JP2015069455A - 会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラム - Google Patents

会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015069455A
JP2015069455A JP2013203734A JP2013203734A JP2015069455A JP 2015069455 A JP2015069455 A JP 2015069455A JP 2013203734 A JP2013203734 A JP 2013203734A JP 2013203734 A JP2013203734 A JP 2013203734A JP 2015069455 A JP2015069455 A JP 2015069455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sentence
user
agent
conversation
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013203734A
Other languages
English (en)
Inventor
理江 遠富
Rie Totomi
理江 遠富
邦彦 牧田
Kunihiko Makita
邦彦 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Solution Innovators Ltd filed Critical NEC Solution Innovators Ltd
Priority to JP2013203734A priority Critical patent/JP2015069455A/ja
Publication of JP2015069455A publication Critical patent/JP2015069455A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Machine Translation (AREA)

Abstract

【課題】ユーザへの自動応答において擬似的に種々の人格を付与することができる、会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】会話文生成装置10は、ユーザ20によって入力された文に対して、仮想上のエージェントからの応答文を生成するための装置であり、複数のエージェントそれぞれ毎に、当該エージェントの特性を特定するエージェント情報13を格納している、情報格納部12と、ユーザから文が入力されると、予め作成されている会話テンプレート14のなかから、入力された文に対応する文を選択し、複数のエージェントのうち利用されるエージェントのエージェント情報13に基づいて、選択した文を加工して、応答文を生成する、応答文生成部11とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザと仮想上のエージェントとの会話を可能にするための、会話文生成装置、会話文生成方法、及びこれらを実行するためのプログラムに関する。
近年、コンピュータの処理能力の向上により、自動会話システムの開発が進んでいる。自動会話システムは、入力された言葉に対応して、コンピュータが自動的に応答を出力するシステムであり、エンターティメント、教育、顧客サポート等、様々な分野での利用が期待されている。
自動会話システムの具体例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された自動会話システムは、Webブラウザ上でユーザとコンピュータとの会話を可能にするシステムであり、会話サーバと、データベースと、Webサーバとを備えている。
この特許文献1に開示された自動会話システムでは、Webサーバは、ユーザがWebブラウザ上から会話用の文を入力すると、入力された文(以下「入力文」と表記する。)を受信し、これを会話サーバに送信する。会話サーバは、Webサーバから入力文を受信すると、受信した入力文とデータベースに登録されているシナリオ集とを照合し、照合結果から、入力文に応答する応答文を作成する。
具体的には、特許文献1に開示された自動会話システムでは、会話サーバは、まず、入力文に対して、形態素解析を実行する。そして、会話サーバは、解析結果を用いて、入力文と、予め作成されている各シナリオとの類似度を求め、最も類似度の高いシナリオを選択し、これに沿って応答文を作成する。また、会話サーバは、作成した応答文を、Webサーバを介して、ユーザのWebブラウザ上に表示させる。
また、近年においては、社会構造上、一人暮らしが増加している。特に、一人暮らしの高齢者が増加しており、心のケアを提供することが重要となっている。このため、自動会話システムによって、ユーザとコンピュータとの会話を実現し、これによってユーザに癒しを提供することが提案されている。
その他、特許文献2は、携帯電話の画面上に、仮想のペットを登場させ、ユーザの操作入力に対応して、この仮想のペットがメッセージを出力するシステムを開示している。特許文献2に開示されたシステムでは、ユーザの操作入力に対応して、予め設定されたメッセージが出力されるに過ぎないが、ユーザはキャラクターと対話を行ったように感じることができるので、このシステムによってもユーザに癒しが提供されると考えられる。
また、特許文献3は、端末装置のWebブラウザの画面上に、エージェントを登場させるシステムを開示している。特許文献3に開示されたシステムは、ユーザがWebページを閲覧していると、閲覧しているWebページを解析し、エージェントを介して、解析結果に応じたメッセージを出力する。例えば、ユーザがゲームに関するWebページを閲覧していると、「ゲームには僕も興味があるなあ」といったメッセージが出力される。特許文献3に開示されたシステムでは、ユーザはエージェントと共にネットサーフィンを楽しんでいる気分を得られるので、このシステムによってもユーザに癒しが提供されると考えられる。
特開2012−064073号公報 特開2001−345954号公報 特開2004−062895号公報
