JP2015075956A - 手書き入力受付装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】テキストを手書き入力する場合に、入力中のテキストの位置やフォントサイズを少ない操作で柔軟に整列できる仕組みを提供する。
【解決手段】手書き入力のストロークを座標点情報として出力する入力座標検出装置と、前記座標点情報に基づいて手書き入力されたテキストを認識する第1の処理と、認識されたテキストの入力位置及びそのフォントサイズを検出する第2の処理と、新たに認識されたテキストの入力位置と直前回に入力されたテキストの入力位置の高さ方向又は水平方向の差分が第1の閾値以内の場合、前記新たに認識されたテキストの入力位置を前記直前回に入力されたテキストの入力位置を基準に整列させると共に、前記新たに認識されたテキストのフォントサイズを前記直前回に入力されたテキストのフォントサイズに一致させる第3の処理と、入力位置及びフォントサイズを修正したテキストを表示装置の画面上に表示する第4の処理を実行する処理装置とを有する手書き入力受付装置を提案する。
【選択図】図6

Description

本発明は、手書き入力されたテキストの整列及び/又はリサイズ機能を備える手書き入力受付装置及び方法に関する。
現在、電子黒板、タブレット端末、描画装置その他の手書き入力受付装置には、指やスタイラス(stylus)を用いて手書き入力された1つ又は複数のストロークをテキスト(文字コードで表される数字、文字、図形、記号等)として認識し、画面表示できるものがある。この種の装置では、新たに入力されたテキストのフォントサイズ及び表示位置の一方又は両方を、入力済みの他のテキストとの間で合わせたいことがある。
例えば議事録を作成する場合、専用の文章作成ソフトウェアを用いる場合、入力されたテキストは常に一定の垂直位置に整列されて表示される。一方、手書き入力受付装置を用いると、任意の位置やサイズで文字や図形を描画できるという特長のため、バラバラの位置やフォントサイズでテキストが表示され、出来上がった議事録が読み難い問題がある。
従来、このような問題を解決するための機能として、フォントサイズや表示位置を一定の規則で変更する方法がある。例えば「新規図形の入力操作又は既存図形の編集操作時に、一定間隔でのみサイズや位置の変更を可能とし、途中では図形のサイズや位置を変更できないようにするスイッチを用意するグリッド方式」や「入力済みの既存図形を複数選択の上、操作者が整列機能の実行を明示的に指示することで、それらの選択した図形のサイズと位置を合わせる入力後整列方式」がある。
特開2006−277224号公報
しかし、「グリッド方式」では、サイズと位置を合わせたい場合にはグリッド機能のスイッチをオン操作し、サイズと位置を合わせたくない場合にはグリッド機能のスイッチをオフ操作する必要がある。つまり、操作者は、当該スイッチのオンとオフを頻繁に切り替える必要がある。
また、「グリッド方式」は、調整間隔が常に一定であるため、入力する文字や図形のサイズが小さい場合には細かく調整したいが、入力する文字や図形のサイズが大きい場合には調整も大まかにしたいという要求に応えることができないという問題がある。また、「入力後整列方式」は、入力後に操作者による明示的な操作が必要であり、その分操作回数が多くなるという問題がある。
そこで、本発明は、手書き入力受付装置において、テキストを手書き入力する場合や入力後の編集時において、入力中又は入力済みのテキストの位置やフォントサイズを少ない操作で柔軟に整列できる仕組みを提供する。
このため、本発明は、手書き入力のストロークを座標点情報として出力する入力座標検出装置と、前記座標点情報に基づいて手書き入力されたテキストを認識する第1の処理と、認識されたテキストの入力位置及びそのフォントサイズを検出する第2の処理と、新たに認識されたテキストの入力位置と直前回に入力されたテキストの入力位置の高さ方向又は水平方向の差分が第1の閾値以内の場合、前記新たに認識されたテキストの入力位置を前記直前回に入力されたテキストの入力位置を基準に整列させると共に、前記新たに認識されたテキストのフォントサイズを前記直前回に入力されたテキストのフォントサイズに一致させる第3の処理と、入力位置及びフォントサイズを修正したテキストを表示装置の画面上に表示する第4の処理を実行する処理装置とを有する手書き入力受付装置を提案する。
