JP2015074431A - 給電用ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

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彬友 飯島
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Abstract

【課題】スライドドアの開閉操作途中で、ワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分がスライドドアのドアトリムの下端を乗り越える際の異音を防止する。
【解決手段】スライドドア1内に給電装置2を配置し、給電装置からドアトリム8の下端9に沿ってボディ本体側にワイヤハーネス4の凹凸状のコルゲートチューブ部分5を配索し、スライドドアの開閉操作途中にコルゲートチューブ部分がドアトリムの下端を乗り越える給電用ワイヤハーネスの配索構造において、コルゲートチューブ5におけるドアトリムの下端を乗り越える位置に、コルゲートチューブの外径D1よりも大径D2に突出した突出部13を設け、乗り越え時に突出部をドアトリムの下端に摺接させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のスライドドアに適用され、車両ボディ側からスライドドア側に給電用のワイヤハーネスを配索し、スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分をドアトリムの下端に沿って移動させる給電用ワイヤハーネスの配索構造に関するものである。
従来、自動車の車両ボディからスライドドアに常時給電を行うために、種々の給電用ワイヤハーネスの配索構造が提案されている。
例えば特許文献1(図示せず)には、自動車のドアインナパネルに矩形板状のプロテクタベースが固定され、プロテクタベースにリンクアームが上下ないし前後方向回動自在に軸支され、リンクアームにハーネスホルダが上下ないし前後方向回動自在に軸支され、ワイヤハーネスの合成樹脂製のコルゲートチューブの一端部がハーネスホルダに保持され、コルゲートチューブの他端部が車両ボディ側のハーネス固定具に保持され、コルゲートチューブがハーネスホルダからハーネス固定具まで屈曲自在に配索され、ワイヤハーネスの電線部分がプロテクタベースからリンクアームを横断してコルゲートチューブ内を通って車両ボディ側に配索されたことが記載されている。
リンクアームはプロテクタベースの軸部側において捩り巻きばねで上向きに付勢されている。特許文献1の形態においては、スライドドアを車両前方にスライドさせて全閉にした際と、スライドドアを半開にした際とに、捩り巻きばねの付勢力でリンクアームがワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分と共に持ち上げられて余長吸収され、ワイヤハーネスのコルゲートチューブはリンクアーム側のハーネスホルダから斜め下向きに車両ボディ側のハーネス固定具に配索される。
また、スライドドアを車両後方へスライドさせて全開にした際に、ワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分がリンクアームを捩り巻きばねの付勢力に抗して前方に引っ張って下向きに回動させ、ワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分は、リンクアーム側のハーネスホルダから略水平に近い角度で車両ボディ側のハーネス固定具に配索される。
自動車のスライドドアは金属製のドアアウタパネルとドアインナパネルと、ドアインナパネルに対向して車両内側に配設される合成樹脂製のドアトリムとを備えている。前記プロテクタベースとリンクアームとハーネスホルダと捩り巻きばねとで構成される給電装置は、ドアインナパネルとドアトリムとの間に配置され、ワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分がリンクアームのハーネスホルダからドアトリムの下端に沿って(下端を通過して)車両ボディ側に配索される。
一般的に、スライドドアは、全閉時に車両ボディの乗降用の開口の周縁に密着し、スライドドアを全閉から開く際に、車両ボディ側のガイドレールの傾斜部に沿ってスライドドアが乗降用の開口から車両外側に離間し、その状態を維持しつつ後方に開かれて全開となる。
上記特許文献1には、従来例として、スライドドア内に、給電装置として、合成樹脂製のプロテクタベースとプロテクタカバーとで成るプロテクタが配置され、プロテクタ内に板ばねが設けられ、プロテクタ内でワイヤハーネスが板ばねで上向きに湾曲状に持ち上げられて余長吸収されつつ、プロテクタの下部開口から車両ボディ側のハーネス固定具に配索されたことも記載されている。