ところで、ユーザ毎に好みの話し相手があることから、十分な癒し効果を得るためには、自動会話システムは、そのユーザが好むキャラクターとして振る舞って、応答文を生成することが重要であると考えられる。また、自動会話サービスを提供する企業においては、自動会話システムを、企業が設定したキャラクターとして振る舞わせたいと考える場合がある。
しかしながら、上記特許文献1に開示された自動会話システムでは、入力文に応じた応答文を作成する機能しか備えておらず、各種キャラクターとして振る舞うことは困難である。
なお、特許文献2及び3は、仮想のペット及びエージェントの性格を設定する技術を開示している。しかし、特許文献2及び3に開示されたシステムは、会話の成立を目的としたシステムではなく、特許文献2及び3に開示された技術を、特許文献1に開示された自動会話システムに適用しただけでは、上記問題の解決は不可能である。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、ユーザへの自動応答において擬似的に種々の人格を付与することができる、会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における会話文生成装置は、ユーザによって入力された文に対して、仮想上のエージェントからの応答文を生成するための会話文生成装置であって、
複数の前記エージェントそれぞれ毎に、当該エージェントの特性を特定するエージェント情報を格納している、情報格納部と、
前記ユーザから文が入力されると、予め作成されている会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択し、複数の前記エージェントのうち利用されるエージェントの前記エージェント情報に基づいて、選択した文を加工して、前記応答文を生成する、応答文生成部と、
を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における会話文生成方法は、ユーザによって入力された文に対して、仮想上のエージェントからの応答文を生成するための会話文生成方法であって、
(a)前記ユーザから文が入力されると、予め作成されている会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、ステップと、
(b)複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成されている、当該エージェントの特性を特定するエージェント情報のうち、利用されるエージェントの前記エージェント情報を取得し、取得した前記エージェント情報に基づいて、前記(a)のステップで選択した文を加工して、前記応答文を生成する、ステップと、
を有している、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、ユーザによって入力された文に対する仮想上のエージェントからの応答文を、コンピュータによって生成するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記ユーザから文が入力されると、予め作成されている会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、ステップと、
(b)複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成されている、当該エージェントの特性を特定するエージェント情報のうち、利用されるエージェントの前記エージェント情報を取得し、取得した前記エージェント情報に基づいて、前記(a)のステップで選択した文を加工して、前記応答文を生成する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ユーザへの自動応答において擬似的に種々の人格を付与することができる。
図1は、本発明の実施の形態における会話文生成装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態における会話文生成装置10の構成を更に具体的に示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態で用いられるエージェント情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態で用いられるユーザ属性情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態で用いられる意図設定ルールの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態で用いられる会話テンプレートの一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態における会話文生成装置の動作を示すフロー図である。 図8は、本発明の実施の形態における会話文生成装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラムについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態における会話文生成装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における会話文生成装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す本実施の形態における会話文生成装置10は、ユーザ20によって入力された文に対して、仮想上のエージェント(図1において図示せず)からの応答文を生成するための会話文生成装置である。
図1に示すように、会話文生成装置10は、応答文生成部11と、情報格納部12とを備えている。このうち、情報格納部12は、エージェント毎に、各エージェントの特性を特定するエージェント情報13を格納している。
応答文生成部11は、ユーザ20から文が入力されると、予め作成されている会話テンプレート14のなかから、入力された文に対応する文を選択する。また、応答文生成部11は、複数のエージェントのうち利用されるエージェントのエージェント情報13に基づいて、選択した文を加工して、応答文を生成する。
このように、本実施の形態では、複数のエージェント情報が予め用意されており、エージェント毎に相応しい応答文が生成される。このため、本実施の形態によれば、ユーザへの自動応答において擬似的に種々の人格を付与することができる。
