JP2015072233A - リニアゲージセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】リニアゲージセンサにおける修理交換において、直動部と検出部とのそれぞれの修理交換が容易なリニアゲージセンサを提供する。【解決手段】リニアゲージセンサは、可動機構部2と検出機構部とを備える。可動機構部2は、一軸方向の変位にしたがって直動する直動部30と、直動部の変位を示すスケール部20とが組み込まれ、検出機構部は、可動機構部2を把持する把持部と、把持部に組み込まれて、スケール部20の変位を検出し、検出した変位に基づく信号を出力する変位検出部とを有する。そして、把持部は、変位検出部がスケール部20の変位を検出できるように、スケール用窓211と、検出用窓とが対応するように把持する。【選択図】図1

Description

本発明は、リニアゲージセンサに関する。
従来より、各種寸法や変位等を検出するリニアゲージセンサの構造は、接触子と一体になって直動する目盛と、目盛りを検知する検出機能との全体が筐体の中に納まっている構造である。このような一体構造のため、リニアゲージセンサの取り付け場所からの振動や、測定対象物から受ける測定中の振動、測定環境中の粉塵等により直動する部分が破損した場合、リニアゲージセンサ全体として修理・交換せざるを得なかった。このようなリニアゲージセンサについて、小型化や部品の交換を容易にするための技術を開示する特許文献1及び2が知られている。
特許文献1は、測定レンジの異なるリニアゲージを小型かつ簡易に構成可能とする技術を開示する。リニアゲージは、シャフトをボールスプラインでフレームに支持し、直動可能にした可動機構アッセンブリと、可動機構アッセンブリのスリット板ホルダにスリット板を固定し、直動するスリット板の変位を非接触で検出するための光学、電気部材を固定した変位検出アッセンブリとを備え、可動機構アッセンブリと変位検出アッセンブリとが連結部材を用いて連結され、ケースに収容して構成されている。連結部材とスリット板の長さは、構成するリニアゲージの測定レンジに応じたスリット板のストローク量が確保され、かつ、変位検出ブロックの変位検出範囲内にスリット板が位置するように設定される。
特許文献2は、リニアエンコーダにおいて、エンコーダヘッドの交換を容易にする技術を開示する。リニアエンコーダは、測定用スケールを収納するハウジングとこのハウジングを対象物に固定するエンドブロックと、ハウジングに収納されたスケールを走査して位置情報を得るセンサユニットが接続されているエンコーダヘッドとを有し、エンドブロックの一部又は全部がハウジング内に収納され、ハウジングのエンドブロック収納部とスケール収納部との間に封止部材を有し、ハウジングがエンドブロックを介して固定具により対象物に固定される。
特開2010−25874号公報 特開2010−249602号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、可動機構アッセンブリと変位検出アッセンブリとが連結部材を用いて連結されているので、リニアゲージセンサとしては一体であり、例えば、可動機構アッセンブリのみを修理点検する場合であっても、リニアゲージセンサを分解する必要がある。また、特許文献2に開示された技術は、測定用スケールと、測定対象に固定するためのエンドブロックとにおいて、測定用スケールの交換を容易にする技術である。いずれの技術も、リニアゲージセンサの直動部と検出部とをそれぞれ容易に交換できるようにする技術ではない。
本発明は、リニアゲージセンサにおける修理交換において、直動部と検出部とのそれぞれの修理交換が容易なリニアゲージセンサを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 測定対象物の一軸方向の変位を検出するリニアゲージセンサであって、前記一軸方向の変位にしたがって直動する直動部と、前記直動部の変位を示すスケール部とが組み込まれた可動機構部と、前記可動機構部を把持する把持部と、前記把持部に組み込まれて、前記スケール部の変位を検出し、検出した変位に基づく信号を出力する変位検出部とを有する検出機構部と、を備え、前記把持部は、前記変位検出部が前記スケール部の変位を検出できるように把持する、リニアゲージセンサ。
(1)の構成によれば、本発明に係るリニアゲージセンサは、可動機構部と検出機構部とを備え、可動機構部は、一軸方向の変位にしたがって直動する直動部と、直動部の変位を示すスケール部とが組み込まれ、検出機構部は、可動機構部を把持する把持部と、把持部に組み込まれて、スケール部の変位を検出し、検出した変位に基づく信号を出力する変位検出部とを有する。そして、検出機構部の把持部は、変位検出部がスケール部の変位を検出できるように可動機構部を把持する。
すなわち、(1)に係るリニアゲージセンサは、可動機構部と検出機構部とが分離されて構成されているので、当該リニアゲージセンサにおける修理交換において、それぞれの機構部ごとに、修理交換が可能である。さらに、可動機構部及び検出機構部のそれぞれに直動部及び検出部を組み込むことによって、可動機構部及び検出機構部ごとに小型化を図ることができる。