本発明によれば、少ない操作でありながら、手書き入力されたテキストのフォントサイズや入力位置を整列させて表示することができる。また、本発明は、既入力のテキストの入力位置やフォントサイズを基準に新たなテキストを整列するため、固定値を用いる従来手法に比して読み易い表示を実現できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
実施例に係る手書き入力受付装置の構成を示す図。 手書き文字をテキストとして認識し、認識されたテキストを画面表示する際の位置とフォントサイズを自動的に整列する方法を説明するフローチャート。 横書き2行で手書き文字が入力される場合における外接矩形の設定例とフォントサイズの設定方法を説明する図。 縦書き1列で手書き文字が入力される場合における外接矩形の設定例とフォントサイズの設定方法を説明する図。 実施例1によるフォントサイズ及び表示位置の整列のイメージを説明する図。 実施例1の手法と従来技術の手法によるフォントサイズと表示位置の整列機能の違いを説明する図。 編集時にフォントサイズと表示位置を自動的に整列する方法を説明するフローチャート。 実施例2によるフォントサイズ及び表示位置の整列のイメージを説明する図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施態様は、後述する実施例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲において、種々の変形が可能である。
[実施例1]
図1に、手書き入力受付装置(例えば電子黒板やタブレット端末)の構成を機能的に示す。以下の説明では、手書き入力受付装置が電子黒板システム(interactive whiteboard)である場合について説明する。電子黒板システムは、手書き入力座標検出装置1と、電子ペン2と、中央処理装置3と、表示装置4で構成される。
電子黒板システムには様々な形態があり、手書き入力座標検出装置1が表示装置4の表示画面上に又は近接して配置される方式、プロジェクタである表示装置4の投影面上に又はその近傍に手書き入力座標検出装置1が配置される方式などがある。このため、手書き入力座標検出装置1が入力座標を検出する仕組みには、タッチパネル方式、電磁気方式(電磁誘導の原理を使用して入力座標を検知する方式)、レーザ方式(表示面や投影面の周辺に配置された2個の赤外線レーザ光源と、表示面や投影面の外周に沿って配置された再帰反射テープとで構成され、指や指示棒が赤外線レーザを横切る位置を三角測量の原理で測定し出力する方式)、赤外線・超音波方式(表示面や投影面に沿って赤外線を走査させ、指や指示棒が赤外線を遮った位置を三角測量の原理で測定し出力する方式)等がある。
図1では、電子ペン2を用いて手書き文字を行っているが、前述の通り、使用する方式によっては操作者の指や指示棒でも良い。いずれにしても、手書き入力座標検出装置1は、既知の手法により、操作者による手書き入力(ストローク)をオブジェクトデータとして検出し、検出された各オブジェクトデータを構成する座標点の集合を座標点情報として出力する。検出された座標点情報は、中央処理装置3に出力される。
中央処理装置3は、いわゆるコンピュータであり、演算装置(CPU)と、RAM、ROMで構成される。また、商品形態によっては、記憶装置としてハードディスク装置や半導体メモリが使用される。本実施例に係る中央処理装置3は、検出された手書き入力(ストローク)をそのまま表示装置4の画面にリアルタイムで表示する機能を有している。この機能は、電子黒板の基本的な機能の一つである。
さらに、中央処理装置3には、少なくとも手書き文字認識ソフトウェアが実装されている。当該ソフトウェアは、座標点情報に基づいて手書き入力(ストローク)に対応するテキストを認識する。また、中央処理装置3は、座標点情報に基づいて入力されたテキストの入力位置とフォントサイズを検出する機能と、検出された入力位置とフォントサイズを既に入力済みの他のテキストとの位置関係やフォントサイズの関係に基づいて自動的に整列して表示する機能を有している。
図2に、中央処理装置3が、座標点情報からテキストを認識し、認識されたテキストを表示装置4の画面上に表示までの間に実行される一連の処理内容を示す。
(ステップS201)
まず、中央処理装置3は、手書き入力座標検出装置1から入力される座標点情報に基づいて、現在の入力が手書き文字入力か否かを判定する。手書き文字入力と判定された場合中央処理装置3は、以下の処理を実行する。なお、マウス機能の入力等と判定された場合、中央処理装置3は、以下の処理を実行しない。