ここで、本実施の形態における会話文生成装置10について、図2を用いて更に具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態における会話文生成装置10の構成を更に具体的に示すブロック図である。
まず、本実施の形態1では、会話文生成装置10は、インターネット上において、複数の自動会話サービスを提供している。エージェントは、この自動会話サービス毎に設定される。
例えば、ゲーム会社が自社のサイトにおいて、ユーザとゲームのキャラクターとの会話を実現する場合に、会話文生成装置10による自動会話サービスが利用される。この場合、エージェントは、ゲームのキャラクターとして振る舞う必要があるため、情報格納部12には、ゲームのキャラクターの特性を特定するエージェント情報が格納される。また、ユーザ20が、このゲーム会社のサイトの登録ユーザである場合に、ゲームのキャラクターとして振る舞うエージェントのエージェント情報が利用されて応答文が生成されることになる。
なお、図1の例では、会話文生成装置10によって提供される自動会話サービスの数が、3つである(自動会話サービス(1)〜(3))。このため、エージェントの数、即ち、エージェント情報の数も3つとなっているが、本実施の形態においてエージェント情報13の数は特に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、ユーザ20は、端末装置21を介して、会話を構成する文を入力する。このとき、端末装置21における文の入力は、キーボード、タッチパネルといった入力機器を用いて行われていても良いし、ユーザの発話を音声認識処理することによって行われていても良い。また、端末装置21としては、汎用のコンピュータ、スマートフォン、タブレット型の端末装置等が挙げられる。
また、図1に示すように、本実施の形態では、情報格納部12は、エージェント情報13に加えて、ユーザ属性情報15と意図設定ルール16も格納している。ユーザ属性情報15は、ユーザ毎に、各ユーザの属性を特定する情報である。意図設定ルール16は、エージェント毎に、ユーザ20の状況に応じて各エージェントにおける応答文の意図を設定するための、ルールである。
加えて、自動会話サービス毎に、必要となる、エージェント情報13、ユーザ属性情報15、及び意図設定ルール16は、異なっている。よって、本実施の形態では、情報格納部12においては、自動会話サービス毎に、必要となる情報を登録したデータベース(自動会話サービス(1)用DB、自動会話サービス(2)用DB、及び自動会話サービス(3)DB)が構築されている。
更に、図1に示すように、本実施の形態では、会話文生成装置10は、応答文生成部11及び情報格納部12に加えて、意図設定部17と会話テンプレート格納部18とを備えている。意図設定部17は、ユーザによって入力された文に含まれる語彙に基づいて、ユーザ20の状況を特定し、特定したユーザ20の状況を、利用されるエージェントの意図設定ルールに照合する。そして、意図設定部17は、照合によって得られた意図を、利用されるエージェントの意図として設定する。
また、会話テンプレート格納部18は、会話テンプレート14を格納している。本実施の形態では、図1に示すように、会話テンプレート14は、エージェント毎に設定されている。
本実施の形態では、応答文生成部11は、ユーザから文が入力されると、文を入力したユーザのユーザ属性情報を取得する。更に、応答文生成部11は、ユーザ属性情報から、利用されるエージェントを特定し、特定したエージェントに対応する会話テンプレート14を取得する。
そして、応答文生成部11は、意図設定部17によって設定された意図に基づいて、取得した会話テンプレート14のなかから、入力された文に対応する文を選択する。その後、応答文生成部11は、エージェント情報と、取得したユーザ属性情報とに基づいて、選択した文を加工して、応答文を生成する。
ここで、図3〜図6を用いて、エージェント情報、ユーザ情報、感情設定ルールの具体例と、応答文生成部11による応答文作成の具体例とについて説明する。
図3は、本発明の実施の形態で用いられるエージェント情報の一例を示す図である。図3の例では、エージェント情報は、エージェントにおける、「所属する自動会話サービスの名称(又は識別子)」「名称」、「性別」、「年齢」、「好物」、「好きなこと」、「嫌いなこと」で構成されている。また、本実施の形態においてエージェント情報の内容は特に限定されるものではない。
図4は、本発明の実施の形態で用いられるユーザ属性情報の一例を示す図である。図4の例では、ユーザ属性情報は、ユーザにおける、「利用する自動会話サービスの名称(又は識別子)」、「ID」、「愛称」、「性別」、「年齢」で構成されている。なお、本実施の形態においてユーザ属性情報の内容は特に限定されるものではない。
図5は、本発明の実施の形態で用いられる意図設定ルールの一例を示す図である。図5の例では、意図設定ルールは、「ユーザの状況」と、それに対応する「エージェントにおける応答の意図」との組み合せによって構成されている。また、本実施の形態では、組み合わせの数、組み合わせの内容は、特に限定されるものではない。
図6は、本発明の実施の形態で用いられる会話テンプレートの一例を示す図である。図6の例では、会話テンプレートは、「適用条件」とそれに対応する「テンプレート」との組み合わせによって構成されている。このうち「適用条件」は、対応する「テンプレート」を適用するための条件であり、意図設定ルールにおける「ユーザの状況」と「エージェントにおける応答の意図」とで規定されている。
また、「テンプレート」は、応答文の元となる文であり、対応するエージェントに固有の言い回しがある場合は、その言い回しが反映されている。テンプレートの[]の部分には、エージェント情報及びユーザ属性情報の対応する情報が入力される。また、会話テンプレートにおいても、組み合わせの数、組み合わせの内容は、特に限定されるものではない。
[装置動作]
次に、本実施の形態における会話文生成装置10の動作について図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態における会話文生成装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図6を参酌する。また、本実施の形態では、会話文生成装置10を動作させることによって、会話文生成方法が実施される。よって、本実施の形態における会話文生成方法の説明は、以下の会話文生成装置10の動作説明に代える。