したがって、(1)に係るリニアゲージセンサは、直動部と検出部とのそれぞれの修理交換が容易なリニアゲージセンサである。
(2) 前記可動機構部は、前記スケール部の変位を検出できるようにするためのスケール用窓を有し、前記検出機構部は、前記スケール部の変位を検出するための検出用窓を有し、前記把持部は、前記スケール用窓と、前記検出用窓とが対応するように把持する、(1)に記載のリニアゲージセンサ。
すなわち、(2)に係るリニアゲージセンサは、可動機構部と検出機構部とが分離されて構成され、それぞれの機構部に設けられた窓を介して、測定対象物の変位を確実に検出することができる。したがって、(1)に係るリニアゲージセンサは、測定対象物の変位を確実に検出することができ、直動部と検出部とのそれぞれの修理交換が容易なリニアゲージセンサである。
(3) 前記検出機構部は、前記把持部を固定する固定機構を備える、(1)又は(2)に記載のリニアゲージセンサ。
すなわち、(3)に係るリニアゲージセンサは、複数のリニアゲージセンサが設置される場合に、設置間隔が従来より短くできるような固定機構を備えている。
したがって、(3)に係るリニアゲージセンサは、測定対象物の位置の違いによる変位を従来より短い間隔で検出するように設置することができ、設置された複数のリニアゲージセンサごとに直動部と検出部とのそれぞれの修理交換が容易なリニアゲージセンサである。
本発明によれば、リニアゲージセンサは、直動部と検出部とに分離することができるため、直動部又は検出部ごとに、点検や修理交換することができ、メンテナンス性が向上する。さらに、本発明によれば、リニアゲージセンサは、固定機構を備え、従来より短い設置間隔で設置することが可能である。
本発明の一実施形態に係る光学式反射型のリニアゲージセンサにおける可動機構部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学式反射型のリニアゲージセンサにおける検出機構部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学式反射型のリニアゲージセンサにおいて、可動機構部と検出機構部とが組み合わせられたことを示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサにおける可動機構部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサにおける検出機構部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサにおいて、可動機構部と検出機構部とが組み合わせられたことを示す図である。 本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサにおける、移動するスリット板と固定スリット板との関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係るリニアゲージセンサを利用した計測の例を示す図である。
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
実施形態1におけるリニアゲージセンサ1の変位検出部40は光学式反射型である。光学式反射型では、光源(例えば、LED(Light Emitting Diode))から投光された光が移動するスリット板により反射され、反射された光を受光素子が受信する。リニアゲージセンサ1は、可動機構部2と、検出機構部4とを備えている。それぞれ、図にしたがって説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光学式反射型のリニアゲージセンサ1における可動機構部2の構成を示す図である。可動機構部2は、一軸方向の変位にしたがって直動する直動部30と、直動部30の変位を示すスケール部20とが組み込まれている。
図1が図示するように、直動部30は、フレーム31と、測定子32と、シャフト33と、シャフト33の軸回りの回動を抑止し軸方向の直動を案内する軸受34と、ステム35と、スリット板ホルダ38と、バネ39とを有する。
測定子32はシャフト33の一端に固定される。また、測定子32が固定されたシャフト33が挿入された軸受34は、ステム35内に収容され、ステム35は、フレーム31に設けられた孔に、測定子32が設けられている側と反対側の端が挿入された形態でフレーム31に固定される。
また、シャフト33の測定子32が固定された端と逆側の端に、スリット板ホルダ38が接着剤等により固定されると共に、バネ39の両端が、フレーム31とスリット板ホルダ38とに各々固定され、これにより、スリット板ホルダ38は、測定子32方向に付勢される。