特開2009−100524号公報(図1〜図2,図6)
例えば、車両の種類や給電装置の形態やワイヤハーネスの配索位置や長さ等によっては、スライドドアの全開時(スライドドアを車両後方にスライドさせた際)及び半開時に、給電装置のリンクアームが捩り巻きばね(ばね部材)で上向きに付勢されて、ワイヤハーネスの余長が吸収され、スライドドアの全閉時(スライドドアを車両前方にスライドさせた際)に、リンクアームがワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分で後方に引っ張られて下向きに回動し、コルゲートチューブがスライドドアのドアトリムの下端と略平行に配置される場合がある。
この場合には、図9(a)に示す如く、例えばスライドドアを全閉から少し開いた際に(半開の手前で)、コルゲートチューブ41とドアトリム8の下端9とが略平行になり、ドアトリム8の下端9に対するコルゲートチューブ41の接触区間Sが長くなり、その位置からスライドドアをさらに開いた際に、図9(b)に示す如く、コルゲートチューブ41がドアトリム8の下端9に沿って摺接しつつ、ドアトリム8を車両外側から車両内側に向けて乗り越えるが、この際に、コルゲートチューブ41がドアトリム8の下端9に引っ掛かって一時的に停止し、次いでその引っ掛かりが解除されてコルゲートチューブ41がドアトリム8の下端9を一気に乗り越えることとなった場合に、コルゲートチューブ41が急激な弾性復帰に起因する鈍い異音を発生し兼ねないという懸念があった。図9(b)で符号12はドアインナパネルを示す。
この異音は、スライドドアを全閉状態から開く際に限らず、スライドドアを全開状態から閉じる際においても生じ得るものである。また、リンクアームとハーネスホルダとプロテクタベースと捩り巻きばねとを備える給電装置のみならず、例えばプロテクタと板ばねとを備える給電装置や、ワイヤハーネス巻取式の給電装置等においても、上記した懸念は生じる可能性がある。
図10(a)〜(d)は、車両左側のスライドドアの半開から全閉にかけてのドアトリム8の下端9とコルゲートチューブ41の動きを車両内側から見て示したものである。各図で符号42は車両ボディ側の乗降口のステップ部のスカッフトリムを示している。
図10(a)の如く、スライドドアの半開時に、ドアトリム8の下端9はスカッフトリム42から車両幅方向外側に位置し、ドアトリム8の下端9のフラット部9bとコルゲートチューブ41との角度θは大きく規定される。符号Aは、ドアトリム8の下端8のフラット部9bと後上がりの傾斜部9cとの境部分を示している。矢印Bはスライドドアが全閉にかけて車両幅方向内側に移動する動きを示している。
図10(b)の如く、スライドドアが全閉の少し手前で車両幅方向内側に移動することで、ドアトリム8の下端9のフラット部9bとコルゲートチューブ41との角度θが小さくなり、境部分Aにおいてドアトリム8の下端9とコルゲートチューブ41とが当接を開始する。そして、図10(c)の如く、スライドドアの全閉間際で角度θがさらに小さくなって、コルゲートチューブ41がドアトリム8の下端9を乗り越える際に引っ掛かりを生じやすくなる。図10(d)はスライドドアの全閉時にコルゲートチューブ41がドアトリム8の下端9を車両幅方向内側から外側に乗り越えて、コルゲートチューブ41とドアトリム8の下端9bとが仮想線Cの如く平行に位置した状態を示している。
このようなコルゲートチューブ41の引っ掛かりを抑止するために、図11(側面図)に示す如く、ドアトリム8の下端9の後上がりの傾斜部9cの大きさ(長さと角度α)を大きく設定した場合には、スライドドアの全閉時にドアトリム8とスカッフトリム42との隙間のエリアEを増大させることになり、車両内側からの見栄えの低下を招くという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、スライドドアの開閉操作途中で、ワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分がスライドドアのドアトリムの下端を乗り越える際に異音を生じることのない給電用ワイヤハーネスの配索構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る給電用ワイヤハーネスの配索構造は、スライドドア内に給電装置が配置され、該給電装置からドアトリムの下端に沿ってボディ本体側にワイヤハーネスの凹凸状のコルゲートチューブ部分が配索され、該スライドドアの開閉操作途中に該コルゲートチューブ部分が該ドアトリムの下端を乗り越える給電用ワイヤハーネスの配索構造において、前記コルゲートチューブにおける前記ドアトリムの下端を乗り越える位置に、該コルゲートチューブの外径よりも大径に突出した突出部が設けられ、該乗り越え時に該突出部が該ドアトリムの下端に摺接することを特徴とする。