図7に示すように、まず、ユーザ20が、端末装置21から、会話を構成する文のテキストデータと、自身のユーザIDとを送信してくると、会話文生成装置10において、応答文生成部11は、これらを受け付ける(ステップA1)。
次に、応答文生成部11は、ステップA1で受け付けたユーザIDを、ユーザ属性情報15(図4参照)に照合して、ユーザが利用する自動会話サービスを特定する(ステップA2)。
次に、応答文生成部11は、情報格納部12から、ステップA1で受け付けたユーザIDに対応するユーザ属性情報15と、ステップA2で特定した自動会話サービスに対応するエージェント情報13、意図設定ルール16、及び会話テンプレート14とを取得する(ステップA3)。
次に、応答文生成部11は、ステップA1で受け付けたテキストデータに対して解析処理を実行する(ステップA4)。具体的には、応答文生成部11は、まず、テキストデータに対して、形態素解析及び統語解析といった自然言語処理を行い、解析結果を、意図設定部17に入力する。
続いて、意図設定部17は、解析結果を参照し、テキストデータを構成する基本句のうち、述語、修飾語に該当する基本句を抽出する。更に、意図設定部17は、と、意図設定ルール(図5参照)として登録されている「ユーザの状況」それぞれとを対比し、例えば、両者の類似度を求める等して、抽出した基本句に最も合致する「ユーザの状況」を特定する。そして、意図設定部17は、特定した「ユーザの状況」に対応する「エージェントにおける応答文の意図」を特定し、これを利用されるエージェントの意図として設定する。
次に、応答文生成部11は、予め作成されている会話テンプレート14の中から、ステップA4で特定された「ユーザの状況」と「エージェントにおける応答文の意図」とに対応するテンプレート(図6参照)を選択する(ステップA5)。更に、応答文生成部11は、選択した会話テンプレート14に、ステップA3で取得したユーザ属性情報15とエージェント情報13とを適用して、最終的な応答文を生成する。
その後、応答文生成部11は、ステップA5で生成した応答文を、ステップA1でユーザIDを受け付けたユーザ20の端末装置21へと送信する(ステップA6)。これにより、ユーザ20の端末装置21の画面には、ユーザが利用するWebサイトに登場するキャラクターがあたかも応答したかのように、応答文が表示される。
[プログラム]
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップA1〜A6を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における会話文生成装置10と会話文生成方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、応答文生成部11、及び意図設定部17として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態では、情報格納部12及び会話テンプレート格納部18は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置によって構築されていても良いし、データベースとして機能する別のコンピュータの記憶装置によって構築されていても良い。
[実施の形態における効果]
以上のように、本実施の形態における会話文生成装置10によれば、複数のエージェントを設定でき、エージェント毎に、特有の応答文を作成することが可能となる。つまり、ユーザへの自動応答において擬似的に種々の人格を付与することができる。このため、本実施の形態によれば、エージェントの特性が異なる複数の自動会話サービスを提供することができる。
[変形例]
上述した例では、エージェント情報13及び会話テンプレート14は、自動会話サービス毎に作成されているが、本実施の形態はこれに限定されない。例えば、同じ自動会話サービスを利用するユーザ毎に、エージェント情報13及び会話テンプレート14に対して、異なる複数のバリエーションが設定されていても良い。このような態様とした場合は、各ユーザに対して、より最適な応答文が作成されることになる。
また、本実施の形態では、意図設定部17は、上述のステップA4において、意図設定ルールによって応答文の意図を設定する代わりに、エージェントの感情を表す感情値(楽しい程、値が高くなり、悲しい程、値が低くなる値)を推定することもできる。感情値の推定は、例えば、基本句毎に予め値を設定し、入力されたテキストデータを構成する基本句の値を累積することによって行うことができる。
そして、意図設定部17によって感情値が推定される場合は、会話テンプレートとしては、適用条件が「感情値」と「ユーザの状況」とで規定されたものが用いられる。この場合、応答文生成部11は、予め作成されている会話テンプレート14の中から、意図設定部17によって推定された「感情値」と、「ユーザの状況」とに基づいて、利用するテンプレートを選択する。
また、意図設定部17が感情値を推定する場合においては、エージェント情報は、エージェントの性格を示す数値、例えば、0〜10の範囲で、「さびしがり」、「やさしい」、「怒りやすい」、「おせっかい」等の項目毎に設定された数値を含んでいても良い。この場合、意図設定部17は、感情値を推定するに際して、基本句の各値又は累計値を、性格を示す数値の大きさに応じて補正することができる。具体的には、累積値がマイナスになった場合は、累積値に「さびしがり」に設定された値が乗算される。この結果、エージェントの性格がより表された感情値が推定されることになる。
なお、本実施の形態において、応答文の生成方法は、上述してきた例に限定されることはない。例えば、本実施の形態では、応答文生成部11は、入力文と応答文とが1対1で設定された会話集を用いて応答文を生成しても良い。
また、上述した例では、エージェント情報13及びユーザ属性情報15は、会話文生成装置10の管理者等によって予め作成されているが、本実施の形態はこれに限定されることはない。本実施の形態は、例えば、ユーザ20が、端末装置21を介して、エージェント情報13及びユーザ属性情報15を変更できる態様であっても良い。
[物理的構成]
