが小さくなってくる。すると、メンブレンサポート板24によってウエハーWの周囲にかかる圧力が大きくなってしまう場合がある。そこで、メンブレンサポート板24に付与する第2の圧力X2を小さくすることが望ましい。第2の圧力X2を小さくする場合は、リテーナーリング28に付与する第1の圧力X1も小さくすることにより、圧力のバランスを適正化することが好ましい。
また、研磨パッド7の累積使用時間T2又はコンディショナー4の累積使用時間T3が長くなると、研磨パッド7の表面粗さが小さくなり、研磨パッド7の表面で保持できるスラリーの量が減少する場合がある。すると、ウエハーWの周囲にはスラリーが入ってくるが、ウエハーWの中央付近まではスラリーが入りにくくなり、ウエハーWの中央付近での研磨レートが低下する。そこで、ウエハーWの中央付近での研磨レートを大きくするために、メンブレン25に付与する第3の圧力X3を大きくすることが望ましい。第3の圧力X3を大きくする場合は、リテーナーリング28に付与する第1の圧力X1を小さくすることにより、圧力のバランスを適正化することが好ましい。
よって、各部の好ましい圧力をまとめると、以下の通りとなる。
リテーナーリング28に付与する第1の圧力X1は、リテーナーリング28の累積使用時間T1が長くなったら小さくする。研磨パッド7の累積使用時間T2が長くなった場合も小さくする。コンディショナー4の累積使用時間T3が長くなった場合も小さくする。
メンブレンサポート板24に付与する第2の圧力X2は、リテーナーリング28の累積使用時間T1が長くなったら小さくする。
メンブレン25に付与する第3の圧力X3は、研磨パッド7の累積使用時間T2が長くなったら大きくする。コンディショナー4の累積使用時間T3が長くなった場合も大きくする。
<3.本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、CMP装置100の複数の部品の累積使用時間に応じて、各部の圧力を随時調整することにより、好ましい研磨条件を得ることができる。複数の部品のうちの1つを新品に交換して、累積使用時間が長い部品と短い部品とが混在するような場合でも、各部の圧力をバランスよく調整して、好ましい研磨条件を得ることができる。従って、複数の部品のうちの1つを新品に交換したときに、他の部品まで交換する必要はないので、各部品をそれぞれの寿命近くまで使い続けることができる。
1…ターンテーブル、2…ウエハー保持部、4…コンディショナー、6…スラリー供給部、7…研磨パッド、10…制御装置、11…入力部、12…使用時間記憶部、13…レシピ記憶部、14…係数決定部、15…算出部、16…出力部、21…駆動ヘッド、22…キャリアヘッド、22a…ロッド部、22b…円盤部、23…インナーチューブ、24…メンブレンサポート板、24a…環状凸部、25…メンブレン、26…第1シール、27…第2シール、28…リテーナーリング、31…第1圧力調節器(押圧機構)、32…第2圧力調節器(押圧機構)、33…第3圧力調節器(押圧機構)、34〜36…空気ボンベ、100…CMP装置(化学機械研磨装置)、H1〜H3…空気圧配管、H4…貫通孔、R1…第1加圧室(押圧機構)、R2…第2加圧室(押圧機構)、R3…第3加圧室、R4…第4加圧室(押圧機構)、W…ウエハー。

Claims (8)

  1. 第1部品と、第2部品と、前記第1部品に第1の圧力を付与する第1押圧機構と、前記第2部品に第2の圧力を付与する第2押圧機構と、第3部品と、第4部品と、を備える化学機械研磨装置を制御する制御装置であって、
    前記第1押圧機構に与える第1の圧力の標準値と前記第2押圧機構に与える第2の圧力の標準値とを含むレシピデータを記憶したレシピ記憶部と、
    前記第3部品の累積使用時間と前記第4部品の累積使用時間とを記憶した使用時間記憶部と、
    前記第3部品の累積使用時間及び前記第4部品の累積使用時間に基づいて第1の係数を決定し、前記第3部品の累積使用時間及び前記第4部品の累積使用時間に基づいて第2の係数を決定する、係数決定部と、
    前記第1の係数と前記第1の圧力の標準値とに基づいて、前記第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、前記第2の係数と前記第2の圧力の標準値とに基づいて、前記第2押圧機構に与える第2の圧力を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された第1の圧力及び第2の圧力を、化学機械研磨装置に出力する出力部と、
    を具備する制御装置。
  2. 研磨パッドと、前記研磨パッドと接するようにウエハーを保持するウエハー保持部と、前記研磨パッドをコンディショニングするコンディショナーと、を備え、前記ウエハー保持部が、ウエハーと接するメンブレンと、前記メンブレンの周囲を支持するメンブレンサポート板と、前記メンブレンサポート板の外側に位置してウエハーを囲むリテーナーリングと、前記リテーナーリングに第1の圧力を付与して前記リテーナーリングを前記研磨パッドに向けて押圧する第1押圧機構と、前記メンブレンサポート板に第2の圧力を付与してウエハーの周囲を前記研磨パッドに向けて押圧する第2押圧機構と、前記メンブレンに第3の圧力を付与してウエハーを前記研磨パッドに向けて押圧する第3押圧機構と、を備える化学機械研磨装置を制御する制御装置であって、