(ステップS202)
中央処理装置3は、手書き文字の外接矩形のサイズと行数からフォントサイズを決定し、フォントサイズ(FontSize)として記憶する。ここでは、図3と図4を使用して、外接矩形の設定方法と、フォントサイズの決定方法について説明する。図3は、手書き文字入力が横書き2行で行われる場合の例であり、図4は、手書き文字入力が縦書き1列で行われる場合の例である。
本実施例の場合、外接矩形は、1まとまりの入力であると判断されたストロークの集合に対して設定される。外接矩形の設定方法は様々である。例えば最初のストロークの検出から一定時間内に検出された全てのストロークを画面上で含むように外接矩形を設定する方法がある。また、1つのストロークが検出される度にタイマーのリセットを繰り返しながら、直前のストロークの入力終了から次のストロークの入力開始までの時間が一定時間以内である状態が継続している間の全てのストロークを画面上で含むように外接矩形を設定する方法がある。また、直前に入力されたストロークからの距離が閾値以内である全てのストロークを画面上で含むように外接矩形を設定する方法がある。また、同じ行や列を単位に外接矩形を設定する方法もある。また、認識されたテキストに対して前述の判定処理を実行し、外接矩形を設定しても良い。
図3の場合、外接矩形にはテキストが2行に亘って横書きされている。この場合、中央処理装置3は、外接矩形の高さ(A センチメートル)/2行で計算される1行当たりの高さを、外接矩形に属する全てのテキストに適用するフォントサイズに設定する。一方、図4の場合、外接矩形にはテキストが1列縦書きされている。この場合、中央処理装置3は、外接矩形の幅(B センチメートル)/1列で計算される1列当たりの幅を外接矩形に属する全てのテキストに適用するフォントサイズに設定する。なお、手書き文字の行数や列数の取得方法は、手書き文字の入力位置の遷移などの既存の技術を用いて知ることができる。
(ステップS203)
次に、中央処理装置3は、外接矩形の基準位置の座標(x,y)を検出し、記憶領域に記憶する。本実施例の場合、中央処理装置3は、外接矩形の左上座標を基準位置とする。なお、基準位置はこれに限らず、例えば縦書きであれば、外接矩形の幅の中央位置の座標を用いても良い。
(ステップS204)
本実施例の場合、中央処理装置3は、この時点で手書き文字に対する文字認識を実行し、認識結果をテキスト(Text)として記憶する。具体的には、1つ又は複数の文字コードの配列として記憶領域に記憶する。なお、本実施例では、文字認識処理をフォントサイズの設定後に実行しているが、フォントサイズの設定前に実行しても良い。
(ステップS205)
次に、中央処理装置3は、設定された外接矩形(1つのテキストに対して1つの外接矩形が設定される場合には「テキスト」として読み替える。以下同じ。)が、連続する外接矩形の配列のうちの1番目(先頭)か2番目以降に現れるかを判定する。1番目の外接矩形の場合、中央処理装置3は、ステップS206の処理に進む。一方、2番目以降の外接矩形の場合、中央処理装置3は、ステップS208の処理に進む。
(ステップS206)
中央処理装置3は、対応する外接矩形に属するテキストを、ステップS202で設定したフォントサイズ(FontSize)により、ステップS203で検出された座標(x,y)を基準に用いて配置する。例えば横書きであれば、各テキストの高さ座標を揃えるように各テキストを配列する。また、縦書きであれば、各テキストの水平座標を揃えるように各テキストを配列する。この結果、表示装置4の画面上には、例えば図3及び図4に示す文字列(「Common Sense / Is the collection」(因みに“/”は改行を意味する。)、「議事録」)が同じフォントサイズ及び整列された状態で表示される。
(ステップS207)
次に、中央処理装置3は、ステップS206で使用したフォントサイズと位置を、それぞれ基準フォントサイズ(FontSize1)と基準座標(x1,y1)に設定する。
(ステップS208)
一方、ステップS205で否定結果が得られた場合、中央処理装置3は、処理対象である外接矩形に属するテキストについて設定されたフォントサイズ(FontSize)が基準フォントサイズ(FontSize1)に対して前後一定の割合(基準フォントサイズのCパーセント)以内に収まっているか否かを判定する。一定の割合以内に収まっている場合、中央処理装置3はステップS209に進み、一定の割合以内に収まらない場合、中央処理装置3は、ステップS210に進む。