このような可動機構部2の構成によれば、バネ39は、一端に測定子32が他端にスリット板ホルダ38が固定されたシャフト33を、測定子32方向へ付勢力を与えつつ、シャフト33の軸方向の直動のみが許容されるようにフレーム31に固定することができる。
スケール部20はケース201に覆われ、ケース201には、スケール部20の変位を検出できるようにするためのスケール用窓211が設けられている。
スケール部20において、スリット板21は、スリット板ホルダ38に固定され、シャフト33の軸方向の移動と共に移動する。
スリット板21の長さは、測定レンジに合わせて調整される。すなわち、シャフト33の直動に伴ってスリット板21が直動し、光源部41から放射された光を反射できるように、スリット板21の長さは、測定レンジが大きいほど長いものが用いられる。
ここで、スリット板21には複数のスリットが設けられている。複数のスリットは、光を反射するように、金属(クロム等)のような光を反射する材料で作成されている。なお、スリット板21は、光を回折させるための光回折体としての機能を有して、光を反射させてもよい。なお、この場合、光を回折させるための光回折体は、スリットである必要はなく、鋸刃状、矩形状等の凹凸であってもよい。
光源部41から放射された光は、スケール用窓211を通過してスケール部20に入射する。スリット板21は、入射された光を反射する。反射された光は、光源部41と一体となっている受光部42によって受光される。なお、光源部41及び受光部42については、図2において説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る光学式反射型のリニアゲージセンサ1における検出機構部4の構成を示す図である。
検出機構部4は、可動機構部2を把持する把持部50と、スケール部20の変位を検出し、検出した変位に基づく信号を出力する変位検出部40とを有する。把持部50には、スケール部20の変位を検出するための検出用窓511が設けられ、把持部50は、変位検出部40がスケール部20の変位を検出できるように把持する。
図2が図示するように、変位検出部40は、光源としてのLEDや、光をコリメートするためのレンズ等を有する光源部41と、受光素子や信号処理回路を搭載した回路基板を有し、光源部41と一体となっている受光部42と、を有する。
把持部50は、変位検出部40がスケール部20の変位を計測できるように可動機構部2を把持する。図2が図示するように、把持部50は、可動機構部2が設置される設置用穴501を有し、第1面502と第2面503との間に締め付け用隙間が設けられている。可動機構部2が設置用穴501に設置された後に、第1面502と第2面503とは、締められる。例えば、把持部50に埋め込まれたネジ(図示せず)によって、第1面502と第2面503とが締められ、把持部50は、可動機構部2を締め付けて把持する。
このような機構は、可動機構部2に対する一箇所集中締め付けを緩和し、シャフト33の動きに支障をきたさないようにする。
さらに、把持部50は、突起(リブ)又はくぼみを有し、可動機構部2は、把持部50の突起(リブ)又はくぼみに対応するくぼみ又は突起(リブ)を有するとしてもよい。把持部50は、突起(リブ)又はくぼみが互いに対応するように可動機構部2を把持することにより、変位検出部40がスケール部20の変位を検出できるようにすることができる。
可動機構部2が設置用穴501に設置されていると、光源部41から放射された光は、検出用窓511から可動機構部2のスケール用窓211を通過してスケール部20に入射し、スリット板21で反射されて、スケール用窓211から検出用窓511を通過して、受光部42の受光素子に入射する。
そして、受光部42に搭載された信号処理回路は、受光素子で検出した光によりスリット板21の移動量や移動方向を示す変位を検出し、検出した変位に基づく信号を所定の規格で出力部521から出力する。
図3は、本発明の一実施形態に係る光学式反射型のリニアゲージセンサ1において、可動機構部2と検出機構部4とが組み合わせられたことを示す図である。
図3が図示するように、検出機構部4の把持部50は、変位検出部40が可動機構部2のスケール部20の変位を検出できるように、スケール用窓211と検出用窓511とが対応するように可動機構部2を把持する。このように、移動するスリット板21を有する可動機構部2と、光源部41と受光部42とを有する検出機構部4とを光が通過するように把持することによってリニアゲージセンサ1の全体が一体として構成される。
そして、リニアゲージセンサ1は、可動機構部2の測定子32が測定対象物の測定箇所に接触するように、スタンド(図示せず)等によって検出機構部4の把持部50やステム35等が位置設定されることにより、測定子32が当接する箇所についての物理量(例えば、測定対象物の移動量や厚み等)を測定することができる。
[実施形態2]
実施形態2におけるリニアゲージセンサ1の変位検出部40は光学式透過型である。光学式透過型では、光源と受光素子とが移動するスリット板を挟んで向かい合い、光源から放射された光が、移動するスリット板を透過し、透過した光を受光素子が受信する。