上記構成により、スライドドアの開閉途中においてワイヤハーネスのコルゲートチューブの突出部がスライドドアのドアトリムの下端に引っ掛かりなくスムーズに摺接して、ドアトリムの下端をスムーズに乗り越える。乗り越え時に突出部以外のコルゲートチューブ部分はドアトリムの下端に殆ど摺接しない。これにより、従来、コルゲートチューブ部分がドアトリムの下端と略平行となった際に、コルゲートチューブ部分がドアトリムの下端に当接して一時停止し、蓄えられたエネルギで一気にドアトリムの下端を乗り越えた際に生じる異音の発生が防止される。また、ドアトリムの下端へのコルゲートチューブ部分の引っ掛かりに伴うスライドドアの開閉操作性の低下が防止される。ドアトリムの下端の後上がりの傾斜部を大きく設定する必要もなくなる。コルゲートチューブ部分とは電線を挿通した状態のものを言う。
請求項2に係る給電用ワイヤハーネスの配索構造は、請求項1記載の給電用ワイヤハーネスの配索構造において、前記突出部が、前記コルゲートチューブの凹凸部の途中に一体に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、コルゲートチューブの樹脂成形時に突出部がコルゲートチューブと一体に、簡単に且つ低コストで軽量に形成される。
請求項3に係る給電用ワイヤハーネスの配索構造は、請求項1記載の給電用ワイヤハーネスの配索構造において、前記突出部が、前記コルゲートチューブの凹凸部の途中に別個に固定されたことを特徴とする。
上記構成により、コルゲートチューブの所望位置に後付けで且つチューブ長手方向の位置調整可能に別体の突出部が装着固定される。
請求項1記載の発明によれば、スライドドアの開閉操作途中において、ワイヤハーネスのコルゲートチューブの突出部がドアトリムの下端を低摺動摩擦で引っ掛かりなくスムーズに乗り越えることで、引っ掛かりに起因する乗り越え時の異音を生じることがなくなって、車両の品質が向上すると共に、スライドドアの開閉操作性が向上する。また、ドアトリムの下端の後上がりの傾斜部を大きく設定する必要がなくなって、車両内側からの見栄えが向上する。
請求項2記載の発明によれば、コルゲートチューブと一体に形成された突出部によって、コルゲートチューブが低コスト化、軽量化される。
請求項3記載の発明によれば、コルゲートチューブの所要の位置(ドアトリム乗り越し位置)に例えば後付けで簡単に且つ位置調整可能に突出部を取り付けることができる。
本発明に係る給電用ワイヤハーネスの配索構造の一実施形態におけるスライドドアのほぼ全閉時の状態を示す斜視図(円内はコルゲートチューブの突出部の一実施形態を示す拡大図)である。 同じく給電用ワイヤハーネスの配索構造におけるスライドドアのほぼ全閉時の状態を示す側面図である。 同じく給電用ワイヤハーネスの配索構造におけるスライドドアのほぼ全閉時の状態を示す下面図である。 同じく給電用ワイヤハーネスの配索構造におけるスライドドアの全開時の状態を示す斜視図である。 給電用ワイヤハーネスを備えた給電装置の一形態におけるスライドドアのほぼ全閉時の状態を示す側面図である。 同じく給電装置におけるスライドドアの全開時の状態を示す側面図である。 (a)は、ワイヤハーネスのコルゲートチューブの突出部の第一の変形例を示す側面図、(b)は、コルゲートチューブの突出部の第二の変形例を示す側面図、(c)は、コルゲートチューブの突出部の第三の変形例を示す側面図である。 コルゲートチューブの突出部の第二の実施形態を示す、要部を断面とした側面図である。 従来のる給電用ワイヤハーネスの配索構造の一形態を示す、(a)は側面図、(b)は下面図である。 (a)〜(d)は、スライドドアの半開から全閉にかけてのドアトリムの下端とコルゲートチューブの動きを車両内側上方から見て示す概略斜視図である。 同じくスライドドアの全閉時の状態を車両内側から見た側面図である。
図1〜図4は、本発明に係る給電用ワイヤハーネスの配索構造の一実施形態を示すものである。
図1,図2は、自動車の左側のスライドドア1を車両前方にスライドさせてほぼ全閉とした状態(正確には全閉よりも15mm程度手前の状態)を車両内側から見た図、図3は同じくスライドドア1をほぼ全閉とした状態を車両下側から見た図、図4は、同じくスライドドア1を車両後方にスライドさせて全開とした状態を車両内側から見た図である。