(ステップS209)
ここで、中央処理装置3は、処理対象とする外接矩形に属するテキストのフォントサイズを基準フォントサイズに更新する。この更新により、連続する2つの外接矩形に属するテキストのフォントサイズは同じになる。なお、ステップS208で否定結果が得られた場合、操作者が意図的に異なるフォントサイズの文字を手書き入力した可能性が高いため、ステップS202で設定されたフォントサイズが優先される。
(ステップS210)
次に、中央処理装置3は、処理対象とする外接矩形について設定された位置が基準座標に対して前後一定の割合(基準位置のDパーセント)以内に収まっているか否かを判定する。図2は、文字入力が横書きの場合を表しているため、処理対象とする外接矩形の高さyが基準高さy1の前後一定割合以内に収まっているか否かを判定する。勿論、文字入力が縦書きの場合には、処理対象とする外接矩形の水平位置xが基準水平位置x1の前後一定割合以内に収まっているか否かを判定する。なお、中央処理装置3は、一定の割合に収まっている場合にはステップS211に進み、一定の割合に収まらない場合にはステップS206に進む。
(ステップS211)
ここで、中央処理装置3は、処理対象とする外接矩形の位置(ここでは高さy)を基準高さy1に更新する。勿論、縦書きの場合には、外接矩形の位置(ここでは水平位置x)を基準水平位置x1に更新する。この更新により、連続する2つの外接矩形に属するテキストは同じ高さ又は水平位置を基準に整列される。なお、ステップS210で否定結果が得られた場合、操作者が意図的に異なる高さ又は水平位置にずらして文字を手書き入力した可能性が高いため、ステップS203で設定された座標(x、y)が優先される。このステップS211の実行後、中央処理装置3は、ステップS206に進む。
従って、2つ目以降の外接矩形では、直前に入力された外接図形に属するテキストが基準フォントサイズとほぼ同じサイズで手書き入力され、かつ、基準高さ又は幅とほぼ同じ位置に手書き入力されている場合には、自動的に直前の外接図形に属するテキストと同じフォントサイズで整列表示される。図5に処理イメージを示す。図5の上段は入力時のフォントサイズや入力位置のイメージであり、図5の下段はステップS208及びS210のいずれでも肯定結果が得られた場合のフォントサイズや入力位置のイメージである。図5に示すように、テキスト502のフォントサイズがテキスト501のフォントサイズ及び表示位置に整列される。勿論、この場合には、ステップS207において、基準フォントサイズや基準位置に変更はない。
一方、直前に処理された外接矩形とは明らかに異なるフォントサイズでテキストが文字入力されている場合、基準フォントサイズは、今回処理対象となった外接矩形に属するテキストのフォントサイズに更新される。また、直前に処理された外接矩形とは明らかに異なる位置にテキストが文字入力されている場合、ステップS207において、基準位置が、今回処理対象となった外接矩形について設定された位置に更新される。以後、今回処理対象となった外接矩形に属するテキストのフォントサイズや入力位置が基準となる。
(まとめ)
図6に、前述のテキスト整列機能を適用した場合と従来技術による表示結果の違いを示す。図6の最上段は、操作者による実際の手書き入力のイメージであり、2段目が従来技術による表示結果であり、3段目が本実施例による表示結果である。
なお、図6は、一定時間が経過する毎に機械的に手書き文字を区切り、区切られた文字単位について各処理手法を適用した場合について表している。なお、本実施例の手法は、一定時間が経過する毎に機械的に手書き文字を区切る従来方式とは異なるが、同じ位置で区切られるように文字入力があった場合を想定する。
図6に示すように、従来手法の場合、区切り単位ではテキストのフォントサイズと表示位置が揃っているが、区切り単位間での整合処理は行われないため、フォントサイズや表示高さがばらついている。これでは、自動的に作成された議事録が読みづらいものになる。一方、本実施例の手法では、直前回に入力された外接矩形に属するテキスト(この例では、直前の区切り内のテキスト)を基準にフォントサイズと高さ位置が整列されている。このため、自動作成された議事録は非常に読み易いものとなる。
なお、図6に示すように、新たに認識されたテキストが既入力のテキスト列の末尾に位置する場合、末尾から文字列の配列方向に1フォントサイズ又は半フォントサイズのスペースを空けた位置に新たに認識されたテキストを配置することで、テキスト文書の読みやすさを一層改善することができる。
