JP2015070281A - ユーザ端末、基地局、及びプロセッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】CSIフィードバックによるオーバーヘッドを削減する。【解決手段】下りリンク周波数f1には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。UEは、参照信号期間において、下りリンク周波数f1を使用して上りリンク参照信号をeNBに送信する。eNBは、参照信号期間において、下りリンク周波数f1を使用して上りリンク参照信号をUEから受信する。【選択図】図7

Description

本発明は、FDD通信システムにおいて用いられるユーザ端末、基地局、及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)は、下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行う周波数分割複信(FDD)をサポートする。
FDDを採用する移動通信システム(すなわち、FDD通信システム)では、ユーザ端末は、基地局から下りリンク周波数を使用して送信される下りリンク参照信号に基づいて、下りリンク周波数におけるチャネル状態に対応するチャネル状態情報(CSI)を基地局にフィードバックする(例えば非特許文献1参照)。
基地局は、ユーザ端末からフィードバックされるCSIに基づいて、下りリンク伝送制御を行う。下りリンク伝送制御とは、例えば下りリンクのマルチアンテナ伝送制御及び/又は下りリンクのスケジューリングなどである。
また、3GPPでは、リリース8乃至11で規定される従来型のキャリア構造とは異なる新たなキャリア構造(NCT:New Carrier Type)を導入することが検討されている。
3GPP技術仕様書 「TS36.211 V11.3.0」 2013年6月
FDD通信システムでは、下りリンク伝送制御を行うためにCSIフィードバックが必須であり、CSIフィードバックによるオーバーヘッドが問題となる。
さらに、下りリンク伝送制御の高度化を図る場合には、より高精度のCSIが必要となるため、フィードバックすべきCSIの情報量が増大し、CSIフィードバックによるオーバーヘッドが深刻な問題となる。
そこで、本発明は、CSIフィードバックによるオーバーヘッドを削減することを目的とする。
第1の特徴に係るユーザ端末は、下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられる。前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。前記ユーザ端末は、前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を基地局に送信する送信部を備える。
第2の特徴に係る基地局は、下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられる。前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。前記基地局は、前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号をユーザ端末から受信する受信部を備える。
第3の特徴に係るプロセッサは、下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられるユーザ端末に備えられる。前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。前記プロセッサは、前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を基地局に送信する処理を行う。
本発明によれば、CSIフィードバックによるオーバーヘッドを削減することができる。
実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 実施形態に係るUEのブロック図である。 実施形態に係るeNBのブロック図である。 実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 実施形態に係る無線フレームの構成図である。 実施形態に係る動作環境を説明するための図である。 実施形態に係るNCTを説明するための図である。 実施形態に係る動作シーケンス図である。 実施形態の変更例1を説明するための図である。 実施形態の変更例2を説明するための図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係るユーザ端末は、下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられる。前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。前記ユーザ端末は、前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を基地局に送信する送信部を備える。