図1,図2の如く、スライドドア1の内側に配設された給電装置2から車両ボディ側のハーネス固定具3にかけてワイヤハーネス4のコルゲートチューブ部分(コルゲートチューブ5とその内側に挿通された電線6とで構成される部分)5が屈曲自在に配索されている。スライドドア1のほぼ全閉状態で、ワイヤハーネス4のコルゲートチューブ部分5は、給電装置2のハーネスホルダ(第二アーム)7と車両ボディ側のハーネス固定具3との間で、スライドドア1の合成樹脂製のドアトリム8の下端9に沿って、ほぼ水平に近い状態で配索される。
図2の如く、コルゲートチューブ部分5はドアトリム8の下端9と同じ高さかそれよりも低い高さに配置され、本例においてコルゲートチューブ5の下側部分はドアトリム8から下方に露出して位置する。
図1,図2において、ワイヤハーネス4のコルゲートチューブ5の一端部5aは、スライドドア側の給電装置2における斜め後向きの短いハーネスホルダ7に保持され、ハーネスホルダ7は斜め前向きの長いリンクアーム(第一アーム)10に回動自在に軸支され、リンクアーム10は略板状のベース部材11に回動自在に軸支され、且つ不図示の捩り巻きばね(ばね部材)で上向きに付勢され、ベース部材11はスライドドア1の金属製のドアインナパネル12に固定されている。本例の給電装置2はこれらベース部材11とリンクアーム10とハーネスホルダ7と捩り巻きばねとで構成されている。給電装置2の構造については図5〜図6で詳述する。
図1,図2の如く、コルゲートチューブ5には、スライドドア1の開閉途中においてドアトリム8の下端9を乗り越える際の引っ掛かり(当接)とそれによる一時的な停止(運動エネルギの蓄え)を防ぐために、ドアトリム8の下端9を乗り越える際のコルゲートチューブ5の接触部分に、コルゲートチューブ5の外径D1よりも大径(D2)に突出した低摺動摩擦部としての突出部13が一体に形成されている。
コルゲートチューブ5の外径D1は凹凸部14,15における凸部15の外径であり、突出部13の外径D2は突出部13を成す凹凸部37,38における各凸部38の外径である。各凸部38の外径D2は同一である。突出部13の凹部38の外径D6は他の凹部14の外径と同じである。裾側の他の凸部15に対する突出部13の突出高さを符号Hで示している。
本例の突出部13は、チューブ周方向の凹部(凹溝ないし谷部)14と凸部(凸条ないし山部)15とをチューブ長手方向に交互に多数配置したコルゲートチューブ5における凸部15よりも大径な凸部38と、コルゲートチューブ5の凹部14と同じ外径及び内径の凹部37とをチューブ長手方向に交互に複数(本例では三つの凸部38と二つの凹部37とを)配置して成るものである。
本例の突出部13は、コルゲートチューブ5の一部分(凹凸部14,15の途中)において全周に渡って形成されている。突出部13の凸部38は、外径D1部分をなす外周面38aと、外周面38aに直交ないし交差して続く前後の端面38bとで成り、前後の端面38bは突出部13の凹部37の端面と共通する。突出部13の前後の端面38bは前後の凹部14の外周面(底面)14aに直交ないし交差して続いている。突出部13の各凸部38の間においても各凸部38の前後の端面38bは凹部37の外周面(底面)37aに直交ないし交差して続いている。突出部13の材質はコルゲートチューブ5の凹凸部14,15の材質と同一である。
コルゲートチューブ部分5がドアトリム8の下端9を乗り越える際に、突出部13がない場合は、コルゲートチューブ5の凹凸部14,15がドアトリム8の下端9に大きな摺動摩擦で摺接するが、突出部13があることで、凹凸部14,15がドアトリム8の下端9に接触する前に、凹凸部14,15に比べて小さな面積で且つ小さな摺動摩擦抵抗で突出部13がドアトリム8の下端9に摺接して、ドアトリム8の下端9をスムーズに乗り越える。これにより、コルゲートチューブ部分5がドアトリム8の下端9を乗り越えた際に鈍い異音を生じることがなくなる。
突出部13の凹部37の内周面37bは凹部14の内周面と同じ内径で段差なく形成されているので、コルゲートチューブ内に電線6を挿通させる際に、電線6を引っ掛かりなくスムーズに挿通可能である。本例のコルゲートチューブ5の凹凸部14,15及び突出部13は断面円形であるが、これらを断面長円形ないし平型とした場合においても、突出部13は有効に作用し、ドアトリム8の下端9に対する乗り越え時の異音を生じることがない。