また、本実施例の場合、ステップS208とステップS210の判定閾値が基準となる入力済みのテキストを基準に与えられるため、フォントサイズが小さい場合には細かい調整が可能になる一方、入力するテキストのフォントサイズが大きい場合には調整も大まかに行いたいという要求に応えることができる。
[実施例2]
前述の実施例1に示す機能は手書き文字入力の際に適用される機能であるが、本実施例では、入力終了後の編集時に適用される機能について説明する。
図7に、中央処理装置3が、入力済みのある1文字のテキストが画面上でドラッグ移動される場合に実行する処理内容を示す。もっとも、複数のテキストがグループ指定され、一度にドラッグ移動される場合にも適用しても良い。この場合には、グループ指定された範囲を前述の外接矩形と同様に扱えば良い。
(ステップS701)
中央処理装置3は、編集操作画テキストのドラッグか否かを判定する。すなわち、既に入力されたテキストの画面上での移動であるか否かを、手書き入力座標検出装置1から入力される座標点情報に基づいて判定する。中央処理装置3は、ドラッグ移動の場合にのみ以下の処理を実行する。
(ステップS702)
中央処理装置3は、ドラッグ中のテキストと、当該テキストと最短距離にある同じ種類(数字、文字、図形又は記号)の既存テキストとの距離を算出する。同じ画面内に同じ種類の他のテキストが存在しない場合、中央処理装置3は、後述する閾値TH1より大きい任意の値を距離として算出する。処理負荷を削減するためには、ドラッグ先からある範囲内でのみ同じ種類のテキストとの距離を算出することが望ましい。なお、本実施例のようにテキストの種類を問わなくても良い。
(ステップS703)
中央処理装置3は、前ステップで算出された距離のうち最短距離が閾値TH1以内か否かを判定する。この閾値は、例えば最短距離を与える他のテキストのフォントサイズを基準に設定しても良い。また、閾値は、基準とするフォントサイズに対するある割合の範囲として与えても良い。否定結果が得られた場合、中央処理装置3は、今回の処理機能の適用対象外としてステップS701に戻る。一方、肯定結果が得られた場合、中央処理装置3は、ステップS704に進む。
(ステップS704)
次に、中央処理装置3は、閾値TH1以内になった状態での経過時間が閾値TH2以上になったか否かを判定する。この判定は、ドラッグ移動の途中で自動整列機能が適用されて表示の切り替えが頻繁に行われないようにするために実行される。もっとも、当該処理機能は省略が可能である。
(ステップS705)
最後に、中央処理装置3は、ドラッグされたテキストの基準高さを最短距離にある既存テキストの基準高さに設定し、ドラッグされたテキストのフォントサイズを最短距離にある他の既存テキストのフォントサイズに変更する。
(まとめ)
図8に、本実施例によるフォントサイズと表示位置の自動整列機能の処理イメージを示す。図8の上段は、テキスト801とテキスト802の編集前の関係である。この段階では、テキスト801とテキスト802のフォントサイズは全く異なっており、表示位置について整列関係は認められない。
図8の下段は、テキスト801とテキスト802のドラッグ移動後の関係である。ドラッグ移動によりテキスト802がテキスト801の近くに移動した結果、自動的にフォントサイズが同じサイズに変更され、同時に、表示位置についても基準高さが揃うように変更されている。なお、図8の例では、ドラッグ移動したテキスト802の表示位置を、既存のテキスト801の表示位置に揃えているが、ステップS705に説明したように、整列対象をフォントサイズのみとしても良い。
以上のように、本実施例の処理機能の搭載により、従来手法のように操作者が明示的に編集後のテキストのフォントサイズや表示位置の整合を操作入力しなくても、前述の実施例1と同様にフォントサイズの整合と表示位置の整合を自動的に実現でき、編集作業時の操作ステップを削減しながらも、従来技術と同様の表示結果を実現することができる。
[他の実施例]
上述の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために、一部の実施例について詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要は無い。例えば1文字分のテキストの入力であれば、外接矩形の高さや幅の情報を用いる必要はなく、そのフォントサイズをそのまま使用すれば良い。