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、会話文生成装置10を実現するコンピュータについて図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態における会話文生成装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図8に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
以上のように、本発明によれば、ユーザへの自動応答において擬似的に種々の人格を付与することができる。本発明は、自動会話システムに有用である。
10 会話文生成装置
11 応答文生成部
12 情報格納部
13 エージェント情報
14 会話テンプレート
15 ユーザ属性情報
16 意図設定ルール
17 意図設定部
18 会話テンプレート格納部
20 ユーザ
21 端末装置
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (12)

  1. ユーザによって入力された文に対して、仮想上のエージェントからの応答文を生成するための会話文生成装置であって、
    複数の前記エージェントそれぞれ毎に、当該エージェントの特性を特定するエージェント情報を格納している、情報格納部と、
    前記ユーザから文が入力されると、予め作成されている会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択し、複数の前記エージェントのうち利用されるエージェントの前記エージェント情報に基づいて、選択した文を加工して、前記応答文を生成する、応答文生成部と、
    を備えている、ことを特徴とする会話文生成装置。
  2. 前記情報格納部が、更に、前記ユーザ毎に、当該ユーザの属性を特定するユーザ属性情報を格納し、
    前記応答文生成部が、前記ユーザから文が入力されると、文を入力した前記ユーザの前記ユーザ属性情報を取得し、前記エージェント情報と取得した前記ユーザ属性情報とに基づいて、選択した文を加工して、前記応答文を生成する、
    請求項1に記載の会話文生成装置。
  3. 前記情報格納部が、更に、複数の前記エージェントそれぞれ毎に、前記ユーザの状況に応じて当該エージェントにおける応答文の意図を設定するための、意図設定ルールを格納し、
    前記ユーザによって入力された文に含まれる語彙に基づいて、前記ユーザの状況を特定し、更に、特定した前記ユーザの状況を、利用されるエージェントの前記意図設定ルールに照合し、照合によって得られた意図を、利用されるエージェントの応答文の意図として設定する、意図設定部を更に備え、
    前記応答文生成部が、設定された前記意図に基づいて、予め作成されている前記会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、
    請求項1または2に記載の会話文生成装置。
  4. 前記会話テンプレートが、前記複数の前記エージェントそれぞれ毎に、作成されており、
    前記応答文生成部が、前記ユーザから文が入力されると、利用される前記エージェントに対応する前記会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の会話文生成装置。
  5. ユーザによって入力された文に対して、仮想上のエージェントからの応答文を生成するための会話文生成方法であって、
    (a)前記ユーザから文が入力されると、予め作成されている会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、ステップと、
    (b)複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成されている、当該エージェントの特性を特定するエージェント情報のうち、利用されるエージェントの前記エージェント情報を取得し、取得した前記エージェント情報に基づいて、前記(a)のステップで選択した文を加工して、前記応答文を生成する、ステップと、
    を有している、ことを特徴とする会話文生成方法。
  6. (c)前記ユーザから文が入力された場合に、前記ユーザ毎に作成されている、当該ユーザの属性を特定するユーザ属性情報の中から、文を入力した前記ユーザの前記ユーザ属性情報を取得する、ステップを更に有し、
    前記(b)のステップにおいて、前記エージェント情報と前記(c)のステップで取得した前記ユーザ属性情報とに基づいて、前記(a)のステップで選択した文を加工して、前記応答文を生成する、
    請求項5に記載の会話文生成方法。
  7. (d)複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成されている、前記ユーザの状況に応じて当該エージェントにおける応答文の意図を設定するための、意図設定ルールの中から、利用されるエージェントの前記意図設定ルールを取得する、ステップと、
    (e)前記ユーザによって入力された文に含まれる語彙に基づいて、前記ユーザの状況を特定し、更に、特定した前記ユーザの状況を、前記(d)のステップで取得された前記意図設定ルールに照合し、照合によって得られた意図を、利用されるエージェントの応答文の意図として設定する、ステップと、
    前記(a)のステップにおいて、前記(e)のステップで設定された前記意図に基づいて、予め作成されている前記会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、
    請求項5または6に記載の会話文生成方法。
  8. 前記(a)のステップにおいて、前記ユーザから文が入力されると、前記複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成された前記会話テンプレートのうち、利用される前記エージェントに対応する前記会話テンプレートを選択し、選択した前記会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、
    請求項5〜7のいずれかに記載の会話文生成方法。