実施形態では、前記上りリンク周波数には、時間方向において前記参照信号期間と重複する停止期間が設定される。前記ユーザ端末は、前記停止期間において、前記上りリンク周波数を使用した送信を停止する制御を行う制御部をさらに備える。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記基地局からブロードキャスト又はユニキャストで送信される、前記参照信号期間の設定パラメータを受信する受信部をさらに備える。前記設定パラメータは、前記参照信号期間が設定される頻度、前記参照信号期間の時間位置、及び前記参照信号期間の時間長の少なくとも1つを含む。前記送信部は、前記設定パラメータに基づいて設定される前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記基地局に送信する。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記基地局からユニキャストで送信される、前記上りリンク参照信号の送信パラメータを前記基地局から受信する受信部をさらに備える。前記送信パラメータは、前記参照信号期間のうち前記上りリンク参照信号を送信すべき時間リソース及び/又は周波数リソースを指定する情報を含む。前記送信部は、前記参照信号期間のうち、前記送信パラメータに基づいて指定される時間リソース及び/又は周波数リソースにおいて、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記基地局に送信する。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記参照信号期間において、前記基地局からの下りリンク参照信号の受信を停止する制御を行う制御部をさらに備える。
前記参照信号期間は、前記下りリンク周波数において、セル固有の下りリンク参照信号を含むシンボル区間を避けて設定される。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記上りリンク周波数を使用した送信のタイミングを補正するための第1の送信タイミング補正値を管理する制御部をさらに備える。前記制御部は、前記下りリンク周波数を使用した前記上りリンク参照信号の送信のタイミングを補正するための第2の送信タイミング補正値をさらに管理する。
実施形態に係る基地局は、下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられる。前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。前記基地局は、前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号をユーザ端末から受信する受信部を備える。
実施形態では、前記上りリンク周波数には、時間方向において前記参照信号期間と重複する停止期間が設定される。前記基地局は、前記停止期間において、前記上りリンク周波数を使用した受信を停止する制御を行う制御部をさらに備える。
実施形態では、前記FDD通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートしている。前記制御部は、前記停止期間において、前記上りリンク周波数を前記D2D通信のために他のユーザ端末に使用させる。
実施形態に係る基地局は、前記参照信号期間の設定パラメータをブロードキャスト又はユニキャストで前記ユーザ端末に送信する送信部をさらに備える。前記設定パラメータは、前記参照信号期間が設定される頻度、前記参照信号期間の時間位置、及び前記参照信号期間の時間長の少なくとも1つを含む。前記受信部は、前記設定パラメータに基づいて設定される前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記ユーザ端末から受信する。
実施形態に係る基地局は、前記上りリンク参照信号の送信パラメータをユニキャストで前記ユーザ端末に送信する送信部をさらに備える。前記送信パラメータは、前記参照信号期間のうち前記上りリンク参照信号を送信すべき時間リソース及び/又は周波数リソースを含む。前記受信部は、前記参照信号期間のうち、前記送信パラメータに基づいて指定される時間リソース及び/又は周波数リソースにおいて、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記ユーザ端末から受信する。
実施形態に係る基地局は、前記参照信号期間において、下りリンク参照信号の送信を停止する制御を行う制御部をさらに備える。
実施形態では、前記参照信号期間は、前記下りリンク周波数において、セル固有の下りリンク参照信号を含むシンボル区間を避けて設定される。
実施形態に係る基地局は、前記上りリンク周波数を使用した送信のタイミングを補正するための第1の送信タイミング補正値を前記ユーザ端末に送信する送信部をさらに備える。前記送信部は、前記下りリンク周波数を使用した前記上りリンク参照信号の送信のタイミングを補正するための第2の送信タイミング補正値を前記ユーザ端末にさらに送信する。
実施形態に係るプロセッサは、下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられるユーザ端末に備えられる。前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。前記プロセッサは、前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を基地局に送信する処理を行う。
[実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワークが構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
複数のアンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、複数のアンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
複数のアンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、複数のアンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Media Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態(RRC接続状態)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRCアイドル状態)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(実施形態に係る動作)
図6は、実施形態に係る動作環境を説明するための図である。