本例のドアトリム8の下端部は、前端側の小径な短い湾曲辺部9aと、湾曲片部9aの後方に続く中間の水平な長い真直辺部9bと、真直辺部9bの後方に続く後上がりの傾斜辺部9cと、傾斜辺部9cの後方に続く水平な短い真直辺部9d(図2)とを有している。本例では傾斜辺部9cの大きさ(長さや角度)は従来(図11)と同程度に規定しているが、コルゲートチューブ5の円滑面部13の作用で傾斜辺部9cをもっと小さく(小さな長さや角度で)設定することが可能である。ドアトリム8の前後端の壁部8a,8bはドアインナパネル12から車両内側に突出し、前後端の壁部8a,8bを繋ぐ略垂直で幅広な側壁(トリム主体部)8cとドアインナパネル12との間に隙間(空間)16(図3)が構成され、その隙間16内においてドアインナパネル12の前半に給電装置2が配設されている。
図1,図2でドアトリム8の上部やドアインナパネル12の上部やドアアウタパネルは図示を省略している。車両ボディ側のハーネス固定具3は例えば乗降用の開口(図示せず)のステップ部(図示せず)の後方に配置され、ドアトリム8の下端9はステップ部の付近に位置し、ドアインナパネル12の下端12aはステップ部の下方に位置する。
車両ボディ側のハーネス固定具3は既存のものであり、ワイヤハーネス4を挿通する筒壁部17と、車両ボディへの固定用のブラケット18とを有している。筒壁部17は、先端側にワイヤハーネス4を車両前後方向(水平方向)に湾曲状に案内するガイド壁部19を有し、基端側に電線挿通部分20を有している。ワイヤハーネス4はハーネス固定具3を上下に分割して挿通され、コルゲートチューブ5の他端部5bが例えば筒壁部17内の不図示の回転部材で周方向回動自在に保持され、コルゲートチューブ5の他端部5bからワイヤハーネス4の電線部分6が車両ボディ側に導出される。
図1,図2のスライドドア1のほぼ全閉時において、給電装置2のリンクアーム10が捩り巻きばねの付勢に抗してワイヤハーネス4のコルゲートチューブ部分5で後方に引っ張られて、ベース部材11側の軸部21を支点に前下がりに回動し、ハーネスホルダ7はリンクアーム10の先端(前端)側の軸部22を支点に後下がりに回動し、リンクアーム10とハーネスホルダ7とは鋭角的な開き角度で交差している。
図2の如く、ハーネスホルダ7の先端(後端)7aはドアトリム8の下端9に沿って位置し、ハーネスホルダ7の先端7aよりも後方の車両ボディ側のハーネス固定具3が少し高く位置し、ハーネスホルダ7の先端7aからハーネス固定具3にかけてワイヤハーネス4のコルゲートチューブ部分5がドアトリム8の下端9に沿ってほぼ湾曲状に配索され、コルゲートチューブ5の前半部分はドアトリム8の前半の真直辺部9bに沿って位置し、コルゲートチューブ5の後半部分はドアトリム8の後半の傾斜辺部9cに沿って位置する。コルゲートチューブ5の突出部13はコルゲートチューブ5の後半寄りに配置され、ドアトリム8の下端9の真直辺部9bと傾斜面部9cとの交差部分の近傍(傾斜面部9c側)に沿って位置する。
図2のほぼ全閉状態からスライドドア1を後方に開くに伴って、車両ボディ側のハーネス固定具3は不動であるので、コルゲートチューブ部分5が例えばドアトリム8の下端後半の傾斜辺部9cから下端前半の真直辺部9bに接触するあたりで(例えば傾斜辺部9cと真直辺部9bとの交差部分ないしは真直辺部9bの開始位置付近で)、コルゲートチューブ部分5とドアトリム8の下端9とが略平行に位置し、従来においてはコルゲートチューブ部分がドアトリム8の下端縁に引っ掛かるように強く接触したが、コルゲートチューブ5のその接触部分に低摺動摩擦の突出部13が設けられているので、突出部13がドアトリム8の下端9に低摩擦でスムーズに摺接して、車両外側から車両内側に向けてドアトリム8の下端9をコルゲートチューブ5と一体に引っ掛かりなくスムーズに乗り越える。
図3(下面図)の如く、ドアトリム8は車両内側の側壁(主体部)8cとドアインナパネル12の車両内側の面との間に隙間16を有し、隙間16はドアトリム8の下部開口(下端9に沿う開口)16aに連通している。隙間16内に給電装置2が収容されている。また、ドアトリム8の側壁8cの下端部9’は車両幅方向(ドア厚み方向)の厚みTを有している。ドアトリム8の下端9は前後方向の線状であるが、ドアトリム8の下端部9’すなわち下端9から車両外側に向けて膨出した部分が厚みTを構成している。この下端部9’にコルゲートチューブ部分5が摺接するので、コルゲートチューブ5の突出部13はある程度の(例えばドアトリム8の下端部9’の厚みT程度の)長さLを有していることが好ましい。
図3においてスライドドア1は開き初期の状態であり、車両ボディの乗降用の開口(図示せず)からスライドドア1の後部1bが前部1aよりも車両外側に突き出て、車両ボディの不図示の外側面(車両前後方向の基準線K)に対して少し斜めに位置し、この状態からスライドドア1が車両ボディの外側面に沿って後方(図3で左側)に開かれる。その開き途中でコルゲートチューブ5の突出部13の上半の外周面(図3の符号38aとは90°上側の面)がドアトリム8の下端9を低摩擦でスムーズに乗り越える。