  9. ユーザによって入力された文に対する仮想上のエージェントからの応答文を、コンピュータによって生成するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)前記ユーザから文が入力されると、予め作成されている会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、ステップと、
    (b)複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成されている、当該エージェントの特性を特定するエージェント情報のうち、利用されるエージェントの前記エージェント情報を取得し、取得した前記エージェント情報に基づいて、前記(a)のステップで選択した文を加工して、前記応答文を生成する、ステップと、
    を実行させる、プログラム。
  10. (c)前記ユーザから文が入力された場合に、前記ユーザ毎に作成されている、当該ユーザの属性を特定するユーザ属性情報の中から、文を入力した前記ユーザの前記ユーザ属性情報を取得する、ステップを更に前記コンピュータに実行させ、
    前記(b)のステップにおいて、前記エージェント情報と前記(c)のステップで取得した前記ユーザ属性情報とに基づいて、前記(a)のステップで選択した文を加工して、前記応答文を生成する、
    請求項9に記載のプログラム。
  11. (d)複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成されている、前記ユーザの状況に応じて当該エージェントにおける応答文の意図を設定するための、意図設定ルールの中から、利用されるエージェントの前記意図設定ルールを取得する、ステップと、
    (e)前記ユーザによって入力された文に含まれる語彙に基づいて、前記ユーザの状況を特定し、更に、特定した前記ユーザの状況を、前記(d)のステップで取得された前記意図設定ルールに照合し、照合によって得られた意図を、利用されるエージェントの応答文の意図として設定する、ステップとを、
    更に前記コンピュータに実行させ、
    前記(a)のステップにおいて、前記(e)のステップで設定された前記意図に基づいて、予め作成されている前記会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、
    請求項9または10に記載のプログラム。
  12. 前記(a)のステップにおいて、前記ユーザから文が入力されると、前記複数の前記エージェントそれぞれ毎に作成された前記会話テンプレートのうち、利用される前記エージェントに対応する前記会話テンプレートを選択し、選択した前記会話テンプレートのなかから、入力された文に対応する文を選択する、
    請求項9〜11のいずれかに記載のプログラム。
JP2013203734A 2013-09-30 2013-09-30 会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラム Withdrawn JP2015069455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013203734A JP2015069455A (ja) 2013-09-30 2013-09-30 会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013203734A JP2015069455A (ja) 2013-09-30 2013-09-30 会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015069455A true JP2015069455A (ja) 2015-04-13

Family

ID=52836039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013203734A Withdrawn JP2015069455A (ja) 2013-09-30 2013-09-30 会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015069455A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017068817A1 (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 ソニー株式会社 情報処理システム、および情報処理方法
WO2017130497A1 (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 ソニー株式会社 通信システムおよび通信制御方法
US10852813B2 (en) 2016-02-26 2020-12-01 Sony Corporation Information processing system, client terminal, information processing method, and recording medium
CN113612677A (zh) * 2015-10-20 2021-11-05 索尼公司 信息处理系统和信息处理方法
US11595331B2 (en) 2016-01-28 2023-02-28 Sony Group Corporation Communication system and communication control method
JP7416390B1 (ja) 2023-08-28 2024-01-17 株式会社サマデイ メンタリングシステム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017068817A1 (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 ソニー株式会社 情報処理システム、および情報処理方法
CN107924372A (zh) * 2015-10-20 2018-04-17 索尼公司 信息处理系统和信息处理方法
CN113612677A (zh) * 2015-10-20 2021-11-05 索尼公司 信息处理系统和信息处理方法
CN107924372B (zh) * 2015-10-20 2021-11-30 索尼公司 信息处理系统和信息处理方法