図6に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、下りリンク周波数f1と上りリンク周波数f2とを使用して通信を行うFDD通信システムである。FDD通信システムにおいて、下りリンク周波数f1におけるチャネル状態と上りリンク周波数f2におけるチャネル状態とは異なる。
一般的なFDD通信システムでは、UE100は、eNB200から下りリンク周波数f1を使用して送信される下りリンク参照信号に基づいてチャネル推定を行い、下りリンク周波数f1におけるチャネル状態に対応するCSIをeNB200にフィードバックする。
下りリンク参照信号は、CRS(Cell−specific Reference Signal)及びCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)などである。CRSは、セル固有の下りリンク参照信号である。CRS及びCSI−RSは、CSIを得るためのチャネル推定(すなわち、CSI測定)に利用される。CRSは、チャネル推定以外にも、モビリティ制御のための受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)測定に利用される。
CSIは、チャネル品質情報(CQI;Channel Quality Indicator)、プリコーダ行列情報(PMI;Precoder Matrix Indicator)、及びランク情報(RI;Rank Indicator)などである。CQIは、下りリンクにおいて推奨される変調・符号化方式(MCS)を示すインデックスである。PMIは、下りリンクにおいて推奨されるプリコーダ行列を示すインデックスである。RIは、下りリンクにおいて推奨されるランクを示すインデックスである。
eNB200は、UE100からフィードバックされるCSIに基づいて、下りリンク伝送制御を行う。下りリンク伝送制御は、例えば下りリンクのマルチアンテナ伝送制御及び/又は下りリンクのスケジューリングなどである。例えば、eNB200は、PMI及びRIに基づいて、下りリンクのマルチアンテナ伝送を制御する。また、eNB200は、CQIに基づいて、下りリンクのスケジューリングを行う。
このように、一般的なFDD通信システムでは、下りリンク伝送制御を行うためにCSIフィードバックが必須であり、CSIフィードバックによるオーバーヘッドが問題となる。さらに、下りリンク伝送制御の高度化を図る場合には、より高精度のCSIが必要となるため、フィードバックすべきCSIの情報量が増大し、CSIフィードバックによるオーバーヘッドが深刻な問題となる。また、現状のCSIの精度では、MU−MIMO(Multi User Multiple−Input Multiple−Output)などの高度なマルチアンテナ伝送を導入困難である。
そこで、実施形態では、このような問題を解決するために、リリース8乃至11で規定される従来型のキャリア構造とは異なる新たなキャリア構造(NCT)を導入する。
図7は、実施形態に係るNCTを説明するための図である。
図7に示すように、下りリンク周波数f1には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。参照信号期間は、例えば、シンボル単位、スロット単位、又はサブフレーム単位で設定される。UE100は、参照信号期間において、下りリンク周波数f1を使用して上りリンク参照信号をeNB200に送信する。eNB200は、参照信号期間において、下りリンク周波数f1を使用して上りリンク参照信号をUE100から受信する。
これにより、eNB200は、UE100から受信した上りリンク参照信号に基づいて、下りリンク周波数f1についてのチャネル推定を行うことができる。よって、eNB200は、UE100からのCSIフィードバックに依存することなく、下りリンク周波数f1のCSIをeNB200自身で得ることができる。従って、CSIフィードバックによるオーバーヘッドを削減することができる。また、MU−MIMOなどの高度なマルチアンテナ伝送を導入可能とすることができる。
上りリンク参照信号は、eNB200において既知の信号系列であり、サイクリックシフト量と基本系列とによって定義される。例えば基本系列では、時間及び周波数両方の領域において固定の振幅を持ち、サイクリックシフトさせた系列が互いに直交するZadoff−Chu系列を適用できる。上りリンク参照信号は、サウンディング参照信号(SRS)であってもよい。SRSの送信には、周波数ホッピングが適用される。すなわち、SRSの送信周期毎に、SRSの送信周波数が切り替えられる。
但し、下りリンク周波数f1に参照信号期間を設定することにより、参照信号期間において下りリンク参照信号と上りリンク参照信号との衝突が生じる可能性がある。よって、実施形態では、eNB200は、参照信号期間において、下りリンク参照信号の送信を停止する制御を行う。UE100は、参照信号期間において、eNB200からの下りリンク参照信号の受信を停止する制御を行う。これにより、参照信号期間において下りリンク参照信号と上りリンク参照信号との衝突が生じることを防止できる。
また、下りリンク周波数f1及び上りリンク周波数f2でUE100が同時に送信を行う場合、UE100の送信電力の不足が生じ得る。よって、上りリンク周波数f2には、時間方向において参照信号期間と重複する停止期間が設定される。UE100の送信回路の切り替え時間を確保するために、停止期間は、参照信号期間よりも長い期間であってもよい。UE100は、停止期間において、上りリンク周波数f2を使用した送信を停止する制御を行う。eNB200は、停止期間において、上りリンク周波数f2を使用した受信を停止する制御を行う。
次に、実施形態に係る動作シーケンスについて説明する。図8は、実施形態に係るシーケンス図である。