図1〜図3のスライドドア1の開き初期時から図4の如くスライドドア1を全開にする過程において、コルゲートチューブ5の突出部13の上半面38aがドアトリム8の下端9を低摩擦でスムーズに乗り越えた後は、コルゲートチューブ5の凹凸部分14,15の上面がドアトリム8の下端9に車両内外方向に比較的大きな角度(鋭角)で交差しつつスムーズに摺接する。この摺接時にはコルゲートチューブ5とドアトリム8の下端9とが平行にならず、且つ乗り越え済みであるので、異音等の不具合は生じない。スライドドア1を全閉から全開にする際に、ワイヤハーネス4のコルゲートチューブ部分5は車両の前側から後側に向けて揺動する(全開から全閉にする際は車両の後側から前側に向けて揺動する)。
図4のスライドドア1の全開状態で、ワイヤハーネス4のコルゲートチューブ部分5はドアトリム8の下端9から前方に離れて、ドアトリム8の前端壁8aの内面に沿って車両ボディ側のハーネス固定具3からスライドドア側の給電装置2にかけて斜め上向き且つ後向きに位置する。コルゲートチューブ5の突出部13はドアトリム8の前端壁8aの下方においてドアインナパネル12の前側下部に対向して位置する。
図4のスライドドア1の全開状態からスライドドア1を前方(図4で左側)にスライド移動させて閉じる際においても、閉じ過程(全閉の手前側)において、コルゲートチューブ部分5の突出部13の上半面がドアトリム8の下端9とほぼ平行になりながら、ドアトリム8の下端9に低摩擦でスムーズに摺接して、ドアトリム8の下端9を車両内側から車両外側に異音の発生等なくスムーズに乗り越える。
スライドドア1の開き過程と閉じ過程において、コルゲートチューブ部分5とドアトリム8の下端9との接触乗り越え位置は前後方向に若干相違する(ずれる)が、コルゲートチューブ5の突出部13の長さLを図3の如く少し長めに設定しておくことで、スライドドア1の開き過程と閉じ過程との双方に対応可能となる。
図5〜図6は、上記スライドドア側の給電装置2の一形態を示すものである。図5はスライドドア1のほぼ全閉時(図1に対応)、図6はスライドドア1の全開時(図4に対応)における給電装置2の状態をそれぞれ示している。
図5の如く、この給電装置2は、合成樹脂製の垂直な略板状のベース部材11と、ベース部材11に基端部側を軸部21で前後及び上下方向回動自在に連結された合成樹脂製のリンクアーム10と、リンクアーム10の先端部側に軸部22で前後及び上下方向回動自在に連結された合成樹脂製のハーネスホルダ7と、リンクアーム10の円環状の基端部23の内側に収容されてリンクアーム10を上向きに付勢する金属製の不図示の捩り巻きばね(ばね部材)とを備えたものである。
ベース部材11は、前後にドアインナパネル12(図1)に対するボルト締め等の固定部24を有すると共に、後端側にワイヤハーネス4の網状チューブ部分(柔軟な網状チューブ25とその内側に挿通された複数本の電線とで構成される部分)25を固定するハーネス固定部26を有している。ベース部材11の湾曲状(略円弧状)の下端面11aに沿って網状チューブ部分25が屈曲自在に配索される。
リンクアーム10は、基端部23と先端部との間においてリンク厚み方向の左右一対の板壁27で囲まれたハーネス挿通空間28を有し、ハーネスホルダ7とハーネス固定部26との間における網状チューブ部分25が挿通空間28に屈曲自在に挿通されている。
ハーネスホルダ7は、網状チューブ部分25を挿通させる樋状部29と、樋状部29の先端側に分割可能に設けられた筒状部30とで構成され、筒状部30内に網状チューブ25の端部とコルゲートチューブ5の端部5aの凹部14とが例えば筒状部30内の不図示の鋭利な突起で同時に保持(挟持)される。
図5のスライドドア1(図1)のほぼ全閉状態で、リンクアーム10が前下がりに位置し、ハーネスホルダ7が後向きに位置する。図6のスライドドア1(図4)の全開状態で、リンクアーム10が反時計回りに上向きに回動して前上がりに傾斜しつつ、ハーネスホルダ7が反時計回りに回動して前下がりに位置する。ワイヤハーネス4の網状チューブ部分25はハーネスホルダ7とハーネス固定部26との間で略S字状に屈曲する。ベース部材11の前側の環状の固定壁部24はリンクアーム10に対するストッパとしても作用する。スライドドア1の開閉時におけるワイヤハーネス4のコルゲートチューブ部分5の挙動は図1〜図4で示した通りである。
図7(a)〜(c)は、コルゲートチューブ5の突出部13(図1)の各変形例を示すものである。