    前記第1押圧機構に与える第1の圧力の標準値と前記第2押圧機構に与える第2の圧力の標準値と前記第3押圧機構に与える第3の圧力の標準値とを含むレシピデータを記憶したレシピ記憶部と、
    前記リテーナーリングの累積使用時間と前記研磨パッドの累積使用時間と前記コンディショナーの累積使用時間とを記憶した使用時間記憶部と、
    少なくとも前記リテーナーリングの累積使用時間、前記研磨パッドの累積使用時間及び前記コンディショナーの累積使用時間に基づいて、第1の係数を決定し、少なくとも前記リテーナーリングの累積使用時間に基づいて、第2の係数を決定し、少なくとも前記研磨パッドの累積使用時間及び前記コンディショナーの累積使用時間に基づいて、第3の係数を決定する、係数決定部と、
    前記第1の係数と前記第1の圧力の標準値とに基づいて、前記第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、前記第2の係数と前記第2の圧力の標準値とに基づいて、前記第2押圧機構に与える第2の圧力を算出し、前記第3の係数と前記第3の圧力の標準値とに基づいて、前記第3押圧機構に与える第3の圧力を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された第1の圧力、第2の圧力及び第3の圧力を、化学機械研磨装置に出力する出力部と、
    を具備する制御装置。
  3. 前記係数決定部は、
    前記リテーナーリングの累積使用時間が長くなると前記第1の圧力が小さくなるように、前記研磨パッドの累積使用時間が長くなると前記第1の圧力が小さくなるように、及び前記コンディショナーの累積使用時間が長くなると前記第1の圧力が小さくなるように、前記第1の係数を決定する、請求項2記載の制御装置。
  4. 前記係数決定部は、
    前記リテーナーリングの累積使用時間が長くなると前記第2の圧力が小さくなるように、前記第2の係数を決定する、請求項2又は請求項3記載の制御装置。
  5. 前記係数決定部は、
    前記研磨パッドの累積使用時間が長くなると前記第3の圧力が大きくなるように、及び前記コンディショナーの累積使用時間が長くなると前記第3の圧力が大きくなるように、前記第3の係数を決定する、請求項2乃至請求項4のいずれか一項記載の制御装置。
  6. 前記算出部は、前記第1の係数と前記第1の圧力の標準値との積に基づいて、前記第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、前記第2の係数と前記第2の圧力の標準値との積に基づいて、前記第2押圧機構に与える第2の圧力を算出する、請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載の制御装置。
  7. 前記レシピ記憶部は、化学機械研磨装置による研磨メニューごとに、前記レシピデータを記憶している、請求項1乃至請求項6のいずれか一項記載の制御装置。
  8. 第1部品と、第2部品と、前記第1部品に第1の圧力を付与する第1押圧機構と、前記第2部品に第2の圧力を付与する第2押圧機構と、第3部品と、第4部品と、を備える化学機械研磨装置を制御する制御方法であって、
    前記第1押圧機構に与える第1の圧力の標準値と前記第2押圧機構に与える第2の圧力の標準値とを含むレシピデータを記憶したレシピ記憶部から、前記第1の圧力の標準値及び前記第2の圧力の標準値を読み出す工程と、
    前記第3部品の累積使用時間と前記第4部品の累積使用時間とを記憶した使用時間記憶部から、前記第3部品の累積使用時間と前記第4部品の累積使用時間とを読み出す工程と、
    前記第3部品の累積使用時間及び前記第4部品の累積使用時間に基づいて第1の係数を決定し、前記第3部品の累積使用時間及び前記第4部品の累積使用時間に基づいて第2の係数を決定する工程と、
    前記第1の係数と前記第1の圧力の標準値とに基づいて、前記第1押圧機構に与える第1の圧力を算出し、前記第2の係数と前記第2の圧力の標準値とに基づいて、前記第2押圧機構に与える第2の圧力を算出する工程と、
    算出された第1の圧力及び第2の圧力を、化学機械研磨装置に出力する工程と、
    を具備する制御方法。
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JP2020131353A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 研磨加工システム、学習装置、学習装置の学習方法
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