図8に示すように、ステップS11において、eNB200は、参照信号期間の設定パラメータをブロードキャスト又はユニキャストでUE100に送信する。設定パラメータは、例えばRRCメッセージ(Common)又はRRCメッセージ(Dedicated)により送信される。設定パラメータは、参照信号期間が設定される頻度、参照信号期間の時間位置、及び参照信号期間の時間長の少なくとも1つを指定するパラメータを含む。これらのパラメータは、例えば、シンボル単位、スロット単位、又はサブフレーム単位で指定できる。設定パラメータを受信したUE100は、設定パラメータにより指定される参照信号期間の設定(Configuration)を記憶する。
ステップS12において、eNB200は、上りリンク参照信号の送信パラメータをユニキャストでUE100に送信する。送信パラメータは、例えばRRCメッセージ(Dedicated)により送信される。送信パラメータは、参照信号期間のうち上りリンク参照信号を送信すべき時間リソース及び/又は周波数リソースを指定するパラメータを含む。時間リソースは、例えばシンボル、スロット、又はサブフレームである。周波数リソースは、例えばリソースブロックである。送信パラメータを受信したUE100は、送信パラメータにより指定される上りリンク参照信号の送信設定(Configuration)を記憶する。
なお、上りリンク参照信号としてSRSを利用する場合、送信パラメータは、送信帯域幅、送信周期、ホッピング帯域幅、送信開始帯域、送信電力等を含んでもよい。送信帯域幅とは、上りリンク参照信号を送信する際の周波数帯域幅である。送信周期とは、上りリンク参照信号を送信させる周期である。ホッピング帯域幅とは、ホッピングの有無を決定するためのパラメータである。送信開始帯域とは、ホッピング帯域幅において最初に上りリンク参照信号を送信させる周波数帯域である。送信電力とは、上りリンク参照信号の送信電力である。
或いは、UE100は、参照信号期間に対応する下りリンク無線リソースをeNB200から割り当てた場合に、当該下りリンク無線リソースにより上りリンク参照信号を送信してもよい。但し、下りリンクで広帯域の無線リソースが割り当てられたUE100がその全てのリソースにわたって上りリンクの送信をすることが適切でない(セル端UEは帯域幅が広すぎると送信電力が飽和する可能性がある)ことを考慮すると、下りリンクで割当てられたリソースブロックのうちの一部のみを用いて上りリンク参照信号を送信する方が好ましい場合もある。そのため、送信パラメータとして、上りリンク参照信号を送信するリソースブロックを決定するためのパラメータ(例えば、送信帯域幅、開始位置)を通知することが望ましい。
なお、ステップS11及びS12は、同時に行なわれてもよい。また、ステップS11及びS12は、何れか一方のみであってもよい。
ステップS13において、UE100は、参照信号期間において、下りリンク周波数f1を使用して上りリンク参照信号をeNB200に送信する。実施形態では、UE100は、設定パラメータに基づいて下りリンク周波数f1に設定された参照信号期間のうち、送信パラメータに基づいて指定される時間リソース及び/又は周波数リソースを使用して上りリンク参照信号を送信する。
ステップS14において、eNB200は、UE100から受信した上りリンク参照信号に基づいて、下りリンク周波数f1についてのチャネル推定を行う。このようにして、eNB200は、UE100からのCSIフィードバックに依存することなく、下りリンク周波数f1のCSIをeNB200自身で得ることができる。eNB200は、自身で得たCSIに基づいて、MU−MIMOなどの高度なマルチアンテナ伝送を行なってもよい。
次に、上りリンクの送信タイミング制御について説明する。上りリンクにおいて、eNB200から遠くに位置するUE100は、eNB200の受信タイミングに合うように、送信タイミングを早める必要がある。このため、eNB200は、UE100から受信する上りリンク信号のタイミングを測定することにより、UE100の送信タイミングを補正するためのタイミング補正値を生成し、TA MCE(Timing Advance Command Mac Control Element)としてUE100に送信する。上述したように、下りリンク周波数f1におけるチャネル状態と上りリンク周波数f2におけるチャネル状態とは異なるため、実施形態では、以下に示す2種類のタイミング補正値を使用する。
図8に示すように、ステップS15において、eNB200は、上りリンク周波数f2を使用した送信のタイミングを補正するための通常のタイミング補正値(第1の送信タイミング補正値)をUE100に送信する。第1のタイミング補正値は、絶対値であってもよく、差分値であってもよい。UE100は、第1の送信タイミング補正値を管理する。UE100は、管理している第1の送信タイミング補正値に基づいて、上りリンク周波数f2を使用した送信のタイミングを補正する。
ステップS16において、eNB200は、下りリンク周波数f1を使用した上りリンク参照信号の送信のタイミングを補正するためのタイミング補正値(第2の送信タイミング補正値)をUE100に送信する。第2のタイミング補正値は、絶対値であってもよく、差分値であってもよい。UE100は、第2の送信タイミング補正値を管理する。UE100は、管理している第2の送信タイミング補正値に基づいて、下りリンク周波数f1を使用した上りリンク参照信号の送信タイミングを補正する。
(実施形態のまとめ)
上述したように、下りリンク周波数f1には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定される。UE100は、参照信号期間において、下りリンク周波数f1を使用して上りリンク参照信号をeNB200に送信する。eNB200は、参照信号期間において、下りリンク周波数f1を使用して上りリンク参照信号をUE100から受信する。
これにより、eNB200は、UE100から受信した上りリンク参照信号に基づいて、下りリンク周波数f1についてのチャネル推定を行うことができる。よって、eNB200は、UE100からのCSIフィードバックに依存することなく、下りリンク周波数f1のCSIをeNB200自身で得ることができる。従って、CSIフィードバックによるオーバーヘッドを削減することができるとともに、MU−MIMOなどの高度なマルチアンテナ伝送を導入可能とすることができる。