また、前述の実施例の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成に他の構成を追加し、又は、各実施例の一部構成を他の構成で置換し、又は各実施例の一部構成を削除することも可能である。
また、上述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路その他のハードウェアとして実現しても良い。また、上記の各構成、機能等は、それぞれの機能を実現するプログラムをプロセッサが解釈して実行することにより実現しても良い。すなわち、各構成等をソフトウェアにより実現しても良い。この場合、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、ICカード、SDカード、DVD等の記憶媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示すものであり、製品上必要な全ての制御線や情報線を表すものでない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
1…手書き入力座標検出装置
2…電子ペン
3…中央処理装置
4…表示装置

Claims (12)

  1. 手書き入力のストロークを座標点情報として出力する入力座標検出装置と、
    前記座標点情報に基づいて手書き入力されたテキストを認識する第1の処理と、認識されたテキストの入力位置及びそのフォントサイズを検出する第2の処理と、新たに認識されたテキストと直前回に入力されたテキストの入力位置の高さ方向又は水平方向の差分が第1の閾値以内の場合、前記新たに認識されたテキストの入力位置を前記直前回に入力されたテキストの入力位置を基準に整列させると共に、前記新たに認識されたテキストのフォントサイズを前記直前回に入力されたテキストのフォントサイズに一致させる第3の処理と、入力位置及びフォントサイズを修正したテキストを表示装置の画面上に表示する第4の処理を実行する処理装置と
    を有する手書き入力受付装置。
  2. 請求項1に記載の手書き入力受付装置において、
    前記処理装置は、
    第1の基準に基づいてグループ化されたテキストの集合に対して第1の外接矩形を設定する第5の処理と、
    新たに設定された前記第1の外接矩形の高さと行数又は前記外接矩形の幅と列数に基づいて前記第1の外接矩形に属するテキストのフォントサイズを決定する第6の処理と、
    新たに設定された前記第1の外接矩形の入力位置と直前回に入力されたテキストについて設定された第2の外接矩形の入力位置との高さ方向又は水平方向の差分が第2の閾値以内の場合、前記第1の外接矩形に属するテキストの入力位置を前記第2の外接矩形に属するテキストの入力位置に整列させると共に、前記第1の外接矩形に属するテキストのフォントサイズを前記第2の外接矩形に属するテキストのフォントサイズに一致させる第7の処理と、
    入力位置及びフォントサイズを修正したテキストを前記表示装置の画面上に表示する第8の処理と
    を更に実行する手書き入力受付装置。
  3. 請求項1に記載の手書き入力受付装置において、
    前記第1の閾値は、前記直前回に入力されたテキストのフォントサイズを基準に自動的に設定される
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  4. 請求項2に記載の手書き入力受付装置において、
    前記第2の閾値は、前記第2の外接矩形に属するテキストのフォントサイズを基準に自動的に設定される
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  5. 請求項1に記載の手書き入力受付装置において、
    前記処理装置は、
    前記新たに認識されたテキストのフォントサイズが、前記直前回に入力されたテキストのフォントサイズに対して所定の割合以上変化するとき、前記新たに認識されたテキストのフォントサイズを修正しない
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  6. 請求項2に記載の手書き入力受付装置において、
    前記処理装置は、
    前記新たに認識されたテキストのフォントサイズが、前記第2の外接矩形に属するテキストのフォントサイズに対して所定の割合以上変化するとき、前記新たに認識されたテキストのフォントサイズを修正しない