図1〜図4においては、コルゲートチューブ5の突出部13の各凸部38を他の凸部15と同様に中空に形成したが、図7(a)のコルゲートチューブ52の突出部132は、他の凸部15と同じ高さまでが中空で、他の凸部15よりも大径な部分が中実に形成されている。中空部分を符号38c、中実部分を符号38dで示している。突出部13の各凸部38の外径をD2、他の凸部15の外径をD1で示している。
このように、突出部13の凸部38を一部中空、一部中実とすることで、突出部13の剛性が高まり、突出部13がドアトリム8(図1)の下端9に強く押接した場合でも、突出部13の潰れ変形の心配がない。突出部13における一部中空、一部中実の度合いは適宜変更可能であり、例えば中空部38cをなくして凸部38を全て中実38dとすることも可能である。
図1,図7(a)のコルゲートチューブ5,52の突出部13,132はチューブ全周に渡って形成されているが、これら突出部13,132をコルゲートチューブ53の上半部にのみ断面半円状に形成することも可能である。上半の突出部13とは径方向反対側(下半側)には断面半円形の凹部14と凸部15が形成される。これは、図1の例でコルゲートチューブ5の突出部13は上半面のみがドアトリム8の下端9に摺接することに起因している。
この構成は以下の図7(b)(c)の変形例においても同様に設定可能である。但しこれは、スライドドア1の開閉過程でコルゲートチューブ5の上下面の位置が常に一定である場合に適用可能である。コルゲートチューブ5の上下面の位置が変動する場合は、突出部13を全周に渡って形成する。
図1におけると同様に、図7(a)のコルゲートチューブ52の凹部14と凸部15は相互に隣接し、凹部14は底壁面(内周壁面)14aを有し、凸部15は外周壁面15aを有し、凹部14と凸部15は、底壁面14aと外周壁面15aとの直交ないし交差する共通の前後の側壁面(端面)14b,15bを有する。突出部132の凹部37の外径D6は他の凹部の外径と同じである。これらは図7(b)(c)のコルゲートチューブ53,54においても同様である。
図7(b)のコルゲートチューブ53の突出部133は、中央の高く突出した凸部381と、前後の中程度の高さに突出した各凸部382とで構成され、各凸部381,382は隣接の他の凸部15よりも大径で高く突出している。このように裾側の他の凸部15から中央の凸部381にかけて凸部382,381の突出高さ(外径D3,D2)を漸次増加させたことで、図1のドアトリム8の下端9に突出部13の前後端の凸部382が引っ掛かることなく、一層スムーズにドアトリム8の下端9への乗り越えが可能となる。
すなわち、ドアトリム8の下端9に沿って裾側の低い外径D1の凸部15から中程度の高さの外径D3の凸部382が誘導案内され、次いで中央の一番高い外径D2の凸部381が誘導案内されて、ドアトリム8の下端9をスムーズに乗り越える。図7(b)の突出部133は前後対称であるので、図1のスライドドア1の開き操作時と閉じ操作時との双方におけるドアトリム8の下端9への乗り越しにスムーズに適用可能である。
図7(c)のコルゲートチューブ54の突出部134は、裾側の他の凸部15から順次段階的に突出高さ(外径D4,D5,D2)を増して構成されている。外径D1の裾側の他の凸部15に隣接してやや高い外径D4の凸部383が配置され、やや高い凸部383に隣接して中程度の高さの外径D5の凸部382が配置され、中程度の高さの凸部382に隣接して一番高い外径D2の凸部381が配置され、一番高い凸部381に隣接して裾側の他の凸部15が配置されている。
図7(c)のコルゲートチューブ54の突出部134は、例えば、図1のスライドドア1を全閉から開く過程で、突出部134の一番高い凸部381をドアトリム8の下端8に直接(第一に)摺接させてドアトリム8の下端9を一気に乗り越え、スライドドア1を全開から閉じる過程で、突出部134の一番低い凸部383から中程度の高さの凸部382を経て一番高い凸部381をドアトリム8の下端9に摺接させて、ドアトリム8の下端9を徐々に乗り越えるために好適である。図7(c)の突出部133を前後逆に配置して、スライドドア1の開き過程で徐々に乗り越え、閉じ過程で一気に乗り越えるようにすることも可能である。
図1,図7以外の変形例として、図1,図7の突出部13,132〜134の凹部37を裾側の他の凹部14よりも大径に形成することも可能である。図7(b)(c)においては漸次高さを変えた凸部133,134に沿って凹部37の高さ(外径D6)を漸次変えることも可能である。また、図1,図7の突出部13,132〜134の凸部13,132〜134の最大外径D2等は各変形例ごとに適宜変更可能である。