[変更例1]
上述した実施形態では、eNB200は、参照信号期間において、下りリンク参照信号の送信を停止していた。これに対し、実施形態の変更例1では、参照信号期間は、下りリンク周波数f1において、セル固有の下りリンク参照信号(CRS)を含むシンボル区間を避けて設定される。これにより、モビリティ制御のためのRSRP測定などに悪影響を与えることを防止できる。
図9は、実施形態の変更例1を説明するための図である。図9は、1サブフレーム分の時間、かつ1リソースブロック分の周波数におけるリソース構成を示している。
図9に示すように、CRSに対応するシンボル(基準シンボル)は、通常サイクリックプレフィックス(CP)設定の場合、各スロットのシンボル#0及び#4に配置される。よって、各スロットのシンボル#0及び#4以外のシンボル区間に参照信号期間を設定する。実際には、基準シンボルの前後1シンボルも、周辺UEへの干渉を抑えるためのガードタイムとして確保することが好ましい。よって、各スロット中のシンボル#2を参照信号期間、各スロット中のシンボル#1及び#3をガードタイムとして設定してもよい。
但し、eNB200が4アンテナポート構成である場合に、アンテナポート#2及び#3については、各スロット中のシンボル#1に基準シンボル(CRS)が配置されるため、シンボル#1をガード期間として設定すると、アンテナポート#2及び#3のCRSと衝突してしまう。しかしながら、アンテナポート#2及び#3のCRSは、CSI測定及び復調にのみ用いられるため、CSI測定に関してはCSIレポートのconfigによって他UEとの衝突を避けることが可能であり、復調に関しては当該上りリンク参照信号を送信するUEが影響を受けるだけであるため、シンボル#1のCRSを受信しなければよく、大きな問題にはならないと考えられる。
[変更例2]
上述した実施形態では、上りリンク周波数f2には、時間方向において参照信号期間と重複する停止期間が設定されていた。よって、停止期間において上りリンク周波数f2は使用されないことになる。しかしながら、周波数利用効率を高めるために、停止期間において上りリンク周波数f2を他の用途に使用してもよい。他の用途としては、直接的な端末間通信であるD2D通信が挙げられる。eNB200は、停止期間において、上りリンク周波数f2をD2D通信のためにUE100に使用させる。
図10は、実施形態の変更例2に係るD2D通信を説明するための図である。ここでは、D2D通信を、LTEシステムの通常の通信であるセルラ通信と比較して説明する。セルラ通信は、データパスがネットワーク(E−UTRAN10、EPC20)を経由する。データパスとは、ユーザデータの伝送経路である。これに対し、図10に示すように、D2D通信は、UE間に設定されるデータパスがネットワークを経由しない。相互に近接する複数のUE100(UE100−1及びUE100−2)は、eNB200のセルにおいて、低送信電力で直接的に無線通信を行う。
eNB200は、上りリンク周波数f2及び停止期間を示すD2Dリソース情報をUE100−1及びUE100−2に通知することにより、停止期間において、上りリンク周波数f2をD2D通信のためにUE100−1及びUE100−2に使用させることができる。
[その他の実施形態]
上述した実施形態では、NCTをサポートしないUE(レガシーUE)の存在について特に触れなかったが、下りリンク周波数f1及び上りリンク周波数f2に通常のサブフレームも混在させることで、レガシーUEにも下りリンク周波数f1及び上りリンク周波数f2を利用させることができる。
上述した第1変更例では、参照信号期間が、下りリンク周波数f1において、CRSを含むシンボル区間を避けて設定されていた。しかしながら、CRSだけでなく、プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)、及びマスタ情報ブロック(MIB)も重要であるため、PSS・SSS・MIBを含むサブフレーム#0及び#5を避けて参照信号期間を設定することが好ましい。
上述した各実施形態では、セルラ通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
10…E−UTRAN、20…EPC、100…UE、101…アンテナ、110…無線送受信機、120…ユーザインターフェイス、130…GNSS受信機、140…バッテリ、150…メモリ、160…プロセッサ、200…eNB、201…アンテナ、210…無線送受信機、220…ネットワークインターフェイス、230…メモリ、240…プロセッサ、300…MME/S−GW

Claims (16)

  1. 下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定され、
    前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を基地局に送信する送信部を備えることを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記上りリンク周波数には、時間方向において前記参照信号期間と重複する停止期間が設定され、
    前記停止期間において、前記上りリンク周波数を使用した送信を停止する制御を行う制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記基地局からブロードキャスト又はユニキャストで送信される、前記参照信号期間の設定パラメータを受信する受信部をさらに備え、
    前記設定パラメータは、前記参照信号期間が設定される頻度、前記参照信号期間の時間位置、及び前記参照信号期間の時間長の少なくとも1つを含み、