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  7. 請求項1に記載の手書き入力受付装置において、
    前記第4の処理は、前記新たに認識されたテキストが既入力のテキスト列の末尾に位置する場合、前記末尾から文字列の配列方向に1フォントサイズ又は半フォントサイズのスペースを空けた位置に前記新たに認識されたテキストを配置する
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  8. 請求項2に記載の手書き入力受付装置において、
    前記第8の処理は、前記第1及び第2の外接矩形に属するテキストが1行又は1列に配置される場合にあって、前記第2の外接矩形に属するテキストの配列上の末尾に前記第1の外接矩形が位置するとき、前記第2の外接矩形に属するテキストの末尾から文字列の配列方向に1フォントサイズ又は半フォントサイズのスペースを空けた位置に前記第1の外接矩形に属するテキストの先頭を配置する
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  9. 請求項1に記載の手書き入力受付装置において、
    前記処理装置は、
    画面上に複数のテキストが表示されている状態で、任意に指定された1つ又は複数のテキストが画面上でドラッグされる場合にあって、ドラッグ対象に指定されたテキストと移動先にある他のテキストとの距離が第3の閾値以内となったとき、前記ドラッグ対象に指定されたテキストのフォントサイズを前記他のテキストのフォントサイズに一致させる処理を実行する
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  10. 請求項1に記載の手書き入力受付装置において、
    前記処理装置は、
    画面上に複数のテキストが表示されている状態で、任意に指定された1つ又は複数のテキストが画面上でドラッグされる場合にあって、ドラッグ対象に指定されたテキストと移動先にある他のテキストとの距離が第3の閾値以内となり、かつ、その状態が第4の閾値以上継続するとき、前記ドラッグ対象に指定されたテキストのフォントサイズを前記他のテキスト文字のフォントサイズに一致させる処理を実行する
    ことを特徴とする手書き入力受付装置。
  11. 手書き入力のストロークに対応する座標点情報を入力座標検出装置によって検出し、検出された前記座標点情報を記憶領域に格納する第1の処理と、
    前記座標点情報に基づいて手書き入力されたテキストを認識する第2の処理と、
    認識されたテキストの入力位置及びそのフォントサイズを検出する第3の処理と、
    新たに認識されたテキストと直前回に入力されたテキストの入力位置の高さ方向又は水平方向の差分が第1の閾値以内の場合、前記新たに認識されたテキストの入力位置を前記既入力のテキストの入力位置を基準に整列させると共に、前記新たに認識されたテキストのフォントサイズを前記直前回に入力されたテキストのフォントサイズに一致させる第4の処理と、
    入力位置及びフォントサイズを修正したテキストを表示装置の画面上に表示する第5の処理と
    を有する手書き入力受付処理方法。
  12. 請求項11に記載の手書き入力受付処理方法において、
    第1の基準に基づいてグループ化されたテキストの集合に対して第1の外接矩形を設定する第6の処理と、
    新たに設定された前記第1の外接矩形の高さと行数又は前記外接矩形の幅と列数に基づいて前記第1の外接矩形に属するテキストのフォントサイズを決定する第7の処理と、
    新たに設定された前記第1の外接矩形と直前回に入力されたテキストについて設定された第2の外接矩形の入力位置との高さ方向又は水平方向の差分が第2の閾値以内の場合、前記第1の外接矩形に属するテキストの入力位置を前記第2の外接矩形に属するテキストの入力位置に整列させると共に、前記第1の外接矩形に属するテキストのフォントサイズを前記第2の外接矩形に属するテキストのフォントサイズに一致させる第8の処理と、
    入力位置及びフォントサイズを修正したテキストを前記表示装置の画面上に表示する第9の処理と
    を更に実行する手書き入力受付処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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