図1のコルゲートチューブ5の突出部13の形成方法としては、例えば樹脂材を押出成形して不図示の一次円筒部を形成し、無端搬送される複数の分割金型内に一次円筒部を入れて真空成形ないし圧空成型で凹凸部14,15を形成する際に、例えば一部の金型の内面形状を突出部13の外面形状に沿った形状としておくことで、容易に形成可能である。これは、図7(a)〜(c)のコルゲートチューブ52〜54の突出部132〜134においても同様である。
図7(a)〜(c)のコルゲートチューブ52〜54の突出部132〜134の作用効果は、図1〜図4のコルゲートチューブ5の突出部13の作用効果と同様であり、図1〜図4の説明におけるコルゲートチューブ4の突出部13を図7(a)〜(c)のコルゲートチューブ52〜54の突出部132〜134に置き換えて読むものとする。
図8は、コルゲートチューブ55とは別体の突出部(突出部材)31をコルゲートチューブ55の凹凸部14,15の途中に固定して設けた実施形態を示すものである。
図8の突出部(突出部材)31は、断面円形で長手(軸)方向に平滑な外周面(円滑面)31bを有する合成樹脂製の筒状の部材で構成されている。この突出部32は開閉式に二分割可能であり、前後端の内面側に、コルゲートチューブ55の凹部14に係合する円弧状の各突条(リブ)36を有し、突条36の前後何れかの側面36aがコルゲートチューブ55の凸部15の側面15bに当接する。突出部31の外径D2は凸部15の外径D1よりも大きい。
突出部31の前後端の角部31cはテーパ状の傾斜面となっていてもよい。突出部31の板厚は例えばコルゲートチューブ55の板厚よりも十分に大きいことが好ましい。コルゲートチューブ55が断面長円形ないし平型である場合は、突出部31は断面長円形ないし平型の内周面31dと外周面31bを有する。内周面31dはコルゲートチューブ55の凸部15の外周面15aに接触することが好ましい。
図8以外の突出部(突出部材)の実施形態として、例えば樹脂粘着テープ(図示せず)をコルゲートチューブ5の外周面15aに複数巻きに巻き付けて突出部を形成することも可能である。
上記した各実施形態のコルゲートチューブ5の突出部13は、図1〜図6の給電装置2に限らず、従来のプロテクタ内に板ばねを設けて、板ばねでプロテクタ内のワイヤハーネス部分を上向きに付勢する構成の不図示の給電装置や、ケース内にワイヤハーネスを渦巻ばね等で渦巻状に巻いて収容する構成の給電装置等においても適用可能である。
また、上記した給電用ワイヤハーネスの配索構造は、自動車のスライドドア用の給電装置2に適用した例で説明したが、自動車以外の車両のスライドドアや車両以外の装置や機器等のスライドドアにおいて合成樹脂製等のドアトリムを有するものにも適用可能である。これら車両ボディや装置本体や機器本体等をボディ本体と総称する。また、本発明は、給電用ワイヤハーネスの配索構造として以外に、給電装置や、ワイヤハーネス構造等としても有効なものである。
本発明に係る給電用ワイヤハーネスの配索構造は、スライドドアの開閉操作途中で、ワイヤハーネスのコルゲートチューブ部分がスライドドアのドアトリムの下端を乗り越える際に異音を生じないようにするために利用することができる。
1 スライドドア
2 給電装置
4 ワイヤハーネス
5 コルゲートチューブ(コルゲートチューブ部分)
2〜54 コルゲートチューブ
5 コルゲートチューブ
8 ドアトリム
9 下端
13,132〜134 突出部
14,15 凹凸部
31 突出部(突出部材)
D1,D2 外径

Claims (3)

  1. スライドドア内に給電装置が配置され、該給電装置からドアトリムの下端に沿ってボディ本体側にワイヤハーネスの凹凸状のコルゲートチューブ部分が配索され、該スライドドアの開閉操作途中に該コルゲートチューブ部分が該ドアトリムの下端を乗り越える給電用ワイヤハーネスの配索構造において、
    前記コルゲートチューブにおける前記ドアトリムの下端を乗り越える位置に、該コルゲートチューブの外径よりも大径に突出した突出部が設けられ、該乗り越え時に該突出部が該ドアトリムの下端に摺接することを特徴とする給電用ワイヤハーネスの配索構造。
  2. 前記突出部が、前記コルゲートチューブの凹凸部の途中に一体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の給電用ワイヤハーネスの配索構造。
  3. 前記突出部が、前記コルゲートチューブの凹凸部の途中に別個に固定されたことを特徴とする請求項1記載の給電用ワイヤハーネスの配索構造。
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