US11336594B2 (en) 2015-10-20 2022-05-17 Sony Corporation Information processing system and information processing method
WO2017130497A1 (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 ソニー株式会社 通信システムおよび通信制御方法
JPWO2017130497A1 (ja) * 2016-01-28 2018-11-22 ソニー株式会社 通信システムおよび通信制御方法
US11159462B2 (en) 2016-01-28 2021-10-26 Sony Corporation Communication system and communication control method
US11595331B2 (en) 2016-01-28 2023-02-28 Sony Group Corporation Communication system and communication control method
US10852813B2 (en) 2016-02-26 2020-12-01 Sony Corporation Information processing system, client terminal, information processing method, and recording medium
US11327556B2 (en) 2016-02-26 2022-05-10 Sony Corporation Information processing system, client terminal, information processing method, and recording medium
JP7416390B1 (ja) 2023-08-28 2024-01-17 株式会社サマデイ メンタリングシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10796100B2 (en) Underspecification of intents in a natural language processing system
CN107636648B (zh) 基于情绪标识来构造响应
JP2015069455A (ja) 会話文生成装置、会話文生成方法、及びプログラム
US10410628B2 (en) Adjusting a ranking of information content of a software application based on feedback from a user
US9818406B1 (en) Adjusting user experience based on paralinguistic information
JP2019503526A (ja) ダイアログ・システムにおけるパラメータ収集および自動ダイアログ生成
US20180011931A1 (en) Master content summaries for variant content
US11822868B2 (en) Augmenting text with multimedia assets
US11586689B2 (en) Electronic apparatus and controlling method thereof
WO2015148278A1 (en) Computer generated natural language outputs in question answer systems
US20180122369A1 (en) Information processing system, information processing apparatus, and information processing method
CN112424768A (zh) 电子设备及其控制方法
CN105677931A (zh) 信息搜索方法和装置
US10832283B1 (en) System, method, and computer program for providing an instance of a promotional message to a user based on a predicted emotional response corresponding to user characteristics
KR20220141891A (ko) 디지털 액션 실행을 위한 인터페이스 및 모드 선택
CN112434524A (zh) 一种文本信息处理方法、装置、电子设备及存储介质
Kharb et al. Embedding intelligence through cognitive services
El Hefny et al. Towards a generic framework for character-based chatbots
WO2017083205A1 (en) Provide interactive content generation for document
CN106383865B (zh) 基于人工智能的推荐数据的获取方法及装置
CN114969295A (zh) 基于人工智能的对话交互数据处理方法、装置及设备
JP6680472B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2021012660A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
Tuzovic et al. Alexa-What's on my shopping list? Investigating consumer perceptions of voice-controlled devices
US11842206B2 (en) Generating content endorsements using machine learning nominator(s)

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20150123

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20150415