図4は、本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサ1における可動機構部2の構成を示す図である。
図4が図示するように、可動機構部2は図1と同様であるので、説明を省略する。
スリット板21は、スリット板ホルダ38に固定され、シャフト33の軸方向の移動と共に移動する。固定スリット板22は、移動するスリット板21に対して近接した状態で、フレーム31に固定される。
スリット板21の長さは、測定レンジに合わせて調整される。すなわち、シャフト33の直動に伴ってスリット板21が、固定スリット板22と光源部41a,41bとの間で直動するように、スリット板21の長さは、測定レンジが大きいほど長いものが用いられる。
ここで、スリット板21には複数のスリットが設けられており、当該スリットで、スリット板21を透過する光を、スリット板21の変位量に応じて空間的にエンコードすることによりゲージの役割を果たす。また、固定スリット板22には、スリット板21で空間的にエンコードされた後に固定スリット板22を透過する光を、スリット板21の変位量を強度で、スリット板21の移動方向を位相で表す光にデコードするための複数のスリットが設けられている。
そして、受光部42a,42bは、光源部41a,41bから放射され、スリット板21と、固定スリット板22とを透過した光を、検出する。なお、光源部41a,41b及び受光部42a,42bについては、図5において説明する。
図4が図示するように、スケール部20は、ケース201に覆われ、ケース201は、スケール用窓211a,211bを有する。
図5は、本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサ1における検出機構部4の構成を示す図である。
図5が図示するように、検出機構部4は、光源としてのLEDや、光をコリメートするためのレンズ等を有する光源部41a,41bと、受光素子や信号処理回路を搭載した回路基板を有する受光部42a,42bとを有する変位検出部40と、可動機構部2を把持する把持部50とを備える。把持部50は図2と同様であるので、説明を省略する。
可動機構部2が設置用穴501に設置されていると、光源部41a,41bから放射された光は、検出用窓511aから可動機構部2のスケール用窓211aを通過してスケール部20に入射し、スリット板21と固定スリット板22とを順次通過し、スケール用窓211bから検出用窓511bを通過して受光部42a,42bの受光素子に入射する。
そして、受光部42a,42bに搭載された信号処理回路は、光源部41a,41bから放射され、スリット板21、固定スリット板22を透過した光を、受光部42a,42bの受光素子で検出し、検出した光によりスリット板21の移動量や移動方向を示す変位を検出し、検出した変位に基づく信号を出力部521から出力する。
図6は、本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサ1において、可動機構部2と検出機構部4とが組み合わせられたことを示す図である。
図6が図示するように、検出機構部4の把持部50は、変位検出部40が可動機構部2のスケール部20の変位を検出できるように、スケール用窓211a,211bと検出用窓511a,511bとが対応するように可動機構部2を把持する。このように、移動するスリット板21を有する可動機構部2と、光源部41a,41bと受光部42a,42bとを有する検出機構部4とを光が透過するように把持することによってリニアゲージセンサ1の全体が一体として構成される。
そして、リニアゲージセンサ1は、可動機構部2の測定子32が測定対象物の測定箇所に接触するように、スタンド(図示せず)等によって検出機構部4の把持部50やステム35等が位置設定されることにより、測定子32が当接する箇所についての物理量(例えば、測定対象物の移動量や厚み等)を測定することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る光学式透過型のリニアゲージセンサ1における、移動するスリット板21と固定スリット板22との関係を示す図である。
図7が図示するように、シャフト33と一体になって移動するスリット板21と、一定位置に固定された固定スリット板22とは、対向して配置されている。スリットには一定間隔で明暗の目盛が印刷されている。計数するためにはスリット板21の移動方向(+、−方向)を判別する必要があるため、固定スリット板22にはA、Bの2種類のスリットが配置されており、スリットAに対してスリットBは、1/4P(ピッチ)ずれた位置に配置されている。これ等のスリットを挟んで、光源部41a,41bと受光部42a,42bとが向かい合っている。