    前記送信部は、前記設定パラメータに基づいて設定される前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記基地局に送信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記基地局からユニキャストで送信される、前記上りリンク参照信号の送信パラメータを前記基地局から受信する受信部をさらに備え、
    前記送信パラメータは、前記参照信号期間のうち前記上りリンク参照信号を送信すべき時間リソース及び/又は周波数リソースを指定する情報を含み、
    前記送信部は、前記参照信号期間のうち、前記送信パラメータに基づいて指定される時間リソース及び/又は周波数リソースにおいて、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記基地局に送信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  5. 前記参照信号期間において、前記基地局からの下りリンク参照信号の受信を停止する制御を行う制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  6. 前記参照信号期間は、前記下りリンク周波数において、セル固有の下りリンク参照信号を含むシンボル区間を避けて設定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  7. 前記上りリンク周波数を使用した送信のタイミングを補正するための第1の送信タイミング補正値を管理する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記下りリンク周波数を使用した前記上りリンク参照信号の送信のタイミングを補正するための第2の送信タイミング補正値をさらに管理することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  8. 下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられる基地局であって、
    前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定され、
    前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号をユーザ端末から受信する受信部を備えることを特徴とする基地局。
  9. 前記上りリンク周波数には、時間方向において前記参照信号期間と重複する停止期間が設定され、
    前記停止期間において、前記上りリンク周波数を使用した受信を停止する制御を行う制御部をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  10. 前記FDD通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートしており、
    前記制御部は、前記停止期間において、前記上りリンク周波数を前記D2D通信のために他のユーザ端末に使用させることを特徴とする請求項9に記載の基地局。
  11. 前記参照信号期間の設定パラメータをブロードキャスト又はユニキャストで前記ユーザ端末に送信する送信部をさらに備え、
    前記設定パラメータは、前記参照信号期間が設定される頻度、前記参照信号期間の時間位置、及び前記参照信号期間の時間長の少なくとも1つを含み、
    前記受信部は、前記設定パラメータに基づいて設定される前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記ユーザ端末から受信することを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  12. 前記上りリンク参照信号の送信パラメータをユニキャストで前記ユーザ端末に送信する送信部をさらに備え、
    前記送信パラメータは、前記参照信号期間のうち前記上りリンク参照信号を送信すべき時間リソース及び/又は周波数リソースを含み、
    前記受信部は、前記参照信号期間のうち、前記送信パラメータに基づいて指定される時間リソース及び/又は周波数リソースにおいて、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を前記ユーザ端末から受信することを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  13. 前記参照信号期間において、下りリンク参照信号の送信を停止する制御を行う制御部をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  14. 前記参照信号期間は、前記下りリンク周波数において、セル固有の下りリンク参照信号を含むシンボル区間を避けて設定されることを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  15. 前記上りリンク周波数を使用した送信のタイミングを補正するための第1の送信タイミング補正値を前記ユーザ端末に送信する送信部をさらに備え、
    前記送信部は、前記下りリンク周波数を使用した前記上りリンク参照信号の送信のタイミングを補正するための第2の送信タイミング補正値を前記ユーザ端末にさらに送信することを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  16. 下りリンク周波数と上りリンク周波数とを使用して通信を行うFDD通信システムにおいて用いられるユーザ端末に備えられるプロセッサであって、
    前記下りリンク周波数には、チャネル推定に利用される上りリンク参照信号を送信するための参照信号期間が部分的に設定され、
    前記プロセッサは、前記参照信号期間において、前記下りリンク周波数を使用して前記上りリンク参照信号を基地局に送信する処理を行うことを特徴とするプロセッサ。
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