このような構成において、移動するスリット板21が固定スリット板22に対して移動すると、固定スリット板22のスリットA及びスリットBをそれぞれ通過する光は、明暗を繰り返す。この明暗に基づいて、同じ周期で90度の位相差を持つ2つの方形波信号が受光部42a,42bの信号処理回路から出力される。方形波信号を受信するデータ処理装置(例えば、カウンタ)は、その位相の進み又は遅れから方向判別し、加算又は減算を行って計数し、変位量を算出する。
図8は、本発明の一実施形態に係るリニアゲージセンサ1を利用した計測の例を示す図である。図8が図示するように、リニアゲージセンサ1における可動機構部2と検出機構部4との構成により、リニアゲージセンサ1a,1bを並べて設置した場合の間隔601は、従来より短い距離である。
さらに、リニアゲージセンサ1は、複数のリニアゲージセンサ1が設置される場合に、設置間隔が従来より短くできるような固定機構700を備えている。具体的には、図8に示すように、固定機構700は、固定穴701(例えば、固定穴701a,701b)と、測定基準台702とから構成される。リニアゲージセンサ1aの検出機構部4aは、例えば、ボルト等により、固定穴701aを介して測定基準台702に固定され、リニアゲージセンサ1bの検出機構部4bも、固定穴701bを介して測定基準台702に固定される。
すなわち、複数のリニアゲージセンサ1a、1bは従来より短い設置間隔で設置されることが可能である。
このようなリニアゲージセンサ1を利用すれば、複数のリニアゲージセンサ1a,1bを従来より短い距離間隔で並べて測定対象物を測定し、例えば、部品に一定の荷重を徐々に加えた時の変位を、間隔距離が従来より短い多チャンネルで測定することができる。
本実施形態によれば、リニアゲージセンサ1は、可動機構部2と検出機構部4とを備え、可動機構部2は、一軸方向の変位にしたがって直動する直動部30と、直動部の変位を示すスケール部20とが組み込まれ、検出機構部4は、可動機構部2を把持する把持部50と、把持部50に組み込まれて、スケール部20の変位を検出し、検出した変位に基づく信号を出力する変位検出部40とを有する。そして、把持部50は、変位検出部40がスケール部20の変位を検出できるように、スケール用窓211と、検出用窓511とが対応するように把持する。さらに、検出機構部4は、把持部50を固定する固定機構700を備え、複数のリニアゲージセンサ1が従来より短い設置間隔で設置されることを可能にする。
したがって、リニアゲージセンサ1は、可動機構部2と検出機構部4とのそれぞれの修理交換が容易なリニアゲージセンサ1であり、検出機構部4が固定機構700を備えることによって、複数のリニアゲージセンサ1が従来より短い設置間隔で設置されることを可能にする。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態では、光学式の実施形態を説明したが、本発明は光学式に限定されるものではない。移動するスリット板の変位を磁気によって検出する磁気式や、移動するスリット板の変位を静電容量によって検出する静電容量式でもよい。可動機構部2に組み込まれた直動部30の変位を、可動機構部2から分離された検出機構部4によって検出するという構成のリニアゲージセンサ1により、それぞれの機構部ごとに、修理交換が可能である。
1,1a,1b リニアゲージセンサ
2,2a,2b 可動機構部
20 スケール部
21 スリット板
22 固定スリット板
30 直動部
31 フレーム
32 測定子
33 シャフト
34 軸受
35 ステム
38 スリット板ホルダ
39 バネ
201 ケース
211,211a,211b スケール用窓
4,4a,4b 検出機構部
40 変位検出部
41,41a,41b 光源部
42,42a,42b 受光部
50 把持部
501,501a,501b 設置用穴
502 第1面
503 第2面
511,511a,511b 検出用窓
521 出力部
700 固定機構
701,701a,701b 固定穴
702 測定基準台

Claims (3)

  1. 測定対象物の一軸方向の変位を検出するリニアゲージセンサであって、
    前記一軸方向の変位にしたがって直動する直動部と、前記直動部の変位を示すスケール部とが組み込まれた可動機構部と、
    前記可動機構部を把持する把持部と、前記把持部に組み込まれて、前記スケール部の変位を検出し、検出した変位に基づく信号を出力する変位検出部とを有する検出機構部と、を備え、
    前記把持部は、前記変位検出部が前記スケール部の変位を検出できるように把持する、
    リニアゲージセンサ。
  2. 前記可動機構部は、前記スケール部の変位を検出できるようにするためのスケール用窓を有し、
    前記検出機構部は、前記スケール部の変位を検出するための検出用窓を有し、
    前記把持部は、前記スケール用窓と、前記検出用窓とが対応するように把持する、
    請求項1に記載のリニアゲージセンサ。
  3. 前記検出機構部は、前記把持部を固定する固定機構を備える、請求項1又は2に記載のリニアゲージセンサ。
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